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【安価とコンマ】或る無名のウマ娘 5
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241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/03(日) 23:51:33.74 ID:RJtnC6/i0
2
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/04(月) 00:06:46.77 ID:1JPAWbZJ0
2
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/04(月) 00:07:25.39 ID:Y1Jrm+qR0
4+しかしヒシアマは嫌だと言うわけではないらしい、主任は学園や生徒の事を一に考えてくれるし自分の悩みにもタイマンで乗ってくれので好きだし困ってたら助けたいけど自分はチームが違うしトレ公にバレたらマズイと渋々断る
244 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/04(月) 18:19:10.50 ID:Rwy1ZC9MO
エアグルーヴ「不埒な行為が無いというのなら考えてやらないこともないが…」
プルメリア「ありがとうございます!」
エアグルーヴは満更でもない様子でママになる話を受けるというがヒシアマゾンは唸り声をあげる
ヒシアマゾン「やってあげたい気持ちはあるんだけど別のチームだから難しいね」
トレーナーは学園や生徒の事を一番に考えてくれるし自分の悩みにもタイマンで乗ってくれているので嫌いではない
彼が困っているのなら助けたいがチームが違いヒシアマトレにバレたらマズイと渋々断る
ブルー「私は別のチームが良いと思ってヒシアマゾンに声をかけたのに」
エアグルーヴ「なぜ別のチームが良かったんだ?」
ブルー「ウィズに知られる可能性を少なくしたかった」
エアグルーヴなら心配ないだろうがこれがブレーザーだったりすれば彼女はすぐに顔と態度に出る
なのでブルーはトレーナーのママを最初から別のチームから探すつもりで居た
245 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/04(月) 19:16:27.93 ID:DN2LS+TK0
エアグルーヴ「別のチームを巻き込むのはよせ。主任の弱味をばら撒くことになるんだぞ」
ブルー「う……その考えはなかった」
ルドトレのような人間は今の中央に居ないとは言い切れずそんな状況でトレーナーの弱点を広げるべきではない
その指摘を聞いたブルーは自分の考えが浅はかだったと落ち込むがヒシアマゾンがすぐフォローする
ヒシアマゾン「悪気があったわけじゃないんだ気にしなくていいよイダテン!」
ブルー「ありがとう…」
エアグルーヴ(流石のイダテンも寮長には懐いているようだな)
あまり味方を作ろうとしないブルーでも寮長であるヒシアマゾンは別なのだとエアグルーヴは彼女を観察していた
このあと…
下2
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/04(月) 19:24:26.35 ID:dODzn4gL0
「鋭い追い込みを、今度は
誰に学べばいいだろう……」
てんで、ゴールドシップに
着目したブルーだった
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/04(月) 20:16:34.70 ID:dosbqN+p0
エアグルーヴがトレーナーに懐き始めている事に危機感を覚えていた、エアトレはトレーナーに今夜一緒にどうだとすり寄っていた
248 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/04(月) 21:45:08.83 ID:qY2QCmHFO
エアトレ(エアグルーヴが主任に懐くのは想定外でしかないわね)
トレーナーのママになって暫く経つエアグルーヴ。恋人になったわけではないので普段の様子は変わらない
しかし彼女の担当であるエアトレはエアグルーヴの僅かな変化に気付き危機感を覚えていた
エアトレ(悪いけど主任は渡さないからエアグルーヴ)
担当であっても男女のことは別とエアトレはエアグルーヴにトレーナーを取られる前にと行動を起こす
エアトレ「頼まれていた資料を持ってきたぞ」
トレーナー「ありがとうございます」
トレーナー室へ資料を持ってきたエアトレは資料を机の上に置いたあとトレーナーにすり寄る
249 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/04(月) 21:53:22.16 ID:exGxgeRdO
エアトレ「今夜一緒にどうだ?」
軽く呑みに行ったあと二人だけの時間を過ごそうとトレーナーを誘うが彼の反応は鈍い
トレーナー「僕はまだウィズと付き合ってます」
エアトレ「奴はもう別れたと言っていたし溜まるものも溜まっているだろう?」
胸元を見せつけトレーナーの内腿を撫で誘うエアトレだったが彼はその誘いに乗ってこない
トレーナー「ごめん」
エアトレ(まさかもうエアグルーヴと…?)
ママでストレスを発散しているトレーナーは以前のようにフラフラせず簡単に誘いには乗らない
そのことを知らないエアトレは何が悪いのかと色々と考えるが当然答えには辿り着けない
このあと…
下2
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/04(月) 22:47:02.27 ID:UQGI6v0v0
kskst
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/04(月) 23:39:29.18 ID:poY864+n0
トレーナーは自分の家に戻るとエアグルーヴが既にいて部屋の掃除をしていた。
252 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/04(月) 23:54:32.01 ID:nCPC6YJ00
トレーナー「ただいま〜っと……あれ?」
仕事を終え自分の家に戻ってきたトレーナーは部屋の明かりがついていることに気付く
誰かが居ると警戒しようとしたもののエアグルーヴの姿が見えたので安心して部屋に入っていく
エアグルーヴ「貴様の部屋は掃除のしがいがあるな」
トレーナー「それって褒められてはないよね」
エアグルーヴ「わかっているならもう少し気を配れ」
このたわけと言いながらもエアグルーヴは楽しそうにトレーナーの部屋の掃除をしていた
253 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/05(火) 00:09:32.42 ID:nKs4xv3T0
トレーナー(タイトル順に本とかがしまわれてるのはもう諦めよう)
トレーナーが所持している成年本やDVDが丁寧に棚に並べられており異様な雰囲気が出ている
最初こそ狼狽えたエアグルーヴだったがトレーナーも男であるとすぐに理解を示した
貫通式をトレーナーと済ませたとはいえできるだけそういう行為は避けたいと思っていたエアグルーヴ
自分に性欲が向けられるより成年本などで発散してくれればそれが一番だと彼女はトレーナーを責めなかった
エアグルーヴ「夕飯が先か?それとも…」
トレーナー「お願いできるかな」
エアグルーヴ「仕方ないな」
彼女が正座したのを確認するとトレーナーは全身で母親を感じようとエアグルーヴに身体を預ける
エアグルーヴ「今日も一日よく頑張ったな」
服の下から頭を突っ込み彼女の胸に吸い付くトレーナー。エアグルーヴはそんなトレーナーを優しく抱いている
このあと…
下2
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/05(火) 00:45:07.99 ID:E9pnj88h0
kskst
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/05(火) 01:17:15.60 ID:9Q5aPzey0
高松宮記念が近いがバクシンオーがいるせいでブルーが未だにやる気を出してくれない、どうしたらいいかエアグルーヴに聞く
256 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/06(水) 17:45:58.62 ID:MoJJrg0F0
エアグルーヴママを堪能したトレーナーはブルーのことで相談があると彼女と話す
トレーナー「彼女のやる気を出すのにいいアイデアはないかな」
バクシンオーと走ると決まったブルーは絶対に勝てないとやる気が上がっていない
トレーニングは真面目にやっているがブルーは高松宮の後を考えて練習している
ブルーから直接聞いたわけではないが彼女の動きからトレーナーはそれが分かっていた
エアグルーヴ「イダテンにやる気を出させる方法か成程な」
学園での彼女の様子を見て何か気付くことはないかとトレーナーはヒントを得ようとしている
257 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/06(水) 17:50:45.68 ID:MoJJrg0F0
エアグルーヴ「学園での奴は優秀な生徒でキタルファのメンバーということで一目置かれている」
エアグルーヴ「何人かと話しているのは見たことがあるが友人というわけでは無さそうだったな」
モフモフはプルメリアで足りているらしくブリッジで犬をモフる様子も見られない
ブルーが育った環境では趣味など持てる余裕もなく物で釣るにしても彼女は何も欲していない
エアグルーヴ「イダテンが好きなものといえば貴様しかない」
トレーナー「やっぱり僕かあ」
高松宮で勝てばトレーナーを一日好きにしていいと条件を出せばやる気を出すのではないかという答えには辿り着くことはできた
このあと…
下2
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/06(水) 18:23:39.13 ID:kg6+Tw0C0
kskst
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/06(水) 18:53:04.30 ID:Y3oaJrZn0
ブルーに高松宮で一着になれば自分に出来る範囲であれば何でもすると伝える
260 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/06(水) 21:40:15.67 ID:A6MFQe1IO
数日後、トレーニングが終わったブルーはトレーナー室へと呼び出されていた
ブルー(ここでやる気なの?)
自分を呼び出した理由はいつも通りママをやれということだと思っていたブルー
下着を外しトレーナーが胸を吸いやすいよう準備をして待っていると真剣な表情のトレーナーが部屋に入ってくる
トレーナー「ブルーに話したかったのは高松宮記念のことなんだ」
ブルー「無理ぃ…」
バクシンオーには勝てないと相変わらず言い続け高松宮記念へ向けやる気も低い
261 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/06(水) 21:45:23.46 ID:1WwMK+K7O
予想通りのリアクションが返ってきたトレーナーはブルーに高松宮記念に勝ったらと条件の話をする
トレーナー「一着になったら僕に出来る範囲であれば何でもするよ」
何でも、という言葉にブルーは耳を反応させる。この言葉をブルーに使うのは怖いが仕方なかった
担当のやる気を出させるのがトレーナーの役目でもあるので多少のことは仕方ない
あるトレーナーは担当の勝利の為に高額のゲーム機を褒美にし見事勝ったので自腹をきったという
金がある方ではないトレーナーにとって商品を買うより自分が商品そのものになるしかない
それにブルーも具体的な物品より間違いなく自分を欲しがるだろうとトレーナーは考えていた
このあと…
下2
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/06(水) 21:51:55.89 ID:hCCwXefx0
ksk
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/06(水) 22:07:11.20 ID:ZG29dMH40
本当かと目を輝かせるブルー、それなら頑張ってみると調子を上げる
トレーナーは自分が出来る範囲だと改めて念を押す
264 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/07(木) 20:13:36.82 ID:FCDvBgCTO
ブルー「それなら頑張ってみる!」
トレーナー「僕ができる範囲のことだからね!?」
自分が出来る範囲だと改めて念を押すが目を輝やかせているブルーには届いていない
ブルー(危険日に朝まで出してもらうのは確定かな。トレーナーの子供妊娠してみたいし)
生活の為に海外で走ることを前提としているブルーは妊娠したとしても産むことは考えていない
子を孕むとどういった身体の変化が起こるのかということを試してみたいと思っていたブルー
見ず知らずの男性の子供では嫌だったのでトレーナーなら丁度いいとブルーはやる気に満ちる
265 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/07(木) 20:17:29.17 ID:FCDvBgCTO
トレーナー(絶対にロクでもないこと考えてる顔だ……)
ブルー(孕むの楽しみ)
表情の変化が少ないブルーでもまともなことは考えていないとすぐにわかってしまうトレーナー
かなり大きな代償を支払うことになろうともバクシンオーに勝てればそれでいいと納得しようとする
ブルー(孕む瞬間って気持ち良かったりするのかな)
トレーナー(なにを考えてるのか怖すぎる!!)
冷や汗をかきながらもブルーがやる気を出してくれたことに一応喜ぶトレーナーだった
このあと…
下2
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/07(木) 20:25:06.38 ID:cxyme7vo0
kskst
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/07(木) 20:29:05.38 ID:K6WMELcL0
逃げ切ろうとするサクラバクシンオーを
どうにかこうにか差し切りブルーの勝ち
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/07(木) 21:23:32.21 ID:WD9cSrgC0
トレーナーの元にヒシアマゾンが来る、ヒシアマはママの件は断って悪かったねと謝りつつ話を聞いて欲しいと言う
最近ウチのトレ公の様子がおかしい、ヒシアマトレだけじゃなく一部のトレーナー達も少し余所余所しいというか変だと言う。
トレーナーはそういえば最近学園を辞めるトレーナー、ウマ娘が増えているのに気付く、ヒシアマがあくまで噂だがルドトレが学園のトレーナー、ウマ娘を競バに引き抜きしてるのでは?と流れているのを伝える
269 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/08(金) 16:27:12.41 ID:UvGm0GIdO
ブルーの要求がどんなものになるのかと恐怖するトレーナーの元にヒシアマゾンがやって来る
ヒシアマ「あの件は断って悪かったね。ところで主任として話を聞いてもらえるかい?」
最近自分のトレーナーの様子がおかしいとヒシアマゾンはトレーナーに相談にやってきた
トレーナーはその話を聞き思い当たる節がありヒシアマトレだけじゃなく一部のトレーナー達もおかしいのだという
トレーナー「最近学園を辞めるトレーナーとその担当のウマ娘が増えているんだ」
学園を去るウマ娘は悲しいが一定数存在するもののトレーナーまで辞めるパターンは珍しい
それに新年度を前にここを辞めていくということは学園から離れたい理由があるのだとトレーナーは考えていた
270 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/08(金) 16:33:19.78 ID:fiOrUSihO
ヒシアマゾン「あくまで噂なんだけどルドトレが絡んでるって話しだよ」
ルドトレは中央のトレーナーとウマ娘を引き抜いているのではないかという噂があるという
彼はいま北海道に居ることは分かっているがそれ以上に有力な情報は得られていない
ただの噂だと気にする必要がないと思いきやトレーナーはその可能性があると考える
トレーナー(ルドトレはこちらより早くバ券のシステムを使おうとしているのかもしれない)
中央はライブの有料化を告げたあと頃合いを見てレースにバ券のシステムを組み込む予定でいる
それを知ったルドトレが先手を打ってきたと考えれば話に矛盾はない
トレーナー(学園を辞めていったウマ娘たちの共通点はお金に困っていたことだ)
バ券ならばレースを走るウマ娘にも収入があることはばんえいウマ娘からの情報でわかっている
ルドトレは金銭に困っているウマ娘とそのトレーナーを狙って引き抜いていると推測できる
271 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/08(金) 16:39:42.23 ID:cT5Zmxf0O
ライブの有料化やバ券の話は中央の一部の人間しか知らない。それをルドトレが知っていたということは内通者がいることになる
トレーナー(もしかするとヒシアマトレもそうなのかもしれない)
ルドトレの性格を考えれば内通者は一人だけと思えずこちらの情報は常に向こうにも伝わっていると考えられる
トレーナー(向こうに先手を打たれるとよくない。バ券のことは前倒しにするしかないのかもしれない)
中央より早くバ券のシステムを導入することで優位に立ち最悪はこちらがバ券のシステムを使えない可能性もある
それだけは阻止しなければとトレーナーは樫本理事長に相談に行く
このあと…
下2
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/08(金) 17:06:04.71 ID:jicpEM500
kskst
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/08(金) 17:33:36.67 ID:EYYpu+kF0
理事長室には前理事長が亡くなってからショックで休業していたたづなさんが久しぶりに来ていた。
トレーナーは二人にバ券の事を話す。
たづなは「ウマ娘…というより『未成年』を賭け対象にするのは許可降りるのか?」と心配
274 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/08(金) 21:54:07.55 ID:M8tSpkX00
理事長室にはたづなさんも居たが二人に聞いて欲しいとトレーナーはバ券の事を話す
樫本理事長はトレーナーが心配している点に同意しルドトレより先にバ券を導入したいと話す
たづな「ウマ娘どうこうというより未成年を賭け対象にするのは許されるんですか?」
ばんえいレースではバ券が認められているので大丈夫なはずだとトレーナーはいう
樫本理事長も問題ないはずという認識だがたづなはばんえいレースとは事情が違うのではと話す
たづな「ばんえいの方には飛び級のウマ娘はいませんがこちらには実質初等部のウマ娘がいるんです」
ばんえいレースはメジャーなものではなくトレセン学園のような大きな組織と団体もない
なので飛び級が認められている中央とは違いばんえいレースは高等部以上のばんえいウマ娘しか参加していない
275 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/08(金) 22:01:55.18 ID:M8tSpkX00
たづな「ばんえいレースでのギャンブルが認められたのは地方であるという点が大きいかもしれません」
ばんえいレースの本場でも北海道の都市部から離れた田舎であり他のばんえいレース場も全て地方
大人数が賭けることを前提としていないのでばんえいレースの方はバ券が通ったのではないかとたづなは推測する
なので同じウマ娘を使ったレースでもこちらの方は許可がおりないのではとたづなは心配している
そんなはずないと話すトレーナーだが樫本理事長は確かにそうかもしれないと肯定する
樫本理事長「こちらの許可はおりなくともばんえいレースを基盤としている向こうは違います」
ばんえいレースがメインでその隙間に普通のウマ娘のレースを行う。これならばんえいレースの延長として簡単に許可が出る
トレセン学園がバ券のシステムを導入することは不可能に近いのかもしれないと樫本理事長は答えを出す
276 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/08(金) 22:07:00.41 ID:M8tSpkX00
トレーナー「バ券を導入しても地方なら稼げませんよね?」
ウマ娘への配当を考えると親元の儲けは少ない。そんなセコイ商売をルドトレはしないはずとトレーナー
しかしたづなはルドトレはバ券で儲ける気はないと断言する
たづな「秋川理事長がやっていたことなら大金を稼げます」
秋川理事長はウマ娘を金持ちに売り払っていた。秋川理事長にとってレースは売りたいウマ娘のショーケースだった
ルドトレは金に困っているウマ娘を集めているので彼女らは喜んで売られていくので秋川理事長よりたちが悪いとたづなは話す
このあと…
下2
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/08(金) 22:16:10.70 ID:0q6UQi300
kskst
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/08(金) 22:40:31.48 ID:+ZdHAjUc0
トレーナーが何とかレース業界の人達を説得してみせると二人に言う。
りこちゃんがメジロ家やサトノなどの力は借りれないかと提案
279 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/09(土) 20:38:27.22 ID:nj8+0KM2O
トレーナー「なんとかレース業界の人達を説得してみます」
樫本理事長「私はメジロやサトノの力を借りれないか掛け合ってみます」
トレセン学園でのバ券の許可がおりないのは仕方ないこと。ならばせめてルドトレ側を阻止しなくてはならない
たとえ阻止できたとしてもこちらには得はない負け戦であるが放置しておくわけにはいかない
たづな(ルドトレさんの狙いはこれですね)
動く時は常に先手でこちらは守りに入るしかなくルドトレはこちらが疲弊することを待っている
ライブの有料化ではまだ中央が優位に立てているがこちらの動きが遅ければすぐにルドトレに足元を掬われるだろう
280 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/09(土) 20:52:20.16 ID:BphFucxfO
トレーナーはヒシアマゾンの話からルドトレに辿り着いたがそれよりも先に彼の企みを知っているウマ娘がいた
ディープ(ばんえいのバ券をウマ娘でもやるってか。それだけじゃ儲けは出ねぇよな)
ディープはばんえいウマ娘の知り合いも多く北海道でルドトレが動いていることを知っていた
そしてルドトレの狙いが秋川理事長と同じウマ娘の売買であろうと予測はついていた
ディープ(悪くねぇシステムなんだよな)
金に困っているウマ娘が自分の意思で売られることはディープは悪だと全く思っていない
秋川理事長のように客が気に入ったウマ娘を問答無用で売り払うのは気に食わないがウマ娘が望めば話は違う
自分がやっている売春となにも変わらないとディープは考えておりルドトレがやろうとしていることに魅力を感じていた
281 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/09(土) 21:06:52.30 ID:CEYuZm6NO
ディープ(ルドトレって奴を消せば全部俺の物になるな)
ディープはルドトレの企みを止めるのではなく彼にシステムを構築させそれを奪おうと考えた
人の殺し方と死体の処理方法を熟知しているディープならルドトレを消すことは容易い
トレセン学園を卒業したあとブルーはレースで稼ぐことを前提としているがディープは違った
ディープ(金のなる木の種を見つけたってとこだな)
中央に来たのは自分の将来の為であり走ることの次に金のことをディープは考えていた
手元に大金はあるがその金で一生を過ごすことはできないので自分で金を生み出すしかない
トレーナーと樫本理事長が先頭に立ち何人もの人間が彼を止めようとしている中、ディープだけがルドトレを利用しようとしていた
このあと…
下2
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/09(土) 21:17:24.15 ID:S5jcMIL90
kskst
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/09(土) 22:45:22.10 ID:hXYWqeyd0
メジロ定例会議にお邪魔するりこちゃんとトレーナー
メジロトレーナーのリーダー格である、ラモトレが今は大事な報告会だ理事長と主任でも邪魔は許さない用なら後にしろと追い出そうとするが
メジロ家とメジロトレーナーが集まっている今しか話せないと言う、メジロの力を貸して欲しいとバ券の件などを話す
284 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/10(日) 15:59:12.97 ID:C8n1DjunO
樫本理事長「理事長の樫本理子ですあなた方に話したいことがあります」
樫本理事長とトレーナーはメジロの定例会にやってきていた。メジロトレーナーのリーダー格であるラモトレは二人を見ても興味を示さない
ラモトレ「メジロにとって大事な定例会の邪魔は許しません」
相手が理事長と主任であってもメジロには関係ないとラモトレは二人と会話をしようとすらしない
二人を無視し会議を続けようとするラモトレを樫本理事長が無理矢理に阻止する
樫本理事長「メジロのトレーナーが集まっている今しか話せないことなんです」
トレーナー「どうかメジロの力を貸して欲しいんです」
学園の危機が迫っているとルドトレとバ券のことをトレーナーは全て話す
285 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/10(日) 16:05:09.48 ID:cFHRZ8W8O
話を聞き終えたラモトレはだからどうしたのだと表情を変えず二人に返事をする
ラモトレ「中央が無くなるのはそちらの都合。メジロには関係がありません」
樫本理事長「彼女達の走る場所が無くなるかもしれないのです」
ラモトレ「それはあり得ません」
ルドトレの策略により中央が無くなったとしてもメジロ家には一切関係ないことだとラモトレは言い切る
ラモトレ「中央が機能しなくなれば我々が新しい団体を立ち上げます。メジロ家ならばそれが可能です」
トレーナー「学園に通うウマ娘達を全員引き取るというのですか?」
ラモトレ「優秀なウマ娘はメジロのライバルとして必要です」
今の中央のような巨大な組織ではなく優秀なウマ娘だけを集めた新しいトレセンを作る
メジロ家にとってトレセン学園は必須ではなく無ければ新しいものを作るというスタンスらしい
286 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/10(日) 16:16:11.71 ID:iLxggus4O
ラモトレ「あなた方への協力は一切行いませんので」
これで会話は終わりだとラモトレは完全に二人から興味を無くし定例会の話を始める
トレーナー(メジロの財力なら中央を作ることができるんだ)
メジロのことを侮っていたわけではないが改めてその大きさをトレーナーは理解する
メジロ家がトレセン学園にメジロのウマ娘を預けているのは信頼しているからではなく便利だからであって他に理由はない
トレセン学園が無ければ新しいものを作るというメジロ家にトレーナーは何も言い返せなかった
このあと…
下2
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/10(日) 16:52:27.39 ID:9ZoL2iwp0
kskst
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/10(日) 17:49:44.43 ID:8wiv7J0P0
イヤイヤ参加していたゴルトレが腐る程財産があるのだから助けてやったらいいじゃないかとトレーナー達に助け舟を出した。
289 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/10(日) 22:22:31.46 ID:hKmUtJFv0
ゴルトレ「助けてやったらいいじゃない。どうせ腐るほど金はあるんでしょ?」
イヤイヤメジロの定例会に参加していたゴルトレがトレーナー達に助け舟を出す
ゴルトレの言葉を皮切りに他のメジロのトレーナー達も学園を助けてはどうかと意見を出す
ラモトレ「黙りなさい」
しかしラモトレの一言で他のトレーナーは意見を出せなくなり場は凍りついてしまう
ラモトレ「メジロは中央を助けることは一切ありません」
改めてメジロはトレセン学園に助け舟を出すことはないと断言する
290 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/10(日) 22:29:21.77 ID:hKmUtJFv0
樫本理事長「仕方ありません…」
そう言うと理事長は突然上着を脱ぎ出したのでトレーナーは慌ててスーツを受け取る
まさか色仕掛けでもするのかとトレーナーやメジロのトレーナー達も動揺しているがラモトレは涼しい顔のまま
シャツとズボン姿になった樫本理事長はラモトレ達に向けこれから自分がすることを宣言する
樫本理事長「皆さんの前で前転をします」
一体コイツはなにを言ってるのかとその場にいる全員がポカンとした表情になるが樫本理事長はそんなことは気にせず前転の体勢をとる
樫本理事長「いきます!」
静寂の中で行われた樫本理事長の前転は見事に成功した
このあと…
下2
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/10(日) 22:33:17.45 ID:9ZoL2iwp0
kskst
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/10(日) 23:00:53.74 ID:Rp8NHAsK0
しかし前転で首や手首や尻を痛めたりこちゃん、ラモトレは理事長が異常な程運動音痴なのは知ってるがだから何だと一蹴
ライアントレがそもそもメジロが協力するかどうかはラモトレが決める事ではないのでは?最終決断はメジロのトップである『おばあさま』でないか?と切り出す
ゴルトレがそこの筋肉の言う通りだ、お前一トレーナーに過ぎないと続く
293 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/10(日) 23:31:52.94 ID:hKmUtJFv0
樫本理事長「ううううう」
トレーナー「理事長!」
前転には成功したものの首や手首や肋骨や腰や背中や尻や脚や足首や膝を樫本理事長は痛めてしまった
トレーナーはそんな彼女を見て介抱を始め、ラモトレは理事長が異常な運動音痴なのは知ってるがそれがどうしたのだと一蹴する
ライアントレ「そもそもメジロが協力するかどうかはラモトレさんが決める事じゃないはずだ」
最終判断はメジロのトップであるおばあさまないかとライアントレは切り出しゴルトレがそれに同意する
ゴルトレ「お前もただのメジロのトレーナーだろ?」
おばあさまに近いという点は他のメジロトレーナーとは違うがラモトレはあくまでまとめ役である
自分達が持っている力に優劣は無いはずだとゴルトレは指摘する
294 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/10(日) 23:37:31.71 ID:hKmUtJFv0
ラモトレ「私に逆らったらどうなるかわかってるの?」
ゴルトレ「なによそれつまんないわね」
脅し文句にしては三流だとゴルトレは呆れてしまいライアントレは突然席から立ち上がる
ライアントレ「ぬうぅあっ!!」
上着とシャツを脱ぎ捨てたライアントレは上半身の筋肉を露わにしたと思ったら何事も無かったかのように座る
ラモトレ「だから……」
ライアントレ「ふぅん!!」
ラモトレが喋ろうとする度にライアントレは立ち上がり筋肉を見せる。言葉は一切使わないが筋肉がラモトレの抑止力となる
このあと…
下2
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/10(日) 23:53:05.27 ID:v/z9zgx5o
kskst
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/11(月) 00:26:21.14 ID:YPFNdtaX0
ライアントレの威圧に負け、おばあさまに相談を持ち掛けてみると折れるラモトレ
297 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/11(月) 18:09:43.32 ID:c3SxwRDWO
ラモトレ「わかりました……」
ライアントレの筋肉圧に負けたラモトレは今回のことをおばあさまに相談すると約束する
おばあさまの返答待ちになるが悪い答えは返ってこないはずだという自信がトレーナーにはあった
樫本理事長「ううううう」
トレーナー「すぐに医務室に連れて行きます理事長!」
全身を捻挫した樫本理事長は自力で歩けずトレーナーを頼るしかない。医務室までトレーナーは彼女を背負おうとしたが樫本理事長が痛がってしまう
仕方なく樫本理事長を抱き抱えメジロ家のトレーナー達に頭を下げたあとトレーナーは医務室へと向かった
298 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/11(月) 18:14:53.40 ID:6ykzaEbvO
樫本理事長「もっとゆっくりお願いします……」
トレーナー「すいません気を付けます」
階段や僅かな段差の衝撃でも身体が痛むようで樫本理事長はその度にトレーナーにしがみつく
なぜあの場で急に前転をし出したのかを聞きたいのだがとてもそれどころではない
樫本理事長「や…優しく……」
トレーナー「もう少しゆっくり行きますね」
樫本理事長を抱き抱えながら学園内をゆっくり歩くトレーナー。その見た目が衝撃的なことになっていると二人は気付くはずもない
こうして運ばなければ彼女が痛がるなど周りで見ている人物は誰も思わず、ただ樫本理事長とトレーナーが「仲良く」しているようにしか見えない
このあと…
下2
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/11(月) 18:57:21.35 ID:h4sLlzmho
kskst
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/11(月) 19:32:21.85 ID:A/9oIU3a0
医療室で何故前転をしたのかを理事長に聞く
301 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/11(月) 20:03:25.89 ID:OzJ9lE7z0
トレーナー「どうして前転なんかしたんですか?」
樫本理事長を無事に医療室に運び込んだあと何故あんなことをしたのかをトレーナーは聞く
樫本理事長「私の覚悟を知ってもらおうと思ったんです」
彼女は前転ができるようになるまで打撲や捻挫を繰り返しやっとのことで前転を会得した
できるようになったと言ってもまだ完璧なものではなく今回のように怪我を負ってしまう
それでも前転を披露したのは覚悟を持って学園の運営を行っていることをラモトレに知って欲しかったのだという
前転という方法がおかしく見えただけで彼女はあの場で至って真剣だった
302 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/11(月) 20:24:30.22 ID:OzJ9lE7z0
樫本理事長の前転はラモトレを動揺させその隙にライアントレが筋肉を準備することができた
結果を見れば彼女の前転はファインプレーであり怪我をしてでもやる価値はあった
しかし自分の身体を大事にしなければいけないとトレーナーは樫本理事長にその旨を伝える
樫本理事長「次からは注意します」
自分のことを気にかけてくれるのは嬉しいが他人を構いすぎるのはやめた方がいいと逆にトレーナーを注意する
樫本理事長「その性格は直す必要があると思います」
優しすぎる性格がトレーナーの疲労であったり男女間のいざこざになっていると彼女は指摘する
このあと…
下2
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/11(月) 20:27:15.13 ID:bcNjutWi0
kskst
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/11(月) 21:23:57.30 ID:YPFNdtaX0
トレーナーは自分は誰にでも優しいつもりはないが、言われてみればそうなのかも知れないと思う
305 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/11(月) 23:19:17.23 ID:VbvVfRBg0
トレーナー(誰にでも優しいつもりなんて無いけど言われてみればそうかもしれない)
樫本理事長の指摘に思う所があるとトレーナーは自らの行動を思い返していた
自分を頼ってくれる存在を無下にすることはできずついつい構ってしまう。トレーナーはそんなことをずっと繰り返している
ルドトレのようにハッキリ敵だと判れば拒絶することができるもののそうでなければ難しい
トレーナー(このままじゃいけない)
ルドトレ側の人間やウマ娘がこちらの味方を装ってきた場合、今のままではアッサリやられてしまう
非情になる必要はないが誰でも彼でも相手をするのはやめるべきだと気付くことができた
306 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/11(月) 23:31:58.44 ID:VbvVfRBg0
ルドトレ(今頃中央の連中は焦ってるはずだ。攻めるならここか?)
一方でルドトレは着々と準備を進めており体勢を整えていた。今回中央に自分の噂を流したのも彼の策
バ券のことで中央を焦らせ判断を鈍らせその隙にこちらは確実に一歩ずつ前に進む
中央からトレーナーとウマ娘も少しずつこちらに加わっておりルドトレは仕掛ける時期を待っていた
ルドトレ(まだ様子見かどうか迷うな。クソ、こんな時にルドルフがいれば便利だというのに)
悪巧みは得意だがここぞという決断に絶対の自信が無いルドトレ。ルドルフなら逆にそういったことは得意であることはよく知っていた
彼女を手放したのは痛かったが自分だけでどうにかすべきだとルドトレは次の一手を考える
ルドトレの策は…
1 優しさにつけ込む
2 社会的地位を奪いにいく
3 周りから攻める
4 泳がせたままにする
5 読み通りに動くのを待つ
6 ブルーを味方につける
307 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/11(月) 23:32:28.63 ID:VbvVfRBg0
下3で
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/11(月) 23:33:50.79 ID:E2EULMot0
1
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/11(月) 23:38:31.15 ID:KMyqfvic0
6
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/11(月) 23:42:12.53 ID:zcFEG4aR0
5
311 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/12(火) 00:06:53.68 ID:Yha4qxYX0
安価把握
また明日
312 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/12(火) 21:10:36.65 ID:4bYnidPrO
ルドトレ(ここは待つのが吉だと思っておくか)
中央には自分側についているトレーナーがまだ存在しており情報はいつでも入ってくる
今のところは自分の想像通り動いているが全てがうまくいっているわけではない
下手に動いてしまえば隙を晒してしまう可能性があるとルドトレは待つ姿勢を取った
ルドトレ(最後に笑うのは俺だけだ)
歪んでしまった彼はもう二度とまともな道に戻る気は一つも無い
313 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/12(火) 21:17:17.19 ID:IMLG+CwQO
ルドトレのことも大事だがレースのことも大切でありそれがトレーナーの本業である
代償が怖いがブルーがやる気になったことでトレーニングと調整はうまく進んでいた
バクシンオーが相手でもブルーは絶対に勝つと意気込んでいるが他のウマ娘からすれば無謀でしかなかった
モブ「バクシンオーに勝てるはずないのに」
バクシンオーが出るレースでは二着が本来の一着だといわれるくらい短距離レースで圧倒している
そんな彼女相手に本気になるブルーの方がおかしいと周りの目は冷ややかだった
このあと…
下2
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/12(火) 21:24:48.43 ID:x1ikEIFm0
kskst
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/12(火) 22:33:46.43 ID:YH4MuXeV0
ブルーは高松宮の最終調整に入る
316 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/14(木) 16:03:06.10 ID:D6nPTg+FO
それからブルーはやる気を保ったままトレーニングを続け高松宮記念を目前に控えていた
質の高いトレーニングを積んだといっても相手はバクシンオーであり勝ち筋は見えてこない
しかしブルーは絶対に負けないとレースに向けこの日は最終調整に入っていた
ディープ「今日は走んねぇのか?」
ブルー「調整だから軽くしか走らない」
ディープ「調整なんかいらねぇっての」
常在戦場だったディープにとって調整は意味のないものだと断言するがブルーは必要だと珍しく彼女に反論する
ディープは一瞬ブルーを睨むもののトレーナーがそう言っているからだと理解しため息をつく
ディープ「トレーナーが言ってんなら仕方ねぇな」
好き勝手に走りトレーニングという言葉からも遠かったディープだがトレーナーの指示に従っていると明らかに走りが良くなっていた
トレーナーに分からされているディープだがそれとは別に彼を信頼できる存在だとも感じていた
317 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/14(木) 16:08:10.96 ID:D6nPTg+FO
ブルー「なに考えてるの?」
ディープ「わかるか?」
雑談をしていた二人だったがブルーは最近ディープの行動が変だと感じていたと話す
変なのはディープだけでなくトレーナーもそうでママを求められることが少なくなっていた
トレーナーもディープも同じことについて考えていたが二人のやっていることはまるで違った
ディープはルドトレの周りにいる用心棒の情報を得ており条件さえ揃えばいつでも彼を消せる
トレーナーはルドトレがバ券の許可を得られないよう裏で手を回している最中である
ブルーに頼っていないのはレースが近いからでエアグルーヴとプルメリアがトレーナーのママを全うしていた
318 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/14(木) 16:11:56.71 ID:D6nPTg+FO
ディープ「イイ話があるってことだけは伝えとくからな」
ブルー「わかった」
ディープは簡単に詐欺に引っかかるようなウマ娘ではないことをブルーはもちろん知っている
むしろ詐欺にかけるのがディープであり昔に見た悪い顔になっているとブルーは気付く
ブルー(トレーナーが悲しまないことなら私もやる)
売春と殺しはトレーナーが悲しむから絶対にやらないと決めているがそれ以外ならいいはずとブルー
レースが終わってからじっくり話を聞かせて欲しいといいながらブルーは調整を終わらせる
このあと…
下2
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/14(木) 16:44:35.21 ID:BSmExgaV0
kskst
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/14(木) 17:18:15.80 ID:NAlo2oh/0
トレーナーの元にトレーナーと同期である、ターボトレが来るターボトレは最近そっちのネイチャやタンホイザがサポートしに来てくれて助かってると話す。
彼はテイオーの引退ライブ中に放送機材をジャックしてステージの大モニターにツインターボの走るオールカマーの中継を映し出し引退を阻止したという伝説を持っている、トレーナーはまともそうに見えて実はヤバイ奴である彼が若干苦手だった
321 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/14(木) 20:18:43.63 ID:QVaoMKWh0
タボトレ「やあやあトレーナー君ありがとうね」
トレーナー「いきなりなんですか…?」
タボトレ「ネイチャとタンホイザのことだよ〜」
トレーナーの元にトレーナーと同期であるタボトレがやってくる。どうやら彼はネイチャとタンホイザがサポートしてくれていることの感謝を伝えにきたようだった
中性的な顔つきで身長はそこまで高くないタボトレがトレーナーにとって苦手な人物の一人である
見た目はただのトレーナーにしか見えないが彼は数々の伝説という名の狂った行動をいつくも起こしている
最も有名なのはテイオーの引退ライブ中に放送機材をジャックしツインターボの走るオールカマーの中継を映し出し引退を阻止した伝説だろう
トレーナー(相変わらずなにを考えてるかわからない)
まともそうに見えて実はヤバイ存在が一番怖いとトレーナーは最大限に警戒している
322 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/14(木) 20:27:55.57 ID:QVaoMKWh0
タボトレ「お礼ついでにこれも言っておこうかな。高松宮記念ではイダテンと対決になるけど宜しくね」
タボトレの担当で短距離を走れるウマ娘は誰だったかを考えているトレーナー
考え終わるより先にタボトレは高松宮記念で走るのはツインターボだと普通に話し始める
トレーナー「ターボは短距離を走れるの?」
タボトレ「ぶっつけ本番だけど大丈夫大丈夫」
マイルでも短距離でも大逃げのやることは変わらないからとタボトレは自信満々に話す
トレーナー(レースを掻き乱されたら作戦が使えない!)
普通なら無謀でしかないが彼なら何かしでかすのではないかとトレーナーは不安でしかなかった
このあと…
下2
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/14(木) 20:30:45.61 ID:oCi5Xo0Po
kskst
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/14(木) 20:40:45.63 ID:Fg6Ygcbz0
「もしもターボが逃げるなら
彼女を差し切っちゃえばいい」
とブルーに教えるトレーナー
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/14(木) 20:57:42.88 ID:fPh2TqZI0
ターボは短距離適正はほぼないに近しいのにウマレーターで適正を上げているのだろうか?
と考えるトレーナー
326 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/16(土) 21:27:27.02 ID:BwfuNJA5O
ターボは短距離適正はほぼないといえるのに高松宮記念に出るということはウマレーターで適正を上げたのだろうか
そう考えていたトレーナーだったがプロジェクトL'Arcに参加していないターボはウマレーターを使えない
まさか忍び込んでターボに使わせたのだろうか、それとも他に方法があったのか
トレーナー(彼のすることは想像できない)
奇人と言い切ってもいいほどタボトレの行動は読めずだからこそトレーナーは彼を苦手としていた
「閃き」に頼るトレーナーが言えたことではないがタボトレに道理を求めることは間違っている
327 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/16(土) 21:31:37.12 ID:BwfuNJA5O
ターボ「もうすぐ高松宮記念だーーー!」
タボトレ「テンション高めなのは素晴らしいね〜」
タボトレは高松宮記念に向けてターボの調整ではなくこの日もトレーニングを行っていた
レース間近だというのに調整をしないのはセオリーから外れるがタボトレは常識の外にいる
イクノ「本当に大丈夫なんですか?」
ターボは短距離の得ておらず無謀だと話すイクノディクタスにタボトレは心配いらないと親指を立てる
タボトレ「高松宮記念は楽しいレースになること間違いない!」
まるで子供のように明るい笑顔をみせるタボトレをイクノは黙って見ていた
このあと…
下2
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/16(土) 21:44:50.47 ID:JfW2Lc9H0
kskst
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/16(土) 22:25:52.47 ID:AOVbZN190
高松宮記念当日、誰もがバクシンオーが勝つと思われていたが
大激戦でハナの差でブルーが何と一着を取り勝利を収めることが出来た。バクシンが二着でターボが何と三着という結果に
330 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/16(土) 23:31:24.84 ID:xPCLVkbp0
そして高松宮記念当日。誰もがバクシンオーが勝つと思われていたがレースの展開は誰も予想できないものとなった
レースが始まるといつものようにバクシンオーが飛び出しそのまま一着でゴールするのがいつもの彼女の走り
今日もまたバクシンオーの独壇場かと思いきや彼女の後ろにピッタリとターボがついていた
ターボ「ターボエンジン全開だーーー!」
短距離の適正もなくターボの無謀な逃げだとレース場にいる誰もがそう思っていた
タボトレ「よーしいいぞターボ!」
作戦通りだとタボトレはこの場で唯一笑みを浮かべターボの走りを応援していた
331 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/16(土) 23:37:10.24 ID:xPCLVkbp0
ブルー(なんでどうして!?)
レースの展開に焦ったブルーは予定よりも早く仕掛けるしかなくなっていた。その焦りの原因はターボの走り
ターボ「うおおおおおーーー!」
いつもならとっくに逆噴射で下位に沈んでいるタイミングにも関わらず彼女は二番手をキープし続けている
バクシンオー「まさか……」
後ろにターボがピッタリついていることを知っているバクシンオーは彼女の企みに気付き嫌悪した
バクシンオー「レースを舐めるな!!」
怒りを力に変えた彼女は更に加速する
ブルー「そこだ!」
しかしターボに気を取られた一瞬の隙を突かれバクシンオーはブルーに差されてしまう
332 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/16(土) 23:41:58.38 ID:xPCLVkbp0
ブルー「ここしかない!」
バクシンオー「ぐうっ!」
斜行ギリギリの走りでバクシンオーの前に立つブルー。前を塞がれてしまったバクシンオーは外に出ようと体勢を整える
ターボ「ぬあぁぁぁぁーーー!!」
バクシンオー「!!」
自分の真後ろにターボがいることにより外に出てしまえば彼女に二着を譲る可能性が高い
ゴールまでの距離を考えると外に出ることは愚策でしかなくバクシンオーは二着を受け入れるしかなかった
333 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/16(土) 23:49:22.18 ID:xPCLVkbp0
タボトレ「やったやった!自己ベスト!」
三着だったとは思えない喜び方のタボトレ。実は彼らは今回のレースで勝つ気は一つも無かったのだ
バクシンオーのスピードはターボの逃げるスピードと似ていることを知ったタボトレはそれを利用しようと考えた
しかし動画を何度見てもバクシンオーの速さの再現ができず困った結果、今回の作戦を思いついた
タボトレは最初から高松宮記念で勝つつもりは一つもなくターボに指示したのはバクシンオーの後ろで走り続けることだけ
勝ちを捨てるなどトレーナーとして考えられない行動だがこの作戦は大成功で終える
ターボ「ぜえ…ぜえ……なんか…わかった気がする……」
タボトレ「バクシンオーの後ろで走り続ける作戦は大成功!」
このレースでコツを掴んだターボは逃げを超えた大逃げを取得し侮れない存在となった
バクシンオー「許せない……」
だが勝負を捨てレースに臨んだ代償としてバクシンオーの怒りを買うこととなってしまった
このあと…
下2
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/16(土) 23:53:17.45 ID:UdURPuzC0
kskst
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/17(日) 00:37:45.00 ID:oGdMi6q90
そんなバクシンオーやタボトレを見てトレーナーは複雑な気持ちに
タボトレがトレーナーとして邪道な行為をし許せないバクシンオーの気持ちも分かる
でも今は一着になったブルーを祝おう、理事長にもあまり他人を気遣い過ぎるなと言われた彼らの問題は自分達で解決して貰おうと悟るトレーナー
336 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/17(日) 16:11:09.00 ID:cvkOosD2O
三着とは思えない喜びを爆発させているタボトレと彼らを歯軋りしながら睨み付けているバクシンオー
そんな二人を見てトレーナーは複雑な気持ちを抱く。タボトレが邪道な行為をしたことも許せないしレースを侮辱したというバクシンオーの怒りもわかる
トレーナー(気にかけるのはブルーのことだけだ)
タボトレ達のことは気になるが今は一着になったブルーを祝うべきだと気持ちを切り替える
樫本理事長にもあまり他人を気遣い過ぎるなと言われているからとトレーナーは前を向く
トレーナー(勝ったのはブルーなんだ)
あのバクシンオーから勝利を得たことは大きいとブルーの待つ控え室にトレーナーは笑顔で歩いていく
ブルーの様子…
1 バクシンオーに勝てたと喜ぶ
2 ご褒美の話しをする
3 実力で勝てていないと落ち込む
4 疲労困憊で立てず
5 自由安価
下3
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/17(日) 16:25:13.71 ID:E/v1Jp+po
3+ご褒美はこんな形では受ける資格がないとブルー
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/17(日) 16:47:14.36 ID:rOZfRZkK0
4
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/03/17(日) 16:58:10.86 ID:hDu0IWK20
1
340 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2024/03/17(日) 17:11:03.45 ID:1niGKXTXO
ブルー「トレーナー!!」
トレーナーが控え室に入ってきたの見るとブルーはすぐさま彼に抱き着き勝利を喜ぶ
ご褒美の為とはいえまさか本当に勝てるとはとブルーの喜びは大きなものとなっていた
トレーナー「僕は勝てるって信じてたよ」
ブルー「嬉しい!ありがとうトレーナー!」
今回の勝利はターボによる要因が大きかったのだがあえてそれを言う必要はないとトレーナーは話さなかった
ブルーはバクシンオーの隙をうまく突けたと思っておりその隙がターボのせいで生まれたものとは考えていない
やはりトレーナーは凄いのだとブルーは喜びを全身で表現していた
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