【安価コンマ】オリウマ娘と共に

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490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/05(日) 15:00:16.40 ID:7MgZUJVi0
蝶に包まれてる模様のワンピースタイプ水着
胸とかそれ先端見えない?て感じだけど実際は肌色生地になってるだけで寧ろ露出は少なめ
491 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/05(日) 15:27:54.74 ID:+9m/08ls0
悩んで時間かかりそうなので、ちょっとコンマやります。どれも良いよね。



水着どれだ:コンマ直下。0はもっかい。

1〜3 >>488
4〜6 >>489
7〜9 >>490
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/05(日) 15:29:04.99 ID:p499ikJz0
493 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/05(日) 19:30:49.59 ID:+9m/08ls0

――出会いは図書室でした。

シルフィー「――も、もしかして、絵本。好きなんですか?」

マンティ「へっ!?ぁ、ぇ……?は、ひゃ、ひゃい……!」

図書室の小さな机で、絵本を読んでいる彼女。見てみると他にも何冊か絵本が積み重なっていて、それだけで「ああ、絵本が好きなのかな……」と、分かりました。。

……普段なら絶対にしない。自分から話しかけるなんて、しかもこんないきなり。

けど、トレセン学園で友達が欲しいというのもちゃんとした……そう、健全な欲求だと、私は思います。

シルフィー「ご、ごめんなさい!いきなり話しかけちゃって……私、グリーンシルフィーと言います。貴女は……」

マンティ「わ、わた、私は……ブラックマンティス、と言います」

これが、私とマンティさんとのファーストコンタクトでした。
494 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/05(日) 19:32:47.59 ID:+9m/08ls0

シルフィー「す、凄いです……!絵の雰囲気と文章が見事にマッチしていて、しっかりと絵本の世界観に引き込まれてしまいました……!」

マンティ「シルフィーさんの本も……す、素晴らしいです……!お話の展開が……凄いはっきりしていて、最後の場面では……思わず、な、涙が出てしまいそうで……!」

――初めて会ったあの日から。私たちはこんな風に作った絵本をお互いに読み合って批評する、ということをよくするようになりました。

自分だけでは見えてこない視点、感想を聞ける……少し恥ずかしい気持ちもありますけど、とってもいい時間でした……!

……パピヨンさんに一度読んでもらおうとしたことはあるんですけど。その、ちょっとハードルが高くて……その。

マンティ「し、シルフィーさんは、絵本以外にも色々やってるんですもんね。小説とか……絵本以外にも、色々読んだりした方が良いんだろうな、という気持ちはあるんですけど……」

シルフィー「!しょ、小説に興味がおありですか……!?」

来ました来ました!で、ではどうしましょう……?マンティさんなら長めの長編小説でもしっかりと読み切れそうですが、最初はやはり、短くまとまっていて分かりやすいものが――。

いえ、好きなジャンルを読んでもらって小説が面白いものというのを分かって貰うためには、少し儚くて優しい雰囲気のファンタジー系の……。

マンティ「し、シルフィー、さん……?」

シルフィー「……あっ!?ご、ごめんなさい……!そ、そうですね……ま、まずは短編集などを読んでみて、どんなジャンルが好きか探してみるのが良いかもしれませんね……私の見立てだと、マンティさんは――」

――絵本や創作の話をこんな風にしながら、紅茶を飲んだりお茶菓子を食べたり。まるでティーパーティー……トレセン学園でこんなことが出来るなんて、と。思わず顔が綻んでしまいます。
495 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/05(日) 19:36:47.73 ID:+9m/08ls0

そして、私たちはトレセン学園に通うウマ娘。ならば必然的にレースの話は切っても切り離せない話題で。

シルフィー「……そうですか。マンティさんはJBCスプリントを目標に」

マンティ「は、はい……国内で短距離のダートG1は、その一つだけですから……わ、私の走りなら十分狙えると、トレーナーさんも……」

――私の同室、パピヨンさんと同じダートを走るウマ娘。短距離ということは、もしかしたら同じレースに出ることもあるかもしれませんね……そうなったら、どちらを応援したら……。

マンティ「…………が、がんばり、ます!まだまだ先のレースですけど、そのG1に勝てれば、きっと……!」

シルフィー「……?」

何か覚悟を決めたような表情。けどどこか必死な表情――私にはそれの見覚えがあります。

(……パピヨンさんも、前に)

そう、パピヨンさんも前にこんな表情をしていました。マンティさんのレースに懸ける思いがそうさせるのでしょうか……ですが、それを聞く勇気は、私にはありませんでした。

マンティ「そ、そういえば。シルフィーさんは今後のレースは……ど、どうするんですか?」

シルフィー「あ、は、はい。えっと……」

――私は。


グリーンシルフィー、桜花賞戦績:コンマ直下
1〜3 一着!
4 二着!
5 三着!
4〜6 掲示板!
7〜9 掲示板にも……
0 おおっと


オークス戦績:コンマ下2
1〜3 一着!
4 二着!
5 三着!
4〜6 掲示板!
7〜9 掲示板にも……
0 おおっと
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/05(日) 19:38:40.98 ID:QEIsYaNto
ぬん
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/05(日) 19:42:29.62 ID:dsQ6ds5/O
良い方に
498 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/05(日) 19:47:50.82 ID:+9m/08ls0
桜花賞惨敗、オークス一着!

少し離席します。グリーンシルフィーサイドでもドラマがありそうで良いですね。
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/05(日) 19:56:30.40 ID:RZt09s+DO
一旦乙です
現実の競馬だったらオークスの倍率結構凄いことになってそう
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/05(日) 20:18:54.56 ID:g/FYfObGo
たんおつ
おおシルフィーG1バじゃんやっるぅ!
桜で奮わなかったのも距離のせい、ゴリゴリのステイヤーですねこれは
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/05(日) 20:44:00.96 ID:QEIsYaNto
万馬券になってるだろうね
502 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/05(日) 21:22:25.03 ID:+9m/08ls0
シルフィー「秋華賞のトライアルレース、紫苑ステークス。次はそこに出走するつもりです」

春、私は桜花賞で惨敗し――そしてオークスで見事勝利した。だから次は秋華賞を目指す。

私の夢、トリプルティアラ。最初の一歩でそれが無くなったとき、私は――酷く酷く落ち込んで、このままじゃオークスも駄目だと出走すら諦めそうになって、それで……トレーナーさんは……。

シルフィー「オークス、そして秋華賞を勝って二冠バに。それが今の私の目標で、夢ですから」

マンティ「す、凄いですね……シルフィーさん。私も頑張らないと……」

シルフィー「……はい、マンティさんなら勝てますよJBCスプリント。でも、その……同室のパピヨンさんも、ダートを走るのでもしかしたらマンティさんだけを応援、とは出来ないかもしれません」

マンティ「ぁ、え……!?パ、パピヨンさんが同室なんですか……?ご、ごめんなさい!そ、そんな、気まずかったですよね……!」

シルフィー「い、いえいえいえ!そんな謝らなくても……!あ、ほ、ほらそういえば新しいお茶菓子を用意してるんです!食べましょう食べましょう!」

マンティ「へ?ぁ、は、はい……!」

――こうして、私とマンティさんのティーパーティーは終わった。

私はティアラ路線、マンティさんはダートを。きっと一緒のレースで走ることはないかもしれないけど――こうやって、趣味を通じてお喋りが出来るのは、なんだかとっても楽しいし、心地いい。ですね。

……さて!私も、秋華賞――その前の紫苑ステークスに向けて頑張らないと!
503 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/05(日) 22:02:12.89 ID:+9m/08ls0
パピヨン「――――む、むむむむ……」

――アタシは今、水着を選びにこのお店に来ている。目的は勿論、夏に着る水着を買う為――もあるけど!もう一つ目的として!

パピヨン「お兄さんをドキドキさせちゃうような水着はどれかなぁ……」

そう!スク水でも全然普通にしていたあのお兄さんを、ドキドキさせて顔を真っ赤っかにさせちゃうようなそんな水着を買って……お兄さんをからかう!

あの人、アタシの身体見ても全然キモい反応しないし……いや、キモい反応するけど、もっと……もっとこう!ねぇ!?

パピヨン「……アタシ、結構自信あるんだけどなぁ」

同い年、いや他のウマ娘と比べても大きい方だと思うんだけど……スカーレットとかと比べると負けちゃうかも?って気がするけどアタシ身長低いし。

……脚とかも、結構魅力的?だよね、きっと。

パピヨン「やっぱり肌面積とかが多い方が……」

お兄さんもそういうの好きだよね?これとか殆ど紐みたいな……い、いや!いやいやいや!これはない!これはないないない!

――もっと普通な、けどちょっとドキっとしちゃうような……そんな水着……あっ!

パピヨン「これだ、これにしよ!」
504 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/05(日) 22:21:44.45 ID:+9m/08ls0
『……パピヨンに追い出されてしまった』

トレーナー室で仕事を片付けていたら、いきなりパピヨンが来て「出て行って!」と言われてしまった。

……いや、別にそのこと自体は良いんだが。パピヨンは部屋の中で何をしているんだろうか。

パピヨン「はーいお兄さん。準備できたから入って良いよ〜」

中からパピヨンの声が聞こえてくる。その言葉の通りに、【貴方】はトレーナー室に入ると……そこには。

パピヨン「じゃ〜ん……どう?新しい水着買っちゃったんだけど……お兄さんの感想、聞かせて欲しいな〜?」

――水着姿のパピヨンがいた。蝶のような模様があしらわれたワンピース水着。

パピヨン「ぷぷ、お兄さん見惚れちゃってる?やんや〜ん、そんなじっくり見ちゃって、お兄さんのエッチ〜」

『え?あ、ああ……すまない』

思わずジッと見てしまった。ふむ、ふむ……。

『……だいぶトモも成長したな。全体の筋肉量も偏っていないし……こうやってみると、だいぶ綺麗な身体をしているな』

パピヨン「えっ?い、いや……そんな……いやいや……えっ?」

『スプリンターらしい良い下半身だ、だから後は心肺能力と柔軟性、そういう部分を鍛えていくべきだろうな』

それこそ、夏合宿では遠泳を多く行ったりしても……いや確か夏合宿ではビーチでクイズ大会が行われるらしいから――。

パピヨン「……〜〜っ!あ、あーもう!お兄さんほんっと意味わかんない!もっとこう!あるでしょ!?」

『え』

パピヨン「言うべきこととか!水着なんだから!ねぇ!あ、あーもー……ほら!チャンスあげるから!」

顔を朱色に染めながら、パピヨンは自分にびしぃ!と指を指す。

……な、何だろう。
505 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/05(日) 22:26:58.09 ID:+9m/08ls0
なんか言ってあげよう!:安価下2
1 ……水着似合ってるな
2 身体を見せるだけなら水着になる必要なかったんじゃ…
3 …………?
4 自由安価
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/05(日) 22:27:26.57 ID:QEIsYaNto
kskst
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/05(日) 22:40:13.71 ID:PypCo76v0
1
508 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/05(日) 23:26:18.81 ID:+9m/08ls0
『……水着、似合ってるな』

パピヨン「!!!」

彼女の顔が、一気にぱあっと明るくなる。

パピヨン「っ!で、でしょ〜!?この水着、折角お兄さんの為に――ぁ、いや、ちがっ…………も、もう!ほんとお兄さんってば変態なんだから!」

アタシの水着姿で鼻の下伸ばして、にやにやしちゃって!まあでも、お兄さんだししょうがないよね!と、なんだか早口でまくし立ててくる。

パピヨン「ぷ、ぷぷぷ!あー、良かった……じゃない!ほらもうおしまい!アタシの水着姿なんて他の人じゃ中々見れないんだからね!?ほら出て行って!出てって!

『……え、ちょ。押すなって……!』

顔が真っ赤なパピヨンに押され、部屋から追い出されてしまう。

……水着が似合ってると思ったのは、本当なんだけど。どうして……。

パピヨン「……〜〜っ!ぅ〜……!!!」

――【貴方】をトレーナー室から追い出した後、嬉しそうにガッツポーズを小さくするパピヨンの姿がそこにはあった。
509 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/05(日) 23:34:08.97 ID:+9m/08ls0
結局【貴方】はドキドキしたの?:コンマ直下

1〜6 ……?
7〜9 ……年頃の女の子がそういうのを着るのは、良くないと思う
0 ……いや、まあ……まあ。
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/05(日) 23:41:27.78 ID:RZt09s+DO
はい
511 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/05(日) 23:52:07.20 ID:+9m/08ls0
多分最後までお兄さんパピヨンにドキドキしたりとかそういう目で見たりとかしなさそう。

今日はこれで終わりです。お疲れさまでした。おやすみなさい。
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/06(月) 00:23:24.81 ID:uKJEhHdD0
新人とは思えない危機管理能力
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/06(月) 11:31:57.36 ID:qAUE+wM4o
クソボケやちょっとはそういう目で見ちゃうよりも魅力は認めつつ扇情的過ぎるのは駄目よと理性が勝ってるの、一番パピヨンにとって壁が厚い気がする
おつ
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/07(火) 00:44:00.15 ID:+XzMZXXGo
遅いけど乙
マジで壁が高いなこのトレーナーパピヨン自信なくしちゃうよ
でもなんかパピヨンの魅力にはちゃんと気づいてそうなのがまた厄介だな20歳越えるのを待つしか…
515 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/08(水) 00:50:48.75 ID:eX2MnGk70
パピヨン「ライムのトレーニングを探るよお兄さん!」

『……はあ』

ユニコーンステークスから数日、トレーニングが休みの今日この頃。いきなりパピヨンはそんなことを言い出した。

『……ライムのことなら直接訊けば、それこそ一緒にトレーニングも』

パピヨン「お兄さんバカ!? ライムはライバル……じゃなくて敵!敵なんだからもう軽々一緒にトレーニングしたりなんて手の内晒しはしないでしょ!」

『ああ、まあ……』

ぷんすこ怒る担当ウマ娘の意見も分かる、けどあのライムがそういう提案を断るだろうか……ああ、でもライムの担当トレーナーさんは、そういうのしっかりしているだろうなぁ。

……興味がないわけではない、敵情視察……そう敵情視察。自分自身、ライムがどのようなトレーニングを行っているのか気になるところだ。

パピヨン「ね!ね!?お兄さんも気になるでしょ!?」

『だけど、そんなトレーニングを見させてほしいなんて――あいたっ!』

蹴られた!脚を!痛い!

パピヨン「だから探るの!お兄さんほんっと察せないね!隠れてこっそりと観察するの!そう……スニーキング!」

『スニーキング』

……ダンボールとか用意した方が良いんだろうか。
516 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/08(水) 00:51:24.07 ID:eX2MnGk70
ライトレ「――少しペースが落ちているぞ!最後の一週も全力で!」

ライム「はい!トレーナーさん……っ!やぁあああああああ!!!」

――ダッ。と、ライムが駆けると同時に、風を割く音が聞こえてくる。

ダートの土が舞い上がり、まるでダートを往く流星のようで……。

パピヨン「……ちょっとお兄さん、お兄さん。何ボーっと見てるの」

『え、あ、ああ。悪い……』

パピヨン「今日はライムの練習を全部糧にするつもりで行くよ!お兄さんも一応トレーナー何だから、少しは頑張ってよ!」

酷い言われようだなと思う。まあしかし、折角担当ウマ娘がやる気を出しているのだから、それに全力で乗っかるのもトレーナーの役目だ。

――という訳で、自分たちは今ステラライムの練習を物陰からこっそりと伺っている。わざわざ黒いサングラスを二つ自費で購入し、あんパンと牛乳も……いやこれ刑事の尾行か?

パピヨン「もぐもぐごくごく……にしてもライム、相変わらずはっやいなぁ……前走った時よりも断然早くなってる気がするし」

――ステラライムのトレーニングを見始めて思った印象として、とても基本に忠実である。ということだ。

ライムのトレーナーさんは結構熱い人だが、トレーニングはとても論理的だ。無茶は絶対にさせず、しっかりと基本を押さえる。走りの土台をしっかりと築いている。

だからこ――単純に強い。王道のようなレース展開も。最後に抜け出す走力も、走り切るスタミナも全てを兼ね備えているからこそできる。つまり、基本が出来ているんだ。

ライム「っぁあああああああああああああ!!!」

ライトレ「……よし、いいぞライム。いったん休憩にしよう、しっかりと水分補給をしておいてくれよ」

ライム「はぁ、はぁ……!はい、分かりましたぁ……!」

パピヨン「うわ、すっごい担当とトレーナーっぽい。お兄さん、見習えば?」

『……いや、まて。それだけは君に言われたくないぞ』
517 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/08(水) 00:57:03.44 ID:eX2MnGk70
おやすみなさい。



スニーキング:コンマ直下
1 パピヨンうずうず
2〜4 バレてない!
5〜8 ライム「パピヨンさーん!どうしたんですかそんなところで!」
9〜0 ライトレ「……何やってるんですか」
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/08(水) 01:35:26.62 ID:u3Zgg4970
ダメぽ
519 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/12(日) 00:11:58.07 ID:sAgW740n0
ライトレ「――次走のジャパンダートダービーでは長い直線のロングスパートが勝負になる。だからそこでの先行争い、それを制することが勝ちへとつながる」

ライム「はい!」

ライトレ「だからスパートをどれだけ維持できるか、持続力を鍛えるためにもこれから先はそう言ったトレーニングが多くなる」

足腰を重点的に鍛えるための筋トレや、最後まで走りきるための体力づくり……まあ、今まで通りと言えば今まで通りだが。と、ライムのトレーナーさんは難しい顔をしながら言う。

ライトレ「2000mはライムにとっても未知の距離だ、今までのトレーニングとレース結果からも適性はしっかりとあることは分かっているが――」

ライム「トレーナーさん!大丈夫です!私、しっかり2000mでも勝って見せますから!」

にっこりと笑い、ライムはトレーナーさんに向かってぐっ!と親指を立てる。

ライトレ「……そうか、ならしっかりと勝つためにトレーニングを続けよう。君の幼馴染にも、カッコ悪い所は見せられないからね」

ライム「えっ!?あ、ちょ……トレーナーさん!?その話は関係ないと思うんですけど!?」

ライトレ「ははは」

ライム「うぁー!」

揶揄うように笑うトレーナーと、顔を真っ赤にして起こるライム。これが、彼女とトレーナーの練習風景だった。
520 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/12(日) 00:14:28.23 ID:sAgW740n0
パピヨン「…………」

『……』

……なんだか、本当にお手本のようなトレーナーとそのウマ娘だと感じた。

パピヨン「……ジャパンダートダービー」

『……一応言っておくけどパピヨン。キミは』

パピヨン「分かってる、分かってるって……距離的に絶対無理だし、そもそも出れないでしょアタシじゃ」

これまで4戦2勝、出走登録自体は出来るだろうが……他に出るウマ娘も多い、抽選が必須になりそうだ。

パピヨン「ライムは次のG1に向けて練習、シルフィーはオークスに勝って秋華賞へ」

……アタシの周りG1勝ってる子多くない?と、そんなことを言いたげな目。

『ならキミも早くその仲間入りをしよう。次の目標もしっかり定めて、練習をすれば……きっと勝てるさ』

練習をすれば絶対に勝てるわけじゃないけど、それは無駄にならない。キミは理解しているだろう?

パピヨン「分かってるよ、お兄さん」

ライトレ「はは、なぁにそもそも2000mを走り切れるか不安になったときはちょっと長いマイルだと思えばしっかり走れるだろう!」

ライム「……ちょっと長いマイル?」

ライトレ「ちょっと長いマイルだ!走れないことはない、そう思うことでメンタルもカバーだ!」

おおっとなんだか遠くで愉快な話題が出てきた。

パピヨン「あ、やっばこっちに近づいてくる……撤退撤退。逃げるよお兄さん!」

『ああ!』

――アンパンと牛乳を両手に持ち、【貴方】とパピヨンはその場から逃げ出した!
521 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/12(日) 00:38:57.67 ID:sAgW740n0
『……次のレースの話をしよう、パピヨン』

夏合宿が近づいてきたある日、トレーニングを始める前にパピヨンをトレーナー室に呼び出す。

パピヨン「次のレース、かぁ。アタシは走れれば何でもいいんだけど――」

『それでも、今回はキミの意見が欲しい。今後キミがどういうレースを望むのか、ある程度指標があったほうがこちらとしてもやりやすいんだ』

――ライムのライバルとしてありたい。だとしても流石にジャパンダートダービー……中距離は、現時点では無理だ。

それにライムの追いかけを何時までもするわけにもいかない。ライムはライムの、そしてパピヨンにはパピヨンのレースがある。

『……短距離でも、マイルでも。次走じゃなくてもこのレースに出走してみたいとかそういうのでも構わない。地方のレースを巡るでも、それこそ海外でも』

パピヨン「ん〜……そう、だなぁ。アタシ的には……沢山走りたい。沢山走ってまず実績を作って、それで……ぷっ」

ぷはっ、あはは!と、突然パピヨンが笑いだす。

『ど、どうした!?』

パピヨン『あー、ごめんごめんお兄さん。いや、前のアタシだったら……言わなかっただろうなぁ、実績を作って〜とか」

――なんせ実績があるとその分人気になって頑張らないといけないから。と、パピヨンは言う。

パピヨン「でも今はそれが欲しいな。まずは慣れないと、まだちょっと……ムリかもしれないけど。少しずつ、少しずつ」

『……そうか。それは……とても、良いことだな』

――成長というのだろう。トレーナーとして、本当に嬉しいことだ。
522 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/12(日) 00:48:47.12 ID:sAgW740n0
パピヨン「と、いう訳で短距離でもマイルでもなんでも!沢山走りたいな!お兄さん、その辺色々叶えて欲しいな〜?」

おねが〜い。と、担当ウマ娘がウインクしながらおねだりする。任せろそれが仕事だと言わんばかりに、胸を張る。

パピヨン「……お兄さんって、自慢げだとちょっとキモいよね」

『自分も怒るぞいい加減』

さてさて、それは置いておいて。パピヨンの次走は――。




パピヨンの今後のレース展開についての安価です。深夜の為時間は長めに。

全てのレースが決定するわけではありません、こういうレース走らせたいとか、こういう路線で頑張りたいとか。そういう物です。

目標レース:(将来的に出たいレース名、○○が出走するレースとかでも大丈夫です)
(出来るだけウマ娘ゲーム内であるものでお願いしたいですが、なくても出来るだけ頑張ります。海外とか殆どゲームにないので)

次走:(次走で走りたいレース名、作中は現在クラシック6月後半です)
(書かなかった場合、目標レースから考えてそれっぽいのを選びます)

その他:(何か付け加えたいことや、こういうローテ組みたいとか何かあれば。絶対ではありませんが出来るだけ取り入れます)

上記のテンプレで書いて欲しいです。初の試みなので出来るだけ柔軟にやってみます。

因みにパピヨンは「出来るだけレースに出たい」そうです。クラシック期間に「3〜4回」くらいはレースに出たいかもしれないです。
523 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/12(日) 00:50:47.56 ID:sAgW740n0
それではおやすみなさい。質問等あれば何でもお願いします。



パピヨンの今後のレースは――:18時まで募集。

目標レース:(将来的に出たいレース名、○○が出走するレースとかでも大丈夫です)
(出来るだけウマ娘ゲーム内であるものでお願いしたいですが、なくても出来るだけ頑張ります。海外とか殆どゲームにないので)

次走:(次走で走りたいレース名、作中は現在クラシック6月後半です)
(書かなかった場合、目標レースから考えてそれっぽいのを選びます)

その他:(何か付け加えたいことや、こういうローテ組みたいとか何かあれば。絶対ではありませんが出来るだけ取り入れます)
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/12(日) 01:58:55.53 ID:HN7+ohOD0
ちょっと調子悪そうだし精神を鍛える面でも障害レース一回だけ走っとく?
東京ジャンプステークスとかあるし
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/12(日) 11:16:58.63 ID:D+zCJuEro
次走はエルムS(札幌)やクラスターS(盛岡)で地方遠征いちゃつき入りとか
今年はあと武蔵野SとかカペラSとか勝って実績作り

最終的にはJCBスプリントでライムに勝つのは勿論、海外だけどドバイゴールデンシャヒーンとか行ってみないか(お兄さんと海外)
526 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/12(日) 22:24:17.16 ID:sAgW740n0
なかなか見れなくて遅れてしまいました、すみませんありがとうございました。

テンプレで書いてきてもらったものを採用するつもりだったんですけど、何か分かりにくかったのか来ないで終わっちゃいました……申し訳ないです。

今日は更新できないので、もう少しだけ時間延長してみたいと思います。明日の21時までで。

来なかったら>>524,525から予定通り選びたいと思います。
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/12(日) 22:33:12.95 ID:VV51EV380
次走はエルムSあたりかな

最終目標はフェブラリーSか、いっそBCスプリントとか
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/13(月) 12:50:36.20 ID:NgVQ7RY7O
案外海外の方が上手く走れたりするかもだし海外行くか
ただ今年一杯は国内で走って来年からになりそうそうすると

血統分からないけどそういう血が混ざっててもおかしくはないし
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2024/05/13(月) 18:21:47.05 ID:baB4dCIF0
いつかアメリカ行ってメトロポリタンハンディキャップ(アメリカの6月開催G1、ベルモントパーク競馬場ダート1600m)かブリーダーズカップ・ダートマイル(アメリカの10月末or11頭開催G1、開催地は持ち回りダート1600m)出たいとか言っても良いと思う

因みにどっちも凱旋門賞やドバイシーマクラシックなんかも入ってるような世界のトップ100G1レースに乗ってる(国際競馬統括機関連盟なるwikiページ参照)


差し当たりは夏合宿挟んでオープンのながつきステークスかG2東京杯、年末にG3カペラステークスorチャンピオンズカップ、シニア級入ってからコーラルステークスって感じに
530 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/13(月) 22:27:33.24 ID:WKyf6WzJ0
時間過ぎましたがこれで終わりたいと思います、ありがとうございました。

次走は「エルムステークス」「クラスターカップ」「ながつきステークス」「東京盃」ですかね。障害レースはちょっとお留守番!

最終目標は国内G1だったり国外G1だったり、まだ決めませんが候補には上がってくる感じで。パピヨンに意識だけさせておきましょう。

では、早速次走決めます。
531 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/13(月) 22:31:59.22 ID:WKyf6WzJ0
ではおやすみなさい。



次走は――:安価下3までで一番コンマが大きいもの

1 8月前半に札幌で行われるG3「エルムステークス」
2 8月後半に盛岡で行われるG3「クラスターカップ」
3 9月後半に中山で行われるOP「ながつきステークス」
4 10月前半に大出行われるG2「東京盃」
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/13(月) 22:43:00.44 ID:kwgpzOzA0
1
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2024/05/13(月) 22:47:07.15 ID:baB4dCIF0
4
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/13(月) 22:58:10.42 ID:9rS2Fg0io
1
535 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/13(月) 23:13:10.31 ID:WKyf6WzJ0
次走は「エルムステークス」です。1700mの今まで最長距離ですが、何とか頑張りましょう!

そして札幌でデートです。ありがとうございました。
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/14(火) 15:40:45.48 ID:BsqSSE0+0
???「札幌デートか……塩ラーメンが旨いと聞くぞ」
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/14(火) 22:51:38.09 ID:hywWUxnU0
パピヨンなんか惜しいとこで毎回勝てないキャラな気がする
シニアが終わるまでにG1勝てなさそうだけど最後に勝ってハッピーでも楽しそう
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/19(日) 22:51:03.79 ID:Oqm+6HQRo
エタ?
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/05/20(月) 23:35:18.34 ID:IClHYhfbO
あーあもうやる気なくなっちゃったか
すぐエタるよな安価やる奴ってゴミばっかり
540 : ◆OX0aJKbZO.0H [sage]:2024/05/21(火) 23:09:59.14 ID:H7a23omZ0
生きてます、すみませんもう少し待ってください。
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/21(火) 23:17:49.16 ID:LycZD2yqo
変な人に返事せんでええよ
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/21(火) 23:24:41.20 ID:eX4p3ltXo
報告おつー
おけおけ
543 : ◆OX0aJKbZO.0H [sage]:2024/05/25(土) 05:01:23.22 ID:1knW09Ei0
「エルムステークスにしよう」

8月前半に札幌で行われるエルムステークス。距離は1700mと少し長いが、時期も丁度いい。

パピヨン「エルムステークス、エルムステークスかぁ……えっ。ってことはもしかして夏合宿途中で抜け出す感じ?」

「まあ、そうなるな」

パピヨン「えぇ〜!?アタシ、合宿中の夏祭りとか楽しみにしてたんですけど!」

「……札幌にも夏祭りはあるさ、ただまあ友達と行ったりは出来ないかもしれないが……」

確かに夏祭りに友達と遊びに行く予定が合ったりしたのかもしれない、だったらエルムステークスではなく少し後の――。

パピヨン「はぁ〜……いや、いいよ。別にそういう予定があったわけじゃないし、ちょっと気になってたな〜くらいの気持ちだったし」

そう言うと、彼女はプイっとそっぽを向いてしまった。何かまずい事を言ってしまったかと不安になるが、きっと大丈夫だろう。

「……そうか?じゃあ、予定通りエルムステークスで行こう。札幌だし美味しいものも沢山あるだろうな」

パピヨン「お、そういう話題出したってことは全部お兄さんの奢りだかんね?」

「えっ」

パピヨン「ぷぷぷっ。ごちそうさまで〜す!」

――と、いう訳で次走は札幌で行われるエルムステークスに決まった。

とりあえずはエルムステークスを勝つことを目指して、そこから先は――どこまで羽ばたけるか、ゆっくり相談して考えていこう。
544 : ◆OX0aJKbZO.0H [sage]:2024/05/25(土) 05:02:53.52 ID:1knW09Ei0
パピヨン「うっわ〜!綺麗な海!え、すご。滅茶苦茶夏じゃん!」

夏合宿初日、パピヨンが海を見てキラキラと目を輝かせている。

「海は初めてか?」

パピヨン「うん!始めて来た!うわ、砂浜とかこんな感じなんだ……わ〜……!」

……やっぱり年頃の女の子っぽい所はあるんだよな、この子。しかし、予定だと初日は簡単なトレーニングで終わらせる予定だったし。うん、そうしよう。

「……よし、パピヨン!今日はトレーニング無し!海で思いっきり遊んで来い!」

パピヨン「えっ!?いいのお兄さん!?」

「ああ、まあ初日くらい大丈夫さ。それに他のウマ娘も、結構遊んでるみたいだし、良かったら友達でも誘って遊んできな」

パピヨン「お兄さんやさし〜!え、なんか別人みたい!あとで変な事とかするつもりでしょお兄さん!」

「酷い言い草だな……はあ、けどあまり遠くまで行ったりするんじゃないぞ、あと適度な水分補給と休憩を――」

パピヨン「はいはい分かってるって!じゃあちょっと、行ってきます!」

――そして彼女はぴゅーんと飛び出していった。
545 : ◆OX0aJKbZO.0H [sage]:2024/05/25(土) 05:11:21.75 ID:1knW09Ei0
夏だ、海だ!(初日):自由安価下2まで。

絡みたいキャラとのイベントや、【貴方】とのイベントとか、それ以外にもそれっぽいイベントです。



お久しぶりなのにこんな時間で申し訳ないです。




546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/25(土) 09:02:16.69 ID:/cczzHeIo
他の娘がサンオイルを塗っているのを見てトレーナーにイタズラしようと思いつくパピヨン
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/25(土) 09:47:01.54 ID:cemcgW4DO
遊びとトレーニングも兼ねてオリウマ娘(パヒヨン・シルフィー・ライム・マンティ)+担当トレーナーのペアでビーチバレーをする

トレーナー参加が厳しそうならオリウマ娘四人だけでビーチフラッグとかスイカ割り
548 : ◆OX0aJKbZO.0H [sage]:2024/05/25(土) 20:13:40.49 ID:1knW09Ei0
水着:安価直下
1 スク水
2 >>490
549 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/25(土) 20:52:32.37 ID:1knW09Ei0
今気づきましたすみません上げてなかったですね。

サンオイルイタズラパッと思いつくの塗って貰うやつだけなんですけどそれですよね多分。

安価は下でお願いします。
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/25(土) 21:24:41.43 ID:cYJjnpaGO
2
551 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/26(日) 00:42:13.18 ID:XGMLnMWp0
モブ「はー、ちゃんと塗っておかないと痕になっちゃうし、塗っとかないと……」

水着に着替えようと脱衣所に向かうと、知らない子がせっせとサンオイルを塗っていた。

あー、確かにアタシも塗っておかないと日焼けになっちゃうし塗っておかないとなぁ。

パピヨン「…………!!!」

その瞬間、アタシの頭に電撃が奔る!天才的な閃き!

そうだ、アタシの水着を見ても全然慌てなかったお兄さん。そのお兄さんを慌てさせる絶好のチャンス!顔をまーっかにさせて、あの別に興味ないですけど〜?みたいな表情、ぐちゃぐちゃにさせちゃう……!

パピヨン「じゃあ早速準備準備〜」

スク水……じゃなくて今日はあの水着でもいっか。練習の時だけスク水にすれば問題ないでしょ〜。

――あの日のリベンジ!しちゃうぞ!
552 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/26(日) 00:44:34.65 ID:XGMLnMWp0
パピヨンが飛び出して行ってから数分後、彼女は小走りに何かを抱えながらこちらに向かって来た。

パピヨン「ねえお兄さーん?ちょっとお願いあるんだけど」

「……キミ、学校指定の水着はどうしたんだい」

パピヨン「今日は休憩って言うからこっちにしちゃった。あれ、もしかしてダメだった?」

「全く……練習の時は着替えるんだぞ」

あの日トレーナー室でお披露目してくれたワンピースの水着。青い空の下、海で見るその姿はとても眩しくて、なんだか一段と似合っているように見えた。

「それで?お願いって」

パピヨン「実はサンオイル塗るの忘れちゃって〜、だからお兄さんに背中塗って欲しいんだ〜」

「…………は?」

思わずそんな声が出てしまった、いや。なんでそんな……。

「別に自分じゃなくても良いだろう、ライムとかシルフィーとか知り合いのウマ娘に……」

パピヨン「え〜?でもライムもシルフィーもまだ荷物の準備とかしてるっぽいし、早く塗らないとアタシの肌に染みとかできちゃうよ〜」

ねえねえお兄さん塗ってよ〜。と、上目遣いでお願いをしてくるパピヨン。普段我が儘を言う時の声、こうなったらこの担当ウマ娘は引き下がらない。

「…………はぁ。分かったよ、けどあんまり文句言わないでくれよ」

パピヨン「っ!やったぁ!お兄さんやっさし〜!」
553 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/26(日) 01:07:25.55 ID:XGMLnMWp0
砂浜に広げられたビーチシートと、大きなパラソル。そこに仰向けに寝そべったパピヨンと対峙する【貴方】。

……とても丁寧に手入れされた尻尾が、フリフリと嬉しそうに揺れている。

パピヨン「それじゃあ背中、お願いね?ぷぷ、ちょっと際どいところ触ってもバレないかもよ?」

「からかわない。ほら、こっちも塗るのなんて初めてなんだから、ジッとしてなさい」

パピヨン「はいはーい」

サンオイルを適当な量手の平に出してみて、馴染ませてみる。さて……どうしたものか。

……取り合えず、背中にそっと触れてみる。

パピヨン「ひゃっ……!?」

「っ!?だ、大丈夫か!?」

パピヨンの口から出た声に、反射的に手を放してしまう。

パピヨン「だ、大丈夫大丈夫……ぷ、ぷぷ。お兄さんってば恐る恐るしすぎでしょ。ほんっと女性経験とかないんだ〜?」

「……あんまりトレーナーにそんなこと言わない。ほら、塗らないと染みになっちゃうんだろ」

パピヨン「あっ、話しそらした。やんやん、お兄さんに身体まさぐられちゃ〜う」

「…………」

後でちょっとデコピンでもしてやろうかと思った。


サンオイルぬりぬりイベント:安価直下
1 パピヨンの方が恥ずかしくなってくる
2 パピヨン「こ、今度は、ま、前も塗って欲しいんだけど〜……」
3 めっちゃ知り合いに見られる。
4 自由安価
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/26(日) 01:11:05.24 ID:2xBvAAlDO
3
555 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/26(日) 01:21:58.37 ID:XGMLnMWp0
めっちゃ知り合いに見られました、その知り合いは――:安価直下
1 オリウマ娘勢ぞろい(ライムシルフィーマンティ)
2 ウオダス
3 自由安価



今日はこれだけです、お疲れさまでしたおやすみなさい。

一人だけスク水じゃないのもあれなので、オリウマ娘ちゃんたちの水着募集を少しだけします。

次の更新まで募集するので、こういうのが良いって人は送ってくれると嬉しいです。
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/26(日) 08:24:49.09 ID:6lfLFfgjo
1

ライムは白地の花柄ビキニ
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/26(日) 14:23:45.18 ID:bO9Cl3Amo
おつ 
また誤解が……もう誤解じゃないかもなあ

シルフィーは水着は任せるけど髪はポニテしてると好き
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/26(日) 15:59:15.89 ID:fXEkfKZao
マンティは黒のパレオタイプとかどうでしょ
559 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/26(日) 19:24:27.49 ID:XGMLnMWpo
シルフィーは控え目な子だし肌見せるのも得意じゃないかなってスク水着てる気もするし

結構フリフリのオフショルダーみたいなのも着てるような気もします

悩みますね
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/26(日) 19:49:31.29 ID:K8gznU0ho
フリフリありのライトグリーンワンピースタイプなどどう?
561 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/26(日) 20:17:25.74 ID:XGMLnMWpo
ワンピ良いですねぇ

ライムとマンティはすぐ着てそう!となったのでみ水着募集これで終わりたいと思います、ありがとうございました!

幼馴染み君にビキニ姿に自撮りプレゼントしてライム。
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/27(月) 00:38:52.78 ID:gccZXveTo
ステラライムそんな大胆なことするかな…するかも
幼馴染みくんが悶々としちゃうよ
563 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/28(火) 22:40:48.55 ID:LTvs1gXd0
パピヨン「…………」

『……』

最初は【貴方】をからかっていたパピヨンだがその口数もだんだん減ってくる。サンオイルを馴染ませた手で背中の肌をヌルヌルと触られて、くすぐったいような恥ずかしいようなそんな感覚。

そして思う「あれアタシちょっとやりすぎた?」

パピヨン「……っ」

……お兄さん、すっごい優しい手つき。アタシの肌に傷つけないように〜とか考えてるんだろうな〜。

それに、ちょっと気持ち良いかも……あれかな、なんかツボとかあってそこが刺激されてるみたいな?マッサージとかもちょっと勉強してみたら――。

『……ほら、背中は塗り終わった。もう大丈夫だぞ』

パピヨン「ぇ〜?もう終わり?お兄さん、アタシの肌をもっと触れるチャンスだよ?もっと丹念に塗り広げても良いんだよ〜」

『変なことを言うな!それに……結構人の目がな』

パピヨン「……へ?」

そう言われて気付く。そうだったここって夏合宿の砂浜。そこでアタシはお兄さんに背中を見せてサンオイルを塗って貰って――。

そして、アタシはうつぶせの状態から顔を上げて――。

ライム「あっ……!ど、どうもー……あはは……」

シルフィー「わっ、わぁ……!」

マンティ「ひゃぁあ……」

パピヨン「…………」

――見知った3人がそこにいた。
564 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/28(火) 22:42:29.93 ID:LTvs1gXd0
パピヨン「っ!?な、なんでそこに居るの!?」

顔が一気に熱くなる、ボンっと爆発するみたいに、夏の暑さじゃ誤魔化しきれないほどの熱。

な、なにアタシがお兄さんに塗って貰ってるところ見てるのこの――!?

マンティ「あっ!?やっ、その、パピヨンさ――!」

ライム「やっぱり来た!ほら逃げますよ!」

シルフィー「あ、あのぉ!わ、私は、男の人とそういうのは……!」

パピヨン「あっこら逃げるな!こらぁ!」

『…………行ってしまった』

……まあサンオイルは塗り終わったし大丈夫か。

それに、なんだ。と【貴方】は思う。

『……楽しそうで何よりだな、うん』

自分じゃできない、同期でライバルの彼女たちだからこそパピヨンのあんな表情を引き出せたのだろう。

……それがなんだか嬉しくて。【貴方】は荷物を持って宿舎に戻った。
565 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/28(火) 23:10:16.11 ID:LTvs1gXd0
パピヨン「むむむ……」

シルフィーはイメージに合ったフリル付きのワンピ。髪もポニテに束ねちゃったりして、とても夏って感じの水着姿。

マンティは黒いパレオタイプの水着。結構肌見せるの嫌なタイプかな〜とか考えてたけど、これまた結構肌色多めで。大人っぽいかも?

ライムは……。

パピヨン「幼馴染くんの趣味?」

ライム「怒りますよ!?」

花柄があしらった白いビキニ。いやぁ、水着としては王道と言っても良いそんな水着。むむ、やっぱりアタシもこれくらいストレートな水着の方が良かったかも……。

パピヨン「ま、アタシの方がデカいけどね」

ライム「パ、パピヨンさん結構そういうところありますよね……」

マンティ「……あ、あの。幼馴染って……?」

シルフィー「そういえばマンティさんは知りませんでしたね。実は……ごにょごにょごにょ」

ライム「あっ、あー!シルフィーさん拡散しないでください!やめっ、こらぁ!」

――最近はよくライムの幼馴染関係を弄りがちなアタシたち。まさか委員長みたいなライムがこういう立場になるとは……分からないねぇ。

まあちょっとLANEとかのグループでもからかい過ぎな気もするけど、ライムも本気で怒ったりして来ないし多分大丈夫。

……それに年頃の女の子にそういう話題は必要不可欠!気になって気になってしょうがない!。

マンティ「わっ、わぁ……!!!お、おめでとうございます?」

ライム「止めてくださいよありがとうなんて!だ、だから私は別にそういう仲じゃ――だ、だったら先のパピヨンさんだって!」

んー?
566 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/28(火) 23:26:49.68 ID:LTvs1gXd0
ライム「あんなにトレーナーさんにオイルを塗って貰って、幸せそうな表情で!しかも、なんな場所で!」

パピヨン「は、はぁ!?」

マンティ「あ、あれ凄いですね!パピヨンさん!わ、私じゃあんな大胆な……は、恥ずかしくて!」

シルフィー「しかもトレーナーさんとだなんて、不健全ですよ!あんな、男の人のごつごつした手で……!」

う"〜!こっちに矛先がきたぁ!アタシはこういう弄られるタイプじゃないんですけど!

パピヨン「ち、違いますけどぉ?ア、アタシのあれは……ご褒美!そうご褒美だから!キモいお兄さんにアタシにオイルを塗る権利をプレゼントしてあげただけだから!」

マンティ「……そ、それ、も、もっと凄い……!?」

シルフィー「は、はー!だ、だめ……!だめですよパピヨンさん!」

あれ、ちょっと間違えたかも?

ライム「ふふふ、どうですかパピヨンさん!これが弄られる側の気持ちですよ!」

くっ……何を勝ち誇った顔を!しかしこの状況はまずい、お兄さんとそういう関係なんでしょ?みたいな雰囲気になるのだけは避けないと……!

何か、何か手は――!はっ、これだ!

パピヨン「あ、アタシとお兄さんのことが知りたくば――あれで勝ってからにして!」

そしてアタシは、それを指差す。そう、ビーチフラッグ!!!
567 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/28(火) 23:38:14.87 ID:LTvs1gXd0
――――という訳でビーチフラッグ競争が始まった。正直凄い雑な展開な気がしなくもないけど、気にしない気にしなーい。

マンティ「……あ、あのぉ。パピヨンさんのお兄さんも気になるんですけど……えっと、勝った人に何か、ご褒美みたいな……」

ライム「あ、いいですねそれ!んー、海の家のご飯を奢るとか……でもあまりこういうお金の問題は好きではないんですよね」

パピヨン「――勝った人のお願いを何でもきくとか」

シルフィー「い、言いましたね!?」

ふふん、これくらいしないとね。流石にライン越えてるお願いとかはしないだろうし、まあまあ遊び程度にね、遊び程度に。

シルフィー「……ま、負ける気は勿論ないんですけど。私だけ芝メインなんですよね……」

ライム「でもシルフィーさんはオークス勝ってるじゃないですか!そんな関係ありませんよ!」

……そうだ、あそこの二人はG1ウマ娘。実績的にはこのメンツで群を抜いている――けど、アタシだって負ける気はない。

マンティ「…………」

……うん、マンティもばちばちにオーラ放ってる。分かるよ、遊びだけど――勝ちたくなっちゃうよね。競争、なんだから。

――――一番に旗を取って、あんな命令やこんな命令しちゃうぞ!いやお願い!お願いしちゃう!

旗を刺して距離を取り、四人でうつぶせになる。

――近くにいた子に合図のお願いをして貰う。その子が合図をしたらその瞬間、駆ける。

モブ「よーい……ドン!」

そして、ビーチフラッグ競争が始まった!一気に起き上がり一直線に駆ける!
568 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/28(火) 23:39:09.37 ID:LTvs1gXd0
誰が勝った?:コンマ直下
1-25 パピヨン
26-50 ライム
51-75 シルフィー
76-00 マンティ
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/28(火) 23:44:13.29 ID:i4mwTXMv0
せい
570 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/28(火) 23:59:29.95 ID:LTvs1gXd0
ライムはビーチフラッグでも強かった。

ちょっと先の安価ですがライムの命令(お願い)安価もしちゃいます。

では、今日はこれで終わりにしたいと思います。おやすみなさい。



ライムの命令(お願い):安価下3まで

パピヨンに洗いざらい全部話してもらうとか、○○と○○でハグとか。なんでも。

571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/29(水) 00:04:23.37 ID:PraMaSZro
パピヨンに:ユニコーンSでレース後、トレーナーさんと何かありましたよね?それを教えて下さい!

おつー
この同期達の会話好き好き大好き
ライムちゃんから覇王味を感じる
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/29(水) 18:56:09.29 ID:RciKseVDO
乙です
(半ばパピヨンに誘導される形で)シルフィーとマンティに恋人にしたいタイプの人間を発表してもう
573 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/29(水) 19:08:10.74 ID:19YKgSzv0
こんばんは、安価残り一つです。

上げます。
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/29(水) 19:12:57.00 ID:qEHqJmVJO
自分だけなのは不公平なので、三人にも気になる人がいるかを言ってもらう
拒否権あり
(ただし、言外に自分は拒否したのに今後ライムに色恋関係でつっついてくるのはどうなのと含ませる)
575 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/29(水) 19:25:54.20 ID:19YKgSzv0
ライムはのお願いは――:コンマ直下
1〜3 >>571
4〜6 >>572
7〜9 >>574
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/29(水) 19:37:41.87 ID:RciKseVDO
はい
(てっきり3つ全部採用だと思って>>571に合わせてパピヨン除外してしまった)
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/29(水) 19:40:07.28 ID:PraMaSZro
(むしろシルフィーもマンティもいるのに個人ロックオンした安価投げたのすまんかった)
578 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/29(水) 22:07:26.44 ID:19YKgSzv0
ライム「――――っやったぁ!」

パピヨン「……っ!」

マンティ「くぁ……!」

――あと一歩のところ、あと少しでフラッグに手がかかる瞬間アタシの後ろからグイっと腕が伸びて、ライムがフラッグを手にした。

スタートダッシュも上手くいったし、こんな短い距離ならアタシが勝つ――そう思っていたのに。負けた。

シルフィー「はぁ、はぁ……ふぅ、私が一番最後ですかぁ……せめて、もう少し勝負できたらよかったんですけど……」

3人がフラッグに辿り着いてから少しして、シルフィーが到着する。悔しそうな視線をライムに向けて、それに応えるようにライムは、笑った。

ライム「ふふ、シルフィーさんもバチバチでしたね。勿論パピヨンさんもマンティさんも」

マンティ「わ、わたしも、負けるつもりはなかったので……さ、流石ですね、ライムさん……」

ライム「……そんなこと言いながら、目が賞賛する感じじゃありませんよ?」

マンティ「へっ?えっ、あ、ご、ごめんなさい……!」

ライム「あ、いえいえ!そんな気にしていませんから!でも――」

――私、ちょっと最近そういう視線を沢山浴びてるので、敏感なんです。

なんてことを、当たり前みたいにライムは言ってのける。

パピヨン「……っ。言ってくれるじゃん、なに?それ、もしかして――勝者の自慢?私に負けた子からそういう視線沢山浴びちゃう、みたいな」

ライム「考えすぎですよ、パピヨンさん。でも、そういう風に取らえてくれるなら――こう言った甲斐があったかもしれませんね」

……あーもう!むかつくむかつく!
579 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/29(水) 22:19:25.92 ID:19YKgSzv0
ライム「さて、パピヨンさんが言った事ですから当然。約束は守りますよね?」

パピヨン「うっ……」

――にやり、とライムはアタシを見ながら言う。だ、大丈夫。ライムならそんな酷いこと言わない、そこは大丈夫、だ、だよね?

マンティ「も、もしかして私にも何か酷い事を……!?」

シルフィー「え、ええっ!?ライムさんってそんな……!?」

ライム「な、なんで酷いこと言う前提なんですか!や、やりませんからね!?」

まあでも、少しは仕返しがしたいというのも、本音で……と。ちょっと恥ずかしそうにしながら、ライムは口を開く。

ライム「――三人にもいるんですか?気になる人が」

「「「――――!」」」

アタシたち三人の息を飲む音が聞こえる。

パピヨン「で、でもそれって」

ライム「勿論、拒否権はあります!けど……ねぇ?」

――好きな人がいない場合はどうすればいいの、という質問をしようとした瞬間。被せるようにライムはそう答えた。

しかしこの圧、そして笑顔。皆して私の事弄っといて拒否するのはどうなの?拒否したらもう二度とさせないからね?という、オーラ!

マンティ「ふぇ、ぁ、そのぉ……」

シルフィー「す、好きな人……ですかぁ……」

ライム「ふっふっふ。あ、でもパピヨンさんは分かり切ってますから、言わなくても良いですよ?」
580 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/29(水) 22:28:30.59 ID:19YKgSzv0
パピヨン「は、はぁ!?なにそれ、どういうこと!?」

ライム「だってもう分かり切ってるじゃないですか。私もシルフィーさんもマンティさんもお互い理解してるので、無理して言わなくても良いですよ」

――あったまきた!なにそれ勝手に分かった風なこと言って!

パピヨン「別にお兄さんの事とか全然好きじゃないんだけど!?バカ?バカでしょバカ!勝手に勘違いしないで!」

マンティ「……あ、あのぉ。今、自分で」

パピヨン「好きじゃない!誰があんな臭くてキモい変態!」

シルフィー「お、おぉ……!見てくださいマンティさん……!今どきネット小説でも見ないくらいテンプレみたいな……!」

マンティ「ひ、ひぅう……」

ライム「じゃあとりあえず誰から発表して貰うかなー、ふふふ。今度は私が攻める番ですからね」


シルフィーの好きな人:安価下3まで募集。

好きな人の名前でも、好きなタイプでも多分ライムは優しいので許してくれそうです。
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/29(水) 22:50:37.85 ID:PraMaSZro
コテコテの白バの王子様タイプに憧れてて欲しい
582 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/29(水) 23:00:26.45 ID:19YKgSzv0
すみませんなんも考えないで安価してました。

23:10になったら締め切ろうと思います。安価は下にずらして下さい
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/29(水) 23:00:37.83 ID:eEGmF4J+0
地元の家の近所に住んでる、二つ年上の優しい先輩
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/29(水) 23:09:54.58 ID:RciKseVDO
幼少の時からシルフィーにプロポーズしてきている親友の弟
最初は実の弟のように思っていたけど、だんだん好きになっていった感じで
585 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/29(水) 23:24:05.90 ID:19YKgSzv0
次!マンティ!

マンティの好きな人:安価下2まで。50分で締め切り。
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/29(水) 23:41:51.50 ID:/qE/xYdCO
同じ歳の真っ直ぐなサッカー少年
自作の絵本を褒めてくれた
なおマンティは夢を追いかけるライバルだと言い張っている模様
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/29(水) 23:49:28.56 ID:RciKseVDO
穏やかで優しい師匠的な10歳年上の絵本作家(独身)
588 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/30(木) 00:39:32.63 ID:rpK0aRrr0
すみません凄い遅れました、最後にパピヨンだけやって終わります。おやすみなさい。

お兄さんではないんですけど、嘘っぱちで答えさせたりとかやっぱりお兄さん要素が滲み出てるとか、結構自由で大丈夫です。よろしくお願いします。



パピヨンの好きな人?:安価下2まで。
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/05/30(木) 00:41:35.16 ID:uLEYRuWF0
古谷徹
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/30(木) 00:44:07.74 ID:ncaPtGOlo
はじめ全然お兄さんじゃない特徴を上げるが、だんだん普段のお兄さんじやんそれ〜とパピヨン以外はわかるやつ

おつー
591 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/31(金) 00:41:25.91 ID:X4coU6UUO
ライム「はいじゃあシルフィーさんから!」

シルフィー「え、ええっ!?わ、私からですか!?」

名前を呼ばれビクッと体を震わせて驚くシルフィー。その様子にライムはにやりと笑う。

ライム「ほらほら、早く言ったほうが楽ですよ?勿論黙秘権はありますが――」

シルフィー「わ、分かってますからぁ!うぅ、今までからかってすみませんでしたぁ……」

恥ずかしそうになんだか両手の指先を重ね合わせ、もじもじと動かす。

シルフィー「…………え、えっとぉ。そのぉ……し、親友の……お、弟くんなんですけど……」

パピヨン「弟!?」

やば、思わず声が出ちゃった。落ち着こう落ち着こうと、とりあえず立ち上がってしまったので座る。

シルフィー「ず、ずっと前からその……こ、好意は伝えられてたんです。凄いストレートに、でも、やっぱり親友の弟くんだし、冗談というか、今だけなんだろうなって思って流してたんですけど……」

ライム「……責められ過ぎて意識しちゃったんですか?」

シルフィー「っ!あ、あぅあぁあぁ……!!!」

顔を真っ赤にしてその場にしゃがみ込む。耳をぺたんと倒して、悲鳴みたいな情けない鳴き声を漏らしながら。

だってだってしょうがないじゃないですかぁ……会うたび会うたび好き好き言われたら意識しちゃいますよぉ……!

パピヨン「し、シルフィー……!」
592 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/31(金) 00:42:21.28 ID:X4coU6UUO
ライム「それでは次はマンティさんですよ!存在を何とか隠していたのかもしれませんけどしっかりバレてますから!」

マンティ「ひっ、ひやぁああああ!?」

シルフィーがやられていた時一言も喋らなかったマンティに矛先が向く。まあ人数も少ないし正直意味ないと思うけど……まあ、でも、分かる。

マンティ「え、い、いやわたし、その……」

ライム「もうダメです、私はもう止まれませんよ!マンティさんだって居るでしょう!好きな人くらい!」

マンティ「そ、それは……ぅ。ぁ……ふぇ……」

眼をぐるぐると回しながら、手をわたわたと動かして滅茶苦茶に慌てている。

マンティ「…………ひぅ、あぅ、その……」

――――わ、私と同じくらいの。年齢の……男の子が、居るんです。

マンティ「トレセン学園に入学する前に、学校で……ぁぅ、作った絵本を、ほ、褒めてくれて」

凄い明るくて、クラスの中心みたいな男の子で。サッカーが凄い上手で……わ、私の事を夢を追いかけるライバル同士だって……言ってくれて……。

パピヨン「……うわ、凄いラブコメの主人公みたいなの」

マンティ「学校が離れてしまったのでもう会えないかなーって思ったんですけど……メ、メイクデビューの時に観に来てくれて……!あの、すごい、嬉しくて……!」

言葉から嬉しさが伝わってくるなぁ。というか喋ってる時声も身体もプルプル震えててなんだかこっちも恥ずかしくなってきちゃう。

マンティ「……い、以上、です……ぁ、あぅあぅぁぅ……」

あぁ、マンティもシルフィーと一緒にしゃがみ込んで震えだしちゃった。
593 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/31(金) 01:02:05.34 ID:X4coU6UUO
ライム「――ふぅん。お二人もちゃーんと好きな人いるんじゃないですか。好きな人がいるのに、私の事をそんな風に……」

シルフィー「ご、ごめんなしゃぃ……」

マンティ「か、顔が、顔が熱いよぉ……!ふぇ、ふぇぁぁ……」

――よし、矛先が二人に向いてる間に逃げよ。

ライム「おおっと逃がしませんよパピヨンさん。ほらほら、言っちゃいましょうよ好きな人。誰なんです?その人のどういうところがどんなふうに好きなんですか?」

パピヨン「うがぁぁ!か、肩を掴むなぁ!」

ああもう逃げられない!滅茶苦茶力強く掴まれてる!こんのぉ……予測してたな逃げることを……!

……はぁ。仕方ない、なんかめっちゃニヤニヤされてるけど、ちゃっちゃと適当なこと言って終わらせよ。

パピヨン「……ええっとぉ、そうだなぁ。アタシが好きな人は……まずアタシより年下でぇ」

ライム「ん?」

パピヨン「身長は勿論アタシより低くて、アタシがリードしてあげれるような人でぇ。あとそうだなぁ……」

ライム「いやいやパピヨンさん!それは――!」

やっば、適当言ってるのがバレた?けどこれがアタシの好きな人だもんねー、嘘かほんとかなんて分かんないでしょ?ぷぷぷー。

パピヨン「あ!勿論アタシ一筋!絶対浮気とか許さないし、後は……お金沢山持ってて、優しくて……ちょっと苦労してる雰囲気とかあると嬉しいかも?大人っぽいし」

しかも、アタシの我が儘も許してくれて、案外ノリも良くて。でもちゃんと真面目な時は真面目で……書類作業とかしてる時の横顔とか雰囲気が、ちょっとカッコよかったりして。

ライム「……おおっと?」

パピヨン「アタシの走りが好きなのは当然で、ずっとずっと応援してくれて……アタシがヘマしちゃって泣いてる時もゆっくり待ってくれて、そんで頭とか撫でてくれて……あ、後はこれは絶対!」

――どんなアタシも絶対に受け入れてくれる人!どんなヘマしても絶対見捨てないで、見守っててくれる包容力のある男の人!

パピヨン「……が、アタシの好きな人でーす。はい、終わり終わり〜」

あー、適当言ったけどちょっと恥ずかしいかも。慣れないことするもんじゃないねー。
594 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/31(金) 01:17:43.80 ID:X4coU6UUO
「「「…………」」」

パピヨン「……え、なに。みんなしてそんな目で見て……べ、別におかしくないでしょ!もしかして
アタシの好きな人にケチつける気!?」

別に文句ないでしょ!?具体性がないといけないわけじゃないし、ほらほら嘘じゃない嘘じゃない!

ライム「……へぇ、ほぉ、ふぅん……成程……実は一番やられてるのはパピヨンさんかもしれませんね」

パピヨン「……はぁ?」

シルフィー「こ、こういうの聞くのって、やっぱり恥ずかしいですね……ちょ、ちょっと控えます、私


マンティ「パ、パピヨンしゃん!わ、私……お、応援、してますから!」

パピヨン「ねえ待って、何その優しい眼!は、はぁ!?なに、ちょっと言いたいことがあるなら言ってよ!ねえ!きもいきもいきもい!」

――はー!?むかつくむかつくむかつく!意味わかんない!

ライム「……私も二人の恋応援していますよ!」

シルフィー「あ、ありがとうございます……私、でもどうしたらいいか……」

マンティ「わ、わたしも、その。連絡とかも来るんですけど、全然どう返したらいいのか……分からなくて」

ライム「きっとその人なら素直に返せば大丈夫ですよ!最近こういうことがあったとか、自然な日常会話を――」

パピヨン「無視しないでよ!はー!?ちょ……じ、自分がやられたからってやり返すのズル!なんでアタシだけ……!こらぁ!」

――――ほんっとー意味わかんない!頭来た!これからも弄る!!!
595 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/31(金) 01:19:04.61 ID:X4coU6UUO
今日はこれだけ、おやすみなさい。

この子たちちゃんと同い年くらいの男の子好きになってて青春してる。
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/31(金) 06:22:15.84 ID:UO2zU82p0
乙でした

青春ですねぇ、良いですねぇ
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/31(金) 07:43:58.40 ID:7M0sVeiyo
脳が回復するんじゃ^〜

おつおつ
598 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/31(金) 20:03:22.50 ID:rPTWnsWS0

パピヨン「ん〜……まだまだだなぁ、40点をあげよう弟子」

『はいはい、師匠の評価は厳しいですね……っと。ほら、終わったよ』

夏合宿が始まって数日、砂浜でのトレーニングや遠泳によってぐしゃぐしゃになったパピヨンの尻尾を自分が手入れするというのもすっかり日課になってしまった。

……毎日やってる分上手くはなっているはずなんだが、中々彼女からの点数は増えない。やはり自分みたいなのが完璧に満足させるというのはまだまだ無理なんだろうか。

『……自分は練習できるから嬉しいけどさ、キミが自分で手入れをしても良いだろう?キミがやったほうが上手く出来るんだし』

パピヨン「え〜?お兄さん、こっちは練習でへっとへとなんだよ?その上手入れも自分でやれって酷くな〜い?」

『……そういうものかい』

パピヨン「そういうものそういうもの!あーお兄さん、ついでに肩揉んでよ。アタシおっぱいでっかいから激しく運動するとこっちゃって――あいたっ!?」

年頃の女の子がそんなこと言うんじゃありません、の意思を込めたチョップを軽く喰らわせる。そういうことを軽々しく言うと変な輩に変なことされるぞ。

……まあ肩は揉んであげよう。疲れているのは本当だろうし、これで疲労が取れるならいくらでもしてあげよう。

パピヨン「担当トレーナーに暴力振るわれたぁ……うぅ、色んな人に言いふらしてお兄さんの人生滅茶苦茶にしちゃう……」

『こらこら、止めてくれ本当に……悪かったって。でもキミみたいな可愛い子が……自分の身体で、そう言うこと言うもんじゃないよ』

パピヨン「へっ?」

『……悪い大人は沢山いるんだ、そういう言葉一つ一つから危険な目に遭う可能性も――痛っ、痛い。ちょっとパピヨン、尻尾――』

肩を揉みながらそう忠告してあげると、手入れをしたばかりの尻尾でぺしぺしと叩かれる。

パピヨン「…………かき氷食べたい、後で奢って」

見るとパピヨンの頬っぺたがまたぷっくりと膨らんでいる。しまった、またなにか機嫌を損ねてしまったか。しかし原因が分からない……注意されたことが、好きじゃないのか?いや、しかしなぁ。

『かき氷くらいならいくらでも奢るよ。でもなパピヨン、自分は本当にキミのことを心配して――あ、こら!』

パピヨン「お兄さんキモい!肩揉む手がイヤらしいから逃げる!かき氷はやっぱ明日!」

……行ってしまった。

ちょっと説教臭かったかもしれない。パピヨンは頭が良い子だ、あの子が軽率にそんな行動を……しないはずだ。けど、それでも不安になってしまうのがトレーナー、いや大人というもので……。

『……ちょっと過保護なのか?うーん』
599 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/31(金) 20:03:56.33 ID:rPTWnsWS0
パピヨン(可愛いって言われた可愛いって言われた可愛いって言われた……!!!)

駆け足で【貴方】の元から離れるパピヨン。その頭の中には言われたその言葉が繰り返されていた。

魅力的だ、とかは言われたことがあっても――可愛い、なんてことは言われたことがなかった。

パピヨン(やば、やばい。顔、あつ、あっつい……!)

――パピヨンは自分が可愛い事をしっかり理解していた。だからある程度そういうことを言われていたし、言われる事にも慣れている、と思っていた。

しかし実際はこれである。真っ赤になった顔を見られたくなくて必死に【貴方】から逃げている女の子。嬉しくて尻尾が揺れてしまうのも抑えきれないくらい、気持ちが揺さぶられてしまう。

パピヨン「うっ、うぅうぅう〜〜〜……!!!」

どれもこれも――あれだ、お兄さんとライムのせいだ。ライムがあんな恋愛話とかしてくるから、シルフィーもマンティもあんな恥ずかしそうに好きな人とか……!いや!面白かったけど!けど!

身近のそういう話を聞いてしまったから……意識しちゃう!本当に良くない!全然お兄さんとか好きじゃないのに!ほんっと最悪!

あーイライラする!特にお兄さん!当然みたいにあんなこと言って、どうせ可愛いとか魅力的とか、他の女の子にも言って――。

パピヨン(……いや、それは嫌!お兄さんにはアタシだけ!アタシだけ可愛いとか言って欲しい!)

自分勝手すぎる独占欲。彼女は我が儘で、自分のトレーナーには自分だけを見ていてほしい。そう考えるのが当然だと思うウマ娘だ。

アタシ一筋、絶対浮気とか許さない――これが。彼女の求める好きな人の要素の一つ。だからそれを【貴方】に求めるのはごく普通の事。

パピヨン「……別に普通だよね、普通。好きとかじゃなくても、これくらい……おかしくないよね」

――結局そう言い聞かせてもなんだかモヤモヤが晴れず、砂浜を一人で走り始めるパピヨンだった。
600 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/31(金) 20:04:47.45 ID:rPTWnsWS0
パピヨン「ふんっ!ぬっ、ぬぬ……ぬぁあああ!!!」

『よし良いぞ!足のつま先にまで力を入れて、弾いて進むのを意識して!」

腰のあたりに結んだロープの先にはそれはそれはとても大きなタイヤ。人間では数十人いてようやく押して進めそうなものを、ウマ娘は一人でずるずる引きずって進むことが出来る。

【貴方】はこういう光景を見るたびに「やっぱりウマ娘って凄いんだなぁ」と思わざるを得ない。

……腕相撲とかしたらこっちの腕が凄いことになりそうだ。

パピヨン「ふっ!ふぅ!ふあぁああああああああ!!!」

『……よし後少し!もう少し進んだら休憩しよう!』

――――夏合宿は進んでいく。トレーニングは勿論、息抜きも必要だ。

息抜きが少し多すぎるような気もするが、まあ彼女にはこれでも少ないくらいかも……しれない。

それにもう数日で自分たちは北海道に飛ばなければならない。

――最後の追い込みも、忘れずに頑張ろう。
601 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/31(金) 20:08:49.05 ID:rPTWnsWS0
夏だ、海だ!(エルムステークス前):自由安価下2まで。
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/31(金) 20:12:39.40 ID:etMjkUC1O
海の家でトレーナー同士の懇親会
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/31(金) 20:15:59.97 ID:rIA8QklDO
夜に皆で花火をして、改めて未来に向けて決意を固める
604 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/31(金) 22:36:17.89 ID:rPTWnsWS0
ライトレ「はい、それでは――乾杯!」

宿舎から少し離れたところにある海の家。ライムのトレーナーさんに誘われて懇親会に参加することになった。

結構な人数のトレーナーがこの海の家にいる。知っているトレーナーさん、知らないトレーナーさんで半々くらいか……こういう機会にでも自分のような新米は交友関係を広げておくべきだろう。

シルトレ「どうしましたか。何やら緊張しているような顔をして」

『……どうも、シルフィーのトレーナーさん。いやぁ、恥ずかしながら交友関係がまだ狭いもので』

シルトレ「ああ、そういえば貴方はまだ新米、に当たりますもんね……こういう時にでも沢山色んな人と話してみてください』

……お酒があればいいんですけど、まだ仕事中ですから全員お茶とかソフトドリンクですね。と、悲しそうな顔をしながら彼女は行ってしまった。

表情は変わっていないけど。なんというか、オーラが哀愁漂っていた。

「――失礼、貴方がシルヴァーパピヨンさんのトレーナーさんでよろしいですか?」

『んっ……はい、そうですけど――ぉ?』

後ろから声を掛けられて振り返ると、誰も居ない――いや、居た。自分よりもだいぶ低い背丈の……少年?

マントレ「はっは。私はブラックマンティスのトレーナーをやっています、マンティスさんからは噂はかねがね」

『ぇ、あ……は、初めまして。パピヨンのトレーナーをやっています――貴方が、マンティスのトレーナーさんですか』

――知らなかったら迷子とかだと思ってしまうかもしれない。いや、溢れ出るオーラが老成しすぎている。それはないか?

……この人年齢は幾つだろう?見た目なら自分よりも明らかにしただけど、しかしこれは……。

マントレ「まあ、色々と思うこともあると思いますが。折角の機会ですから、まずは楽しんでいってくださいね?まだまだ若いんですから、まずはそれが一番ですよ」

『は、はい』

い、行ってしまった……な、なんかおじいちゃんみたいだったな……あの人。
605 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/31(金) 22:38:04.97 ID:rPTWnsWS0
『……ええっと』

さて、どうしよう……とりあえず知っている人と話をしてみようか。

折角の機会だし、色々と……話してみたいこともある。


誰と話してみよう……:安価直下
1 ライトレ
2 シルトレ
3 マントレ
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/31(金) 22:51:13.38 ID:7M0sVeiyo
3
607 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/05/31(金) 23:59:19.14 ID:rPTWnsWS0
『……すみませんここ良いですか?」

マントレ「はい?……はい、大丈夫ですよ」

マンティのトレーナーさんの正面が空いていたので一言言って座らせてもらう。

マントレ「それにしても私と同席で大丈夫ですか?もっと同期との仲を築いたほうがいいと思うのですが……」

『ああ、いえ。マンティスとはうちのパピヨンが仲良くして貰っているのでそれのお礼もかねて……というのもありますけど、やはり一度話しておきたくて』

マントレ「ふふ、そうですか。そう言われてしまうと……なんだか小恥ずかしいですね。ふぅ……」

と、言いながら扇子を取り出してパタパタと扇ぎ始めた。何処から取り出した……?

マントレ「……では気兼ねなく何でも話しましょうか。私自身、貴方の期待する回答を得られるかどうか分かりませんが……やはり他のトレーナーの力にはなりたいですから」

にこりと笑いながら、マンティスのトレーナーさんはジーっと自分を見つめてきた。

608 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/01(土) 00:06:31.93 ID:vZ/xIU9L0
マンティスのトレーナーと何かお話:安価下2まで



これで終わりにします。おやすみなさい。
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/01(土) 00:56:10.92 ID:Hl62zWwF0
効果的なトレーニング方法について
610 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/01(土) 11:40:09.28 ID:2pXqfBviO
上げます。残り一つ!

効率の良いトレーニングってなんですかね…なんだろ…
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/01(土) 11:50:23.13 ID:7euIeBn1O
失礼ですがおいくつですか
612 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/01(土) 23:41:26.25 ID:vZ/xIU9L0
こんばんは、すみません一週間くらいお休みかもしれません。

【貴方】パピヨンのイチャつきが足りてないので何か書いてくると思います。パピヨンに耳かきして貰うやつか、パピヨンが抱き枕になる奴。
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/01(土) 23:42:11.92 ID:DnPH2REDo
報告乙
オッケー待ってます
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/03(月) 21:51:44.89 ID:cqVmfOeTo
パピヨンが無意識にべったり甘えてるのも好きだったけどそれを意識するようになっちゃって恥ずかしがっちゃってるのも良いなぁ

でも尻尾は手入れさせるし肩とかも揉ませるしボディタッチは案外平気なのかなそうでもないか?
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/06/04(火) 18:02:13.50 ID:J+DOWYFxO
てかずっとオリキャラと走ってるけどこれウマ娘である必要ある?
他のスレ見習えよ興味もないオリキャラばっか擦って
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/04(火) 18:52:24.63 ID:1l0KTCoDO
じゃあ目障りな愚痴なんて吐かずに別のスレだけ見てろとしか言えない
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/06/04(火) 20:39:56.10 ID:DeNlx3ARO
>>616
おっ>>1の自演か?
普段レス無いくせにこういうときだけレス来るんだから分かりやすいよなw
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/06/04(火) 21:06:01.18 ID:sZJfuGsJO
まあこのスレのレスみんな似たキモさだから3人くらいで自演しながら回してんだろうな
他のウマ娘スレは普通なのにここはどうしてキモいんだ?
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/04(火) 21:10:49.88 ID:1l0KTCoDO
飛行機でIDコロコロ変えないと荒らすことすらできないヘタレな荒らしが読んでるゴミ作品なんて読みたくないわ
どうせID変えまくって安価コンマ独占して私物化してるだろうし
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/04(火) 21:46:56.82 ID:u9QA7pm60
同類になっちゃってるじゃん
やっぱIDがOで終わってる人たちは駄目だわ喧嘩は他所でやってどうぞ

話題変えるためにパピヨンの可愛い所について語れよボクはまだ【貴方】のことが好きになってないとまだギリギr思って良そうなところが好きです
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/04(火) 21:55:28.77 ID:3tpiqqfso
同期とは普通に交流できるくらいの分かりやすい虚勢メスガキムーブですね
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/04(火) 23:04:46.41 ID:Pupwt0pfO
荒らしてた奴大人しくて草
おっぱいでっかくてちゃんとそれが武器になることが分かってるところ!
それでそれがあんま通用してないところ!
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/06/05(水) 21:49:46.96 ID:GdnsVZaOo
くっそ誘い受けしてきて一瞬でふにゃふにゃのとろとろになりそうなところ
お兄さんになにされても頭の中が好きで埋め尽くされてそうな癖に口では好きじゃなさそうなこと言ってるところが好きです
624 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/10(月) 02:07:52.25 ID:oJ/bhrfl0
パピヨン「――お兄さん、もしかして寝不足?」

ミーティングの最中、【貴方】の担当ウマ娘シルヴァーパピヨンが突然そんなことを訊ねられ、心の中で「しまった」と呟いてしまう。

別にそんなことはない、と返すも彼女の眼はジトーっと疑いの視線を向けている。こういう時の彼女は勘が鋭いし、頑固だった。おそらく誤魔化すことはできないだろう。

パピヨン「目の下のくま、隠せてないよ〜?それになんか最近ウトウトしてる気がするし〜……ぷぷ、夜遅くまで熱心に何をやってるのかなぁ。アタシに言えないようなことですか〜?」

――事実、最近は夜更かしが、徹夜が多くなっている。パピヨンの為の新しいトレーニングメニューを考えたり、今後のレースで戦うことになるだろう相手のレースを研究したり、その他大量の書類作業。それらを全てこなそうとすると自然とこのような生活になってしまった。

トレーナー寮にはここ一週間帰れていない、もっぱらソファで横になって仮眠をとるくらいで。それも最近はしていない。若いうちからこんな生活はよろしくないと分かっていても、担当ウマ娘を思うとこれでも足りないくらいだと【貴方】は思う。

パピヨン「お兄さんいけないんだ〜。眠い時は寝ないといけないし、疲れたときは休まないといけないんだよ?お兄さん、アタシには自己の管理が〜とか言っておいて、自分の事全然出来てないじゃーん」

ニヤニヤニマニマぷぷぷと笑われながら、眉間のところを人差し指でグリグリ通される。止めなさい、と一言言うと彼女はや〜ん怒った、なんて言いながらその人差し指を引っ込めた。

パピヨン「ほらほら、今日のミーティングは終わり終わり。お兄さんは寮に帰って、あったか〜いお風呂に入って体ポカポカにしてぐっすり寝な〜?」

お兄さんはもーっとアタシに尽くさないといけないんだから、寝不足で倒れられても困るんですけど〜?と、【貴方】を心配するような言葉。彼女は我が儘で自分大好きで周りを誤解させるような言葉を沢山言うが――こういうところは、とても優しい子なのだ。

『――ああ、そうだな。今日は久しぶりに戻ってぐっすり寝ることにするよ。パピヨンもごめんな、心配させてしまって』

パピヨン「んも〜、お兄さんったらアタシに言われないと睡眠も取れないの〜?ぷぷぷ、ほんっとダメダメだねお兄さん!これからはアタシが命令してあげないといけないかな〜?」

それじゃ、また明日お兄さん!アタシからの命令、ちゃんと守るんだよ〜?【貴方】に釘を刺すようにそう言い残して、、彼女は勢いよくトレーナー室から出て行った。まだミーティングの途中だったんだが……まあ、明日話せばいいか。

……さて。

『ちゃっちゃと終わらせるか』

…………まだ仕事は終わっていない。今ある仕事を終わらせて、彼女の命令通り早く眠ることにしよう。

パピヨン「…………」
625 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/10(月) 02:08:23.57 ID:oJ/bhrfl0
パピヨン「ね〜お兄さん?ちょっとお耳貸してくれない?」

『……は?』

命令を聞いてから数日後、パピヨンから急にそんなお願いをされた。耳を貸してほしい?なにかこっそり話したいことでもあるのかと考えるが、どうもそんな雰囲気ではない。

パピヨン「実は最近、ヒト向けのお耳マッサージの道具を貰っちゃったんだ〜。折角貰ったんなら誰かに使ってみたいし、それならお兄さんが実験……じゃない、やらせてくれるかな〜って」

とても聞き慣れたおねだりをするときの声色で上目遣いで、パピヨンがその道具を見せてくる。

……耳かきに、綿棒。あと……白いふわふわ。それに何やらオイル?随分と沢山貰ったものだなと驚くが……まあ、大体何をするかは察しが付く。

『パピヨンのお願いなら聞いてあげたいが……悪い、今は少し忙しいんだ。また今度、時間に余裕があるときに――』

パピヨン「え〜!?ダメダメ!今、アタシがやりたいの!ねーねー!ちょっとだけちょっとだけだから〜!おーにーいーさーん−!」

両手をぎゅうっと握りしめられ、そのままゆさゆさと揺さぶられる。参ったな、これはいけない。パピヨンのお願いならできるだけ聞いてあげたいが……仕方がない。

『……ちょっとだけだぞ。それで、自分はどうすれば?』

パピヨン「!!!さっすがお兄さんやっさし〜!それじゃあ、そこのソファにアタシが座って……はい、どーぞお兄さん?」

嬉しそうに小走りでソファに向かって、彼女はぽんぽんとそのよく鍛えられた脚を、太腿を叩いた。ぺちぺちと肌を叩く音が聞こえてきて、なんだかそれも耳に心地よかった。

じーっと、綺麗な目がこちらを見ている。

『……いや、それは駄目だ。他の方法で頼む』

パピヨン「え〜?でもアタシ、この方法しか知らないんだけど?」

そんな目で見られても駄目なものは駄目だ。年頃の女の子がそうやすやすと大人の自分に肌の触れ合いを許すものじゃない。例えば自分がパピヨンの隣に座って耳をマッサージして貰うとか、せめてタオルを挟むとか――うわぁ!?

パピヨン「はいはい、お兄さんは女の子の生太腿の膝枕とか体験した事無いからドキドキしちゃったんだよね〜。はーい、もう逃げられませ〜ん。お兄さんはアタシの膝枕の虜で〜す」

……体を引っ張られて無理やり膝枕させられてしまった。日々のトレーニングでしっかりと鍛えられた脚。しかし硬いわけではなく、しっかりとした柔らかさも感じる。上からパピヨンに押さえつけられていて、自分の頬っぺたがむにゅうと押し付けられて……なんだか、より一層太腿の触感を感じてしまっている。

『分かった、分かったから。はぁ……すぐに終わらせてくれよ。こんなところ誰かに見られたら……』

パピヨン「他の色んな人にお兄さんが変態のロリコン脚フェチトレーナーってことがバレちゃうね〜?ぷぷ、じゃあ観念してアタシのお耳マッサージにお耳かきかきの実験台になってね〜?」

……もう隠さなくなったな。この子は。
626 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/10(月) 02:09:03.73 ID:oJ/bhrfl0
パピヨン「――それじゃあ、まずはお耳にオイルを塗り塗りしちゃうね〜」

なんでもヒトのお耳専用のオイルなんだって〜、ちょっとお高い奴だぞ?なんて呟きながらパピヨンは手の平にそのオイルを垂らし、にゅるにゅると馴染ませる。自分の耳の近くでそれをされると、なんだか音が気持ちいい。

……なんだか良い匂いもしてきた。これはなんだろうか……よく分からないけど、安心する良い匂いだ。

パピヨン「それじゃ、次はこのオイルたっぷりのお手々でお兄さんのお耳をぎゅううう〜……♪」

耳がパピヨンの手の平に覆い尽くされる。オイルの感触が耳全体にじんわりを広がっていき、それがなんだかとても心地いい。次第に耳が温かくなっていき、耳の色んなところが敏感になっていくようだった。

パピヨン「耳には色んなツボがあるんだって。だからこうやって適当にギュ〜ってしたり、もみもみするだけでとっても気持ちいんだよ?お兄さんのお目目もトロトロ、なっさけなーい顔担当ウマ娘に晒しちゃってはっずかし〜」

こんな顔、アタシ以外に晒したきも〜!って目で見られちゃうから止めといた方が良いよ〜。

……耳をマッサージする手は止まらない。耳の外側から、耳たぶまでを親指と人差し指で挟むように揉まれぎゅっぎゅっぎゅ〜と指圧される。

ひとしきり揉んだかと思えば次は耳を畳むように全体を押しつぶす。普段なら少し痛いかもしれない動きだが、ポカポカになって柔らかくなった耳と、オイルの効果で全く痛くない。むしろ気持ちが良い。

『うぁ……』

パピヨン「……!あ〜!お兄さんキモい声漏れた!ぷぷ、うぁ〜だって。うぁ〜……!」

『ちょっと、止めてくれよ……恥ずかしいから』

ぎゅ、ぎゅ、ぎゅ、ぎゅ。ぎゅぅぅぅぅ……。

もみ、もみ。もみもみもみ……たぱたぱたぱ、たぱたぱたぱ。

パピヨンの笑い声を聞きながら、耳を触る手はどんどん勢いに乗っていく。揉んで、潰して、揉んで、軽く指で叩かれて。

しかし、どれも痛くない。気持ちよくて仕方がない。普段の疲れと睡眠不足も相まって、すぐに眠ってしまいそうになってしまう。

パピヨン「……は〜い。じゃあ次は耳かきでお兄さんのお耳の中をきれいきれしちゃうよ〜」
627 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/10(月) 02:10:23.09 ID:oJ/bhrfl0
これも竹で出来た良いやつ?らしいよ。と半分閉じかけていた自分の視界にパピヨンはその耳かき棒を見せた。

……立派な耳かきだと思った。なんだか、耳かきと想像して最初に思い浮かべたら出てくる理想の耳かき。そんな感じだった。

パピヨン「じゃ、これからは敏感な部分をカリカリしちゃうからジッとしててね。ぷぷ、気持ちよくて気持ちよくてもぞもぞ〜って動いちゃうのも、必死に我慢だよ?」

『あ、ああ……』

……あのちょっと曲がった先端が、耳の中に入ってくる。別に信用していないわけじゃない、ただ……最後に他の人にやって貰ったのは、幼い頃母にやって貰ったっきり。

正直少し怖い。さっきまでのオイルマッサージの安心感が少し引いてくる、そう思うと体に力が入って、先ほどまでどうやってリラックスしていたか――。

パピヨン「……はい。いいこいいこ〜。よしよ〜し」

――するといきなり、パピヨンの手が自分の頭を撫でた。

『ぱぴ、よん?』

パピヨン「あ、ちゃんと手は拭いたよ?ほらほら、お兄さん落ち着いて落ち着いて、まずは深呼吸だよ……ぷぷ。手先の器用さなら誰にも負けない自信があるアタシを信じて〜、痛くしないから、落ち着いて……お兄さん、いいこいいこ〜」

……優しくパピヨンが自分の頭を撫でる。傍から見ればなんてみっともない姿、しかし。どうしようもなく安心してしまう。体の力がふんにゃりと抜けていく。

パピヨン「……♪はい、じゃあお耳かきかきスタート〜、ゆっくり入れるから安心してねお兄さん?」

……かさ。かさり。

パピヨンの優しい声と共に、耳かき棒の先が、耳の入り口に触れる。入り口部分をゆっくりとゆっくりと、くるくる円を描くようになぞりながら、中に入っていく。

パピヨン「くる、くる、くるくる〜♪」

『っ』

思わず声が出てしまいそうになる、マッサージで血流が良くなったんだろう。そのせいか一層敏感になった耳の中に耳かき棒が入ってきて……ぞわり、と。体も震えそうになる。

かさ、かさ……がさっ。かさ……かさり。

パピヨン「うわ、あんま確認してなかったけど結構汚いねお兄さん。んも〜、お兄さんは自分の身だしなみも整えられないんだから〜」

……その分、担当ウマ娘のアタシがお世話してあげないといけないんだから。困っちゃうよね〜。と、嬉しそうな声色で担当ウマ娘は耳かき棒を優しく動かしていく。
628 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/10(月) 02:11:51.99 ID:oJ/bhrfl0
がさ、がさっ……すっ、すーっ……。

かり、かり。がさり……すーっ。すっ、すー……。

耳の中でがさがさと音が鳴り、耳の中に溜まっている汚れが掻き出されていく。たまに酷くこびり付いたものもあるようで、そういったものを剥がすとき耳かき棒の先端に力が入るのを感じると、少し気持ちが良い。

パピヨン「かり、かり……かりかり。かりかりかり……」

……無意識だろうか。パピヨンの口からオノマトペが漏れている。実際にされている耳かきと連動するように聞こえるその優しいオノマトペが、どんどん自分を眠気に誘ってくる。

耳の中に溜まっている汚れを、引っ掻いては取る。削っては取る。ゆっくりゆっくり周りを削り、落とさないように慎重に取る。

パピヨン「お兄さん本当に汚いね〜……でも、まあ。こういうの楽しいかも」

かり、かり、かり……かりかりかり、かりかりかり……がさっ。がさ、ごぞ。

ごぞ、ごぞ……がさっ。すっ……すーっ、すーっ。

パピヨン「…………♪すり、すり。かりかりかり〜……かり、かり。ごそごそごそ〜」

――――まずい、寝てしまう。先ほど耳にはツボが沢山あって、それが刺激されて気持ちがいいとは言われたが……これは、想像以上だ。

汚れの下に隠れていた肌が空気に触れて、少し痒くなってきたところを見逃さないとばかりにかりかりと掻いてくれる。溜まっていた汚れが一気に外に出て行くのが、気持ち良い。

うとうとと、瞼が重い。眠くて眠くて、仕方がない。

パピヨン「……ぷぷ、お兄さんだらしないお顔してるね?そんなに気持ちが良いんだ、アタシの耳かき」

『…………あぁ。気持ち良い、とても』

パピヨン「…………じゃ、もーっと気持ちよくしてあげるね。梵天を用意しまーす」

はーい、ふわふわふわ〜……ふわっ、ふわっ、ふわふわわ〜。

――ああ、あの白いふわふわ。あれを梵天というのか。

ふわふわが耳の中全体を一気に撫でる。ずぽずぽと耳の中を出たり入ったりして、次に中でくるくると回転しだす。

くるくる、ふわふわ。くるくる、ふわふわ……耳の中をこんなに甘やかされて良いものなのかと、思わず思ってしまう。

パピヨン「……ふ〜」

『……うぁあ!?』

すると突然、梵天が抜かれたと思うと――ふーっと、息を吹きかけられる。

パピヨン「サプライズプレゼントで〜す。お兄さん?ほらほら反対側にごろーんして、ごろーん」
629 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/10(月) 02:12:38.49 ID:oJ/bhrfl0
……そうか、まだ片方しか終わってないなら反対側があるのか。ならお願いをするしかない。トロトロの脳みそでそう考えて、言われるがままにごろんと顔の向きを変える。

パピヨン「……!は、はーい。じゃあまずは、マッサージからね……ねえ、お兄さん」

『……ん』

パピヨン「眠かったらもう寝ちゃっていいからね。お兄さんなら特別に……アタシのむちむち膝枕で寝る権利をあげちゃいまーす」

――確かに、ここで眠れたらどれだけ幸せだろうか。しかし、それはいけない。

『いや、それは……遠慮しておくよ。担当ウマ娘の膝で眠ってしまうなんて良くないし。キミも嫌だろう――』

ぎゅぅううううう……。

『ぅぁあぁ』

パピヨン「…………じゃあ、カウントダウンしちゃうから。0になったらお兄さんは眠っちゃってね」

オイルに馴染んだ手で耳を潰されて、言葉を最後まで言わせてもらえなかった。しかし、なんだ。カウントダウン……?

パピヨン「10から数えて、0になったら……夢の中。ほらほら、お耳マッサージに、お耳かき。ちゃちゃっといくよ〜」
630 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/10(月) 02:13:28.40 ID:oJ/bhrfl0
――――10。

ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっ……ぎゅぅぅう……。

パピヨン「ほら、お耳を沢山揉みくちゃにして〜……耳たぶふにふに。お耳ぎゅっぎゅ」

もみ、もみ、もみ……ぎゅっ。ぎゅぅうううううう……。

……9。

パピヨン「寝ちゃえ寝ちゃえ、アタシのお手々に負けちゃえ〜……♪」

むぎゅっ、ぎゅむっ……ぎゅっ。ぎゅう。たぱ、たぱたぱたぱたぱ〜……。

……8。

パピヨン「はーい、じゃあ耳かきいきま〜す」

……がさっ。さすっ、すり……すり、すり。

パピヨン「すり、すり……ゆっくりお耳の中に入っていくよ……すり、すり」

……7、6、5。

パピヨン「ぷぷ、一気にカウントダウン進んじゃったね。ほらほら、夢の国はすぐそこだよ〜」

かり、かり、かり……がさっ。かり、ごそ……。

かりかりかり、かり……すっ、すーっ……すっ。すっ。

パピヨン「かりかりかり、かりかりかり……すり、すり、すり……かきかき〜……」

……4。

パピヨン「ぷぷ、涎垂れちゃってるよお兄さん。ほんと、いい大人なのに赤ちゃんみたい……」

パピヨン「……どうちまちたか〜?お目目がうとうとで、ねむいねむいでちゅか〜……ぷぷ、かわい〜……」

がさっ……がり、がり、かり、かり……ごそっ。

すっ、すーっ……すり、すり、すり。

……3。

パピヨン「ほら、あと少し。赤ちゃんは眠いの我慢なんてしなくていいの」

パピヨン「ほらほら、負けろ負けろ。担当ウマ娘の大事な脚の上で眠っちゃえ〜」

……2。

パピヨン「…………あ、おっきいのある。取っちゃえ取っちゃえ」

かき、かき、かき。かり、かり、かり。

…………がさっ。がり、がり、かり、かり。ごそっ……ごそごそ、ずずっ……。

パピヨン「……ふふっ」

……1

パピヨン「……やっぱりもう駄目みたいだね、お兄さん。今日はぐっすり眠って、明日たーっくさんアタシのために頑張ってね?」

パピヨン「…………それに。お兄さんに倒れられたりしたら、アタシ……泣いちゃうからね?」

パピヨン「……かり、かり。かき、かき。ごそ、ごそごそごそ……かきかきかき〜…………」

――――0。


パピヨン「――――は〜い。おやすみなさい、お兄さん?」

631 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/10(月) 02:14:04.48 ID:oJ/bhrfl0
――――膝の上ですーすーと気持ちよさそうに眠っているお兄さんを見て、ほっと一息。あー疲れた、思ったより神経使ったな、耳かき。

パピヨン「……まあ、でも、ちょっと楽しかったけど」

切っ掛けはお兄さんをちょっと癒してあげたかったこと。尻尾の手入れで培われた手先の器用さで、何かできないか探していたところ――この耳かきを見つけた。

――効果はてきめんだった。あのお兄さんが、アタシの膝の上でこんなだらしない姿を見せるなんて……ちょっと、ゾクゾクする。

これは、ちょっとお高い道具を買って正解だったなと心の中でガッツポーズ。

パピヨン「おっとそうだそうだ。写真写真」

近くに置いていたスマホを取って、ぱしゃりと寝ているお兄さんの顔を撮る。

……ぷぷっ。ほんっと、なっさけな…………。

パピヨン「……♪」

尻尾の手入れの次は、こっちもちょっと極めてみようかな。なんて考えたりして。

アタシはお兄さんが目を覚ますその時まで。ニヤニヤと寝顔を見つめていることにした。

…………後でからかってやろ〜っと……ぷぷっ。
632 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/10(月) 02:15:13.48 ID:oJ/bhrfl0
これだけです。とても耳かき楽しかったです。

おやすみなさい。
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/10(月) 12:24:21.12 ID:kW1mSFlzO
いきなり超上質耳かきASMRが飛んできてうっとりしている
いや最高かよ
ありがとう…ありがとう…!
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/06/10(月) 18:09:20.55 ID:YxtqkZMcO
ちょっとおっきした
ウマシコ許可?
635 : ◆OX0aJKbZO.0H [sage]:2024/06/10(月) 20:45:41.62 ID:oJ/bhrflo
喜んでくれた人がいたみたいで嬉しいです。書きたいもの良い感じに書けたので。

本編もそろそろ再開します。よろしくお願いします。
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/10(月) 20:54:40.84 ID:84aKOJujo
まじで感謝しかない
637 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/11(火) 23:53:19.81 ID:bydBv2aR0
『あの、すみません。知り合ったばかりでいきなりこんな質問をするのも失礼かもしれませんが……』

マントレ「ええ、はい。全然気にしませんよ?」

こちらから気兼ねなく何でも、と話したのですから。貴方も遠慮しないでください。なんてマンティのトレーナーさんは言ってくれるが……ええい、ままよ!

『…………失礼ですが、おいくつなんですか?』

マントレ「……」

にこりと笑ったまま表情が何も変わらない。しまった、やはり年齢の話題はアウトだった――。

マントレ「いくつに見えますか?」

『!?』

――思わずぎょっとしてしまう。自分から訊いておいてこの反応は本当に失礼だが、これは流石に驚く。

まさかこんな合コンみたいな……いや、この人こういう訊き返しをしてくる人なのか――少し、意外だ。

『そう……ですね……ええっと』

……暫くどうしたものかと考えに考えて、絞り出すように、言った。

『……とてもお若いですから、20代……後半とか……』

マントレ「ほぉ、ほぉほぉ……成程」

うんうんと頷いて、にこにこと笑顔を止めない。ま、まずい。どうしよう、謝った方が良いか?いやしかし、年老いてるようにも見えないし――けど雰囲気は。

マントレ「ふふっ……すみません、少し意地悪をしたくなっただけです。すみませんね、こちらも困らせるようなことを言ってしまって」

『……へ?』

やはり私は少し幼いといいますか、童顔といいますか。そういう風に年齢を聞かれる機会も多いので……少しだけ恥ずかしそうにしながら言うマンティのトレーナーさん。

マントレ「年齢を聞かれたら誰にでもこういう話を振るんですよ、貴方の知っている方だと……ステラライムさんの
トレーナーさんや、グリーンシルフィーさんのトレーナーさんが新人の頃にも話して困らせた記憶がありますから」

『そ、そうだったんですか……』

――あれ、じゃあ。やっぱりこの人の年齢は……え?
638 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/11(火) 23:54:55.24 ID:bydBv2aR0
『あの、すみません。知り合ったばかりでいきなりこんな質問をするのも失礼かもしれませんが……』

マントレ「ええ、はい。全然気にしませんよ?」

こちらから気兼ねなく何でも、と話したのですから。貴方も遠慮しないでください。なんてマンティのトレーナーさんは言ってくれるが……ええい、ままよ!

『…………失礼ですが、おいくつなんですか?』

マントレ「……」

にこりと笑ったまま表情が何も変わらない。しまった、やはり年齢の話題はアウトだった――。

マントレ「いくつに見えますか?」

『!?』

――思わずぎょっとしてしまう。自分から訊いておいてこの反応は本当に失礼だが、これは流石に驚く。

まさかこんな合コンみたいな……いや、この人こういう訊き返しをしてくる人なのか――少し、意外だ。

『そう……ですね……ええっと』

……暫くどうしたものかと考えに考えて、絞り出すように、言った。

『……とてもお若いですから、20代……後半とか……』

マントレ「ほぉ、ほぉほぉ……成程」

うんうんと頷いて、にこにこと笑顔を止めない。ま、まずい。どうしよう、謝った方が良いか?いやしかし、年老いてるようにも見えないし――けど雰囲気は。

マントレ「ふふっ……すみません、少し意地悪をしたくなっただけです。すみませんね、こちらも困らせるようなことを言ってしまって」

『……へ?』

やはり私は少し幼いといいますか、童顔といいますか。そういう風に年齢を聞かれる機会も多いので……少しだけ恥ずかしそうにしながら言うマンティのトレーナーさん。

マントレ「年齢を聞かれたら誰にでもこういう話を振るんですよ、貴方の知っている方だと……ステラライムさんの
トレーナーさんや、グリーンシルフィーさんのトレーナーさんが新人の頃にも話して困らせた記憶がありますから」

『そ、そうだったんですか……』

――あれ、じゃあ。やっぱりこの人の年齢は……え?
639 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/11(火) 23:56:31.07 ID:bydBv2aR0
間違えて同じの2回貼っちゃいました。



マントレ「しかし暑いですねぇ。最近は五月六月の時期からも暑いですから、この夏のシーズンはより一層暑くなりますね」

『そうですね。蒸し暑くて蒸し暑くて、冷房無しではもう体調を崩してしまいそうですよね』

扇子をパタパタしながら暑い暑いと枝豆をぽりぽり食べているマンティのトレーナーさん。夏の暑さは過酷で、今の時期のトレーニングは肉体以上に精神の成長に繋がるだろう。

もっとも、やり過ぎはいけないが。熱中症なんてされては元も子もない。

『……あの、トレーニングについてお聞きしたいのですがよろしいでしょうか』

マントレ「はい?」

――効率の良いトレーニング方法とは、なんでしょうか。そう訊ねると、なんだか困ったような顔をされてしまう。

マントレ「……効率はとても大事ですよね。時間は有限で、期限は刻一刻と近づいてきますから。少ない時間でより最大のトレーニング効果を求めたいものです、勿論私もそうです」

しかし、だからと言って担当ウマ娘の意見を尊重しないトレーニングというのもかえって効率が悪くなるものです。

『……と、言いますと?』

マントレ「担当しているウマ娘によって効率のいいトレーニングは変わる、ということですよ。勿論、だからと言って本や資料のトレーニングが悪いという訳ではありませんが」

――パピヨンさんに合ったトレーニングをぜひ、ご自身の手で見つけてあげてください。それは担当トレーナーの貴方にしか出来ないことですから。

『……ありがとうございます。すみません、参考にさせてもらいます』

マントレ「ええ。お互い頑張りましょうね。こちらもこんなことを言っていますが、まだまだ勉強中ですので」

にこりと笑いながらそう言うが、あまりにもそんな風には思えなかった。

……本当に何歳なんだろうこの人。
640 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/12(水) 00:27:18.00 ID:q8ximHrP0
マンティ「あ、ぱ、パピヨンさん……」

ライム「パピヨンさーん!こっちですよこっち!」

四人で集まって花火をしよう!ということになり、夜の砂浜に集まるアタシたち。どうやらアタシが一番最後に来たみたい。

パピヨン「んー、ごめんごめん。それで、花火は用意できたの?」

シルフィー「はい。宿舎に余っている花火が沢山あるみたいで、お願いしたらいくつか貰えました!」

嬉しそうに耳をぴょこぴょこさせているシルフィーの手には大きなビニール袋。その中に沢山の花火。

えーっとなになに?線香花火に、火花みたいな花火が真上にブシャーって出る奴、手に持つ花火……あ、打ち上げ花火もあるじゃん!

ライム「ふふ、パピヨンさんはこちらが夏祭りの時北海道ですから。ここで私たちだけで夏祭りの花火を先取りしちゃいましょう!」

パピヨン「え、なになに。もしかしてあのいきなりの花火発言ってアタシのこと考えてしてくれたの?え〜やっさし〜!」

もしかして、皆アタシのこと大好きなの〜?

マンティ「あ、えっと、わたっ。わたしは……!パピヨンさんが……一人だけ遠征なので」

ライム「そうですよ、一人だけ夏祭り楽しめないなんて寂しいじゃないですか!」

シルフィー「はい、パピヨンさんの事を思って計画したんですよ?」

パピヨン「…………え、待って待って。思ってた反応とちょっと違う」

……うわ、ちょっと恥ずかしい。別に遠征なんて大したことじゃないのに……。
641 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/12(水) 00:54:17.55 ID:q8ximHrP0
――と、いう訳で早速四人の花火大会がスタートした!

パピヨン「すっご!今の市販の花火ってこんなカラフルなんだ、結構やるじゃーん」

市販で買える花火なんて久しぶりで、幼い頃にやったそれの記憶と比べるとだいぶ進化しているなぁ。やっぱ成長してるね〜どこも。

シルフィー「パピヨンさんパピヨンさん、そろそろ打ち上げ花火やっちゃいませんか?」

パピヨン「おっ、いいねいいね〜。じゃあどんどん火を付けちゃおう!」

付属のチャッカマンで打ち上げ花火に火をつけると、暫くしてから大きな音と共に花火が打ちあがり、パーンパーンと夏の夜空に綺麗な円を描いた。

マンティ「わっ……!び、びっくりしたぁ……け、結構凄いですねぇ」

シルフィー「ほんと、凄いですね……」

連続で花火が打ちあがる。ほんと、全然夏祭りで打ち上げられるようなものと比べても……いや、流石にそれは嘘かも。ちゃんとした奴の方が大きいし、綺麗だし、音もデカいし……。

……でも、こういうのも良いな。雰囲気あって。皆で見れるし。

ライム「パピヨンさん」

パピヨン「ん?」

打ち上げ花火がまだ続いている中、隣で座っているライムが話しかけてくる。

ライム「エルムステークス、応援していますよ。私応援していますから、テレビでもちゃんと観させて貰いますね!」

パピヨン「うげっ……別にいいでしょ、そんな応援とか。そっちはそっちで練習しなって」

ライム「いえいえ、ライバルの試合を確認するのも立派な練習ですよ。貴方ほどのウマ娘をマークしないなんて、怠慢ですよ怠慢」

……相変わらずこの子はアタシに対してこんなことばかり。そんな期待、アタシには荷が重いし背負いきれないんだけど……。

……でも。

ライム「じゃ、そんな期待に応えないとね。どう?優しいでしょアタシ」
642 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/12(水) 00:56:46.16 ID:q8ximHrP0
んもー間違えです。




――と、いう訳で早速四人の花火大会がスタートした!

パピヨン「すっご!今の市販の花火ってこんなカラフルなんだ、結構やるじゃーん」

市販で買える花火なんて久しぶりで、幼い頃にやったそれの記憶と比べるとだいぶ進化しているなぁ。やっぱ成長してるね〜どこも。

シルフィー「パピヨンさんパピヨンさん、そろそろ打ち上げ花火やっちゃいませんか?」

パピヨン「おっ、いいねいいね〜。じゃあどんどん火を付けちゃおう!」

付属のチャッカマンで打ち上げ花火に火をつけると、暫くしてから大きな音と共に花火が打ちあがり、パーンパーンと夏の夜空に綺麗な円を描いた。

マンティ「わっ……!び、びっくりしたぁ……け、結構凄いですねぇ」

シルフィー「ほんと、凄いですね……」

連続で花火が打ちあがる。ほんと、全然夏祭りで打ち上げられるようなものと比べても……いや、流石にそれは嘘かも。ちゃんとした奴の方が大きいし、綺麗だし、音もデカいし……。

……でも、こういうのも良いな。雰囲気あって。皆で見れるし。

ライム「パピヨンさん」

パピヨン「ん?」

打ち上げ花火がまだ続いている中、隣で座っているライムが話しかけてくる。

ライム「エルムステークス、応援していますよ。私応援していますから、テレビでもちゃんと観させて貰いますね!」

パピヨン「うげっ……別にいいでしょ、そんな応援とか。そっちはそっちで練習しなって」

ライム「いえいえ、ライバルの試合を確認するのも立派な練習ですよ。貴女ほどのウマ娘をマークしないなんて、怠慢ですよ怠慢」

……相変わらずこの子はアタシに対してこんなことばかり。そんな期待、アタシには荷が重いし背負いきれないんだけど……。

……でも。

パピヨン「じゃ、そんな期待に応えないとね。どう?優しいでしょアタシ」
643 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/12(水) 01:09:18.48 ID:q8ximHrP0
――アタシには夢がない。走りに対する思いとか、願いとか。そんな大層なものは存在しなかった。

けど、今のアタシには……それっぽいのがある。ステラライムのライバルになって――期待に応えて、そして。

…………勝つ。全員の期待に応えて、しっかり全部背負って、堂々の一着で。勝つ。

パピヨン「まずはエルムステークス。そこで勝って――ライムの場所まですぐに戻るよ」

ちょっと最近負け続きだったから、同世代最強さんの近くに早く戻ってこないと。

ライム「ふふっ、なんですかそれ。パピヨンさんはずっと、アタシと近いところに居たじゃないですか」

パピヨン「アタシにはアタシなりに思うところがあるの!はー、そんなんじゃ彼氏くんとの関係長続きしないんじゃないの?」

ライム「あっ!あ!あー!!!それはもうやらない約束じゃないですか!あー!しかも……は、はぁ!?彼氏じゃないですし、長続きしない……!?」

パピヨン「ぷははははは!」

――――こんなことを言っておいて負けるかもしれない。けど、もうアタシは――折れないよ。

未来がどうなるかなんて分からない、けど――だからと言って全部ダメにしちゃうのは良くないことだって。お兄さんに言われたから。

まだまだアタシは走り続ける。たとえどうなろうと――アタシは、応え続ける。

――もう二度と背負ったものを放り出したりしないから。

パピヨン「あーおもしろ〜……って、へ?な、なに?その怖い顔……あー!デコピンしようとしてる!ちょっとシルフィーにマンティ!この人暴力!暴力振ろうとして――あ"ー!」

アタシの叫びは丁度一番大きな花火の音と重なって、聞こえなかったみたいだった。

644 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/12(水) 01:14:58.49 ID:q8ximHrP0
それじゃあ今日はこれで、おやすみなさい。



コンマも安価もしないの申し訳ないので、適当になにかやります。こんな時間ですけど。

パピヨン→ライム感情:コンマ直下

コンマが高いほど激重、低いほどカラっとしてる。
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/12(水) 01:41:56.88 ID:2FsfIWYfo
おつおつー
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/12(水) 01:42:29.23 ID:2FsfIWYfo
(おっとこれは意外と……?)
647 : ◆OX0aJKbZO.0H [sage]:2024/06/12(水) 16:47:36.58 ID:q8ximHrP0
軽い気持ちでコンマしたらなんか凄いことになっちゃった
パピヨンが色々シットリしてきた
648 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/12(水) 22:37:15.05 ID:q8ximHrP0
――――夏合宿を途中で抜け、飛行機に乗り北海道へ。そしてレース場。

今日はエルムステークス当日。担当ウマ娘シルヴァーパピヨンの様子はというと……。

パピヨン「ねえねえ、今日のレースが終わったら何か美味しいご飯ご馳走してね〜お兄さん?」

――上目遣いでご飯をねだっていた。まあ、それくらいなら全然良いんだが――。

パピヨン「あとあと、北海道観光もしたいし夏祭りも行きたいし……あ!お土産も買わないとじゃん!」

『……キミ、レース前だけど随分と余裕だな』

パピヨン「やだなぁお兄さん、ガッチガチになって本調子出せないより全然良いでしょ?だからお兄さんが出来ることは、可愛い担当ウマ娘のアタシのおねだりをきちんと叶えてあげること!」

はー楽しみだなぁ北海道ご飯!と、わざとらしい大きな声。

『……ま、それもそうか。それじゃあ飛び切り美味しいお店探しておくから、キミは早く行ってこい」

パピヨン「お兄さんわかってる〜!んじゃ、行ってくるね〜!」

――そして、パピヨンはルンルン気分で控室から出ていった。

距離も場所も初めてのこのエルムステークス。短距離適正であるのにマイル距離に挑み続けるその姿、これまでのレース結果も踏まえると、パピヨンの人気は今までで一番低い。

『……でも、そのための練習を行って来たじゃないか』

自分に出来ることは、もう信じて待つだけだ。そう思いながら、【貴方】は観客席に向かって行く。
649 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/12(水) 22:41:36.13 ID:q8ximHrP0
エルムステークス、結果は:コンマ直下
1-2 余裕の勝利勝利
3-7 何とか勝利!
8 2着!
9 3着!
0 おおっと
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/12(水) 22:51:11.13 ID:XAdrcKZK0
651 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/12(水) 23:10:53.85 ID:q8ximHrP0
――さあ最終コーナー!4番シルヴァーパピヨン逃げる逃げる!外から7番!そして内から1番のウマ娘が追うも差が縮まらない!

パピヨン「っ……!やぁあああああああああ!!!!」

――シルヴァーパピヨン先頭シルヴァーパピヨン先頭!しかし最後の直線厳しいか!段々と後方との差が縮まっていく!7番が迫る!

――おおっと10番のウマ娘が後方から追い上げる!4番手、3番手!そして7番のウマ娘と並び先頭を狙う!

パピヨン「――ああああああああああああああああっっっ!!!!」

――――先頭は4番シルヴァーパピヨン!今一着でゴールイン!重賞初制覇!見事な逃げ切り勝ち!

――そして二着は10番、三着に7番――。
652 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/12(水) 23:24:00.91 ID:q8ximHrP0
パピヨン「はぁ、はぁ、はぁ……はぁ……?」

――レース版を駆け抜けて、ゆっくりと速度を落としていきながら止まる。夏の蒸し暑さでビショビショの汗で手の甲で拭い、観客席を見る。

わぁあああああ……!と、歓声。暫くアタシが浴びれてなかった、歓声。

――――あんなに、アタシには走り切れない見たいな雰囲気だったのに。勝ったら勝ったでこんな歓声。いや、ほんっと、ほんとー……に。

パピヨン「…………っぷ」

――さいっこー……!

パピヨン「ぷふ、ぷはははははははは!!!アタシには走り切れないとか、全然ダメ見たいなことばっかり言ってたくせに何この歓声!手の平クルクルでなっさけな!」

パピヨン「アタシが勝つのは当然なんだけど!なんで理解できてないのこの人たち!ぷぷぷぷぷ!」

――あ、お兄さんの悲鳴みたいな声が聞こえてきた。ぷぷっ……!きっも……!

パピヨン「はー……!」

久しぶりに、なんだかスッキリ走れた!気持ちよかったー!
653 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/12(水) 23:37:24.09 ID:q8ximHrP0
すみませんこれだけです。おやすみなさい。

北海道でちょっとご飯食べて夏祭りできそうならやって、次のレース安価いきます。
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/12(水) 23:55:32.47 ID:2FsfIWYfo
すーぐ調子に乗りやがってコイツ……
ライムにボコられてまたしっとり分からせられてくれーでもそのためにももっともっと勝て

あと北海道で美味しいもの食べてお土産も買っていってあげれ
おつ
655 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/13(木) 12:05:53.32 ID:+m04VO4cO
ライムが出会った当初からグイグイ来る光属性過ぎてパピヨンの脳が焼かれちまってるんだ。

日常生活でもやられてるしレースではもっと脳焼かれてるし、表には出してないし本人も自覚してないけどお兄さんと同じくらい大好きなのがライム。

だからもしライムが曇ったりしたら凄いことなる。凄い。
656 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/13(木) 22:10:20.86 ID:+m04VO4cO
『正座』

パピヨン「はーい、反省してまーす」

――レースが終わってすぐ控室に戻ってきた担当ウマ娘。褒めるでもなく、脚のチェックをするでもなく、最初にしたことはこれだった。

『……はぁ、キミなぁ。前にも言ったと思うが、そういう態度はだなぁ』

パピヨン「え〜?いやいやお兄さん、だって本当のことじゃん?」

――彼女のこういう言動を、自分は嫌われるためにわざとやっている物だと思っていた。が……初めてであった時とは良い意味でも悪い意味でも吹っ切れた彼女が、何故またあんなことを。

パピヨン「楽しかった楽しかった〜。ふんふーん」

……まあ、それはとりあえず後ででいいか。

『はぁ、重賞を勝って調子に乗るのは良いが、あまり乗りすぎると――いや、悪い』

あの態度は問題だが、それとこれは別問題。重賞初勝利、それで調子に乗らなければいつ乗るのか。今パピヨンはウッキウキの笑顔で、尻尾がフリフリ揺れていて。とにかくとてもとても嬉しそうで。

……それに水を差すのは。ダメだろう。

『こほん。パピヨン――重賞初勝利おめでとう。自分も、このレースを見ていてずっと興奮しっぱなしで、なんだか目頭が熱くなってきて――』

パピヨン「うわ、きも〜い!お兄さんなに?そんな自分の事みたいに喜んじゃって、泣きそうになっちゃったの〜?」

『そりゃあ自分の事みたいに喜ぶし感動もするだろ!キミは自分の担当ウマ娘なんだぞ!?』

パピヨン「……!」

ああ、パピヨンはそうやってすぐに茶化してくる。担当ウマ娘の勝利を自分のことのように喜べない奴なんてトレーナー失格だ。当然に決まっているだろう。

『――けどこれはまだ始まりだパピヨン!今後もっともっとレースに出て、勝って、そして――ステラライムに勝つ』

それが目標だもんな、と。パピヨンの両手をぎゅうっと握りしめて、言う。
657 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/13(木) 22:11:11.20 ID:+m04VO4cO
パピヨン「……ぷっ。ぷははは!ほんっとお兄さんって……ヤバいよね。キモすぎて」

全然嫌そうな顔をせず、パピヨンは笑う。握りしめた両手をほどいてパピヨンはまた部屋から出て行こうとする。

パピヨン「でも……うん、そのキモさが今は一番嬉しいかな。お兄さんキモくてさいこ〜!」

『う、うん?』

褒められているのか貶されているのか分からない一言に、どう反応したらいいのか分からない。

パピヨン「んじゃ、アタシはちょっと真ん中で踊ってくるから――応援しててね、特等席で」

『……ああ、踊ってこい。そして見せつけてこい』

勝者はアタシだと。精一杯アピールしてこい。その言葉を聞いて、パピヨンは当たり前じゃーん。と言って控室を後にした。

――ああ、その笑顔が見れただけで。自分がどれだけ嬉しいか……キミは分かっているのだろうか。

658 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/13(木) 22:19:36.49 ID:+m04VO4cO


ここで謝りたいことがあります。

すみません、>>519でライムの次走がジャパンダートダービーって書いてあるんですけどすっかり忘れていました。ジャパンダートダービーは7月の前半で夏合宿が始まってすぐなのでライムがその時期に楽しそうに恋バナしてることになっちゃいました。

なのでちょっと安価します。こういうスレやっていてこういうミスはほんと申し訳ないです。


1 描写してないだけでちゃんと出てたよ。(レース結果は後でコンマ)
2 なんか色々あってレース時期がずれてるよ(上と同文)
3 >>519をなかったことにして違うレースを次走にする。

安価下2まで
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/13(木) 22:22:01.32 ID:HGOVvORDO
2
660 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/13(木) 22:33:45.12 ID:+m04VO4cO
40分になったら締め切ります

ほんとすみません
661 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/13(木) 22:54:34.28 ID:+m04VO4cO
それでは、ちょっと時期をずらして9月の初めにずらします。

ほんと気を付けます。申し訳ないです。
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/13(木) 23:09:33.00 ID:x0c/yB6lo
あまり気にしすぎなくていいのよ
とても楽しんでます
663 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/13(木) 23:24:23.42 ID:+m04VO4cO
――――ウイニングライブは無事に終わった。センターで踊る我が担当ウマ娘の姿をこの目とカメラにしっかりと収め、とても満足することが出来た。

レース観戦中に熱くなった目頭が崩壊し、ちょっと溢れ出たが視線とカメラだけはブレさせなかった。

……そして、その次の日。

パピヨン「よーし!じゃあお兄さん!ゴチになりま〜す!」

『……行っておくが食べ放題じゃないからな、申し訳ないけどこっちにも財布の事情があってな』

経費でなんでもかんでも降りるわけじゃない、ここはしっかり自腹だ。その旨はきちんとパピヨンにも説明しているんだが……まあ関係ないか、ああ。

パピヨン「ま、そこは安心してよお兄さん?アタシ、あんまり食べない方だし」

『……いや食べろ。キミはもっと沢山食べて身体を付けるべきだ』

パピヨン「言ってることが全く逆になってる気がするんですけどお兄さん」

それはそれとしてまだまだ食べ盛りだろう彼女には沢山食べてもらいたい。

『……なんでも塩ラーメンが美味しいらしいぞ。この前とある芦毛のウマ娘がそう言っていて』

パピヨン「それ滅茶苦茶有名な人じゃない?とあるって誤魔化す必要ある?」

まあしかし勝手に名前を出すのもあれだ、自分も殆ど名前が分かるがあちら側としては名前を出したくない理由とかもあるのかもしれないし。

『まあ適当にぶらつきながら美味しそうなお店に入ってみるのも良いな』

パピヨン「えーもしかしてノープラン?お兄さん、デートはちゃんと女の子をリードするものだよ〜?」

ま、彼女いない歴が年齢のお兄さんにはわからなかったか〜ぷぷぷ。と、にやにや笑うパピヨン。
664 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/13(木) 23:25:41.80 ID:+m04VO4cO
『キミ、いい加減起こるからな』

パピヨン「や〜んこわ〜い!お兄さんに乱暴されちゃ〜う!」

『……』

……デコピンしてやろうかと思った。


パピヨンと札幌デートだ:安価下2まで。

何かイベントとか、食べた食べ物とか。お好きなイチャつきを。



今日はこれでおしまいです。ありがとうございました。おやすみなさい
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/13(木) 23:58:05.59 ID:x0c/yB6lo
水族館でペンギンの散歩見よう
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/14(金) 08:03:06.13 ID:H9xbNrHUo
塩ラーメン食っとくか
そのあとラーメン屋はしごしようとか言い出すパピヨンにやっぱりウマ娘なんだなぁとしみじみ思うトレーナー(結構お腹いっぱい) 
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/06/15(土) 01:44:09.00 ID:pfLSbGEuO
そういやゾロ目ボーナスもうやんないの?
直近だと>>645がゾロ目だけど
668 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/15(土) 16:27:18.73 ID:oQQIirZho
ゾロ目ボーナスとかすっかり忘れていました、ありましたね

じゃあライムとのイベントでなにか色々と投げておいてください。ゾロ目だしなんか欲望にまみれてそうな無理そうな奴も良い感じに採用します。

ゾロ目忘れがちなので見つけたら教えてください。ただ無理なときは無理って言います
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/15(土) 19:17:05.44 ID:txRjnO+Lo
ライムの尻尾手入れ
ライムが尻尾弱点でくすぐったがるいい反応する
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/15(土) 23:06:55.00 ID:8kWKmcikO
欲望にまみれで良いならライムに押し倒されて近すぎる顔にドキドキしちゃうパピヨンがみたいですけどね
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/15(土) 23:40:53.45 ID:5bRNW6X70
欲望まみれでいいなら
ライムと幼馴染くんのキスシーンをパピヨンちゃんが目撃
ライムちゃん大人……っ!? ってなったパピヨンちゃんに尊敬の目で見られたり、なんか恋愛相談されるようになって困惑しちゃうライムちゃんとか見たい
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/16(日) 19:53:53.99 ID:sIH+KwNeO
欲望にまみれます
ライムがパピヨンに洋服選んで欲しいって言われるから一緒に出掛けて買いに行くんだけど、その理由が幼馴染みくんとのお出掛けに着ていくお洋服探しって最後に言われてドロドロした感情が溢れる奴
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/06/16(日) 21:02:37.81 ID:rnSFK8CSO
本当に何もかもが気持ち悪い
二度と書かないで欲しい他のウマスレの迷惑になるから
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/06/16(日) 23:33:20.10 ID:YpGK13sBO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1718365958/
このスレを見習って欲しい
オリキャラしか出さないウマ娘スレってもうただの[田島「チ○コ破裂するっ!」]だろなにが欲にまみれだ気持ち悪い
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/16(日) 23:44:46.83 ID:qkNkNrGN0
>>673-674
お前の方が気持ち悪い
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/06/17(月) 01:18:28.47 ID:TAqq9v26O
なんでこんなスレに信者がいるんだ
そりゃこんなに排他的じゃスレに人もいませんわ信者とキモいスレ主の相互[田島「チ○コ破裂するっ!」]なんてだれも興味ないし
早く別のところでやってくれ
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/06/17(月) 21:43:53.50 ID:f1W0t7g+O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1718365958/
あの荒らさないでください
妬みは醜いですよ
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/17(月) 21:50:12.84 ID:wKVaBWg+o
末尾Oは全員NGで
679 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/18(火) 00:52:56.65 ID:zvonbBpj0
寝る前に確認したらなんかすっごいことなっててビビりました、どーしましょうねこれ。
取り合えず火曜日の今日は更新できます。よろしくお願いします。
680 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/06/18(火) 00:56:10.64 ID:zvonbBpj0
あとぞろ目コンマありがとうございました。結構来て驚いてます。
何採用するか決めてませんが、ぶっちゃけキスくらいならまあいいんじゃないのって気もします。
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/18(火) 01:00:51.68 ID:jIgS29OGo
了解
報告おつー
まってまーす
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/06/18(火) 18:05:45.59 ID:5UVzG1b+O
C
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/18(火) 19:21:39.10 ID:OkqgFHvz0
おつ
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