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【オリジナル】どっとハレルヤ【一次創作】
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129 :
◆dudxOFJ8aA
[saga]:2024/03/15(金) 21:19:28.35 ID:+H5Yy4WcO
「もうどうしたらいいかわからなくて……」
「お気持ちお察し致します。どうぞご安心してお任せください。全て上手くいきますよ」
闇の眷属の朝は早い。とはいえ、眷属になってからほとんど寝ていないのだけど。おもむろに台所に立ったご主人様であるヴァンパイアが昨晩作り置きしてくれたエビチリとトマトのサラダを小さなお弁当に詰める。余ったぶんは朝食にするために皿に盛り付けた。準備が出来たらノックもせずに同居人であるスマ子の部屋に入って、布団を剥ぎ取る。すると小さな児童を抱き枕にして半裸で寝ているスマ子が飛び起きた。自分の寝相の悪さを棚に上げてギャーギャー喚くスマ子を無視しつつ、抱き枕にされた児童に朝ごはんを食べさせて、食べている間に白と黒のツートンの髪の毛をとかし、おさげにしてあげる。ヘアメイクを終えて「今日もかわいい」と眷属が言うと、モノクロな児童は嬉しそうと微笑みを返した。その後、顔を洗わせ歯を磨かせたらスマ子がお洒落な子供服を着せて、小学校へと車で送り届ける。眷属はそのまま今日の仕事場である閑静な住宅街に佇むとある一軒家へと赴き、疲れた顔をしたその家の夫人から話を聞いて、仕事に取り掛かる。保健所から業務委託の要請を受けた眷属は『正義マン』の駆除に勤しみ今日も社会貢献をしていた。
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