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日向「安価とコンマで依頼を解決する」罪木「その4ですぅううう!!」
- 82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:42:49.72 ID:2gikdJfd0
- つまり3回以上出たら終わりって事ですね。
- 83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:43:35.12 ID:2gikdJfd0
- 次
- 84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:43:50.13 ID:R+plzZWe0
- 誘導なかったから気付くの遅れちゃった
- 85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:44:03.85 ID:Nol4ubiTO
- はい
- 86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:44:53.53 ID:2gikdJfd0
- 赤松もギリギリ
- 87 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 21:54:23.29 ID:poYJPjDh0
- 皆様ありがとうございます。そして本当にすみませんでした(土下座)>>78の続きから。
キーボ(ふっふっふ……! 残りのカード枚数と今まで出たカードから考えて、僕の数字で一番確率が高いのは5か8! ならばここは危険な端を渡らずに……)
キーボ「21です!「コヨーテ!!」……へ?」
赤松「全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」バッ
キーボ「な、ななな!? まさか最後の10が僕に来ているなんて……!!」ライフ2→1
赤松「さぁ、キーボくん星くんとダブルリーチとなってしまいました……! いったいこのゲームの行方はどうなってしまうのか!!」
日向「あのー、赤松?」
赤松「はい?」
日向「さっきから随分と司会進行に熱が入っているみたいだけど……。お前もこのゲームの参加者なんだからな?」
赤松「い、嫌だなぁ! 勿論分かってますってば!!」
星「……じゃあ一番最初に「後が無くなった」のは誰か言ってみろ」
赤松「……私です(ズーン)……。すみません、司会進行に熱が入りすぎて発言も何もかもを間違えました……」
七海「気にすることないない。ゲームは楽しく遊ぶのが一番だからね」
春川「私も別に……気にしてないよ。赤松がテンションが高いときは大抵何かミスをするってのが79期生の共通認識だし」
赤松「わ、私そんな風に見られてたの!!?」
キーボ「そ、それでは行ってみましょう7回戦! みなさん、カードを持って──せーの!!」
↓1
01〜5で七海
5〜25で日向
25〜45で春川
46〜61で星
62〜78でキーボ
79〜00で赤松
- 88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:54:46.33 ID:R+plzZWe0
- はい
- 89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:55:19.07 ID:2gikdJfd0
- 脱落者は誰だ?
- 90 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:02:33.07 ID:poYJPjDh0
- うーむ。ここで星にカウンター決めた場合、早々と最下位が決まっちゃうんですよね。 なので、なるべくゲームを長引かせるために──
日向(うーん、ここまで無傷で来たけど流石に「捨て札カード」を混ぜてシャッフルされると厳しいな……「どのかーどがどれだけ出たか」の計算を1からしなおさなきゃいけない……)
日向「……28」
春川「そこだ「コヨーテ」」
赤松「全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」バッ
日向「ああクッソ! もう少し身長に行くんだった!!」ライフ3→2
星(これで全員が1ダメは食らったわけだが……)
キーボ(七海さんは当然として、日向先輩と春川さんも強い……!! これ、どうするべきでしょうかね……?)
↓1
@一時的に星、赤松と(目配せで)タッグを組む。(裏切られる可能性も、見破られる可能性もあります)
Aそのまま続行する。
B狂気の沙汰ほど面白い……!
- 91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:08:10.63 ID:2gikdJfd0
- 1
- 92 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:13:17.65 ID:poYJPjDh0
-
キーボ(……赤松さん、星くん、分かりますか。キーボです)
赤松(……なんだろう。キーボくんがさっきからジーッと私と星くんを見つめてくる)
星(…………)
キーボ(このままではボク達三人に勝ち目はありません。……なので、一時的に組みましょう。星くんが赤松さんの、赤松さんが僕の、そして僕が赤松さんのカードの数字を教え合い、互いにフォローするんです……!!)
↓1 50以上で赤松に意図が伝わる。
↓2 30以上で星に意図が伝わる。
- 93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:15:02.84 ID:Nol4ubiTO
- ムン
- 94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:15:27.99 ID:2gikdJfd0
- トリオ結成
- 95 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:16:28.35 ID:poYJPjDh0
- >92
×僕が赤松さんの
○僕が星くんの
- 96 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:21:53.51 ID:poYJPjDh0
- 星のコンマが99(スーパークリティカル)なので、星は次の次のターンまで負けはありません。
赤松(……なるほどね、何となく分かったよ。了解、キーボくん!)
星(こういうのはあんま好みじゃねぇんだが……。まぁダーティプレイもゲームの華か)
七海「? 三人ともどうしたの? 早く次のゲームを始めようよ!!」
赤松「!!? そ、そうですね! では早速行ってみましょう、八回戦! せーの!!」
コンマ値一時変動。↓1
01〜10七海
11〜30日向
31〜60春川
61〜80赤松
81〜00キーボ
- 97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:24:39.53 ID:Nol4ubiTO
- ギリギリ
- 98 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:31:07.50 ID:poYJPjDh0
-
春川(……どういう事? 三人が急に攻めてこなくなった……。残りライフ1で萎縮した? いや、キーボは兎も角赤松や星はそう言うタイプじゃないよね……)
日向(……場が動かないのが無気味だな。なんだ? 一体何が変わったって言うんだ?)
七海(…………)
春川「……22」
赤松「! 「コヨーテ」!!」 全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」バッ
春川「……!?(うそ、22宣言で負けた……!? 三人−カードは流石に無いと思ってたのに……!)」ライフ2→1
日向(これで春川も後が無くなったか……。しかし、今のは……)
↓1 コンマ20以下で七海が「イカサマ」している事に気づく。
- 99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:33:10.88 ID:FYnDK4UL0
- あ
- 100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:34:38.90 ID:2gikdJfd0
- ゾロ目って事は七海はめられたのか?
- 101 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:39:39.67 ID:poYJPjDh0
- コンマ20以上ですがゾロ目なので……?
七海(……ああ、なるほど。「そういう事」なのかな?)
日向「……七海? どうした?」
七海「ううん、別に? (構わないよ。そういうのだってカードゲームの醍醐味だしね……けど)
七海(なら「こっちが似たような手」を使ったって構わないよね(ニッコリ)」
赤松「後が無くなったのは私含めて四人! せめて最下位にはなりたくない!! では早速行ってみましょう、9回戦! せーの!!」
特殊コンマ
↓1
01〜05 七海(ただし、今回七海が敗北した場合は……?)
05〜25 日向
25〜50 春川
50〜75 キーボ
75〜00 赤松
- 102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:41:52.14 ID:TZ4ByOgOO
- あ
- 103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:42:29.58 ID:2gikdJfd0
- 七海本気になるか?
- 104 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:47:02.63 ID:poYJPjDh0
-
日向「……(クソッ! このまま日和ってたんじゃどのみちジリ貧だ……! だったら!!)
日向「……28!」
春川「……(流石に大丈夫だよね……?)「コヨーテ」」
赤松「全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」バッ
日向「うっわ、しまった攻め過ぎたか!!」ライフ2→1
七海(日向くん、三人の状況と術中にハマりすぎだよ……。私がやらないからだけど、まだまだこういうダーティープレイには慣れてないみたいだね)
↓1 30以下で七海が「イカサマしてる」ことを摘発する。
- 105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:47:57.34 ID:2gikdJfd0
- ダメージ
- 106 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:53:02.57 ID:poYJPjDh0
-
七海(……まぁこういうのも「勉強代」って奴かな。あとで「こういう事が有ったんだよ」ってネタばらしすれば良いよね?)
赤松「さぁさぁ混沌として参りました。一体最下位は誰になるのか!! 行きましょう第10回戦!! せーのっ!!」
春川(流石に最下位は私もゴメンだからね……。ここからはより真剣にやらせてもらう)
↓1
01〜05 七海(ただし、今回七海が敗北した場合は……?)
05〜20 日向
25〜45 春川
45〜65 キーボ
65〜80 星
80〜00 赤松
- 107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:53:37.52 ID:Nol4ubiTO
- はい
- 108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:53:50.02 ID:sPWHn0TW0
- はい
- 109 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:06:54.09 ID:poYJPjDh0
-
キーボ(ふっふっふ……! すみませんが七海さん、日向さん、そして春川さん!! 僕が築いたこの協定の前には三人がどれだけ強者だろうと関係ありません!! なにせ場に出ている数字の「合計値」が分かっているんですからね!! 赤松さん、次の僕の数字はなんですか?)
赤松「……(目配し)」
キーボ「(なるほどなるほど、では……)「29」です!!「コヨーテだ」」
キーボ「…………は?」
赤松「全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」バッ
七海「キーボくんの負けだね。これでキーボくんはライフを無くして最下位確定〜ゲームオーバーで〜す」
キーボ「え? な、なんで!? だって僕達は──!!」
日向「? 僕達は、なんだ?」
キーボ「あ、いえ、その……クッ!(無言で星と赤松の方を睨み付ける)」
星(すまねぇな、キーボ。だが5人中4人がライフ1になった今……)
赤松(これ以上「協定」を保つ意味が少ないんだよね。下手すると七海先輩に「イカサマしてること」がバレちゃうし……)
星(悪いが俺も赤松も最下位にゃあなりたくねぇ。……「どこかで二人が一人を裏切る」……そういうのが前提の協定だったのさ、これは)
キーボ GAME OVER
赤松「さぁさぁ最下位も決まったところで行ってみましょう第11回戦! せーのっ!!」
↓1
01〜10 七海
11〜25 日向
25〜45 春川
45〜75 星
75〜00 赤松
- 110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:07:41.55 ID:FYnDK4UL0
- だ
- 111 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:16:18.63 ID:poYJPjDh0
- コンマ55(ゾロ目)なので……?
星(さて、少しでも順位を上げてぇ所だが……その為には七海のライフを1にして「全員ライフ1」の状態にしなきゃ話にならねぇ……。だが日向は兎も角、赤松が七海から一本取れるとは悪いが思えねぇ……。──なら)
星「……30だ」
赤松「来た! 「コヨーテ!!」 全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」
赤松「……へ? ってええ!? 私、よりにもよって20引いちゃってたの!!?」
春川「赤松の自爆だね。ちょっと可哀想だけど、ま、そういうゲームだからさ、これ」
赤松 GAME OVER
七海「だけどゲームは終わらないよ。……そう、最後の一人が決まるまで……ね」
↓1
01〜15 七海
15〜45 日向
45〜65 春川
65〜00 星
- 112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:16:34.72 ID:sPWHn0TW0
- あ
- 113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:21:15.28 ID:2gikdJfd0
- 見事に3人とも狩られた
- 114 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:24:09.40 ID:poYJPjDh0
-
星(さて、息巻いてはみたがどうしたもんか……)
七海「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
星(俺には見えるぜ、あんたのゾーンが……。「ゲームだったら誰にも負けねぇ」……そういう意思とプライドが作り出す圧倒的な覇者のオーラが……)
星(だが、だからこそ──俺は……!!)
星「20だ!」
七海「……「コヨーテ」全員、一斉にカードオープン。せーのっ!」
星「……やれやれ、せめてベスト3にゃ食い込みたかったんだがな……。ま、妥当な結果だろうさ」
星 GAME OVER
赤松「さぁさぁゲームも終盤に差し掛かりました! 次に脱落するのは誰なのか!! それとも二人の内どちらかが七海さんを引きずり下ろすのか!! 行ってみましょう12回戦!! せーのっ!!」
↓1
01〜20 七海
20〜60 日向
60〜00 春川
- 115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:24:33.71 ID:FYnDK4UL0
- いけ
- 116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:24:55.27 ID:2gikdJfd0
- 次の犠牲者は?
- 117 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:30:53.74 ID:poYJPjDh0
-
春川(チッ……! マジで七海が強すぎる……!! 王馬と最原がガチで組んでようやく何とかなるってレベルじゃないの、これ……!!)
春川(だけど、待ってるだけじゃ何も始まらない。……勝負っていうのは、仕掛けないと意味が無い……!!」
春川「……13!!」
七海「……「コヨーテ」」全員、一斉にカードオープン。せーのっ!」
春川「……はぁ、これでも「ダメ」か。アタシの勝負勘が鈍ったのか、それとも七海が異常なのか……両方かな、これは)
春川 GAME OVER
赤松「さぁ! さぁさぁさぁ!! ついに残るは2人!!「超高校級のゲーマー」の称号のためにも負けられない七海先輩と、それに必死に齧り付く日向先輩!! 勝利の女神はどちらに微笑むのか!! 第13回戦です! せーのっ!!」
↓1
01〜30 七海
31〜00 日向
- 118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:31:24.40 ID:sPWHn0TW0
- へい
- 119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:32:13.48 ID:2gikdJfd0
- 勝てないねえ
- 120 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:41:03.77 ID:poYJPjDh0
-
日向「……なぁ、七海」
七海「なぁに? 日向くん」
日向「……こんな時に聞くのも何だけどさ、お前は今回のゲーム、楽しかったか?」
俺は、勝負の行方を察して、最後に七海にこんな事を聞いた。
七海「……うん! とっても!! 一学期の時にやったサバゲー大会と同じ位楽しかった!! ありがとう、赤松さん。やっぱりゲームは……」
日向「みんなで楽しく、だよな!! 8だ!」
七海「「コヨーテ!」全員、一斉にカードオープン!」
日向・七海「「せーのっ!」」バッ!!
日向「……俺の負け、だな」
七海「うん。私の勝ちだね!」
赤松「終了ー! 第一回希望ヶ峰学園ミニ・コヨーテ大会の優勝者は「超高校級のゲーマー」七海先輩です!! おめでとうございまーす!!」
周囲からパチパチパチという拍手が送られる。──ああ、楽しかったなぁ。という七海の心の声が聞こえた気がした。……それだけで、俺はもう満足だったんだ。
七海「……ところでキーボくんにやって貰う罰ゲーム」って一体何なの?」
キーボ「うぐっ! こ、この空気なら有耶無耶にしてごまかせると思ってたのに……!!」
赤松「そうはいかないよ! キーボくんには罰ゲームとして↓1をやってもらいます!!」
キーボ「!?」
- 121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:42:59.03 ID:2gikdJfd0
- 足つぼマットの予定だったんだけどロボなので入間発明の足つぼマット気分を味わえる電撃マットを踏んでもらいます。
- 122 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:51:48.90 ID:poYJPjDh0
-
赤松「普通の人間なら「足つぼマット」……の予定だったんだけど、キーボくんはロボットなので、入間さんが発明の足つぼマット気分を味わえる電撃マットを踏んでもらいます!」
キーボ「い、入間さん発明のですか!? あ、あの、今からでも別の罰ゲームに変えて頂けませんか!? 足つぼマッサージが人間にとってどれだけ「ヤバイ」物かは僕のデータベースにも入っているので、もの凄く怖いんですが!!」
赤松「大丈夫大丈夫! 電子回路がショートするような事態にはならないって! ……多分」
キーボ「多分!!?」
赤松「それでは行ってみましょう! オシオキターイム!!」グイグイ
キーボ「ちょっ! まっ……ぎゃぁああああああああああああああああ!!!」ビリビリビリビリ!!
痛い痛い痛い! と騒ぎ立てるキーボと、思わずクスクスと笑ってしまう俺達。久々に……本当に久々に「ただの青春」って日を過ごせた、そんな気がする一日だった。
赤松楓の絆クエストをCLEARしました! 「赤松」に助けを求める。の難易度が下がりました!!
赤松は知っての通り、超高校級のピアニストです。活躍する場面は少ないかもしれませんが、79期生のまとめ役でもあるので、79期生に用がある場合は、彼女にも話しを聞いてみましょう。
- 123 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:52:49.29 ID:poYJPjDh0
-
不二咲千尋との絆値がMAXになりました。絆クエスト 不二咲千尋編 を 開始します
- 124 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:54:36.16 ID:poYJPjDh0
-
日向「う、うおりゃぁあああああああああ!!」
俺は手にした短剣で、跳躍しながら相手のモンスターの上顎を狙って斬撃をかます。その攻撃が決定打になったのか、頭に冠を乗せた泥竜はフラフラと揺らめきながら、最終的にはバタンと力尽きて地面に倒れた。
日向「──よっしゃぁあああああああああ!!」
もう既に何度か味わったが、この爽快感とリアル感がたまらなく気持ちいい。こっちが敵に吹っ飛ばされても肉体的ダメージは無いし、逆に攻撃を決める時は確かな手応えと「トドメを刺した!!」っていう感覚がちゃんとある!! 動きも「システム」が勝手にやってくれるからあれこれ考えて身体を動かす必要も無いしな!!
……すごい、これは本当に凄いぞ!! 既存の3DゲームやVRシステムなんか目じゃない!! これが普及した暁には、きっと人類の娯楽と生活は次のステージに──!!
不二咲『あ、あー、あー。日向先輩、聞こえますかー?』
その時だった。空に巨大なスクリーンが映ったかと思うと、不二咲の顔がそこに映される。
日向「不二咲か。何か緊急の用事か?」
不二咲『いえ、その……。もうそろそろ三時間経つので、データを纏めるためにも一端「こっち」に戻って来て欲しいなぁ……って……』
──ウッソだろ!? もう三時間も経ったのか!!? ……この辺りは現在発売中のゲーム達となんの差も無いな。むしろリアリティと爽快感がもの凄い分、一度ハマったら10時間20時間とやり続けてしまいそうだ。
日向「分かった。メニュー画面を開いて、ログアウトボタンを押せば良いんだったよな?」
不二咲『そうです! それでこっちに……『現実世界』に戻って来られます!!』
俺は不二咲の指示に従って、空中に表示された半透明のスクリーンからメニュー画面を開き、ログアウトボタンを押す。意識がスッー……。と別の次元に飛ばされるような感覚がして、次の瞬間には俺は酸素カプセルのような装置の中にいた。
〜〜〜超高校級のプログラマーの研究教室〜〜〜
日向「う、うーん……」
不二咲「お疲れ様です、日向先輩! お身体の具合はどうですか? 気持ちが悪いとか、違和感があるとかはありませんか?」
日向「いや、全然大丈夫だ。……改めて体験してみたけど、ホント凄いなこれ。現実世界と殆ど変わらないんじゃないのか?」
俺は前に朝日奈と終里の大喧嘩騒動の時に体験した、基礎を入間が、プログラムを不二咲が、整備を左右田がやったという、希望ヶ峰学園機械工学トリオが作りだした『スーパーVRシステム2』という超最新(と言うか多分世界初)のプログラム世界で、モ○ハンを模したようなゲームを楽しんでいた。
前に苗木と入った時のプログラム世界(あの世界は入間のせいで男性によるハーレム生活が許されているというトンでもない世界だったが)の時よりも更に鮮麗になっていて、リアリティも増していたような気がする。……科学の進歩ってのは本当に凄いんだなぁ。数年前はVRシステムだけでワーワーギャーギャー大騒ぎしてたってのに……。
不二咲「ふふっ。いいえ、コレが一般に普及するにはまだまだ時間が掛かりますよ。あ、それより紅茶でも飲みませんか? クッキーも東条さんが作ってくれたお手製のがあるんです! 三時間もプログラム世界の中にいたんですから、ちょっとは休憩して貰わないと……」
日向「ああ、そうだな。喉も渇いた気がするし、お言葉に甘えるよ」
〜〜〜〜〜〜
ふぅ……。やっぱり上手いなぁ、東条の作ってくれたクッキーは。花村のそれに負けず劣らずの上品で素朴で、それでかつ飽きの来ない味だ。油断すると「もう一枚、あともう一枚」と手が伸びそうになってしまう。
不二咲もまるでハムスターのように両手でクッキーを掴んでサクサクと頬張っていた。……なんというか、うん。
不二咲「……? どうしたんですか? 日向先輩」
日向「ああ、いやその……。失礼かもしれないけど、お前って本当に可愛いなって……」
……一体俺は何を言ってるんだ。他人の恋人候補、しかも男に向かって……。本音ってのは言えば良いってもんじゃないぞ、日向創。
だが俺のその言葉に、不二咲は嬉しそうに「えへへ……」と微笑んでくれた。
- 125 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:57:23.31 ID:poYJPjDh0
-
不二咲「えへへ……。日向先輩にもそう言って貰えるなら、やっぱりまだ僕にもチャンスがあるのかな……」
日向「そりゃあ幾らだってあるだろう。苗木は男だからとか女だからとか、そういうちっぽけな事で大切な人を選ぶような男じゃないしな」
不二咲「ええはい。それは……十分分かってるんですけど……」
不二咲はションボリとした顔になり、何か思い詰めたような顔をする。……俺はそれを暫くの間黙ってみていたが、不二咲は意を決したように
不二咲「あ、あの! 日向先輩!!」
日向「……おう、何だ?」
不二咲「……ここだけの話……ここだけの秘密の相談を、しても良いですか?」
なんだ? なにか緊急の依頼か? それならドンと来いだ。不二咲にはいつも世話になってるし、優しくして貰ってるし、七海とも仲が良いしな!!
不二咲「……この前の異世界ドラゴン騒動のこと、覚えてます?」
日向「……まぁそりゃあな」
忘れられるわけが無い。一度目は真宮寺と田中の好奇心による暴走で。二度目は江ノ島の独断で召喚された、異世界に棲む四匹の竜。彼らは自主的に『元の世界』に帰ってくれたが、もしあのドラゴン達が『人間に敵対的』な種族だったら今頃どうなってた事か……。考えるだけで寒気がする。
不二咲「その時、僕と友達になってくれたドラゴンさん……シックスさんが言ってたんです。『男同士? だからどうした。お主が惚れた相手をお主に惚れさせればお主の勝ちではないか──』って」
おお、流石は一番話が通じそうな(そして一番ヤバそうだった)ドラゴンだ。恋と愛に性別や人種なんて関係ない事をよーく分かっている。
不二咲「……そして、こうも言われたんです『なんなら男でも妊娠する事ができる霊薬をお前にやろうか』って──」
日向「それ、は……」
不二咲「その時、分かっちゃったんです。「ああ、この人には僕の全てが見透かされてるんだな」って……」
不二咲は紅茶を啜りながら、どこか悔しそうに言った。
不二咲「……僕、ずっとずっと、心のどこかで思ってたんです。もし苗木くんが僕を……本当に奇跡みたいな確立で僕の隣を選んでくれたとして、僕は苗木くんが一番欲しい物を……。苗木くんとの赤ちゃんを産んであげられないんだよねって……」
日向「…………」
不二咲「僕、身体だけじゃ無くて心も弱いから……。苗木くんに恋する前は『絶対にカッコいい男の子になってみせる!!』って誓ったのに、苗木くんを好きになってからは『女装してて良かった』『女の子っぽい顔で良かった』『可愛いって言われて嬉しい』ってドンドンドンドン思うようになっていって……」
不二咲「そしたら、気づいちゃいました。ああ、どこまでいっても僕は「本物の女の子」にはなれないんだなって。な、苗木くんに、「普通の夫婦生活」って奴を体験させてあげられないんだなって……」
不二咲は、泣いていた。『自分に出来ない事』に固執して、苗木に大切な物をあげられない事を心の底から嘆いて。
不二咲「だ、だから僕──もしも苗木くんに選ばれても告白を──!」
日向「不二咲」
不二咲「?」
日向「↓3」
↓3までの発言安価を、>>1が良い具合に纏めます。(日向が言いそうにない物は一部改変orスルーで安価下)
と、いう訳で今回の更新はここまで。また明日、8:30から9時頃にお会いしましょう(それと赤松さんを入れ忘れていたこと、本当にすみませんでした)
- 126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 00:07:54.87 ID:L9NiPpOI0
- 苗木は好きな人の性別や障害なんて些細な事で好きな人とはずっと居たいって思ってるはずだから勇気を持って。
- 127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 00:13:34.48 ID:pJRfF3UIO
- それでもその事を気にするなら、少し懸念だけど今入間と真宮寺が飲んだら何時でも好きな時に性別を変えれる薬ってやつを開発中って聞いてるから試すのも手だと思うよ。そうすれば男としての自分と女としての自分を両方手にすることが出来る。
- 128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 00:23:19.02 ID:PTIP1dx10
- 苗木が不二咲を選んだのなら赤ん坊という未来よりも
不二咲との今を大切にしたいって思ったってことだろ
だからお前が不安に思うことは無い
- 129 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 20:50:02.77 ID:n1GZC8a10
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。
- 130 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 20:51:08.71 ID:n1GZC8a10
-
日向「もし仮に、苗木が四人の中からお前を選んだとして、あいつはお前の性別や障害なんて些細な事で、お前とずっと居たいって思ってるはずだぞ」
不二咲「…………」
そうだ。苗木が仮に不二咲を選んだとしたら、それはつまり──
日向「だから勇気を持て。苗木がお前を選んだのなら、赤ん坊という「未来」よりもお前との「今」を大切にしたいって思ったってことだろ。お前が不安に思うことなんて、なにも無いんだよ」
不二咲「日向、先輩……」
日向「赤ん坊なんて、どうしても欲しけりゃ養子を取りゃあ良いし、他にも手立ては幾らでもある。それでもお前があいつとの赤ちゃんが欲しいっていうなら、そうだな……。もし、次。もしもまた「異世界ドラゴン騒動」が起きたら、シックスって奴から『男でも妊娠出来る霊薬』って奴を貰っちまえ。そうすりゃお前でも赤ちゃんが産めるようになるだろ、多分」
不二咲は俺の言葉に泣きながら、でも「ふふふっ」と笑いながら。「もう、日向先輩ってば。不謹慎ですよ?」と軽口を叩いてくれた。……その瞳には、悲しみはなく、憂いもまた和らいでいて──「ああ、こいつも本当に苗木が好きなんだなぁ」とほっこりするような気持ちになれたのだった。
不二咲との絆クエストをクリアしました!! 「不二咲に助けを求める」の難易度が更に下がりました!! 「不二咲のパンツ」を手に入れました!!
- 131 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 20:52:12.17 ID:n1GZC8a10
-
赤松楓との絆値がMAXになりました。 絆クエスト 赤松楓編 を 開始します。 ※赤松楓のキャラクエストは、通常のそれよりも更に若干長いです(主人公キャラなので)
- 132 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 20:53:19.31 ID:n1GZC8a10
-
その日、俺の研究教室を訪ねてきた超高校級のピアニスト、赤松楓は、顔を赤らめて何とも言いづらそうな表情で来客用のソファーに座っていた。俺が何があったか話すように促しても、俯いたままだ。
……参ったな。何があったのか分からないんじゃ、こっちも何も出来な──「たいんです」──ん?
ようやっと口を開いた赤松からは、なんとも単純な依頼内容が聞こえてきた。
赤松「……わ、私! 最原くんと恋人になりたいんです!!」
……いや、なりゃ良いじゃん。俺のストレートな感想(口には出さないが)はズバリそれだ。二人が両思いな事なんて79期生全員が知ってるみたいだし「私と付きあって下さい!!」って言えば最原は思わず舞い踊ってしまうぐらいに喜んで、その手を取るだろう。
赤松「で、でも肝心の最原くんが私を好きかどうかは分かりませんし……」
……こいつマジか。本気でそう思って言ってるのか? 夏休みに温○物語で二人っきりでデートして、何かあれば事あるごとに一緒に行動を共にする癖してか???
赤松「で、ですね。先輩にはどうすれば最原くんの気を引けるか……。少しでも私って奴に構ってくれるようになるか一緒に考えて欲しいんです!!」
日向「えぇ……?」
赤松「もう悠長になんてしてられない……! アンジーさんなんて既に最原くんに告白したとか、ほ、ほっぺにチューを日常的にしてるとかいう噂までありますし……!!」
いや、もう十分過ぎるほど構ってるって。つーか夜長の告白は最原自身が断わってるって……ああそうか、コイツはそれを知らないのか。夜長の奴、フラれても開き直って引き続き最原にアタックしてるらしいしな。
赤松「だから、どうかお願いします! 最原くんの気を引ける方法を一緒に考えてください!!」
赤松は、それこそ地面に頭をこすりつける勢いで俺に頭を下げる。……やれやれ。俺が介入なんざする隙なんてないと思うんだがなぁ……。
どうする?
↓1
@最原に嫉妬させてみる(日向と偽デート)作戦。
A最原に押し迫ってみる(エロイ誘惑)作戦。
B最原の男心を擽ろう(露骨なアピール)作戦。
Cその他安価。
- 133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 20:56:19.04 ID:L9NiPpOI0
- 4 そんな所から見てないで来たらどうだ最原?
- 134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 20:56:51.19 ID:jPFm3CxW0
- 4春川の幼稚園での演奏会に誘って子供達に慕われる姿を見せてみる作戦
- 135 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 20:59:51.97 ID:n1GZC8a10
- >>133 ()
日向創「……そんな所から見てないで、来たらどうだ最原」
赤松「え、ええっ!!?」バッ!!
↓1
00〜90 赤松の反応を見るための嘘
91〜00 本当に最原がいた
(すみません、こうしないと赤松さんのキャラクエが一瞬で終わってしまいかねないんです……)
- 136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 21:01:20.88 ID:Bw1yPyflO
- 居るのか?
- 137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 21:01:33.38 ID:CG1rh5Q90
- へい
- 138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 21:03:11.22 ID:L9NiPpOI0
- ゾロ目出たから提案何だが最初の左右田のデートみたいにしたらどうかな?
- 139 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 21:07:18.82 ID:n1GZC8a10
- >>136 あぶねぇええええええええ!!(ゾロ目がどういう効果になるかは今後考えます)
>>138 と言うか、それの亜種を考えてますね。
日向「……なるほど、その反応なら嘘や狂言ってパターンはなさそうだな」
赤松「……あ、当り前じゃないですか! もう、先輩ったら……。そういう意地悪な事するんだったら先輩だけピアノの発表会に呼んであげませんよ?」
日向「そいつは参ったな。分かった、真剣に協力するよ。だから──」
↓2
@最原に嫉妬させてみる(日向と偽デート)作戦。
A最原に押し迫ってみる(エロイ誘惑)作戦。
B最原の男心を擽ろう(露骨なアピール)作戦。
Cその他安価。(一瞬で終わる系の安価は勘弁してください)
- 140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 21:09:13.34 ID:39coXl7MO
- 2
- 141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 21:09:35.42 ID:jPFm3CxW0
- 4春川の幼稚園での演奏会に誘って子供達に慕われる姿を見せてみる作戦
- 142 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 21:13:33.85 ID:n1GZC8a10
-
日向「>>141 ……ってのはどうだ?」
赤松「えっと……。つまり、最原くんを子供達に嫉妬させてみようって事ですか? それとも私が子供に慕われる姿を見せてほっこりさせようって事ですか?」
日向「ようするに↓1って事さ」
- 143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 21:20:05.05 ID:39coXl7MO
- 母性と包容力をアピールする
- 144 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 21:32:03.05 ID:n1GZC8a10
-
日向「お前の母性と包容力をアピールするんだ」
赤松「母性と……包容力?」
日向「そうだ。お前なら「ピアノのお姉ちゃん」として子供達にも大人気だろうし、最原も「新たなお前の魅力」って奴に気づくだろう。……事情を知ってる春川にも協力を頼めるわけだしな」
赤松「な、なるほど……。分かりました! やってみます!!」
そうして俺達は春川に事情を話し、春川が研修を行っている幼稚園で「一日先生体験」とやらをさせて貰える事になったのだった。
〜〜〜数日後〜〜〜
春川「はーい、みんな〜。久しぶり、元気にしてたかな〜?」
園児A「春川お姉ちゃんだー!」
園児B「また来てくれたんだね!!」
園児C「ねぇねぇ、今日は何するの? 何して遊んでくれるの!?」
……春川の「依頼」で何度もこの幼稚園に来たことがある俺はもう見慣れた物だが、最原と赤松はいつもとキャラが180度違う春川の態度に心底驚いていた。まぁそりゃそうだよな。俺だって最初の時は目を疑ったし。……まぁいつもの冷徹スタイルで園児と接してたらそれはそれで大問題だから当然っちゃ当然の対応なんだけどさ。
春川「今日はね〜? じゃじゃん! 創お兄ちゃんが遊びに来てくれましたー!!」
日向「よう、みんな。元気にしてたか?」
子供達の反応↓1(高コンマほど大人気。低コンマほどなんかよく分からないけどよく幼稚園に来るお兄ちゃん。という感じ。補正+30)
- 145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 21:32:38.11 ID:CG1rh5Q90
- へい
- 146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 21:33:41.12 ID:L9NiPpOI0
- ゾロ目発生率今日高いね。
- 147 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 21:46:25.62 ID:n1GZC8a10
- ゾロ目かぁ……じゃあこうしましょうか。11(ゾロ目)+30=41 よくも悪くも幼稚園のお手伝いさんと言う感じ。
俺の登場に、殆どの生徒はあまり良い反応って奴を示さなかった。総合すると、よくも悪くも幼稚園のお手伝いさん──と言う感じだ。……だが、一部の園児が、その……。
園児H「ひ、日向おにいちゃん!! 日向おにいちゃんだ!!(目キラキラ)」
園児I「ねぇねぇ! 何時になったら私とふーふになってくれるの!? もう待ちくたびれちゃったよー!!」
日向「は、ははは。そうだなぁ……。もっとお前らが大人になって、素敵な人になったら──かな?」
そう、自分で言うのもなんだが、俺はこの幼稚園の一部の女子から「告白」って奴を何回もされている。来る度に「これ」なんだから正直参ってるんだよなぁ……。春川は何にもしてくれないし……。影で相談しても「そんなの幼稚園じゃよくあることなんだから、子供のあしらい方って奴を学びなよ」って突き放される始末だ。
毎度思うが、なんで春川の奴は俺なんかを幼稚園の手伝いに誘うんだ……? ゴン太や東条とかの方が園児に大人気だろうし、子供の世話も上手だろうに……。
春川「そしてそして〜。なんと今日はそれだけじゃありませーん! 希望ヶ峰学園から「ピアノのお姉ちゃん」と「探偵のお兄ちゃん」も遊びに来てくれたよー!! みんな拍手ー!!」
赤松「はーい! みんなこんにちはー!! ピアノのお姉ちゃんこと「赤松楓」でーす! 今日はよろしくね!!」
最原「た、探偵のお兄ちゃんこと「最原終一」です……。よろしくお願いします」
子供達の第一印象。↓1赤松(補正+40) ↓2最原(補正−20)
- 148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 21:47:41.34 ID:L9NiPpOI0
- 高そう
- 149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 21:47:59.96 ID:Bw1yPyflO
- はい
- 150 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 21:54:28.95 ID:n1GZC8a10
- 春川34+40=74 最原96−20=76
おー!! と、園児達は大拍手で二人の事を迎える。……どうやら二人とも、第一印象は悪く無さそうだ。赤松は「ピアノが弾けるお姉ちゃん」として。最原は「探偵」という言葉が園児達の子供心を擽ったのか、ヒーローでも見るような目で最原のことを見ている。
……相談のお兄ちゃんなんかよりも、分かりやすくて良いって事なのかな。
……まぁ俺とこの幼稚園の子供達のファーストコミュニケーションが「肝試し大会のフランケンシュタイン役(演技度05)」だったからしょうがないのかもしれないけど……なんだろう、ちょっと落ち込む。
さて、そんなどうでも良い事は置いといて、最初は何をするんだっけ……。確か「赤松の良いところを最原に示せるような物」が良いんだったよな? ↓1
- 151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 21:58:52.20 ID:jPFm3CxW0
- 子供達のリクエスト曲を完全演奏
- 152 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 22:04:39.20 ID:n1GZC8a10
-
春川「じゃあ早速、ピアノのお姉ちゃん──楓お姉ちゃんに頑張って貰おうかな! みんなー! なにか楓お姉ちゃんに弾いて欲しい曲はあるかなー!?」
春川の言葉に、園児達が「はいはい!」と一斉に手を上げる。お、良いぞ春川。赤松の実力をみんなに……そして最原に見せつけるチャンスだ! 頑張れ!!
赤松「ふふっ。大丈夫大丈夫、ちゃーんとみんな弾いてあげるから、慌てないで。それじゃあ最初はねー……」
↓1 赤松が子供達の人気を集められたかどうか。(超高校級のピアニスト補正+70)
- 153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 22:05:03.13 ID:X1TAM3e5O
- あ
- 154 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 22:15:20.38 ID:n1GZC8a10
- なんかさっきから赤松さんの出目が低空飛行っすねぇ……。補正を大きめにしておいて正解でした。
13+70=83 かなり注目の的だ! 園児達も何か凄い物を見るような目で赤松を見ている。
結果から言って、春川の作戦は大成功だった。赤松は園児達にリクエストされた曲を全て、完璧に、一切のミス無く弾き終えた。……流石は超高校級のピアニスト。これぐらいは出来て当然、といった風だ。……なんだが、その……。
園児A「凄い……!」
園児B「プロだよ……本物のピアニストなんだ……!!」
「子供的に人気がある」というよりも「尊敬の眼差し」で赤松を見つめている子が多いというか……。「仲良くなった」と言うよりは実力を見せつけて「呆然とさせた」の方が正しいかもしれないな。赤松、お前本気出しすぎだよ……。
赤松「ふぅ……どうだったかな?」
赤松の質問に、子供達は拍手喝采で答える。その眼はもはや完全に「遠い世界の住人」を見る目になっていた。……今ピアノを習っている子供には「先生よりも上手い!!」と思わせてしまったかもしれない。
春川「はーい! 凄かったねー!! さて、次は探偵のお兄ちゃんに頑張ってもらおうかな!!」
最原「え、えっ!? 僕も何かやるの!!?」
春川「もちろん! 終一お兄ちゃんには↓1をやってもらいます」
- 155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 22:18:49.02 ID:39coXl7MO
- 腕立て伏せ500回
- 156 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 22:27:02.27 ID:n1GZC8a10
- >>155 鬼過ぎて草
最原「えっ、ちょっ、まっ!!?」
最原が呆然とした顔で、それでかつ大慌てで春川のことを見る。俺だって内心では「はぁ!?」と言っていた。確かに最原は入学当初からは少しは逞しくなったが、それで腕立て伏せ500回っていうのは……。いや待て、そもそもなんで腕立て伏せが探偵と関係あるんだ。
春川「探偵は事件を解決するだけじゃなくて、悪いことをした犯人を捕まえないといけないからね! 終一お兄ちゃんは「超高校級の探偵」だからそれぐらいは簡単に出来るよね?(ニコッ)」
最原「いや探偵の仕事って言うのは別に犯人を捕まえる事じゃ「で き る よ ね ?」……はい」
最原は空虚な目で腕立て伏せの準備を始める。子供達の「お兄ちゃん頑張れー!!」という声援が胸に痛い……。最原、お前春川を怒らせるような真似でもしたのか……? じゃないとこの仕打ちはいくら春川でもなかなかしないと思うぞ……?
春川「それでは終一お兄ちゃんによる腕立て伏せ500回……よーい! 初め!!」
最原「う、うぉおおおおおおおおおおおおお!」↓1最原の頑張り
- 157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 22:28:02.00 ID:L9NiPpOI0
- サボってなければ大丈夫
- 158 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 22:28:22.41 ID:n1GZC8a10
- なん……だと?
- 159 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 22:40:20.99 ID:n1GZC8a10
-
最原「491……! 492……!!」
俺は、夢でも見ているのだろうか。あの「貧弱」で有名な最原が、春川の指定した時間内ギリギリとはいえ、腕立て伏せ500回をやり遂げようとしている。……これが特訓の成果って奴なのか!? 夏休みに百田のリハビリトレーニングに付きあった時はたった数回のランニングでバテバテになってたのに……!!
最原「はあっ、はあっ……。496……! 497……!!」
左右田もそうだが、最近は貧弱体質な男子の「トレーニング」って奴が流行ってるんだろうか。(いや俺も瞑想とランニングという自主トレはしてるんだが)いや、それはそうと頑張れ最原! 後もう少しだ!!
赤松「さ、最原くん!! 頑張れー!!」
園児達『お兄ちゃん! 頑張れー!!』
赤松と園児達の声援に応え、最後の力を振り絞って、最原は腕立て兎伏せを続ける。
最原「499……! 500……!!」
ピピピピッ! ピピピピッ! というタイムアウトを告げるタイマーの音と、最原が腕立て500回を終えたのはほぼ同時だった。最原……。お前(前と比べたら)本当に逞しくなったんだな……!!
もしかして春川も「今の最原なら出来る」と信じてこんな事をさせたのか? だったら凄いぞ春川。正直お前の眼の良さとその実力を見くびっていたよ。
春川「はーい! よくできましたー!! みんなー! 終一お兄ちゃんに拍手ー!!」
ワァアアアアアアアアアアアアアアアッ!! という歓声と、大拍手が巻き起こる。赤松なんて感動のあまり目から涙が零れていた。……あれ? なんか最原「を」赤松「に」惚れ直させるっていう作戦が逆になってるような気がするんだが……。まぁ良いか。
↓1 次にやることorハプニング
- 160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 22:44:36.54 ID:jPFm3CxW0
- 赤松先生の超わかりやすいピアノ教室
- 161 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 22:47:18.79 ID:n1GZC8a10
- えー、ちょっとお待ちください。>>1の中では「それが得意な事」と「それを教えるのが上手い事」は別の物だって考えてるんですね? なので、まず赤松さんがピアノを「教える」のが上手いかどうかの判定から始めます。↓1(高コンマほど教えるのが上手い)
- 162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 22:50:31.92 ID:39coXl7MO
- あ
- 163 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 22:52:17.03 ID:n1GZC8a10
- ……高コンマを叩き出したので、>>1は今から「子供にも分かりやすいピアノの教え方」を速攻で調べてきます(大泣き)
- 164 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 23:06:54.49 ID:n1GZC8a10
-
赤松「はーい! じゃあみんなは「ドレミファソラシド」を言えるかな〜?」
園児達『はーい!』
赤松「すごーい! みんな言えるんだね!! じゃあ「どの鍵盤がどの音が出るか当てっこゲーム」してみようか! お姉ちゃんが今から黒板にピアノの鍵盤を書くから、その後で私が指差した鍵盤を押すと「何の音がでるか」当ててね? コレが赤松流Lesson1!! 『ドレミファソラシド』をマスターしよう、だよ!!」
おお……! やっぱ凄いな赤松。それその物は出来てもそれを他人に教えるのは無理ってタイプの天才も多いのに、お前は子供達にも分かりやすくピアノを教えられるんだな……! 最原も感心したような眼でみている「やっぱり赤松さんは凄いなぁ……」という心の声が聞こえてきそうだ。
赤松「凄い凄い! みんな大正解だよ!! この幼稚園は頭の良い子が多いんだね!! じゃーあ……次はお姉ちゃんと一緒にピアノを弾いてみようか! 私が弾いたピアノの鍵盤を、同じように押してみてね? そうすれば私と同じ曲を弾くことが出来るよ!! はーい! 誰かやりたい人ー!!」
子供達が「はいはい!」と一斉に手を上げる。……普段の態度を見ていると、春川よりもずっと赤松の方が「保育士」に向いている気がするな。(実際はピアノバカだから無理臭いんだけど)
こうして、赤松は園児達からの更なる支持を得た。……母性、と言えるかどうかは分からないが、それなりにカッコいい部分は見せれたはずだ。さて、最原の反応は……↓1(コンマではなく安価です)
- 165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 23:12:57.36 ID:PTIP1dx10
- 女児に言い寄られていて聞いてるどころじゃなかった
- 166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 23:14:20.83 ID:L9NiPpOI0
- 周りの子供にあのねーちゃんをずっと見てたんなら付き合えば良いのにと言われあたふたしてた
- 167 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 23:25:20.23 ID:n1GZC8a10
-
園児「ねぇねぇお兄ちゃん!! 彼女は!? 彼女はいるの!!?」
最原「え、ええっ!? ……い、いないけど……」
園児「だったら私、将来お兄ちゃんのお嫁さんになったげるー!!」
最原「あ、あはは……そ、そうだね。君がその時まで僕の事を好きだったらお願いしようかな……」
最原よ、お前もか。(共感)……やっぱこの位の女児ってのは年上の優しい男性って奴に無条件で憧れるもんなのかな……? それはそうと、後で赤松に感想を聞かれたらどうする気だこいつ……。多分赤松の奴「最原くん、子供の面倒見が良い人だなぁって思ってくれるかなぁ」って期待してるぞ。
↓1 次に起る出来事orハプニング
- 168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 23:29:29.78 ID:jPFm3CxW0
- 強盗に変装した百田が乱入してくるも、最原(と裏で春川)に撃退される(というお芝居)
- 169 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/24(火) 23:41:00.90 ID:n1GZC8a10
- >>168 安価了解しました。そしてここでお知らせ……というか皆様に向けてのSOSです。
この赤松との絆クエストのゴールは「最原と結ばれること」なんですが、現状どうすれば良いか全く見当が付きません。それもこれも、作者の力不足のせいです。
それと>>141さんは「なにも」「全く」「ホンの少しも」悪く無いんですが、C安価の場合「どうせなんか適当な良い場所や行動に誘導してくれるっしょww」と軽視し、安価で「幼稚園」が選ばれるとは思いもしてなかったのも原因です。(幼稚園で結ばれるってホントどうすれば良いんだ……)
これも同じく、>>1が全て悪い(予想外の道筋に進む可能性がある最初の安価に自由安価を混ぜるべきではなかった。最初のCの自由安価も、最原が聞いている事になっていたら一瞬でクエストが終わってしまっていましたしね)>>1の経験不足のせいで起こってしまった事故です。大変申し訳ございませんでした。
Q 要は何が言いたい A これからどうやって最原と赤松をくっつけたら良いか分かりません、どうか皆さんの知恵をお貸し下さい。
それではまた明日。8:30から9時頃にお会いしましょう。
- 170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/25(水) 00:57:15.15 ID:Gjt1bBUZ0
- 考えられるプランとして
舞台を変えるパターン
春川の機転で幼稚園から子供と一緒にお出かけって言う事で大きい公園とかみんなが遊べる場所に移動し、最原と赤松が二人っきりになれるチャンスを作る。日向のコネで誰かを呼んでおいて子供の監視出来る人数を減らさない方法を取っておく。
吊り橋効果パターン
次の安価が決定して百田が関わるのは確定している。が江ノ島なり王馬の予想外の介入で赤松が連れ去られる。それを最原を中心に助ける。ただこのパターンを使用する場合は警察とか絡むと面倒くさいから百田の介入が完了した後、子供に心配を掛けない配慮をした後に実行に移す。今回の場合は王馬を使って犯行声明を出したほうが被害が少なくて済む。
幼稚園にこだわるパターン
小さい子供と遊んだ後、子供には昼寝をしてもらい子供の動きを制限しておく。その後は幼稚園で告白するなら日向達は退散しておいて最原と赤松を二人っきりに出来る場合に誘導。もしくは幼稚園のイベントを終わらせた後、帰り道で告白するにはもってこいの場合で告白する。
- 171 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/25(水) 20:30:14.83 ID:CNqQC4lj0
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。
>>170 あなたは神か何かですか?(おかげで一つ思い付いた)
- 172 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/25(水) 20:31:14.95 ID:CNqQC4lj0
-
日向(さて、そろそろだな……)
俺は最原、赤松、春川の三人に目配せをして、お互いに頷き合う。その後、ポケットの中にある小型発信器を使い「ある人物」に連絡を入れた。
春川「はーい! みんな、ここで探偵のお兄ちゃんからお知らせがありまーす!!」
赤松にピアノを習っていた園児達を全員席に戻し、春川が予定通りに最原を黒板前に立たせる。
最原「……みんなは知らないと思うけど、最近この辺りで「宇宙海賊ドン・カイトウ」っていう怪盗が盗みを働いているらしいんだ」
園児「ドン・カイトウ?」「何それ知らなーい」
最原「「ドン・カイトウ」は「皆が大切にしている物」を兎に角何でも奪っていく宇宙一恐ろしい大怪盗なんだ。だからみんなも気をつけ──」
その時(タイミングとしてはバッチリ)だ。ガララララッ──! という勢いよく教室のドアを開ける音と共に、教室の中へ「奴」が入って来る。
ドン・カイトウ「わっはははははははは!! そう! この俺様こそが宇宙に轟く大海賊!! 「ドン・カイトウ」だ!!」
園児s『なんか来たー!!?』
勿論、そんなふざけた名前の怪盗がいる筈もなく、正体は「宇宙海賊」をテーマに白銀に協力して貰って、コスプレ&特殊メイクに身を包んだ百田快斗だ。……いや改めて見てもホント凄いな白銀。どう見ても戦隊物シリーズに出てくる人間の体を保った悪役にしか見えないぞ。
最原「くっ……! 何をする気だ「ドン・カイトウ」!!」
ドン・カイトウ「俺はお前達が一番大事にしている物……! つまり↓1を頂いていくぜ!!」
@春川
A赤松
B教室にあるピアノ(夢野にマジックを教えて貰った)
- 173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/25(水) 20:35:21.87 ID:hgcEaiVV0
- 2
- 174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/25(水) 20:37:49.81 ID:Gjt1bBUZ0
- 3
- 175 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/25(水) 20:45:30.19 ID:CNqQC4lj0
-
ドン・カイトウ「ふっふっふ……! お前達の……否「お前の」(最原の方を見ながら)一番大切にしている者……! 即ち、超高校級のピアニスト、赤松楓は俺が貰っていく!!」
最原(えっ!? えっ!!? た、確かここは子供達の人気を考えて春川さんを狙うはずじゃあ……!?)
赤松「きゃぁあああああああああ! 助けてー最原くーん!!」
そういうと、ドン・カイトウはまるで疾風の様に赤松の身体を抱え、教室を飛び出して行った。最原は唖然としているが、そりゃそうだ。なにせ「赤松関連」の事だけは最原には秘密にしてたからな……。この方がサプライズ感もあって良いだろう。
春川「きゃー、大変! 探偵のお兄ちゃん!! 楓お姉ちゃんを助けてあげて!! ほらみんなも一緒に! せーの!!」
園児s『助けてあげて! 終一お兄ちゃーん!!」
最原「わ、分かった!! 兎に角ドン・カイトウが教室や廊下に何か手がかりを落していってないか探してみよう!! み、皆も手伝ってくれるかな?」
園児s「『オー!』
と、言うことで最原は若干慌てた状態のまま、園児達と共にドン・カイトウの行方を追うことにした。そして──↓1
00〜70 で最原がヒントを見つける。
70〜00 で最原より先に園児がヒントを見つけてしまう。
- 176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/25(水) 20:46:21.98 ID:EMNqpVG30
- へい
- 177 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/25(水) 20:49:11.12 ID:CNqQC4lj0
- 最原えぇ……。
〜〜〜数分後〜〜〜
最原「えっと……(あれ? 確か日向先輩の話じゃそこまで難しくない謎解きだって話しだったのに……ヒントが……)」
園児A「ねぇねぇ終一お兄ちゃん! こんなのが廊下に落ちてたよ!!」
最原「そ、それは↓1!!」
- 178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/25(水) 20:50:32.37 ID:Gjt1bBUZ0
- 王馬の文字で残念スカって書いてあった
- 179 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/25(水) 20:56:26.54 ID:CNqQC4lj0
-
『ヒントかと思った? 残念スカでーす!! by悪の総統 オーマ・ダイキチ』
園児A「腹立つ〜!! ドン・カイトウって仲間がいたんだね!!」
園児B「オーマ・ダイキチ……悪の……何て読むんだろうこれ?」
最原(え? えっ!? なにこれ!!?)
最原が流石に事情を説明して欲しいと俺達の方を見る。実は王馬の乱入は──↓1(奇数で必然・偶数で想定外)
- 180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/25(水) 20:57:12.19 ID:DfbBXvOJO
- (笑)
- 181 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/25(水) 21:01:39.06 ID:CNqQC4lj0
-
──そう、王馬には今までやらかしてきた数々の悪戯(悪質)の罰の一つとして、今回の演劇に参加して貰っていたのだ。当然、主要人物である最原には何も話していない。
俺も春川も最原の視線をガン無視し、園児達の世話やヒント探しを手伝っている。
最原(ど、どういう事!? もしかしてこれ、僕に対する何かのドッキリだったりするの!!? い、いや。兎に角今はヒントを探さないと……!!」
↓1
01〜70 で最原がヒントを見つける。
71〜00 でまたも園児Aがヒントを見つけてしまう。
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