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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2
- 680 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/23(日) 21:06:22.45 ID:E7DB8GSf0
- ―夕方
トコナツシーサイドホテル
暗黒給仕少女「ふう……借金と宿泊費とお気持ち救出料を払える程度のお金は貯まったわね……。さて、後はあいつらが帰ってくるのを待つだけだけど……」
暗黒給仕少女「……この金を返した後はどうしようかしら……。いつまでもここで給仕を続けるのは性に合わないし、やっぱり大陸に戻ってバーッと稼げる商売をしたいわ……」
暗黒給仕少女「う〜ん……」
伝説の溶岩エイ「キュゥーン」ヒラヒラ
暗黒給仕少女「……ん、んん!!? で、でかっ……でっかい、空飛ぶエイ!!?」
伝説の溶岩エイ「キュゥン」フヨフヨ
イリス「ありがと、エイさん! 帰りまで送ってくれて!」ストッ
ミスティ「ありがとう……いきなり呼び出させて悪かったわね……」ストッ
エバンス「本当に助かったぜ! ありがとな!」スタッ
ローガン「感謝する。エイ殿も、どうかお達者で」スタッ
妖精「みんなを送ってくれてありがとね。あなたに、精霊の加護がありますよう……」パタパタ
クロシュ「えと、ありがと、エイさん……!」
伝説の溶岩エイ「キュウ、キュウ」モジモジ
クロシュ「ふえ……? フメイちゃん……?」
伝説の溶岩エイ「キュゥン」フヨフヨ
クロシュ「うん……きっと、大丈夫……。フメイちゃんは……わたしの、大切な友達だから……」
伝説の溶岩エイ「キュゥ〜」フヨフヨ
クロシュ「うん……。ここで……お祈り、しててね……」
伝説の溶岩エイ「キュゥ〜ン」フワッ ヒラヒラ…
イリス「行っちゃったね……」
ミスティ「不思議なエイだったわ……」
妖精「クロシュ、あのエイの言葉がわかったの?」
クロシュ「うん……。フメイちゃんのことが……心配だって……」
妖精「そうなんだ……」
エバンス「あのエイ……フメイちゃんが見つけてきてくれたんだよ。溶岩沼の底に溶岩洞が拡がってて、その先で眠ってたんだと」
妖精「……だから、フメイのことを心配してるのかな? 自分を……見つけて、起こしてくれたから……?」
ローガン「あのエイ殿と、フメイくんの間にどのような対話があったのかは我々にはわからぬが……。クロシュくんたちの命も、この島も命運も、かのエイ殿の助力なしには守れなかったのは確かだろう……。星の力こそ奪われてしまったが……決して、悪い結果ばかりというわけではないと私は思う」
妖精「そうだね……。前向きに考えていこう! 星の力は取られちゃったけど、5分の1じゃ世界を滅ぼすには全然足りないはずだもん!」
イリス「うん! 次は私たちが先に回収しちゃえば良いんだよ!」
ミスティ「……フメイに取られた分は、いつかまた説得なり何なりで取り返せば良いわ……。クロシュが泣いて頼めば、きっと返してくれるわよ」
クロシュ「ふえ……? 泣いて、頼むの……?」
妖精「……まあ、今回クロシュと一緒に戦ってた時のフメイ、すっごい嬉しそうだったもんねえ……。あの様子なら、がんばれば説得できそうな気がするよ、うん」
クロシュ「……うん! 説得、する……!!」
- 681 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/23(日) 21:07:34.41 ID:E7DB8GSf0
- 暗黒給仕少女「……なんかよくわかんないけど、一仕事終えたみたいね。あんたたち」
イリス「わっ! 待っててくれたの!?」
暗黒給仕少女「待てと言ったのはあなたたたちでしょうが。ちゃんと稼いだわよ、ほら」スッ
お金袋「」ジャラッ
妖精「どれどれ……うん、魔導飯盒の差額分と、これまでの宿泊費と、お気持ち分の救出料はちゃんと入ってる」
暗黒給仕少女「これでいいわよね?」
イリス「うん、ありがとう! これからどうするの?」
暗黒給仕少女「……」
↓1コンマ(これまでの交友により+30)
01-10 あなたたちに関係ある?
11-40 適当に稼いで島を出るわ
41-00 大陸まで連れてって♡
- 682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/23(日) 21:07:59.56 ID:VdR7UaJB0
- あ
- 683 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/23(日) 21:25:36.85 ID:E7DB8GSf0
- 暗黒給仕少女「……大陸まで、連れてって欲しいな♡」
妖精「……」
エバンス「……」
ローガン「……」
ミスティ「……」
イリス「え、ええと……」
クロシュ「?」
暗黒給仕少女「だ、だめ?」
妖精「運ぶのはクロシュだから……」
ミスティ「そうね……。クロシュ次第よ……」
クロシュ「えと……いいよ……? あ、でも……悪いことしちゃ……だめ、だよ……?」
暗黒給仕少女「!」パァァァ
イリス(わあ、すっごい嬉しそう……)
暗黒給仕少女「ありがとうクロシュ!! あんたはやっぱり一番世の中のことがわかってる! 最高のスライムよ!!」キャッキャ
クロシュ「ふえ……」
☆暗黒給仕少女を大陸まで送り届けることになりました
◆
- 684 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/23(日) 21:38:33.01 ID:E7DB8GSf0
- ―トコナツ火山島 滞在最終日
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:革の鎧 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:鉄の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◇暗黒少女 [悪徳商人]
武:ステーキナイフ 盾: 飾:貝殻の髪飾り
武: 防:給仕のエプロン 飾:
◯所持アイテム
・鉄鍋+携帯調理器具
・蜘蛛絹の下着
・ザリガニのお守り
・魔術書「星の魔力」
・魔族国永久旅券*5
・マジカルブラッドワイン
・反魂丹*2
・運命賽*3
・雨乞い傘
・フメイの服の切れ端
・精霊の印*5
・精霊樹の実のジャム
・精霊樹の鉢植え
・フメイとアリシラの人形
・お宿の焼き菓子
・お宿の妖精の織物
・メルルの帽子
・魔導飯盒
・妨害魔力波発生装置
・属性大全
・大きな巻き貝
・大きな軽石
・闇の欠片
・暗黒行商少女の契約書
・フリルワンピース水着
・魔法学園のスクール水着
・星竜の珠
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・魔法の練習[1/3]
・灼熱を制する方法を探す
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・星属性の練習[2/4](イリス)
……………………………………………………………………………………
□トコナツ火山島
沿岸部:シーサイドホテル、トコナツビーチ、海の家、海市、港、灯台、他
市街地:武具屋、雑貨屋、お土産屋、宝石屋、食材屋、食事処、酒場、浴場、冒険者ギルド、他
□旧トコナツ村周辺
支神殿:避難所、簡易宿泊所、僧堂、書庫、食堂、大浴場、簡易商店
農村部:果樹園、宿屋、温泉、溶岩川、溶岩沼
山間部:熱帯雨林、溶岩川、溶岩沼、トコナツ火山
- 685 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/23(日) 21:39:21.38 ID:E7DB8GSf0
- ―朝
トコナツシーサイドホテル
チュンチュン
暗黒少女「ふいー、このホテルとも明日でお別れか〜」
若女将「もうお別れなんですねえ……。寂しいです〜」ヨヨヨ
暗黒少女「ったく、散々こき使ってくれちゃって……。まあでも、接客の基本とか、お客様満足度の上げ方とか、学べたことは多かったわ」
若女将「ふふ、大陸に戻っても頑張ってくださいね。悪い商売はメッですよ?」
暗黒少女「ま、まあ善処するわ……」
*
ローガン「さて……出発は明日だが、やり残したことはないかね?」
イリス「や、やり残したことかあ……! 実をいうと、まだまだいっぱい観光したかったというか……」
エバンス「俺もだ……。仕事でも海の向こうまで行くことは滅多にないからな……」
ミスティ「……そうね……生まれて初めての海外……まだまだやりたいことはあるわ……。でも……」
イリス「うん……観光は、この任務が終わってからでもできるもんね……!」
ミスティ「ええ……。全てが終わったら、今度は本当の観光客としてのんびりしてみたいわね……」
エバンス「おう……! 今は、集中すべきことに集中するぜ!」
*
―トコナツビーチ
ザァーン ザザァーン…
カモメ「クゥー、クゥー」
カニ「チョキチョキ」
レッド「そっか……もう行っちゃうんだね、クロシュちゃんたちは……」
クロシュ「うん……」
妖精「短い間だったけど、いろいろありがとね」
レッド「こちらこそ! ボクも、一緒に冒険できる仲間ができてすっごく楽しかった! いろいろ終わったら、またここに来てね!」
クロシュ「うん……! えと、わたしも……スライムの、冒険仲間は、初めてだったから……嬉しかった……!」
レッド「クロシュちゃん……!」
クロシュ「んへへ……ありがと、レッドちゃん……!」
トコナツ火山島滞在最終日です。この行動が終わった後、島を発ちます
↓1〜3 自由安価 何をする?
- 686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/23(日) 21:41:31.70 ID:ORGXz69vO
- フラナとティセリアから支援物資が届く
- 687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/23(日) 21:42:02.79 ID:SRNczXO6o
- もっと早く帰れるよう竜化に挑戦
- 688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/23(日) 21:44:29.79 ID:VFc4rwUDO
- 書庫で魔王について調べる
- 689 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/23(日) 23:09:23.72 ID:E7DB8GSf0
- ―島長の家
包帯グルグルモーリィ「さて、一旦こちらの仕事も片付けねばな……」スタスタ
バサッバサッ
包帯グルグルモーリィ「ん?」
ハーピィ記者「どもども、ハーピィ空輸です!」バサッバサッ
包帯グルグルモーリィ「お前は……魔族国の悪徳記者か。こんな時に何用だ?」
ハーピィ記者「はあ、竜族は変に記憶力がいいから嫌ですね。誰よりも速い私が配達の任を請け負ったってだけですよ」
包帯グルグルモーリィ「配達の任……?」
ハーピィ記者「支援物資ですよ。ほい、ご査収ください」スッ
カバン「」ポン
包帯グルグルモーリィ「……一見普通のカバンだが、内部が異常な形になっているな。空間魔法で中身を拡張したのか」
ハーピィ記者「御名答。最速で大量の物資を運ぶにはこうするのが一番手っ取り早い……とウチの大将が仰せでしてね」
包帯グルグルモーリィ「驚いたな。魔族国にまだ空間魔法の使い手が残っていたとは。先の虐殺で、有用な術者は皆殺しにされたと聞いていたが」
ハーピィ記者「運よく王国の目を逃れた市井の術者がいたんじゃないですか?」
包帯グルグルモーリィ「フッ……まあ何にせよ助かる。フラナ・バイオレットに感謝の意を伝えてくれ。この恩は必ず返すと」
ハーピィ記者「ええ、もちろん。ウチが困った時は頼みますよ、ふふ……。それじゃ!」バサッ
*
包帯グルグルモーリィ「支援物資を届けにひとっ飛びするか――」
ヒュルヒュル…
包帯グルグルモーリィ「今度は誰だ?」
風の精霊「お届けものでーす!!」ヒュルヒュル
包帯グルグルモーリィ「お前たちは……緑の国から来たのか!」
風の精霊「うん!」
世界樹の雫が入った瓶「」チャプン
包帯グルグルモーリィ「これは……世界樹の雫!」
風の精霊「そー! ひとまずこれだけでも先に運んで欲しいって言われたの! 水の精霊たちがどんぶらこどんぶらこって他にもいろいろ運んでるから、それもあと何日かで届くよ!」
包帯グルグルモーリィ「そうか……すまん、非常に助かる。この雫があれば、怪我人も傷ついた土壌も、迅速に治すことができる……!」
風の精霊「世界樹の精霊のやつはかなり渋ってたけどね! 果実を潰したせいでこんなことになったんだよーって言われて渋々納得してた!」
包帯グルグルモーリィ「そうか……。では、現首長代理のティセリアと、世界樹の精霊に感謝の意を伝えてくれ。困りごとがあれば、いつでも力になるとも」
風の精霊「わかった! 伝えとく! じゃーね!」ヒュルルッ
*
- 690 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/23(日) 23:09:51.62 ID:E7DB8GSf0
-
包帯グルグルモーリィ「……フッ」
猫人の男「モーリィ」スッ
包帯グルグルモーリィ「コルトか。聞いていたか?」
猫人の男「ええ……。ありがたいことです。海の向こうからも、このような善意がここへ向けられるとは……」
包帯グルグルモーリィ「クク……緑の国はともかく、魔族国からも支援が来るとはな」
猫人の男「魔族国としては、今は一カ国でも味方が欲しいのかもしれません。モーリィは義理堅いですから」
包帯グルグルモーリィ「フッ……聞いたことはあるか? 魔族国を救ったダークヒーローの伝説を」
猫人の男「ダークヒーロー? そういえば、流れの吟遊詩人が、ダークヒーローイリスの歌を……はっ!?」
包帯グルグルモーリィ「その後、ダークヒーローは緑の国へ向かい、当時の腐敗した政権を破壊して、建国の太母を返り咲かせたそうだ……」
猫人の男「こ、これは――」
包帯グルグルモーリィ「そして此度、この国に支援物資を送ってきた二カ国は……ダークヒーローの軌跡となりし国……」
猫人の男「まさか!!!」
包帯グルグルモーリィ「ああ……あいつらだ!」
◆
- 691 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/23(日) 23:11:15.48 ID:E7DB8GSf0
- ―トコナツビーチ
クロシュ「……」ジッ
星竜の珠「」キラキラ
レッド「クロシュちゃん、どうしたの?」
クロシュ「レッドちゃん。えと……これ、同化……できるかな、って……」
レッド「星竜の珠……! どうだろ……星竜の力ってものすごかったから、ちょっと危ないかも……」
クロシュ「うん……」
レッド「う〜ん……ちょっと試すだけ試してみるのはどうかな? 危なそうだったらすぐに引っ込めてさ」
クロシュ「!」
レッド「大丈夫、ボクが見てるから!」
クロシュ「うん……! じゃあ……試してみる……!」
↓1コンマ
01-65 トカゲ
66-95 星トカゲ
96-00 星竜
- 692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/23(日) 23:12:22.62 ID:VdR7UaJB0
- あ
- 693 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/23(日) 23:22:38.71 ID:E7DB8GSf0
- デロデロ…ポン!
トカゲクロシュ「!」
レッド「わあ……火山の溶岩トカゲさんにそっくり!」
トカゲクロシュ「〜〜」モニョモニョ
レッド「あの星竜の元は溶岩トカゲさんだったんだって……。だから、もしかすると……」
トカゲクロシュ「!」モニョニョ
レッド「うん……星竜の珠の、本当の元の姿になっちゃったのかも……」
トカゲクロシュ「〜〜」モニョモニョ
*
トカゲクロシュ「」シャカシャカ
レッド「わあ、クロシュちゃん速い! すごい速さだよ!」
水面「」パシャッ
トカゲクロシュ「」シュパパパパ
レッド「うわわ! クロシュちゃん水面を走ってるよ!」
トカゲクロシュ「」シュパパパパ
☆クロシュがトカゲに擬態できるようになりました
トカゲ状態では、高速移動、水面移動が可能です(誰かを背に乗せている時は不可)
◆
- 694 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/23(日) 23:31:03.70 ID:E7DB8GSf0
- というわけで、本日はここまでです。次回は魔王について調べてみよう編から開始となります
いろいろありましたが、トコナツ火山島編も終わりが近付いてきました。暴走する星の力、フメイたちとの共闘と別れ、暗躍する原理派……様々な因果の糸が絡み合い、物語は次の舞台へ――
モーリィさんやレッドちゃんとの別れ、やたらしつこく付いてくる暗黒少女、ダークヒーローの噂など、これから先も様々なことがあるかと思われますが、お酒を覚えたクロシュちゃんならきっと大丈夫です。ぐびぐび飲んで楽しくがんばっていきましょう
それでは本日もありがとうございました。次回ですが、土曜の更新がちょっとあやしいため、もしかしたら平日のどこかで時間を作って更新するかもしれません。よろしくおねがいします
- 695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/23(日) 23:45:40.26 ID:SRNczXO6o
- 乙乙
フメイちゃんとの共闘とはいえドラゴン倒したクロシュはだいぶ強いのか
- 696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/24(月) 00:54:08.75 ID:2wtsC9/Co
- おつです
僧侶さんやっぱりポンだな???
ウワバミクロシュちゃんこれでローガンさんと飲めるね!
トカゲをトレースしたら高速移動可能になったりまた一段強くなって頼もしいクロシュちゃん
- 697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/24(月) 02:52:06.61 ID:vgivJk/so
- 乙
負属性とは一体…?
- 698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/24(月) 19:55:56.56 ID:wcfq7YAoO
- 乙
クロシュさんしれっと星竜食っとる…
フメイちゃんを心配するエイさんかわいいね
- 699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/25(火) 03:03:30.86 ID:/oC+q5K20
- 乙
トカゲ状態のクロシュは誰かを背に乗せている時は不可だけど誰かを引っ張って行くのは可能なのかな?例えばクロシュ達が移動で使っているソリとか(氷の魔法とトカゲ状態の高速移動を合わせればかなりスピードが出ると思う)
- 700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/25(火) 19:53:52.20 ID:sw/ru0bc0
- 乙
フラナ氏一般魔族魔法使い最強疑惑
- 701 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 17:37:33.00 ID:BWCvKIfW0
- 土曜の更新があやしいため、とりあえず本日少しだけ更新していきます。よろしくお願いします
クロシュ氏は実際とても強くなってきています。星竜モドキどころか火竜モドキでさえ並の冒険者がかなう相手ではありませんでした。仲間たちやフメイちゃんと一緒だったとは言え、竜モドキと実質二連戦して勝ったのは誇って良いことでしょう
僧侶氏はバカンス気分だったようです。そのお陰で今回クロシュ一行とかちあうことはありませんでした。後でもっと偉い人に怒られるかもしれません
ウワバミだったりトカゲだったりと、今回のクロシュ氏は爬虫類と縁があったようです
負属性とは、負の力(ネガティブエナジー)を持つ属性のことを指します。氷属性は負属性の一つです
負の力についての研究はまだあまり進んでおらず、一般的にもほとんど知られていません。また、術者も正属性より少ない傾向があります
なお星属性は正の力(ポジティブエナジー)を持つ正属性に該当します。イリス氏が氷属性や闇属性などの負属性を扱えないのはこういうわけがあったりします
クロシュ氏は最近とても強くなってきていますが、同時に食べるごはんの量も増えてきているようです。星竜モドキの素材は価値のあるものが多かったのですが、ほとんどクロシュさんが食べてしまいました
エイさんはフメイちゃんの呼びかけで眠りから目覚めたらしく、フメイちゃんのことが気になっているようです
トカゲ状態の場合、引っ張るのも背に乗せるのと同じくらいの負担がかかるため、結局高速移動はできなくなってしまいます。トカゲ状態では敏捷性が大幅に上がりますが、筋力や持久力はそれほどでもないようです。逆に大亀は敏捷性がとても低いですが筋力や持久力がとても高いようです
ソリを引っ張る場合は、筋力と持久力と敏捷性を併せ持つ馬や巨犬の姿の方が適しているかもしれません
フラナ氏を一般魔族魔法使いと言って良いかどうかはちょっとわかりませんが、魔法の技量が世界的にもてもトップクラスなのは間違いないでしょう
なお今回登場した空間魔法ですが、これを施した者が誰なのかは今のところ不明です。時空に関わる属性はとても希少なため、出会えたら幸運かもしれません
- 702 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 17:38:28.52 ID:BWCvKIfW0
- ―トコナツ火山島
寄合図書館
古びた本棚「」
古びた本棚「」
古びた本棚「」
イリス「おお〜、こんな図書館があったんですね!」
ミスティ「年季が入ってるわね……」
猫人の男「公的に運営されているわけではありませんのでね。私を含めた本好きの島民が共同で管理しているだけですから、一般的な図書館とは少し毛色が違うかもしれません」
ミスティ「ボランティアなのね……」
妖精「ありがとう、案内してくれて。さて……」
イリス「魔王について調べるんだよね?」
妖精「うん。人間の本は私には大きいから、手伝ってもらっていい?」
ミスティ「ええ……。そのために付いてきたんだもの……」
猫人の男「僕も協力しましょう」
↓1
01-60 絵本「あいの勇者とかなしみの魔王」
61-90 魔王図鑑
91-00 魔王憑依症
- 703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 18:05:39.76 ID:E1CzQc6DO
- はい
- 704 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 19:40:21.62 ID:BWCvKIfW0
- 猫人の男「魔王についてなら確か、この辺りに……」ガサゴソ
イリス「わ、あるんですか!?」
猫人の男「これです。お探しのものかはわかりませんが……」スッ
魔王図鑑「」ポン
ミスティ「魔王図鑑……」
妖精「図鑑か……。あいつに似たやつがいるといいけど……」
*
ペラッ
「目次」
・絶望の魔王
・狂気の魔王
・暗黒の魔王
・虚無の魔王
・夢想の魔王
・旋律の魔王
・記憶の魔王
・雷霆の魔王
・巨樹の魔王
・海難の魔王
ペラッ
「絶望の魔王」
生前の姿は不明。
活動地域では、全ての植物が枯れ、動物は生気を失い、一帯全てが荒廃した。
国軍が討伐隊を編成して向かわせた数日後、討伐隊もろとも消息を絶った。
「狂気の魔王」
生前は、一人の街娼だったと言われている。
とある国の首都に突如として出現し、街中を狂気と混沌の渦に陥れ、人々の正気を奪い破壊活動に向かわせた。
当時の国に仕えた聖騎士が迅速に討伐を果たすも、聖騎士は魔王の呪いにより発狂。数年の療養生活の末、甲斐なく自死に至った。
「暗黒の魔王」
生前の姿は不明。
あらゆる光を抹消し、周辺地域一帯を完全なる闇の底に陥れた。光を標とする動植物の生きる術を奪い、大量死を招いた。
当時活動していたとされる光の聖女が討伐に向かい、闇を貫く極光で討ち祓ったとされる。
*
妖精「う〜ん……それらしいのは見当たらないなあ……」
イリス「いろんな魔王がいたんだね……。すごいなあ……」
ミスティ「……ねえ、この巨樹の魔王って、もしかして……」
妖精「うん。魔王樹のことみたい。この本の作者は、◯◯の魔王っていう命名にこだわりがあったのかもね」
イリス「謎のこだわりだ……」
妖精「一応、全部に目を通した方が良いかな? ちょっと大変そうだけど……」
猫人の男「お持ち帰りして頂いても構いませんよ。我々には恐らく不要の本ですので」
妖精「え、いいの?」
猫人の男「はい。あなたがたはこの島を救ってくれた恩人ですから、これくらいは当然です」
妖精「それなら借りてっちゃおうかな。ありがと」
☆魔王図鑑を借りました
自由行動などで読むことができます。なお役に立つかは不明です
◆
- 705 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 21:26:55.36 ID:BWCvKIfW0
- ―トコナツ火山島 出発の日
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:革の鎧 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:鉄の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◇暗黒少女 [悪徳商人]
武:ステーキナイフ 盾: 飾:貝殻の髪飾り
武: 防:給仕のエプロン 飾:
◯所持アイテム
・鉄鍋+携帯調理器具
・蜘蛛絹の下着
・ザリガニのお守り
・魔術書「星の魔力」
・魔族国永久旅券*5
・マジカルブラッドワイン
・反魂丹*2
・運命賽*3
・雨乞い傘
・フメイの服の切れ端
・精霊の印*5
・精霊樹の実のジャム
・精霊樹の鉢植え
・フメイとアリシラの人形
・お宿の焼き菓子
・お宿の妖精の織物
・メルルの帽子
・魔導飯盒
・妨害魔力波発生装置
・属性大全
・大きな巻き貝
・大きな軽石
・闇の欠片
・暗黒行商少女の契約書
・フリルワンピース水着
・魔法学園のスクール水着
・炎鉱石
・星竜の珠
・魔王図鑑
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・魔法の練習[1/3]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・星属性の練習[4/4](イリス)達成!
・氷属性の練習[2/4](ミスティ)
……………………………………………………………………………………
□トコナツ火山島
沿岸部:シーサイドホテル、トコナツビーチ、海の家、海市、港、灯台、他
市街地:武具屋、雑貨屋、お土産屋、宝石屋、食材屋、食事処、酒場、浴場、冒険者ギルド、他
□旧トコナツ村周辺
支神殿:避難所、簡易宿泊所、僧堂、書庫、食堂、大浴場、簡易商店
農村部:果樹園、宿屋、温泉、溶岩川、溶岩沼
山間部:熱帯雨林、溶岩川、溶岩沼、トコナツ火山
- 706 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 21:27:57.62 ID:BWCvKIfW0
- ―朝
シーサイドホテル
チュンチュン
イリス「このホテルともお別れだね……」
エバンス「最初に見た時はギョッとしたが、実際泊まってみると居心地の良いとこだったぜ」
ローガン「うむ。また利用させていただきたいものだな」
若女将「うふふ、お待ちしております。いつでもいらっしゃってくださいね」
*
―トコナツビーチ
ザァーン ザザァーン…
カモメ「クゥー、クゥー」
カニ「チョキチョキ」
モーリィ「そうか、もう発つのだな」
妖精「うん。ぼけっとしてたらフメイたちにまた先を越されちゃうからね」
猫人の男「世界樹の光、ですか……。大変な使命を背負っているのですね、貴方がたは……」
イリス「……た、確かに考えてみたらかなりの大役ですよね!? わ、私なんかが一緒にいていいのかなあ」
モーリィ「今更何を言う、ダークヒーローイリスよ」
イリス「うぇ、うぇえええ!!?」
ミスティ「な、なぜそれを……」
レッド「ええっ!?」
暗黒少女「イリスって――」
エバンス「ダークヒーローイリスだったのか!!?」
モーリィ「魔族国、緑の国と繋がりがあり、妖精と行動をともにしているイリスという名のダークヒーロー……気付かんでいる方が難しいだろう」
レッド「」グサッ
エバンス「」グサッ
暗黒少女「そんなん知るわけないでしょ!」
ローガン「ま、まあまあ……緑の国の事情や妖精くんの出自についても馴染みがない者なら、気付けなくても無理はないさ」
イリス「やはは……アレは、悪徳記者の人が勝手に捏造した人物像でェ……」アセアセ
モーリィ「だが各国を救って回っているというのは事実だろう? ならば誇れ。胸を張れ」
イリス「はうっ……」
猫人の男「イリスさんだけではありません。貴方がた全員ですよ」
クロシュ「ほえ……?」
レッド「うん……そうだよ! クロシュちゃんも一緒なんでしょ? それなら、クロシュちゃんもダークヒーローだよ!」
クロシュ「わ……。じゃあ……妖精さんも、ミスティさんも、ローガンさんも、エバンスさんも……?」
レッド「もちろん! みんなダークヒーローだよ!」
ミスティ「そ、そうなの……? 数が多いとあんまりダークっぽくないんじゃないかしら……」
ローガン「ははは、細かいことは良いだろう。妖精一派率いるダークヒーロー集団というのも面白いじゃないか」
エバンス「ローガンの旦那って堅物そうに見えてけっこうノリ良いよな! 俺も賛成だぜ!」
モーリィ「フッ……それで良い。救い手なら笑え。善なることをしているのだから」
イリス「そ、そうですね……はい! ダークヒーローイリス、がんばります!」ニコッ
暗黒少女「ねえ、闇商人の私も半分くらいダークヒーローみたいなものじゃない?」
妖精「ダーク部分のことならその通りだね」
*
- 707 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 21:29:07.71 ID:BWCvKIfW0
- 大亀クロシュ「〜〜」モニョモニョ
レッド「わぁ……! クロシュちゃん、こんなにおっきなカメさんになれるなんて凄いや!」
モーリィ「改めて見ると壮観だな……。このカメの姿を初めて見た時は戦々恐々としたものだが、蓋を開けてみればまさかスライムの幼子だったとは」
猫人の男「はは……警戒して損しましたよ。でもこうして見ると、このカメの姿もいつもの姿と同様に愛らしさを感じます」
モーリィ「では気を付けて行け。あまり支援できずに悪いが、お前たちの幸運を祈っている」
妖精「うん、ありがとう。大丈夫、この島が今大変なのはわかってるからさ。トコナツ火山島に、精霊の加護がありますよう――」
レッド「クロシュちゃん、本当に気を付けてね! またいつか会える日を楽しみにしてるよ! 今度は、フメイちゃんも一緒に火山で冒険しようね!」
大亀クロシュ「〜〜!」モニョモニョ!
猫人の男「いろいろ大変だとは思いますが、どうか挫けずに。ここの熱に耐えられた貴方がたなら、どんな苦難も乗り越えられます。ご武運を」
イリス「はい! おじさんも、いろいろ手伝ってくれてありがとうございました!」
ミスティ「ありがとう……。あなたたちも、復興がんばってね……」
伝説の溶岩エイ「キュゥ、キュゥ〜」ヒラヒラ
エバンス「おっ、お前も見送りに来てくれたのか! へへ、言葉はわからんけどありがとな! フメイちゃんのことは任せろ!」
大亀クロシュ「〜〜!」モニョモニョ!
黒丸メガネのタコ人おじさん「おじさんからの餞別だよ! がんばってね、クロシュちゃん!」」スッ
大鍋入りフヨフヨフルーツポンチ「」ドン!!!!
大亀クロシュ「〜〜!」モニョニョ!
ローガン「お、おお……! クロシュくんの航海中のおやつとしてありがたくいただこう!」
☆溶岩石のアミュレット(火耐性微増、トコナツ火山島の出入り自由)を人数分もらいました
☆お金を少しだけもらいました
*
- 708 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 21:29:38.87 ID:BWCvKIfW0
- ―トコナツ火山島 沖
帆「」バサッ
大亀クロシュ「」スイスイ
暗黒少女「ああ、常夏の島が遠ざかっていく……」
ミスティ「来た時より、噴煙の量が減っているわね……」
妖精「星の力を失ったことで火山活動が元に戻りつつあるんだろうね。きっともう大丈夫だよ」
エバンス「なんだか良いことした気分だな。それ」
ローガン「フッ、気分ではなく実際に良いことをしたのではないか?」
イリス「そうですよ! 私たちは良いことをしたんです! そしてこれからも、良いことをしにいきましょう!」
エバンス「おう!」
大亀クロシュ「〜〜!」モニョモニョ スイスイ
――トコナツ火山島編 完
- 709 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 21:33:26.11 ID:BWCvKIfW0
- クリアボーナス
↓1コンマ
01-60 運命賽(致命的な運命を辿った時、直前の判定を振り直せる。一度使うとなくなる)
61-90 ↑+紅蓮の剣
91-00 ↑+会心賽(判定時に会心と書き込むと、コンマに関わらず最上の結果となる。一度使うとなくなる)
- 710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 21:35:05.45 ID:YzJvOmlVO
- 会心
- 711 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 21:42:59.52 ID:BWCvKIfW0
- ―大陸への海路
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:革の鎧 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:鉄の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◇暗黒少女 [悪徳商人]
武:ステーキナイフ 盾: 飾:貝殻の髪飾り
武: 防:給仕のエプロン 飾:
◯所持アイテム
・鉄鍋+携帯調理器具
・蜘蛛絹の下着
・ザリガニのお守り
・魔術書「星の魔力」
・魔族国永久旅券*5
・マジカルブラッドワイン
・反魂丹*2
・運命賽*4
・雨乞い傘
・フメイの服の切れ端
・精霊の印*5
・精霊樹の実のジャム
・精霊樹の鉢植え
・フメイとアリシラの人形
・お宿の焼き菓子
・お宿の妖精の織物
・メルルの帽子
・魔導飯盒
・妨害魔力波発生装置
・属性大全
・大きな巻き貝
・大きな軽石
・闇の欠片
・暗黒行商少女の契約書
・フリルワンピース水着
・魔法学園のスクール水着
・炎鉱石
・星竜の珠
・魔王図鑑
・溶岩石のアミュレット*6
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・魔法の練習[1/3]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・氷属性の練習[2/4](ミスティ)
- 712 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 21:50:08.37 ID:BWCvKIfW0
- ―海上
大亀クロシュ「」スイスイ
エバンス「一旦王国の港湾都市に戻るんだよな?」
妖精「うん。王国に入るのは嫌だけど、あそこの宿屋にいろいろ荷物を置いたままだからね」
ローガン「私の鎖帷子とかだな」
ミスティ「ソリもね……」
イリス「ソリがないと陸地の移動に凄く困っちゃうもんね……」
暗黒少女「ふうん……。港湾都市の次はどこに行く気なの?」
イリス「えっ?」
ミスティ「まさかその先まで付いてくる気?」
暗黒少女「違うわよ! ただの興味本位! 話を聞く限りじゃ命がけの旅みたいじゃない、そんなのは流石に御免よ」
エバンス「まあ、それが良いと思うぜ。嬢ちゃんはまだ若いんだから真っ当に働きな」
暗黒少女「うっさいわね、アンタだってまだ若造でしょ。まあ……詐欺師なんかに行き先を教えたくないってんなら別にいいけど……」
ローガン「露骨に不貞腐れたな」
暗黒少女「不貞腐れてないわよ!」
妖精「も〜、行き先くらい教えてあげるよ。次は――」
↓1〜3多数決
1.ユーシリア帝国[前スレ383]
(港湾都市 → 王国平原 → チカーバ → 東王国平原 → ユーシリア)
2.テラヌス・ウルス[前スレ385]
(港湾都市 → 芸術都市ミュージア → 砂漠[危険地帯] → テラヌス)
*3.オノゴロ諸島[前スレ373]
(ユーシリア帝国 → ??? → オノゴロ諸島)
*4.大陸西部上空
(港湾都市 → 国際商業都市イスファハーン → 大魔女帝国 → ???)
*5.トウゲン帝国
(オリシン王国 → 大山脈[超危険地帯] → 北部地方[超危険地帯] → リテン・ヘイヴン → トウゲン帝国)
*6.常闇の樹海[超危険地帯]
(魔族国 or 緑の国 or 王国平原 → 常闇の樹海)
(*が付いているものはまだ選べません)
(*3はユーシリア帝国編クリアで解放されます)
(*4はトコナツ編およびテラヌス・ウルス編をクリアで解放されます)
(*5、6は特定の条件を満たすと解放されます)
(温泉町トウゲン[前スレ379]はオノゴロ諸島にあるようです)
(今のクロシュたちの実力なら、危険地帯は無理なく突破できそうです)
(超危険地帯はまだ危ないです)
- 713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 21:51:58.09 ID:yxpfB3ic0
- 2
- 714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 21:52:08.87 ID:CXlyITqzO
- 2
- 715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 21:52:14.66 ID:K6SfxO570
- 1
- 716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 21:53:07.23 ID:1b2yW03U0
- 1
- 717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 21:55:42.81 ID:jKHZiUGnO
- ユーシリアめちゃくちゃ殺伐したストーリーになりそう
- 718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:00:23.11 ID:zsEkbI8fo
- 世界樹の光より行き先多いけど
これ何の成果も得られませんでしたもあるのか
- 719 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 22:19:19.68 ID:BWCvKIfW0
- 妖精「大陸西南の砂漠地帯。風の精霊たちが、最近の砂漠は日射量が異常すぎてみんな死んじゃうよ〜って嘆いてた」
暗黒少女「さ、砂漠ゥ!?」
イリス「日射量……ってことは――」
ミスティ「光属性、かしら……」
妖精「炎か光の二択だったけれど、炎がここだったから砂漠に落ちたのは光だね。恵みの陽光も、度が過ぎれば命を奪う害になる」
エバンス「セインの光魔法なんか直球でぶっ殺しに来る威力だもんな……」
暗黒少女「や、やめときなさいよぉ。ただでさえ危険な砂漠が星の光?とやらでもっと危険になってるんでしょ?」
妖精「それを正しにいくのが私たちの任務」
ローガン「安心したまえ。我々は死ぬ気などないし、そもそも君とは関係がないはずだろう?」
暗黒少女「そ、それはそうだけどぉ……」
大亀クロシュ「〜〜」スイスイ
暗黒少女「そ、そうよ! クロシュがかわいそうよ! こうやって大亀にして馬車馬の如くこき使っちゃって! どうせ砂漠でも炎天下の中ラクダにして乗り潰すつもりなんでしょ!!」
妖精「今まさにクロシュに乗せてもらってるあなたがそれ言う……?」
ミスティ「それに残念だったわね。砂漠ならソリが使えるから、クロシュには楽をさせてあげられるわよ」
暗黒少女「う、うぐぅ……」
エバンス「フッ、素直に言ったらどうだ? 俺たちのことが心配だって」
暗黒少女「う、うっさいわ! アンタたちなんて心配なわけないでしょうが!! もういい、クロシュとお話してくる!」プンスコ スタスタ
イリス「い、行っちゃった……」
ミスティ「まあ……クロシュのことを心配してるのは間違いなさそうね……」
ローガン「しかし砂漠か……。今の情勢はどのようなものだったか……」
エバンス「確か、テラヌス・ウルスっていう国が治めてんだよな」
妖精「テラヌスは光が落ちる前から干ばつでけっこう厳しかったみたい。光が落ちた今どうなってるかは……あんまり考えたくないなあ……」
☆次の行き先が砂漠のテラヌス・ウルスに決まりました
◇
- 720 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 22:22:03.37 ID:BWCvKIfW0
- ここから船旅ですが、既に一度行き来した航路なので、省略するかどうか選択することができます
船旅を省略する?
↓1〜3多数決
1.省略する
2.省略しない
3.短縮する(ランダムイベントと自由安価を1日分だけ行う)
- 721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:22:49.31 ID:kFqofcxZ0
- 3
- 722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:23:28.46 ID:Sc88OVqzo
- 3
- 723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:23:38.20 ID:1McPq95cO
- 2
- 724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:23:56.13 ID:zsEkbI8fo
- 3
- 725 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 22:27:13.47 ID:BWCvKIfW0
- それでは1日分のランダムイベントと自由安価だけ行います
1日分だけなので、道連れイベントは発生しません
↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-40 食料発見(コンマ)
41-60 物品発見(コンマ)
61-80 場所発見(コンマ)
81-00 良いこと(自由安価)
- 726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:28:03.84 ID:CXlyITqzO
- あ
- 727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:28:25.95 ID:E1CzQc6DO
- はい
- 728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:28:45.69 ID:1McPq95cO
- はい
- 729 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 22:30:47.13 ID:BWCvKIfW0
- わあ。おめでとうございます
↓1〜2自由安価 起こった良いこと
- 730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:31:42.23 ID:zsEkbI8fo
- セインくんみたいに一時的な強い旅の道連れを得る
- 731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:32:14.74 ID:1McPq95cO
- 武器屋がセールをしていて武器、防具がすごく安く買える
- 732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:32:15.41 ID:kFqofcxZ0
- 世界一旨い魚が釣れる
- 733 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 22:39:56.27 ID:BWCvKIfW0
- 突然の強い道連れ!
↓1コンマ
01-40 ハーピィ記者
41-80 金髪イケメンエルフ
81-00 星竜の落し子
- 734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:41:54.82 ID:CXlyITqzO
- あ
- 735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:47:42.61 ID:Sc88OVqzo
- 予想もできないの来た……!
- 736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:54:48.55 ID:oAF11mi9O
- モーリィさん?
- 737 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 23:07:47.72 ID:BWCvKIfW0
- ―海上
大亀クロシュ「〜〜?」モニョニョ?
暗黒少女「ん? どうしたのよ、お宝でも見つけたの?」
大亀クロシュ「〜〜!」モニョモニョ!
暗黒少女「えっ……ああっあれは!!」
巨大なサメの背びれ「」スイスイ
妖精「う、うわあああ!! あれはボーンクラーケンに並ぶ南の海の暴れん坊、メガロザメ!」
イリス「え、えええ!? ボーンクラーケンに並ぶ!?」
ミスティ「今回はセインがいない……! 私たちだけで戦わないと――」
巨大なサメの背びれ「」ヌッ
巨大なサメの背びれ「」ヌッ
巨大なサメの背びれ「」ヌッ
巨大なサメの背びれ「」ヌッ
妖精「あ、ああ……そんな……」
ローガン「4匹、だと……」
エバンス「嘘だろ……冗談じゃねぇぞ……!!」
ミスティ「くっ……! クロシュ、ごめんなさい! 周囲を凍らせる!」コォォ
海氷「」ギンッ
イリス「こ、凍った! これなら――」
巨大なサメの背びれ「」バギンバギン
砕けた氷「」バギャッ
巨大なサメの背びれ「」バギンバギン
砕けた氷「」バギャッ
ミスティ「う、嘘……」
妖精「く、クロシュ……あなたは、もっと小さい姿になって、逃げて……!」
大亀クロシュ「〜〜!!」モニョモニョ!!
妖精「だ、だめだよぉ……このままじゃ、あなたが一番苦しい思いをして……」
溶岩エイ「キュゥ〜ン」フヨフヨ
イリス「えっ……? あなた、は……」
ミスティ「伝説の溶岩エイ……? 助けに来てくれたの……? でも、いくらあなたでも、あのサメ4匹を相手じゃ――」
溶岩エイ「キュゥ、キュゥ」ヒラヒラ
星竜の子供「……」ヒョコッ
エバンス「……? 何か、背に――」
ローガン「あれは……!?」
星竜の子供「……」ヒョコヒョコ
カッ
星のブレス「」ゴオオオオッ!!
巨大なサメの背びれ「!!」っっっ
巨大なサメの背びれ「!!」っっっ
巨大なサメの背びれ「!!」っっっ
巨大なサメの背びれ「!!」っっっ
イリス「め、メガロザメが……逃げていく……!!」
暗黒少女「す、すごい……なんかわかんないけどすごいわ!!」
*
- 738 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 23:09:59.28 ID:BWCvKIfW0
- ―海上
溶岩エイ「キュウウ〜」
星竜の子供「……」ジッ
大亀クロシュ「〜?」モニョ?
星竜の子供「ギャオッギャオッ!」ゲシゲシッ
大亀クロシュ「〜〜!!」モニャニャ!!
暗黒少女「ちょ、ちょっと! あんた助けてくれたんでしょ!? なんでクロシュをいじめんのよ!!」
妖精「あ〜……親を殺された恨みだって……」
星竜の子供「ギャオオッ!」ゲシゲシッ
大亀クロシュ「〜〜…」モニョニョ…
妖精「エイさんに免じてぶっ殺してやらないだけ感謝しろ……だってさ……」
イリス「わ、わあ……」
ミスティ「伝説の溶岩エイ……顔が広いのね……」
☆溶岩エイと星竜の子供が一時的にパーティに加わりました
◆
- 739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 23:13:58.67 ID:zsEkbI8fo
- トカゲの子は星竜
- 740 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 23:24:23.75 ID:BWCvKIfW0
- というわけで本日はここまでとなります。次回は不思議な海上の武具屋さんとの出会い編からです
なにはともあれトコナツ火山島編のクリアおめでとうございます。いろいろありましたが島の危機は去り、平和が訪れました。後は島民たちががんばってなんとかすることでしょう
そして次の目的地は砂漠の多民族国家、テラヌス・ウルスとなります。緑の国やトコナツ島とは異なり、光が飛ぶ前から国内問題を抱えている難しい国です。近年では魔族排斥の機運が少しづつ高まり始めているという噂もあります。クロシュはその砂漠の国で、一体何を為すのか――。
また、今回は惜しくも目的地になりませんでしたが、ユーシリア帝国も内部の情勢がかなり殺伐としているようです。テラヌス・ウルスともども、どうやら物語はシリアス方面へ一気にシフトしていく方向なのかもしれません。魔族排斥の機運もかなり高いらしいため、魔族国編並に殺伐としたストーリーになる可能性も実際あるといえるでしょう
そして世界樹の光よりも行き先が多いのは確かにその通りなのですが、何の成果も得られないということはありませんのでご安心くださいませ。ではなぜ行き先がそれ以上多いのか……それは物語を進めていけば、わかるときが来るかもしれません
しかしなぜトカゲの子がちゃんと星竜の子になっているのでしょうか……。それは彼と対話したりしなかったりすれば、もしかしたらわかるかもしれません。でもクロシュ氏のことは嫌いみたいなので、やっぱりわからないかもしれません。親の仇なので、仕方ないと思います
それでは本日もありがとうございました。次回は多分日曜日になるかと思います。よろしくおねがいします
- 741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 23:26:02.81 ID:zsEkbI8fo
- 乙乙
- 742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/27(木) 00:09:40.19 ID:Z7FlnbPDO
- 乙です
- 743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/27(木) 00:45:55.45 ID:qPHxJlnco
- 平日更新乙でした
次の目的地の砂漠も楽しみ
強者枠で姿が見えてるってことはハーピィ記者なかなかの強さ有るってことか
- 744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/27(木) 18:56:13.84 ID:Zl9V5eiWO
- 乙
砂漠もだけど途中にある芸術都市でもどんなことがあるか楽しみやね
- 745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/29(土) 02:15:04.34 ID:SoZrfClU0
- 乙
>>704で魔王図鑑に載っている魔王って巨樹の魔王(魔王樹)以外は今後登場したりするのかな?
- 746 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 16:39:41.71 ID:R0+Uknd10
- 砂漠は大変な場所ですが、未知の場所への行軍は面白みがあるものです。是非クロシュさんたちを応援してください
ハーピィ記者の実力は未知数ですが、実は強かったりするのかもしれません
芸術都市ミュージアは王国最大のエンタテインメントシティでもありますので、面白いことがあるかもしれません。お楽しみに
魔王図鑑に載っている魔王は既に倒されたものも多いため、今後登場する可能性は低いです
ただ、討伐が確認されていないものも何体かいるため、もしかしたら登場することもあるかもしれません
- 747 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 16:40:10.63 ID:R0+Uknd10
- ―海上
大亀クロシュ「〜〜…」モニョモニョ スイスイ
星竜の子供「ググググ……」プンスコ
溶岩エイ「キュウ、キュウ」フヨフヨ
星竜の子供「ギャオ……」
暗黒少女「親の仇ねえ。親の顔も名前も知らない私には理解できそうにない感覚だわ」
エバンス「お、奇遇だな。俺も親の名前も顔も知らん」
暗黒少女「へえ、あんたも?」
エバンス「まあ俺は世話になった人たちがいるから、あの星竜の子の気持ちもわからなくはないんだけどな」
暗黒少女「ふーん……」
エバンス「お前はいないのか? そういう、世話になった人とかは」
暗黒少女「さあ……どうだったかしら」
*
大亀クロシュ「」スイスイ
小さな商船「オーイ!!」
大亀クロシュ「?」モニョ?
妖精「ん……?」
ローガン「小型艇、か?」
ミスティ「海上で他の船とすれ違うなんて、珍しいこともあるものね」
イリス「あれ? でも近付いてくるよ?」
*
- 748 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 16:41:21.49 ID:R0+Uknd10
- ―旅職人の船
行商妖精「こんにちは〜。こんなとこで会うなんて奇遇だねえ、旅人のみなさん〜」
妖精「あなたは……ウォーターポートで龍の顎の珠を売ってた妖精!」
行商妖精「えへへ、あのあと売れたよお〜。価値がわかる人っているもんなんだよねえ〜」
イリス「う、売れたんだ……」
ミスティ「良かったわね……」
妖精「それにしてもあなた、こんな船を持っていたの?」
行商妖精「これは職人さんのお船! 職人さんの代わりに、わたしが接客、販売をするっていう約束で乗せてもらったんだ〜」
ローガン「職人さん……?」
行商妖精「うん〜。奥にいるよ〜。職人さ〜ん」パタパタ
ドワーフの旅職人「うむ……」ノソッ
イリス「ドワーフの……職人さん!」
ドワーフの旅職人「いかにも……」
行商妖精「職人さんはすっごく口下手だから、わたしが代わりにお店を担当してるの〜」
暗黒少女「なるほど……不得意分野を補う為に商人を雇用したということね」
ドワーフの旅職人「うむ……」
行商妖精「そゆこと〜。わたしは職人さんのすてきな品物を売れてぇ、一石二鳥、適材適所、相互扶助ってことだね〜」
エバンス「とにかくドワーフの職人が作った良いモノを買えるってことだろ? せっかくだし見せてもらおうぜ」
行商妖精「んふふ〜、ゆっくり見てってね〜」
↓1〜3 選択 誰の何を新調する?
1.クロシュの武器
2.クロシュの防具
3.妖精の武器
4.妖精の防具
5.イリスの武器
6.イリスの防具
7.ミスティの武器
8.ミスティの防具
9.ローガンの武器
10.ローガンの防具
11.エバンスの武器
12.エバンスの防具
13.その他(自由安価)
- 749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 16:44:56.16 ID:NFBWb1XCO
- 5
- 750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 16:59:18.50 ID:MTEp7ckTO
- 11
- 751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 17:08:46.74 ID:BkBGXlUbO
- 1
- 752 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 17:35:57.24 ID:R0+Uknd10
- エバンス「……」
ボロボロの鉄の剣「」
ローガン「ふむ……丁度良い頃合いだったようだな」
エバンス「ああ。流石にこれ以上は戦えん。新しいのを用意しないとな」
イリス「……」
ボロボロの精霊樹の杖「」
ミスティ「その杖……そろそろ限界ね……」
イリス「うん……。お師匠様から頂いた大切なものなんだけど、使えなくなったら意味ないしね」
クロシュ「あ……ごめんなさい……。わたしが……フメイちゃんに合わせて、無理に使ったから……」
イリス「なんか妙に焦げてると思ったらそれかあ!!! いや、元から限界は近かったし、結果的にそれで星竜を倒せたんだから良いんだけどね?」
妖精「……そろそろクロシュ用の魔法武器を用意した方が良いかもね」
ミスティ「そうね……。いつまでも借り物じゃ、魔女の姿に相応しくないわ……」
イリス「ふふ、それじゃあ私と一緒に杖を選ぼっか」
クロシュ「うん……」
↓1クロシュの新武器
01-90 竜珠の杖
91-00 ???
↓2 イリスの新武器
01-60 精霊樹の杖[改]
61-90 虹晶の杖
91-00 星晶の杖
↓3 エバンスの新武器
01-60 鋼の剣
61-90 魔銀の剣
91-00 大地の剣
- 753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 17:37:00.82 ID:CcaCExly0
- あ
- 754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 17:42:06.18 ID:pa4Aws2M0
- い
- 755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 17:55:06.72 ID:9PkVY3Kho
- う
- 756 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 19:41:49.13 ID:R0+Uknd10
- 鋼の剣「」
エバンス「おっ、鋼の剣……ローガンの旦那が振り回してるのを見るとちょっと羨ましくなるんだよな」
ローガン「鋼は良いぞ。だがせっかくのドワーフ職人殿の直営店なのだ、普通の武器屋では買えないものを探してみても良いのではないか?」
行商妖精「そうだよ〜。剣ならこれがおすすめだよ〜」
魔銀の剣「」ギラッ
エバンス「うおっ……! これは――」
暗黒少女「魔銀じゃないのこれ!」
ローガン「おお……! しかも丹念に研ぎ澄まされている……! これほどの品は滅多にお目にかかれないぞ……!」
行商妖精「んふふ〜職人さん会心の業物だよ〜。他のお店じゃこれより良い魔銀の剣はきっとないし、お値段もここよりお高いよ〜?」
エバンス「よし、買った!」
行商妖精「わぁ〜即決だぁ〜」
エバンス「これをこの価格で買えるってんなら悩む余地はねえぜ!」
暗黒少女「そういえばミスティの使ってる短剣も魔銀よね」
ローガン「ああ。魔銀は魔法の触媒としても優秀な性質を持っている。ミスティくんがあれを愛用しているのはそのためだろう」
暗黒少女「堅くて軽いってだけでもずるいのに、その上魔法についても優秀なんて、インチキな金属だわ……」
☆エバンスが魔銀の剣を装備しました
*
- 757 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 19:42:20.08 ID:R0+Uknd10
- ドワーフの旅職人「……その杖……見せてみろ」
イリス「えっ!? は、はい」ススッ
ボロボロの精霊樹の杖「」
ドワーフの旅職人「……買い替える必要はない」スタスタ
イリス「ええっ!? ど、どこへ?」
ドワーフの旅職人「修復する……。待っていろ……」スタスタ
*
トンカントンカン ポン!
精霊樹の杖[改]「」ピカピカ
クロシュ「わあ……!」
イリス「新品みたいにピカピカ……!」
ミスティ「すごい技術だわ……」
妖精「鍛冶職人かと思ってたけど、杖も直せるんだ……!」
ドワーフの旅職人「……治すついでに……魔脈を整理しておいた……。前よりも……魔力効率が上がっているはずだ……」
イリス「す、すごい!! ありがとうございます!」
ドワーフの旅職人「うむ……」
☆イリスの精霊樹の杖が精霊樹の杖[改]になりました
*
- 758 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 19:42:51.26 ID:R0+Uknd10
- ドワーフの旅職人「ところで……その、スライムの子が持っている……それは……?」
クロシュ「?」
星竜の珠「」キラキラ
イリス「あ、これは、星竜……モドキの体内にあった珠、らしいです」
ドワーフの旅職人「星竜……モドキ……?」
*
ドワーフの旅職人「ほう……。それで……その子も、杖を求めているのだったな……」
妖精「うん。クロシュ……スライムに使いやすい杖とかってある?」
ドワーフの旅職人「同化を会得しているスライムであれば……どんな杖でも使いこなせるだろう……。だが――」
クロシュ「?」
ドワーフの旅職人「……その、星竜の珠で……スライムにより適した杖を、作ることも可能だ……」
クロシュ「!」
イリス「本当ですか!?」
ドワーフの旅職人「ああ……」
ミスティ「……クロシュ、どうする? その珠、杖にできるらしいわよ……」
クロシュ「えと……」
妖精「どうせ他に使い道もないし、杖にしちゃえば? 売るにしても、本物の星竜の珠じゃないから安く買い叩かれるだろうしさ」
ドワーフの旅職人「だが、性質・性能は星竜の珠に限りなく近い。十分遜色のない杖が作れるだろう」
クロシュ「えと……じゃあ……お願い、します……」ペコッ
星竜の珠「」スッ
ドワーフの旅職人「承った……」
◇
トンカントンカン ポン!
竜珠の杖「」キラキラ
クロシュ「わあ……」
ドワーフの旅職人「会心の出来だ……。受け取るが良い……」スッ
クロシュ「うん……ありがと……」ススッ
妖精「クロシュ、せっかくだし同化してみてよ」
クロシュ「うん……」
デロデロ…モニョモニョ…ポン!
魔女っ子クロシュ「!」キラッ
イリス「わぁ〜!」
ミスティ「三角帽子に、竜の翼みたいな飾りが付いたわね……ふふ、クロシュなりの竜らしさを感じるわ……」
魔女っ子クロシュ「」フンス
イリス「ふふ、また魔法の練習しようね!」
魔女っ子クロシュ「うん!」
☆クロシュが竜珠の杖を装備しました
*
- 759 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 19:52:56.51 ID:R0+Uknd10
- ―大陸への海路
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:革の鎧 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:魔銀の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◇暗黒少女 [悪徳商人]
武:ステーキナイフ 盾: 飾:貝殻の髪飾り
武: 防:給仕のエプロン 飾:
◯所持アイテム
・鉄鍋+携帯調理器具
・蜘蛛絹の下着
・ザリガニのお守り
・魔術書「星の魔力」
・魔族国永久旅券*5
・マジカルブラッドワイン
・反魂丹*2
・運命賽*4
・雨乞い傘
・フメイの服の切れ端
・精霊の印*5
・精霊樹の実のジャム
・精霊樹の鉢植え
・フメイとアリシラの人形
・お宿の焼き菓子
・お宿の妖精の織物
・メルルの帽子
・魔導飯盒
・妨害魔力波発生装置
・属性大全
・大きな巻き貝
・大きな軽石
・闇の欠片
・暗黒行商少女の契約書
・フリルワンピース水着
・魔法学園のスクール水着
・炎鉱石
・魔王図鑑
・溶岩石のアミュレット*6
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・魔法の練習[1/3]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・氷属性の練習[2/4](ミスティ)
- 760 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 19:53:27.28 ID:R0+Uknd10
- ―夕
小さな無人島
ザァーン ザザァーン…
カモメ「クゥー、クゥー」
カニ「チョキチョキ」
エバンス「薪取ってきたぞ〜」エッホエッホ
ローガン「足りるか?」エッホエッホ
イリス「はい、ありがとうございます! それじゃあ火を――」
溶岩エイ「キュウウ――」ボッ
焚き火「」メラメラ
イリス「わあ! つけてくれたの?」
溶岩エイ「キュゥン」
ミスティ「ふふ、ありがとう……」
妖精「……でも、そろそろ帰った方が良いんじゃないの? けっこう火山島から離れちゃったでしょ」
溶岩エイ「キュウ」
妖精「明日には帰る……? それならいいけど」
星竜の子供「ギャオ」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
小さな無人島で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
- 761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 19:54:09.30 ID:NFBWb1XCO
- 水着で海水浴
- 762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 19:55:41.42 ID:9PkVY3Kho
- 星竜の子と交流
- 763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 19:57:56.07 ID:aEaYS/ldO
- 空気に溶けてみる
- 764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 19:58:04.87 ID:Ypb0NfHDO
- 釣りをしてみる
- 765 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 20:50:28.97 ID:R0+Uknd10
- ―夜
小さな無人島
星竜の子供「〜〜」ガツガツ モグモグ
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ モグモグ
暗黒少女「体は小さいのによく食うわねえ」
エバンス「クロシュちゃん、なんか最近食べる量増えてないか?」
ローガン「それだけたくさん頑張っているということだな」
イリス「今日も一日中泳いでもらったもんね。本当にお疲れ様、クロシュちゃん」
ミスティ「……そういえば、星竜って本当は溶岩トカゲだったのよね? 子供まで星竜になっているのは変じゃない……?」
妖精「さあ……私にも何がなんだかわかんないよ」
溶岩エイ「キュウン」
妖精「えっ、そうなの?」
イリス「え、何? どういうこと?」
妖精「えと……あの星竜、死ぬ間際に全力を注いで卵を産んだんだって。それが孵ったのがあいつ……みたい」
ミスティ「ええっ!? でも卵なんて、あの時はどこにも……」
妖精「溶岩エイがすぐに隠しちゃったんだって。私たちだけならともかく、あの場にはアリシラもいたから。アリシラは多分、卵に分けた星の力も見逃してくれない」
溶岩エイ「キュウン……」
イリス「ああ……」
ミスティ「だから、あなたが面倒を見てあげているのね……」
*
星竜の子供『……』
スライムクロシュ『……』
星竜の子供『……』
スライムクロシュ『えと……。ごめんね……』
星竜の子供『……なぜ謝る?』
スライムクロシュ『……わたし……あなたの、お母さんを……食べちゃった……』
星竜の子供『……だから何だ。貴様が謝れば、ママが帰ってくるのか』
スライムクロシュ『……』
星竜の子供『謝罪などいらぬ……。貴様たちは、ママより強くて……ママは、貴様たちより弱かった……それだけのこと……』
スライムクロシュ『……』
星竜の子供『……まだ何かあるのか』
スライムクロシュ『……』
↓1〜3 多数決
1.ごめんなさい
2.復讐は受けて立つ
3.自由安価
- 766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 20:51:22.16 ID:CcaCExly0
- 2
- 767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 20:59:12.46 ID:+L6di7kro
- 2
- 768 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 21:09:37.87 ID:R0+Uknd10
- スライムクロシュ『……もし……わたしが、憎いなら……』
星竜の子供『……』
スライムクロシュ『わたし……いつでも……受けて、立つ……』
星竜の子供『……』
スライムクロシュ『……わたし……あなたの、ママを……殺して……食べたもん』
星竜の子供『……』
スライムクロシュ『……』
星竜の子供『……』ジワワ
スライムクロシュ『……』
星竜の子供『……ギャオオッ!!』バッ
スライムクロシュ『……っ』ギュッ
ゲシッゲシッ ゲシッ…
◇
- 769 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 21:58:14.75 ID:R0+Uknd10
- ―朝
小さな無人島
チュンチュン
イリス「……ねえ、ミスティ……私たち、すっごく大事なことを忘れてない……?」
ミスティ「な、何よ……? 私は思い当たることなんて特にないけど……」
イリス「これだよ!」
フリルワンピース水着「」ドン!
スクール水着「」ドン!
ミスティ「こ、これがどうしたって言うのよ」
イリス「私たち、泳いでない! せっかく水着をもらったのに、写真を撮られただけだよ!」
ミスティ「そ、そうね……。せっかくだし、泳いでくれば良いんじゃないかしら……。ほら、ここはまだ熱帯だし、きっと気持ち良いわ……」
イリス「……ミスティは?」
ミスティ「私は、別に……。水、苦手だし……」
イリス「大丈夫!! 私が手取り足取り教えてあげるから!! 一緒にいこ!」
ミスティ「い、嫌! みんなにあんな格好見られたら死ぬ……!!」
イリス「大丈夫だよ!! 絶対かわいいから絶対大丈夫!!!」
◇
―小さな無人島 海岸
バシャバシャ
イリス(フリルワンピ水着)「こうやって手を動かして――」
ミスティ(スク水)「こ、こう……?///」
エバンス「ふう……水着か……。俺も買っておくんだったぜ……」
妖精「イリスとミスティが記念にもらったやつだけだからねえ」
クロシュ「……妖精さんの格好も……ちょっと、水着っぽい……」
妖精「ああ、これ? そういえばそうかも? あんまり考えたことなかったなあ」
ローガン「言われてみれば、妖精たちの格好は一般的な人間のそれと比べると少々刺激的かもしれん」
妖精「えっそうなの!? けっこう恥ずかしい格好だったりするのこれ!?」
暗黒少女「妖精類がそういう格好してるのはそういうもんだと思うし全然気にならないわね。人間が同じ格好してたらたぶん二度見するけど」
妖精「……う、う〜ん……つまり、どうしよう……」グルグル
エバンス「まあ、いつも通りでいいんじゃないか?」
*
- 770 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 21:59:19.72 ID:R0+Uknd10
- エバンス「女の子たちが泳いでる間に訓練でもしてるか! 魔銀の剣の重さに慣れとかねえとな!」ブンブンッ
ローガン「必要なら私が相手を務めよう」
クロシュ「……」
妖精「そういえばクロシュ……昨日、星竜の子供と喧嘩してたけど、大丈夫だった?」
クロシュ「うん……。喧嘩は……してない……。受けて、立ってた……だけ……」
妖精「そう……。でも、あんまり一人で抱えないでね。星竜を倒したのは、あなた一人じゃないんだから」
クロシュ「うん……」
クロシュ「……そういえば……昔、風に溶けたスライムがいたんだって……」
妖精「ん? あ、それってクロシュヴィアの伝説?」
クロシュ「うん。わたし……ちょっと、試してみる……」
妖精「ええ……? もし失敗したら風に溶けたまま二度と元に戻れなくなるって話だよ? 危ないよ」
クロシュ「だいじょうぶ……妖精さんが、風を集めて元に戻してくれるから……」
妖精「こらっ私をアテにするな! でもまあ、そうだね。私の見てるとこでなら試してみてもいいよ」
クロシュ「んへへ……ありがと……」
妖精「でも私の見てないとこじゃ絶対にだめだからね」
クロシュ「ん……わかりました……」
↓1コンマ
01-90 だめです[経験1/12]
91-98 霧散する[経験6/12]
99-00 風の如し[経験☆]
- 771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 22:01:05.28 ID:JEGXDS/5O
- あ
- 772 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 22:14:46.66 ID:R0+Uknd10
- クロシュ「んん……風を……捕まえて……同化……」ムムム
妖精「どう? できそう?」
クロシュ「んむむ……」
妖精「やっぱ難しいんじゃない? あのブラッドだって、ミスティの出した冷気には咄嗟に同化できなかったんだもの。気体との同化はそれくらい難しいってことだよ」
クロシュ「んむ……」
妖精「まあ焦らずにやってこうよ。みんないるんだからさ、クロシュ一人が焦ってなんでもできるようになんなくても大丈夫だから」
クロシュ「うん……」
☆空気化経験が[1/12]になりました
◇
- 773 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 22:16:19.31 ID:R0+Uknd10
- ―小さな無人島
溶岩エイ「キュウ〜ン」ヒラヒラ
星竜の子供「……」プイッ
エバンス「またなー! モーリィたちによろしくなー!!」
イリス「行っちゃったね……」
ミスティ「あの星竜の子供……昨日より大人しかったわね……」
ローガン「何かあったのだろうか……?」
クロシュ「……」
妖精「まあ、生きてればいろいろあるよ。あの子も、クロシュと同じでまだまだ赤ちゃんなんだもの……」
暗黒少女「ええっ、クロシュってまだ赤ちゃんなの!? 子供だとは思ってたけど……」
イリス「でもクロシュちゃんはすっかり頼もしくなったよ!」
ミスティ「同感ね……。海は渡れるし、同化でなんでもできる……」
エバンス「クロシュちゃんを守るためにこのパーティに入ったってのに、このままじゃ名折れだ! 俺も強くなるぞ……!」
ローガン「うむ……私も気を引き締めよう」
◆
- 774 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 23:13:30.01 ID:R0+Uknd10
- ―港湾都市ウォーターポート
海岸
ザァーン ザザァーン…
暗黒少女「ああ……懐かしのウォーターポート!」
妖精「お疲れ様。あなたともお別れだね」
暗黒少女「あっ……」
イリス「短い間だったけど、一緒にいれて楽しかったよ! もう悪いことはしないでね!」
ミスティ「……真っ当に働け……なんて、言っても聞かないかもしれないけど……。危ないことはするんじゃないわよ……」
ローガン「フッ……君を心配する者もいるということを、覚えておいてくれたまえ」
エバンス「うちの傭兵団に入りたかったら気軽に応募してくれよ。前も言ったが、商人経験ありなら歓迎だぜ」
クロシュ「えと……お元気で……」
暗黒少女「あんたたち……うう……ぐすっ……。こんな、詐欺師の私なんかを……見捨てないで、ここまで連れてきてくれて……。本当に……本当に、ありがとう……!!」ジワワ
イリス「……!」
暗黒少女「私……やれるだけ、やってみるわ……! 法に触れない範囲で、どでかい収益を出して……いつかあんたたちに、この借りを返す!!」
ミスティ「……」
暗黒少女「だから待ってなさいよね! こんどは豪華客船にあんたたちを乗せて海の向こうに連れてってやるわ! クロシュにも、自分が泳がない船旅ってもんを味わわせてやるんだから!」
クロシュ「わあ……。うん……」
暗黒少女「それじゃあ、また会いましょう! 死ぬんじゃないわよ!!」
☆暗黒少女と別れました
☆暗黒優待券を手に入れました
◆
- 775 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 23:15:56.86 ID:R0+Uknd10
- というわけで本日はここまでとなります
いろいろありましたが無事に大陸に戻ってきました、クロシュ一行です
星竜の子からの憎しみを受け止めたクロシュ氏は、またひとつ成長しました。奪われる側の苦しみは、本当にどうしようもなく、どうにもならないものです。クロシュさんは主人公ですが、奪う側に回ってしまうこともあります。こればかりは、憎しみを受け止めながら進んでいくしかないのかもしれません。謝っても救われず、謝らなくても救われません。どうしようもないのです
なお、今回の選択で星竜の子供くんは、ちょっとだけクロシュへの好感度が上がったようです。もちろん憎しみが消えたわけではありませんが、少しは見方を変えてくれるかもしれません
そして長い間苦楽をともにした暗黒行商少女さんともついにお別れです。いろいろありましたが、人に優しくされて、心配されるという経験をした彼女は、これからどう変わっていくのでしょうか。それは彼女次第ではありますが、願わくば、それがしあわせにつながるものでありますよう、と願わずにはいられないのかもしれません
それでは本日もありがとうございました。次回ですが、今度は日曜の更新がちょっと怪しいため、代わりにまた平日のどこかで更新するかもしれません。よろしくお願いいたします
(もし更新日を明確にして欲しいなどの要望がありましたら、なるべく早い段階でお知らせするようにいたします。特になければ前回同様いきなり更新し始めます)
- 776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 23:23:52.72 ID:+L6di7kro
- 乙乙
- 777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 23:28:21.84 ID:NFBWb1XCO
- 乙
妖精さん人間基準だと結構なナイスバディなのかな
- 778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/01(月) 01:01:42.14 ID:oxsLu7YDO
- 乙です
更新日については出来れば知りたいかな
- 779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/01(月) 01:43:44.27 ID:E73dHXaYO
- 乙です
更新日を明確にしてくれると助かります
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