【二次創作(?)】アルティメット寿司ダンジョン【安価】

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80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/21(日) 21:39:51.61 ID:7Mz3Uv/w0
連戦仕様前提みたいなカードもちらほら出てきてて面白いね
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/23(火) 20:27:53.02 ID:LBVzkXj20
魔導士「『子羊』か…」

宝石獣「このカード……魔導士の動きを直接変えることはないけど、ローグのプレイングに大きく影響するかも」

ローグ(オレにはもともと安定行動があった……HP3、4と7のときに『防御』し、HP5、6と8以上のときに『溜め』をするという動きだ……これだけで10ターン稼げる)

魔導士(もしアイツが徹底して安定行動してきたらボクの勝ち筋は『犬』のドローしかない……)

魔導士(逆に言えば、相手が攻撃してこないならボクは安心して『溜め』をしてドローカードに賭けれる)

ローグ(オレはそんな『犬』の勝ち筋すら潰すために安定行動を解き『溜め』に『投げナイフ』、『防御』に『溜め』を合わせる動きもできたんだが……)

魔導士(そして相手がHP4以下でも『溜め』をしてくるなら、ボクも『ファイナル・ホープ』を通せる隙もできたけど……)

ローグ(『子羊』を引かれた以上、ここから『犬』を『強奪』するには『溜め』6回『強奪』2回の計8ターン必用、その間に最低2枚はドローされる)

ローグ(ドローを重く見てリスクを冒してでも『溜め』をするのに、2枚もドローされてるんじゃ意味がない……もはやオレの安定行動は確実)

魔導士(そうなったらボクは『溜め』に『投げナイフ』を合わせられるリスクだけを一方的に背負うことになる……)

魔導士(引けば勝ちのカードを祈るなら『防御』連打もアリだけど……これじゃあ安定行動なのかギャンブルなのかわからないよ……)

宝石獣「結果的に『子羊』は、『犬』のドローを度外視したら魔導士の不利に働いたと言えるね」

宝石獣「ここからは『投げナイフ』を読みながらのドローゲーだ!」

宝石獣「ターン数が多くなるから、動きがあるまで飛ばそう!」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/23(火) 20:28:49.95 ID:LBVzkXj20
ターン[4]


ローグの『ダークネスはんぺん』!ローグのHPを[1]回復する!


魔導士『溜め』


ローグ『溜め』


魔導士のエナジーが[1]増える!

ローグのエナジーが[1]増える!


魔導士

HP:[5]

エナジー:[4]

状態異常:犬カウント2


ローグ

HP:[9]

エナジー:[3]

状態異常:はんぺんカウント4
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/23(火) 20:30:19.54 ID:LBVzkXj20
宝石獣「ここまでの動きはこう!」

  魔導士 ローグ

2『溜め』 『防御』
3『溜め』 『溜め』
4『溜め』 『溜め』

宝石獣「魔導士が三連『溜め』を通した!」

ローグ「へえ……アンタ意外と度胸あるなあ」

魔導士「キミは案外お固いヤツだね」

ローグ「『ダークネスはんぺん』がカッチカチだからな……それにオレはここまでまったくダメージが入ってないから、ここからも安全に『溜め』ができるんだぜ?」

ローグ「こんなにハイペースでエナジーが溜まれば、10ターン目以降の詰め手段でしかなかった『強奪』が10ターン前にでも使えるんだよ」

魔導士「それは……このドロー次第だ!」

ローグ「いいぜ……その『犬』にお宝を探り当てる鼻があるか……『強奪』する価値があるか見定めてやる」


カード8↓1


カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/23(火) 20:59:25.16 ID:KWudEwK00
カード名:いただきマンモス
コ ス ト:2
パ ワ ー:0
効  果:相手のカードを1枚選んでそのカードの効果だけをこのターンコピー
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/23(火) 21:13:09.35 ID:KjA6VXBVO
マンモス連打に対してローグは何もできないかな
ローグがナイフだったら防御をコピー、次のターンのマンモスで強奪コピーで強奪を奪えば良いから
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/23(火) 23:52:46.67 ID:LBVzkXj20
一つ、謝らなければならないことがあります

アルティメット寿司じゃんけんには、カードの効果はコストが高い方から発動するというルールがあり
今回の場合『いただきマンモス』と『強奪』どちらが先に発動するのかという問題

『闇の剣』の効果でコスト4になっている『いただきマンモス』が先に発動するのか
カードに書かれているコストを参照して『強奪』が先に発動するのか

しかしこれだけで再安価するのは、今試合がドローゲーなのもあってテンポ悪すぎなので
カード自体に複数のコストが書かれているものもあることから、払ったコスト自体を参照することにして
これに伴い、これからはルールやカードの独自解釈もすることにしました

前に再安価にした『対魔法反射障壁』>>49には申し訳ないです
一応『対魔法反射障壁』の処理自体は考えてあったのでいつでも出してください

以上、本当にすみませんでした、以下本編
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/23(火) 23:54:15.62 ID:LBVzkXj20
魔導士「『いただきマンモス』か…!」

宝石獣「これで魔導士は『いただきマンモス』で『強奪』の効果を使って、ローグの『強奪』を奪える!」

宝石獣「ローグがそれに合わせて『投げナイフ』を出してきても、魔導士はそれを見てから『投げナイフ』を奪える」

宝石獣「効果処理フェイズで『投げナイフ』を奪った時点でダメージ計算フェイズのとき『投げナイフ』はセットから外れているから、ダメージは受けない!」

ローグ「それならオレはここで『強奪』を出す、出したらこうなる」


      魔導士               ローグ
5ターン目 5:0『いただきマンモス』『強奪』10:0
6ターン目 5:1『溜め』      『溜め』11:1
7ターン目 5:2『溜め』      『溜め』12:2
ドロー
8ターン目 5:3『溜め』      『溜め』13:3
9ターン目 5:4『溜め』      『強奪』14:0


ローグ「アンタが二回『いただきマンモス』を使うより先にオレは『強奪』を二回使える!そしたら『子羊』と『犬』はいただきマンモス」

ローグ「そうすれば『いただきマンモス』は『子羊』の効果しかコピーできないから『犬』はオレのもんだ!」

魔導士「それならキミの『強奪』を見てから『強奪』を奪えばいいだけだ!」

ローグ「それだとアンタの次のターンのエナジーは0、『投げナイフ』は奪えないぜ」

魔導士「それこそそんなの……読んで『闇の剣』で打ち消せばいいだけだろ?」

ローグ「あるいは……『防御』連打でドローに任せればいいだけか?」

宝石獣「まだまだ続くよ読み合いドローゲーは、ドローまで省略」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/23(火) 23:55:52.16 ID:SH319WF1O
なるほど闇の剣でコスト2倍になってるのか
思ってたよりややこしい
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/23(火) 23:56:08.10 ID:LBVzkXj20
ターン[7]


ローグの『ダークネスはんぺん』!ローグのHPを[1]回復する!


魔導士『溜め』


ローグ『溜め』


魔導士のエナジーが[1]増える!

ローグのエナジーが[1]増える!


魔導士

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:犬カウント2


ローグ

HP:[6]

エナジー:[2]

状態異常:はんぺんカウント7
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/23(火) 23:58:03.24 ID:LBVzkXj20
宝石獣「ここまでの動きはこう!」


      魔導士               ローグ
5ターン目 5:0『いただきマンモス』『強奪』10:0
6ターン目 5:0『闇の剣』     『溜め』5:1
7ターン目 5:1『溜め』      『溜め』6:2
ドロー


宝石獣「5ターン目、魔導士は『いただきマンモス』で『強奪』を奪ったよ」

ローグ「へっ、流石に一回びびって『闇の剣』を出したな?」

魔導士「キミは一回も『投げナイフ』を出さないね」

ローグ「一回しか出せないからな」

魔導士「そしてドロー!」


カード9↓1


カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/24(水) 00:04:10.36 ID:MMyuVnGWO
カード名:炙りイカ
コ ス ト:1
パ ワ ー:2
効  果:20ターン目以降このカードの威力は一撃必殺となる
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/24(水) 01:30:01.53 ID:8S7MkzVZ0
魔導士「『炙りイカ』か…」

魔導士「これでボクは『防御』連打して20ターン目に『炙りイカ』で勝ちだ!」

ローグ「それはどうかな?」

魔導士「ひょ?」

ローグ「『炙りイカ』が一撃必殺になるまでにかかるターンは12ターン」

ローグ「……その間に何枚カードを引く気だ?このよくばりめ……!」

魔導士「えっと8,9,10で一枚で……4枚!……だけど、それが?」

ローグ「それだけあれば、引けるなあ……」

ローグ「引いたら負けのクソカードッッ!!」

魔導士「なんだってーーーっ!!」

魔導士「……いやいや……たしかにアルティメット寿司じゃんけんには理不尽カードも多いけど、4枚で1枚引くほどじゃないだろ」

宝石獣「それはどうかな?」

魔導士「ひょ?」

ローグ「自滅ドローの勝ち筋があるかぎりオレはあきらめないぜーーーーっっっ!!!」

魔導士「いやいや!『ダークネスはんぺん』を20回も発動させてからボクの手札になったらラクラク制覇!それこそキミはダンジョンのみんなに怒られちゃうよ!」

宝石獣「その『ダークネスはんぺん』をドローだけで突破したんだけど……」

魔導士「うっ……」

ローグ「そもそもオレは挑戦者なんだぜ?このダンジョンのことなんか考えると思うか?」

魔導士「でもっ!すごく有利なことには変わらないじゃないか!それにキミもボクに先を越されたくないだろ?」

ローグ「……先を……越す……?」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/24(水) 01:31:58.38 ID:8S7MkzVZ0
魔導士「キミも伝説のカードのためにこのダンジョンに来たんだろ?」

ローグ「……そう…だったぜ……」

ローグ「……でも……だからこそ!ここで負けるわけにはいかないんだ……!」グッ

魔導士「ローグ……?」

ローグ「……いいことを教えてやろう、このダンジョンはこのエリアがラストだ」

魔導士「なんだってーーーっ!!」

ローグ「そもそもオレは最後の相手を倒して制覇だったのに、アンタが来たせいでおあずけになったんだよ」

宝石獣「でも自分から勝負を挑んできたんじゃ……」

ローグ「とにかく!HP214058950238507136890701869が一気に5に減って!『ダークネスはんぺん』で取り返せると思ったら一撃必殺なんて認めねえぜ!」

宝石獣「……今回みたいな試合だったんだね」

ローグ「オレはあきらめない……勝ち筋があるかぎり……!それをはなすつもりはないぜ……!」

魔導士「……わかった、キミはそんな覚悟で挑むつもりだったんだね……」

魔導士「ならボクも、勝ち筋ををつかんではなさない!ひたすら『防御』連打だ!」

魔導士(ボクは恐れていたのかもしれない……キミの言う通りドローすればするほど負け筋になるんじゃないかって……)

魔導士(だからなんとか説得して決着を早めようとしたんだ……でもそんな戦略も届かない運ゲーに挑んでこそアルティメット寿司じゃんけんプレイヤーだ!)

宝石獣「ドローまで省略!」


       魔導士         ローグ
8ターン目  5:1『防御』 『溜め』7:3
9ターン目  5:1『防御』 『溜め』8:4
10ターン目 5:1『防御』 『溜め』9:5


魔導士「そしてドロー!」


カード10↓1


カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/24(水) 02:12:13.31 ID:y5fDqX9Q0
カード名:くろいヘドロ
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:所持プレイヤーが毒タイプだと毎ターン1回復。毒タイプ以外だと毎ターン1ダメージ
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/24(水) 03:22:24.03 ID:8S7MkzVZ0
魔導士「『くろいヘドロ』か……」

魔導士「これは……毒タイプっぽいかの判定しだいか……?」

宝石獣「いや違う!これはっぽい判定じゃなくて実際にプレイヤーが毒タイプかを参照してるぞ!」

ローグ「アンタ……毒魔法とか使えたり……?」

魔導士「嗜む程度には……」

宝石獣「毒タイプのわざを使えても毒タイプとは限らない!タイプ一致で使えないと!」

魔導士「……ボクの主属性は毒じゃない……!『くろいヘドロ』のダメージを受けちゃう……!」

ローグ(じゃあ何属性なんだ…?)

宝石獣「ともかくこれで状況が変わった!『くろいヘドロ』のダメージはターンの始めに入るから魔導士が動けるのはあと4ターンしかない!」

宝石獣「そして4ターンじゃあ『強奪』で『ダークネスはんぺん』を奪うのは無理だから負けだ!」

魔導士「いや、まだだよ」

宝石獣「!」

魔導士「さらに強いカードを引けば勝てる……!」バッ

ローグ「引けるもんなら引いてみろ……!」バッ

宝石獣「省略!」


       魔導士          ローグ
11ターン目 4:1『闇の剣』 『溜め』13:6
12ターン目 3:1『闇の剣』 『溜め』17:7
13ターン目 2:1『闇の剣』 『溜め』21:8


宝石獣(11ターンを超えた……ここから『ダークネスはんぺん』の回復が10倍になって魔導士は『闇の剣』連打……!)

宝石獣(『投げナイフ』なんて消し飛ぶ……まさに強大な闇の力のぶつかり合い……!)

魔導士「ドロー!」


カード11↓1


カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/24(水) 11:06:58.60 ID:Yfb+JakxO
カード名:唐辛子砲
コ ス ト:0
パ ワ ー:1000
効  果:これを一度でも使うと一生「溜め」を使えなくなる
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/24(水) 20:57:33.53 ID:8S7MkzVZ0
魔導士「『唐辛子砲』か…!」

ローグ「……引いたか……」

魔導士「たとえ一生『溜め』が使えなくなるとしても、今この試合に勝てるならボクは使うよ」

ローグ「……良い覚悟だ、それでこそアルティメット寿司じゃんけんプレイヤーだぜ」

宝石獣「当然『投げナイフ』では打ち消せない!魔導士の勝ちだ!」

ローグ「『投げナイフ』……か……アンタの『防御』連打に『投げナイフ』を出していれば、アンタは『くろいヘドロ』で負けていた……」

ローグ「オレは勝ち筋を……チャンスをみすみす逃して、カードを腐らせた……カードハンターが聞いてあきれるぜ……」

魔導士「わかるよ、キミは引いたら即負けか……あるいは自分の手札が変わることに賭けていたんだろ?」

魔導士「『闇の剣』に打ち勝てるカードなんてどれだけエナジーが必用かわからない……だからキミは『溜め』を優先したんだ」

ローグ「それで0コスト1000パワー引かれてたんじゃ世話ないぜ……」

ローグ「自傷ダメージカードよりも相手の手札を強化するカードの方が多い……そんな無粋な経験則をこの運ゲーに持ち込んだ時点で、オレの負けは決まってたのかもしれないな」

ローグ「そして・・・・・・その運ゲーに真っ向から挑んだアンタの勝ちだぜ!」バシィッ

魔導士「うん……キミと戦えてよかったよ!」バシィッ
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/24(水) 20:58:27.24 ID:8S7MkzVZ0
ターン[14]


魔導士の『くろいヘドロ』!魔導士に[1]のダメージ!

ローグの『ダークネスはんぺん』!ローグのHPを[10]回復する!


魔導士『唐辛子砲』


ローグ『投げナイフ』


魔導士『唐辛子砲』!魔導士は一生『溜め』を使えなくなる!


[1000]−[5]!

ローグに[995]のダメージ!


魔導士

HP:[1]

エナジー:[1]

状態異常:犬カウント0 闇の剣以外コスト2倍 一生溜め使用不可


ローグ

HP:[−964]

エナジー:[8]

状態異常:はんぺんカウント14


ゲームセット!魔導士の勝利!
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/24(水) 21:00:56.62 ID:8S7MkzVZ0
エリア[END]


魔導士(決着がつくと、ローグは何も言わずぼくたちが来た道をそそくさと引き返していった)

魔導士(そしてボクは、金銀財宝で溢れるダンジョンの宝物庫に到達したんだ)

宝石獣「見て!祭壇の上にカードが祀られてる!しかも額縁に入ってるよ!」

魔導士「これが……!伝説のカード……!」


カード名:ローグは伝説のカードを盗んでいきました
コ ス ト:999
パ ワ ー:−999
効  果:このカードは手札に加わったとき『カス』『うんこ』『はずれ』のいずれかのカードに変化する


魔導士「……これは、どう見ても伝説のカードじゃないよね」

宝石獣「どうやらとっくに先を越されてたみたいだね」

魔導士「アイツーっ!」

宝石獣(こうして、魔導士の冒険は終わった)
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/24(水) 21:05:15.84 ID:8S7MkzVZ0
一回目は以上となります、一旦区切りますがスレ自体はまだまだ続きますよ。

連戦ルールは思った以上にゲームが壊れやすく書くのが大変だったので、まずは単体戦を書いてからまた再チャレンジします。
疑似連戦みたいな特殊ルールも入りますが、やることは普通の単体戦です。
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/24(水) 21:52:55.86 ID:y5fDqX9Q0
すでに決まっている手札に対して後からカードを安価するとどうしてもご都合展開になりがちよね、原作の方でも問題視されてたけど
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/24(水) 22:45:19.50 ID:8S7MkzVZ0
時は遡り


魔導士「今日は魔法学校卒業試験!数々の試験でふるいにかけられた少数精鋭が、最終試験に挑むんだ!」

サラマンダ−「我らが祠によくぞ集まった生徒諸君!」

ウンディーネ「ここではあなた達の心、本質、本当に大切なもの、その他もろもろを見定めさせてもらいます」

シルフ「では1番、前へ」

魔術師「私は魔導士の同級生の魔術師」

ノーム「心読み読み……はい合格」

魔術師「やったあ」

サラマンダ−「次!」

魔導士「ボ、ボクの番だ……キンチョーするなあ」

ウンディーネ「本質読み読み……ふむ、趣味はアルティメット寿司じゃんけんというカードゲームですか……」

魔導士「は、はい……いずれはそれで食べていければと……」

シルフ「君の好きという思い……どれほどのものか確かめさせてもらいましょう!」

ノーム「ルールは今把握した!魔導士よ!デュエルディスクを取れ!」ガチャンコ

魔導士「えええっ」ガシャコン


魔導士の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


ノームの手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6


カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/24(水) 22:54:20.90 ID:0UUYO1viO
カード名:イリュージョニスト
コ ス ト:1
パ ワ ー:3
効  果:
・このカードを持っているプレイヤーは手札のカードを表向きでセットすることができる
・このカードを表向きでセットする場合、オープンされるまでの間に表示されるカード情報を自分の持つ他のカード1枚のものに変えることができる
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/24(水) 23:20:30.36 ID:CztqtlH50
カード名:エナジーバスターソード
コ ス ト:2
パ ワ ー:1+N
効  果:このカードのNは、
ターン開始時に相手が持っているエナジーの数とする(相手のエナジーが0以下の場合のNは0とする)
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/25(木) 00:44:46.66 ID:73I+VRD60
カード名:ダーク・キメラ
コ ス ト:1
パ ワ ー:1.61
効  果:このカードが含まれるゲームでは正式なHPやエナジーの表記が非表示になり両プレイヤーはツール等を使用せずにそれらを計算して管理しなければならない。計算を間違えたプレイヤーは反則となりゲームに敗北する
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/25(木) 01:03:12.92 ID:/38tVrqyo
カード名:デコード・トーカー
コ ス ト:3
パ ワ ー:2
効  果:前のターンに自分がコスト2以下のカードをセットしていた場合、そのカードのコスト分だけこのカードのセット時に払うエナジーを減らす事ができる
・このカード以外の自分の手札が三枚以上の場合、このカードのパワーは1増える
・このカードに影響するカードの効果が発動した時、手札を一枚捨ててそのカードの効果を無効にして除外できる
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/25(木) 01:16:02.57 ID:+kpuVr1WO
カード名:CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア
コ ス ト:13
パ ワ ー:100000
効  果:
「CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス」からランクアップしないと使えない
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/25(木) 01:44:52.87 ID:tIvVafj0O
カード名:なげつける
コ ス ト:1
パ ワ ー:4
効  果:相手にカードを投げつけて攻撃(新しく1枚引かせる)
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/25(木) 13:44:03.97 ID:0He22dM0O
ダークキメラジャッジキルで草
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/26(金) 23:08:20.07 ID:JStKe4e50
魔導士「『イリュージョニスト』『ダーク・キメラ』『CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア』か…」

ノーム「『エナジーバスターソード』『デコード・トーカー』『なげつける』か…」


サラマンダー「ウンディーネよ、あの手札……お前はどう見る」

ウンディーネ「そうですね……正直に申し上げると、ルール自体は把握しましたがどのようなカードでどう勝負するかまではまだ予想もつきません」

サラマンダー「うむ!我もだ!」

シルフ「今は我らが勉強する番……ということなのでしょうね」


魔導士(なんてこった!この手札……使用不可と下位互換……使えるのが『イリュージョニスト』だけだ!)

魔導士(表示を変える効果も、もともとオープンするまで何を出したかわからないルールだから……実質効果なしか……)

ノーム「ずいぶんと困り果てているようだな?魔導師よ」

魔導師「……?」

ノーム「その原因はズバリ!『ダーク・キメラ』の効果だろう!」

魔導士「えっ、ええと……数ターン先の予測とかで、ツールや表示なしにHPやエナジーを計算するのは普通だから……そんなに困ってないよ……です」

ノーム「なん……だと……?今……この時点で数ターン先を読んでいるというのか……?」


ウンディーネ「そういえば、魔導士さんは数学の成績はトップクラスでしたね」

サラマンダー「暗算とはあの生徒なかなかやる……!我は今HPがどれだけあったかもわからなくなったというのに……!」

シルフ「いいね、好きなもののおかげで勉強も頑張れる……か」


魔導士(……あっちは『ダーク・キメラ』の効果に困り果ててるのかな……)

魔導士(とにかく……0コストがない以上、1ターン目はお互い『溜め』で確定だ)

魔導士「セット!」スッ

ノーム「む、我もセットしなければ」スッ
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/26(金) 23:08:56.31 ID:JStKe4e50
ターン[1]


魔導士『溜め』


ノーム『溜め』


魔導士のエナジーが[1]増える!

ノームのエナジーが[1]増える!


魔導士

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし


ノーム

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/26(金) 23:10:30.35 ID:JStKe4e50
魔導士(そして2ターン目、ああは言ったけど『イリュージョニスト』は1コスト3パワー!バニラカードとしては強い部類だ!それに対して相手の手札……)

魔導士(『エナジーバスターソード』は、今のボクはエナジーをたくさん溜めることもないから『イリュージョニスト』との撃ち合いには不利だ)

魔導士(『デコード・トーカー』も効果を最大限に活かしてやっと『イリュージョニスト』と対等……)

魔導士(『なげつける』だけが『イリュージョニスト』に打ち勝てるカード……でもそのデメリットは、ボクの選択肢が少ないという問題をちょうどよく解消してしまう……)


サラマンダー「つまり……『なげつける』が重要というわけだな!」

ウンディーネ「『エナジーバスターソード』のパワー増加と『デコード・トーカー』のコスト軽減……魔導士さんのエナジーさえ多ければ良い……こんぼ?となるのでしょうが……」

シルフ「我らがあの子を見定めるように、あの子は毎日のように強いカードを見定めているんでしょうね」


ノーム「ふむ、これでエナジーが1溜まったのだな、我には見えぬが」

ノーム「これで『なげつける』を出すことができるわけか……そしてもう一度『溜め』を出せばエナジーは2……『エナジーバスターソード』も出すことができるな……」

魔導士(ここの安定択は『イリュージョニスト』だ……『なげつける』を出されたらダメージを抑えつつ新カードを貰えて、『溜め』ならそのまま3ダメージ、『防御』でも防ぎきれない)

魔導士(でもエナジーが0になるから、『なげつける』で引いたカードもすぐに活かせるかわからないし、『溜め』だったら二連『なげつける』が痛いぞ……)

魔導士(だから相手が『溜め』ならボクも『溜め』を合わせたいけど、それで『なげつける』が直撃するのも痛い……相手は……どうくる……!)


サラマンダー「ほう?あの生徒……ノームの手を読もうつもりらしいぞ?」

シルフ「へえ……たしかに、ここでノームが何を出すかは我も気になるところだな……」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/26(金) 23:11:08.68 ID:JStKe4e50
ターン[2]


魔導士『溜め』


ノーム『溜め』


魔導士のエナジーが[1]増える!

ノームのエナジーが[1]増える!


魔導士

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし


ノーム

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/26(金) 23:12:27.01 ID:JStKe4e50
サラマンダー「これは…‥生徒の言うところでは、生徒が読み勝ったといえるのか……?」

ウンディーネ「どうなのでしょう、状況で言えばノームも同じ……『なげつける』の方がパワーが高いことを考えれば、むしろノームの方が『イリュージョニスト』が来ないことを読んだのでは……」


魔導士「やっぱり!すぐには試合を動かしてこないと思ったよ!」

ノーム「なに?それは我が『なげつける』を出さないと踏んで『溜め』を出したということか?」

魔導士「うん!……はい」

ノーム「なるほど……ではこれは読めるかな?」スッ

魔導士(!即決っ……!)


サラマンダー「ぬ、ノームめ……なかなか挑戦的なことをするとは」

シルフ「心を揺れ動かされたのでしょうか、魔導士君はこのゲームを通して心の対話をしているのかもしれないですね……」


魔導士(急な攻めっ気……『なげつける』で試合を動かしに来た……?でもあの含みのある感じ……素直に攻めてきたとは思えない……)

魔導士(もし『溜め』なら今度は『イリュージョニスト』を当てたい、これ以上『溜め』をしたら『エナジーバスターソード』がかなり実用的になっちゃうし、新カードに頼るとしてもここでダメージは入れておきたい)スッ
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/26(金) 23:13:08.96 ID:JStKe4e50
ターン[3]


魔導士『イリュージョニスト』


ノーム『防御』


ノームの『防御』! 魔導士の『イリュージョニスト』のパワーが[2]下がる!

[0]−[1]!

ノームに[1]のダメージ!


魔導士

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし


ノーム

HP:[4]

エナジー:[2]

状態異常:なし
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/26(金) 23:14:03.63 ID:JStKe4e50
魔導士「えっ!?『防御』!?」

サラマンダー「はははは!なるほどたしかに!奴が自信ありげにやることといえばそれだな!」

ノーム「ふむ、その反応は……どうやら読めなかったようだな」

魔導士(先出しで『防御』するなんて思わないって……)


ウンディーネ「これで次に二回『なげつける』をされては、魔導士さんは『イリュージョニスト』『防御』と防いでもHPに大きく差をつけられてしまいますね」

シルフ「劣勢にたたされたとき、その者の本質は見えてくる……魔導士君はなにをみせてくれるかな?」


魔導士(くっそー!始めたばかりであんな心理戦を仕掛けてくるなんて……!これで相手にとって『なげつける』を出すには絶好のチャンスだ……!)

魔導士(『イリュージョニスト』で防げば1ダメージだけど……エナジーがなくなったら新カードの勝ち筋が薄くなる……!先に『防御』で凌がないと……!)

魔導士「セット!」バッ

ノーム「セット」スッ
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/26(金) 23:14:50.11 ID:JStKe4e50
ターン[4]


魔導士『防御』


ノーム『溜め』


ノームのエナジーが[1]増える!


魔導士

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし


ノーム

HP:[4]

エナジー:[3]

状態異常:なし
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/26(金) 23:17:55.41 ID:JStKe4e50
魔導士「し、しまったぁ……!た、『溜め』っ……!」

ノーム「魔導士よ……我の威圧のある防御はそうそう真似できるものではないぞ」

魔導士「マネしたわけじゃないよっ!」


サラマンダー「どうやらノームが読み勝ったようだな……しかしノームもそろそろ攻めに転じねば、いくら奴とて防戦だけで勝てるものではないぞ」

ウンディーネ「いえ、これより攻めに転じるための防戦……すでにノームのエナジーは3、三回の『なげつける』を防ぎきる術は今の魔導士さんにはありません」

サラマンダー「なに?もうそんなにエナジーが溜まっていたのか!気がつかなかった!」

シルフ「……」


ノーム「ではそろそろ……攻めに転じようではないか……?」スッ

魔導士「ぐっ……セット!」スッ

魔導士(ここで良いカードを引けなかったらおしまいだ!)


ターン[5]


魔導士『防御』


ノーム『なげつける』


ノームの『なげつける』!魔導士にカードをなげつけた!


魔導士の手札


カード6↓1


カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/26(金) 23:36:18.14 ID:IKJBaD/00
カード名:茄子の天ぷら
コ ス ト:0
パ ワ ー:5
効  果:
パワー2以下のカードに対して出した場合、自分が戦闘ダメージを受ける
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/28(日) 01:33:49.84 ID:itA8NHgu0
>>119『茄子の天ぷら』の効果について
カードのパワーはセットフェイズ時点の数値を参照します
また戦闘ダメージとは、ダメージ計算フェイズの差分とします
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/28(日) 01:34:33.02 ID:itA8NHgu0
ターン[5]


魔導士『防御』


ノーム『なげつける』


ノームの『なげつける』!魔導士に『茄子の天ぷら』をなげつけた!

魔導士の『防御』! ノームの『なげつける』のパワーが[2]下がる!

[0]−[2]!

魔導士に[2]のダメージ!


魔導士

HP:[3]

エナジー:[1]

状態異常:なし


ノーム

HP:[4]

エナジー:[2]

状態異常:なし
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/28(日) 01:35:21.34 ID:itA8NHgu0
魔導士「『茄子の天ぷら』か…!」


サラマンダー「手札が増えたぞ!強くありながら弱きに屈するとは……なんとも珍妙なカードだ」

ウンディーネ「しかしエナジーを消費せず『なげつける』に打ち勝ててしまうとは、この土壇場でとんでもないカードを引きましたね」

シルフ「まるで風の気まぐれ……魔導士君はそれに身を委ね愉しむ豊かさも育んでいるのかな……」


ノーム「うぬ、『防御』……『なげつける』を読まれたか」

魔導士「読んだというか……あそこは『なげつける』で決まり……というか、自分でそう言ったんじゃ……?」

ノーム「あれも揺さぶりだったのだが……お主には別の考えがあったのか」

魔導士(別の考え……って、あそこで別のカードを出すかもしれなかったってこと……?)

魔導士(……まあそれは確かに、『なげつける』のドローを嫌うならボクが『防御』してる隙に『溜め』をして他のカードを使うこともできた)

魔導士(でも他カードの現実的に引き出せる性能は……『エナジーバスターソード』2コスト2パワーからの『デコード・トーカー』1コスト3パワーが最大限……)

魔導士(まさか、その二枚で常時1コスト3パワーの『イリュージョニスト』に渡り合うことも考えたのか……?心理戦だけで不利を覆そうと……?)

ノーム「それで……魔導士よ、『茄子の天ぷら』で『なげつける』をたやすく打ち破れることはわかった……だが我の『溜め』に当たっては困るだろう?」

ノーム「ここは『イリュージョニスト』を出すのだ」

魔導士「……!」

魔導士(そうだ……確かに相手はアルティメット寿司じゃんけん初心者……でも相手は…土の元素を司る精霊ノームだ……その精神力はボクなんかが測れるもんじゃない……!)

魔導士「……その手には乗らないよ!セット」バッ

ノーム「ふ……」スッ
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/28(日) 01:36:03.18 ID:itA8NHgu0
ターン[6]


魔導士『溜め』


ノーム『溜め』


魔導士のエナジーが[1]増える!

ノームのエナジーが[1]増える!


魔導士

HP:[3]

エナジー:[2]

状態異常:なし


ノーム

HP:[4]

エナジー:[3]

状態異常:なし
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/28(日) 01:36:55.20 ID:itA8NHgu0
魔導士「よし!……案外言ったままのカードを出してるだけだったりして?」

ノーム「どうであろうな……」


サラマンダー「再び両者『溜め』か……しかしノームがエナジーを欲するのはわかるが、なぜ生徒はここで『溜め』をしたのだ?『エナジーバスターソード』の威力が上がるのを嫌っていたのではなかったか?」

ウンディーネ「『エナジーバスターソード』の威力が3以上になれば、こちらにも『茄子の天ぷら』を出すことができるようになるからではないでしょうか」

サラマンダー「なるほど……あえて相手に武器を与え勝負を誘い、さらに強い武器で勝つ!生徒め……なんとも大胆なことをするではないか」

ウンディーネ「しかしノームも、『イリュージョニスト』と魔導士さんに吹き込みながらその直撃を恐れぬ『溜め』……胆力では負けませんね」

シルフ「臆病風にも呑まれず……流れてきたチャンスをしっかり受け止めたようだね……魔導士君」


魔導士(このターン……相手が『エナジーバスターソード』か『なげつける』なら『茄子の天ぷら』、『デコード・トーカー』なら『防御』、『溜め』なら『イリュージョニスト』、『防御』なら『イリュージョニスト』か『溜め』という択……だけど)

ノーム「さて、どうやら機は熟したようだ……このカードを以って我の勝利はより固きものとなろう」スッ

魔導士(ノームのプレイングは多分……ボクの手を読むというより、揺さぶりをかけてボクの手を動かすやり方……)

魔導士(なら、そこまで通したいノームの戦略を読むんだ!)バッ
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/28(日) 01:37:30.25 ID:itA8NHgu0
ターン[7]


魔導士『茄子の天ぷら』


ノーム『エナジーバスターソード』


[5]−[3]!

ノームに[2]のダメージ!



魔導士

HP:[3]

エナジー:[2]

状態異常:なし


ノーム

HP:[2]

エナジー:[1]

状態異常:なし
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/28(日) 01:44:02.17 ID:itA8NHgu0
魔導士「やった!ついに大きな一撃を与えたぞ!」

魔導士(これで相手は『防御』だけじゃ二連『イリュージョニスト』を防げなくなった!相手は1エナジーを使って攻撃カードで防がなきゃいけない!)

ノーム「ぬうっ……?『エナジーバスターソード』が……『茄子の天ぷら』によって打ち破られたというのか……?」

魔導士「『エナジーバスターソード』と『デコード・トーカー』のコンボにしろ、『なげつける』連打にしろ、心理戦で勝つ自信があるならこれ以上は『溜め』も『防御』もせずに攻撃一辺倒でくると思ったよ!」

ノーム「……よもや、揺さぶりは通じぬということか……」

ノーム「良いだろう……魔導士よ!この手に打ち勝ってみせよ!」バッ

魔導士(ここが勝負だ……!)

魔導士(攻撃カードを読むなら『防御』で防げば相手のエナジーは枯れて勝ち……『溜め』を読むなら『イリュージョニスト』でとどめ……!)

魔導士(ボクの出すカードは……!)


1.こっちも防戦で勝負を決める!『防御』だ!

2.堅牢な守りを打ち砕く!『イリュージョニスト』だ!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/28(日) 01:45:20.81 ID:sfS2EE3c0
2
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/28(日) 14:02:38.48 ID:itA8NHgu0
ターン[8]


ノームの『デコード・トーカー』!『デコード・トーカー』のコストを[2]減らす!


魔導士『イリュージョニスト』


ノーム『デコード・トーカー』


[3]−[3]!

ダメージなし!



魔導士

HP:[3]

エナジー:[1]

状態異常:なし


ノーム

HP:[2]

エナジー:[0]

状態異常:なし
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/28(日) 14:03:25.24 ID:itA8NHgu0
魔導士「……っ!『デコード・トーカー』……!」

ノーム「『エナジーバスターソード』と『デコード・トーカー』のこんぼ……やると決めたら我はそう動かぬぞ」

魔導士(そんな……『なげつける』すら使おうとしてなかったのか……!『茄子の天ぷら』での読み勝ちにもまったく動じてないなんて……!)


ウンディーネ「コスト1パワー3同士で相殺……これでノームは『イリュージョニスト』一回だけなら『防御』で防ぐことができますね」

サラマンダー「しかしHPでもエナジーでも生徒が勝っている、この相打ちは生徒に有利なものに思えるが?」

シルフ「魔導士君は今の手で勝負を決するつもりだった……また臆病風に吹かれてしまわないでしょうか?」

サラマンダー「生徒はさきまでは好調に見えた、この一回でそれが揺らぐほどなのか……?もしや我は計算を間違えているのか……?」

シルフ「いえ、3ターン目に意表を突かれてからの魔導士君は、4ターン目に『防御』で『溜め』を合わせられたばかりだというのに5ターン目でもすぐに『防御』を出した」

シルフ「あの時はノームが素直に『なげつける』を出していたおかげでカードをドローでき、それによって勝機を取り戻せたものの……それがなかったらどうなっていたか」

ウンディーネ「さらにノームに『溜め』をされていたかもしれない……そしてこのターンはそのときの写し鏡……というわけですか……」

シルフ「ここの魔導士君の安定択は『イリュージョニスト』……ノームが『溜め』なら勝利、『防御』でもダメージは入るゆえに……」

シルフ「しかし風当りを避け安定へ安定へと落ち着いていった末の4,5ターン目の読み負け……今度はノームも見逃さないでしょう」

サラマンダー「う、うむ……そ、そうだな……我もそう思う」


ノーム「セット……!」バッ

魔導士「っ……!セットっ……!」バッ


サラマンダー「……!またもやノームが先出ししおった!」

シルフ「魔導士君……君は先の見えない風の中を進めるのかい……?」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/28(日) 14:03:55.65 ID:itA8NHgu0
ターン[9]


魔導士『イリュージョニスト』


ノーム『溜め』


ノームのエナジーが[1]増える!

[3]−[0]!

ノームに[3]のダメージ!



魔導士

HP:[3]

エナジー:[0]

状態異常:なし


ノーム

HP:[−1]

エナジー:[1]

状態異常:なし


ゲームセット!魔導士の勝利!
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/28(日) 14:04:36.75 ID:itA8NHgu0
サラマンダー「……『イリュージョニスト』で決着がついたな……」

シルフ「あれえ?」

ウンディーネ「安寧に幸福があるのもまた然り……ですね」

ノーム「ふう、ちかれた」

シルフ「ノームよ、なにゆえあの場面で『溜め』を出したのかを尋ねたい」

ノーム「ぬ、『デコード・トーカー』を出した後のことは考えていなかったが、魔導士は『なげつける』を恐れ『茄子の天ぷら』を出すと読んだまでだ」

ウンディーネ「……?『なげつける』……?ノームのエナジーは0……あの場面で魔導士さんが『茄子の天ぷら』を出すことはないのでは……」

ノーム「0……やはり0だったか……魔導士のエナジーが意外に多いようだったゆえに、我のエナジーも……と思ったのだがな……」

サラマンダー「はははは!ノームよ!さては計算を間違えたな?それでは反則負けではないか!はははは!」

シルフ「まあ……行動自体は正式な表記と矛盾していないから問題はないのかな」

ノーム「正直初見で情報が見えないのは辛い、やり方があってるかもわからんかったぞ」


魔導士(うーん、もともと有利だったけど……最後はお祈りで勝っちゃったな……)

魔導士(ノームにはまだまだ底がありそうだった……アルティメット寿司じゃんけんプレイヤーとして……ちゃんと読み勝てるようにならないと……!)
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/01/28(日) 14:06:08.16 ID:itA8NHgu0
魔導士「えっと……これでボクは合格でいいの?……ですか?」

サラマンダー「いいやまだだッ!」ブワッ

魔導士「熱っ」

サラマンダー「汝の戦い……見させてもらった……」

サラマンダー「しかし!我はその情熱をこの身に受けぬかぎり認めぬ!」

サラマンダー「生徒よ!名は何という!」

魔導士「ボクはカードコレクター魔導士」

サラマンダー「魔導士よ!次は我が相手だ!」ガシャコン

魔導士「気を引き締めて挑もう……!」ガシャ


「「ドロー!」」


魔導士の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


サラマンダーの手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6


カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/28(日) 16:24:39.03 ID:pKzJYeiaO
カード名:思いやり
コ ス ト:1
パ ワ ー:2
効  果:

ゲーム開始時に以下のルールを追加する(このカードが手札から無くなっても適用され続ける)

・お互いに、自身のエナジーを増加させる全ての効果は、代わりにその数値分相手のエナジーを増加させる効果になる

・相手のエナジーを累計で5以上増加させたプレイヤーはその瞬間に勝利する
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/28(日) 17:38:49.05 ID:iN0tQhIIo
カード名:ピザまん
コ ス ト:2
パ ワ ー:4
効  果:最初に作った人は神
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/28(日) 18:43:41.29 ID:1OkuEMLV0
カード名:ヒートノヴァ
コ ス ト:4
パ ワ ー:0
効  果:相手に6の(効果)ダメージ
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/28(日) 20:14:54.31 ID:pLlUDCV80
カード名:謝罪
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:誠心誠意謝れば相手の攻撃やカードの効果を無効に出来るが連続して使うと逆に相手のパワーが2倍になる
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/01/28(日) 22:37:29.84 ID:F8ovnhP2O
カード名:ランダムチャージ
コ ス ト:1
パ ワ ー:0
効  果:
0〜3の数値の中からランダムで自分のエナジーを増やす
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/28(日) 22:51:17.58 ID:sfS2EE3c0
カード名:ハリケーンミキサー
コ ス ト:3
パ ワ ー:3
効  果:自分と相手が持つ全てのカードに対して1回ずつ以下の判定を行う

・そのカードを捨てる(50%)
・そのカードを相手に渡す(30%)
・何も起こらない(20%)
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/29(月) 13:24:19.69 ID:n8ncJU6g0
めっちゃややこしい
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/01(木) 22:47:23.63 ID:JVewjhpk0
少し風邪を拗らせてました、皆さんも寒いときは無理しないようにしてください

>>136『謝罪』の効果について
相手のカードの無効は誠心誠意謝った瞬間に発動するものとし
パワー2倍は連続でセットしたときに発動し、そのとき無効は発動しないものとします
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/01(木) 22:48:12.99 ID:JVewjhpk0
魔導士「『思いやり』『ヒートノヴァ』『ランダムチャージ』か…」

サラマンダー「『ピザまん』『謝罪』『ハリケーンミキサー』か…」


パアアァァ


シルフ「ゲーム開始と同時に……魔導士さんの『思いやり』から暖かな光……」

ノーム「お互いのエナジーを増やし合うとは、また試合の行方が掴みづらいルールだ」


魔導士(この手札……手札自体はボクが有利……!有利なんだけど……)


ウンディーネ「一つずつ確認しましょう、まずエナジーが5になった時点で決着がつくので、使えるエナジーは4まで……」

シルフ「エナジーを溜め合うのみならず、4エナジーで如何に相手のHPを0にするかという戦いもありますが……」


魔導士(その上で相手の手札では4エナジーでボクのHPを0にすることはできない)


シルフ「『謝罪』『ハリケーンミキサー』は無論、『ピザまん』も二回セットしたとき既にエナジーは4溜まっている……ダメージよりも先にエナジーが溜まってしまう」

ウンディーネ「ゆえに魔導士君は『防御』を出すまでもなく、五回連続で『溜め』をされてしまえばそもそも『ピザまん』は一回しか出せませんね」


魔導士(かといってエナジーの溜め合いでは期待値1.5の『ランダムチャージ』を持つボクが有利だし……)

魔導士(エナジーを使わず『ヒートノヴァ』のためにとっておけば、相手の『溜め』より先に発動して一撃で逆転できる)

魔導士(もし『ヒートノヴァ』を『謝罪』で無効にされても、次のターンどっちの『溜め』が先に発動するかの運ゲー…‥相手は読み勝って初めて五分の勝負なんだ)


ノーム「とことん魔導士の有利……まあ、たったそれだけのことでサラマンダーを相手に油断するようでは話にならぬがな」

シルフ「それに最後の最後で運に勝敗を委ねるというのならば、サラマンダーは不利な読み合いをするまでもなく『ハリケーンミキサー』を出せばいい」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/01(木) 22:49:05.27 ID:JVewjhpk0
魔導士(問題のカード『ハリケーンミキサー』……手札からカードがなくなる確率は驚異の80%!まず被害は免れない……!)

魔導士(『溜め』の無くなり方次第でそのまま決着が着くし、引き分けにもなりえる……手札の有利不利をガン無視した完全な運ゲー……)

魔導士(しかも手札が捨てられる確率を除けば、手札が相手に渡る確率も高いから手札の有利不利はそのまま逆転しちゃうんだ……!)


ウンディーネ「しかしサラマンダーが『ハリケーンミキサー』を使うには、魔導士さんにエナジーを3溜めてもらわねばなりませんね」

シルフ「魔導士君が『ハリケーンミキサー』を嫌うならば、エナジーを2で止め『ランダムチャージ』で3溜めることに賭けることもできる」


魔導士(2以下だと結局『ハリケーンミキサー』は使われるけど、0なら再チャレンジはできる)

魔導士(それに2溜まるだけでも『ハリケーンミキサー』で『溜め』が無くならなければエナジーを先行したまま勝負に挑めるから、総じて『ランダムチャージ』は出し得だ)


ウンディーネ「ただ、魔導士さんが『ハリケーンミキサー』を止められるように、サラマンダーも『ランダムチャージ』を止めることができます……」

シルフ「無論それで『ハリケーンミキサー』を出したとしても、お互いの『溜め』がなくならなければサラマンダーはエナジーを先行されただけになってしまうが」

ウンディーネ「さらにお互いがエナジーを止めようものならお互い何もできず、そこでも引き分けが生じる……まさに思いやりを捨てた末路」

ノーム「たとえそうなろうともサラマンダーが引き分けなど認めるとは思えぬ、そのとき魔導士がどう出るか見ものだな」


サラマンダー「……たった今、全てを理解した……我の取るべき手はこうだ」スッ

魔導士(ボクも二回『溜め』までは確定……相手はどうくる……!)スッ
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/01(木) 22:49:43.60 ID:JVewjhpk0
ターン[1]


魔導士『溜め』


サラマンダー『防御』


サラマンダーのエナジーが[1]増える!


魔導士

HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:なし


サラマンダー

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし



魔導士(『溜め』をしてこなかった……!『ランダムチャージ』をさせる気はないんだな……!)

サラマンダー「セット」スッ

魔導士「セット……!」スッ
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/01(木) 22:50:12.76 ID:JVewjhpk0
ターン[2]


魔導士『溜め』


サラマンダー『溜め』


サラマンダーのエナジーが[1]増える!

魔導士のエナジーが[1]増える!


魔導士

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし


サラマンダー

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/01(木) 22:50:53.84 ID:JVewjhpk0
魔導士「なっ、『溜め』……!?」

サラマンダー「魔導士よ……勝負を始めようではないか……」

魔導士「……!」

サラマンダー「……汝『ランダムチャージ』出さんとすれば、我『謝罪』出さん」

サラマンダー「されど『謝罪』二度続けては効かず、汝『防御』すれば次に『ランダムチャージ』阻むもの無し」


ノーム「なるほど、奴め考えたな……魔導士にエナジーが2あれば二回続けての『ランダムチャージ』は『謝罪』では無効にしきれぬ」

ウンディーネ「ならば一回ずつ『ランダムチャージ』を出させれば、エナジーを溜めつつ『ハリケーンミキサー』も狙えるわけですか」

シルフ「しかし、魔導士君の方はこの択をどう思うかな……?」


魔導士「……その読み合い……サラマンダーはボクの『防御』に対して何を出すんだろう……?」

サラマンダー「無論『防御』を合わせるまでだ……汝のエナジーは決して2より多くはならぬ」

魔導士「つまり……ボクの『防御』に『防御』を合わせ続け、『ランダムチャージ』を出したときにぴったり『謝罪』を当てる……ってこと?……ですか?」

魔導士「ボクの100回……いや、何千何万……無限回の『防御』の中に一回だけ紛れる『ランダムチャージ』に『謝罪』を……?」


ノーム「ぬ、これは確か……『百回に一回なんて読めるわけねーだろ理論』!」

ウンディーネ「思わぬ展開ですね……しかしこれでお互いがどれだけ『防御』し合おうと、魔導士さんにエナジーがある以上『ランダムチャージ』で試合を動かせるので引き分けにはなりませんね」

シルフ「それどころかサラマンダーは『ランダムチャージ』に『防御』をぶつけてしまえば、相手にだけエナジーを溜められるかもしれず『溜め』を出す以上に不利になってしまうな」
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/01(木) 22:53:12.67 ID:JVewjhpk0
サラマンダー「ふっふっふ……我を人知の範疇に留めぬことだ、魔導士よ……勝利が己の手にかかっている限り、我がそれを逃すことはない」

魔導士「たしかに……火の元素を司る精霊サラマンダーの大胆な戦いぶりは噂通りだね」

サラマンダー「……ほう?」

魔導士「『ランダムチャージ』を二回無効にされた時点で、ボクはエナジーを先行されないよう『溜め』を出すしかない……そうすればサラマンダーは『ハリケーンミキサー』を出せる……」

魔導士「その『ハリケーンミキサー』……『溜め』の変動を除けば鍵になるのは『ランダムチャージ』の行方……」

魔導士「サラマンダーのこの動きは、エナジーを先行されるより3チャージで決着がつくことを警戒した動きなんでしょう?」

魔導士「つまり逆に言えば、どんなにエナジーを先行されても『ランダムチャージ』さえ手に入れば3チャージで逆転する自信がサラマンダーにはあったんだ!」

サラマンダー「そこまで読まれているならば話は早い……」

魔導士「ただ、一つ勘違いしてることがあるよ」

魔導士「『百回に一回なんて読めるわけねーだろ理論』は、もはや実力もプレイングも関係ない流れ作業ってことだ!」

サラマンダー「ならば見せて見よ!大いなる定め……汝はそれを体現する者となれるか!」ゴオオオッ


シルフ「!サラマンダーが獄炎の力を解放した……!」

ウンディーネ「どうやら本気で『ランダムチャージ』を読むつもりらしいですね……」

ノーム「はたして魔導士はこの熱量を前にしても、一切の素振りを見せずに『ランダムチャージ』を出すことができるかな?」


魔導士(ボクは何度もこの展開を見てきた……そしてこのゲームの真理はどんな炎にも屈したことはない……!)

魔導士「いくぞっ!セット!」バッ

サラマンダー「セットオオォォォ!」ボッ

魔導士「『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』!」バシバシバシバシ

サラマンダー「『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』『防御』!」バシバシバシバシ


ノーム「なんと激しい『防御』のぶつかり合いだ……!」

シルフ「くっ……サラマンダー……!全てを焼き尽くさんばかりに燃え盛っているぞ……!」

ウンディーネ「祠が黒い炎に包まれる……!生徒の皆さんを今すぐ避難させなければ……!」


魔導士(うぐ……すでに何百ターンっ……サラマンダーが『謝罪』を先出しする気配は全くない……!)

魔導士(ボクが『ランダムチャージ』を先出ししなきゃいけないのか……?でも……出せないっ……!サラマンダーの……『謝罪』の圧が……!)

魔導士(この理論を背に負けるわけにはいかないんだ……!ボクは絶対に勝って卒業しなきゃいけないんだっ……!)

魔導士(そうだ……ボクがこの理論を体現すればいい……!信じろ……!ボクの見てきたものを……!)

魔導士(続けるんだ……!何百万……何億回でも……!それでも『謝罪』を出さないなら……!)
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/01(木) 22:53:53.39 ID:JVewjhpk0
ターン[10016]


魔導士『防御』


サラマンダー『溜め』


魔導士のエナジーが[1]増える!


魔導士

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし


サラマンダー

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/01(木) 22:55:05.22 ID:JVewjhpk0
魔導士「……!『溜め』……!」

サラマンダー「よもや……ここまでやるとはな……」

サラマンダー「我の獄炎も燃え尽きるなど思ってもみなかった」

魔導士「……どうして『謝罪』じゃなくて『溜め』を?」

サラマンダー「思い知ったのだ……この理論の絶対……そして汝の意志を……」

サラマンダー「ならばもう見届けようではないか……この勝負が行きつく運命を」

魔導士「……わかった」スッ

サラマンダー「セット」スッ



ターン[10017]


魔導士『防御』


サラマンダー『溜め』


魔導士のエナジーが[1]増える!


魔導士

HP:[5]

エナジー:[3]

状態異常:なし


サラマンダー

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/01(木) 22:55:49.37 ID:JVewjhpk0
サラマンダー「……なぜだ?」

サラマンダー「なぜ『ランダムチャージ』を出さなかった……?」

魔導士「……サラマンダーは『ランダムチャージ』を確信していたなら『謝罪』を出せたハズ」

魔導士「だから『防御』で透かそうとした……でも『謝罪』は出されなかった……」

魔導士「……読み負けちゃったよ……」

サラマンダー「……わからんな、こうなる危険を背負ってまで『謝罪』を避ける意味を」

魔導士「……この試合、1エナジーも無駄にはできない……『ハリケーンミキサー』の後、手札がどうなってるかもわからないからね」

魔導士「たとえ運ゲーだとしても、その先の試合展開……勝率が少しでも良くなるなら、ボクは読みを通すよ」

サラマンダー「……ふっ、どうやらまだまだ理解できていないようだ……我は、このゲームも汝のこともな」

魔導士「アルティメット寿司じゃんけんは理解のゲーム……たとえサラマンダーが理解できてなくてもボクは容赦しないよ」スッ

サラマンダー「……それでこそだ……」スッ
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/01(木) 22:56:30.47 ID:JVewjhpk0
ターン[10018]


魔導士『防御』


サラマンダー『溜め』


魔導士のエナジーが[1]増える!


魔導士

HP:[5]

エナジー:[4]

状態異常:なし


サラマンダー

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/01(木) 22:57:17.72 ID:JVewjhpk0
サラマンダー「また汝の読み負けだな、これで我は勝利に王手をかけた」

魔導士「『ヒートノヴァ』を忘れちゃダメだよ、まだ読み合いは続く」

サラマンダー「しかし汝が溜めたエナジーは2、最初に想定した状況とは違うぞ?」

サラマンダー「ここで汝の『ヒートノヴァ』を我が『謝罪』で無効にすれば、次のターン我がエナジーを5溜めきって勝利」

サラマンダー「それを透かすため汝が『溜め』をしたとて、我も『溜め』をすれば運の勝負にはならず我の勝利だ!」

魔導士「言っただろ、ボクは勝つためなら読みを通すって……読み負けた先が運ゲーでも負けでも関係ない……!」

サラマンダー「ほう……ずいぶんと大きくでたものだな」

魔導士「ボクはむしろこの状況を望んでいたんだ!『ハリケーンミキサー』での勝率は分からなかったけど、読み合いになれば読み勝つから勝率100%だよ!」

サラマンダー「なるほど……それならばたしかに勝率100%だな!」

サラマンダー「……この試合、我の必勝というわけだな……」

魔導士「……ボクはこれで絶対に勝つ……!」

サラマンダー「セット!」バシィッ

魔導士「セット!」バシィッ


1.火を焼き尽くす恒星!『ヒートノヴァ』だ!

2.謝っても許さない!『溜め』だ!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/01(木) 23:49:05.80 ID:4ZtlpLEY0
2
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/02(金) 00:28:09.63 ID:D9BU6Ksp0
エタってなくてよかった
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/02(金) 05:38:27.73 ID:M4tfADQP0
ターン[10019]


魔導士『溜め』


サラマンダー『溜め』


サラマンダーのエナジーが[1]増える!

魔導士のエナジーが[1]増える!


魔導士

HP:[5]

エナジー:[5]

状態異常:なし


サラマンダー

HP:[5]

エナジー:[3]

状態異常:なし


ゲームセット!サラマンダーの勝利!
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/02(金) 05:40:40.25 ID:M4tfADQP0
魔導士「……ま、負け……た……?」

サラマンダー「勝負あったな……魔導士よ、いい勝負であった」

魔導士「う……ど、どうして『溜め』を……?」

サラマンダー「……ふっ、汝もまた理解してはいないのだな……そもそも我が『ヒートノヴァ』を無効にするには、ただ口で謝るだけではない……誠心誠意謝らねばならん」

サラマンダー「しかし!我は汝に対して申し訳ないことはしていないと胸を張って言える!これでは誠心誠意謝ることはできん!ゆえに我は『溜め』で勝つしかなかったのだ!」

魔導士「そんな……!それならなんで……『ランダムチャージ』と『謝罪』の読み合いなんか仕掛けて……」

サラマンダー「……普通にやればこの試合はどうあがいても運ゲーだった……しかも即決着もあり得てしまう……」

サラマンダー「だが我はどうしても汝の選択を見定めねばならなかったのだ、試験のためにもな」

魔導士「あ……あ……最終試験で……負け……」ホワンホワンホワン

・・・・・・

魔術師『魔導士!そろそろ卒業試験の季節だな!』

魔導士『そうだね!ボクはカードコレクターとして冒険に出るために絶対合格するんだ!』

魔術師『相変わらずだな!そんな魔導士に応援カードを作ってみた!受け取ってくれ!』

カード名:試験合格!!
コ ス ト:1
パ ワ ー:100億
効  果:持っているだけで卒業試験に合格する

魔導士『うわあ嬉しいなあ!ありがとう魔術師!卒業してもずっと友達だよ!』

魔術師『ああ!私も卒業したら上級職転職試験を受けるぞ!一緒に夢を追いかけよう!』

・・・・・・

魔導士「卒業できない……そんな……」

魔導士「うわぁ〜!」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/02(金) 05:41:45.18 ID:M4tfADQP0
魔導士「はっ」

ノーム「気がついたか、まさか獄炎に包まれながらも死闘を繰り広げるとは」

ウンディーネ「ここまでになるまで……お互い少し無茶をしすぎですね」

魔導士「ここは、精神世界……いや、保健室……?」

魔導士(そうか……最終試験に落ちたのがあんまりショックで、気絶しちゃったんだ……)

サラマンダー「まあ何はともあれ、これで汝に合格を言い渡せる!これにて最終試験は終了だな!」

魔導士「……えっ……合格……!?」

サラマンダー「うむ、勝敗はどうあれ汝はこのゲームに全力を注ぎ勝利のため知恵と勇気と根性をうんたらかんたら」

魔導士「や……やったぁ〜!」

シルフ「では魔導士君、再びデュエルディスクを取れ!」

魔導士「ええっ!試験は合格なんじゃあ……」

シルフ「これは試験とは関係ない純粋な勝負だ、さっきまでの試合は卒業がかかっているとあればプレッシャーがかかりすぎていたろう?」

魔導士「……ボクはどれだけプレッシャーがあっても勝負を楽しめるアルティメット寿司じゃんけんプレイヤーになりたい……!」ガシャコン

シルフ「よく言ったね……このゲームは我も楽しみたいところだ」ガシャコン


「「ドロー!」」


魔導士の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


シルフの手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6


カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/02(金) 08:13:43.54 ID:Y0EEBc9f0
カード名:ふいんき
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:カードオープン時に効果発動。相手が溜め以外のカードを出していたら、出されたカードの効果欄に書いてある文章はフレーバーテキストと化す
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/02(金) 08:45:01.19 ID:k497tSoPO
カード名:滅びの光
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:
発動ターン以降、毎ターン終了時に自分の手札を1枚捨てる。全ての手札を捨てたら勝利する
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/02(金) 10:31:31.28 ID:w5ADL7VqO
カード名:究極男
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:カードを一枚選びそのカードに任意の「〇〇っぽい」属性を3つまで付与する
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/02(金) 12:25:31.33 ID:kWKNEyXc0
カード名:風邪
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:発動すると相手は風邪になり、毎ターンHP、エナジーが1減る
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/02(金) 16:44:48.86 ID:OtalxvwBO
カード名:虹の麓
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:
相手のカードが「赤っぽい」「橙っぽい」「黄色っぽい」「緑っぽい」「藍色っぽい」「青っぽい」「紫っぽい」を全て持っていたらゲームに勝つ
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/02(金) 16:56:40.06 ID:nnwzJdfqo
カード名:テーマデッキ「うんこ」
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:このカードを引いたプレイヤーはゲーム開始時に「うんこ」と名の付くカードを4枚引く
その後、相手はこの効果で加えたカードから1枚選んで自分の手札に加える
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/02(金) 17:49:39.05 ID:M4tfADQP0
魔導士「『ふいんき』『究極男』『虹の麓』か……」

シルフ「『滅びの光』『風邪』『テーマデッキ「うんこ」』か……」


シュキィン


サラマンダー「『テーマデッキ「うんこ」』が光り輝いている!」

ウンディーネ「またもやゲーム開始と同時に効果が発動しますね」


魔導士「今の手札……すごいことに全部0コスト0パワーだ……」

魔導士「まあ、考察は新しいカードを加えてから!ドロー!」ズバァッ


新しい手札(名前にうんこが無い場合、それっぽい場所に付け足します)


下1〜4


カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/02(金) 18:05:16.07 ID:3W0/L4eCO
カード名:だうんこうげき
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:
相手はダウンして次のターン行動できない
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/02(金) 20:13:28.33 ID:Y0EEBc9f0
カード名:SSRうんこ
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:滅多に引けない超レアカード
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/02(金) 21:17:51.83 ID:y4q5mMZvo
カード名:うんこ
コ ス ト:6
パ ワ ー:7
効  果:なし
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/03(土) 00:11:14.66 ID:ses4HLAJ0
カード名:うんこの王
コ ス ト:2
パ ワ ー:3億
効  果: うんこ達の王。うんこ相手にしか強く出れないのでそれ以外に出すとダメージを与えるどころか潰されて消滅してしまう
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/03(土) 13:10:30.13 ID:5cxcKUYxO
とりあえず全てのカードがそもそも「赤っぽい」「橙っぽい」「黄色っぽい」「緑っぽい」「藍色っぽい」「青っぽい」「紫っぽい」属性を持っているかどうかの判定からかな
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/03(土) 15:34:31.01 ID:6KtMfropO
うんこを奪ってふいんき連打してるだけで魔道士は絶対に負けないね
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/03(土) 15:42:17.59 ID:v23GsjXb0
>>163魔導士がドローしていますが正しくはシルフです
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/03(土) 15:43:21.27 ID:v23GsjXb0
シルフ「『だうんこうげき』『SSRうんこ』『うんこ』『うんこの王』か……」

魔導士「じゃあボクは『だうんこうげき』を手札に加えるよ」

シルフ「では我は棄権しよう」


ゲームセット!魔導士の勝利!


サラマンダー「なんと!この試合うんこを引くのみに終わった……!まさしくクソゲー!」

ノーム「……本当にさっきまでやっていたものと同じゲームか?一体何が起こったというのだ」

ウンディーネ「『虹の麓』の裁定次第ではその瞬間に決着がつく……それに裁定がどうあろうと魔導士さんは『究極男』三回以内で勝利できます」

サラマンダー「シルフがそれを防ぐには魔導士の『ふいんき』を掻い潜って『滅びの光』か『風邪』を出してから『だうんこうげき』で魔導士を止め続けるしかなかった……」

ノーム「ふむ……魔導士が『だうんこうげき』を取ったゆえにシルフの勝ちは完全に潰えたわけだ」


シルフ「緊張の渦中で火花を散らすも良し……しかしこれでこそ汝が愛したゲームだろう?」

魔導士「……うん!今回でよりアルティメット寿司じゃんけんの理解が深まったよ!」

シルフ「我も楽しかったよ魔導士君……この出会いに祝福だ」

ノーム「良い顔だな、流石は合格者といったところ……」

サラマンダー「まさに満点!我らの目に狂いはなかったな!」

ウンディーネ「ええ……それではそろそろ戻るとしましょうか……」

魔術師「待ったあっ!」バアンッ

サラマンダー「!汝はたしか……」

ウンディーネ「度々魔導士さんの具合を見に来ていた……」

魔導士「魔術師!」
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/03(土) 15:46:35.71 ID:v23GsjXb0
魔術師「魔導士!目が覚めていたのか!心配したぞ!無事でよかった!」

魔導士「ボクは大丈夫だよ!最終試験にも合格したから、これで一緒に夢を目指せるね!」

魔術師「……残念だが、そうはいかないんだ……」

魔導士「えっ」

魔術師「四大精霊よ!今回の最終試験……合格は待ってもらおう!」

魔導士「えええっ!」

シルフ「友人の合格に……我らの判断になにか不満があったのかな?」

魔術師「魔導士は100億点の合格だ!しかし!私はまだ100億点ではない!これじゃあ合格とは言えないっ!」

魔導士「な、なにいってるんだよ!せっかく合格できるのにそんな意地張らなくても……」

ノーム「そうだぞ、汝は決して挫けぬ志の高さと強さと思いやりを忘れぬ心の清らかさと力と欲に溺れぬ慎ましさと義理人情を大切にする誠実さと何から何まで完璧の一発合格だ」

魔術師「確かに私は魔法学校創立以来過去最高成績最優秀魔法科学賞受賞文武両道容姿端麗人気絶頂天才秀才最強無敵一日百善校庭百週百点連発のスーパーエリート!だがしかし!」

魔術師「アルティメット寿司じゃんけんやらずしてっ……!最終試験突破など認められないっ……!」

サラマンダー「むむむ、これは困ったな……汝はすでに主席卒業確定……」

シルフ「ウンディーネはまだ試合をしていない……付き合ってあげればいいのではないかな?」

ウンディーネ「非常に不服ですが……仕方ありませんね……汝よ、デュエルディスクを取りなさい」ガチャンコ

魔術師「魔導士……!この戦いに勝ったら私は卒業するんだ……!」ガシャコン

魔導士「……わかったよ……がんばれっ……!」


「「ドロー!」」


魔術師の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


ウンディーネの手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6


カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/03(土) 16:02:15.83 ID:oUf6clRFO
あ、虹の麓って相手のカード全部合わせて7色揃ってたらいいって裁定なのね…

カード名:抜け殻
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:前のターンに出した自分のカードの効果だけをこのターンの終わりまでコピーする
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/03(土) 19:32:05.12 ID:rDXosE+f0
カード名:大いなる命の源
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:このカードが手元にある間、自分の出す防御に『効果ダメージを2減らす』を付与する
自身が水使いであるなら更に『ターン終了時に自分はエナジーを一つ増やす事が出来る』も付与する
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/03(土) 19:59:48.81 ID:v1CYsNJGO
カード名:YGO
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:
このカードを保持して試合が始まる場合、お互いのHPは8000になり、全てのカードのパワーは500倍になる。さらに、お互いに安価カードを2枚追加する
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/03(土) 20:25:38.01 ID:ses4HLAJ0
カード名:砂浜に打ち上げられたサメ
コ ス ト:1
パ ワ ー:7
効  果:力は凄まじいが陸地ではまともに行動できないので出すことができない
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/03(土) 20:38:55.17 ID:EPY5P0LS0
カード名:寝る
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:1ターン行動不能になる代わりにHPを5回復する
寝る子は育つのでエナジーも3溜まる
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/03(土) 23:44:01.87 ID:+bv+GBNb0
カード名:海
コ ス ト:1
パ ワ ー:0
効  果:発動後、場を「海」として扱う
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/02/04(日) 00:10:55.31 ID:Faopu9710
>>173すみません、カードの扱いを詳しく書いていませんでした
『究極男』は全プレイヤーのカードを対象とし
『虹の麓』は一枚のカードに全ての属性があった場合、勝利としました

『抜け殻』のコピー効果は自動で発動しているものとします
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