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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】

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408 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/03(土) 22:26:58.29 ID:3BZznijO0
―妖精のお宿 温泉

 カポーン…

スライムクロシュ「〜〜」デロデロ

妖精「だから溶けてるってば」ペチペチ

イリス「あはは、クロシュちゃんってお風呂でいつも溶けそうになってるよね」

ミスティ「ふふ、気持ち良さそうよね。私もお風呂で溶けちゃいたいって思うことが時々あるわ……」

イリス「えっ」

ミスティ「え……」

妖精「……」

ミスティ「……な、ない? そういうの」

イリス「……ど、どう、かな……。私は……ない、かも……」

ミスティ「……よ、妖精は……?」

妖精「大気に溶けちゃいたいって思うことはあるけど……お風呂はないかな」

ミスティ「そ、それは私もわからないわね……」

半スライムクロシュ「……えと……わたしも……溶けちゃいたいとき……ある、よ……」モニョ

ミスティ「クロシュ……! クロシュならわかってくれると思ったわ……!!」

半スライムクロシュ「え、えへへ……」モニョニョ

 *
409 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/03(土) 22:27:40.61 ID:3BZznijO0
―同刻 男湯

 カポーン

ローガン「ふう……。若い女性ばかりのパーティの唯一の男というのは、誉れ高い立場ではあるが……しかし、気疲れするな……」

ローガン「考えても見れば、あの子らは皆未だ20にも満たない子供たちか……。私の責任は重いな……」

ローガン「……フッ。どうせ生きる価値などない身だ。命を賭して、あの子たちの盾となれれば本望……」

 ガラッ

お宿の妖精「お客様ぁ、熱燗をお持ちいたしましたぁ〜」パタパタ

ローガン「む、ありがたい……」

お宿の妖精「お注ぎいたしますねぇ」

 熱燗「」トクトク

ローガン「感謝する……。いただこう」グビッ

お宿の妖精「わぁ、良い飲みっぷりですぅ」

ローガン「はっはっは、温泉でやる一杯はやはり格別だ!」

お宿の妖精「うふふ……お客様ぁ……追加サービスに、お夜伽はいかがですかぁ……?///」ピラ

ローガン「…………」

ローガン「」グビッ

ローガン「君はとても可愛らしく美しい妖精だが……私が愛するのは、亡き妻ただ一人……。丁重に断らせて頂こう……」グビグビ

お宿の妖精「わぁ……素敵な旦那様ですぅ……///」

ローガン「フッ。私は鋼属性ゆえ、誘惑には強いのだ」グビグビ

 ◆

―夜
 お宿の庭

スライムクロシュ「……」モニョモニョ

 小盾「」

スライムクロシュ「……」モニョモニョ


妖精「温泉を出てから見かけないと思ったら、こんなとこにいたの」パタパタ

スライムクロシュ「!」モニョ

妖精「ああ、前に武器屋で教わったやつね。できそうなの?」

スライムクロシュ「〜」モニョ

妖精「あと少しなの? じゃあ見ててあげるから、やってみて」

スライムクロシュ「〜」モニョ


↓1
01-95 成功
96-00 ??
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/03(土) 22:29:29.76 ID:7cH0PawQ0
411 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/03(土) 23:01:49.94 ID:3BZznijO0
スライムクロシュ「……」モニョニョ…

スライムクロシュ「!!」

 カッ!

盾を背負ったスライムクロシュ「!」ジャキンッ!


妖精「へっ?」

盾を背負ったスライムクロシュ「?」

妖精「……なんか、かたつむりみたいになってるよ?」

盾つむりスライムクロシュ「??」モニョニョ


風呂上がりローガン「何やら鋼の気配を感じて来てみれば……素晴らしい姿ではないか、クロシュくん!!」ホカホカ

妖精「うわっ! なんかちょっと酒臭いんだけどローガン!」

風呂上がりローガン「はっはっは、気にするな! どれ、私が今のクロシュくんの鋼度を測ってあげよう!」

妖精「なんかテンションおかしいし……」

盾つむりスライムクロシュ「?」モニョ

風呂上がりローガン「ふむ……かたつむりのような見た目だが、実のところ全身が鉄の堅さを獲得している! 試しに私の拳をコンコンしてみると――」

盾つむりスライムクロシュ「?」コンコン

風呂上がりローガン「うむ、堅い!! これで君は、見た目だけでなく能力の擬態までできるようになったというわけだ!!!」

盾つむりスライムクロシュ「!」

風呂上がりローガン「その盾の堅さを保ったまま他の姿に擬態できたりはするかね?」

盾つむりスライムクロシュ「〜」デロデロ


盾士クロシュ「!」ジャキーン!

妖精「……!」

風呂上がりローガン「素晴らしい……!! まるで小盾を構える為に生まれてきた聖騎士のようだ……!! しかも頑丈さは継続している……!」

盾士クロシュ「……!」

妖精(く、悔しいけど……ちょっとかっこいいって思っちゃった……)

風呂上がりローガン「これが、スライムの潜在能力と反映魔法を組み合わせた、クロシュくんの新しい力というわけだ!!!!」

盾士クロシュ「わたしの……ちから……!!」ジャキーン!

風呂上がりローガン「うむ!! 近接戦闘の心得なら私がいつでも教えてあげよう!! よくやったぞ、クロシュくん!!!」

盾士クロシュ「うん……!!」

妖精「……慣れるまでは無理しちゃだめだよ。新しい力なんだから」

盾士クロシュ「う、うん……!」

風呂上がりローガン「はっはっは! 妖精くんの言う通りだぞクロシュくん! 体が慣れるまで禁物だ! 無理はな!!」

 ◆
412 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/03(土) 23:03:18.19 ID:3BZznijO0
―お宿 ロビー

 冒険者ギルド出張所「」
 出張所受付嬢「……」コックリコックリ

ミスティ「こんなところに冒険者ギルドの出張所……?」

イリス「せっかくだし見ていってみようよ」

ミスティ「お金にはまだまだ余裕があるわよ。それにフォレスティナの首都に向かっている最中なのだから、ここで依頼を受けている暇はないんじゃないかしら」

イリス「ま、まあそう言わずに。納品依頼とかなら手持ちでできるものもあるかもしれないし」

ミスティ「まあ、イリスリーダーがそう言うなら……」


イリス「すみません」

出張所受付嬢「はっ! こ、こんばんは! 冒険者ギルド、フォレスティナ関所出張所です! 寝ていません!」ビシッ

ミスティ「……まあ、夜も遅いしね」

イリス「あはは……。ええと、ちょっとした簡単な依頼とかってありますか? 明日の朝には出発したいので、納品とかここの掃除とか……」

出張所受付嬢「むむ……そうですね」


↓1
01-70 都合の良い依頼はなかった
71-90 納品:蜘蛛絹
91-00 納品:ザリガニのお守り
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/03(土) 23:03:37.34 ID:tYqeAADd0
414 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/03(土) 23:31:10.15 ID:3BZznijO0
イリス「……まあ、流石になかったね」

ミスティ「さっきも言ったけど、餞別をたくさんもらってるからしばらくは大丈夫よ」

イリス「そだね。部屋に戻ろっか」

ミスティ「ええ」

 ◆
415 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/03(土) 23:31:36.09 ID:3BZznijO0
というわけで本日はここまでです。次回、フォレスティナ旅程後半から開始です

これはネタバレですが、氷と闇は他の属性とは実は若干成り立ちが異なります。星属性に含まれるのは火や光などの正の属性であり、負の属性である氷と闇は含まれていないのです
そしてクロシュちゃんの能力解放おめでとうございます。これで多分ちゃんと戦えるようになりました。あとは装備次第です。温かく見守ってあげましょう

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/03(土) 23:36:12.15 ID:TioO6gXI0

そういやフラナ氏他人からの吸血は控えてるクチかな
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/03(土) 23:37:28.23 ID:NlvUPGaRO
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/03(土) 23:38:33.26 ID:07D4fN/So
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 04:20:34.61 ID:akCfMb1to
おつー
クロシュちゃんこれで前線も張れるな!
妖精さん達のサイズ感はどのくらいなんだろう
420 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/04(日) 16:02:51.00 ID:0AXMpM8i0
フラナさんは吸血鬼なので血液はちゃんと接種しています。血を吸わずとも直ちに死ぬことはありませんが、長期間接種しないと人間で言うところの栄養失調のような状態に陥り弱っていきます。そのため、よほど特殊な事情があったり変わった思想の持ち主でもない限り、血を吸わない吸血鬼はいないと考えられます

小盾を取り込んだクロシュ氏は軽量さを保ちつつ防御能力が向上しており、一般的な兵士や冒険者や下級騎士より少し強いくらいの戦闘力があるかと思われます。鉄の小盾を取り込んだため、属性が鉄属性に変化しています(鉄属性や鋼属性は地属性の派生です。ローガン氏が鋼の気配と誤認したのはこのためです)

妖精さんたちの大きさは、平均身長がだいたい20センチメートルくらいです。人間やその他の大きな種族を相手に宿泊業を営むのは大変そうに見えますが、実はそれほどの労力はかかっていません。お客様の前ではせっせせっせと一生懸命手作業で働いているように見せていますが、お客様の見ていないところでは高度に洗練された生活魔法を駆使して効率的に作業を行っています。意外としたたかな商売なのです

そして妖精性愛者とはそんな小さい妖精さんたちを性的に愛する変わった方々です
緑の国では妖精や他の知性ある種族の捕獲や略取は禁じられていますが、密猟の被害は少なからず出ています。緑の国の治安組織は捜査を行っていますが、末端の密猟者を捕まえることはできてもその大元を特定して根絶するには至っていないようです
緑の国住民の多くは、自国民以外を奴隷化するのが大好きな隣国の王国の仕業ではないかと疑っています。しかし決定的証拠はなく、また緑の国と王国は相互不可侵条約を締結しているため、治安組織は思い切った捜査に踏み切れないようです
421 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/04(日) 16:03:38.17 ID:0AXMpM8i0
―朝
 妖精のお宿 玄関

 チュンチュン

妖精女将「またお越しくださいませ、旅人の皆様……」ペコリ

お宿の妖精A「また気てね〜」

お宿の妖精B「どうかお達者で……」

お宿の妖精C「体に気をつけてね、黒いスライムさん」

お宿の妖精D「またいらっしゃってくださいねぇ、鋼の旦那様ぁ」

 *

―緑の大森林 街道

 強化ソリ「」シャーッ

イリス「良いとこだったねえ」

ミスティ「また来ても良いかもね。ちょっとお高かったけど」

クロシュ「うん」

ローガン「うむ。良き宿であった」

妖精「すっかり酔っ払ってたもんね、ローガン」

ローガン「はは、昨晩はすまんな。可愛らしい妖精さんにお酌されてしまってな。つい酒が進んでしまったのだ」

妖精「……」タジ

ローガン「……安心していただきたい。やましいことは何もしていないし、私が愛するのは亡き妻ただ一人」

イリス「え……亡き……?」

ローガン「……過ぎた話だ」

ミスティ「…………。ローガンさんも、なのね……」

ローガン「私も、とは?」

ミスティ「……私も……家族はもうないわ。家族っていうか……故郷も、ね」

イリス「え………」

妖精「クロシュもだね。まあ、クロシュにはまだフメイがいるけど」

クロシュ「……」コク

イリス「……」

↓1コンマ
01-50 イリスの師匠、既に他界
51-95 イリスの師匠、存命
96-00 イリスの師匠大魔女説
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 16:04:29.15 ID:i5hN0SVl0
423 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/04(日) 16:39:36.48 ID:0AXMpM8i0
イリス「……私も……地の繋がった家族も、師匠も……もう、いないんだ」

ミスティ「イリスも……」

イリス「でもね……。師匠は私に、家を遺していってくれたから……。私には……帰る場所が、ある……」

ローガン「……そうなのだな」

イリス「はい……。だから……その……」

ミスティ「……ふふ。大切にしなさいよ。あなたの……帰るべき場所を……」

イリス「あ……」

ローガン「私にはもう望めぬが……イリスくんには、それをすることができる」

イリス「……!」

妖精「まあでも、天涯孤独って点じゃみんな同じみたいだね?」

クロシュ「……フメイちゃん……」

妖精「冗談だよ。クロシュにはまだ……家族と呼べる人が残ってるんだよね」

クロシュ「うん……」

イリス「……なら! 絶対、連れ戻そう! フメイちゃんをクロシュちゃんのもとへ……!」

ミスティ「ええ……。失ってからでは、遅いもの……。クロシュは、フメイを取り戻さなきゃ」

ローガン「うむ……! まだ間に合うのなら、クロシュくんはこれ以上我々と同じ苦しみを味わうべきではない」

クロシュ「……!」

妖精「ふふ。良かったねクロシュ。みんなお人好しで」

イリス「妖精さんもね」

妖精「私はただの暇つぶしだもん」


 強化ソリ「」シャーッ


 ☆妖精のお宿に宿泊したことにより、今回の道中戦闘時にコンマ+20の効果を得ます
  おいしい果実の効果と累積し、コンマ+35となります

↓1 ランダムイベント
01-05 野生の魔王が現れた!!!!
06-20 襲撃
21-35 食べられる野草(まずい)
36-50 自生する野菜(まあまあ)
51-75 良いもの発見(自由安価。道具限定)
76-95 良いもの発見(自由安価。道具に限らず人やスポットでも可)
96-00 旅の仲間
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 16:40:36.65 ID:hTXBPt1mO
425 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/04(日) 16:47:25.53 ID:0AXMpM8i0
見つけたもの(アイテム限定)
↓1 自由安価
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 16:48:56.77 ID:i5hN0SVl0
開くと雨が降る確率が上がる魔法の傘
427 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/04(日) 18:42:50.89 ID:0AXMpM8i0
 強化ソリ「」シャーッ

妖精「……ん? ちょっと止まれる?」

 強化ソリ「」キキッ

ミスティ「何かあった?」

妖精「面白い気配がある」パタパタ

 *

―街道 道端

 打ち捨てられた傘「」

クロシュ「……?」

ローガン「……傘、だな」

妖精「何か感じない? イリス」

イリス「これ……微かだけど……雨の魔力……?」

妖精「うん。多分、これに込められているのは雨乞いの魔法。気休め程度のものだけど、これを開けば雨雲を呼び寄せやすくなるはずだよ」

ミスティ「傘なのに雨を呼んでしまうなんて……。なんだか本末転倒ね……」

イリス「じゃあ、雨が降っている時に開いたら?」

妖精「周囲の雨雲をさらに呼び寄せて、傘の周辺が集中豪雨になるだろうね」

ミスティ「ますます本末転倒じゃない……」

妖精「多分、イタズラ好きな妖精が作ったものだろうね。何も知らない旅人に拾わせて、雨の中でこれを差させるのが目的なんだと思う」

ローガン「な、なんと回りくどいイタズラか……」

イリス「……でも、使いようによっては凄い道具になるんじゃない? これ」

ミスティ「そうね……。任意に雨雲を呼べるっていうのは、かなり便利に思えるわ……」

妖精「肝心の雨雲が近くになければ意味ないけどね。使いようはあるって意見には同意」

イリス「じゃあ……拾わせる目的で置かれたものなら、遠慮なくもらっちゃおう!」

ミスティ「妖精の推測だけどね」

 ☆雨乞い傘を拾得しました

 ◆
428 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/04(日) 18:44:59.70 ID:0AXMpM8i0
 強化ソリ「」スイー


クロシュ(森のトンネルを抜けて、一気に視界が開けると――)


 天を衝いて聳える世界樹「」キラキラ


 ワイワイ ガヤガヤ

妖精の露店「フェアリーシロップあるよ〜! 採れたてホヤホヤの新鮮なフェアリーシロップだよ〜」ヒラヒラ

馬頭の飛脚「オデ、荷物、運ベル。オ前、楽ニナル。オデ、儲カル。皆、シアワセ」

アルラウネの八百屋「野草、野菜、果物、なんでも揃ってるよ。私たちが丹精込めて育てた野菜、買ってかない?」

エルフの吟遊詩人「それでは聞いて下さい。魔族大革命の裏で暗躍した闇の英雄……ダークヒーローイリスの物語を……」ポロロン


クロシュ「――!」

イリス「――――わああ……!!」

ミスティ「これは……圧巻ね……!」

ローガン「なんと……森の中に、これほど美しく自然と調和した街並みが広がっているとは……!」

妖精「……変わってないか。良くも悪くも」


クロシュ(わたしたちは――緑の国フォレスティナの首都へ、到着した)

 ◆
429 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/04(日) 18:46:10.99 ID:0AXMpM8i0
―緑の国 大樹の宿

イリス「わああ……! 大きな木の中に空洞があって、その中が宿になってるの……!?」

ミスティ「凄いわね……。でも、木の方は大丈夫なのかしら……」

妖精「ああ、うん……。中はくりぬかれてるけど、一応木の生命に影響は出ないようにやってるんだよ。木の方にも同意は得てるし、健康管理とかにも気を遣ってるからその辺の心配はいらないと思う」

ローガン「木の同意とは……。全く考えもしなかった世界だな……」


受付のアルラウネ「お客さん詳しいね。ここ出身の妖精?」

妖精「違います」

受付のアルラウネ「そう。まあ詮索はしないけど。部屋割りはどうするの?」

イリス「一人部屋と、三人部屋と、三人部屋にオプションの妖精付きをお願いします!」

受付のアルラウネ「はいはい。おじさんのハーレムかと思ったら違うのね」

ローガン「……私はそのような者に見えるのだろうか……」

 *

―大樹の宿 客室

 完全木造ベッド「」
 綿花のクッション「」
 光るキノコのランプ「」

イリス「おおお……! 内装も木! 植物! キノコ!」

ミスティ「徹底しているわね……。とりあえず、フメイ捜しは明日からにしましょう……少し疲れたわ……」

クロシュ「ん……」コク

妖精「クロシュがフメイの姿に擬態してれば聞き込みもしやすいし、意外と簡単に見つけられるかもね」

ミスティ「どちらかと言うと、見つけた後どう説得するかの方が難しそうだわ……」

イリス「た、確かに……。何か良い方法を考えなきゃね……」


……………………………………………………………………………………
―緑の国フォレスティナ
 ◆パーティメンバー
 ◇クロシュ 武:鉄の小盾  防:旅人の服
 ◇妖精   武:なし    防:蜘蛛絹のレオタード
 ◇イリス  武:精霊樹の杖 防:魔術師のローブ
 ◇ミスティ 武:魔銀の短剣 防:旅人のローブ
 ◇ローガン 武:鋼の剣   防:鎖帷子

◯所持アイテム
・鉄鍋+携帯調理器具
・蜘蛛絹の下着
・ザリガニのお守り
・魔術書「星の魔力」
・魔族国永久旅券
・マジカルブラッドワイン
・反魂丹×2
・運命賽
・雨乞い傘

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
……………………………………………………………………………………
□フォレスティナ首都 主要施設
郊外:緑の大森林、農園、果樹園、精霊の泉、他
首都:露店通り、大樹の宿、武具店、雑貨店、魔法店、工芸品店、八百屋、甘味処、食事処、他
聖域:世界樹 ※許可なき者は聖域に入れません


フォレスティナ滞在初日の夜です
↓1〜3 自由安価 何をする?
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 18:49:57.19 ID:hTXBPt1mO
宿のマッサージサービスを受ける
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 18:52:20.62 ID:lWQQQJT5O
フメイちゃんの迷子ビラチラシをばら蒔くように大量に用意する
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 18:53:38.34 ID:2hazS27NO
星の魔翌力を読んでみる
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 18:53:46.37 ID:m2mpVXVlo
精霊の泉へ行く
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 18:53:53.52 ID:xleULxLA0
露店通りで買い物と散歩がてらフメイとアリシアの手がかりを探す
435 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/04(日) 19:37:05.19 ID:0AXMpM8i0
イリス「とりあえず今夜はここでくつろごうよ。私、この宿の雰囲気を満喫したい……!」

ミスティ「そうね。きっとこんな宿はここ緑の国にしかないでしょうし、しっかり味わっていきましょう」

妖精「悔しいけど、妖精である私にとってもやっぱり心地良い環境なんだよね……」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

イリス「あはは、クロシュちゃんも疲れちゃった? スライムの姿に戻ってる」

 コンコン

ミスティ「あら? ローガンさんかしら……」

イリス「ちょっと見てくるね」スクッ


イリス「はあい、どちら様?」

ドアの向こう「初日限定のマッサージサービスにお伺い致しております」

イリス「あ、そういえば受付の時に……」

ドアの向こう「はい。お時間の変更やキャンセルも受け付けておりますが、いかが致しますか?」

イリス「あ、いえいえ! せっかくなのでお願いします!」ガチャッ


マッサージ担当アルラウネ「かしこまりました。それでは、誠心誠意マッサージさせていただきます」スッ

 *

イリス「うう……服を脱ぐ必要があったなんて……///」

ミスティ「もう……タダだからって軽率に頼むからよ……///」

スライムクロシュ「」モニョモニョ

妖精「ねえ、スライムも受けられるの?」

マッサージ担当アルラウネ「もちろんです。私共のマッサージはスライムの方にも対応しております」

妖精「そうなんだ……」

スライムクロシュ「」モニョモニョ

マッサージ担当アルラウネ「それでは始めさせていただきたいと思います。まずはアルラウネオイルを全身にお塗り致します……」

 ヌリヌリ

イリス「ひゃっ……!///」ヌリヌリ

ミスティ「ひ、ひんやりするわね……///」ヌリヌリ

妖精「んっ……」ヌリヌリ

スライムクロシュ「!」モニョニョ

マッサージ担当アルラウネ「それでは、ここからが本番です。施術を始めます……」

 *

↓1 マッサージの効果
01-60 疲れが取れました
61-90 クロシュがアルラウネに擬態できるようになった
91-00 能力も含めて擬態できるようになった
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 19:38:46.58 ID:i5hN0SVl0
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 19:38:51.28 ID:m2mpVXVlo
ほい
438 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/04(日) 20:27:55.14 ID:0AXMpM8i0
 *

イリス「ほわああ……な、なんか……すごかった……///」

ミスティ「え、ええ……。でも、なんだか体が軽くなったような気がするわ……」


妖精「」ビクンビクン

スライムクロシュ「〜〜?」モニョモニョ

妖精「は、はひっ……ひまは……さわら……ないで……くろしゅ……///」ビクンビクン

スライムクロシュ「〜」モニョ

 ☆疲れが取れました

 *

―同刻 ローガンの部屋

マッサージ担当アルラウネ「随分、こっていますね……」

ローガン「ぬ、ぬう……」

マッサージ担当アルラウネ「ふふ……。お夜伽も追加致しますか……?」

ローガン「ここ緑の国では、そうするのが流行っているのかね……?」

マッサージ担当アルラウネ「さあ……。でも、そういうサービスがお好きなお客様は少なくありませんから……」

ローガン「そ、そうか……」

マッサージ担当アルラウネ「でも、お客様のように身持ちが固い殿方もお好きですよ……? 私……」

ローガン「それは光栄だ……。しかし私は、愛する者は一人と決めているのでな……」

マッサージ担当アルラウネ「ふふ……それは残念です……。せめて体の疲れは、しっかり解して差し上げますね……」

ローガン「う、うむ……」

 ◇
439 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/04(日) 20:28:44.29 ID:0AXMpM8i0
―大樹の宿 客室

妖精「ああもう……! 酷い目にあった……!」プンスコ

イリス「あ、あはは……。妖精さん、けっこうすごい声出してたよね……」

妖精「う、うるさい……! くそお、何が『アルラウネオイルは妖精には刺激が強すぎるかもしれません』だよ!」

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

ミスティ「クロシュも気持ち良かったみたいね……。妖精にだけ刺激が強かったのかしら……」

イリス「で、でも疲れは取れたんじゃない? 妖精さんも!」

妖精「うぐぐ……確かに、体は解れてるけど……」

ミスティ「ならまあ、良しとしましょうよ……」

イリス「ねえ、疲れた取れたからついでに明日からどうするか考えてみない? 聞き込みの他に、何か良いやり方がないかさ」

スライムクロシュ「!」モニョッ

ミスティ「そうね……。就寝まで時間はあるし、少し考えてみましょう……」

 *

イリス「……ビラ配り!」

ミスティ「なるほど……その手があったわね……!」

スライムクロシュ「!」モニョモニョ

妖精「……紙はどこから調達するの? 絵は誰が書くの?」

イリス「あ」

↓1コンマ
01-30 宿泊中の暗黒行商人が大量の紙と画材を持っていた(とても高い)
31-60 宿泊中の行商人が大量の紙と画材を持っていた
61-90 宿泊中の優良行商人が大量の紙と画材を持っていた(安い)
91-00 ハーピィ記者「話は聽かせて貰いましたよ」ガラッ
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 20:29:50.81 ID:xleULxLA0
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 20:29:57.63 ID:hTXBPt1mO
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 20:40:18.24 ID:m2mpVXVlo
ルフさんかなり好きだから再登場の目あるみたいなの嬉しい
443 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/04(日) 21:07:36.10 ID:0AXMpM8i0

イリス「も、もしかしたらこの宿に紙と画材を売っている行商人の人が泊まってるかもしれない!!」

妖精「いやいや、そんな都合の良いことがあるわけ……」

 *

―大樹の宿 ロビー

ターバンの褐色少女「いかにも、あたしは行商人だけど」

ミスティ「本当にいた……」

イリス「ターバンは行商人の証って昔から決まってますもんね!」

ターバンの褐色少女「実際ターバンは行商人組合で定められた行商人の正装だかんね。あんたの認識は正しい。巻いてない奴も多いけど」

イリス「それでですね、行商人さん。紙と画材はありますか?」

妖精「まあ、いくら行商人がいたとしてもそこまでピンポイントな偶然は……」

ターバンの褐色少女「あるよ。どれくらい欲しい?」

妖精「嘘でしょ」

ミスティ「こんなことが……」

 *

ターバンの褐色少女「王国の芸術都市で仕入れた質の良い紙と画材だよ。まさか旅人に売れるとは思ってなかったけどね。まいど!」

イリス「ありがとう!」

ターバンの褐色少女「こちらこそ。今後ともご贔屓に」

 ☆紙と画材を買いました
  お金が少し減りました

 ◇

―客室

イリス「というわけで、作りましょう! ビラを!」

スライムクロシュ「!」モニョモニョ

ローガン「い、いつの間にそんなことになっていたのか……。だが安く仕入れられたのは幸いだな」

ミスティ「偶然って凄いわ……」

妖精「……それで、この中で一番絵が上手いのは誰?」

全員「……」

コンマ数値が大きいほど絵が上手い(0が最大)
↓1 1桁目クロシュ 2桁目妖精

↓2 1桁目イリス 2桁目ミスティ

↓3 1桁目ローガン
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 21:08:23.40 ID:i5hN0SVl0
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 21:08:53.32 ID:3o1UX2IDO
はい
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 21:08:54.82 ID:57XNqXpkO
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 21:10:41.69 ID:m2mpVXVlo
やるやんクロシュちゃん
448 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/04(日) 21:28:06.87 ID:0AXMpM8i0
イリス(絵心2)「うう〜……絵って苦手なんだよなあ……」

ミスティ(絵心3)「……絵の描き方なんて学んだことないわ……」

ローガン(絵心2)「私もだ……。生まれてこの方、絵筆など取った記憶がない……」

妖精(絵心4)「私でもマシな方だなんて……。このパーティ、絵心なさすぎるんじゃ……」

イリス「いや、待って! まだ、クロシュちゃんの絵を見ていない……!」

妖精「ええ? あのぼんやり赤ちゃんスライムがちゃんとした絵を描けるわけ……」


スライムクロシュ(絵心10)「……」モニョモニョ カキカキ

 写実的なフメイちゃんの似顔絵「」ピラッ

妖精「なっ……」

ミスティ「なんですって……!!?」

ローガン「これは、まさか……!」

イリス「すごい……すごいよ、クロシュちゃん!!」

スライムクロシュ「……」モニョモニョ カキカキ

 ◇

 フメイちゃんの迷子ビラ束「」ドサッ

イリス「あ、あっと言う間に描き終えちゃった……」

ローガン「途中から版画板に擬態してバンバン刷っていたな……」

妖精「まさか、クロシュにこんな才能があったなんて……。擬態とか反映魔法の応用……?」

スライムクロシュ「〜」モニャァ

ミスティ「ふふ……スライム語はわからないけど、今クロシュがドヤ顔をしているのはなんとなくわかったわ……」

 ☆クロシュの天才的な描画能力が判明しました
 ☆擬態による活版印刷が可能となりました
 ☆フメイちゃんの迷子ビラを大量に作成しました

 ◆
449 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/04(日) 22:04:25.29 ID:0AXMpM8i0
―大樹の宿 夜更け

スライムクロシュ「……」zzz

妖精「すう、すう……」zzz


 キノコランプ「」ボウ…

 ペラッ カキカキ

イリス「……」

 魔術書「星の魔力」ペラッ
 イリスの研究ノート「」カキカキ

イリス「……」ペラッ

イリス「……」カキカキ

イリス「……」ペラッ

イリス「…………ふわあ……」ググ


ミスティ「お疲れ様、イリス……。はい」

 コトン…
 カモミールティー「」ホカホカ

イリス「あ、ミスティ。ありがと……」ゴクゴク

イリス「……あったまる……。美味しいや」

ミスティ「この国で採れたカモミールで淹れたお茶よ。ロビーのアルラウネが用意してくれたの。疲れに効いて、睡眠に良いって」

イリス「そうなんだ……。後でお礼を言わないとね……。あ、そういえば起こしちゃった? ごめん」

ミスティ「気にしないで……。それより、根を詰めすぎじゃない? まだここに来たばかりなのだから、そんなに慌てて読み解かなくても」

イリス「……でも私、ミスティがソリを動かしてる間……ちょっと風を吹かせるくらいしかできないんだよ」

ミスティ「適材適所よ、それは」

イリス「でも……クロシュちゃんは、この前持っている道具の力を自分に取り込む能力を身に付けたし……絵も上手で、活版印刷もできるんだよ。それに比べたら……」

ミスティ「いや、あなただって土鍋を作ったり火も起こしたり即席温泉も湧かせたりできるじゃない……。ソリの運行とかき氷作りくらいしかできない私よりずっと多才だと思うのだけれど……」

イリス「そ、そうかな……」

ミスティ「そうよ。自分にできることに自信を持ちなさいよ……」

イリス「……えへへ、ありがと」

ミスティ「全くもう……。後ろ向きは私の役でしょう……」

イリス「それはそれでどうかと思う……。ふわ……」

ミスティ「もう寝ましょう。明日からフメイ捜しよ」

イリス「だね。クロシュちゃんに悲しい思いをさせないよう、頑張らなきゃ」

ミスティ「ええ」

 ◆

イリスの勉強成果
↓1
01-30 読解1/4
31-60 読解2/4
61-90 読解3/4
91-00 イリス「あれ? 私の属性って……」
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 22:05:00.43 ID:i5hN0SVl0
451 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/04(日) 22:16:37.64 ID:0AXMpM8i0
というわけで、イリスさんの魔術書読解が2/4まで進んだところで本日はここまでです。次回から緑の国で本格的な活動開始です

風雪のルフことハーピィ記者さんはかなり自由に動ける上に空も飛べるので、もしかすると今後の登場機会が魔族国住民の中で最も多いかもしれません。今回のようにコンマ表に紛れ込むこともあれば、記事のネタを探すために火事場に突っ込んできたりすることもあるでしょう。もちろんルフ氏に限らず、今までに登場したキャラクターが再登場することはあると思います

そして今回クロシュ氏の隠れた才能が発掘されました。擬態や反映魔法を応用した結果なのか、クロシュ自身の内なる才能なのかはわかりませんが、非常に優れた描画能力を持っていることだけは確かなようです。もう穀潰しなどとは呼べないかもしれません。おめでとうございます

それでは本日もありがとうございました。次回も恐らく土日になるかと思います。よろしくお願いいたします
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 22:19:13.08 ID:cIDZZwTvo

迷子チラシって犬猫かな
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/04(日) 23:35:55.11 ID:xleULxLA0
乙です
ぼんやり赤ちゃんスライム脱却?おめでとう
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/05(月) 00:21:37.74 ID:WhagOvCCO

国境を越えて広がるダークヒーローイリス伝説
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/05(月) 01:02:25.76 ID:RxyZTYASo
おつおつ
フォレスティナで妖精さんの過去が明らかになりそう
456 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/08(木) 21:41:49.75 ID:foosXCaP0
迷子ビラも行方不明者ビラも意味するものと目的は同じかと思います。なおクロシュ氏は犬猫などの動物と人や魔族などの知性を持つ種族をあまりはっきりとは区別していないようです

ここ最近急にクロシュ氏のできることが増えました。お絵描きに関してははお金を取っても良い出来かもしれません。赤ちゃんから一気にプロフェッショナルです。これはとてもすごいです。でも中身はぼんやり赤ちゃんスライムのままなのでごあんしんください

実のところ風雪新聞は魔族国以外にも出回っているので、魔族国ほどではないと思いますがダークヒーローイリスの威名はそこそこ知れ渡り始めているのかもしれません

妖精の過去が緑の国編で明らかになるかどうかは今後の展開次第であります。気になる場合は自由行動で交流してみても良いでしょう
妖精に限らず仲間や他の特定の人物を指定して交流を図ると、クロシュの中でその人への理解が深まったり、擬態や能力のレパートリーが増えたり等、いろいろな良いことがあるかもしれません
457 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/08(木) 21:42:49.91 ID:foosXCaP0
本日は本編の更新はできませんが、近日開催予定の緑の国首長選挙における候補者をニ名募集したいと思います
一人は現首長であり今回の選挙でも最有力と目される伝統派、もう一人は近年台頭してきた親王国路線の改革派です
よろしくお願いします

↓2伝統派(現首長・最有力)
【名前】
【種族】(森っぽい種族であると良いです)
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】

↓4革新派(親王国・対抗)
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/08(木) 22:04:52.48 ID:mgkUIQhs0
【名前】ティセリア
【種族】エルフ
【性別】女性
【年齢】1500才
【容姿】外見では二十歳前後
緑髪のポニーテール
スタイル抜群の爽やかな雰囲気の美少女
【性格】明るく快活ながらも、慈愛と威厳も併せ持った女性
【魔法】精霊との親和性が非常に高い
様々な属性の精霊の力を借り、千年以上の研鑽を積んだ武術に上乗せする
【備考】
他種族との平和な暮らしを望む、冷静で大局的な判断もできる首相
多忙ではあるが、他の国の文化も興味を持って知ろうとしている
お菓子作りが得意で身近な人におすそ分けしたりしている
彼女の魔翌力が籠もったお菓子は食べると心身ともに元気になる
精霊や子供に懐かれやすいが、懐かれやすすぎてちょくちょくじゃれつかれまくってあわあわ言ってる
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/08(木) 22:26:57.14 ID:/ZEjezBSO
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/08(木) 22:28:55.02 ID:asZrKp7/0
【名前】サリー
【種族】エルフ
【性別】女
【年齢】1000歳
【容姿】見た目は紫ショートの幼女
【性格】冷静沈着だが時折腹黒な一面も
【魔法】基本地属性魔法が得意だが、幻術も使える。
【備考】毎日業務に追われるもそれが使命だとして日々励んでいる。その経験からか人の心を見透かすこともできる。
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/08(木) 22:29:02.54 ID:6Urb/6UHO
【名前】マーベル・クライス
【種族】エルフ
【性別】男
【年齢】600
【容姿】フォレスティナの伝統衣装の上に今国際的に流行りのブランドマントを着けている。笑顔が特徴的な薄金髪のお兄さん。
【性格】脱田舎思考のシティボーイ。新しい物好き。気さくな時とシリアスの時のギャップがある。
【魔法】金属を生み出し操る
【備考】世界を渡り歩いた国際通として革新派から出馬。人当たりがよく選挙活動の一環で街に出没して色んな人に握手を求める。
森しかない祖国に多少のコンテンツを増やす目的で一部森林の開拓を主張する。レジャーやスポーツ、その他娯楽施設を開業することで国民の幸福度は上がるわ、業者から裏金が入ってくるわとWin-Win。彼の事務所には王国やその他の外国の者たちが出入りしてるが、いったい何なのだろうね。
祖国は歴史的に伝統派が強く、そのため進歩が止まっている事実に悲観し、森>進歩の現状を変えようと心から思っている。それはそれとして汚職はする。
462 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/08(木) 23:01:39.34 ID:foosXCaP0
皆さんありがとうございます。伝統派の現首長は>>458のティセリア氏、革新派は>>461のマーベル氏に決定いたしました。スタイル抜群伝統派エルフとイケメン汚職エルフです
惜しくも安価から外れてしまった>>460の幼女エルフのサリー氏も、ちょっとした役柄で登場することがあるかもしれません。よろしくお願いします


それでは本日はありがとうございました。土日(+祝日?)に本編更新をしたいと思いますので、よろしくお願いします
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/08(木) 23:02:35.50 ID:6Urb/6UHO
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/08(木) 23:27:20.42 ID:6es3rq5Do
おつおつ
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/08(木) 23:29:37.70 ID:mgkUIQhs0
乙でした
466 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/10(土) 21:17:42.74 ID:au/cfXdQ0
―緑の国フォレスティナ 滞在2日目
 ◆パーティメンバー
 ◇クロシュ 武:鉄の小盾  防:旅人の服
 ◇妖精   武:なし    防:蜘蛛絹のレオタード
 ◇イリス  武:精霊樹の杖 防:魔術師のローブ
 ◇ミスティ 武:魔銀の短剣 防:旅人のローブ
 ◇ローガン 武:鋼の剣   防:鎖帷子

◯所持アイテム
・鉄鍋+携帯調理器具
・蜘蛛絹の下着
・ザリガニのお守り
・魔術書「星の魔力」
・魔族国永久旅券
・マジカルブラッドワイン
・反魂丹×2
・運命賽
・雨乞い傘
・フメイちゃんの迷子ビラ

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す

◯仲間の目標
・星の魔力を読む[2/4](イリス)
……………………………………………………………………………………
―翌朝
 露店通り

 ワイワイ ガヤガヤ

ミスティ「朝からもう賑わっているわね……。流石は観光地といったところかしら……」

ローガン「しかももうすぐ首長選挙だ。国内外問わず見物客が首都に集まってきているのだろう」

妖精「うんざりするね。毎日毎日頭空っぽの奴らがお祭り騒ぎしててさ」

ミスティ「タイミング的に、私たちもお祭り騒ぎしに来た観光客と思われてるでしょうね……」

イリス「でも、人目が多い時期ならフメイちゃんの目撃情報もきっとあるはずだよ!」

妖精「言われてみればそうか。クロシュ、ビラ配りの準備は良い?」

クロシュ「ん」コク

 *
467 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/10(土) 21:18:43.53 ID:au/cfXdQ0

イリス「人を捜しています!」ピラッ

金髪爆乳エルフ「あら、迷子? 見かけたら連絡するわね」


ミスティ「この子を見たら、大樹の宿に連絡を……」ピラッ

エルフの吟遊詩人「ふむ……覚えておきましょう……」ポロロン


ローガン「失礼。この子に見覚えはないだろうか」ピラッ

馬頭の飛脚「オデ、見覚エナイ。見タラ教エル」


妖精「迷子を捜してま〜す。お見かけの方は大樹の宿まで〜」ピラッ

森妖精「わあ、かわいい絵! あなたが描いたの?」キャッキャ



クロシュ「え、えと……と、友達を……さがして……」オロオロ

 ガッ(つまづく音)

クロシュ「ひゃっ……」

 ドテッ
 バッサァ…(ビラが散らばる音)

クロシュ「あ、あ……」ジワワ

 ザワザワ ナンダァ?

クロシュ「ご、ごめ、なさ……」オロオロ


「――風の精霊よ、ビラを集めて―――」

 フワッ
 バササササッ!(ビラが綺麗に集まる音)

 フメイちゃんのビラ束「」ビシッ!

緑髪エルフの少女「……はい、どうぞ!」ニコッ

クロシュ「あ……ありがと、ございます……」スッ

緑髪エルフの少女「転んだところは……あら、もう治ってる。ふふ、流石はスライムの子です」

クロシュ「え……?」

緑髪エルフの少女「ああ、申し遅れちゃいましたね。私はティセリア。この緑の国の――」


「一枚忘れてますよ? ティセリア首長殿?」ヌッ

 フメイちゃんのビラ「」ピラッ

クロシュ「あ……」

薄金髪エルフの青年「もう落としちゃダメだぜ?」ニコッ
468 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/10(土) 21:20:07.20 ID:au/cfXdQ0
ティセリア(緑髪エルフの少女)「……マーベル」

マーベル(薄金髪エルフの青年)「おっと、そう睨まないでくださいよ。ビラを拾ってこの子に渡しただけでしょ?」

ティセリア「睨んでなどいませんが。ご協力、感謝致します」ペコ

マーベル「どういたしまして。ところで君……この子、迷子なのかい?」

クロシュ「あ、うん……」

マーベル「じゃあお兄さんも一枚もらっていいかな? 手伝うよ」

ティセリア「……! 私も手伝います、一枚もらっても良いですか?」

クロシュ「うん……」

 ピラッピラッ

マーベル「……フメイちゃんて言うのか。君にそっくりだけど、双子とか?」

クロシュ「あ、えと……わたし、フメイちゃんの姿に、化けてて……」

 デロデロ

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

マーベル「なるほど」

ティセリア「状況はわかりました」

 デロデロ

クロシュ「……よろしく、お願いします……」ペコリ


紫髪のエルフ幼女「……こんなところで何をしているんですか、ティセリア」スタスタ

ティセリア「あっ、ごめんなさい! それでは失礼します、お探ししますからね!」タタッ


マーベル「おー、流石首長殿はお忙しいねえ」

「……マーベル」スタスタ

マーベル「っと、俺にもお迎えか」


クロシュ「…………!!?」バッ

勇者サイン?「……? お前……あの時の……」スタスタ

マーベル「ん? 知り合いか? セイン」

セイン「……」

マーベル「なんだ、気になるな。もしかしてお前、こういう子が好みなのか?」ニヤニヤ

セイン「いや」

マーベル「はあ、相変わらず遊びのねえやつ。まあいい、行くぞ」ザッ

セイン「……ああ」

マーベル「んじゃまたな。俺も捜しとくけど見つかると良いな」ヒラヒラ スタスタ

セイン「……」ジッ

クロシュ「……」

セイン「……」クルッ スタスタ…


クロシュ「……」

 *
469 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/10(土) 21:22:20.86 ID:au/cfXdQ0
―緑の国
 郊外 農道

 ヒュオオオ…
 ヒラヒラ パシッ

 フメイちゃんの迷子ビラ「」パタパタ…

アリシラ?「わお、フメイちゃんフメイちゃん、これ見て!」

フメイ「……? え、クロシュ!?」バッ

アリシラ?「ううん、この紙に描かれてるのはフメイちゃんのことみたいだよ。捜しています、だって」

フメイ「捜し、て……?」

アリシラ?「クロシュちゃんだよぉ! このインク、クロシュちゃんの粘液がちょっとだけ混じってるもん!」

フメイ「あ……クロシュ……」

アリシラ?「うふふ……フメイちゃんも愛されてるんだねえ……」

フメイ「……」グッ

アリシラ?「どうする? 会ってあげる?」

フメイ「……だめ。今はまだ……クロシュに、会えない……」

アリシラ?「も〜、強情なんだからぁ」

フメイ「……」

アリシラ?「そうは言ってもねえ、実のところ選挙の日までやることないんだよねぇ」

フメイ「じゃあ……その辺で寝てれば良い……」

アリシラ?「寝てるだけじゃ暇で死んじゃうよぉ」

フメイ「……アリシラの顔してるなら、もっとアリシラらしく振る舞って」

アリシラ?「うふふ……私はアリシラだよ?」

 *
470 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/10(土) 21:23:06.99 ID:au/cfXdQ0

妖精「え、ええ!? あの勇者っぽいやつを見たって!?」

クロシュ「うん……」

ローガン「なんと……。この国に来ているのか……」

イリス「で、でもそれならクロシュちゃんが無事で良かったよ……!」

ミスティ「……流石に、この平和な国で事を起こそうなんて気はないってことかしら……」

ローガン「何にせよ、警戒は必要だな……。単独で人目の少ない場所に行くのはやめておいた方が良いかもしれん」

妖精「うへぇ……とんだ災難だよ全く……」


フォレスティナ滞在2日目です
↓1〜3 自由安価 何をする?
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/10(土) 21:25:03.28 ID:X0Zzvddk0
精霊の泉に行ってみる
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/10(土) 21:25:37.35 ID:tYfygy3t0
冒険者ギルドを覗いてみる
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/10(土) 21:26:00.81 ID:64t3KZmJo
聖域侵入
474 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/10(土) 21:55:11.65 ID:au/cfXdQ0
―精霊の泉

 サラサラ…(水の流れる音)

イリス「おお〜、ここが精霊の泉……」

 泉「」サラサラ…

イリス「……」

妖精「……」

クロシュ「……」

イリス「……精霊、見えない」

妖精「精霊が物理的に目視できる姿を見せることなんて滅多にないもん。ほとんどは自然の中に同化してるだけだから、いないわけじゃない」

イリス「ここでならもしかしたら、って思ったんだけどなあ……」

クロシュ「えと……どうして、精霊に……会いたかったの……?」

イリス「私、いつも木の杖を使ってるでしょ? この木、精霊樹って言って精霊の力を授かりやすい性質があるの。だから日頃のお礼を言おうかなあって思って」

妖精「あー、何か親しみやすい杖だなあって思ってたけど、それ精霊樹だったんだ」

イリス「うん。なんでか知らないけど私の属性とも相性が良いみたいで、師匠から頂いた大事なものなんだあ」

妖精「自然の属性を感じ取ったりとか、なんかイリスの属性ってただの複数属性じゃないっぽいよね。もしかして私たち妖精の仲間なんじゃない?」

イリス「そ、そうなのかな? でも妖精さんの魔法は原理も術式も全然わかんないよ、私」

妖精「……じゃあ妖精じゃないか。……あそうだ、自然の属性を感知する感じで精霊の気配でも探ってみれば?」

イリス「……ど、どうかなあ。精霊は感じ取れたことさえないし……」

妖精「自然の属性を感じ取れるイリスなら、自然と同化してる精霊を見つけられるかもよ」

イリス「わ、わかったよ。やれるだけやってみる……!」


↓1
01-70 わかりませんでした
71-90 気配がある?
91-00 見つけた!
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/10(土) 21:55:40.09 ID:tYfygy3t0
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/10(土) 21:56:16.68 ID:X0Zzvddk0
見つけた!
477 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/10(土) 22:19:21.88 ID:au/cfXdQ0
イリス「むむむ……むむむむ……!」ムムム

イリス「…………だめだぁ!」バタッ

妖精「お疲れさま。まあそもそも普通の人間は精霊を感じ取れるようにできてないからね。自然を感じられるだけでも人間にしては十分凄いと思うよ」

イリス「うぐうう……『人間にしては』って枕詞が逆にすっごく悔しい……!!」

妖精「あっはは、褒めたつもりなんだけどなあ。まあ悔しさをバネに頑張りなよ」

イリス「うん……! ところでクロシュちゃんは?」

妖精「泉の……水の精霊と遊んでる」

イリス「え゛」


スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ キャッキャ

水の精霊『〜〜』キャッキャ


イリス「うぐううう!!! 私には見えないよおお!!」ジダンダ

 ◆
478 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/10(土) 22:21:47.15 ID:au/cfXdQ0
急用が入ってしまったため一旦休止いたします。本日中に再開できるかは未定です。あまり進んでいないのに申し訳ありません
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/10(土) 22:26:41.62 ID:64t3KZmJo
乙まってる
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/10(土) 22:29:30.97 ID:rBtjtE1lo
一旦乙
481 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 16:41:00.35 ID:lCHmayLY0
昨日はすみませんでした。再開します
482 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 16:41:28.79 ID:lCHmayLY0
―冒険者ギルド 緑の国支部

 ワイワイ ガヤガヤ

ミスティ「流石にここは賑わっているわね……酒場も併設されているし……」

ローガン「すまないな。わざわざ付き合ってもらって」

ミスティ「気にしないで。私もここのギルドの雰囲気を見ておきたかったし」

ローガン「では冒険者証の更新をしてくる。待っていてくれ」スタスタ

ミスティ「ええ……」


ミスティ「……」

ミスティ「……路銀にはまだまだ全然余裕があるけれど、せっかくだしどんな依頼があるか見ていきましょうか」スタスタ


 依頼書「常闇の樹海調査員募集 報酬:極高」
 依頼書「マンドラ大根の収穫手伝い募集 報酬:中」
 依頼書「おうちの木がよわってるの たすけて 報酬:時価」
 依頼書「選挙祭でのバックダンサー募集!! 報酬:中」
 依頼書「畑の害獣駆除 報酬:中」


ミスティ「……いろいろあるわね。常闇の樹海調査員とバックダンサー以外なら、やれないこともなさそうだけど……」

↓1選択
1.マンドラ大根の収穫を手伝う
2.おうちの木を助ける
3.害獣駆除をする
4.今回はやめておく
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/11(日) 16:42:39.00 ID:eFmSDMSH0
2
484 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 17:50:08.30 ID:lCHmayLY0

 依頼書「おうちの木がよわってるの たすけて 報酬:時価」

ミスティ「……」

ミスティ(拙い字……。書き手の不安と、藁にも縋りたい想いが伝わってくるかのよう……)

ミスティ(どう見ても、ロクな報酬は望めない……。時価というのも、ギルドがお情けで付けてあげた表記ということくらい私にもわかる……)

ミスティ(他の冒険者たちも、見向きもしない……。確実に、時間と労力の無駄だもの……)

ミスティ(……当然、私も………)



――
――――
485 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 17:51:15.89 ID:lCHmayLY0
―ある日
 雪の降る街

 キャハハハハ!!  ウワアアア!!!
   イヤアアアア!!! タスケテクダサイ!!
  シンジャエー!!!   キャハハハハ!!!
    キャハハハハハハ!!!  アバーッ!!

幼ミスティ「あ、あ……」ガクガク

ミスティ母「ごほっ……。ごめん、ね……。ミスティ……」

幼ミスティ「……マ、マ……」

ミスティ母「このソリに乗ったら……そのまま、じっとしていて……。それで……人のいるところに、着いたら…………助けてって……ごほっごほっ!」

幼ミスティ「やだ……やだ……! パパとママも、いっしょじゃなきゃ……!!」

ミスティ母「ごめんね……。ママは、もう……。パパも……」

 近くで斃れているミスティ父「」

幼ミスティ「やだあ……!!」

ミスティ母「わがまま……言わない、の……。ミスティは……強い子、なんだから……」キラキラ…

幼ミスティ「ふ、え……」

 トサッ…

ミスティ母「はあ、はあ……。ごめんね、ミスティ……。許してね……」グイッ


 ポフッ(幼ミスティがソリに乗せられる音)

 輝きと共に走り出すソリ「」キラキラ… スイーッ…


ミスティ母「……さようなら……ミスティ……」

ミスティ母「氷の精霊よ――どうかミスティを、お守りください――」

――――
――
486 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 17:52:04.78 ID:lCHmayLY0

ミスティ「……」

ミスティ「……」パシッ

 依頼書「おうちの木がよわってるの たすけて 報酬:時価」ベリッ

ミスティ「……」スタスタ


ミスティ(馬鹿ね、私……。こんな依頼……受けたところで何の足しにもならないのに……)スタスタ

ミスティ(でも……この依頼主の不安が、恐怖が……私には、痛いほどにわかってしまうから……)スタスタ

ミスティ(ふふ……もう、イリスのことを馬鹿にできないわね……)スタスタ

 *

ローガン「おお、ミスティくん。丁度冒険者証の更新が終わったところだ……む? それは依頼書かね?」

ミスティ「……ええ。ひとまず、先に謝っておくわ……」

 依頼書「おうちの木がよわってるの たすけて 報酬:時価」ピラッ

ローガン「……ふむ。相わかった。君の意思でこの依頼書を持ってきたというのなら、謝る必要などない。同じパーティの一員として全力で取り組むのみだ」

ミスティ「ありがとう……」

 *
487 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 17:52:35.23 ID:lCHmayLY0
―緑の国 露店通り

ミスティ「……というわけで突然で悪いのだけど……みんなにも手伝って欲しいわ……」

イリス「もちろん!! 改まって何事かと思ったら、まさかミスティがこんな依頼を持ってくるなんて……!」

妖精「確かに意外だなあ。ミスティってこういうのはけっこうドライだと思ってた」

ミスティ「……ガラじゃないのはわかってるわ……」

ローガン「フッ……私としては安心したがな。ミスティくんくらいの歳で感性を冷え切らせてしまうのはあまりに哀しいことだ」

ミスティ「そ、そういうものかしら……」


クロシュ「……」

ミスティ「ごめんね、クロシュ……。フメイ捜しも進んでないのに……」

クロシュ「ううん……。わたしも……この人の、つらさ……わかる、から……」フルフル

ミスティ「クロシュ……」

クロシュ「わたしも……助けて、あげたい……」

ミスティ「……ええ。助けてあげましょう……!」

 *
488 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 18:02:13.25 ID:lCHmayLY0
―依頼主のおうち

 弱った木のおうち「」

クロシュ「……!」

イリス「こ、これは……」

ミスティ「植物には詳しくないけれど……私にも、この木の具合が悪いことはわかるわ……」

ローガン「ひとまず依頼主に会おう。ドアの呼び鈴は……」キョロキョロ

ミスティ「これね」スッ

 チリンチリン

ドアの向こう『だ、だあれ……?』

ミスティ「ギルドの依頼を見て来たミスティよ。連絡は来ているかしら」

ドアの向こう『あっ! い、いまあける……!』

 ガチャッ

森妖精の子「こ、こんにちは。よろしくおねがいします」ペコッ

 *

ミスティ「ふむふむ。症状が出始めたのは、大体一ヶ月くらい前……」

森妖精の子「う、うん……。さいしょは……木さんも、これくらいへーきへーきって言ってたんだけど……」

 弱った木のおうち『……』

森妖精の子「どんどん、くるしそうになってって……。いまはもう、声もきこえなくなっちゃって……」ジワワ

森妖精の子「いらい……出しても……だれも、来てくれなくて……」ポロポロ

ミスティ「……」


ミスティ(……妖精。この木は、助かりそうなの?)

妖精(……ごめん。最初は、私が見れば病気の原因なんて一発でしょとか思ってたんだけど……私の知らない病気だ、これ)

ミスティ(嘘でしょ……)

妖精(……軽率な約束はできないよ。最悪のケースも想定しておいて)

ミスティ(……っ)


森妖精の子「でも……ミスティさん、来てくれた……! えへへ……これで、たすかるんだよね……?」

ミスティ「…………」

森妖精の子「……?」

ミスティ「全力を……尽くすわ……!!」

 ■緊急クエスト発生「おうちの木を助けろ!」
  木の生命力:5/40(1日1減ります)

 ◆
489 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 18:24:44.66 ID:lCHmayLY0
―露店通り

ミスティ「……」ウロウロ

イリス「お、落ち着いてミスティ。まだ時間はあるんだから、きっとなんとかなるよ」

ミスティ「落ち着いてなんかいられないわ……! 妖精の見立てだとあと5日くらいしか保たなそうなのよ……!」

ローガン「5日もあるのか、5日しかないのか……。いや、そんな言葉遊びに意味はないな……」

クロシュ「妖精さん……。原因は……やっぱり、わかんないの……?」

妖精「うん……。あんな症状、初めて見た……。虫や寄生植物にやられてるわけでもないし……呪いの魔力も感じられなかったし……。そもそも精霊樹は精霊の加護を受けやすい木なんだから他の植物よりも丈夫なはずなのに……」ブツブツ

イリス「あ、あの木って精霊樹なんだっけ。じゃあ精霊に聞いてみるっていうのは……?」

妖精「もう聞いた。精霊たちにもわかんないし、もう加護もかけてるって」

イリス「そんな……」

ミスティ「……」


ミスティ「……聖域に侵入してくるわ」

妖精「!?」
イリス「!?」
ローガン「!?」

クロシュ「?」

ミスティ「世界樹には、あらゆる生命の傷病を癒やす果実が実ると聞くわ。その果実を取ってきて、おうちの木に与えれば……」

妖精「いやいやいや!!! 無茶だよいくらなんでも!!!」

イリス「そ、そうだよ!! 聖域への侵入は最悪極刑なんだよ!!?」

ローガン「落ち着き給え……!! 昨日の今日来たばかりの旅人が容易く侵入できると本気で思っているのか……!?」

ミスティ「……もうそれくらいしかないじゃない……! 原因がわからないとなれば、こっちも強硬手段を取るしか……!!」

妖精「ま、まだ完全に調査し尽くしたとは全然言えないでしょ! 気が早すぎるって!」

イリス「そうだよ! いつもの冷静なミスティに戻って……!」

ミスティ「冷静になったら、侵入なんて絶対にできないじゃない……!!」

ローガン「そ、それはそうかもしれんが……」

クロシュ「……」


↓1〜3多数決
1.ミスティさんを止める
2.擬態と反映魔法を使った侵入のお手伝いを申し出る
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/11(日) 18:28:55.48 ID:/1n5IyJQ0
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/11(日) 18:30:14.32 ID:34dVM2fQO
1
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/11(日) 18:35:56.68 ID:7y2ITODZo
2
493 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 19:02:22.32 ID:lCHmayLY0
クロシュ「……わたし……擬態、できる……」

妖精「……は?」

クロシュ「……だから……侵入……手伝える、かも……」

ミスティ「クロシュ……!!」

妖精「はあああ!!!?」

イリス「く、クロシュちゃんまで……」

ローガン「お、落ち着くんだ、クロシュくん……!」

クロシュ「……あの、森妖精さん……おうちの木も、家族だった……。だから……きっと……あのおうちの木が、死んじゃったら……」

イリス「……」

ローガン「ぬう……」

妖精「でも……だからって、そんなに慌てなくたって……」

クロシュ「……ごめんなさい。でも……わたしも……すぐにでも、助けたい……」

ミスティ「クロシュ……ありがとう……。でも極刑の危険があるから、あなたはサポートだけしてくれれば……」

クロシュ「ううん……。わたしの方が……スライムだし、擬態できるし、ちょっと隙間があれば隠れられるから……向いてると思う……」

ミスティ「…………じゃあ、こうしましょう。私が司令官で、あなたは私の命令に従って聖域に侵入しただけの何も知らないスライム……こういう筋書きでどう?」

クロシュ「……? よくわかんないけど……うん」

ミスティ「決まりね。絶対に成功させるわよ……!!」

クロシュ「ん……!」


妖精「ああもう……」

イリス「なんだか大変なことに……」

ローガン「せめて私たちにできることは……」

 *
494 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 19:03:33.74 ID:lCHmayLY0
―深夜
 緑の国首都中央 聖域前

馬頭の警備「……」

エルフの警備「……」



ミスティ「……やっぱりいるわね、警備が……」

クロシュ「うん……」

ミスティ「作戦通りに行くわよ……」

妖精「ねえ、警備を突破しても世界樹の結界はどうするつもりなの?」

ミスティ「それは――」


↓1
01-40 無策
41-70 反映魔法で精霊の気配を纏う
71-90 ティセリアに擬態
91-00 精霊化
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/11(日) 19:04:02.46 ID:MAvJpvBDO
はい
496 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 20:56:15.99 ID:lCHmayLY0
クロシュ「ん……!」フォン―

精霊装クロシュ「……」パァ…

妖精「! クロシュ、こんなこともできたの……!?」

ミスティ「……クロシュがいなかったら、どうにもならなかったわ」

精霊装クロシュ「ん……。でも……姿までは……精霊みたいに、消せない……」

ミスティ「十分よ。道は私が開くわ……」キラキラ…

 宙に浮く無数の氷の粒「」キラキラ

ミスティ「騒ぎを起こすから、その間に頼むわ!」シュバッ

精霊装クロシュ「ん!」

妖精「……クロシュ一人じゃ心配だから私も行くよ。懐に入れて」

精霊装クロシュ「! うん……!」

 *
497 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 20:56:45.92 ID:lCHmayLY0

エルフの警備「ふわあ……。どうせ結界があんだから警備なんていらないと思うんだけどなあ」

馬頭の警備「眠イノカ?」

エルフの警備「そりゃ眠いさ。昼間起きて夜に寝るのが普通だからな」

馬頭の警備「ソウカ……ム?」

 ――バラララララッ

 降り注ぐ大粒の雹「」バララララララッ!!

エルフの警備「うおおおおおおお!!? いたたたたっ、なんだなんだ!?」

馬頭の警備「ムムッ!?」

 突然の落雷「」ドガアン!

 降り注ぐ鋼の槍の雨「」ビュンビュン!

エルフの警備「うおあああああああ!!! 異常気象だ、異常気象だ!!!」

馬頭の警備「敵襲! 敵襲!! 増援ヲ遅レ!!」

 *

―結界前

精霊装クロシュ「……」ヒョコヒョコ

妖精「ずさんな警備だったなあ……。さて、あとは結界を抜けられるか……」

 聖域の結界「」

精霊装クロシュ「……」スッ

 聖域の結界「」トプン…

妖精「本当にいけた……。やるなあクロシュ」

精霊装クロシュ「えへへ……。あ、でも妖精さんは……」

妖精「私? 私も通れるよ。ダメだったら私がクロシュも通してあげようと思ってたし」トプン

精霊装クロシュ「ほえ……」

妖精「私たち妖精も精霊の親戚みたいなもんだからね。とにかく早く行こ。あんまりのんびりしてたらバレちゃう」パタパタ

精霊装クロシュ「ん」トテトテ

 *
498 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 20:57:43.87 ID:lCHmayLY0
―聖域
 世界樹の麓

 天に向かって聳える世界樹「」キラキラ…

クロシュ「わあ……!」

妖精「……さて」

クロシュ「えっと、くだものは……」キョロキョロ

妖精「……や、果実を採っていくのは流石にまずい。葉っぱにしとこう」

クロシュ「ふえ……?」

妖精「世界樹の果実には確かに癒やしの力があるけれど、あれの本来の役割は全然別だから。私たちが私的な目的で勝手に採って良いものじゃないの」

クロシュ「う、うん」

妖精「葉っぱを煎じればそれでも十分癒やしの力は得られるから、とりあえずはそれで――」


世界樹の精霊「…………」ジーッ


妖精「げっ!!」

クロシュ「!」


世界樹の精霊「……妖精と……スライム? 精霊の気配を纏っているけれど……」

クロシュ「あ、え、えと……」アタフタ

妖精「こ、こんばんは。ちょっと葉っぱの剪定をしに……」

世界樹の精霊「葉と言えど勝手に取らないで欲しい。それはみんなの生命でできているの」

妖精「そ、そこをなんとか……!」

クロシュ「なんとか……!」

世界樹の精霊「何に使うの?」

妖精「……友達の住んでる木が弱ってるんだ。それを癒やすために、葉が欲しい」

世界樹の精霊「……みんなの生命を、不公平に分けるの?」

妖精「それを言うなら、あの木はよくわからない病気で不公平に苦しんでるんだよ。帳尻を合わせるだけ」

世界樹の精霊「……」


↓1
01-05 妖精警備「そこで何してるの!」
06-30 だめ
31-95 いいよ
96-00 ??
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/11(日) 20:58:19.29 ID:je7B667bo
500 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 21:40:40.19 ID:lCHmayLY0

世界樹の精霊「……だめ。不条理も含めて……循環は、公平」

妖精「ケチ!」

世界樹の精霊「……ケチ、なの?」

クロシュ「え? えと……」

妖精「ケチだよ! いっぱいあるんだからちょっとくらいいいじゃん!」

世界樹の精霊「…………」

世界樹の精霊「……落葉なら、持っていって構わない」

妖精「え! 本当!?」

世界樹の精霊「……本当は、落葉も大事な生命の欠片だけど……ケチと言われるのは……心外……」

妖精「……! ありがとうございます、世界樹の精霊様!」ペコッ

クロシュ「ありがと、ございます」ペコペコ

世界樹の精霊「……釈然としない」

 *

世界樹の精霊「……一つ、良い?」

クロシュ「?」

妖精「な、何? 今更返せなんて言わないでよ?」

世界樹の精霊「ケチじゃないもの……。そうじゃなくて……一つだけ、お願いを聞いて欲しい……」

クロシュ「おねがい…?」

世界樹の精霊「……緑の森の一部に、嫌な気が広がっている。その弱っている木も、多分それやられたのだと思う」

妖精「嫌な気……?」

世界樹の精霊「正体は……私にも、わからない……。だから……あなたたちに、その原因を突き止めて修正して欲しい」

妖精「……わかったよ。私も気になるしね。あ、でもそれって本来は私たちみたいな外様じゃなくて、この森に棲む者たちがすべきことじゃないの?」

世界樹の精霊「あなたは……ここの妖精じゃないの……?」

妖精「違います」

世界樹の精霊「そう……? 一応、ティセリアにも伝えてある。でもティセリアには……いろいろなしがらみがあって、難しいみたい……」

妖精「はぁ〜、そういうこと……。まあわかった。私たちも調べてみるよ」

世界樹の精霊「お願い……。スライムの、あなたも……」

クロシュ「あ、うん……!」

世界樹の精霊「ふふ……精霊の気を纏えるスライム、初めて見た……。また、いつでも遊びに来てね……」

クロシュ「うん……!」

妖精「いや、見つかったら極刑だからね!?」

 *
501 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 21:41:58.84 ID:lCHmayLY0
―結界前

 バララララッ

ミスティ「くっ……! クロシュ、妖精……まだなの……!」

ローガン「このままでは我々が見つかってしまう!」

イリス「だ、大丈夫だよ! もうすぐ来る……ほら!」


精霊装スライムクロシュ「……」モニョモニョ

クロシュに取り込まれている妖精「……」モゴモゴ


ミスティ「クロシュ! 妖精!」

ローガン「来たか……! 退くぞ!」

イリス「よおし最後にもう一発!」

 落雷「」ドガアン!!

 ◆
502 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 21:42:26.99 ID:lCHmayLY0
―明け方
 おうちの木

妖精「世界樹の落葉を煎じて作ったお茶を……」

ミスティ「根本に……かけるわ……!」


 世界樹のお茶「」トプトプトプ…


 弱っているおうちの木「……」

 少し元気になったおうちの木「……」ググ…


森妖精の子「……あ……まだ、くるしいの……?」

 少し元気になったおうちの木「……」

森妖精の子「うぅ……」



ミスティ「……だめ、だったの?」

妖精「ううん。だめだったわけじゃない。少しだけど、体力は回復したみたいだし。でも落葉程度の力じゃ、焼け石に水かも」

ミスティ「果実や、新鮮な葉は……」

妖精「流石に、多分無理……。世界樹の精霊に見つかっちゃってるし……」

ミスティ「……やはり、原因を排除しなければどうしようもないってことね」

妖精「うん。でも精霊からいろいろ聞いてきたから、やりようはあるよ」

ミスティ「……わかったわ。クロシュ、妖精……今回は……本当に、ありがとう……。私の我儘で、あなたたちを危険に晒してしまったわ……」

クロシュ「えと……ううん」

妖精「……まあ、結果的にいろいろ収穫はあったから良し」

クロシュ「うん。わたしも……自分で、行っただけだもん」

ミスティ「……本当に、ありがとう。恩は必ず返すから」

妖精「ふふっ、じゃあ楽しみにしてる」

クロシュ「ん……!」

 ☆木の生命力が2回復しました

 ◆
503 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/02/11(日) 21:43:59.04 ID:lCHmayLY0
―緑の国フォレスティナ 滞在3日目
 ◆パーティメンバー
 ◇クロシュ 武:鉄の小盾  防:旅人の服
 ◇妖精   武:なし    防:蜘蛛絹のレオタード
 ◇イリス  武:精霊樹の杖 防:魔術師のローブ
 ◇ミスティ 武:魔銀の短剣 防:旅人のローブ
 ◇ローガン 武:鋼の剣   防:鎖帷子

◯所持アイテム
・鉄鍋+携帯調理器具
・蜘蛛絹の下着
・ザリガニのお守り
・魔術書「星の魔力」
・魔族国永久旅券
・マジカルブラッドワイン
・反魂丹×2
・運命賽
・雨乞い傘

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・おうちの木を助ける(木の生命力[6/40])
・木の病気の原因を突き止める

◯仲間の目標
・星の魔力を読む[2/4](イリス)
……………………………………………………………………………………
□フォレスティナ首都 主要施設
郊外:緑の大森林、農園、果樹園、精霊の泉、おうちの木、他
首都:露店通り、大樹の宿、武具店、雑貨店、魔法店、工芸品店、八百屋、甘味処、食事処、冒険者ギルド、他
聖域:世界樹 ※許可なき者は聖域に入れません
……………………………………………………………………………………

―朝
 大樹の宿 ロビー

妖精「ふわぁ……。流石に、眠い……」

イリス「お疲れ様……。とりあえず上手くいって良かったよ」

ミスティ「ええ……。でも、まだ解決したわけじゃないわ……」

イリス「……嫌な気、だっけ。一体何なんだろう……」

ローガン「ううむ……。まだこの国で何が起きているのかもわからん。情勢を調べてみても良いかもしれんな」

妖精「ティセリア……っていう、現首長に話を聞きに行くのも良いかもね。まあ、忙しいから簡単には会えないかもしれないけど」

クロシュ「えと……弱ってる、木さんから……嫌な気を辿ってみるのは……?」

妖精「うーん……私にも他の妖精や精霊たちも、その気配にすら全然気付けてないんだよね……。普通の毒気や瘴気なら気付けると思うんだけど……」

イリス「一体、何なんだろ……」

ミスティ「……絶対、突き止めましょう」


フォレスティナ滞在3日目です
↓1〜3 自由安価 何をする?
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/11(日) 21:44:45.65 ID:/1n5IyJQ0
首長に会いに行ってみる
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/11(日) 21:45:26.98 ID:J8Z4iv+bo
妖精の昔の伝手を頼れないか聞いてみる
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/11(日) 21:45:55.87 ID:7y2ITODZo
選挙戦に飛び入り
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/11(日) 21:46:06.77 ID:34dVM2fQO
イリス、これまでのことをフラナに手紙報告
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