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【安価コンマ】オリウマ娘と共に

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/03/03(日) 02:02:34.46 ID:HG7FmYhv0
日本ウマ娘トレーニングセンター学園――通称トレセン学園。

トゥインクル・シリーズでのデビューを目指すウマ娘たちが集う、全寮制の学園。その輝かしい門を、また一人のウマ娘が――。



【貴方】はトレセン学園の新人トレーナーです。

トレーナーとしてウマ娘と向き合い、担当ウマ娘を活躍させてあげましょう。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1709398953
2 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 02:05:26.99 ID:HG7FmYhv0
今月最初の模擬レース、まだ担当を持たないウマ娘たちがターフのトレーニングコースに集まっている。それを【貴方】は観客席から眺めます。

……【貴方】はまだペーペーの新米。名だたる名家のウマ娘や、この時点で才能を認められているウマ娘なんてベテラントレーナーが担当をすることでしょう。

しかし、それでも。

【貴方】自身が担当したい、そう思える走りを見せるウマ娘を見つけるために。【貴方】は模擬レースを観戦します。



今から担当ウマ娘を安価コンマで作成します。

バ場適正:コンマ直下
1〜5 芝
6〜9 ダート
0 両方
3 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 02:23:02.46 ID:HG7FmYhv0
こんな時間なので自分で
4 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 02:29:14.28 ID:HG7FmYhv0
バ場適正:芝GダートA



距離適性:コンマ直下
12短距離
34マイル
56中距離
78 短距離マイル
90 マイル中距離
5 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 02:32:48.42 ID:HG7FmYhv0
コンマ
6 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 02:36:28.71 ID:HG7FmYhv0
距離適性:スプリンター

ウマ娘のG1だとJBCスプリントが目標になったり、頑張ればマイルも行けるかもしれません。



脚質適正:コンマ直下
1〜25逃げ
26〜50先行
51〜75差し
76〜00追込み
7 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 02:39:27.10 ID:HG7FmYhv0
コンマ
8 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 02:47:49.80 ID:HG7FmYhv0
バ場適正:芝GダートA
距離適性:スプリンター
脚質適正:逃げ



【貴方】は芝の模擬レースを数回見た後、ダートのレースを見に行くことにした。

……丁度今からダートでの何回目かの模擬レースが始まるタイミング。ゲートが開き、各ウマ娘が走りはじめ……。

そのウマ娘は:コンマ直下
1〜3 堂々の一着だった
4〜7 ギリギリ掲示板入らないくらい
8〜0 ドベ

9 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 02:51:05.76 ID:HG7FmYhv0
コンマ
10 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 02:54:24.00 ID:HG7FmYhv0
結果:掲示板ならず



では、そんなウマ娘の名前や性格を決めます。

名前、性格、口調や見た目や趣味、レースにかける思いとか夢。採用できそうでしたら採用します。

一度寝ます。おやすみなさい。

そのウマ娘は――:安価下1〜4
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/03(日) 04:53:49.88 ID:fUICvygXo
名前
アズマカケルホシ
見た目
肩にかかるくらいの赤髪で前髪ぱっつん。正面の広範囲が白(特大流星の表現)赤い瞳。健康的な小麦色の肌で身長は高めだが胸尻は小さめ
口調
ハキハキしっかり話せる。語尾に「!」付きがち。付かないときは意に添わなかったり不調だったりわかりやすい
性格
真っ直ぐで純真。逆境も自分一人で立ち向かえる娘。というか今までそうするしかなかった
趣味
食べられる野草探し

没落したお家の再興
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/03(日) 10:39:32.36 ID:43xKtk/00
名前:デザートファントム
容姿:茶髪のストレートなロング、大人しそうな顔つき、身体付きも普通
性格:寡黙で自己主張が少なくポーカーフェイスの持ち主だが最低限の返答はしてくれるし根は素直。気がついたら隣にいるレベルの影の薄さを顔や態度には基本出さないが気にしている。
口調:ダウナー。
夢:自分がいた”証”が欲しい
13 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 13:11:56.62 ID:HG7FmYhv0
こんにちは
まだ募集しているので上げさせてもらいます
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/03(日) 14:59:17.20 ID:T98ojF2DO
名前:グリーンシルフィー
性格:気弱で臆病な引っ込み思案だが、誰かの為に頑張れる優しい性格
口調:常に丁寧口調だが声が小さい
見た目:緑色の髪のロングを三つ編みにした小柄で華奢な体格
趣味:読書や絵本や絵画観賞。好きが高じて自分で小説や絵本や絵を作ったりしている。
レースにかける思いとか夢:かつての親友との約束を果たしたい。
15 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 16:50:38.47 ID:HG7FmYhv0
すみません、ウマ娘4人募集のつもりでしたがあの安価の取り方だと>>11-14になってしまいますね。

あと一人募集しています。18時になったら締め切らせてもらいます。
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/03(日) 17:36:47.24 ID:EWK3ukBR0
名前:シルヴァーパピヨン
性格:ワガママ自分大好きの気性難(期待されて応えられず落胆させるのはもう耐えられないから最初から好かれないようにするため)
口調:メスガキ
見た目:青みがかっている銀髪フォーテールで低身長巨乳
趣味:尻尾手入れ(するのもされるのも)
レースにかける思い:今はない、走りたいから走ってるだけ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/03(日) 22:01:47.07 ID:dn4u49O/0
名前:オールドンマイ
性格:恋愛脳
口調:ですます調
見た目:黒鹿毛おかっぱの巨乳
趣味:イケメン探し
レースにかける思い:無い、強いて言えば勝てばイケメントレーナーと恋仲になれるから
18 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 22:19:36.82 ID:HG7FmYhv0
「……っ」

レースが終わる。見事1着でゴールしたウマ娘の元に、何人かのトレーナーが集まっている。確かに、見事の差し足であった。

……しかし、【貴方】の目線は別のウマ娘の方を向いていた。ゲートが開いた瞬間、我先にと先頭に躍り出た銀髪のウマ娘。

最初こそ好スタートだったものの、ずるずると落ちていき、他のウマ娘に抜かされて行きそのまま6着。その逃げウマの彼女は、ゆっくりと人混みから逃げるようにコースを離れて行ってしまった。

「もしかしてあのウマ娘のことが気になるんですか?」

声を掛けられる。とても丁寧な物腰の先輩トレーナーだった。彼は少し困ったような顔をしながら【貴方】に言う。

「あの子は……なんて言うんですかね。少し性格に難ありと言いますか」

……性格に難あり?

【貴方】はその先輩トレーナーに礼を言って。コースを離れ、彼女を追った。
19 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 22:20:03.06 ID:HG7FmYhv0
彼女はすぐに見つかった。トレーニングコースを抜けてすぐの切り株の近く。彼女はそこに何か用があるのかもしれない。

『ちょっといいかな?』

「っ誰!?」

声を掛けると勢いよく、彼女は振り返った。驚かせてしまったかもしれない、そう思い頭を下げる。

『ご、ごめん。そんなに驚かせるつもりじゃ……』

「…………」

……何も言われない。数分の静寂。それを打ち破る様に――笑い声が聞こえてきた。

「ぷっ……ぷはははは!」

「大の大人が頭下げて、なっさけなーい! わざわざアタシに謝りに来たのー?」

――――とても馬鹿にされてしまった。思わず、目をギョッとしてしまう。

「えー、お兄さん。もしかしてトレーナー? ぷふっ……もしかしてさっきのレース見て、わざわざアタシに声掛けに来たの? 6着のアタシに? 間違えてるんじゃなーい?」

ニヤニヤと笑いながら、【貴方】の事を見てくる彼女。いわゆるメスガキ、というのだろうか。

台詞:安価下2

1 キミを、スカウトしたい。
2 ……その口調はどうなんだ。
3 自由安価
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/03(日) 22:25:12.80 ID:iGi0FKspo
踏み台
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/03(日) 22:27:28.83 ID:T98ojF2DO
2
22 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 23:10:58.29 ID:HG7FmYhv0
……その、馬鹿にしたような口調はどうなんだい』

【貴方】は目の前にいる銀髪のウマ娘に対して言う。大人に対して、いえ誰に対しても、そのような小馬鹿にしたような口調はあまり好まれないはずだ。

「えー? お兄さんもしかして怒ってるー? やーんこわーい! ぷっ、ふふふ……」

『……』

……成程、性格に難ありとはこういうことか。もしかしたら、このような感じで他のトレーナーにも話していたのかもしれない。

しかし、何故わざわざこんな嫌われるような……もしかしたら、これから自分のトレーナーになるかもしれない相手に対して。

『キミは』

「ん?」

【貴方】は言う。

『……何故、走るんだい』

「何その質問? アタシが何で走るか……うーんそうだなぁ」

――知らなーい! アタシは、アタシが走りたいから走るの! それだけじゃ、悪い?

あははは! そう笑って、彼女は行ってしまった。引き留めようと思ったが、もう追いつけなさそうな距離にまで行ってしまった。

小さな身体からは想像もつかない、トップスピード。青みがかった銀髪が、まるで銀色の炎のように靡く。

……明日も模擬レースはある。もしかしたら、明日また行けば会えるかもしれない。
23 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 23:26:14.67 ID:HG7FmYhv0
次の日、また模擬レースを見に行く。

「あ、ストーカーのお兄さんじゃん。何々、今日も私に謝りに来たの?」

また笑われてしまった。どうやら別に昨日のことを反省をしているわけではないみたいだ。

『キミの走りを見に来たんだ』

「……ぷっ、なにそれ。ほんと見る目ないねお兄さん、アタシなんかよりもっとすごい子いるのにわざわざ?」

「早く担当見つけないと、お兄さんみたいなよわよわトレーナーは職無しになっちゃうよ?」

よわよわトレーナーと来たもんか。確かに【貴方】は新米ではあるが……。

『そんなに、自分を卑下しないでくれ』

『キミの走りは――』

「お、おーっと! じゃ、じゃあアタシ走ってくるから! バイバーイお兄さーん!」

……行ってしまった。

模擬レース結果は:コンマ直下
1 一着!
2〜9 前とあまり変わらず
0 ドベ
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/03(日) 23:27:43.61 ID:8SiDJi5J0
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/03(日) 23:38:55.95 ID:fUICvygXo
(ちょっと注目?応援?を感じただけで調子上がったと考えると)こいつ……チョロいぞ!
26 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/03(日) 23:47:49.49 ID:HG7FmYhv0
――逃げる逃げる逃げる。ダートを踏みしめて、土埃を撒き散らし。逃げる逃げる逃げる。

後ろから他のウマ娘が追う。しかし間に合わない、届かない……!

『――』

そして、彼女は一着でゴールした。が、しかし……。

「はぁ、はぁ……! はぁ、はぁ。はぁ……うっ……くぁ」

息も絶え絶え、今にも倒れ込みそうなくらいフラフラだった。まさに、全身全霊の走り。

『っ!』

急いで彼女の元に駆け付けて、倒れそうな彼女を抱える。

「はっ、はぁ……? おにー、さん。なに、そんな必死な顔して……馬鹿みたい」

『いいから、ほら。歩ける?』

「…………」

――保健室に向かおう。
27 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 00:04:15.48 ID:NbPIO9X50
彼女の脚を冷やす。そして簡単な手当て。新米ではあるが、簡単な処置くらいは出来る。

「ねえお兄さん。そんな、担当トレーナーでもないのに。なんでこんなことするの?」

担当トレーナーでなくてもこれくらいはするだろう。と、手当てをしながら言う。

「もしかして、アタシの脚に興味があるのー? やーん、セクハラじゃんお兄さん。変態、スケベー」

ポカポカと足で蹴られる。別に痛くもない、じゃれつくような蹴りだった。

「…………ほら、もう良いってば。あのレースは、ちょっと無理しちゃっただけだから。そんな、良いって」

「お兄さん聞いてるー? 私の脚に興味津々で聞こえてないかなー? もしもーし! 他のトレーナーさんに言いふらしちゃおうかなー!」

台詞:安価下2
1 ……そうだ、君(の脚)に興味津々だ
2 なんで、あんな走りを?
3 自由安価
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 00:07:53.54 ID:FijIl5gM0
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 00:07:56.21 ID:C7PSBgZ1o
1
30 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 00:27:18.38 ID:NbPIO9X50
『そうだ』

「へっ?」

『自分はキミに……興味津々だ』

あの脚に、あの速さに。あの走る姿に……自分は魅了されたんだ。

【貴方】は、はっきりと彼女の目を見て言った。

『だから、前みたいにあんな……自分を卑下しないでほしい』

メスガキウマ娘ちゃん:コンマ直下
1〜2 あばばばばばばばば(チョロ)
3〜8 ……ふーん、やっぱ見る目ないね。お兄さん。
9〜0 …………どうせ、また貴方も
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 00:36:38.55 ID:+nHyoF7DO
はい
32 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 01:22:28.24 ID:NbPIO9X50
「……ふーん、やっぱ見る目ないね。お兄さん」

彼女は、笑わなかった。

「今回はたまたま、たまたまだよ。マグレで一着取れただけ」

『マグレだとしても』

『自分は、キミのあの走りに……惚れたんだ。だから……』

【貴方】は昨日彼女追ったのだ。その走りをもっと永く見たいから、追ったんだ。

「…………」

「……じゃあ良いよ。お兄さん」

彼女は……笑った。

「アタシのトレーナーなってよ、お兄さんまだいないんでしょ?担当」

「アタシはアタシの為に走るから。お兄さんは勝手に気持ちよくなっててよ」

ぷぷぷ、とニヤニヤ笑いながら……【貴方】にそう言った。

『分かった』

「……は?」

『キミのトレーナーになって、あの走りの……手伝いをさせてくれ』

「…………キモ。ほんと、意味わかんない」
33 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 02:08:02.96 ID:NbPIO9X50
「シルヴァーパピヨン」

それが彼女の名前だ。そういえば、今の今まで彼女の名を訊いていなかった。

パピヨン「……宜しくね、変態でキモくて脚フェチのお兄さん」

『……だから昨日も言ったが、そう言った言葉遣いは』

パピヨン「えー?アタシちょっと分かんないかもー?」

――――こうして、ダートを駆ける気性難?ウマ娘。シルヴァーパピヨンとの担当契約が結ばれた。

人を煽るような口調をした彼女だが、どこか危なっかしい雰囲気が隠せない。まだまだ心を開いてもらっているとは限らないが……ゆっくりとお互いを知って行こう。

そして、いつの日かG1も――。

パピヨン「……どうせ、お兄さんも。すぐ……」
34 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 02:10:01.27 ID:NbPIO9X50
名前:シルヴァーパピヨン
バ場適正:芝GダートA
距離適性:スプリンター
脚質適正:逃げ

一人称:アタシ

性格:ワガママ自分大好きの気性難(期待されて応えられず落胆させるのはもう耐えられないから最初から好かれないようにするため)
口調:メスガキ
見た目:青みがかっている銀髪フォーテールで低身長巨乳
趣味:尻尾手入れ(するのもされるのも)
レースにかける思い:今はない、走りたいから走ってるだけ



それでは、今回はこれで。おやすみなさい。
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 07:47:14.22 ID:Q0tCnD3No
おつ
きたい
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 11:01:42.76 ID:J2I1f1D4o
描写的にお胸に一切興味なさそうなの実にトレーナーっぽくていいと思います
37 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 19:40:59.30 ID:NbPIO9X50
ありがとうございます。がんばります。



パピヨン「何この部屋。なんか小っちゃいし、面白くなーい」

次の日。トレーナールームに案内して早々、パピヨンは文句を言いながら流れるように備え付けの小さな冷蔵庫に向かった。

パピヨン「えー!? 水とかお茶しかないの!? お兄さん普通もっとバリエーション増やしておいてよ! ニンジンジュースとか、炭酸とか!」

『分かったよ……』

ぶーぶー文句を言われてしまった。まさかいきなり冷蔵庫を開けられるとは思わなかったが、まあ……慣れるだろう。

……今回トレーナールームに案内したのは、今後のトレーニング方法や出走レースの確認などの話し合いの為だ。あとは諸々の書類の確認などもあるが……。

パピヨン「でー? お兄さんこんなちんけな場所で、アタシに何するつもりー? やーん、もしかして……そういうつもり?」

『先ほど話しただろう。トレーニングや今後の話を……』

パピヨン「あ、それって建前だと思ってたー? ぷふふ――んもー、冗談! 冗談だってー!」

彼女は備え付けの小さなソファに当然のように座り、「ほらほら早く喋ってー?」と急かし始める。

『まず聞いておきたい、パピヨン。キミには……夢はあるかい?』

パピヨン「この話前もしなかったっけ? 別に? 特に夢とか、走りたいレースがあるー。とかそういうのはないかなー」

アタシは走れればいいの! そして、勝てたら嬉しいな! と、明るく言ってのけた。

……では、考える。彼女の走りを考えると、ダートの、それも短距離が一番の戦場になるだろう。しかし――スタミナを鍛えれば、マイル距離も行けるかもしれないが……。

(……あの時のレース)

走り終わった後、フラフラになって倒れそうになっていたあのレース。もしかしたら適正的に厳しいかもしれない――。

さて、今後どうなるか分からないが――。


今後のレースは:安価下2
1 ダートの短距離を兎に角狙って行こう
2 マイルも考えよう。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 19:51:31.43 ID:C7PSBgZ1o
1
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 20:01:18.24 ID:mMQ/CFNkO
2
40 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 20:13:11.72 ID:NbPIO9X50
『……スタミナをつけてマイルも狙って行こう』

彼女のあの速さは魅力的て短距離でこそ輝くだろう――しかし、レースが終わった後のあの消耗は見過ごせない。

スタミナをつけ無事にレースを走り終える、そしてマイル距離のレースも走ることが出来れば。

『きっと色んなレースに出て、沢山走ることが出来る』

パピヨン「えー? でも体力づくりとかやだなーアタシ。あれでしょ? タイヤ引いたりとか、夏の砂浜を朝から晩まで走ったりとか」

あながち間違えてはいないので、【貴方】はこくりと頷く。露骨に嫌な顔をするパピヨン。

『体力があれば途中で落ちることも無くなる、それに……勝ちたいんだろう?走るからには』

パピヨン「それは……まぁ、そうだけど? はー……ん、まあ。イヤになったら止めるからそれで宜しくねお兄さん!」

……担当ウマ娘のやる気を維持するのもトレーナーの役目だ。頑張ろう。
41 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 20:19:41.37 ID:NbPIO9X50
パピヨン「……さーて!お兄さんの隠し物とかないかなー!見つけたら写真撮ってウマッターに上げちゃお!」

……話すことはもう終わったが、なんだかパピヨンが危ないことをしそうだ。特に何か隠しているわけではないが、流石に止めて欲しい。

折角だ、彼女を止めるためにも何か話をしよう。まだ出会って一週間も経っていない。お互いの事を知るために、なにか……。

何か話してみよう:安価下1〜2
1 学業の話
2 仲のいいウマ娘の話
3 自由安価
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 20:23:13.01 ID:rgOHo2BVo
2
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 20:25:51.79 ID:dODzn4gL0
44 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 20:34:30.18 ID:NbPIO9X50
『……その、勉強は大丈夫なのか』

パピヨン「……え。お兄さんどうしたの。いきなり親戚のおじさんみたいなこと言って』

『お、おじさん……』

すん、と真顔で言われた。

……少し悲しい気持ちになった。

パピヨン「ぷぷ、お兄さん傷ついてる〜。おもしろ〜い!」

パピヨンちゃん、頭:コンマ直下
コンマが01に近いほどバカ、00に近いほど天才じゃ……
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 20:37:40.66 ID:7IqIYzq2O
アタシってば天才ね!
46 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 20:42:46.21 ID:NbPIO9X50
そう言えばこの子の学年って:安価直下
1 中1
2 中2
3 中3
4 高1
5 高2
6 高3
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 21:01:49.80 ID:1tKPACsQ0
1
48 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 21:11:20.15 ID:NbPIO9X50
パピヨン「ま、でーもー……お兄さんが不安がるようなおバカさんじゃないよ?アタシ」

追試?とか赤点とかは心配いらないから、安心してねー。と、手をひらひら振りながら言う。

……まあそういうのなら心配は要らないだろう。彼女を信じよう。



ご飯食べます。離席。

中1で胸でかいのは、ダスカとか見るとまああるか……って感じです。

次ウマ娘との関係安価あります。
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 21:36:25.16 ID:Q0tCnD3No
ありありのあり
50 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 22:24:02.74 ID:NbPIO9X50
『……トレセンに仲のいい子は』

パピヨン「あのさー!お兄さんなんかほんっ……とーに!おじさんっぽい!」

コミュニケーション下手糞すぎ!コミュ障!話題よわよわ!

『い、いや。その……キミは、少し喋り方が特徴的だから』

【貴方】は必死に言うが、パピヨンは呆れたようにジトーっとした目で見つめてくる。

……中学一年生に、こういわれるのか。自分は。

パピヨン「ま、お兄さんそういうの苦手そうだもんねー。女性経験無しでしょ?絶対そうでしょ!ぷぷぷ!」

『…………』


パピヨンと仲がよさそうな、関係ありそうなウマ娘:安価下1〜4まで。

現在公式から登場しているウマ娘から、何か関りのありそうな子を募集。パピヨンとの関係とかも書いてくれると嬉しいです。

上手く書けなそうな場合ちょっと採用できない場合もあります。

また、同室はオリウマにする予定なので無しでお願いします。
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 22:27:30.74 ID:FijIl5gM0
シリウスシンボリ

パピヨンの天敵


こんなかんじ?
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 22:28:40.09 ID:zU8RK7/3O
ダイワスカーレット
なんだかんだパピヨンの面倒見てくれる親友
53 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/04(月) 22:29:22.20 ID:NbPIO9X50
>>51
そんな感じで大丈夫です。
このレスは抜かしてお願いします。
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 22:55:45.13 ID:Q0tCnD3No
ニシノフラワー
幼馴染
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/04(月) 23:34:03.58 ID:Zl0zYxNm0
ナカヤマフェスタ
おもしれー奴として可愛がられている
56 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/05(火) 00:11:39.22 ID:reyywJmq0
>>51,52,54,55
安価ありがとうございます。

寝ます。お疲れさまでした。

【貴方】トレーナーはもう少し、年相応のお兄さんにする予定だったんですけど、なんかおっさんって感じになっちゃいました。
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/03/05(火) 00:18:12.91 ID:TOjcLYfwo
おつー
妹が心配なお兄さんに見えて良き良き
58 : ◆OX0aJKbZO.0H [saga]:2024/03/05(火) 21:57:17.33 ID:reyywJmq0
パピヨン「例えばスカーレットとかー?入学前から仲良かったけど、まさか同じクラスになれるなんてって思っちゃったし……あ。アタシがなかよし〜のウマ娘ちゃんのことね?」

『ああ、名前は聞いたことがある』

スカーレット……ダイワスカーレット。芝の模擬レースで堂々の一着を取り、話題沸騰中の彼女。

確かウオッカという子も一緒に話題に上がっていたな、確か同室でライバル……だとか?

パピヨン「…………うわ、なんかお兄さんからアタシお友達の名前出てくるのなんかキモ。ストーカーみたい」

『キミなぁ……』

流石に言い過ぎだ、と叱ろうとするが。「やぁんごめんなさ〜い」と、謝られてしまった。

パピヨン「あーとーはー……あ、じゃあ。アタシの――」

「す、すみません。ここがシルヴァーパピヨンさんの、トレーナールームで――」

ガチャリ、と扉が開きそこにいたのは――とても小柄なウマ娘だった。
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