【安価とコンマ】或る無名のウマ娘 5

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606 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/05(日) 18:52:27.41 ID:QC67dccf0

kskst

607 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/05(日) 19:18:49.82 ID:ay+1jIGk0

そのウマ娘にもいきなり主任のチームはちょっとと断られてしまう
イダテン、ディープとか怖いし、会長と副会長もいるし気が休まらないと言われてしまう

608 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/05(日) 19:49:28.16 ID:OQzBN/VW0

「お誘いは有り難いですけど……」




トレーナー「そっか…」




「いきなり主任のチームに加入なんて恐れ多くてとてもじゃないけど無理です」




「不正があったとしても会長は会長だしそれに加えて副会長のエアグルーヴさんまでいるのもちょっと…」




「あと…気を悪くしないで欲しいんですけど……怖いです」




「プルメリアちゃんは可愛いと思いますけどディープと…特にイダテンが狂ってます」




トレーナー「狂って……そうか…うん……」




「あの二人がいるチームなんか気が休まらないので…失礼します」

609 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/05(日) 19:54:39.41 ID:OQzBN/VW0

ブルー（よしよし、あんな奴いらないからそれでいい）




ブルー（ルドルフはともかくエアグルーヴが口煩いのは仕方ない）




ブルー（トレーナーを甘やかすのは得意みたいだからエアグルーヴはチームから外せない）




ブルー（それとディープが怖がられてるのも意外だった。地元じゃ出会い頭に滅多刺しにする子も居たからディープは普通だと思ってた）




ブルー（あと私が狂ってると思われるのは仕方ないこと。私の中では全部普通だから）




ブルー（私が世界（常識）に潰されるか世界が私に対応するかの二つしかない）




ブルー（私はトレーナーの為ならなんでもする。ただそれだけ）




このあと…
下2

610 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/05(日) 19:56:15.86 ID:ay+1jIGk0

kskst

611 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/05(日) 20:08:13.89 ID:f1fNBlnz0

色んな娘に声を掛けるが全て撃沈するトレーナー、キタルファのネームバリューが大きくなり過ぎたのがこんな所で響く事になるなんてと落胆。
エアトレが三人抜けたとは言え７人もいるのだから十分ではないかただでさえ忙しいのに無理に仕事増やさなくても良いだろうと言う

612 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/05(日) 20:48:10.96 ID:OQzBN/VW0

学園内…




トレーナー「まさか全員に断られるなんて…」




エアトレ「キタルファは以前と違って常勝チームになったことで敷居が高くなった」




エアトレ「ルドルフが居ることも大きいだろう。会長のいざこざを良くないと思っている生徒も多い」




エアトレ「今のメンバーはウィズ、ブレーザー、ブルー、ルドルフ、エアグルーヴ、プルメリア、ディープの七人」




エアトレ「もう走れないがタキオンもメンバーに数えれば八人。これは一つのチームとしては多い部類に入る」




エアトレ「ネイチャ達が抜けたお陰で仕事も減って休めるようになっただろう」




エアトレ「無駄に仕事を増やそうとせず今の状況で最大限努力しろ」




トレーナー「でも……」




エアトレ「新メンバーはもういい。それより凱旋門のことを考えるべきだ」

613 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/05(日) 20:52:20.73 ID:OQzBN/VW0

トレーナー（確かに凱旋門に集中すべきだっていうのは間違ってない）




トレーナー（考えてみれば主任と副主任が運営しているチームにいきなり入れっていう方が無茶だったかも）




トレーナー（凱旋門のことを本気で考えようとするとウィズのことも考えないといけなくなる）




トレーナー（僕は彼女から目を逸らしたくて凱旋門のことを考えなかったかもしれない）




トレーナー（その証拠にメイさんともあまり連絡を取らなくなってゴルトレ達に任せっきりだ）




トレーナー（タキオンはメンバーを抜けるわけじゃないから今のキタルファは八人。これで十分だ）




トレーナー（ウィズは絶対に許してくれないだろうけど、彼女とちゃんとコミュニケーションを取らなくちゃ）




このあと…
下2

614 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/05(日) 21:01:00.42 ID:IJQ+/nh+0

kskst

615 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/05(日) 21:15:22.08 ID:0aA78DwC0

ブルーが先程の小麦肌のウマ娘の資料をトレーナーに見せ、新メンバーにどうだと進める
トレーナーは提案は嬉しいが彼女の意見を聞かなくては、それにもう新メンバーはいいかなとも伝える

616 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/05(日) 21:27:30.98 ID:OQzBN/VW0

トレーナー室…




ブルー「これ」パサッ




トレーナー「何の資料かな？」




ブルー「キタルファにどうかと思って」




トレーナー「芝とダートを走れる子か…」




ブルー「良さそうでしょ」




トレーナー「まずはこの子の意見を聞いてみないと。そもそも新メンバーはもういいかなとも思ってたんだ」




ブルー「へ？」




トレーナー「タキオンを含めなくても七人は多いし凱旋門に集中しようかと思ってた所なんだ」

617 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/05(日) 21:36:02.86 ID:OQzBN/VW0

ブルー「トレーナーなら一人増えても問題ないでしょ？」




トレーナー「問題はないけど今がちょうどいいかなって。仕事も少なくなったし」




ブルー「う……！」




トレーナー「また倒れたりしたら迷惑もかけちゃうから。それはブルーも嫌でしょ？」




ブルー「……」




トレーナー「資料は受け取っておくけど多分声はかけないかな」




ブルー（こんなはずじゃなかった。トレーナーには新しい女が必要だったのに）




ブルー（トレーナーが私の理想から離れてる？今までそんなことなかったのに）




ブルー（私のトレーナーが変わってしまうの…？）




このあと…
下2

618 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/05(日) 21:56:59.25 ID:KCp/mAL90

kskst

619 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/05(日) 22:14:46.43 ID:IJQ+/nh+0

あの小麦だけじゃなくてもっと女を集めればトレーナーの考えも変わるはずだと思うトレーナー
とりあえずトレーナーが声を掛けないなら自分が小麦ウマを勧誘使用と彼女の元に

620 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/05(日) 22:19:57.72 ID:OQzBN/VW0

ブルー（もっと女がいればトレーナーの考えは元に戻るはず）




ブルー（アイツだけじゃなくて他にも都合の良さそうなウマ娘を集めよう）




ブルー（その為にはまずアイツを呼び込んでそれをきっかけにする）




ブルー（トレーナーに渡した資料にはコピーがあるからそれを使えばいい）




ブルー（学園内だとトレーナーに見られるかもしれないから寮の中で声をかけよう）


　


ブルー（寮は私と同じ美浦でよかった。これならなんとでもできる）

621 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/05(日) 22:22:56.21 ID:OQzBN/VW0

美浦寮…




ブルー「ねえ」




「えっと……？」




ブルー「私のことわかる？」




「すいません…」




ブルー「じゃあキタルファは知ってる？」




「主任と副主任のチームですよね。それがどうしたんですか？」




ブルー「私はそこのメンバー。貴女をチームに入れようと思う」




「私をキタルファに…ですか？」




ブルー「貴女にとって悪い話じゃないと思うけど」




このあと…
下2

622 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/05(日) 22:28:08.80 ID:QEIsYaNto

kskst

623 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/05(日) 22:47:33.18 ID:pHD/8NAx0

自分がいきなりトップチームに入るのはプレッシャーが、でも確実に強くなれるのは間違いないしと悩む
ブルーが入ればアグネスデジタルみたいな芝、ダート両方のレースに勝てるようになれると言う。

すぐには決められないから保留にさせてくれと頼むウマ娘。ブルーはトレーナーはアッチの方も凄いと耳打ちして顔を赤らめるウマ娘

624 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/05(日) 23:03:05.54 ID:OQzBN/VW0

（私なんかがいきなりトップチームに入るのはプレッシャーしかない）




（だけどキタルファに入ったら確実に強くなれる。あそこは新入生が二人入ってどっちもG1を勝ってる）




（その二人はレコードでは勝ってないらしいから主任と副主任のお陰で勝ててるんだ）




（そんなチームに入れるんなら入りたいけど……）




ブルー「キタルファに入ればアグネスデジタルみたいになれる」




「あのアグネスデジタルに…！？」




ブルー「芝とダートのレースに交互に出てどっちも勝つ。そんなことができる」




「私はどっちも走れるだけで強くない…けど主任と副主任なら勝てるようにしてくれる…？」




ブルー「トレーナーなら絶対に強くしてくれる」

625 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/05(日) 23:07:55.68 ID:OQzBN/VW0

「とても魅力的な話ですけどすぐには決められません。一度保留にさせてください」




ブルー「わかった」



（キタルファに入った新入生が物凄い才能があったかもしれない。その可能性を捨て切れない）




（私みたいな平凡以下のウマ娘が入ったところでせいぜいG3に勝てるかどうかかも）




（流石の主任達でも平凡以下を一流にはできない。迷惑をかけることは絶対に避けたい）




ブルー「それと補足だけど」コソッ




ブルー「トレーナーはアレも凄いから」




「アレ？」




ブルー「えっち」




「なぁっ！？」




ブルー「意識飛ぶくらい凄い。それも含めて参考にして」




「う、う……！」




ブルー（いい反応。コイツはスケベの素質もちゃんとある）




このあと…
下2

626 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/05(日) 23:09:27.60 ID:QEIsYaNto

kskst

627 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/05(日) 23:52:54.08 ID:IJQ+/nh+0

良い女(ウマ娘)はいないかと探すブルー、寮の裏で不良っぽいギャルウマ娘達が屯していた
この連中も恐らくトレーナーはいない、顔もスタイルも良いし一応声を掛けて損はないだろと判断

628 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 16:46:26.19 ID:hbWCA2q1O

移動中…




ブルー（他にもいい女はいないかな。一人だけじゃ物足りないかもしれないし）




ブルー（そうだあそこはどうだろ。寮の裏でよく屯ってるのがいるし）




「……」
「……」
「……」




ブルー（いたいた。どうせトレーナーもいないだろうし黒ギャルもいる）




ブルー（ウマ娘なだけあって顔も身体もいいからトレーナーを満足させられる）




ブルー（あの三人にも話をしておこう）

629 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 16:53:57.62 ID:frvBWPMKO

ブルー「ねえ」



1「なんだお前？」



2「美浦の奴か」



3「調子に乗ってんじゃないの？」




ブルー「貴女達はチームに入る気はない？」



1「舐めてんのか？」




ブルー「キタルファに空きが出たからどうかと思って」




2「キタルファって主任のチームじゃなかったか？」




3「そんなチームに入れるわけないだろうが」




ブルー「入りたいなら私が話を通しておく」




1「いらねぇっての」



2「あんま調子乗ってんなよ」




3「チッ」

630 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 17:01:05.98 ID:bJZMTlKdO

部屋…



ブルー（四人に声をかけておけば一人くらいは入る気になるはず）




ブルー（トレーナーはもういいって言ってたけど新しい女は必要）




ブルー（もし入らなかったらルドルフにトレーナーの相手をさせるのも考えないと）




モブ「また何か考えてるの？」




ブルー「うん」




モブ「ディープからある程度は聞いてるけどやり過ぎるのはダメだよ」




ブルー「考えとく」




モブ「もう……早く寝なよ、お休み」




このあと…
下2

631 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 17:03:40.67 ID:UOhdzqu9o

kskst

632 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 17:39:32.17 ID:UzaPZNwR0

ウィズを呼び出し久しぶりにしっかりと話し合いを試みようとするトレーナー

633 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 17:48:16.88 ID:VFA7D9GSO

トレーニング後…




ウィズ「今日もありがとうございました」




トレーナー「このあとちょっと時間あるかな？」




ウィズ「え？」




トレーナー「二人で話したいことがあるんだ」




ウィズ「……」




トレーナー「トレーナー室で待ってるからね」




ウィズ「…わかりました」

634 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 17:54:41.98 ID:jcEXW6zmO

トレーナー室…




ウィズ「……なに？」




トレーナー「しっかりと二人だけで話しがしたかったんだ」





ウィズ「浮気男と話すことなんてないから」





トレーナー「君が怒るのは当たり前で僕はなにも弁明することはできない」





トレーナー「妥協してルールを作ったのに僕はそれを何度も破ってしまった」





ウィズ「反省する様子がなかったのは忘れたの？」




トレーナー「忘れてなんかない。反省してもすぐに快楽に逃げてしまっていたんだ」




トレーナー「君が愛想を尽かすのも当然でそれに対して文句を言えるはずもない」

635 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 18:00:05.13 ID:PkMQsmEkO

トレーナー「君に別れると言われた時は心がおかしくなるくらいに落ち込んだ」




トレーナー「僕がやったことに対して君は当然のことをしただけなのに本当にバカだよ」




ウィズ「私と別れたからエアグルーヴ達とヤり放題になったでしょ？いいことあったじゃない」




トレーナー「そのことも話そうと思う。エアグルーヴとプルメリア…そしてブルー」




トレーナー「エアグルーヴとプルメリアは定期的に僕の家に来てる。だけど身体の関係はない」




トレーナー「僕は彼女達に心から甘えてるんだ」




ウィズ「……？」




トレーナー「二人は僕の母親のような姉のような、そんな役割をしてくれてる」




トレーナー「本当は君に甘えたかった。けど付き合っている相手にそんなことを言えなかった」

636 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 18:04:50.59 ID:p/kPJ5drO

ウィズ「私のせいってこと？」




トレーナー「ううん違う、カッコつけて甘えられなかった僕が悪いんだ」




トレーナー「僕は君のことが異性として好きだけどそれだけじゃなかった」




トレーナー「君に弱さを吐き出せていればこうはなってなかったんだ」




ウィズ「…話しは終わり？」




トレーナー「僕の本音を君には聞いてほしかった。ちゃんと最後まで聞いてくれてありがとう」




このあと…
下2

637 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 18:20:31.20 ID:UzaPZNwR0

kskst

638 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 18:23:02.97 ID:Z0tNBe/x0

街へふらりと出かけた
ウィズがブルーを発見

639 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 18:48:41.58 ID:ZQmR6xWX0

ウィズとは仲直りする事は出来なかったが久しぶりに話せ、本音を打ち明けられ良かったと満足するトレーナー

640 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 19:13:04.76 ID:kxUhOGNwO

トレーナー宅…




トレーナー「仲直りはできなかったけど僕の本音をちゃんと伝えられた」





トレーナー「彼女が受け入れてくれるとは思わないけど胸のつっかえが取れた気がする」





トレーナー「またウィズと話せたらいいな……」ピラッ




トレーナー「ん…？これはブルーが持ってきた子の資料だ」




トレーナー「スカウトするつもりはないけど一応確認しておこうかな」




トレーナー「……うんうん」




トレーナー「エルコンドルパサーやイナリワンとは違ってアグネスデジタルみたいなタイプの子なんだ」




トレーナー「芝のあとにダートを走っても結果を出せそうな面白い子か」




トレーナー「普通ならダートから芝への調整は時間がかかるけどこの子はそうじゃない」




トレーナー「かなり面白い子ではあるけど…話くらいは聞いてもいいかもね」

641 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 19:19:31.04 ID:P556AqOYO

翌日…




トレーナー（みんなのトレーニングを考えつつ凱旋門のことも考えられた）




トレーナー（ウィズのことで気持ちがスッキリしたのもよかったのかもしれない）




「……」




トレーナー（あれ？僕のトレーナー室の前に誰かいる？）




トレーナー（まだ遠いからよくわからないけど誰かが居るような…）




トレーナー（もし僕に用事があるなら早く行ってあげないと…！）




このあと…
下2

642 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 19:21:55.98 ID:UzaPZNwR0

kskst

643 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 19:28:56.98 ID:pSjex7Pn0

トレーナー室前には小麦ウマ娘がいた、小麦はキタルファに興味があるとりあえず体験入部は出来ないか？と相談

644 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 19:50:18.43 ID:J/n9Zr2rO

「……あの」




トレーナー「僕のトレーナー室に何か用事かな？」




「話し聞いて…興味あるなって思ったから」




トレーナー「ブルーいや、イダテンから話しを聞いた子だね。資料は僕も読んだよ」




「あの子イダテンっていうんだ。それでさ、体験入部みたいなのってない？」




トレーナー「なるほど……お試しは有りだね。それなら喜んで受け入れるよ」




トレーナー「実は新人をスカウトしようかと思ってたんだけどやっぱり止めておこうかと考えてたんだ」



「え、じゃあ……」




トレーナー「でも資料を読んでたら君に興味は出てきてたんだ。だから体験入部で様子を見てみよう」

645 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 19:53:31.86 ID:0OuYnJ7NO

トレーニング中…




ブルー「お試しでも入れて良かった」




「イダテン……だよね。主任さんに話してくれてありがと」




ブルー「無茶しないでトレーナーの指示に従ってたらそれでいい」




「主任の指示に逆らう気はないって！」




ブルー「違う。勝手に自主練とかしてオーバーワークをしないでってこと」




「な、なるほど…」




ブルー「トレーニングに関してはトレーナーが一番なのは間違いない」

646 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 19:57:12.78 ID:Cmu8VwMLO

ブルー「貴女ができるのはアピール」




「芝とダートで走れる所を見せつければいいんだ」




ブルー「そうじゃない」ムニュ




「へぇ！？」




ブルー「この身体をトレーナーに見せつけとけばいい」




「主任ってそんなになの？」




ブルー「絶倫だしウマ娘が好き放題される」




「うーわ……」





このあと…
下2

647 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 20:04:41.82 ID:b6I5AFrY0

kskst

648 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 20:19:46.13 ID:A+Ey51lG0

タキオンがその様子を見ていて、新しい実験材料を勧誘するとは感心じゃないかとブルーを褒める
ブルーはタキオンの為に連れてきたのではないと説明

649 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 21:21:55.14 ID:6hMO4lQ1O

トレーニング休憩中…




タキオン「新しい実験材料を調達してくるなんて感心だよブルー君」




ブルー「タキオンの為に連れてきてない」




タキオン「結果としてモルモットが増えたことには変わりない。礼を言わせてもらうよ」




ブルー「そう」




タキオン「彼女は体験入部のようなものと言っていたがこのままキタルファに入るだろう」




タキオン「芝とダートを走れる彼女は最高のモルモットになるだろうねぇ」

650 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 21:25:06.00 ID:6hMO4lQ1O

タキオン「モルモット君との新居も選ばなければいけないが実験も忙しくなりそうだ」




ブルー「トレーナーは貴女とは結婚できない」




タキオン「いいや？彼にその気はなくとも責任をとらせる。これは決定事項さ」




タキオン「確かにいきなり結婚というのは早すぎるからまずは同棲からとなりそうだ」




ブルー「貴女じゃ無理なのに」




タキオン「なんとでも言いたまえ。決まったことを覆すことはできないのさ」




このあと…
下2

651 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 21:27:32.83 ID:nWnE4Fki0

kskst

652 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 21:35:47.06 ID:31MRZTGf0

ブレーザーが小麦ウマ娘に挨拶する、もし入るなら同じダートを走る同士仲良くしようと言う
小麦は胸を揺らしながらよろしくと握手をする、苛立ったブレーザーが小麦の乳をビンタする

653 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 21:51:09.51 ID:6hMO4lQ1O

再安価で
下2

654 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 21:58:50.96 ID:UzaPZNwR0

kskst

655 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 22:06:54.35 ID:lECOZQMK0

トップチームのトレーニングだけあり最初はすぐにバテてしまう小麦肌
そんな様子を見たトレーナーとエアトレは素質は悪くない、育てればG1は無理でも重賞ならばいい所まで行くかも知れないと推測する。

656 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 22:20:29.39 ID:1+4ZqG2MO

「ひい、ひい、ひい！」




エアトレ「彼女は今までトレーナーがついたことがない。そんな奴にキタルファのトレーニングはキツイだろう」




トレーナー「なんとかついていけてるって所だね」




エアトレ「諦めないところを見ると根性はあるようだな」




トレーナー「芝とダートを走れるんじゃなくて彼女は両方得意なんだ」




エアトレ「すぐにG1で勝てなくとも重賞なら楽に勝てそうだな」




トレーナー「面白い子であることは間違いないよ」

657 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 22:24:56.04 ID:XBYkpgoqO

エアトレ「彼女を正式にスカウトするのか？」




トレーナー「そのつもりはなかったけどもう少し見てみたくなったかな」




エアトレ「私は反対しないからお前の好きにすればいい」




トレーナー（彼女は僕の所に来なくても誰かトレーナーがつけば伸びるはず）




トレーナー（もし僕がトレーニングをすればG1で勝てるような…アグネスデジタルのような子にできると思う）




トレーナー（けどそれを彼女が望むかどうかわからない。キツイトレーニングは嫌だって思うかもしれない）




トレーナー（よし決めた。特別扱いはしないで彼女もキタルファの一員だと思おう）




トレーナー（トレーニングが嫌にならないのなら担当にすることを前向きに考えよう）




このあと…
下2

658 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 22:30:51.29 ID:ewV460BF0

kskst

659 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 22:44:17.61 ID:UzaPZNwR0

小麦ウマ娘はブルーが勧誘したと聞いたエアトレは、ブルーにまさかトレーナーに捧げる為にあの娘を勧誘したわけじゃないわよねと聞く

660 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 22:52:33.84 ID:uUIBOv1mO

トレーニング後…




エアトレ「あの子の事で聞きたいことがあるんだけど」




ブルー「あの子？」




エアトレ「体験入部の子よ。トレーナーから貴女が紹介したって聞いたわ」




ブルー「そうだけど」




エアトレ「トレーナーが選んだんなら何も問題ないけど貴女が絡むとロクなことがない」




エアトレ「貴女がまともに物事を考えるとは思えない。そう考えると一つの可能性が出てきたの」




エアトレ「あの子って健康的な肌をしてるし貴女より胸も大きい」




エアトレ「いかにも男が喜びそうな子だけど、まさかそれ目的じゃないでしょうね」




ブルー「そうだけど」




エアトレ「はああ！？貴女ふざけてるの！？」

661 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 22:57:05.19 ID:JgUEsd9oO

ブルー「アイツはトレーナーを楽しませてくれればいい」




エアトレ「チームを何だと思ってるの！？」




ブルー「キタルファはトレーナーの為に存在してるもの」




ブルー「トレーナーが私にとっての全て。利用できるものは全て利用する」




エアトレ「ふざけないで！」




ブルー「あの子にはそのことも伝えてある。それなのに喜んでキタルファに来た」




エアトレ「なんですって……」




ブルー「世界はトレーナーを中心に回ってる。邪魔をしないで」




このあと…
下2

662 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 23:10:01.00 ID:Ce4n+syV0

ksk

663 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/06(月) 23:19:46.40 ID:Ynb+HPK30

ブルーが「貴女だってトレーナー狙ってるくせに」とエアトレに言い放つ
エアトレはそれとこれは別だ、お前は間違っているそんな考えではチームは崩壊すると言う

664 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/06(月) 23:59:44.27 ID:iRs2GpdO0

ブルー「貴女だってトレーナーのこと諦めてないくせに」




エアトレ「それとこれとは話が違うでしょう？貴女は間違ってるわよ」




エアトレ「ネイチャとタンホイザが抜けたことを忘れた？そんな考えじゃチームは崩壊するわよ」




ブルー「それで？」




エアトレ「それでって…トレーナーのキタルファへの想いがどれだけ強いか知ってるでしょ？」




ブルー「だから？」




エアトレ「貴女……」




ブルー「ここはトレーナーの為の世界。チームが崩壊しても私は残るからそれでいい」

665 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/07(火) 00:05:54.71 ID:CBHHPUWG0

エアトレ「貴女は狂ってる」




ブルー「知ってる」




ブルー「狂ってるからなに？私はトレーナーの為ならどんなことでもできる」




エアトレ「トレーナーはそんなこと望んでないのよ」




ブルー「口に出してないだけで身体は正直だった。トレーナーは都合の良いウマ娘を求めてる」




ブルー「いずれこの学園はトレーナーのものになる。トレーナーが中心となって世界は回る」




エアトレ「頭…おかしいんじゃないの……」




ブルー「好きに言ってれば？」




このあと…
下2

666 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/07(火) 06:20:07.54 ID:apYHCdXio

kskst

667 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/07(火) 09:53:03.64 ID:7u26LhAj0

エアトレがトレーナーに今夜話があるから付き合えと誘う
トレーナーはいつも言ってるがそういう誘いは…と断ろうとすると、違うブルーについてだと訂正する

668 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/07(火) 16:13:33.78 ID:4vFT0n0JO

エアトレ「今日の夜は暇か？」




トレーナー「時間はありますけど」




エアトレ「話しがある。今夜は付き合ってもらうぞ」




トレーナー「すいませんけどそういうお誘いはやめておきます」




エアトレ「違う、話しというのはイダテンについてだ。お前の耳に入れた方がいい話しがある」




エアトレ「他人に聞かれるのもマズイ内容だからな。個室のある店を予約しておく」




トレーナー「…わかりました」

669 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/07(火) 16:20:33.35 ID:fq0NSqEnO

店…




エアトレ「イダテンは狂っている。奴はそのことを自覚しているが止めるつもりがない」




エアトレ「体験で入ってきた彼女はイダテンが選んだんだがその理由を知っているか？」




トレーナー「裏の理由がある…？」




エアトレ「イダテンは彼女を貴方に捧げる為に選んできたのよ」




トレーナー「なん…で」




エアトレ「トレーナーを楽しませればそれでいいとまで言い切ってたわ。あれは異常よ」




エアトレ「このままじゃチームは崩壊すると伝えてもだからどうしたのか、ですって」




エアトレ「イダテンにとって貴方が全てであり世界の中心となってしまってる」




エアトレ「口で言ってわからないなら残された方法は一つしかないわよ」

670 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/07(火) 16:28:15.10 ID:0EakBMZPO

エアトレ「体験の子はチームに入れてイダテンはキタルファから追い出すしかない」




トレーナー「……そんなことをしたら死人が出る」




エアトレ「あの子そこまでなの！？」




トレーナー「ディープより考えが極端だって言えば伝わりますか？」




エアトレ「呆れた…知ってて放置してたってわけ？」




トレーナー「そこまで酷くなってるとは思わなかったんだ。正直どう対処すればいいかわならなくなってきてる」




エアトレ「精神科に連れて行くのは？」




トレーナー「効果はないと思う。彼女のは地元での生き方が染みついた結果なんだ」




トレーナー「それと……貴女にだから言えますけど。ディープと地元で何人も殺しててブルーはその手伝いをしていました」




エアトレ「ぎぇ……！！本物じゃない！」




トレーナー「ディープは社会にうまく馴染めていますがブルーは現代社会に『狂えて』いません」




トレーナー「もし彼女が自分の罪を自覚してしまったら…それこそ死人が出てしまうんです」




このあと…
下2

671 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/07(火) 16:43:11.63 ID:MU2EVHGT0

エアトレがブルーのところへ
行ってきて「どこかのお寺で、
尼さんとして出直しを図って
みては？」と提案する

672 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/07(火) 17:41:16.97 ID:/rz/L8eV0

その頃、ブルーは何者かに呼び出されていた場所に向かってみると
いたのはルドトレと数人のボディガードだった。

お前のトレーナーと一緒にコッチ側に来ないかと言う、競バの会社を立ち上げるつもりだトレーナーは使えそうだから幹部にしてやる
幹部になったら御殿に住まわせてやる、運転手付きの高級車に乗らせてやる美酒に美食、美女をたっぷり味合わせてやる悪くないだろだからトレーナーを説得させてこっちに来いと勧誘する

673 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/07(火) 18:58:31.57 ID:bE2+yFE00

某所…




ブルー「誰が私を呼んだの？」




「予想はできているからこそこの場に来たんじゃないのか」




ブルー「まあそうだけど」




ルドトレ「いっておくが力に頼ろうとしても無駄だぞ」




ブルー（トレーナー好みのばんえいウマ娘が三人もいる）




ルドトレ「呼び出しを断らなかったということはどんな話をされるのかも想定済みだな？」




ブルー「うん」




ルドトレ「なら話しは早い。お前とトレーナーをこちら側にスカウトしてやろう」

674 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/07(火) 19:03:47.34 ID:bE2+yFE00

ルドトレ「競バのことで会社を立ち上げる。その代表にトレーナーを使う」




ルドトレ「金と女は尽きないぞ？トレーナーも喜ぶだろうな」




ルドトレ「他にも金で解決できることがあれば要望を叶えてやろうじゃないか」




ブルー「待遇が良過ぎる」




ルドトレ「それくらいトレーナーを評価してるってことだ。わかったらトレーナーを説得してこい」




ブルー（ルドトレは思ったよりトレーナーを邪魔だと感じてる）




ブルー（ばんえい競バでシステムを作ってもらったあとルドトレを消して乗っ取るつもりだった）




ブルー（けど向こうがトレーナーを頼ってくるなら先にコイツを消してもいいかも）




このあと…
下2

675 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/07(火) 19:08:30.41 ID:/c1m6s1y0

kskst

676 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/07(火) 19:15:49.20 ID:9+LlMbUe0

護衛のばんえいウマ娘が変な事考えるなよな、旦那(ルドトレ)はばんえい競バで一山当てたんだ今や凄い財力の持ち主だと豪語する
ブルーは知らない間そんなことになっているとはと驚く

677 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/07(火) 19:36:15.68 ID:bE2+yFE00

護衛1「余計なことは考えるなよ」




護衛2「ボスは金をたんまり持ってるからな」




護衛3「お前なんかいつでも消せる」




ブルー「へえ」




ルドトレ「ばんえい競バでこれだけ稼げるんだ、中央のことを考えると笑いが止まらないだろうな」




ブルー「そんなにお金があるならもう十分かな」




護衛1「なんだ？」




護衛2「余計なことを考えるなって聞こえなかったか？」

678 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/07(火) 19:40:09.53 ID:bE2+yFE00

ブルー「貴方はもう要らない」ガチャッ




護衛3「なに出してやがるお前！？」




護衛1「どうせモデルガンだろビビってんじゃねえ」




護衛2「万が一本物だったらどうする？」




護衛3「防弾なんか考えてないから撃たれたら終わりだぞ！」




ルドトレ「俺を消してもすぐに足がつくぞ」




ブルー「どうして？」




ブルー「死体は喋らないのに」スチャッ




ルドトレ「待て！」




ブルー「それは貴方次第」




このあと…
下2

679 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/07(火) 19:59:19.89 ID:9+LlMbUe0

ksk

680 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/07(火) 20:20:00.41 ID:aejQBGlh0

遠くからスナイパーがブルーの拳銃を打ち落とした、そのままルドトレは逃走する

681 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/07(火) 20:34:45.67 ID:bE2+yFE00

パァンッ




ブルー「っ！！」カランッ




ルドトレ「おい俺を守れ！」




護衛2「逃げるのか！？」




護衛1「アイツはやるつもりだった！逃げるしかないだろ！」




護衛3「対策してれば逃げずに済んだものを…！」




ルドトレ「いいから早くついてこい！」




ブルー「……逃げられた」

682 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/07(火) 20:39:17.89 ID:bE2+yFE00

ブルー「スナイパーまでいるとは思わなかった。本当なら私は頭を撃たれて死んでた」




ブルー「私にトドメをささないってことはスナイパーも逃げた」




ブルー「……」




ブルー「私のはモデルガンだった。けど改造して殺傷力がある」




ブルー「そこまで見抜いたかどうかはわからないけど私の殺意には気付かれた」




ブルー「……もう完全に逃げた」




ブルー「ぐううううう……！！」ボタボタ




ブルー「もしあそこで…痛がってたら……私の方が死んでた……！」




ブルー「銃は一つだけだと…悟られない為にも……痛がったら終わりだった……」

683 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/07(火) 20:43:27.12 ID:bE2+yFE00

ブルー「弾は……貫通してる…よかった……」




ブルー「多分…弾はバレルに当たって…方向が変わって私の手を……」




ブルー「血……が…！」ボタボタ




ブルー「血だけじゃない…感覚も……おかしい…」




ブルー「最悪は指が動かなくなるけど…病院には行けない……」




ブルー「でも殺そうとしたんだから当然…死ぬよりはマシ……」




ブルー「私も早く…この場から離れよう……」




このあと…
下2

684 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/07(火) 20:48:00.27 ID:aejQBGlh0

kskst

685 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/07(火) 21:05:10.75 ID:1F/sof2C0

途中で意識が途切れ倒れるブルー、頭の中で目覚まし時計が流れ
ルドトレに会いに行く直前に戻る

686 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/07(火) 21:26:07.85 ID:DFIpShtZO

ブルー「痛い……ぐっ……」




ブルー「手だけなら大丈夫って…舐めてた……」




ブルー「あぁぁ…血……止まらない……」




ブルー「止まら……な……」フラッ




ブルー「……」ドサッ




ブルー「い…た……い…」




ブルー「血……」




ブルー「ぁ……」




ジリリリリリリ

687 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/07(火) 21:29:26.93 ID:G+7EBu8HO

ブルー「…………」




ブルー「まさか手を撃たれただけで死んだ？」




ブルー「たったそれだけで死ぬの？致命傷でもなんでもなかったのに」




ブルー「私が目覚しを使ったのは間違いない。トレーナーは関係なかった」




ブルー「ルドトレと会う直前に戻ってるということは利用することができる」




ブルー「スナイパーの位置さえわかったらどうにかできるけど難しい」





ブルー「いや、スナイパーがいるのがわかってたらその対策をすればいいだけ」




ブルー「ルドトレを撃ったあとすぐにそこから動けば狙撃はされない」

688 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/07(火) 21:33:19.82 ID:cX8F5asAO

ブルー「あとは私にそれができるかどうか。実際に[ﾋﾟｰｰｰ]のは初めてだから自信はない」




ブルー「それと的しか狙ったことがないから銃が当たる保障もない」




ブルー「ルドトレが持っているものを知れたから会わずに帰るのも選択肢に入る」




ブルー「もしくは狙撃されてもいいからルドトレと相打ちを狙う」




ブルー「私が死んでもトレーナーが目覚しを使ってくれるから何回でも挑戦できる」




ブルー「何回かやってたらスナイパーの位置もわかるから対策も余裕」




ブルー「よし…決めた」




このあと…
下2

689 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/07(火) 21:41:02.80 ID:4lYL02tL0

ksk

690 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/07(火) 21:51:00.29 ID:h7pUWRzK0

現場に行ってみると驚くブルー、そこにいたのはルドトレではなくテイトレと護衛だった
ブルーがルドトレは？と聞くとテイトレがルドトレがお前の勧誘だけにわざわざ足を運ぶわけねぇだろと言われてしまう。
目覚ましの影響なのか若干状況が変わっているのに気が付く

691 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/08(水) 18:44:31.03 ID:uJ2hFkW20

ブルー「あれ？」




テイトレ「なんだその態度は」




ブルー（ルドトレじゃなくなってる。それに護衛も一人しかいない）




ブルー（目覚しの影響としか考えられない。未来が変わることがあるんだ）




ブルー「…ルドトレは？」




テイトレ「わざわざお前なんかの為にあの人が会いに来るわけないだろうが」




ブルー「それなら私にとっても都合がいい」

692 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/08(水) 18:48:30.36 ID:uJ2hFkW20

ブルー「勧誘なら自分でもできるからってルドトレに頼んだんでしょ」




ブルー「媚びを売るには結果を出すのが一番」




テイトレ「お前は自分の立場をわかってないようだな。おい、アイツを痛めつけろ」




護衛「雇い主の命令は絶対だ悪く思うなよ」




ブルー「そう」スチャッ




テイトレ「はっ！この期に及んで出してきたのは玩具かよ！マヌケ過ぎ…」




パァンッ




護衛「ぐ…！？」




ブルー「やった当たった。意外と簡単」パァン




護衛「お、ま……！」




ブルー「少し黙ってて」パァンッ




護衛「……っ」

693 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/08(水) 18:53:29.69 ID:uJ2hFkW20

テイトレ「な、な、な！？」




ブルー「大丈夫、彼女も貴方も殺さない」




ブルー「けど逃げられないように腕と脚は潰す」パァンッ




テイトレ「ぐわああぁ！！」




ブルー「貴方はルドトレからすれば使い捨ての駒の一つ。だから護衛も一人しかいない」パァン




ブルー「使い捨てにスナイパーを用意するはずもない。貴方はここまで」パァン




テイトレ「た、す…け……」




ブルー「殺しはしないけど帰すこともしない。向こうの出方を待つ」




ブルー「まあ…貴方は使い捨てだから探されることもないと思う」




ブルー「ルドトレに迷惑をかける前に死んどくのがいいと思う」パァンッ




テイトレ「あぁぁ……！！」




このあと…
下2

694 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/08(水) 19:00:00.88 ID:/AIXRMp80

kskst

695 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/08(水) 19:00:27.83 ID:nninNhEto

トレーナーのスマホに動画が受信される
開くとブルーの一連の動画が

696 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/08(水) 21:19:14.54 ID:7JMV40xcO

下2

697 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/08(水) 21:25:48.51 ID:3jiFeIIY0

kskst

698 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/08(水) 22:00:08.02 ID:JWLMc1E70

テイトレが神経がない腕を振り絞ってポケットに入れていた催涙ガスをブルーに吹き掛ける
五感が敏感なウマ娘には効果は抜群でブルーは苦しむ、その隙にスマホを取り出しテレビ電話にして今の上記を映しながら誰かと通話を始める
その相手はテイオーだった、テイトレはテイオーにコイツに襲われ監禁されてるもうすぐ殺されると怪我をしている腕や脚を見せる。

テイトレはテイオーに俺は助からない、せめてコイツの大事な物を奪え主任を抹殺しろと命令する。テイトレは素敵な笑みを浮かべながら俺はタダでは死なない絶望させてやるとブルーに言い放つ

699 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/09(木) 16:23:40.45 ID:MpbuPQj+O

テイトレ「クソが…」ゴソッ




ブルー「その腕で武器でも使うつもり？無駄だってわからないの？」




テイトレ「無駄かどうかは…お前が判断しろ……！」プシュ




ブルー「がっ！？」




テイトレ「ウマ娘用の催涙スプレーは効くだろ……」





ブルー「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ！！」




テイトレ「自由を奪ったくらいで…油断したお前の負けだ……」




ブルー「あぁぁぁぁぁぁぁぁ！」

700 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/09(木) 16:26:44.06 ID:MpbuPQj+O

……




ディープ『いいかお前は[ﾋﾟｰｰｰ]ことを甘く考え過ぎだ』




ブルー『どうして？』




ディープ『相手を殺せる銃を持ってるからって絶対に殺せるとは限らねぇ』




ブルー『引き金を引けばいいだけでしょ？』




ディープ『命のやり取りをお前は知らない。いいかお前は殺しだけは絶対やるな』




ブルー『考えとく』




ディープ『俺は注意したからな』

701 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/09(木) 16:32:28.28 ID:5G4GjXMbO

ブルー「か…は……っ！！」




ブルー（ディープが言ってたのはこの事なんだ！命のやり取りは単純じゃなかった！）




ブルー（[ﾋﾟｰｰｰ]つもりはなかったけど向こうは撃たれていつ殺されてもおかしくない状況）




ブルー（そんな時に私はまんまと油断してしまった…！）




テイトレ「聞こえるかテイオー……」




テイトレ「俺はもうすぐコイツに殺される……」




テイトレ「コイツが誰かわかるだろう……」




テイトレ「死なば諸共だ……コイツのトレーナー達を……」




ブルー「が……っ！！」




ブルー（トレーナーは関係ない！やめて！殺さないで！！）





テイトレ「ふ……タダで死ぬと思ったか…？お前を絶望させてやる……」




ブルー「アァァァ…！！」




このあと…
下2

702 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/09(木) 16:35:34.42 ID:D0vIXDNMO

kskst

703 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2024/05/09(木) 17:42:21.46 ID:d/hJw3Rs0

トレーナーがテイオーに殺られているのをスマホでブルーに見せつけるテイトレ、絶望していると頭の中で再び目覚ましが鳴りテイトレに会う直前に戻る、ブルーは思わず嘔吐してしまう
命のやり取りなんてするんじゃなかった、敵は追い詰められたらなんでもするというのを実感したブルー

704 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/09(木) 18:05:51.52 ID:U3DY0ubD0

テイオー「トレーナー、よく見えてる？」




テイオー「ちゃんとボク敵をとったよ」




テイオー「トレーナーのこと[ﾋﾟｰｰｰ]んだからコイツも殺されて当然だよね」




テイオー「ねえ」




テイオー「キミも見てるよね？」




テイオー「こうなったのはキミのせいだよ」




テイオー「人間なんてすぐに殺せるんだから」




テイオー「せっかくだから近くで見せてあげるね」




テイオー「コイツの死体」




ジリリリリリリリ

705 ： ◆B8D2U7ksoo ：2024/05/09(木) 18:10:37.21 ID:U3DY0ubD0

ブルー「……げろっ」




ブルー「うぇ……げっ…」ビチャッ




ブルー「私のせいでトレーナーが死んだ…」




ブルー「私が殺したんだ！」




ブルー「おえ……っ」




ブルー「はあ、はあ、はあ……うぐ…」




ブルー「[ﾋﾟｰｰｰ]のってこんな苦しいことだったんだ…」




ブルー「これが命のやり取り……」




ブルー「[ﾋﾟｰｰｰ]ってことは殺されるかもしれないんだ…」