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日向「安価とコンマで依頼を解決する」ソニア「その3です!!」
- 450 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/12(木) 23:33:38.26 ID:cmg6+ATj0
- ……こういう時に頼りになるのは、やっぱり「それ相応の洞察力、推理力が合って」尚且つ「赤松本人のことを大切に思っている奴」が良いだろう。つまり──
〜〜超高校級の探偵(79期生)の研究教室〜〜
日向「──って訳なんだ。力を貸してくれないか」
最原「そ、そんな……! 信じられません……。赤松さんが自殺未遂なんて真似をするなんて……!!」
澪田「しかし夢じゃない……! 現実……! これが現実……ッ! って奴でしてー……」
桑田「おめー霧切レベルに頭良いんだろ? 最近赤松ちゃんに何があったとか知らねー?」
最原「↓1」
コンマ80以上で心当たりがある。(超高校級の探偵補正+10>>449がゾロ目なので更に+10)
今日はここまで。また明日、8:30から9時頃にお会いしましょう。 >>433 一応この話の「根幹」は>>1の中で決まりました。
- 451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/12(木) 23:41:45.85 ID:ePbJCElG0
- 心当たり
- 452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/12(木) 23:51:19.47 ID:N/Ry2Gr+0
- 乙
- 453 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 20:31:38.17 ID:l4uhYCrO0
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。
- 454 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 20:32:09.51 ID:l4uhYCrO0
- 85+10+10=105 詳しい心当たりがある。
最原「……そう言えば、最近よくアンジーさんが赤松さんの研究教室に寄っているって聞きました」
日向「……夜長が?」
最原「ええ。何でも──
アンジー『今二人で協力して、とーっても素敵な『作品』を作りあげてるんだ〜! 出来たら終一にも見せてあげるね!!』
──って話しで。最近は赤松さんを誘って勉強や雑談をしようとしても『夜長さんとの約束があるから』って断わられて続けてしまっていて……」
……あ、怪しい。夜長が関わっているっていうのもそうだが、あの赤松が最原の誘いを──幾ら先約があるからって断り続けているだなんて……。
澪田「むむむっ! 今、唯吹のレーダーにビビビッと来たっす!! 取りあえず唯吹達は楓ちゃんの研究教室を調べに行くべきだと!!」
桑田「いや、今の話し聞いたら誰でもそう思うんじゃね? って思うんすけど澪田パイセン」
最原「ぼ、僕も行きます! 二人の身に何かあったっていうなら、僕だって力になりたいです!!」
日向「……分かった。一緒に赤松の研究教室に行こう」
そうして俺達は最原の研究教室を飛び出し、赤松の研究教室へと向かうことにした。
- 455 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 20:33:07.11 ID:l4uhYCrO0
-
〜〜超高校級のピアニストの研究教室前〜〜
無事に赤松の研究教室に辿り着いた俺達は、早速扉を開けて中に入ろうとしたのだが……。
日向「あ、あれ……?」
唯吹「どうしたんすか創ちゃん」
日向「あ、開かない……。ビクともしないんだ。内側から鍵でも掛かってるのか?」
最原「ちょ、ちょっとどいてください。(耳ピトッ)……中から何か物音が聞こえる……。これは、ピアノの伴奏と……夜長さんの声?」
桑田「アンジーちゃんが鍵掛けて居座ってるっつーのか? ……そんじゃ、ちょっと強引に……。うぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ!!」
日向「お、俺も手伝うぞ! ぐ、ぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ!!」
俺と桑田の全筋力と体重を掛けて窓を開こうとするが、やはり扉はビクともしない。……ええい! 今は非常事態だ、仕方がない!!
日向「最原! お前確か『鍵開け』も出来た筈だよな? 頼む。研究教室の扉を開けてくれ!!」
最原「は、はい!! えっと……」カチャカチャ
最原が服の内側から取りだした、ピンセットだか針金だかのような細いそれを使い、研究教室の鍵穴に差し込んでから数分後。カチャン! と鍵の外れる音が辺りに響いた。
最原「で、出来ました! これで扉は開いたはずです!!」
桑田「いよっし! んじゃ改めて…………あ、あれ? う。うがががががががががががが!! はぁ……はぁ……。ひ、開いてねーじゃねーかよこのアホー!!」
最原「ええっ!? そ、そんな筈は……! な、中からつっかえ棒みたいな物をされてるとかでしょうか……?」
日向「いや、それでも扉がビクともしないのはおかしいだろ」
澪田「そうっすよねー。ちょっとぐらい軋んだりしてもおかしくない筈っす」
くそっ……! 今は一刻を争う事態だっていうのに……。!! そうだ、あいつの力を借りてみよう! ↓2
- 456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 20:33:51.93 ID:+bfaJp0BO
- キーボ
- 457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 20:39:08.55 ID:xqR6hvrZ0
- ゴンた
- 458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 20:39:10.70 ID:jsO52tTb0
- 終里
- 459 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 20:49:26.54 ID:l4uhYCrO0
- ……俺達の中で一番足が速いのは……やっぱ桑田だよな!!
日向「桑田! 獄原を呼んできてくれ!! あいつの怪力ならなんとかなるかもしれない!!」
桑田「オーケー。了海しやしたパイセン!!」
そうして待つこと数分後。桑田が超高校級の昆虫博士 獄原ゴン太を呼んできてくれた。
獄原「く、桑田先輩から『緊急事態だからテメーの怪力を貸せ!』って言われてきたけど……。赤松さんの研究教室の扉を開ければ良いの?」
日向「ああ。……頼めるか?」
獄原「ゴン太に出来る事ならお安い御用だよ!! みんな、下がってて──」
そうして獄原は俺達を全員後ろに下がらせると──
獄原「──ふんっ!!!」
ドゴォオオオオン!! と言う激しい衝撃と共に、扉を開こうとする音が炸裂する──だが。
日向「うそ、だろ……!?」
それでも扉は開かない。どういう事だ!? 獄原の怪力でもどうしようもないって言うのか!!?
最原「ご、ゴン太くん……」
獄原「う、うーん……。ごめんね日向先輩。最原くん。この扉『力業じゃあ絶対に(ゾロ目ボーナス)』開かないみたいだ……」
澪田「んな! それなら唯吹達は一体どうすれば良いっていうんすか!?」
いや待て『力業じゃ絶対開かない』……? そうか! つまり──↓2 誰を呼ぶ?
- 460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 20:51:11.12 ID:xqR6hvrZ0
- がげ
- 461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 20:54:14.38 ID:iEbtMvh7O
- キーボぶん投げて窓破壊すればいい
- 462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 20:54:23.71 ID:tYVSJ6RgO
- 千尋
- 463 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 20:57:59.72 ID:l4uhYCrO0
- >>461 違う……。この言霊じゃない……!! 多分『物理的』な『科学的』な方法じゃあ窓破壊出来ないし、扉も絶対開かないんだ。そう、つまり──↓2
- 464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 20:59:57.67 ID:XUcGg5CdO
- わからん
- 465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 21:02:18.41 ID:FrZm+lEf0
- 葉隠
- 466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 21:02:38.77 ID:jsO52tTb0
- 塩を呼ぶしかない
- 467 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 21:07:20.34 ID:l4uhYCrO0
- >>465 日向(違う! そいつでもない!! もっとこう、誰かがいた筈だ。こんな意味不明な「怪奇現象」に詳しい奴が……!)
最原「あ、あの。日向先輩……!」
澪田「な、なんかやばそうな雰囲気っす! ピアノの旋律がさっきからどんどんどんどん激しくなってるし、アンジーちゃんの声も……!!」
アハハ……アハはははハハハはハハハハハハハは!!
桑田「おいおいおい。マジでヤベー奴なんじゃねーかこれ!?」
日向(そう! あいつだ、あいつを呼ぶしかない!!)注・この安価に失敗すると、状況が更に悪化します。↓2
- 468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 21:07:56.44 ID:Bn418EvoO
- 田中
- 469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 21:10:33.09 ID:jsO52tTb0
- 塩を呼ぶしかない
- 470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 21:19:57.94 ID:7ITZHhdPO
- 呼ぶ相手確定なら安価にせず>>1がそのまま話進めていいんでない?
- 471 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 21:21:05.48 ID:l4uhYCrO0
- ──そう! そいつだ!!
日向「桑田と澪田は何かあった時の為にここに待機!! 最原、俺と一緒に「アイツ」の研究教室まで付きあえ!!」
最原「わ、分かりました!!」
俺達は全速力で「アイツ」の研究教室目掛けて一直線に駆けてゆく。そう「アイツ」とは──
〜〜超高校級の民俗学者の研究教室〜〜
真宮寺「うーん、これは本格的に困ったネ……。どうしようか姉さん」
ガラララッ! バンッ!!
日向「真宮寺!」
最原「し、真宮寺くん!!」
真宮寺「おや、日向先輩に最原くんじゃないか。一体どうし──」
日向「詳しく説明したいところだけどすぐに一緒に来てくれ! 緊急事態なんだ!!」
真宮寺「……緊急事態?」
最原「あ、赤松さんの研究教室が開かないんだ! それに中からアンジーさんの狂ったような笑い声にピアノの旋律まで聞こえてきて……!!」
真宮寺「!!? ……なるほどネ。どっちが「元凶」かは分からないけどそういう事なのかナ……?」
日向「おい真宮寺! 早く!!」
真宮寺「そうしたいのは山々だけど、ちょっと色々と準備しなくちゃいけない物があるんだヨ。少しの間だけ待っててくれないかな。『何が起きてるか』僕には大体の予想が付いたからさ……」
日向「ほ、本当か!?」
最原「そ、それなら僕達も手伝うよ!! 何をすれば良いの!?」
真宮寺「えっとまず……↓1」低コンマほど早く準備が終わる。
- 472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 21:21:15.95 ID:aUghEXtBO
- あ
- 473 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 21:36:45.86 ID:l4uhYCrO0
- コンマ95 もの凄く時間が掛かってしまった!! 事態の悪化度+1
真宮寺「……と、まぁこれだけあれば十分かな」
な、なにが「少しの間だけ」だ! 俺達二人が一緒に手伝っても思いっきし時間が掛かっちまったじゃねぇか!!
真宮寺「この事件を安全に、穏便に片付けるにはどうしても色々必要なんだヨ。……なにせ今から僕達が対峙しなくちゃならないのは……」
最原「そ、そんなことはもういいから早く行こう! 桑田先輩と澪田先輩、ゴン太くんも待ってるよ!!」
真宮寺「おや、ゴン太くんがいるのかい? それは心強いネ……」
日向「ああもう! いいから早く!!」
俺達は準備が出来た真宮寺の手を引っ張ると、無理矢理赤松の研究教室の前まで連れていった。そこには──
〜〜超高校級のピアニストの研究教室前〜〜
日向「澪田! 桑田! 獄原!!」
澪田「は、は、創ちゃん……!!」
あの澪田がらしくもなく恐怖でブルブルと震えている。──その原因は、俺にもすぐに分かった。
最原「な、なんなの……! これ!!?」
赤松の研究教室の扉が、バラの茨のような物で覆われていた。中から聞こえてくるピアノの旋律は真宮寺を呼びに行く前よりも更に悪化し、アンジーの「アッハハハハハハハハハハハハハハハ!!」という狂った笑い声も止まること無く聞こえてくる。
獄原「真宮寺くん! 君なら何とか出来るの!?」
真宮寺「随分と待たせてしまったネ。ごめんヨ。今この教室の扉を開けるから……」
真宮寺は何か魔導書のような本を開くと、自分の手を噛んで血を出し、それを扉に塗りつけて意味不明な呪文を唱え始める。……聞き慣れない言語だ。というかこんな言葉、今までで一度も聞いた事ないぞ……?
俺のそんな疑問を吹き飛ばすかのように、バンッ!! という何かが弾けるような音が炸裂すると──
真宮寺「……さぁ、これで中に入る準備は整ったヨ。……みんな、覚悟はいいネ?」
真宮寺を除く俺達五人はコクリと頷くと、真宮寺に続いて教室の中へと入る。
- 474 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 21:48:31.37 ID:l4uhYCrO0
-
──そこは、正しく「異界」だった。
教室の窓と床、天上は全てバラとそのツタで覆われ、足の踏み場も殆ど無い。そして教室の中心では夜長が狂ったように笑い続けながら、巨大なキャンバスに「何か」の絵を描いている。
……植物の絵だ。一目でそう分かるのに、何故だろう。何か見ているだけで心の奥底からゾクゾクするような不快感が身体中に立ち籠めてくる。教室の奥に置いてあるピアノだけが、唯一バラに覆われずに……。誰も奏者がいないのに、旋律を奏で続けていた。
桑田「な、ななななななななな……!?」
澪田「ブクブクブクブクブク……」気絶寸前
獄原「な、なんなのコレ……! 一体何が起こってるの!? アンジーさんは何をしてるの!?」
最原が「アンジーさん!!」と大声で彼女に呼びかけても全く反応が無い。最原を自分のお婿さんにすると、普段あれだけベタベタしている筈の夜長が、最原のことを見向きもしない。
コレは一体……!!
この無気味すぎる惨状に、探索者達はSANチェック(ただし、真宮寺を除く)
日向↓1 SAN80
澪田↓2 SAN45
桑田↓3 SAN45
最原↓4 SAN75
獄原↓5 SAN75
- 475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 21:48:57.57 ID:LaMMSaSRO
- あ
- 476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 21:52:32.26 ID:jsO52tTb0
- 基準がどうなんだ?
- 477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 21:52:46.04 ID:FrZm+lEf0
- は
- 478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 21:58:03.99 ID:LaMMSaSRO
- あ
- 479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:02:21.27 ID:jsO52tTb0
- 破滅か浄化か
- 480 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 22:05:46.07 ID:l4uhYCrO0
- 最原以外SAN−1 最原のSANがどれだけ減ったか。1D100を1D10に代用して判定(四捨五入)↓1
- 481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:07:40.09 ID:FrZm+lEf0
- 今日は人少ないな
- 482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:11:10.76 ID:TmXI/DTwO
- 急に別ゲー始まってた
- 483 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 22:20:13.05 ID:l4uhYCrO0
- >>476 基準は「こいつは大体こんな具合じゃね?」って>>1が勝手に決めました。 >>481 >>1の実力不足を痛感します。 最原のSAN値のみ−2。
……何が起こっているのかなんて、俺にだって分からない。……けど! 「やらなくちゃいけないこと」分かる!!
日向「真宮寺! 夜長を止めるぞ!! それでこの事態は……「解決しないヨ」……は!?」
そんな。この惨状は夜長が書いているあの「絵」が原因の筈じゃ……!! そうか!!
日向「みんな! 絵だ!! 夜長を止めて、あの絵を破るなり燃やすなりなんなりするんだ!!」
真宮寺「そうさ。……それで正解だヨ。日向先輩……ただし、必要な物があるし、妨害だって……。ほら来た」
俺達が目標を夜長の絵に定めた次の瞬間。まるで夜長を護るかのように五体の茨の騎兵が現われる。クソッ! まずはあいつらを何とかしないとダメって事か……!!
これより「ローズ・トークン」五体との戦闘を行ないます。
それぞれのSPD
桑田 15
獄原 15
ローズ・トークン 12
日向 11
澪田 10
真宮寺 9
最原 7
まずは桑田と獄原のターン。何をする? 桑田 ↓1 獄原↓2
- 484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:22:56.45 ID:Q+TCINoPO
- バットで殴りまくり
- 485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:26:38.91 ID:FrZm+lEf0
- バラバラに引き裂く
- 486 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 22:32:08.24 ID:l4uhYCrO0
- 桑田がバットを持っているかどうかの幸運判定……をしようかと思ったんですが、グダると不味いので省略。
桑田 バッドの威力 命中判定を省略し、1D100を1D10に代用して判定(四捨五入)ダメボ+1↓1
獄原 STR17×5=85 同じく命中をすっ飛ばして威力判定 1D100を1D10に代用して判定(四捨五入)+ダメボ3 ↓2
- 487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:32:22.98 ID:TmXI/DTwO
- へい
- 488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:33:23.33 ID:NRzcz6bZO
- あ
- 489 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 22:40:36.68 ID:l4uhYCrO0
- 桑田 威力10+1=11 ローズトークン一体を撃破。
獄原 ゾロ目効果で威力最大。10+3=13 ローズトークン一体を撃破。
桑田「お、おおおおおおおおりゃああああああああああ!!」ビシィッバキイッボカアッ!!
獄原「──ふんっ!!(グシャリ)……この変な人達は僕達に任せて、最原くん達はアンジーさんと絵を!!」
日向「すまない……。恩に着る!!」
ローズトークン×3のターン。それぞれの攻撃対象。
01〜20 日向
21〜40 最原
41〜60 澪田
61〜80 桑田
81〜00 獄原
(なお「何故か」真宮寺には攻撃しようとしません)
↓3まで。
- 490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:41:47.01 ID:TmXI/DTwO
- 初参加でこんなことに巻き込まれて桑田くん可哀想
- 491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:42:15.23 ID:3Pb55Q7BO
- た
- 492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:42:52.75 ID:FrZm+lEf0
- お
- 493 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 22:45:30.01 ID:l4uhYCrO0
- >>490 それは本当にそう。
日向・最原・桑田の回避判定。それぞれのSPD×5=
↓1 桑田 75
↓2 日向 55
↓3 最原 35
- 494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:46:00.49 ID:jsO52tTb0
- ヒラリ
- 495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:47:01.33 ID:6rTHJKihO
- あ
- 496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:47:32.52 ID:FrZm+lEf0
- わ
- 497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:48:36.99 ID:TmXI/DTwO
- 最原ぇ…
- 498 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 22:50:12.29 ID:l4uhYCrO0
- 桑田=回避成功。
日向=ゾロ目効果。次の判定に+の補正。
最原=回避失敗。1D100を1D10に代用して判定(四捨五入)↓1
- 499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:50:26.11 ID:TmXI/DTwO
- む
- 500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:50:34.15 ID:nx2/aneAO
- あ
- 501 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 22:57:06.03 ID:l4uhYCrO0
- 11……ゾロ目ですがこれは「相手の」ゾロ目なので……。最大値10確定。最原、自動気絶。
桑田が危なげなく、そして俺はヒラリと上手い事相手の攻撃を躱せた……と、思った次の瞬間。
最原「が……ッ!? ふっ……!!?」
日向「さ、最原ぁあああああああ!!」
獄原「最原くぅううううううううん!!」
俺の隣にいた最原が茨騎兵に腹を思いっきりぶん殴られ、壁際まで吹っ飛んでいく様を、俺達は目にした。……クソッ! 今すぐにでも駆け寄ってやりたいが今はそうするべきじゃない……!! 隙が出来た今がチャンスだ!! 早いとこ「絵」を何とかしないと……!!
日向のターン。何をする? ↓2
- 502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:58:23.05 ID:TmXI/DTwO
- 絵を破りに行く
- 503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 22:58:44.62 ID:jsO52tTb0
- 真宮寺から借りた刀で切り裂く
- 504 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 23:03:56.61 ID:l4uhYCrO0
- 真宮寺「……あらら。最原くんがやられちゃったか……。状況も、そして時間もそこそこ不味いし、まずは相手を弱らせる事から始めようか。──日向先輩!」ブンッ!
日向「──! 真宮寺、コレは……!!」
真宮寺「それで絵を切り裂くんだ。夜長さんは無視していいヨ!!」
日向「わ、分かった! どけ! 夜長!! うぉおおおおおおおおおおお!!」
技能・日本刀 対象が「動かない物」なので命中判定省略。1D100を1D10に代用して判定(四捨五入)ダメボ+4 ↓1
- 505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 23:04:34.90 ID:TmXI/DTwO
- てい
- 506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 23:04:39.73 ID:c787xREmO
- あ
- 507 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 23:12:32.83 ID:l4uhYCrO0
- 9+4=13
俺が力一杯振るった刀は、ズンバラリンと夜長が描いていた「絵」を切り裂いた。すると、どこからともなくこの世の物とは思えないような悲鳴が上がり、部屋中を這っていた茨達が、まるで絵と連動するように切り裂かれていく。
日向「お、おおおおおおお!!(歓喜)」
澪田「い、いやっほぉおおおおう! 正直何が何だかよく分からないけど、さっすが創ちゃんっす!!」
真宮寺「……さて、ここまで弱らせればもう十分かな。澪田先輩。最原くんの手当に向かっていいヨ。後はボク達に任せて」
澪田「Yes! 了解しマム!!」
真宮寺は澪田を最原の救出へと向かわせる。それは良いが、あいつはどうするつもりなんだ……?
真宮寺の行動判定に対し、ローズトークン×1の妨害。成功確率30。↓1
- 508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 23:12:47.13 ID:ZbjNDl1rO
- あ
- 509 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 23:24:46.06 ID:l4uhYCrO0
- >>508 (一発で成功するとは)やりますねぇ!!
真宮寺は茨騎兵の攻撃を「おっと危ない危ない」と言いながら危なげなく避けると後は桑田と獄原に対処を任せ、自分は絵の傍へと近寄り──その背に背負ったリュックから「ランプのような物」を取りだした。
なんだろう……、見ているだけで心が温かくなるような……。身体中に活気が満ちていくような……そんな灯火だ。
真宮寺「決して絶えることの無い「旧神の陽」サ。あとはこの陽を……」
真宮寺は、ランプの炎を注意深く絵へと近づける。チリチリッ! という音と共に絵に火が移り──そこから先は早かった。まるで絵に油でも布いてあったかのように、火は一瞬で『絵』全体に燃え移り、さっきから聞こえていた悲鳴のような物がより大きくなる。
俺が絵を刀で切り裂いた時と同じように、教室全体を支配していた茨達はあっという間に燃尽きて──。そして、跡形もなくなった。残ったのは『絵』の灰と、気絶している夜長。ひとりでに旋律を奏でていたピアノの伴奏も、いつの間にか止まっていた。
真宮寺「やれやれ……。夜長さんか赤松さんかは分からないけど、僕の研究教室から『深淵の魔導書・緑』を盗み出してこんな事をするなんて……。二人にはあとでタップリとお話を聞かなきゃネ……クックックッ……!」
他全員が精神と体力を多大に消耗した中、一人だけ余裕綽々な真宮寺の言葉だけが、教室に響いていた。
- 510 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 23:27:44.83 ID:l4uhYCrO0
- 後日談に入る前に、赤松&アンジーの「不定の狂気」解除判定。元凶が消えたことにより、目標値50
↓1 赤松
↓2 夜長
あ、それと最原の重傷判定。↓3 コンマ値が高ければ高いほどヤバイ。
- 511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 23:28:38.34 ID:xqR6hvrZ0
- あ
- 512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 23:28:50.41 ID:kFF00g3nO
- 何これ?下手したら次の依頼の時も狂ったままなの?
- 513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 23:29:00.12 ID:TmXI/DTwO
- あい
- 514 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 23:48:10.84 ID:l4uhYCrO0
- >>512 狂ったままと言うか、百田の時と同じように暫くの間病院送りですね。
……そうして、澪田から受けた「依頼」は……。否、事件は終幕を迎えた。真宮寺曰く、最初の澪田のおかしな行動も「赤松さんの「狂気」に当てられちゃったのかもネ」ということらしい。
保健室で(強引に)寝かされていた赤松も無事に正気を取り戻していた。赤松曰く「なんであんな事をしていたのか分からない。自殺なんて、これっぽっちも考えたことも無かったのに……」という証言をされた。
そして夜長も無事に目を覚まし、正気も取り戻していた。曰く「神様が「友達が欲しい」」って言ってたから外から「喚んで」あげようとしたんだー!! ……でもアンジーの失敗で傍迷惑な神様を喚んじゃったみたい。ゴメンね?」と俺達に謝った。真宮寺に「今度同じ事をしようとしたら神経を抜き取るヨ……!」と本気で脅されていたので、もう二度と同じ事は繰り返さないだろう。
最原も、救急搬送された病院で無事意識を取り戻した。怪我の状態も思ったほどではなく、一週間もあれば退院出来るだろうという事らしい。
……そして、ある意味全ての元凶とも言える真宮寺だが「魔導書」と喚ばれる類いの物をもっと厳重に保管することを決めたらしい。(「いやそんな危ない本なら最初から厳重に保管しておけこの馬鹿!!」 と俺は罵ってやった)
……真宮寺は「知らない方が良いヨ」と言っていたのでこれ以上の詮索はしなかったが、結局あの『絵』は一体何だったんだろう……。あの『教室』で何が起きていたんだろう……。そんな疑問を残しはしたが、俺は今日も元気に──
澪田「いやっほーう! 楓ちゃん・アンジーちゃん・そして終一ちゃんの快復祝いっす!! 今日は盛り上がって行くっすよー!!」
あの事件に関わった全員「「「「「おー!!!!!」」」」」
……澪田の持って来た「依頼」。快復祝いを行なう為の場所『創ちゃんの研究教室〜貸してくーださい♪』というふざけた依頼に付きあっていた。……いや快復祝いをするのは良いけど俺の研究教室を使う必要無いよな!? あと絶対に後片付けは全部して行けよお前ら!!?
澪田唯吹 の「依頼」をクリアしました!! 「澪田に助けを求める」の難易度が下がりました!!
澪田は知っての通り、超高校級の「軽音部」です。「気分を盛り上げたい!」「この場をもっと明るくしたい!!」といった時に、非常に役立ってくれるでしょう。
- 515 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/13(金) 23:52:33.64 ID:l4uhYCrO0
- ぜぇはぁ……。ぜぇはぁ……。な、なんとか>>419の安価を捌ききったぞ……!!(満身創痍)
というか赤松の不可解な行動に理由を付けるのに「「狂気に犯されている」以外に理由の付けようがない!!」と>>1が判断したからですが……。なんとか無事、終着点に辿り付けたのでは無いでしょうか。
それではまた明日。8:30から9時頃にお会いしましょう。
- 516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 23:53:24.22 ID:EMh4MXLg0
- おつでした
- 517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/13(金) 23:58:01.38 ID:FrZm+lEf0
- 普通に赤松が江ノ島やアンジーにいじめられて自殺教唆されましたじゃいけなかったのかな?
おつ
- 518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 16:04:08.89 ID:9QQQ0+YF0
- 澪田クエストは無さそう?
キャラが妊娠する安価は無理ですかね?
- 519 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 16:47:53.47 ID:JZBISgHv0
- ゲリラ投稿です。(つーかそうしないと今日の予定の場所まで終わりそうにねぇ!!)
>>517 妹様は兎も角アンジーちゃんがそんな事する訳ないでしょ!!(過激派) ……あと妹様だったら「絶対に証拠を残さないと思う」ってのと、最初の澪田の不可解な行動にも「理由」を付けたかったので。
>>518 ご安心を。澪田のキャラクエもちゃんと有りますよ。優先度的に、まずは真宮寺からですが。キャラが妊娠する安価は……(入間がいる以上「出来ない」って言えないのがなぁ……)じ、自重していただけると助かります(震え声)
- 520 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 16:48:46.45 ID:JZBISgHv0
-
真宮寺是清 との絆値がMAXになりました。絆クエスト 真宮寺是清編 を開始します。
- 521 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 16:50:21.68 ID:JZBISgHv0
-
真宮寺「……やぁ、日向先輩。よくきてくれたネ」
日向「おう」
俺はその日、79期生の超高校級の民俗学者・真宮寺是清に呼び出され、こいつの研究教室へとやって来ていた。……用件は聞いてない。ただ「少しゆっくり「お話」でもしようヨ」と言われただけだ。
日向「で、今回は何の用なんだ? またどこぞの村か恐山か、そうでなければ呪われた屋敷の探索にでも付きあってくれってか?」
真宮寺「……先輩は僕のことをなんだと思っているのかナ? 言ったでしょ? 少し「お話」でもしようって。……お茶とお菓子も用意したんだ。少しの間、僕の民俗学講座モドキにでも付きあってヨ」
そう言って、真宮寺は俺へ丸机への着席を促す。……特に断わる理由も無かった為、俺は真宮寺の言う通りに丸机に座った。
真宮寺「そうだネ。ちょっとややこしくなるけど、今回は『黄泉』についての話しでもしようか。まず『あの世』という概念が人間の世界に生まれたとされる学術的時期なんだけど──」
日向「…………」
真宮寺の「話し」は、相変わらず面白かった。人を惹き付けるというか、好奇心が支配されるというか……。例の女装メイドカフェで一定数の客を話しの虜にしていただけはある。俺も気がつけば真宮寺の民俗学……『黄泉』の話しに夢中になっていた。
──そして、ふと気がついた時には、もう夕刻になってしまっていた。
真宮寺「ふぅ……。おや? もうこんな時間かい? ちょっとのお喋りのつもりが、つい長く話しすぎてしまったネ。日向先輩は聞き上手だから、僕もついつい調子に乗ってしまったヨ」
聞き上手なのは……。まぁ確かにそうかもしれない。俺は超高校級の「相談窓口」だからな。相手の話をよーく聞くのが仕事みたいなもんだ。
真宮寺「……それでどうだった? 今回の『黄泉』の話しについての感想は……」
日向「そうだな……」
俺は頭の中で軽く意見を纏めると、少しずつ言葉にしていく。
日向「……面白かったよ。特に『黄泉の門』と『黄泉封じ』の伝承が、個人的には興味をそそったかな。あと、山岳信仰が昔から『山には異界が……あの世とこの世を結ぶ不思議な世界ある』って信じられていたってのも興味深かった」
真宮寺は「おや、そっちかい」と言った表情をする。だ、だって七海がオススメしてるホラーゲームの内容にそっくりだったんだもん、仕方ないだろ? ……まぁその『ゲームの元ネタ』って奴なんだろうけど……。
真宮寺「……じゃあコレはどうだった? 『死者との婚約の儀』の話しは……」
日向「……ああ、それか」
確か、東北地方に伝わる民間伝承だったっけ。なんでも、死者と死者を結婚させるっていう……。無気味だとは思ったけど、まぁあの世でずっと独りっきりっていうのも寂しいだろうからな。別に構わないんじゃないか? (死んだ)当人達が納得するかは兎も角。
真宮寺は俺の解答を聞くと、ニヤリと笑みを深くして
真宮寺「そうだよネ! 死んでからも誰も友達がいない、誰も恋人がいないなんて寂しいものネ!!」
日向「真宮寺……?」
突如としてテンションが高くなった真宮寺を見て、俺は驚愕と共にある種の無気味さを感じた。……何だろう、「嫌な空気」って奴が場を支配し始めている……。そんな気さえする。
真宮寺「……ねェ先輩。先輩はもし『黄泉の世界』にとっても綺麗で可愛くて素敵な女性がいたとして、その娘と結婚してあげられるかい? 先輩ならピッタリだヨ!! 他人のために一生懸命に日々駆けずり回り、その根幹が真っ当で正義感のある善人な先輩こそ姉さんの──!!」
日向「真宮寺」
真宮寺「?」
日向「↓3」
↓3までの安価を、>>1が上手い具合に纏めます。(真宮寺の考えを否定せず、尚且つ結婚を断わる系の安価だと嬉しいです)尚、この「返し」は難しいと>>1でも思っているので、>>1も既に緊急時用の言霊を作ってあります。
- 522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 17:14:58.02 ID:aGw+g7EEO
- 俺には生きてる人間で結婚したいやつらがいる
誰と結婚するかは未定
それでもその中の誰かと結婚するよ
- 523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 17:18:02.21 ID:9QQQ0+YF0
- 子供をクラスのみんなに見せたいんだ
死人と子供作っても死ぬまで見せられないのは嫌だ
- 524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 17:20:42.54 ID:PPNG/Eu2O
- 夜長にも言ったが生きてるうちに天国にはいかんぞい
- 525 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 20:30:06.15 ID:JZBISgHv0
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。
- 526 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 20:31:20.84 ID:JZBISgHv0
-
日向「……俺には、生きている人間で結婚したいと思っている奴らがいる。誰と結婚するかは、まだ分からないけど……。それでも、その中の誰かと結婚したいんだ」
真宮寺「ふうん……(それなら彼女達ごと……いや、それじゃあ黄泉の世界(むこう)で結ばれるだけだから意味無いか)」
日向「それにさ。そうして出来た子供を、クラスの皆や仲間達にも見せたいんだ。死人と子供を作ることが仮に出来たとしても、皆が死ぬまで見せられないのは嫌だな」
真宮寺「むぅ……(確かにそれは一理あるかもしれないネ……。弱ったナ……)」
日向「それにさ、真宮寺」
真宮寺「?」
日向「仮に俺が死んでその人と結婚してもさ。この世に残してきた大切な人達をいつまでも想い続けるような、そんな浮気性の男になっちまう。お前のいう「女性」が誰だかはしらないが、そんなに素敵な人なら俺なんかじゃ相応しくないんじゃないか?」
真宮寺「…………」
真宮寺は俺の返答を聞いて暫く黙っていたが、急に「クックックッ……!」といつもの調子で笑い出して──
真宮寺「そうかそうか! そういう事なら「仕方がない」ネ。……どうやら僕の「最終目標」を為し遂げるにはあまりにも条件が厳しそうだって事が分かっただけでも収穫だヨ。ありがとう、日向先輩」
日向「おう。そういう事だ」
真宮寺がどこまで「本気」で言っていたのかは今では分からない。けど、俺に対する執拗な執着心は無くなったように見えた。
真宮寺「先輩が物事を深ーくまで考えられる人で本当に良かったヨ。……これからも「僕の」友達として色々と話しを聞いてくれると嬉しいな」
日向「おう。それぐらいならドンと来いだ」
真宮寺是清との絆クエストをクリアしました!! 「真宮寺に助けを求める」の難易度が更に下がりました!! 「真宮寺のパンツ」を手に入れました!!
- 527 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 20:32:32.59 ID:JZBISgHv0
-
澪田唯吹 との絆値がMAXになりました。絆クエスト 澪田唯吹編 を開始します。
- 528 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 20:33:40.89 ID:JZBISgHv0
-
澪田「はー、じめちゃーん!!」
俺はその日、あの夏休みの時と同じように、澪田に(寮の外から)大声でたたき起こされた。半ばキレ気味に「はーあーいー!!」と叫び返してやる。……ったく、こんな朝っぱらからなんの用だって言うんだ……。
あの時と同じく嫌な予感がしながらも、俺は身支度を調えてから寮の自室を出て、澪田の野郎の元へ向かう。……また自演フェスなんかに連れていかれるんじゃないだろうな? と思っていたが、どうにも澪田の様子が変だ。
俺が現われてから、モジモジと身体を揺らし、その顔はらしくもなくほんのりと赤くなっている。……なんだ? 一体何の用事があるんだ? 澪田に何があったって言うんだ? 澪田は「すぅ……はぁ……」と深呼吸を一度してから
澪田「唯吹唯吹ー。これから創ちゃんを「脅し」ちゃうっす!」
日向「……は? 脅す?」
澪田「ふっふっふー。そうっすよー! 「あの」とっても恥ずかしい秘密をバラされたくなければ今日一日、唯吹のお気楽観光ツアー(要はその時の気分)に付きあって貰うっす!!」
ドキリ、と心臓が大きく跳ねる。なんだ、澪田は何の事を言っているんだ。何の秘密を知ってるって言うんだ!!? こ、心当たりがあまりに多すぎてまるで見当が付かないぞ!?
ソニアの下着写真を撮影したことか? それともソニアの胸を揉んじまった事か!? 罪木のお腹も触っちまったし、セレスとは「裏」世界の麻雀大会に学園に内緒で出ちまったし、小泉とはあのメイドカフェで対面○位モドキをやっちまったし、江ノ島のとんでもなくエロい下着写真を何枚も(強制的に)持っちまってるし……!!
澪田「ふっふっふー。『覚悟』は出来てるっすか創ちゃん!!」
日向「……何が望みだ」
この時点で、俺は澪田の言うことに逆らえなくなった事が確定した。澪田は「もう言ったっすよー」と笑いながら
澪田「今日は一日、朝から晩まで唯吹にトコトン付きあって貰うっす!!」
日向「……それで「あの」事は永久に黙っていて貰えるんだな?」
澪田「モチのロンっす! さぁ、気合入れて行くっすよー!!」
そう言う澪田に手を取られ、俺は憂鬱な気分で澪田の後をついていった。
〜〜〜東京都・浅草周辺〜〜〜
澪田「ふっふっふー。まず、唯吹達が訪れたのは平日も休日も大勢の人で賑わっている雷門周辺っす!! いやー、この辺りはやっぱいつ来ても混んでるっすねー!」
日向「……なんだ? 浅草の名物食い倒れツアーでもやるつもりか?」
確かにこの周辺にはネットニュースに何度も載るほど有名なメンチカツ屋や、きびだんご屋、饅頭にフルーツ飴に抹茶ソフト専門店にと、多くの名店が軒並み揃っている。一日使い倒すにはもってこいの──
澪田「バッカモーン!! 何を言ってるんすか創ちゃん! この辺りに来たらやる事と言えばまず……!」
日向「……まず?」
澪田「こ○亀の両さん像の全制覇っすよ! さぁ、まずは一番近いこの像目指して出発おシンコーっす!!」
そうして澪田は、再び俺の手を取って走り出す。……いやそれなら最初から亀有駅周辺で降りろよ亀有駅周辺で!!?
〜〜約一時間半後〜〜
澪田「『パシャリん♪』──うんうん! これで両さん像(中川・麗子・本田含む)コンプリートっす!! ムッキャー! これ夏休み中にやってみたかったんすけどタイミングが無かったんすよねー!!」
日向「……そうか」
俺と澪田は計十五体あるこ○亀の銅像とのツーショット写真を撮り終えていた。それにしても澪田お前、そんなにこ○亀が好きだったんだな。まぁ俺も好きな漫画の一つではあるけど──
澪田「? いや正直そこまで?」
日向「違うのかよ!?」
澪田「いやー、両さんの人柄は正直メッチャ好きなんすけど、見てるだけなら凄く面白いけどじゃあ近くにいて欲しいかっていうと……。それにあの漫画、時事ネタをタップリ取り入れる癖して唯吹達のバンドや希望ヶ峰学園の事に触れもしなかったっすし……。コラボのチャンス、十分合ったと思うんすけどねー」
日向「……じゃあなんでワザワザこんな真似したんだよ?」
澪田「だから言ったじゃないっすか! ノリっすよノリ!! それに仮にも日本が誇る『伝説の漫画』の一つであるこ○亀っすよ? 一生に一度は触れておきたいじゃないっすか!!」
……まぁ確かに気持ちは少し分かる。なんだかんだ俺もちょっとテンション上がったし、普通に楽しかったしな。
澪田「ではでは次の場所を目指して……。何処に行けば良いんすかね?」
いやそこは決めておけよ最初から!!? 左右田……助けてくれ左右田……。今こそお前のツッコミ力(ぢから)が必要な時だ……。
- 529 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 20:38:05.77 ID:JZBISgHv0
- うわぁあああああああああああああああああ!!最悪だぁああああああああああああああ!!(書いてあった書き置きが消えた)
……30分ほどお待ちください(土下座)
- 530 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 21:07:32.63 ID:JZBISgHv0
-
〜〜〜東京スカイツリ〜〜〜
澪田「……ということで澪田達は次なる目標地点として東京スカイツリーに狙いを定めたっす……ショボボン」
日向「いや、何でそこまで落ち込んでるんだお前は」
澪田「だってだってー!! スカイツリーなんて皆が知ってる様な場所なんて唯吹が求めてる『探索』っぽくないっすよ!! もっとこう……『ええっ!? こんな場所にこんな名所が!!?』みたいな所で遊ぶなり食べるなりしてみたかったっす!!」
澪田はそう言うが、ネットは勿論、SNSも大手含め大量に普及しているこの世の中で、東京のど真ん中に『隠れ名所』なんて早々あるのだろうか……。そんな事を思いながら、俺達は専用の高速エレベーターに乗る。目指すは東京スカイツリーの最上階──『天望回廊』だ。
〜〜〜東京スカイツリー・天望回廊〜〜〜
澪田「イヤッホォオオオオオオイ!! 創ちゃん見て! っていうか観て!! 富士山は勿論、東京のあんなところやこんな所まで丸見えっすよ!! いやー、とんだ覗きスポットがあったもんすね!!」
さっきまでのテンションの低さは何処へやら。澪田は東京スカイツリーの天望回廊を満喫していた。地上450m地点に造られたその回廊は正に絶景スポットで、東京は勿論、遠い地方の方や海まで見渡す事が出来る。テンションが上がっても全然おかしくないのだが──。
日向「澪田」
澪田「はい」
日向「展望デッキで両手を広げて走るな。周りのお客さん達に普通に迷惑だぞ」
澪田「すみませんでした」ペコリン
澪田が回廊到着早々、目を輝かせてバビューン! と勢いよく回廊を走り始めた物だから、俺は大いに慌てた。周りのお客さん達に「すみませんすみません!!」と頭を下げながら必死になって走り回る澪田をとっ捕まえて、正座をさせて説教をしている。
日向(……まぁ気持ちは分からないでもないけどさ)
本当に、凄く良い眺めだ。ワクワクするような回廊だ。東京スカイツリーに来るのはコレが初めてだが、こんなに素敵な場所ならもっと早く来れば良かった。そう、例えば「あいつ」と──
澪田「むぅ……。創ちゃんが唯吹とのデート中に他の女の子のこと考えてるっす……」
日向「は? い、いや別にそんなことを考えてた訳じゃ──」
澪田「ふーんだ。そーんな浮気性の創ちゃんにはこうしてやるっす!」
そう言うと、澪田は俺の左腕に自分の右腕をギュッ! と絡ませてきた。「んなっ!?」と驚いた俺は何とかして澪田の腕を振り払おうとするが、どこにそんな力があるのか全然解いてくれない。他のお客さん達の「このバカップルが……」という視線がザクザクと突き刺さる。……こ、これ以上この場所に居たくない!!
日向「な、なぁ澪田! 天望回廊はもう十分楽しんだだろ!? そろそろ行こうぜ! 水族館の時間もあるわけだしさ!!」
澪田「むぅ……。しょうがないっすねー……」
渋々納得してくれた澪田に俺はホッとして、次なる目的地である「水族館」へと向かった──
- 531 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 21:28:18.22 ID:JZBISgHv0
-
〜〜〜某水族館〜〜〜
日向「なぁ澪田」
澪田「なんすか創ちゃん」
日向「お前、ここをどこだと思ってる?」
澪田「嫌だなー創ちゃんってば。水族館に決まってるじゃないっすか!!」
ああそうだよ。確かに水族館だよ、間違いなくな。……でもな。
日向「なんで『サンシャインシティ水族館』なんだよ!? スカイツリーのついでに行く水族館っつったら付属してる『すみだ水族館』に決まってんだろ!!?」
澪田「チッチッチ。……甘いっすね−、創ちゃん。海の家で売っているかき氷のシロップより甘いっす。『付属しているから』とか『ついでに』とか、そんなちゃっちい気分で水族館に行くなんて、天が許してもこの唯吹が許さねーっす!!」
日向「お前は水族館にどんな思いを馳せてるんだよ……」
そう。俺達は東京スカイツリー駅から「わざわざ」池袋まで移動してきて、サンシャインシティの中にある水族館へとやって来ていたのだ。いや本当に何でだよ……。幾ら東京都内とはいえ時間の無駄だろ……。
澪田「あとアシカちゃんのショーを間近で見られるのはこっちだったんで」
お前それだけの為にこっちまで移動したの!!?
〜〜〜数時間後〜〜〜
澪田「いやー、今日は楽しかったっすねー、創ちゃん!!」
日向「……おう」
それからも澪田にあちらこちらに振り回され、俺の体力と精神力は限界間近を迎えていた。こ、こいつの遊び力(ぢから)は一体何なんだ!? 子供か? 遊び盛りの小学生の子供なのかお前は!!?
澪田「それじゃあ今日最後のスポットに〜……レッツゴーっす!!」
み、澪田の奴まだどこか行く気なのか!? こっちはもう色々と疲れ果ててるんだが……。
澪田「大丈夫大丈夫。最後に行く施設は何というか〜……。リラクゼーション施設? みたいなもんでしてー……。心も身体もリフレッシュできる場所っすから」
リラクゼーション施設? サウナとかスパとかか? そう思いながら、俺は澪田の後をついていく。
日向(……ってあれ?)
なんだろう。何か見慣れている景色がドンドン増えてきたような気がするんだが……。澪田が「着いたっすよー」と言ったのは、なんと例の『混浴先頭』の前だった。な、なんでよりにもよってここなんだ!?
澪田「……創ちゃん。唯吹が今日最初に言ったこと、覚えてるっすか?」
あの時と同じく、ほんのりと顔を赤くした澪田が小声で言う。勿論覚えている。確か『「あの」とっても恥ずかしい秘密をバラされたくなければ今日一日、唯吹のお気楽観光ツアー(要はその時の気分)に付きあって貰うっす!!』……ってちょっと待てまさか……!!
澪田「いやー、唯吹。あの日の事を……。蜜柑ちゃんと一緒にここの銭湯に入って、裸を見られちゃった事を完全に思い出してしまいまして〜……」
澪田が言葉を言い終ったその瞬間、俺は瞬時に土下座していた。
日向「ほんっっっとうに申し訳ない!! いや諸悪の根源はちゃんと他にいるんだが、お前らのその……す、素の姿を見ちまって、へ、変な事まで言っちまって……本当にすまない!!」
俺は罪木の時同様、そうやって頭を下げることしか出来なかった。王馬に対する怒りが、改めて心の底から湧いてくる。あの野郎、いつかこの報いを必ず……!!
澪田「……っすよ」
日向「……へ?」
澪田が蚊の鳴くような声で言ったその言葉が全然聞き取れなくて、俺は呆けた返事を返す。
- 532 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 21:49:50.15 ID:JZBISgHv0
-
澪田「だからその……。は、創ちゃんになら構わないっすよ? なんど唯吹の裸を見られちゃっても……」
澪田はらしくもなく、顔を真っ赤っかにしてそう言った。どういう意味か、などその先の言葉を聞かなくても分かった。
澪田「それにそのー。……創ちゃんあの時唯吹達の身体を見て『最高だった』『福眼だった』って言ってくれたじゃないっすか。……お、思い出すだけで恥ずかしいんすけど、どうじにその……。う、嬉しくもあったんす。『好きな男の子』が唯吹のことを、裸を見てそう言ってくれて……」
──トクン、と。改めて俺の心臓が高鳴る。
澪田「今日の「これ」も素の唯吹を見せても引かれないかどうか、着いてきてくれるかどうかのテストみたいなもんでしてー……。要はそのー……。は、創ちゃんと付きあうにあたって支障がないかどうか確かめたかったんす」
日向「澪田、お前……」
澪田は最初の時と同じく「すぅ……はぁ……」と深呼吸を一度してから──
澪田「唯吹! 創ちゃんの事がだーーーーい好きっす!! 唯吹と付きあってください!!」
頭を下げ、手を差し出してそう言った。恐らく、その手を取って貰えればOKという事なんだろうが……。
日向「あ、あのな。澪田。その、気持ちは取っても嬉しいし、ありがたいんだけど……。そのぉ……ひっじょうに言いにくいんだけどな……?」
澪田「……?」
──事情説明中──
澪田「ち、千秋ちゃんは兎も角ソニアちゃんに蜜柑ちゃん、セレスちゃんまで!? は、創ちゃん誠ちゃんに負けず劣らずの超プレイボーイじゃないっすか!!? 一体どうやってそんなに多くの女の子のハートを射止め続けてるんすか!!?」
そんなのこっちが聞きたい。俺なんかが──っていう思考は彼女達に失礼か。兎に角俺は今現在四人もの女の子に「待って貰っている」状態だ。そんな状況で誰かと付きあう何て事はできな──。
そんな事を考えていると、澪田はスカイツリーの時と同じように俺の右手をガシッと掴み。
澪田「こうしちゃいられねえっす……。恋のレースはもう始まってて、唯吹は現在出遅れもいい所!! ここはもう一回創ちゃんと「二人っきりで」銭湯に入って一気にみんなとの距離を縮めるしかねぇっす!! あ、唯吹もみんなと同様『卒業式の日』に『唯吹の研究教室』で創ちゃんの事を待ってるっすから!!」グイグイ!!
日向「──は!? いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやちょっと待て! 落ち着け澪田!! い、幾ら混浴とは言え年頃の男女が何も身に纏わず同じ風呂に入るってのは良くな……。って力強っ!? あの時も思ったけどどこにそんなパワーが眠ってるんだお前は!!?」
その後、暴走する澪田を全力で宥めた俺は『タオルを巻いた状態なら……』と許容案を提案。結局二人で「また」この混浴先頭に入ったわけだが、例えタオルを巻いている状態でも、澪田の身体はとても綺麗で色っぽいと言うことが分かってしまった俺だった。
澪田唯吹のキャラクエストをクリアしました! 『澪田に助けを求める』の難易度が更に下がりました!! 澪田と大切な『約束』をしました!! 澪田のパンツを手に入れました!!
- 533 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 21:59:22.26 ID:JZBISgHv0
- ここまで書けてたんだ……。本当ならここまで書けてたんですよ皆さん……。(ガチ泣き)書いたら保存! 書いたら保存!! 書いたら保存!!(戒め)
日向「なぁ七海」
七海「なぁに? 日向くん」
日向「シューティングゲームって言っても色々種類があるだろ? 初代イ○ベイダー(2D)にス○ーフォックス(3D)に東○(弾幕)に……。お前はどれが好きとかあるか?」
七海「もちろん全部好きだよ? 初代イ○ベイダーは永遠に語り継がれるべき伝説のゲームだし、ス○ーフォックスは3Dシューティングを世に広めた大名作だし、東○はシューティングの要素は勿論、物語や外伝や二次創作なんかもとっても面白いよね!!」
日向「……まぁお前ならそう言うと思ってたけどさ」
コンコンコン
日向「おっと、今日もお客さんか?」
七海「敵だったときのボムの用意は既に出来てますたいちょー!」
日向「そうか、じゃあ安心だな。はーい! どうぞ!!」
↓2「失礼します」
- 534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 22:01:15.65 ID:ebYW1zkN0
- した
- 535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 22:01:25.61 ID:LajTZ8GQ0
- 白銀
- 536 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 22:09:03.68 ID:JZBISgHv0
- 白銀「ええっと。今地味に学校で話題になってる『相談窓口』っていうのはここで合ってるかな……?」
七海「うん、合ってるよ。ようこそいらっしゃいませー」
七海が俺の秘書のように対応するが、お前はそんなことをしなくても良いんだぞ七海。
79期生 白銀つむぎ。才能は、超高校級の『コスプレイヤー』だ。
企業スポンサーがつくほどの人気を誇るコスプレイヤーで、実際は衣装を着るよりも衣装を作ることを好むクリエイターだが、作品への愛よりも自分が目立つことを重視しているコスプレイヤーたちに利用されることを嫌い、自らコスプレイヤーとして活動している。
おとなしく優しい口調で話す優等生タイプの少女だが、好きな作品やコスプレに関しては熱く語る面もある。……そう言えば前に七海と某ゲームについて熱く語りあっていたのを、俺も見たことがあるっけ。
七海「それじゃあ日向くん」
日向「おう。いつも通り、だな」
俺はいつも通りに教室を出て行く七海を見送ると、白銀に来客用のソファーに着席を促す。
日向「ここは「超高校級の相談窓口」学園の生徒の悩みや相談なら何でも聞いて解決、改善に協力するけど、100%解決出来るとは限らない。そして、依頼者の身に危険が及ぶと判断した場合は、依頼を断わらせて貰う事もある。その事を頭に入れたうえで、相談したいって事があれば言ってみてくれ」
白銀「うん、地味に知ってるよ。実は↓2」
- 537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 22:11:52.88 ID:LajTZ8GQ0
- さげ
- 538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 22:11:59.02 ID:z74c1mS8O
- 前質問したの地味にパワーアップさせちゃう
女子更衣室に裸の石丸不二咲天海トリオが77期女子sの衣類に埋もれ熟睡。西園寺達に吊し上げられたトリオを助けて
※不二咲以外の苗木lovesと最原は外の難事件に巻き込まれて参戦不能
- 539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 22:11:59.64 ID:3Xo3ITCZO
- ビキニアーマー衣装制作のモデルに七海さん貸して
- 540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 22:12:01.83 ID:9QQQ0+YF0
- わたし妊娠しました。相手は学園の男子
- 541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 22:12:13.04 ID:RfsY/Q4e0
- 実は前回男装女装喫茶が大繁盛したのは知ってるよね。そこで有志を八人招集して写真を撮りたいのよ。
- 542 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 22:26:22.06 ID:JZBISgHv0
- う、うごごごごご!(毎回言ってる気がする) >>540が当たらなかっただけ(狂言にするという手段も取れますが)マシと考えるべきか……!
白銀「あのね? 今ちょっと学園内で以前あった「男子生徒による女子風呂覗き事件」に匹敵する大事件が起きていて……」
……それを聞いた時点でもう既に嫌な予感しかしないんだが、一体何があったって言うんだ……?
白銀「実はね? 77期生の女子更衣室に裸の石丸くん不二咲さん天海くんのトリオが、77期女子sの衣類に埋もれて熟睡してたんだ」
日向「よし。そいつらを警察に着きだして説教して貰って事件解決だな」
白銀「ちょっと地味に投げやりすぎない!? いや気持ちは凄く分るけど!! ……でもね。私、天海くんは勿論、風紀委員の石丸くんや、天使に最も近い人類である不二咲さんがこんな事をするとはとても思えないんだよね。……西園寺さん達に吊し上げられた三人を助けてあげてくれないかな?」
……そりゃまぁ気持ちは分かる。石丸も不二咲も、そして交流は少ないが天海も。そんな事をするとは俺にもとても思えない。……助けてやりたいのは山々だが、こんな時に頼りになる霧切と最原は絶海の孤島の屋敷で難事件を解決中だしなぁ……。
日向「はぁ……仕方がない。動けるだけ動いてみるよ」
白銀「ホント!? ありがとうございます!! 流石は超高校級の相談窓口だね!!」
……ああ、そうだよ。俺は相談窓口だよ。……最近は「何でも屋」って名乗った方が良いぐらい厄介な依頼ばっか迷い込んでくるけどな!!
〜〜〜77期生の女子更衣室〜〜〜
俺はコンコンコン! と(一応)三回ノックをし、女子更衣室の扉を開ける。そこには──↓3 どんな惨状が広がっていた?(安価内容的に、三人と西園寺がいるのは確定)
- 543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 22:31:39.95 ID:RfsY/Q4e0
- 真面目に見えて実はムッツリですってプラカードを掛けられて正座させられている石丸と天海。不二咲はチャイナ服着て恐らく事件に巻き込まれた人って言うプラカードを掛けてあって、西園寺はハリセンを持ってる。
- 544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 22:33:12.63 ID:ebYW1zkN0
- 78期生と79期生の生徒が男女に別れていい争いをしていた
- 545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 22:33:18.49 ID:9QQQ0+YF0
- バスタオル一枚の三人がペコと西園寺に拷問
不二咲は乳首に洗濯ばさみ・石丸は丸刈り・天海は肉体中落書きだらけ
- 546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 22:36:53.69 ID:9QQQ0+YF0
- >>545
勿論拷問されたのは男三人で拷問してるのはペコと西園寺です
- 547 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 22:50:48.49 ID:JZBISgHv0
-
そこには、惨状と呼んでいいであろう光景が広がっていた。件の石丸、不二咲、天海はバスタオル一枚で正座させられていて、ハリセンを持った西園寺と竹刀を持った辺古山がもの凄い眼で三人の事を見ている。
三人も、ただバスタオルを着させていられているだけでは無かった。不二咲は乳首に洗濯挟みを挟まれ、(何故だか痛みに悶える不二咲が普通にエロく見えてしまった)石丸は頭を丸刈りにさせられ、天海は身体中が「変態」だの「むっつりスケベ」だの落書きだらけだ。
……三人が「本当に」この「事件の元凶」ならばまぁ相応しい罰と言えるだろうが……。
西園寺「……で? どうなの変態共。そろそろ自分達のクズ具合を認める気になった?」
不二咲「う、うぅぅ……。エッグ、ヒッグ……。ぼ、ボク達は……」
石丸「な、何も知らない! 本当なんだ!! 気がついたら、その……」
天海「……この更衣室で全裸で眠ってたっす。なぜか先輩方の衣類や下着に埋もれた状態で……」
辺古山「ほう……? まだ拷問が足りなかったか? ……私の拷問技術はまだまだあるぞ。その程度で済むと思わない事だ」
三人「「「ヒ、ヒィイイイイイイ!!」」」
日向「あー。……ちょっと良いか?」
西園寺「? 誰かと思えば日向お兄じゃん。何の用?」
辺古山「……いや、お前なら既に事情を把握していてもおかしくないか。我々は既にこの変態共に『仕置き』をしている最中だ。……お前の事だ。何か物言いがあるのだろう?」
日向「……ああ。俺は三人がこんな事をするとは思えない。仕置きも処分も、もうちょっとだけ待ってやってくれないか? 俺が全力で『何があったのか』を調べてみるからさ」
西園寺「むぅ……。本当は断わりたいけど日向お兄の言い分だしなぁ……」
辺古山「……良いだろう。一日……いや、二日時間をやろう。ただし、その間に事件を解決出来なければ……」
日向「お前らの好きにすれば良いさ。『もし本当に』こいつらがお前らの言う「変態」だったらな」
西園寺と辺古山は、それで納得してくれたのか一旦更衣室を出て行く。後に残った三人が、まるで救世主か何かを見る様な眼で俺を見ていた。……さて、まずはどうするべきだろうか……。
@三人に詳しい話しを聞く。
A取りあえず三人の衣服を持って来てあげる。
Bその他安価
↓2
- 548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 22:51:59.55 ID:9QQQ0+YF0
- さげ
- 549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 22:53:17.69 ID:RfsY/Q4e0
- 3 白銀が3人分のコスプレ衣装を持ってきた。
- 550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 22:54:29.39 ID:ebYW1zkN0
- 2
- 551 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 22:58:15.09 ID:JZBISgHv0
-
このままでは話しを聞くどころではないと思った俺は、まずはと三人の服を持って来てやろうとしたのだが──。
白銀「その必要は無いよ日向先輩!」
日向「……白銀? お前一体なんの──」
白銀「私が三人に似合う衣装を見繕ってきたから!!」
日向「そうか、そりゃあ助かっt「はいこれ!!」……は?」
↓1 不二咲のコスプレ衣装。
↓2 石丸のコスプレ衣装。
↓3 天海のコスプレ衣装。
- 552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 22:59:13.41 ID:9QQQ0+YF0
- ターザン
- 553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 23:02:18.55 ID:LajTZ8GQ0
- 空手着
- 554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 23:02:52.38 ID:lrE+DjvOO
- ミニスカセーラー服
- 555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 23:03:34.34 ID:ebYW1zkN0
- テイルズのジューダスの服
- 556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 23:03:51.98 ID:9QQQ0+YF0
- >>552
書き忘れた
上半身裸のでお願いします
- 557 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 23:08:51.03 ID:JZBISgHv0
-
日向「えーっと……。白銀?」
白銀「なんですか? 日向先輩」
いや「なんですか?」じゃねぇよ。石丸の空手着は百歩譲ってまだ良いとして……。
日向「何で不二咲に「ターザン」天海に「ミニスカセーラー服」の衣装を着させようとしてるんだよ!!? お前これ大丈夫なのか!!? 天海は1000歩譲ってまぁ良いとして、不二咲にターザンの衣装って色んな意味で大丈夫なのか!!? いや、さっきまでの乳首洗濯挟みと比べたらまだマシかもしれないけれど!!」
白銀「何を言ってるんですか日向先輩!! 不二咲先輩だからこそ、ターザンなんですよ!! 先輩は「ターザン2」って見たことあります? あれは成長したターザンじゃなくて子供時代のショタターザンが主役のアニメで──」
↓1 白銀の押し。 40以上で日向含め三人が折れる。
- 558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 23:10:52.61 ID:RfsY/Q4e0
- コスプレ
- 559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 23:11:09.23 ID:n9MvoGUQO
- へい
- 560 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 23:20:32.35 ID:JZBISgHv0
- コンマ61 日向+三人が折れる、
白銀「それでですね──」
日向「わ、分かった! もう分かったから!! 三人には罰則(仮)の続きって事で納得して来て貰うから!!」
これ以上白銀に喋らせていたら日が暮れる──。そう思った俺は、三人に白銀が持って来たコスプレ衣装を(取りあえず)来て貰う事にした。
石丸「む、むぅ……。僕などはまだ全然マシだな……」
天海「……あの、マジで何で俺にミニスカセーラー服なんすか……? 白銀さんの性癖ってこういうんでしたっけ……?」
不二咲「うぅ……。は、はずかしぃよぉ//////」
何か見ちゃいけない物を見ている様な気がして、俺はターザンのコスプレをした不二咲から目を逸らす。
その……さっきまで乳首洗濯挟みをやっていたからか、乳首がその……ま、まるで本当の女子みたいn──って違う!! そうじゃないだろ日向創!! お前は白銀と一緒にこの事件を解決するんだろ!! 全く何を考えてるんださっきから!!
不二咲「あの……。ひ、日向先輩……?」
日向「あ、あー。……そうだな。取りあえずお前らが覚えていることを詳しく教えてくれないか? 「記憶が無い」っつっても「最後に何をしていたか」の記憶ぐらいはあるだろ?」
不二咲 ↓1
石丸 ↓2
天海 ↓3
- 561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 23:22:04.54 ID:ebYW1zkN0
- 入間と前とプログラムの最終確認をしていた
- 562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 23:24:20.72 ID:LajTZ8GQ0
- 澪田の服装を注意していた
- 563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 23:24:24.58 ID:RfsY/Q4e0
- 山田と桑田に補習しようとしたら逃げ出すから追い掛けていた。
- 564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 23:24:47.78 ID:TKtbLZl/O
- 東条に膝枕と耳かきして貰った
- 565 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 23:29:02.60 ID:JZBISgHv0
-
不二咲「ぼ、ボクは入間さんと前のプログラム世界の最終確認をしていました……」
石丸「僕は澪田先輩の短すぎるスカートが校則違反だ! と注意させて貰っていたな」
天海「俺は先生の依頼で山田先輩と桑田先輩を補修部屋に連行するところだったんすけど、二人とも逃げられちゃったんすよね……」
きょ、共通項が何も無い……。だと!? 何か一つでも同じ記憶があればそれを取っ掛かりに出来たかもしれないのに……!! ええい! ならまず調べに行くべきは↓2だ!!
- 566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 23:30:18.60 ID:ebYW1zkN0
- 女子更衣室
- 567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 23:31:30.30 ID:r4dbD2bhO
- 安価上
- 568 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/14(土) 23:40:17.62 ID:JZBISgHv0
-
……そうだ! まずは事件現場の探索から始めないとな。探偵の基本だって霧切と最原も言ってたし。
日向「取りあえず、お前ら三人は外に出ててくれ。一応ではあるけれど、お前らは女子更衣室で好き放題していた可能性がある容疑者候補なんだからな」
石丸「む、むぅ……。僕は構わないが……」
天海「マジっすか……。この恰好で外に出てかなくちゃいけないんすか……。それ益々変態扱いされるだけじゃないっすか……?」
不二咲「うぅ……。苗木くんに何て言い訳しよう……。こんな恥ずかしい恰好をしちゃった僕でも受け入れてくれるかなぁ……?」
いや、お前は前にメイド服+女性物のパンツっていうとんでもなく恥ずかしい恰好を苗木本人と一緒にしてただろうが……。
俺と白銀は三人を更衣室から追い出すと、早速とばかりに部屋の探索を始めた。そして──
↓1
01〜30 何も見つからなかった。
31〜60 手がかり@を発見した。
61〜90 手がかり@とAを発見した。
91〜00 手がかり@ABを発見した。
今回ここまで。また明日、8:30から9時頃に……お会いする前にゲリラ投稿じゃあ(タイミングは不確定です)! 今日の(>>1のミス)遅れをなんとしてでも取り戻さなければ……!!
- 569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 23:44:00.90 ID:RfsY/Q4e0
- 手掛かりどこじゃー
- 570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/14(土) 23:45:40.78 ID:9QQQ0+YF0
- 惜しい乙
- 571 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 14:28:02.22 ID:2QT3zDNM0
- ゲリラ投稿です。6時までやります。(昨日の遅れは絶対取り戻す……!!)……誰も人がいなかったらホントどうしましょうね。(震え声)
- 572 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 14:28:34.44 ID:2QT3zDNM0
- コンマ90 手がかり@とAを見つけた!!
日向「うーん……」ゴソゴソ
白銀「何か地味に手がかりになる物……。ないかなー……」ガサガサ
日向「!? こ、これは↓1じゃないか!!」
白銀「!! 日向先輩! こっちには↓2があったよ!!」
- 573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 14:29:51.53 ID:Jj99wKnNO
- 左右田のパンツ
- 574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 14:32:02.15 ID:he9+aOt/0
- 不二咲達が全裸で女子下着まみれになった時の証拠写真
- 575 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 14:38:26.83 ID:2QT3zDNM0
-
日向「……なんで左右田のパンツがこんな所にあるんだ?(いやあいつから渡されたのを俺も持ってるけど)」
白銀「こ、こっちには不二咲さん達が全裸で女子の下着まみれになった時の証拠写真が……//////」
日向(? 辺古山か西園寺が動かぬ証拠として撮ったのか? いやそれにしちゃここに忘れていくのは変だよな……)
……ダメだ。どう考えても情報が少なすぎる。やっぱり誰かに話しを聞きにいかないと……。
↓1
@左右田の所に行く。
A77期生(女子の誰か)の所に行く。
B辺古山と西園寺の所に行く。
Cその他安価
- 576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 14:44:21.18 ID:dB556P/pO
- B
- 577 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 15:01:52.58 ID:2QT3zDNM0
-
日向「……まぁこういうのは第一発見者(多分)に話しを聞くのが……」
白銀「探偵の基本、だね! 今日は七海さんの代わりに私が日向先輩の助手になるよ! 探偵に助手or相棒は付き物だもん!」
なんか白銀が妙にテンションが高い状態で俺に付いてくる……。そういや以前霧切と最原からも『貴方(先輩)って何故か探偵っぽい雰囲気があるんですよね』って言われた事があるけど……。俺そんなに探偵っぽく見えるかなぁ?
〜〜〜77期生の教室〜〜〜
日向「……ここにいたか。いつもの場所で助かったぞ、辺古山、西園寺」
西園寺「日向お兄じゃん。なになに? 何かあの変態共の起こした事件に進展でもあったの?」
辺古山「落ち着け西園寺。大方、第一発見者である私達に話しを聞きに来た──とでも言ったところだろうさ」
白銀「うーん地味に大正解なんだよね……。それで先輩達。三人を発見した当時の状況っていうのを詳しく教えてくれないかな?」
辺古山「別に構わんぞ。……と、言うか私達が丁度次の授業の為に着替えようと更衣室の扉を開けた時には既に──」
西園寺「あの変態共が女子の下着まみれで! それも全裸で眠ってたんだよ!! もうホンット信じられない!!」
日向「うーん、そうか。じゃあその時変わった物とか、気付いた事は無かったか?」
↓1
01〜30 で無い。
31〜60 で一つある。
61〜90 で二つある。
91〜00 で三つある。
- 578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 15:02:30.03 ID:he9+aOt/0
- はい
- 579 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 15:08:43.57 ID:2QT3zDNM0
- コンマ03 全く無い。
辺古山「……すまんが、よーく思い返してもお前達の力になれそうな……。気付いた事、思った事は何も無いな」
西園寺「私も右に同じー。っていうか衝撃的すぎてビックリしちゃった事以外覚えてないよー」
……まぁそうか。そりゃあ二人が本当にこの事件と無関係なら、何かに気づく云々以前にまずビックリするよな。
日向「……じゃあその……。これが女子更衣室に落ちてたんだが、お前らは何か知らないか?」
辺古山「これは……? 男物のトランクスだということだけは分かるが……」
西園寺「……↓1」 西園寺の反応。(高コンマほど動揺する)
- 580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 15:09:53.49 ID:UpufHuBAO
- あ
- 581 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 15:15:28.72 ID:2QT3zDNM0
- コンマ49 注意深く見ると挙動不審なのが分かる。
西園寺「…………」
それ(左右田のパンツ)を見た瞬間、西園寺の様子が……。一見すると普段と何も変わらないが、寡黙になり。更に顔の筋肉が少しばかり硬直しているのが見て取れる。
どうも怪しいな……。どうする? 問い詰めてみるか?
↓1
@問い詰めてみる。
A止めておく。
Bその他安価。
- 582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 15:20:52.55 ID:he9+aOt/0
- 1
ついでに証拠写真の方も
- 583 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 15:31:19.12 ID:2QT3zDNM0
- ゾロ目来ましたねぇ!! (ですが、話しがややこしくなりそうなので一旦別々に分けます)
日向「……なぁ西園寺。お前このパンツについて何か知ってるんじゃないのか?」
辺古山「? そうなのか、西園寺」
西園寺「な、何言ってるの日向おにぃ! わ、私は左右田お兄のパンツの事なんて何も知らないよ!?」
白銀「!? ──その言葉、切らせてもらうよ!!(決め顔)」
いや白銀。べ、別に文句が有るわけじゃ無いんだがそれ俺の決め台詞……。
白銀「ねぇ西園寺先輩。なんでこのパンツが「左右田先輩のパンツだ」って知ってるの? 私、左右田先輩の親友の日向先輩に教えて貰うまで誰のか見当も付かなかったんだけど?」
西園寺「!!? そ、それはその……」
辺古山「……言われてみれば確かに妙だな。西園寺、何故お前がそんな事を知っているんだ?」
西園寺「う、うぅううううううううう! ↓1」
↓1
01〜30 しらばっくれる。
31〜60 左右田の更衣室から盗んだ(日向にだけ告げる)
61〜90 左右田から(日向同様友情の証として)手渡された。(日向にだけ告げる)
91〜00 それ私が左右田お兄に貰ったor盗んだものだから!! と、開き直る。
- 584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 15:32:11.62 ID:t+9KUQC2O
- あ
- 585 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 15:49:55.25 ID:2QT3zDNM0
- 西園寺が変態にならなくて何よりです(チッ
西園寺はクイクイッと俺の服の袖を引っ張ると、半ば強引に教室の隅まで連れていって──
西園寺「あ、あのね日向お兄。あのパンツはその……。そ、左右田お兄から私が貰った物なの……」ヒソヒソ
日向「は、はぁ!?」ヒソヒソ
西園寺「何でも『日向曰く『親友を越えた親友』だって認めた奴には自分のパンツを渡すのが最近のトレンドらしいぞ』って言われたんだって……」ヒソヒソ
左右田あの野郎!!(いや左右田だけじゃないけど!)どいつもこいつも人の事をパンツハンターだと思いやがって!! つーかパンツを渡すのがトレンドって何だよ!? いつからこの世の中はパンツ至上主義になったんだよ!!?
西園寺「べ、別にただ手渡されたから仕方なく持ってたってだけで、ににに、匂いを嗅いだりとかはしてなからね!!」ヒソヒソ
ぜっっったい嘘だ。多分日常的に匂い嗅いでるぞコイツ……。はぁ……仕方がない。こいつらの名誉の為にも二人には黙っておいてやるか。(あと俺にも飛び火しそうだし)
白銀「あっ! 戻って来たね!!」
辺古山「それでどうだった? 西園寺が何か──」
日向「いや、前に左右田が男子更衣室に行くのを面倒くさがって『教室で』着替えてたのを目撃しちまったんだとさ。だよな? 西園寺」
西園寺「!! う、うんそう! まったく左右田お兄ってばズボラな所あるよねー!! 全く、小学生男子かっての!!」
辺古山「……そうか。そういう事なら不自然な点は無いが……。何故左右田のパンツが女子更衣室に置いてあったのかは気になるな」
白銀「も、もしかして全ての黒幕は左右田せんp「無い!! それだけは絶対に無いから!!」じ、地味にそんなに否定しなくても……」
ガルルルルル! と言わんばかりの眼光と口元で、西園寺が白銀を睨み付ける。なぁ西園寺よ。事情は分かったが事件現場にそんな物を落して事態をややこしくしたお前もお前なんだからな?
日向「さてと、じゃあ次はこっちについて聞いてみるか……」
白銀「あ、そうそう! 地味に更衣室にあったのは左右田先輩のパンツだけじゃなくってさ。この……さ、三人の全裸写真もあったんだけど二人は何か知らない?」
↓1
01〜90 で「心当たりが無い」
91〜00 で「あ、それ私達が証拠として撮った物だ」
- 586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 15:50:52.57 ID:t+9KUQC2O
- にゃー
- 587 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 16:00:18.65 ID:2QT3zDNM0
-
辺古山「? なんだそれは。私にはまるで覚えが無いが……。西園寺、お前はどうだ?」
西園寺「私も知らないよー。って言うか幾ら証拠写真になるとはいえお、男の裸を撮るなんて恥ずかしい真似するわけないでしょ!!」
だよなぁ……。仮に二人が撮った物だとすれば更衣室に置き忘れるのはやっぱり不自然だ。──となると。
日向(二人よりも先に事件現場にいた『第三者』がいるのか……?)
仮にそいつがそんな事をした黒幕だとして、どうやって三人を裸にひん剥いて女子更衣室まで運んだんだ……? あ、いや逆か! 三人を女子更衣室に運んで、それから裸にひん剥いたんだ!! そっちの方が楽だし確実だしな!!
だとすると、三人は眠らされていたか、気絶させられていたか……。うーん、まだまだ情報が足りないな……。もっと目撃者や証言を集めないと……。
↓2 どこへ行く?
@78期生の教室
A79期生の教室
B誰かの研究教室(指名してください)
Cその他安価
- 588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 16:01:20.89 ID:he9+aOt/0
- さげ
- 589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 16:01:57.74 ID:IG/q5Gip0
- 3,妹様の研究教室
- 590 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 16:14:39.81 ID:2QT3zDNM0
-
クソッ! こいつにだけはなるべく頼りたくない&関わりたく無かったんだが……!! 最原と霧切が今学校にいない以上、既に事件の詳細を把握している奴がいるとすれば「コイツ」以外いなさそうなんだよなぁ……。ああ、本当に憂鬱だ……。
〜〜超高校級のギャルの研究教室〜〜
江ノ島「いやっほー! 日向先輩に白銀ちゅあん!! ようこそ、私様の研究教室へ〜。いやー、いつにも増して難解&訳の分からない事件の解決を押しつけられてますねぇパ・イ・先♡ それも一番頼りになりそうな霧切や最原は出張中と来た! 自動的に〜、全ての真相を知っていそうなのは〜? そう、超高校級のギャル兼超高校級の絶望である私様しかいないと来た! ねぇねぇ今どんな気持ち? 私様に頭を下げて頼るしか無い事態になっちゃって今どんな気持ち?」
こ、こんの野郎! やっぱりある程度の情報を掴んでた&俺達が困っている状況を見て楽しんでやがるなコイツ!! つーか白銀は白銀で「は、はい江ノ島さまぁ♡」とかなんとか言ってよだれをダラダラ流して崇拝するような眼で江ノ島を見てるし──ってあー、そうだ。白銀(こいつ)って江ノ島の熱狂的なファンでもあったんだっけ……。
江ノ島「無論、世の中はトレードが基本。情報をただで渡すなんてそんなこと無い無いありえなーい♪ で、先輩は私様が渡す情報の代わりに何をしてくれるの?」
日向「……↓2」(あまり過激な物だと後で>>1が頭を抱える事態に成りかねないのでどうかお許しください(土下座)) コンマが高ければ高いほど江ノ島が納得して情報をくれる。
- 591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 16:15:37.49 ID:he9+aOt/0
- 金
- 592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 16:19:37.54 ID:bR8CpCn1O
- おっぱいプリン作ってあげる
- 593 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 16:29:57.45 ID:2QT3zDNM0
- >>592 助かりました(大真面目)
クソッ! こいつ相手に隙なんて見せたら何をどういう事態に転がされるか分かったもんじゃない!! ……金か? いや、金でも情報は買えるだろうけど平均以下な気がするし……。そうだ!!
日向「……今度お前に手作り料理をご馳走してやるよ」
江ノ島「夏休みに花村パイセンに習ったおっぱいプリンでっか? いや〜ん♪ 日向先輩ってばそれはセクハラだぞ♡」
日向「なんでそんな事まで知ってるんだよ!? つーかセクハラ云々に関してはお前にだけは言われたくない!!!」
夏休みの最後の最後にあんな……! く、口にするのも憚られるようなエロい写真を撮りまくらせてきたお前にだけは!!
江ノ島「……ま、54点って所かな〜。じゃあそれに相応しいヒントをあげましょう」
ヒント@↓1
ヒントA↓2
※えー。ここで>>1から緊急連絡です。この事件ですが、>>1の頭をフル回転させても全く真相が思い付かない&どうしたら良いか分からないので、皆さんの意見をお聞かせください。安価もそれっぽい物だと嬉しいです。
……なんだよ!? 女子更衣室で男子三人が裸で、それも女子の下着塗れで寝てたって!! どういう解決をすれば良いんだよ!!!
- 594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 16:33:44.52 ID:he9+aOt/0
- ゲームの本編みたく複数人の思惑と行動が重なって事件が複雑化してる
- 595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 16:45:52.99 ID:OON2KivhO
- 恋心を現像化するデジカメってあったよね
あれ使ったんじゃないの?
- 596 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 16:52:12.92 ID:2QT3zDNM0
- >>595 ?????(ヤベぇ。とりあえずスパクリだから何かボーナスをあげる事は確定なんですが、どうしたら良いか分からない&確かに恋心を具現化するデジカメは入間が造ってましたがそれがどう事件に絡んでくるんだ……? ……細かい事は後で考えるか)
- 597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 16:57:54.10 ID:vK3A0PQOO
- 石丸らに殴られたり薬を使われた跡はあるんかな
無いなら眠らせる方法はかなり限られるが
- 598 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 17:08:40.12 ID:2QT3zDNM0
-
江ノ島「ではではヒントその@〜。犯人は一人とは限りませーん!!」
……? ま、まぁそりゃあ男子三人を女子更衣室に運ぶんだからな。複数犯じゃないととても無理……。
江ノ島「そこで発想が『複数人の思惑と行動が重なって事件が複雑化してるんだ』ってとこに辿り着かない辺り、やっぱパイセンは探偵の才能があるようで無いよね〜」
白銀「複数人の思惑と行動が重なってる……?」
日向「つまりこうか? 誰かが「女子更衣室に男子三人を運んで」別の誰かが「そいつらを裸にひん剥いて」また別の誰かが「女子の下着や制服を辺りに散らかした」って訳か?」
江ノ島「さぁ? そこまでは答えられませーん。自分で考えてくーださいっ♪」
こ、こいつ……。次に繋がりそうで微妙に繋がらないヒントを……!!
江ノ島「……もー、しょうがないなぁ。先輩ってばそんな虐め捨てられた子犬みたいな眼をしちゃってー。──んじゃ、スペシャルヒントでもあげますかぁ!」
日向「スペシャルヒント?」
江ノ島「前に入間が『恋心を現像化するデジカメ』を造りましたよね? あれが今回の事件に深ーく絡んでいます」
あの色んな意味で傍迷惑な(入間の自爆に終わったけど)デジカメがか? あれがどう絡んでくるっていうんだ? 人の恋心を現像化するってだけだよな、あのデジカメの機能って。
江ノ島「これでも分からないってんなら取りあえず入間ちゃんのところか、三人に眠らされたり殴られた痕跡が無いか調べにでも行ったら〜? んじゃ、報酬のおっぱいプリン、楽しみにしてますからねぱ・い・先♡」
……江ノ島はこれ以上ヒントをくれる気は無いみたいだ。さて、どうしようか……。
↓2
@三人の元へ行く。
A入間の研究教室に行く。
Bその他安価
- 599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 17:12:34.06 ID:YoX0qNIjO
- @
- 600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 17:18:10.88 ID:he9+aOt/0
- 2
- 601 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 17:31:23.29 ID:2QT3zDNM0
- ま た か (ゾロ目)
白銀「……うーん。どうしようか、日向先輩」
日向「三人に眠らされたり殴られた痕跡が無いかも気になるけど……。江ノ島が『恋心を具現化するデジカメ』が事件に関わってるって言ってるんだ。まずはそっちを先に調べよう」
〜〜入間の研究教室〜〜
入間「ねぇ! ねぇねぇねぇねぇどこにもねぇ!! くっそ一体どこに行きやがった……! 折角この俺様がもっともーっとパーフェクトな改造をしてやったってのに……!!」
入間の研究教室を訪ねると、そこには錯乱したかのように自分の研究教室を荒らし回る入間の姿があった。……い、一体何があったっていうんだ?
入間「ん? ……おお! 草餅男と地味眼鏡! 丁度良いところに!! なぁ、お前ら学園のどこかで見なかったか? 俺様の「LoveMe写○ンです・改」を!!」
白銀「あの、入間ちゃん。それ地味に訴えられたら負ける名前だからね? せめて後半を変えよう? 後半を」
日向「あー……。それってもしかして前にお前が小泉に使おうとして返り討ちに遭った「あのデジカメ」で合ってるか?」
入間「そう! そのデジカメだ!! それがねぇんだよ! 俺様が新たに↓2の改造を加えて更にパワーアップしたってのに!!」
- 602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 17:42:44.41 ID:VdSTtB1JO
- 撮られた人が撮った人に対して一定の好意がある場合に
少しの間だけ思い通りに行動してくれる
取られた人はその事を覚えていない
- 603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 17:43:09.26 ID:I5m1NzJXO
- 2スレ目の入間編読み返してみればあのカメラ元から強制睡眠の機能ありましたね
安価なら恋心の映像を外部ソフトで編集すると、夢を通じて対象の寝相を操る
- 604 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 18:00:35.42 ID:2QT3zDNM0
- >>603 >>1「へ? そんな効果あったっけ?……(スレを見返す)……マジだ! 安価にそう書いてあるじゃん!! ……よし、行ける!!(オチが>>1の中で思い付いた)」 本当にありがとうございます!!(それとすみませんがやりやすいように少し安価の解釈を変えさせて頂きます)」
入間「新たに『夢を通じて対象の寝相を操る』っつー素晴らしい機能を──って痛ったぁ!! な、なにすんだこのアンテナ草餅男!! 呼び名をパンツマスターに変えてやろうか!?」
日向「うるせぇ黙れこの迷惑女!!」
だが7割方見当が付いたぞ……! あの三人が女子更衣室で眠ってたのは入間が改造したそのデジカメの所為だ!! 俺も今思いだしたけどそういやあのカメラって強制催眠効果があったな……!!
江ノ島が言ってたのは多分『三人を写真で撮った人物』と『三人を女子更衣室に運んだ』人物が別にいるって事だ……。こんな事をしでかしそうな奴は、この学園じゃあ江ノ島以外に一人しかいない!!
怪しい人物を指名せよ!! ↓2
今回はここまで。また今日の8:30から9時頃にお会いしましょう。
- 605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 18:02:50.75 ID:IG/q5Gip0
- 山田
- 606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 18:03:10.81 ID:he9+aOt/0
- 葉隠
- 607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 19:37:41.24 ID:ZD6+WntqO
- 4
- 608 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 20:30:56.90 ID:2QT3zDNM0
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。
- 609 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 20:32:23.58 ID:2QT3zDNM0
-
違う! そいつじゃな……。いや待てよ? もし金やら利権やらが絡んでればあいつもこの事件に関わっている可能性が有るな。……先にそっちから問い詰めるか。
〜〜〜超高校級の占い師の研究教室〜〜〜
日向「失礼するぞ、葉隠」
白銀「お邪魔しまーす」
葉隠「んあ? 誰かと思えば日向っちにつむぎっちでねぇか。俺に何か用か?」
日向「ああ。実はな〜〜事件の詳細を話す〜〜って事なんだがお前、何か知らないか?」
葉隠「↓1」高コンマほど動揺する。
- 610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 20:32:57.19 ID:xWcylNYMO
- 葉隠ジャッジメント
- 611 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 20:35:55.23 ID:2QT3zDNM0
- コンマ19 どうやら事件とは無関係のようだ……。
葉隠「へーぇ、今学園でんなトンでもねぇ事が起きてたんか。全然知らなかったべ……。面倒事に巻き込まれねぇよう、今日は研究教室で大人しくしとく事にするべ……」
うーん。この反応じゃ多分事件とは無関係だな。やっぱり本命は「アイツ」だ!! ↓2 怪しい人物を指名しろ!!
- 612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 20:36:33.93 ID:he9+aOt/0
- 戦刃
- 613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 20:37:24.46 ID:IG/q5Gip0
- 王馬
- 614 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 21:05:14.65 ID:2QT3zDNM0
-
そう、そいつだ……! 希望ヶ峰学園一の悪戯小僧で79期生きってのトリックスター。俺を何度も何度も窮地に追いやった超高校級の『悪の総統』……!!
〜〜〜超高校級の悪の総統の研究教室〜〜〜
日向「おらァ! 神妙にしろ王馬ぁ!!」ダァン!!
王馬「うおわぁっ! あー、ビックリした。なんだ日向ちゃんか。なーに? 俺に何か用かな?」
白銀「あのね、王馬くん。もう地味に私も君が一番「やりそう」だと思ってるからストレートに聞いちゃうけど……」
日向「答えろ王馬! 不二咲達に入間の造ったデジカメを使ったのはお前だな!!?」
王馬「えー? なんのことー? 俺日向ちゃんが何を言ってるのかさっぱり分かんないよー」ニヤニヤ
この野郎「決定的な証拠」が出るまでは完全にスッとボケる気だな……。そうはいくか!!
日向「……王馬。これ、何だと思う?」
王馬「なぁに? そのデジカメっぽいの。それが入間ちゃんが造ったっていうデジカメじゃあないの?」
白銀「うん、そうだよ。事情を話しても「問題無い」「こいつは確実に白だ」って日向先輩が判断したみんなに地味に……ううん。大いに手伝って貰って、学校中を調べたんだ」
日向「そしたら、職員室のゴミ箱の奥の奥に捨ててあった「コレ」を見つけた。……心苦しいけど、証拠としてこの「中身」を見させて貰ったんだ。そしたら案の定入ってたよ。不二咲、石丸、天海の『恋心を具現化した映像』がな!!」
王馬「へーえ? それがどうしたって言うのさ。今学園で起きてる事件の詳細は俺もある程度掴んでるけど、犯人がそのデジカメを使って不二咲ちゃん達を眠らせたってだけの話しじゃないの? それがどうして「俺が犯人だ」って証拠に繋がるのさ」ニヤニヤ
日向「…………」
王馬「それと、俺みたいな小柄な体格じゃあ不二咲ちゃんはまだ兎も角、石丸ちゃんや天海ちゃんを女子更衣室にまで運ぶのはちょーっと厳しいんじゃないの?」
白銀「うん、そうだよね。……だから君は『協力者』にお願いして、三人を女子更衣室まで運んで貰ったんだ。……ゴン太くんっていう協力者を得て! そうだよね、ゴン太くん!!」
ガラガラガラ──
獄原「王馬くん……。僕は……!!」
王馬「嘘でしょ!? 二人はゴン太が犯人だって言うの!!? 酷いよ!! 幾らバカなゴン太でも女子更衣室に三人を運ぶなんてことはしn」
日向「ああ、そうだろうさ。獄原が本当に「女子更衣室だと思っている場所に」ならな」
王馬「…………」
白銀「ネームプレートのすり替え、をやったんだよね王馬くん。男子更衣室と女子更衣室は隣り合った場所にあるから、すり替えられてても気づかない可能性は高いし」
さぁ行くぞ……。今回の事件のあらましは──こうだ!! クライマックス推理 開始!!
- 615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 21:14:31.21 ID:BRjA0qYu0
- この事件の後、苗木は笑顔のまま怒り狂って王馬をしばきそう。
- 616 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 21:26:22.92 ID:2QT3zDNM0
-
今回の女子更衣室での男子三人全裸睡眠事件……。それは『ある人物』が入間が造りだした『人の恋心を映像化するデジカメ・改』を盗んだ事から始まったんだ。
まずその『犯人』は『こんな事をする筈何てない』ような男子三人をターゲットに選んだ。……その方が事件が『面白く』なるからな。
そして不意を突いて三人をカメラで撮影。睡眠状態にして昏倒させると、力持ちの獄原にこう頼んだ。
『──不二咲ちゃん、石丸ちゃん、天海ちゃんの三人が突然倒れちゃったんだ! 77期生の男子更衣室に俺とっておきの「着付け覚まし」が隠してあるから三人を運んで!!』と言って、三人を77期生の男子更衣室に運ばせた。
……でも、実際はそうじゃなかった。三人が運ばれたのはネームプレートをすり替えられた『女子更衣室』だったんだ。ロッカーを開けさえしなければ、男子更衣室も女子更衣室も全く変わらない造りだし、その時の獄原は違和感すら抱かなかっただろう。
そして次に獄原を『うーん、やっぱり専門のお医者さんに見て貰った方が良いよね! ゴン太! 保健室の先生を呼びに行こう!!』と言って、獄原と一緒に保健室に行く──フリをして、保健室がある廊下の前で『獄原の事も』デジカメを使って眠らせた。
あとは保健室の先生に『ゴン太が急に廊下で倒れちゃったよー!!』とかなんとか言って、獄原を保健室のベッドへ運び込んで『誰かに起こされない
限り』起きないようにした。……このデジカメの強制催眠機能は、それだけ強力な物にパワーアップしてたからな。入間の話しじゃあ『使われたら丸一日は起きない』って話しだった。
あとは簡単だ。三人を全裸にして女子更衣室に大量にあった衣類や下着を辺りにバラ撒いて、最後にネームプレートを元に戻す。……そんな悪質極まりない悪戯をするのは、この希望ヶ峰学園でも数えるほどしかいない──協力者として気軽に獄原を選択できるなら尚更だ!!
そうだろう? 超高校級の悪の総統──『王馬小吉!!』
- 617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 21:34:53.78 ID:5MQHW5SbO
- いつもの「COMPLETE!!」が無いって事はつまり……
- 618 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 21:36:52.13 ID:2QT3zDNM0
-
王馬「…………ゴン太の証言以外の証拠は?」
日向「まだ足掻くか。じゃあこのデジカメにお前の指紋が残ってないかどうか調べて貰うか? もしくはそうだな……このデジカメの使用履歴時間に『どこで何をしていたか』詳しく説明して貰おうか」
王馬「78期生の教室で舞園ちゃん、霧切ちゃん、朝日奈ちゃんと話してたよ! 嘘じゃな──」
白銀「……王馬くんにしてはらしくないミスだね。それとも内心はもう地味に開き直ってるのかな?」
日向「不二咲以外のいつものメンバーは霧切と最原の手伝いで出張中だよ。今この学園にはいない」
獄原「王馬くん! 僕も一緒に謝るから、君もみんなにあやm」
王馬「…………」ダッ!! ガラッ!!
扉の外に待ち構えていた77期生女子軍&例の男子三人『…………』
不二咲・石丸・天海「「「王馬くん……!」」」」
王馬「…………あ、あれ? みんなどうしたの? そんなガチで怖い顔しちゃって……。俺は悪の総統だよ? 今回はすこーし悪戯が過ぎただけjy──」
↓3まで。この後王馬に下される処分。
- 619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 21:38:56.28 ID:vN9oxzza0
- 丸1日入間に好きにされる
- 620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 21:39:00.89 ID:Uz7OqPcaO
- 入間と一週間無人島
- 621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 21:40:47.28 ID:he9+aOt/0
- 風呂入れ
入間とすっぽんぽんで洗いあえや東条が監視
- 622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 21:41:00.10 ID:BRjA0qYu0
- 田中協力のサメ釣りの餌の刑 苗木は笑顔で率先
- 623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 21:41:48.15 ID:ukPHZ09yO
- 春川から悪ガキの世話をさせられる
- 624 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 22:12:57.22 ID:2QT3zDNM0
- >>619&>>620は了解しましたが、流石に>>621を学園の皆が率先するとはとても思えないので>>622に安価下。
その後、王馬に下された判決は(彼にとって)非常に残酷な物だった。
まず、同じくこんな傍迷惑な発明品を世に生み出した罪として、元凶の一人である入間と一週間無人島生活を強制させられた。それも、生活中は入間の言いなりになる事(性的な事以外)というかなり嫌な(俺だったら冗談じゃない)制約のおまけ付きでだ。
それだけでも王馬にとっては十分な罰則だったかもしれないが、今回は不二咲が関わっていた(しかも全裸を王馬+西園寺と辺古山に見られた)ことでか、珍しくあの苗木がキレて……。
〜〜〜某熱帯の海域にて〜〜〜
田中「ふはははははは! 希望ヶ峰学園を混沌に陥れた悪の総統よ!! 海の怪物達の供物となるが良い!!」
王馬「いやいやいやいやいや! 流石にコレはシャレになってないってば!! 俺知ってるよ!! ここにいるのイタチザメだよね!!? ホオジロザメと同等か、それ以上に危険な『人も積極的に襲う』ヤバイサメだよね!!?」ロープデグルグルマキ
田中「……と、最後の命乞いをしているがどうだ? 将来電子の支配者と結ばれる可能性がある希望の子よ。俺様は貴様にこいつの処遇を委ねるが?」
苗木「(笑顔でグッと親指を下に降ろす)」
田中「ふはははははははは!! では行くぞ!! 残虐極まりないショーの始まりだ!!」
王馬「え、嘘でしょマジで!? 冗談じゃnぶくぶくぶくぶくぶく!!」
田中「(……まぁ実際は俺様が直々に手なずけた怪物共だから、本当に悪の総統を喰らったりはせんのだが……。まぁ軽い甘噛み程度で簡便してやろう)」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日向「ふぅ……。今回の依頼は本当に謎だらけだったな……」
白銀「ですね……。地味に依頼をした私が言うのもなんだけど、江ノ島様の協力が無かったら本気で迷宮入りしてたかも……。あ、それは無いか。ゴン太くんが最悪一日で起きるんだし。事情を聞き出せば彼が犯人だってすぐに分かるから、王馬くん本人としては『ちょっと過激な悪戯』程度の認識だったのかも」
あれで『ちょっと過激』か……。一度王馬の奴には倫理って物を直接頭の中に叩き込んでやった方が良いかもな……。でも……
日向「うーん……」
白銀「どうしたんですか? 日向先輩」
日向「いや、王馬が最後まで言ってた事が気になってさ──
王馬『俺は確かにカメラを使ったけど、アレは俺の机の中に勝手にしまわれてた物で俺は盗んでないよ! これは本当に嘘じゃないよ!!!』
日向「って言ってただろ?」
白銀「そんなの、いつも通り彼のついた『嘘』じゃないんですか?」
日向「そうだと思うんだけど、最後の最後まであんな意味の無い嘘を付くのかな……ってさ。本当に他の誰かが王馬の机の中にカメラを仕込んだんじゃないかって……」
白銀「具体的には?」
日向「それが分かれば苦労しないさ。……まぁ実行犯&愉快犯は王馬で間違いないんだし、今回はこれで事件解決とするかぁ(面倒臭いしな)」
白銀「ですね。あ、そうだ! 所で私、地味に先輩にしてもらいたいコスプレがあってですね──」
???「うぷぷぷぷ♪」
白銀つむぎの依頼をクリアしました! 「白銀に助けを求める」の難易度が下がりました!!
ご存じの通り、白銀は超高校級のコスプレイヤーです。彼女の「性質」上、影武者になって貰ったりは出来ませんが、衣装が欲しかったり、場を盛り上げたい時に大いに役立ってくれるでしょう。
- 625 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 22:19:52.96 ID:2QT3zDNM0
-
日向「なぁ七海」
七海「なぁに? 日向くん」
日向「世の中には本当に色んなゲームがあるけどさ。七海が「一番最初にやったゲーム」ってなんだった? 俺はポ○モンだった」
七海「うーん……。私、確か小さい頃からゲームに夢中であれこれ手を出してたから、正確な事は覚えてないけど……。多分、落ち物系のパズルゲームだった気がする。テ○リスとか」
日向「七海はそっちか。俺は落ち物パズルならぷよ○よが先だったな」
コンコンコン!
日向「おっと、依頼者の登場か?」
七海「次に降ってくるブロックを教えに来てくれたのかも知れないよ?」
日向「それはわざわざご苦労な事だな。はーい! どうぞ!!」
↓3「失礼します」
- 626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 22:20:28.61 ID:he9+aOt/0
- 江ノ島
- 627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 22:21:28.13 ID:BMjPPsIn0
- 桑田
- 628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 22:21:33.15 ID:mVnkwG//O
- 大神
- 629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 22:21:35.84 ID:IG/q5Gip0
- 千尋
- 630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 22:21:41.69 ID:xbd87QM4O
- 十神
- 631 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 22:30:25.05 ID:2QT3zDNM0
-
大神「……失礼する。最近評判の『超高校級の相談窓口』とやらは、この教室で間違っていなかっただろうか」
七海「パズルかと思ったら格闘ゲームだったかぁ……。うん、間違ってないよ。ようこそ大神さん」
やって来たのは大神さくら。才能は、超高校級の「格闘家」だ。
「オーガ」とあだ名されている、霊長類ヒト科において最も最強に近い女子高生。男の様な顔立ちと筋肉質の外見だが歴とした「女子高生」で、ちゃんとセーラー服を着用している。
武道家の父の影響で武道を会得し、乳母車に乗るよりも前に戦いを始めたという武勇伝を持ち、総合格闘技を極めることを人生の目的としているらしい。
既に肉体そのものが凶器であり、その気になりさえすれば一撃必殺の高い実力を誇る。だが強面に反し性格は極めて穏やかな人格者で、協調性が高く素行も実直かつ真面目そのもの。自分が傷つくことは全く厭わないが、仲間が傷つけられた際には激昂する面もある。前に相談しに来てくれた「朝日奈葵」の親友でもあるって話しだ。
七海「それじゃあ日向くん。今回は史上最大の強敵だけど頑張って!!」
七海が眼をキラキラさせながら教室を出て行く。いや七海? 俺は相談を受けるだけで別に戦うわけじゃないからな? つーか大神とまともに戦える奴なんて希望ヶ峰学園でも数える程しかいないからな???
俺は大神に客席用のソファーに着席を促すと、早速用件を尋ねる。
日向「ここは「超高校級の相談窓口」学園の生徒の悩みや相談なら何でも聞いて解決、改善に協力するけど、100%解決出来るとは限らない。そして、依頼者の身に危険が及ぶと判断した場合は、依頼を断わらせて貰う事もある。その事を頭に入れたうえで、相談したいって事があれば言ってみてくれ」
大神「……感謝する。実は↓3」
- 632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 22:35:24.27 ID:mVnkwG//O
- さげ
- 633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 22:37:11.56 ID:IG/q5Gip0
- 朝比奈が最近苗木苗木とブツブツ言っているのだが何か知らないか
- 634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 22:37:14.60 ID:he9+aOt/0
- 夜長が最原にフラれた
ヤケになって手当たり次第に男子に告白し桑田と明日デート監視を頼む
- 635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 22:37:25.11 ID:BMjPPsIn0
- 1つ提案なんだけど誰来たと依頼の牽制と取り合いがえぐいから
した3までで1番コンマが高い人とかにしたらどうだろうか
- 636 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 22:47:13.00 ID:2QT3zDNM0
- >>635 なるほど、「依頼人」と「その内容」の安価を取る時に採用させて頂きます。(単純)
大神「……先輩は夜長アンジーという少女を知っているか?」
日向「? ああ、よく知ってるぞ」
夜長の奴とは最原絡みで色々関わってるからな。ついこの間は『神様の友達』を喚ぶとかなんとか言ってシャレにならない大事件を起こす所だったし……。なんだろう、今回も何か厄介事の予感しかしないんだが……。
大神「悲しき事に、その心に秘めたる恋心が……。最原に対するそれが敗れてしまった……。ようは最原にフラれてしまったらしくてな……。ヤケになって手当たり次第に男子に告白し、桑田と明日デートをする事になったらしいのだが……嫌な予感しかしないのでな。共に監視を頼めないだろうか」
日向「お、おおう……」
なんだろう、この流れ。最初の左右田の依頼の時と全く同じ匂いがする。それでいて、左右田の時と違って丸く収まる気配が全くしない。左右田……。振り返ってみればお前のデートは安寧その物だったぞ……。
日向「……分かった。で? 二人はどこに行くつもりなんだ?」
大神「うむ。↓2らしい」
- 637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 22:48:39.42 ID:he9+aOt/0
- 混浴銭湯
- 638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 22:49:12.17 ID:IG/q5Gip0
- 曰くつきの美術館
- 639 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 22:59:56.42 ID:2QT3zDNM0
-
大神「……なんでも「曰く付き」の美術館らしい」
日向「い、曰く付きの美術館?」
美術館自体はまぁ分かる、オサレなデートには丁度良いかもしれない。夜長は超高校級の美術部だしな、勉強になる事も多くあるだろう。(桑田は退屈かもしれないが)
大神「うむ。なんでも美術館に来場した者がその後何人か『行方不明』になったり『飾られている絵画が動くのを見た』とか『絵から人の泣き声が聞こえた』などという噂が絶えぬような場所らしくてな……。我の本能も『そこは危険だ』と告げている。……どうにかしてデートを止めさせたかったのだが、あれだけ喜んでいる桑田を前にそんな事はとても言えなくてな……。ならばせめて「監視を強化しよう」と思った訳だ」
……や、やっぱり嫌な予感しかしねぇ!? そもそもその美術館が『曰く付き』だって事を桑田は知ってるのか? 夜長に騙されちゃいないか??? つーか俺そんな所に行かなくちゃいけないのか?? 他人のデートの監視のために???
日向「……分かった、引き受ける。引き受けるがその『曰く付きの美術館』について先んじて調べさせてくれ」
大神「うむ。出来る事は少ないかもしれんが、我も強力しよう。それで、まず何をするつもりなのだ?」
日向「↓1」
- 640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 23:01:42.88 ID:BMjPPsIn0
- 困った時は塩に相談だ
- 641 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 23:18:15.59 ID:2QT3zDNM0
- ゾロ目ですねぇ!!
こういうオカルト絡みの依頼の時は「アイツ」に協力を仰ぐのが一番だ。妖怪あやかし困った〜時はドーマンセーマンドーマンセーマン、すぐに呼びましょ真宮寺!! ってな!!
〜〜超高校級の民族学者の研究教室〜〜
日向「……って訳なんだ。お前、何かその美術館について知っていることはないか?」
真宮寺は俺から話しを聞くと「ああ、あそこね」と呟く。やっぱこういう時はホント頼りになるなぁ!! ……これで本人がそういうオカルトに自分はおろか他人を巻き込もうとする性分じゃなければなぁ……。
大神「仔細を知っている……。という発言で構わんか?」
真宮寺「うん。僕も噂を聞いて何度か行った事があるけど……クックックッ……! どうやらボクは「気に入られなかった」みたいでネ。何度行ってみても何をやってみても何の効果もなしサ。桑田先輩もそういうのと「無縁」なら何の心配も要らないかもネ。……でも」
日向「……でも?」
真宮寺「夜長さんが関わっているならちょっと話しが別かなァ? ……今の彼女、最原くんにフラれてヤケになってるんでしょ? ぶっちゃけそんな状態の彼女があの美術館に行けば何が起こるか正直ボクにも分からないヨ。クックックッ……!」」
大神「……やはり無理矢理にでもデートを……。否、行き先を変えてやった方が良いか?」
真宮寺「うーん……。それもあまりオススメ出来ないんだよネ。彼女の言う「神様」って奴が関わっているなら……の話しだけど」
あれもダメならコレもダメ、か。……じゃあどうすりゃ良いんだ……。
真宮寺「……決めた。そのデートの監視、ボクも一緒にさせてもらうヨ」
日向「!! 良いのか!?」
真宮寺「言ったでしょ? 前から興味があったって。もしもの時の為の準備は入念にしておくから。先輩達も覚悟だけはしておいてネ?」
大神「……承知した。未知なる強敵が待ち受けている……。そのつもりでいよう」
こうして俺達三人は、桑田と夜長の美術館デートを見守る事になったんだ。そして、当日の朝──
↓1
01〜30 流石に寝坊しない桑田
31〜60 気合を入れてデートの準備をしてきた桑田。(時折判定に+)
61〜90 初デートで浮かれまくっている桑田。(時折判定に−)
91〜00 桑田の奴遅刻しやがった!!
- 642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 23:19:38.12 ID:4IINGj8GO
- あん
- 643 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/15(日) 23:34:43.23 ID:2QT3zDNM0
-
〜〜〜曰く付きの美術館前〜〜〜
桑田「いやー、アンジーちゃんオススメの美術館に連れていって貰えるなんてツイてるなぁ! あ、安心してくれアンジーちゃん! ダ最原のヤローなんざ今日でサッパリ忘れられるぐらい素敵なデートにしてやるからさ!!」
夜長「……ありがとう玲音ー! ……期待、してるからね?」
桑田「おう! 任せといてくれよ!!」
〜〜物陰〜〜
日向「どうだ? 今の所夜長達の様子は……」
大神「……特に変わった様子は無いな。夜長から出ている覇気が少し暗く、無気味に感じる位だ」
真宮寺「……なぁに、まだまださ。彼らはまだ美術館に足を踏み入れてすらいないんだヨ? ……さぁて、何が起こるのか、起きてくれるのか見物だねェ。クックックッ……!」
真宮寺は実に楽しそうだが、俺は全く楽しくない。……せめてデートの場所がこんな場所じゃなかったらもっと安心感があったろうになぁ……。
〜〜〜曰く付きの美術館内〜〜〜
その後、入り口でチケットを購入する二人を遠くから見届けてから、急いで俺達もチケットを三人分購入し、美術館の中へと入る。……二階建ての、美術館としては比較的小さなそこは、外観としてはレトロな雰囲気が漂っていたが、内装は大型の美術館に負けず劣らず綺麗で整っていて、床には赤いカーペットまで敷いてある。
日向「……俺には割と普通の美術館に見えるが。……大神?」ボソボソ
大神「……視線を感じる。どこからともなく、な」ボソボソ
真宮寺「おや、やはり超高校級の格闘家だけあって第七感が鋭いねえ大神先輩。……ボクも気配だけなら感じるんだけど「どの子」も一度も姿を現わしてくれなくてさァ……」
……やっぱ今すぐにでも帰りたい…………。
↓1 高コンマほど大きいハプニング
今日はここまで。また明日、8:30から9時頃にお会いしましょう。(それにしても二回連続で怪奇現象に巻き込まれそうな桑田ほんと桑田)
- 644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 23:35:36.68 ID:k4FWyhF+O
- 乙
- 645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/15(日) 23:39:01.49 ID:BMjPPsIn0
- 乙
- 646 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/16(月) 20:30:09.82 ID:3LlPFaKH0
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。
- 647 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/16(月) 20:30:52.80 ID:3LlPFaKH0
- コンマ68 そこそこヤバイハプニング。
そうして俺達が早速夜長と桑田を追おうと、美術館の奥へと足を踏み入れようとした時だった。
──バタン!!
日向「……? なんだ、今の音……」
真宮寺「……入り口のドアの方から聞こえたネ。まぁ「もしかしなくても」って奴じゃないのかな? クックックッ……!」
俺は嫌な予感に顔を大きく歪めつつ、急いで入り口のドアの方へと駆け寄る。……やっぱり開かない。どんなに力を入れてもビクともしなくなっている!! 大神に「下がっていてくれ」と言われて彼女に任せてみたが──
大神「ふんっ──!!」ドォォオン──!!
……やっぱり、人類最強と言われている大神の力でもダメだったか……。
真宮寺「ああ、嬉しいヨ……。ようやくこの美術館の『真髄』が拝めそうだ……!!」
日向「何喜んでんだ! 要はこの美術館の中に閉じ込められちまったって事だろうが!!」
大神「……日向よ。言いたい事は分かるが、早く二人を探した方が良いのではないか? もう既にシャレにならない事態になってるやもしれん」
そうだった……! こうして訳の分からない怪奇現象が起こった以上、もうデートの監視云々どころの騒ぎじゃない!! 一刻も早く二人を見つけてこの美術館から脱出しないと……!! 幸い、この美術館はそこまで広くないんだから二人もすぐに見つかる筈だ!!
……ああ、そう思ってたよ。この時の俺はな。
〜〜数十分後〜〜〜
日向「どういう事だよ……これ……!!」
俺は冷や汗をダラダラ掻きながら、美術館の中を探索し続ける。……おかしい。あの小さかった美術館内部が、まるで『超巨大迷宮』の様に入り組んだ物になっている!! あまりにおかしい現象が起きているからか、流石の大神も「むぅ……!」と珍しく困惑したような表情を浮かべていた。
真宮寺「おや? 日向先輩はこれで見るのは二回目でしょ? そこまで驚くような事じゃないと思うんだけどなぁ」
見るのが二回目……? ……まさか!!
真宮寺「『異界化』だヨ。それも今回は前回とは比べ物にならない規模の……。この美術館全体が『この世とは違う世界』と繋がってしまっているみたいだネ……。クックックッ……!」
冗談じゃないぞ……! あの時だけでもそうとうヤバイ事態になりかけてたってのに、それ以上だって……!? クソッ! ならますます早く二人を見つけ出さなくちゃならない……!!
↓2 どうする?
@喋る絵に話しかけてみる。
Aひとりでに踊る模型とコミュニケーションを取ってみる。
B深い海の様な絵の中にダイブしてみる。
Cその他安価(放火など、あまり過激な物はお止めください)
- 648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 20:33:35.41 ID:yem9gLctO
- 1
- 649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 20:33:44.94 ID:bfInIO3N0
- 3
- 650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 20:36:33.50 ID:KTJKPXMDO
- ib懐かしい
- 651 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/16(月) 20:45:43.67 ID:3LlPFaKH0
-
日向(……なんだ? この絵……?)
俺は地面に置くように飾られてあった一枚の「絵」に注目する。壁に飾られていたり、キチンとその場に設置されている作品達とは違い、この絵は何というか……「ここに置くために」飾られてある様に感じた。
……深い深い海の底の様な絵だ。深海の絵だ。暗くて薄黒くて無気味さを感じるのに、何故だか心が惹かれるような……そんな絵だった。
真宮寺「……深海の「絵」みたいだネ。どうする日向先輩「潜って」みるかい?」
日向「は、はぁ!? お前何言って……」
真宮寺「言葉通りの意味だけど? ほら──」
真宮寺はなんとなんの躊躇いもなく「絵」の中にその手を突っ込んだ。するとどうしたことだろう。まるですり抜けるかのように絵の中に真宮寺の腕が吸い込まれていくじゃないか──!
大神「む……。何か奥に光る物が見えるな」
真宮寺「何かのアイテムかもしれないヨ? もしかしたら脱出に必要不可欠なアイテムだったりしてネ……。クックックッ……!」
……俺は暫くの間迷っていたが最終的に真宮寺の案を飲んで、この絵の中に飛び込む事を覚悟する。……行くぞ!!
↓1
01〜30 何の成果も……得られませんでした!!
31〜60 ある程度潜れたけど「光る物」は手に入れられなかった。
60〜90 絵の中にあった「光る物」を手に入れた!!
91〜00 絵の中にあった「光る物」を手に入れた!! 更に日向は怪画(誤字にあらず)耐性Eを手に入れた!!
- 652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 20:49:50.04 ID:YFdrONPa0
- どうなんや
- 653 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/16(月) 20:59:42.20 ID:3LlPFaKH0
- >>650 最初はそれの丸パ○リにしようか悩みましたが、流石に止めておきました。
日向(な、なんだよコレ──!?)
絵に飛び込んでまず感じたのがとんでもない肌寒さ。「冷たい」はなく「寒い」……まるで本当に深海の中にいるかのようだ。次に「暗い」絵の外からは分からなかったが、辺りが真っ暗で、上も下も分からない……!
ダメだ! これ以上潜ってたら──!! 俺は大真面目に命の危機を感じて、必至に絵の中から這い上がる。
日向「ぶはぁっ! ハアッ……、ハアッ……。だ、ダメだ。寒くて暗くてとても「潜る」どころの騒ぎじゃないぞ……!!」
真宮寺「おや。予想はしていたけど本当に深海の中なのか。うーん、これは参ったね……「なにか別のアイテム」でもないとあの「光る物」を手に入れるのは難しそうだ」
大神「……我も挑戦してみたいのだが、ダメか?」
真宮寺「止めはしないけど、非推奨しておくヨ。多分、この深海がボク達から奪い取るのは「体力」だけじゃないからネ……」
……さっそく行き詰まりか。どうする……?
↓1
@大神に再挑戦して貰う。
A喋る絵に話しかけてみる。
Bひとりでに踊る模型とコミュニケーションを取ってみる。
Cその他安価(放火など、あまり過激な物はお止めください)
- 654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 21:02:27.75 ID:KTJKPXMDO
- 2
- 655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 21:05:31.00 ID:yTqu3SWv0
- 朝日奈が終里の傷を切開中
- 656 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/16(月) 21:13:01.80 ID:3LlPFaKH0
-
あの「深海の絵」があった場所から暫く進むと、今度はケタケタと笑う、口がある花の絵が目についた。……なんというか、何も感じられない笑い方だ。「喜怒哀楽」という奴が、この花の「笑い」からは感じられない。
笑う花「ケタケタケタケタケタケタ……」
日向「……なぁ、何をそんなに笑ってるんだ?」
気になってその花の絵に話しかけてみたところ、なんと返事が返ってきた。
笑う花「『本屋さんで売ってない本のジャンルってなーんだ?』」
……は?
真宮寺「……なぞかけかな? こういうタイプの怪異は謎かけに正解出来ないとエラい目に合うって言うのが定番だけど……」
大神「む、むぅ……。すまんが、我にはさっぱり見当がつかん……」
日向(本屋さんで売ってない本のジャンル……?)
↓3 までに正解があればクリア。
- 657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 21:15:21.10 ID:KTJKPXMDO
- 占い本
- 658 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/16(月) 21:29:05.48 ID:3LlPFaKH0
- 一発で正解を出された&>>657のレスを見た時点で分からない人達も「あっ(察し)」状態だと思うので↓3を待たずに続き書きますね……。
日向(……ああ、そういう事か)
俺は割とすぐに「正解」って奴が分かった。なにせ、そのジャンルの超高校級の生徒が今の希望ヶ峰学園には居るからな。
日向「答えは『占い本(売らない本)』だ。──違うか?」
笑う花「だ〜いせ〜いか〜い!!」
笑う花はケタケタと再び笑い出すと、その口からペッ! と何かを吐き出した。……これは、「水晶玉」か?
真宮寺「ふむ……。今の所使い道が分からないけど、まぁこの分だと後々使う機会があるんだろうネ。さぁ、張り切って探索の続きと行こうじゃないか。クックックッ……!」」
↓2
@兎に角「ヒント」になりそうな絵を探してみる。(コンマ判定で、高コンマほど『善い絵』が見つけられます)
A廊下の途中にあった扉の中に入ってみる。
Bひとりでに踊る模型とコミュニケーションを取ってみる。
Cその他安価(放火など、あまり過激な物はお止めください)
- 659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 21:35:33.26 ID:PWz2ld0G0
- 2
- 660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 21:37:16.67 ID:bfInIO3N0
- 3
- 661 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/16(月) 21:44:26.62 ID:3LlPFaKH0
-
日向(……さて、いい加減「あいつ」の事を無視できなくなってきたな……)
俺は半ば覚悟を決めて広く開けた場所でひとりでに踊る、首から上がないその人体模型に話しかけてみる。
日向「……なぁ、どうしてそんなに踊ってるんだ?」
模型「………………」
笑う花の時と違って、答えは無かった。……って、ああそうか。口がないから喋れないのか──ってうおっ!?
その人体模型はいきなり踊るのを止めてしゃがみ込むと、俺に手を差し出してくる。……一緒に踊れってか? なんかもうそう言ってる気しかしなくなってきたな……。
↓2
@一緒に踊ってあげる。
A無視してみる。
B大神か真宮寺(選んでください)に頼んでみる。
- 662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 21:47:33.11 ID:PWz2ld0G0
- 1
- 663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 21:49:40.66 ID:/4ZYgK+dO
- 1
- 664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 21:50:04.93 ID:YFdrONPa0
- 1 踊って見ましょう。
- 665 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/16(月) 22:00:58.76 ID:3LlPFaKH0
- ゾロ目ですねぇ!!
……ええい! 男は度胸だ!! 踊れって言うなら踊ってやろうじゃないか!!
俺は人体模型の手を取り、リードするようにワルツを踊り始める。……何故だろう。自然と身体が「こう動くべきだ」って行動に移っている気がする。まるで自分の意思じゃないみたいに──。
……そうして三分間ほど踊り続けていただろうか。人体模型が急にピタッと止まったかと思ったら、俺の手を放して丁寧に一礼すると──
日向「おわっ!!?」
いきなりガラガラという音を立てながら、その人体模型が崩れ始めた。……後に残ったのはバラバラになった人体模型と、その中にあったと思われる一本の「鍵」だ。
真宮寺「ふむ……。どこかで使うんだろうけど、果たして「どこの鍵」なんだろうねぇ……。果たして「開けて良い扉」なのかナ? クックックッ……!」」
……まるで「やっと満足出来た」と言わんばかりに崩れたその人体模型に、俺はなぜだか心のどこかでホッとしていた。──さて、次だ次!
↓2
@兎に角「ヒント」になりそうな絵を探してみる。(コンマ判定で、高コンマほど『善い絵』が見つけられます)
A廊下の途中にあった扉の中に入ってみる。
B美術館の「奥」へと向かってみる。
Cその他安価(放火など、あまり過激な物はお止めください)
- 666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 22:06:25.33 ID:PWz2ld0G0
- 2
- 667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 22:07:19.84 ID:bfInIO3N0
- 1
- 668 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/16(月) 22:24:22.91 ID:3LlPFaKH0
- 80代かぁ……。ならば「彼」に登場して貰いましょうか。
その「男」は、俺達が何か他にヒントになる絵は無いかと、美術館の中を探索していた時に現われた。
蒼い服を着た男「あら? 珍しいお客さんね。学生さんが三人も一緒にこんな所へやってくるなんて」
日向(……また「喋る絵」か。でもそれにしては……)
真宮寺「……他の絵や作品と違って「理性」があるように見えるネ。……もしかして貴方はここは「長い」のかい?」
真宮寺が何とも意味深な質問をぶつける。それに対して蒼い服を着た男は「ふふっ」と笑うと
蒼い服を着た男「そうねぇ……。もう「私達」が生まれてから十一年になるかしら。最近では「新しくなった私達」がいる世界もあるみたいだけど……。この世界の私はずっとここにいるわよ」
……? 何を言っているのかさっぱり理解出来ない。生まれて十一年? 新しい私達……? どういう意味だ?
蒼い服を着た男「ああごめんなさい、未来ある少年くん。あまり深く考えない方が良いわ。「異世界の知識」っていうのは見たり聞いたりするだけで世界にとっての「毒」なんだもの……余計な事を話しちゃって、申し訳ないわね」
大神「……貴方が「善性の者」と判断したからだが、いくつか質問をさせて貰っても良いだろうか?」
蒼い服を着た男「ええ、久しぶりの。それもこの美術館を変えてくれるかもしれないお客様ですもの。私が知っている事なら何でも教えてあげるわ」
日向「そ、そうですか……。じゃあ↓3」
↓3までの質問を「蒼い服を着た男」が答えてくれます。ただし、男が知らない物や、答える事が出来ない質問もあります。
- 669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 22:26:55.08 ID:PWz2ld0G0
- 赤毛の男と白髪の女の子を知らないか?
- 670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 22:37:50.03 ID:lJoHqU9IO
- 美術館の脱出方法
- 671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 22:39:15.63 ID:x8t1+BW5O
- 貴方にも友はいるのか
- 672 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/16(月) 22:54:52.37 ID:3LlPFaKH0
- >>669
蒼い服を着た男「ええ、あの子たちの事でしょう? 勿論知ってるわ。……いま彼女達は──いいえ『彼女』は『彼』を使って自分の世界をこの美術館の中に造ろうとしてるの。色々と傍迷惑だし、もし成功してしまったらどんな影響があるか私にも分からないから、是非止めてあげてちょうだい。……『彼女』の為にもね。彼女達はこの美術館の「最奥」にいる筈よ」
>>670
蒼い服を着た男「簡単よ。あなた達のお友達である『彼女』を止めてあげれば良いの。今この美術館の「支配権」は彼女にあるから、それを彼女から奪い取るか、支配権を亡き者にすれば「あなた達の世界」に帰れるわ」
>>671
蒼い服を着た男「……ええ、いるわよ。「この世界」ではもう二度と会える事は無いでしょうけれど、とても小さくて、可愛らしくて、大切なお友達が……。あなた達はそんな事になっちゃダメよ? ちゃんと迷い込んだお友達二人と、全員で一緒に「あなた達の世界」に帰る事。良いわね?」
日向「……ありがとう、参考になったよ」
何故だろう、その蒼い服を着た男と話しているだけで心がとても落ち着く。……彼特有の優しそうで和やかな雰囲気とオネェ言葉がそうさせるのだろうか。
蒼い服を着た男「それは良かった。……ああ、そうだ。これ、良かったら使って頂戴」
そう言って、男は絵の中から「釣り竿」をこちらに投げて寄越した。……! これさえあれば「アレ」を取れるかもしれない!!
大神「誠、感謝する。……せめて貴方の名前を聞いておきたいのだが、教えて貰っても良いだろうか」
蒼い服を着た男「ええ、私の名は──」
……さて、次は何をする? ↓1
@先ほどの「深海の絵」の所に戻る。
A廊下の途中にあった扉の中に入ってみる。
B美術館の「奥」へと向かってみる。
Cその他安価(放火など、あまり過激な物はお止めください)
- 673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 22:58:30.94 ID:bfInIO3N0
- 1
- 674 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/16(月) 23:06:31.76 ID:3LlPFaKH0
-
日向「真宮寺! この釣り竿があれば……!!」
真宮寺「うん。ボクも同じ事を考えていたヨ、日向先輩」
大神「ふむ……。では早速、あの絵があった場所へ戻るとするか」
〜〜深海の絵がある床〜〜
日向「……よし、釣り竿と糸の強度も十分。針も問題無しだな」
じゃあ行くぞ……。せーのっ!! ──と、俺は勇んで釣り針を深海の絵の中に落したのだが──。
日向「あ、あれ?」
大神「どうした、日向よ」
日向「なんか……。釣り針が全然あの「光る物」がある場所まで届いてくれない……」
何でだ? 糸の長さは十分足りてるはずなのに……!
真宮寺「……日向先輩。「アレ」を糸の途中に括り付けてみたら?」
アレ……? あ、そうか!! 「重り」が足りないんだ!! だったら──!
↓2 どうする?
- 675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 23:07:39.83 ID:x8t1+BW5O
- さげ
- 676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 23:08:38.68 ID:PWz2ld0G0
- 水晶を括り付けるか
- 677 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/16(月) 23:18:50.17 ID:3LlPFaKH0
-
そう! あの笑う花が持っていた水晶玉!! あれを糸の途中に括り付けて……!
日向(……今度こそ! おりゃっ!!)
真宮寺の見立て通り「重り」がついた糸はスルスルと深海のそこまで辿り着いて……。そして『光る何か』が針に引っかかったような音がした。──よし! 完璧だ!!
俺がスルスルと身長に糸をたぐり寄せて、深海からその「光る何か」を吊り上げる。すると──。
大神「これは……。所謂「宝箱」という奴か?」
真宮寺「……どうやら鍵が掛かっているみたいだネ。でも具合の良い事に今のボク達には──」
そう、あの踊る人体模型が落した「鍵」がある! 期待を込めて鍵を差し込むと、案の定その宝箱はギィイイイイイッ! という音を立てて開いた。中に入っていたこれは……また別の鍵、か? それにしても大きいな。さっきの鍵の三倍以上はあるぞ。……なんかどす黒い七色に輝いてるし……いったい何処の鍵なんだ?
……考えていても時間の無駄、か。今は兎に角探索を続けるしかない。
↓2
@廊下の途中にあった扉の中に入ってみる。
A美術館の「奥」へと向かってみる。
Bその他安価(放火など、あまり過激な物はお止めください)
- 678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 23:20:09.20 ID:x8t1+BW5O
- さげ
- 679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 23:20:27.90 ID:bfInIO3N0
- 2
- 680 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/16(月) 23:25:59.80 ID:3LlPFaKH0
-
大神「……新たな鍵を手に入れたのは大きな進展だと思うが、確か──の証言では、夜長と桑田は美術館の「最奥」にいるのだろう? そろそろ向かってみたらどうだ?」
真宮寺「うーん……。まだ解けてない謎があると思うんだけど……。まぁ先に「最奥」って奴を探してみるのも良いかもネ」
日向「……要するに、二人がいる「具体的な場所」を把握しておこうって訳か。良いな、俺もそれに賛成だ」
こうして意見が一致した俺達は、一旦夜長と桑田がいるという美術館の「最奥」を目指す事になった……の、だが──
↓1のコンマだけ「無駄に」時間を消費する。
- 681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 23:34:01.96 ID:x8t1+BW5O
- あ
- 682 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/16(月) 23:41:36.80 ID:3LlPFaKH0
- あ、これちょっと不味いかもしれません(滝汗)今後ある「ある判定」の難易度が+1されました。
──俺の感覚で言って、丁度一時間半も経過しただろうか。それだけ探索を続けているのに、この美術館の「最奥」って奴が……!!
日向「──全っ然見つからねぇ!! どんだけ広くなってんだよこの美術館!!?」
真宮寺「……「広くなっている」と言うより、空間が「ねじ曲げられている」の方が正しいかもネ。多分「正式な手順、あるいは道順」って奴を進まないと絶対に「最奥」には辿り着けないんだと思うヨ?}
大神「……すまぬ。真宮寺の警告を重視し、もっと探索を優先するべきだった……」
さて、困った事になったぞ……。どうする?
↓2
@廊下の途中にあった扉の中に入ってみる。
A──にヒントを貰いに言ってみる。(コンマ判定次第でいません)
Bその他安価
と、いったところで今回はここまで。(今日は人少なかったですね……)また明日、8:30から9時頃にお会いしましょう。
- 683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/16(月) 23:45:21.30 ID:PWz2ld0G0
- 乙
1
- 684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 00:08:43.27 ID:TpPrQHYB0
- 1
- 685 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/17(火) 20:30:05.49 ID:Cy2iVYiO0
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。
- 686 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/17(火) 20:31:26.58 ID:Cy2iVYiO0
-
……しょうがない。今まで意図的に避けて来たけど「ここを通らなくちゃ次に進めない」っていうなら通るしかない。
俺は美術館の廊下にポツンと佇んでいた一枚の扉のドアノブに手を掛ける。……どうやら鍵などは掛かっていなかったらしく、ギィィイイイッ! という音を立ててそのまま扉は内側へと開いた。
日向「──んなっ!?」
大神「むうっ!? これは……!!?」
部屋の中にあったそれを見て、俺と大神は驚愕の声を上げる。広い部屋の中には合計五人もの「王馬小吉」がいたからだ。(何故か全員に小さな「角」が二本生えていたが)真宮寺だけが「……ああ、もしかしてあれ?」と一人で王馬達に近づいていく。
真宮寺「……やっぱりネ。これ「蝋人形」だヨ。当然だけど、本物の王馬くんじゃないネ」
日向「ろ、蝋人形?」
真宮寺「多分、現在のこの美術館の「支配者」だっていう夜長さんが無意識に造った部屋なんじゃないかナ? 彼女の造る「蝋人形」は本当に本物そっくりだからネ……。言われなければ気づかない程に」
言われてよく観察してみれば、確かに蝋人形だ……。でも何で王馬の蝋人形がが五体も居るんだ……?
大神「……それも確かに気になるが、日向よ。あっちはどうだ?」
大神が指差した方向を見てみる。そこには巨大な油絵……。巨大な大釜に、幾つもの本の山。箒に毒々しいろをしたキノコに薬草やらが書かれた、如何にも「魔女の小屋」という風な絵が描いてあって、しかもその絵には一枚の扉がついていた。
……意を決して、その絵画に付属している扉の中へと入ってみる。──すると。
──そこは俺の予想通りそこは「絵の中」だったらしく、中には絵の中に書いてあった通りの光景が……「魔女の小屋」があった。部屋の奥から「うーん。面倒いのぉ……。困ったのぉ……」という、どこかで聞いた事があるような声が聞こえてくる。……もしかして──
日向「……やっぱりか」
そこには79期生の「夢野秘密子」がいた。……だがやはり俺達が知っている「夢野秘密子」ではなさそうだ。着ている衣装はそのままだが、身長は大きく伸びて百六十pはありそうだし、髪もおかっぱからロングヘアーへと変わっている。……夜長が思い描いた、大人になった「夢野秘密子」の想像図……なのか?
夢野は「んあ?」とこちらを振り向くと、俺達三人に気づいて「丁度良かった」とばかりに頼み事をしてくる。
- 687 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/17(火) 20:33:07.23 ID:Cy2iVYiO0
-
夢野?「おお! 丁度良いところに来てくれたの迷い人達よ!! 突然じゃが、ちょいとばかり頼みがあるんじゃ。どうか聞いてはくれんか?」
俺は今までの経験上、受けた方が良いと判断して即座に「まぁ、俺達に出来そうな事なら」と依頼を承諾する。
夢野?「助かる。この部屋の外に「嘘つきゴブリン」が五体おったじゃろ? 四体は我の必死の努力で「更正」に成功したんじゃが、残りの一体がどうしようもないひねくれ者かつ悪戯好きでの……。ワシの小屋からとっときの「魔法石」を奪って行ってしまったんじゃよ」
嘘つきゴブリン……? ああ、外にいた角の生えた王馬達の事か。
夢野?「どうにかして取り返してはくれんか? ほれ、この「魔法のライター」で嘘つきを『魔法石を返さなければ、このままお前を溶かすぞ』脅せば素直に返すじゃろ。もし魔法石を取り返してくれたなら「迷い子」のお前達にとって「良い物」をワシがプレゼントしてやろう。では、よろしく頼んだぞ」
そう言うと、夢野(?)は大量にある書物の整理に戻ってしまった。……仕方が無い。これも依頼の一つ、謎解きの一つと考えてやり遂げるしかないか……。
俺達は部屋を出ると、早速五体の王馬像(嘘つきゴブリン)に話しかける。
王馬A「俺とCちゃんはずっと一緒にいたから俺もCちゃんも犯人じゃないよ! 嘘じゃないよ!!」
王馬B「犯人はAちゃん、Cちゃん、Dちゃんの中にいるはずだよ! 嘘じゃないよ!!」
王馬C「少なくともEちゃんは犯人じゃないよ! 嘘じゃないよ!!」
王馬D「俺はずっとAちゃん、Cちゃん、Eちゃんを監視してたからその三人は犯人じゃないよ! 嘘じゃないよ!!」
王馬E「AちゃんかBちゃんのどちらかが犯人だよ! 嘘じゃないよ!!」
大神「む、むぅ……。またコレは……」
真宮寺「論理パズルの一種……なんだろうけれど、やれやれ。また解くのが面倒臭そうな問題が来た物だネ……」
日向「だけど「論理パズル」である以上、冷静に考えれば必ず答え……犯人にたどり着ける筈だ。ゆっくりじっくり考えよう」
↓3までに「正解」と「その論理的証明」が書かれていれば正解とします。(なお、難易度が今までの謎解きとは比べ物にならないぐらい高いので「ヒントが欲しい」場合は「ヒント」とお書きください。その数に応じたヒントを与えます。ただし……?)
- 688 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/17(火) 21:00:08.65 ID:Cy2iVYiO0
- まさか30分経過してもレス0とは思わなかった……。今日は人、マジでいないんですかね? それとも問題が難しすぎましたか?
安価なら↓
- 689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 21:16:56.72 ID:Mw5es/eg0
- ヒント
- 690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 21:24:09.96 ID:TpPrQHYB0
- それぞれ飲み込んだ王馬の主張を?整理すると
王馬Aが嘘つき BとCの主張が食い違う。
王馬Bが嘘つき 矛盾点無し
王馬Cが嘘つき Eの主張が食い違うし犯人が二人になる。
王馬Dが嘘つき AとBの主張が食い違う
王馬Eが嘘つき AとBの主張が食い違う
したがって嘘つきは王馬B
- 691 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/17(火) 21:29:38.35 ID:Cy2iVYiO0
- これ以上待っても来そうに無い&>>690が大正解しているので、これで進めます。
──そう、正解は……否、夢野の部屋から魔法石をぬすんだ王馬は……!!
日向「お前だな! 王馬B!!(ライターに火を付けて近づける)」
王馬B「──にししっ! 正解だよっ!!」
王馬Bはそういうと、ポケットの中から夢野の部屋から盗っていったと思われる「魔法石」をこちらに投げて寄越した。……ふぅ、後はコレを絵の中にいる夢野(?)に返せば依頼達成だな。
〜〜夢野?の小屋の絵の中〜〜
夢野?「……ん? おお! 本当に取り返してくれたのか!! いやー、ありがたいありがたい」
夢野は俺から魔法石を受け取ると、大事そうに小さな棚の中へと仕舞う。そして部屋の奥の方からゴソゴソと「何か」を取りだして──
夢野?「ほれ、今のお前達にとって一番必要な物なのではないか? この「魔法の羅針盤」は」
大神「魔法の羅針盤……?」
夢野?「うむ。これさえあればどんな大迷宮だろうが帰らずの森だろうが心配無しじゃ。「お主達の行きたい所に」案内してくれる筈じゃぞい」
俺達の行きたい所……!? って事はコレを使えば──!!
日向「大神! 真宮寺!!」
真宮寺「うん。行こうか」
大神「夢野(?)も世話になったな。例を言う」
夢野(?)「なぁに、お互い様……ん? 夢野とは誰の事じゃ? ワシは「名も無き魔法使い」じゃが……」
↓1
@美術館の奥へ進む。
A──に会いに行く。(コンマ値次第でいません)
Bその他安価。
- 692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 21:33:16.14 ID:RN1Vo/Zc0
- 2
- 693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 21:34:24.52 ID:TpPrQHYB0
- しかし、さっきの問題は整理が大変で疲れました。
- 694 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/17(火) 21:35:07.90 ID:Cy2iVYiO0
- コンマ判定↓1 コンマ値70以上でいる。
- 695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 21:35:30.78 ID:TpPrQHYB0
- 居るのか?
- 696 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/17(火) 21:40:03.45 ID:Cy2iVYiO0
- >>693 本当にお疲れ様です(土下座)次にこういうパズルを出すときはもっと分かりやすいのにしますね……。
>>695 いますねぇ!!
蒼い服の男「あら、貴方たちじゃない。なぁに? まだなにか私に用があるの?」
日向「ああ。……これから俺達は美術館の「最奥」に友達二人を迎えに行こうと思ってるんだが……」
真宮寺「ここが長いというあなたに聞いておきたくてネ。なにかアドバイスのような物は貰えないかナ?」
蒼い服の男「アドバイス? そうねぇ……↓1」(高コンマほど有力なアドバイスが貰える。
- 697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 21:44:09.10 ID:Mw5es/eg0
- へい
- 698 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/17(火) 21:52:21.76 ID:Cy2iVYiO0
-
蒼い服の男「……ごめんなさい。私でも「今の」この美術館の詳細な情報は分からないわ……」
日向「そうか。いや、こちらこそすまなか「ただ」……ただ?」
蒼い服の男「……急いだ方が良いのは間違いないわ。このままだともし二人を助ける事に成功してもどちらかに「後遺症」が残る可能性があるの。兎に角、急ぎなさいな」
大神「……そうか。度々すまないな」
二人のどちらかに後遺症が残るだって……!? クソッ! そんな未来、認めてたまるか!! 今すぐ羅針盤を使って美術館の最奥に向かおう!!
- 699 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/17(火) 22:00:41.59 ID:Cy2iVYiO0
-
それから俺達は「魔法の羅針盤」が示す方向へ向かって、ただ只管に走り続けた。時に真っ直ぐ。時に左右に。時に上に、時に下に。(上? 下? と思うかもしれないが、実際に上にも下にも道が出来たし、道に足がついてちゃんと走れた)──そして
〜〜美術館・最奥〜〜
大神「……どうやらここで行き止まりのようだが……。ここが美術館の「最奥」と考えて問題ないのか? それと、この巨大な「絵」は……?」
行き止まりの先にあったのは、直径数メートルはあるかという巨大な絵画。描かれているのは、綺麗な南国の海と浜辺で──ってあれ? 俺、前にこれと同じ風景をどこかで見たような……?
真宮寺「……ご丁寧にも「扉」がついてるネ。……日向先輩。ここが最後の分岐地点だ。何かやっておく事、しておきたい事はあるかナ?」
↓3 まで、やりたい事。しておきたい事を書いてください。(ただし、今日は人が少なさそうなので最大20分で締め切りとします)
- 700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 22:03:40.91 ID:RN1Vo/Zc0
- 青い服の男に友達に伝えたいことがないか聞く
- 701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 22:09:27.20 ID:TpPrQHYB0
- 今まで起きたことをメモ帳に記録しておこう。
- 702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 22:10:49.40 ID:Mw5es/eg0
- 何ができるかよく分からないからとりあえず近くに武器になりそなものないか探すとか
- 703 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/17(火) 22:35:11.28 ID:Cy2iVYiO0
- >>700 真宮寺「……それはこの美術館を脱出するときで良いんじゃないかナ? ──さんも言ってたよネ? 「時間がない」って」
>>701 真宮寺「それは良いかもネ。なにかのヒントになるかもしれないし、仮にボク達がここでくたばっても次の探索者達へのメッセージに……。冗談だヨ。クックックッ……!」
>>702 真宮寺「ああ、それなら心配ないヨ。前にも言ったでしょ? 『色々準備はしてくる』ってサ」
真宮寺「さてと……。じゃあそろそろ行こうか」
真宮寺の言葉に頷き、俺は絵についているドアノブに手を掛け……ってあれ? 開かな──ああそうか! ここであの「大きな鍵」を使うのか!!
俺が鍵穴にあの奇妙な色をした鍵を差し込んでぐるりと回すと、確かに「カチャリ」という音が響いた。……本当にこの先に、夜長と桑田がいるのだろうか……。妙な不安感を覚えながら、俺はゆっくりとドアを開けて、絵の中へと入る。
──???の島──
大神「……やはり「外」から見た時の通り、ここは「南国の島」のようだな……」
真宮寺「……南国の島ねェ……?」
南国の島……南国の島……。!! ああ、そうだ! 思いだした!!
日向「ここ、夜長が言ってた「彼女の島」だ! 意味不明かもしれないけど、俺、夏休みに夢で見た事がある!!」
大神「なに……!?」
真宮寺「……根拠が「夢」っていうのがちょっとアレだけど、まぁ「だろうネ」とは思ったヨ。ここが夜長さんの心象風景を現わした絵画の中だっていうならだけど」
ならやっぱり夜長と桑田はこの近くに──!!?
……近くに居た、どころの話しじゃ無かった。二人は俺達三人の真ん前のビーチで、仲良く隣り合って座っていた。夜長に変わった部分は無いが、桑田の方には色々と「異変」が見られる。
まず、その服装が「最原」のそれへと変わっていた。髪色もオレンジじゃなくて黒くなって要るし、体つきも弱々しそうなそれになっている。……なんだ? 一体桑田に何が起きてるって言うんだ!!?
日向「夜長! 桑田!!」
俺は二人の方へと駆け寄るが、夜長はチラリと俺の方を一瞥しただけで、桑田は俺の方を見向きもしない。
夜長「……なーんか五月蠅いのがやって来ちゃったねー「終一」」
日向「……………………は?」
俺はまさかと思いながら、桑田の方をじっくりと見てみる。顔つきはまだその原形を保っていたが、眼が、鼻が、口が、徐々に「最原」に似たそれへと変わってきていた。……な、なんだよこれ? 一体夜長は桑田に何をしようとしてるんだ!!?
真宮寺「……世界の強制力を使った人格と人体の『書き換え』かナ? ……希望ヶ峰学園出身で、男で、自分とデートをしてくれるような男性、だったら誰でも良い──そんな感じの儀式だと思うヨ」
大神「……すまぬ。状況が切迫してることは分かるが、我にも分かる言葉で説明してはくれぬか真宮寺」
真宮寺は「簡単な事サ」と呟くと呆れかえった様に
真宮寺「夜長さんはネ? 「桑田」先輩を「最原」くんにしようとしてるんだヨ。恋心も過ぎれば狂気のそれだよねェ……。クックックッ……!」
- 704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 22:36:56.76 ID:Mw5es/eg0
- 桑田がまじで可哀想で泣ける
- 705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 22:40:35.34 ID:TpPrQHYB0
- アンジーがやろうとしてることはスーダンの江ノ島なんよ。
- 706 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/17(火) 23:18:14.41 ID:Cy2iVYiO0
-
日向「────」
俺は、声すら上げられずに絶句していた。桑田を最原にする? ……言っている意味が分からない。人格と人体の書き換え? そんな魔術めいた儀式まであるっていうのか!? 夜長はそんな禁忌と呼んで差し支えない術を使えるってのか!!?
真宮寺「ここが「曰く付きの美術館」……絵画に込められた思念なんかを『具現化しやすい場所』なのと、彼女が『超高校級の美術部員』だっていうのが災いしたネ。この場所……。正確にはこの美術館の、この島の絵の中にいる今の彼女なら容易い事さ。……彼女の言う「神様」って奴も味方しているようだしネ」
大神「それ、は…………!!」
……冗談じゃあない。いくら最原に振られたからって、やって良い事と悪い事ってもんがある! 人間的にも道徳的にも倫理的にも、そして勿論俺的にも絶対にしちゃあダメな行為だろそれは!!
日向「夜長! 今すぐこの儀式を止めろ!! 桑田を元にもど──」
俺がそう叫んで、代永の腕を掴んだときだった。ブゥオン──!! という凄まじい勢いで、俺は夜長に後ろへと投げ飛ばされる。幸い大神が即座に反応して俺をキャッチしてくれたから傷などは無いが……。なんだって言うんだ、あの信じられない怪力は!? あれがあの華奢な夜長だって言うのか!?
夜長「……邪魔しないでよ創。ここは私と終一、二人だけの島なんだよ? 終一もずっとずっとずっと「ここで私と一緒に暮らしたい」って言ってるよ? そうだよねー? 終一?」
桑田?「………(コクン)」
夜長「だよねー! ……だからさぁ……」
ズズズズズズズズズ──!! という凄まじい振動が、辺りに響き渡る。なんだなんだ! 今度は地震か!? と、必死に身構えようとした俺達の前に「それ」は現われた。
それは、その震動の原因は、夜長を中心に周囲の砂が集まってきた事によるものだった。全て──全て──全て──砂という砂が、夜長の元へと集まっていき、最後には──
夜長『それを邪魔するっていうなら、みーんな『イケニエ』にしちゃうね?』
巨大な砂の天使が、そこには居た。推定数十メートルはあるだろうか。手も足も翼もあるが、肝心の眼からはドス黒い色をした涙がドロドロとあふれ出ている。……あ、あんな大きな腕で殴られたら一溜りも──!
俺がそんな想像をした時だった。俺の想定通りブォン──!! と凄まじい勢いで天使の腕が俺達三人に振るわれる。あ、これ……死──
大神「ハァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア──!!!」
夜長『──ッツ!!?』
その天使の巨大な腕を、大神が両方の腕を使って全力で迎撃する。……いや、ちょっと待ておかしいだろ!! いくら大神でもあれだけの質量をぶつけられたら──
真宮寺「……言ったでしょ? 「色々と準備はしてきた」って」
日向「真宮寺──!」
大神が巨大な天使の腕を縦横無尽に殴り続けている隙を突いて、真宮寺は俺を連れて戦闘圏外まで逃げる。
真宮寺「……今彼女が持っているのは『武神のお守り』……それも、ただの武神のお守りじゃないヨ? この僕がとある国の遺跡探索で見つけたアスラ族の神……『アスラエルの羽』が入っている、究極の武神のお守りさ。この「神秘や想いの具現化」がしやすい世界限定の性能ではあるけれど、正しく「天使」に近い戦闘能力を得られるんだ。「超高校級の武道家」である大神さんなら加護は倍増さ。……彼女の背後をよーく見てご覧?」
真宮寺に言われ、天使と戦っている大神の背後をよく見てみると、まるで鬼のような形相をした、正しく鬼神と呼ぶに相応しいオーラが出ている。あ、あれが「アスラエル」って奴なのか……?
大神「オォーガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガ!!」ドガガガガガガガガガ!!
夜長『むぅ……。面倒臭いなぁ……。だったら、こんなのはどう?』
そういって、夜長は砂で出来た羽……一本一本が巨大な刃物のようになったそれを、俺と真宮寺の方へ飛ばしてくる。あ、危な──!!
ジャギィイイイイイン──!!
と、今度は真宮寺がどこからか取りだした日本刀を使って、羽をはじき飛ばしていた。
夜長『……!?』
日向「し、真宮寺……。お前……!」
真宮寺「……とまぁこんな風に、元から付いている『加護』がこの世界では何倍にもなるって訳。僕は別に剣の達人じゃないけれど、この刀に纏わり付いている「曰く」が、僕の身体を勝手に動かしてくれているって訳さ。……それと、知っているかい夜長さん。この島国出身の君には馴染みが無いかもしれないけど、この国には棒っきれ一本で『神にも等しい力を持った化生を殺した』っていう逸話が幾らでもあるんだヨ。……僕の『用意』を甘く見たネ」
- 707 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/17(火) 23:31:01.07 ID:Cy2iVYiO0
-
夜長が「むむぅ……」と不満げな顔をする。……もしかして真宮寺達はこのまま夜長を倒そうっていうのか? 確かに今の大神と真宮寺なら……!!
真宮寺「無理だヨ」
俺が抱いた淡い期待を、真宮寺はバッサリと切り捨てた。
真宮寺「──さんも言ってたでしょ? 今この美術館を……この絵画の世界を支配しているのは夜長さんだ。僕らに出来るのは精々時間稼ぎ……。だからこのままじゃジリ貧もいいとこサ」
日向「そんな……! じゃあどうすれば──!!」
真宮寺「簡単だヨ。彼女の心の支えを……この世界の核である『彼』を元に戻してあげれば良いんだ。先輩の言霊でネ」
彼……? まさか!!
真宮寺「……頼んだヨ、日向先輩。もうかなり「汚染」が進んでる。シッカリとした想いを込めた言霊じゃないと、彼には届かないだろうからネ……!!」ジャギィイイイイイン!!
再びこちらに「羽」を飛ばしてくる夜長の攻撃を真宮寺が切り裂く。俺は「分かった!!」とだけ言って、彼……桑田玲音の元へと走り出した。
桑田?「…………」
日向「おい桑田! 俺が分かるか!!」
桑田「…………」
相変わらず返事が無い。それどころか、顔つきもドンドン最原に近づいていっている気がする。……集中しろ、日向創。想いを乗せた言霊で、桑田の心を、身体を、取り戻すんだ!!
日向「桑田!! ↓3」
↓3までの台詞安価を、>>1が良い具合に纏めます。
今日は誰一人として来てくれないのかな……と、かなり焦り&寂しくなりましたが、ホッとしました。みなさま、いつもこのスレをご覧になって頂き、本当にありがとうございます。
ではまた明日。8:30から9時頃にお会いしましょう。
- 708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/17(火) 23:32:18.15 ID:Mw5es/eg0
- ここから出たら女の子紹介してやるぞ
- 709 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 14:27:13.96 ID:TzPqtokD0
- こんな昼時に申し訳ありません、>>1です。現在>>707の時点で出した↓3が埋まっておらず、書き溜めが出来ない状態にあります。
それどころか、今日の更新開始時には「安価が来るまで待つ」という所から始めなくてはならなくなります。
なので、皆さん、どうかレスを……皆さんのお力をお貸し下さい。安価なら下
- 710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 15:24:06.15 ID:2bykAyXX0
- 俺のパンツをやるぞ!
- 711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 19:01:23.58 ID:O853TKu30
- お前の心はそんなにやわじゃないはずだ
- 712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 19:30:07.38 ID:SVVdUWOS0
- 別の誰かになったらそれはもう本来の自分自身じゃ無いだろう!!! 今まで生きてきた事が全部無駄になるんだぞ。
- 713 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 20:31:49.19 ID:TzPqtokD0
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。……と、その前に。
みなさん、レスを本当にありがとうございます!! みなさんのご協力で、このスレは成り立っているんだなぁ、と改めて実感しました。(時間内までにレスが無かったらどうしようかと本当に怖かった)
拙い文章で、誤字脱字だらけのそれしか書けないまだまだ未熟な>>1ではありますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします!!
- 714 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 20:33:12.47 ID:TzPqtokD0
-
日向「桑田! おい桑田!!」
桑田?「…………」
俺は桑田の胸ぐらを掴んで、必死に叫ぶ。その心と身体が、完全に最原のそれに変わってしまわないように、全力で。
日向「お前はこんな島で夜長と一緒に、永延に暮らすのが夢だったってのか!? お前の本当の願望だったってのか!!?」
桑田?「………」
日向「そうじゃ無いだろう! お前はもっと女好きで、毛嫌いしてる風に見えて野球が大好きで、ノリが良くて……実は熱い心を秘めた男だろう!! お前の心は他人に好き勝手される程やわじゃないはずだぞ!!」
桑田?「う……、あ……?」
……! 少しだが反応があった!! もう少しだ!!
日向「このまま別の誰かに……最原になってみろ!? それはもう本来の自分自身じゃ無いだろう! 今まで生きてきた事が全部無駄になるんだ!!」
そんなの、今の俺には到底耐えられない。……だって悲しいだけじゃないか。自分が自分で無くなってまで「何か」を手に入れたところで、それはただ空しいだけじゃないか!!
日向「正気に戻れ!『桑田玲音』!! お前は希望ヶ峰学園に所属する『超高校級の野球選手』だ! それ以外の何者でもない!!」
桑田?「あ、ああ…………!」
↓1 コンマ80以上で正気に戻る。(日向の熱い言霊+30レスが来て本当に嬉しい>>1補正+20)
- 715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 20:39:45.23 ID:O853TKu30
- ん
- 716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 20:40:48.70 ID:SVVdUWOS0
- もう一息何だよ。
- 717 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 20:44:00.89 ID:TzPqtokD0
- コンマ合計73 失敗。だがあともう一息だ!!
桑田?「うあ、僕、いや俺……は、最原……いや桑田………?」
クソッ! あともう一歩……、あともう一歩なのだがダメだ、何かが足りない!! どうする……どうすれば良い!!
↓1 どうする?
@もう一度言葉をかけ直してみる。
A水晶玉を野球ボールよろしくお腹目掛けてぶん投げてみる。
Bその他安価。
- 718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 20:49:21.82 ID:PO4/oOocO
- 2
- 719 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 20:54:44.67 ID:TzPqtokD0
-
──そうだ! この水晶玉を野球ボールに見立てて……!!
俺は桑田を立ち上がらせると、ある程度距離を取り、そして──!
日向「正気に戻れ桑田ぁああああああああああああああ!!」ビュン!!
桑田?「──!!!?」
↓1
01〜30 桑田の腹に直撃してしまった!(気絶判定)
31〜60 桑田の腹に直撃してしまったが、桑田は正気に戻った!!
61〜90 桑田は水晶玉を当然の様にキャッチし、正気に戻った!!
91〜00 桑田は水晶玉を当然の様にキャッチし、完全に正気に戻った!!
- 720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 20:55:35.29 ID:SVVdUWOS0
- 左右田並みに雑な扱い
- 721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 20:59:09.58 ID:wo9xruUQ0
- 塩対応ではいけないぞ
- 722 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 21:01:57.33 ID:TzPqtokD0
- >>720 違うんです! 作者は雑な扱いをするつもりなんて無いんです!! 全部コンマ神さまが悪いんです!!(大真面目)
桑田?「グボフォあぁ!!?」
日向「………あ」
やっべぇ、まんま腹に直撃しちまったぞ!!? おい、大丈夫か桑田!!
↓1
01〜30 自動気絶(ただし……?)
31〜60 気絶はしていないが、正気には戻っていない。
61〜90 気絶はしていないし、正気に戻った!!
91〜00 気絶はしていないし、完全に正気に戻った!!
桑田へのダメージ判定↓2 コンマ値が大きいほどダメージがデカイ。
- 723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 21:02:37.47 ID:RrU6Itm+0
- はい
- 724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 21:05:53.54 ID:SVVdUWOS0
- 大丈夫では無いな
- 725 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 21:10:55.82 ID:TzPqtokD0
- なんでこうコンマ神さまは桑田が嫌いなんですか!!(31〜61以外だったら話が進む予定だった)
桑田?「ぐふうっ……。僕……いや俺? いや僕は何で……」
……クソッ! ダメだ、衝撃でも正気に戻らない……本当にあと少しだっていうのに……!! 大神と真宮寺が必死に時間を稼いでくれているが、それもあと僅かだろう……。どうする……! どうすれば良いんだ!!
↓1
@もう一度言葉をかけ直してみる。
A今度は桑田に水晶玉を投げさせてみる。
Bその他安価。
- 726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/10/18(水) 21:13:26.44 ID:O853TKu30
- 2
- 727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 21:14:11.83 ID:SVVdUWOS0
- ゾロ目なのに数字が凄く不吉何だが。
- 728 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 21:21:39.64 ID:TzPqtokD0
- >>727 数字が不吉? そんなの(このスレでは)関係ねぇ!!
……! そうだ、今度は逆に……!!
日向「桑田! これを持ってろ!!」
そう言って俺は桑田に水晶玉を持たせると、さっきと同じ位置に陣取る。
桑田?「これ、は……」
日向「さぁ桑田! お前はピッチャーで俺はキャッチャーだ!! 俺にお前自慢の剛速球を見せてくれ!!」
桑田?「僕、僕? ……いや違う。俺は──!!」
桑田「超高校級の野球選手!! 桑田、玲音だぁああああああああああああああああああ!!」ズバビュン!!(ゾロ目効果。自動的に正気に戻る)
桑田が全力で投げたその水晶玉は、ものの見事に俺の腹目掛けて全力で飛来し──↓1 日向の負ったダメージ(+20)
- 729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 21:24:54.17 ID:SVVdUWOS0
- いっその事取ってしまえ。
- 730 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 21:52:46.24 ID:TzPqtokD0
- これで90代とか出たらどうしようかと思ってました(滝汗)(少なくとも日向は気絶するので自動的に視点が日向視点ではなくなる)
17+20=37 桑田の全力には程遠いが、そこそこのダメージ。
日向「ぐふっ……! い、いい投球だったぜ、桑田……!!」
桑田「はぁっ……。はぁっ……。ってあれ? 日向パイセン? 俺、なんで……? いやつーかどこだよここ!!?」
……良かった、完全にまでとは行かないが、正気に……いつもの「桑田玲音」に戻ってくれたみたいだ。やっぱりコイツを元に戻すには野球が一番って事だったのかな。さて──
日向(……あとは任せたぞ、大神、真宮寺……!!)
────
夜長?『アッハハハハハハハハハハハハハハハ!!』ドガガガガガガガガ!!
大神「む、むぅうううううううううううううう!!』ドガガガガガガガ!!
真宮寺「ふっ!(ジャキン!) はっ!!(ズバンッ!) ……はぁ、はぁ……。(やれやれ、そろそろ「限界」って奴が近いネ……このままだと本当に──!!)」
夜長?『この島でのアンジーは無敵なんだよ!! 終一が居てくれる限り、誰にも止められないんだよ!! だから────!!?」
大神、真宮寺のコンビが、砂の天使と化した夜長を前に苦戦している最中の時だった。突如として大神に殴られた部分の砂の修復が大きく遅れだし、真宮寺に放つ羽の刃も再生する事が出来なくなる。
夜長?『え──? え、え!? な、なんで!? どうして!!? 終一は、終一はこの島に──!!』
大神「……どうやら日向が上手くやってくれた様だな……」
真宮寺「……残念だけど夜長さん。君の言う『最原終一』くんはこの島にはいないヨ。それも初めからネ」
……砂の天使がドンドンと形を崩していく。その美しい原型を、保てなくなっていく。
真宮寺「大神先輩!!」
大神「うむ! 我が身に残った力……。その全てを振り絞り、出し切ろう!! 大いなる武神よ──我にその加護を与へ賜へ!!」
夜長?『いやっ! やめてっ!! やめてよっ!! アンジーは……! アンジーは……っ!』
大神「オォォオオオオオオオオ!! オガオガオガオガオガオガオガオがオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオがオガオガオガオガオガオガオガオガオガオがオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオがオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオガオオガオガオガオガオガァ──!!!!!」ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!
大神の、それこそ武神のような拳の乱舞が砂の天使を跡形も無く壊していく。身体も、顔も、脚も、翼も……そして、最後には全身砂だらけになったアンジーだけが残った。
アンジー「……どうし、て……。わた、しは……」ガクッ
大神「……気絶したか。……まぁ夜長も桑田も無事なようだし、何より──む!?」
大神がアンジーを抱きかかえた時、今度は先ほどのそれとは比べ物にならないほどの地震が起こる。空が、海が、島が、どんどんと形を無くして崩れ去っていく。
真宮寺「──ッツ!?(術者が居なくなった事で世界の崩壊が始まったのか!!) ──大神先輩! そのまま夜長さんを抱えて扉の向こうへ!! 日向先輩! 桑田先輩は動けそうかい!!?」
日向「あ、ああ! 俺は大丈夫だ!! ほら行くぞ桑田! ここにいたらヤバイってのは今のお前でも分かるだろ!!」
桑田「あ、お、おう! ういっす!! 訳が分かんねーけど分かりやした!!」
こうして俺達は、全員無事に扉の向こう……。絵画の外へと脱出する事に成功した。
扉の向こうに出ると、そこは異界化から解けたただの美術館の中で、俺達は無事に「元の世界」って奴に戻って来れた事を確信する。……気絶した代永を連れて美術館を出る前に、俺にはこんな幻聴が聞こえた。
──もしも……。もしも貴方がこの先の人生で、未来で「赤い薔薇のハンカチを持った小さな女の子」に出会えたら、伝えてくれるかしら。……「どうか、幸せになって欲しい」──って。
それは、俺達に最後まで協力してくれた、あの蒼い服を着た男の言葉だった。
- 731 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 21:56:34.67 ID:TzPqtokD0
-
──さて、それじゃあ「その先」の話をしよう。俺達があの美術館を出た、その後の話だ。まず桑田は──
↓1
01〜30 何があったのかサッパリ覚えていない。
31〜60 アンジーとデートをする約束をしたのは覚えている。
61〜90 美術館の奥へと連れられ、アンジーにに何かをされた事は覚えている。
91〜00 今回合った事は全て覚えている。
- 732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 21:58:13.23 ID:O853TKu30
- 「金髪の女の子」はここではどうなってるのかな
- 733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 22:01:43.73 ID:SVVdUWOS0
- 何の成果もないのでただ巻き込まれた気の毒な桑田
- 734 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 22:06:39.49 ID:TzPqtokD0
- >>732 ただでさえややこしいのにそこまで考えさせないで下さい!(大泣き)(まぁ外の世界で「赤いスカートを着た小さな女の子」と友達をやってるんじゃないですかね?)
……結論から言って、桑田は今回合った事を何一つとして覚えていなかった。それどころか、朝からあの時までの記憶が全て無いらしい。
桑田「気づいたらあの島にいて、日向先輩に水晶玉を思いっきしなげてました」──という感じだった。まぁ「自分が別の人間になりかけてた」なんて事、思い出さない方が……忘れたた方が良いのかもな。
そして今回の事件の首謀者。最原にフラれた事でヤケになった夜長の事だが……。桑田は兎も角、事情を知っている俺達三人としては、当然許しておける物じゃあない。
人の人格を勝手に塗り替えて、その身体まで弄くり回し、完全に別人にしようとしたのだ。それも、本人の同意も無しに。……だけど夜長のした事は、人の法律じゃあ決して裁けない。……だから
↓3 までの安価で、>>1が「最も妥当だ」と思った安価を全て採用します。
- 735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 22:07:56.29 ID:IicindjK0
- 大神と一緒に特訓
- 736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 22:08:46.51 ID:9RQPUtVYO
- 春川に頼んで厄介ないたずらっ子の世話をさせる
- 737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 22:18:49.94 ID:O853TKu30
- 七海に超激ムズゲームを出してもらい、クリアするまで解放しない
- 738 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 22:35:09.99 ID:TzPqtokD0
- 取りあえず全部採用します。(一部内容を変更させては頂きますが)
──まず、大神の家が経営する道場に通わせて「心」の特訓をさせる事にした。大神曰く「心の弱さが……ホンの僅かな闇が、人を外道に堕とす事もある。今回はそれが顕著に現われてしまった良い例だろう」──と、言う事らしい。
まぁ大神の道場の特訓だからな。前に九頭龍家で最原とやった座禅の特訓なんざ目じゃない位に厳しいそれが待っているだろう。
次に、春川に事情を(話せる部分だけ)話して、幼稚園児達の……それも、厄介な悪戯小僧共の世話をさせる事にした。……相手がまだ小さな子供だからこそ、夜長も大切な事を思い出せたり、学べたりする機会もあるだろうとの事だ。
同じく七海に「とあるゲーム」を用意してもらい、毎日のようにプレイさせる事にした。……人と関わり、成長する事の大切さや、倫理や感情、世の中を上手に、かつ正しく生きていこうと希望を持って毎日を生きる少年少女達のノベルゲームで、七海曰く『とても大切な事を沢山学べるオススメのノベルゲーム』らしい。
……ただ、七海? 完全クリア(全CG&隠しルート解放)するのに約〜〜〜時間掛かるってお前それはやりすぎだと思うぞ……?
こうして、夜長に「相応しい」罰則を与えた俺達は、いつも通りの日常へと戻っていった──
──後日・超高校級の相談窓口の研究教室──
「失礼する」と一言言って、大神が俺の研究教室へと入ってきた。──なんでも、事後報告とやらをしたいそうだ。
日向「……どうだ? 夜長の様子は」
大神「うむ。まずあやつの成長具合だが↓1」
- 739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 22:40:52.22 ID:SVVdUWOS0
- 振られても一夫多妻のでもいいやって開き直って相変わらず最原にアタックしている。赤松を巻き添えに。
- 740 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 22:47:27.88 ID:TzPqtokD0
- >>739 すみません、これコンマ判定なんですよ……。書くの忘れた>>1が悪いので、どっちも採用。
大神「……肉体的修行はまだまだだが「心」の方は随分強くなったぞ。(ゾロ目効果)我を忘れて暴走し、桑田をイケニエにしようとしていた頃とは大違いだ。もうあのような事件を起こす事はあるまい。……ただ」
日向「……ただ?」
大神「……ただ、妙な方向にまで強くなってしまったというか──。『一夫多妻、側室でもいいや』って開き直って相変わらず最原にアタックしているらしい。赤松を巻き添えに……な」
日向「よし分かった。大神、お前の道場でそういった部分も叩き直してやってくれ」
大神「む、むぅ……。で、出来る限り頑張ってみよう……。ところで春川と七海の方はどんな具合だ?」
日向「ああ、あいつらの修行なら↓1(春川)↓2七海」(コンマ判定です)
- 741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 22:48:02.51 ID:O853TKu30
- あ
- 742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 22:49:05.08 ID:IicindjK0
- はい
- 743 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 23:03:58.10 ID:TzPqtokD0
-
日向「春川の方はそこそこ順調(悪ガキ共に弄ばれてはいるけれど)らしいんだが、七海の方がな……。夜長の「世界の捉え方」っていうのが一般的なそれと変わっている物だからだろうけど、ノベルゲームの方が「つまんないつまんなーい!!」の繰り返しでな……。まずは「標準的な世界の捉え方」って奴をアイツに教えた方が早いって結論に達した」
大神「……どうやらそちらも一筋縄ではいかなさそうだな……」
俺達は同時に「はぁ……」と溜息をつく。……人としてやってはいけない禁忌のそれに触れてしまった夜長。その切っ掛けは、最原への失恋で間違いないんだろうが……。やっぱり夜長アンジーという人物を構成している基礎の基礎から叩き直してやった方が丁度良いのかもしれない。その為には一番効果があった、大神の道場へ今後も通い続けて貰うのが一番だろう。
大神「……日向よ。否、日向先輩よ。真宮寺同様、今回の件では本当に世話になった。我一人では本当に何も出来ずに、大切なクラスメイトを……友を一人失ってしまう所だっただろう」
日向「そんなの気にするなって。俺だって、お前から相談を受けただけじゃあ今回の件を解決出来なかったんだしさ。そういうのは色々と準備をしてくれた真宮寺にでも言ってくれ」
大神「……だが、あの土壇場で桑田の心を、魂を呼び戻したのは日向先輩だ。……せめてその事にだけでも、感謝の意を示したい。……本当に、ありがとう」
大神はスッ──と立ち上がると、俺に対して大きく頭を下げる。……やっぱコイツ(大神)はとっても良い奴だよなぁ。朝日奈が「天使みたいに優しいんだよ」って言うのも頷けるってもんだ。
大神「……これからも我の力が必要な時が来たら、躊躇無く呼んで欲しい。先輩のためならば喜んで力になると約束しよう」
日向「そうだな、その時が来たら期待させて貰うよ」
俺は願う。この優しい娘の大きな力が、いつか理不尽な出来事に巻き込まれてしまわない事を──心の底から。
大神さくらのクエストをクリアしました! 『大神に助けを求める』の難易度が下がりました!!
大神は、知っての通り『超高校級の格闘家』です。護衛としては勿論、その圧倒的な力が必要な時は誰よりも頼りになるでしょう。
- 744 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 23:12:54.94 ID:TzPqtokD0
-
日向「なぁ七海」
七海「なぁに? 日向くん」
日向「フリーゲームの全盛期? って奴は今から約8〜9年ぐらい前だって言われてるけどさ。お前はその時期のゲームは幾つやった事ある?」
七海「勿論全部……。とはいかないけど、有名な物は全部やったつもりだよ。「魔○の家」に「青○」に「怪○症候群」に「ゆめ○っき」に「物○世界」に「霧○が降る森」に「殺○の天使」に「洞○物語」に……ほんと「え!? これただで遊んで良いの!?」ってぐらい面白いゲームが多いよね!! あ、でも全盛期は過ぎちゃったとはいえ、今でもとっても面白いフリーゲームを作っている人は沢山──」
日向「オーケー、軽率にこんな事を聞いた俺が悪かった。とりあえず落ち着いてくれ七海」
コンコンコン!!
日向「ほ、ほら! 依頼人も来た事だしな!! はーい! どうぞ!!」
↓3「失礼します」
↓3までで一番コンマが高かった人の安価を採用します。
- 745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 23:13:20.39 ID:O853TKu30
- ペコ
- 746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 23:14:20.20 ID:dPHUl5yIO
- ガンダム
- 747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 23:14:33.59 ID:IicindjK0
- くわた
- 748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 23:21:54.28 ID:SVVdUWOS0
- 桑田は忙しいね。
- 749 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 23:24:32.72 ID:TzPqtokD0
-
桑田「失礼しゃーっす! 日向パイセンがやってるっつー相談室ってここでおk?」
七海「おkだよー。ようこそ桑田くん」
日向「……(何というか、タイムリーな奴が来たなぁ)」
今回の依頼人は「桑田玲音」才能は、超高校級の『野球選手』
出身は高校野球全国大会の常連校で、エースの4番打者としてチームを優勝に導いた。しかし、真面目に努力することは嫌っており、一度も野球の練習をしないまま高校野球の頂点に到達した野球の才能の塊……ぶっちゃけ野球の事に関してだけ言えば「大」が付くほどの天才だ。
規則で仕方なく坊主頭にしたこともあったが、現在は髪の毛と顎鬚を伸ばし耳にもピアスを並べており、服装も態度もチャラチャラしている。
かなりの女好きで、希望ヶ峰学園に来てからは舞園がお気に入りの様子。(苗木に舞園を含むクラスの可愛い娘ちゃん達をみんな盗られたと感じているため、苗木に対してはジェラシー全開らしい)モテるために、野球を踏み台にして“超高校級のミュージシャン”となってパンクで世界の天辺を獲るのが夢だと、本人は語っている。
……コイツとはついこの間、夜長の巻き起こした大事件で関わって以来なのだが、本人があの時の事を欠片も覚えていないのが何というかなぁ……。
七海「それじゃあ日向くん、私はいつも通り、部屋の外で待ってるね」
七海がそう言っていつも通りに部屋を出て行き、俺もまた、いつも通りに依頼者──桑田に来客用のソファーへ着席を促した。
日向「ここは「超高校級の相談窓口」学園の生徒の悩みや相談なら何でも聞いて解決、改善に協力するけど、100%解決出来るとは限らない。
そして、依頼者の身に危険が及ぶと判断した場合は、依頼を断わらせて貰う事もある。その事を頭に入れたうえで、相談したいって事があれば言ってみてくれ」
桑田「うっす! 実は↓3」
↓3までで一番コンマが「低かった」人の安価を採用します。
- 750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 23:26:36.81 ID:O853TKu30
- 澪田先輩に弟子入りしたいので間を取り持って欲しい
- 751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 23:28:54.96 ID:IicindjK0
- なんか最近妙に寝覚めが悪い
- 752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 23:29:09.39 ID:dPHUl5yIO
- 苗木ガールズをカラオケに誘いたいので協力してくれ
- 753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 23:30:06.66 ID:SVVdUWOS0
- 赤点ギリギリで追試受けないと次の休みが全部潰れるから助けてくれ
- 754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 23:33:47.21 ID:SVVdUWOS0
- 桑田よお前苗木の恐ろしさを知らぬのか?それに日向に取ってカラオケは鬼門
- 755 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/18(水) 23:46:58.08 ID:TzPqtokD0
-
桑田「……ひっじょうに胸くそ悪いんだけどよ。パイ先は『苗木loves』って呼ばれてる連中の事知ってます?」
日向「あいつらの事か。ああ、よく知ってるぞ」
特に舞園、霧切、朝日奈からなんて友情の証としてパンツを(決して俺から欲したわけでは無い)渡されたぐらいだからな。一緒にサバゲーもやったし、学校で起こった事件も解決したし、夏休みも何度も一緒に過ごした。
……ぶっちゃけ78期生の中ではそいつらと一番仲が良いんじゃないか、俺?
桑田「知ってるなら話しが早ぇや。……なんとかしてその女の子達と一緒にカラオケに行きたいんだけどよ。協力してくんね?」
日向「んなもん自分で誘えば──」
桑田「だーかーら! ああもうホント自分で言うの胸くそ悪ぃな!! 苗木が好きだって公言してる女の子達を、苗木抜きでカラオケになんて誘えるわけねーだろ!? だからなんとか大勢でカラオケ大会みたいなのを開いて、そこで苗木に眼を掛けられてねぇ女の子を上手く誘導して、なんとか俺の美声に酔わせて、目を覚まさせてやりたいんすよ!! なんとかしてくださいおなしゃーす!!」
……要は苗木lovesの中に好きな女の子(十中八九舞園)がいて、そいつと良い雰囲気になりたいと。それも自分が得意(だと思っている)音楽のジャンルで。
日向「……つまり、カラオケ大会みたいなののセッティングをすりゃあ良いのか?」
桑田「なんだよ! 分かってるじゃないっすか!! つー事で任せたぜパイ先!!」
そう言うと、桑田は「もう問題は解決した」とばかりに部屋を出て行ってしまった。……カラオケ大会のセッティングかぁ……。苗木と苗木lovesは俺が誘えば来てくれる可能性は高いから問題無しとして、他のメンバーがなぁ……。うーん……。
↓2
@前みたいに77期生から日向含めた6人を誘って77期生VS78期生にする。
A(安価で)適当に五人誘う。
Bあえて79期生から5人誘ってみる。
Cその他安価
今回はここまで。今夜の始めにも言いましたが、皆さんいつもレス&乙コメント本当にありがとうございます!!
- 756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 23:51:47.12 ID:SVVdUWOS0
- 1 日向はその日まで練習してくれ。
- 757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/18(水) 23:58:51.57 ID:IicindjK0
- 4
77 78 79からできる限り誘う
- 758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 00:58:24.07 ID:Ub0uCZv20
- 1 でも確か日向は絶望的に歌はアウトだったような
- 759 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 15:26:51.92 ID:QR2lg6yF0
- こんにちは。こんな時間に失礼します>>1です。
>>757 安価は了解しましたが、このスレの「絆値」の性質上、依頼主は勿論、一度大きく依頼に関わったキャラは「全て絆値を1上げる」という裁定を執っているんですよ。
で、ですね。今の日向のみんなとの絆値からして、全期生から募集したらそらもう大勢が参加するとんでもないカラオケ大会になる=描写が凄く大変+参加したキャラが全て絆値が上がるという超ボーナスイベントになってしまうんですよ。
Q 要するに? A 勘弁してください(土下座) なので77期からは日向を含めた3名。78期からは苗木+苗木loves+桑田 79期から3名の、計12名でカラオケ大会を行なう事にします。(描写も多分それが限界)
と、言うことで安価↓1に、カラオケ大会に参加する77期生2名。 ↓2に79期生3名。
- 760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 15:32:48.86 ID:Ub0uCZv20
- 九頭龍と終里
- 761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 15:41:50.89 ID:k2IOWwh0O
- 星 東条 赤松
- 762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 15:46:26.98 ID:Ub0uCZv20
- とりあえず日向はその日までに練習しないと大恥をかく事に。
- 763 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 20:31:03.96 ID:QR2lg6yF0
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。
- 764 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 20:31:45.22 ID:QR2lg6yF0
- 桑田から依頼を受けてから、俺はカラオケ屋の大部屋でも丁度良い人数……苗木+苗木loves+桑田+俺を含めた計12名を、カラオケに誘う事にした。
一人目は「食い物があるなら行くぜ! あれだろ? 時間内だったらジュースが飲み放題とかそういうシステムもあんだろ!?」と食いついてきた「終里」。そして二人目はなんと「九頭龍」だ。
意外に思われるかもしれないが、あいつは俺からの誘いにあっさりとOKを出してくれた……。珍しいな、こういう皆で騒ぐ系のイベントはあまり好きなタイプじゃ……そういやサバゲーの時も案外簡単にOKを出してくれてたな。もしかして気分が良かったり、ノリが良い時はこいつにもあるのか?
残り三人は、79期生からこういうイベントが大好きな「赤松」 最原が用事で来られないのを残念がっては居たが、かなりあっさりと誘いに乗ってくれた。それどころか、俺と一緒に進行役をやることまで引き受けてくれたのだ。……流石は79期生の中心的存在だなと、俺は心の中で深く赤松に感謝する。
二人目は赤松を誘った時に偶然その場にいた「東条」 彼女は「……手作りの食べ物を持ち込んではいけないのが残念だけれど、それもまた、依頼の一つなら」と了承。そして、その東条が最後のメンバーとして引っ張ってきたのが「星」だった。当人は当初普通に嫌がっていたらしいのだが、東条に『今度ロシアンブルーの可愛い子ちゃんを紹介するわ』と言われて、なし崩し的に参加することになったらしい。……やっぱりあいつ、猫が好きなんだな。
──そして、カラオケ大会当日──
赤松『──と、いう訳でさぁ始まりました日向先輩主催全期混合カラオケ大会! 司会は私、79期生きってのムードメーカーこと赤松楓と!!」
日向『77期生代表、日向創でお送りするぞ。みんな、今日は思いっきり楽しんでいってくれ!』
ワァアアアアアアアアアアアアアアアッ──!! と、その場で声を上げて場を盛り上げてくれるのが、依頼者である桑田に朝日奈、それから(恐らく空気を読んだ)苗木と舞園。他の皆もそこまで盛り上がってはくれないが、まぁパチパチといった拍手はしてくれた。
さて、ここまでは桑田の依頼通りだ。あとは桑田に少しでも女の子達の感心が向くように仕向ければ良いんだが……。いやこれ難易度高いな!? 苗木lovesは当然として、他に参加している女子が最原に惚れている赤松と、食事の方に夢中になること間違い無しの終里と、皆への奉仕を信条としている東条って……。ま、まぁなんとかやれるだけのことはやってみるけど……。なぁ桑田。この依頼が成功するかどうかは、お前の歌唱力にも掛かってるって事、忘れるなよ……?
赤松『さぁさぁ日向先輩! まずは肝心の一番手に歌う人をどうぞ! 指名しちゃってください!!」
は、はぁ!? そんなとこまで俺が選ぶのか!!?
赤松『だって前の女子会とは違って、そんな都合の良いアイテムBOX今日は作って来てないですし……』
にしても常に俺が選ぶってのは……いや、待てよ? 俺が歌う奴を選び続ける事で桑田に「丁度良いタイミング」で歌わせて『こいつ……歌が上手んだ。へぇ……』って皆を感心させる事ぐらいは出来るかもしれないな。(桑田が歌が上手い事前提だが)……よし。
日向『そうだな……。じゃあ最初は↓1に歌って貰うか』
↓1『分かりました。じゃあ歌う曲は↓2で』
(中の人の持ち歌や、歌ったことがある歌ならそう書いてください。+の補正を加えます)
- 765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 20:32:52.22 ID:CsBPKQ/o0
- 舞園
- 766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 20:35:38.45 ID:kOBOAltk0
- カービィ★マーチ
- 767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 20:35:47.87 ID:Ovf0F9ghO
- YOASOBIの「アイドル」
- 768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 20:38:30.26 ID:Ub0uCZv20
- カービィはアカン 建物が崩壊する。
- 769 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 20:42:42.70 ID:QR2lg6yF0
- ゾロ目+持ち歌(?)ですねぇ!
舞園「えへへ……。では一番手を担当させていただきますね。曲は……『カービィ★マーチ』でお願いします♪」
あっ、こいつなんの躊躇も無く持ち歌で番宣しに行きやがったな。……流石と感心するべきか、そこまでやるかと呆れるべきか大いに迷うな……。
桑田の奴は大本命が一番手とあって多いに盛り上がっていたし、苗木からも「頑張ってね舞園さん!」というコールがあったし、本人もやる気十分だろう。
赤松『では歌っていただきましょう! 舞園さやか先輩で『カービィ★マーチ』です!!』
舞園『↓1』(高コンマほど高得点。ゾロ目効果+持ち歌+超高校級のアイドルなので最低保障90)
- 770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 20:43:37.81 ID:Ub0uCZv20
- ポヨ
- 771 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 20:56:41.63 ID:QR2lg6yF0
- 素で高い目出てますねぇ……。あ、歌詞は一部分しか乗せません(と言うか全部乗せたら規約に引っかかるはず)
舞園『いつでもグースカピー 星のカービィ♪ けど本当は強いよ ホントかな〜?』
……流石は舞園だな。こんな小さなカラオケ大会でも彼女は色々と『本気(ガチ)』だ。カービィの宣伝も兼ねているかもしれないが、それ以上に「この歌では絶対にコケられない!」という強い意志を感じる……。
舞園『不思議な力をもつ 伝説のヒーロー 強い星の戦士〜 やるもんだカービィ!』
ところで自分のキャラ(声優的な意味で)の歌だから歌うのは分かるけど、なんで舞園はカービィ役に選ばれたんだろうか。「ポ」と「ヨ」しか主立った台詞がないのに……。あとで理由でも聞いてみるか。
赤松『はい、ありがとうございました! 肝心の特典は〜〜〜〜〜? なんと90点! 流石は超高校級のアイドルですね! 舞園先輩!!』
桑田「舞園ちゃーん! めっっっちゃ可愛かったぞー!!」
苗木「うん。何というか、歌詞? 作品に対する熱意? みたいなのが感じられたよね。僕も毎週見てるけど、生で聞けるなんて思わなかったなぁ……」
舞園『えへへ……。ありがとうございます!! みなさん、星のカービィをこれからもどうかよろしくお願いしますね!』
周囲からも舞園を称える拍手と声援が聞こえる。場を暖めると言う意味では最高の一番手だったな(別に自画自賛をしているわけじゃないぞ?)……さてと
赤松『さぁさぁ日向先輩! 二番手は誰に歌って貰いますか!?』
日向『そうだな……。じゃあ↓1で』
↓1『分かった。歌う曲は↓2で頼む』
- 772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 20:59:48.86 ID:Ovf0F9ghO
- 霧切
- 773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 21:04:19.26 ID:CsBPKQ/o0
- Don't_say_“lazy”
- 774 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 21:12:07.11 ID:QR2lg6yF0
- 「け○おん」は詳しくないのですが、ちょっと調べて「あっ(察し)」しました。
霧切「……彼女の次に歌うのは、かなりプレッシャーがかかるのだけれど……」
……すまん、霧切。だがお前なら、お前なら何とかしてくれるんじゃないかと俺は思ってるんだ!! そう、何かお前『別の世界では軽音部に所属してたような、そんな気がビンビンするんすよ!!』って前に澪田が言ってたしな!!
霧切「……仕方がない。得意な曲で行くしかないわね。Don't_say_“lazy”で」
Don't_say_“lazy”……? どこかで聞いた事があるような……! 思いだした!! それって澪田がまだバンドを組んでた頃の──!!
赤松『それでは歌っていただきましょう! 霧切響子先輩でDon't_say_“lazy”です!!』
霧切『↓1』(高コンマほど高得点。持ち歌なので+30)
- 775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 21:13:12.38 ID:kOBOAltk0
- はい
- 776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 21:13:46.09 ID:Ub0uCZv20
- カメラ構え
- 777 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 21:24:55.59 ID:QR2lg6yF0
- 補正を大きめに付けておいて本当に良かった(震え声)
霧切『Please don't say“You are lazy”だって本当はcrazy 白鳥たちはそう 見えないとこでバタ足するんです』
う、うーん……。下手ではない。決して下手ではなく、寧ろ上手い部分には入るんだろうが、何て言うんだろう……。『普段全然カラオケに行ったり歌ったりはしないけど、声は綺麗な人』って感じがこう……。
霧切『本能に従順 忠実 翻弄も重々承知前途洋々だし──』
彼女もそんな微妙な空気を感じ取っているんだろう。「だから嫌だったのに……」という表情で俺を睨み付けているような気がする。──でも
苗木「霧切さーん! 頑張れー!!」アイノテ
……そんな彼女が途中で投げ出さず、ヤケにならないのも、一生懸命応援してくれる大切な人がいるからなんだろうな。
赤松『はい、ありがとうございました! 肝心の特典は〜〜〜〜〜? 68点!! ちょ、ちょっと緊張してましたか?』
霧切『……そうね。こう、皆の前で歌を披露するっていうのは本当に経験がなかったし……。その部分もちょっとあるかもしれないわね』
苗木「そんな事ないよ! 十分上手だったよ霧切さん!!」
霧切『……苗木くんの癖に生意気よ(プイッ)』
あ、こいつ今照れた。流石に俺でも分かる。……これ、本当に桑田の思い通りの展開になるんだろうか……。益々心配になって来たんだが……。
赤松『まだまだこれからです! 張り切って行きましょう!! 三番手は誰に歌って貰います?』
日向『……。じゃあ↓1で』
↓1「了解したわ。曲は↓2でお願い」
- 778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 21:26:51.74 ID:Ub0uCZv20
- 九頭龍行って来い
- 779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 21:30:26.18 ID:kOBOAltk0
- あえての魁!ミッドナイト
- 780 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 21:37:44.11 ID:QR2lg6yF0
- 九頭龍の中の人って「魁!ミッドナイト」歌ってましたっけ……? もし歌ってたら本当にすみません。
九頭龍「ちっ……、俺の番か。なら「魁!ミッドナイト」だ」
九頭龍は渋々といった具合に、俺の手からマイクを手に取る。それにしても渋いと言うか何というか……ある意味九頭龍らしい曲を選んだもんだな。……ああ、九頭龍が竹○さんのファンって可能性もあったか。
赤松『それでは歌っていただきましょう! 九頭龍冬彦先輩で「魁!ミッドナイト」です!!』
九頭龍『↓1』(高コンマほど高得点。一応中の人のノリの良さと歌の上手さ(いやそんな事言ったらダンロンに出てる人達全員歌が上手いんですが)は知ってるので補正+10)
- 781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 21:40:18.17 ID:Ub0uCZv20
- 桑田より点高いと良いなぁ。
- 782 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 21:49:57.32 ID:QR2lg6yF0
- あっ(察し)
九頭龍『世間の波に揉まれて 沈み掛ける 怒野され扱き下ろされてきた〜♪』
う、うぐっ──!? 九頭龍が歌い出したのとほぼ同時、みんなが「これは……!?」という顔をする。……悲しいことに、嫌な意味で、だ。……九頭龍、俺が言えた事じゃないんだがお前、なんでこのカラオケ大会に参加してくれたんだ……?
九頭龍『どんなに砕け散っても そんな時には いつも バイト 合コン 躁(はしゃ)ぎ疲れた 〆は文無し〜♪』
……もう一言で言ってしまおう。九頭龍。お前、俺とキーボと同じ側の存在(音痴)だったんだな……。
九頭龍『ふぅ……。ま、こんなもんだろ。んで、得点はどのぐらいだ?』
赤松『(ひっじょうに言い辛そうに)……27点です……』
九頭龍『…………』
↓1 九頭龍はこの事(自分の音痴)を高コンマほど自覚している。低コンマほど自覚してなかった。
- 783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 21:56:31.10 ID:kOBOAltk0
- 坊っちゃん
- 784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 21:58:42.12 ID:Ub0uCZv20
- 無自覚かい! ペコちゃんも随分苦労したんだろうな。
- 785 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 22:05:49.10 ID:QR2lg6yF0
- 最悪だぁ……。
九頭龍『嘘……だろ!?』
赤松『…………すみません、事実です……」
赤松を含め、九頭龍の反応を見た全員が全力で空気になろうとする。……いやそりゃそうだって……。
九頭龍が自慢げかつ自信ありげに歌を歌ってた時から察してはいたけど、お前自分が音痴だって事を知らなかったんだな……。だから俺が誘った時もOKしてくれたのか……。
九頭龍『じゃ、じゃああれは……! ペコや組の連中が拍手喝采で褒めてくれて、尚且つカラオケのマシーンの点数が高かったのは……!!?』
日向『……ヨイショだろうな、ほぼ間違いなく……。そのカラオケマシーンにも何かしらの細工がしてあったんじゃないか?』
俺の言葉がトドメになったのか、九頭龍はその場にガックリと崩れ落ちてしまった。すぐさま全員がフォローにかかるも、九頭龍のテンションはだだ下がったままだ。次にやる奴が凄く気の毒に思えてきた……。あ、選ぶのは俺か……胃が痛い……。
赤松『そ、それでは日向先輩!! この状況を何とかしてくれそうな人をどうぞお願いします!!』
日向『……任せたぞ! ↓1』
↓1「……分かった。曲名は↓2でいく」
あ、言い忘れてましたが日向も赤松も当然選べます。
- 786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 22:06:16.92 ID:CsBPKQ/o0
- 最原
- 787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 22:07:26.81 ID:Ub0uCZv20
- 苗木なんとかしろ
- 788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 22:07:51.67 ID:YUtztN09O
- 最原来てないよ、折角だから日向で
- 789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 22:08:20.86 ID:Ub0uCZv20
- 最原居なくね?
- 790 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 22:09:38.47 ID:QR2lg6yF0
- 最原は居ないので>>787を採用&曲名を安価↓1
- 791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 22:09:41.58 ID:CsBPKQ/o0
- ごめんいなかったね。
曲なら残酷な天使のテーゼで
- 792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 22:12:32.70 ID:Ub0uCZv20
- 苗木lovesの皆様カメラとビデオの準備は良いですか?
- 793 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 22:19:52.24 ID:QR2lg6yF0
-
苗木「え? え!!? こ、この状況で僕が行くの!!?」
勘弁してくださいよ日向先輩!! という苗木の心の叫びが聞こえてくるようだが、俺はお前を信じる!! そう、超高校級の幸運でありながらその他の全ての実力が平均的というある種俺よりも特異点らしいお前の声力を……!!
朝日奈「ひ、日向先輩! 私、そろそろ歌いたいなーなんて……」
不二咲「ぼ、僕も! 僕もそろそろ、その……!」
朝日奈と不二咲が苗木に行かすまいと手を上げるが、その二人が挙手をした瞬間、苗木が即座に前に出てくる。
苗木(……ここで僕が逃げたら、二人はこの最悪な空気の中で歌わなくちゃならなくなる……!! それだけは絶対にダメだ!!)
赤松『あ、あの。苗木先輩……?』
苗木(逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ……!!)
苗木「僕が……僕が歌います!! 曲名は「残酷な天使のテーゼ」で!!」
おお! 来たな、アニソンの中でもトップクラスの人気曲!! 良いぞ、それでこそ苗木だ!! さぁ苗木、俺達にお前の希望を見せてくれ……!!
赤松『そ、それでは歌っていただきましょう! 苗木誠先輩で「残酷な天使のテーゼ」です!!』
苗木『↓1』(高コンマほど高得点。苗木の中の人は声優業界でもトッツプクラスに歌が上手い+持ち歌なので補正値+40)
- 794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 22:22:04.63 ID:Ub0uCZv20
- 逃げちゃだめだ。
- 795 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 22:44:12.31 ID:QR2lg6yF0
- (苗木が)勝ったな。ああ……。
それは、苗木が息を「すうっ──」と、吸い込んだその瞬間に変わった。……何が変わったって? 『場の空気』だよ。
苗木『残酷な天使のように 少年よ神話になれ──!!』
全員『──!!!?』
苗木『蒼い風がいま 胸のドアを叩いても私だけをただ見つめて微笑んでるあなた』
どんな奴だろうが一発でその実力が分かる。苗木お前……こんなに歌が上手かったのか……!!
苗木『残酷な天使のテーゼ 窓辺からやがて飛び立つ』
凄い……。まるで苗木が、苗木誠という魂そのものが歌っているかのようにすら錯覚する。それだけの『力』が、この歌には込められていた。
苗木『この宇宙(そら)を抱いて輝く 少年よ 神話になれ──!!』
シン──と、辺りが静まり返る。苗木本人はとても不安そうに「ど、どうだったかな……?」と聞いてくるが、そんなの聞かれるまでもない。
赤松『ひゃ、100点です! 文句無しの100点!! 苗木先輩ってとっても歌がお上手だったんですね!!』
苗木「え、ええっ!? そ、そんな……。た、たまたまだよ……。それに、僕がカラオケで自信を持って皆の前で歌える歌って言ったら、これ位しか──」
舞園「凄い! 本当に凄いですよ苗木くん!! あ、声優業界とか歌の世界とか、そういうのに興味はありませんか!?」
霧切「……ええ、苗木くん。その……。と、とっても恰好良かったわよ//////」
朝日奈「//////(ポーッと頬を赤らめて苗木の事を見つめている)」
不二咲「うん! 凄いよ苗木くん!! 良かったら僕にもカラオケで上手に歌うコツとか教えてくれないかな!!」
苗木「ちょ、ちょっと皆落ち着いてってば……!!」
予想通りというか何というか、苗木lovesのみんなに詰め寄られて揉みくちゃにされている。この場の空気を一変させてくれた苗木に皆感謝していたが、唯一歯をギリギリと食いしばって悔しそうな表情をしている男が一人──
桑田「…………」ギリギリッ!!
そう、今回の依頼主である桑田だ。そりゃあ苗木が文句無しの100点を叩き出して、女性陣からべた褒めされているって状況は、こいつにとっちゃあ非常に居心地が悪いだろう。
……だが桑田よ。苗木がいつ歌ったとしても、これだけの実力があるならいずれこうなってたと思うぞ?
赤松『さぁ! 空気が最高に暖まった所で、次の人、どうぞ!!』
日向『……出番だ! ↓1!!』
↓1「これはこれでやり辛いな……。なら歌うのは↓2だ」
- 796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 22:45:38.46 ID:YUtztN09O
- 星
- 797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 22:51:09.83 ID:VzosriTW0
- 昭和ブルース
- 798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 22:59:22.62 ID:Ub0uCZv20
- おかしいな。かませの役目は何処ぞの御曹司(笑)の役目何だが。
- 799 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 23:00:51.93 ID:QR2lg6yF0
- 星くんの中の人って昭和ブルースを歌ってた記憶があるんですがあってますか? 合ってますよね??
星「やれやれ……、苗木みたいに期待はすんなよ? ……『昭和ブルース』で行く」
しょ、昭和ブルース!? 俺も一応Yo○Tubeで聞いた事あるけど、確かそれって今から二十二年以上前の曲じゃなかったか!!? とんでもなく渋い選曲をするな……。でも何故だろう。凄く星に合っている気がする……。
赤松『それじゃあ歌っていただきましょう! 星竜馬くんで「昭和ブルース」です!!』
星『↓1』(高コンマほど得点が高い+持ち歌+CV大塚明夫なので(?)補正値+40)……個人的に格好悪い大塚さんキャラなんて見たくないんです……。
- 800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 23:01:45.22 ID:Ub0uCZv20
- 安心しろ、少なくとも九頭龍よりは大丈夫。
- 801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 23:02:31.62 ID:Ub0uCZv20
- ゾロ目はどのように処理?
- 802 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 23:16:30.39 ID:QR2lg6yF0
- ゾロ目かぁ……。しかしカラオケの点数自体は変えたくないんでこういう処理にしましょうか。
星『うまれた時が 悪いのか それとも俺が 悪いのか──』
う、うぉおおおおおおおっ!!? なんだこの……渋い、渋カッコ良いこの声量は!! ……凄いな。普段からハスキーボイスの星が「自分に合った曲」を選択するとこんなにも上手く聞こえるのか!!
星『なんにもせずに 死んでゆく 俺にはそれが 辛いのさ──』
皆も同じ事を感じているのか、驚愕の表情を浮かべているか、もしくはただただ星の歌声に聞き惚れている。やっぱカッコいいなぁ……。高校一年でこの渋さカッコ良さって、あと二十年位したらどうなっちまうんだ??
星『俺は求めてひとりゆく 俺は求めてひとりゆく──』
歌が終わった後は当然拍手喝采。みんなそれだけ星の歌を「上手い」と認めている証拠だろう。
赤松『さ、さぁさぁ肝心の点数は〜……。!? え、嘘!? 62点ってそんな馬鹿な!!?』
朝日奈「えっ!? えっ!? 機械の故障とかじゃなくて!!?」
東条「……聞いた事があるわ。『カラオケで』高得点を叩き出すのと『人を魅了する』歌声はまた別の物だって……そうよね、舞園さん」
舞園「ええ、そうです。例え機械に評価されなくても、星くんの歌声とその格好良さは、ここにいる全員が分かっていますよ!(ニッコリ)」
星「……ふん」
と、どこか気恥ずかしそうにニット帽を深く被る星。……こんな星を見るのは、俺は初めてかもしれないなぁ。
赤松『さぁさぁ折り返しの六人目! 歌っていただくのはこの方です!!』
日向『頼む↓1』
↓1「ここで? じゃあ↓2で」
- 803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 23:17:33.07 ID:YUtztN09O
- 朝比奈
- 804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 23:20:34.70 ID:CsBPKQ/o0
- staple stable
- 805 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/19(木) 23:33:58.84 ID:QR2lg6yF0
- みんな本当に「ガチ」感が凄いですねぇ!!
朝日奈「えへへ……。苗木や舞園ちゃん、星みたいに上手く歌えないかもしれないけど、精一杯頑張るよ!!」
うんうん、やっぱり朝日奈はいつも元気で良い子だなぁ……。……でも俺staple stableなんて歌聞いた事ないけど……どんな曲なんだろう。
朝日奈「あれ、日向先輩知らない? 『物語シリーズ』っていう作品がアニメ化された時のOPなんだけど……」
日向「ああ、それか。俺、物語シリーズ読んだこと無いんだよなぁ……」
朝日奈「ええっ!? 絶対見た方が良いって!! 私も山田に勧められて嫌々読み始めたんだけど、もう凄くハマっちゃうぐらいおもしろ──『あのー、朝日奈先輩。布教はあとにして頂けると……』あっとそうだった! ゴメンね赤松ちゃん! じゃあ朝日奈葵、いっくよー!!」
↓1 (持ち歌効果+30)
ということで今日はここまで。明日は朝日奈の判定結果と、折り返し地点を過ぎたことで始まる12人のトークから開始します。それではまた明日。8:30から9時頃にお会いしましょう。
- 806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/19(木) 23:36:58.80 ID:Ub0uCZv20
- 苗木がマラカス持って応援中
- 807 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 15:22:27.36 ID:VaSXGC9r0
- こんにちは。こんな時間ですが、時間が取れたので六時まで更新します。
- 808 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 15:24:17.66 ID:VaSXGC9r0
-
朝日奈『今ならまだ間に合うから撤退した方がいいよもっと 勘違い してしまう前に』
お、おおおおおおおおお!!? す、凄い歌唱力だ!!
苗木の時はなんというか「得意な曲だから」あれだけの力量が出せていたって感じがしたけど、朝日奈の場合は舞園の時と同じく「基礎基本がシッカリできている」って感じがする!!(元のコンマ値が高かったので)
朝日奈『どこまででも続く この空のような 終わりのない永遠を誓って』
それに何というか……。この曲、朝日奈にピッタリマッチしているって感じがする。いつもの朝日奈とは違う、クールな声量もギャップがあって良い!! 苗木もマラカスを持って全力で応援してる。
朝日奈『重さじゃ量れない こんな想い 君だけに 今 伝えるから──』
朝日奈……お前、ちゃんとあるじゃないか。水泳意外にも、運動意外にも、他人に誇れる立派な特技が──
赤松『はい! ありがとうございました!! 結果は〜〜〜? 皆さんの予想通り100点! 二人目の100点です!! これは凄い!!』
ウォオオオオオオオオオオオ!!(パチパチパチパチパチ) と会場が再び盛り上がる。当の朝日奈は
朝日奈「え、えへへぇ……。私、カラオケも結構好きだからよく歌いに行くんだけど……。今日はうん、とっても調子が良かったみたい!!」
苗木「そんなこと無いよ! 朝日奈さんの素の実力だって!!」
舞園「ええ。基礎基本がシッカリできていないと、曲にピッタリ合わせてビブラートを掛ける事なんて出来ません。朝日奈さん、凄かったですよ!!」
朝日奈「そ、そうかなぁ(デレデレ)……そう言ってくれると……うん! やっぱり嬉しいな!!」
赤松『さて、これで折り返しとなる六人目を過ぎたわけですが〜〜〜? ここで休憩時間&トークショーターイム!! みなさんお題に沿って好きにお喋りしたり、ご飯を注文したり、オトイレ休憩なんかも済ませちゃって下さいねー!!』
それを聞いた終里が「待ってました!!」とばかりに付属しているタッチパネルを使って、次々に料理を注文していく。それはまぁ分かってたんだが……まさか……
赤松『はい! では日向先輩!! トークショーのお題をどうぞ!!』
……やっぱりここも俺が決めるのかぁ……。なぁ赤松? 偶にはお前が決めても良いんだぞ? つーかこれじゃあ俺『司会進行』の『進行』の部分しかやってない気がするんだが……
日向『……じゃあトークのお題は↓1で』
それに大きく乗ってきたのは↓2 ↓3 ↓4だった。
- 809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 15:40:29.98 ID:BCyMij3aO
- ガンダム
- 810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 15:47:34.37 ID:Le9nlQ2s0
- 桑田
- 811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 16:03:26.38 ID:NNIy+H7e0
- そのお題に乗ってくるメンバーいなさそうだが
まあ強いて言うなら不二咲かな
- 812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 17:00:43.97 ID:3jWwCNXiO
- 舞園
- 813 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 17:13:36.63 ID:VaSXGC9r0
-
日向『じゃ、じゃあ「ガンダム」で──』
イマジナリー田中眼蛇夢「ふはははははは! 呼ばれた気がし──」
お前じゃねぇ! 俺の頭の中から消えろ!!
桑田「ガンダム、ガンダムかぁ……」↓1
不二咲「ぼ、僕よりは左右田先輩とかの方が乗ってきそうだけど……」↓2 補正値+20
舞園「ですよねぇ……。私も時々声を掛けられますけど」↓3
三人のガンオタ度、高コンマほどガンダムオタク。ゾロ目で「田中」の事だと勘違いして話を始める。
- 814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 17:15:03.46 ID:Le9nlQ2s0
- 興味がなさそう。
- 815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 17:43:42.87 ID:NNIy+H7e0
- はい
- 816 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 18:01:36.66 ID:VaSXGC9r0
- 6時になったので今回はここまで。ではまた、今日の8:30から9時頃にお会いしましょう。安価なら↓
- 817 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 20:17:21.62 ID:VaSXGC9r0
- こんばんわ。>>1です。今夜は少し早く始め……ようかと思ったんですが、肝心の安価が来ない(泣)ので、30分になっても安価が来なかった場合。>>816を安価を取った物(要はコンマ66)として話しを進めます。
- 818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 20:22:40.07 ID:xlWm4IPqO
- ほれ
- 819 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 20:44:21.88 ID:VaSXGC9r0
- >>818 ありがとうございます!
桑田 46 まぁ一般人が持っている知識程度
不二咲 87+20=107 歴としたガンオタ。オタクらしく喋る速度が早くなる。
舞園 07 ガンダム? 田中先輩の事じゃないんですか?
桑田「んー……。俺が知ってるガンダムの知識って言っても、相当昔から一部のロボットオタクに大人気のアニメでアムロとシャアが地球にコロニー? を落すかどうかで戦う……ってぐらいしか……」
舞園「すみません。……私、そっち方向の知識は全く無くて……不二咲さんはどうですか?」
不二咲「ガンダムシリーズ一覧は、バンダイナムコグループが保有するIP『機動戦士ガンダム』を題材にした一連のメディアミックス作品群の事である。各作品はいくつかの世界設定を共有している。例外もあるが、正式な作品にはサンライズの共同筆名である矢立肇と、シリーズ第1作を手掛けた富野由悠季の名義を入れることが慣習となっている」
桑田「ふ、不二咲?」
舞園「ふ、不二咲さん?」
不二咲「本作のヒットは新たなアニメブームをもたらし、これに影響されたアニメも玉石混淆で無数に製作されることになる。特にロボットアニメは本作同様に、登場人物や世界観の描写に力を注ぐことで高年齢層も意識した作品作りがなされるようになり、数多くの作品を生み出した──」
日向『お、落ち着け不二咲! お前がガンダムが大好きだって事はよーく分かったから!!』
不二咲「え? でもまだ続編やシリーズ作品の魅力なんかがまだまだ……」
赤松『大丈夫です! 今ので十分過ぎるほど伝わりましたから!!』
苗木(こ、こんなに饒舌になってる不二咲さん初めて見た……。そんなにガンダムが好きだったんだ……知らなかったなぁ……)
お、俺達の中にとんでもないガンオタが紛れてたもんだ……。不二咲はどっちかというと戦隊ものだとか、そっち系のが好きなんじゃないかと個人的には思ってたんだけどなぁ……。
まぁ良いや。さて、どうするか……。
↓2
@お題トークを続ける
Aカラオケ大会(後半)へ移る。
Bその他安価。
- 820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 20:50:28.22 ID:v3IMmm/wO
- 1
- 821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 20:50:41.30 ID:28DSxH2y0
- 2
- 822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 20:51:02.66 ID:NNIy+H7e0
- 2
- 823 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 20:54:31.27 ID:VaSXGC9r0
-
赤松『で、ではそろそろカラオケ大会後半へと移りましょう!! 日向先輩! 大事な後半戦、一人目の使命をどうぞ!!』
日向『……じゃあ>>1で』
>>1「……しょうがない。じゃあ↓2を」
残りのメンバー
日向
赤松
不二咲
桑田
東条
終里
- 824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 20:55:42.57 ID:Le9nlQ2s0
- 九頭龍に逆指名された日向
- 825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 20:58:08.09 ID:28DSxH2y0
- 恋はスリルショックサスペンス
- 826 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 21:03:15.80 ID:VaSXGC9r0
-
九頭龍「……おい、ちょっと待てよ」
ここで、意外な人物……。九頭龍から物言いが入った。……なんだか嫌な予感がするんだが……。
九頭龍「大事な後半戦の一発目なんだろ? なら日向、責任持ってお前が行け!!」
日向『お、俺がか!?』
九頭龍「決まってんだろ!!(……知ってるぜ? コイツは超が付くほどの音痴だって事を……!! これで俺以下の点数をだしゃあ少しは俺の評価もマシに……!!)」
……とでも思っているのかもしれないが──ふっふっふっ! 甘いぞ九頭龍!! 俺はこの日のために舞園・澪田・そして赤松の音楽系才能トリオに頼んで徹底的に歌の練習をしてきたんだ!! その効果は↓1(音痴補正−30)
- 827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 21:05:09.25 ID:VbjvQJSrO
- 微妙そう
- 828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 21:05:53.97 ID:Le9nlQ2s0
- えー皆様、耳栓の準備をお願いします。
- 829 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 21:10:32.49 ID:VaSXGC9r0
- 25−30=−5 何故かもっと音痴になるという事態に!!
……ああ、そりゃあ悲惨なもんだったよ。なにしろ三人が首を揃って横に振り、なんとも言えない悲しそうな表情で俺を全力で励まして来たんだから……。ほら、事情を知っている赤松と舞園が耳栓の準備をしてる……。
──ええい! こうなりゃヤケだ!! 俺とっておきの秘蔵の曲でやれるだけやってやる!!
日向『行くぞ! 日向創で「恋はスリルショックサスペンス」だ!!』
↓1(高コンマほど点数が高い。補正−35)
- 830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 21:12:07.77 ID:Le9nlQ2s0
- まだ逆転のチャンスが
- 831 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 21:14:09.88 ID:VaSXGC9r0
- 何……だと!?(77ゾロ目)えー、どういう効果にするか考えるので暫くお待ち下さい。
- 832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 21:14:19.11 ID:Le9nlQ2s0
- ゾロ目出したけど九頭龍がさらに落ち込む結果に
- 833 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 21:15:35.95 ID:VaSXGC9r0
- あ。77ゾロ目どころじゃねぇや777ゾロ目じゃん。……仕方がない、カッコいいところを見させてあげますか。
- 834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 21:16:37.89 ID:Le9nlQ2s0
- 不安なら苗木の助力も入れてあげると説得力上がるかも。
- 835 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 21:38:13.27 ID:VaSXGC9r0
- スーパーラッキーセブン(777)により−デバフ帳消し。更に──
日向『恋は thrillshocksuspense 見えない力 頼りに… 心の扉 閉ざさずに強く…強く…』
赤松&舞園「「!!!?」」
不二咲「わぁっ! 日向先輩って歌スッゴく上手いんですね!!」
東条「ええ。なんというか、今までの人達と同じようにとっても日向先輩に合っている気がするわ」
日向『柔らかすぎる愛に抱かれていたよ きっと失くして気がついたよ小さなぬくもり』
桑田「なんだよ、日向パイ先まで歌ウマ勢かよ……。ってん? どした、舞園ちゃん赤松ちゃん。何か信じられねーようなもんを見る様な眼で日向パイ先を見てっけど……」
赤松「(無言で自分の頬を引っぱたく)」
舞園「(無言で自分の脚の脛を思いっきり抓る)」
苗木「!!? ど、どうしたの二人とも! 急に自傷行為なんて始めたりして!?」
赤松・舞園『そんな馬鹿な……!!?』
日向『たとえ涙を流したとしても 私も何も壊れないと知ったから──』
はぁっ……。はあっ……。ど、どうだ!? 俺が持ちうる全ての声量、全ての情熱、全ての魂を注ぎ込んで歌った俺の十八番(だと自分では思っている)なんだが──
赤松『な、77点! 77点です!!! 信じられません!! 私は今夢でも見ているんでしょうか『あの』日向先輩がここまで上手な歌があったなんて!!!』
朝日奈「え? ちょっと日向先輩に失礼じゃない? 最初から最後まですっごく上手く聞こえたけど」
九頭龍「」
舞園「……歌と魂の共鳴……? いえ、それだけじゃない。日向先輩の奥底にある無限の可能性が、今この瞬間だけ花開いた……?」ブツブツ
星「……俺が言えた義理じゃねぇが、77点ってのが信じらんねぇな。もっと上手く聞こえたんだが……」
霧切「貴方の時と同じ「機械による採点」と「人の心に響くかどうか」は別の話って事でしょうね。……凄かったわよ。日向先輩」
お、おおおおおおおおお!!? すげぇ! すげぇぞ俺!! こんな高得点を出せたのは生まれて初めてだ!! しかもなんか点数の割にはみんなの反応もメッチャ良いし!!
ただその……。
九頭龍「」
約一名が完全に灰になっちまってる気がするんだが……。あとで辺古山にフォロー入れるよう頼んどくか。
赤松『そ、それでは奇跡の一端を垣間見たところで、改めて日向先輩! ご指名をお願いします!!』
日向『そうだな……。じゃあ↓1頼めるか』
>>1「分かった。曲は↓2で」
- 836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 21:39:39.65 ID:v3IMmm/wO
- 赤松
- 837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 21:45:54.10 ID:28DSxH2y0
- Let it go
- 838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 21:46:34.10 ID:Le9nlQ2s0
- 水色
- 839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 21:48:38.14 ID:Le9nlQ2s0
- 日向は本番には強いタイプ。九頭龍は案の定灰になる。
- 840 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 21:49:38.88 ID:VaSXGC9r0
- >>837 了解しましたが、原作の「イディナ・メンゼル」版ではなく「松たか子」版でもよろしいですか? ダメというなら頑張ります。
- 841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/10/20(金) 21:51:26.28 ID:28DSxH2y0
- 全然OKです
- 842 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 22:02:00.98 ID:VaSXGC9r0
-
赤松『えへへ、とうとう私ですか……。まぁそろそろかなぁ、とは思ってましたよ』
赤松……超高校級の「ピアニスト」……。音楽系の才能であることは間違い無いんだが、その「歌の」実力は一体……?
東条「頑張って、赤松さん」
星「毎度毎度大勢の観客が見守るステージの上でピアノを弾いてるお前さんには釈迦に説法かもしれねぇが……ま、肩の力を抜くこったな」
赤松『うん! 頑張っちゃうよ!! 曲は「Let it go」で!!』
おお、これは俺でも知ってるぞ。アナ雪のメインテーマ曲だよな。一時期スゲー流行ってたもんなぁ……。
日向『それじゃあ歌って貰おう。赤松楓で「Let it go」どうぞ!!』
赤松『↓1』(高コンマほど点数が高い。音楽系の才能補正+30)
- 843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 22:02:34.01 ID:BWGd9yCB0
- はい
- 844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 22:03:07.99 ID:BWGd9yCB0
- 草
- 845 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 22:03:46.59 ID:VaSXGC9r0
- 補正を付けていてマジで良かった……!! 本当に良かった……!!
- 846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 22:03:58.30 ID:Le9nlQ2s0
- これは日向ショックがデカいな。
- 847 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 22:14:56.12 ID:VaSXGC9r0
- >>846 日向と言うより赤松本人と、最原のが(赤松の音痴を(多分)知らないので)問題だと思います……。
赤松『降り始めた雪は 足跡消して 真っ白な世界に 一人の私──』
う、うぐっ!? お、おい、嘘だろ赤松……!! お前もしかして……!?
赤松『とまどい 傷つき 誰にも 打ち明けられずに 悩んでた それももうやめよう──』
(役一名を除き)皆が皆苦々しい表情をしている。歌う直前の赤松にエールを掛けていた東条と星の二人なんかある種の罪悪感を感じているのか、全力で俯いて完全に空気になろうとしていた。
……その表情からは「赤松(さん)……」という哀れみと憐憫のそれが見える。まぁそれも仕方が無いだろう。同期の、それも音楽系の才能を持っている奴が音痴だなんて知らなかっただろうしな……。
赤松『光をあびながら 歩きだそう 少しも寒くないわ──』
日向『…………』
赤松『え、えへへ。どうでしたか? さぁ日向先輩! 肝心の点数をどうぞ!!』
日向『……31点だ』
↓1 赤松は自分の音痴を……?(高コンマほど自覚している。低コンマほど自覚していない)
- 848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 22:17:42.49 ID:Le9nlQ2s0
- 無自覚
- 849 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 22:27:46.05 ID:VaSXGC9r0
- 49 今まで誰にも指摘されなかっったが、察してはいた。
赤松『……察してました……。察してたんですよ……。私が音楽系の才能を持っている癖にキーボくんのことを言えないぐらい音痴なんだって事は……』
誰も、何も言えない。言える空気じゃない。赤松が音楽系の才能の持ち主+女子だからか、ある意味九頭龍の時よりも悲惨な空気になっている。
赤松『今までみんなでカラオケで遊ぶ時なんかはずっと専用のキーボードを持ち込んで、それで伴奏や盛り上げ役に徹してましたから、誰も私が音痴だって事を知らなくて……。ううん、違いますね。ずっと、ずっと隠してて……。あはは……格好悪いですよね……。みんなに知られたくなかったからって、苦手な事から逃げて……キーボくんや日向先輩と違って、自分の欠点を直そうともしなくて……』
お、重い……。あまりにも重すぎる……!! 「まぁまぁ元気出せよ赤松。俺よか点数が良いんだからまだまだマシだろ?」と励まそうとしていたであろう九頭龍さえあまりの重さに動けずにいる……。ええい! こんな時は↓1だ!!
@赤松を慰める言霊を放つ。
A九頭龍+同期の二人に任せる。
Bあえて気にせず進行を進める。
Cその他安価
- 850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 22:34:44.70 ID:28DSxH2y0
- 1
- 851 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 22:39:21.26 ID:VaSXGC9r0
-
──ええい! こんな時に後輩を励ませなくて何が先輩だ!! というか俺だって今回のが奇跡みたいなもんで、本当なら赤松や九頭龍以下の点数を叩き出していた可能性すらあるんだ!!
日向「赤松」
赤松「……?」
日向「↓3」
↓3までの言霊を>>1が良い具合に纏めます。(ただし、赤松さんが立ち直りそうにもない言霊は一部を改変、もしくは除外させて頂きます)
- 852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 22:41:34.06 ID:dCS9UGudO
- こんな機械でお前の全てが決まるわけじゃないだろ
- 853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/20(金) 22:52:41.56 ID:Le9nlQ2s0
- 赤松だって俺の歌は酷い事は知ってるだろ。練習の時はさらに酷かったし、だからこれからでも遅くないから練習していこう。
- 854 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/20(金) 23:33:38.98 ID:VaSXGC9r0
- えー、>>1です。これ以上待っても誰も来そうに無いので>>1が残りの言霊を考えてそれでなんとかしよう……かとも思ったんですが、ちょっとやってみたい事がありまして……。
実は明日明後日と、完全に>>1がフリーの日なんですね? そこで朝(多分7時)から一日中板に張り付いて「どの時間帯にどれだけ人がいるのか」を調べようと思います。(要は24時間いつでも更新します)
正直今の進行速度(というかこのSSを見てくれている人の数)だと、進行やそういうのにも時間が掛かるので各種システムの見直しや、安価に関する制約もどうするか考える一日にしたいと思っています。(皆さんも意見がありましたら是非一言お願いします)
と、言うことで明日は7時から更新。安価は↓1続行で。
- 855 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 07:01:42.63 ID:WRjvHMHP0
- おはようございます。>>1です(まさか一晩中待っても安価が無いとは思わなかった人)
公言通り、今日は板に張り付いてみます。安価なら↓1続行
- 856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 09:57:14.55 ID:RDnz1YUBO
- そもそも誰にでも出来ることと出来ないことがある
- 857 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 10:59:27.71 ID:WRjvHMHP0
-
日向「赤松だって俺の歌が酷いことは知ってるだろ。今回のが奇跡みたいなもんで、練習の時なんて−35点っていうふざけてるとしか思えない点数を叩き出したんだぞ? ……だから」
赤松「……だから?」
日向「だから、これからでも遅くないからお前も練習していこう。そももそも、こんな機械でお前の全てが決まるわけじゃないだろ。誰にでも得意な事、苦手な事がある訳だしな」
……そうだ。苦手な事があるなら、そしてそれを克服したいと思える心があるならあとは簡単だ。練習すれば良い。特訓すれば良いんだ。……俺やキーボが音痴を何とかしようと奮闘したように。
東条「……ええ、そうね。私だって「こんにゃく」っていう苦手な物があるし──」
星「……俺にだって苦手な物、不得意な物はある。お前さんがそれを「何とかしたい」って気持ちがあるなら、これからなんとでもなるだろうさ」
九頭龍「……けっ! そもそも俺なんてピアノは弾けねぇは歌は酷いわでそっち(音楽)方面は苦手な事しかねぇんだぜ? その点、テメェは恵まれてる方だろうがよ」
赤松「東条さん……星くん……九頭龍先輩……!(ジワッ)」
赤松は目に涙を浮かべると、それをゴシゴシと服の裾で擦り始めた。他の皆も「そうだよ!」とか「頑張れ赤松さん!!」という精一杯のエールを送っている。
赤松「……私、頑張るよ! 次皆でカラオケをするときには絶対に高得点を叩き出してみせる!!」
日向「……ああ、それでこそ赤松だ」
赤松『……さ、さぁ! しんみりした空気はこれでお終い!! 次の人に空気を変えて貰いましょう!!』
日向『だな。じゃあ↓1 頼めるか?』
↓1「まかせて。曲は↓2で行くわ」
- 858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 11:03:26.16 ID:feYSfPQJO
- 東条
- 859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 11:05:06.68 ID:B3JJPDI70
- 夢であるように
- 860 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 11:16:27.31 ID:WRjvHMHP0
- えー、ちょっと調べたんですが、井上さんって夢であるように歌ってましたっけ? 歌ってないですよね?
- 861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 11:18:26.66 ID:B3JJPDI70
- 歌ってないけどそのゲームの登場人物にでてたので・・・
- 862 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 11:20:07.38 ID:WRjvHMHP0
- ああ、なるほど!(そこまでは調べていなかった) じゃあ+補正は付けますね(赤松さんの時の恐怖があるので)
- 863 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 11:21:10.27 ID:WRjvHMHP0
- いや別に本人が歌ってない曲でも全然良いんですが! (というか一人や二人くらいは本人と全く関係無い曲を出してくると思ってた)
- 864 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 11:29:08.48 ID:WRjvHMHP0
-
東条「そうね……。「夢であるように」をお願い出来るかしら」
夢であるように? 俺も(七海の影響で)知ってるけど某大名作RPGゲームシリーズの一作品のOP曲だった筈だよな? ちょっと意外っちゃ意外だ。
東条「ふふっ……。この歌……いいえ、ゲームにはちょっとした思い入れがあってね。実際に歌うのはこれが初めてだから自身は無いのだけれど、精一杯頑張らせて貰うわ」
赤松『(私のような空気になりませんように!!)それでは歌って頂きましょう! 東条斬美さんで「夢であるように」です! どうぞ!!』
東条『↓1』(超高校級のメイド補正最低値70)
- 865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 11:35:45.18 ID:9Gy6C2cQ0
- 本領発揮
- 866 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 11:50:44.21 ID:WRjvHMHP0
- +補正じゃなくて本当に良かった……!! 希望ヶ峰学園が歌ウマ勢と音痴勢に完全に別れてしまうところだった……。
東条『答えが見つからない もどかしさで いつからか空回りしていた 違う誰かの 所に行く 君を責められるはずもない なんとなく気づいていた 君の迷い』
──お、おお! 流石東条だ! 歌もそつなくこなすな……。上手いっ! て訳じゃないけど「普通のカラオケならこれで十分」ってぐらいの実力はあるような気がする!!
東条『夢であるように 瞳を閉じて あの日を想う 風に抱かれて笑ってた二人』
と、言うか……ん? 東条のこの声……。今更ながら(七海に)やらされた某ゲームのとある女の子の声にそっくりなような……。えっと、確か名前は……。うーん、思い出せない。今度七海とゲーム談義をするときに聞いてみようかな。
東条『きっとふたりの出逢いも 遠い日の奇跡だったから──』
赤松『はいっ! ありがとうございました!! 得点は〜〜〜? 70点です!! 流石は東条さん、歌も上手いですね!!』
東条『ふふっ、ありがとう。本格的にカラオケや歌を歌っている人達ほどでは無いけれど……。私もこの位だったら頑張れるわ』
みんなパチパチと東条に向かって拍手を送っているが……。鋭い奴は気づいているだろう。『初めての曲でこれだけ上手いのなら、得意な曲はどれだけ上手いんだ?』という素朴かつ当然の疑問に。
赤松『さぁさぁいよいよ残り3人です!! 大トリを務めるのは誰になるのか、そろそろ気になって参りました!! 日向先輩、お願いします!!』
日向『うーん。ここは↓1で決めよう』
↓1『分かった。曲名は↓2でいこう』
- 867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 11:52:51.47 ID:B3JJPDI70
- 桑田
- 868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 12:04:07.39 ID:NtLYVlrcO
- レッツゴー!!ムッツゴー6色の虹
- 869 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 12:34:08.12 ID:WRjvHMHP0
-
……そろそろ「コイツ」に頑張って貰わなくちゃな……! 任せたぞ、桑田!!
桑田「うっし! 俺の美声を披露する時がようやく来たか!!」
桑田は張り切ってマイクを俺の手から奪い取り、自信たっぷりの表情で壇上へと上がる。……本当に頼んだぞ? お前の依頼が達成出来るかどうかは「ここ」に掛かってるんだからな……!!
桑田「曲は「レッツゴー!!ムッツゴー6色の虹」で行くぜ!!」
おっと、流行り物で来たか……。確かに「若者のカラオケ」ってのはその時流行ってる曲なんかが入れられやすいっていう風潮がある。桑田もその線を狙ったんだろうが、果たして……。
赤松『それでは歌って貰いましょう! 桑田玲音先輩で「レッツゴー!!ムッツゴー6色の虹」です! どうぞ!!」
桑田『↓1』(櫻井さん本人が出演&歌ってるので+補正30)
- 870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 12:39:49.54 ID:9Gy6C2cQ0
- 張り切りすぎるとずっこける
- 871 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 13:03:46.32 ID:WRjvHMHP0
-
桑田『えっ俺達の出番!? いよいよ来たな。 ちゃんとしようよ! あ、猫、いる… ボゥエ!! 今度一緒にライブ行く?』
お、おおお! かなり上手いんじゃないかこれは!! 最低でも80点は超えてるとみたぞ……! 伊達に「野球辞めてミュージシャン目指すんすよ!!」とか言ってる訳じゃあ無さそうだな。ただ……。
桑田『レッツゴー! デキソコナイの ムッツゴー! 6色の虹 NO フューチャーだよ 全員集GO! レッツゴー! ムッツゴー!』
霧切「ねぇ、苗木くん。ここの部分なのだけれど……」
苗木「うーん……。僕も詳しいって訳じゃないから、舞園さんや澪田先輩に聞いた方が良いんじゃ……。それか朝日奈さんなんてどう? 舞園さん並みに基礎基本が出来てたし……」
朝日奈「ええっ!? わ、私が教えられる事なんて何も無いよぉ! ただ自分が気持ちよくなれるように歌ってただけだもん!!」
舞園「それであの歌唱力と基礎ですか……。運動能力も抜群ですし、朝日奈さんがアイドルの道に目覚めていたら相当な強敵になっていたかもしれませんね……」
か、肝心の苗木lovesが誰も桑田の歌を聞いてねぇ!! いや確かに苗木や朝日奈、舞園レベルの歌唱力じゃないから当然っちゃ当然かもしれないけど!! 桑田もそれを見て「あ、アポ?」って顔してるし!!
桑田『レッツゴー! ムッツゴー! レッツゴー! ムッツゴー!(ゴー!)』
赤松『はい! ありがとうございました!! 肝心の点数は〜〜〜? じゃじゃん!84点です! これまた高得点が出ましたね!!』
日向『あ、ああ。そうだな、上手かったぞ桑田!』
桑田「…………あ、あの舞園ちゃん。俺の歌はどうだったとか……」
舞園「え? そうですね……まぁ男子高校生にしてはかなり良い線行ってるんじゃないですか?」
桑田「!? じゃ、じゃあ将来ミュージシャンを目指せるとかは「それは無いです(ニコッ)」……アポ」
桑田えぇ……。まぁ「こうなるんじゃないか」とは思ってたけどさぁ。よっぽど歌が上手くない限り、苗木lovesから誰かを魅了するなんて事無理だって……。だって今のとこ霧切を除いて歌ウマ集団しかいないし……。
赤松『さぁ、いよいよ大詰めです! 大トリを回避出来るのは一体どちらなのか!! 日向先輩、お願いします!!』
日向『……それじゃあ↓1で』
↓1「(大トリじゃなくて)よかったぁ……。曲は↓2にするよ」
- 872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 13:07:03.86 ID:kngAxVIPO
- 不二咲
- 873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 13:11:45.59 ID:B3JJPDI70
- 爆竜戦隊アバレンジャー(歌ってないけど中の人がトリケラトプス役で出演)
- 874 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 13:15:08.76 ID:WRjvHMHP0
- >>873 いや、確か歌ってた筈です(某動画サイトで見たことがある)
- 875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 13:19:56.89 ID:9Gy6C2cQ0
- 終里がトリって事はそれまでの食費はかなりいってしまってるはず、誰が払うの?
- 876 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 13:27:50.22 ID:WRjvHMHP0
-
不二咲「えへへ……。じゃあ「爆竜戦隊アバレンジャー」でお願いします!!」
あっ、やっぱり噂(不二咲が戦隊物好き)は本当みたいだな。ガンオタでもあり、戦隊物スキーでもあるのか……。こりゃ確かに山田や、白銀とも話が合いそうだな。今度白銀に紹介……。いやダメだ。そういや白銀の奴は不二咲(と苗木に)メイド服&女物のショーツを着させた張本人だった……。
これ以上引き合わせたら不二咲が益々「そっちの道」にハマっちまいかねない。(苗木を本気で好きになってる辺りもう手遅れ感あるけど)
苗木「応援してるよ! 不二咲さん!!」
舞園「頑張って下さいね!!」
朝日奈「上手でも下手でも関係無いよ!! ただ自分が気持ちよくなれるように歌っちゃって!!」
不二咲「ありがとう! 僕頑張るよ!!」
赤松『それでは歌って頂きましょう! 不二咲千尋さんで「爆竜戦隊アバレンジャー」です! どうぞ!!』
不二咲『↓1』(出演+歌ってたことがある>>1の贔屓で最低保障70)
- 877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 13:30:10.20 ID:9Gy6C2cQ0
- 歌い終わったら苗木から頭撫ででもらえ
- 878 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 13:52:14.50 ID:WRjvHMHP0
- >>875 最下位の人に払って貰おうかと思いましたがそれじゃあ九頭龍があまりにも可哀想すぎるので割り勘にしましょう、割り勘に。それはそうとやっぱ最低保障は正義ですねぇ!(でもやり過ぎると落差が無くてツマラナくなるんだよなぁ……調整が難しい)
不二咲『アバレアバレアバレまくれ Getup! アバレアバレ突き進め 正義の名を今 汚すのは誰だ? 裂けた空からやって来る心をかき立てるダイノガッツ熱い夢が牙をむく』
お、これも上手いんじゃないか? 少なくとも50点以下って事は無さそうだ。それに、何というか……。
不二咲『アバレた数だけ 強くなれる アバレた数だけ 優しさを知る』(照れながら)
苗木(可愛い)
舞園(可愛い)
朝日奈(可愛い)
霧切(可愛い)
桑田(可愛い)
赤松(可愛い)
……大勢の奴らが不二咲のことを「天使」と(裏で)呼ぶように、その可愛らしさが照れながら歌う仕草にそりゃもう目一杯に現われている。……これだけ可愛いならそりゃ初見は誰でも女の子だと思うよなぁ……。(俺も最初勘違いしたし)
不二咲『アバレ アバレ アバレまくれ アバレ アバレ アバレ続けろ 爆竜戦隊アバレンジャー アバレンジャー──』
赤松『はい! とっても可愛らし(ゲフンゲフン)とっても素敵な歌をありがとうございました!! 得点は〜〜〜!じゃん!! 70点です!!』
70点かぁ……。なら不二咲の可愛らしさを+すれば低く見積もっても90点は行くな(確信)
苗木「上手だったよ! 不二咲さん!!」
不二咲「えへへ……。な、苗木くん。あのね(モジモジ)」
苗木「……?(ピーン!) はい、よく出来ました(ナデナデ)」
不二咲「えへへ……。ちょっとくすぐったいなぁ//////」
おい、不二咲以外の苗木loves。『!!!!? その手があったか!!!』って思考が見え見えなんだが? あと「これ」は多分「不二咲だからこそ」やって貰えてるんだと思うぞ?
赤松「さてさていよいよ大トリです。終里先輩! 準備をお願いします!!」
終里「んあ? ほうほれほへはんは?(んあ? もう俺の出番か?)」モグモグ
……そう、俺が終里を大トリに回したのはちゃんと意図がある。こいつが食い物に夢中になってバンバン料理を頼んでは食いやがるから指名する暇が無かったんだ!! お前これ割り勘なんだからな? 俺達もお前が食った分の1/12を払わなくちゃいけないんだからな???
終里「(ゴクン)しゃーねーな。腹ごなしにはならなさそうだが歌ってやるよ。曲は↓1だ」
- 879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 13:55:29.88 ID:6mf8We4lO
- ターンAターン
- 880 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 14:12:14.29 ID:WRjvHMHP0
-
終里「……お前ら同様、この曲にはちょっと思い入れがあってな……。「ターンAターン」で行かせて貰う」
ターンAターン? ……確かどこかで聞いた覚えg
不二咲「∀ガンダムのOP曲だね! 曲はあの西城秀樹さんが担当していて、『機動戦士ガンダム』誕生20周年記念作品として製作されたTVアニメシリーズであり、『機動戦士Vガンダム』以来5年ぶりにガンダムシリーズの生みの親である富野由悠季さんが総監督を務めた作品で、企画の時点でのタイトルは、『リング・オブ・ガンダム』でだったんだけど──」
苗木「ふ、不二咲さん! その話はまた後で、あとでじっくり聞かせて欲しいな!!」
不二咲「そう? 苗木くんがそういうなら、僕張り切って教えちゃうよ!!」フンス!!
……苗木。お前やっぱ毎日大変そうだな……。俺も人の事を言えない立場なんだが、俺の場合はみんなに「待って貰ってる」からなぁ……。あれ? どっちかと言うと大勢の女の子をずっと待たせている俺の方がクズなのでは?
赤松『それでは歌って頂きましょう! 終里赤音先輩で「ターンAターン」です!! どうぞ!!』
終里『↓1』(中の人補正+出演作品+終里は歌が上手いイメージがある補正+30)
- 881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 14:14:24.48 ID:9Gy6C2cQ0
- 宣言しておくよ日向。終里もそのうちお前に落ちる。
- 882 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 14:30:50.85 ID:WRjvHMHP0
- >>881 それちょっと迷ってるんですよねぇ……。どういう事なのかは、今日の終わりに詳しく話します。
終里『ターンAターン ターンAターン ターンA 刻が未来にすすむと 誰がきめたんだ烙印をけす命が 歴史をかきなおす』
お、これもかなり上手いな。80点近くはあると見たぞ! 終里も終里で良い声してるからなぁ……。『腹から声を出す』って歌うコツで良く言われるけど、それも完璧に出来てる気がする。
……なんか不二咲が今にも語りだしたそうにウズウズしてるのだけが気に掛かるが。
終里『刻は巡りもどると 誰も信じてた 黒くくすんだ暦を 新たに書き直す』
それはそうと、これでこのカラオケ大会も無事終了だな。あとは閉会式をやって──(クイクイッ)──ん?
終里『あなたとの間に 命ある形を この星に捧げる 愛というしるしで ターンAターン ターンAターン ターンA ターンAターン ターンAターン ターンA』
赤松『はい! ありがとうございました!! 肝心の得点は〜〜〜じゃじゃん! 78点です! いやぁ、終里先輩も歌が上手いんですねぇ!!』
終里「あ? んなんじゃねぇよ。ただ時々腹の底から何かを叫びたくなる……。歌いたくなる時があるってだけだ」
星「ああ、分かる気がするぜ。人間誰しも空って奴に向かって何かを叫びてぇ時があるもんだ」
朝日奈「「衝動的に」って奴だね! うんうん! 私もよーくわかるよ先輩!!」
苗木「……さてと、名残惜しいけどこのカラオケ大会もそろそろお開き──『とはならないんですねぇ!!』!!?」
東条「? どういう事かしら。まだ何かあるの?」
赤松『はい! 今から日向先輩が選ぶ『カラオケ歌ウマ大賞』に選ばれた人には〜〜〜? ↓1が贈られます!!』
- 883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 14:45:50.28 ID:kwHbBG/RO
- 遊園地のペアチケット
- 884 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 15:03:23.33 ID:WRjvHMHP0
-
赤松『私と日向先輩で割り勘して出した『某遊園地のペアチケット』が贈られます!!』
日向『……ら、しいですはい(白目)』
苗木loves&桑田『!!!?』
星「……まぁ大会に景品が付き物なのは間違いねぇが……」
東条「流石に悪いわよ。そういう事なら優勝者以外全員で資金を平等に払うって事にすれば──」
赤松『いいえ、良いんです!! だって今まで同様、このペアチケットを誰に渡すかは日向先輩の独断で決められるんですから!!』
霧切「なんですって……!!(日向チラッ)」
舞園「で、でも『カラオケ歌ウマ大賞』なんですよね? 必然的に、点数が高かった人が有利ですよね!?」
朝日奈「そ、そうだよ!! そうじゃなくちゃ意味無いもんね!!(苗木とデート苗木とデート苗木とデート……!!)」
九頭龍「だけどよ。星の奴も、そして日向も「これ機械の点数あんま当てになんねぇだろ」って奴もいたぜ。点数が全てとは限らねぇんじゃねぇか?(まぁ流石に俺と赤松だけはねぇだろうが……)」
桑田「(日向パイ先! 分かってるよな? な!??)」
苗木「ひ、日向くん……」
全員の視線が俺に集まる。赤松の奴……! こういう景品を用意してたから俺に指名役を任せ続けてたのか!! こいつ結構腹黒いところあるな!!? ……良いぜ。分かったよ、俺も覚悟を決める。
日向『発表するぞ。……優勝者は↓1だ!!』
- 885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 15:09:20.77 ID:9Gy6C2cQ0
- 桑田には悪いが場の暗い空気を一気に変えた苗木こそふさわしい。
- 886 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 15:41:58.59 ID:WRjvHMHP0
-
日向『……まず最初に、この中にいる「ある人物」に一言謝っておく、ゴメンな』
でも無理だ。いくらこれが依頼だからって優勝者はコイツ意外に有り得ない。一筋の希望を持って、勇気を振り絞って壇上に立ち、この場の仄暗い空気を変えた「コイツ」こそ──!!
日向『優勝者は──苗木だ! おめでとう!!』
苗木「ええっ!? た、確かに100点は取りましたけど、あれは偶然みたいな物で……」
……俺の決定に、異を唱える者は誰もいなかった。それどころか、殆ど全員が……桑田でさえ「あー……。まぁしゃあねぇかぁ」という顔をしていたのだ。
朝日奈「えへへ……。ちょっとだけ悔しいけど、うん。苗木なら納得かな」
霧切「……点数が微妙も微妙だった私に、あれこれ言う権利は無いわ。おめでとう、苗木くん」
朝日奈「ええ。苗木くんの歌には……何というか、勇気と希望が満ちていましたから!!」
不二咲「おめでとぉ! えへへ……。なんだか僕まで嬉しくなっちゃうなぁ……」
星「まぁ、当然の奴に当然の物が収まって感じだろう」
東条「ええ。異論を唱える人はこの場に誰もいないと思うわ」
桑田「クッソー! 次こそもっともっと上手くなって俺が優勝してやるからな!! 見てろよ苗木!!」
九頭龍「……優勝云々は兎も角。俺ももっと歌を練習しねぇとな……。あとは今までヨイショをしてきた組の連中に『今後一切余計な事はすんな』って一言言っとかねぇと……」
はぁ……。これでこのカラオケ大会……桑田からの依頼も、無事終了……だと思っていたのだが──
終里「俺も全然構わねぇけどよ。それで苗木は誰と遊園地にデートに行くんだ?」
日向「なっ!? ちょっ!!? 終里おまっ!!!?」
ビシィイイイイイイイイイイン──!! と場の空気が変わる。重苦しく、冷たく、それでいて威圧感のあるそれへと変わってしまう。バッと東条と星の方を見ると、彼らは既にカラオケ部屋のドアに手を掛けていて、座っていた場所には『釣りは要らねぇ』と書かれた紙と、一万円札が二枚置いてあった。九頭龍も同じくだ。……あいつら逃げやがったな!!?
朝日奈「……ねぇ苗木。私は苗木と同じ100点を出したんだよ? 準優勝者として一緒に遊園地に行くには相応しい人選だと思わない?」
苗木「あ、朝日奈さん……」
舞園「いいえ! このカラオケ大会の優秀基準に点数はそこまで関係無いはずです! それに私は一番手を務めたんですよ? 相応のプレッシャーが掛かっていたと思いませんか?」
霧切「いいえ、よく考えて舞園さん。あなたが苗木くんと二人っきりで遊園地デートなんかしているところをパパラッチに撮られてご覧なさい。大スキャンダルになるわよ。ここは苗木くんに歌を教えてもらう約束をしている私が相応しいんじゃあないかしら?」
不二咲「そ、それなら僕だってガンダムの事について色々と教えてあげる約束してるもん!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ──!! という四人から放たれる覇気に「お、バトルか? 今から四人でバトルすんのか!? なら俺も混ぜてくれよ!!」と終里まで反応しだした。もう嫌だ。
日向「なぁ桑田……。今の惨状を見て、苗木があの四人から誰か一人を選ぶまで、お前が横から入る余地は本当にあると思うか?」ヒソヒソ
桑田「…………お、俺が在学中に超高校級のミュージシャンになれば…………」ヒソヒソ
色んな意味で無理だと思うぞ。それにあの四人は「その時」が来るまで、ずっと苗木一人を想い続けるだろう。
赤松『それでは第二回! 超高校級のカラオケ大会でお会いしましょう!! さようなら〜!!』トビラバタン!!
あ、赤松の奴まで逃げやがった!! あいつ……! 今度最原にあったらそこはかとなくお前が腹黒だって事をバラしてやるからな!!?
桑田玲音のクエストをクリアしました! 『桑田に助けを求める』の難易度が下がりました!!
桑田は知っての通り、超高校級の野球選手です。頼る機会は少ないかもしれませんが「彼が出来る事(投げる、打つ、走る)」はよーく覚えておきましょう。
- 887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 15:45:22.96 ID:9Gy6C2cQ0
- 星と東条と九頭龍仕事が早い。
- 888 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 15:55:12.83 ID:WRjvHMHP0
-
日向「なぁ七海」
七海「なぁに? 日向くん」
日向「この間のカラオケ大会で思ったんだけどさ。お前はテ○ルズシリーズでどれが一番好きだ?」
七海「全部!! ……っていうのはまぁ本音なんだけど、どれか一つを選べって言われたらグレ○セスかなぁ? バトルを含めた色んなシステムも、物語も、そしてヒロインの女の子の声も!! 全部とっても良い作品作品だよね!!」
日向「……なんでだろうな。俺にはお前が今自画自賛しているように聞こえたよ」
コンコンコン!
日向「おっと、依頼者か?」
七海「敵とのエンカウントだったら先制攻撃は任せてね!(シュッシュッと拳を振りながら)」
日向「それは頼もしいな。はーい! どうぞ!!」
↓3までで一番「高い」コンマ「失礼します」(ちなみに江ノ島と狛枝、そして王馬はまだ条件を満たしていないので選択できません……この条件って開示した方が良いのでしょうか?)
- 889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 15:56:45.50 ID:B3JJPDI70
- あかね
- 890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 15:56:52.19 ID:15e38H+d0
- 十神
条件が難しいならヒントは欲しいかも
- 891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 15:57:43.60 ID:Yx+aN5mTO
- ガンダム
- 892 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 16:01:24.36 ID:WRjvHMHP0
- >>890 ではまずヒント。狛枝は自分以外の「77期生全員に希望を示した」ら。 江ノ島はそれの「78期生バージョン」王馬は「自分の最大のライバル」の依頼の達成です。
- 893 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 16:12:44.57 ID:WRjvHMHP0
-
田中「ふはははははははは! 甘いぞ遊戯の覇者よ!! テ○ルズシリーズで一番面白い作品と言えばエ○シリアかエ○シリア2に決まっている!!」
七海「むむっ! これは手強い対抗者が現われたね……。日向くん、彼が使う大型銃剣には気をつけて!!」
日向「とりあえずお前らはゲームの世界から現実に戻ってこい。それと、深いタイプのゲーム談義ならあとで二人でやってくれ」
今日俺の研究教室に現われたのは、俺達の同期で77期生の『田中眼蛇夢』才能は超高校級の「飼育委員」だ。
自他共に認める動物マニア。ブリーダーでもあり、多くの弟子がいる(自称)らしい。どんな動物でも手懐けることができ、動物と会話が出来ると言われるほど。絶滅危惧種の繁殖にも成功した実績がある。
忍者のような格好をしており、ことあるごとに不敵な笑みを浮かべる。マフラーには彼が率いる破壊神暗黒四天王(四匹のハムスター)が潜んでいて、このハムスターはなんと人間並の知能レベルを有し、田中の命令を完璧に遂行する。(研究機関に「是非預からせてくれ!!」という依頼が何度も来たようだが、全て断わったらしい)
妙に自信満々で、自らを毒手の持ち主だと嘯くなど、いわゆる中二病的な言動が多い。根は真面目で思いやりがあり、会話に入れて貰えない時などは寂しそうにハムスターと戯れる一面もある。
……左右田が大きく成長した今となっては、田中、ソニア、左右田の三人でつるんでいたあの頃が懐かしいぐらいだ。……どんな物でも変わっていくのが世の常とはいえ、寂しいもんだよな。
田中「……? どうした特異点よ。黄昏の時はまだ早いぞ? そう、今日は貴様にこの俺様が特別任務を与えにやって来たのだからな!!」
七海「ようは依頼があるって事だよね。じゃあ日向くん、今回も無事にクエストをクリアして帰ってきてね」
そう言うと、七海はいつものように教室から出て行き、俺もいつものように田中に来客用のソファーに着席を促す。
日向「ここは「超高校級の相談窓口」学園の生徒の悩みや相談なら何でも聞いて解決、改善に協力するけど、100%解決出来るとは限らない。そして、依頼者の身に危険が及ぶと判断した場合は、依頼を断わらせて貰う事もある。その事を頭に入れたうえで、相談したいって事があれば言ってみてくれ」
田中「ふむ。よかろう、その契約を受けよう。実は↓3」↓3までで一番「低い」コンマを採用します。
- 894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 16:15:41.17 ID:9Gy6C2cQ0
- 実は真宮寺の協力でドラゴンを4匹召喚してもらったが逃げてしまって日向の頭の上に居るのを除いて探してくれ。
- 895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 16:18:40.44 ID:B3JJPDI70
- 四天王が逃げたので探すの手伝って
- 896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 16:35:13.82 ID:Yx+aN5mTO
- 知り合いの牧場の手伝いに協力してくれ
- 897 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 16:43:33.20 ID:WRjvHMHP0
- このスレを進める度に思う事。「真宮寺がドンドン謎の強化をされていっている……!!」これもう民俗学者じゃねぇよ、魔術師とかそういう類いだよ……。
- 898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 16:55:39.30 ID:9Gy6C2cQ0
- 儀式とかそういうのに関わると霊力とかが上がるって聞くし、芸能人だっていわく付きにいって感じるようになってしまったってよく聞く。
- 899 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 16:56:25.11 ID:WRjvHMHP0
-
田中「実は79期生の民を知る黒魔術師の強力で、この世ならざる物……。貴様達の言葉で言う所の「ドラゴン」を四匹召喚してもらったのだが全員逃げてしまってな……。特異点の頭の上にいるそれを除き、あと3匹を共に探せ」
……俺は割かし本気で「こいつ……とうとう頭が完全におかしくなっちまったのか……?」と思った。そりゃあ真宮寺には夜長の起こした異界関連で二度も「不思議な術」って奴を見せて貰ってるけど、そんな伝説上の存在まで喚べる訳が──なんか頭の上が重いな? 一体何が乗って……
小さなドラゴンin日向の頭の上「クルルー♪」
日向「ぎゃぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!??」
〜〜〜数分後〜〜〜
日向「……で? こいつ以外にも三匹のドラゴンが学園に放たれたって?」
田中(正座中)「う、うむ。みな個性豊かな竜ばかりだ。大人しくしていれば害は無いぞ。……大人しくしていれば」
「大人しくしていれば」を二回言った時点で嫌な予感しかしねぇ!! つーか田中もそうだが真宮寺、お前は一体何なんだ! 魔術師なのか? 夢野が憧れてる本物の魔術師なのか!!?
……幸いにもこの白い色をした謎の存在(まぁドラゴンなんだろうが)は大人しく俺の腕の中で撫でられているし、これぐらいの奴ならまぁ害があることも……。
田中(正座中)「ふはははは、甘いぞ特異点! 個性豊かな竜だと言っただろう!! そう、その危険度は↓1(日向が持っている竜)↓2↓3↓4だ!!」
日向「!!?」
(高コンマほど危険な竜)
- 900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 16:59:13.51 ID:B3JJPDI70
- あ
- 901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 17:01:05.94 ID:15e38H+d0
- へい
- 902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 17:03:40.33 ID:8zEBRkbTO
- あ
- 903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 17:09:23.41 ID:15e38H+d0
- もう1回
- 904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 17:10:36.75 ID:9Gy6C2cQ0
- 一匹だけ凄く凶暴何だが。
- 905 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 17:12:34.79 ID:WRjvHMHP0
- んー、みなさんは「ドラゴンの」危険度って大体どれぐらいだと思います? 自分は小さな物でもライオンや熊じゃ相手にならないレベルだと思ってるんですが……(つーかこの時点でクソヤバイ竜(90越えとゾロ目)がいるんだよなぁ……)。
- 906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 17:14:11.53 ID:sZz76S1aO
- とりあえず戦車の装甲を一発で溶かす火力くらいはあるんじゃね?
- 907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 17:16:34.86 ID:9Gy6C2cQ0
- 相当ヤバイ奴だとミサイルぶちかましても何かしたか?ってレベルじゃない?
- 908 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 17:17:56.85 ID:WRjvHMHP0
- ……仕方が無い、日向くん達にはモンハンNOWの世界へレッツゴーしてもらいますか。
- 909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 17:18:01.27 ID:KVgaEgZOO
- 後一息吐息を漏らすだけで街一つ汚染する毒を持ってるとか
- 910 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 17:32:24.42 ID:WRjvHMHP0
-
田中(正座中)「特異点よ! 貴様が持つその白き竜は『ありとあらゆる竜の始祖』と呼ばれる存在の幼体だ! この時点で戦車の装甲を一撃で解かし尽くす聖なる炎を吐くことが出来る!!」
日向「は、はぁ!!?」
こいつがか!!? 今の所俺に撫でられて気持ち良さそうにしているだけなんだが……。
田中(正座中)「竜種を舐めるな特異点! 奴らは幻想種の中の最上位に位置する伝説の存在だぞ!! 人の身で挑むなど命知らずの狩人達ぐらいなものだ!!」
日向「つまりお前と真宮寺はそんな危険な存在を希望ヶ峰学園に四体も解き放っちまったと……ほぉう……?」
田中(正座中)「……この氷の覇王の力があれば御せると慢心に塗れていたことは海よりも深く反省している……。故にどうか頼む!! 竜達が本気で「暴れる」前に見つけ出し、元の世界へと送り返す手伝いをしてくれぬか!!」
田中はらしくもなく土下座して俺に頼み込んでいる。……はぁ、仕方が無い。
日向「……分かったよ。探索を手伝えば良いんだろ?」
田中「──! 助かる!! いやぁ、残る三匹の内一匹はまだ良いんだが、残る二匹がとんでもなくヤバイ存在でな……。向こうの世界では『一夜にして国一つを滅ぼした』とかいうとんでもない──グボホォ!!(日向に殴られた)」
日向「こんの大馬鹿野郎!! 大急ぎでそのドラゴンを探すぞ! 何かの拍子でキレて暴れ出す前に!!」
↓1 どこに行く? もしくは何をする?
↓2 竜はいた?(何をする? を選択した場合、この判定は無効となります)
00〜50 いなかった。
51〜70 脅威度41のドラゴンを見つけた!!
71〜90 脅威度ゾロ目(特殊裁定)のドラゴンを見つけた!!
91〜00 脅威度94のドラゴンを見つけてしまった!!
- 911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 17:36:13.53 ID:15e38H+d0
- 見晴らしのいい屋上に行くか
- 912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 17:37:42.86 ID:Lfj4A7mEO
- 苗木の頭をガジガジ甘噛中
- 913 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 17:57:36.51 ID:WRjvHMHP0
-
日向「まずは屋上に行くぞ! 屋上から校庭を見渡して外にいないかどうか確かめるんだ!!」
田中「承知した!! ふははははは! では行くぞ。大いなるドラゴンハントの始まりだ!!」
……ようやくいつもの余裕(覇王)が出来てきたことにホッとするべきか、それとももう一発コイツを殴るべきか判断に迷うな……。兎に角、そんな危険な奴らだっていうなら、一刻も早く見つけ出さなければ……!!
〜〜〜屋上〜〜〜
日向「よし、取りあえずここから──!」
そうやって俺が屋上から外を渡す前に、聞き慣れた声と悲鳴が屋上の奥から聞こえてきた。
オレサマ オマエ マルガジリ
イ、イテテテテテテテテ!! オネガイダカラヤメテッテバ!!
……なんだろう。凄く嫌な予感ととてもラッキーな予感が同時にする。俺は意を決して屋上の奥を覗いてみた。すると──
ドラゴン33「」ガジガジガジガジ
苗木「痛いって! 僕は食べても美味しくないよ!!」
案の定、苗木とその頭に乗っている小さなドラゴンがいた。否、正確にはそのドラゴンに頭を囓られていた。……一体なんていうコメントをすれば良いんだ? この場合……。
苗木「うぅ……! あ、日向先輩に田中先輩!! この不思議な……ドラゴン? で良いのかな? を止めて下さい!!」
日向「あ、ああ……。おい、苗木の頭から離れ──「待て、特異点!!」!!?」
苗木に近づこうとした俺に、田中が大声で警告してくる。
田中「そいつは今回の危険度2のヤバイ竜種だ! まだ幼体だが、その吐息(ブレス)は村一つを焼き尽くしてあまりあるぞ!!」
日向「は、はぁ!!?」
いやいや、んなもんが苗木の頭に噛み付いてるっていうなら尚更早く止めるべきじゃ……!!
田中「落ち着け、そいつは特殊な竜種でもあってな……。人の言葉を解す事が出来るのだ。希望の子の頭が噛み砕かれていないのも、本人的にはちょっとしたじゃれ合いのつもりなのだろう」
そ、そうなのか? 確かに甘噛みしているように見えなくもないけど……。
田中「人の言葉を解すならば、会話でケリを付けるのが一番だ。特異点よ。どうしたら希望の子の頭から離れ、俺達と共に来るのか聞いてみろ」
日向「わ、分かった。あ、あー……。こんにちは、俺は日向創だ。お前の名前は?」
ドラゴン33「……33(ミミ)」
日向「「ミミ」だな? 俺はお前達を元の世界って奴に送り返してやりたいんだが……。どうすれば俺達に付いてきてくれるんだ? 何か頼み事でもあるなら言ってくれ。出来る限り力になるからさ」
ミミ「……↓1」
- 914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 18:04:16.06 ID:B3JJPDI70
- 苗木の群れ(ハーレム)に加わりたい
- 915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 18:15:18.83 ID:Lfj4A7mEO
- 苗木は平和の為に強制的に飼う事が決定してしまった。
- 916 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 18:34:21.35 ID:WRjvHMHP0
- ああ……予想してたよ、予想してましたよ畜生!!
ミミ「……私、コイツ、気に入った。 だから、つがいにする」
日向「は、はぁ!!?」
苗木「ちょっ!?」
つ「つがい」っておいおい……。苗木と結婚したいってのか!? そんなの認められるわけが──
田中「……向こうの世界ではかなり珍しいが、無い事ではないらしい。竜の中でも得に優れた頭脳を持つ者が人と愛を育み、結ばれるというのはな」
日向「いや、理屈は分かるけどさ……」
ミミ「……ダメ?」クビカシゲ
苗木「ご、ごめんね! 僕、好きな人が今四人もいてさ!! だからこれ以上は──」
ミミ「雌を四人も……! 益々気に入った。 絶対つがいにする(ヒシッ)」
苗木「なんで!?」
田中「……そいつにとって何人もの雌を抱えるだけの強さが、希望の子にあると判断したのだろう……。しかし弱ったな。このままでは希望の子ごと元の世界に強制送還しなくてはならなくなる……」
おいおい、色々とシャレにならなくなってきたぞ……。
苗木「! あ、そうだ!! 僕は同じ人間にしか欲情しないんだよ! だから君とは──」
ミミ「人間になれれば良い? なら簡単」
そう言うと、ミミは苗木からふわっと離れ──とても目映い光りがミミの全身を包んだと思ったら、そこには年齢3歳ぐらいの赤髪碧眼の女の子が素っ裸で立っていた。
日向「な……!?」
ミミ「これで良いでしょ?」
苗木「う、嘘でしょ……!?」
田中「……竜種を甘く見るなと言っただろう。知能があり魔術を行使できる竜種にとって、人間に化けるなど簡単な事だ」
日向「いやそれは分かったんだが……!!」
ヤバイ、本格的にヤバイ。何がヤバイってこんな所を苗木lovesに見られたら……。つーか俺らも十分ヤバイな!? 傍から見たら3歳の女の子を裸にひん向いてる男子高校生三人って構図になる!!
日向「な、苗木! 暫くここで待ってろ!! 今その子……ミミの服やらなんやら見繕ってくるから!! 田中! お前は別行動だ!! 他のドラゴン達を探せ!!」
苗木「え、ええっ!? 僕一人でですか!?(ミミに抱きつかれながら)」
田中「……すまぬ、希望の子よ。せめてここに誰も来ないように祈っておくぞ!!
クソッ! やることが……やることが雪だるま式に増えていってる気がする!! まずはミミの服を調達しなければ……!!
↓2 どこへ行く?
@東条の研究教室
A白銀の研究教室
B西園寺の研究教室(小さかった頃の服がまだある可能性がある為)
Cその他
>>1は夕食休憩にいってきます。8時には戻ります。
- 917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 18:38:08.45 ID:B3JJPDI70
- 1
- 918 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 18:39:12.56 ID:K+tuwJCLO
- 2
- 919 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 20:01:16.33 ID:9Gy6C2cQ0
- 多分出てくるドラゴンはただじゃあ帰らんだろう。苗木と日向は返すなら契約してからじゃないといけんだろうし。
- 920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 20:02:15.50 ID:g7NCGBfVO
- ん
- 921 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 21:06:41.86 ID:WRjvHMHP0
- すみません、夕食のあとに布団に入ってたら普通に寝過ごしました。今から投下します。
- 922 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 21:15:06.32 ID:WRjvHMHP0
-
こういう時、つーかこういう場合に「幼女が着ても違和感の無い服」を即座に作れるのは……!! やっぱり「あいつ」しかいない!!
〜〜〜超高校級のコスプレイヤーの研究教室〜〜〜
日向「失礼するぞ白銀!」ガラララッ
白銀「キャッ!? ──ってなーんだ日向先輩かぁ……。地味に驚いちゃったよ……」
日向「すまん、だが緊急の用事なんだ!!」
白銀「緊急の用事……?」
日向「ああ、その……。お、俺の親戚で3歳ぐらいの女の子が「「プ○キュア」みたいな可愛い服を着てみたい!!」って言いだしてさ。お前なら小さい子が着ても違和感の無いコスプレを持ってるんじゃないかなって……」
白銀「3歳の女の子が? うーん……」
↓1
00〜30 すみませんが、そういう事なら今から作るしかないですね。
31〜60 プリキュアじゃありませんが、小さな子が着れそうな服ならありますよ。
61〜90 勿論ありますよ! 超高校級のコスプレイヤーを甘く見ないで下さいね!!
91〜00 勿論ありますよ。でもこれ、ちょっと過激なんですよね……(コンマ判定に移ります)
- 923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 21:17:32.51 ID:9Gy6C2cQ0
- あるのかないのか?
- 924 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 21:22:58.96 ID:WRjvHMHP0
-
白銀「うーん。プ○キュアじゃないですけど、小さな女の子が着られる可愛い服なら──」
日向「それで構わない! 今すぐ貸してくれないか!?」
白銀「な、なんか日向先輩地味に焦ってません? まぁ良いですけど……。ええっと、確かこの辺に──(ゴソゴソ)あ、あったあった! 日向先輩、どうぞ!!」
日向は 幼女の服 を手に入れた!!
日向「ありがとう白銀!! この礼は必ずするから! 主に苗木が!!」
白銀「??? 日向先輩の親戚の子なのに何で苗木先輩が……?」
俺は白銀に貰った服を手に、急いで屋上へと戻る。そこには──↓1高コンマほど状況悪化
- 925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 21:24:22.64 ID:zqPYVrswO
- ドロ沼にならない事祈ります。
- 926 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 21:35:50.65 ID:WRjvHMHP0
-
ミミ「ねぇねぇ誠〜。交尾、交尾しようよー」
苗木「お、お願いだから落ち着いてミミちゃん!! あのね、僕達の世界では18歳未満の年齢の子とこういうのをするのはダメなことになっていて──」
ミミ「なら問題無いね。ミミ、ことしで33さいだもん」
苗木「うそぉ!? で、でもええっと。そう! まずは友達として仲を深めて、恋人になって、それからじゃないとそういう事はしちゃダメな事にもなってるんだ!!」
ミミ「むぅ……。随分「お堅い」世界なんだね……」
そこにはミミに馬乗りにされている苗木の姿があった──つーか本当に危なかった……! この光景を誰かに目撃でもされよう物なら第二回『苗木はクズかクズじゃないか裁判』が始まる所だった……。
日向「苗木! 服を持って来たぞ!!」
苗木「──!! ひ、日向先輩!!」
苗木が救世主でも見るかのような目で俺を見つめる。苗木から引っぺがされて、慣れない「服」を着せさせられてミミは随分と不満げだったが、こうしないと俺達の尊厳と人間としての権利が粉々に砕け散っちまうんだ。許してくれ……。
ミミ「……(むっすー)」
苗木「あの……。ゴメンねミミちゃん。ほら、手を繋いでお散歩。お散歩しようよ。目的地はそうだな……僕の研究教室なんてどう?」
ミミ「!? うん、良いよ!!」
そう言って苗木はミミと手を繋ぐと、屋上の扉を開いて自分の研究教室へと急ぐ。さて、俺も次の行動をしないと……。どうしようか。
↓2
@一旦田中と合流する。
A田中とは別系統で竜を単作する。
B誰かの力を借りてみる。
Cその他安価
- 927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 21:40:16.18 ID:B3JJPDI70
- 2
- 928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 21:40:21.55 ID:15e38H+d0
- した
- 929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 21:41:17.03 ID:2J3zSDdZO
- 3
- 930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 21:41:35.38 ID:9Gy6C2cQ0
- 4 日向の頭に付いてたドラゴンが日向の頭にかじると日向が魔法を使えるようになった。
- 931 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 21:43:26.61 ID:WRjvHMHP0
-
そうだ……こういう緊急事態にこそ、仲間の力を頼って然るべきじゃないか!! 一人で解決しようとするな、日向創!!
誰を頼る? ↓2
- 932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 21:44:21.42 ID:9Gy6C2cQ0
- 助手の出番だ七海
- 933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 21:46:11.38 ID:B3JJPDI70
- ゲームでドラゴンの生態に詳しそうな千秋
- 934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 21:46:18.77 ID:zqPYVrswO
- 七海
- 935 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 21:53:09.84 ID:WRjvHMHP0
-
そうだ、こういう時に一番頼りになりそうなのは「実際のドラゴンの生態」に詳しそうな奴だ! つまり──!!
〜〜〜超高校級のゲーマーの研究教室
七海「なるほどなるほど、それで私の部屋に来たんだね日向くん」
日向「ああ。お前がやってるゲームなら「ドラゴン」なんてどんな作品でも幾らでも出てくるだろ? なにか心当たりは無いか?」
七海「地味に……ううん。今の状況って大いに学園のピンチだよね。勿論強力させてもらうよ。んっとね──↓1」超高校級のゲーマー補正+20
- 936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 21:54:54.28 ID:9Gy6C2cQ0
- 肉を用意して生でも調理済でも可
- 937 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 21:56:10.98 ID:WRjvHMHP0
- 28+20=48 ↓1が48以下でアドバイスを貰える。
- 938 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 21:56:41.10 ID:zqPYVrswO
- ふ
- 939 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 22:06:04.80 ID:WRjvHMHP0
- 判定成功。
七海「んっとねー。作品によっても解釈が違ったり、性質が違うんだけど……。「元ネタ」とされる現実の「ドラゴン」にはみんな共通点があってね。「宝を自分の住処の奥に隠す」「洞窟を寝床にしている」っていう奴なんだけど、聞いた事ないかな?」
言われてみれば聞いた事がある気がするぞ……。確かに西洋に伝わる「ドラゴン」って皆「地に堕ちた堕天使」の化身だとか、宝を護る守人って役割をやらされてる事が多いよな。
七海「うん。だからね、その「脅威度が小さい方のドラゴン」は多分、どこかの教室に隠れてるんじゃないのかな? 『一夜で国を滅ぼした』ってドラゴンの方だけど……。ゴメンね、流石にそっちまでは知らないや。……そこまで強いドラゴンとなると「神格」クラスだから、どこで何をしていても不思議じゃないからなぁ……」
日向「いや、凄く参考になったよ。ありがとう七海」
七海「どういたしまして。……あ、私も探索手伝うね? 人数は多い方が良いでしょ?」
当然の様に七海は言うが、俺としては皆と一緒に一刻も早く学園から避難して欲しいんだけどなぁ……。そんなヤバイドラゴンがいるなら、ちょっと息を吹いただけでも希望ヶ峰学園が滅んじまいそうだし……。
さて、どの部屋を探そうか……↓1
@使われていない教室
A誰かの研究教室
B倉庫
Cその他安価
- 940 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 22:06:55.31 ID:B3JJPDI70
- 2
- 941 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 22:11:17.36 ID:WRjvHMHP0
-
そこで、俺は傍と気がついた。七海の言った「共通点」という言葉からだ。
……そうだ。一番初めに俺の頭に乗っていた「コイツ」も、苗木をガジガジ囓っていたミミも、両方とも「人の傍にいた」……もしかして今回の竜達は「人の傍を好む」っていう共通点があるんじゃないか?
だったら空き教室よりも研究教室だ! みんなにも出来うる限り事情を話して、ドラゴンを探索するんだ!!
誰の研究教室を訪ねる? ↓1
- 942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 22:12:13.20 ID:2J3zSDdZO
- 夢野
- 943 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 22:14:59.65 ID:WRjvHMHP0
- まず最初に判定。夢野の傍にドラゴンはいる? いない?
↓1
01〜30 で、いない。
30〜60 で、それらしき物を○○の研究教室で見た。(夢野の証言)
61〜90 で、夢野の研究教室にいた!
91〜00 で、ヤバイ方のドラゴンが夢野の研究教室にいた!!
- 944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 22:16:56.56 ID:9Gy6C2cQ0
- いたら奇跡だよ
- 945 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 22:23:57.26 ID:WRjvHMHP0
-
〜〜〜超高校級のマジシャンの研究教室〜〜〜
日向「突然だが失礼するぞ!」
七海「夢野さん、いるー?」
夢野「んあ? おお、丁度良い!! 日向先輩に七海先輩よ。伝説の竜を……ドラゴンを捕獲するため、お主らの力を貸しては貰えぬか!?」
日向「!!? ゆ、夢野お前ドラゴンがどこにいるか知ってるのか!!」
夢野「うむ! ○○↓2の研究教室で親しげに話しているのをみたぞい!!」
七海「へぇ……。やっぱり今回のドラゴンさん達はみんな人間に友好的な種族なのかな?」
もし仮にそうだったらこの上なくありがたい(求婚されてる苗木はたまったもんじゃないだろうが)んだが……。なんだろう、このそこはかとない「嫌な予感」は……。
- 946 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 22:25:41.15 ID:9Gy6C2cQ0
- 下げます
- 947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 22:25:59.95 ID:zqPYVrswO
- 最原
- 948 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 22:35:13.48 ID:WRjvHMHP0
-
七海「最原くんの? うーん……(ジーッと日向の方を見る)」
日向「? 何だよ七海。急に人の顔をジーッと見つめたりして……」
51のドラゴン「クルルゥ?」
七海「ううん。もしかして「第二の共通点」って奴が分かったかもしれないってだけ」
日向「なんだよ、それなら勿体ぶらずに教えてくれよ。お前は何が分かったんだ?」
七海「それは私の予想が合ってたら説明するよ。取りあえず最原くんの研究教室に急ごうか」
夢野「勿論、ウチも同行するぞい! 超希少な素材を手に入れるまたとないチャンスじゃ!! これを逃してなるものか!!」
そうして、俺と七海は夢野という新たなメンバーを加えて、最原の研究教室へと向かうことになった。そこには──↓1
01〜30 普通に楽しげに喋る最原とドラゴン(脅威度41)がいた。
31〜60 お茶を嗜む最原と、机の上で気持ちよさそうに眠るドラゴン(脅威度41)がいた。
61〜90 慌てふためく最原と、素っ裸の4歳ぐらいの女の子がいた。
91〜00 最原が素っ裸の4歳ぐらいの女の子に馬乗りにされていた。
- 949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 22:37:51.48 ID:9Gy6C2cQ0
- 頭齧られてないかい?
- 950 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 22:49:42.02 ID:WRjvHMHP0
-
〜〜〜超高校級の探偵(79期)の研究教室〜〜〜
41のドラゴン「スー、ピー……。スー、ピー……」
最原「ふぅ……。最初は本当に驚いたけど、以外と大人しいし人懐っこいんだな……。ずっと撫でてあげてたら猫みたいに寝ちゃったし……」
最原「それにしてもどこから入って来たんだろう……。また入間さん絡み? でも彼女って生物に関しての研究はまだしてなかった筈だし……。真宮寺くん? いやいや、いくら不思議塗れの真宮寺くんでも異世界からドラゴンを召喚するなんてまさかそんな……」
日向「残念だが、その推理は半分当たってるぞ最原」
最原「!!? ひ、日向先輩!? 七海先輩に夢野さんも!!」
七海「突然ゴメンね。そのドラゴンの事なんだけど──」
夢野「やっぱりいおったか!! 伝説の竜よ。我が魔法を次なるステージへ導く礎として、お主のその貴重な素材を頂く!!」
夢野がバッと飛び出し、机の上で眠るドラゴンの鱗を頂戴しようとしたときだった──
七海「──ッツ!! 危ない! 避けて!!」
夢野「……へ?」
最原「──夢野さん!!」
脅威度41のドラゴン「フワァアアア」カパッ ↓1
01〜30 偶然にも、ドラゴンが吐いたブレスは外れた。
31〜60 最原の救出が間に合った。
61〜90 ブレスが夢野の腕を掠った! 夢野にダメージ。
91〜00 ブレスをまともに食らってしまった!! 夢野焼け焦げで緊急病院送り。
- 951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 23:02:30.92 ID:UpdV0XZdO
- あ
- 952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 23:02:37.27 ID:DVDLZQyvO
- はい
- 953 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 23:03:27.85 ID:9Gy6C2cQ0
- 自業自得だけど焼け焦げるなよ。
- 954 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 23:24:13.59 ID:WRjvHMHP0
-
……その吐息は、そのドラゴンにしてみれば、ただの寝息のような物だったのかもしれない。不用意にドラゴンに近づいた夢野にも悪い所はあっただろう。……だけど。
ブォワアアアアアアアアアアアアッ──!!
そんな、思わず絶句してしまうような激しい炎が夢野を襲う。……俺達は、何も出来なかった。一瞬で全身丸焦げになる夢野の姿を、ただ見ていることしか出来なかった。
夢野「……け、ほっ……!」
日向「夢野ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
最原・七海「「夢野さぁあああああああああああああああん!!!」」
俺は、俺達はあまりにも軽く見過ぎていたんだ。幻想種最強の存在「ドラゴン」……それがどれだけ危険で、例え人と分かり合える存在だとしても、隣り合える存在ではないのだという事を──。
〜〜〜数十分後〜〜〜
……俺達は、夢野を乗せた救急車を見守りながら、自分達の無力さを噛みしめていた。この場の誰もが「自分の所為だ」と自分を責める。
俺は「もっと田中の忠告をよく聞いてれば──と」
七海は「もっと夢野さんにあまり不用意に近づくのは辞めるよう言っておくべきだった──と」
最原は「僕が不用意にドラゴンを自分の教室に置いておこうとしたからだ──と」
……だが、そんな物はあとで良い。俺の頭の上にずっといる「コイツ」最原の教室で今も眠っている「アイツ」苗木の研究教室にいるであろう「ミミ」そして未だ発見されていない脅威度94というとんでもないドラゴン……。一刻も早く全員「元の世界」って奴に帰ってもらわなければ──!!
↓1 どうする?
@田中と合流し、戦果を聞く。
A日向と最原のドラゴンを、真宮寺に見せて事情と、脅威度94のドラゴンの話しを聞く。
Bその他安価
- 955 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 23:26:37.19 ID:B3JJPDI70
- 2
- 956 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 23:44:24.69 ID:WRjvHMHP0
-
ここで俺達は最原に事情を詳しく話し、元凶の一人である真宮寺の話しを詳しく聞く事にした。
〜〜〜超高校級の民俗学者の研究教室〜〜〜
真宮寺「……やぁ。そろそろ来る頃だと思ってたよ、日向先ぱ……どうやら軽口をたたけるような状況じゃないみたいだネ。何があったのか、詳しく教えて貰えるかナ?」
俺達は真宮寺になるべく詳細に情報を伝えた。脅威度94以外のドラゴンは、全て発見したという事。そのウチ二匹は俺の頭の上と最原の腕の中にいて、残りの一匹は人間に変化して苗木の傍にいるということ。……そして、夢野が全身丸焦げで病院に緊急搬送されたという事。
真宮寺「ああ……。元凶の一人であるボクが言える事じゃないけれど、被害者が出てしまっていたんだネ……。実に悲しい事だヨ……。夢野さん、無事だと良いんだけれど……」
日向「……真宮寺、お前には色々聞きたい事がある」
七海「まず一つ目。最後の脅威度94のドラゴンはどこにいると思う? 二つ目。苗木くんに恋しちゃったドラゴン──ミミちゃんだったっけ? をなんとかする方法は無いかな?」
最原「そして三つ目……。これが一番重要なんだけど、ドラゴン達を元の世界に送り返す儀式の準備は整ってるの?」
真宮寺「そうだね……。まず脅威度94のドラゴンに関しては↓1 苗木くんの所にいるドラゴンに関しては↓2 返還の儀式については↓3ってところかナ」
↓1
01〜30 サッパリ分からない。
31〜60 大凡の当たりは付いている。
61〜90 もう判明している。
91〜00 それならもう送り返しておいたヨ。
↓2
01〜30 サッパリ分からない。
31〜60 まずはドラゴンを催眠に掛けなくちゃね。
61〜90 そのまま送り返せば良いんだヨ。納得してくれるかは兎も角。
91〜00 もし「契約のキス」をされてしまっていたら、送り返しても苗木くんの呼び声に反応して召喚されてしまうだろうネ。
↓3
01〜30 まだまだ時間が掛かるヨ。良かったら手伝って貰えないかナ?
31〜60 あともう少しだヨ。
61〜90 もう完成したヨ。
91〜00 もう完成してるし、あとはこれを起動すれば学園内にいる全てのドラゴンは異世界に強制送還されるはずだヨ。
- 957 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 23:46:07.89 ID:UpdV0XZdO
- な
- 958 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 23:46:28.58 ID:9Gy6C2cQ0
- 帰らんだろう
- 959 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/21(土) 23:46:59.40 ID:DVDLZQyvO
- はい
- 960 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/21(土) 23:55:20.54 ID:WRjvHMHP0
-
真宮寺「そうだネ、まず一番重要な質問からいこうか。……最原くんのいう「返還の儀式」だけど完成にはもう少し時間がかかるんだ」
最原「そうか……。じゃあ一先ず先にこの子達を送り返すっていう手段は取れないんだね」
真宮寺「うん。取れないし、止めておいた方が良いヨ。ドラゴン同士、コミュニケーションが取れるから、脅威度94のドラゴンにも話しが通じるかもしれないからネ」
七海「……じゃあその脅威度94のドラゴンはどこにいるか分かる?」
真宮寺「それならもう判明してるよ。↓2さ」
日向「……苗木に恋しちまったミミを何とかする手段は?」
真宮寺「対ドラゴン用の「催眠」に掛けるしかないネ(……まぁもし「契約のキス」をされてしまっていたら、送り返しても苗木くんの呼び声に反応して召喚されてしまうだろうけど)」
そうして俺達は田中と合流し、真宮寺の言った脅威度94のドラゴンに会に行った。その場所とは──↓2
今回の更新はここまで。朝も昼も結構人がいることが分かったので、今後は休日の日に上手く休めたら、朝から投稿を開始することにします。ではまた、明日の朝7時にお会いしましょう。
- 961 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 00:43:40.21 ID:pnOe/Q0aO
- 踏み
- 962 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 00:44:19.20 ID:k3LuZGW0o
- 妹様のイタズラ部屋
- 963 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 07:16:35.41 ID:7MEr32He0
- おはようございます。では早速本日も始めて行きましょう。
- 964 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 07:55:24.54 ID:7MEr32He0
-
──最悪だ。俺は真宮寺から脅威度94のドラゴンが居る場所を聞いて、思わず目眩がした。なんでよりにもよってアイツの悪戯部屋なんかにいるんだ!? つーか江ノ島の奴学園の中にそんな場所作ってやがったのか!!
〜〜〜江ノ島の秘密の部屋〜〜〜
江ノ島「ジャジャーン! ようこそ日向パイ先、七海パイ先、そして最原きゅん♡ 私様の秘密のお部屋へ〜!!」
日向「こ、ここが……」
七海「江ノ島さんの、秘密の部屋……」
い、一体何なんだ「ここ」は。何台もの監視カメラの映像に、訳の分からない機械群に、意味不明な装置の数々に……!! ここが江ノ島の「悪戯部屋」だってのか!? なるほど、こんな部屋があるなら学園中で起きたありとあらゆる出来事を監視できていてもおかしくないな……。
江ノ島「いやー、私様としたことが今回はマジで焦ったわー。なにせ本物の「神格」級のドラゴンが私様の部屋に居着くんだもん。夢野ちゃんが丸焦げにされたシーンを目の当たりにしたパイ先達なら「コイツら」がどれだけヤベー存在かもう分かるっしょ? もう私様のMP全部使って「緊急手段」を取るしかなくってさー」
緊急手段……?
江ノ島「そう! なんとその脅威度94のドラゴンは〜〜〜? ジャジャーン!! このモノクマボールの中に封印されてまーす♪」
日向「…………」
最原「…………」
七海「……ねぇ、それってどう見てもモンスターボー「それ以上言うと私様より数百倍ヤベー奴らに存在ごと抹消されるぞ」……うん」
ま、まぁ何だ。兎に角難易度94のドラゴンがその中に封印されてるっていうなら後は送り返すだけで事件解決……。
江ノ島「──なんて事になると思った?」
日向「へ?」
江ノ島「私様の悪戯部屋に侵入しておいて、ただで帰す訳ないじゃーん♪ このモノクマボールを渡す代わりに〜。三人+真宮寺にはこの薬を飲んで貰いまーす♪」
七海「……これは?」
江ノ島「私様の秘密の部屋の場所、進入経路。その他諸々の私様にとって都合の悪い記憶を無くす薬でーす♪ ああ、副作用は一切ありませんのでご安心を。……おっとそこの陰キャ探偵くん。そのさっきから秘密裏に作動させてるボイスレコーダーも渡して貰おうか。ついでに「だったらメモか何かを取っておいて……」って考えも潔く捨てな」
最原が「くっ……!」と苦々しそうな顔をする。……諦めろ、最原。こいつの頭脳は希望ヶ峰学園でもトップのとんでもない大天才だ。なにせ訳の分からないことを訳が分からないままやり遂げちまう……。そんな無茶苦茶な存在なんだから。
日向「……分かった、その条件を呑むよ。竜達を全部元の世界に送り返したら、必ず全員薬を飲む。余計な事も一切しないと誓う」
江ノ島「素直でとっても助かります。……はいこれ。ドラゴンを大事に育ててあげてね♪」
ハジメ は ドラゴン の 入った モノクマボール を 手に入れた!!
……本当に大丈夫なのか? 「コレ」?
〜〜〜超高校級の民俗学者の研究教室〜〜〜
真宮寺「……信じられないネ、本当に「神格」級のドラゴンが封印されてる。しかもこっちの命令をある程度聞くようにもなってるみたいだ……。どんな技術なのか、とっても興味があるヨ。入間さんなら垂涎物だろうネ」
ああ……。気持ちは分かるが、余計な事はしない方が良いと思うぞ真宮寺。それを探求したが最後、深淵よりもヤバイ存在を見る事になるだろうって俺の中の本能も言ってる。
七海「さてと……。じゃあ後は苗木くんの研究教室からミミちゃんをここに連れてくれば一件落着かな?」
真宮寺「うん。その頃には強制送還の儀式も準備が終わるだろうから、迎えに行ってあげてきてくれないかナ?」
日向「分かった、すぐに迎えに行ってくる」
苗木の奴……無事だと良いんだが……。
↓1
01〜30 普通に苗木がミミの面倒を見ていた。
31〜60 苗木がミミの遊び相手(一方的)になっていた。
61〜90 なんかまた苗木が押し倒されてるんだが……。
91〜00 なんか苗木がミミにキスされてるんですが。
- 965 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 08:34:22.98 ID:k3LuZGW0o
- 希望!
- 966 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 08:39:54.80 ID:7MEr32He0
- あ(察し)
- 967 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2023/10/22(日) 08:52:59.11 ID:40/y6NE60
- VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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- 968 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 09:12:37.48 ID:7MEr32He0
-
〜〜〜超高校級の幸運の研究教室〜〜〜
……それは、傍から見ればそりゃあ「可愛らしい光景」で済んだのかもしれない。だって、見た目は3歳の幼女だ。幾ら苗木でも王馬や江ノ島に騒ぎ立てられない限り『ロリペド変態野郎』の称号を授けられる事は無いだろう。
苗木「んむー! んむー!!」
ミミ「んー♡ えへへ♪ 結婚の約束、しちゃったね誠♪」
ただ、問題は相手が人間以上の知能と不思議な魔術の数々を使う、幻想種最強の存在である『ドラゴン』だと言うことだ。……なんだろう、とっても嫌な予感がする。具体的にはこれからのあいつの学園生活……否、苗木の人生に関わるとんでもない分岐点を目撃してしまったような……。そんな感じだ。
日向「な、苗木お前……」
最原「わ、わぁ……」
七海「お熱いねぇ……。って、冗談を言える場合じゃないよね。大丈夫? 苗木くん」
苗木「ぷはっ! はぁっ……はぁっ……!! ひ、日向先輩達……。これは、その……」
日向「何も言うな、分かってるって。──おいこらミミ! 勝手に人の唇を奪ったりなんかしたらダメだろ!?」
ミミ「むぅ……。ミミの世界では「強い雄の唇を奪えたらそれは結婚の約束をしたも同然」って言われてるもん。簡単に唇を奪われる誠が悪いんだよ」ムスー
日向「異世界の常識なのか、それともドラゴン達の中での常識なのかは分からないが『郷に入っては郷に従え』だ。少なくともこっちの世界にいる間はこっちのルールを守って貰うぞ」
ミミがほっぺたを膨らませて「むむむぅ」と不満を露わにする。……これ以上不満を溜まらせても不味いか。夢野みたいに焼け焦げにされるのはゴメンだしな。
日向「……ほら、元の世界へ帰ろう。友達もお母さんもきっと待ってるぞ」
ミミ「……しょーがないなぁ。うん、分かった」
苗木「い、良いの!!? こんなにあっさり!?」
ミミ「うん! だって「約束(契約)」したからね!! 取りあえずはお母さんに報告しに行かないと!!」
ミミはヤケに素直に苗木の腹から降りて、トコトコとこちらに歩いてくる。……思えばこの時点で「違和感」を感じるべきだったんだ、俺達は。もしくは真宮寺に事情を話すべきだったんだ……。(今更言っても後の祭りなんだが)
〜〜〜超高校級の民俗学者の研究教室〜〜〜
真宮寺「おや、早かったネ。事情を聞いた辺り、もうちょっとグズるか、さもなくば学園の一部が消滅する事態になるかもと思ってたんだけど……」
日向「お前なぁ……! ホントお前なぁ……!!」
コイツは頭が相当切れるし、いざという時は本当に頼りになるが、肝心のコイツが諸悪の根源なパターンも多いってのが本当になぁ……。つーか学園の一部が消滅する可能性があるような……。国を一夜で滅ぼすようなヤベー存在をホイホイ召喚するな!! 冗談じゃなく世界の危機だったぞ今回!!
真宮寺「それじゃあ、このボールと……。ドラゴン達をこの陣の中心に置いてくれるかナ?」
俺は最初っから頭にへばり付いてたドラゴンを引っぺがし、最原は腕の中で未だにグースカ眠っているドラゴンをそっと魔方陣の中心に置く。「クルルゥ……」という寂しげな声を出すが、後ろ髪を引かせてくれるなよ。……なんだかんだ伝説の……「ドラゴン」って存在を見れて、俺は楽しかったよ──元気でな。
苗木「えっと、じゃあミミちゃんも──」
ミミ「はーい♪ 「またね」誠♡」
ミミはあっさりと苗木の言葉に従った。……本当に、ヤケに素直だな……? 真宮寺が「……もしかして……」と呟くが、こいつも違和感って奴を感じてるんだろうか。
そうして真宮寺の唱えた呪文で魔方陣は起動し──計四体のドラゴンは無事、異世界へと送り返されていった。
- 969 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 09:41:23.77 ID:5EXK5BCx0
- 江ノ島絶対に記憶を忘れる事を良いことに日向と最原に付いてた竜を二人共契約させてそう
- 970 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 09:46:14.40 ID:7MEr32He0
-
──それから数日後。超高校級の相談窓口の研究教室にて──
田中「……今回の事件、否、この氷の覇王の不祥事。世界がラグナロクを迎える前に納めてもらい、誠に感謝するぞ、特異点よ」
田中は深々と俺に頭を下げながら、真摯に謝罪をしていた。暗黒神破壊四天王も一緒になって頭を下げている。……まぁ俺は大した被害を受けてないから、個人的にはそこまでして貰わなくても構わないんだが……。
日向「頼むから、今後は好奇心だけで異世界からヤバイ生物を喚んだりしないでくれよ? お前でも御せない存在がいるってのは今回の件でよーく分かっただろ?」
田中「……うむ、俺様の圧倒的力不足と慢心の恐怖をこれでもかと思い知った。……深淵に手を伸ばすのは、まだまだ先の未来……。俺様が真の姿を取り戻した上で、入念な準備を重ねて為し遂げなくてはな」
いや、そもそも「深淵」に手を伸ばそうとするな。夜長が起こした大事件の詳細を伝えてやろうか……いやダメだな。余計に好奇心を擽られる結果になることが目に見えている。
田中「……現在(いま)を生きる魔術師の所にも、頭を下げにいかねばなるまい」
日向「ああ、そうだな。不用意にドラゴンに近づいたあいつにも非はあるとはいえ、あれだけの大怪我を負って良い訳が無いんだ。俺もドラゴンが「どれだけヤバイ存在か」って一番最初に説明しなかったことを、夢野に謝りに行かないとな」
こうして、今回の依頼は──事件は幕を閉じた。……あれ? そう言えば一番ヤバイドラゴンってどうやって捕まえたんだっけ? という一つの疑問を残して。
田中のクエストをクリアしました!! 『田中に助けを求める』の難易度が下がりました!!
田中は知っての通り、超高校級の飼育員です。その動物を操る能力は、きっと様々な面で役に立ってくれるでしょう。
- 971 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 09:47:56.12 ID:7MEr32He0
- >>969 いえ、それはありません。二人が(正確には四人が)薬を飲んだのは、竜達を異世界に返した後のことなので。
- 972 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 09:51:35.51 ID:5EXK5BCx0
- 分かりました。ただ、苗木との契約が済んでしまったので苗木の竜が呼び出される時に日向と最原に懐いていた竜と一緒に来そうな予感がする。
- 973 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 09:52:04.31 ID:7MEr32He0
-
田中眼蛇夢 との絆値がMAXになりました。 絆クエスト 田中眼蛇夢編 を開始します。
- 974 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 10:24:45.47 ID:7MEr32He0
-
田中「ふはははははははは! 小さき可能性達よ、見るが良い!! コレがこの氷の覇王が使役する暗黒神破壊四天王の真なる驚異だ!!」
ある日のこと。田中はいつも通りのテンションで暗黒神破壊四天王をマフラーから飛び出させ、その姿を「小さき可能性達」に見せる。……まぁ何だ。要するに──
園児A「うわぁ! ハムスターだぁ!!」
園児B「可愛い! ねぇねぇお兄ちゃん、触っても良い?」
田中「ふはははははは! 構わんぞ、暗黒神破壊四天王から許可を貰えたらの話しだがなぁ!!」
園児C「ええっと、ええっと……。さ、触っても良いですか!!」
暗黒神破壊四天王「「「「チューチュー!!」」」」
田中「ふっ、貴様らの「可能性」をコイツらも感じたらしい。よかろう! 各々好きにスキンシップを取って……。おい待て! もう俺様の漆黒の闇(マフラー)の中には何もいない! ただ虚無が存在するだけだ! 一目見ただけで目を潰されてしまうぞ!!」
園児D「お兄ちゃんは何で手に包帯を巻いてるの? 怪我してるの?」
田中「ふっ……。目ざとい「可能性」がいたものよ……。これはそう、かの邪竜バハムートと死闘を繰り広げた時に──」
春川「……子供達に変な影響を与えかねないからその厨二病は抑えて。……殺されたいの?」
春川に頼まれて、とある幼稚園が主催する「ミニ動物園」の手伝いをしているのだった。……所でなんで俺まで駆り出されてるんだ? 春川の奴、俺を本格的に「便利屋」か何かと勘違いしちゃいないだろうな???
春川「そんなことは思ってないよ。……あいつら同様「お人好し」の先輩だとは思ってるけど」
日向「それ褒めてるのか?」
春川「さぁ? 自分でもよく分かんない。兎に角、先生にはちゃんと「手伝って貰った」って伝えておくし、後でジュースとオヤツも配るから頑張って」
いやそれ園児達にも配る奴だろ……。余ったのを丁度良いからって押しつけられるだけだろ……。
田中「ふははははは! 祭りの屋台で売られていることがある金魚や緑ガメだが、それが早死にしてしまうのは貴様らの実力不足のせいだ! 俺様なら10年20年は軽く──おい待て、泣くな! 「死」という概念は生きとし生けるもの、全てに平等に訪れる。それは、今を必死に生きている証でもあり、その時が来ても悲しむ事などない。それを少しでも遠ざけようと懸命に生きること。それこそが人間に秘められたエゴという名の可能性という奴よ」
園児E「お、お兄ちゃんが何を言っているか分からないよぉ……。ずっとずっと生き続けて欲しいって思うのはダメな事なの?」ヒッグエッグ
春川「田中……何子供を簡単に泣かせてるの?(ギロッ)」
田中「ええい! 人の身、それも小さき可能性では俺様の言葉は通じんか……! ならば特異点よ!! 貴様が代わりに小さき可能性達に俺様の言葉を代弁するのだ!!」
日向「は、はぁ!?」
この野郎! いつも思ってるが俺はお前の通訳者じゃないぞ!? あと子供の前でまで覇王モードを維持するな!! 素の「田中眼蛇夢」でいろ!!
園児E「お兄ちゃん……?」
日向「え、ええっとな。つまりあのお兄ちゃんは↓3」
↓3までに、田中の言葉を通訳して下さい。それを>>1が上手い具合に纏めます。
- 975 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 10:58:58.74 ID:6dLJqL9TO
- 動物が好きすぎてああなったんだ
- 976 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 11:36:24.09 ID:4bSVBj42O
- どんな動物でも世話の仕方が悪ければ早く死ぬが正しい知識と愛情を持って世話をすれば長く一緒に居ることが出来る。
- 977 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 11:36:48.21 ID:k6ed5bvg0
- 言葉は難しいが悪い奴じゃない
- 978 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 14:02:33.34 ID:7MEr32He0
- えー「当分(約一時間)は来ないだろう」と思って布団に入ったのが全ての間違いでした。(土下座)今すぐ書き上げます。
- 979 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 14:37:45.29 ID:7MEr32He0
-
──ええい! もう知るか!! どんな解釈を子供達がしてもそれは俺じゃなくてお前の自己責任だからな!!
日向「動物が好きすぎてああなっちゃったんだ」
園児A「……好きすぎて?」
日向「ああ、ああ言葉が難しいからよく誤解されがちなんだけど、悪い奴じゃ無い。むしろ凄い兄ちゃんなんだぞ? 色んな動物と友達になれるし、動物とお喋りだって出来るんだ」
園児B「!! 動物さんとお話しできるの!? 凄い!!」
おっ、園児達の興味がかきたてられたようだ。あともう一息だな。
日向「そんな凄いに兄ちゃんがな。『どんな動物でも世話の仕方が悪ければ早く死ぬけど、正しい知識と愛情を持って世話をすれば長く一緒に居ることが出来る』って言ってくれてるんだよ」
園児E「……ずっとずっと……?」
……その子の言葉に、俺はどう返したら良いか暫く迷った。「生と死」かぁ……。まだ幼稚園に通う年齢の子に学ばせる概念じゃないよなぁ……? でもそう、あえて言葉にするなら──
日向「それは無理だな。誰だって、なんだって、いつかは死ぬ。でも「思い出」は残るだろ? それを出来るだけ「楽しかったなぁ」って生きてる側も死ぬ側も思えるように頑張るんだよ。それが「懸命に生きる」って事なんだ」
園児E「……思い出は、残る……」
日向「そうだ。あの兄ちゃんは友達が沢山いる分、色んな友達が懸命に生きる姿と、それでも死ぬ姿を何度も何度も見てきたんだ。……だからあんな風になっちまってるんだよ。だから許してやってくれ、な?」
……どうだ? 出来る限り田中の思いを俺なりに解釈して発言してみたが……。そういう事で合ってるんだよな、田中? ……あ、今俺の方を見て満足げに頷きやがった。どうやら「それで良い」と言ってくれているらしい。子供達も再び田中の元に集まって
園児B「ねぇねぇはおーのお兄ちゃん!! 幼稚園でうさぎとかめを飼ってるんだけど、その子達は何て言ってるか分かる!?」
園児C「今までどんな冒険をしてきたの? どんな「友達」がいるの!!?」
園児E「ど、どうしたら「友達」に「楽しかったなぁ」って思って貰えると思う!?」
教えて教えてー!! と、再び園児達の注目の的だ。田中は「ふはははははははは!!」と、やはり覇王スタイルを崩さず
田中「よかろう! 小さな可能性である貴様らにこの氷の覇王、田中眼蛇夢が魔獣共の声と想い、そして俺様が今までどんな冒険を繰り広げ、己が覇道としてきたか教えてやろう!! ついてくるがいい!!」
園児達『おー!!!!!』
そう言って、田中は園児達と共に、幼稚園に設置されているうさぎ小屋へと向かう。……やれやれ。また通訳が必要な事態になって俺に泣きついてこなきゃ良いんだが……。そんな俺の心配を余所に、今回開催された「ミニ動物園」は無事終了した。田中は最後まで園児達に大人気で『はおーのお兄ちゃん、また来てねー!!』と皆揃って言われていたほどだ。
……幼稚園からの帰り道、俺は田中に呼び止められ、軽く頭を下げられた。
田中「あー……。なんだ、特異点よ。今回も俺様の魔界訛りの言葉を通訳してくれて助かった。礼を言うぞ」
日向「気にするなって、いつもの事……。に、するのはちょっと勘弁して貰いたいが……。お前はお前で、生きていく上で、動物と関わっていく上で大切な事を子供達に教えたかったんだろ? その気概を俺が無駄にしたくなかった──ただそれだけさ」
田中は「ふっ」と少しだけ笑って。
田中「やはり貴様は『特異点』だな。この氷の覇王を前にして一歩も引かず、躊躇無く手を貸そうとする人間など、今まで数える程しかいなかった。貴様やメス猫のように積極的に近づこうとしてくる者は尚更だ」
いやそりゃそうだろうよ。だってお前、見た目だけなら完全に不審者その物だもん。しかも独自の言語と厨二めいた台詞を連発するから、そりゃあ色々と誤解もされるだろう。……ホント、根はとても良い奴なんだけどなぁ……。
田中「この氷の覇王の数少ない盟主として、これからもよろしく頼むぞ、特異点よ!!」
暗黒神破壊四天王「「「「チューチュー!!」」」」
日向「それは良いが、取りあえずお前も誤解されるような台詞は控えるように努力してくれ。頼むから、な?」
田中との絆クエストをクリアしました!! 「田中に助けを求める」難易度が更に下がりました!! 田中のパンツ(?)を手に入れました!!
- 980 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/22(日) 14:52:37.97 ID:7MEr32He0
- 日向「なぁ七海」
七海「なぁに? 日向くん」
日向「「牧場○語」や「ルーンファ○トリー」系の生産業と田舎生活をテーマにしたゲームって幾つかあるだろ? あれ現実の農産業や畜生業を見てると(ゲームの方が)難易度が低すぎやしないかと思うんだが、お前はどう思う?」
七海「うーん、答えるのに難しいのが来たなぁ……。簡単に言うと、前に言った「○の夏休み」と同じで「こんな田舎生活をしてみたい!!」っていう「夢」が題材になってるから、そういったリアルな部分……。特に「現実ならとても苦労する部分」は極力カットしてるんだと思うよ?」
日向「……ゲームの世界にまで風害や虫害、馬や牛の世話で大変な部分なんかを持ち出す必要は無いって事か」
コンコンコン!
日向「おっと、依頼者かな?」
七海「今度はどんなクエストなんだろうね」
日向「お前はお前で、なんでもゲーム用語に置き換えようとする癖を止めような? はーい! どうぞ!!」
↓3「失礼します」
↓3までで一番「高かったコンマ」なお、依頼者が誰かが決まった後は次スレでやります。
- 981 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 14:59:55.59 ID:k6ed5bvg0
- 赤松
- 982 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/10/22(日) 14:59:58.08 ID:xQHU6p0HO
- キーボ
- 983 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/22(日) 15:00:16.83 ID:3rbYuWpfO
- 千尋
- 984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:21:31.08 ID:NHJvCa2qO
- 埋め
- 985 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:22:06.01 ID:NHJvCa2qO
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- 986 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:22:40.16 ID:NHJvCa2qO
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- 987 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:23:30.72 ID:NHJvCa2qO
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- 988 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:24:00.49 ID:NHJvCa2qO
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- 989 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:31:01.56 ID:wtFSa5EXO
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- 990 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:31:34.11 ID:wtFSa5EXO
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- 991 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:32:05.13 ID:wtFSa5EXO
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- 992 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:32:39.53 ID:wtFSa5EXO
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- 993 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:33:39.53 ID:HDTenCpGO
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- 994 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:34:07.02 ID:HDTenCpGO
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- 995 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:35:09.53 ID:FZ0DhH+QO
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- 996 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:43:01.72 ID:0RlKVkGQO
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- 997 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:44:54.58 ID:0RlKVkGQO
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- 998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:47:26.82 ID:0RlKVkGQO
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- 999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:47:53.19 ID:0RlKVkGQO
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- 1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/03(日) 17:49:31.81 ID:zaLDIzPDO
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