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日向「安価とコンマで依頼を解決する」罪木「その4ですぅううう!!」
- 27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 17:19:09.73 ID:5EXK5BCx0
- 苗木の場合は契約済だから根本的な解決にならないんだよな。
- 28 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 17:24:56.31 ID:7MEr32He0
-
やっぱ苗木だよな! 最原はその洞察力と推理力、そして経験から「一体どうすれば良いのか」が大体分かってくれると思うけど、苗木に関しては話が別だ。
別にあいつの要領が悪いとか、洞察力が優れていない(むしろ優れている方だと思う)とかそういう理由じゃなくて、一番の問題はあのドラゴン──「ミミ」が苗木に惚れていて、何をしでかすか本気で分かったもんじゃないということだ。
あの体格差で人を下敷きにするぐらい簡単な膂力の持ち主だしなぁ……。仮にまた押し倒されてたらどうすっかなぁ……。
〜〜〜超高校級の幸運(78期生)の研究教室〜〜〜
日向「苗木! いるか!?」
↓1
01〜30 苗木もミミもいない。
31〜60 苗木に抱きついているミミがいた。
61〜90 苗木にまたキスをしているミミがいた。
91〜00 なんか不二咲以外の苗木lovesがかなりヤバイ眼で苗木とミミを見ているんだが……。
- 29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 17:27:18.77 ID:5EXK5BCx0
- 修羅場にならない事祈ります。
- 30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 17:28:46.55 ID:cdBKtZyBO
- ゾロ目どういう効果?
- 31 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 17:48:53.98 ID:7MEr32He0
- >>30 (苗木にとって)史上最悪の絶望レベルの出目です。……これホントどうしよう(滝汗)
ミミ「んー……ちゅっ♪ パパもママも許してくれたし、これで正式に夫婦になれるね〜誠〜♪」
ミミに押し倒された苗木「そ、そうだね……。あ、あはははははははは……(白目)」
あー……。やっぱり「こう」なってたか。ドラゴンだし、人の理が通じる存在じゃないとは思ってたけど……。
日向「こら! ミミ!! 『郷に入っては郷に従え』前も言っただろ!!」
ミミ「むぅ……。五月蠅いのが来ちゃった……。どうしよう誠? 逃げる? 追い払う??」
苗木「ひ、日向先輩は僕の大切な先輩だから、無下に扱う娘は嫌いかな〜……なんて……」
ミミ「!? ご、ごめんなさい!!」
苗木の言葉にビビったのか、ミミはイソイソと苗木の腹から降りる。……苗木もミミの扱い方が分かってきたみたいだな。
苗木「ひ、日向先輩。その、この状況は一体どういう……。ミミちゃん達はこの前ちゃんと元の世界に送り返したはずじゃあ……」
日向「ああ、それなんだがな──事情説明中──って訳なんだ」
苗木「そうですか……江ノ島さんがまた……。クラスメイトを代表して代わりに謝ります、ごめんなさい」ペコリ
日向「苗木が頭を下げる事じゃないさ。だから……」
苗木「ええ、江ノ島さんは僕に任せて下さい。なんとしてでも説得して、魔術書を取り返してみせます!!」
日向「助かる、俺は最原の所に行くよ。最原に事情を説明したら、俺も江ノ島の説得&説教に参加する」
ミミ「? 誠、誰かぶっ飛ばしたい奴がいるの? だったら私が──」
苗木「み、ミミちゃん! 僕は物事を穏便に済ませてくれる女の子が大好きなんだ!! だから──!!」
ミミ「!? うん! ミミ、大人しくしてるよ!! だって誠の妻だもん!!」
よしよし、流石は苗木だ。まだ数回しか交流がないのにミミのことを完全にコントロールしている。さて、江ノ島のことは苗木に任せて俺は早速──
〜〜〜超高校級の探偵(79期生)の研究教室〜〜〜
日向「邪魔するぞ、最原!!」
↓1
01〜30 最原に撫でられながら机の上で眠っていた。
31〜60 最原の腕の中でスヤスヤと眠っていた。
61〜90 赤松と一緒に可愛がられていた。
91〜00 なんか4歳の美少女が素っ裸で立ち尽くしていて大慌ての最原がいるんだが……。
- 32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 17:51:57.95 ID:cdBKtZyBO
- はい
- 33 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 17:53:23.89 ID:7MEr32He0
- 「いや草」と言っている自分と「最悪だぁ……」と嘆いている自分が同時に存在しています。
- 34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 17:53:40.43 ID:5EXK5BCx0
- 白銀さん案件に発展
- 35 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 18:16:32.83 ID:7MEr32He0
-
4歳ぐらいの少女「むにゅ……。しゃいはらぁ……」
最原「あ、あわ、あわわわわわわわわ(顔真っ赤)」
……そこには素っ裸の4歳の女の子が、最原に抱きついているという、事案待った無しの絵面が存在していた……。いや完全に前回の苗木の時のデジャヴなんだか!? もしかしてドラゴンって素で人間に変身出来るのか!?
ゴイ「クルルゥ?」
……偶々だよな? なぁゴイ。お前は唐突に人間の幼女になったりしないよな?? 俺をロリコン通り越してペド扱いされる地位にまで貶めたりしないよな???
最原「あ、ひ、日向先輩!! こ、これはその……! ぼ、僕が部屋で研究をしてたらいきなり部屋の中がパアアッって光って、何かと思ったらこの子がその……! へ、部屋の中に突然現われて僕の事を……!! それも何故か全然引きはがせなくって……!!」
日向「落ち着け、最原。探偵ならどんな時にでも「冷静に」だぞ。……前回の苗木の時と同じだよ。実は──事情説明中──って訳なんだ」
最原「そうですか……。また真宮寺くんと田中先輩が手を組んでやらかした線は薄く見てましたけど、江ノ島先輩が……」
日向「取りあえず、お前は研究教室に鍵を掛けて、そいつと一緒に中に籠もっててくれ。あ、人間体でもドラゴンはドラゴンだから、扱いにはマジで気をつけろよ? 下手すりゃ夢野と同じように病院送りになるぞ」
最原「えちょっ!? あの、先輩は!!?」
日向「白銀か東条か、それとも西園寺かは分からないけど、兎に角「小さな女の子」が着られそうな服を持ってそうな奴にそいつが着る服を貰ってくる! 江ノ島の元に一緒に向かうとはいえ、全裸じゃ流石に不味いだろ。希望ヶ峰学園一の変態野郎の称号待った無しだぞ!!」
最原「わ、分かりました!!「しゃいはらぁ……」わ、分かった。分かったからそんなに胸やお腹を押しつけないで!!」
……最原よ、言いたいことは分かるが、お前傍から見たら幼女に「興奮するからそう言うことしないで!!」って言っている風に聞こえるぞ……。
さて、誰の力を借りるべきか……。
↓1
@やっぱり白銀(ただし、連続二回目の為、怪しまれます(判定必須))
Aここは東条(服を持っているかどうかの判定自体は厳しいですが、怪しまれることなく服を作ってくれます)
B西園寺(ノーリスクで服を借りれますが、事情を聞いて納得するまでは罵倒されます)
- 36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 18:22:44.49 ID:5EXK5BCx0
- 2が一番安全かな。守秘義務果たすし。
- 37 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 18:24:31.70 ID:7MEr32He0
- はい、という訳で次の展開が決まったので>>1は夕食休憩に入ります。8時〜9時の間には……戻れると良いなぁ……。(寝落ち常習犯)
- 38 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 21:14:42.54 ID:7MEr32He0
-
どうする……? 白銀に頼めばまた服を貸してくれるかもしれないが、流石に二回連続となれば怪しまれるだろう。と、なると──
〜〜〜超高校級のメイドの研究教室〜〜〜
日向「失礼するぞ! 東条はいるか!?」
東条「──日向先輩? そんなに慌ててどうしたの? もしかして、私に何か「依頼」かしら?」
日向「ああ。実はその……お、俺の親戚の娘……4歳の女の子が家に遊びに来てるんだけど「もっと可愛い服が来たい!!」って言いだしてさ。東条ならお手製の可愛らしい服を作ってくれる、あるいは持ってるんじゃないかなってさ」
東条「4歳の女の子の服……? そうねぇ……」
↓1
01〜30 悪いけど、そういう事なら今から作るしかないわね。
31〜60 あら偶然ね、今丁度同じような依頼を受けてるの。一緒に作ってしまいましょう。
61〜90 丁度良いわ。今白銀さんの頼みで同じようなコンセプトの服を作ったの。どうぞ持って行って。
91〜00 あるにはあるけれど……。その、ちょっと過激な服なのよね。それでも良い?
- 39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 21:15:49.66 ID:qxdrQCw1O
- それ
- 40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 21:20:07.02 ID:5EXK5BCx0
- ゾロ目だとどうなんや?
- 41 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 21:22:53.53 ID:7MEr32He0
-
東条「丁度良いわ。今白銀さんの頼みで同じようなコンセプトの服を作ったの、どうぞ持って行って」
日向「良いのか!?」
東条「ええ。元々「誰のため」というより「こういう服が作りたい」って丁で作ったんだもの。必要としている人がいるなら、その人にあげるのが一番よ」
そう言って、東条は俺にお手製の服を渡してくれた。……なんだろう。何故だか分からないが、あの子にピッタリ合う服な気がする!!
日向「恩に着る、東条!!」
俺は東条に礼を言うと、急いで最原の元へと戻る。だがそこには──↓1
01〜30 幼女を膝の上に乗せて、眠らせている最原がいた。
31〜60 幼女に押し倒された最原がいた(幼女自体は寝ている)
61〜90 幼女に押し倒された最原がいた。(幼女は起きている)
91〜00 なんか幼女にキスされてる最原がいるんだが……。
- 42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 21:25:59.16 ID:k6ed5bvg0
- あ
- 43 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 21:38:34.47 ID:7MEr32He0
-
4歳の幼女「スーピー……。スーピー……」
最原「よーしよしよし……。お願いだからそのまま寝ててね……」ソワソワ
日向「最原! 服を持って来たぞ!!」
最原「日向先輩!? い、今開けます!!」
日向「どうだ、その……ドラゴンの様子は」
最原「また眠っちゃったみたいです。……本当によく寝る子で助かりましたよ……。シイ(41)ちゃんって名前だけは聞き出せましたけど」
シイか……。やっぱりコイツら(ドラゴン)にも「名前」がちゃんとあるんだな……。なぁ、お前の本名は何て言うんだ? まさか本当に「ゴイ」で合ってるのか? そう心の中で尋ねてみても、コイツは「クルルゥ?」と首を傾げるばかりだ──って、そんな場合じゃなかった! はやいとここの服をシイに着せないと最原の尊厳が──!!
〜〜数分後〜〜
シイ「すぅ……。すぅ……」
俺の見立て通り、東条に作って貰ったその服は、シイにピッタリだった。ふぅ……やれやれ、これでやっと事件解決のために動き出せる……。例のヤバイドラゴンは不二咲の手腕に任せるとして、やはり元凶である江ノ島をなんとかしなくては──!!
日向「最原! シイを連れて一緒に付いてきてくれ!! 江ノ島をとっちめに行くぞ!!」
最原「わ、分かりました! ええっと……(ユサユサ)……ダメだ、起きそうにないな……背負っていくしかないか……」
こうして俺達は元凶である江ノ島の元へと向かった。そしてそこには──↓1
01〜30 何故か絶望状態の苗木がいた。
31〜60 江ノ島とのトークバトルに苦戦する苗木がいた。
61〜90 江ノ島とのトークバトルで善戦する苗木がいた。
91〜00 江ノ島から既に魔導書を取り返した苗木がいた! 凄いぞ苗木!!
- 44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 21:42:36.35 ID:5EXK5BCx0
- 希望は前へ進むんだ!
- 45 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 21:53:15.38 ID:7MEr32He0
-
〜〜〜超高校級のギャルの研究教室〜〜〜
苗木「お願いだよ江ノ島さん! 大人しくその魔導書を返してよ!!」
江ノ島「えー? でもなぁ……? この本かーなーりー興味深いことがかいてあるしぃ。まだまだ使えそうな部分も沢山あるしなぁ(ニヤニヤ)」
苗木「その本は元々真宮寺くんの持ち物でしょ!? 普通に泥棒だよ!!」
江ノ島「それを始めるにはまず「泥棒」の定義から始めなくてはいけませんねぇ……。真宮寺だってこの本を「正規ルート」で手に入れた訳じゃないんですし? あ、もしこの本の事が世間に流出しちゃったらこの世界はどうなっちゃうのかな〜?」
苗木(そ、それは! それだけは絶対ダメだ!! クソッ……どうすれば……どうすれば江ノ島さんを止められるんだ!?)
ガララララッ!!
日向「救援に来たぞ! 苗木!!」
最原「助けに来ました、苗木先輩!!」
苗木「ひ、日向先輩! 最原くん!!」
江ノ島「おっとー? 古今東西主人公トリオが揃っちゃったかぁ……。うーん、これは私様でもちょーっと厳しいかなぁ(ニヤニヤ)」
江ノ島は余裕の笑みを崩そうともしてない。……こいつ、事態がもっと悪化するまでは魔導書を意地でも返さないつもりだな……!!
↓2 どうする?
@江ノ島に、どうすれば魔導書を渡してくれるのか聞く。
A取引を持ちかけてみる。
Bその他安価。
- 46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 21:54:58.53 ID:yC8jisa6O
- 2
- 47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 21:55:07.99 ID:k6ed5bvg0
- 3苗木ガールズも呼んで加勢してもらう
- 48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 21:56:39.61 ID:5EXK5BCx0
- 事態がさらに悪化する展開しか見えんのだが。スパクリでどうにかなるか?
- 49 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 22:13:23.66 ID:7MEr32He0
-
「「「ちょっと待ったぁあああああああああ!!!」」」
日向「!!? こ、この声は?」
江ノ島「お、おやおやおや? 私様としたことが、とんでもない出目を踏んじまった(コンマ99)みてぇだなぁ!!」
舞園「不二咲さんから話しは全て聴かせて貰いました!!」
日向「舞園……!」
朝日奈「……本当に大変だったね、苗木、日向先輩、最原!!」
苗木「朝日奈さん……!!」
霧切「江ノ島さん。このままその魔導書を返さないと言うのなら、今までのあなたの悪行は全て生徒会並びに学園長。そして学園上層部の評議会に連絡させて貰うわ」
最原「霧切先輩……!!」
こ、ここで苗木lovesが救援に駆けつけてくれるなんて!! これはかなり心強──!!
江ノ島(……ちぇー。「あともう一回」だったのになぁ……。まぁいっか! 既に二回は済んでるし、どのみち苗木は……うぷぷ!!)
江ノ島「えーんえーん! みんながよってたかって虐めるよ〜!!」
舞園「何を言ってるんです? 全てあなたの自業自得でしょう!!」
霧切「……それで? 魔導書は返すの? 返さないの?」
江ノ島「良いよー! 返してあげりゅー♪」ポイッ
朝日奈「!!? こ、こんなにあっさりと!?」
江ノ島「惜しいか惜しくないかで言えば勿論惜しいんだけどー。この状態で返さなかったら幾ら私様でも事後処理が大変そうだしねぇ。丁度良いかなって感じ?」
それじゃーねー! と、江ノ島は逃げるように自分の研究教室を出て行った。後を追おうとする霧切と最原だが、俺はそれを止める。江ノ島は二人がかりで敵う相手じゃないし、追った先に罠が無いとも限らない。
日向「……今は兎に角、ドラゴン達を元の世界に戻すことを優先しよう……」
苗木「うん、そうだね。優先順位はハッキリしておかないと……。行こう、不二咲さんの元へ!!」
〜〜〜超高校級のプログラマーの研究教室〜〜〜
苗木「不二咲さん! 大丈夫──!!」
↓1
01〜30 普通に大丈夫だった。
31〜60 なんかドラゴンと仲良くなっていた。
61〜90 なんかドラゴンと凄く仲良くなっていた。
91〜00 なんか9歳ぐらいの角の生えた女の子がいるんだが……。
- 50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 22:15:35.97 ID:5EXK5BCx0
- ヤバイヨヤバイヨ
- 51 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 22:42:52.95 ID:7MEr32He0
- なんでじゃぁあああああああああああああああああ!!!(97)
そこには9歳ぐらいの女の子が、椅子に座って部屋の主である不二咲と、それはそれは楽しそうに談笑していた。……だが、頭の上には二本の角が生えている。それが「彼女は人間ではない」という事の、何よりの証明だった。
9歳ぐらいの女の子「ほうほう。……それで今はその苗木とやらを女共+貴様の4人で奪い合っておると……。カッカッカ! 愉快愉快、人の修羅場も獣のそれと大して変わらんのぉ……。で、どうじゃ? 貴様に勝ち目はありそうか? 無さそうと言うなら秘蔵の媚薬の作り方を教えてやるぞ」
真っ黒い色をしたゴスロリドレスに、真紅のような紅い瞳。……そして、身体中からあふれ出る「コイツはヤバイ」という圧倒的な覇気。今まで生きてきた中でも最強の……。人類最強と言われる大神のそれを何万倍にもしたような、近づくだけで目眩がしてくるような──それほどの存在感。
不二咲「……どうだろう。正直自身は無いです……。苗木くん、僕を選んでくれるかなぁ……?」
9歳「なんじゃ、我が気に入った人間らしくもない……。雄に「選んでもらう」のではない、雄に「自分を選ばせる」ように努力せい。それが、心身共に強く、美しくなる最も正しく近道な恋の必勝法よ……。そら、お主の思い人と友達とやらが来たようじゃぞ」
不二咲「!!? な、苗木くん。この子はその……」
苗木「大丈夫、分かってるよ。ボールの中に入ってたドラゴンさんなんでしょ?」
日向「事件は無事に解決したぞ。あとはドラゴンのみんなを、この前みたいに元の世界に送り返せば良いだけだ」
9歳「なんじゃ、随分とナヨナヨしいのぉ。コレがお主の選んだ……ん? んん? ……ほうほう、これはこれは……(ニヤニヤ)」
苗木「あの、僕がどうかしましたか……?」
9歳「良いや別に? ただ「随分と難儀な運命を背負った希望の子」よのぉ、と思っただけじゃ。……ほれ、そろそろ帰るぞ竜共よ」
そう言った9歳の女の子がバッ! と右手を振るうと、床に紫色をした超巨大な魔方陣が現われる。……見たことがあるぞ。コレって確か真宮寺が書いてた魔方陣と同じだ……!!
ミミ「はーい……。誠! またねー!!」
ゴイ「クルルゥ〜!」
シイ「スー、ピー……スー、ピー……」
9歳の女の子「ではな。異世界に済む人間達よ……。おお、そうじゃそうじゃ。その「電子世界の申し子」にはもう伝えたが、貴様らにも我の真名を明かしておくとするかの──いつまでも「9歳ぐらいの女の子」と心の中で表現されるのも嫌なのでな」
こいつ、俺達の心の中まで簡単に──!?
6「我はここではない異世界をたゆたう神竜にして、10人おる「神格」の一人。6(ナンバー・シックス)。今後の余生を平穏に過ごしたいのであれば、これ以上異界に……竜に関わろうとせんことじゃな」
その言葉を最後に、竜達はこの世界から消えた。……最初から何も無かったかのような、シン──とした空気だけが、そこにはあった。
- 52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 22:52:40.35 ID:5EXK5BCx0
- 作者様の叫び方が戦◯BA◯ARAの黒田◯兵衛何だが。
- 53 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 23:00:41.55 ID:7MEr32He0
-
〜〜〜後日談〜〜〜
あの大騒ぎから一週間後。不二咲は俺の研究教室に、先の事件のお礼を言いに来ていた。「絶対に一人じゃ解決出来なかっただろうから」との事だ。
不二咲「本当に、本当にありがとうございます、日向先輩!! 僕一人じゃあホント、どうしたら良いのかサッパリ見当もつかなくて……」
日向「気にするなって、あんなの、一人で何とかしようって方が間違ってる。……それに「あの」江ノ島が関わってた事件なんだ。俺だって一人じゃどうしようもなかっただろうしな」
不二咲「……それでも、本当にありがとうございました。日向先輩が苗木くんを……。皆を助けてくれたんだって、僕は思ってますから」
ニッコリと微笑みながら、不二咲は言う。……今回の件を受けて、真宮寺は魔導書と思われる類いの本を更に厳重に封印。一般人には絶対に触れられない場所に保管することを決めたようだ。(江ノ島だけはどうにかしてしまいそうだが)
……世界を滅ぼす可能性を秘めたドラゴン達、か。そりゃあ関われば関わっただけ命を縮めそうだよなぁ……。けど、それにしても……。
日向(なんだろう……。この事件、これで「終わり」じゃ無い気がするんだよな……)
世界の危機というより、どこぞの誰かさんにとって史上最悪クラスの絶望が降り注ぐ事態に発展しそうな──そんな予感がするんだ。何故だかはよく分からないけど……。
日向(……まぁ良いか。少なくとも当面の危機は去ったんだしな!!)
この時の俺はまだ、そんな風に楽観的に考えられていたんだ──「あいつ」から「あの依頼」が飛び込んでくるまでは──
不二咲からの依頼をクリアしました! 「不二咲を頼る」のコマンドの難易度が下がりました!!
不二咲は知っての通り、超高校級のプログラマーです。分野は限定されますが、その体の依頼が来たときにはこれ以上無く頼りになってくれるでしょう。
- 54 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 23:04:17.67 ID:7MEr32He0
-
不二咲千尋との絆値がMAXになりました。絆クエスト 不二咲千尋編 を 開始します──と、言いたい所なのですが、絆クエストはご存じの通り長い&書き溜めが必要なので、明日以降に回します。
取りあえず今日は依頼の続きをやって、それが終わり次第不二咲の絆クエストに移りましょう。
- 55 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 23:13:27.34 ID:7MEr32He0
- 日向「なぁ七海」
七海「なぁに? 日向くん」
日向「RPG系のクエストゲームだけとは限らないけど、キャラクターに装備出来る○○シリーズってあるだろ? お前はそういうのって「装備を統一する」派か? それとも性能や効率に拘る派か?」
七海「うーん……、その時の気分によるなぁ……。シリーズ物の装備って統一感があってカッコいいし、メリットも多くあるんだけど、大抵デメリットも同時に付いてくるんだよね……。だから「ガチ」の時は性能に拘った物にするかな。それ以外は統一してるよ」
日向「やっぱそうなるか。柔軟な思考と対応も、ゲームを楽しく遊ぶためのコツだよな」
コンコンコン!
日向「おっと、今日も依頼者かな?」
七海「クエストを受けに来たのかもしれないよ?」
日向「どっちかっていうとクエストを受けるのは俺の方なんだが……はーい! どうぞ!!」
↓3「失礼します」
↓3までで一番コンマ値が「高い」物を採用。
ついでに>>1からの連絡。「苗木」が選べないキャラに緊急追加&今学期(つまり二学期中)はもう異世界云々に関する依頼は無しで。(天丼は一回目は面白いけど繰り返しすぎると……ね?)
- 56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 23:14:01.82 ID:k6ed5bvg0
- 赤松
- 57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 23:14:49.29 ID:s/67OTbGO
- キーボ
- 58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 23:32:14.05 ID:5EXK5BCx0
- 九頭龍
- 59 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 23:45:56.73 ID:7MEr32He0
-
赤松「えへへ……。こ、こんにちわー……(ソロー)」
七海「赤松さんだ。いつもピアノの伴奏(ゲームBGM)お疲れ様です」ペコリン
赤松「え!? ええっと……大した事はしてないよ? 会社から依頼を受けて、ピアノの部分を弾いてるってだけだもの」
今回の依頼者は『赤松楓』才能は、超高校級の「ピアニスト」だ。
幼少期からピアノと共に育ち、友人からは「ピアノバカ」と呼ばれるほどいつもピアノを弾いていたらしい。やがて数々のコンクールでも賞を獲得するようになり、ついには “超高校級のピアニスト” の称号を得るまでになった。
明るく前向きな性格で、目標達成のためには努力を惜しまない、79期生の中心的ムードメイカーだ。……最近音痴だと言うことが判明したが、本人はそれにもめげず、歌の練習を頑張っているらしい。
赤松「ええっと、この教室に行けば日向先輩が悩みや相談を聞いてくれて、解決の手伝いをしてくれるって聞いたんだけど……ホント?」
七海「ホントだよー! それじゃあ日向くん。赤松さんのこと、任せたからね」
そう言って七海が部屋を出て行き、俺はいつものように赤松に来客用のソファーに座るよう促すと、いつもの定型文を口にする。
日向「ここは「超高校級の相談窓口」学園の生徒の悩みや相談なら何でも聞いて解決、改善に協力するけど、100%解決出来るとは限らない。そして、依頼者の身に危険が及ぶと判断した場合は、依頼を断わらせて貰う事もある。その事を頭に入れたうえで、相談したいって事があれば言ってみてくれ」
赤松「は、はい! 実は↓3なんです!!」
↓3までの安価の中で一番コンマ値が「低い」物を採用。
……と、いうわけで今回はここまで。みなさま、昨日今日とご協力本当にありがとうございます。休日なら昼でも結構な人がいると分かったので、これからは土日祝日と、私自身の休みが重なったら、積極的に投稿していこうと思います。
それではまた明日。8:30から9時頃にお会いしましょう。
- 60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 05:42:17.82 ID:2gikdJfd0
- 歌の特訓に付き合ってほしいのです。あのカラオケ大会の後、私達のクラスでカラオケ大会やったんですがこれを聞いてもらえますか?(最原がプロ顔負けの美声で歌ってる所)最原君3曲くらい歌ってたんですが全部100だったのでかなりの危機感を持ったので。後、九頭龍先輩とキーボ君と茶柱さんと合流予定です。
- 61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 05:48:52.44 ID:vJIPgQ5OO
- 先輩はボードゲームは好きですか?これからキーボ君と星君と春川と一緒にするんですが七海先輩と一緒にしませんか?ちなみにするゲームは「コヨーテ」て言うゲームです。
- 62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 06:18:05.78 ID:FYnDK4UL0
- 春川さんの幼稚園の合唱会の手伝いを頼まれちゃって・・・歌の特訓に協力して
- 63 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 20:30:07.03 ID:poYJPjDh0
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。
- 64 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 20:31:28.96 ID:poYJPjDh0
- >61 ゾロ目なので、日向が「コヨーテ」を得意な事(多分セレスにでも鍛えられた)にしましょう。
日向「おっ! 良いな「コヨーテ」か。……言っておくが、俺はそこそこ強いつもりだぞ?」
赤松「あっ、先輩「コヨーテ」知ってるんですか」
七海「当然、私も参加させて貰うよ!!」ガラララッ
だから七海よぉ、お前ゲーム関連の依頼の時だけ即座に戻ってくるなよなぁ!? このままだと「外に出て行った」っていうお前の証言が怪しくなってくるんだが!!?
お前まさか「その依頼内容が分かるまで」部屋の外で聞き耳立ててたりしないだろうな!? ……まぁそれはそれとして、ふっふっふ……。この俺がセレスに「かなり強いですわね」と言われたこのゲームを挑むとは……。(七海がいるのがかなり不安だが)俺の実力を見せてやろうじゃないか!!
赤松「それじゃあお願いしますね。日時は追って連絡しますから」
そう言って、赤松は研究教室を出て行った。それにしても久々におとなしめの依頼が来たもんだ。先週先々週と異世界ドラゴン騒動で、ゲームをしたり身体を休めたりするどころじゃなかったからなぁ……。今回はサバゲー大会の時同様、楽しくなりそうだ!!
〜〜〜数日後・79期生の教室〜〜〜
赤松「ではこれより! 日向先輩と七海先輩を加えたボードゲーム・「コヨーテ」を開始しまーす!!」
七海「いえーい!」パチパチ
七海が声援と拍手で赤松の声に応える。俺も一応拍手をしてみるが、メンバーに常時クールな星と春川がいるからか、カラオケ大会ほどの盛り上がりはない。キーボなんてどうしたら良いか分からずに、この時点でアワアワしていた。……今更だが、不安になって来たな……。
赤松「当然、みなさん予習してきていらっしゃるかと思いますが、ここで「コヨーテ」の正式ルールを発表しますね!!」
赤松が張り切って準備してきたであろう。ポスターのような紙を黒板に貼り付ける。そこには「コヨーテ」の正規ルールが書かれてあった。
@「コヨーテ」のカードには「−10」から「20」までの数字が書かれています。(カードの数字によって、入っている枚数は違うよ)
A全てのプレイヤーは山札からカードを1枚ずつ受け取ります。ただし『自分のカードを見てはいけません』カードが自分には見えないように、おでこに当ててください(インディアンポーカーみたいにね)
B最初のプレイヤーは、他のプレイヤーの数字を確認したら『数字』を宣言します。この時宣言する数字は、(自分を含めた)場の合計値を超えない数字です。例えば自分の数字が「?」で、他の人の数字が「10」「5」「0」の場合、「15」と答えても良いですし、自分の数字が「−10」だったとしても大丈夫なように「5」と答えてもOKです。
C前のプレイヤーが数字を宣言したら、次のプレイヤーの順番になります。次のプレイヤーは、下の2つのどちらかを行います。@前の人の宣言よりも「大きい数字」を宣言 A前の人の宣言が場の合計値を超えたと思ったら「コヨーテ」を宣言
D『直前の宣言が合計値を超えた!』と思ったら「コヨーテ!」と宣言します。「コヨーテ」が宣言されたら、そこで答え合わせをします。全員がカードを表向きにして机に置き、場の合計値を数えて『前のプレイヤーの宣言』と『場の合計値』を比べます。
・「前プレイヤーの宣言」が合計値を超えていたら、前プレイヤーの負け
・「前プレイヤーの宣言」が合計値以下なら、コヨーテを宣言した人の負け
E負けたプレイヤーは『ライフ』をひとつ失います。ライフは全部で3つあるので、3回負けたら脱落となります。
F最後に、使い終わったカードは捨て札にして、新たにカードを1枚ずつ引いて、次のラウンドを始めます。これを繰り返し、ライフが0になった人が脱落していき、最後まで残った人の勝利です。
G今回はややこしい&初心者がいるので「特殊なカード」は使いません。純粋に、数字のカードだけで勝負です。
H最下位の人には罰ゲームがあります。(あ、実際の「コヨーテ」には罰ゲームはありません。これは私(赤松)の独断です)
赤松「みなさーん! 分かりましたかー!!」
七海「はーい!」
七海は相変わらず(ゲームになると)ノリが良いなぁ……。ところでキーボはまぁ兎も角、星と春川は何で参加してくれたんだ? こういうゲームが得意なイメージはあっても、積極的に参加するイメージがコイツらには無いんだが……。
春川「……色々と事情があるんだよ。私は↓1」
星「俺は↓2だな」
キーボ「えっと……。ぼ、僕が選ばれた理由は……「えっ? うーん……。暇そうだったから?」要は数合わせですよねそれ!!?」
- 65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 20:35:07.66 ID:FYnDK4UL0
- 幼稚園の演奏会に参加してもらう見返り
- 66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 20:36:06.93 ID:Nol4ubiTO
- 王馬と一騎打ちしたときに全敗したから少しでも勝率を上げたいから。
- 67 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 20:45:42.03 ID:poYJPjDh0
-
春川「……幼稚園の演奏会に参加してもらう見返り。他意は無いよ……ただ、このゲーム私もそこそこ得意なつもりだけど。(ゾロ目効果)園児達とも何回かやったしね」
星「俺は王馬とこれで一騎打ちしたときに全敗してな……、少しでも勝率を上げてぇんだ。俺だって男だからな、負けっぱなしじゃいられねぇよ」
ふむふむなるほど……? 星とキーボの実力は未知数だが、春川はああ見えてかなり強いとみた。百田が絡まなけりゃポーカーフェイスも得意そうだしな。
……だが、やはり一番注意すべきは──
七海「ふふっ……。楽しくなりそうだね!」
やはり「超高校級のゲーマー」である七海だ。こいつ「ゲーム」になると途端に滅茶苦茶強くなるからなぁ……。全員で協力して、ってのが一番なんだが、それすら裏を掻いてこっちの思考を読んできそうだし……。
赤松「それじゃあ第1回戦、行ってみましょう! みんな、カードを持って──せーの!」
↓1 でコンマ判定
01〜5で七海
5〜25で日向
25〜45で春川
45〜70で星
70〜00でキーボ
の負け。
- 68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 20:48:16.54 ID:2gikdJfd0
- 最初の犠牲者は?
- 69 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 20:54:30.82 ID:poYJPjDh0
-
星「……25」
キーボ「ふっふっふ! 場の全ての数値が宣言した数値を下回ったとみました!!「コヨーテ!!」」
赤松「全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」バッ
星「チッ……俺の負けか」ライフ3→2
日向(最初に仕掛けたのはキーボか。あいつも中々飲み込みが早いじゃないか)
七海「まだまだこれからだよ、星くん。頑張って!)
日向(……ってあれ? もしかして俺って席順的に常に七海から「コヨーテ」宣言しないといけないのか? ……なんだろう、一気に優勝者になれる気がしなくなってきたぞ……)
赤松「それでは2回戦! 行ってみましょう! みんな、カードを持って──せーの!」
↓1 でコンマ判定
01〜5で七海
5〜25で日向
25〜45で春川
45〜70で星
70〜00でキーボ
の負け。
- 70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 20:55:12.77 ID:Nol4ubiTO
- はい
- 71 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 21:03:15.49 ID:poYJPjDh0
- コンマ77でキーボの負け……の、筈なんですが……?
星「……20」
キーボ(来ました! 二度目のチャンス!! コヨー……(ゾクリ)!!)
キーボ(な、なんですか、今の悪寒は!!? 僕の内なる声も「止めておけ」と言っている気がします!! ……ここは……)
キーボ「……24」
七海「……うーん……。いこっかな。「コヨーテ!!」」
赤松「全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」バッ
七海「あちゃー、私の負けだね。キーボくん、かなり「やる」ね」ライフ3→2
キーボ(あ、危なかった……!! もしあの時点でコヨーテをしていたら僕の負けでした……!!)
日向(キーボの奴、凄いな。これで二連勝か……。まぁこのゲームは生き残り方式だから、誰が何回勝ったかはあまり関係ないんだが……)
赤松「どんどん行きましょう! みんな、カードを持って──せーの!!」
↓1 でコンマ判定
01〜5で七海
5〜25で日向
25〜45で春川
45〜70で星
70〜00でキーボ
の負け。
- 72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:06:05.41 ID:2gikdJfd0
- 七海に一回土つけただと
- 73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:06:10.72 ID:FYnDK4UL0
- あ
- 74 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 21:11:42.08 ID:poYJPjDh0
-
七海「んーと、18で」
日向(……七海にしちゃ随分控えめだな。「俺」が持っているカードに何か関係あるのか……? なら──)
日向「……23」
春川「……「コヨーテ」」
赤松「全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」バッ
春川「……ちっ、よりによって私が20か……」ライフ3→2
日向(うわあっぶな! 俺−10じゃねぇか!! もう少し隠されてたらやられてたかもな……)
赤松「さぁさぁ場が暖まって参りました! みんな、カードを持って──せーの!!」
↓1 でコンマ判定
01〜5で七海
5〜25で日向
25〜45で春川
45〜70で星
70〜00でキーボ
の負け。
- 75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:13:13.55 ID:FYnDK4UL0
- ん
- 76 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 21:20:22.28 ID:poYJPjDh0
- コンマ55(ゾロ目)なので……!
春川「……27」
星(随分大きく出たな……。ハッタリか? いや、ここは……)
星「……30」
キーボ「今です! 「コヨーテ!!」」
赤松「全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」バッ
キーボ「え、ええっ!? 20が一人(僕)で10が二人!!?」ライフ3→2
日向(こりゃキーボ視点はかなり厳しかっただろうな。なにせ自分が20な上七海が−5だったし……)
赤松「これで日向先輩以外ライフが削れました! ゲーム前に言っていた「俺、このゲーム得意だぞ」という宣言は果たして本当なのか否か!! みんな、カードを持って──せーの!!」
↓1 でコンマ判定
01〜5で七海
5〜25で日向
25〜45で春川
45〜70で星
70〜00でキーボ
の負け。
- 77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:21:16.46 ID:2gikdJfd0
- 日向がアウトになるのか?
- 78 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 21:27:51.42 ID:poYJPjDh0
-
星(……ちっ……。全員このゲームの「コツ」って奴を掴み始めやがったな……? 「隙」と「動揺」が見えねぇ……)
星「……24」
キーボ「ここは行きましょう! 「コヨーテ!!」です!」
赤松「全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」バッ
星「俺含め−カードが二人……だと!?」ライフ2→1
日向(こういう事が有るから「安パイ」or「違和感を覚える」までは宣言しないのが安定なんだよなぁ、このゲーム。……まぁイモりすぎてもそれはそれでドンドン不利になってくだけなんだが)
赤松「後が無くなった星くん! 果たしてこのまま最初の脱落者となってしまうのか!! 行ってみましょう6回戦! みんな、カードを持って──せーの!!」
↓1 でコンマ判定
01〜5で七海
5〜25で日向
25〜45で春川
45〜70で星
70〜00でキーボ
の負け。
- 79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:30:20.80 ID:Nol4ubiTO
- ふん
- 80 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 21:39:46.65 ID:poYJPjDh0
- え〜>>1です。今更ですがトンでもない大ポカをやらかしていた事に気がつきました。
……赤松さん入ってないじゃん……(頭抱え)最悪最低のミスを犯してしまいましたが、ここで「初めからやり直し」をした場合、今までの時間が全て無駄&ただただ単調な判定だけを続ける事になってしまうので、こうします。
今から5回判定を行ない、その中の30以下の出目の分だけ、赤松さんが敗北した事にします。↓5まで。(この判定に、連投判定はありません)
- 81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:41:56.98 ID:FYnDK4UL0
- ん
- 82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:42:49.72 ID:2gikdJfd0
- つまり3回以上出たら終わりって事ですね。
- 83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:43:35.12 ID:2gikdJfd0
- 次
- 84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:43:50.13 ID:R+plzZWe0
- 誘導なかったから気付くの遅れちゃった
- 85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:44:03.85 ID:Nol4ubiTO
- はい
- 86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:44:53.53 ID:2gikdJfd0
- 赤松もギリギリ
- 87 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 21:54:23.29 ID:poYJPjDh0
- 皆様ありがとうございます。そして本当にすみませんでした(土下座)>>78の続きから。
キーボ(ふっふっふ……! 残りのカード枚数と今まで出たカードから考えて、僕の数字で一番確率が高いのは5か8! ならばここは危険な端を渡らずに……)
キーボ「21です!「コヨーテ!!」……へ?」
赤松「全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」バッ
キーボ「な、ななな!? まさか最後の10が僕に来ているなんて……!!」ライフ2→1
赤松「さぁ、キーボくん星くんとダブルリーチとなってしまいました……! いったいこのゲームの行方はどうなってしまうのか!!」
日向「あのー、赤松?」
赤松「はい?」
日向「さっきから随分と司会進行に熱が入っているみたいだけど……。お前もこのゲームの参加者なんだからな?」
赤松「い、嫌だなぁ! 勿論分かってますってば!!」
星「……じゃあ一番最初に「後が無くなった」のは誰か言ってみろ」
赤松「……私です(ズーン)……。すみません、司会進行に熱が入りすぎて発言も何もかもを間違えました……」
七海「気にすることないない。ゲームは楽しく遊ぶのが一番だからね」
春川「私も別に……気にしてないよ。赤松がテンションが高いときは大抵何かミスをするってのが79期生の共通認識だし」
赤松「わ、私そんな風に見られてたの!!?」
キーボ「そ、それでは行ってみましょう7回戦! みなさん、カードを持って──せーの!!」
↓1
01〜5で七海
5〜25で日向
25〜45で春川
46〜61で星
62〜78でキーボ
79〜00で赤松
- 88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:54:46.33 ID:R+plzZWe0
- はい
- 89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 21:55:19.07 ID:2gikdJfd0
- 脱落者は誰だ?
- 90 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:02:33.07 ID:poYJPjDh0
- うーむ。ここで星にカウンター決めた場合、早々と最下位が決まっちゃうんですよね。 なので、なるべくゲームを長引かせるために──
日向(うーん、ここまで無傷で来たけど流石に「捨て札カード」を混ぜてシャッフルされると厳しいな……「どのかーどがどれだけ出たか」の計算を1からしなおさなきゃいけない……)
日向「……28」
春川「そこだ「コヨーテ」」
赤松「全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」バッ
日向「ああクッソ! もう少し身長に行くんだった!!」ライフ3→2
星(これで全員が1ダメは食らったわけだが……)
キーボ(七海さんは当然として、日向先輩と春川さんも強い……!! これ、どうするべきでしょうかね……?)
↓1
@一時的に星、赤松と(目配せで)タッグを組む。(裏切られる可能性も、見破られる可能性もあります)
Aそのまま続行する。
B狂気の沙汰ほど面白い……!
- 91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:08:10.63 ID:2gikdJfd0
- 1
- 92 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:13:17.65 ID:poYJPjDh0
-
キーボ(……赤松さん、星くん、分かりますか。キーボです)
赤松(……なんだろう。キーボくんがさっきからジーッと私と星くんを見つめてくる)
星(…………)
キーボ(このままではボク達三人に勝ち目はありません。……なので、一時的に組みましょう。星くんが赤松さんの、赤松さんが僕の、そして僕が赤松さんのカードの数字を教え合い、互いにフォローするんです……!!)
↓1 50以上で赤松に意図が伝わる。
↓2 30以上で星に意図が伝わる。
- 93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:15:02.84 ID:Nol4ubiTO
- ムン
- 94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:15:27.99 ID:2gikdJfd0
- トリオ結成
- 95 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:16:28.35 ID:poYJPjDh0
- >92
×僕が赤松さんの
○僕が星くんの
- 96 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:21:53.51 ID:poYJPjDh0
- 星のコンマが99(スーパークリティカル)なので、星は次の次のターンまで負けはありません。
赤松(……なるほどね、何となく分かったよ。了解、キーボくん!)
星(こういうのはあんま好みじゃねぇんだが……。まぁダーティプレイもゲームの華か)
七海「? 三人ともどうしたの? 早く次のゲームを始めようよ!!」
赤松「!!? そ、そうですね! では早速行ってみましょう、八回戦! せーの!!」
コンマ値一時変動。↓1
01〜10七海
11〜30日向
31〜60春川
61〜80赤松
81〜00キーボ
- 97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:24:39.53 ID:Nol4ubiTO
- ギリギリ
- 98 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:31:07.50 ID:poYJPjDh0
-
春川(……どういう事? 三人が急に攻めてこなくなった……。残りライフ1で萎縮した? いや、キーボは兎も角赤松や星はそう言うタイプじゃないよね……)
日向(……場が動かないのが無気味だな。なんだ? 一体何が変わったって言うんだ?)
七海(…………)
春川「……22」
赤松「! 「コヨーテ」!!」 全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」バッ
春川「……!?(うそ、22宣言で負けた……!? 三人−カードは流石に無いと思ってたのに……!)」ライフ2→1
日向(これで春川も後が無くなったか……。しかし、今のは……)
↓1 コンマ20以下で七海が「イカサマ」している事に気づく。
- 99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:33:10.88 ID:FYnDK4UL0
- あ
- 100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:34:38.90 ID:2gikdJfd0
- ゾロ目って事は七海はめられたのか?
- 101 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:39:39.67 ID:poYJPjDh0
- コンマ20以上ですがゾロ目なので……?
七海(……ああ、なるほど。「そういう事」なのかな?)
日向「……七海? どうした?」
七海「ううん、別に? (構わないよ。そういうのだってカードゲームの醍醐味だしね……けど)
七海(なら「こっちが似たような手」を使ったって構わないよね(ニッコリ)」
赤松「後が無くなったのは私含めて四人! せめて最下位にはなりたくない!! では早速行ってみましょう、9回戦! せーの!!」
特殊コンマ
↓1
01〜05 七海(ただし、今回七海が敗北した場合は……?)
05〜25 日向
25〜50 春川
50〜75 キーボ
75〜00 赤松
- 102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:41:52.14 ID:TZ4ByOgOO
- あ
- 103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:42:29.58 ID:2gikdJfd0
- 七海本気になるか?
- 104 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:47:02.63 ID:poYJPjDh0
-
日向「……(クソッ! このまま日和ってたんじゃどのみちジリ貧だ……! だったら!!)
日向「……28!」
春川「……(流石に大丈夫だよね……?)「コヨーテ」」
赤松「全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」バッ
日向「うっわ、しまった攻め過ぎたか!!」ライフ2→1
七海(日向くん、三人の状況と術中にハマりすぎだよ……。私がやらないからだけど、まだまだこういうダーティープレイには慣れてないみたいだね)
↓1 30以下で七海が「イカサマしてる」ことを摘発する。
- 105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:47:57.34 ID:2gikdJfd0
- ダメージ
- 106 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 22:53:02.57 ID:poYJPjDh0
-
七海(……まぁこういうのも「勉強代」って奴かな。あとで「こういう事が有ったんだよ」ってネタばらしすれば良いよね?)
赤松「さぁさぁ混沌として参りました。一体最下位は誰になるのか!! 行きましょう第10回戦!! せーのっ!!」
春川(流石に最下位は私もゴメンだからね……。ここからはより真剣にやらせてもらう)
↓1
01〜05 七海(ただし、今回七海が敗北した場合は……?)
05〜20 日向
25〜45 春川
45〜65 キーボ
65〜80 星
80〜00 赤松
- 107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:53:37.52 ID:Nol4ubiTO
- はい
- 108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 22:53:50.02 ID:sPWHn0TW0
- はい
- 109 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:06:54.09 ID:poYJPjDh0
-
キーボ(ふっふっふ……! すみませんが七海さん、日向さん、そして春川さん!! 僕が築いたこの協定の前には三人がどれだけ強者だろうと関係ありません!! なにせ場に出ている数字の「合計値」が分かっているんですからね!! 赤松さん、次の僕の数字はなんですか?)
赤松「……(目配し)」
キーボ「(なるほどなるほど、では……)「29」です!!「コヨーテだ」」
キーボ「…………は?」
赤松「全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」バッ
七海「キーボくんの負けだね。これでキーボくんはライフを無くして最下位確定〜ゲームオーバーで〜す」
キーボ「え? な、なんで!? だって僕達は──!!」
日向「? 僕達は、なんだ?」
キーボ「あ、いえ、その……クッ!(無言で星と赤松の方を睨み付ける)」
星(すまねぇな、キーボ。だが5人中4人がライフ1になった今……)
赤松(これ以上「協定」を保つ意味が少ないんだよね。下手すると七海先輩に「イカサマしてること」がバレちゃうし……)
星(悪いが俺も赤松も最下位にゃあなりたくねぇ。……「どこかで二人が一人を裏切る」……そういうのが前提の協定だったのさ、これは)
キーボ GAME OVER
赤松「さぁさぁ最下位も決まったところで行ってみましょう第11回戦! せーのっ!!」
↓1
01〜10 七海
11〜25 日向
25〜45 春川
45〜75 星
75〜00 赤松
- 110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:07:41.55 ID:FYnDK4UL0
- だ
- 111 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:16:18.63 ID:poYJPjDh0
- コンマ55(ゾロ目)なので……?
星(さて、少しでも順位を上げてぇ所だが……その為には七海のライフを1にして「全員ライフ1」の状態にしなきゃ話にならねぇ……。だが日向は兎も角、赤松が七海から一本取れるとは悪いが思えねぇ……。──なら)
星「……30だ」
赤松「来た! 「コヨーテ!!」 全員、一斉にカードオープン! せーのっ!!」
赤松「……へ? ってええ!? 私、よりにもよって20引いちゃってたの!!?」
春川「赤松の自爆だね。ちょっと可哀想だけど、ま、そういうゲームだからさ、これ」
赤松 GAME OVER
七海「だけどゲームは終わらないよ。……そう、最後の一人が決まるまで……ね」
↓1
01〜15 七海
15〜45 日向
45〜65 春川
65〜00 星
- 112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:16:34.72 ID:sPWHn0TW0
- あ
- 113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:21:15.28 ID:2gikdJfd0
- 見事に3人とも狩られた
- 114 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:24:09.40 ID:poYJPjDh0
-
星(さて、息巻いてはみたがどうしたもんか……)
七海「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
星(俺には見えるぜ、あんたのゾーンが……。「ゲームだったら誰にも負けねぇ」……そういう意思とプライドが作り出す圧倒的な覇者のオーラが……)
星(だが、だからこそ──俺は……!!)
星「20だ!」
七海「……「コヨーテ」全員、一斉にカードオープン。せーのっ!」
星「……やれやれ、せめてベスト3にゃ食い込みたかったんだがな……。ま、妥当な結果だろうさ」
星 GAME OVER
赤松「さぁさぁゲームも終盤に差し掛かりました! 次に脱落するのは誰なのか!! それとも二人の内どちらかが七海さんを引きずり下ろすのか!! 行ってみましょう12回戦!! せーのっ!!」
↓1
01〜20 七海
20〜60 日向
60〜00 春川
- 115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:24:33.71 ID:FYnDK4UL0
- いけ
- 116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:24:55.27 ID:2gikdJfd0
- 次の犠牲者は?
- 117 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:30:53.74 ID:poYJPjDh0
-
春川(チッ……! マジで七海が強すぎる……!! 王馬と最原がガチで組んでようやく何とかなるってレベルじゃないの、これ……!!)
春川(だけど、待ってるだけじゃ何も始まらない。……勝負っていうのは、仕掛けないと意味が無い……!!」
春川「……13!!」
七海「……「コヨーテ」」全員、一斉にカードオープン。せーのっ!」
春川「……はぁ、これでも「ダメ」か。アタシの勝負勘が鈍ったのか、それとも七海が異常なのか……両方かな、これは)
春川 GAME OVER
赤松「さぁ! さぁさぁさぁ!! ついに残るは2人!!「超高校級のゲーマー」の称号のためにも負けられない七海先輩と、それに必死に齧り付く日向先輩!! 勝利の女神はどちらに微笑むのか!! 第13回戦です! せーのっ!!」
↓1
01〜30 七海
31〜00 日向
- 118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:31:24.40 ID:sPWHn0TW0
- へい
- 119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:32:13.48 ID:2gikdJfd0
- 勝てないねえ
- 120 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:41:03.77 ID:poYJPjDh0
-
日向「……なぁ、七海」
七海「なぁに? 日向くん」
日向「……こんな時に聞くのも何だけどさ、お前は今回のゲーム、楽しかったか?」
俺は、勝負の行方を察して、最後に七海にこんな事を聞いた。
七海「……うん! とっても!! 一学期の時にやったサバゲー大会と同じ位楽しかった!! ありがとう、赤松さん。やっぱりゲームは……」
日向「みんなで楽しく、だよな!! 8だ!」
七海「「コヨーテ!」全員、一斉にカードオープン!」
日向・七海「「せーのっ!」」バッ!!
日向「……俺の負け、だな」
七海「うん。私の勝ちだね!」
赤松「終了ー! 第一回希望ヶ峰学園ミニ・コヨーテ大会の優勝者は「超高校級のゲーマー」七海先輩です!! おめでとうございまーす!!」
周囲からパチパチパチという拍手が送られる。──ああ、楽しかったなぁ。という七海の心の声が聞こえた気がした。……それだけで、俺はもう満足だったんだ。
七海「……ところでキーボくんにやって貰う罰ゲーム」って一体何なの?」
キーボ「うぐっ! こ、この空気なら有耶無耶にしてごまかせると思ってたのに……!!」
赤松「そうはいかないよ! キーボくんには罰ゲームとして↓1をやってもらいます!!」
キーボ「!?」
- 121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/23(月) 23:42:59.03 ID:2gikdJfd0
- 足つぼマットの予定だったんだけどロボなので入間発明の足つぼマット気分を味わえる電撃マットを踏んでもらいます。
- 122 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:51:48.90 ID:poYJPjDh0
-
赤松「普通の人間なら「足つぼマット」……の予定だったんだけど、キーボくんはロボットなので、入間さんが発明の足つぼマット気分を味わえる電撃マットを踏んでもらいます!」
キーボ「い、入間さん発明のですか!? あ、あの、今からでも別の罰ゲームに変えて頂けませんか!? 足つぼマッサージが人間にとってどれだけ「ヤバイ」物かは僕のデータベースにも入っているので、もの凄く怖いんですが!!」
赤松「大丈夫大丈夫! 電子回路がショートするような事態にはならないって! ……多分」
キーボ「多分!!?」
赤松「それでは行ってみましょう! オシオキターイム!!」グイグイ
キーボ「ちょっ! まっ……ぎゃぁああああああああああああああああ!!!」ビリビリビリビリ!!
痛い痛い痛い! と騒ぎ立てるキーボと、思わずクスクスと笑ってしまう俺達。久々に……本当に久々に「ただの青春」って日を過ごせた、そんな気がする一日だった。
赤松楓の絆クエストをCLEARしました! 「赤松」に助けを求める。の難易度が下がりました!!
赤松は知っての通り、超高校級のピアニストです。活躍する場面は少ないかもしれませんが、79期生のまとめ役でもあるので、79期生に用がある場合は、彼女にも話しを聞いてみましょう。
- 123 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:52:49.29 ID:poYJPjDh0
-
不二咲千尋との絆値がMAXになりました。絆クエスト 不二咲千尋編 を 開始します
- 124 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:54:36.16 ID:poYJPjDh0
-
日向「う、うおりゃぁあああああああああ!!」
俺は手にした短剣で、跳躍しながら相手のモンスターの上顎を狙って斬撃をかます。その攻撃が決定打になったのか、頭に冠を乗せた泥竜はフラフラと揺らめきながら、最終的にはバタンと力尽きて地面に倒れた。
日向「──よっしゃぁあああああああああ!!」
もう既に何度か味わったが、この爽快感とリアル感がたまらなく気持ちいい。こっちが敵に吹っ飛ばされても肉体的ダメージは無いし、逆に攻撃を決める時は確かな手応えと「トドメを刺した!!」っていう感覚がちゃんとある!! 動きも「システム」が勝手にやってくれるからあれこれ考えて身体を動かす必要も無いしな!!
……すごい、これは本当に凄いぞ!! 既存の3DゲームやVRシステムなんか目じゃない!! これが普及した暁には、きっと人類の娯楽と生活は次のステージに──!!
不二咲『あ、あー、あー。日向先輩、聞こえますかー?』
その時だった。空に巨大なスクリーンが映ったかと思うと、不二咲の顔がそこに映される。
日向「不二咲か。何か緊急の用事か?」
不二咲『いえ、その……。もうそろそろ三時間経つので、データを纏めるためにも一端「こっち」に戻って来て欲しいなぁ……って……』
──ウッソだろ!? もう三時間も経ったのか!!? ……この辺りは現在発売中のゲーム達となんの差も無いな。むしろリアリティと爽快感がもの凄い分、一度ハマったら10時間20時間とやり続けてしまいそうだ。
日向「分かった。メニュー画面を開いて、ログアウトボタンを押せば良いんだったよな?」
不二咲『そうです! それでこっちに……『現実世界』に戻って来られます!!』
俺は不二咲の指示に従って、空中に表示された半透明のスクリーンからメニュー画面を開き、ログアウトボタンを押す。意識がスッー……。と別の次元に飛ばされるような感覚がして、次の瞬間には俺は酸素カプセルのような装置の中にいた。
〜〜〜超高校級のプログラマーの研究教室〜〜〜
日向「う、うーん……」
不二咲「お疲れ様です、日向先輩! お身体の具合はどうですか? 気持ちが悪いとか、違和感があるとかはありませんか?」
日向「いや、全然大丈夫だ。……改めて体験してみたけど、ホント凄いなこれ。現実世界と殆ど変わらないんじゃないのか?」
俺は前に朝日奈と終里の大喧嘩騒動の時に体験した、基礎を入間が、プログラムを不二咲が、整備を左右田がやったという、希望ヶ峰学園機械工学トリオが作りだした『スーパーVRシステム2』という超最新(と言うか多分世界初)のプログラム世界で、モ○ハンを模したようなゲームを楽しんでいた。
前に苗木と入った時のプログラム世界(あの世界は入間のせいで男性によるハーレム生活が許されているというトンでもない世界だったが)の時よりも更に鮮麗になっていて、リアリティも増していたような気がする。……科学の進歩ってのは本当に凄いんだなぁ。数年前はVRシステムだけでワーワーギャーギャー大騒ぎしてたってのに……。
不二咲「ふふっ。いいえ、コレが一般に普及するにはまだまだ時間が掛かりますよ。あ、それより紅茶でも飲みませんか? クッキーも東条さんが作ってくれたお手製のがあるんです! 三時間もプログラム世界の中にいたんですから、ちょっとは休憩して貰わないと……」
日向「ああ、そうだな。喉も渇いた気がするし、お言葉に甘えるよ」
〜〜〜〜〜〜
ふぅ……。やっぱり上手いなぁ、東条の作ってくれたクッキーは。花村のそれに負けず劣らずの上品で素朴で、それでかつ飽きの来ない味だ。油断すると「もう一枚、あともう一枚」と手が伸びそうになってしまう。
不二咲もまるでハムスターのように両手でクッキーを掴んでサクサクと頬張っていた。……なんというか、うん。
不二咲「……? どうしたんですか? 日向先輩」
日向「ああ、いやその……。失礼かもしれないけど、お前って本当に可愛いなって……」
……一体俺は何を言ってるんだ。他人の恋人候補、しかも男に向かって……。本音ってのは言えば良いってもんじゃないぞ、日向創。
だが俺のその言葉に、不二咲は嬉しそうに「えへへ……」と微笑んでくれた。
- 125 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/23(月) 23:57:23.31 ID:poYJPjDh0
-
不二咲「えへへ……。日向先輩にもそう言って貰えるなら、やっぱりまだ僕にもチャンスがあるのかな……」
日向「そりゃあ幾らだってあるだろう。苗木は男だからとか女だからとか、そういうちっぽけな事で大切な人を選ぶような男じゃないしな」
不二咲「ええはい。それは……十分分かってるんですけど……」
不二咲はションボリとした顔になり、何か思い詰めたような顔をする。……俺はそれを暫くの間黙ってみていたが、不二咲は意を決したように
不二咲「あ、あの! 日向先輩!!」
日向「……おう、何だ?」
不二咲「……ここだけの話……ここだけの秘密の相談を、しても良いですか?」
なんだ? なにか緊急の依頼か? それならドンと来いだ。不二咲にはいつも世話になってるし、優しくして貰ってるし、七海とも仲が良いしな!!
不二咲「……この前の異世界ドラゴン騒動のこと、覚えてます?」
日向「……まぁそりゃあな」
忘れられるわけが無い。一度目は真宮寺と田中の好奇心による暴走で。二度目は江ノ島の独断で召喚された、異世界に棲む四匹の竜。彼らは自主的に『元の世界』に帰ってくれたが、もしあのドラゴン達が『人間に敵対的』な種族だったら今頃どうなってた事か……。考えるだけで寒気がする。
不二咲「その時、僕と友達になってくれたドラゴンさん……シックスさんが言ってたんです。『男同士? だからどうした。お主が惚れた相手をお主に惚れさせればお主の勝ちではないか──』って」
おお、流石は一番話が通じそうな(そして一番ヤバそうだった)ドラゴンだ。恋と愛に性別や人種なんて関係ない事をよーく分かっている。
不二咲「……そして、こうも言われたんです『なんなら男でも妊娠する事ができる霊薬をお前にやろうか』って──」
日向「それ、は……」
不二咲「その時、分かっちゃったんです。「ああ、この人には僕の全てが見透かされてるんだな」って……」
不二咲は紅茶を啜りながら、どこか悔しそうに言った。
不二咲「……僕、ずっとずっと、心のどこかで思ってたんです。もし苗木くんが僕を……本当に奇跡みたいな確立で僕の隣を選んでくれたとして、僕は苗木くんが一番欲しい物を……。苗木くんとの赤ちゃんを産んであげられないんだよねって……」
日向「…………」
不二咲「僕、身体だけじゃ無くて心も弱いから……。苗木くんに恋する前は『絶対にカッコいい男の子になってみせる!!』って誓ったのに、苗木くんを好きになってからは『女装してて良かった』『女の子っぽい顔で良かった』『可愛いって言われて嬉しい』ってドンドンドンドン思うようになっていって……」
不二咲「そしたら、気づいちゃいました。ああ、どこまでいっても僕は「本物の女の子」にはなれないんだなって。な、苗木くんに、「普通の夫婦生活」って奴を体験させてあげられないんだなって……」
不二咲は、泣いていた。『自分に出来ない事』に固執して、苗木に大切な物をあげられない事を心の底から嘆いて。
不二咲「だ、だから僕──もしも苗木くんに選ばれても告白を──!」
日向「不二咲」
不二咲「?」
日向「↓3」
↓3までの発言安価を、>>1が良い具合に纏めます。(日向が言いそうにない物は一部改変orスルーで安価下)
と、いう訳で今回の更新はここまで。また明日、8:30から9時頃にお会いしましょう(それと赤松さんを入れ忘れていたこと、本当にすみませんでした)
- 126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/24(火) 00:07:54.87 ID:L9NiPpOI0
- 苗木は好きな人の性別や障害なんて些細な事で好きな人とはずっと居たいって思ってるはずだから勇気を持って。
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