プリキュア作るぞ part3【安価有】

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523 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/08(月) 01:08:48.94 ID:omxE3mbvo
クリスタル「なにっ! なぁにぃぃぃ!!」ギュウウウ

クリア「ちょ、締まっ……!」テシテシテシテシ

ブーケ「サクラ!」

サクラ「なにか……見える……」

闇の中、サクラが目を凝らす。

サクラ「あれ、は……」

単調な黒一色の世界にあるはずのないもの。強烈なまでの異物感。しかし同時に誰もが納得せざるを得ない調和。
そこでサクラが見たものは、闇すら畏れるほど真っ白な……

サクラ「…………おん……なのこ……?」



「かわいそうに」



サクラ「……え?」

ボボボッ

声が聞こえた。抑揚のない声だった。
その直後、何かがサクラの耳をかすめた。

ボガガガァァァンッ!!!

サクラ「…………え?」

背後で複数の爆発音。
突然のことで思考が回らないサクラはゆっくりと振り向いた。

クリア「サクラっ……!!!」

サクラ「っ!」

その声にサクラの思考が時間に追いつく。
ボロボロの姿で倒れるクリアは言外に告げていた。
サクラが再び前を向く。しかしそこでサクラが見たのは……

サクラ「ぁ……」

まばゆいほどに輝く闇の塊だった。

ボガァァァンッ!!!
524 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/08(月) 01:27:04.39 ID:omxE3mbvo
サクラ「うっ……がふっ! げほげほっ……!」

クリア「はぁはぁっ……サクラ……!」

サクラ「だい、じょぶ……! みんなはっ……!」

クリスタル「な、なんとか……! でも今の……!」

サクラ「コスモスが使ってた闇の球と同じ……!」

ブーケ「でも大きさも速さも威力も桁違いよ……!」

クリア「なんて力っ……これが、これがっ……!!」



サイカ「……足りない」



サクラ「っ……!」ゾワゾワッ

サイカ「力も覚悟も勇気も、なにもかも……」

クリア「っっ!」ビリビリ

サイカ「勘違いしちゃったのかな……」

ブーケ「……っ!」ゴクッ

サイカ「強い人と一緒にいたから、自分も強いって思い込んじゃったのかな……」

クリスタル「はぁっはぁっ……!」ガタガタ

サイカ「……そんなんだからすぐ死ぬの」

サクラ「あ、あなたが……っっ!」ギュッ

サイカ「すぐいなくなるなら、初めから近づかないのが優しさじゃない……?」

サクラ「サイカ……!!」

サイカ「あなたは強いね……わたしそっくり……」

サクラ「……っ」

サイカ「だからかわいそう……」スッ

サクラ「っっ……!」ゾクッ

サイカ「ねぇどうして、あなたは独りじゃないの?」
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/08(月) 01:28:52.01 ID:EGRg9hDso
いったいなにものか
526 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/08(月) 01:29:43.82 ID:omxE3mbvo
ここまで
そんなわけでサイカ様戦開始
実質イベントバトルですね まあこのss、イベントバトルじゃないバトルの方が少ないですが

余談ですが、得意な曲というか歌える曲
桜野  音楽の教科書、合唱曲
透   古めの洋楽
朱   ポップス全般
雪菜  童謡、特ソン
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/08(月) 01:30:51.83 ID:KWC5++y50

趣味合わねえなこの子達
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/08(月) 12:28:38.45 ID:MdR1KyCwo
音楽性の違い…
529 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/10(水) 01:47:45.69 ID:UZPFkhkSo
ポゥゥ
バシュウウウッ!

サクラ「っ……!」

倒れるサクラたちに向け、再び闇球が放たれる。

クリア「っ……! ロケーションムーブっ……!!」バサッ

ギュルルルッ!

クリア「うぅぅ……っっあ!!」

シュンッ
ボガァァァンッ!!!

クリアが咄嗟にマントで包みワープさせた。
出口は明後日。遠くから爆発音が響く。

サイカ「……へぇ、手品みたいね」

クリア「はっはっ……!」

サイカ「じゃあ今度はもっと大きいの……」キュオオッ…

サクラ「はぁぁああ!!」ダンッ

クリアを狙うサイカに、サクラが飛びかかる。

サイカ「……」スッ

サクラ「!」

しかしサイカは顔色1つ変えず、溜めていた闇をサクラに向けた。

バシュンッ!

ブーケ「シードマシンガン!!」

ダダダダッ!
ドガァンッ!!!

撃ち出された直後、動き出していたブーケが相殺する。

サクラ「……っ!」ギュッ

サクラは勢いを失わず、そのままサイカを狙う。
それと同時……

クリスタル「冷波手裏剣!」キィィィンッ!

後ろに回り込んでいたクリスタルが、ゼロ距離から攻撃をぶつけようとしていた。

サイカ「……」

正面と背後、同時に迫る脅威にサイカは……

サイカ「……はぁ」

退屈そうにため息をついた。

ザシュシュシュッ!!!
530 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/10(水) 01:57:07.78 ID:UZPFkhkSo
サクラ「っ……!?」

クリスタル「なんっ……!?」

サイカを除いたその場の全員が、何が起きたかを理解できなかった。

ブーケ「なに……あれ……!」

サクラとクリスタルが攻撃しようとしたその時、空間を満たす闇が形を変えた。

クリア「トゲトゲ……!」

闇は細く鋭い針状に変化し、サクラたちを迎え撃った。

サクラ「うぐっ……!」ダンッ

クリスタル「はぁはぁ……!」ズザッ

サイカ「……」スィッ

サクラたちがたまらず距離をとったのを見ると、サイカは緩く腕を振る。
すると黒い針は何事も無かったかのように消え去り、平坦な闇の空間に戻る。

ブーケ「クリスタル!」タタッ

クリスタル「私は大丈夫です! 手裏剣でなんとかガードできました! でもっ……!」

サクラ「っぐぅぅぅ……!」ズキズキ

クリア「サクラっ……!!」

サクラ「だ、いじょぶ……! けど……」

サイカ「……」

サクラ「早めに決着つけないとちょっとだけヤバいかも……!」
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/10(水) 02:00:02.42 ID:6uqnl0JSo
急に現れた謎のチートラスボス
532 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/10(水) 02:22:55.26 ID:UZPFkhkSo
クリア「っ……あんなことができるなんて……!」

サイカ「なんだってできるよ。だってここはわたしの空間。わたしの闇だもの。それに闇に決まった形は無いもの」

サイカ「だから例えばこんなことも……」スッ

クリア「なにを……」

ギュルルルッ!

クリア「っ!」

ギチィッ!!

クリア「んぐっ!?」

サイカが手をかざすと、闇が鞭のように伸びクリアを縛り上げた。

サクラ「クリアっ……うくっ!」ズキッ

ブーケ「今助けっ……」

サイカ「」スッ

シャキンッ

ブーケ「っ!」ピタッ

クリアのところへ駆け出そうとするブーケの喉元で、闇が鋭利に研ぎ澄まされる。

サイカ「まあ見ててよ」

クリア「んーっ! んーっ!!」ジタバタ

顔の半分ほどまで縛られているクリアは、しゃべることもできずもがき続ける。
しかし、その闇が……

サイカ「あれもね、さっきまでの丸いのと同じ……」

キュオオオッ…

サクラ「え……」

まばゆい輝きを放ち始める。

サクラ「う、そ……だめっ……!!」

クリア「んぐっ! んんんっ!!」

闇は輝きを増し、そして……

サクラ「やめっ……!!!」

サイカ「どっかぁん」

クリア「っ!!!」



ボガガガガァンッ!!!!!



サクラ「ぁ……」



クリア「」シュウウウ…

ズルッ

ボトッ
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/10(水) 09:08:47.22 ID:X7S65oK2o
寝落ちしたか
534 :した ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/10(水) 18:36:19.32 ID:UZPFkhkSo
サクラ「ク、リア……?」

クリア「」シ-ン

ブーケ「うそ……」

サクラ「クリアぁ……っ!」

クリスタル「……っっっ!」ギリッ

サクラ「透ちゃん!!!」

クリスタル「プリキュアぁああっ!!!」バッ

ブーケ「クリスタル!?」

キィィィィィンッ!!!

クリスタルの両手に六花が回る。

クリスタル「うぅぅああっ!!」バシュシュンッ!!!

両腕を同時に振り抜き、2枚の手裏剣が放たれた。

サイカ「……」スッ

シュイシュイシュイィ…
バララッ…

サイカ「?」

サイカが迎撃の闇球を撃ちだそうとしたとき、手裏剣が分裂を始める。
分裂した手裏剣がまた分裂し、その手裏剣もさらに……

クリスタル「散性・冷波手裏剣ッ!!!」

バシュシュシュシュシュッ!!!!!

幾度も分裂を繰り返し無限と思えるほどに増殖した手裏剣が、一斉にサイカへと襲いかかった。

サイカ「……」スッ

しかしサイカは一切の焦りも見せず闇を手繰る。

ズガガガッ!
パキキンッ!!
バキャキャキャキャッ!!!

様々な形に変化する闇が手裏剣の行く手を阻む。
時おりその闇を超えてサイカに近づくものがあっても……

サイカ「……」ポポポポッ

パシュシュシュッ
ドカンッボカカカカンッ!!!

サイカが放った小さな闇球に撃墜されてしまい届かない。

クリスタル「うっ、くっ……!! はぁぁぁぁああああああっ!!!!!」

ならばと、クリスタルはさらに小さく分裂させようと試みるが……

サイカ「もうたくさん」ピッ

パシュンッ

クリスタル「っ!?」

ドパァンッ!!

クリスタル「うあ゛っ……!!」

サイカの指先から射出された極小の闇が攻撃の隙間を縫って、クリスタルの肩を的確に撃ち抜いた。
535 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/10(水) 18:53:23.66 ID:UZPFkhkSo
クリスタル「あ、ぐっ……! うあああっ……!!」ズキズキ

サイカ「……」

クリスタル「ふぅっふぅっ……くぅぅ……!」

キラキラ…
シュパパパ…

クリスタル「変身が……!」

クリスタル「っっ……! まだっ……!!」ググッ

サイカ「無意味な努力……」キュオオッ

クリスタル「!」

変身が解除されないようにとこらえるクリスタル。
サイカが無慈悲にとどめを刺そうとするが……

キラッ

サイカ「ん?」

どこからが空かも分からない闇の中、それは確かに瞬いた。

ブーケ「タイタンアラムっ……!」

ヒュッ

ブーケ「スカイドロップ!!!」

ドッカァァァンッ!!!

轟音、爆裂。しかし……

ブーケ「くっ……!」ズザッ

ブーケ(やっぱり避けられっ……)

キュオッ

ブーケ「っ!?」

ドパパパパァンッ!!!

ブーケ「かふっ……」ボロッ

サイカ「残念ね」

ブーケ「……そ、でも……ないわよ……」

サイカ「?」

ブーケ「だって……本命は……」

ビュオオオッ
ブワッ!

サクラ「っ……!!」

サイカ「!」
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/10(水) 18:54:29.12 ID:MYLNC/Ln0
まるでラスボスみたいな強さだ
ラスボスだったわ
537 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/10(水) 19:15:12.01 ID:UZPFkhkSo
サイカの目の前で爆風が切り裂かれサクラが姿を現す。
その手には、桜纏う氷刃……

クリスタル「っ…………冷波刀っ……名残雪……!!」

サイカ「……!」スッ

サイカはすかさずサクラに手を向ける。

ヒュンッ

ドパァンッ!

サイカ「わ」

しかしその闇はどこからともなく飛来した小さな影に撃ち抜かれ、サイカの手のひらで爆ぜる。

クリア「ぜぇぜぇ……すぷ、らっ……しゅ……」グタッ

さらにサクラ目掛けて伸びた闇の針は……

シャキキキンッ!
シュルルルッ
ドスドスドスッ!

ブーケ「まにあっ……」ガクッ

突如現れた蔦に突き刺さり動きを止める。

サイカ「!」

遮るものはもう

サクラ「はぁぁぁああああっ!!!」フワアアアアアッ

なにもなかった。

サクラ「桜隠・アクルヒ!!!!!」シュラッ

サイカ「へぇ……」

ズバァァァンッ!!!
ブシャアアアアアッ
538 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/10(水) 19:17:12.76 ID:UZPFkhkSo
冷波刀・名残雪
クリスタルがサクラ専用にチューニングした冷波刀。細雪に比べ長くて重い。
必殺技 桜隠・アクルヒ
名残雪に桜吹雪を纏わせて斬りつける。どちらかと言えば速度重視。
氷の刀に桜エンチャ。強そう。
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/10(水) 19:20:11.35 ID:eTb9SMYlo
サクラがここにきて得物を使うか
540 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/11(木) 00:07:28.78 ID:HqnDPf2bo
サクラ「はぁはぁ……!」

サクラの斬撃は、サイカの左肩から入って右腹を抜けた。
大きく広がった切り口から、噴水のように闇が噴出する。

ブシュウウウッ

サクラ「やっと……届いたっ……!」

しかしその喜びも束の間だった。

シュゥゥゥ…
ギュルルルルッ!

サクラ「え……?」

サイカから吹き出る闇がサクラの周りを取り囲む。
そして……

シュンッ

サクラ「っ!!?」

ドスドスドスッ!
ザシュザシュザシュシュッ!!

無数の針が出現し、サクラの全身を貫いた。

サクラ「っっっぁ……!!!」

声にならない叫び声が上がる。

サイカ「けっこう頑張ったね」

サクラ「!!!」

その声にサクラは驚きを隠せない。
確かに斬った。手応えはあった。
にも関わらず、サイカは無傷で立っていた。

サイカ「驚いた? ごめんね。でもわたしは殺せない」

サクラ「っそん……な……!」

サイカ「闇に終わりがあると思う? 死なんてもの、とっくの昔に超越してるの」

サクラ「うぅぅ……!」

サイカ「あなたもいつかそうなるよ」

サクラ「わ、たしは……そんな……っ」

サイカ「でも、あの子たちは違う……」スッ

サクラ「っ……!!」

サイカはその手を、倒れたまま動けずにいるクリアたちに向けた。

サクラ「だめっ……待っ……!」

サクラは宙に磔にされて身動きが取れない。

サイカ「あんまり暴れない方がいいよ。急所は外してあるけど」

サクラ「っっっ……やめてっ……!」

サイカ「大丈夫。安心して」ポポポポッ

サクラ「だめっ……お願いっ……!!」

サイカ「すぐに終わるから」ニコッ

サクラ「やめてえっ!!!」

キュオオオッ
バシュシュシュウウウッ!!
ボガァンッドガガガァァァンッ!!!
541 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/11(木) 00:24:49.02 ID:HqnDPf2bo
サクラ(……叫び声も上がらなかった)

サクラ(目の前でクリアが、ブーケが、クリスタルが……みんなが闇の餌食になっていく)

サクラ(何も出来なかった。助けられなかった。わたしにできたのは懇願だけだった)

サクラ(何度も叫んだ。やめて、お願いもうやめてって何度も。何度も何度も、何度も……)

サクラ(声が枯れるまで叫んでも、攻撃は終わらなかった)

サクラ(永遠に続く地獄のような時間だった)

サイカ「んー……」

シュパァァンッ

透「」

朱「」

雪菜「」

サイカ「意外としぶといのね」

サクラ「やめ、て……」

サイカ「……」

サクラ「ぉ、ね、がい……だから……も……や、め……」ポロポロ

サイカ「……」スィッ

シュンッ

サクラ「ぁ……」ドサッ

サクラ「……っっ」

サクラ「はぁっはぁっ……あぐっ、ぁ……みん、な……!」ズリッ

サイカ「……」

サクラ「みんなっ……みんなっ……!」ズリズリ

立ち上がることの出来ないサクラは、なんとかクリアたちのもとへ行こうと必死に這いずりながら進む。

透「」

朱「」

雪菜「」

サクラ「ぁぁぁ……! みんなぁっ……!!!」ボロボロ

サイカ「……」スッ

その背を闇が捉える。

サクラ「みんなっ……うぅぅあ……!」

透「………………ぁ゛」

サクラ「っ!! 透ちゃっ……!」

透「………………!」ギュウウウッ

サクラ「っ……!」

サクラ「………………ん」コクッ

サクラ「……みんないっしょ」ニコッ
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/11(木) 00:30:32.97 ID:txZmVD5/o
ここからどう逆転するのか
543 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/11(木) 00:44:22.48 ID:HqnDPf2bo
サイカ「……」キュオオオッ

サイカの手のひらに闇が集まる。
それまでとは比べ物にならないほど大きく、そして強い輝きを放つ。

サクラ「…………ふー」

サクラは1度目を瞑り、そして……

バシュウウウッ!!!

サクラ「うぁぁぁぁぁあああああああっ!!!!!!!」グルッ

左腕を突き出した。

ゴアッ!
ズガガガガガガッ!!!
バヂヂッバヂッ!

サイカ「………………」

サクラ「うっ、ぐっ……ぎぎっ……!!」

サイカ「……ねぇ」

サクラは巨大な闇の塊を受け止め、なんとか押し返そうとする。

ズズズッ…ズッ…

サクラ「うぅあ゛っ、ぐっ……! あああ゛……!!!」

サイカ「……もうボロボロでしょ? 腕だって片方しか動かないんでしょ?」

しかし力の差は歴然。サクラが次第に押されていく。

サイカ「どうして……」

サクラ「はぁっはぁっ……!! うう゛ぅ゛……!!」

サイカ「どうして守ろうとするの?」

サクラ「ふっ、あっ……ぐぅぅ……ともだちっ……だからあっ……!!」

サイカ「………………」

サクラ「やっとっ……できたっ……! たいせつな友だちだからっ……!!!」

サイカ「…………そっか……じゃあ……」

サクラ「うぅぐぐぐっ……!! ぎ、ぅ……ぁぁあ……!!!」

サイカ「さよなら」ポウッ

サクラ「ぁぁぁぁぁああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」ググググッ



パシュンッ



サクラ「………………ぁ」



シュパァァンッ
544 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/11(木) 00:58:09.27 ID:HqnDPf2bo
桜野「………………っ」

桜野「……?」

桜野「え……あれ……? どうなっ……」

サイカ「なにっ!?」

桜野「え……? なんかまぶし……」

桜野「っ!!」

桜野「な、なんで……!」

サイカ「あれは……!!」

キラキラキラキラッ!!

シキ「ウィッシュスターなのです!」ヒョコッ

ビッカアアアアアアア!!!!!!

桜野「あの光まさかっ……! でもなんで……だって願いはもう……!」

透「げほっ、けほ……桜野っ!」

シキ「透……? 透っ!!」

桜野「透ちゃん! みんなぁ!!」

雪菜「じぬがとっ……おぼだぁぁあ……!」

桜野「だ、だいじょぶなのっ!?」

朱「それがね、守ってもらっちゃったみたい……」

桜野「守ってって誰に……」



『やーっと願いが届いた……ってとこ?』



桜野「!」

サイカ「っ!!?!?」

声のする方、桜野たちの前に少女の背中があった。
その少女の体は薄くぼやけ、ぼんやり赤く光っている。

『ありゃ、ちょっと透けるのね……』

桜野「だ、だれ……」

その中心には割れたハートの結晶。

シキ「あのハート……じゃあ……!」

サイカ「なんで、なんでっ……!!」

『まったく、ちょっと目を離すとすぐこれなんだから』

サイカ「なんであなたがそこにいるのっ!! 凛!!!」

凛『今のアンタ、可愛くないぞ』ニッ
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/11(木) 01:10:45.36 ID:FQye7WeOo
ボツになったキャラ!
546 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/11(木) 01:13:48.40 ID:HqnDPf2bo
桜野「凛……さん……?」

透「多分あのハート石に宿ってたんだと思う。それで私たちのこと、守ってくれた」

凛『そんなとこね。ちなみにアタシだけじゃないわよ、ほら』

『ワタシ、生霊やってみたかったの。感激』

『おおー、これがジャパニーズいきりょー!』

凛『いやちゃんと死んでるから。普通に幽霊だから』

桜野「み、緑の人に黄色い人……!?」

朱「緑……ってことは……!」

『ん、ん』コクコク

雪菜「じゃ、じゃあサイカをぶっ飛ばせって……」

『あ、それアタシ! めっちゃムカついてたから!』

雪菜「は、はぁ……?」

サイカ「ネル……シルキーまで……!!」

音璃「今の聞いた? ちゃんも先輩もない……ひどい……」ズ-ン

シルキー『だいじょぶですよーネルちゃんせんぱーい』ヨシヨシ

凛『めんどくさいからいちいち落ち込まない!!』

音璃『凛ちゃんもひどい……』シクシク

シルシー『あー泣かせたー』ブ-ブ-

凛『えっ!? いやそんなつもりじゃ!』アタフタ

音璃『』ニヤニヤ

凛『あっ……///』

シルキー『また引っかかった! これで通算101回目!』

凛『だからそんなに多くないわよ!』

桜野「あ、あの……」オズオズ

凛『アンタたちもっとまじめに……』

シルキー『せっかく久しぶりのシャバですもん。はしゃぎたいですよねー?』

音璃『ねー?』

凛『シャバって……教えたの誰……』

桜野「あのっ!」

凛『ん?』

桜野「あなたたちは……いったい……」

凛『ああ、アホにかまってて大事なこと忘れてた。アタシたちはね……』

音璃『ちゃん付け推奨』

シルキー『いぇい!』

凛『あのバカの……』

サイカ「っ……!!」ギリッ

凛『友だち!』ニコッ
547 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/11(木) 01:14:42.60 ID:HqnDPf2bo
ここまで

このくらいの奇跡はあってもよかろうということで、キャラ募集時の第2候補ず
1スレ目の
>>16より、近衛 凛(赤い人)
>>114より、冬月 音璃(緑の人)
>>119より、シルキー・メープル(琥珀色の人)
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/11(木) 01:19:11.53 ID:7c0imX7u0

不採用になって消えたはずの者達が化けて出た…
お、怨霊…((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/11(木) 01:38:20.03 ID:FQye7WeOo

ダレー!?の連続
ガオレンジャー最終回で急に知らないパワーアニマル大量に出てきたみたいな
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/11(木) 09:12:50.44 ID:FmL6jcTJo
おつ
あれは……先代の!?

>>1盛り上げ上手い
551 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/13(土) 17:16:07.36 ID:pjgTA5OLo
桜野「とも……だち……?」

凛『そう。ずっとこの中で見てた』

桜野「で、でもどうして……」

シキ「なんでハートのやつの中に入ってたのです?」

凛『……アタシたちもね、戦ったの。これで変身して、あの子と一緒に』

桜野「!」

透「シア、何か知ってる?」

シア「いいえ。初耳ですわね」

雪菜「戦ったって……なにと?」

凛『そりゃあ悪いやつよ』

シルキー『世界を闇で染め上げてやるー……とか言ってたわけわかんないやつ!』

音璃『負ける気なんて全然しなかったよね』

凛『そう。みんなで戦えば負ける気なんてしなかった。でも……』

朱「でも?」

凛『本当の闇はすぐ近くにあったの。そのわけわかんないやつなんかよりも、ずっと深くて暗い闇にあの子は囚われていた』

朱「……!」

凛『境遇はアナタに似ているのかもね』

桜野「わたし……?」

凛『首輪を付けられ、生き方を縛られ、求められるままに応える。それがあの子の幸せだったし、幸せだと思わなければ生きていけなかった』

凛『言ってしまえば奴隷だった。価値を問われ、答えを探して……静かにゆっくり、でも確実に、どこまでも歪んだ』

凛『そしてそれにアタシたちが気づいた時は、もう手遅れだった』

桜野「……」

凛『あの子はね、アナタと同じように自分自身と戦ったの。戦ってそして……』

桜野「……自分の手で、自分を殺した」

凛『……そうしてあの子は闇に堕ちた』

桜野「……」
552 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/13(土) 17:29:38.16 ID:pjgTA5OLo
桜野「……わたし、サイカの闇に触れました。その時聞こえたんです……嘘つきって……」

凛『嘘つき、か……そうね……』

凛『本当はずっとそばにいてあげなくちゃいけなかった。あの子の『助けて』を聞き逃しちゃいけなかった。でもアタシたちは、あの子を止めてあげられなかった』

桜野「!! じゃ、じゃああなたたちは……!」

音璃『……ん』コク

シルキー『へへ……』ポリポリ

桜野「っ……」

凛『だから遺したの』

桜野「凛さん……っ」

凛『いつかあの子に届くように、いつかあの子が気づいた時にひとりぼっちで泣かないようにって、想いと願いを宿らせた……』

音璃『それなのにぜーんぜん気づいてくれなくて……』

シルキー『それどころか闇が深まる! めっちゃムカつきませんか!!』

凛『でもそれが今……やっと届いた』

ビカビカビカアアアッ!!!!!

透「じゃああのウィッシュスターはあなたたちの……」

桜野「たった3人で……!?」

音璃『想いの強さなら誰にも負けないもんねぇ』シミジミ

シルキー『長いことあっためてましたからねぇ』シミジミ

凛『だからあとは、頑固なおバカちゃんにぶつけるだけなんだけど……』

サイカ「っ!!」ギロッ

凛『怖い顔しちゃって』
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/13(土) 17:31:34.88 ID:DNEl/M1y0
彼女たちはプリキュア
伝説上の生き物さ
554 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/13(土) 17:43:52.25 ID:pjgTA5OLo
サイカ「なんっ、なの……っっ! 今さら出てきて何様のつもり!?」

凛『なにって、だから友だち』

シルキー『友だち様です』

音璃『友だちちゃんがいい』

シルキー『だそうです』

サイカ「……っ」イラッ

サイカ「今になって友だち面しないでよ!! みんなのことなんかもうなんともっ……!」

凛『あんなこと言ってる』

シルキー『ほんの一瞬だって忘れたことなんか無いくせにねー?』

音璃『ねー?』

サイカ「なっ……ちがっ……!」

凛『だいたい、アタシたちの形見を後生大事に抱えてお人形作ってる時点であからさまなのよばーーーか!』

サイカ「ばっ……!?」

音璃『ばーーーか!』

シルキー『ばーーーか!』

サイカ「う、うるさいなあ!!」

朱「お人形って……」

凛『みんなが戦った人たちね、このハートを核にあの子が闇で肉付けして作ったお人形なのよ』

朱「ツナミが言ってたのはそういう……」

サイカ「強い力を持ってるから有効利用しようとしただけで……!」

音璃『物は言いようだね』

サイカ「だからあっ……!!」
555 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/13(土) 17:54:43.58 ID:pjgTA5OLo
透「すごい……サイカがたじたじになってる……」

朱「なんだか本当に、仲のいい友だちみたいね……」

雪菜「もしかしてサイカの願いって、ウィッシュスターの力で皆さんを蘇らせることなんじゃ……?」

透「!」

凛『ううん、違うの。そう考えられるなら、あの子はあそこにいない』

透「だったらなにを……」

凛『アナタになら分かるんじゃない? あの子の闇に触れたアナタになら』

桜野「……!」

桜野「……あの時の……闇、わたし……もし自分を……そしてみんなを……それで……もしそうなら……わたしは………………」ギュウウ

桜野「…………心なんか無くなっちゃえばいいのに」

サイカ「……!」

凛『……うん』

透「でもサイカは自分を殺したって……だったらもう心なんて……!」

桜野「ううん、残ってた。あの闇の中に、確かにサイカの心があった」

音璃『それにほら、ちょっと突っついただけであの反応だし』

シルキー『それでこそって感じですよねぇ』

サイカ「っ……!!」

凛『消しきれなかったのか、新しく芽生えてしまったのかは分からないけどね。とにかくどうしても残ってしまうから、ウィッシュスターの力で完全に消そうとした』

透「その、ために……」

凛『そう。そのためなら、どんな犠牲も厭わなかった』

透「っ……!」
556 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/13(土) 18:05:30.12 ID:pjgTA5OLo
桜野「それでシーズンランドも……わたしたちの世界も……」

凛『でもその途中でアナタを見つけた』

桜野「え……?」

凛『途中からアナタを狙い始めたでしょ? ウィッシュスターなんてどうでもいいみたいに』

桜野「そういえば……」

凛『なんでアナタに拘ったと思う?』

桜野「え……えと……な、なんか強いからとかって……」

凛『あれね、友だちが欲しかっただけよ』

桜野「え……」

サイカ「!!!」

凛『アナタはあの子によく似てるから、理解し合えるって思ったのかもね』

桜野「いやでも……」

サイカ「……っっっ!!」

凛『あの子すっごい寂しがり屋なの。1人になるとすぐ泣くのよ?』

サイカ「うるっ……さいっ……!!!」

凛『だからそもそも向いてないのよね、ああいうの』

サイカ「もうっったくさんっっっ!!!!!」ビュオッ!!!

ブワアアアアアアアッ!!!!!

シルキー『うぁっ……ちょぉ……!』

音璃『あー……ヤバいかも?』
557 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/13(土) 18:26:10.71 ID:pjgTA5OLo
サイカ「うあああああっ!!!!!」ギュオギュオギュオッ!

透「なんて力……!!」

サイカ「はぁっはぁっ……! なによっ……! なによなによっ!!」

サイカ「わたしのこと裏切ったくせにっ……! いなくなったくせにっ……! 約束したのに!! 1人にしないって!! ずっと一緒って言ったのにっ!!!」

サイカ「嘘つきっ! 嘘つきぃっ!!!」

ギュオオオオオッ!!!

桜野「うくっ……!」

凛『……そう、それがアタシたちの罪。アナタを止められなかった後悔こそ、今ここにいる理由』

音璃『でも今のワタシたちじゃ届かない』

シルキー『こんなスケスケじゃ、触ることもできないからね』

桜野「皆さん……!」

凛『だから、アナタたちに託す』

桜野「え……」

凛『ウィッシュスター!!!』

ビカカカカカッ!!!
シュパパパァァンッ!
キラキラキラ…

サイカ「うぐっ……!」

透「! 願いが……」

朱「な、なに……? 何を願って……え、これって……」

雪菜「ん……? え、あ……!!」

桜野「……!」ピクッ

桜野「……」ググッ

桜野「…………動いた」

朱「桜野ちゃん?」

桜野「右腕治った!!」ギュッ

朱「!」

透「傷が……癒えてく……!」

雪菜「それになんか……なんか体が軽いです! 力が湧いてきました!」

凛『ごめんね、アタシたちが干渉できる因果なんて、せいぜいあの子が関わることだけ。だから戦いの傷しか癒せないと思うけど……』

桜野「いえ! これで十分です!!」グッ

凛『ありがと…………あ』キラキラ

雪菜「え、皆さんなんかさらに透けて……」

音璃『もうお時間?』キラキラ

凛『みたいね』

桜野「!」
558 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/13(土) 18:39:44.38 ID:pjgTA5OLo
シルキー『うへぇ……もうちょっとぉ……』キラキラ

凛『わがまま言わない。まったく……』キラキラ

シルキー『うぅ……』

音璃『だいじょーぶ。すぐまた会えるから』

シルキー『そう、ですね……! すぐですよね!』

音璃『うん』ニコッ

桜野「……っ」

凛『それじゃ、アタシたち先にいくから……あの子をお願い』

桜野「……はいっ」

透「ん」コクッ


音璃『任せました』

朱「ええ、任されたわ」

音璃『』ニコッ

キラキラキラ…
シュパァァンッ


シルキー『遠慮なくぶっ飛ばしちゃってね!』

雪菜「が、がんばります!」

シルキー『ばいばい!』フリフリッ

キラキラキラ…
シュパァァンッ


凛『さて……』

サイカ「う゛ぅぅぅ……!!」ギュルルルッ!!

凛『調!』

サイカ「っ!!!」

凛『待ってるからね』ニコッ

キラキラキラ…
シュパァァンッ
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/13(土) 18:42:08.92 ID:Zn3aiQGoo
先代っぽい人達は何と戦ってたんだろう…
560 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/13(土) 18:42:48.30 ID:pjgTA5OLo
サイカの本名のような正体のようなもの
1スレ目>>5より、三千院 調 (さんぜんいん しらべ)
ラスボス名募集時、俺の脳内で空飛ぶ水餃子がスイプリみてえな名乗り口上かましていたため、その時点で確定
奏でるは災禍の調べ!
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/13(土) 18:46:21.85 ID:DNEl/M1y0
あれだけの設定でよくもまあ思い付く
562 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/13(土) 18:50:35.36 ID:pjgTA5OLo
サイカ「はぁはぁ……! ふぅぅぅ……!!!」ギュオオオオオッ!!!

桜野「凛さん、ネルちゃんさん、シルキーさん……ほんの少しだけ待っていてください……」

透「はやくみんなのところに連れてってあげなきゃね」

桜野「透ちゃん……」

透「準備いい、桜野?」

桜野「!」

桜野「すー……はー……」

桜野「うんっ!」

透「朱!」

朱「ええ!」

透「雪菜!」

雪菜「はい!」

透「いくよ!!!」

ババババッ

透「プリキュア!!!」

サイカ「っ!!」

「「「「カミングシーズン!!!!」」」」
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/13(土) 18:51:32.32 ID:Zn3aiQGoo
全員揃って変身するの何時ぶりだろう…
564 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/13(土) 19:00:08.28 ID:pjgTA5OLo
もしかしなくても全員同時変身はじめてなのでは……?
どうしよう……せっかくだしチーム名というかタイトル的なやつ募集しちゃおうかな……

というわけで急遽タイトルゆる募
名前:○○プリキュア
口上:前でも後でもどっちもでも もちろん無しでも

日付変わるまで募集します
ストーリーに関わることでもないので特になければそれはそれで
565 : ◆15vHdNAAAEr/ [saga]:2024/01/13(土) 19:01:34.97 ID:pjgTA5OLo
いい機会だからこれ見よがしにあげてしまおう
よろしくお願いします
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/13(土) 19:32:32.01 ID:/zu4LZHmo
名前:4 monthsフォーマンツプリキュア
口上:春夏秋冬、無限の円環は永遠(とわ)の絆、フォーマンツプリキュア
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/13(土) 20:22:05.26 ID:tcPfQskko
オールシーズンプリキュア
いつだってどこだって私達の季節!
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/13(土) 22:46:57.46 ID:fXOA0I8QO
オールウェイズ・プリキュア
4つの心、不断の縁(えにし)で結ぶオールウェイズ・プリキュア!
569 : ◆15vHdNAAAEr/ [saga]:2024/01/14(日) 00:07:20.36 ID:uTx5BLOio
ご協力感謝感激雨霰ちゃん!
正直1個くれば御の字と思っていたので3つももらってしまってさあたいへん

永遠に悩みそうなので投票にさせてください
安価先3票
@>>566
A>>567
B>>568

よろしくお願いします
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/14(日) 00:08:56.91 ID:t5ayES2N0
1
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/14(日) 00:11:08.54 ID:t5ayES2N0
1
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/14(日) 00:11:49.60 ID:t5ayES2N0
間違えて二重投稿しちゃった
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/14(日) 00:13:03.59 ID:j0X65tw20
2
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/14(日) 00:15:12.74 ID:jOnyB1+To
1
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/14(日) 00:56:12.34 ID:XojNGi3Eo
1
576 : ◆15vHdNAAAEr/ [saga]:2024/01/14(日) 01:07:43.42 ID:uTx5BLOio
ありがとうございますー
投票の結果、本作のタイトルは>>566に決定しました
フォープリかな?
577 : ◆15vHdNAAAEr/ [saga]:2024/01/14(日) 01:21:23.02 ID:uTx5BLOio
キラキラキラキラ…
ヒュオンヒュオンヒュオンヒュオンッ!
ビュオオオオオオオッ!!!!!


サイカ「……!!」


フワッ…


「風が鳴き……花弁が踊る春の花……」

サクラ「キュアサクラ!!!」


「全てを透き通らせてあげる……」

クリア「キュアクリア!!!」


「美しい花よ……あたしに力を貸して……」

ブーケ「キュアブーケ!!!」


「儚く脆い心でも……何度だって奮い立たせる……」

クリスタル「キュアクリスタル!!!」


「「「「春夏秋冬! 無限の円環は永遠の絆
!!!」」」」

ビュオッ!

「「「「フォーマンツプリキュア!!!!」」」」


サイカ「うぁくっ……!!」

サクラ「いくよみんなぁああ!! プリキュアっ!!!」パンッ!

サイカ「!」

ペリッ…ペリペリッ…
ペリペリペリペリッ!

サイカ「闇がっ……!?」

サクラが両手を合わせた途端、空間を満たす闇が小さくめくれ桜の花びらに姿を変えた。

フワフワフワフワッ!!!

サイカ「くぅぅ……!!」

花びらは一枚、十枚、百枚と瞬く間に溢れ、真っ黒な世界を桜色に染め上げる。

ブワアアアアアアアッ!!!!!

サクラ「結景・桜吹雪ッ!!!!!」
578 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/14(日) 01:27:12.16 ID:uTx5BLOio
ここまで
次回からラストバトルです
使って欲しい技ややってほしい展開とかあれば書いてもらえると助かります ぜんぶ採用できるかは分かりませんが
とにかくバトルシーンは本当に悩んでしまう
参考までに最後の技です↓

結景・桜吹雪
キュアサクラ初変身時にもらっておきながらここまで出せなかった必殺技「桜吹雪」のいきなり強化版
空間を桜の花びらで満たすことで、空間そのものを掌握する結界術
桜を使って大抵のことは出来るほか、キュアサクラとの合体技をソロで使える
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/14(日) 01:28:42.09 ID:2F6urw9so
どっかの千本桜景義さんみたいな技だ
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/14(日) 01:34:30.61 ID:qOBRJvPP0

最後の戦いだし何の意味があるのか分からないけどノリで急にスピリットピース仲間に投げて交換して変身するとか
例えば桜野がクリアに透がサクラに朱さんがハアハアしながら人のスピリットピースで変身するみたいな
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/14(日) 01:40:14.64 ID:YS1bhA0Qo

透ちゃんがあの学校に転校してきてから全てが始まった…
私達を繋げた→繋がる力→マントの中の生き物と融合する能力
応用と拡大解釈で透ちゃんを媒介にプリキュア全員融合的な展開とか
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/14(日) 01:49:08.50 ID:YS1bhA0Qo

サイカすらも守備範囲に入れてジュルリとする朱さん
こんなに狂ってるんだから闇深いはず!と闇解放技使ったら一切闇なかった
全員に引かれた展開
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/14(日) 01:50:30.79 ID:n63/AcIp0

サクラさんついにステゴロ卒業か
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/15(月) 01:10:36.39 ID:KoOsI9qTo
クリアがおびただしい量のリモートコネクト操りまくってみんなの技をワープさせまくって死角責めまくるとか
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/15(月) 01:24:26.36 ID:XHooe6Vpo
サイカさんが(無双される要員の)雑魚敵や再生怪人や三幹部の劣化コピーいっぱい出してくれる
586 : ◆15vHdNAAAEr/ [saga]:2024/01/16(火) 00:44:18.62 ID:89/8ljcYo
ありがとうございます

正直採用しにくいもの(特にギャグ系)もあるので、要素だけつまんでく感じでやります 申し訳
ギャグっぽいのも平気で採用できるようなストーリーだったらなあと自業自得ながら思います



またこのタイミングで最終技募集開始しようと思います 最後に4人でぶっぱなす技です
募集だけかけといて、使うタイミングで投票にしようと思います
3つほど集まるといいかなと
何卒よろしくお願いいたします

技名:
説明:
587 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/16(火) 00:58:07.90 ID:89/8ljcYo
サァァァァッ

シキ「ふああ……!!」

ブーケ「一面の桜吹雪……壮観ね」

クリスタル「明るいっていいですね! すごく!!!」

シキ「これなら闇も怖くないのです!」

クリア「ちゃんとぜんぶ制御できる?」

サクラ「もち! ウィッシュスターのおかげで元気いっぱいだからね!」

クリア「無茶しないでね」

サクラ「うん! 援護は任せて!」

クリスタル「よーしそれじゃあ! ぶっ飛ばしましょう!!!」

「「「おー!!!」」」

サイカ「うわぁああっ!!!」ギュオッ!!!

クリスタル「うわっ!?」

ヤクサイン「ヤクサァァァイッ!!!」ド-ン

ブワワッ
「ヤクサァァァイ」「ヤクヤクゥ」「ヤァァアクッ!!」
ワラワラワラ

サイカ「ふーっ……ふーっ……!」

クリスタル「や、ヤクサインいっぱい……」

ブーケ「しかもなんかデカくない……?」

シキ「サイカ純正なのです! 強力だから気をつけて!」

クリア「分かってる! でも!」バッ

クリアのマントが強くはためく。

クリア「負ける気がしない!」

ザバババッ!

クリア「プリキュア・スプラッシュウェイヴ!!!」

ドドドドドッ

マントから飛び出した大量の魚影がヤクサインの群れに突っ込む。
そして……

ドッパァァァンッ!!!

「ヤァァァァ!!!」「ヤァァァァ!!!」「ヤァァァァ!!!」
サラサラサラサラ…

正面のヤクサインたちが一気に消滅した。
588 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/16(火) 01:09:44.09 ID:89/8ljcYo
サイカ「……っ!?」

ザワザワッ
「ヤクッ…!?」「ヤ-ッ!」

クリア「……」

ブーケ「……」

クリスタル「……」

サクラ「え、すご……」

シキ「ぶっ飛んだのです……」

クリア「私もびっくりした」

クリスタル「ま、負けてられませんよ!」

ブーケ「そ、そうね! サクラ!!」

サクラ「あ、はい、足場出します! 使ってください!」フワッ

ブーケ「ありがと!」タタタンッ

ブーケは桜で出来た雲のような足場を高く高く昇っていく。

ブーケ「はあっ!」ダンッ

ヒュインッ!

そしていちばん高い桜雲からさらに高く飛び上がった。

サイカ「うううっ……!」キュオオッ

サイカはその攻撃を知っている。

サイカ「うがあっ!!」バシュンッ

キュインッ
ドパァンッ

撃墜のために放った闇球は、確かにブーケを捉えた。

フワッ
ハラハラ…

かに見えた。

サイカ「なっ!?」

直撃したはずなのに、そこにブーケの姿は無い。
散っているのは桜の花びらのみ。

サクラ「桜人……」

サイカ「っ……!」ギリッ

そして本物のブーケは……

ブーケ「……チェリーブロッサム・スカイドロップ」ヒュンッ

ヤクサイン「ヤッ?」

ブーケ「たあっ!!!」

ドッバァァァンッ!!!

桜を纏ったかかと落としでヤクサインの群れを吹き飛ばした。
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/16(火) 01:21:32.67 ID:/vrGR/VIo
技名:スピリットアロー
説明:みんなのスピリットピースを重ね合わせて1つのスピリットピースにして弓に装填
変身が解けて素の状態で弓を引いて発射
590 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/16(火) 01:23:38.04 ID:89/8ljcYo
「ヤァァァァ!!!」「ヤァァァァ!!!」「ヤァァァァ!!!」
サラサラサラサラ…

ブーケ「っと……本当に自分でもびっくりするわね……」シュタッ

クリスタル「私もっ! プリキュア!!」タタッ

キィィィンッ!

クリスタルが作り出した六花が、桜を巻き上げながら回転を速めていく。

クリスタル「もうちょっと……!」ブワワワワッ!

ヤクサイン「ヤァァァクゥゥゥ!!」グググッ…

クリスタル「うあっちょ……!」

サクラ「クリスタル! そのまま!!」

クリスタル「! はいっ!!」キュイイイッ!

ヤクサイン「サァァァイッ!!!」ブォンッ!

サクラ「徒桜!!!」ブワッ

ドガァァァンッ!!!

サクラの声に技の完成を優先するクリスタル。
そこに容赦なく巨大なヤクサインの豪腕が振り下ろされた。

ヤクサイン「……ヤク?」

しかしそこにあったのは半球状の桜の壁。
そして……

クリスタル「いきます!」

ヤクサイン「!?」

ビュオオオオオッ!!!

その桜すら巻き込み廻る巨大な六花。

クリスタル「桜製・冷波手裏剣!!!」ギュイイイイッ!!!

ブォンッ!
ズバババババァンッ!!!

「ヤァァァァ!!!」「ヤァァァァ!!!」「ヤァァァァ!!!」
サラサラサラサラ…

クリスタル「やたっ! やりましたー!!!」

サクラ「ないす!」グッ
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/16(火) 01:32:20.07 ID:/vrGR/VIo
無双ゲームなみに蹴散らされていく
592 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/16(火) 01:35:06.66 ID:89/8ljcYo
シキ「あと半分くらいなのです!」

サイカ「いけ!」バッ

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!!!」ドダダダッ!

「ヤクサァァァイ!!!」「ヤクサァァァイ!!!」「ヤクサァァァイ!!!」
ドドドドッ

クリスタル「うわわわわっ!?」スッタタタ-ヒシッ

サクラ「んぁ?」

クリスタル「突っ込んできました!」ユビサシッ

サクラ「そうだね!」

クリア「それなら!」バサッ

クリアが再びマントを広げる。

クリア「サクラ! 一緒に!!」ザバッ

サクラ「うん!!」ブワッ

その波涛には大量の桜吹雪。

サクラ・クリア「「プリキュア・サクラウォール!!!」」

ドババババッ!
ザザザザザッ!!!

「ヤッ…クッ…!」「ヤァァッ…!」

桜吹雪と魚影で出来た巨大な波はヤクサインを飲み込んで進む。

ブーケ「おお……」

クリア「そのまま押し潰せ!」

すべてのヤクサインを撃破できるかに思えたが……

サイカ「はっ!」バッ

ヤクサイン「ヤク…」グニュンッ

クリア「!」

ドッパァァァンッ!

波に飲み込まれ消えかけていたヤクサインが球形に変化し、そのまま爆散した。
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/16(火) 01:35:55.63 ID:nmywyTJh0
技名:ラウンドエレメント
説明:対象を中心に大きな円になるように4人を配置→みんな両手を広げる→手と手の間に青オレンジ白ピンクの光の線が出て4人を結ぶ→地面から凄勢いで青オレンジ白ピンクが混ぜ合わされたエネルギー波が出てきて相手を呑み込む
594 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/16(火) 01:47:42.48 ID:89/8ljcYo
キュオオオッ!
ドッパパパァァァンッ!!!


サクラ「うあっく……!」

クリア「……っ」

波の中のヤクサインが次々に爆発し、波がかき消される。

ブーケ「自由自在……あれもサイカの闇ってことね……」

サクラ「厄介だ……」


サイカ「うぅぅ……あああっ!」

グググッ
「ヤク…」「ヤク…」「ヤク…」
グニュニュンッ


サイカが雄叫びを上げると、残っていたヤクサインがすべて巨大な闇球に変わる。

ブーケ「うーわぁ……」

クリスタル「あ、あのサイズであの量はヤバくないですか!?」

サクラ「うんヤバい! どうしよう!!!」

クリスタル「どうしよう!?」

シキ「なんか考えるのです!!!」


サイカ「はぁっはぁっ……!!」

キュオオッ


クリア「……」

サクラ「と、とにかく全力で防御! みんな集まって!!」

ブーケ「ええ!」タタッ

クリスタル「はい!」ギュ


サイカ「うぁぁあああ……!!」

キュオオオオッ!!!


クリア「……」

サクラ「クリアも!」

クリア「………………」

サクラ「クリア!!!」

クリア「……シア、あれを使う」

シア「ええ、よくってよ」

クリア「!」

シア「自分で言っておいて何を驚いてますの?」

クリア「反対されると思ってた」

シア「もう昔のあなたではありませんわ」ニコッ

クリア「……ん」コクッ

シキ「透! はや……」

クリア「みんな!」

サクラ「クリア……?」

クリア「任せて」ニッ

サクラ「え……?」
595 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/16(火) 01:57:09.26 ID:89/8ljcYo
クリア「シア!」バサッ

シア「いきますわよー!」ニュ-ンッ

サクラ「!」

クリアがマントを広げると同時に、シアも体を大きく広げた。

シキ「あれ……もしかして……!」

ブーケ「な、なに……?」

クリスタル「マントとシアさんが……」

シア「構想自体はずっと昔からありましたわ。それこそ透が戦い始めてすぐの頃から」

マントとシアが重なり、徐々に一体化していく。

シア「透とワタクシは性質が似ていますから、お互いの力をつなげればもっと大きな力を得られると……」

クリア「でもあの時の私じゃできなかった。例えどんなにうまくいっても、シアに飲み込まれていたと思う」

シア「ですが今の透なら」

クリア「うん」ニコッ

シアと完全に融合したマントは今まで何倍にも大きく広がる。
それはまさしく海であり、マントのはためきは波打つ水面のようだった。

クリア「プリキュア……」

バサバサッバッサァッ!!!

クリア「マリッジマリナーレ!!!!!」
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/16(火) 01:59:43.29 ID:Kd2k7rcvo
なんか新技生えてきた
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/16(火) 02:00:25.15 ID:7CDnm1HQ0
いざというときは武器になる妖精のかがみ
598 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/16(火) 02:01:00.24 ID:89/8ljcYo
ここまで



プリキュア・マリッジマリナーレ
キュアクリアの強化フォーム的なやつ
クリアのマントとシアさんが融合してでっかいマントになる
一度に放出できる量の増加やマントの強化に伴った中身のお魚の強化も相まって、クリアが瞬間火力最強に躍り出る
ニュークリアって名前つけようと思ったけどあまりにもお魚死滅しそうだったからやめた



>>586の最終4人技の募集引き続き行っております 数に上限などなく、いただいたものはすべて投票対象になりますので是非お願いします
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/16(火) 02:05:32.85 ID:nmywyTJh0

シアさんは割と能力あるけどシキさん…
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/16(火) 02:14:57.57 ID:TkIZrmAn0
おつ

技名:シャイニングラッピング
説明:4人がか○はめ波みたいなモーションでエネルギー波をシアに放つ
シアがエネルギーを集束しシキの羽に放つ
シキの羽が輝いて超巨大化して相手を包み込む
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/16(火) 09:04:49.55 ID:exkAUt6g0

すごく今更だけど4seasonならまだしも4monthsだと4か月でよく意味がわからんのだが、他に意味あるのかな?

技名:プリキュア・アラウンドシーズン
説明:4人で敵を囲み、敵の上空のシキに春夏秋冬のパワーを送る
   そのパワーを集約することでシキは太陽のように闇を照らし打ち払う光となり、バッチリポーズとウインクまでキメて浄化する

…4人の技じゃなくなっちゃった気がするけど名前的にも重要そうだし最後くらいはということで一つ
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/16(火) 11:57:36.03 ID:yCfNcHuKo
技名:天衝・クアドラプル
説明:クリアのマントを天をも衝きそうな超長い棒状に変形させ、その棒に蔦と雪の結晶と桜の花びらを纏わせて振り下ろす
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/16(火) 23:18:15.58 ID:qPOxCKEco
別に投票じゃなくて完全に作者の独断で決めてくれて良いんだけどな…
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/17(水) 18:35:31.20 ID:VSnTdsQGo
技名:エナジーコンバート
説明 桜の花びらと伸びたマントと蔦と氷の鎖が相手を拘束し闇を吸い取っていく
吸い取った闇は光に変換されて巨大な球になって叩きつけられる
605 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/17(水) 23:52:02.54 ID:rD24Gq10o
>>603
安価がやりてえんだ俺は

その投票が本作最後の安価になると思います
多分今日は投票開くとこまででおしまいになります
よろしくお願いします
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/17(水) 23:54:29.26 ID:CJK+PnEXo
了解〜
607 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/18(木) 00:02:45.67 ID:FDwBRc69o
クリア「……」バサバサ

サクラ「すごい……」

クリア「……よし」グッ

サクラ「クリアとシアさんが……合体した!」

サイカ「はーっ、はーっ……!」

クリア「やるよ! シア!!」

シア「ええ!」

サイカ「消えろ!!!」バッ

バシュシュシュンッ

クリア「プリキュア・セパレートマント!」バサッ

シア「セパレート!」

バララッ

サイカ「!」

掛け声とともに巨大なマントが細かく分離する。

クリア「テッポウウオくん!」タタッ

駆け出したクリアが近くに浮くマントの切れ端に両手をかざした。

クリア「プリキュア・ウォーターバレット!!!」ジャキッ

テッポ-ッ

クリア「はあっ!!」パパァンッ!!

バシュシュッ

2丁の水鉄砲から放たれた弾丸は、それぞれが闇球の中心を射抜く。

キュゥゥゥッ
ドババァァァンッ!!!

サイカ「なっ……!?」

一瞬で2つの闇球が爆散した。

クリア「ふっ」

シア「煙出てませんわよ」

クリア「うるさい」

シア「!! 透、2時の方向抜けてきますわよ!!」

宙に浮く無数のマントの切れ端。
シアが融合したことで、そのひとつひとつがクリアの目となる。
そして同時に……

クリア「おーけー!」パァンッ!

シュンッ

銃口でもあった。

パシュンッ
ドッパァァァンッ!!!

サイカ「くっ……!」

クリア「蹴散らす!」パパパンッ!

クリアが放つ弾丸はマントを渡り、ありとあらゆる角度からの攻撃を可能にする。

クリア「はああああああっ!!!」ダダダダダンッ!

ドッバババァァァンッ!!!

上から、下から、横から……。
一切死角のない攻撃は、闇球の中心を寸分違わず撃ち抜いていく。

サイカ「うぐううっ……!!」

目もくらむほどの闇の塊は、瞬く間に数を減らしていった。
608 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/18(木) 00:18:51.01 ID:FDwBRc69o
ドパァンッ!
ババババァンッ!!


サクラ「すごい……ほんとにすごい……!」

ブーケ「これがクリアの本当の力……?」

クリスタル「すっごく強いです!」

シキ「透な強いのはトーゼンなのです!!」エッヘン

サクラ「もう、なんでシキがいばるの?」

シキ「透の代わりなのです!」

サクラ「そんなことしなさそうだけどなぁ」

ブーケ「でもあの子が強いのは、確かに当然なのかもね……」

シキ「そうなのです。透、地球に戻ってからはずっと独りで戦ってたのです。みんなが変身できるようになるまでずっと」

サクラ「うん……」

クリスタル「きっと苦しかったですよね……」

シキ「うん……いちばん苦しい時期に独りで戦ってた……」


サイカ「うぅぅ……があっ!!!」バババッ

キュオオオオッ
バババシュンッ!

シア「5つ……一直線ですわね」

クリア「貫く! プリキュア!!!」バサッ


シキ「でもね、守りきったのです。戦い抜いたのです。ずっと独りだったけど……」


クリア「ライトニングスパイラルフィッシュアロー!!!!!」

バシュウウウッ!!!
ギュルルルルルルッ!!!!!


シキ「たったの1度も負けなかったのです」


ドッバババァァァンッ!!!!!


ブーケ「それに今はあたしたちがいる」ニコッ

クリスタル「きっともっと強いです!」

シキ「うんっ!」

サクラ「でもさあシキ……」

シキ「?」


クリア「ふぅ……これでぜんぶかな?」


サクラ「あそこまでは……」

シキ「正直予想外なのです……」
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/18(木) 00:21:08.21 ID:zzmLBxHSo
長年貯めた経験値やスキルポイントがようやく実になった感
610 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/18(木) 00:33:54.54 ID:FDwBRc69o
クリア「みんな! 怪我ない?」ニコッ

クリア「わ、かっこい……」

ブーケ「きゃー!! 顔がいいー!!!」ブンブンッ

サクラ「だいじょぶだよー!!」フリフリ

クリア「ん」

ブーケ「とはいえ、いいとこ全部もってかれるわけにもいかないわよね!」

クリスタル「?」

ブーケ「サクラ! さっきやってた人型のやつお願い!!」

サクラ「え? あ、はい!」ビュオッ

ブーケ「さてあたしも……プリキュア・ガーデンシュート、をいっぱい!」ポポポポポッ

桜の花びらがブーケの花々を巻き込んで人型を形成していく。

ブーケ「あ、そうだ。エキサイトシード……もいっぱい!」ポイポイポイポイ

サクラ「んんんんっ……!!」ビュオビュオッ

ブーケ「おっきくなーれ!」

ビュオオオッ
ググググッ
ズズズズッ

クリスタル「わわ……!」

サイカ「!?」

それはまさしく花の巨人。

ブーケ「開花! ブロッサムギガント!!!」

グオオオオオッ!!!

サイカ「くっ……!」ビリビリ

地響きのような雄叫びが上がる。
ブーケがその頂点で狙いを定めていた。

ブーケ「ギガントパーンチ!」

グオオオオオッ!!!

サイカ「ちっ……はあああっ!!!」キュオオオッ!

ドッパァァァンッ!!!

花の巨人の拳とサイカの闇球が正面からぶつかり合い、大きな爆発が起きた。
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/18(木) 00:37:38.91 ID:0T5j2pyY0
いつもデカブツ使うブーケ
612 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/18(木) 00:47:59.50 ID:FDwBRc69o
ビュオオオッ

サクラ「うわっぷ!」

クリスタル「だ、大怪獣バトル……!」

シキ「ちょっとワクワクなのです……!」

サクラ「ま、巻き込まれないように……」

クリア「クリスタル! こっちもやるよ!!」

クリスタル「うぇっ!? は、はいっ!!」

シュンッ

近くに来ていたマントの切れ端にクリスタルが吸い込まれた。

サクラ「気をつけて……」


サイカ「はぁっはぁっ……!!」

クリスタル「はっ!」シュンッ

サイカ「!? いつの間にっ……!」

クリスタル「ワープです! いきますよぉ!!」ヒュオッ

パキパキパキッ!

突如サイカの眼前に現れたクリスタルが、氷の壁でサイカを閉じ込める。
光を幾重にも反射するその氷牢は万華鏡のようであった。

サイカ「なにをっ……!?」

クリスタル「クリア!」

クリア「プリキュア!!」バッ

サイカ「!」

ブワワッ

クリア・クリスタル「「カレイドアクアリウム!!!」」

ブワアアアアアアッ!!!

サイカを取り囲む無数のマントの切れ端。
そこから飛び出す水精たちが次々にサイカを攻撃する。

ドドドドドッ

サイカ「あぐっ……う、が……がはっ……!!」

ズダダダダダッ!

クリスタル「いっけぇ!!!」

ドバババァァァンッ!!!
613 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/18(木) 01:02:25.29 ID:FDwBRc69o
クリア「……っと」シュタッ

クリスタル「やりました!」

クリア「うん!」

サイカ「はぁ゛あ゛……ぐっ、あ゛……!!」ギロッ

クリスタル「うっ……」ビクッ

クリア「まだ……!」

サイカ「うあ゛あ゛あ゛っ!!!」キュオオッ

グオオオオオッ!!!

サイカ「!」

ドッガァァァンッ!!!

サイカがクリアたちに反撃しようとした瞬間、花の巨人の両腕が振り下ろされた。

ブーケ「大丈夫!?」

クリスタル「はい! ありがとうございま……」

クリア「気をつけて!」

ブーケ「!?」

ドッパァァァンッ!!!

突如発生した極大の闇球が花の巨人を爆散させた。

パラパラパラ…

サイカ「ぜぇ……ぜぇ……!」

巨人を作り上げていた色とりどりの花が、雨のように降りしきる。

ブーケ「……」

サイカ「失せろ……!」ポウッ

そのすべてが……

ブーケ「………………プリキュア」ボソッ

サイカ「っ!!」ゾワッ

サイカを向いていた。

キュオオオオッ!!!

ブーケ「ブロッサムフルバースト!!!!!」

ズダダダダダッ!!!

夥しい数の花々。
ひとつひとつが砲台となり、無数の光がサイカを貫く。

バシュシュシュシュンッ!!!

サイカ「かっ……はっ……!!?」

ドッパアアアアアッ!!!
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/18(木) 01:05:16.99 ID:DP9LO8eso
フルボッコである
615 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/18(木) 01:15:27.41 ID:FDwBRc69o
サイカ「……っっっ!」

大きな衝撃にサイカの体が宙に浮く。

ヒュオオッ…

サイカ「……っう、あ゛ぇ……!」

かすむ視界で目を凝らしたサイカが見たものは、桜舞う空……
ではなく

サクラ「はああああああっ!!!」

サイカ「!」

フワアアアアアアッ!!!

全身に桜吹雪を纏ったサクラ。
そしてその背後には海のように巨大なマント。

サクラ「プリキュア!!!」

ビュオビュオビュオッ!!!
ブワアアアアアアッ!!!!!

眼前から降り注ぐ桜吹雪と水精の群れ。

サイカ「うっ……あ゛あ゛っ……!」

伸ばした手は虚しく……。

サクラ「散華裂破・サクラメ!!!!!」

キュインッ
ドッッッバァァァァァンッ!!!!!
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/18(木) 01:24:06.48 ID:NvnI1Zyro
もうこれ勝てるだろと思わせて実は後2回変身を残してるとか
617 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/18(木) 01:36:25.90 ID:FDwBRc69o
サクラ「はぁぁっ……はぁぁっ……」

サイカ「がふっ……う゛う゛う゛……!」ググッ

サクラ「……サイカ……もう……」

サイカ「うるっ、さいっ……!!」

サクラ「……もういいんだよ」

サイカ「っ!!」

サイカ「……だまれっ」

サイカ「だまれぇぇぇぇえええええっ!!!!!!!」

キュオアアアアアアアアッ!!!!!!!!

サクラ「!?」

サイカの絶叫とともに濃密な闇が一気に噴き出す。

ギュオギュオギュオッ!
ズズズズズッ!!!

サクラ「やばっ! 取り返される!?」ブワッ

溢れ出した黒は桜吹雪を塗り替え、深く暗い闇の空間を広げていく。

サイカ「うぁあぁあ゛あ゛あああ゛っ!!!!!」

クリア「サクラ!!」タタッ

サクラ「んんんっくぅ……!!! サイカっ……どうしてっ……!!」

サイカ「だまれっ……!! だまれだまれっ!!!」

サイカ「わたしは独りなのっ! ずっとずっとずっとこれまでもこれからもずっと!!!」

サイカ「だから捨てる! 捨てなきゃいけないっ!!!」

サクラ「サイカ……」

サイカ「何も感じなければどこも痛くないんだ!! 悲しくなければ涙なんか出ないんだ!!!」

サクラ「…………っ」

サイカ「心なんて無ければ!!! 独りぼっちでも寂しくないんだっ!!!!!」

サクラ「………………違うよ!」

サイカ「っ……!」

サクラ「あなたは独りぼっちなんかじゃない……!」

サイカ「うるさいっ……!!」

サクラ「あなたを大切に思って、あなた自身大切に思う……! そんな友だちがあなたにはいるはず……!!」

サイカ「うる…………さい……っ」

サクラ「凛さんたち待ってるよ! あなたを待ってるんだよ!!!」

サイカ「……っっ」

サクラ「だから……!」
618 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2024/01/18(木) 01:39:44.75 ID:FDwBRc69o
ここまで

というわけで本作最後の安価
最後技投票
先3票です

@>>589
A>>593
B>>600
C>>601
D>>602
E>>604

よろしくお願いします
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/18(木) 01:50:13.88 ID:NvnI1Zyro

1
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/18(木) 01:55:37.19 ID:0T5j2pyY0
1
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/18(木) 08:44:31.51 ID:E2MWFNoQo
1
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/18(木) 10:58:14.43 ID:DBU/SfFY0

安価したいはいいけど、IDだけのスレだと自演とかがね…
特に今回みたいな先何票みたいな投票形式だと、ちょっと連取するだけで投票には意味が無くなって
実質ただの安価下と変わらなくなっちゃうっていうのはあると思う
(言っちゃなんだけど数分間隔空いてるのに連続投稿しちゃいました、みたいなID切り替えミスってそうな怪しいのもいるし)

だからまぁ多数決して決めるみたいなのは避けた方が無難かなって、長文失礼
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