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日向「安価とコンマで依頼を解決する」茶柱「その7です!!」
- 776 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 23:38:07.48 ID:f5fjQHqj0
-
日向「まずお前と九頭龍の関係性からなんだがな? 人として生きてる限り心があるから、道具としての使命をまっとうするのは不可能だって俺は思ってる。……そんなんじゃいつか必ずあいつとの関係が「歪」になる。それに九頭龍本人がお前を道具として見てる訳がない。……あいつが「暴力団の頭領にしては優しすぎる」って前に言ってたのは他ならないお前だろう?」
辺古山「それは……。そうなんだが……」
日向「あとな? あいつの「友達」を続けて欲しいってんならお前に言われなくても続けるし、お前とだって「友達」だ。あとぶっちゃけ……」
辺古山「……ぶっちゃけ?」
日向「俺、将来設計は結構キチンと決めてあるから指定暴力団に入るのはちょっと……。それと、俺の大切な人……奥さんや子供達を抗争に巻き込みたくないし……」
辺古山「……ふふっ、なるほど尤もだ。仕方がない、お前が今後も坊ちゃんの友でいてくれるのならばそれで良しとしよう」
日向「おう。これからも「相談」ならいつでも乗るぞ。……お前らと俺は「友達」だからな」
どうやら俺の出した「答え」に辺古山は納得してくれたようだ。……え? 暴力団の頭領と友達で良いのかって? 良いに決まってるさ。九頭龍と辺古山だったらな。
辺古山ペコの絆クエストをクリアしました! 『辺古山に力を借りる』の難易度が更に下がりました! 「辺古山のパンツ」を手に入れました!!
- 777 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 23:39:31.35 ID:f5fjQHqj0
-
夢野との絆が一定数溜まりました! 絆クエスト「夢野秘密子編」──を開始します。
- 778 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 23:40:10.34 ID:f5fjQHqj0
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『恋愛相談がある』
そう言われて、俺は夢野の研究教室まで呼び出されていた。……いや恋愛相談って言っても俺夢野が誰のことを好きなのかはもう知ってるし、なんなら俺の前で告白を二度もされたし、もう相談するような事なんて無いと思うんだが……。と言うかあの「王馬」相手に俺が協力できることなんてあるのか?
日向「お邪魔しまーす」ガララララッ
夢野「来たか、まぁ座ってくれ。……大分長くなると思うからの」
それじゃあ遠慮無く──と、俺はソファーの上に座る。俺の対面に座る夢野は、なんだか顔を紅くして口をモゴモゴとさせていた。なんだ? まさか入間のと恋愛レースに勝ったのか?
夢野「そ、それでじゃな。まずは聞いて欲しいんじゃが──」
日向「おう、なんだよ」
夢野「実はの──」
〜〜〜一時間後〜〜〜
夢野「と、言うわけでまたも彼奴はウチと入間が「本当にして欲しいこと」だけピンポイントでしないわ、「答え」をいつまでもはぐらかすわ、もう一体何なんじゃアイツは!! 男ならビシッ! と惚れた女を抱きしめ、そうで無い女はズンバラリンと叩っ切ってやるのが筋という物ではないのか!?」
日向「ソッカーソウカモナー」
結論から言おう。聞かされたのはただの「惚気」だった。やれ王馬が自分と入間にまたも唐突に(唇以外に)キスしたとか、デートに二人纏めて(本人達は当日現地で合流するまで知らなかった)とか、その上ふたりが苦手なホラー映画を見せられたとか『大好きだよ……二人ともね……ニシシッ!』と甘ーく囁かれたとか、そりゃもう惚気に惚気られた。……俺、最近こんな目にあってばっかりな気がする……。
夢野「全く全く……。で、どうすれば良いと思う?」
日向「いや惚気100%の話しからいきなり「どうすれば良いと思う?」なんて聞かれてもな……」
夢野「んあー!? い、い、今のどこが惚気話に聞こえたと言うのじゃ!!//////」
いや全部だよ。全部紛うこと無くただの惚気話だったよ。「王馬が自分と入間を好きすぎて困る」って相談か? なら今すぐにでも帰りたいんだが……。
夢野「……その、入間を傷付けない方法じゃ」
日向「……! おいおい、お前レースに勝つ気満々かよ」
夢野「当然じゃ! 今までは彼奴の悪戯魔法に翻弄され続けていただけで本気を出せばウチの魅力で彼奴なんてチョチョイのチョイじゃからな!! ……じゃけど、我が勝つということは入間が泣くと言うことじゃ」
日向「……ま、恋に破れたんだから当然だよな」
夢野「……入間とはこの一年でかなり仲良くなれたクラスメイトの一人での? ウチがちょっと油断してドラゴンの吐息で大やけどをした時も何回も見舞いに来てくれたり、火傷の痕を何とか出来ないかと発明品を造ってくれたりしたんじゃよ。……結局真宮寺お手製の「秘薬」で跡形も無く治ってしまったがな」
……なるほど。夢野は自分が勝者になったら入間が傷つくのが嫌なのか。
夢野「甘い考えなのかもしれん。人を傷付けずに生きていく方法など無いのかもしれん。でも、ウチは──ウチの目指す魔法は──!!」
日向「夢野」
夢野「?」
日向「↓3」
↓3までの安価を混ぜて、>>1が上手い具合に纏めます。
- 779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:41:57.33 ID:MlEStt+70
- 入間がフラれるはずない王馬は犯罪者なんだからハーレムしても問題ない
- 780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:43:40.69 ID:HVEn7KBQO
- 胸の小さいお前が勝てるわけねー入間が勝つさ
- 781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:48:33.38 ID:8BUKIBo5O
- 入間と共同体制だったらどう?
- 782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:48:50.49 ID:eiLK0nK6O
- だいたい王馬は入間と夢野のどっちとエロイ事する機会が多いんだ?入間は王馬にスパンキングされまくってるらしいが夢野はどのくらいの頻度でぶっ叩かれてる?乳首は吸われたか?混浴回数は?
- 783 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 23:49:15.65 ID:f5fjQHqj0
- えー、>>780だけ日向が言いそうに無いんで再安価↓1で。
- 784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:49:31.90 ID:yepKpxcLO
- >>782
- 785 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 23:49:47.97 ID:f5fjQHqj0
- あ、>>782を採用します。
- 786 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 23:56:34.25 ID:f5fjQHqj0
-
日向「……夢野、まず最初に聞いておきたいことが二つある」
夢野「な、なんじゃ?」
日向「お前、入間のこともちゃんと『とても大切な友達』だと思ってるんだよな」
夢野「う、うむ。奴のためなら秘蔵の極大魔法を使う事もやぶさかではないぞ」
日向「じゃあ質問その二だ。……ぶっちゃけお前、どれぐらいあいつ(王馬)からエロい事されてる?」
夢野「ぶっ──!!!?」
日向「王馬が勝手に話してくるから知ってるんだけど、入間は王馬にお尻ペンペンされまくってるらしいぞ。多分あいつにはそういう性癖があると思うんだが、お前はどのくらいの頻度でぶっ叩かれてる? 乳首は吸われたか? 混浴回数は?」
夢野「な、ななななななななな……!!////////////」
夢野は暫く顔を真っ赤にしたまま無言だったが、最後には答えてくれた。
夢野「……↓1↓2↓3じゃ」
↓1 ケツをぶっ叩かれた経験 ↓2 乳首を吸われた経験 ↓3 一緒に風呂に入った経験 (あ、全部コンマ判定です)
- 787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:57:27.44 ID:WAIlSx99O
- 入間は確定で乳首吸われたのか
- 788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:57:48.84 ID:2BRJ4+ty0
- 恥じらいもなしに聞くのか日向はあっ御前も同じ穴の狢だったなぁ
- 789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:58:06.61 ID:8BUKIBo5O
- が
- 790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:09:03.20 ID:gLEoCLIX0
- 日向はゴン太の依頼の協力の対価で終里と一緒に風呂に入ったか一緒に寝たんじゃあ無いの?
- 791 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 00:16:40.57 ID:6x/Q85x70
- >>787 ここでゾロ目は止めて欲しかったなぁ……!! また増えるよ希望ヶ峰学園M女子の会……。
夢野「え、えっとじゃな……。お、お尻ペンペンは回数は然程ではないがその……や、奴の手腕と言葉責めのせいでウチも完全に「そっちの道」にハマってしまったというか……//////」
日向「そ、そうか……」
夢野「それと多分じゃが、乳首は徹底的に弄られてるというか……「夢野ちゃんってホント感度良いよね〜」って何度も何度も……////// 混浴した事も一度や二度では無い……んあー! なぜウチはこんな恥ずかしい経験を話さなければならないじゃ!!」
……マジかよ。あいつこの短期間で夢野まで完全に調教し終わってるじゃねぇか……。王馬小吉怖っ!! 絶対に俺の恋人候補達には近づかせないでおこうっと。
日向「……だったらさ『俺や苗木じゃ出来ない道』を王馬と入間と一緒に歩んだらどうだ?」
夢野「……? それは、どういう意味じゃ……?」
日向「入間と共同体勢……つまり、互いに公認の二股をして貰うんだよ。お前らだけのハーレムを築くのさ。つーか王馬の奴は『悪の総統』だから多分お前ら二人纏めて──「手に入れても問題にならない! いやー悪って良いよね〜!! 善の人間じゃあ出来ない事が出来るんだからさ!!」…………いつからいた?」
夢野「お、おおお王馬!? そんな馬鹿な、何故入間と一緒にいる筈のお主がここに……!?」
王馬「え? 結構最初の方から? いやー、日向ちゃんは俺の恋人候補の相談事に乗ってくれてありがとうね!! お礼に今度正式に『悪戯の依頼』をしにいくよ!! ……で、なんだけどさ夢野ちゃん」
夢野「な、なんじゃ……?」
王馬「俺、言ったよね? 「日向ちゃんに相談事を持ちかけるときはまず俺に言って」って……。約束を守れない悪い子には「オシオキ」が必要だと思わない? ──と、言うわけで久しぶりに俺の膝に乗って? あ、日向ちゃんも見てく? あの混浴銭湯で夢野ちゃんの裸を見てるんだから今更でしょ?」
日向「お前らのプレイに付き合うのは御免被る。……夢野、そういう訳だからあとの事は王馬や入間と話せ。それじゃあな──」
夢野「ちょっ、ちょっとま──!!」
王馬「さぁ、覚悟してよね? ゆ め の ちゃん?」
こうして俺は急いで夢野の研究教室を出た。後ろから聞こえてくる甘美な声は完全に無視した。……俺、入間と夢野の将来が本気で心配になってきたよ……。
夢野秘密子の絆クエストをクリアしました! 『夢野に力を借りる』の難易度が更に下がりました! 「夢野のパンツ」を手に入れました!!
- 792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:18:36.19 ID:gLEoCLIX0
- 明日は我が身とも知らずなんと呑気な
- 793 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 00:27:35.76 ID:6x/Q85x70
- ここで先に言っておきますが『条件』を充たしたので、この『依頼』が終わったら『SPクエスト』に入ります。(詳細はその時になってからお話しします)
- 794 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 00:28:56.79 ID:6x/Q85x70
-
日向「なぁ七海」
七海「なぁに日向くん」
日向「今年になって俺も18歳になったから『18禁ゲーム』って奴をやってみたんだけどさ……。やったのが『アサギ』と『ユキカゼ』だったんだよ……」
七海「あっ(察し)」
日向「なんでだよ……。なんで頑張ってる女の子があんな酷い目に合わなきゃいけないんだよ……。そりゃあ最後の最後には逆転するけどさぁ!! 『過程』があまりにも酷すぎるだろ!! 俺、確かにSかもしれないけどリョナって奴は絶対に無理だ。可哀想で可哀想でモニターの中に飛び込んで悪い奴らをボッコボコにしてやりたかったもん……」
七海「よーしよしよし、元気だして日向くん。幾ら有名とはいえ最初から「それ」はハードルが高すぎだよ。まずは『ギャルゲーに近いエロゲー』から始めて耐性を付けよう? 学園物なら楽しげで初々しい恋物語が見られる物も多いから、ね?」
日向「そうする……。今度からはちゃんとレビューも見る……」グスグス
コンコンコン!
七海「!! ほ、ほら依頼者だよ日向くん! 涙を拭いて!!」
日向「(グシグシ……)はーい! どうぞ!!」
↓3「失礼します」
↓3までの安価で、一番「コンマ値が高かった」物を採用。
- 795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:29:12.96 ID:ofaDekxtO
- 花村
- 796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:30:51.21 ID:lSh70wZ0O
- 苗木
- 797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:31:08.20 ID:mZFHV0fI0
- こまえだ
- 798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:31:14.27 ID:o9KV5LOx0
- さい原
- 799 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 00:41:04.56 ID:6x/Q85x70
-
花村「分る……分るよ日向くん。君は運が悪かったね、有名で人気が高いとはいえ初の「エロゲ」がそれじゃあトラウマものだよね……。あとで僕がオススメの癒やし成分タップリのエロゲを教えてあげるから元気出して?」
七海「うん……。私と花村くんで日向くんの心の治療を進めていこう……?」
今回の依頼者は『花村輝々』才能は「超高校級の料理人」だ。
小学生のような身長、漫画チックな顔つきに小太りという三枚目の容姿だが、やたらと格好をつけており、青山や麻布がホームタウンであると自称するなど、都会的なイメージをアピールする。肩書きも「料理人」ではなく「シェフ」と呼ばれたがる、ちょっと所じゃなく変わった奴だ。実際は田舎の定食屋出身で、動揺すると何処のものとも分からない方言が飛び出してくる。
食だけでなく性にも強烈な情熱を抱くことから「変態」を自認しており、ことあるごとに「食」に掛けた卑猥な発言を連発する。しかも男女の見境なく性欲の対象としており、屈強な弐大にサンオイルを塗るというシチュエーションですら興奮するなど、驚異的な守備範囲の広さを誇る希望ヶ峰学園が(悪い意味で)誇る変態勢のトップである。
七海「日向くん……。優しくされて「そっちの道」に落ちちゃダメだからね?」
と、七海は怖すぎる忠告をして部屋を出て行った。…………こいつ(花村)と二人っきりかぁ……うん、正直怖い。でも依頼はこなさなくちゃならない。
俺は花村に来客用のソファーに座るよう促すと、さっそくいつも通りの定型文を唱える。
日向「ここは「超高校級の相談窓口」学園の生徒の悩みや相談なら何でも聞いて解決、改善に協力するけど、100%解決出来るとは限らない。そして、依頼者の身に危険が及ぶと判断した場合は、依頼を断わらせて貰う事もある。その事を頭に入れたうえで、相談したいって事があれば言ってみてくれ」
花村「うんうん、分ってるよ。実は↓3」
↓3までの安価で、一番「コンマ値が低かった」物を採用。
- 800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:43:10.17 ID:mZFHV0fI0
- 東条に告白したらフラれた、異世界帰りで成長した葉隠が好きだとさ
もともとダメンズ萌えだった上に葉隠の占いに助けられてキュンとなったそうだよ
僕の事を好きな女の子を探してくれ
- 801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:43:47.10 ID:o9KV5LOx0
- 再び料理デスマッチをすることになったからサポートに着いて欲しい
- 802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:44:17.58 ID:gLEoCLIX0
- 性的に積極的になるケーキを何者かに盗まれて苗木Loversと日向Loversの女子が食べて暴走してるから何とかするか今すぐ逃げたほうがいい
- 803 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 00:45:14.19 ID:6x/Q85x70
- >>801 すみません料理デスマッチってなんでしたっけ……?(頭がH)
- 804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:47:59.39 ID:TkRhY2+2O
- そんなもんなかったぞ
- 805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:49:27.73 ID:gLEoCLIX0
- 日向と苗木と最原で花村監修のおっぱいプリン作った記憶しかないのだけれど
- 806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:49:31.68 ID:o9KV5LOx0
- ゲームの会話イベントで言ってなかったっけ
結局詳しいことは教えてくれなかったはずだけど
- 807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:51:02.81 ID:TkRhY2+2O
- つーか花村の依頼は恋愛絡みじゃなかったの?>>263で伏線あったし
- 808 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 00:51:05.10 ID:6x/Q85x70
- >>806 じゃあ東条にアピールをするために東条と全力で料理対決をする事になった──でもよろしいですか?
- 809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:52:35.26 ID:o9KV5LOx0
- 個人的には公式で家族のために参加したって言ってたから
それ想定で取りました
- 810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:52:50.36 ID:TkRhY2+2O
- 東条って片思いしてるキャラいたっけ?
- 811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:53:09.10 ID:o9KV5LOx0
- まあ難しそうならそれでいいですはい
- 812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:53:30.16 ID:gLEoCLIX0
- それか舞園と霧切と茶柱のメシマズをどれ位改善できるかの方が面白そうだな失敗したらしたらでオチがつくし
- 813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:54:33.34 ID:o9KV5LOx0
- なんか恋愛相談所みたいになってたから全く関係ない安価とりたかったんだけどね
- 814 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 00:54:38.39 ID:6x/Q85x70
- >>809 うーむ……それだとセレス同様「裏社会の」料理大会と言うことになりそうですね……。分りました、構想を練ってきます。そして、今日はこの依頼の導入を書いて終わりです。
- 815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:59:05.06 ID:lSh70wZ0O
- 日向はまた金が増えることになりそう
- 816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 01:02:03.79 ID:qj9voamTO
- 今日はもうおしまい?
- 817 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 01:05:58.43 ID:6x/Q85x70
-
花村「……こんな事に日向くんを巻き込むのは本気で申し訳無いんだけど、でも、僕は君が適任だと思ったんだ。他の誰でもない日向くんが」
日向「…………それで? どんな依頼なんだよ」
花村が久しぶりに見せるあまりに真剣な表情に、俺個人の事情は頭の中から吹っ飛ぶ。……なんだ? 恋愛相談やなんやらじゃ無さそうだが……。
花村「前に家族を人質に取られて、裏社会の『料理デスマッチ』に参加することになった──って話しは覚えてる?」
日向「ああ、その話しなら覚えてるけど……それがどうかしたか?」
花村「…………ここだけの話しなんだけど、実は僕の↓1(家族以外)が人質(別に人でなくても構いません)に取られて、またその大会に参加することになっちゃったんだ……。あんな大会、二度と参加したくなかったのに……」
日向「何だって!?」
花村「それで、日向くんには僕の助手として『料理デスマッチ』に参加して貰いたいんだ」
日向「……東条は? それに小泉に終里に……。俺なんかよりずっと料理が上手い奴なんて沢山いるだろう」
花村「今回の大会は「男性限定」なんだ。女の子のみんなの力は借りられないんだよ……」
それでは今回はここまで。それではまた明日、3時から6時頃にもお会いしましょう。
- 818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 01:09:05.10 ID:lSh70wZ0O
- ある名工が作った包丁と砥石で全部たすと推定五百万
- 819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 07:07:49.41 ID:gLEoCLIX0
- そういえば日向の誕生日祝って無いからSPはこれかな?
- 820 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 15:02:11.93 ID:6x/Q85x70
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。
>>819 やっべ完全に忘れてた……;; どうします? 日向の誕生日編みたいですか?
- 821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:02:55.01 ID:/+WhyiBp0
- 吸血鬼フラグもあるし丁度いいかもね
- 822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:03:53.31 ID:scUnItZ4O
- やってもいいけど短めで
日向の誕生日は本筋のストーリーと関係ないもん
- 823 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 15:03:58.57 ID:6x/Q85x70
- >>818 それでは花村が『デスマッチ』に参加する理由にはちょい足りないと思うのでこうします。
花村「あの包丁と砥石はただの包丁と砥石じゃない……。僕のお母ちゃんの料理を食べて『本当に美味かった』って言ってくれた元超高校級の『研ぎ師』がプレゼントしてくれたウチの家宝なんだよ!! 全部で合わせて500万はするらしいんだけど値段の問題じゃないんだ……。お母ちゃんが僕に『お守り代わりに』って持たせてくれた本当に大切な物なんだよ!!」
そうか……。こいつは変態なだけじゃなくて、とっても家族思いで母親思いな奴だったな……。そのお母さんからプレゼントされたっていう包丁と砥石が奪われたって言うんじゃ参加する他ないか……。
日向「……事情は分った。お前の腕なら問題無く優勝できると思うけど……幾つかやって起きたいことがある」
花村「な、なに?」
日向「まず、そのデスマッチまでに俺の料理の腕を限界まで上げてくれ。最低でも超高校級の料理人であるお前のサポートが出来るようにならなきゃ話にならない。ただ出て足を引っ張りました──じゃ本末転倒だからな」
花村「わ、分ったよ。それでもう一つは……?」
日向「本当の意味で『正攻法』を打っておくのさ。さぁとっとと行こう、暫くの間、忙しくなりそうだからな……」
──こうして俺は、約十日間の間花村と東条の『料理修業』を受けた。
花村「キャベツの千切り遅いよ! それと卵が一つ割れて白身と黄身が混ざっちゃってる!! ここ注意して!! 女性の服を脱がすみたいに慌てず慎重に!!」
東条「……ダメね、このメレンゲじゃあ最高の料理は作れないわ。もっと泡がもったりしてくるタイミングを見極めて」
花村「もっと効率を考えるんだ! 行き当たりばったりじゃなくて頭の中で「少し先の未来の自分のやっていること、やるべき事」を意識して作業の順番を考えて!!」
希望ヶ峰学園きっての料理上手な二人に暇さえあれば特訓を付けてもらい、俺の料理の腕は↓1(最低保障80 補正+30(ただし、95を越えることは無い)までに急成長した。……そして、運命の日。
〜〜〜料理デスマッチ会場〜〜〜
黒服の男達に目隠しと耳栓をされて連れてこられたその会場には、予想通り仮面で顔を隠した大勢の観客と、神妙な面持ちで席に座る料理人達がいた。……セレスの参加している裏・ギャンブル大会以上にゲスな臭いがする気がする。……こんな催しが、俺達の世界に本当にあったていうのか……。
司会の男『それではこれより、第○○回『料理デスマッチ』を開催いたします! 会場の皆様、どうか大きな拍手で料理人達をお迎えください!!」
ワァアアアッ──!! と沸き立つ会場に反して、料理人達の顔持ちは全員暗い。……きっと全員が全員「大切な人や物」を人質に取られているんだろう。
司会の男『今回のデスマッチに参加した料理人は8ペア……つまり三回勝てば晴れて優勝! 賞金○○○万円とトロフィーの栄誉が与えられます!!」
賞金なんてどうでも良い、兎に角俺と花村で勝ち上がってなるべく──!!
司会の男『では早速一回戦を始めましょう!! 栄えある第○○回『料理デスマッチ』優勝者にして「超高校級の料理人」『花村輝々』選手!! そしてそのパートナーを務めます『IZURU』選手です!!」
俺と花村は、観客と司会者にペコリと下げたくも無い頭を下げる。……ああ腹が立つ、こんな奴らに俺の友達の大切な物が弄ばれようとしているだなんて──!!
司会の男『そして対戦相手は↓2選手とそのペア↓3○○選手です! そして今回の料理のテーマは↓4!! それでは張り切っていきましょう──料理デスマッチ……開始ィ!!』(最大保証90 高コンマ程腕が立つ料理人)
- 824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:05:40.69 ID:scUnItZ4O
- こんな時間に↓4やるのは人いなくて危険と何度言えば
- 825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:06:31.38 ID:/+WhyiBp0
- キルミー
- 826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:07:19.27 ID:mZFHV0fI0
- 葉隠
- 827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:10:54.09 ID:P31YyVnqO
- 女体盛りならぬ男体盛り
- 828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:11:40.71 ID:u7221NoLO
- マーボーカレー
- 829 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 15:21:43.51 ID:6x/Q85x70
- >>824 すみませんすみませんでも安価の都合上こうする他ないんで……なら途中で文章を分けろって? デスヨネー。
>>827 すみませんが流石にそんな物を審査員が食すとは思えないので>>828に安価下
>>825&>>826 すみませんがこれコンマ判定なんですよ……(と言うかキルミーが葉隠と組んで大会に参加してる訳がないと思います)
日向の料理の実力 今後は95として判定します。
日向「……おい花村。どういう事だ、俺の目から見ても分かるぞ。相手の料理人とそのペア、完全に初心者じゃないか」ヒソヒソ
花村「……これが『料理デスマッチ』の悪質な所だよ日向くん。ワザと「圧倒的に実力のある相手」とぶつける事で圧勝劇を演出したいのさ」ヒソヒソ
つまり、一方的にボコボコにされる奴がみたいって事か……。なんて大会だ、こんなのただの見世物じゃないか! 自分の意思で参加して、それぞれの意地やプライドを賭けて戦い合ってたギャンブル大会のが数倍マシだ!!
そして、俺と花村はお題の「マーボーカレー」を作りあげ、当然の様に圧倒的な賛美を受けて勝利した。──そして
司会の男「当然これはデスマッチ! 敗者には罰ゲームが待っています!! 今回は↓1! さぁ覚悟していただきましょう!!」
初心者料理人「ま、まってくれ! 止めてくれぇえええええええええええええええっ!!」
(流石に「殺される」とかは無しでお願いします)
- 830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:23:40.50 ID:sHP7uF7+O
- サラシを飲むと尻から出てくるんだよ、出たそれを一気に引っ張って抜く江戸時代の拷問
- 831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:23:40.56 ID:u7221NoLO
- 激辛カレー一気食い
- 832 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 15:31:08.63 ID:6x/Q85x70
- >>830 あのー……軽く調べて見ましたが「サラシ」とはあの胸に巻く「サラシ」で間違い無いでしょうか。そしてそんな恐ろしい(いや実際にはもっとヤバイ拷問や処刑があったんですが)拷問が実際にあったんですか……?(軽く調べても出てこない)
- 833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:32:15.10 ID:qQ1gTpKhO
- >>832
漫画で見た拷問なのだ、本当は無かったかもね
- 834 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 15:33:49.06 ID:6x/Q85x70
- >>833 えー、ではすみませんが安価下にさせて頂きます。
- 835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:34:18.58 ID:qQ1gTpKhO
- >>834
なんで安価下なんですか?
- 836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:34:46.42 ID:/+WhyiBp0
- くさや一週間の刑
- 837 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 15:44:14.76 ID:6x/Q85x70
-
司会者の男「『キャロライナ・リーパー』を大量に使用したカレーを一気食いならぬ一気飲みして頂きます!!」
日向「お、おい花村。キャロライナ・リーパーって確か……!」
花村「うん、ギネス記録に登録されている「世界一辛い唐辛子」だよ。ギネス王者だった「ブート・ジョロキア」と「ハバネロ」の交配によって生み出された最強の唐辛子品種で、スコヴィル値は約3,000,000SHU。激辛唐辛子として全世界でよく知られる「ハバネロ」の10倍の辛さの奴さ。……そんな唐辛子だけで出来たカレーを一気食いだなんて、口は勿論、食道や胃、腸やお尻の穴が大惨事になるだろうね……」
ぐあぁああああああああああああっ!! という料理人とそのパートナーの悲鳴が会場にこだまする。それを見て観客の奴らは全員一様にニヤニヤとゲスな笑顔を浮かべていた。……ふざけるなよ、こんな事をさせて何が楽しいって言うんだあんたらは!!
日向(おい、そっちは……くっそ。分った、次も頑張ってみる)ヒソヒソ
司会者の男「ではでは行ってみましょう準決勝! 「超高校級の料理人」『花村輝々』選手!! そしてそのパートナーを務めます『IZURU』選手VS↓1(最低保障70)選手とそのパートナーである↓2選手です!! 料理のテーマはズバリ↓3!! それでは張り切っていきましょう──料理デスマッチ……開始ィ!!』
- 838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:46:01.23 ID:K9CtsVOlO
- 日向はエロイ事やり尽くしたし誕生日でそれ以上のエロできないなら別にって感じ
- 839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:46:47.49 ID:gLEoCLIX0
- 百舌鳥
- 840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:47:10.80 ID:/+WhyiBp0
- マーボーカレー
- 841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:47:42.05 ID:Knm5qmULO
- ケークサレ
- 842 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 15:57:13.58 ID:6x/Q85x70
- >>835 なんでもなにも作者の頭で考えた結果「いやそれは(人体の構造的に)無理があるだろ」と思ったからです。(いや大真面目な話し無理でしょ……)
司会者の男『なんとお題はまたも「マーボーカレー」!! 今回の審査員の方々はカレーが好きなのでしょうか!? まぁ兎に角いってみましょう! ──料理デスマッチ……開始ィ!!』カーン!
日向「花村、今度の相手はどうだ?」ヒソヒソ
花村「『中堅』って感じかな……でも僕と成長した今の日向くんなら負ける要素は無いよ。初心な女性の身体を撫でるように、焦らずじっくりと行こう」ヒソヒソ
(相手が勝てる可能性が見えないので勝負中略)
司会者の男『けっちゃああああああああく! 勝利したのはまたしても「超高校級の料理人」『花村輝々』選手!! そしてそのパートナーを務めます『IZURU』選手!! とんでもない腕前を見せて決勝進出だぁあああああああああ!!』
再びワァアアアアアアアアッ──と会場が沸き立つが、嬉しくも何とも無い。クソッ、まだなのかよ……!! 早くしないとドンドン犠牲者が……!!
司会者の男『そして当然! 敗者には罰ゲームが待っています!! 今回はなんと↓1! さぁ覚悟はよろしいですね!?』
中堅料理人「く、くっそぉおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
- 843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:57:50.03 ID:UXisTv2MO
- 彼らが飼育していた犬の丸焼きを食いなさい(調理画面が目の前に映し出される
- 844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:58:22.91 ID:Knm5qmULO
- 足つぼマットの上での縄跳び
- 845 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 16:08:49.41 ID:6x/Q85x70
-
司会者の男『彼らが飼育していた犬の丸焼きを食べて頂きます!! ……ご自身が一番大切にされている物を犠牲にしたくないのなら、分りますよね?(ニッコリ)』
ふ、ふ、ふざけるな! 確かに某国では犬も食べるらしいけどそれはちゃんと『食用の』犬だ!! 大切な家族の丸焼きを食べろって言ってるようなもんだぞそれは!! 田中や犬好きな太和田が耳にしたら大激怒しそうな内容だ……。畜生! 助けられなくてゴメンよ……。
しかも最悪なことに、その犬の丸焼きの調理風景が巨大なスクリーン画面に映し出されている。「キャインキャイン!」と最期の鳴き声をあげていたその犬は、そのまま串刺しにされ、火炙りにされ、最期は巨大なオーブンに入れられて……。そして、出来上がった物が彼らの前へと出て来た。
中堅料理人「ううっ、うううううううううっ!!」
ポロポロと大粒の涙を流しながら犬の丸焼きを食べるその人に、俺は心の底から同情し、そしてこの大会に怒りを覚えた。料理人である花村の激怒具合はそれ以上だろう。……頼む、頼むから決勝戦までには間に合ってくれ……!!
司会者の男『それではいよいよ決勝戦! 「超高校級の料理人」『花村輝々』選手!! そしてそのパートナーを務めます『IZURU』選手!! 対するはこちらも凄腕の料理人↓1(最低保障95)選手とその相方である↓2(最低保障90)選手!! これは白熱したデスマッチになりそうだぁ!! 最終戦のお題は↓3(流石にマーボーカレー以外にしてください)!! では参りましょう。料理デスマッチ──開始ぃ!!』
- 846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:09:58.93 ID:/+WhyiBp0
- あ
- 847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:11:29.57 ID:mZFHV0fI0
- ウジ虫チーズ
- 848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:11:33.59 ID:OmfpuUKEO
- 生きた食用猿の踊り食い
- 849 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 16:14:36.77 ID:6x/Q85x70
- >>848 実際にそんな料理があるのかどうか調べて見ましたがどう足掻いても無い&仮にあったとしても調理過程で死ぬと思うので再安価↓1
- 850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:15:16.59 ID:OmfpuUKEO
- ゲスト女性の女体盛り
- 851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:16:12.16 ID:gLEoCLIX0
- 餅を使ったデザートを3品
- 852 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 16:17:05.01 ID:6x/Q85x70
- >>850 ふぅ……良いでしょう(本音は>>851にズラしたいですが)許可します。
- 853 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 16:27:27.92 ID:6x/Q85x70
-
司会者『元・アイドルグループで現AV女優のお二人の女体盛りを作って頂きます!! ああ、気にすることはありませんよ。お二人とも「こういう事」には慣れてらっしゃる、もう落ちぶれた方達なので」
ブチン、と俺の中で何かが確実にキレる音がした。花村もきっとそうだろう。……そういうジャンルのAVがあるのは知ってるし、比定する気も(あんまり)無いけれど二人は確実に嫌がってるじゃないか!! きっと「もうこの仕事を受けないとあとが無い」女性を招集したんだろう……。クソッ!
花村「……日向くん、気持ちはこれ以上無くよく分るけど押さえて。今度の相手は完全にプロだ。それも、パートナーも君に差し迫る実力を持ってる……。怒りを放って『本気』でやらないとこっちが負けちゃうよ」
日向「花村……ごめん」
花村「良いんだよ。……こっちこそ、こんな事に巻き込んじゃって本当にゴメンよ……。女性の扱いは……幸い、君も僕も慣れてるか。そこだけが幸いだね」
裸にひん剥かれたAV女優「あの……私……」
花村「大丈夫、怖がらないで僕達に身を任せて。……必ず君を勝たせてみせるから」
裸にひん剥かれたAV女優「は、はい……!!」
司会者の男『ではでは行ってみましょう泣いても笑ってもこれが決勝戦! 料理デスマッチ──開始ぃ!!』カーン!
↓1 コンマ80以下で花村&日向の勝利。それ以外で……?
- 854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:28:54.79 ID:gLEoCLIX0
- え
- 855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:30:16.77 ID:Knm5qmULO
- 危な
- 856 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 16:37:45.45 ID:6x/Q85x70
- >>854 これは超大接戦ですねぇ!!
……この大会に参加して、唯一良かったと思える事があった。決勝戦の対戦相手二人組が、俺達と同じように女性に対して最大の配慮を払う真の料理人だったと言うことだ。その女性の嫌がるような事や痛がるような事は全くせず、かといって料理にも一切手を抜かずに全力で戦い合った。花村も「世界は広いなぁ……こんなに凄い料理人がまだまだ沢山いるんだから」と呟いていた。
そして、その結果──
司会者の男『決まったぁあああああああああああ!! 審査員5人の意見も割れに割れての超大接戦! 勝利したのは「超高校級の料理人」『花村輝々』選手!! そしてそのパートナーの『IZURU』選手だぁあああああああああああああああああっ!!」
再び、全く嬉しくない大歓声が上がる。……クソッ、いい加減にしてくれよ……! これ以上犠牲者を増やす訳には……!!
司会者の男「お二人には賞金○○○万円と、トロフィーが贈呈されます!! そしてそして〜? これは最期までデスマッチ!! 破れた二人の料理人には↓1をして頂きます」
二人の料理人「…………悔いはないさ。これで俺達の大切な物が守られるのならな」
(決勝戦なのでゲスイ(ただし、二人の大切な物は約束通りちゃんと守られる)物でお願いします)
- 857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:38:04.49 ID:mZFHV0fI0
- 日向泣いてる暇あったら犬と女を魔法で助けてやれよこういう時に魔法の出し惜しみをするなんて薄情なやつだな
料理人の全身にバターと肉のすり身を塗られた
覚せい剤を打たれた犬の群れに全身噛まれる
- 858 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 16:41:14.67 ID:6x/Q85x70
- >>857 やっべ完全に忘れてました(魔法)……これどうしましょう。日向の魔法で犬の部分だけ都合良く改変しても良いですか?
- 859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:43:09.95 ID:mZFHV0fI0
- >>858
犬には後でザオリク唱えればいいんじゃね?ハッキリ言うけどこんな事でやり直す時間もったいない
- 860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:44:52.21 ID:gLEoCLIX0
- 上手くすり替える事が出来ればというかゴイにモシャスかけて大会の関係者に変えてすり替える位しないと辻褄が合わん
- 861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:03:09.07 ID:shMUTVTpO
- ssで時間がもったいないって
別に改変してもいいじゃん
- 862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:07:37.00 ID:mZFHV0fI0
- >>861
こっちはさっさとSPクエスト行きたい派なんだ
とにかくグダグダしてないで先行ってほしいのよ
- 863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:19:12.93 ID:zk/J+1Z+O
- まさかspクエストの間に絆クエストは無いよな?
- 864 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:19:48.73 ID:6x/Q85x70
-
司会者の男『敗北した料理人二人にはバターと肉のすり身をタップリと塗らせて頂きました! そして、今から覚醒剤を打たれた猛獣達に全身を噛まれて頂きます!! ああ、一歩間違えれば二人が畜生の料理になってしまうのではないでしょうか!! 私本当に心配です!!』
日向「…………」
花村「…………」
司会者の男『それでは受けて頂きましょう! オシオキターイム!!』
……シーン………
司会者の男『あ……あれ?』
覚醒剤を打たれているはずの猛獣達が会場に入ってこない事に、観客達は勿論、審査員や各種関係者がざわめき出す……。やれやれ、どうにか間に合ったか……!!
???「そこまでよ!!」
???「このクソみたいな大会の様子は、全て警察の上層部と報道陣に送らせて頂きました。無駄な抵抗は止めた方が良いですよ」
司会者の男『な、なにが……!? け、警備員!! この二人を──』
突如として舞台に上がってきた仮面を付けた二人の男女に、司会者の男は大慌てで警備員に二人を捕らえるよう命じるが、誰一人として動かない。既に忍び込ませた「こちらの協力者」達によって無力化されているのだ。
霧切「希望ヶ峰学園所属、超高校級の探偵──霧切響子」
最原「同じく希望ヶ峰学園所属、超高校級の探偵、最原終一……ここにいる関係者並びに観客の方全てを『非・人道的行いをした容疑』並びに数々の余罪で拘束させて頂きます」
良かった……! 最原、霧切、間に合ったのか!!
司会者の男『き、希望ヶ峰学園の生徒……!?』
霧切「……本当にごめんなさい、日向先輩。花村先輩」
最原「予想以上に相手の守りが物理的にも電子的にも堅くて突破するのに手こずりました……。でももう心配いりませんよ。「物的証拠」の数々はしっかり押さえたので『更なる援軍』ならもう既に来ていますから」
その言葉と共に会場の扉がバァン! と開き
石丸の父親『警察だ! 全員動くな!! この大会の関係者は全て拘束する!! 全員大人しくお縄に付け!!』
田中「ふはははははははは! 猛獣達なら既に全員解放済みだぞ……今頃は都内の動物病院でそれぞれ適切な処置を受けているだろう……。貴様らの様なゲスには地獄に落ちる価値も無い!! 今この場でこれ以上無い醜態をさらさせてくれるわ!!」
戦刃「……各々のボディーガードも全て私が無力化させてもらったよ。……私は超高校級の『軍人』だけどかかって来る人はいる?」
春川「ここのクズ面子なら私の顔も知ってる奴がいると思うけど……。私もいるよ? どうするの? とっとと警察に捕まる? それとも殺されたい?」
警察の大軍と、田中、戦刃、春川が現われる。……そう、俺達は最初から「まともな戦い」なんてするつもりは無かった。最初から霧切と最原に情報をリークし、大会のことを徹底的に調べてもらい、当日になったら『動かぬ証拠』として会場に潜り込んでこの『料理デスマッチ』の映像を撮ってもらい、その様子を警察に見せることで(石丸の父親には事前に知らせておいたのだが)この大会その物を『破滅』に追い込むつもりだったのだ。
二人のボディーガードとして戦刃と春川にも協力を仰いでおいた。俺と花村があんた達に出す最期の料理……それは『この大会の大炎上BBQ』だ。タップリと楽しんでくれよ?
……さてと、俺は俺でやる事をやらないとな。
〜〜〜日向達に2回戦で負けた料理人二人〜〜〜
中堅料理人「う、うううっ……」
日向「おい、あんたら」
中堅料理人「あ、あんたは……?」
日向「これアンタ達の犬だろ? さっきからあんたらの元に行きたくて行きたくて仕方が無いみたいなんだけど……。返しても良いか?」
小型犬「ワン! ワンワン!!」ハッハッハッ!
中堅料理人「あ、ああああああ!? い、いやでも俺達は確かに○○(犬の名前)の丸焼きを……?」
日向「おいおい何言ってんだよ。あんたらが食わされたのは自分の犬じゃなくて某国から輸入したっていう『食用犬』だったじゃないか」
中堅料理人「あ、あれ……? そう言えば、そうだった……ような……?」
日向「そうだろ? それじゃ、俺はこれで失礼する。これからやらなくちゃ行けないことが山のようにあるんでな」
中堅料理人「ま、待ってくれ! あ、アンタは一体……?」
日向「そうだなぁ……あえて言うなら「時を掛けた少年」とでも呼んでくれ。それじゃあな」
- 865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:32:07.21 ID:gc8sR+E4O
- 6時になっても安価やコンマは無い?安価もコンマも無いのに待ちたくない
- 866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:35:16.66 ID:shMUTVTpO
- ここもお客様が増えてきたな
- 867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:40:19.15 ID:2/VSO7YsO
- AV女優どうなったの
- 868 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:43:47.55 ID:6x/Q85x70
-
二人と別れ、俺は床にバタンと倒れ込む。……はぁはぁ……「凄くリスクがありますよ、ご主人様」とゴイから聞いてはいたけれどやっぱり『時間跳躍魔法』って体力も精神力も使うんだなぁ……『竜装合体』状態じゃなきゃ使えなかったし、飛べる時間帯にも限度があった。
その上で「隠蔽」「死角」「すり替え」……その他諸々の魔法を連続で行使しなきゃいけなかったんだから俺の体力とMPは完全にスッカラカンだ。ぶっちゃけ今すぐ寝たい。……けどこのあと霧切や最原と一緒に警察の事情聴取を受けなきゃいけないしなぁ……ああ、憂鬱だ……。
〜〜〜それから数日後〜〜〜
花村「みんな、今回は本当にありがとう! お礼にもならないけど、今日は全力で僕の料理を楽しんでいって欲しいな!! 限界を超えて腕を振るうからさ!!」
東条「あら、限界を超えるなら補佐は必要でしょう? 私にも手伝わせて頂戴、花村先輩」
花村「東条さん……。うん、お願いするよ!!」
俺達は花村が開催する『依頼完遂パーティ』に参加していた。目の前にあるのはクリスマスパーティの時と同じぐらい沢山の料理の山だ。いやいや流石にこんなに食い切れないってば!!
花村「特に日向くんは本当にありがとう!! 君に頼まなかったらきっと僕はみんなを巻き込むことを恐れてお母ちゃんからのプレゼントを諦めてたよ……。あ、別に日向くんなら巻き込んでも良いやって思ってた訳じゃないよ!? そこはその──」
日向「良いんだよ、分ってる。それに全部無事に終わったんだから、これでよかったのさ」
あのあと、大会の主催者及び関係者達。そして観客席にいた裏世界の要人・極悪人達は全員警察に逮捕された。この『料理デスマッチ』の事はメディアでも大きく取り上げられ、霧切と最原の名声を更に高めることになったのであった。
霧切「それにしても本当に反吐が出る大会だったわね……。花村先輩は大丈夫だったの?」
花村「うん、僕なら平気だよ……。なにせ、僕は料理人だからね! お腹が空いたお客さんが来たら、例えどんな状況でも料理を作ってお腹いっぱいにしてあげなくっちゃ!!」
最原「……今まで花村先輩の事「料理がもの凄く上手な変態の先輩」だって認識してましたけど……認識を改める必要がありそうですね、先輩は強くて立派な……「あ、変態の部分は否定しなくて良いよ? だって自他共に認める変態だからね!! 今後もそういう言動を止めるつもりもないし!!」…………あまりやり過ぎると警察のお世話になる事になりますよ?」
春川「はぁ……コイツも入間の同類って事でしょ。つける薬なんて無いよ。それよりも早くご飯を食べよう……戦刃がよだれたらしてるし」
戦刃「そ、そんな事ないよ!? でも花村先輩と東条さんの料理ってすっごく美味しいからその……」
田中「ふはははははははは! 悪の破滅と我らの勝利を祝う真の宴の始まりという訳だ!!」
日向「ああ、早く食べよう。それじゃあみんないっしょにせーの──!!」
全員『いただきます!!』
花村の依頼をクリアしました! 「花村に助けを求める」の難易度が下がりました!!
ご存じの通り、花村は「超高校級の料理人」です。必要とあらば、トンでもなく再現が難しい料理以外は作ってくれるでしょう。
- 869 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:45:06.92 ID:6x/Q85x70
- >>867 日向「流石にそこまで改変する時間も力(魔力)も俺にはなかったよ……」
- 870 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:45:41.96 ID:6x/Q85x70
-
〜〜〜左右田和一・西園寺ひよこ・小泉真昼の絆シナリオをクリアしました!! 〜〜〜SPシナリオ、77期生編〜〜〜を開始します。
- 871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:45:44.00 ID:b+FCYmdtO
- >>869
今頃風俗で働いてるって事ですか?
- 872 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:49:50.13 ID:6x/Q85x70
- >>871 その辺りは知りません。何でもかんでも魔法で解決してしまったらダメだと、日向くんは強く思っているので。そこは彼女達の今後の頑張り次第じゃないですかね?
と、いう訳でSPシナリオについて解説します。
『SPシナリオ』とは『77期生』『78期生』『79期生』にそれぞれ一つずつ用意されている特別なシナリオで『日向くん以外が主人公』となります。
これまでの安価で「コイツこそSPシナリオの主役に相応しい」と>>1が判断した人物を操作して、事件を解決に導いてください。
そして、77期生で日向くんにも負けない活躍をした男子と言えば……やっぱりこの人しかいないでしょう!!
- 873 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:50:49.12 ID:6x/Q85x70
-
……えーっと何だ? こういう時は「簡単な自己紹介」って奴から始めりゃあ良いのか?
俺の名前は『左右田和一』どこにでもいる平凡な高校生……じゃなくて「超高校級のメカニック」って才能を持っていて、世界中からスゲー才能を持った奴にだけ(『幸運』って奴を除く』入学資格が与えられる『私立希望ヶ峰学園』ってとこの77期生で、3年生だ。
入学した当初の俺は『ソニア・ネヴァーマインド』さんっていう超美人で金髪碧眼の「超高校級の王女」って女の人に「恋とは何か」「愛とは何か」って奴を真剣に考えもせずにアタックしては塩対応されてた超高校級の『モブ』だったんだが……3年生になって、俺のソウルフレンドで、「超高校級の相談窓口」である『日向創』に「ソニアさんに完全にフラれて悲しい」って相談をして「女子なら誰でも良いからデートがしたい!!」っーふざけた依頼をしてからは、俺の人生って奴は大きく変わった。
……『西園寺ひよこ』二年生の頃までは完璧に幼児体型だった、金髪ツインテール(当時)の、「超高校級の日本舞踊家」だ。二年の頃までは俺と罪木を散々……「テメェマジでいい加減にしろよ!?」って言いたくなるぐらい悪口を言ってくるわイジメてくるわで印象最悪だったんだが(可愛いとは思っていたんだぜ? この時点で既に)、日向への依頼で小泉とのWデートの最後に本気の「告白」って奴をされてからは、俺の人生観は大きく変わった。
……この女の子を守りたい。隣に立って相応しいと言われるような男になりたい。そう思って、今までやりもしなかったトレーニングや修行を片っ端からやり始めたんだ。修験道をする為の山寺にまで行ったんだぜ? 勿論、勉強の方だって疎かにはしてねぇ。今まで以上に良い点数が取れるように頑張ったさ。……ま、結論から言えば俺は見事に西園寺に惚れさせられちまったって訳だ。そしてその結果──俺の身体と頭は以前と比べ物にもならないぐらい逞しく成長した。夏休みが終わって二学期が始まった時はクラスメイト全員に驚かれたし、最近山寺から帰ってきた時なんか「お前もう超高校級の体育会系男子名乗れよ」なんて冗談まで言われたっけ。
まぁそんな訳で、この俺左右田和一は、絶賛青春を満喫中って訳だ。……そ、そっち(性癖)の方面でも相性抜群だって最近分かったしな……。ああ、でもまだ俺達は「恋人同士」じゃねぇんだよなぁ……。いや俺が「どんな告白をしようか」で散々迷っている所為なんだが──もう最高の……一生涯忘れられないような素敵な告白がしてやりてぇんだよ!! 「もうこの人以外に恋なんて出来ない」って位に惚れ直させてやりてぇんだよ!! 同じ男なら分かるだろ!? ……まぁでも──
……俺がそんなモタモタしてるどうしようもない男だから、あんな大事件は起きちまったのかもしんねぇけどさ──
- 874 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:53:07.12 ID:6x/Q85x70
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〜〜〜三学期某日・77期生の教室〜〜〜
左右田「おっす日向!」
日向「おお左右田。今日も遅かったな……またトレーニングか? 前にも言ったけど程々にしとけよ? お前はもう十分──」
左右田「わーってるって! でももう俺にとっちゃ一種のルーチンワークみたいなもんになっちまってんだから仕方ねぇだろ?」
小泉「ホント、あんたってこの一年でスッゴく恰好良くなったわよね……。ひよこちゃんに感謝しなさいよ?」
左右田「ウッセウッセ! わーってるよ! これ以上無いくらい感謝してるよ!!」
この女子は『小泉真昼』「超高校級の写真家」で、俺のクラスメイトで、自分の事を押し殺して俺と西園寺をくっつけてくれた恋のQPだ。……そして、俺が告白を断わって傷付けた女子でもある。……ま、コイツは本当に「強い」女だからな。数日も経たない内にすっかり吹っ切れて、いつもの「クラスのねーちゃん」に戻ってくれた。
小泉「ん、よろしい。あと、都合が良いからって日向ばかりに惚気ないように。ああ、私はダメね? ひよこちゃんから惚気られて惚気られてもう大変なんだから」
日向「そうだぞ左右田。次に「次のデート先、どこが良いかなぁ?」なんて相談持ち込みやがったら問答無用で研究教室から叩き出すからな?」
左右田「わ、分かってるって。反省してるって!!」
日向が「ギロリ」と俺の方を睨む。……こいつにも本当に世話になった。初めて『依頼』を持ち込んだ時もそうだが、何度も何度も「なぁ、これどうすりゃ良いと思う?」って相談事(9割以上西園寺との事なんだが)を持ち込んで、迷惑掛けっぱなしだ。……だから俺はコイツの「頼み」で「俺が出来る事」なら何でもしてやるって心に決めている。……俺の大事な大事な「ソウルフレンド」だからな。
その内、クラスメイトが次から次へと教室に入ってきて自分の席へと座る。……西園寺の奴、今日はメチャクチャ遅いな。別に早い方って訳じゃねぇけど、遅刻は「用事」がねぇ限りした事がねぇのに……。
そうこうしている内に始業のチャイムが鳴り、朝のホームルームが始まってしまった。……西園寺の奴はまだ現われない。ひょっとして何かあったのか? と、俺の中で不安が大きくなる。……あいつ、超可愛いし超高校級の才能を持ってるし、誰かに誘拐されたとかじゃ──! ……なーんて、それは流石にねぇか! なんか家の都合かなんかで遅れてるに決まって──
先生(先に説明しておきますが、この世界線の77期生の先生は「雪染千紗先生」ではありません(有能すぎるので))「……と、言うわけで西園寺ひよこさんはご家庭の都合で私立希望ヶ峰学園を中退する事になりました」
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………は?
小泉「せ、先生! そ、それってどういう事ですか!!?」
先生「……詳しい事情は先生にも聞かされていませんが、なんでもご家庭の伝統でこの時期に「結婚」なさるとか……」
けっ…………こん? 誰が? …………西園寺の奴が、結婚する……?
ザワザワと教室内が一気に騒がしくなる。クラス中の眼が俺へと向けられる。そんな──だって、俺にはそんな事一言も──!!
先生「お気持ちは分かりますが、お静かに。……それでは1時間目の授業を始めます」
当然、授業の内容なんてこれっぽっちも耳に入らなかった「どうして?」「なんで?」という疑問と恐怖、そして漠然とした喪失感だけが、俺の中にあったのだ──
〜〜〜プロローグ・終〜〜〜
- 875 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:54:00.32 ID:6x/Q85x70
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〜〜〜左右田の回想〜〜〜
西園寺「ねぇねぇお兄! 明日の土曜日、デートしようよデート!」
夜。西園寺からそう電話が掛かってきて、俺は「随分急だなぁおい。でも良いぜ、どこ行きたい?」と即座にOKの返事を返す。
西園寺「そうだなぁ……↓1なんてどう?」
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