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【進撃の巨人】俺「安価で巨人を駆逐する」
- 1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/27(土) 14:14:26.69 ID:Wh98iXQp0
- 進撃の巨人安価コンマスレ
巻き戻し制限有り
コンマゾロ目は全てスーパークリティカル扱い
コンマの連取り無し(選択肢等を間に挟んだ場合有効、単発末尾Oが取った連続で取った場合は確認する時有り)
ストーリー中の選択肢取った後の変更は原則的に無し
俺の初期設定(ウォールローゼ北部の領民、クリスタとは極めて仲が良い)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1714194866
- 2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/27(土) 14:22:23.89 ID:Wh98iXQp0
-
────その日、人類は思い出した
奴等に支配されていた恐怖を…
シガンシナ区
シガンシナ区住民達「「「…。」」」
エレン&アルミン&ミカサ「「「…。」」」
壁「」
超大型巨人「」
アルミン「そんな…あの壁は、50メートルだぞ!?」
エレン「奴だ…。巨人だ!」
超大型巨人「」蹴りブンッ
シガンシナ区壁「」ドゴ-ン!!!
アルミン「あ…ぁ…壁に、穴を開けられた…」
アルミン「もう…駄目なんだ…。この街は…もう…」
アルミン「無数の巨人に占領される!!」
巨人達「「「」」」ズシ-ン...ズシ-ン...
──鳥籠の中に囚われていた屈辱を…
- 3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/27(土) 14:23:26.08 ID:Wh98iXQp0
- ─シガンシナ区の壁が破壊される5年前
ウォールローゼ北部
レイス領
牧場
馬「」
ヒストリア「ねえ俺、どうしてこの世界には壁があるの?」
俺「え?壁?」
ヒストリア「あれ。見えるでしょ?」スッ
ウォールローゼ「」
ヒストリア「あの壁は何の為にあるの?」
俺「あー…俺も母さんから聞いただけなんだが、壁の向こうには巨人が居るらしい」
ヒストリア「巨人?」
俺「俺達より何十倍、いや何百倍も大きい怪物だって。巨人に見つかると俺達普通の人は簡単に食べられてしまうらしい」
ヒストリア「そうなんだ。あの壁の向こうにはそんな怪物が居るんだ」
俺「いや、この壁の向こうにもまた壁があって、それからシガンシナ区もあるからそのまた向こうだな」
ヒストリア「へえ。俺は物知りなんだね」
俺「そりゃあ、俺ヒストリアより歳上だし…これくらい知ってるさ」
ヒストリア「私は知らなかったよ?」
俺「と言うか、母さんから聞いた事無いのか?」
ヒストリア「ううん。お母さんとは話した事無いから」
俺「変わってんな…」
ヒストリア「変わってるんだ私?」
俺「…。」
俺(彼女の名前はヒストリア、父親の仕事に着いて来た俺はこの牧場で一人で黙々と作業を行っていた彼女を見かけた)
- 4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/27(土) 14:23:59.85 ID:Wh98iXQp0
- 数日前
牧場
ヒストリア『んしょっと』草「」ストッ
周りの大人達「「…。」」
俺(なんだあの子供?…)
母親らしき人「…。」ペラッ
俺(一人でずっと仕事して…皆んな無視か?…)
俺『父さん、俺暇だしあの子の手伝いをしてくるよ』
父親『や、やめなさい!余計な事をするのは!』
俺『え?余計な事?…』ビクッ
父親『そうだ。あの子とは関わるな』
俺『…。』
俺(何だよそれ…?何で…)
ヒストリア『わあっ!?』ガッドサッ
藁「」バサッ
ヒストリア『ああ、落としちゃった…。拾わないと…』スタスタ
俺(鈍臭い奴だな…)
俺(好奇心旺盛だった俺は、父親に反対されたからこそ…逆にあの子に興味を持ち…)
俺(ある日、勝手に牧場に忍び込んで声を掛けてみた)
ヒストリア『うんしょっ…うんしょっ…』バケツ「」
俺『そんな量一人で持つと、またこけて溢すぞ』
ヒストリア『あ…』
俺『ほら、これなら重たくないだろ?』スッ
ヒストリア『あ…』
俺『ほら、向こうに持ってくんだろ。一緒に持ってやるよ』
ヒストリア『ありがとう…?』
俺(何だよ父さん…。普通の女の子じゃんか…)
俺(それが、俺とヒストリアとの出会いだった)
俺(それから俺は、ちょくちょく牧場に来てはヒストリアと話すようになった)
- 5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/27(土) 14:24:34.61 ID:Wh98iXQp0
- 牧場
俺「ヒストリアは友達とか居ないのか?」
ヒストリア「友達って何?」
俺「え?何って、うーん…」
ヒストリア「??」
俺「一緒に居たら楽しいって感じる人?…」
ヒストリア「そう言う事なら、私にも友達なら居るよ」
俺「あっ、そっか。ちゃんと友達が…」
ヒストリア「牧場のお馬さん達はよく私に話しかけてくれるんだ」
俺「…。」
俺「ヒストリア、馬は人じゃ無いぞ…」
ヒストリア「そうなの?」
俺「ちゃんと俺達と同じ身体をした人間なら?」
ヒストリア「ここに居るよ」
俺「えっ?…」
ヒストリア「一緒に居て楽しいって感じる人なら、俺は私の友達でしょ?」
俺「……。」
ヒストリア「あれ?違うの?」
俺「いや、そう…だけど…」
ヒストリア「フフッ、良かった」
俺「…もしかしてヒストリアって、ここから出た事無いのか?」
ヒストリア「無いよ。ずっと家と牧場に居る」
俺「母親とどっか出掛けたり…」
ヒストリア「お母さんはずっと本読んでるから。夜になったらいっつもお洒落して一人で街へ行くけど、私はいつも留守番」
俺「そう…なんだ…」
ヒストリア「俺はお母さんと何処か出掛けるの?」
俺「そりゃまぁ色々話すし、一緒に出掛けたり…偶にめちゃくちゃ怒られたりもするけど…」
ヒストリア「俺の所はちゃんと本に書いてあった通りなんだね」
俺「本?」
ヒストリア「うん。お母さんがよく読んでる本。どの本にも親って言うのは子供の事が気になって抱いたり叱ったりするって書いてたから」
ヒストリア「私の知ってる親とは違うなって思ってたんだ」
俺「それならヒストリアもいっそ、お母さんに抱き付いてみれば?」
ヒストリア「え?」
俺「そしたら何かしら、反応を貰えるんじゃないか?」
ヒストリア「…。」
- 6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/27(土) 14:25:36.43 ID:Wh98iXQp0
- 牧場
俺「ヒストリア〜。遊びに来たぞ」スタスタ
ヒストリア「あ、俺!ちょうど良かった!」
俺「ちょうど良かった?」
ヒストリア「今日お母さん、あそこの木の下で本読んでるからこの前言ってたように抱きついてみようと思うの」
ヒストリア母「…。」ペラッ
ヒストリア「俺も、見守っててくれる?」
俺「うん、頑張ってな」
ヒストリア「じゃあ行ってくるね」スタスタ
俺(正直、ヒストリアのお母さんがヒストリアから抱きしめられたらどんな反応するのか俺も気にはなっていた)
俺(どうなるんだろ?)
ヒストリア「…//」スタスタ
ヒストリア母「…。」ペラッ...
ヒストリア「お母さん!」バッ
ヒストリア母「ヒッ…いやああぁぁっ!!」バッ
ヒストリア顔「!?」ガシッ
ヒストリア「」ポイッ!ゴロゴロ...
俺「え…」
俺(自分の子供を、突き飛ばした?…)
- 7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/27(土) 14:26:39.55 ID:Wh98iXQp0
- 牧場
ヒストリア「ぁ…」鼻血「」タラ...
ヒストリア母「こいつを殺す勇気が…あたしにあれば…」ポロポロ...
ヒストリア「??」
俺「…。」ゴクリ...
俺「ヒストリア!大丈夫か?…」タッタッタッ
ヒストリア「あ、俺見ててくれた?」
俺「え?…」
ヒストリア「お母さんに抱き付いてみたらね、お母さんね。私の事を突き飛ばしてくれたんだよ」
俺「ヒストリア…」
ヒストリア「どうしたの?」
俺「あ、いや…良かった…な…」
ヒストリア「うん!」
俺(ヒストリアのお母さんが自分の子供に発する発言も…)
俺(突き飛ばされた事を嬉々として俺に報告するヒストリア自身も、全く違う環境で育った俺からしたら…どっちも狂ってるように感じた…)
俺(普通の子供ならそこで、奇妙な親子関係をしてる普通じゃ無いヒストリア達にビビって本能的に近寄らなくなるのだが…)
俺(俺は…)
1ヒストリアを可哀想な子だと感じ、せめて俺だけは優しくしてやろうと接し続けた
2自分の知らない未知の親子関係をしてるヒストリアに逆に興味を持ち、知的好奇心のみで接し続けた
3変な親子…とは思っていたが、鈍感だった俺はソレに恐怖感情なんか持たずに友達なのでただ接し続けた
多数決下3
- 8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/04/27(土) 14:27:33.11 ID:j5KEWL1AO
- 3
- 9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/04/27(土) 14:38:36.91 ID:GPh41OqJ0
- 3
- 10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/27(土) 14:55:08.29 ID:Wh98iXQp0
- 牧場
ヒストリア母「…。」スタスタ
俺「…。」
俺(どっか行っちゃった…)
俺「えっと…とりあえず、鼻血拭くか?」スッ
ヒストリア「あ…鼻血出てるんだ。ありがと」ズッ
俺「あっと…なんか遊べる物とか無いかな?」キョロキョロ
ヒストリア「じゃあ馬に乗ってみる?」
俺「馬に乗る?」
ヒストリア「うん。速くて気持ち良いよ」
俺「乗馬か…」
俺(変な親子…とは思っていたが、鈍感だった俺はソレに恐怖感情なんか持たずに友達なのでただ接し続けた)
馬「」
ヒストリア「この子、良い子だし暴れないから」
俺「お、おう…」ドキドキ...
ヒストリア「ここに足かけて、後はそのまま鎧に跨るだけ」
俺「分かった。乗ってみる」スッ
馬「」
運動神経
コンマ下二桁
00直ぐにクリスタ以上に完璧に乗りこなした(実はアッカーマン家の血筋)
81以上直ぐにコツを掴んで乗る事は出来た(ライナー並み)
41〜80少しは乗れたが落下した(コニー並み)
40以下乗る事すら失敗して馬から落馬した(アルミン並み)
安価下
- 11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/04/27(土) 14:56:09.02 ID:VpZz3sK90
- あ
- 12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/27(土) 15:02:55.28 ID:Wh98iXQp0
- コンマ02(運動神経最低レベル)
牧場
俺「よっと…うわっ!?」ドサッ
ヒストリア「あはは。何やってるの?未だ乗れてすら無いよ」
俺「そんな簡単に言うけど難しいぞ…」
ヒストリア「えー?簡単だよ。見てて」スッ
馬「ヒストリア「」」ストッ
ヒストリア「ねっ、簡単でしょ?」
俺(マジか…)
ヒストリア「ちょっとお散歩しよ。走ってみて」スッ
馬「」パカラッパカラッ
ヒストリア「ほら、速くて気持ち良いよ」
俺「…。」
俺(歳上なのに、馬にすら跨がれ無かった俺…)
俺(あんな小さいのに乗馬が上手いヒストリア…)
ヒストリア「あははは」
馬「」パカッパカッ
俺「そういや俺、身体動かすのって苦手だったなぁ…」
- 13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/27(土) 15:21:23.49 ID:Wh98iXQp0
- 翌日
牧場
ヒストリア「よいしょっ…」
俺「ヒストリア、毎日毎日頑張ってるな」スタスタ
ヒストリア「あ、俺。今日も来てくれたんだ!」
俺「何か手伝おうか?」
ヒストリア「じゃああっちから藁を運ぶの手伝ってくれる?」
俺「分かった」チラッ
木の下「」
俺「今日はヒストリアのお母さん、あそこで本読んでないんだな」
ヒストリア「お母さん、昨日の夜出て行ったよ」
俺「え?…」
ヒストリア「これからは別の家で暮らすんだって」
俺「そ、そうなんだ…」
ヒストリア「うん」
俺「じゃあ今って、ヒストリア一人で暮らしてるのか?…」
ヒストリア「そうだよ」
俺「…。」
俺「なんつーか、凄いな…」
ヒストリア「どうして?」
俺「いや、ヒストリアのその年齢で一人で生きて行くなんて俺には無理だろうから…」
ヒストリア「そうかな?普通だと思うけど」
俺(普通…なのか?これが…)
俺(…いや、流石に普通じゃ無いよな。それは幾ら俺にだって分かる)
俺(ヒストリアはこの牧場の世界しか知らないから、これが普通だって思ってるけど…)
俺「ヒストリア、街に出てみないか?」
ヒストリア「街に?…」
俺「ああ。もうお母さんも居ないなら、出ても怒られる事なんか無いだろ」
ヒストリア「でも私、ここの事しか分からないし…」
俺「大丈夫。俺が一緒に着いてるから」
ヒストリア「分かった。俺が一緒に行ってくれるなら…」
俺(…ヒストリアにはもう少し、外の世界の事を知って貰った方が良いよな)
- 14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/27(土) 15:54:00.77 ID:Wh98iXQp0
- ウォールローゼ北部
街
ヒストリア「ここが街…」
パン屋「」
果物屋「」
アクセサリー屋「」
店主達「いらっしゃいいらっしゃい」
俺「人が多いだろ?」
ヒストリア「う、うん…」
駐屯兵団「ふわぁ〜…」
ヒストリア「あの人はあそこで立って何をしてるの?」
俺「あの服は駐屯兵団の兵士の人かな」
ヒストリア「駐屯兵団?」
俺「この大きな壁を守ってる兵士さ」
ウォールローゼ「」
ヒストリア「壁を守る…それって、この前俺が言ってた巨人から?」スタスタ
俺「ああ…まぁ、もし2枚目の壁のここまで巨人が迫って来たとしたら人類はもう終わりだろうけど…」
ヒストリア「そうなの?…あの人、欠伸して凄い暇そうにしてたけど…」
俺「この世界には3つの兵団があるんだ。先ず一つが、さっきの兵士の人のような駐屯兵団」
俺「主に壁の補強や街を守る人だな」
俺「もう一つが頭良い人の集まりのエリート集団って呼ばれてる憲兵団」
俺「この壁より更に内側、向こうのウォールシーナの中に居る王の近衛兵。この壁の中の法律を守る為の兵団かな」
ヒストリア「ふうん」
俺「最後に一番危険な調査兵団。彼等は壁外調査が主な任務だ」
ヒストリア「でも壁外って巨人が居るんでしょ?」
俺「ああ…だからこそ巨人と戦闘にもなるし、最も命を失いやすい。一番リスクの高い兵団かな…」
俺「ウォールマリアの更にもう一枚。このウォールローゼの中だと彼等を見かける事は滅多に無いだろうけど」
ヒストリア「色々あるのね」
俺「まぁ俺達には関係無い事だろうけど…」
- 15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/04/27(土) 15:55:59.50 ID:Wh98iXQp0
- ウォールローゼ北部
街
ヒストリア「わぁ…」
俺「うん?」
アクセサリー「」キラキラ
ヒストリア「何これ?綺麗な石」
俺「ああ、アクセサリーか…。大人になったらヒストリアもこう言うの…」
アクセサリー屋店主「か、帰ってくれ!?」ビクッ!!
ヒストリア「え?…」
俺「うん?…」
アクセサリー屋店主「お前等に売る物なんかここにはねえぞ!」
ヒストリア「あ…」
俺(そりゃ、俺達子供だからこんな高価な物買うお金は持って無いけど…)
俺(そんな言い方しなくても…)
俺(と言うか…何だ?…)
周りの大人達「「「」」」ヒソヒソ...
俺(周りの大人達が、こぞって俺等の事…と言うか、ヒストリアの事を見て…)
ヒストリア「??」
俺「…行こっか。ヒストリア」スッ
ヒストリア「え?俺?…」ギュッ
川の前
ヒストリア「急にどうしたの?」
俺「あ、いや…何か嫌な感じだったからさ…」
ヒストリア「嫌な感じ?…」
俺「うん…」
コンマ下二桁
61以上パン泥棒のユミルとぶつかった
60以下普通に街の中を散策して帰った
安価下
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