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【安価コンマ】オリウマ娘と共に
- 19 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 22:20:03.06 ID:HG7FmYhv0
- 彼女はすぐに見つかった。トレーニングコースを抜けてすぐの切り株の近く。彼女はそこに何か用があるのかもしれない。
『ちょっといいかな?』
「っ誰!?」
声を掛けると勢いよく、彼女は振り返った。驚かせてしまったかもしれない、そう思い頭を下げる。
『ご、ごめん。そんなに驚かせるつもりじゃ……』
「…………」
……何も言われない。数分の静寂。それを打ち破る様に――笑い声が聞こえてきた。
「ぷっ……ぷはははは!」
「大の大人が頭下げて、なっさけなーい! わざわざアタシに謝りに来たのー?」
――――とても馬鹿にされてしまった。思わず、目をギョッとしてしまう。
「えー、お兄さん。もしかしてトレーナー? ぷふっ……もしかしてさっきのレース見て、わざわざアタシに声掛けに来たの? 6着のアタシに? 間違えてるんじゃなーい?」
ニヤニヤと笑いながら、【貴方】の事を見てくる彼女。いわゆるメスガキ、というのだろうか。
台詞:安価下2
1 キミを、スカウトしたい。
2 ……その口調はどうなんだ。
3 自由安価
- 20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/03(日) 22:25:12.80 ID:iGi0FKspo
- 踏み台
- 21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/03(日) 22:27:28.83 ID:T98ojF2DO
- 2
- 22 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 23:10:58.29 ID:HG7FmYhv0
- ……その、馬鹿にしたような口調はどうなんだい』
【貴方】は目の前にいる銀髪のウマ娘に対して言う。大人に対して、いえ誰に対しても、そのような小馬鹿にしたような口調はあまり好まれないはずだ。
「えー? お兄さんもしかして怒ってるー? やーんこわーい! ぷっ、ふふふ……」
『……』
……成程、性格に難ありとはこういうことか。もしかしたら、このような感じで他のトレーナーにも話していたのかもしれない。
しかし、何故わざわざこんな嫌われるような……もしかしたら、これから自分のトレーナーになるかもしれない相手に対して。
『キミは』
「ん?」
【貴方】は言う。
『……何故、走るんだい』
「何その質問? アタシが何で走るか……うーんそうだなぁ」
――知らなーい! アタシは、アタシが走りたいから走るの! それだけじゃ、悪い?
あははは! そう笑って、彼女は行ってしまった。引き留めようと思ったが、もう追いつけなさそうな距離にまで行ってしまった。
小さな身体からは想像もつかない、トップスピード。青みがかった銀髪が、まるで銀色の炎のように靡く。
……明日も模擬レースはある。もしかしたら、明日また行けば会えるかもしれない。
- 23 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 23:26:14.67 ID:HG7FmYhv0
- 次の日、また模擬レースを見に行く。
「あ、ストーカーのお兄さんじゃん。何々、今日も私に謝りに来たの?」
また笑われてしまった。どうやら別に昨日のことを反省をしているわけではないみたいだ。
『キミの走りを見に来たんだ』
「……ぷっ、なにそれ。ほんと見る目ないねお兄さん、アタシなんかよりもっとすごい子いるのにわざわざ?」
「早く担当見つけないと、お兄さんみたいなよわよわトレーナーは職無しになっちゃうよ?」
よわよわトレーナーと来たもんか。確かに【貴方】は新米ではあるが……。
『そんなに、自分を卑下しないでくれ』
『キミの走りは――』
「お、おーっと! じゃ、じゃあアタシ走ってくるから! バイバーイお兄さーん!」
……行ってしまった。
模擬レース結果は:コンマ直下
1 一着!
2〜9 前とあまり変わらず
0 ドベ
- 24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/03(日) 23:27:43.61 ID:8SiDJi5J0
- や
- 25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/03(日) 23:38:55.95 ID:fUICvygXo
- (ちょっと注目?応援?を感じただけで調子上がったと考えると)こいつ……チョロいぞ!
- 26 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 23:47:49.49 ID:HG7FmYhv0
- ――逃げる逃げる逃げる。ダートを踏みしめて、土埃を撒き散らし。逃げる逃げる逃げる。
後ろから他のウマ娘が追う。しかし間に合わない、届かない……!
『――』
そして、彼女は一着でゴールした。が、しかし……。
「はぁ、はぁ……! はぁ、はぁ。はぁ……うっ……くぁ」
息も絶え絶え、今にも倒れ込みそうなくらいフラフラだった。まさに、全身全霊の走り。
『っ!』
急いで彼女の元に駆け付けて、倒れそうな彼女を抱える。
「はっ、はぁ……? おにー、さん。なに、そんな必死な顔して……馬鹿みたい」
『いいから、ほら。歩ける?』
「…………」
――保健室に向かおう。
- 27 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 00:04:15.48 ID:NbPIO9X50
- 彼女の脚を冷やす。そして簡単な手当て。新米ではあるが、簡単な処置くらいは出来る。
「ねえお兄さん。そんな、担当トレーナーでもないのに。なんでこんなことするの?」
担当トレーナーでなくてもこれくらいはするだろう。と、手当てをしながら言う。
「もしかして、アタシの脚に興味があるのー? やーん、セクハラじゃんお兄さん。変態、スケベー」
ポカポカと足で蹴られる。別に痛くもない、じゃれつくような蹴りだった。
「…………ほら、もう良いってば。あのレースは、ちょっと無理しちゃっただけだから。そんな、良いって」
「お兄さん聞いてるー? 私の脚に興味津々で聞こえてないかなー? もしもーし! 他のトレーナーさんに言いふらしちゃおうかなー!」
台詞:安価下2
1 ……そうだ、君(の脚)に興味津々だ
2 なんで、あんな走りを?
3 自由安価
- 28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 00:07:53.54 ID:FijIl5gM0
- 2
- 29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 00:07:56.21 ID:C7PSBgZ1o
- 1
- 30 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 00:27:18.38 ID:NbPIO9X50
- 『そうだ』
「へっ?」
『自分はキミに……興味津々だ』
あの脚に、あの速さに。あの走る姿に……自分は魅了されたんだ。
【貴方】は、はっきりと彼女の目を見て言った。
『だから、前みたいにあんな……自分を卑下しないでほしい』
メスガキウマ娘ちゃん:コンマ直下
1〜2 あばばばばばばばば(チョロ)
3〜8 ……ふーん、やっぱ見る目ないね。お兄さん。
9〜0 …………どうせ、また貴方も
- 31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 00:36:38.55 ID:+nHyoF7DO
- はい
- 32 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 01:22:28.24 ID:NbPIO9X50
- 「……ふーん、やっぱ見る目ないね。お兄さん」
彼女は、笑わなかった。
「今回はたまたま、たまたまだよ。マグレで一着取れただけ」
『マグレだとしても』
『自分は、キミのあの走りに……惚れたんだ。だから……』
【貴方】は昨日彼女追ったのだ。その走りをもっと永く見たいから、追ったんだ。
「…………」
「……じゃあ良いよ。お兄さん」
彼女は……笑った。
「アタシのトレーナーなってよ、お兄さんまだいないんでしょ?担当」
「アタシはアタシの為に走るから。お兄さんは勝手に気持ちよくなっててよ」
ぷぷぷ、とニヤニヤ笑いながら……【貴方】にそう言った。
『分かった』
「……は?」
『キミのトレーナーになって、あの走りの……手伝いをさせてくれ』
「…………キモ。ほんと、意味わかんない」
- 33 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 02:08:02.96 ID:NbPIO9X50
- 「シルヴァーパピヨン」
それが彼女の名前だ。そういえば、今の今まで彼女の名を訊いていなかった。
パピヨン「……宜しくね、変態でキモくて脚フェチのお兄さん」
『……だから昨日も言ったが、そう言った言葉遣いは』
パピヨン「えー?アタシちょっと分かんないかもー?」
――――こうして、ダートを駆ける気性難?ウマ娘。シルヴァーパピヨンとの担当契約が結ばれた。
人を煽るような口調をした彼女だが、どこか危なっかしい雰囲気が隠せない。まだまだ心を開いてもらっているとは限らないが……ゆっくりとお互いを知って行こう。
そして、いつの日かG1も――。
パピヨン「……どうせ、お兄さんも。すぐ……」
- 34 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 02:10:01.27 ID:NbPIO9X50
- 名前:シルヴァーパピヨン
バ場適正:芝GダートA
距離適性:スプリンター
脚質適正:逃げ
一人称:アタシ
性格:ワガママ自分大好きの気性難(期待されて応えられず落胆させるのはもう耐えられないから最初から好かれないようにするため)
口調:メスガキ
見た目:青みがかっている銀髪フォーテールで低身長巨乳
趣味:尻尾手入れ(するのもされるのも)
レースにかける思い:今はない、走りたいから走ってるだけ
★
それでは、今回はこれで。おやすみなさい。
- 35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 07:47:14.22 ID:Q0tCnD3No
- おつ
きたい
- 36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 11:01:42.76 ID:J2I1f1D4o
- 描写的にお胸に一切興味なさそうなの実にトレーナーっぽくていいと思います
- 37 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 19:40:59.30 ID:NbPIO9X50
- ありがとうございます。がんばります。
★
パピヨン「何この部屋。なんか小っちゃいし、面白くなーい」
次の日。トレーナールームに案内して早々、パピヨンは文句を言いながら流れるように備え付けの小さな冷蔵庫に向かった。
パピヨン「えー!? 水とかお茶しかないの!? お兄さん普通もっとバリエーション増やしておいてよ! ニンジンジュースとか、炭酸とか!」
『分かったよ……』
ぶーぶー文句を言われてしまった。まさかいきなり冷蔵庫を開けられるとは思わなかったが、まあ……慣れるだろう。
……今回トレーナールームに案内したのは、今後のトレーニング方法や出走レースの確認などの話し合いの為だ。あとは諸々の書類の確認などもあるが……。
パピヨン「でー? お兄さんこんなちんけな場所で、アタシに何するつもりー? やーん、もしかして……そういうつもり?」
『先ほど話しただろう。トレーニングや今後の話を……』
パピヨン「あ、それって建前だと思ってたー? ぷふふ――んもー、冗談! 冗談だってー!」
彼女は備え付けの小さなソファに当然のように座り、「ほらほら早く喋ってー?」と急かし始める。
『まず聞いておきたい、パピヨン。キミには……夢はあるかい?』
パピヨン「この話前もしなかったっけ? 別に? 特に夢とか、走りたいレースがあるー。とかそういうのはないかなー」
アタシは走れればいいの! そして、勝てたら嬉しいな! と、明るく言ってのけた。
……では、考える。彼女の走りを考えると、ダートの、それも短距離が一番の戦場になるだろう。しかし――スタミナを鍛えれば、マイル距離も行けるかもしれないが……。
(……あの時のレース)
走り終わった後、フラフラになって倒れそうになっていたあのレース。もしかしたら適正的に厳しいかもしれない――。
さて、今後どうなるか分からないが――。
今後のレースは:安価下2
1 ダートの短距離を兎に角狙って行こう
2 マイルも考えよう。
- 38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 19:51:31.43 ID:C7PSBgZ1o
- 1
- 39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 20:01:18.24 ID:mMQ/CFNkO
- 2
- 40 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 20:13:11.72 ID:NbPIO9X50
- 『……スタミナをつけてマイルも狙って行こう』
彼女のあの速さは魅力的て短距離でこそ輝くだろう――しかし、レースが終わった後のあの消耗は見過ごせない。
スタミナをつけ無事にレースを走り終える、そしてマイル距離のレースも走ることが出来れば。
『きっと色んなレースに出て、沢山走ることが出来る』
パピヨン「えー? でも体力づくりとかやだなーアタシ。あれでしょ? タイヤ引いたりとか、夏の砂浜を朝から晩まで走ったりとか」
あながち間違えてはいないので、【貴方】はこくりと頷く。露骨に嫌な顔をするパピヨン。
『体力があれば途中で落ちることも無くなる、それに……勝ちたいんだろう?走るからには』
パピヨン「それは……まぁ、そうだけど? はー……ん、まあ。イヤになったら止めるからそれで宜しくねお兄さん!」
……担当ウマ娘のやる気を維持するのもトレーナーの役目だ。頑張ろう。
- 41 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 20:19:41.37 ID:NbPIO9X50
- パピヨン「……さーて!お兄さんの隠し物とかないかなー!見つけたら写真撮ってウマッターに上げちゃお!」
……話すことはもう終わったが、なんだかパピヨンが危ないことをしそうだ。特に何か隠しているわけではないが、流石に止めて欲しい。
折角だ、彼女を止めるためにも何か話をしよう。まだ出会って一週間も経っていない。お互いの事を知るために、なにか……。
何か話してみよう:安価下1〜2
1 学業の話
2 仲のいいウマ娘の話
3 自由安価
- 42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 20:23:13.01 ID:rgOHo2BVo
- 2
- 43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 20:25:51.79 ID:dODzn4gL0
- 1
- 44 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 20:34:30.18 ID:NbPIO9X50
- 『……その、勉強は大丈夫なのか』
パピヨン「……え。お兄さんどうしたの。いきなり親戚のおじさんみたいなこと言って』
『お、おじさん……』
すん、と真顔で言われた。
……少し悲しい気持ちになった。
パピヨン「ぷぷ、お兄さん傷ついてる〜。おもしろ〜い!」
パピヨンちゃん、頭:コンマ直下
コンマが01に近いほどバカ、00に近いほど天才じゃ……
- 45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 20:37:40.66 ID:7IqIYzq2O
- アタシってば天才ね!
- 46 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 20:42:46.21 ID:NbPIO9X50
- そう言えばこの子の学年って:安価直下
1 中1
2 中2
3 中3
4 高1
5 高2
6 高3
- 47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 21:01:49.80 ID:1tKPACsQ0
- 1
- 48 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 21:11:20.15 ID:NbPIO9X50
- パピヨン「ま、でーもー……お兄さんが不安がるようなおバカさんじゃないよ?アタシ」
追試?とか赤点とかは心配いらないから、安心してねー。と、手をひらひら振りながら言う。
……まあそういうのなら心配は要らないだろう。彼女を信じよう。
★
ご飯食べます。離席。
中1で胸でかいのは、ダスカとか見るとまああるか……って感じです。
次ウマ娘との関係安価あります。
- 49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 21:36:25.16 ID:Q0tCnD3No
- ありありのあり
- 50 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 22:24:02.74 ID:NbPIO9X50
- 『……トレセンに仲のいい子は』
パピヨン「あのさー!お兄さんなんかほんっ……とーに!おじさんっぽい!」
コミュニケーション下手糞すぎ!コミュ障!話題よわよわ!
『い、いや。その……キミは、少し喋り方が特徴的だから』
【貴方】は必死に言うが、パピヨンは呆れたようにジトーっとした目で見つめてくる。
……中学一年生に、こういわれるのか。自分は。
パピヨン「ま、お兄さんそういうの苦手そうだもんねー。女性経験無しでしょ?絶対そうでしょ!ぷぷぷ!」
『…………』
パピヨンと仲がよさそうな、関係ありそうなウマ娘:安価下1〜4まで。
現在公式から登場しているウマ娘から、何か関りのありそうな子を募集。パピヨンとの関係とかも書いてくれると嬉しいです。
上手く書けなそうな場合ちょっと採用できない場合もあります。
また、同室はオリウマにする予定なので無しでお願いします。
- 51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 22:27:30.74 ID:FijIl5gM0
- シリウスシンボリ
パピヨンの天敵
こんなかんじ?
- 52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 22:28:40.09 ID:zU8RK7/3O
- ダイワスカーレット
なんだかんだパピヨンの面倒見てくれる親友
- 53 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 22:29:22.20 ID:NbPIO9X50
- >>51
そんな感じで大丈夫です。
このレスは抜かしてお願いします。
- 54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 22:55:45.13 ID:Q0tCnD3No
- ニシノフラワー
幼馴染
- 55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 23:34:03.58 ID:Zl0zYxNm0
- ナカヤマフェスタ
おもしれー奴として可愛がられている
- 56 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/05(火) 00:11:39.22 ID:reyywJmq0
- >>51,52,54,55
安価ありがとうございます。
寝ます。お疲れさまでした。
【貴方】トレーナーはもう少し、年相応のお兄さんにする予定だったんですけど、なんかおっさんって感じになっちゃいました。
- 57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/05(火) 00:18:12.91 ID:TOjcLYfwo
- おつー
妹が心配なお兄さんに見えて良き良き
- 58 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/05(火) 21:57:17.33 ID:reyywJmq0
- パピヨン「例えばスカーレットとかー?入学前から仲良かったけど、まさか同じクラスになれるなんてって思っちゃったし……あ。アタシがなかよし〜のウマ娘ちゃんのことね?」
『ああ、名前は聞いたことがある』
スカーレット……ダイワスカーレット。芝の模擬レースで堂々の一着を取り、話題沸騰中の彼女。
確かウオッカという子も一緒に話題に上がっていたな、確か同室でライバル……だとか?
パピヨン「…………うわ、なんかお兄さんからアタシお友達の名前出てくるのなんかキモ。ストーカーみたい」
『キミなぁ……』
流石に言い過ぎだ、と叱ろうとするが。「やぁんごめんなさ〜い」と、謝られてしまった。
パピヨン「あーとーはー……あ、じゃあ。アタシの――」
「す、すみません。ここがシルヴァーパピヨンさんの、トレーナールームで――」
ガチャリ、と扉が開きそこにいたのは――とても小柄なウマ娘だった。
- 59 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/05(火) 22:04:07.12 ID:reyywJmq0
- パピヨン「あ、フラワーじゃーん! やっほー、どしたのこんなところまで来て」
フラワー「パピヨンちゃん、さっき先生が呼んでたよ?なんか、提出物が……みたいな?」
パピヨン「げ。あのせんせー後で提出するって言ったのに……アタシにはアタシのペースがあるのに――あ、この子ニシノフラワーね。アタシの幼馴染」
フラワー「あっ!は、初めましてパピヨンちゃんのトレーナーさん!ニシノフラワーって言います!」
ぺこりと頭を下げてとても丁寧なあいさつをする彼女に釣られて、こちらも丁寧に頭を下げて自己紹介をする。
パピヨン「フラワーはねー、アタシより年下なのにすっごいんだよー?なんてったって飛び級!飛び級だよ飛び級!凄いでしょ!」
フラワー「そ、そんな凄くないって。恥ずかしいよ……」
顔を赤くしながらわちゃわちゃとパピヨンの口を塞ごうとする、ニシノフラワー……飛び級なんて制度があったのかと思ってしまうが。確かに、そういうオーラのようなものを感じないことも……ない。
……それにしても幼馴染。先ほどのダイワスカーレットの話と言い、パピヨンは結構仲が良い子が多いのかもしれない。
【貴方】はそれに胸をなでおろす。良かった、クラスで孤立する担当ウマ娘は居なかったんだ……と。
パピヨン「……あ、絶対今変なこと考えてる。ほら、早く行こフラワー!じゃーねーお兄さん!冷蔵庫補充しておいてよ〜?」
フラワー「し、失礼しました!パピヨンちゃんのトレーナーさん!」
……浸っていたら行ってしまった。まあ、今日は軽い打ち合わせだけで、明日からトレーニングだから良いのだが……。
『……取り合えずスーパーに行くか』
ワガママな担当のお願いを無視したら、なんだか嫌なことが起きる気がする。
- 60 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/05(火) 22:07:43.32 ID:reyywJmq0
- フラワー「ね、ねえパピヨンちゃん」
パピヨン「どしたのフラワー?」
フラワー「その……あのトレーナーさんとは、大丈夫そう?」
パピヨン「……んー、まだ分かんないかも!アタシのお眼鏡に叶わなかったら、こっちからお兄さんをポイしちゃう、かも!」
フラワー「……きっと、大丈夫だよ。だって、パピヨンちゃんを選んでくれたトレーナーさんだよ?」
パピヨン「えー?そうかなぁ……」
- 61 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/05(火) 22:08:38.47 ID:reyywJmq0
- パピヨンの同室は――:安価下3
1 アズマカケルホシ
2 デザートファントム
3 グリーンシルフィー
- 62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/05(火) 22:27:34.48 ID:reyywJmqo
- スマホからすみません、下3は長いですね
ksk
- 63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/05(火) 22:28:04.15 ID:reyywJmqo
- この下
- 64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/05(火) 22:35:41.87 ID:ISAGLec7O
- 3
オリウマ娘設定作って待ってたら以前の選択式だったでござる
- 65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/05(火) 22:36:02.08 ID:E9pnj88h0
- 2
- 66 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/05(火) 23:35:22.46 ID:reyywJmq0
- >>64
すみません、配慮に欠けていました。事前に以前募集した子から選択すると言っておくべきでした。
★
パピヨン「あ、シルフィーもう帰ってきてたんだ。おつかれ〜」
シルフィー「は、はい……おかえりなさいパピヨンさん……」
提出物を適当に提出して寮の部屋に戻ると、もうアタシの同室グリーンシルフィーが戻っていた。
アタシと同い年で、ちょーっと声が小っちゃい良い子ちゃん。ほんと、優等生って感じー。
パピヨン「あー!もう宿題してるの!?ねーねー、なんか今日配られた宿題、学力調査みたいな感じだったしちょっと……写させて!」
シルフィー「へっ!? だ、だめ、ダメですよぉ……! じ、自分の力でやらないと……!」
パピヨン「そんな硬いこと言わないでよ〜。アタシとシルフィーの仲じゃーん……あ、うそ、うそうそうそ!ごめんごめん、冗談! 冗談だから!」
シルフィー「……! !!」
な、泣かせちゃうのは違うもんね。うん。まあこれくらいやれば……嫌ってくれるよね。
シルフィー「……わ、分かんない所は……一緒に考えましょう。そうしたら、大丈夫……ですから」
パピヨン「うん?」
シルフィー「……?」
…………一緒に宿題することになった! なんで!
- 67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/05(火) 23:45:52.65 ID:PDldHjclO
- >>66
早とちりした自分が悪いのでお気になさらずに
- 68 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/06(水) 00:12:07.30 ID:/6Ym0qmR0
- パピヨン「――やぁあああああああ!!!」
――ダートコースを一気に駆ける。この瞬発力は確かに彼女の武器で、これを鍛えればきっとメイクデビュー、いや重賞レースでも通用するだろうことが分かった……が。
パピヨン「ぁああああぁあ……」
へろへろへろ……と、勢いが落ちてゴールを通過する前に殆どその勢いはなくなってしまった。
――短距離であれば持つかもしれないが、ダートの短距離レースは少ない。基本的にはマイルや中距離が主で、短距離だけに絞るとなるとあまりレースには出られないかもしれない。
だからこそ、マイルでも走れるよう体力を付ける必要がある。【貴方】は改めて再認識する。
『お疲れ、少し休憩しよう』
パピヨン「ふぇ〜……お兄さん!疲れた!走るのは楽しいけど、疲れた!」
【貴方】の手からドリンクを奪い取り、飲み始める。確かにパピヨンの走りを確認するために数回走らせたが、まさかもう飽きが来たか……。
『キミの走りが見たいんだ。キミをよく知らないと、どんなトレーニングが良いかとか、アドバイスが出来ないだろう?』
パピヨン「アタシは兎に角走れればいいの!アドバイスとか別にいーらーなーいー!この加虐趣味!」
『……』
……まだ【貴方】は新米トレーナーだ。こういった場合どうすればいいのか、教本の内容を思い出してみる……やる気を引き出すために……。
しかし、中々彼女の気分を引き出すのは難しそうだ。ならば……。
【貴方】は……:安価直下
1 ……プールに行こうか(スタミナトレーニング)
2 併走トレーニングでもしてみようか(他キャラと絡み)
3 ……今日頑張ってトレーニングしてくれたらなんでもするよ(?)
- 69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/06(水) 00:16:17.84 ID:a7xmesYho
- 1
泳げるか否か確認したい
- 70 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/06(水) 00:30:01.63 ID:/6Ym0qmR0
- パピヨン「や〜ん。いきなり水着に着替えてこいなんて……お兄さん、変態すぎ〜」
屋内プール。そこには数人のウマ娘とそのトレーナーがおり、トレーニングを始めていた。
プールトレーニングはスタミナ付けるのにうってつけだ、走るトレーニングに飽きたなら、こちらでやる気を出して欲しかったが……。
パピヨン「お兄さんの視線が、アタシの体をジーっと見つめてる〜!変態お兄さーん!ぷ、ぷくくっ!」
『……ほら、早くプール入って』
パピヨン「あー、照れてる!お兄さんかっわい〜!はいはーい、頑張りまーす」
泳げるの?:コンマ直下
1〜4 泳げるよ
5〜7 ビート版ヨシ!
8〜0 ばぼ!ぶくくくく!ぶぼば!
- 71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/06(水) 00:34:49.41 ID:t8olb9JDO
- はい
- 72 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/06(水) 00:38:16.33 ID:/6Ym0qmR0
- 寝ます。おやすみなさい、ありがとうございました。
泳げました。中々やりますね。
- 73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/06(水) 12:11:06.13 ID:XBKlfJF2O
- おつ
スペック高い…高くない?
実馬は新聞読めるタイプだったと見た
- 74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/06(水) 14:34:38.79 ID:H+qxPqscO
- おつです
このメスガキわからせてやりて〜大人を舐めるなよ
- 75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/06(水) 21:11:29.89 ID:A/k4vRgso
- 実はステゴ産駒なのかもしれない
- 76 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/06(水) 23:18:06.55 ID:/6Ym0qmR0
- どっかでステゴの血は入ってそうですよね。シルヴァーって聞くとシルヴァーソニックでオルフェ産駒ですし。
基本スペック高め中一スプリンターメスガキ。
★
パピヨン「ぷは〜……ひー、あー……きゅうけ〜」
25メートル時点でバタフライを止め、ぷかぷかと浮いて休み始めたパピヨン。
……もし泳げなかったらどうしようか、そんな考えすら吹き飛ぶ見事なバタフライだったが……如何せんすぐにバテてしまった。
『ほら、止まらない止まらない。まだ始まったばかりだぞ』
パピヨン「え〜? お兄さんひっどーい! そんなにアタシが泳ぐ姿が見たいの? ワガママー」
ワガママはどちらだ、と声に出しそうになるのをグッとこらえる。ぶーぶーと文句を言うパピヨンをどうにかこうにかおだてて、泳いでもらう。
『よっ!流石!』
『パピヨンの泳ぐ姿が眩しい!』
『ウマ娘のマーメイド!』
パピヨン「…………っ」
『……待て、待て。なんで黙ってプールから上がって……パピヨン!?』
……何も言わずに逃げようとしたパピヨンを連れ戻し、なんとかプールトレーニングを完了した。
- 77 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/06(水) 23:35:40.59 ID:/6Ym0qmR0
- 芝を走り、走り。プールで泳ぎ、泳ぎ、たまにサボられ――なんとかシルヴァーパピヨンとのトレーニングは上手くいっていた。
――これならきっとメイクデビューでも活躍するだろう、が……。
パピヨン「お兄さーん!ちょっとー!ジュースきれてるんだけどー!ちゃんと補充しておいてよー!」
メイクデビュー、短距離を走らせるかマイルを走らせるか。確実に勝つのなら短距離だろうが、今後の事を考えるとマイル距離でデビューし、改めて今後の事を考えるのも手かもしれない。
パピヨン「ねー!お菓子ないのお菓子!アタシポッキー食べたいんだけど!トッポー!」
……しかし結局はパピヨンが走ってくれるかどうか。彼女が嫌がればまた考え直さなければならないが――。
パピヨン「おーにーいーさーんー!」
『……聞いてるよ。あとでスーパーに寄るよ』
パピヨン「んもー、アタシが言う前にちゃんと補充しておいてよね!プリンとかも買ってきてねー?」
……案外こういうところは中学生らしい。普段の言動も……まあ、それらしいと言えばそれらしいなと、【貴方】はなんとなく頷いてしまう。
さて、ではメイクデビュー。シルヴァーパピヨンは……。
メイクデビュー――:安価直下
1 ダート1200m
2 ダート1600m
3 ……いや、彼女に決めてもらおう。
- 78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/06(水) 23:41:26.63 ID:Y3oaJrZn0
- 3
- 79 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/06(水) 23:54:12.88 ID:/6Ym0qmR0
- 『なあ、パピヨン』
パピヨン「んー?」
『キミは、最初のデビュー戦……短距離とマイルどちらを走りたい?』
【貴方】自身が決めるより、彼女に決めてもらったほうがきっと良いだろう……そう考えた【貴方】は、パピヨンに問いかける。
パピヨン「えー?アタシとしてはどっちでも良いんだけど。どっちでも走れるんでしょ?」
『気分で良い、なんとなく短く走りたいとか。ちょっと長い距離走りたいとか、それくらい気軽で』
パピヨン「ぷぷ、気分で良いの〜?お兄さん、もしかして考えるの放棄してぜーんぶアタシに丸投げ〜?」
『キミの気分が大切なんだよ、キミが走りたいレースを走らせてあげたいんだ自分は』
パピヨン「…………なにそれ」
……なんだか、引かれてしまった。
距離は:コンマ直下
1〜5 ……短距離
6〜0 じゃ、マイル
- 80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/07(木) 00:00:53.63 ID:unNgUyIYo
- はい
- 81 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 00:17:19.49 ID:aoJCC0Si0
- パピヨン「……短距離」
ほんの少しの沈黙の後、彼女はそう呟いた。
短距離か、確かに最初は自分の得意な距離で走りたいか。【貴方】はすぐに納得して頷く。
『分かった、じゃあメイクデビューは短距離で走ろう』
パピヨン「……当然でしょお兄さん!アタシ、確かに沢山走りたいけど、デビューから躓いて未勝利戦をうろちょろなんて趣味じゃないから!」
アタシの走りで〜……お兄さんをビビらせちゃうから。と、自慢げに笑う。
パピヨン「あ、じゃあアタシそろそろ部屋戻るから!今日はお疲れ〜、ちゃんとジュースとお菓子用意しといてよね!」
『ああ、また明日。お疲れパピヨン』
- 82 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 00:22:02.74 ID:aoJCC0Si0
- パピヨン「…………」
短距離、アタシが今自信を持って走れる距離。一番強く走れる距離。
確かに勝ちたいからこの距離を選んだ――その理由は勿論ある、けど……。
パピヨン「……ぅー」
――嫌われたくない。あんなに気を付けたはずなのに、嫌われたくないと一瞬でも思っちゃった。
メイクデビューでもし勝てなかったら……期待を裏切っちゃう。
パピヨン「…………走ろ」
アタシは、夜のダートコースへと向かった。
- 83 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 00:30:10.96 ID:aoJCC0Si0
- トレーニングやパピヨンとの関係も進み、次のレースも決まったので少し自由安価入ります。
初めてなので、こういうイベントが見たい。というのをレスしていただければそれを採用して書きます。【貴方】とパピヨン以外でも、以前募集したパピヨンと関係のありそうなウマだったり、グリーンシルフィーの登場もありです。
見たいイベント:自由安価下3まで。
★
寝ます。お疲れさまでした。
- 84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/07(木) 00:55:36.45 ID:JYwd0lNro
- 夜のダートコースでナカヤマフェスタとばったり
らしくないとからかわれつつ走りを見てもらうことに
おつ
そういえばシルフィーちゃんは適正と距離はどうなります?
- 85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/07(木) 00:56:15.58 ID:YBYo+oADO
- 乙です
安価はパピヨンとグリーンシルフィーの部屋での雑談
内容は互いのトレーナーについて
グリーンシルフィーにまだトレーナーがいなかったら、趣味やレースにかける思いについて
- 86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/07(木) 07:44:49.18 ID:h9uqm72/O
- シンボリルドルフがトレーニング中の所を見ながら歩いていると、シリウスシンボリにぶつかりそうになるパピヨン
- 87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/07(木) 10:23:32.09 ID:TAqAgAkEo
- 乙
安価はパピヨンの過去編(ぼんやりでいい)
シルソニくん阪神大賞典がんばって欲しいわね
- 88 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 18:07:00.19 ID:aoJCC0Si0
-
ナカヤマ「――おいおい、なんだからしくねぇことしてんじゃねぇか」
パピヨン「はぁ、はぁ……あ、ナカヤマ先輩」
夜のダートコース、走り込みをしているとナカヤマ先輩に声を掛けられる。
……ナヤカマフェスタ先輩。入学したばかりの時に、ちょっと喋ることがあってからなんだか気に入られて、今の今までちょくちょく喋っている。
結構素行不良だけど、ヤンキーとかそういうのとはちょっと違う感じの……ぷぷ、お兄さんだったらあんまりかかわるなとか言うかな?
ナカヤマ「なあパピヨン?お前そんな真面目に練習とかする奴だったか?」
パピヨン「……別に〜? アタシだってメイクデビュー前にはちょっとくらい練習するする〜」
ほら、もしデビューに失敗しちゃったらどうしよ〜?みたいな。この前先輩が言ってたスリル?心のヒリつき?
ナカヤマ「……ククッ、随分と可愛らしい一面もあるじゃねぇか」
パピヨン「むっ……」
ああもううるさいなぁ!と、ちょっと怒る。しかし先輩には全く効いていない。逆に笑われる。
パピヨン「もー!何なの先輩!アタシ、珍しく真面目なんですけど!」
ナカヤマ「キャンキャン吠えるなよ――後輩。じゃ、小さな心臓がバクバクのお前の走りで、一つ賭けでもさせてもらうか」
パピヨン「……賭け?え、やだ。アタシ今お金ないんだけど」
ナカヤマ「賭けるのはお前の脚。私が提示するタイムで3ハロン走れるかどうか……もしお前が走れたら、明日メシでも奢ってやる」
パピヨン「ほんと!?やったぁごちそうさまでーす!」
ナカヤマ「そしてもし走れなかったら……当然、お前が私に奢るんだぞ?」
「はいはい分かってる分かってる!明日何食べようかな〜……」と、後輩の話は聞こえていない様子に、ナカヤマは呆れたように笑う。そして――。
パピヨン「はぁああああ!?今のなし!ノーカンノーカン!もっかいもっかい!」
ナカヤマ「ハハハ!そんな走りじゃ一か八かもありえないか!いいか、まずお前の走りは――」
――そしてもう一度、ダートを走る。
- 89 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 18:13:46.17 ID:aoJCC0Si0
- 『あれ』
パピヨン「おはよ〜お兄さーん……あれれ、何か探してるの?」
『補充したばかりのニンジンジュースが何故かもう無くなって……すまん!買いに行ったはずなんだが……』
空のペットボトルすらないから、そのまま盗られたか……?【貴方】の呟きに、パピヨンの視線がそーっと斜め上に。
パピヨン「あ〜……も、もードジだなお兄さん!い、いーよいーよ!ニンジンジュースは!」
『いや、けど……』
パピヨン「じゃ、じゃあ今度一緒にスーパーに買いに行こ!アタシ、そういう気分かもー?」
『……???』
明らかに普段の様子と違うパピヨンに首をかしげる【貴方】。もしかして、なにか悪いことでもしたんじゃないか――。
……そこまで考えて、【貴方】はパピヨンを信じよう。と思った。そんなことはしないはずだと。
パピヨン「あ、あはは〜……はは」
- 90 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 18:22:45.76 ID:aoJCC0Si0
- >>84
決めてなかったので決めます。
グリーンシルフィーの適性は……:安価直下
1 ダート!
2 芝!
3 両方走れる変態!
- 91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/07(木) 18:34:56.02 ID:YBYo+oADO
- 2
- 92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/07(木) 18:36:44.34 ID:sSKZdh+r0
- 2
- 93 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 18:41:27.16 ID:aoJCC0Si0
- 芝を走る子です。距離は……:安価直下
1 短距離
2 マイル
3 中距離
4 長距離
- 94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/07(木) 18:43:45.12 ID:BQxUtW9aO
- 3
- 95 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 19:09:56.38 ID:aoJCC0Si0
- 中距離が主戦場なだけでマイルや長距離も走れるかもしれません。
ダート走れる子だったらライバル路線もありでしたが、別にパピヨンと同期のダートウマを募集してもいいかもしれませんね。
では、グリーンシルフィーのトレーナーさんの話を。
グリーンシルフィーのトレーナーは:安価直下
1 もう契約してます
2 まだいません
- 96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/07(木) 19:20:14.06 ID:YBYo+oADO
- 1
- 97 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 19:41:32.15 ID:aoJCC0Si0
- パピヨン「あー、ねーねーシルフィー。シルフィーってもうトレーナー居るんだっけ」
トレーニングを終えて暇だったので、机に向かって何か作業をしているシルフィーに訊いてみる。
なんだっけ、結構色々小説とか絵本とか作ってるんだっけ?見たことないけど。
シルフィー「ふぇっ!?は、はい……この間、トレーナーさんが契約してくれて……」
パピヨン「おー!じゃあそろそろデビューして走るんだ?」
シルフィー「ど、どうでしょう……?まだデビューの予定は決まっていないので、パピヨンさんと同じ時期に走る……というのは、ないかもしれません……けど」
あー、しっかり準備してから走るタイプねー。シルフィーって。
パピヨン「ふーん……あ、じゃあ。トレーナーさんどんな人なの? アタシのトレーナー……?は、ちょっとアレだけど」
ちょっと変態で、キモいお兄さん。そういうと、シルフィーは目をギョッとさせて。
シルフィー「だ、ダメですよぉ……!そ、そんな風にトレーナーさんを言ったら……!」
パピヨン「ぷくく!だって本当のことだし〜?んで、シルフィーのは〜?」
シルフィー「え、ええっとぉ……」
シルフィーのトレーナーさんは:安価下1〜2
性別や簡単な性格とか。ちゃんと登場するかは分かんないです。
- 98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/07(木) 19:51:37.96 ID:xK/u2Fd7O
- 女性
元気で優しい頑張り屋さん
パピヨンのトレーナーと同じ年の幼馴染
- 99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/07(木) 19:53:03.01 ID:p6I3Xnjuo
- オンの日はスーツに眼鏡のカッチリキメてる女史
オフの日はいつも飲兵衛の酔っ払い
- 100 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 20:15:37.05 ID:aoJCC0Si0
- シルフィー「すっごい、真面目な人……です。スーツと眼鏡が凄い似合ってていて、なんだか
……大人の女性、って感じで」
パピヨン「えー、なんだかかたっくるしそ〜。大丈夫?息苦しくない?」
シルフィー「そ、そんなことないですよ!と、トレーナーさんが、私を選んでくれたから……その想いに、答えたいんです……!」
……それに、ちょっと憧れてるん、です。私も、あんな風に大人の女性に……みたいな。
パピヨン「…………へ〜。シルフィーって、そういうとこあるんだ」
シルフィー「えっ……えっ?」
やっぱ、綺麗なお姉さんとか仕事が出来る人とか見ると憧れるもんなんだ〜。アタシ、よく分かんないけど。
パピヨン「あ〜でも、そういう人に限ってオフの時すっごいだらしないとか、よくあるよね」
シルフィー「……そ、そうですか?」
パピヨン「そうだって!ほら、仕事はバリバリの人が、私室は汚部屋みたいなの!ドラマとかでよくあるじゃん!」
シルフィー「う、うーん。そうなんですかね……でも。そういうのって、結構創作だけだったり……しませんか?」
パピヨン「あーでもアタシのも、ちょっとリアルだらしなさそ〜。料理とか絶対できないでしょ」
シルフィー「あ!私のトレーナーさんは、料理できるって言っていました……!」
……消灯時間が来るまで、シルフィーとトレーナーさんの話で盛り上がった!
うーん、やっぱお兄さんはトレーナーの中でもだめだめな部類かなぁ。キモさはダントツかもだけど。
- 101 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 20:47:38.09 ID:aoJCC0Si0
- 一旦ご飯食べます。離席。
オフの日のシルフィートレーナーががっつりシルフィーにお世話されちゃうのが見たいです。
定番だけど良いですよね
- 102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/07(木) 21:06:59.59 ID:JYwd0lNro
- たんおつ
- 103 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 23:03:51.17 ID:aoJCC0Si0
- パピヨン「……んー?」
コースに人だかりが出来ている。なんだなんだと歩きながら見てみると……。
ルドルフ「――!」
パピヨン「あー、ルドルフ会長さんか」
シンボリルドルフ会長。このトレセン学園の生徒会長さんで、無敗の三冠馬とかいう凄い人。
そりゃそんな人がトレーニングしてたら人だかりもできるよね。
……にしても、あんな色んな人に期待されても、全然気にせずトレーニング。それが当然みたいな、期待されて当たり前みたいな……凄いなぁ。
パピヨン「アタシには真似できな――きゃっ!」
「……アンタ、周りをよく見て歩きな。そんなに皇帝サマが好きなら止まって見学しな」
思わずぶつかりそうになったのを、身体を大きくひねって避ける。
――あれ、もしかしてこの人。ナカヤマ先輩の……。
パピヨン「……シリウスシンボリ、先輩」
シリウス「へぇ?私のことを知っているか。勉強熱心な子犬だ……どうした、そんな目をして」
パピヨン「あ、アタシは子犬じゃなくてパピヨン!シルヴァーパピヨン!貴女の同室のナカヤマ先輩と仲良くさせて貰ってます!」
シリウス「……ナカヤマと?ふん、アイツと仲良くとは、なかなかどうして吠えるじゃねぇか。なぁ、子犬」
シルヴァーパピヨン、パピー。随分と子犬にお似合いの名前じゃねぇか。と、目の前のシリウス先輩に、笑われる。
- 104 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 23:15:06.09 ID:aoJCC0Si0
- ……なんだか無性にムカつく!
パピヨン「はぁ〜?アタシ、そんな子犬とか言われたくないんですけど?先輩だからって、ちょっと勝手にあだ名付けないでくれます?」
シリウス「……ははっ、そんな覚えた眼でそう睨むなよ子犬」
……瞬間、アタシの顎を手で杭っと持ち上げられて――こ、これ。顎クイ……!?
パピヨン「……っ!」
シリウス「さっきみたいに吠えてみろよ、私に対して震えながらキャンキャンな」
パピヨン「うが〜! 止め……て! アンタ嫌い! なんかゾワゾワする!」
――そう吐き捨てて逃げる。なんだかあの人、雰囲気というか、喋り方が……キモい!
シリウス「……ふっ。面白いなあいつ、後でナカヤマに訊いてみるか」
- 105 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 23:40:07.98 ID:aoJCC0Si0
- ――――メイクデビュー当日。中山レース場、空は青く晴れ、快晴。
【貴方】は今、初の担当ウマ娘、シルヴァーパピヨンのメイクデビューを迎えていた。
担当ウマが緊張しているかもしれない、ならばそれを解消してあげるのがトレーナーとしての役目だ――。
パピヨン「すご!ねーお兄さん!ここお菓子置いてる!食べよ!」
『……』
……別に緊張はしていなさそうだった。
『なあ、パピヨン。キミ……緊張はしていないみたいだな』
パピヨン「ん?別に緊張とかしてないけど〜?もーしかしてー……お兄さん、緊張してるの!?」
うわ、マジ〜?大人なのに、中学生よりガチガチとかなっさけな〜!ぷぷぷ〜!
……ここぞとばかりに煽られる。しかし、これでめげるなら彼女のトレーナーはやっていけない。
『……もう一度確認しておこう。中山ダート1200mの出走人数は10人、作戦は――』
パピヨン「あー大丈夫大丈夫!作戦はアタシが走りたいように走る!それで一番最初にゴールを通る、それで良いでしょ?」
ま、お兄さんはプルプル震えながらアタシの走りを見ててよ?と、にやりと笑い。パドックに向かおうとする……。
【貴方】は、引き留める。
パピヨン「え〜、何々?アタシもう行くんだけど――」
- 106 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 23:43:53.88 ID:aoJCC0Si0
-
『――頑張れ。パピヨンは、パピヨンの走りを見せてくればいい』
キミの圧倒的な逃げを、期待しているよ。と、【貴方】は、言った。
パピヨン「…………!」
……一瞬の、沈黙。パピヨンは困った表情をして。
パピヨン「……お兄さん、ちょっと恥ずかしいよ〜?ぷぷ」
そして、駆け足で行ってしまった……
- 107 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 23:46:30.93 ID:aoJCC0Si0
- メイクデビュー!結果は:コンマ直下
1 圧倒的勝利!!!
2〜8 勝利!
9 あちゃ〜
0 おおっと
- 108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/07(木) 23:47:12.02 ID:sSKZdh+r0
- \(^o^)/
- 109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/07(木) 23:51:39.28 ID:JYwd0lNro
- ナイスぅ!
- 110 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/07(木) 23:54:25.48 ID:aoJCC0Si0
- 勝った!
それじゃあ、今日はこれで寝ます。お疲れさまでした。
そしていきなりですが、パピヨンと同期のダートキャラ募集します。前回のキャラ募集と同じように送ってくれると嬉しいです。
同期ダートウマ:安価下1〜3
よろしくお願いします。
- 111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/07(木) 23:58:00.99 ID:sSKZdh+r0
- 前回と同じってパピヨン達と同じで良いのかな?
名前:オールドンマイ
性格:恋愛脳
口調:ですます調
見た目:黒鹿毛おかっぱの巨乳
趣味:イケメン探し
レースにかける思い:無い、強いて言えば勝てばイケメントレーナーと結婚できるから
- 112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/08(金) 00:04:26.61 ID:i1MlwbNPO
- 名前:ステラライム
性格:礼儀正しく元気いっぱいの頑張り屋
基本的に温厚で前向き
口調:はきはきした丁寧な言葉遣い
見た目:青髪ポニーテール、平均身長くらいで胸は大きめ。ほんわかしつつも凛としたところもある雰囲気の少女
趣味:料理、パッチワーク
レースにかける思いとか夢:幼馴染(同年齢の男の子)と誓ったG1勝利
乙です
- 113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/08(金) 00:08:36.85 ID:Jb541SLDO
- 名前:オーシャンブルー
性格:おっとりして普段はぼんやりしている
口調:どこか幼い口調
見た目:青いロングストレートをした長身のモデル体型の美女
趣味:気ままに散歩・子供と遊ぶ
レースにかける思い:孤児院の子供達を楽しませたい
- 114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/08(金) 00:09:25.89 ID:Jb541SLDO
- 忘れてた乙です
- 115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/08(金) 00:12:51.15 ID:r3OUwDgho
- おつおつー
さてパピヨンちゃんはどう喜んでくれるか
- 116 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/09(土) 00:22:06.90 ID:aNta1IfC0
- パピヨン「――!」
ゲートインが完了し、各ウマ娘一斉にスタートし最初にハナに立ったのは3番シルヴァーパピヨン。
1バ身、2バ身と差を広げ戦闘を進む彼女の後に続くように、他のウマ娘が各々のペースで走り始める。
パピヨン「あ、は――」
思わず、笑みが零れる。最近は泳いだりするばかりで、あまり走れていなかった分。その走りはとても、気持ちのいいものだった。
全身に風を受け、風を切る音をその耳で感じる。そして目の前には誰も居ない――パピヨンは小さな頃から走ることが大好きなウマ娘だった。
楽しい、楽しい。走りたいから、走る。走ることが楽しいから、走る。彼女はただそれだけだった。
――コーナーを曲がり最終直線。6番と8番のウマ娘が、パピヨンに迫る。
パピヨン「――もっとっ!」
が、しかし。飽きても飽きてもやらされたプールトレーニングのおかげか、彼女にはまだスタミナがあった。
迫るが、縮まらない。差が一向に縮まらないまま、先頭のパピヨンはどんどん前へと走り――!
- 117 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/09(土) 00:22:46.84 ID:aNta1IfC0
- ワァアアア……!観客席から、歓声が上がる。【貴方】の担当ウマ娘、シルヴァーパピヨンは見事メイクデビューを華々しく勝利を飾った。
『パピヨン……!』
思わず手を力強く握りしめる。そうか、パピヨンはやったんだ……!
パピヨン「……勝った。勝った、勝った……!」
ゴールを通過した彼女は、その勝利を噛み締めていた――噛み締めている、はずだった。
『パピヨン……?』
しかし、なんだろう。なんだか猛烈に嫌な予感がする。彼女はそうだ、ワガママで、初めて会った時初対面でも【貴方】を馬鹿にした――。
パピヨン「は〜〜〜? ちょっと、なに喜んでんの?」
――歓声が、止まった。
パピヨン「アタシが勝つなんて当然でしょ!アタシはもー、すっ……ごい強いんだから!こんなデビュー戦何かで騒がないで!」
『お、おい。パピヨ――』
パピヨン「ぷぷ、ぷははは!こんな当然の勝利に、きゃーきゃー喜んじゃってぇ……バカみたーい!見てるだけの人ってなーんにも分かんないんだ!」
――――今にも倒れそうだ。ああ、終わった……血の気が、サーっと引いていく。
- 118 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/09(土) 00:46:35.67 ID:aNta1IfC0
- 彼女を迎えに地下バ道に行くと、その彼女は何もなかったように笑い手をひらひらと振ってきた。
パピヨン「あ、お兄さーん。どうだった、アタシの走りー?」
『き、キミなぁ……』
……観客に向かってあんな発言。観客に対しても、他の出走ウマ娘に対しても失礼だ。そんなことは当然で【貴方】は、それを叱ろうとするが。当の本人は全く聞く耳を持たなかった。
パピヨン「あ、もしかして怒ってる?だって本当のことでしょ?お兄さんももっともーっとアタシを凄いレースで走らせたいんだから、こんなところで負けてられないよー?」
『だからと言って、あんな台詞は――』
パピヨン「……問題、ないでしょ?」
『……!』
時々、思う。もしかして……彼女のこの言動には、何か意味があるんじゃないかと。ただ煽るだけじゃない、ただ意味もなく嫌われるような言動をしているわけではないのだと。
ほんの少し、パピヨンのトレーナーをしていて、【貴方】は、そう思った。
「――すみません、シルヴァーパピヨンさんよろしいでしょうか!」
パピヨン「……んー?」
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