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日向「安価とコンマで依頼を解決する」茶柱「その7です!!」

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853 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 16:27:27.92 ID:6x/Q85x70

司会者『元・アイドルグループで現AV女優のお二人の女体盛りを作って頂きます!! ああ、気にすることはありませんよ。お二人とも「こういう事」には慣れてらっしゃる、もう落ちぶれた方達なので」

ブチン、と俺の中で何かが確実にキレる音がした。花村もきっとそうだろう。……そういうジャンルのAVがあるのは知ってるし、比定する気も(あんまり)無いけれど二人は確実に嫌がってるじゃないか!! きっと「もうこの仕事を受けないとあとが無い」女性を招集したんだろう……。クソッ!


花村「……日向くん、気持ちはこれ以上無くよく分るけど押さえて。今度の相手は完全にプロだ。それも、パートナーも君に差し迫る実力を持ってる……。怒りを放って『本気』でやらないとこっちが負けちゃうよ」

日向「花村……ごめん」

花村「良いんだよ。……こっちこそ、こんな事に巻き込んじゃって本当にゴメンよ……。女性の扱いは……幸い、君も僕も慣れてるか。そこだけが幸いだね」

裸にひん剥かれたAV女優「あの……私……」

花村「大丈夫、怖がらないで僕達に身を任せて。……必ず君を勝たせてみせるから」

裸にひん剥かれたAV女優「は、はい……!!」

司会者の男『ではでは行ってみましょう泣いても笑ってもこれが決勝戦! 料理デスマッチ──開始ぃ!!』カーン!

↓1 コンマ80以下で花村&日向の勝利。それ以外で……?
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:28:54.79 ID:gLEoCLIX0
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:30:16.77 ID:Knm5qmULO
危な
856 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 16:37:45.45 ID:6x/Q85x70
>>854 これは超大接戦ですねぇ!!


……この大会に参加して、唯一良かったと思える事があった。決勝戦の対戦相手二人組が、俺達と同じように女性に対して最大の配慮を払う真の料理人だったと言うことだ。その女性の嫌がるような事や痛がるような事は全くせず、かといって料理にも一切手を抜かずに全力で戦い合った。花村も「世界は広いなぁ……こんなに凄い料理人がまだまだ沢山いるんだから」と呟いていた。

そして、その結果──


司会者の男『決まったぁあああああああああああ!! 審査員5人の意見も割れに割れての超大接戦! 勝利したのは「超高校級の料理人」『花村輝々』選手!! そしてそのパートナーの『IZURU』選手だぁあああああああああああああああああっ!!」

再び、全く嬉しくない大歓声が上がる。……クソッ、いい加減にしてくれよ……! これ以上犠牲者を増やす訳には……!!


司会者の男「お二人には賞金○○○万円と、トロフィーが贈呈されます!! そしてそして〜? これは最期までデスマッチ!! 破れた二人の料理人には↓1をして頂きます」

二人の料理人「…………悔いはないさ。これで俺達の大切な物が守られるのならな」

(決勝戦なのでゲスイ(ただし、二人の大切な物は約束通りちゃんと守られる)物でお願いします)
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:38:04.49 ID:mZFHV0fI0
日向泣いてる暇あったら犬と女を魔法で助けてやれよこういう時に魔法の出し惜しみをするなんて薄情なやつだな

料理人の全身にバターと肉のすり身を塗られた
覚せい剤を打たれた犬の群れに全身噛まれる
858 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 16:41:14.67 ID:6x/Q85x70
>>857 やっべ完全に忘れてました(魔法)……これどうしましょう。日向の魔法で犬の部分だけ都合良く改変しても良いですか?
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:43:09.95 ID:mZFHV0fI0
>>858
犬には後でザオリク唱えればいいんじゃね?ハッキリ言うけどこんな事でやり直す時間もったいない
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:44:52.21 ID:gLEoCLIX0
上手くすり替える事が出来ればというかゴイにモシャスかけて大会の関係者に変えてすり替える位しないと辻褄が合わん
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:03:09.07 ID:shMUTVTpO
ssで時間がもったいないって
別に改変してもいいじゃん
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:07:37.00 ID:mZFHV0fI0
>>861
こっちはさっさとSPクエスト行きたい派なんだ
とにかくグダグダしてないで先行ってほしいのよ
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:19:12.93 ID:zk/J+1Z+O
まさかspクエストの間に絆クエストは無いよな?
864 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:19:48.73 ID:6x/Q85x70

司会者の男『敗北した料理人二人にはバターと肉のすり身をタップリと塗らせて頂きました! そして、今から覚醒剤を打たれた猛獣達に全身を噛まれて頂きます!! ああ、一歩間違えれば二人が畜生の料理になってしまうのではないでしょうか!! 私本当に心配です!!』

日向「…………」

花村「…………」

司会者の男『それでは受けて頂きましょう! オシオキターイム!!』


……シーン………


司会者の男『あ……あれ?』

覚醒剤を打たれているはずの猛獣達が会場に入ってこない事に、観客達は勿論、審査員や各種関係者がざわめき出す……。やれやれ、どうにか間に合ったか……!!


???「そこまでよ!!」

???「このクソみたいな大会の様子は、全て警察の上層部と報道陣に送らせて頂きました。無駄な抵抗は止めた方が良いですよ」

司会者の男『な、なにが……!? け、警備員!! この二人を──』

突如として舞台に上がってきた仮面を付けた二人の男女に、司会者の男は大慌てで警備員に二人を捕らえるよう命じるが、誰一人として動かない。既に忍び込ませた「こちらの協力者」達によって無力化されているのだ。


霧切「希望ヶ峰学園所属、超高校級の探偵──霧切響子」

最原「同じく希望ヶ峰学園所属、超高校級の探偵、最原終一……ここにいる関係者並びに観客の方全てを『非・人道的行いをした容疑』並びに数々の余罪で拘束させて頂きます」

良かった……! 最原、霧切、間に合ったのか!!


司会者の男『き、希望ヶ峰学園の生徒……!?』

霧切「……本当にごめんなさい、日向先輩。花村先輩」

最原「予想以上に相手の守りが物理的にも電子的にも堅くて突破するのに手こずりました……。でももう心配いりませんよ。「物的証拠」の数々はしっかり押さえたので『更なる援軍』ならもう既に来ていますから」

その言葉と共に会場の扉がバァン! と開き


石丸の父親『警察だ! 全員動くな!! この大会の関係者は全て拘束する!! 全員大人しくお縄に付け!!』

田中「ふはははははははは! 猛獣達なら既に全員解放済みだぞ……今頃は都内の動物病院でそれぞれ適切な処置を受けているだろう……。貴様らの様なゲスには地獄に落ちる価値も無い!! 今この場でこれ以上無い醜態をさらさせてくれるわ!!」

戦刃「……各々のボディーガードも全て私が無力化させてもらったよ。……私は超高校級の『軍人』だけどかかって来る人はいる?」

春川「ここのクズ面子なら私の顔も知ってる奴がいると思うけど……。私もいるよ? どうするの? とっとと警察に捕まる? それとも殺されたい?」

警察の大軍と、田中、戦刃、春川が現われる。……そう、俺達は最初から「まともな戦い」なんてするつもりは無かった。最初から霧切と最原に情報をリークし、大会のことを徹底的に調べてもらい、当日になったら『動かぬ証拠』として会場に潜り込んでこの『料理デスマッチ』の映像を撮ってもらい、その様子を警察に見せることで(石丸の父親には事前に知らせておいたのだが)この大会その物を『破滅』に追い込むつもりだったのだ。

二人のボディーガードとして戦刃と春川にも協力を仰いでおいた。俺と花村があんた達に出す最期の料理……それは『この大会の大炎上BBQ』だ。タップリと楽しんでくれよ?


……さてと、俺は俺でやる事をやらないとな。


〜〜〜日向達に2回戦で負けた料理人二人〜〜〜


中堅料理人「う、うううっ……」

日向「おい、あんたら」

中堅料理人「あ、あんたは……?」

日向「これアンタ達の犬だろ? さっきからあんたらの元に行きたくて行きたくて仕方が無いみたいなんだけど……。返しても良いか?」

小型犬「ワン! ワンワン!!」ハッハッハッ!

中堅料理人「あ、ああああああ!? い、いやでも俺達は確かに○○(犬の名前)の丸焼きを……?」

日向「おいおい何言ってんだよ。あんたらが食わされたのは自分の犬じゃなくて某国から輸入したっていう『食用犬』だったじゃないか」

中堅料理人「あ、あれ……? そう言えば、そうだった……ような……?」

日向「そうだろ? それじゃ、俺はこれで失礼する。これからやらなくちゃ行けないことが山のようにあるんでな」

中堅料理人「ま、待ってくれ! あ、アンタは一体……?」

日向「そうだなぁ……あえて言うなら「時を掛けた少年」とでも呼んでくれ。それじゃあな」

865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:32:07.21 ID:gc8sR+E4O
6時になっても安価やコンマは無い?安価もコンマも無いのに待ちたくない
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:35:16.66 ID:shMUTVTpO
ここもお客様が増えてきたな
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:40:19.15 ID:2/VSO7YsO
AV女優どうなったの
868 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:43:47.55 ID:6x/Q85x70

二人と別れ、俺は床にバタンと倒れ込む。……はぁはぁ……「凄くリスクがありますよ、ご主人様」とゴイから聞いてはいたけれどやっぱり『時間跳躍魔法』って体力も精神力も使うんだなぁ……『竜装合体』状態じゃなきゃ使えなかったし、飛べる時間帯にも限度があった。

その上で「隠蔽」「死角」「すり替え」……その他諸々の魔法を連続で行使しなきゃいけなかったんだから俺の体力とMPは完全にスッカラカンだ。ぶっちゃけ今すぐ寝たい。……けどこのあと霧切や最原と一緒に警察の事情聴取を受けなきゃいけないしなぁ……ああ、憂鬱だ……。



〜〜〜それから数日後〜〜〜



花村「みんな、今回は本当にありがとう! お礼にもならないけど、今日は全力で僕の料理を楽しんでいって欲しいな!! 限界を超えて腕を振るうからさ!!」

東条「あら、限界を超えるなら補佐は必要でしょう? 私にも手伝わせて頂戴、花村先輩」

花村「東条さん……。うん、お願いするよ!!」

俺達は花村が開催する『依頼完遂パーティ』に参加していた。目の前にあるのはクリスマスパーティの時と同じぐらい沢山の料理の山だ。いやいや流石にこんなに食い切れないってば!!


花村「特に日向くんは本当にありがとう!! 君に頼まなかったらきっと僕はみんなを巻き込むことを恐れてお母ちゃんからのプレゼントを諦めてたよ……。あ、別に日向くんなら巻き込んでも良いやって思ってた訳じゃないよ!? そこはその──」

日向「良いんだよ、分ってる。それに全部無事に終わったんだから、これでよかったのさ」

あのあと、大会の主催者及び関係者達。そして観客席にいた裏世界の要人・極悪人達は全員警察に逮捕された。この『料理デスマッチ』の事はメディアでも大きく取り上げられ、霧切と最原の名声を更に高めることになったのであった。


霧切「それにしても本当に反吐が出る大会だったわね……。花村先輩は大丈夫だったの?」

花村「うん、僕なら平気だよ……。なにせ、僕は料理人だからね! お腹が空いたお客さんが来たら、例えどんな状況でも料理を作ってお腹いっぱいにしてあげなくっちゃ!!」

最原「……今まで花村先輩の事「料理がもの凄く上手な変態の先輩」だって認識してましたけど……認識を改める必要がありそうですね、先輩は強くて立派な……「あ、変態の部分は否定しなくて良いよ? だって自他共に認める変態だからね!! 今後もそういう言動を止めるつもりもないし!!」…………あまりやり過ぎると警察のお世話になる事になりますよ?」

春川「はぁ……コイツも入間の同類って事でしょ。つける薬なんて無いよ。それよりも早くご飯を食べよう……戦刃がよだれたらしてるし」

戦刃「そ、そんな事ないよ!? でも花村先輩と東条さんの料理ってすっごく美味しいからその……」

田中「ふはははははははは! 悪の破滅と我らの勝利を祝う真の宴の始まりという訳だ!!」

日向「ああ、早く食べよう。それじゃあみんないっしょにせーの──!!」



全員『いただきます!!』





花村の依頼をクリアしました! 「花村に助けを求める」の難易度が下がりました!!

ご存じの通り、花村は「超高校級の料理人」です。必要とあらば、トンでもなく再現が難しい料理以外は作ってくれるでしょう。
869 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:45:06.92 ID:6x/Q85x70
>>867 日向「流石にそこまで改変する時間も力(魔力)も俺にはなかったよ……」
870 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:45:41.96 ID:6x/Q85x70



〜〜〜左右田和一・西園寺ひよこ・小泉真昼の絆シナリオをクリアしました!! 〜〜〜SPシナリオ、77期生編〜〜〜を開始します。


871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:45:44.00 ID:b+FCYmdtO
>>869
今頃風俗で働いてるって事ですか?
872 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:49:50.13 ID:6x/Q85x70
>>871 その辺りは知りません。何でもかんでも魔法で解決してしまったらダメだと、日向くんは強く思っているので。そこは彼女達の今後の頑張り次第じゃないですかね?

と、いう訳でSPシナリオについて解説します。

『SPシナリオ』とは『77期生』『78期生』『79期生』にそれぞれ一つずつ用意されている特別なシナリオで『日向くん以外が主人公』となります。
これまでの安価で「コイツこそSPシナリオの主役に相応しい」と>>1が判断した人物を操作して、事件を解決に導いてください。

そして、77期生で日向くんにも負けない活躍をした男子と言えば……やっぱりこの人しかいないでしょう!!
873 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:50:49.12 ID:6x/Q85x70



……えーっと何だ? こういう時は「簡単な自己紹介」って奴から始めりゃあ良いのか?


俺の名前は『左右田和一』どこにでもいる平凡な高校生……じゃなくて「超高校級のメカニック」って才能を持っていて、世界中からスゲー才能を持った奴にだけ(『幸運』って奴を除く』入学資格が与えられる『私立希望ヶ峰学園』ってとこの77期生で、3年生だ。

入学した当初の俺は『ソニア・ネヴァーマインド』さんっていう超美人で金髪碧眼の「超高校級の王女」って女の人に「恋とは何か」「愛とは何か」って奴を真剣に考えもせずにアタックしては塩対応されてた超高校級の『モブ』だったんだが……3年生になって、俺のソウルフレンドで、「超高校級の相談窓口」である『日向創』に「ソニアさんに完全にフラれて悲しい」って相談をして「女子なら誰でも良いからデートがしたい!!」っーふざけた依頼をしてからは、俺の人生って奴は大きく変わった。

……『西園寺ひよこ』二年生の頃までは完璧に幼児体型だった、金髪ツインテール(当時)の、「超高校級の日本舞踊家」だ。二年の頃までは俺と罪木を散々……「テメェマジでいい加減にしろよ!?」って言いたくなるぐらい悪口を言ってくるわイジメてくるわで印象最悪だったんだが(可愛いとは思っていたんだぜ? この時点で既に)、日向への依頼で小泉とのWデートの最後に本気の「告白」って奴をされてからは、俺の人生観は大きく変わった。

……この女の子を守りたい。隣に立って相応しいと言われるような男になりたい。そう思って、今までやりもしなかったトレーニングや修行を片っ端からやり始めたんだ。修験道をする為の山寺にまで行ったんだぜ? 勿論、勉強の方だって疎かにはしてねぇ。今まで以上に良い点数が取れるように頑張ったさ。……ま、結論から言えば俺は見事に西園寺に惚れさせられちまったって訳だ。そしてその結果──俺の身体と頭は以前と比べ物にもならないぐらい逞しく成長した。夏休みが終わって二学期が始まった時はクラスメイト全員に驚かれたし、最近山寺から帰ってきた時なんか「お前もう超高校級の体育会系男子名乗れよ」なんて冗談まで言われたっけ。

まぁそんな訳で、この俺左右田和一は、絶賛青春を満喫中って訳だ。……そ、そっち(性癖)の方面でも相性抜群だって最近分かったしな……。ああ、でもまだ俺達は「恋人同士」じゃねぇんだよなぁ……。いや俺が「どんな告白をしようか」で散々迷っている所為なんだが──もう最高の……一生涯忘れられないような素敵な告白がしてやりてぇんだよ!! 「もうこの人以外に恋なんて出来ない」って位に惚れ直させてやりてぇんだよ!! 同じ男なら分かるだろ!? ……まぁでも──



……俺がそんなモタモタしてるどうしようもない男だから、あんな大事件は起きちまったのかもしんねぇけどさ──


874 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:53:07.12 ID:6x/Q85x70



〜〜〜三学期某日・77期生の教室〜〜〜



左右田「おっす日向!」

日向「おお左右田。今日も遅かったな……またトレーニングか? 前にも言ったけど程々にしとけよ? お前はもう十分──」


左右田「わーってるって! でももう俺にとっちゃ一種のルーチンワークみたいなもんになっちまってんだから仕方ねぇだろ?」

小泉「ホント、あんたってこの一年でスッゴく恰好良くなったわよね……。ひよこちゃんに感謝しなさいよ?」

左右田「ウッセウッセ! わーってるよ! これ以上無いくらい感謝してるよ!!」

この女子は『小泉真昼』「超高校級の写真家」で、俺のクラスメイトで、自分の事を押し殺して俺と西園寺をくっつけてくれた恋のQPだ。……そして、俺が告白を断わって傷付けた女子でもある。……ま、コイツは本当に「強い」女だからな。数日も経たない内にすっかり吹っ切れて、いつもの「クラスのねーちゃん」に戻ってくれた。


小泉「ん、よろしい。あと、都合が良いからって日向ばかりに惚気ないように。ああ、私はダメね? ひよこちゃんから惚気られて惚気られてもう大変なんだから」

日向「そうだぞ左右田。次に「次のデート先、どこが良いかなぁ?」なんて相談持ち込みやがったら問答無用で研究教室から叩き出すからな?」

左右田「わ、分かってるって。反省してるって!!」

日向が「ギロリ」と俺の方を睨む。……こいつにも本当に世話になった。初めて『依頼』を持ち込んだ時もそうだが、何度も何度も「なぁ、これどうすりゃ良いと思う?」って相談事(9割以上西園寺との事なんだが)を持ち込んで、迷惑掛けっぱなしだ。……だから俺はコイツの「頼み」で「俺が出来る事」なら何でもしてやるって心に決めている。……俺の大事な大事な「ソウルフレンド」だからな。

その内、クラスメイトが次から次へと教室に入ってきて自分の席へと座る。……西園寺の奴、今日はメチャクチャ遅いな。別に早い方って訳じゃねぇけど、遅刻は「用事」がねぇ限りした事がねぇのに……。

そうこうしている内に始業のチャイムが鳴り、朝のホームルームが始まってしまった。……西園寺の奴はまだ現われない。ひょっとして何かあったのか? と、俺の中で不安が大きくなる。……あいつ、超可愛いし超高校級の才能を持ってるし、誰かに誘拐されたとかじゃ──! ……なーんて、それは流石にねぇか! なんか家の都合かなんかで遅れてるに決まって──


先生(先に説明しておきますが、この世界線の77期生の先生は「雪染千紗先生」ではありません(有能すぎるので))「……と、言うわけで西園寺ひよこさんはご家庭の都合で私立希望ヶ峰学園を中退する事になりました」



………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………は?



小泉「せ、先生! そ、それってどういう事ですか!!?」

先生「……詳しい事情は先生にも聞かされていませんが、なんでもご家庭の伝統でこの時期に「結婚」なさるとか……」

けっ…………こん? 誰が? …………西園寺の奴が、結婚する……?

ザワザワと教室内が一気に騒がしくなる。クラス中の眼が俺へと向けられる。そんな──だって、俺にはそんな事一言も──!!


先生「お気持ちは分かりますが、お静かに。……それでは1時間目の授業を始めます」

当然、授業の内容なんてこれっぽっちも耳に入らなかった「どうして?」「なんで?」という疑問と恐怖、そして漠然とした喪失感だけが、俺の中にあったのだ──




〜〜〜プロローグ・終〜〜〜


875 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:54:00.32 ID:6x/Q85x70



〜〜〜左右田の回想〜〜〜



西園寺「ねぇねぇお兄! 明日の土曜日、デートしようよデート!」

夜。西園寺からそう電話が掛かってきて、俺は「随分急だなぁおい。でも良いぜ、どこ行きたい?」と即座にOKの返事を返す。


西園寺「そうだなぁ……↓1なんてどう?」
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:54:43.08 ID:b+FCYmdtO
アダルトビデオのコーナー
877 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:57:26.06 ID:6x/Q85x70
>>876 えー、西園寺の誕生日が3月9日なので却下で。安価↓1(いや「今更かよ!?」と言われれば返す言葉も無いんですが……)
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:57:43.57 ID:mZFHV0fI0
終里のいたスラム
879 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:59:42.94 ID:6x/Q85x70
>>878 恐らく外国だと思われるので同じく却下!! お願いですからデートっぽい場所にしてください……安価↓1
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 18:00:29.55 ID:O5mtaUt8O
入間制作の最高のデートができるプログラム世界
881 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 18:02:59.77 ID:6x/Q85x70
>>880 了解しました&時間が来てしまったのでここまで。それではまた本日。8:30から9時頃にお会いしましょう。

882 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 20:30:17.35 ID:6x/Q85x70
こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。
883 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 20:30:53.69 ID:6x/Q85x70

西園寺『入間と不二咲が作った『最高のデートができるプログラム世界』ってのがあるんだって! しかもスッゴくクオリティ高いらしいよ!! 最原赤松が二人揃って『(入間さんの発明にしては)最高でした!!』って答えたって噂の!!』

ああ、アレのことかぁ……。そういや俺もメカニックとして作成に加わったっけ……どんなもんかは全く知らされてないけど、そうだな。試しに行ってみるか!!


左右田「分った。じゃあ明日の○時に入間の研究教室に集合な! 入間と不二咲にはこっちから話し通しておくからよ!!」

西園寺『うん! ……楽しみだなぁ。じゃあまた明日ね!!』

それを最後に、その日西園寺からの通話は途絶えた。その頃の俺は『一体どんなデートになるんだろう……』と期待に胸を躍らせるばかりだった。



〜〜〜超高校級の発明家の研究教室〜〜〜



入間「おう、貴重な実験台が来やがったな急変化大成功男に毒舌元合法ロリ」

おい、事実ではあるけど俺の事をそう呼ぶのは止めてくれ。それに西園寺も毒舌だったのにはちゃんと理由があるから! 罪木や俺を虐めてたのも(その行為自体は許されるわけじゃねぇと思うけど)ちゃんとした理由があったから!!


西園寺「ふん! アンタにしては評判が良いから試しに来てやっただけだっての一人SM女。……それで? この機械でちゃんとしたデートが出来るの?」

不二咲「うん! 今の二人にピッタリの最高のデートが出来る筈だよぉ!! ボクと入間さん、それから左右田先輩の自信作なんだ!! 左右田先輩にはまだ試して貰って無いんだけど……」

左右田「良いよ別に。最後の難しい部分を手伝っただけだしな俺は。……んで? 早速始められんのか?」

入間「おう! んじゃ早速その隣り合った酸素カプセルに入んな」

不二咲「気持ちを落ち着けて、リラックスしてね? ……そうそうそんな感じ! それじゃあ行ってらっしゃーい!!」

こうして俺と西園寺は『最高のデートが出来る』っていうプログラム世界(>>880がゾロ目なので効果強化)に意識を飛ばされた。そこは──↓1


@ジャバウォック島だった。
A一番最初にデートしたあの総合施設だった。
B竜宮城(比喩で無く)だった。
Cその他安価。
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 20:31:33.92 ID:shMUTVTpO
1
885 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 20:54:45.13 ID:6x/Q85x70

こ、ここは──!


左右田「ジャバウォック島じゃねぇか!!」

ジャバウォック島──世界的なリゾート地として知られていて、俺達が去年修学旅行で行った島だ。具体的に何があるかって言われるとまずスッゲぇ綺麗な海だろ? それからロケットパンチマーケットっつうスッゲぇデカイスーパーマーケットに牧場にビーチ、古代遺跡に電気街にネズミー城に軍事施設に山に森に公園、図書館、映画館ライブハウスにホテル……あー、もう面倒臭ぇ! 兎に角「ほとんど何でも有りの超すっげぇリゾート施設だ」って考えてくれ!!


西園寺「……あの時のやり直しをしよう、って事なのかな? ……あの頃の左右田お兄はソニアお姉に夢中だったもんねー」

左右田「いやあの……すみませんでした」

ぷっくりと頬を膨らませて、拗ねたような仕草をする西園寺。……ああ、そんな姿も可愛いなぁ、って思っちまうんだから俺も本当に変わったよなぁ。


西園寺「良いよ。私も全然素直じゃなかったし、お兄と罪木の事イジメてばっかりだったしね。……ねぇ左右田お兄。い、今なら私の事、ちゃんと見てくれる?」

左右田「……例え他に女がいたとしても、俺の眼にはもうお前しか見えねぇよ」

かなりキザな台詞だと自分でも思うが、事実なんだから仕方が無い。西園寺は「そ、そっか。ふーん……」と満足げな表情をすると


西園寺「じゃ、じゃあさっそく海で泳ご! 私水着に着替えてくるから!!」

と、西園寺はいつの間にかもっていたバックを背負ってどこかへ行ってしまった。……そう言えば俺の側にもあるな。海パンにタオルに懐中電灯に食料に遊園地のチケットに……兎に角色々入ってる。入間と不二咲曰く、まだこの装置は開発途中らしいから遊べる時間にも限りがあるそうだ……確か「出来る行動は4回まで」って言ってたような……。まぁ俺は服を脱いで海パン着るだけだし、さっさと済ませるか。

俺はその場で服を脱いで海パン一丁になると、その場で西園寺を待った。……そして──


西園寺「お、お待たせお兄……」

左右田「お、お前その水着って……↓1」

@学園指定の普通の水着。
Aいわゆる『危ない水着』。
Bマイクロビキニ
Cその他安価。


886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 20:55:55.73 ID:pYaKBG6VO
ここはヌーディストOKなので裸
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 20:56:44.78 ID:Dr7fsVYeO
一見普通のビキニだが水に濡れると見えては行けない所だけ溶けるビキニ
888 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 20:57:27.04 ID:6x/Q85x70
>>886 ぐ、ぐぉおおおおおおおおおおおおお!!(採用するか迷っている)あ、ダメだ。現実のジャバウォック島がヌーディストビーチになっちゃう安価↓1
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 20:58:43.76 ID:6T8/J8QHO
ここはプログラム世界なんだしいーだろ、溶ける水着
890 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 21:00:47.42 ID:6x/Q85x70
ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ! >>889 不二咲「プログラム世界なら何をやっても良いって訳じゃあないよぉ!!」 と、いうことなので仕方なく>>887を採用。
891 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 21:16:07.52 ID:6x/Q85x70

左右田「か、可愛いじゃん。その……とても良く似合ってる」

西園寺「あ、ありがとう……」

西園寺が着てきたのは、ごく普通の黄色のビキニだった。この一年で急成長したその魅惑の身体に、黄色のビキニがよく映えている……俺、理性を強くしておいて本当によかったぁ……流石に海パン一丁でデカくなっちまったら言い訳聞かねぇしな。


左右田「それじゃあさっそく、海で泳ごうぜ! ほら!!」

西園寺「う、うん!」

俺は西園寺の手を取り、ビーチから海の方へと向かう。なんだろう……ジャバウォック島に俺達二人だけがいるだなんて、なんだか不思議な気分だ。でも、決して嫌なわけじゃない。むしろこのリゾート地を二人占めしているみたいで最高だぜ(バッシャアアアアアン)……おいコラ


左右田「西園寺テメェ!」

西園寺「ぷっぷー! 油断したお兄が悪いんだよー♪」

こんの野郎、それならこっちも容赦しねぇぞオラァア!!


西園寺「きゃぁっ♪ やったなこのぉ!」

そうしてちょっとの間浅瀬で水かけっこに興じていた俺達だが……。


左右田「!!!??? さ、西園寺お前それ──!」

西園寺「…………へ? きゃっ!!」

西園寺の水着の乳首の部分と女の子の大事な部分が溶けている。……こ、この野郎! 入間の野郎だな、こんなエロトラップ仕掛けやがったのは!! あの不二咲がこんな事する訳ねぇからな(圧倒的な信頼の差)


左右田「……あー、その。今すぐ海からあがるか?」

西園寺「…………よ」

左右田「……へ?」

西園寺「わ、私達二人っきりしかいないんだから別に良いじゃん。……もうちょっと遊ぼうよ……」

……マジで言ってんの? マジで言ってんの?? マジで言ってんの三段活用!! いやお前幾ら俺が精神的にも肉体的にも強くなったっつってもさぁ! 好きな女の子の大事な部分を見せられたまま水かけっこなんてぶはぁっ!!


西園寺「ほ、ほら! 油断してるといつまでもこのままだよー!!」

左右田「だぁあああああっくそ! やってやるよオラァ!!」

西園寺「きゃあっ! そ、左右田お兄ワザとあそこ狙ったでしょこの変態!!」

左右田「誤解だっつーの!!」

こうして水かけっこや軽い水泳に興じること数十分。俺達はようやく海から出て水着から普段着に着替え、次なる目的地に行くことにした。……その場所とは↓2

左右田の劣情メーター↓1
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 21:17:03.77 ID:mZFHV0fI0
a
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 21:17:22.22 ID:qzFlgTjgO
ラブアパート
894 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 21:19:34.37 ID:6x/Q85x70
>>892>>893んなぁああああああああああああああああああああっ!!!

……もう最初に聞いておきます、どんなシュチュエーションがみたいですか!! R-17位までなら許してやるよおらぁん!!(ヤケクソ)↓3まで(採用するとは限りません!!)
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 21:21:29.12 ID:UN6rkr9QO
ディープキス
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 21:22:09.81 ID:mZFHV0fI0
胸を揉みしだいて吸いまくる
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 21:23:53.17 ID:gLEoCLIX0
モノクマがルームサービスで媚薬を置いていく
898 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 21:25:43.86 ID:6x/Q85x70
>>895 すみませんがキスだけは……! メインの日向くん編でも言っていますが恋人じゃないのにキスだけは勘弁してください再安価↓1
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 21:26:41.81 ID:iavcQ1u3O
左右田の下半身の前部分がおっきくなって直に触ってニギニギ
900 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 21:57:52.84 ID:6x/Q85x70



〜〜〜ラブアパート前〜〜〜



左右田「西園寺、こ、ここってその……!」

西園寺「ち、違うから! 見学!! こういうとこってどういう場所なのかなって見学するだけだから!! ぜ、絶対に押し倒したりはしないでよね!! 絶対だよ!?」

いやもうぶっちゃけ言おうか。フリにしか聞こえねーよ!! 女の子の大事なところを二箇所も見せておいて次ぎに誘う場所がここってお前『そういう事がしたい』ってことじゃねぇの!!? 正直俺のカズイチが我慢の限界なんだけど!!?

そう脳内で葛藤する俺を無視し、西園寺はラブアパートの中へと入っていく。……俺が想像してたとおりの物だ。……中には当然の様に誰もいなかったので、俺達は適当な部屋に入ってみることにした。


左右田「お、おぉ……!」

西園寺「へ、へぇ……。こうなってるんだ、ふーん……」

ラブアパートの一室は、実にファンシーでまさに「ら〜ぶら〜ぶ」を体現したかのような場所だった。部屋の中心には丸形のベッドがおかれていて、上にはシーツと薄い掛け布団。それからハート型の枕が一組おいてある。機械の装置のような物もベットの側にあった。……これってアレか? AVとかで見る、押すとベットが回転したりシャワールームが透けて見えるようになる奴か? ……本当にあるんだな……。


西園寺は辺りをキョロキョロと物珍しそうに眺めていたが、不意にぽーん! とベットの上にダイブした。……西園寺が次にどんな台詞を言うかは、大体分っている。……だって眼がそう言ってるんだもん。


西園寺「そ、左右田お兄も来なよ……折角だし、隣で寝る位はしても良いでしょ……?」

左右田「…………」

俺はその誘いを断れず無言のままベットの上に乗り、西園寺の隣に寝っ転がる。……ヤバイ、今すぐにでも抱きしめてやりたいし「そういう事」がしたい……! だけど俺達はまだ高校生なんだ、そういう事はまだはや──



???『ああもう焦れったいなぁ! ボクちょっと(強制的に)やらしい雰囲気にしてきます!!』プシュー!

左右田「は? うわぷっ!!」

西園寺「きゃぁっ!!」

どこかで聞いた事のある声がスピーカーから聞こえてくると、部屋中に霧のような物が一気に蔓延した。な、なんだこのピンクの霧……おい西園寺、お前は大丈夫──


西園寺「……左右田お兄ぃ……♡」

左右田「さい、おんじ……?」

ピンクの霧を思いっきり吸い込んだ西園寺は、普通の眼をしていなかった。例えるならば眼の中にハートが見えて、トロンとした「女」の雰囲気を纏っている……。おい待て、まさかさっきのって媚薬──!!


西園寺「あはぁ……♪ 左右田お兄の、こーんなにおっきくなってるぅ……私で興奮してくたんだぁ……♡ よいしょっと」ズルン!

左右田「お、おい! おいってば!!」

ああくそっ、ダメだ。ダメだって分っているのに俺の本能が最後の理性を砕こうとしてる。


西園寺「私の手でやさーしくしてあげるね……お に い♪」

左右田「ちょっ──!!」

西園寺の手で……女の子の手で男の大事な部分を直に触られる。もう数回扱かれただけで俺のは暴発寸前だ……ここで暴発しちまっったら完全に理性が吹っ飛ぶ気がしてならない!!


左右田「西園寺……ごめん!!」

西園寺「きゃあん♪ 左右田お兄のケダモノ〜♡ そういうのはまだ早いって言ったでしょー?」

そういう西園寺だが、全く嫌な顔をしていない。むしろ「待ってました」と言わんばかりの笑顔で俺の事を見てくる。……やっぱり正気じゃ無い、今すぐ元に戻してやらねぇと……!!

俺は西園寺の着物の上半身をハダケさせると、胸を丸出しにして時に優しく、時に強く揉みし抱いた。甘美な……青少年の耳には完全に毒でしかない声が西園寺の口から漏れる。そうして暫くすると西園寺の声色がかなり荒くなり、そして「お兄ぃ……」と俺を呼ぶ声も切なそうになってきた。……あと一息だな。

俺は心の中で(本当にゴメン)と謝ると、西園寺の乳首を下で嬲るように弄くり回し、そして最後にカリッ──と軽く噛んだ。「────ッツ! ────ッツ!」という声にもならない声が西園寺の口から発せられ、彼女が完全に気絶したのを確認すると。俺は西園寺を担いで部屋から急いで出る。……い、入間の野郎……帰ったらマジでただじゃおかねぇ!! なーにが『理想のデート』だ脳内真っピンク女!! 一生ネチネチ文句言ってやるからな!!

901 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 22:00:12.72 ID:6x/Q85x70

西園寺「…………」

左右田「…………その、本当にごめんなさい」

西園寺「い、良いって! あのラブアパートなんか変だったし……。そ、それよりほら! 気分を変えに↓1に行くよ!!」
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:00:40.35 ID:gLEoCLIX0
ネチネチ言った所でドMならご褒美にしかならん
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:00:49.37 ID:mZFHV0fI0
ポルノ映画
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:01:19.99 ID:Dr7fsVYeO
ネズミーランド
905 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 22:04:16.47 ID:6x/Q85x70
>>903 すみませんがここでポルノ映画見に行くって気分を変えるどころじゃない&>>904が999のトリプルゾロ目で面白そう何でこっちを採用します。一つは左右田くんが今までの特訓で乗り物酔いを完全に克服している事にしてー……。もう二つは何が良いですか? 安価↓1&↓2
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:05:27.70 ID:R68WEvwBO
西園寺が絶叫アトラクションでお漏らしして左右田が着替えさせる
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:07:11.15 ID:mZFHV0fI0
ミュージックに合わせてケツ叩き
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:07:28.04 ID:gLEoCLIX0
モノクマがまたおせっかいで水をぶっかけようとしたらウサミに見つかり馬に蹴られてしまえの精神で追いかけっこが始まりそれを見た二人は呆れ果てた
909 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 22:15:20.72 ID:6x/Q85x70



〜〜ネズミーランド内〜〜〜



去年来た時も思ったけどさ、なんでここ某所から訴えられねぇんだ? なにか裏取引でもしてんのか? マップもアトラクションもそっくりそのままなのに……。


西園寺「やっぱり気分を変えるって言ったら遊園地だよねー! ねぇねぇ何乗る!? あ、最後は世界一怖いって噂のジェットコースターで、最初はお化け屋敷で決定ね! 左右田お兄、去年は大変な事になってたけど今年はどうかなー? エチケット袋の用意しておいた方が良いんじゃなーい?(プークスクス)」

とかなんとか言ってるが、ふっふっふ……! 甘いぞ西園寺!! 俺のお前への愛(自分で言ってて恥ずかしくなった)を舐めるなよ!! 俺は今までの特訓で長年の悩みだった「乗り物酔い」をついに克服したんだ!! 日向と一緒に男二人で侘しく遊園地に遊びに行ってジャットコースター三連発にも耐えたんだぜ!!

……え? 怖い物が苦手な件ははどうなったって? そりゃお前↓1(高コンマ程怖いのが平気になっている。頑張っているので補正+20)ついでに西園寺の恐怖耐性↓2
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:15:41.24 ID:mHu77AXGO
j
911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:16:10.40 ID:mHu77AXGO
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:16:33.83 ID:Dr7fsVYeO
913 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 22:32:28.68 ID:6x/Q85x70
ついでにこのネズミーランドのお化け屋敷の恐怖度を決めようと思いましたが面倒臭いので>>912を採用で。

左右田・西園寺・共に40代。まぁ人並みにはなったんじゃないかな?


紅いゾンビ「ウヴォヴァァアアアアアアアアアアアア──!!」(もの凄いスピードで走ってくる)

左右田「ぎにゃぁああああああああああああああああああああああああああああっ!!」

西園寺「いやぁあああああああああああああああああああああああああああああっ!!」

ああそうだよ……こっちは「マシ」にはなったけど克服は出来なかったよ! つーかそんな時間無かったんだよ!! 来年はこっち方向も強くなってやるからな!! フリじゃねぇからな!!

そして命からがらお化け屋敷から脱出した俺達は、カップル用だというメリーゴーランドに「モノクマーズ」とかいうこの遊園地のマスコットとが出迎えてくれるカート式の乗り物に乗りながら時間を潰した。……そして


西園寺「ねぇねぇ左右田おにいー。エチケット袋の準備は出来た? 替えのオムツの用意は? 暫くの間ベンチで休むことになる覚悟はOK?」

西園寺は相変わらずからかってくるが、俺の特訓を舐めるなよ……! 左右田和一、いっきまーす!!



ジェットコースター「ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ──!!」

左右田「うおはぁああああっ! すっげぇなおい!!」

西園寺「……………………」

楽しい! 楽しい!! 酔わないって最高だ!! ジェットコースターってこんなに楽しい乗り物だったんだな!! なんで今までの俺は乗り物酔いを克服する努力をしなかったんだ? 酔い止めを使わなきゃ車やバスですら危ういってそんなん真っ先に治すべき障がいだったろうが!!


左右田「いやー、楽しかったなぁ……。西園寺?」

西園寺「……………………」

ジェットコースターが終わり、西園寺に話しかける。……そう言えばこいつ、全然喋って無かったな。一体どうしたって──


西園寺「……び」

左右田「……び?」

西園寺「びえぇえええええええええええええええん!! こ、怖かったよぉおおおおおおおおおおおお!!」

と、西園寺が突然大泣きし始めたのだ。な、なんだってんだ!? こいつジェットコースター苦手だったのか!? つーか座席のシートが思いっきり湿ってるんだがもしかしてお前……!!


左右田「ど、どうしてこういうのが怖いって言わなかったんだよお前!?」

西園寺「グス……↓1」
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:33:48.15 ID:R7ckxSA7O
Mだから怖い目にあいたかった
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:34:46.51 ID:Dr7fsVYeO
身長制限で乗れないと思ったらよくよく考えてみたら余裕で超えていたのを忘れてた
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:05:45.21 ID:R7ckxSA7O
また寝落ちか?
917 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 23:06:19.68 ID:6x/Q85x70

西園寺「グズッ……。わ、私ってどうしようもないMじゃん……。だ、だから怖い目にあいたくて……で、でも「こういうの」はダメだったみたいでぇ……うぇぇえええん!」

西園寺はまるで幼稚園児のようにポロポロと涙をこぼしている。……ああくっそ! しゃあねぇ女だなぁ!! 俺は西園寺の手を取り、ネズミ-ランドを出て街にある服専門店に引っ張っていく。


西園寺「ど、どうするのお兄……?」

左右田「今のお前をなんとかしてやるんだよ、二つの意味でな──」

俺はイライラしていた。なんでこいつのやせ我慢に気づいてやれなかったんだ。なんでこいつが昔のようにからかってくる=いつもの西園寺の状態じゃないって気づいてやれなかったんだ!! ああっもう、本気でムカつくから今日は俺の右手を徹底的に痛めつけてやる!!



〜〜〜服屋の中〜〜〜



〜♪(バシィン!)〜♪(バシィン!)〜♪(バシィン!)

店内の南国風の陽気なBGMに合わせて、俺は素っ裸にひん剥いた西園寺のケツをビシバシとひっぱたく。時折「んんんっ//////」「きゃうんっ!//////」とかそういう甘美で甘い声が聞こえるが、俺はそれを無視して無表情で西園寺のケツをしばき続ける。


西園寺「お、お兄。もうその辺で(バシィン!)ひゃううううん♪//////」

左右田「どうだ? 高校生にもなってジェットコースターに乗ってお漏らしして、罰として服屋の中でお尻ペンペンされてる気分は。……こんな事で本気で感じちまって、恥ずかしいとは思わねぇのか? このド変態女」

西園寺「〜〜〜〜〜〜〜〜ッツ!!(ゾクゾクゾクッ)」

西園寺の表情は完全に蕩けきった女のそれになっている。……そして、俺のカズイチもこれ以上無く反応している。……だが少しも手は緩めない。これは「罰」なのだ。怖いのを黙っていた西園寺と、それを察してやれなかった馬鹿な俺へのな。

だがいつまでもこうしているわけにはいかない。俺は区切りの良いところで「オシオキ」を止めて、店内にある「日本の着物」コーナでこいつに合うピンク色の着物を持ってくると、ロケットパンチマーケットから持って来た「ある物」を先に履かせる。


西園寺「そ、左右田お兄……これって……」

左右田「幼児用のオムツだよ。高校生にもなって粗相をしちゃうような悪い子にはまだまだそれが必要だろ?」

西園寺は最初戸惑っていたが、じきにコクリと小さく頷くとオムツを履いて、その上から着物を着始めた。


西園寺「その……迷惑掛けてごめんなさい、左右田お兄……」

左右田「……俺こそゴメン。お前の様子が変だって気づいてやるべきだった……。だから今度は「で、でもね」──ん?」

西園寺「す、凄く感じちゃったよ……? 左右田お兄って本当に優しくて愛があるSだよね……♡」

ああっもう畜生! この女マジでふざけんじゃねぇぞ!! 俺の理性だけを粉々にするマシーンかよおまえh「バッシャァアアアアアアアン」…………

モノクマ「いやっほーい! 折角出来あがったラブラブな雰囲気をぶち壊すのサイコー!!」

ウサミ「コラー! 待ちなちゃいモノクマ!! この島での横暴な行為はこのあちしが許ちまちぇん!! あ、お二人は本当にごめんなちゃい」ペコリン!

左右田「……取りあえず俺も適当な服に着替えてくるわ」

西園寺「う、うん…………」

あれ、確かモノクマとウサミとかいう謎のUMAだったよな……? なんでこのプログラム世界にまでいるんだ? 入間と不二咲の二人は何を持ってコイツらのデータをねじ込んだんだ???



〜〜〜左右田お着替え終了〜〜〜



左右田「さて、時間制限的にも動けるのはあと一回だけだな……」

どこに行くのが良いだろう。やっぱり夕焼けのビーチで隣に座りながら肩を預け合うなんてどうだろうか。中々ロマンチックな気がするんだが──


西園寺「あ、だったらお兄! 私、お兄に見て貰いたい物があるんだ!!」

左右田「俺に見て貰いたい物……?」

西園寺「うん。喜んでくれると嬉しいんだけど…………」

そう言って、西園寺は俺を「ある場所」へと連れていった。そこは──
918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:21:34.29 ID:R7ckxSA7O
いつ事件に移行するんだ
919 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 23:30:37.93 ID:6x/Q85x70



〜〜〜超万能型ライブハウス・日本舞踊タイプ〜〜〜


西園寺「────」

──舞う。舞う。舞う。舞台の上で、俺の目の前で、一人の女が華麗に舞っている。超高校級の『日本舞踊家』西園寺ひよ子……その舞の出来に、俺は終始圧倒されていた。

凄い、なんというかその……今までの中で一番「綺麗だ」って思える様な舞だった。コイツの舞は何度も見てきたが、これはきっと「最高到達地点」って奴だ。……そっか、西園寺。お前、とうとう日本舞踊を「極め」たんだな──。


西園寺の舞が終わると、俺は手が痛くなるぐらいの拍手を送った。「その……どうだった?」と西園寺が聞いてくるが、そんなの聞かれるまでもない。


左右田「最高だった。一つの「極み」って奴を見た気分だよ。多分一生……いや、「永遠に」忘れられないんじゃねぇかな。……お前、本当の本当に凄い女の子なんだな……ドMだけど」

西園寺「え、えへへ……そっか。永遠か……。うん、だったらスッゴく嬉しいなぁ!!」

笑顔の西園寺が俺に飛びついてきたので、俺は頭をヨシヨシと撫でてやる。それと同時に、俺達の足下がパァアアアアアアッ──と光り始めた。……ああ、もうそんな時間なのか……。


西園寺「名残惜しいよ……本当の本当に」

左右田「……なーに言ってんだよ。また何回でもデートしようぜ? 今度は現実世界で、な?」

その答えに返事は無かった。ただより強く俺の胸板に頭をすり寄せて甘えてくる西園寺がそこにはいた──



〜〜〜現実世界〜〜〜



入間「だーかーら! 俺様はんな機能入れてねぇっつの!!」

左右田「嘘付けゴラァ! テメェのせいで俺と西園寺……主に西園寺がひっでえ目に合ったんだぞ!! どう責任取るつもりだ? ああ゛ん!?」

不二咲「ふ、二人とも落ち着いてぇ!! きっと何かのバグだよ! 一度デバッグを徹底的にやり直してみるから!!」

現実世界に帰って来た俺は、入間と大喧嘩していた。この野郎、あんなエロエロな(一部は西園寺の所為だったけど)ジャバウォック島を作りやがって……!! 一度マジで訴えられろ! 色んな所から訴えられろ!!


西園寺「もう良いってお兄。すんだ事なんだしさ、時間も時間だし私達は帰ろ?」

そういう西園寺に絆されて、俺は入間の研究教室を出る。……楽しかったけどすっげぇ大変な一日だった。マジでよく持ってくれたよ俺の理性……。あれだけ修行しても好きな女の子の前じゃあ何の意味も無くなるのな。ビスケット同然だったわ。


俺は希望ヶ峰学園の校門を出てから、西園寺と手を繋いで歩き始める。……男子寮は、もうすぐそこだ。


左右田「……んじゃ、今日はここまでだな」

西園寺「うん……そうだね」

西園寺は俺の手を放して、タタタッと駆け足で女子寮の方へ向かう前に一度だけ俺の方を振り返ってこう言った。


西園寺「──『さようなら』! 左右田お兄!!」

左右田「おう『またな』! 西園寺!!」


……今思えば、あれが最後のチャンスだったんだ。あの日二度目だったのに、気づくチャンスは幾らでもあったってのに、本当に俺って奴はモブ中のモブだよな。
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:35:24.35 ID:gLEoCLIX0
日向が何とかするパターンだよなこれ同じ轍を踏まさないようにする気が高い
921 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 23:35:29.75 ID:6x/Q85x70



〜〜〜現実世界・一時限目終了時点〜〜〜



小泉「ちょっと左右田! これどういう事よ!!?」

小泉が授業が終わった途端、憔悴したような表情で俺の机の方にやって来て「バァン!!」と机を叩いた。


左右田「うるせぇよ……! んなもん俺が聞きてぇよ!!」

日向「落ち着け左右田。西園寺と連絡は?」

そうだった、まずはアイツと連絡が付くかどうか確かめねぇと……!! 俺はすぐさま(俺が色々と改造した)スマフォを手に取り、西園寺に電話を掛ける。すると↓1

01〜99 繋がらない。
00 繋がった。
922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:35:50.88 ID:R7ckxSA7O
923 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 23:41:22.96 ID:6x/Q85x70
>>922 88なので何かしらのボーナスは考えておきます。


『お掛けになった電話番号は、現在使われておりません。番号をお確かめの上、もう一度お掛け直しください』

という無情な機械音が鳴り響く。クッソ! 予想通り繋がらなかったか……にしても家の都合? 結婚?? あいつ、俺にはそんなこと一言も…………!!


日向「……もう一度言うぞ、落ち着け左右田。今お前がやるべき事はなんだ?」

日向が俺の肩を掴んで強引に自分の方を……自分の眼を見つめさせる。……そうだ、俺にはやらなくちゃいけないことがある。それは──↓1


@どんな手を使ってでも西園寺に何が起きているのか確かめる。
A西園寺を追って京都に行く。
Bその他安価。
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:42:05.95 ID:/+WhyiBp0
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:45:37.51 ID:gLEoCLIX0
異世界の左右田と西園寺がちゃんと結婚できたという写真が有ると嬉しい
926 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 23:50:44.36 ID:6x/Q85x70

んなもん決まってる、今すぐ西園寺の奴に会いに行くことだ!!


左右田「日向! 頼みが──!!」

日向「分ってる。先生への言い訳と『西園寺家について』それから『西園寺に何が起きたのか』については俺が全力で調べておく。小泉、左右田に同行して貰えるか? 今の左右田を一人にしたくない」

小泉「分った。あとは任せたからね、日向!! 左右田! 最小限の荷物だけ持ったらすぐにタクシーで東京駅から新幹線に乗るわよ!! スマフォのネット機能でどこでも良いから新幹線の席を予約しておいて!!」

左右田「分ってる! 行ってくる!!」

クソッ、クソッ、クソッ!! なんだってんだよ……一体何が起きてんだよ……! どうして何にも言ってくれなかったんだよ西園寺ひよこ!! どうして何か気づいてやれなかったんだよ左右田和一!!

俺と小泉は弾けるように教室を飛び出すと、大急ぎでそれぞれの寮に戻って荷物を纏めて再び合流。タクシーで東京駅へと向かい、新幹線に乗った。……目指すは京都。あいつの──『西園寺家』がある場所だ。
927 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 23:56:04.04 ID:6x/Q85x70



──伝統とは、守られなくてはならない物。



──秩序とは、崩してはならない物。



──そして、それは例外があってはならない物。



今回、左右田達が乗り越えなくてはいけないのは、そんな三つの「絶望」だった。


「アンケート」皆様が見たいのは「左右田視点」ですか? それとも「日向視点」ですか? (ぶっちゃけ左右田も日向もどっちも操作するんですが、割合が変わってくるので)

先に三票入った視点で(暫くの間)物語を進めます。
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:57:36.22 ID:R7ckxSA7O
話が早い方で
魔法使える日向に任せた方が早そうだ
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:58:07.68 ID:gLEoCLIX0
日向で 恐らく異世界の歪みの修正の話になるかと
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:58:44.54 ID:Dr7fsVYeO
日向
931 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:00:41.34 ID:lK+VEa4S0
では日向くん視点で話を進めます。>>928 先に言っておきますが、何度も言っている通り日向は「よっぽどの事がない限り」魔法を使いません。(人の命や大切な物が掛かっている時など)
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:01:37.45 ID:9EAZcC3CO
>>931
今がその時じゃない?
左右田と西園寺は日向にとって大切な物じゃ?
933 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:08:14.92 ID:lK+VEa4S0



〜〜〜希望ヶ峰学園・77期生の教室〜〜〜



七海「…………久々の、シャレにならない大事件だね。日向くん」

放課後、ようやっと自由に動けるようになった俺に、七海が声を掛けてきた。


日向「ああ、大事件だ。クラスメイトが一人減るかどうか……あいつらの想いが無駄にならないかどうかの、な」

七海「みんな驚いてたもんね……。西園寺さんが急に希望ヶ峰学園を退学するわ、その上結婚までするわで……。私、左右田くんと西園寺さんの結婚式楽しみにしてたんだけどな……」

日向「……楽しみにしてれば良いさ、きっとそんな未来を創ってみせる──俺と左右田の二人でな!!」

さて、なにもかもまずは動かなくちゃ始まらない……なんの情報収集から始めようか……。↓1


@西園寺家に詳しそうな人物を頼ってみる。
A学園の図書館やネットで「西園寺家について」調べる。
Bその他安価(ただし、魔法を使うは禁止で(そもそも日向くんが魔法を使えるようになった事自体、>>1の予想外の事なので))
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:09:23.98 ID:YeDGzzI00
江ノ島に聞く
935 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:18:44.34 ID:lK+VEa4S0
>>932 田中「ふはははははは! 大切な物を守る為に力を振るうのは良いが、その前に「ただの人間として」やれるだけのことを精一杯やってみろ!! ……でなければ力に溺れることになるぞ。そして行く先は魔に支配された王の道よ!! 気をつけるのだな人間共よ!!」


……少しでも時間が惜しい。ここは「アイツ」に──「「頼ろう」って言うんでしょ? 悪いけどダメでーす!!」──ッツ! 江ノ島!?」

俺の後ろには希望ヶ峰学園きっての大奇才。78期生にして、超高校級のギャル「江ノ島盾子」が立っていた。


江ノ島「日向先輩が使える「あれ」同様、私様に頼りすぎなんだよねオマエラ。(メタイ話しです)そんなに私様と何度も何度も絡むと最終的に『取り返しの付かないこと』になりそうだから忠告に来てあげましたー!! と言う訳で情報収集頑張ってね? 日向パ イ 先♪」

……くそっ! 何だかよく分らないが俺はこれ以上『江ノ島に頼る』と大変な事になりそうだ……なんとかコイツ以外の手で突破口を見つけないと……!!↓1


@西園寺家に詳しそうな人物を頼ってみる。
A学園の図書館やネットで「西園寺家について」調べる。
Bその他安価
936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:20:02.67 ID:9EAZcC3CO
霧切に調査して貰う
937 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:25:13.17 ID:lK+VEa4S0

江ノ島がダメなら霧切だ! こいつならきっと……!!



〜〜〜超高校級の探偵(78期)の研究教室〜〜〜



霧切「……事情は把握してるわ、日向先輩。西園寺先輩に何が起っているのか調べて欲しいんでしょう?」

流石霧切だ。こっちが話す前に俺がなんで自分の元へやって来たのかを理解している。


霧切「勿論、私も私で色々と調べてあげるけど、私よりもずっと「すぐに頼りになる人」がいるんじゃない? ヒントは『世界の表に出ない情報すら知っている』超高校級の○○○よ」

即戦力になりそうな超高校級の○○○……? 一体誰のことだ? ↓1
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:26:37.56 ID:9EAZcC3CO
葉隠
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:26:57.26 ID:DrnLle4X0
カマセ出番や 十神
940 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:27:39.79 ID:lK+VEa4S0
>>938 違う! そいつじゃ無い気がする……もっとこう、頭が良さそうな奴だ!! ↓1
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:27:58.61 ID:YeDGzzI00
豚神
942 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:28:08.22 ID:lK+VEa4S0
>>939 あ、正解なのでこれで話しを進めます。
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:29:01.66 ID:9EAZcC3CO
最初から頼る人間決まってるの?安価の意味ねーじゃん
944 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:37:20.52 ID:lK+VEa4S0



〜〜〜超高校級の御曹司の研究教室〜〜〜



十神「……予想よりも遅かったな。大方、霧切でも依頼をしに行っていたのだろう? 奴は優秀な探偵だが、調べるのに時間が掛かるのが難点だ」

日向「……その点、お前ならすぐに頼れる。何せ十神財閥はこの世界を支配する一族の一つだ。世界中で起きた未解決事件や報道されない真実、要人たちの秘密などといった「決して表には出ない情報」にも通じているお前なら──」

十神「当然『西園寺家』の事も知っているぞ。西園寺ひよ子の身に何が起きているのかもな」

日向「……頼む、俺の大切な友達の大ピンチなんだ。お前が知っているこの事件に関する情報を全部教えてくれ」

十神「……対価はなんだ? まさかこの俺に『世界の裏の情報』をただで教えろと言う気じゃないだろうな」

日向「……対価は↓3で払う。だから頼む、お前の力を……知恵を貸してくれ!!(土下座)」

↓3までの安価で、一番良さそうな物(十神が好みそうな物)を採用。
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:38:13.87 ID:9EAZcC3CO
パンツ
946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:39:23.11 ID:YeDGzzI00
ドラゴンの抜け殻
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:39:52.78 ID:diiG8zW20
魔法のことを教えるとかはあり?
948 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:45:41.31 ID:lK+VEa4S0
>>943 一応、十神以外にも「即戦力」になる人物はいました。「霧切に依頼を持ちかけていなければ」そっちにも頼る選択肢があったでしょうね。
>>947 有りですが、>>946があり得そう&ゾロ目&十神が興味を持ちそうと言うことで、これで進めます。


日向「……これ、何だと思う?」

十神「……なんだ? 何かの抜け殻に見えるが……」

日向「あの『異世界ドラゴン騒動』の時、俺に懐いてた竜が脱皮した時の抜け殻だよ。正真正銘、異世界の……それもドラゴンの遺物だ」

十神「ほう……。なるほど、面白いじゃないか。良いだろう、説明してやろう。この十神白夜が直々にな! それで? 具体的に何が聞きたい?」

日向「すぐに欲しい情報は↓1↓2↓3だ。……状況の変化によってはまた聞きたい事が変わるかもしれないけど……」
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:46:21.02 ID:HWnE5edgO
西園寺の結婚をやめさせる方法
950 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:47:21.41 ID:diiG8zW20
なぜ西園寺が結婚しなきゃいけないのか
誰かの差し金なのか?
951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:48:14.48 ID:YeDGzzI00
今の左右田の状態
952 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:49:27.23 ID:lK+VEa4S0
>>951 十神「流石にそんな物は知らん。「現状で起きている事」だからな。もう一度だけチャンスをやるぞ再安価↓1だ」
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