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日向「安価とコンマで依頼を解決する」茶柱「その7です!!」
- 658 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 00:49:15.20 ID:LKvK8cNg0
- >>656 日向が例の銭湯に入ってる所に、王馬入間夢野の三人が入って来る(日向は透明化で隠れる)という展開なら許可しましょう。
(というか入間は異世界で何度も裸を見られているので平気かもしれませんが、夢野が絶対に嫌がると思います)
- 659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 00:51:17.97 ID:OWrmPMXQ0
- それを採用するなら王馬には魔術使えることがバレる判定はいるかもしれないね。案外感が鋭いし、結構柔軟な発想が出来るからです。
- 660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 00:52:25.46 ID:2u5tKIxKO
- >>658
わかりました。ただ王馬と入間の洗いっこは日向と茶柱がコセンに勧められてやったあの奉仕と同じような感じでお願いします
夢野は奉仕に参加してもいいし、羨ましそうに見ているだけでも構いません
- 661 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 00:57:38.02 ID:LKvK8cNg0
- >>659 すみませんがその判定はしません。何故なら「脱衣所に三人が入ってきた時点で」日向が「透明化」「無音
」そして「死角」を使うからです。(と、いうかなるべくなら日向が魔法を使えることはマジで(例の四人以外)誰にもバレたくないので。(江ノ島様は気づいてるかもしれませんが)
>>660 了解しました。
それでは今回はここまで。それではまた明日。8:30から9時頃にお会いしましょう。
- 662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 18:16:36.92 ID:RtLAsjU90
- 一応自分も意見を
人物決めるのをひとまとめにしちゃうとレス早い奴の好きなキャラしか選ばれなくなるから
そこはした3でばらけさせたほうがいいと思います
- 663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 20:11:06.66 ID:E2zkBxqxO
- 人いない時もあるしケースバイケースだな
- 664 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 20:30:05.13 ID:LKvK8cNg0
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。……と、言いたい所なんですが、>>658と>>661に関してちょっと訂正がございまして……。
「あれ? これこれこうすれば良いんじゃね?」というもっと良いアイデアが浮かんだ(しかもマンネリを防止できる)ので、そっちで行かせて頂きます。(しかもこれ、日向が魔法を使う必要が無いんです)
- 665 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 20:31:11.54 ID:LKvK8cNg0
-
──希望ヶ峰学園の79期生「超高校級の悪の総統」である『王馬小吉』は「嘘の天才」だ。……ああ、分かってたさ。分かっていたのに、またしても俺はコイツの「嘘」に踊らされてしまったのであった。
日向「……あの混浴銭湯が無くなる?」
その日、朝から電話が掛かってきて何事かと電話に出ると、スマフォに表示された相手は「王馬」だった。この時点でものスッゴく嫌な顔になりながら、俺は渋々電話に出る。すると王馬は最初から『ウェアアアンヴ(ジュル)ヤェャアアア↑アイィヤエ↑ヤゥィゥ→!』とかいうコイツ独自の泣き声で叫んできた。「うるせぇ!!」と一喝して、取りあえず何があったのか噺を聞き始めると……。
王馬『そうなんだよー! 俺にとって絶好の悪戯場所……もとい、最高の施設だったのにー!! 今の時代、銭湯なんて需要がほぼ無くなりつつあるのは知ってるけどさぁ! 「混浴OK」なんて超珍しい銭湯は日本中どころか世界中探しても多分あそこだけだよ!! 悲しいと思わない? 思わない?? ああ、あの銭湯の番台のお婆ちゃん一体どうなっちゃうんだろうって考えると夜しか眠れないよー!!』
日向「そうか……。それはまぁ……確かに寂しいな」
俺にとっても、あそこは思い出深い場所だ。澪田と罪木の素っ裸を見て、王馬によって嵌められた最原と夜長の暴走を止めて……本当に、色んな事があった。あそこの銭湯、無くなっちゃうのか……。うん、それはやっぱり寂しい。
王馬『……という訳でさ。最後の最後に俺と日向ちゃんで「男と男、1対1の裸の付き合い」をしない? 途中で万が一誰か綺麗な女性の一が入って来たらご褒美って事で!! あの銭湯「混浴前提」なんだから入って来る人達は「そういう覚悟」が出来ている人達だけだと思うからさ!!』
日向「……まぁ良いけど」
王馬『いよっし! じゃあ○○時に銭湯の前で集合ね!! いやー楽しみだなぁ! どんな話しをしようかなぁ!!』
……俺としても、これが人生最後の「銭湯での入浴」って奴になるかもしれないと思うと、何だか寂しい気分になる。……そんな事を考えていたからこそ、王馬の策略にハマってしまったのかもしれない。
〜〜〜混浴銭湯・入り口〜〜〜
王馬「あ、来た来た。おーい、日向ちゃーん!!」
王馬は風呂桶にタオルとバスタオルを入れて、俺の事を待っていた。俺は風呂桶なんて洒落た物は持ってないから、リュックサックに着替えとタオルとバスタオルを詰め込んだだけだ。
日向「随分早いんだな」
王馬「だって俺スッゴく楽しみでさぁ。本当に、この銭湯にはお世話になったんだよ俺……。最後の最後くらい「ただのお客さん」として利用するのも良いなって思ったんだ」
日向「はぁ……。この際だ、俺が知ってるお前の悪事以外にどんな事をしでかしてきたのか、中で全部吐いて貰おうか」
王馬「うん、良いよ! あ、でもまずは何はともあれ銭湯に入ってからね、お婆ちゃーん! 小学生「おいこら」……高校生二人分お願いしまーす!!」
こんの野郎、さっそく悪事その1を見つけたぞ。こいついつも自分の事を「小学生」だって偽って入ってやがったな!? いや確かにこいつの身長と体格考えたら信じちまいそうだけどさぁ! お前あの駄菓子屋の時と言いナチュラルに年齢詐称するんじゃねぇよ! やることがコスイぞ超高校級の悪の総統!!
と、いうことで俺達は早速脱衣所で服を脱いで入浴場に入りまず身体をシャワーでササッと流すと、湯船の中に入る。アア゛〜……やっぱ気持ち良いなぁ。こう、温泉でも温水プールでもなく、銭湯だからこその良さってあるよなぁ……。
日向「……それで? お前はこの銭湯でどんな悪事を働いてきたんだ?」
王馬「んっとねー。日向ちゃんが知ってる奴以外だと↓1↓2↓3とかかなぁ?」
- 666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 20:32:11.41 ID:SYLCGcfM0
- 湯船で泳ぐ
- 667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 20:32:47.46 ID:RtLAsjU90
- シャンプーとリンスを入れ替えた
- 668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 20:35:09.02 ID:DMO/L4PZO
- 今度は小泉ちゃんの同意をとって彼女を学園の男子生徒達と風呂入らせた
- 669 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 20:41:27.38 ID:LKvK8cNg0
-
王馬「えっと、まずは湯船をプールに見立ててジャバジャバ泳いだりー。この銭湯に置いてあるシャンプーとリンスのボトルの中身を全部入れ替えたりー」
完全にガキの悪戯じゃねぇか! いや「お前ならやりそう」って言えばそうなんだけどさ──
王馬「あと小泉ちゃんの同意をとって学園の男子生徒の風呂に入らせぐえっ!!」
俺はその言葉を聞いた瞬間、無意識に王馬の首を掴んでいた。……この野郎、幾ら小泉の同意があるからってそれは「ダメ」だろうが!!
日向「……ちなみに誰と風呂に入らせたんだ?」
王馬「や、↓1ちゃんとだよ……」(複数人OK。ただし3人以上はお止めください)
- 670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 20:42:25.75 ID:tWOOK6LCO
- 山田と葉隠
- 671 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 20:49:55.16 ID:LKvK8cNg0
-
王馬「や、山田ちゃんと葉隠ちゃんと……ってちょっとストップストップ! 日向ちゃん俺の首がガチで絞まってるから!! タップタップタップ!!」
……左右田とかならまだ許したかもしれないが、その二人はダメだろうが!! つーかなんで小泉はOKを……(対魔忍アサギのことを思い出す)……ま、まさかあいつ、クズ男が男の趣味になったりしてねぇだろうな!(山田をオーク。葉隠を触手怪人に見立てながら)くっそ、本人に直接聞き出すのはNGだろうから山田か白銀に話しを詳しい話しを聞いて……!
──そうして、俺達がワイワイと湯船の中で喋ること数分。脱衣所の辺りで女性の声が聞こえてくる。おいおい、本当に女性客が入って来ちまったぞ。しかもそうとう若そうな声だ……ん? いや待て、と言うかこの声って……!!?
ガラガラッ──と脱衣所と入浴場を隔てる扉が開き、入浴場の中に二人の女の子が入って来る。……俺はと言えば、驚愕に口をあんぐりと開けていた。
入間「よ、よう。王馬……それと日向……」
夢野「や、約束通り来てやったぞ……と、特に日向はウチのセクシーボディを生で見られるなんてこれっきりじゃろうから感謝せぇよ!?」
それは、素っ裸の入間と夢野だった……いや、そんな事よりもだ。「王馬と日向」??? 「約束通り」??? 俺はギギギギギ、と音を立てて首を横に回し、王馬の方を見る。王馬は「ニヤァ……」と、悪戯が成功した時の眼をしていた……こんの野郎!! 最後の最後までハメやがったな!!?
俺が「出る!!」と、勢いよく湯船から上がろうとした時、王馬に右手を取られてバランスを崩して顔から湯船の中に突っ込む。
日向「ぶはっ! ……お、王馬テメェ! 色んな意味でなんて事しやがる!? つーかお前は良いのかよ!! コイツらは二人ともお前の事を──!!」
王馬「まぁまぁまぁまぁ! 俺のこの銭湯での最後の悪戯だと思って許してよ日向ちゃん。ぜーんぶ水に……いや、お湯に流してさ!! それに日向ちゃんにはやって是非貰いたい事があるんだよねー!」
やって貰いたい事……?
王馬「うん「ある勝負」の勝敗結果を決めて欲しいんだ!! これは俺からの『依頼』だよ。「超高校級の相談窓口」の『日向創』ちゃん?」
- 672 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 20:51:19.75 ID:LKvK8cNg0
-
〜〜〜〜〜〜
入間「(た、確かこうやって……)うんしょ、うんしょっ……。ど、どうだよ王馬。ちゃ、ちゃんと気持ち良いか?」ムニュムニュ
王馬「こーら。前にもちゃんと言ったでしょ? こういう時は俺の事をなんて呼ぶんだっけ?」
入間「……ご、ご主人様ぁ♡//////」
王馬「そうそう、それで良いんだよ。俺の可愛い雌奴隷ちゃん……うおっ!」
夢野「お、お、お主の目の前にいるのはウチじゃろう! ちゃんとウチの「ご奉仕」も見んか……んんんっ//////!」ムニムニ
王馬「んー、そのちっぱいで頑張るねぇ夢野ちゃん。でもその感じじゃ俺より自分が気持ちよくなっちゃってない? まぁ小さい娘は感度が高いっていうし、仕方ないかぁ!!」
日向「……………………」
……俺は一体何を見せられているのだろう。いや分かっている。分かっているのだ。風呂椅子に座った王馬の前後に入間と夢野を挟んで、互いに胸で王馬の身体を洗っているんだって事は……。異世界で散々「ご奉仕」を受けた俺が言える事じゃ無いが、これもう銭湯じゃねぇよ! 完全にそういう店だよ!! つーか王馬の奴はこんな物を俺に見せて一体何がしたいんだ!?
王馬「ほーら、ちゃんと俺にご奉仕しして気持ちよくしてくれないと勝負に負けちゃうよ? 敗者には罰ゲーム。勝者にはご褒美をあげるって言ったよね?」
夢野「し、しかしその……お、お主だけならまだ兎も角誰かに見られながらというのはやっぱり恥ずかし(ムニュン)うきゃぁっ! い、い、いきなり何をするんじゃ!!?」
王馬「? 何って、頑張ってる夢野ちゃんへの妨害。もとい、身体を洗ってあげてるんだよ。俺「妨害が無い」なんて一言も言って無かったでしょ? ほらほら頑張りなよ夢野ちゃん!」
夢野「ひ、ひゃぁああん!////// き、際どい所ばかり触るでな……んんんんんっ//////! こ、交代じゃ! 前後交代!! こんなもの後ろ側が圧倒的に有利ではないか!!」
入間「え、えええっ!? お、俺様は嫌だぞ!? だ、だって前に行ったら……その……」
王馬「俺にその爆乳をモロに見られちゃうもんねー。でも視覚的にはそっちの方が有利なんじゃない?「男を気持ちよくさせる」にはさ♪」
入間「!!? ……しょ、しょうがないから変わってやるよ、合法ロリ」
夢野「ウチのことをそう呼ぶでない!! 大体乳がデカイ事の何が良いんじゃ! もしいらんなら半分ぐらいウチに寄越さんか!!」
入間「う、うるせぇ! ……じゃ、じゃあ始めるぞ……うんしょ……よいしょ……。(ムニュムニュ)きゃぁあああん//////! い、い、いきなり揉みしだく奴があるかぁ!!?」
王馬「えー、でも入間ちゃんの爆乳は「早くイジメて欲しい」っていってたよ? ホント、入間ちゃんってばどこに出しても恥ずかしいドMだよねぇ。俺ぐらいしか受け入れてくれる男いないんじゃないの?」
入間「ち、違うもん……美兎はそんなにドMじゃないもん……!」
日向「……なぁ、いい加減帰って良いか? お前らがこの銭湯でこういうコトしてたって事は黙っておいてやるからさぁ……」
王馬「おっと、そろそろ日向ちゃんが色んな意味で我慢の限界かな? じゃあそろそろ勝敗付けよっか。……ねぇ日向ちゃん。入間ちゃんと夢野ちゃんの「ご奉仕」どっちの方が気持ちよさそうだった?」
……………………は?
王馬「だーかーら、これは勝負だったんだよ。入間ちゃんと夢野ちゃん、どっちの方が俺の事を身体で洗って気持ちよく出来るかっていうね! で、日向ちゃんにはその勝敗を付けて欲しいって訳!!」
日向「……黙秘権を行使「おっとそうはいかないよ? もし日向ちゃんがそうくるなら俺は自爆覚悟でこの銭湯であった事を学園中の皆に言いふらすつもりだからさ!!」こんのクズ野郎がぁ!!」
やっぱりこいつの「誘い」になんか乗るんじゃなかった! 王馬の奴、最初からこれが目的だったのか!! 『王馬・江ノ島・狛枝には要注意』っていう学園中の暗黙の了解があったにも関わらず俺って奴はぁ!!! 馬鹿すぎて自分で自分をぶん殴りたくなる。
王馬「ほらほら、二人とも日向ちゃんにアピールして? この勝負の勝敗は日向ちゃんが握ってるんだからさ!!」
入間「ひ、日向……俺はその……か、身体は触らせてやらねぇけど。下着姿の俺を見てシ○る位なら許してやるぞ……?」
夢野「う、う、ウチのマジックショーに何度でもタダで……。ええい! 好きなだけ「ウチの魔法を見れる権利」をやる!! じゃ、じゃからその……」
なんだこの生き地獄は……俺、なにか前世で悪いことしたかなぁ……?
日向「……りょ、両方」
王馬「あ『両方気持ちよさそうだった』とかそういう逃げの姿勢はダメね?」
日向「クソが! ↓1の勝利!!」
- 673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 20:51:46.19 ID:OWrmPMXQ0
- 王馬の依頼をいきなりかいな
- 674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 20:52:28.23 ID:GSV4Fs0FO
- いるま
- 675 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 20:55:02.94 ID:LKvK8cNg0
- >>673 誤解無きよう言っておきますが、これは王馬の「依頼」ではありません。(いや依頼と言えば依頼なんですが、既に日向に相談済み組の子達がその後も何度も日向の相談窓口を利用しているのと似たようなものだと考えてください)
- 676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 20:59:29.87 ID:OWrmPMXQ0
- 了解です
- 677 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 21:10:00.34 ID:LKvK8cNg0
-
日向「勝者、入間……」
やっぱりその……む、胸が大きい方がこういうのは有利だと思うんだ。うん……それに入間はあの世界で冒険を共にした「仲間」でもあるし……だからその……ごめんな? 夢野。
入間「や、やったぁ!!(ガッツポーズ)い、いやまぁ当然の結果だけどな!! 俺様のセクシーボディと幼児体型の夢野じゃあな!!」
夢野「ぐ、ぐぬぬぬぬぬぬぬ! 日向の爆乳好きー!!」
日向「おいこら、あたかもそれが俺の性癖のように叫ぶんじゃねぇ!!」
王馬「そうそう。日向ちゃんは爆乳好きじゃなくて「ドS」属性だもんねー。あのクリスマスパーティー会場で二人の女の子のお尻を計60回もスパンキングした生徒なんて後にも先にも日向ちゃんだけだと思うよ? さて、それはさておき勝者の入間ちゃんにはご褒美をあげなくちゃね」
王馬はそう言うと、シャワーで入間に付いたボディーシャンプーを全て流し、そして……。
王馬「(チュッ♡)」
入間「ひゃ、ひゃぁあああああっ! お、おい王馬テメェどこにキスして……(チュッ♡)んんんんんんっ!「ダメでしょ入間ちゃん。俺達の事情を知ってる人の前では俺の事をなんて呼ぶんだっけ?」ご、ご主人さまぁ……や、止めてくださ(チュッ♡)きゃうううううん♡//////」
夢野「あ、あわわわわわわわわ//////(顔真っ赤っか)」
日向「うわぁ……」
王馬は入間の身体の際どい場所に、熱烈なキスをし始めたのだ。ほっぺや首筋は勿論、足の甲やおへそ。横乳や臀部にまで。……それが完全に終わって「ふぅ、もう良いかな」と王馬が口を離した時には入間は銭湯のタイルの床に座り込んでいた。
入間「はぁ……はぁ……はぁ……////////////」
王馬「あれー、この程度でへばっちゃったの〜? それじゃあ実際に俺と付きあう事になったら大変だよ? なにせ、もっともっと凄い事をして貰うしする予定なんだからさ!!」
入間「も、もっと凄いことぉ……?////////////」
王馬「あ、そうそう! 敗者の夢野ちゃんに与える罰もやらなきゃね!! ↓1で」
夢野「……は?」
(あんまり可哀想なのは止めてあげてください)
- 678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 21:12:20.66 ID:SYLCGcfM0
- スモック姿で一週間過ごす
- 679 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 21:20:37.53 ID:LKvK8cNg0
-
王馬「スモック姿で一週間過ごして貰おうかな!! あ、勿論「大人用の」じゃなくて「幼稚園児用」のね!?」
夢野「…………は?」
鬼だ、悪魔だ、王馬だこいつ。……よりによって夢野に幼稚園児用のスモック姿で一週間……つまり新学期が始まって学園中の皆に見られること前提でそんな服を着せるなんて……!!(茶柱辺りは大喜びしそうだけど)
夢野「あ、あ、あの……王馬! いやご主人様!! ほ、他の罰ならどんなのでも受けるからそれは「ああ、楽しみだなぁ! よりロリロリしい姿になった夢野ちゃんはきっとスッゴく可愛いんだろうなぁ!!」!!? …………そ、そうか。まぁお主がそういうなら……い、一週間ぐらいなら……」
夢野、目を覚ませ。惚れた方の負けとはいうけどこれは王馬の罠だ!! きっと新学期が始まったら「あれー? 夢野ちゃんどうしてそんな服着てるの? ついに自分の中のロリ属性を認めるようになっちゃった? 帰り道はハイエースに注意するんだよ?」とか言ってからかうつもりだぞこいつ!!!
- 680 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 21:25:18.73 ID:LKvK8cNg0
- 冬休み15日目 1月9日
さて、今日で冬休みも終りだ。夏休み程じゃないけど色々あった…………。やっべぇ、昨日の王馬の悪戯と夢野と入間の裸体のインパクトが強すぎて他の事を殆ど覚えてねぇ!!
くそっ! こんな思い出で冬休みを終えてたまるか!! 今日は最高の日にするぞ! ↓1↓2↓3と↓4をするんだ!!
(>>662 という意見もあるので今回はバラけさせてみました)
- 681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 21:26:07.83 ID:LYcQoYHpO
- セレス
- 682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 21:26:32.27 ID:kUDHA35OO
- 小泉
- 683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 21:26:48.97 ID:SYLCGcfM0
- 楓
- 684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 21:28:07.34 ID:OWrmPMXQ0
- セレスが皆さんで餃子作って食べようと誘ってきた
- 685 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 21:45:03.11 ID:LKvK8cNg0
-
セレス「と、いう訳で餃子パーティーをしましょう日向先輩♪」
セレスが俺の隣の席に当然の様に座り、腕を絡めてくる。……いや、別に良いんだけどさぁ。ぶっちゃけ俺も悪い気分はしてないけどさぁ……。
赤松「ウワースゴーイ、センパイタチラブラブー」
小泉「スッゴイオニアイノカップルヨネー」
セレス「あらやだ二人ともそんな……理想の夫婦だなんて……♡」
向かいに座っている赤松と小泉が死んだような目で俺達の事を褒め称えてくる。……これお前あれだな? 賭けの付いたゲームに誘って当然の様に勝者になってその権利を行使してるんだな? でなきゃこのメンバーで俺の家に押し寄せるとかあり得ねぇし。
セレス「冬休み最後の日に恋人(仮)と餃子パーティーをして過ごす……最高の1日になると思いませんか?」
日向「(…………まぁ昨日のよりは何倍もマシだな)分ったよ。みんなで餃子を作って食べよう」
赤松「ぎょ、餃子作りかぁ……。手先はそれなりに器用なつもりですけど、上手く出来るかなぁ……?」
小泉「大丈夫よ楓ちゃん。自信を持ちなさい、それに私だって器用な方よ。みんなで作ればきっと美味しい餃子が出来上がるわよ!!」
日向「よし、それじゃ、さっそく始めるかぁ↓1」(最低保障65)
セレス「ふふっ、先輩はご飯も必要でしょう? 炊いておきますわよ↓2」(最低保障59。餃子なので補正+20)
赤松「よーし、頑張っちゃいますよー!!↓3」
小泉「えっとまずはフードプロセッサーを用意してー……↓4」(補正+30)
- 686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 21:45:49.18 ID:jhRTJq9EO
- あ
- 687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 21:46:05.77 ID:9ictX+wLO
- あ
- 688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 21:46:31.47 ID:OWrmPMXQ0
- どうなるのか
- 689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 21:47:07.98 ID://CefAEs0
- 小泉が風呂の件ぽろっと話してくんないかな
- 690 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 22:01:30.79 ID:LKvK8cNg0
- >>689 なるほど? 了解しました。 そして餃子になった途端本気だすタエコさんやべぇ……(77ゾロ目)そして小泉も素でやべぇ……こりゃ定期的に花村とか東条の手伝いしてますね。
そして、出来上がった餃子なのだが…………。
日向「うーん、美味しいけどもう一工夫加えられたかなって感じかなぁ……。やっぱ東条や花村の手伝いがなきゃこんなもんなのか」
赤松「日向先輩は良いじゃないですか……。私なんて全力でやって「何とか平均」の餃子を作れたって感じですよ……」
俺と赤松の餃子は正直それほどでも無かった。まぁ一般家庭ででてくる餃子としてはこの程度でも十分なんだろう。さて、残りの餃子大好きセレスと、「クラスのねーちゃん」こと小泉の餃子だが…………。
日向・赤松「「う、うまぁああああああああああああああああああああああい!!!!!」」
なんだこの餃子は! セレスのは王道の肉汁がタップリとあふれ出る羽根付き餃子。小泉の餃子はニラとニンニクを使っていないにも関わらず、野菜の旨みと肉のジューシーさが食べれば食べるほど食欲をそそる。俺は勿論、赤松もご飯をお供にバクバクと二人の餃子を食べまくっていた。
セレス「うふふ♪ 『自分が好きな料理』だからこそ出せた実力です。私などまだまだですわ……小泉先輩と比べれば」
小泉「そう? セレスちゃんの餃子もとっても美味しいわよ! 他の料理も練習すればきっともっともっと美味しい物ができるって……ってこら! 美味しいからってあまり頬に食べ物を詰め込まない! ハムスターじゃないんだからもう!!」
こうして、俺の冬休み最後の1日は幕を閉じた。美味しい餃子をタップリと食べられて、仲間とも楽しく過ごせた幸せな1日だった……。さて、それはさておき──
日向「なぁ小泉」ヒソヒソ
小泉「? なぁに?」
日向「王馬に>>669>>670って聞いたんだがお前本当に良かったのか?」ヒソヒソ
小泉「↓1」(低コンマ程弱みを握られて嫌々。高コンマ程「興奮した」)
- 691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 22:05:01.17 ID:jhRTJq9EO
- の
- 692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 22:05:10.84 ID://CefAEs0
- 脅したなら同意で入ったなんて完全嘘じゃねーか
- 693 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 22:09:32.63 ID:LKvK8cNg0
- >>692 王馬「俺の脅しに素直に頷いて(同意して)入ってくれたじゃない!!」
小泉「そそそそんな訳無いでしょうが!! 王馬の奴に弱みを握られて仕方なく……」
日向「そ、そうか。(よかったぁ……! 小泉がまた一歩道を踏み外してなくて本当に良かったぁああああああ!!)ち、因みにどんな事で脅されたんだ?」
小泉「↓1よ」(一応シャレになるような物でお願いします(野外露出行為とかそういうのはダメねって事で))
- 694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 22:12:06.79 ID:pfnjwcxsO
- アタシは山田の事が異性として好きなの
それをバラされたくなかったら露出狂のフリして山田葉隠と風呂に入れって
- 695 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 22:14:27.16 ID:LKvK8cNg0
- >>694 すみません、それを採用するかどうかはコンマ神に委ねます。山田のしてきた行為と小泉の恋愛経緯(左右田にフラれている)のを加味して考えるとー……。
↓1
01〜80 却下
81〜00 採用
こんな感じで。
- 696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 22:15:52.59 ID://CefAEs0
- また再安価?
- 697 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 22:17:42.64 ID:LKvK8cNg0
- >>696 すみませんがその通りです。再安価↓1
- 698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 22:21:31.22 ID://CefAEs0
- 山田の下着ドロの罰が異常に重すぎたのが学園の理事会で問題になりそうだった。左右田や弐大が罰されそうだったのを王馬が止めてくれた
- 699 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 22:26:02.30 ID:LKvK8cNg0
- >>698 あれ別に左右田と弐大が悪いわけじゃ無くて、そう指示したの西園寺なんでこう改変します。
小泉「ちょっと前に山田が私と白銀ちゃんの下着を盗んだことあったでしょ? それに関する罰がちょっと重すぎなんじゃないかってひよこちゃんが先生に注意されそうだった所を王馬が口先八丁で止めてくれたのよ」
ああ、なるほど……それでその代価として風呂に入る事になったと……。王馬の奴、本当に上手く立ち回りやがるな……3学期もアイツには要注意だな。
- 700 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 22:28:11.02 ID:LKvK8cNg0
- ふぅ……上手く処理できた……と、言うことで。
3学期がスタートしました! 「苗木誠」が相談安価で選べるようになりました!!
- 701 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 22:34:07.70 ID:LKvK8cNg0
-
日向「なぁ七海」
七海「なぁに、日向くん」
日向「お前は所謂「同人ゲーム」って奴にも手を出してたりするのか?」
七海「うん、やってるよ。面白いクリエイターさんは「同人活動」も同時にやったりしてるからね。面白いよ? パズルゲームにRPGにローグライクに無人島生活に……」
日向「それもやりながら料理の修業までしてるんだから、ホントお前って凄いよな」アタマナデナデ
七海「えへへ〜!(フンス)私、もっと頑張るからね!!」
コンコンコン!!
日向「おっと、三学期最初の依頼者だな」
七海「誰が来てくれたんだろうって毎回ワクワクするよね!!」
日向「まぁ相談事が重くなければ誰でも良いさ。はーい! どうぞー!!」
???「失礼します」↓3までの安価で、一番「コンマ値が高かった」物を採用。
- 702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 22:35:10.41 ID://CefAEs0
- >>699
西園寺が罰を指示したとしても命令を受諾した左右田と弐大も共犯で普通に悪いでしょ。この世界が指示役だけ罰を受けて実行犯は一切罰を受けない世界なら話は別だけどそんなわけない。少なくとも左右田は山田に罰を与える事前提で命に関わるトレーニング強要してたし全部西園寺のせいで擁護するのは無茶です
キーボくん
- 703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 22:35:24.84 ID:SYLCGcfM0
- ゴン太
- 704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 22:38:03.41 ID:jhRTJq9EO
- 苗木
- 705 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 22:48:45.87 ID:LKvK8cNg0
-
ゴン太「こ、こんにちは日向先輩! 七海先輩!!」
七海「ゴン太くんだ! 虫さんの研究は順調?」
ゴン太「うん! みんないい虫さん達ばかりだよ!! ……ところで、ここに来れば日向先輩がなんでも相談に乗ってくれるって聞いたんだけど……」
日向「それであってるぞ、まぁ座ってくれ」
今回の依頼者は『獄原ゴン太』才能は「超高校級の昆虫学者」だ。
獄原は小さい頃昆虫探しに夢中になるあまり、外国の深ーい深ーい森の中で迷子になってしまった過去を持つ。無事両親の元に戻るまでには実に10年を要したが、その間、彼は心優しい狼の一家に育てられ、動物や昆虫と会話ができるまでになっていた——。
「自分を育ててくれた森の家族に恩返しをするため、本物の紳士を目指している」と語る通り、非常に温厚で紳士的な奴だ。
ただし幼少期を森で過ごしたため一般教養に欠けるところがあり、他の生徒との会話がかみ合わないことも多い。まぁ最近は東条やその他79期生皆の活躍でマシになって来てるみたいなんだけどな。
外見通りの怪力の持ち主だが、本人曰く「虫も殺したことがない」という。……そんな獄原からの『依頼』か。一体どんなもんなんだろうな。
七海「それじゃあ日向くん! あとで「ボク夏」の虫相撲で遊ぼうねー!!」
と言って七海が部屋を出て行き、俺はいつもの言葉を獄原に投げ掛ける。
日向「ここは「超高校級の相談窓口」学園の生徒の悩みや相談なら何でも聞いて解決、改善に協力するけど、100%解決出来るとは限らない。そして、依頼者の身に危険が及ぶと判断した場合は、依頼を断わらせて貰う事もある。その事を頭に入れたうえで、相談したいって事があれば言ってみてくれ」
獄原「う、うん。実は…………」
↓3までの安価で、一番「コンマ値が低かった」物を採用。
- 706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 22:50:33.10 ID:LYcQoYHpO
- 逃げたゴールデンオオクワガタを探すの手伝って
- 707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 22:51:40.99 ID:RtLAsjU90
- 紳士試験を受けるから手伝って欲しい
- 708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/11/30(木) 22:53:51.88 ID:oCsynUV/0
- 虫探しに行きたい
- 709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 22:55:15.53 ID:OWrmPMXQ0
- 作者はこのゾロ目コンマとスパクリコンマをどう料理するのか?
- 710 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 22:57:41.72 ID:LKvK8cNg0
- >>706 あのー、すみません。検索しても「オウゴンオニクワガタ」しか出てこない(あつ森で検索しても普通に「オウゴンオニクワガタ」)んですがこの虫で間違い無いでしょうか。
- 711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 22:59:09.65 ID:LYcQoYHpO
- オリジナル昆虫だったんですがそれでもOKです
- 712 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 22:59:13.70 ID:LKvK8cNg0
- >>709 すみませんが依頼安価関連の時はゾロ目もスパクリも効果を発揮しません。(じゃないと「一番○○な〜」の意味が無くなるので)
- 713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 23:01:25.31 ID:OWrmPMXQ0
- そうですか しかしこういうときのゾロ目とスパクリは勿体無いね
- 714 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 23:09:37.41 ID:LKvK8cNg0
- >>711 ああ、そういう事だったんですか。なら大丈夫、こう改変します。
ゴン太「じ、実は来週某大学で開催される虫さんの研究発表会でゴン太が発表するはずだった「ゴールデンオオクワガタ」さんが逃げ出しちゃったんだよ!!」
日向「「ゴールデンオオクワガタ?」「オウゴンオニクワガタ」ならムシ○ングで知ってるけど……。ゴールデンオオクワガタ? ってなんだ?」
ゴン太「オウゴンオニクワガタさんの亜種なんじゃないかって思ってる新種の虫さんだよ! オウゴンオニクワガタさんよにも大きくて力も強いのが特徴なんだ!!」
日向「なるほど、そいつがお前の研究教室から逃げ出したと……。そいつはお前の所から逃げたがってたか?」
ゴン太「ううん! 来週の研究発表会に出てくれるってちゃんとオオクワガタさん本人が言ってたよ! なのにどうして急に……」
新種のオオクワガタ、か……。これ「逃げ出した」んじゃなくて「盗み出された」んじゃないのか? 不幸なことに、希望ヶ峰学園にはやりそうな奴が沢山いるし……。
ゴン太「このままじゃ偉い学者さん達との約束を破ることになっちゃうよ! お願い日向先輩!! 一緒にゴールデンオオクワガタさんを探して!!」
日向「……ああ、分った。その依頼、受けるよ」
「本当!?」と獄原の顔が「パァアアアアアッ!」と輝く。さて、まずはなにから調べようか……。
↓1
@やっぱり獄原の研究教室(事件現場)だよな!
A早速だが容疑者候補に話しを聞いてみるか……。
Bその他安価。
- 715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 23:10:30.76 ID://CefAEs0
- >>699
あと西園寺が先生に注意されるのを止めただけで小泉がここまでする?これといった罰も無く注意されるだけなら内申にも響かないし小泉が西園寺の成長を願うならそのまま説教させとけばいいのに
2
- 716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 23:11:09.21 ID:wvBdNToGO
- 1
- 717 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 23:15:02.76 ID:LKvK8cNg0
- >>715 そもそも>>1はあの罰が「やりすぎ」だとは思っていないのでこれでも大分譲歩してるんですが……。もうこの話に関しての安価には返答しないことにします。(キリが無いと思うので)
日向(……さて、早速だが容疑者候補に話しを聞きに行くか)
↓1 誰に聞きに行く?
@葉隠。
A王馬。
Bその他安価。
- 718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 23:16:02.21 ID:RtLAsjU90
- 1
- 719 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 23:22:00.25 ID:LKvK8cNg0
-
新種のオオクワガタ……新種のオオクワガタかぁ……。もしそんなもんを欲しがるとしたらやっぱアイツだよなぁ……。
〜〜〜超高校級の占い師の研究教室〜〜〜
日向「失礼するぞ」ガラララッ!
ゴン太「こんにちは、葉隠先輩!」
葉隠「おっ! 誰かと思えば日向っちに獄原っちでねか!! 俺っちに何か用か?」
日向「ああ、実はな〜〜〜事情説明中〜〜〜って訳なんだがお前何か知らないか?」
葉隠「↓1」(高コンマ程動揺する)
- 720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 23:22:45.50 ID:RtLAsjU90
- へい
- 721 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 23:25:27.27 ID:LKvK8cNg0
- 50 ドキリとはしたもよう。
葉隠「へ、へぇ〜……獄原っちの研究教室から昆虫が盗み出されちまったんか。そりゃ大変だべな……。で? 具体的に幾らぐらいする昆虫なんだべ?」
獄原「えっと……↓1ぐらいかな」(高コンマ程値段が高い。新種補正+30)
- 722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 23:29:18.91 ID:OWrmPMXQ0
- 宝箱
- 723 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 23:36:42.03 ID:LKvK8cNg0
-
ゴン太「えっと…………大体121ぐらいかな?」
日向「ぶっ! 嘘だろそんなにするのかそのよ昆虫!! 俺達が前に十神の鉱山で見つけた金の鉱脈より値段が高いじゃねぇか!!?」
葉隠「こ、こうしちゃいられねぇべ!! 今すぐその昆虫を探しだして俺の……じゃなくって、獄原っちに返さねぇとな!!」
事前に値段を確認しておいて良かった……! もう少しでトンでもない値段の昆虫が世に解き放たれるところだった……!!
葉隠「どうせなら俺が今どこにあるか占ってやっけどどうする? その代わり、121の1/3……40は俺の物って事で頂くけどな!!」
日向「え〜……?」
怪しい。こいつ、反応自体がそこそこ怪しかったのに「占ってやるから1/3を寄越せ?」いつもの葉隠と言えば葉隠なんだがうーん……。
↓1
@葉隠に占って貰う。(コンマ30以下で居場所が分ります)
A葉隠自体容疑者の域を出ていないので却下。
Bその他安価。
- 724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 23:37:44.98 ID:SYLCGcfM0
- 2
- 725 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/11/30(木) 23:44:50.32 ID:LKvK8cNg0
-
……いや、やっぱりダメだ。もっと捜査を進めてからじゃないと……。生き物に関する事だから緊急を要するってのは分るんだが、それでも3割の占いに頼りたくない。
日向「悪いな、もうちょっと自分達で探してからにするよ」
ゴン太「うん。早く見つけ出してあげないと……きっとオオクワガタさんも不安がってるよ」
葉隠「ちっ……。んじゃ、俺っちも学園内を探し回ってみるべ。あ、それで俺っちが先に見つけたら1/3くれな!!」
そう言って、葉隠は真っ先に自分の研究教室を飛び出しておく。……つーか落とし物を届けた人が受けとれるのは1/10だろうが……。さぁて、色んな意味で葉隠よりも先に「ゴールデンオオクワガタ」とやらを見つけないと……。
↓1
@やっぱり獄原の研究教室(事件現場)に行ってみる。
Aまだまだ容疑者候補に話しを聞いてみる。
Bその辺の木に専用の餌を吊るして罠を張ってみる。
Cその他安価。
- 726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/11/30(木) 23:58:31.68 ID:OWrmPMXQ0
- 2
- 727 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 00:03:41.64 ID:f5fjQHqj0
-
他の容疑者候補……他の容疑者候補かぁ……。葉隠以外だとやっぱりあいつかあいつだよなぁ……?
↓1
@王馬。
A江ノ島。
Bその他安価。
- 728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 00:06:01.91 ID:2BRJ4+ty0
- 2
- 729 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 00:17:11.90 ID:f5fjQHqj0
-
78期生『江ノ島盾子』……「超高校級のギャル」にして「超高校級の絶望(自称)」……王馬・狛枝に並んで「何をやらかしても不思議じゃない」一人だ。
……コイツとはあまり会いたくない(と言うより関わりたくない)んだが……ええい、仕方ない! 希望ヶ峰学園の全容を把握してるとすら噂されてる江ノ島に話しを聞いてみるか!!
〜〜〜超高校級のギャルの研究教室〜〜〜
江ノ島「はいはーい! 日向パイ先にゴン太くん。特に日向パイ先は卒業も近いのに毎日労働お疲れ様デース♪」
うるせぇ! ちゃんと依頼がない日だってあるよ!! それに今回ここに来たのは……。
江ノ島「私様への尋問の為でしょ? そりゃあ121もする新種の昆虫がいなくなっちゃったんだもん。学園全体をくまなく探すより私を頼った方が良いに決まってるよねー!!」
ゴン太「え? 江ノ島先輩は何か知ってるの!?」
日向「……率直に聞くぞ。獄原の「ゴールデンオオクワガタ」の行方を知らないか?」
江ノ島「うーんとねー♪↓1」
01〜30 いやー、知らないなぁ(大嘘)
31〜60 少なくとも「自分でいなくなったわけじゃない」事は確定なんじゃない?
61〜90 仕方ないなぁ日向パイ先は……そんなんじゃ私様がいないと生きていけなくなっちゃうぞ♪(ヒントをくれる)
91〜00 ま、機嫌が良いから教えてやるよ。○○の部屋をよーく調べてみな。
- 730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 00:21:20.80 ID:3wTQ366N0
- え
- 731 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 00:27:07.26 ID:f5fjQHqj0
-
江ノ島「もう、仕方ないなぁ日向パイ先は……。そんなんじゃ私様がいないと生きていけなくなっちゃうぞ♪」
日向「うるせぇ! こっちは急いでるんだよ!! 何か知ってるなら──!!」
江ノ島「はいはーい、教えてあげまーす。実は↓1っていう情報をね!!」
日向・獄原「「!!?」」
- 732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 00:45:10.29 ID:2BRJ4+ty0
- そのクワガタはある時期になると特殊なエサを求めてどっかに行っちゃう性質があるんだけどその特殊なエサのレシピはここにあるけど再現するなら最低料理のうでが90以上必要 ちなみに花村先輩と東条は今依頼で学園にはいない
- 733 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 01:01:20.51 ID:f5fjQHqj0
-
江ノ島「その「ゴールデンオオクワガタ」っての? 前にゴン太くんに言って見せて貰った奴で合ってるっしょ?」
日向「!? おい獄原、お前江ノ島に新種のクワガタ見せたのか!!?」
ゴン太「え、うん。……「なんか面白そうな気配がしたから」ってゴン太の研究教室に来て、暫くゴールデンオオクワガタさんを見て帰って行っちゃったよ……。他の虫さんも見ていって欲しかったんだけどなぁ……」
お前あっぶねぇ事するなぁ!? 俺だったら絶対に拒否するぞ、「あの」江ノ島にそんな貴重なクワガタを見せるなんて……。
江ノ島「なんか日向パイ先の脳内ですっごく失礼な事言われてる気がするけど気にしませーん! 何故なら私様は絶望だからでーす!! んで話を戻しますとね? そのクワガタは「ある時期」になると特殊なエサを求めてどっかに行っちゃう性質があるんだよなぁこれが!」
ゴン太「そ、そうなの!? ゴン太全然知らなかったよ、江ノ島さんは凄いんだね!!(眼キラキラ)」
いや待て獄原。素直に信じ込むな、嘘だっていう可能性も十分ある。……なにせコイツは狛枝や王馬以上に油断ならない奴だからな……。
江ノ島「そんで、その特殊なエサのレシピを特別にプレゼントしちゃいまーす!! ただーし! 再現するなら最低料理のうでが90以上必要で、花村先輩と東条は今依頼で学園にいませーん!! 早くしないと学園の外に逃げ出しちゃうかもよー?」
ゴン太「……!? そ、それは大変だよ!! 日向先輩!! 早く江ノ島さんからレシピを作って、料理が得意な人にオオクワガタさんのエサを作って貰おうよ!!」
日向「…………分った。お前の言うことをとりあえす信じよう。それと、花村と東条並みに料理が上手い奴には心当たりがある。……ありがとう、江ノ島」
江ノ島「ああ……。その希望に満ちた表情……いつか私の「依頼」で頭の天辺からつま先まで「絶望」に変えてあげるから楽しみにしててね、日向パ イ せ ん ♪」
俺と獄原は急いで江ノ島の研究教室を出ると、ある人物。にエサの作成の依頼をしに行った。その人物とは……。
↓1
@小泉
A終里
(ルート分岐です。どちらか片方は「説得」が、どちらか片方は「調達」が必要になります)
それでは今回はここまで。それではまた明日。8:30から9時頃にお会いしましょう。
- 734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 01:04:36.15 ID:sgNqcq8LO
- 2 多分日向の言う事を聞くから調達ルートはこっちかな?
- 735 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 20:30:05.25 ID:f5fjQHqj0
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。
- 736 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 20:30:55.56 ID:f5fjQHqj0
-
〜〜〜超高校級の体操部の研究教室〜〜〜
終里「あー……話しは分った。ようはこの虫の餌を作りゃ良いんだな?」
日向「ああ、頼む(小泉は虫苦手だろうしな……)お前だけが頼りなんだ、終里」
終里「お、オレだけが頼り……か。へへっ! 良いぜ、やってやろうじゃねぇか!!」
ゴン太「本当!? ありがとう終里先輩! 終里先輩ってとっても優しいんだね」
終里「お、おう。そうだろ!? ……そうなんだけどよ……」
日向「? どうした?」
終里「なんか聞いた事もねぇような材料が混じってんだよ……。なんだよ↓1↓2って……」
日向「は、はぁ!? んなもん学園内にあるわけ……「いや「材料はちゃんと学園内に全部あるよ♪」ってメモの最後に書いてある」マジで!?」
↓2まで好きな材料をどうぞ(ただし「食べ物」の粋を出ないようにお願いします)
- 737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 20:33:48.40 ID:DgiCXfgU0
- 虹の実
- 738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 20:34:11.03 ID:s4We9UJnO
- 冬虫夏草
- 739 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 20:45:14.71 ID:f5fjQHqj0
-
いや「冬虫夏草」は俺も知ってるし常識的っちゃあ常識的な方だと思うよ? 虫に寄生した茸みたいな乾燥させたもんだろ? 「虹の実」ってお前漫画の「ト○コ」に出てくる架空の果物じゃねぇか!!
しかも確か『オパールのように七色に輝いており、あらゆるフルーツの味が凝縮したフルーツの王様』っていうヤバイ果物だろ!? んなもん学園にあるわけねぇだろ!! あったら田中の動物達が理性失ってその実に齧り付きに行ってるよ!!
……でも江ノ島の事だしなぁ……。ここで「嘘でした〜」とは言わねぇ気がするんだよなぁ……。
日向「……仕方が無い、まずは冬虫夏草から探そう。獄原、一応虫関連の食材だけどお前持ってたりしないか?」
獄原「えっと……↓1」
01〜50 うん、持ってるよ!
51〜00 ごめん、持っていないよ……
- 740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 20:46:23.10 ID:2BRJ4+ty0
- あるのかないのか
- 741 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 20:50:52.24 ID:f5fjQHqj0
-
獄原「うん! 虫さんの研究資料として大事に保管してあるよ!!」
よっしゃ! なら課題1はクリアだな。あとは『虹の実』って奴の詳細なんだが……。どういう事なんだ? 架空の果物が本当に学園内にあるのか? それとも『何か別の果物』を虹の実って例えてるのか?
↓1
01〜80 流石にそんな物はありません。
81〜00 本当に学園内にあります。(学園が大騒ぎになってそう……)
- 742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 20:52:36.83 ID:Wf1QFaOiO
- あ
- 743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 20:53:24.94 ID:2BRJ4+ty0
- マジであるんかい!
- 744 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 20:53:36.56 ID:f5fjQHqj0
- 嘘だぁあああああああああああああああああああああああああっ!!?
- 745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 20:56:42.83 ID:2BRJ4+ty0
- 不二咲に懐いているドラゴンからのお歳暮って事にしとけばよいのでは?
- 746 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 20:57:28.83 ID:f5fjQHqj0
-
日向「……考えても仕方が無いか。こういう時はまず「学園内で何か騒ぎが起ってないかどうか」確かめよう。マジで漫画に出て来た『虹の実』があるならきっと「何か」が起っている筈だ」
獄原「な、なるほどね……。それで、まず何から確かめに行く?」
日向「それは↓1」
@田中の動物達の様子。
A学園全体に耳を傾けてみる。(COCで言う所の「全体に聞き耳」の様な物だと思ってください)
Bその他安価
- 747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 21:00:55.11 ID:qB6r+eGdO
- 1
- 748 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 21:03:08.92 ID:f5fjQHqj0
- >>747 なん……だと……!?(ゾロ目×3)……えー、先に「何が起っているか」を決めさせてください安価↓1(ゾロ目×3なのでかなり無茶苦茶な物でも許可します)
- 749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 21:07:55.04 ID:Wf1QFaOiO
- ゴスロリを着て霧の箱を持っている少女の周りに田中の猛獣たちが警護しているみたいに集まっている よく見たら日向は一度あったことのある相当ヤバイドラゴン
- 750 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 21:26:36.88 ID:f5fjQHqj0
-
〜〜〜超高校級の飼育委員の研究教室〜〜〜
???「あら、遅かったわね」
日向「お、お前は……!?」
田中の研究教室を訪れた俺達は、開口一番こう言われた。……この部屋の主である田中に、ではない。ゴスロリを着て桐の箱を持っている「謎の少女」にだ。……いや、正確には謎ではない。俺はこの少女を知っている。こいつ、不二咲のことを気に入っていた6とかいう滅茶苦茶ヤバイ「神竜」とか言われてるドラゴン──!
6「そんなに警戒しないで、私達の世界を救った勇者様? ああ、もちろんあの世界の「神」の一人として貴方の冒険譚は全部把握しているからそのつもりで」
獄原「え、えっと……日向先輩。この女の子を知ってるの?」
日向「……まぁ、一応な」
6の周りには田中が完全に従えているはずの猛獣達が主を守るかのように集まっている。……なんと、田中自身もだ。まぁ相手は「神様」なんだし、それも当然か……。
田中「……何しに来た、特異点」
日向「いや、あの……「『虹の実』を探しているんでしょう? それならこの桐の箱の中にあるわ。あの子(不二咲)にあげた余り物だし、欲しいなら持って行きなさい」い、良いのか!?」
つーかこいつ、本当に「神様」なんだな……。俺達が「虹の実」を必要としている事すらお見通しか……。
6「ええ。ただし、この箱を開けたら「虹の実」の香りが辺りに漂うだろうから扱いには十分気をつけること。必ず複数人で調理を行なう事ね、互いの「暴走」を止めるためにも。ああ、余った実はそのまま食べちゃって良いわ。……暫くの間、他のフルーツが味気なく感じられるでしょうけど」
日向「……分った、ありがたく貰っていくよ。ありがとう」
獄原「え、ええっと……ありがとう、なんばーしっくす? さん」
6「いえいえ、私は暫くこの部屋でこの子(猛獣)達が暴走しない様に見張っていてあげる。……この子(田中)も私の事を気に入ってくれているみたいだしね」クスクス
田中「…………」
……田中? ああ、そういえばコイツゴスロリ好き──「ええい! 用事は終わったのだろう!? さっさと行け、特異点! 神の御前だぞ!!」はいはい。それじゃ、終里の待っている調理室に行くとするかな……。
- 751 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 21:33:39.09 ID:f5fjQHqj0
-
〜〜〜希望ヶ峰学園・調理室〜〜〜
日向「……獄原、バリケードの強度はバッチリだな?」
獄原「う、うん。日向先輩に言われた通り『念には念を入れて』今考えられる最高のバリケードを作ったつもりだけど……」
日向「終里『虹の実』の果汁を混ぜる以外の準備は?」
終里「もう出来てるぜ。しかしそんなに美味い食いもんなのか? 『虹の実』って。もしそうなら数滴以外全部食えるオレら三人はラッキーだな!!」
日向「よし、じゃあ開けるぞ……スピード勝負だ、抜かるなよ? ──せーの!!」
パカッ──!
虹の実の素晴らしい香りの強さ。コンマ↓1×100 日向達の耐久度。日向↓1終里↓2獄原↓3
- 752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 21:35:02.10 ID:2BRJ4+ty0
- な
- 753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 21:35:30.06 ID:Wf1QFaOiO
- あ
- 754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 21:40:52.81 ID:3wTQ366N0
- はい
- 755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 21:41:49.36 ID:Wf1QFaOiO
- あ
- 756 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 22:00:43.81 ID:f5fjQHqj0
- これで>>752が00とかだったら学園中の生徒が集まってきてしまう所でしたよ……。そして↓ミスすみません。
10×100=1000 何とか調理場とその周辺で済んだ。 日向 6秒も持たない。 獄原 何とか36秒は持つ。 終里 気合&日向の頼みなので81秒耐えた。
ふわぁああああああああああああああっ──!! という、ありとあらゆる動物を魅了する香りが部屋中に広がった。あ、これダメだ。本格的に理性が持たない──
日向「ガ、ガァアアアアアアアアアアアアッ──!!」
獄原「ふんっ!!『ガッシィ!!』 お、終里先輩! 今の内に早く!! うううううっ、ゴン太もあまり持たないかもしれない!!」
終里「分ってる!! えっと、果肉を一口分岐ってボウルの中に入れて混ぜて……。よっし! これで完成だ!! 残りはとっととオレらで食っちまうぞ!! 他の奴らが嗅ぎ付けてくる前に!!」
そうして終里は『虹の実』の残りの果肉を俺、獄原、そして自分の前に三等分して放り投げた。拘束が解けた途端、瞬で齧り付く。こ、これは……!!
日向「────美味い」
俺の口の中でありとあらゆる果実の味が弾ける。それも、全く喧嘩をしていない。素晴らしい、最高だ……いや、この美味さ。言葉でなんて表現出来る物か。……あの世界、こんな美味い食い物があったのか!! くっそ、もっと色々と探求すれば良かった!!
獄原も終里も無我夢中で虹の実を食べている。そして、全て食い終わったあと俺は放心し、終里は「えへへへへ……」とダラけきった笑顔を浮かべて、獄原はポロポロと涙をこぼしていた。あとで聞いたのだが「こんな美味しい果物をみんなに分けてあげられなかったなんて……!! ゴン太はまだまだ我慢が出来ない子供なんだ!!」と言うことらしい。……いや、無理だって。こんなの誰でも理性を失っちまうって……つーかト○コの世界の住人スゲーな!? こんな美味い物を前にして理性を保てるのか!!?
〜〜〜〜〜
日向「さて、あとはこのエサを獄原の研究教室に吊るしておけば「ゴールデンオオクワガタ」が帰ってくるって話しなんだが……」
獄原「大丈夫だよ! あんなに美味しい実の果肉なんだもの!! ゴールデンオオクワガタさんもきっと帰って来てくれるよ!!」
日向「そうだと良いんだがな……ん? おい、あれって……!!」
獄原「!!? ↓1さん!!」
01〜30 ゴールデンオオクワガタは戻って来たが、同時にありとあらゆる虫が集まってきた。
31〜60 ゴールデンオオクワガタは戻って来たが、同時にありとあらゆるカブトムシ、クワガタムシ系の虫が集まってきた。
61〜90 ゴールデンオオクワガタだけが戻って来た。
91〜00 なんかゴールデンオオクワガタの大群が見えるんだが……。
- 757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/12/01(金) 22:02:22.59 ID:xF0rCXo40
- あ
- 758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 22:02:33.92 ID:2BRJ4+ty0
- 気をつけないと葉隠ホイホイに
- 759 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 22:10:05.24 ID:f5fjQHqj0
-
それは、カブトムシとクワガタムシの大群だった……。いやなんだよこの数!? イナゴの大量発生じゃねぇんだぞってか今は冬なんだぞ!? どうしたらカムトムシやクワガタムシが出てこれるんだよ!!?
獄原は部屋に入ってくる大量のカブトムシやクワガタムシを気を使いながら──
ゴールデンオオクワガタ「…………」ブーン!
ゴン太「ああ! ゴールデンオオクワガタさん!! ゴン太の元に帰って来てくれたんだね!! ゴメンなさい……ゴン太が君の習性を知らなかったばっかりに……!」
獄原は戻って来たゴールデンオオクワガタを手に乗せて、優しく頬ずりしている。……これで依頼は解決だ。解決なんだが……。
日向「……どうするんだよ、このカブトムシとクワガタムシの大群…………」
絶対に目撃者がいて「真冬にカブトムシとクワガタムシの大量発生!?」ってニュースになるぞ……まぁそこは希望ヶ峰学園の上層部がなんとかする事に期待しようか。
- 760 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 22:23:34.29 ID:f5fjQHqj0
-
〜〜〜後日・超高校級の相談窓口の研究教室にて〜〜〜
七海「なるほど、それで最近全然フルーツを食べなくなっちゃったんだね日向くん」
日向「ああ……。あの『虹の実』の美味さに比べたら、どんな果物も味気なく感じられちまってな……」
きっと獄原や終里、そして不二咲なんかも多分そうだろう。……本当の意味で美味すぎる食い物なんて食うもんじゃないな。あれもう一種の麻薬かなにか──コンコンコン!──おっと、相談者か?
獄原「こんにちは! 日向先輩、七海先輩!!」
日向「獄原じゃないか。どうした? またゴールデンオオクワガタが逃げ出したか?」
獄原「ううん? ゴールデンオオクワガタさんは「代用になるエサ」がどういう物か教えてくれたから今もゴン太の研究教室にいるよ! ……いるんだけど……」
日向「だけど?」
獄原「ほ、他の虫さん達が「自分も食べたい!!」って凄く主張してて……。ねぇ日向先輩。またあの『虹の実』って奴を見つけて貰えないかな?」
いやー、それは難しと思うなぁ……。だってあの実、異世界の果物だし。しかも神様がくれた物だし……けどそれを獄原に話すわけにはいかないもんなぁ……うーん、どうするか……。
こうして頭を悩ませた結果『実はあの女の子は神様なんだ』という事実だけ教え、神様が獄原のことを助けてくれたんだよ。……と言う方針で納得させる事にした。獄原も「うーん……それなら仕方ないかぁ」と頷いてくれた。
……? そういえば江ノ島の奴は何で『虹の実』の事を知ってたんだ? まぁあいつは『江ノ島盾子』だし、なんでもありか。……と、その時の俺は然程考えていなかった。『答え』なんて、たった一つに決まってたのに……。
獄原ゴン太の依頼をクリアしました! 「ゴン太に助けを求める」の難易度が下がりました!!
ゴン太くんは知っての通り、超高校級の昆虫学者です。「虫や動物と会話できる」という貴重な能力やその怪力は、色んな面で役立ってくれるでしょう。
- 761 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 22:25:05.32 ID:f5fjQHqj0
-
十神との絆が一定数溜まりました! 絆クエスト「十神白夜編」──を開始します。
- 762 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 22:25:41.39 ID:f5fjQHqj0
-
〜〜〜超高校級の御曹司の研究教室〜〜〜
十神「これから貴様にする依頼は一つ。ただ一つの質問に答えること……ただそれだけだ」
俺は十神に『依頼がある』と呼び出され、十神の研究教室へとやって来ていた。……やっぱりどこの研究教室と比べても装飾品やおいてある物が豪華で高級品ばかりだ。対抗できるのなんてソニア位なんじゃないか?
日向「……で? その肝心の質問ってのは何なんだよ」
十神「慌てるな凡人。まずは用意してやった紅茶とクッキーに口を付けろ。それが礼儀という物だ」
そう言われ、俺はティーカップに入った紅茶を啜る……美味い。茶の渋みが殆どなく、爽やかで心地の良い香りが口いっぱいに広がる。クッキーもそうだ。口に入れるとホロホロと解け、優しい甘みが口の中を癒やす。そこにまた紅茶を口の中に啜り入れると……ああ、堪らない。何往復でも出来そうだ。……多分東条が作った奴なんだろうな。
日向「……口を付け終わったけど」
十神「……では答えて貰おう────『俺は何者だ』」
日向「…………は?」
十神「二度言わせるな、愚民に成り下がりたいか。『俺は何者だ』と聞いたんだ」
俺は何者……俺は何者か……『お前は何者だ』って問いは創作物とかで良く見るけど『俺は何者か』っていうのは……。
十神「当然だが『お前はお前でしかない』なとどいう平凡な答えを答えてくれてくれるなよ? 『超高校級の御曹司だ』とか『十神財閥の跡継ぎだ』というのも同様だ。希望ヶ峰学園のHPに乗っているような俺のプロフィールなど一切通用しないと思え」
日向「…………」
俺は久々に頭を悩ませる。超高校級の御曹司、十神白夜──こいつの悩みは多分…………そしてそれを解消してやれる答えは──
日向「……↓3だ」
↓3までの安価を混ぜて、>>1が上手い具合に纏めます。
- 763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 22:27:08.50 ID:MlEStt+70
- 妖怪ねずみ男
- 764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 22:29:13.38 ID:Ro418BfsO
- メガネかけ
- 765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 22:32:48.58 ID:rPcA8WlxO
- 愛嬌のあるお兄ちゃん
- 766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 22:34:02.60 ID:3wTQ366N0
- 意外とお人好しな俺の後輩
- 767 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 22:34:33.87 ID:f5fjQHqj0
- ふーう…………。みなさんが十神くんの事をどう見ているのかがよーく分りました。ちょっとお待ちください。
- 768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 22:52:53.94 ID:rPcA8WlxO
- はやく次の依頼いきたい
- 769 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 23:20:48.89 ID:f5fjQHqj0
-
日向「……『過程』を話すならかなり長くなるぞ? それでも良いか?」
十神「構わん、言ってみろ」
日向「えっとそれじゃあ……。「意外とお人好しな俺の後輩」」
十神「(ふん……まぁ貴様ではそれが限界──「あと愛嬌のある兄ちゃん」……は?」
日向「それから「妖怪ねずみ男」に「メガネ掛け」だろ? それと「超高校級のかませ」「主人公みたいな雑魚キャラ」「将来禿げそうな男子ステークス1番人気」「ペルソナ使いそう」「ホモっぽい一面もありそう」「ATフィールドが超分厚そう」「苗木に『お前も十神にならないか?』って誘ってそう」「人付き合い苦手そう」「ひょうたんの中に狸飼ってそう」「幼女で殺人アート作ってそう」「D・HERO使いそう」「実は緑髪短髪の幼馴染みがいそう」あとは…………」
十神「(ピキピキピキピキピキピキ)貴様ぁ!! この俺に喧嘩を売っているのかぁ!!!?」
日向「だって事実だろ?」
十神「……なに?」
十神は怒りが一周回って逆に冷静になったのか、俺の話を最後まで聞いてくれた。
日向「よく言うじゃないか。『自分と関わった他人の数だけ自分はいるんだ』って。俺の中の「十神白夜」苗木の中の「十神白夜」腐川の中の「十神白夜」……この希望ヶ峰学園にいる俺達だけじゃない。お前と今まで関わったことがある奴だけじゃない。話した事も無ければお前自身は見たことすら無い奴の中にだって「十神白夜」はいるんだ。んなもん長くなるに決まってるだろ」
十神「…………」
日向「そんな中で『俺は何者だ』だぁ? だったら俺はこう返すよ────
──知るか! 『自分で考えて自分で決めろ!!』 んな事も出来ない様な奴に『十神白夜』を名乗る資格はない!!」
十神「……………………」
……少なくとも、これが俺の『答え』だった。……どうしよう、感情のまま俺の考えを言っちまったけど俺、将来十神財閥に消されたりしないかな……?
などと不安に駆られていると、十神は急に「クックックッ……」と笑いだし、最後には「ハーッハッハッハッハ!!」と大爆笑し始めた。
十神「なるほど! それがお前の『答え』か日向創!! ……その『答え』覚えておいてやる。そして光栄に思うが良い。俺はこれからも貴様に『相談』を持ちかけてやろう!!」
日向「……ご利用は計画的にどうぞ」
妙に機嫌が良くなった十神の笑い声を〆に、今回の『依頼』は終わった。……これ、もしかして前回同様『試されてたの』って俺の方だったのか?
十神白夜の絆クエストをクリアしました! 『十神に力を借りる』の難易度が更に下がりました! 「十神のパンツ」を手に入れました!!
- 770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/12/01(金) 23:22:41.60 ID:f5fjQHqj0
- はぁはぁ……調べに調べて来ましたよ! 十神くんの中の人の事を!! あー、長かった!! そしてトンでもない逸話持ちまくってるなこの人!?
>>768 すみませんがそうはいかないんですよ……。溜りに溜まっているクエストが山のようにあるんです。
- 771 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 23:23:21.06 ID:f5fjQHqj0
-
辺古山との絆が一定数溜まりました! 絆クエスト「辺古山ペコ編」──を開始します。
〜〜〜九頭龍組が経営する道場〜〜〜
辺古山「はぁあああああああああああああっ!!」
日向「うぉおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
キィン! キィン! キィン! キィン! と、木刀と木刀がぶつかり合う音が道場内に何度も何度も炸裂する。俺が辺古山に言って「稽古」を付けて貰っているのだ。……あの世界でのことは誰にも話す気は無いけれど、折角積めた貴重な経験を無駄にすることも腐らせておくのも勿体ないと思ったから。
辺古山「……よし、今日はここまでにしておこう」
日向「おう……じゃないや、ありがとうございました!!」
ペコリ、と辺古山に向かって頭を下げる。……流石は辺古山だ。あの世界で色んな経験を積んで、少しは強くなったんじゃないかと誤解しそうになっていたが「超高校級」の才能の持ち主達からしてみればまだまだにも程があったらしい。
辺古山「いや、正直本気で驚いている。確かに手加減はしたが、お前の実力はもはや剣道の有段者のそれだ。手加減はしたが「本気」は出した。出さねば危うかったからな……。前にも聞いたような気がするが日向、お前この短期間にどんな修行を積んだ?」
日向「えっと、まぁ色々と……。正直その辺りは俺への『依頼』に関わる部分だから深く聞かないでくれると助かるんだが……」
辺古山「そうか……そういう事ならまぁ良いさ。深入りはせん」
辺古山がサバサバしている性格で本当に助かった……。俺が床に座って水筒の水をゴクゴクと飲んでいると、辺古山が隣に座って話しかけて来た。
辺古山「……なぁ日向よ。これは割と本気の相談、というか提案なのだが……構わんか?」
日向「ん、なんだ? 相談ならいつでも聞くぞ?」
辺古山は何やら覚悟を決めたような顔つきになると、俺にこんな事を言ってきた。
辺古山「……お前、将来九頭龍組に入る気は無いか?」
日向「……は?」
辺古山「もっと正確に言うなら、坊ちゃんの右腕兼相談役になって欲しい。……坊ちゃんには「友」が必要だ。無論、この3年間でクラスメイトの皆とはそれなりに仲良くなれたと思うが、そういう話しでは無く、遠慮なく内心を吐露できる様な……「兄弟」の様な「真の友」がな」
日向「……それが俺だって言うのか?」
辺古山「ああ、お前ならば私も、そして坊ちゃんも文句は無い。安心して九頭龍組の将来を任せられる」
日向「……お前はどうする気だよ。というかそういうのはお前の役割じゃ無いのか?」
辺古山「……私は違う。坊ちゃんの本気の悩みを吐露して頂くことも、共に隣を歩くことも出来ん。……私はただの「道具」坊ちゃんの障害を全力を持って排除するただの「道具」だ。それで良いと思っているし、今までもそう生きてきた。……それが私の生き様だからな」
日向「……そうか、そういう事なら断わる」
辺古山「……まぁ好意的に受け入れられるとは思っていなかったが、一応何故かは聞いても良いか?」
日向「↓1↓2↓3だからだ」
↓3までの安価を混ぜて、>>1が上手い具合に纏めます。
- 772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:25:31.72 ID:dQDfnrynO
- 犯罪組織に入るわけねー
- 773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:26:51.98 ID:MlEStt+70
- 恋人を抗争に巻き込みたくないからに決まってんだろスカタン
- 774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:27:45.17 ID:2BRJ4+ty0
- 人として生きてる限り心があるし、道具としてまっとうするのは不可能 それに九頭龍はお前を道具として見てるわけがない
- 775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:32:54.40 ID:kH7N5Jq2O
- 十神で50分かかってるんでさっさと終わらせて
- 776 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 23:38:07.48 ID:f5fjQHqj0
-
日向「まずお前と九頭龍の関係性からなんだがな? 人として生きてる限り心があるから、道具としての使命をまっとうするのは不可能だって俺は思ってる。……そんなんじゃいつか必ずあいつとの関係が「歪」になる。それに九頭龍本人がお前を道具として見てる訳がない。……あいつが「暴力団の頭領にしては優しすぎる」って前に言ってたのは他ならないお前だろう?」
辺古山「それは……。そうなんだが……」
日向「あとな? あいつの「友達」を続けて欲しいってんならお前に言われなくても続けるし、お前とだって「友達」だ。あとぶっちゃけ……」
辺古山「……ぶっちゃけ?」
日向「俺、将来設計は結構キチンと決めてあるから指定暴力団に入るのはちょっと……。それと、俺の大切な人……奥さんや子供達を抗争に巻き込みたくないし……」
辺古山「……ふふっ、なるほど尤もだ。仕方がない、お前が今後も坊ちゃんの友でいてくれるのならばそれで良しとしよう」
日向「おう。これからも「相談」ならいつでも乗るぞ。……お前らと俺は「友達」だからな」
どうやら俺の出した「答え」に辺古山は納得してくれたようだ。……え? 暴力団の頭領と友達で良いのかって? 良いに決まってるさ。九頭龍と辺古山だったらな。
辺古山ペコの絆クエストをクリアしました! 『辺古山に力を借りる』の難易度が更に下がりました! 「辺古山のパンツ」を手に入れました!!
- 777 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 23:39:31.35 ID:f5fjQHqj0
-
夢野との絆が一定数溜まりました! 絆クエスト「夢野秘密子編」──を開始します。
- 778 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 23:40:10.34 ID:f5fjQHqj0
-
『恋愛相談がある』
そう言われて、俺は夢野の研究教室まで呼び出されていた。……いや恋愛相談って言っても俺夢野が誰のことを好きなのかはもう知ってるし、なんなら俺の前で告白を二度もされたし、もう相談するような事なんて無いと思うんだが……。と言うかあの「王馬」相手に俺が協力できることなんてあるのか?
日向「お邪魔しまーす」ガララララッ
夢野「来たか、まぁ座ってくれ。……大分長くなると思うからの」
それじゃあ遠慮無く──と、俺はソファーの上に座る。俺の対面に座る夢野は、なんだか顔を紅くして口をモゴモゴとさせていた。なんだ? まさか入間のと恋愛レースに勝ったのか?
夢野「そ、それでじゃな。まずは聞いて欲しいんじゃが──」
日向「おう、なんだよ」
夢野「実はの──」
〜〜〜一時間後〜〜〜
夢野「と、言うわけでまたも彼奴はウチと入間が「本当にして欲しいこと」だけピンポイントでしないわ、「答え」をいつまでもはぐらかすわ、もう一体何なんじゃアイツは!! 男ならビシッ! と惚れた女を抱きしめ、そうで無い女はズンバラリンと叩っ切ってやるのが筋という物ではないのか!?」
日向「ソッカーソウカモナー」
結論から言おう。聞かされたのはただの「惚気」だった。やれ王馬が自分と入間にまたも唐突に(唇以外に)キスしたとか、デートに二人纏めて(本人達は当日現地で合流するまで知らなかった)とか、その上ふたりが苦手なホラー映画を見せられたとか『大好きだよ……二人ともね……ニシシッ!』と甘ーく囁かれたとか、そりゃもう惚気に惚気られた。……俺、最近こんな目にあってばっかりな気がする……。
夢野「全く全く……。で、どうすれば良いと思う?」
日向「いや惚気100%の話しからいきなり「どうすれば良いと思う?」なんて聞かれてもな……」
夢野「んあー!? い、い、今のどこが惚気話に聞こえたと言うのじゃ!!//////」
いや全部だよ。全部紛うこと無くただの惚気話だったよ。「王馬が自分と入間を好きすぎて困る」って相談か? なら今すぐにでも帰りたいんだが……。
夢野「……その、入間を傷付けない方法じゃ」
日向「……! おいおい、お前レースに勝つ気満々かよ」
夢野「当然じゃ! 今までは彼奴の悪戯魔法に翻弄され続けていただけで本気を出せばウチの魅力で彼奴なんてチョチョイのチョイじゃからな!! ……じゃけど、我が勝つということは入間が泣くと言うことじゃ」
日向「……ま、恋に破れたんだから当然だよな」
夢野「……入間とはこの一年でかなり仲良くなれたクラスメイトの一人での? ウチがちょっと油断してドラゴンの吐息で大やけどをした時も何回も見舞いに来てくれたり、火傷の痕を何とか出来ないかと発明品を造ってくれたりしたんじゃよ。……結局真宮寺お手製の「秘薬」で跡形も無く治ってしまったがな」
……なるほど。夢野は自分が勝者になったら入間が傷つくのが嫌なのか。
夢野「甘い考えなのかもしれん。人を傷付けずに生きていく方法など無いのかもしれん。でも、ウチは──ウチの目指す魔法は──!!」
日向「夢野」
夢野「?」
日向「↓3」
↓3までの安価を混ぜて、>>1が上手い具合に纏めます。
- 779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:41:57.33 ID:MlEStt+70
- 入間がフラれるはずない王馬は犯罪者なんだからハーレムしても問題ない
- 780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:43:40.69 ID:HVEn7KBQO
- 胸の小さいお前が勝てるわけねー入間が勝つさ
- 781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:48:33.38 ID:8BUKIBo5O
- 入間と共同体制だったらどう?
- 782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:48:50.49 ID:eiLK0nK6O
- だいたい王馬は入間と夢野のどっちとエロイ事する機会が多いんだ?入間は王馬にスパンキングされまくってるらしいが夢野はどのくらいの頻度でぶっ叩かれてる?乳首は吸われたか?混浴回数は?
- 783 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 23:49:15.65 ID:f5fjQHqj0
- えー、>>780だけ日向が言いそうに無いんで再安価↓1で。
- 784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:49:31.90 ID:yepKpxcLO
- >>782
- 785 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 23:49:47.97 ID:f5fjQHqj0
- あ、>>782を採用します。
- 786 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/01(金) 23:56:34.25 ID:f5fjQHqj0
-
日向「……夢野、まず最初に聞いておきたいことが二つある」
夢野「な、なんじゃ?」
日向「お前、入間のこともちゃんと『とても大切な友達』だと思ってるんだよな」
夢野「う、うむ。奴のためなら秘蔵の極大魔法を使う事もやぶさかではないぞ」
日向「じゃあ質問その二だ。……ぶっちゃけお前、どれぐらいあいつ(王馬)からエロい事されてる?」
夢野「ぶっ──!!!?」
日向「王馬が勝手に話してくるから知ってるんだけど、入間は王馬にお尻ペンペンされまくってるらしいぞ。多分あいつにはそういう性癖があると思うんだが、お前はどのくらいの頻度でぶっ叩かれてる? 乳首は吸われたか? 混浴回数は?」
夢野「な、ななななななななな……!!////////////」
夢野は暫く顔を真っ赤にしたまま無言だったが、最後には答えてくれた。
夢野「……↓1↓2↓3じゃ」
↓1 ケツをぶっ叩かれた経験 ↓2 乳首を吸われた経験 ↓3 一緒に風呂に入った経験 (あ、全部コンマ判定です)
- 787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:57:27.44 ID:WAIlSx99O
- 入間は確定で乳首吸われたのか
- 788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:57:48.84 ID:2BRJ4+ty0
- 恥じらいもなしに聞くのか日向はあっ御前も同じ穴の狢だったなぁ
- 789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/01(金) 23:58:06.61 ID:8BUKIBo5O
- が
- 790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:09:03.20 ID:gLEoCLIX0
- 日向はゴン太の依頼の協力の対価で終里と一緒に風呂に入ったか一緒に寝たんじゃあ無いの?
- 791 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 00:16:40.57 ID:6x/Q85x70
- >>787 ここでゾロ目は止めて欲しかったなぁ……!! また増えるよ希望ヶ峰学園M女子の会……。
夢野「え、えっとじゃな……。お、お尻ペンペンは回数は然程ではないがその……や、奴の手腕と言葉責めのせいでウチも完全に「そっちの道」にハマってしまったというか……//////」
日向「そ、そうか……」
夢野「それと多分じゃが、乳首は徹底的に弄られてるというか……「夢野ちゃんってホント感度良いよね〜」って何度も何度も……////// 混浴した事も一度や二度では無い……んあー! なぜウチはこんな恥ずかしい経験を話さなければならないじゃ!!」
……マジかよ。あいつこの短期間で夢野まで完全に調教し終わってるじゃねぇか……。王馬小吉怖っ!! 絶対に俺の恋人候補達には近づかせないでおこうっと。
日向「……だったらさ『俺や苗木じゃ出来ない道』を王馬と入間と一緒に歩んだらどうだ?」
夢野「……? それは、どういう意味じゃ……?」
日向「入間と共同体勢……つまり、互いに公認の二股をして貰うんだよ。お前らだけのハーレムを築くのさ。つーか王馬の奴は『悪の総統』だから多分お前ら二人纏めて──「手に入れても問題にならない! いやー悪って良いよね〜!! 善の人間じゃあ出来ない事が出来るんだからさ!!」…………いつからいた?」
夢野「お、おおお王馬!? そんな馬鹿な、何故入間と一緒にいる筈のお主がここに……!?」
王馬「え? 結構最初の方から? いやー、日向ちゃんは俺の恋人候補の相談事に乗ってくれてありがとうね!! お礼に今度正式に『悪戯の依頼』をしにいくよ!! ……で、なんだけどさ夢野ちゃん」
夢野「な、なんじゃ……?」
王馬「俺、言ったよね? 「日向ちゃんに相談事を持ちかけるときはまず俺に言って」って……。約束を守れない悪い子には「オシオキ」が必要だと思わない? ──と、言うわけで久しぶりに俺の膝に乗って? あ、日向ちゃんも見てく? あの混浴銭湯で夢野ちゃんの裸を見てるんだから今更でしょ?」
日向「お前らのプレイに付き合うのは御免被る。……夢野、そういう訳だからあとの事は王馬や入間と話せ。それじゃあな──」
夢野「ちょっ、ちょっとま──!!」
王馬「さぁ、覚悟してよね? ゆ め の ちゃん?」
こうして俺は急いで夢野の研究教室を出た。後ろから聞こえてくる甘美な声は完全に無視した。……俺、入間と夢野の将来が本気で心配になってきたよ……。
夢野秘密子の絆クエストをクリアしました! 『夢野に力を借りる』の難易度が更に下がりました! 「夢野のパンツ」を手に入れました!!
- 792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:18:36.19 ID:gLEoCLIX0
- 明日は我が身とも知らずなんと呑気な
- 793 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 00:27:35.76 ID:6x/Q85x70
- ここで先に言っておきますが『条件』を充たしたので、この『依頼』が終わったら『SPクエスト』に入ります。(詳細はその時になってからお話しします)
- 794 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 00:28:56.79 ID:6x/Q85x70
-
日向「なぁ七海」
七海「なぁに日向くん」
日向「今年になって俺も18歳になったから『18禁ゲーム』って奴をやってみたんだけどさ……。やったのが『アサギ』と『ユキカゼ』だったんだよ……」
七海「あっ(察し)」
日向「なんでだよ……。なんで頑張ってる女の子があんな酷い目に合わなきゃいけないんだよ……。そりゃあ最後の最後には逆転するけどさぁ!! 『過程』があまりにも酷すぎるだろ!! 俺、確かにSかもしれないけどリョナって奴は絶対に無理だ。可哀想で可哀想でモニターの中に飛び込んで悪い奴らをボッコボコにしてやりたかったもん……」
七海「よーしよしよし、元気だして日向くん。幾ら有名とはいえ最初から「それ」はハードルが高すぎだよ。まずは『ギャルゲーに近いエロゲー』から始めて耐性を付けよう? 学園物なら楽しげで初々しい恋物語が見られる物も多いから、ね?」
日向「そうする……。今度からはちゃんとレビューも見る……」グスグス
コンコンコン!
七海「!! ほ、ほら依頼者だよ日向くん! 涙を拭いて!!」
日向「(グシグシ……)はーい! どうぞ!!」
↓3「失礼します」
↓3までの安価で、一番「コンマ値が高かった」物を採用。
- 795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:29:12.96 ID:ofaDekxtO
- 花村
- 796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:30:51.21 ID:lSh70wZ0O
- 苗木
- 797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:31:08.20 ID:mZFHV0fI0
- こまえだ
- 798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:31:14.27 ID:o9KV5LOx0
- さい原
- 799 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 00:41:04.56 ID:6x/Q85x70
-
花村「分る……分るよ日向くん。君は運が悪かったね、有名で人気が高いとはいえ初の「エロゲ」がそれじゃあトラウマものだよね……。あとで僕がオススメの癒やし成分タップリのエロゲを教えてあげるから元気出して?」
七海「うん……。私と花村くんで日向くんの心の治療を進めていこう……?」
今回の依頼者は『花村輝々』才能は「超高校級の料理人」だ。
小学生のような身長、漫画チックな顔つきに小太りという三枚目の容姿だが、やたらと格好をつけており、青山や麻布がホームタウンであると自称するなど、都会的なイメージをアピールする。肩書きも「料理人」ではなく「シェフ」と呼ばれたがる、ちょっと所じゃなく変わった奴だ。実際は田舎の定食屋出身で、動揺すると何処のものとも分からない方言が飛び出してくる。
食だけでなく性にも強烈な情熱を抱くことから「変態」を自認しており、ことあるごとに「食」に掛けた卑猥な発言を連発する。しかも男女の見境なく性欲の対象としており、屈強な弐大にサンオイルを塗るというシチュエーションですら興奮するなど、驚異的な守備範囲の広さを誇る希望ヶ峰学園が(悪い意味で)誇る変態勢のトップである。
七海「日向くん……。優しくされて「そっちの道」に落ちちゃダメだからね?」
と、七海は怖すぎる忠告をして部屋を出て行った。…………こいつ(花村)と二人っきりかぁ……うん、正直怖い。でも依頼はこなさなくちゃならない。
俺は花村に来客用のソファーに座るよう促すと、さっそくいつも通りの定型文を唱える。
日向「ここは「超高校級の相談窓口」学園の生徒の悩みや相談なら何でも聞いて解決、改善に協力するけど、100%解決出来るとは限らない。そして、依頼者の身に危険が及ぶと判断した場合は、依頼を断わらせて貰う事もある。その事を頭に入れたうえで、相談したいって事があれば言ってみてくれ」
花村「うんうん、分ってるよ。実は↓3」
↓3までの安価で、一番「コンマ値が低かった」物を採用。
- 800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:43:10.17 ID:mZFHV0fI0
- 東条に告白したらフラれた、異世界帰りで成長した葉隠が好きだとさ
もともとダメンズ萌えだった上に葉隠の占いに助けられてキュンとなったそうだよ
僕の事を好きな女の子を探してくれ
- 801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:43:47.10 ID:o9KV5LOx0
- 再び料理デスマッチをすることになったからサポートに着いて欲しい
- 802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:44:17.58 ID:gLEoCLIX0
- 性的に積極的になるケーキを何者かに盗まれて苗木Loversと日向Loversの女子が食べて暴走してるから何とかするか今すぐ逃げたほうがいい
- 803 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 00:45:14.19 ID:6x/Q85x70
- >>801 すみません料理デスマッチってなんでしたっけ……?(頭がH)
- 804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:47:59.39 ID:TkRhY2+2O
- そんなもんなかったぞ
- 805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:49:27.73 ID:gLEoCLIX0
- 日向と苗木と最原で花村監修のおっぱいプリン作った記憶しかないのだけれど
- 806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:49:31.68 ID:o9KV5LOx0
- ゲームの会話イベントで言ってなかったっけ
結局詳しいことは教えてくれなかったはずだけど
- 807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:51:02.81 ID:TkRhY2+2O
- つーか花村の依頼は恋愛絡みじゃなかったの?>>263で伏線あったし
- 808 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 00:51:05.10 ID:6x/Q85x70
- >>806 じゃあ東条にアピールをするために東条と全力で料理対決をする事になった──でもよろしいですか?
- 809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:52:35.26 ID:o9KV5LOx0
- 個人的には公式で家族のために参加したって言ってたから
それ想定で取りました
- 810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:52:50.36 ID:TkRhY2+2O
- 東条って片思いしてるキャラいたっけ?
- 811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:53:09.10 ID:o9KV5LOx0
- まあ難しそうならそれでいいですはい
- 812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:53:30.16 ID:gLEoCLIX0
- それか舞園と霧切と茶柱のメシマズをどれ位改善できるかの方が面白そうだな失敗したらしたらでオチがつくし
- 813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:54:33.34 ID:o9KV5LOx0
- なんか恋愛相談所みたいになってたから全く関係ない安価とりたかったんだけどね
- 814 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 00:54:38.39 ID:6x/Q85x70
- >>809 うーむ……それだとセレス同様「裏社会の」料理大会と言うことになりそうですね……。分りました、構想を練ってきます。そして、今日はこの依頼の導入を書いて終わりです。
- 815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 00:59:05.06 ID:lSh70wZ0O
- 日向はまた金が増えることになりそう
- 816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 01:02:03.79 ID:qj9voamTO
- 今日はもうおしまい?
- 817 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 01:05:58.43 ID:6x/Q85x70
-
花村「……こんな事に日向くんを巻き込むのは本気で申し訳無いんだけど、でも、僕は君が適任だと思ったんだ。他の誰でもない日向くんが」
日向「…………それで? どんな依頼なんだよ」
花村が久しぶりに見せるあまりに真剣な表情に、俺個人の事情は頭の中から吹っ飛ぶ。……なんだ? 恋愛相談やなんやらじゃ無さそうだが……。
花村「前に家族を人質に取られて、裏社会の『料理デスマッチ』に参加することになった──って話しは覚えてる?」
日向「ああ、その話しなら覚えてるけど……それがどうかしたか?」
花村「…………ここだけの話しなんだけど、実は僕の↓1(家族以外)が人質(別に人でなくても構いません)に取られて、またその大会に参加することになっちゃったんだ……。あんな大会、二度と参加したくなかったのに……」
日向「何だって!?」
花村「それで、日向くんには僕の助手として『料理デスマッチ』に参加して貰いたいんだ」
日向「……東条は? それに小泉に終里に……。俺なんかよりずっと料理が上手い奴なんて沢山いるだろう」
花村「今回の大会は「男性限定」なんだ。女の子のみんなの力は借りられないんだよ……」
それでは今回はここまで。それではまた明日、3時から6時頃にもお会いしましょう。
- 818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 01:09:05.10 ID:lSh70wZ0O
- ある名工が作った包丁と砥石で全部たすと推定五百万
- 819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 07:07:49.41 ID:gLEoCLIX0
- そういえば日向の誕生日祝って無いからSPはこれかな?
- 820 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 15:02:11.93 ID:6x/Q85x70
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。
>>819 やっべ完全に忘れてた……;; どうします? 日向の誕生日編みたいですか?
- 821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:02:55.01 ID:/+WhyiBp0
- 吸血鬼フラグもあるし丁度いいかもね
- 822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:03:53.31 ID:scUnItZ4O
- やってもいいけど短めで
日向の誕生日は本筋のストーリーと関係ないもん
- 823 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 15:03:58.57 ID:6x/Q85x70
- >>818 それでは花村が『デスマッチ』に参加する理由にはちょい足りないと思うのでこうします。
花村「あの包丁と砥石はただの包丁と砥石じゃない……。僕のお母ちゃんの料理を食べて『本当に美味かった』って言ってくれた元超高校級の『研ぎ師』がプレゼントしてくれたウチの家宝なんだよ!! 全部で合わせて500万はするらしいんだけど値段の問題じゃないんだ……。お母ちゃんが僕に『お守り代わりに』って持たせてくれた本当に大切な物なんだよ!!」
そうか……。こいつは変態なだけじゃなくて、とっても家族思いで母親思いな奴だったな……。そのお母さんからプレゼントされたっていう包丁と砥石が奪われたって言うんじゃ参加する他ないか……。
日向「……事情は分った。お前の腕なら問題無く優勝できると思うけど……幾つかやって起きたいことがある」
花村「な、なに?」
日向「まず、そのデスマッチまでに俺の料理の腕を限界まで上げてくれ。最低でも超高校級の料理人であるお前のサポートが出来るようにならなきゃ話にならない。ただ出て足を引っ張りました──じゃ本末転倒だからな」
花村「わ、分ったよ。それでもう一つは……?」
日向「本当の意味で『正攻法』を打っておくのさ。さぁとっとと行こう、暫くの間、忙しくなりそうだからな……」
──こうして俺は、約十日間の間花村と東条の『料理修業』を受けた。
花村「キャベツの千切り遅いよ! それと卵が一つ割れて白身と黄身が混ざっちゃってる!! ここ注意して!! 女性の服を脱がすみたいに慌てず慎重に!!」
東条「……ダメね、このメレンゲじゃあ最高の料理は作れないわ。もっと泡がもったりしてくるタイミングを見極めて」
花村「もっと効率を考えるんだ! 行き当たりばったりじゃなくて頭の中で「少し先の未来の自分のやっていること、やるべき事」を意識して作業の順番を考えて!!」
希望ヶ峰学園きっての料理上手な二人に暇さえあれば特訓を付けてもらい、俺の料理の腕は↓1(最低保障80 補正+30(ただし、95を越えることは無い)までに急成長した。……そして、運命の日。
〜〜〜料理デスマッチ会場〜〜〜
黒服の男達に目隠しと耳栓をされて連れてこられたその会場には、予想通り仮面で顔を隠した大勢の観客と、神妙な面持ちで席に座る料理人達がいた。……セレスの参加している裏・ギャンブル大会以上にゲスな臭いがする気がする。……こんな催しが、俺達の世界に本当にあったていうのか……。
司会の男『それではこれより、第○○回『料理デスマッチ』を開催いたします! 会場の皆様、どうか大きな拍手で料理人達をお迎えください!!」
ワァアアアッ──!! と沸き立つ会場に反して、料理人達の顔持ちは全員暗い。……きっと全員が全員「大切な人や物」を人質に取られているんだろう。
司会の男『今回のデスマッチに参加した料理人は8ペア……つまり三回勝てば晴れて優勝! 賞金○○○万円とトロフィーの栄誉が与えられます!!」
賞金なんてどうでも良い、兎に角俺と花村で勝ち上がってなるべく──!!
司会の男『では早速一回戦を始めましょう!! 栄えある第○○回『料理デスマッチ』優勝者にして「超高校級の料理人」『花村輝々』選手!! そしてそのパートナーを務めます『IZURU』選手です!!」
俺と花村は、観客と司会者にペコリと下げたくも無い頭を下げる。……ああ腹が立つ、こんな奴らに俺の友達の大切な物が弄ばれようとしているだなんて──!!
司会の男『そして対戦相手は↓2選手とそのペア↓3○○選手です! そして今回の料理のテーマは↓4!! それでは張り切っていきましょう──料理デスマッチ……開始ィ!!』(最大保証90 高コンマ程腕が立つ料理人)
- 824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:05:40.69 ID:scUnItZ4O
- こんな時間に↓4やるのは人いなくて危険と何度言えば
- 825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:06:31.38 ID:/+WhyiBp0
- キルミー
- 826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:07:19.27 ID:mZFHV0fI0
- 葉隠
- 827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:10:54.09 ID:P31YyVnqO
- 女体盛りならぬ男体盛り
- 828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:11:40.71 ID:u7221NoLO
- マーボーカレー
- 829 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 15:21:43.51 ID:6x/Q85x70
- >>824 すみませんすみませんでも安価の都合上こうする他ないんで……なら途中で文章を分けろって? デスヨネー。
>>827 すみませんが流石にそんな物を審査員が食すとは思えないので>>828に安価下
>>825&>>826 すみませんがこれコンマ判定なんですよ……(と言うかキルミーが葉隠と組んで大会に参加してる訳がないと思います)
日向の料理の実力 今後は95として判定します。
日向「……おい花村。どういう事だ、俺の目から見ても分かるぞ。相手の料理人とそのペア、完全に初心者じゃないか」ヒソヒソ
花村「……これが『料理デスマッチ』の悪質な所だよ日向くん。ワザと「圧倒的に実力のある相手」とぶつける事で圧勝劇を演出したいのさ」ヒソヒソ
つまり、一方的にボコボコにされる奴がみたいって事か……。なんて大会だ、こんなのただの見世物じゃないか! 自分の意思で参加して、それぞれの意地やプライドを賭けて戦い合ってたギャンブル大会のが数倍マシだ!!
そして、俺と花村はお題の「マーボーカレー」を作りあげ、当然の様に圧倒的な賛美を受けて勝利した。──そして
司会の男「当然これはデスマッチ! 敗者には罰ゲームが待っています!! 今回は↓1! さぁ覚悟していただきましょう!!」
初心者料理人「ま、まってくれ! 止めてくれぇえええええええええええええええっ!!」
(流石に「殺される」とかは無しでお願いします)
- 830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:23:40.50 ID:sHP7uF7+O
- サラシを飲むと尻から出てくるんだよ、出たそれを一気に引っ張って抜く江戸時代の拷問
- 831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:23:40.56 ID:u7221NoLO
- 激辛カレー一気食い
- 832 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 15:31:08.63 ID:6x/Q85x70
- >>830 あのー……軽く調べて見ましたが「サラシ」とはあの胸に巻く「サラシ」で間違い無いでしょうか。そしてそんな恐ろしい(いや実際にはもっとヤバイ拷問や処刑があったんですが)拷問が実際にあったんですか……?(軽く調べても出てこない)
- 833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:32:15.10 ID:qQ1gTpKhO
- >>832
漫画で見た拷問なのだ、本当は無かったかもね
- 834 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 15:33:49.06 ID:6x/Q85x70
- >>833 えー、ではすみませんが安価下にさせて頂きます。
- 835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:34:18.58 ID:qQ1gTpKhO
- >>834
なんで安価下なんですか?
- 836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:34:46.42 ID:/+WhyiBp0
- くさや一週間の刑
- 837 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 15:44:14.76 ID:6x/Q85x70
-
司会者の男「『キャロライナ・リーパー』を大量に使用したカレーを一気食いならぬ一気飲みして頂きます!!」
日向「お、おい花村。キャロライナ・リーパーって確か……!」
花村「うん、ギネス記録に登録されている「世界一辛い唐辛子」だよ。ギネス王者だった「ブート・ジョロキア」と「ハバネロ」の交配によって生み出された最強の唐辛子品種で、スコヴィル値は約3,000,000SHU。激辛唐辛子として全世界でよく知られる「ハバネロ」の10倍の辛さの奴さ。……そんな唐辛子だけで出来たカレーを一気食いだなんて、口は勿論、食道や胃、腸やお尻の穴が大惨事になるだろうね……」
ぐあぁああああああああああああっ!! という料理人とそのパートナーの悲鳴が会場にこだまする。それを見て観客の奴らは全員一様にニヤニヤとゲスな笑顔を浮かべていた。……ふざけるなよ、こんな事をさせて何が楽しいって言うんだあんたらは!!
日向(おい、そっちは……くっそ。分った、次も頑張ってみる)ヒソヒソ
司会者の男「ではでは行ってみましょう準決勝! 「超高校級の料理人」『花村輝々』選手!! そしてそのパートナーを務めます『IZURU』選手VS↓1(最低保障70)選手とそのパートナーである↓2選手です!! 料理のテーマはズバリ↓3!! それでは張り切っていきましょう──料理デスマッチ……開始ィ!!』
- 838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:46:01.23 ID:K9CtsVOlO
- 日向はエロイ事やり尽くしたし誕生日でそれ以上のエロできないなら別にって感じ
- 839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:46:47.49 ID:gLEoCLIX0
- 百舌鳥
- 840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:47:10.80 ID:/+WhyiBp0
- マーボーカレー
- 841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:47:42.05 ID:Knm5qmULO
- ケークサレ
- 842 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 15:57:13.58 ID:6x/Q85x70
- >>835 なんでもなにも作者の頭で考えた結果「いやそれは(人体の構造的に)無理があるだろ」と思ったからです。(いや大真面目な話し無理でしょ……)
司会者の男『なんとお題はまたも「マーボーカレー」!! 今回の審査員の方々はカレーが好きなのでしょうか!? まぁ兎に角いってみましょう! ──料理デスマッチ……開始ィ!!』カーン!
日向「花村、今度の相手はどうだ?」ヒソヒソ
花村「『中堅』って感じかな……でも僕と成長した今の日向くんなら負ける要素は無いよ。初心な女性の身体を撫でるように、焦らずじっくりと行こう」ヒソヒソ
(相手が勝てる可能性が見えないので勝負中略)
司会者の男『けっちゃああああああああく! 勝利したのはまたしても「超高校級の料理人」『花村輝々』選手!! そしてそのパートナーを務めます『IZURU』選手!! とんでもない腕前を見せて決勝進出だぁあああああああああ!!』
再びワァアアアアアアアアッ──と会場が沸き立つが、嬉しくも何とも無い。クソッ、まだなのかよ……!! 早くしないとドンドン犠牲者が……!!
司会者の男『そして当然! 敗者には罰ゲームが待っています!! 今回はなんと↓1! さぁ覚悟はよろしいですね!?』
中堅料理人「く、くっそぉおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
- 843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:57:50.03 ID:UXisTv2MO
- 彼らが飼育していた犬の丸焼きを食いなさい(調理画面が目の前に映し出される
- 844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 15:58:22.91 ID:Knm5qmULO
- 足つぼマットの上での縄跳び
- 845 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 16:08:49.41 ID:6x/Q85x70
-
司会者の男『彼らが飼育していた犬の丸焼きを食べて頂きます!! ……ご自身が一番大切にされている物を犠牲にしたくないのなら、分りますよね?(ニッコリ)』
ふ、ふ、ふざけるな! 確かに某国では犬も食べるらしいけどそれはちゃんと『食用の』犬だ!! 大切な家族の丸焼きを食べろって言ってるようなもんだぞそれは!! 田中や犬好きな太和田が耳にしたら大激怒しそうな内容だ……。畜生! 助けられなくてゴメンよ……。
しかも最悪なことに、その犬の丸焼きの調理風景が巨大なスクリーン画面に映し出されている。「キャインキャイン!」と最期の鳴き声をあげていたその犬は、そのまま串刺しにされ、火炙りにされ、最期は巨大なオーブンに入れられて……。そして、出来上がった物が彼らの前へと出て来た。
中堅料理人「ううっ、うううううううううっ!!」
ポロポロと大粒の涙を流しながら犬の丸焼きを食べるその人に、俺は心の底から同情し、そしてこの大会に怒りを覚えた。料理人である花村の激怒具合はそれ以上だろう。……頼む、頼むから決勝戦までには間に合ってくれ……!!
司会者の男『それではいよいよ決勝戦! 「超高校級の料理人」『花村輝々』選手!! そしてそのパートナーを務めます『IZURU』選手!! 対するはこちらも凄腕の料理人↓1(最低保障95)選手とその相方である↓2(最低保障90)選手!! これは白熱したデスマッチになりそうだぁ!! 最終戦のお題は↓3(流石にマーボーカレー以外にしてください)!! では参りましょう。料理デスマッチ──開始ぃ!!』
- 846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:09:58.93 ID:/+WhyiBp0
- あ
- 847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:11:29.57 ID:mZFHV0fI0
- ウジ虫チーズ
- 848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:11:33.59 ID:OmfpuUKEO
- 生きた食用猿の踊り食い
- 849 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 16:14:36.77 ID:6x/Q85x70
- >>848 実際にそんな料理があるのかどうか調べて見ましたがどう足掻いても無い&仮にあったとしても調理過程で死ぬと思うので再安価↓1
- 850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:15:16.59 ID:OmfpuUKEO
- ゲスト女性の女体盛り
- 851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:16:12.16 ID:gLEoCLIX0
- 餅を使ったデザートを3品
- 852 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 16:17:05.01 ID:6x/Q85x70
- >>850 ふぅ……良いでしょう(本音は>>851にズラしたいですが)許可します。
- 853 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 16:27:27.92 ID:6x/Q85x70
-
司会者『元・アイドルグループで現AV女優のお二人の女体盛りを作って頂きます!! ああ、気にすることはありませんよ。お二人とも「こういう事」には慣れてらっしゃる、もう落ちぶれた方達なので」
ブチン、と俺の中で何かが確実にキレる音がした。花村もきっとそうだろう。……そういうジャンルのAVがあるのは知ってるし、比定する気も(あんまり)無いけれど二人は確実に嫌がってるじゃないか!! きっと「もうこの仕事を受けないとあとが無い」女性を招集したんだろう……。クソッ!
花村「……日向くん、気持ちはこれ以上無くよく分るけど押さえて。今度の相手は完全にプロだ。それも、パートナーも君に差し迫る実力を持ってる……。怒りを放って『本気』でやらないとこっちが負けちゃうよ」
日向「花村……ごめん」
花村「良いんだよ。……こっちこそ、こんな事に巻き込んじゃって本当にゴメンよ……。女性の扱いは……幸い、君も僕も慣れてるか。そこだけが幸いだね」
裸にひん剥かれたAV女優「あの……私……」
花村「大丈夫、怖がらないで僕達に身を任せて。……必ず君を勝たせてみせるから」
裸にひん剥かれたAV女優「は、はい……!!」
司会者の男『ではでは行ってみましょう泣いても笑ってもこれが決勝戦! 料理デスマッチ──開始ぃ!!』カーン!
↓1 コンマ80以下で花村&日向の勝利。それ以外で……?
- 854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:28:54.79 ID:gLEoCLIX0
- え
- 855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:30:16.77 ID:Knm5qmULO
- 危な
- 856 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 16:37:45.45 ID:6x/Q85x70
- >>854 これは超大接戦ですねぇ!!
……この大会に参加して、唯一良かったと思える事があった。決勝戦の対戦相手二人組が、俺達と同じように女性に対して最大の配慮を払う真の料理人だったと言うことだ。その女性の嫌がるような事や痛がるような事は全くせず、かといって料理にも一切手を抜かずに全力で戦い合った。花村も「世界は広いなぁ……こんなに凄い料理人がまだまだ沢山いるんだから」と呟いていた。
そして、その結果──
司会者の男『決まったぁあああああああああああ!! 審査員5人の意見も割れに割れての超大接戦! 勝利したのは「超高校級の料理人」『花村輝々』選手!! そしてそのパートナーの『IZURU』選手だぁあああああああああああああああああっ!!」
再び、全く嬉しくない大歓声が上がる。……クソッ、いい加減にしてくれよ……! これ以上犠牲者を増やす訳には……!!
司会者の男「お二人には賞金○○○万円と、トロフィーが贈呈されます!! そしてそして〜? これは最期までデスマッチ!! 破れた二人の料理人には↓1をして頂きます」
二人の料理人「…………悔いはないさ。これで俺達の大切な物が守られるのならな」
(決勝戦なのでゲスイ(ただし、二人の大切な物は約束通りちゃんと守られる)物でお願いします)
- 857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:38:04.49 ID:mZFHV0fI0
- 日向泣いてる暇あったら犬と女を魔法で助けてやれよこういう時に魔法の出し惜しみをするなんて薄情なやつだな
料理人の全身にバターと肉のすり身を塗られた
覚せい剤を打たれた犬の群れに全身噛まれる
- 858 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 16:41:14.67 ID:6x/Q85x70
- >>857 やっべ完全に忘れてました(魔法)……これどうしましょう。日向の魔法で犬の部分だけ都合良く改変しても良いですか?
- 859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:43:09.95 ID:mZFHV0fI0
- >>858
犬には後でザオリク唱えればいいんじゃね?ハッキリ言うけどこんな事でやり直す時間もったいない
- 860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 16:44:52.21 ID:gLEoCLIX0
- 上手くすり替える事が出来ればというかゴイにモシャスかけて大会の関係者に変えてすり替える位しないと辻褄が合わん
- 861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:03:09.07 ID:shMUTVTpO
- ssで時間がもったいないって
別に改変してもいいじゃん
- 862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:07:37.00 ID:mZFHV0fI0
- >>861
こっちはさっさとSPクエスト行きたい派なんだ
とにかくグダグダしてないで先行ってほしいのよ
- 863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:19:12.93 ID:zk/J+1Z+O
- まさかspクエストの間に絆クエストは無いよな?
- 864 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:19:48.73 ID:6x/Q85x70
-
司会者の男『敗北した料理人二人にはバターと肉のすり身をタップリと塗らせて頂きました! そして、今から覚醒剤を打たれた猛獣達に全身を噛まれて頂きます!! ああ、一歩間違えれば二人が畜生の料理になってしまうのではないでしょうか!! 私本当に心配です!!』
日向「…………」
花村「…………」
司会者の男『それでは受けて頂きましょう! オシオキターイム!!』
……シーン………
司会者の男『あ……あれ?』
覚醒剤を打たれているはずの猛獣達が会場に入ってこない事に、観客達は勿論、審査員や各種関係者がざわめき出す……。やれやれ、どうにか間に合ったか……!!
???「そこまでよ!!」
???「このクソみたいな大会の様子は、全て警察の上層部と報道陣に送らせて頂きました。無駄な抵抗は止めた方が良いですよ」
司会者の男『な、なにが……!? け、警備員!! この二人を──』
突如として舞台に上がってきた仮面を付けた二人の男女に、司会者の男は大慌てで警備員に二人を捕らえるよう命じるが、誰一人として動かない。既に忍び込ませた「こちらの協力者」達によって無力化されているのだ。
霧切「希望ヶ峰学園所属、超高校級の探偵──霧切響子」
最原「同じく希望ヶ峰学園所属、超高校級の探偵、最原終一……ここにいる関係者並びに観客の方全てを『非・人道的行いをした容疑』並びに数々の余罪で拘束させて頂きます」
良かった……! 最原、霧切、間に合ったのか!!
司会者の男『き、希望ヶ峰学園の生徒……!?』
霧切「……本当にごめんなさい、日向先輩。花村先輩」
最原「予想以上に相手の守りが物理的にも電子的にも堅くて突破するのに手こずりました……。でももう心配いりませんよ。「物的証拠」の数々はしっかり押さえたので『更なる援軍』ならもう既に来ていますから」
その言葉と共に会場の扉がバァン! と開き
石丸の父親『警察だ! 全員動くな!! この大会の関係者は全て拘束する!! 全員大人しくお縄に付け!!』
田中「ふはははははははは! 猛獣達なら既に全員解放済みだぞ……今頃は都内の動物病院でそれぞれ適切な処置を受けているだろう……。貴様らの様なゲスには地獄に落ちる価値も無い!! 今この場でこれ以上無い醜態をさらさせてくれるわ!!」
戦刃「……各々のボディーガードも全て私が無力化させてもらったよ。……私は超高校級の『軍人』だけどかかって来る人はいる?」
春川「ここのクズ面子なら私の顔も知ってる奴がいると思うけど……。私もいるよ? どうするの? とっとと警察に捕まる? それとも殺されたい?」
警察の大軍と、田中、戦刃、春川が現われる。……そう、俺達は最初から「まともな戦い」なんてするつもりは無かった。最初から霧切と最原に情報をリークし、大会のことを徹底的に調べてもらい、当日になったら『動かぬ証拠』として会場に潜り込んでこの『料理デスマッチ』の映像を撮ってもらい、その様子を警察に見せることで(石丸の父親には事前に知らせておいたのだが)この大会その物を『破滅』に追い込むつもりだったのだ。
二人のボディーガードとして戦刃と春川にも協力を仰いでおいた。俺と花村があんた達に出す最期の料理……それは『この大会の大炎上BBQ』だ。タップリと楽しんでくれよ?
……さてと、俺は俺でやる事をやらないとな。
〜〜〜日向達に2回戦で負けた料理人二人〜〜〜
中堅料理人「う、うううっ……」
日向「おい、あんたら」
中堅料理人「あ、あんたは……?」
日向「これアンタ達の犬だろ? さっきからあんたらの元に行きたくて行きたくて仕方が無いみたいなんだけど……。返しても良いか?」
小型犬「ワン! ワンワン!!」ハッハッハッ!
中堅料理人「あ、ああああああ!? い、いやでも俺達は確かに○○(犬の名前)の丸焼きを……?」
日向「おいおい何言ってんだよ。あんたらが食わされたのは自分の犬じゃなくて某国から輸入したっていう『食用犬』だったじゃないか」
中堅料理人「あ、あれ……? そう言えば、そうだった……ような……?」
日向「そうだろ? それじゃ、俺はこれで失礼する。これからやらなくちゃ行けないことが山のようにあるんでな」
中堅料理人「ま、待ってくれ! あ、アンタは一体……?」
日向「そうだなぁ……あえて言うなら「時を掛けた少年」とでも呼んでくれ。それじゃあな」
- 865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:32:07.21 ID:gc8sR+E4O
- 6時になっても安価やコンマは無い?安価もコンマも無いのに待ちたくない
- 866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:35:16.66 ID:shMUTVTpO
- ここもお客様が増えてきたな
- 867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:40:19.15 ID:2/VSO7YsO
- AV女優どうなったの
- 868 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:43:47.55 ID:6x/Q85x70
-
二人と別れ、俺は床にバタンと倒れ込む。……はぁはぁ……「凄くリスクがありますよ、ご主人様」とゴイから聞いてはいたけれどやっぱり『時間跳躍魔法』って体力も精神力も使うんだなぁ……『竜装合体』状態じゃなきゃ使えなかったし、飛べる時間帯にも限度があった。
その上で「隠蔽」「死角」「すり替え」……その他諸々の魔法を連続で行使しなきゃいけなかったんだから俺の体力とMPは完全にスッカラカンだ。ぶっちゃけ今すぐ寝たい。……けどこのあと霧切や最原と一緒に警察の事情聴取を受けなきゃいけないしなぁ……ああ、憂鬱だ……。
〜〜〜それから数日後〜〜〜
花村「みんな、今回は本当にありがとう! お礼にもならないけど、今日は全力で僕の料理を楽しんでいって欲しいな!! 限界を超えて腕を振るうからさ!!」
東条「あら、限界を超えるなら補佐は必要でしょう? 私にも手伝わせて頂戴、花村先輩」
花村「東条さん……。うん、お願いするよ!!」
俺達は花村が開催する『依頼完遂パーティ』に参加していた。目の前にあるのはクリスマスパーティの時と同じぐらい沢山の料理の山だ。いやいや流石にこんなに食い切れないってば!!
花村「特に日向くんは本当にありがとう!! 君に頼まなかったらきっと僕はみんなを巻き込むことを恐れてお母ちゃんからのプレゼントを諦めてたよ……。あ、別に日向くんなら巻き込んでも良いやって思ってた訳じゃないよ!? そこはその──」
日向「良いんだよ、分ってる。それに全部無事に終わったんだから、これでよかったのさ」
あのあと、大会の主催者及び関係者達。そして観客席にいた裏世界の要人・極悪人達は全員警察に逮捕された。この『料理デスマッチ』の事はメディアでも大きく取り上げられ、霧切と最原の名声を更に高めることになったのであった。
霧切「それにしても本当に反吐が出る大会だったわね……。花村先輩は大丈夫だったの?」
花村「うん、僕なら平気だよ……。なにせ、僕は料理人だからね! お腹が空いたお客さんが来たら、例えどんな状況でも料理を作ってお腹いっぱいにしてあげなくっちゃ!!」
最原「……今まで花村先輩の事「料理がもの凄く上手な変態の先輩」だって認識してましたけど……認識を改める必要がありそうですね、先輩は強くて立派な……「あ、変態の部分は否定しなくて良いよ? だって自他共に認める変態だからね!! 今後もそういう言動を止めるつもりもないし!!」…………あまりやり過ぎると警察のお世話になる事になりますよ?」
春川「はぁ……コイツも入間の同類って事でしょ。つける薬なんて無いよ。それよりも早くご飯を食べよう……戦刃がよだれたらしてるし」
戦刃「そ、そんな事ないよ!? でも花村先輩と東条さんの料理ってすっごく美味しいからその……」
田中「ふはははははははは! 悪の破滅と我らの勝利を祝う真の宴の始まりという訳だ!!」
日向「ああ、早く食べよう。それじゃあみんないっしょにせーの──!!」
全員『いただきます!!』
花村の依頼をクリアしました! 「花村に助けを求める」の難易度が下がりました!!
ご存じの通り、花村は「超高校級の料理人」です。必要とあらば、トンでもなく再現が難しい料理以外は作ってくれるでしょう。
- 869 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:45:06.92 ID:6x/Q85x70
- >>867 日向「流石にそこまで改変する時間も力(魔力)も俺にはなかったよ……」
- 870 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:45:41.96 ID:6x/Q85x70
-
〜〜〜左右田和一・西園寺ひよこ・小泉真昼の絆シナリオをクリアしました!! 〜〜〜SPシナリオ、77期生編〜〜〜を開始します。
- 871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:45:44.00 ID:b+FCYmdtO
- >>869
今頃風俗で働いてるって事ですか?
- 872 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:49:50.13 ID:6x/Q85x70
- >>871 その辺りは知りません。何でもかんでも魔法で解決してしまったらダメだと、日向くんは強く思っているので。そこは彼女達の今後の頑張り次第じゃないですかね?
と、いう訳でSPシナリオについて解説します。
『SPシナリオ』とは『77期生』『78期生』『79期生』にそれぞれ一つずつ用意されている特別なシナリオで『日向くん以外が主人公』となります。
これまでの安価で「コイツこそSPシナリオの主役に相応しい」と>>1が判断した人物を操作して、事件を解決に導いてください。
そして、77期生で日向くんにも負けない活躍をした男子と言えば……やっぱりこの人しかいないでしょう!!
- 873 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:50:49.12 ID:6x/Q85x70
-
……えーっと何だ? こういう時は「簡単な自己紹介」って奴から始めりゃあ良いのか?
俺の名前は『左右田和一』どこにでもいる平凡な高校生……じゃなくて「超高校級のメカニック」って才能を持っていて、世界中からスゲー才能を持った奴にだけ(『幸運』って奴を除く』入学資格が与えられる『私立希望ヶ峰学園』ってとこの77期生で、3年生だ。
入学した当初の俺は『ソニア・ネヴァーマインド』さんっていう超美人で金髪碧眼の「超高校級の王女」って女の人に「恋とは何か」「愛とは何か」って奴を真剣に考えもせずにアタックしては塩対応されてた超高校級の『モブ』だったんだが……3年生になって、俺のソウルフレンドで、「超高校級の相談窓口」である『日向創』に「ソニアさんに完全にフラれて悲しい」って相談をして「女子なら誰でも良いからデートがしたい!!」っーふざけた依頼をしてからは、俺の人生って奴は大きく変わった。
……『西園寺ひよこ』二年生の頃までは完璧に幼児体型だった、金髪ツインテール(当時)の、「超高校級の日本舞踊家」だ。二年の頃までは俺と罪木を散々……「テメェマジでいい加減にしろよ!?」って言いたくなるぐらい悪口を言ってくるわイジメてくるわで印象最悪だったんだが(可愛いとは思っていたんだぜ? この時点で既に)、日向への依頼で小泉とのWデートの最後に本気の「告白」って奴をされてからは、俺の人生観は大きく変わった。
……この女の子を守りたい。隣に立って相応しいと言われるような男になりたい。そう思って、今までやりもしなかったトレーニングや修行を片っ端からやり始めたんだ。修験道をする為の山寺にまで行ったんだぜ? 勿論、勉強の方だって疎かにはしてねぇ。今まで以上に良い点数が取れるように頑張ったさ。……ま、結論から言えば俺は見事に西園寺に惚れさせられちまったって訳だ。そしてその結果──俺の身体と頭は以前と比べ物にもならないぐらい逞しく成長した。夏休みが終わって二学期が始まった時はクラスメイト全員に驚かれたし、最近山寺から帰ってきた時なんか「お前もう超高校級の体育会系男子名乗れよ」なんて冗談まで言われたっけ。
まぁそんな訳で、この俺左右田和一は、絶賛青春を満喫中って訳だ。……そ、そっち(性癖)の方面でも相性抜群だって最近分かったしな……。ああ、でもまだ俺達は「恋人同士」じゃねぇんだよなぁ……。いや俺が「どんな告白をしようか」で散々迷っている所為なんだが──もう最高の……一生涯忘れられないような素敵な告白がしてやりてぇんだよ!! 「もうこの人以外に恋なんて出来ない」って位に惚れ直させてやりてぇんだよ!! 同じ男なら分かるだろ!? ……まぁでも──
……俺がそんなモタモタしてるどうしようもない男だから、あんな大事件は起きちまったのかもしんねぇけどさ──
- 874 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:53:07.12 ID:6x/Q85x70
-
〜〜〜三学期某日・77期生の教室〜〜〜
左右田「おっす日向!」
日向「おお左右田。今日も遅かったな……またトレーニングか? 前にも言ったけど程々にしとけよ? お前はもう十分──」
左右田「わーってるって! でももう俺にとっちゃ一種のルーチンワークみたいなもんになっちまってんだから仕方ねぇだろ?」
小泉「ホント、あんたってこの一年でスッゴく恰好良くなったわよね……。ひよこちゃんに感謝しなさいよ?」
左右田「ウッセウッセ! わーってるよ! これ以上無いくらい感謝してるよ!!」
この女子は『小泉真昼』「超高校級の写真家」で、俺のクラスメイトで、自分の事を押し殺して俺と西園寺をくっつけてくれた恋のQPだ。……そして、俺が告白を断わって傷付けた女子でもある。……ま、コイツは本当に「強い」女だからな。数日も経たない内にすっかり吹っ切れて、いつもの「クラスのねーちゃん」に戻ってくれた。
小泉「ん、よろしい。あと、都合が良いからって日向ばかりに惚気ないように。ああ、私はダメね? ひよこちゃんから惚気られて惚気られてもう大変なんだから」
日向「そうだぞ左右田。次に「次のデート先、どこが良いかなぁ?」なんて相談持ち込みやがったら問答無用で研究教室から叩き出すからな?」
左右田「わ、分かってるって。反省してるって!!」
日向が「ギロリ」と俺の方を睨む。……こいつにも本当に世話になった。初めて『依頼』を持ち込んだ時もそうだが、何度も何度も「なぁ、これどうすりゃ良いと思う?」って相談事(9割以上西園寺との事なんだが)を持ち込んで、迷惑掛けっぱなしだ。……だから俺はコイツの「頼み」で「俺が出来る事」なら何でもしてやるって心に決めている。……俺の大事な大事な「ソウルフレンド」だからな。
その内、クラスメイトが次から次へと教室に入ってきて自分の席へと座る。……西園寺の奴、今日はメチャクチャ遅いな。別に早い方って訳じゃねぇけど、遅刻は「用事」がねぇ限りした事がねぇのに……。
そうこうしている内に始業のチャイムが鳴り、朝のホームルームが始まってしまった。……西園寺の奴はまだ現われない。ひょっとして何かあったのか? と、俺の中で不安が大きくなる。……あいつ、超可愛いし超高校級の才能を持ってるし、誰かに誘拐されたとかじゃ──! ……なーんて、それは流石にねぇか! なんか家の都合かなんかで遅れてるに決まって──
先生(先に説明しておきますが、この世界線の77期生の先生は「雪染千紗先生」ではありません(有能すぎるので))「……と、言うわけで西園寺ひよこさんはご家庭の都合で私立希望ヶ峰学園を中退する事になりました」
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………は?
小泉「せ、先生! そ、それってどういう事ですか!!?」
先生「……詳しい事情は先生にも聞かされていませんが、なんでもご家庭の伝統でこの時期に「結婚」なさるとか……」
けっ…………こん? 誰が? …………西園寺の奴が、結婚する……?
ザワザワと教室内が一気に騒がしくなる。クラス中の眼が俺へと向けられる。そんな──だって、俺にはそんな事一言も──!!
先生「お気持ちは分かりますが、お静かに。……それでは1時間目の授業を始めます」
当然、授業の内容なんてこれっぽっちも耳に入らなかった「どうして?」「なんで?」という疑問と恐怖、そして漠然とした喪失感だけが、俺の中にあったのだ──
〜〜〜プロローグ・終〜〜〜
- 875 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:54:00.32 ID:6x/Q85x70
-
〜〜〜左右田の回想〜〜〜
西園寺「ねぇねぇお兄! 明日の土曜日、デートしようよデート!」
夜。西園寺からそう電話が掛かってきて、俺は「随分急だなぁおい。でも良いぜ、どこ行きたい?」と即座にOKの返事を返す。
西園寺「そうだなぁ……↓1なんてどう?」
- 876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:54:43.08 ID:b+FCYmdtO
- アダルトビデオのコーナー
- 877 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:57:26.06 ID:6x/Q85x70
- >>876 えー、西園寺の誕生日が3月9日なので却下で。安価↓1(いや「今更かよ!?」と言われれば返す言葉も無いんですが……)
- 878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 17:57:43.57 ID:mZFHV0fI0
- 終里のいたスラム
- 879 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 17:59:42.94 ID:6x/Q85x70
- >>878 恐らく外国だと思われるので同じく却下!! お願いですからデートっぽい場所にしてください……安価↓1
- 880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 18:00:29.55 ID:O5mtaUt8O
- 入間制作の最高のデートができるプログラム世界
- 881 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 18:02:59.77 ID:6x/Q85x70
- >>880 了解しました&時間が来てしまったのでここまで。それではまた本日。8:30から9時頃にお会いしましょう。
- 882 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 20:30:17.35 ID:6x/Q85x70
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。
- 883 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 20:30:53.69 ID:6x/Q85x70
-
西園寺『入間と不二咲が作った『最高のデートができるプログラム世界』ってのがあるんだって! しかもスッゴくクオリティ高いらしいよ!! 最原赤松が二人揃って『(入間さんの発明にしては)最高でした!!』って答えたって噂の!!』
ああ、アレのことかぁ……。そういや俺もメカニックとして作成に加わったっけ……どんなもんかは全く知らされてないけど、そうだな。試しに行ってみるか!!
左右田「分った。じゃあ明日の○時に入間の研究教室に集合な! 入間と不二咲にはこっちから話し通しておくからよ!!」
西園寺『うん! ……楽しみだなぁ。じゃあまた明日ね!!』
それを最後に、その日西園寺からの通話は途絶えた。その頃の俺は『一体どんなデートになるんだろう……』と期待に胸を躍らせるばかりだった。
〜〜〜超高校級の発明家の研究教室〜〜〜
入間「おう、貴重な実験台が来やがったな急変化大成功男に毒舌元合法ロリ」
おい、事実ではあるけど俺の事をそう呼ぶのは止めてくれ。それに西園寺も毒舌だったのにはちゃんと理由があるから! 罪木や俺を虐めてたのも(その行為自体は許されるわけじゃねぇと思うけど)ちゃんとした理由があったから!!
西園寺「ふん! アンタにしては評判が良いから試しに来てやっただけだっての一人SM女。……それで? この機械でちゃんとしたデートが出来るの?」
不二咲「うん! 今の二人にピッタリの最高のデートが出来る筈だよぉ!! ボクと入間さん、それから左右田先輩の自信作なんだ!! 左右田先輩にはまだ試して貰って無いんだけど……」
左右田「良いよ別に。最後の難しい部分を手伝っただけだしな俺は。……んで? 早速始められんのか?」
入間「おう! んじゃ早速その隣り合った酸素カプセルに入んな」
不二咲「気持ちを落ち着けて、リラックスしてね? ……そうそうそんな感じ! それじゃあ行ってらっしゃーい!!」
こうして俺と西園寺は『最高のデートが出来る』っていうプログラム世界(>>880がゾロ目なので効果強化)に意識を飛ばされた。そこは──↓1
@ジャバウォック島だった。
A一番最初にデートしたあの総合施設だった。
B竜宮城(比喩で無く)だった。
Cその他安価。
- 884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 20:31:33.92 ID:shMUTVTpO
- 1
- 885 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 20:54:45.13 ID:6x/Q85x70
-
こ、ここは──!
左右田「ジャバウォック島じゃねぇか!!」
ジャバウォック島──世界的なリゾート地として知られていて、俺達が去年修学旅行で行った島だ。具体的に何があるかって言われるとまずスッゲぇ綺麗な海だろ? それからロケットパンチマーケットっつうスッゲぇデカイスーパーマーケットに牧場にビーチ、古代遺跡に電気街にネズミー城に軍事施設に山に森に公園、図書館、映画館ライブハウスにホテル……あー、もう面倒臭ぇ! 兎に角「ほとんど何でも有りの超すっげぇリゾート施設だ」って考えてくれ!!
西園寺「……あの時のやり直しをしよう、って事なのかな? ……あの頃の左右田お兄はソニアお姉に夢中だったもんねー」
左右田「いやあの……すみませんでした」
ぷっくりと頬を膨らませて、拗ねたような仕草をする西園寺。……ああ、そんな姿も可愛いなぁ、って思っちまうんだから俺も本当に変わったよなぁ。
西園寺「良いよ。私も全然素直じゃなかったし、お兄と罪木の事イジメてばっかりだったしね。……ねぇ左右田お兄。い、今なら私の事、ちゃんと見てくれる?」
左右田「……例え他に女がいたとしても、俺の眼にはもうお前しか見えねぇよ」
かなりキザな台詞だと自分でも思うが、事実なんだから仕方が無い。西園寺は「そ、そっか。ふーん……」と満足げな表情をすると
西園寺「じゃ、じゃあさっそく海で泳ご! 私水着に着替えてくるから!!」
と、西園寺はいつの間にかもっていたバックを背負ってどこかへ行ってしまった。……そう言えば俺の側にもあるな。海パンにタオルに懐中電灯に食料に遊園地のチケットに……兎に角色々入ってる。入間と不二咲曰く、まだこの装置は開発途中らしいから遊べる時間にも限りがあるそうだ……確か「出来る行動は4回まで」って言ってたような……。まぁ俺は服を脱いで海パン着るだけだし、さっさと済ませるか。
俺はその場で服を脱いで海パン一丁になると、その場で西園寺を待った。……そして──
西園寺「お、お待たせお兄……」
左右田「お、お前その水着って……↓1」
@学園指定の普通の水着。
Aいわゆる『危ない水着』。
Bマイクロビキニ
Cその他安価。
- 886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 20:55:55.73 ID:pYaKBG6VO
- ここはヌーディストOKなので裸
- 887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 20:56:44.78 ID:Dr7fsVYeO
- 一見普通のビキニだが水に濡れると見えては行けない所だけ溶けるビキニ
- 888 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 20:57:27.04 ID:6x/Q85x70
- >>886 ぐ、ぐぉおおおおおおおおおおおおお!!(採用するか迷っている)あ、ダメだ。現実のジャバウォック島がヌーディストビーチになっちゃう安価↓1
- 889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 20:58:43.76 ID:6T8/J8QHO
- ここはプログラム世界なんだしいーだろ、溶ける水着
- 890 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 21:00:47.42 ID:6x/Q85x70
- ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ! >>889 不二咲「プログラム世界なら何をやっても良いって訳じゃあないよぉ!!」 と、いうことなので仕方なく>>887を採用。
- 891 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 21:16:07.52 ID:6x/Q85x70
-
左右田「か、可愛いじゃん。その……とても良く似合ってる」
西園寺「あ、ありがとう……」
西園寺が着てきたのは、ごく普通の黄色のビキニだった。この一年で急成長したその魅惑の身体に、黄色のビキニがよく映えている……俺、理性を強くしておいて本当によかったぁ……流石に海パン一丁でデカくなっちまったら言い訳聞かねぇしな。
左右田「それじゃあさっそく、海で泳ごうぜ! ほら!!」
西園寺「う、うん!」
俺は西園寺の手を取り、ビーチから海の方へと向かう。なんだろう……ジャバウォック島に俺達二人だけがいるだなんて、なんだか不思議な気分だ。でも、決して嫌なわけじゃない。むしろこのリゾート地を二人占めしているみたいで最高だぜ(バッシャアアアアアン)……おいコラ
左右田「西園寺テメェ!」
西園寺「ぷっぷー! 油断したお兄が悪いんだよー♪」
こんの野郎、それならこっちも容赦しねぇぞオラァア!!
西園寺「きゃぁっ♪ やったなこのぉ!」
そうしてちょっとの間浅瀬で水かけっこに興じていた俺達だが……。
左右田「!!!??? さ、西園寺お前それ──!」
西園寺「…………へ? きゃっ!!」
西園寺の水着の乳首の部分と女の子の大事な部分が溶けている。……こ、この野郎! 入間の野郎だな、こんなエロトラップ仕掛けやがったのは!! あの不二咲がこんな事する訳ねぇからな(圧倒的な信頼の差)
左右田「……あー、その。今すぐ海からあがるか?」
西園寺「…………よ」
左右田「……へ?」
西園寺「わ、私達二人っきりしかいないんだから別に良いじゃん。……もうちょっと遊ぼうよ……」
……マジで言ってんの? マジで言ってんの?? マジで言ってんの三段活用!! いやお前幾ら俺が精神的にも肉体的にも強くなったっつってもさぁ! 好きな女の子の大事な部分を見せられたまま水かけっこなんてぶはぁっ!!
西園寺「ほ、ほら! 油断してるといつまでもこのままだよー!!」
左右田「だぁあああああっくそ! やってやるよオラァ!!」
西園寺「きゃあっ! そ、左右田お兄ワザとあそこ狙ったでしょこの変態!!」
左右田「誤解だっつーの!!」
こうして水かけっこや軽い水泳に興じること数十分。俺達はようやく海から出て水着から普段着に着替え、次なる目的地に行くことにした。……その場所とは↓2
左右田の劣情メーター↓1
- 892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 21:17:03.77 ID:mZFHV0fI0
- a
- 893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 21:17:22.22 ID:qzFlgTjgO
- ラブアパート
- 894 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 21:19:34.37 ID:6x/Q85x70
- >>892&>>893んなぁああああああああああああああああああああっ!!!
……もう最初に聞いておきます、どんなシュチュエーションがみたいですか!! R-17位までなら許してやるよおらぁん!!(ヤケクソ)↓3まで(採用するとは限りません!!)
- 895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 21:21:29.12 ID:UN6rkr9QO
- ディープキス
- 896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 21:22:09.81 ID:mZFHV0fI0
- 胸を揉みしだいて吸いまくる
- 897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 21:23:53.17 ID:gLEoCLIX0
- モノクマがルームサービスで媚薬を置いていく
- 898 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 21:25:43.86 ID:6x/Q85x70
- >>895 すみませんがキスだけは……! メインの日向くん編でも言っていますが恋人じゃないのにキスだけは勘弁してください再安価↓1
- 899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 21:26:41.81 ID:iavcQ1u3O
- 左右田の下半身の前部分がおっきくなって直に触ってニギニギ
- 900 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 21:57:52.84 ID:6x/Q85x70
-
〜〜〜ラブアパート前〜〜〜
左右田「西園寺、こ、ここってその……!」
西園寺「ち、違うから! 見学!! こういうとこってどういう場所なのかなって見学するだけだから!! ぜ、絶対に押し倒したりはしないでよね!! 絶対だよ!?」
いやもうぶっちゃけ言おうか。フリにしか聞こえねーよ!! 女の子の大事なところを二箇所も見せておいて次ぎに誘う場所がここってお前『そういう事がしたい』ってことじゃねぇの!!? 正直俺のカズイチが我慢の限界なんだけど!!?
そう脳内で葛藤する俺を無視し、西園寺はラブアパートの中へと入っていく。……俺が想像してたとおりの物だ。……中には当然の様に誰もいなかったので、俺達は適当な部屋に入ってみることにした。
左右田「お、おぉ……!」
西園寺「へ、へぇ……。こうなってるんだ、ふーん……」
ラブアパートの一室は、実にファンシーでまさに「ら〜ぶら〜ぶ」を体現したかのような場所だった。部屋の中心には丸形のベッドがおかれていて、上にはシーツと薄い掛け布団。それからハート型の枕が一組おいてある。機械の装置のような物もベットの側にあった。……これってアレか? AVとかで見る、押すとベットが回転したりシャワールームが透けて見えるようになる奴か? ……本当にあるんだな……。
西園寺は辺りをキョロキョロと物珍しそうに眺めていたが、不意にぽーん! とベットの上にダイブした。……西園寺が次にどんな台詞を言うかは、大体分っている。……だって眼がそう言ってるんだもん。
西園寺「そ、左右田お兄も来なよ……折角だし、隣で寝る位はしても良いでしょ……?」
左右田「…………」
俺はその誘いを断れず無言のままベットの上に乗り、西園寺の隣に寝っ転がる。……ヤバイ、今すぐにでも抱きしめてやりたいし「そういう事」がしたい……! だけど俺達はまだ高校生なんだ、そういう事はまだはや──
???『ああもう焦れったいなぁ! ボクちょっと(強制的に)やらしい雰囲気にしてきます!!』プシュー!
左右田「は? うわぷっ!!」
西園寺「きゃぁっ!!」
どこかで聞いた事のある声がスピーカーから聞こえてくると、部屋中に霧のような物が一気に蔓延した。な、なんだこのピンクの霧……おい西園寺、お前は大丈夫──
西園寺「……左右田お兄ぃ……♡」
左右田「さい、おんじ……?」
ピンクの霧を思いっきり吸い込んだ西園寺は、普通の眼をしていなかった。例えるならば眼の中にハートが見えて、トロンとした「女」の雰囲気を纏っている……。おい待て、まさかさっきのって媚薬──!!
西園寺「あはぁ……♪ 左右田お兄の、こーんなにおっきくなってるぅ……私で興奮してくたんだぁ……♡ よいしょっと」ズルン!
左右田「お、おい! おいってば!!」
ああくそっ、ダメだ。ダメだって分っているのに俺の本能が最後の理性を砕こうとしてる。
西園寺「私の手でやさーしくしてあげるね……お に い♪」
左右田「ちょっ──!!」
西園寺の手で……女の子の手で男の大事な部分を直に触られる。もう数回扱かれただけで俺のは暴発寸前だ……ここで暴発しちまっったら完全に理性が吹っ飛ぶ気がしてならない!!
左右田「西園寺……ごめん!!」
西園寺「きゃあん♪ 左右田お兄のケダモノ〜♡ そういうのはまだ早いって言ったでしょー?」
そういう西園寺だが、全く嫌な顔をしていない。むしろ「待ってました」と言わんばかりの笑顔で俺の事を見てくる。……やっぱり正気じゃ無い、今すぐ元に戻してやらねぇと……!!
俺は西園寺の着物の上半身をハダケさせると、胸を丸出しにして時に優しく、時に強く揉みし抱いた。甘美な……青少年の耳には完全に毒でしかない声が西園寺の口から漏れる。そうして暫くすると西園寺の声色がかなり荒くなり、そして「お兄ぃ……」と俺を呼ぶ声も切なそうになってきた。……あと一息だな。
俺は心の中で(本当にゴメン)と謝ると、西園寺の乳首を下で嬲るように弄くり回し、そして最後にカリッ──と軽く噛んだ。「────ッツ! ────ッツ!」という声にもならない声が西園寺の口から発せられ、彼女が完全に気絶したのを確認すると。俺は西園寺を担いで部屋から急いで出る。……い、入間の野郎……帰ったらマジでただじゃおかねぇ!! なーにが『理想のデート』だ脳内真っピンク女!! 一生ネチネチ文句言ってやるからな!!
- 901 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 22:00:12.72 ID:6x/Q85x70
-
西園寺「…………」
左右田「…………その、本当にごめんなさい」
西園寺「い、良いって! あのラブアパートなんか変だったし……。そ、それよりほら! 気分を変えに↓1に行くよ!!」
- 902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:00:40.35 ID:gLEoCLIX0
- ネチネチ言った所でドMならご褒美にしかならん
- 903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:00:49.37 ID:mZFHV0fI0
- ポルノ映画
- 904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:01:19.99 ID:Dr7fsVYeO
- ネズミーランド
- 905 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 22:04:16.47 ID:6x/Q85x70
- >>903 すみませんがここでポルノ映画見に行くって気分を変えるどころじゃない&>>904が999のトリプルゾロ目で面白そう何でこっちを採用します。一つは左右田くんが今までの特訓で乗り物酔いを完全に克服している事にしてー……。もう二つは何が良いですか? 安価↓1&↓2
- 906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:05:27.70 ID:R68WEvwBO
- 西園寺が絶叫アトラクションでお漏らしして左右田が着替えさせる
- 907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:07:11.15 ID:mZFHV0fI0
- ミュージックに合わせてケツ叩き
- 908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:07:28.04 ID:gLEoCLIX0
- モノクマがまたおせっかいで水をぶっかけようとしたらウサミに見つかり馬に蹴られてしまえの精神で追いかけっこが始まりそれを見た二人は呆れ果てた
- 909 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 22:15:20.72 ID:6x/Q85x70
-
〜〜ネズミーランド内〜〜〜
去年来た時も思ったけどさ、なんでここ某所から訴えられねぇんだ? なにか裏取引でもしてんのか? マップもアトラクションもそっくりそのままなのに……。
西園寺「やっぱり気分を変えるって言ったら遊園地だよねー! ねぇねぇ何乗る!? あ、最後は世界一怖いって噂のジェットコースターで、最初はお化け屋敷で決定ね! 左右田お兄、去年は大変な事になってたけど今年はどうかなー? エチケット袋の用意しておいた方が良いんじゃなーい?(プークスクス)」
とかなんとか言ってるが、ふっふっふ……! 甘いぞ西園寺!! 俺のお前への愛(自分で言ってて恥ずかしくなった)を舐めるなよ!! 俺は今までの特訓で長年の悩みだった「乗り物酔い」をついに克服したんだ!! 日向と一緒に男二人で侘しく遊園地に遊びに行ってジャットコースター三連発にも耐えたんだぜ!!
……え? 怖い物が苦手な件ははどうなったって? そりゃお前↓1(高コンマ程怖いのが平気になっている。頑張っているので補正+20)ついでに西園寺の恐怖耐性↓2
- 910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:15:41.24 ID:mHu77AXGO
- j
- 911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:16:10.40 ID:mHu77AXGO
- あ
- 912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:16:33.83 ID:Dr7fsVYeO
- あ
- 913 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 22:32:28.68 ID:6x/Q85x70
- ついでにこのネズミーランドのお化け屋敷の恐怖度を決めようと思いましたが面倒臭いので>>912を採用で。
左右田・西園寺・共に40代。まぁ人並みにはなったんじゃないかな?
紅いゾンビ「ウヴォヴァァアアアアアアアアアアアア──!!」(もの凄いスピードで走ってくる)
左右田「ぎにゃぁああああああああああああああああああああああああああああっ!!」
西園寺「いやぁあああああああああああああああああああああああああああああっ!!」
ああそうだよ……こっちは「マシ」にはなったけど克服は出来なかったよ! つーかそんな時間無かったんだよ!! 来年はこっち方向も強くなってやるからな!! フリじゃねぇからな!!
そして命からがらお化け屋敷から脱出した俺達は、カップル用だというメリーゴーランドに「モノクマーズ」とかいうこの遊園地のマスコットとが出迎えてくれるカート式の乗り物に乗りながら時間を潰した。……そして
西園寺「ねぇねぇ左右田おにいー。エチケット袋の準備は出来た? 替えのオムツの用意は? 暫くの間ベンチで休むことになる覚悟はOK?」
西園寺は相変わらずからかってくるが、俺の特訓を舐めるなよ……! 左右田和一、いっきまーす!!
ジェットコースター「ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ──!!」
左右田「うおはぁああああっ! すっげぇなおい!!」
西園寺「……………………」
楽しい! 楽しい!! 酔わないって最高だ!! ジェットコースターってこんなに楽しい乗り物だったんだな!! なんで今までの俺は乗り物酔いを克服する努力をしなかったんだ? 酔い止めを使わなきゃ車やバスですら危ういってそんなん真っ先に治すべき障がいだったろうが!!
左右田「いやー、楽しかったなぁ……。西園寺?」
西園寺「……………………」
ジェットコースターが終わり、西園寺に話しかける。……そう言えばこいつ、全然喋って無かったな。一体どうしたって──
西園寺「……び」
左右田「……び?」
西園寺「びえぇえええええええええええええええん!! こ、怖かったよぉおおおおおおおおおおおお!!」
と、西園寺が突然大泣きし始めたのだ。な、なんだってんだ!? こいつジェットコースター苦手だったのか!? つーか座席のシートが思いっきり湿ってるんだがもしかしてお前……!!
左右田「ど、どうしてこういうのが怖いって言わなかったんだよお前!?」
西園寺「グス……↓1」
- 914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:33:48.15 ID:R7ckxSA7O
- Mだから怖い目にあいたかった
- 915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 22:34:46.51 ID:Dr7fsVYeO
- 身長制限で乗れないと思ったらよくよく考えてみたら余裕で超えていたのを忘れてた
- 916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:05:45.21 ID:R7ckxSA7O
- また寝落ちか?
- 917 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 23:06:19.68 ID:6x/Q85x70
-
西園寺「グズッ……。わ、私ってどうしようもないMじゃん……。だ、だから怖い目にあいたくて……で、でも「こういうの」はダメだったみたいでぇ……うぇぇえええん!」
西園寺はまるで幼稚園児のようにポロポロと涙をこぼしている。……ああくっそ! しゃあねぇ女だなぁ!! 俺は西園寺の手を取り、ネズミ-ランドを出て街にある服専門店に引っ張っていく。
西園寺「ど、どうするのお兄……?」
左右田「今のお前をなんとかしてやるんだよ、二つの意味でな──」
俺はイライラしていた。なんでこいつのやせ我慢に気づいてやれなかったんだ。なんでこいつが昔のようにからかってくる=いつもの西園寺の状態じゃないって気づいてやれなかったんだ!! ああっもう、本気でムカつくから今日は俺の右手を徹底的に痛めつけてやる!!
〜〜〜服屋の中〜〜〜
〜♪(バシィン!)〜♪(バシィン!)〜♪(バシィン!)
店内の南国風の陽気なBGMに合わせて、俺は素っ裸にひん剥いた西園寺のケツをビシバシとひっぱたく。時折「んんんっ//////」「きゃうんっ!//////」とかそういう甘美で甘い声が聞こえるが、俺はそれを無視して無表情で西園寺のケツをしばき続ける。
西園寺「お、お兄。もうその辺で(バシィン!)ひゃううううん♪//////」
左右田「どうだ? 高校生にもなってジェットコースターに乗ってお漏らしして、罰として服屋の中でお尻ペンペンされてる気分は。……こんな事で本気で感じちまって、恥ずかしいとは思わねぇのか? このド変態女」
西園寺「〜〜〜〜〜〜〜〜ッツ!!(ゾクゾクゾクッ)」
西園寺の表情は完全に蕩けきった女のそれになっている。……そして、俺のカズイチもこれ以上無く反応している。……だが少しも手は緩めない。これは「罰」なのだ。怖いのを黙っていた西園寺と、それを察してやれなかった馬鹿な俺へのな。
だがいつまでもこうしているわけにはいかない。俺は区切りの良いところで「オシオキ」を止めて、店内にある「日本の着物」コーナでこいつに合うピンク色の着物を持ってくると、ロケットパンチマーケットから持って来た「ある物」を先に履かせる。
西園寺「そ、左右田お兄……これって……」
左右田「幼児用のオムツだよ。高校生にもなって粗相をしちゃうような悪い子にはまだまだそれが必要だろ?」
西園寺は最初戸惑っていたが、じきにコクリと小さく頷くとオムツを履いて、その上から着物を着始めた。
西園寺「その……迷惑掛けてごめんなさい、左右田お兄……」
左右田「……俺こそゴメン。お前の様子が変だって気づいてやるべきだった……。だから今度は「で、でもね」──ん?」
西園寺「す、凄く感じちゃったよ……? 左右田お兄って本当に優しくて愛があるSだよね……♡」
ああっもう畜生! この女マジでふざけんじゃねぇぞ!! 俺の理性だけを粉々にするマシーンかよおまえh「バッシャァアアアアアアアン」…………
モノクマ「いやっほーい! 折角出来あがったラブラブな雰囲気をぶち壊すのサイコー!!」
ウサミ「コラー! 待ちなちゃいモノクマ!! この島での横暴な行為はこのあちしが許ちまちぇん!! あ、お二人は本当にごめんなちゃい」ペコリン!
左右田「……取りあえず俺も適当な服に着替えてくるわ」
西園寺「う、うん…………」
あれ、確かモノクマとウサミとかいう謎のUMAだったよな……? なんでこのプログラム世界にまでいるんだ? 入間と不二咲の二人は何を持ってコイツらのデータをねじ込んだんだ???
〜〜〜左右田お着替え終了〜〜〜
左右田「さて、時間制限的にも動けるのはあと一回だけだな……」
どこに行くのが良いだろう。やっぱり夕焼けのビーチで隣に座りながら肩を預け合うなんてどうだろうか。中々ロマンチックな気がするんだが──
西園寺「あ、だったらお兄! 私、お兄に見て貰いたい物があるんだ!!」
左右田「俺に見て貰いたい物……?」
西園寺「うん。喜んでくれると嬉しいんだけど…………」
そう言って、西園寺は俺を「ある場所」へと連れていった。そこは──
- 918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:21:34.29 ID:R7ckxSA7O
- いつ事件に移行するんだ
- 919 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 23:30:37.93 ID:6x/Q85x70
-
〜〜〜超万能型ライブハウス・日本舞踊タイプ〜〜〜
西園寺「────」
──舞う。舞う。舞う。舞台の上で、俺の目の前で、一人の女が華麗に舞っている。超高校級の『日本舞踊家』西園寺ひよ子……その舞の出来に、俺は終始圧倒されていた。
凄い、なんというかその……今までの中で一番「綺麗だ」って思える様な舞だった。コイツの舞は何度も見てきたが、これはきっと「最高到達地点」って奴だ。……そっか、西園寺。お前、とうとう日本舞踊を「極め」たんだな──。
西園寺の舞が終わると、俺は手が痛くなるぐらいの拍手を送った。「その……どうだった?」と西園寺が聞いてくるが、そんなの聞かれるまでもない。
左右田「最高だった。一つの「極み」って奴を見た気分だよ。多分一生……いや、「永遠に」忘れられないんじゃねぇかな。……お前、本当の本当に凄い女の子なんだな……ドMだけど」
西園寺「え、えへへ……そっか。永遠か……。うん、だったらスッゴく嬉しいなぁ!!」
笑顔の西園寺が俺に飛びついてきたので、俺は頭をヨシヨシと撫でてやる。それと同時に、俺達の足下がパァアアアアアアッ──と光り始めた。……ああ、もうそんな時間なのか……。
西園寺「名残惜しいよ……本当の本当に」
左右田「……なーに言ってんだよ。また何回でもデートしようぜ? 今度は現実世界で、な?」
その答えに返事は無かった。ただより強く俺の胸板に頭をすり寄せて甘えてくる西園寺がそこにはいた──
〜〜〜現実世界〜〜〜
入間「だーかーら! 俺様はんな機能入れてねぇっつの!!」
左右田「嘘付けゴラァ! テメェのせいで俺と西園寺……主に西園寺がひっでえ目に合ったんだぞ!! どう責任取るつもりだ? ああ゛ん!?」
不二咲「ふ、二人とも落ち着いてぇ!! きっと何かのバグだよ! 一度デバッグを徹底的にやり直してみるから!!」
現実世界に帰って来た俺は、入間と大喧嘩していた。この野郎、あんなエロエロな(一部は西園寺の所為だったけど)ジャバウォック島を作りやがって……!! 一度マジで訴えられろ! 色んな所から訴えられろ!!
西園寺「もう良いってお兄。すんだ事なんだしさ、時間も時間だし私達は帰ろ?」
そういう西園寺に絆されて、俺は入間の研究教室を出る。……楽しかったけどすっげぇ大変な一日だった。マジでよく持ってくれたよ俺の理性……。あれだけ修行しても好きな女の子の前じゃあ何の意味も無くなるのな。ビスケット同然だったわ。
俺は希望ヶ峰学園の校門を出てから、西園寺と手を繋いで歩き始める。……男子寮は、もうすぐそこだ。
左右田「……んじゃ、今日はここまでだな」
西園寺「うん……そうだね」
西園寺は俺の手を放して、タタタッと駆け足で女子寮の方へ向かう前に一度だけ俺の方を振り返ってこう言った。
西園寺「──『さようなら』! 左右田お兄!!」
左右田「おう『またな』! 西園寺!!」
……今思えば、あれが最後のチャンスだったんだ。あの日二度目だったのに、気づくチャンスは幾らでもあったってのに、本当に俺って奴はモブ中のモブだよな。
- 920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:35:24.35 ID:gLEoCLIX0
- 日向が何とかするパターンだよなこれ同じ轍を踏まさないようにする気が高い
- 921 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 23:35:29.75 ID:6x/Q85x70
-
〜〜〜現実世界・一時限目終了時点〜〜〜
小泉「ちょっと左右田! これどういう事よ!!?」
小泉が授業が終わった途端、憔悴したような表情で俺の机の方にやって来て「バァン!!」と机を叩いた。
左右田「うるせぇよ……! んなもん俺が聞きてぇよ!!」
日向「落ち着け左右田。西園寺と連絡は?」
そうだった、まずはアイツと連絡が付くかどうか確かめねぇと……!! 俺はすぐさま(俺が色々と改造した)スマフォを手に取り、西園寺に電話を掛ける。すると↓1
01〜99 繋がらない。
00 繋がった。
- 922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:35:50.88 ID:R7ckxSA7O
- あ
- 923 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 23:41:22.96 ID:6x/Q85x70
- >>922 88なので何かしらのボーナスは考えておきます。
『お掛けになった電話番号は、現在使われておりません。番号をお確かめの上、もう一度お掛け直しください』
という無情な機械音が鳴り響く。クッソ! 予想通り繋がらなかったか……にしても家の都合? 結婚?? あいつ、俺にはそんなこと一言も…………!!
日向「……もう一度言うぞ、落ち着け左右田。今お前がやるべき事はなんだ?」
日向が俺の肩を掴んで強引に自分の方を……自分の眼を見つめさせる。……そうだ、俺にはやらなくちゃいけないことがある。それは──↓1
@どんな手を使ってでも西園寺に何が起きているのか確かめる。
A西園寺を追って京都に行く。
Bその他安価。
- 924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:42:05.95 ID:/+WhyiBp0
- 2
- 925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:45:37.51 ID:gLEoCLIX0
- 異世界の左右田と西園寺がちゃんと結婚できたという写真が有ると嬉しい
- 926 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 23:50:44.36 ID:6x/Q85x70
-
んなもん決まってる、今すぐ西園寺の奴に会いに行くことだ!!
左右田「日向! 頼みが──!!」
日向「分ってる。先生への言い訳と『西園寺家について』それから『西園寺に何が起きたのか』については俺が全力で調べておく。小泉、左右田に同行して貰えるか? 今の左右田を一人にしたくない」
小泉「分った。あとは任せたからね、日向!! 左右田! 最小限の荷物だけ持ったらすぐにタクシーで東京駅から新幹線に乗るわよ!! スマフォのネット機能でどこでも良いから新幹線の席を予約しておいて!!」
左右田「分ってる! 行ってくる!!」
クソッ、クソッ、クソッ!! なんだってんだよ……一体何が起きてんだよ……! どうして何にも言ってくれなかったんだよ西園寺ひよこ!! どうして何か気づいてやれなかったんだよ左右田和一!!
俺と小泉は弾けるように教室を飛び出すと、大急ぎでそれぞれの寮に戻って荷物を纏めて再び合流。タクシーで東京駅へと向かい、新幹線に乗った。……目指すは京都。あいつの──『西園寺家』がある場所だ。
- 927 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/02(土) 23:56:04.04 ID:6x/Q85x70
-
──伝統とは、守られなくてはならない物。
──秩序とは、崩してはならない物。
──そして、それは例外があってはならない物。
今回、左右田達が乗り越えなくてはいけないのは、そんな三つの「絶望」だった。
「アンケート」皆様が見たいのは「左右田視点」ですか? それとも「日向視点」ですか? (ぶっちゃけ左右田も日向もどっちも操作するんですが、割合が変わってくるので)
先に三票入った視点で(暫くの間)物語を進めます。
- 928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:57:36.22 ID:R7ckxSA7O
- 話が早い方で
魔法使える日向に任せた方が早そうだ
- 929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:58:07.68 ID:gLEoCLIX0
- 日向で 恐らく異世界の歪みの修正の話になるかと
- 930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/02(土) 23:58:44.54 ID:Dr7fsVYeO
- 日向
- 931 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:00:41.34 ID:lK+VEa4S0
- では日向くん視点で話を進めます。>>928 先に言っておきますが、何度も言っている通り日向は「よっぽどの事がない限り」魔法を使いません。(人の命や大切な物が掛かっている時など)
- 932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:01:37.45 ID:9EAZcC3CO
- >>931
今がその時じゃない?
左右田と西園寺は日向にとって大切な物じゃ?
- 933 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:08:14.92 ID:lK+VEa4S0
-
〜〜〜希望ヶ峰学園・77期生の教室〜〜〜
七海「…………久々の、シャレにならない大事件だね。日向くん」
放課後、ようやっと自由に動けるようになった俺に、七海が声を掛けてきた。
日向「ああ、大事件だ。クラスメイトが一人減るかどうか……あいつらの想いが無駄にならないかどうかの、な」
七海「みんな驚いてたもんね……。西園寺さんが急に希望ヶ峰学園を退学するわ、その上結婚までするわで……。私、左右田くんと西園寺さんの結婚式楽しみにしてたんだけどな……」
日向「……楽しみにしてれば良いさ、きっとそんな未来を創ってみせる──俺と左右田の二人でな!!」
さて、なにもかもまずは動かなくちゃ始まらない……なんの情報収集から始めようか……。↓1
@西園寺家に詳しそうな人物を頼ってみる。
A学園の図書館やネットで「西園寺家について」調べる。
Bその他安価(ただし、魔法を使うは禁止で(そもそも日向くんが魔法を使えるようになった事自体、>>1の予想外の事なので))
- 934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:09:23.98 ID:YeDGzzI00
- 江ノ島に聞く
- 935 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:18:44.34 ID:lK+VEa4S0
- >>932 田中「ふはははははは! 大切な物を守る為に力を振るうのは良いが、その前に「ただの人間として」やれるだけのことを精一杯やってみろ!! ……でなければ力に溺れることになるぞ。そして行く先は魔に支配された王の道よ!! 気をつけるのだな人間共よ!!」
……少しでも時間が惜しい。ここは「アイツ」に──「「頼ろう」って言うんでしょ? 悪いけどダメでーす!!」──ッツ! 江ノ島!?」
俺の後ろには希望ヶ峰学園きっての大奇才。78期生にして、超高校級のギャル「江ノ島盾子」が立っていた。
江ノ島「日向先輩が使える「あれ」同様、私様に頼りすぎなんだよねオマエラ。(メタイ話しです)そんなに私様と何度も何度も絡むと最終的に『取り返しの付かないこと』になりそうだから忠告に来てあげましたー!! と言う訳で情報収集頑張ってね? 日向パ イ 先♪」
……くそっ! 何だかよく分らないが俺はこれ以上『江ノ島に頼る』と大変な事になりそうだ……なんとかコイツ以外の手で突破口を見つけないと……!!↓1
@西園寺家に詳しそうな人物を頼ってみる。
A学園の図書館やネットで「西園寺家について」調べる。
Bその他安価
- 936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:20:02.67 ID:9EAZcC3CO
- 霧切に調査して貰う
- 937 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:25:13.17 ID:lK+VEa4S0
-
江ノ島がダメなら霧切だ! こいつならきっと……!!
〜〜〜超高校級の探偵(78期)の研究教室〜〜〜
霧切「……事情は把握してるわ、日向先輩。西園寺先輩に何が起っているのか調べて欲しいんでしょう?」
流石霧切だ。こっちが話す前に俺がなんで自分の元へやって来たのかを理解している。
霧切「勿論、私も私で色々と調べてあげるけど、私よりもずっと「すぐに頼りになる人」がいるんじゃない? ヒントは『世界の表に出ない情報すら知っている』超高校級の○○○よ」
即戦力になりそうな超高校級の○○○……? 一体誰のことだ? ↓1
- 938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:26:37.56 ID:9EAZcC3CO
- 葉隠
- 939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:26:57.26 ID:DrnLle4X0
- カマセ出番や 十神
- 940 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:27:39.79 ID:lK+VEa4S0
- >>938 違う! そいつじゃ無い気がする……もっとこう、頭が良さそうな奴だ!! ↓1
- 941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:27:58.61 ID:YeDGzzI00
- 豚神
- 942 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:28:08.22 ID:lK+VEa4S0
- >>939 あ、正解なのでこれで話しを進めます。
- 943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:29:01.66 ID:9EAZcC3CO
- 最初から頼る人間決まってるの?安価の意味ねーじゃん
- 944 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:37:20.52 ID:lK+VEa4S0
-
〜〜〜超高校級の御曹司の研究教室〜〜〜
十神「……予想よりも遅かったな。大方、霧切でも依頼をしに行っていたのだろう? 奴は優秀な探偵だが、調べるのに時間が掛かるのが難点だ」
日向「……その点、お前ならすぐに頼れる。何せ十神財閥はこの世界を支配する一族の一つだ。世界中で起きた未解決事件や報道されない真実、要人たちの秘密などといった「決して表には出ない情報」にも通じているお前なら──」
十神「当然『西園寺家』の事も知っているぞ。西園寺ひよ子の身に何が起きているのかもな」
日向「……頼む、俺の大切な友達の大ピンチなんだ。お前が知っているこの事件に関する情報を全部教えてくれ」
十神「……対価はなんだ? まさかこの俺に『世界の裏の情報』をただで教えろと言う気じゃないだろうな」
日向「……対価は↓3で払う。だから頼む、お前の力を……知恵を貸してくれ!!(土下座)」
↓3までの安価で、一番良さそうな物(十神が好みそうな物)を採用。
- 945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:38:13.87 ID:9EAZcC3CO
- パンツ
- 946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:39:23.11 ID:YeDGzzI00
- ドラゴンの抜け殻
- 947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:39:52.78 ID:diiG8zW20
- 魔法のことを教えるとかはあり?
- 948 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:45:41.31 ID:lK+VEa4S0
- >>943 一応、十神以外にも「即戦力」になる人物はいました。「霧切に依頼を持ちかけていなければ」そっちにも頼る選択肢があったでしょうね。
>>947 有りですが、>>946があり得そう&ゾロ目&十神が興味を持ちそうと言うことで、これで進めます。
日向「……これ、何だと思う?」
十神「……なんだ? 何かの抜け殻に見えるが……」
日向「あの『異世界ドラゴン騒動』の時、俺に懐いてた竜が脱皮した時の抜け殻だよ。正真正銘、異世界の……それもドラゴンの遺物だ」
十神「ほう……。なるほど、面白いじゃないか。良いだろう、説明してやろう。この十神白夜が直々にな! それで? 具体的に何が聞きたい?」
日向「すぐに欲しい情報は↓1↓2↓3だ。……状況の変化によってはまた聞きたい事が変わるかもしれないけど……」
- 949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:46:21.02 ID:HWnE5edgO
- 西園寺の結婚をやめさせる方法
- 950 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:47:21.41 ID:diiG8zW20
- なぜ西園寺が結婚しなきゃいけないのか
誰かの差し金なのか?
- 951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:48:14.48 ID:YeDGzzI00
- 今の左右田の状態
- 952 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:49:27.23 ID:lK+VEa4S0
- >>951 十神「流石にそんな物は知らん。「現状で起きている事」だからな。もう一度だけチャンスをやるぞ再安価↓1だ」
- 953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:49:58.43 ID:YeDGzzI00
- 西園寺家を取り潰す方法
- 954 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:52:08.67 ID:DrnLle4X0
- 即戦力になりそうなのは東条当りかな?彼女なら雇われていた期間があれば内部情報くらいは持ってそうだし
- 955 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 00:57:08.49 ID:lK+VEa4S0
- >>953 随分物騒な発想をするな……。勿論、俺やソニア、九頭龍などといった組織が総掛かりで責めれば出来るだろう。だが止めておいた方が良いぞ、西園寺ひよ子の事を想うのならばな。
>>950 それが西園寺家の『伝統』だからだ。詳しい事は今から説明してやる。
>>949 色々な手段があるが、どのような手段をとるかは貴様ら次第……と言うか左右田と西園寺次第だな。
十神「そもそも貴様は『西園寺家』とはなんだと思っている?」
日向「えっと……昔からある、数々の日本舞踊家を輩出してきた名家……じゃないのか?」
十神「ふん、まぁ一般人が認知している範囲ならそんな物か。西園寺家とは↓1(補正+50(コンマ値が高いほど歴史が古い))ほど前からある、日本舞踊の名家だ。その舞踊のあまりの美しさは当時の大名や将軍なども魅了し、影の影から国を牛耳ってきた一族とも言われている」
- 956 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 00:57:47.54 ID:sTaVG8OWO
- 恐竜時代
- 957 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 01:00:49.04 ID:Mt7Qxp3NO
- 1時過ぎたが大丈夫?
- 958 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 01:17:15.57 ID:lK+VEa4S0
- 50+54=104 少なくとも江戸時代より前からあった。
日向「そ、そんなに有名な家だったのか!?」
十神「ああ。そんな名家だからこそ、今なお『京都全体を牛耳る』程の力を残している。俺や九頭龍の家から婿入りした者も何人かいるぞ。『時の権力者』との繋がりを保つためだな」
日向「……!!? ちょっと待て、じゃあ西園寺が結婚させられそうになってるのって……!!」
十神「十中八九『政略結婚』+『血を守る為』だろう。競走馬などと同じだな、良い家の血なら良い家の血ほど良いという古くさい考えだ」
そんな……そんな物のために左右田と西園寺は──!!
十神「……だがそれの何が悪い? 王族や競走馬などと同じだと言っただろう。言わばこれは人間を駒にした『ゲーム』だ。どこの息子と誰の娘を結婚させたら『家』の特になるか……。それは古来より行なわれてきた、ある意味で王道とも言える方法だぞ」
日向「──ッツ!? あいつらは、左右田と西園寺は本気で愛し合ってた!! 身分の違いや昔からの伝統なんてもんで引き裂かれて良い仲じゃない!!」
十神「それは貴様の立場だからこそ言える考えだと知れ。……西園寺ひよ子の父親がなぜ西園寺家を出て行ったか知っているか? 西園寺家の宗家や分家……家族以外からの嫌がらせに耐えられなくなったからだ。そいつは『ただの一般人』だったからな。……こういう事情から、西園寺は左右田を遠ざけたのだろう『また自分の父と同じような事になるのでは無いか』という恐怖からな。まぁ他にも色々と理由があるかもしれんが」
日向「でも、やっぱり間違ってると思う……。少なくとも俺は左右田に全力で協力するぞ!! その下らない伝統とかいう奴をぶっ壊して、西園寺と左右田の結婚式に友人代表としてスピーチに参加するんだ!!」
十神「くっくっく……。そう言うと思っていたぞ日向。良いぞ、やってみろ。もしそれが実現できたら貴様を本格的に『十神財閥の次期総帥』として大いに評価してやる」
俺は大急ぎで十神の研究教室を飛び出すと、左右田に電話を掛ける。あいつは今…………↓1(高コンマ程状況が悪い)
それでは今回はここまで。それではまた明日。3時から6時頃にもお会いしましょう。
- 959 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 01:18:33.12 ID:zxCMEBQBO
- 寝てたら事件解決してねーかな
- 960 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 01:18:48.63 ID:diiG8zW20
- 乙
- 961 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 15:00:04.13 ID:lK+VEa4S0
- こんにちわ。それでは今日も始めて行きます……と、その前に。>>958で言っていた「左右田に電話を掛ける」の部分を「小泉に電話を掛ける」に脳内変換しておいてください(その方が話がスムーズに進むので)
- 962 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 15:00:44.83 ID:lK+VEa4S0
-
〜〜〜京都都内・某所の喫茶店〜〜〜
小泉「そう……そういう事だったの。うん、大体の事情は分ったわ。何かまた分ったら教えて頂戴」
左右田「…………」
小泉真昼は、日向創から掛かってきた電話を切ると、喫茶店で自分の向かいに座る左右田の表情をみる。その顔は↓1(高コンマ程希望とやる気に満ちている。低コンマ程絶望と後悔に満ちている)
- 963 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 15:00:59.70 ID:PM3zWR1/O
- あ
- 964 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 15:01:36.83 ID:DrnLle4X0
- の
- 965 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 15:07:30.52 ID:lK+VEa4S0
- 70 取りあえず西園寺を連れ戻す気はある。
小泉「……左右田、大丈夫?」
左右田「ああ、大丈夫だ。落ち着いてるよ」
意地張っちゃって、これだから男の子は──と、小泉は心の中で呟く。きっと不安と心配と恐怖に負けないように精一杯頑張っているだけだ。そうじゃなければ注文した珈琲に一口も口を付けずにいるものか。
小泉「取りあえず、これからどうする? ひよこちゃんの家──西園寺家の宗家がどこにあるかは分ってるけど、そこにひよこちゃんがいるとは限らないし、この京都全体を牛耳るような力を持ってる家だって言うなら私達のことだって感づかれてたり、あるいはもう察されてたりしてもおかしく無いわよ」
左右田「……↓1だ」
@取りあえず変装しておく。
Aあえてこのまま動かないで日向からの連絡を待つ。
Bその他安価。
- 966 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 15:08:00.05 ID:PM3zWR1/O
- 葉隠に電話で最適解を占って貰う
- 967 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 15:12:32.67 ID:lK+VEa4S0
-
……溺れる者は藁でも掴む、だ。
左右田は葉隠康広……超高校級の占い師に連絡を入れると『金なら幾らでも払うからこれからの行動の最適解を占って欲しい』と頼み込んだ。葉隠の反応はと言えば↓1
01〜30 ○○○万円は頂くベ!(いつものクズ)
31〜60 ○○万円で良いべ(左右田にホンの少しだけ同情している)
61〜90 ○万円で良いベ(あの世界での左右田と西園寺の末路を知っていて良心が痛む)
91〜00 ただでしてやるベ(これは綺麗な葉隠)
- 968 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 15:13:03.41 ID:YeDGzzI00
- e
- 969 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 15:17:44.19 ID:lK+VEa4S0
-
葉隠『あー……それなら○○万円で良いベ』
左右田「……? お前にしちゃヤケに少ねぇな。なにかあったのか?」
葉隠『いやその……こ、ここで高額な請求をしたらあとであの三人に何されっか分んねぇっつうか、俺っちも左右田っちに少しだけ同情してるというか……兎に角、占ってやっからあとで口座番号に振り込みよろしくな!!』
そう言うと、葉隠は水晶玉に力を込めて(実際にそんな力があるのかは謎)『最適解』の未来を占い──
葉隠『↓1しろと出たべ!!』
左右田「……はぁ!!?」
- 970 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 15:17:58.98 ID:ItuTb1EiO
- 小泉は学園に帰って左右田だけで西園寺家に行く
他の女を連れて恋人を連れ戻すと言われても説得力ないってよ
- 971 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 15:19:16.63 ID:DrnLle4X0
- 今回の葉隠の占いは妙に説得力がある
- 972 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 15:26:56.33 ID:lK+VEa4S0
-
葉隠『「小泉っちは学園に帰って、左右田っちだけで西園寺家の宗家に行け」と出たべ!! 他の女を連れて恋人を連れ戻すと言われても説得力が無い……ってとこじゃねぇか? あと『男一人だけで乗り込んできた』っていう度胸効果もあると思うべ』
小泉「待って、それなら私が学園に戻る必要は無いじゃない。何かあった時の為に京都で左右田を待てば良いわ。学園に戻らなくちゃいけないのは何で?」
葉隠『んなことまでは分んねーって! ただ俺の占いにはそう出たんだべ!!』
左右田「……分った、お前を信じるよ葉隠。小泉、とんぼ返りになっちまうけどお前は学園に戻ってくれ。『お前にしか出来ない事』が希望ヶ峰学園にあるのかもしれない」
小泉「……分ったわ。ただし、定期連絡はちゃんと入れる事! キチンと「変装」する事!! ひよこちゃんを絶対に泣かせないこと!!! 良いわね!?」
左右田「ああ……分ってる」
そうして俺は小泉と別れて適当な服屋に入り、いつもとは全然違うファッションで身を固めた。その効果は↓1(高コンマ程格好いい上に左右田だと分らない。低コンマ程恰好悪いが左右田だと分らない)
- 973 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 15:28:49.53 ID:YeDGzzI00
- ふう
- 974 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 15:34:15.74 ID:lK+VEa4S0
- 53 色んな意味で普通だが、いつもの左右田では無い。
左右田「えっと……こんなもんで良いか」
俺は着慣れないコートとジャンパーを着て、サングラスとマスクまで掛けて「変装」って奴をした。……うん、髪の色以外は完全にいつもの俺じゃねぇな。いつも顔を合せてる知り合い連中じゃなきゃ一見して「左右田和一」だとは分らないだろう。
左右田「さて、このまま西園寺家の宗家を目指せって話しだったけど……具体的にはどこにあるんだったかな? ↓1」
01〜30 普通に京都の街中にある。
31〜60 京都の古い家が建ち並ぶ場所にある。
61〜90 京都の静かな山の近くにある。
91〜00 京都の山の中にあった(マジかよ)
- 975 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 15:34:34.86 ID:e4cQEo1lO
- あ
- 976 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 15:43:20.62 ID:lK+VEa4S0
-
そうそう! 確か○○神社っていう超有名な神社の側……静かな山の近くにあるんだったっけ。少なくとも日向から送られてきた詳しいグー○ルマップにはそう記されている。えっと、まずはバスに乗って、それから電車を使う……んでまたバスに乗って……。
???「…………」
〜〜〜西園寺家・宗家〜〜〜
左右田「でっか……」
その屋敷は、俺の予想以上にデカかった。前に日向と一緒に行ったことがある九頭龍家の本家と同じぐらいあるんじゃねぇのかこれ? 本当にスゲーところの出だったんだな、西園寺の奴……。
俺はその屋敷の入り口らしき場所を探していたんだが、突然──↓1
01〜30 何者か後ろからに襲い掛かられた。
31〜60 『左右田和一様』ですね? と黒服の男から声を掛けられた。
61〜90 着物を着た女性とそのボディーガード達に丁重にお帰り願われた。
91〜00 西園寺家の仕え人だと思われる人に声を掛けられ、普通に屋敷の中に入れて貰えた。(マジで?)
- 977 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 15:43:47.96 ID:tI3MHrQgO
- あ
- 978 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 15:44:57.10 ID:lK+VEa4S0
- 嘘でしょ? 嘘でしょ??? 何でだよコンマ神さま!! 俺に恨みでも有るんですか!!!(プロット崩壊)
- 979 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 15:47:12.45 ID:6pL9gVeVO
- コンマ神はとにかく速めに左右田西園寺に幸せになってほしいのかもね
- 980 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 15:59:05.05 ID:lK+VEa4S0
-
仕え人「『左右田和一』様ですね?」
左右田「……!!?」
突然背後から声を掛けられた俺はバッ──! と後ろを振り返り臨戦態勢を取る。そこにいたのは西園寺家の仕え人と思われる、男性用の着物を着た仕え人のような人で……。
仕え人「『お待ち』しておりました。こちらです、私が屋敷の中へとご案内させて頂きますのでどうぞ、中へお上がりください」
左右田「へ……? あ、ど、どうも……」
とても大きな木製の門から屋敷の中に普通に入れて貰えた……マジで? 良いの?? 普通に門前払い食らうか、最悪黒服の男に襲い掛かられるかもと思ってたのに……。つーか変装がバレてるって事は京都に来てからの俺の行動筒抜けかよ! ヤベーな西園寺家!! 素直な感想言うけど怖っわ! 流石『京都全体を牛耳るだけの力を持つ』って十神の奴が言ってただけはあるな……。
屋敷の中は、予想通り完全な和式のそれだった。みんなには『超豪華な武家屋敷』──っていやあ伝わるかな? 兎に角『古き良き伝統の有る家』って感じだったんだ。そして俺は──↓1
01〜30 普通に客室らしき間に通された。
31〜60 何か凄く綺麗な着物姿の女性達のいる間に通された。
61〜90 何か凄い雰囲気のお婆さんがいる間に通された。
91〜00 普通に西園寺に合わせて貰えた(これだけは勘弁してください)
- 981 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 15:59:32.16 ID:Ita/+Qn7O
- の
- 982 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 15:59:41.11 ID:0iShsxHoO
- あ
- 983 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 16:00:57.43 ID:lK+VEa4S0
- よかったぁああああああああああ!! と、いうわけで次スレ立ててきます。(このスレでもう少しだけやります)
- 984 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 16:05:22.05 ID:lK+VEa4S0
- 次スレ立てました https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1701586909/
- 985 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 16:07:16.94 ID:dbRI6C54O
- 客室で何すんの
- 986 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 16:17:47.90 ID:lK+VEa4S0
-
仕え人「こちらが客間となっております。ただいまお茶と京菓子をご用意いたしますのでどうぞ、こちらでお待ちください」
左右田(嘘だろ? これが客間? え、マジで言ってんの?? この屋敷の主人の間とかじゃねぇの???)
そこは、俺の実家の俺の部屋とは比べ物にもならない程の大きさと清潔さを誇る畳の部屋だった。木製の四角い四つ足机はピッカピカだし、壁には何かすげー高そうな掛け軸がしてあるし、襖の一つ一つがとても風情がある。……西園寺はこんな屋敷で過ごしてたのかぁ……なんかこう……こんな事を思っている場合じゃないのにちょっと嬉しい気分になる。まるで西園寺に少しだけ近づけたような……。そんな気分だ。
使用人「お待たせいたしました。ただいま↓1様が参られます。どうぞ、そのままお待ちください」
左右田「ど、どうも……」
俺は出された京菓子(スッゴく綺麗で手間が掛かってそうな奴)と、京のお茶を飲みながら、↓1が来るのを待っていた。
01〜30 この屋敷の重鎮(女)
31〜60 この屋敷の次期当主(つまり西園寺のお母さん)
61〜90 この屋敷の当主(つまり西園寺のお婆さん)
91〜00 西園寺自身(ヤ メ テ)
- 987 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 16:18:51.91 ID:0BeiXqanO
- あ
- 988 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 16:20:04.91 ID:lK+VEa4S0
- うわぁああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!! もうやだ、俺ちょっと近い内に神社にお参りに行って来ます!!
- 989 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 16:26:21.37 ID:lK+VEa4S0
-
西園寺「…………」
左右田「…………よう」
使用人の言った通り、俺の待っていた客間に西園寺が現われた。その様子は↓1
01〜30 いつもと全然違って他人行儀だった。
31〜60 いつもと全然違って品行方正だった。
61〜90 一見いつもと違った風に見えるが、装っているのが左右田には分った。
91〜00 突然「パァン!」と頬をぶっ叩かれた。
- 990 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 16:27:20.60 ID:Vjf8VzZfO
- あ
- 991 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 16:32:55.21 ID:qWCpCedUO
- スレ誘導も終わったし>>1000までいけるか
- 992 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 16:37:03.31 ID:lK+VEa4S0
-
西園寺「……左右田和一様、希望ヶ峰学園からワザワザこんな辺鄙な所までご足労頂き、大変ありがとうございます」
左右田「さい、おんじ……?」
その様子は、いつもと全然違った。着物は素人目にも分る最上級のそれになっているし、軽くだが化粧もしてあるみたいだ。凄く綺麗なんだが何だろう……その綺麗さが、今の俺には恐ろしかった。
西園寺「あなた様が何故こんな所まで来られたのかは見当も付きませんが、本日は私の元クラスメイトとして精一杯のお持てなしをさせて頂きます」
左右田「やめろよ……」
西園寺「…………お食事は何がよろしいでしょうか。それとも先にお風呂に入られますか? それとも──」
左右田「止めろっつってんだろうが!!!」
俺はバァン!! と木製の机を強く叩くと、西園寺の側に行き、その身体をギュッと抱きしめる。
西園寺「…………」
左右田「……頼むからそんな品行方正で他人行儀な真似はやめてくれ……いつもみたいに「お兄」って呼んでくれよ……! お前に距離をおかれてるみたいで、俺は……俺は……!!」
涙声でそういう俺に対し、西園寺は↓1
01〜30 スッ──と身体を手で押して拒絶した。
31〜60 言葉で「止めてください。私はもう婚前の身なのです」と拒絶した。
61〜90 ただただ何も言わずに抱きしめられていた。
91〜00 ただただ涙を流していた。
- 993 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 16:37:15.18 ID:sTVvJi/qO
- あ
- 994 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 16:46:22.15 ID:lK+VEa4S0
- よーしよしよし、ありがとうございますコンマ神様。
西園寺「…………(スッ──)」
俺の抱擁を、西園寺は両手でスッと胸板を押すことで拒絶した。……初めての経験だった。俺の信じていた「何か」にヒビが入るような音がした。
左右田「さい、おんじ……?」
西園寺「……お止めください。色々な事がありましたが、私達は最後までただのクラスメイトだったではありませんか……。今まで「お兄」と呼んで貴方に散々甘えてしまっていた事は、どうかお忘れください。あれは私の幼さと甘さから出てしまった物……結婚することになった私が持っていて良い物では無いのです」
左右田「………………」
西園寺「……じきに、私は↓1(最低保障80(補正+20)高コンマ程凄い家)〜〜家の殿方と結婚します。貴方様にはその時の友人代表として──」
左右田「……………………」左右田の絶望度↓2(コンマ値が高いほど絶望している)
- 995 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 16:46:40.13 ID:LA8KwDOzO
- コンマばっかだな
- 996 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 16:47:10.77 ID:LA8KwDOzO
- あ
- 997 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 17:06:29.22 ID:lK+VEa4S0
- 80 九頭龍家や十神家ほどでは無いにしろ凄い家(ちなみに九頭龍家は100十神家は120です) 77(この場合はアンラッキーセブン)超高校級の絶望状態。かつて親友だと思っていた友人に裏切られた時以上のショック。
左右田「…………帰る」
西園寺「…………左右田様?」
左右田「……お前はもう婚前の身って奴なんだろ? ならどこの馬とも知れない男が秘密で会っちゃダメだろ……だから帰る」
立ち上がって客間を出て行く俺に、西園寺は何も言わなかった。ただただ最後まで凛としていた、俺の知らない『西園寺ひよ子』がそこにはいた。
〜〜〜〜〜〜
ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……!!
西園寺家を飛び出した俺は、バスも電車も使わず、ただ内なる衝動に任せて走り続ける。……幸い、鍛えに鍛えた結果なのか滅茶苦茶なフォームでも息は早々に上がらなかった。
また裏切られた──また間違えた──また失敗した──また、俺のせいだ。
左右田「ハハハッ……」
乾いた笑い声が、俺の口から外へと漏れ出す。
左右田「アッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!!」
もう、どうでも良いや。もう、なんでも良いや。アイツの事なんてもう知ったことか。家の伝統とやらでどこぞの名家の御曹司とでも結婚して、勝手に幸せになっちまえば良い……。こんなモブの事なんて、忘れちまった方が良いんだ。きっと──
左右田和一が『絶望状態』に入りました。強制的に『日向パート』に移ります。
と、言うことで今回のスレはここまで。次スレでもよろしくお願いします。(埋め作業、出来ればお願いします)
- 998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:07:09.50 ID:ssvPrIwsO
- これまでのスレも埋めていいの?
- 999 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/12/03(日) 17:08:44.85 ID:lK+VEa4S0
- >>998 け、結構量がありますよ!!? 大丈夫ですか!?
- 1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:08:56.45 ID:ssvPrIwsO
- 埋めまーす
- 1001 :1001 :Over 1000 Thread
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