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日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
- 719 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/28(木) 22:05:47.39 ID:anMNCOuZ0
- ↓3まで。
- 720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/28(木) 22:10:10.11 ID:MoazEA4O0
- 1106
- 721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/28(木) 22:14:26.84 ID:2H8OQpa/0
- 日向と田中の誕生日を足した数なので1315
- 722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/28(木) 22:19:25.66 ID:QW8nw/qjO
- 1828
- 723 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/28(木) 22:42:52.71 ID:anMNCOuZ0
- >>721 大正解 ボス戦の難易度が1下がりました。
俺と田中の「誕生日の合計値」……つまり、0101+1214=1315!! これが俺の答えだ!!
──ガチャン! と扉のロックが外れる音が聞える。
終里「おお、やるじゃねぇか日向!」
と俺を称える終里と共に、俺達は手術室の中へと足を踏み入れた──
〜〜〜〜〜〜
田中・ビンセント・パイク「ククク……よもや本当に現われるとはな! 伝説の勇者よ!!」
巨大な手術室の奥の奥。非常口と書かれている扉の前に、田中はいた。いつも着ている漆黒の衣装はリッチーを模した物になっているからかボロボロで、顔の半分には髑髏の面が付けられている。……中々に凝った衣装だ。役になりきっているのか、いつもよりもノリノリな気もする。
ソニア・シャルロット・ディオール「ああ! 本当に……。本当にいらして下さったのですね、我が祖国に伝わる伝説の勇者様!!」
一方、ソニアは所謂パーティードレスを着て、鉄の鎖で雁字搦めに縛られていた。田中同様、俺を見て眼を輝かせていることといい、この二人の思惑通りの展開になっているようだ。……仕方が無い、最後までこの茶番に付きあってやるか。
日向「ソニアを放せ! 田中・ビンセント・パイク!!」
田中「ククク……実に勇んだ声だがもう遅い! 黄泉の門は開かれ、我が本体を地獄の底から呼び出す準備は整っ「おらぁあああああああ!!」あっぶな!! き、貴様、敵が喋っている時は攻撃をしてはならぬという世界条約を知らんのか!?」
終里「あん? だってこのあとらくしょん? 田中をとっちめればオレらの勝ちなんだろ? だったら──」
日向「あー、終里? 多分勝利条件は「田中が呼び出す何か」を倒す事だから、田中本人をとっちめても意味無いと思うぞ?」
俺が咄嗟に終里にそう言うと、彼女は「なんだよ、面倒臭ぇな……」と渋々拳を引いてくれた。危ない危ない……もう少しで二人が折角用意してくれたこの特別アトラクションが台無しになるところだった……。
田中「と、兎二角だ! 貴様ら脆弱な人間など、我が本体の敵では無い!! すぐに討ち滅ぼしてくれるわ!!」
田中がそう言うと、手術室全体に煙幕が放たれ、視界が全く効かなくなる。数秒後、俺達の目の前に現われたのは──
田中・ビンセント・パイク『ヴォオオオオア゛アァアアアアアアアアアア!!』
肥大化し、某ゾンビゲームに出てくる「タイ○ント」の様になった田中・ビンセント・パイク(の人形)だった。……こいつを倒せば晴れてゲームクリアって訳か。よし、気を引き締めていくか!!
↓1 日向の活躍度(+20)
↓2 終里の活躍度(+20)
- 724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/28(木) 22:44:50.19 ID:cSKCwbOd0
- あ
- 725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/28(木) 22:44:51.00 ID:MoazEA4O0
- さ
- 726 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/28(木) 22:46:20.19 ID:anMNCOuZ0
- >>725 あ(察し)
- 727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/28(木) 22:52:22.54 ID:2H8OQpa/0
- 大分鬱憤が溜まってたんだろうなぁ。終里は。
- 728 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/28(木) 23:09:11.67 ID:anMNCOuZ0
-
日向の活躍度 39
終里の活躍度 00(スパクリ)+20=120
──それは、俺が早速手にした剣で田中・ビンセント・パイクに斬りかかろうとした一瞬前に起こった。
終里「──オラァ!」
終里が先ほどの鬱憤を晴らすが如く、田中・ビンセント・パイクの鳩尾に思いっきり渾身の蹴りを放つ。超高校級の体操部である終里の蹴りをモロに喰らった田中は、一気に壁際まで吹き飛ばされた。
田中・ビンセント・パイク『なっ! ちょ、貴様、まっ──!!』
大慌てで体勢を立て直そうとする田中だが、時既に遅し。
終里「──オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオオらオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!!!」
完全に戦闘スイッチが入ってしまった終里に身体全体をフルボッコにされ、あっという間にピクリとも動かなくなってしまった。……今更だが、終里をこのゲームに参加させたの、間違いだったんじゃないか? 思わず唖然とする俺とソニアだが、ソニアは「ハッ」と気づくと慌てたように言う。
ソニア・シャルロット・ディオール「で、伝説の剣です!! 伝説の剣で首を絶たなければ不死の存在である田中さんは幾度でも蘇ってしまいます!!」
日向「お、おう……」
俺はソニアに言われた通り、ピクリとも動かなくなった田中・ビンセント・パイクの首を手にした剣でスパンと刎ねる。……なんとも味気ない結果となってしまったが、これでゲーム終了……。俺がそう思った、次の瞬間。
──ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
終里「うおっ!? な、なんだぁ!?」
突如として手術室が揺れ出し、倒したはずの田中・ビンセント・パイクの声が部屋の中に響いた。
田中・ビンセント・パイク『く、ククククク……流石は伝説の勇者よ……。だが、我とてこのまま終わるつもりは無い……! 黄泉の門を完全に開き、貴様ら諸共道連れにしてくれるわ!!』
いや、俺殆ど何もしてないんだが……。そうツッコむ間もなく、手術室の揺れはドンドンと大きくなっていく。
ソニア・シャルロット・ディオール「……こうなっては仕方ありません。私がヒトミゴクウとなって黄泉の門を閉じます!! 勇者様はお仲間と共にスタコラサッサと逃げて下さい!!」
日向「そんな…………!!」
自分を犠牲に、俺達を逃がそうとするソニア。そんなソニアに俺は……↓2
- 729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/28(木) 23:10:37.66 ID:MoazEA4O0
- 下
- 730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/28(木) 23:10:43.21 ID:+wPbDn5q0
- さげ
- 731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/28(木) 23:11:47.16 ID:0sCTWVzsO
- お姫様だっこして脱出
- 732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/28(木) 23:13:20.66 ID:LNwKIISFO
- ソニアと一緒にいる
- 733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/28(木) 23:44:32.13 ID:RvDTxTvOO
- にしても今回のはいつもの夏休みとは違って濃厚だったな
これまではキャラの組み合わせが悪かったのか?
- 734 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/28(木) 23:47:40.99 ID:anMNCOuZ0
-
……あーあ。これは二人が用意してくれた遊びで、今までのはただの茶番で、心配する事なんて何にもないって分かっているのに──
日向「……なーんで「見捨てる」って選択肢が端から無いんだろうなぁ!!」
俺は鎖で雁字搦めに縛られたソニア・・シャルロット・ディオールを抱き抱えると、大急ぎで手術室を飛び出す。鎖の分、以前ソニアを抱きかかえた時よりは重く感じたが、それでも「軽い身体だなぁ」と心の奥底で思った。
ソニア・シャルロット・ディオール「──え、えええっ!? あ、あの勇者様、何を……!?」
日向「勇者として、お姫様を助け出すって当然の行動をするだけだ! 終里、殿を頼む!!」
終里「お、おう? 何だか分からねぇが任せとけ!!」
こうして俺達は、田中・ビンセント・パイクに支配された戦慄迷宮を脱出する事に成功した。……予定外の流れになってしまって相当恥ずかしかったのか、顔を真っ赤にしたソニアのおまけ付きで。
〜〜戦慄迷宮・外〜〜
ソニア・シャルロット・ディオール「ああ……勇者様、なんということを……。これでは黄泉の門が……」
戦慄迷宮を脱出した後、地面に下ろして鎖を解いたソニアが、悲しむような声で俺を責める。……え、この茶番まだ続くのか? 俺が流石にそうツッこもうとした時だった。
???「ふはははははははは! その心配はないぞ、特異点よ!!」
先ほどまでも聞いていた、奴の高笑いが耳に入ってくる。……またか、今度はなんだっていうんだ。
日向「……今更何しに来たんだよ「田中」」
田中「なに、この迷宮から黄泉の門が開く気配を感じてな……。非常事態とみて駆けつけたまでよ」」
先ほどとは違い、いつもの衣服に身を包んだ田中が、悠々と現われる。まるで先ほどの茶番など無かったかのように振る舞っているが、よくその場のアドリブで話を合わせられるなこいつ。
ソニア・シャルロット・ディオール「あ、貴方は我が祖国に伝わる伝説の氷の覇王様では!?」
田中「そう! 我こそは何れこの世の全てを統べる氷の覇王、田中眼蛇夢なり!!」
何かソニアまで便乗し始めたし……。こっちはもう良い加減疲れてきてるんだが……何でも良いから早く休ませてくれないかなぁ……。
田中「安心しろ、特異点よ。不死の王に支配されたこの迷宮で開いてしまった黄泉の門は、この俺様が責任を持って封じよう。なに、俺ならば訳はない。ついでに連れ去られてきた異国の姫君も、元の国に送り返しておこう」
日向「……そうか、それは助かるよ」
田中はそう言うと、戦慄迷宮の入り口に向かって歩き始める。ソニアはそれを追おうとし──俺の方を振り返った。
ソニア・シャルロット・ディオール「勇者様……。私、勇者様が世界よりも私を選んでくれたこと、助けてくれたこと、一生忘れません!! 本当にありがとうございました!!」
そう告げて、今度こそ田中を追って再び戦慄迷宮の方に入っていくソニア。……きっと数十分後には何食わぬ顔で「あら、みなさんどこにいってらっしゃったんですか?」とかなんとか言いながら、何食わぬ顔でどこかから俺達の知っている「ソニア・ネヴァーマインド」が出てくるに違いない。
終里が「なぁ、結局これって何だったんだ?」
と当然の様に聞いてくる。その意見には大いに同意したい所だが……。
日向「……さぁな。でもまぁ、後味は悪くなかったんじゃないか。俺なりに頑張ったとは思うよ」
──だって、ソニアの満面の笑みを、久しぶりに見られたのだから。
本日はここまで。まさか夏休み1日にここまで時間を使う事になるとは思わなかった……!! ではまた明日。夜9時頃にお会いしましょう。
- 735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 00:55:03.13 ID:SxqOuw6UO
- 乙
なかなかキャラシナリオまでいかないな
- 736 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 07:17:13.13 ID:jCOCxUTa0
- 仕事に行く前に、これだけ投下。
〜〜夏休み12日目〜〜
結局昨日は絶叫系ジェットコースターには一回も乗れなかった……。だからという訳じゃないが、なんていうかこう……刺激が欲しい!
そう、これぞ夏休み! と言えるような刺激のある一日が……!!
さて、どうやってこの鬱憤を晴らそうか↓2
- 737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 07:18:12.34 ID:IxydHneAO
- 踏み
- 738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 07:18:39.29 ID:MeBqpxRNo
- ソニアとデートする
- 739 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 10:06:38.90 ID:jCOCxUTa0
- >>738 了解しましたが「どこで」デートをするかまでお願いします。(7時になっても返答がなかった場合、>>1が勝手に決めます)
- 740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 11:18:32.69 ID:22L0zjDco
- 夏祭りとか?
- 741 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 20:32:56.81 ID:jCOCxUTa0
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます。
>>733 いえ、単に作者の筆が乗っただけです。
>735 「あと一歩」の所まで来ているキャラは結構いたりします。
- 742 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 20:33:52.13 ID:jCOCxUTa0
-
ソニア「──と、いうことでやって参りました! 埼玉県某所にある『グリーンパーク アクア○ラダイス パティオ』です!!」
あっれれー? おっかしいぞー? つい昨日もこんな事があった気がするんだが、何かのデジャヴかな?
俺は昨日同様、ソニア(とその従者達)に黒塗りの高級車で半ば強引に拉致られ、某県某所にある屋内レジャープール施設に来ていた。名前は『グリーンパーク アクア○ラダイス パティオ』約54,000m²と広大な敷地面積を誇る地中海沿岸のリゾート地をイメージした屋内レジャープールで、波のプールやウォータースライダーだけでなく、サウナやジャグジーもあるため、遊ぶだけでなくリゾート的な過ごし方もできる。また屋外には広大な花畑があり、春は色鮮やかなチューリップ、夏は可憐なユリと四季折々の花々でにぎわっている。
屋内レジャープールだから季節に関係無く遊べるレジャー施設ではあるのだが……まぁ別に良いか。今回も昨日同様完全貸し切り状態みたいだし、(というか仮にも「超高校級の王女」という肩書きのため、そうしないと隙が多く出来るレジャー施設などでは安全に遊べないらしい)国内有数の大型レジャープールだ。俺も思いっきり楽しませて貰うとしよう。
──と、思っていたのだが、俺はここである違和感に気づいた。
日向「……なぁソニア。俺以外のみんなはどこにいるんだ?」
そう、施設内に入っても俺達(とSP隊)以外誰の姿も見えない。誰と一緒に車に乗せられてた訳でもないし、先に行って遊んでいるのかと思っていたんだが……。あ、遅れて来るって可能性もあった──
ソニア「……いませんよ?」
日向「……は?」
ソニアが若干緊張したような面持ちで、俺に衝撃の事実を告げてくる。
ソニア「今日は私と日向さんの……その、二人っきりです……」
「え?」と言葉が口に出ると同時に、ドクン、と心臓の音が跳ね上がるのを、俺は自覚していた。俺達二人っきりでプールで遊ぶって、これではまるで、その……。
ソニア「え、ええっと……。と、兎に角着替えてきますね!!」
日向「あ、おい!!」
俺が制止する間もなく、ソニアは女子更衣室へと駆けてゆく。……何故だか妙に緊張感が高まってきたぞ。クラスメイトの友達と一緒に遊ぶだけだってのに一体何を考えようとしてたんだ俺は……。
謎の緊張を解きほぐすため、一度深く深呼吸をすると、俺も男子更衣室へと向かう。
日向「……いやー、改めて見ても凄く広いな」
俺はさっさと着替えを終えて、ソニアより先にプール施設内に足を踏み入れていた。流石は北関東最大級の屋内型レジャープール。グー○グル先生で「レジャープール オススメ」と検索して上位に来る施設なだけはある。
ソニア「お、お待たせしました日向さん……」
↓1 高コンマほど過激な水着
- 743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 20:38:39.21 ID:eedSFeGUO
- いけ
- 744 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 20:55:24.74 ID:jCOCxUTa0
- 21 ワンピースタイプの水着
日向「お、おう」
ソニアが着てきたのは、白のワンピース型の水着だった。
肌の露出はなるべく控えたいという女性にオススメのワンピースタイプの水着だが、柄やウエスト位置に切り替えが入ったデザインの為、メリハリが効いていて、スタイルがいつもよりも良く見える。
ソニア「えっとその……い、如何でしょうか。や、やはり以前のようにその……。ビキニタイプの物の方が良かったですか?」
緊張かつ不安げに効いてくるソニア。……「以前のように」とは腐川の依頼で俺がソニアの下着写真を撮った時の事だろうが、アレは俺も内心かなり恥ずかしかったので思い出させないで欲しいんだが……。
日向「い、いや! 凄く似合ってると思うぞ。なんというか……その「ああ、やっぱり綺麗だな」って思ったよ」
ソニア「そ、そうですか……」
俺がそう言うとソニアは安心したように「ほうっ」と息を吐いた後、顔を少しばかり赤らめさせた。それから暫し無言になる俺達。……一体何の緊張感なんだろうな「コレ」は。
日向「さ、さあ! 時間は有限なんだし、早く遊ぼうぜ!!」
ソニア「そ、そうですね! タイムイズマネーです! は、早くどこかのプールに入りましょう!!」
そうして俺達は広大な敷地を誇る屋内レジャープールで一緒に遊ぶことになったのだが……。
↓1 高コンマほどハプニング発生
- 745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 20:57:28.72 ID:b3RajbuqO
- あ
- 746 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 21:34:15.35 ID:jCOCxUTa0
- 72かぁ……。ソニアのバストはもっと大きかったはずなんですgおっと誰か来たようだ。
その「事故」(あくまで事故だと主張させて貰う)は、南欧の雄大な川の流れを連想させる流れるプールや、地中海リゾート気分で楽しめる波のプールで一通り遊び終わった後に起こった。
日向「それじゃあそろそろ「アレ」いくかぁ!」
ソニア「はい! 私も楽しみでした!!」
アクア○ラダイス パティオが誇る、スリル満点のウォータースライダー。この施設の目玉と言っても過言ではないそのスライダーに乗るために、俺達は階段を上っていく。
日向(……スライダーの数は一つか。それじゃあ俺が先行して、後からソニアに──)
ソニア「……あのー、日向さん」
日向「ん? なんだ?」
ソニア「あの……。もし日向さんさえ良ければなんですが、一緒に滑りませんか?」
日向「え? いやでも、それって危険じゃないか?」
ソニア「日向さんが私をしっかり抱きしめてくれれば問題ありません! 男は度胸! 女は愛嬌!! オカマは最強です!! さぁ、日向さん! どうぞ!!」
半ばやけくそ気味にも見えるソニアが、先行してスライダーの入り口に座る。「どこで覚えたんだそんな言葉」とツッコむ余裕もなく、俺も「じゃ、じゃあ折角だし……」と、ソニアを後ろから抱きしめるような形で座った。……柔らかく、そして何より抱き心地が良い。一人の男として、そんなことを思わずにはいられなかった。
……なんだろう、ウォータースライダーでは良く見る光景なのにとんでもなく恥ずかしい行為をしているように思えてくる。ソニアのお腹に手を回しながら、俺は沸き上がる羞恥心と下心を抑えるのに必死だった。
ソニア「? 日向さん?」
日向「な、ななななんでもない! ……行くぞ!!」
ソニア「はい! どーんと来やがってください!!」
ソニアを抱きかかえ、俺達はウォータースライダーを滑っていく。……結構なスピードだ。やはり一人ずつ滑った方が良かったんじゃ──俺がそんなことを思った時、事件は起きた。
ソニア「わぷっ!」
日向「どわっ!!」
ウォータースライダーのゴールであるプールに、俺達は勢いよく叩き出される。……その衝撃が不味かった。
ソニア「ひ、日向さん。その……えっと……」
日向「…………あ」
一体何が起きたのか。一言で言うと、ソニアの腹を掴んでいたはずの俺の両手が、彼女の胸へと行っていた。丁度、背後から彼女の胸を揉んでいる形だ。──なんと良い揉み心地なのだろう。こんな幸福感を得られる物質が、果たしてこの世に在るのだろうか。
刹那の時間でそんなことを考えると、俺は大慌てでソニアの胸から手を放し、全力で頭を下げる。
日向「ほ、本当にすまない!! ワザとじゃないんだ! その、何を言っても言い訳にしかならないけど……」
ソニア「い、いえいえ! そもそも私が一緒に滑りませんかと提案したわけですし!! その……わ、私も嫌な感じはしませんでしたからって何を言ってるんでしょうねアハハハハハハ!!」
結局、その後の遊びも全てぎこちなくなってしまった。夏休みの楽しい思い出になる筈が、ソニアには本当に申し訳ないことをしたと、俺は心の中でずっと悔やんでいた。
年頃の女性(しかも王女)の胸を揉んだ。揉んでしまった……俺、社会的に抹殺されたりしないよな……?
ソニアとの絆が深まりました!!
- 747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 21:38:43.12 ID:DSJoH28d0
- 90以上だったらどうなってたんですかねぇ
- 748 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 21:40:07.26 ID:jCOCxUTa0
- 〜〜夏休み13日目〜〜
13って言うと世界共通の「不吉な数字」だ。「死刑(首吊り)が執行される階段の段数だから」っていうのがこの国でのイメージだけど、銃殺刑や電気椅子で処刑を行なうアメリカとか他の国じゃあ違う理由だったりすんのかな?
さて、じゃあ今日は不吉を吹き飛ばすような事でもしてみようか↓2
- 749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 21:40:58.47 ID:eedSFeGUO
- あ
- 750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 21:41:02.94 ID:DSJoH28d0
- 大和田・王馬・終里とバイクレースで競争
- 751 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 21:43:10.79 ID:jCOCxUTa0
- >>750 太和田は兎も角、王馬や終里、日向ってバイク免許持ってましたっけ……?(理由付けが思い付かない)
- 752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 21:45:06.47 ID:DSJoH28d0
- >>751
いや別に持っていてもおかしくないと思って安価したんだけダメなの?
- 753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 21:45:07.71 ID:CuRxGNG60
- 今後の為に苗木と最原と一緒に花村主催の料理教室に参加した。
- 754 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 21:46:09.08 ID:jCOCxUTa0
- 一応グー○ル先生に聞いてみましたが、初心者向けの「草レース」と言うのはあるらしいんですが、それもやはりバイクの免許が必要らしくて……うーむ……
- 755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 21:49:37.34 ID:DSJoH28d0
- >>754
こっちで理由付けしていいんなら
日向は左右田が造ったバイクを見て七海乗せて走りたいと思ったから
王馬は犯罪組織の総統なので逃走手段の一つとして免許持ってる
終里は弐大の影響で(弐大も多分免許持ってる)
- 756 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 22:00:31.87 ID:jCOCxUTa0
- それと、終里がバイク免許を習得出来るとは思えない(頭の良さ的な意味で)ので、こういう形にさせていただきます。
太和田「うっし! テメェら、覚悟は良いなゴラァ!!」
終里「へへっ! 当然だろうが、バイクレースってのはビビった奴が負けるんだろ? オレがこんなもんにビビる訳ねーだろうが!!」
王馬「にしし、オレはまぁ順位に関してはどうでも良いんだけどさ。超高校級の暴走族の太和田ちゃんがもし最下位になったら面白そうだよねー!!」
三人がそれぞれバイクのエンジンを蒸かせに掛かる。俺も負けじとエンジンを蒸かせるが、刻一刻と迫る「開始」の時が近くなる度に、緊張で胸がドキドキと高鳴る
レース開始まであと3秒……2……1……
日向「──ッツ!!」
太和田「行くぜオラァアアアアアアア!!」
プワァーン!! という開始音と共に、そのバイクレースはスタートした。
↓1太和田(補正+20)
↓2終里(補正−20)
↓3王馬(補正+30)
↓日向(補正+20)
- 757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 22:01:13.95 ID:12/l4eI60
- あ
- 758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 22:02:20.58 ID:heDOm5JoO
- を
- 759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 22:04:37.95 ID:CuRxGNG60
- ドリフト
- 760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 22:05:16.01 ID:DSJoH28d0
- 私有地なら免許いらないっぽいけどね
- 761 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 22:31:41.71 ID:jCOCxUTa0
- >>760 そうですが、そもそも「運転」が出来ないと意味無いので。
太和田 95+20=115
終里 58−20=38
王馬 95+30=125
日向 01+20=21
──その「レース」は、上位陣だけ見れば正しくデッドヒートだった。
太和田「オラアアアアアアアアアア!!」
太和田が無茶苦茶なドリフトで急なカーブを強引に進めば──
王馬「にししっ! こういうのはテクニックを使わなきゃね!!」
王馬が太和田の強引なドリフトの影響で開いた内を冷静に責める。流石は太和田と王馬だ……二人ともこの「バイクレース」を知り尽くしている!!
終里「だーっクソッ! おい、このオンボロバイクぜんっぜん俺の思った方向に進んでくんねぇんだけど!?」
そんな二人に対し、大苦戦しているのが終里だ。どうやら前に進むことは出来る様になったらしいのだが、左右の制御が上手く行かないらしく、峠の辺りでガードレールにぶつかりまくってウロチョロしている。
太和田「負けるかぁああああああああああ!!」
王馬「にししっ! 流石は太和田ちゃんだね!!──それじゃあ俺も「本気」だしちゃおうかな!!」
ゴール目前で、太和田と王馬のデッドヒートが続く。そして、この勝負を決したのは──
王馬「──げっ! 石丸ちゃん!!」
太和田「はあっ!? ……おい、兄弟がどこに──あああああああああああああ!!?」
王馬「にししっ! 嘘だよっ!!」
王馬お得意の「嘘」だった。太和田は王馬の付いた嘘に惑わされ、ホンの一瞬だがバイクのアクセルを踏むのを止めてしまったのだ。「王馬テメェ!!」という太和田の怒鳴り声が響く。
王馬「いやー、これっぽっちの嘘で動揺して負けちゃうなんて、太和田ちゃんも詰めが甘いねぇ。それと「盤外戦術」って知ってる? ルールに「何でもありだ」って最初に言ったのは太和田ちゃんでしょー?」
太和田「グ、グググググググググ! 「本物」のレースならぜってぇ負けてねぇのに……!!」
そう、これが本物のバイクレースならば太和田がぶっちぎりで勝っていただろう。──俺達が今やっているのはバイクレースを模したゲーセンの「ゲーム」だ。最新式の3Dモデルを使用しているらしく、躍動感や臨場感もあり、全国各地で大好評らしい。
今日はそのゲームを四人で遊ぶことになっていたのだが……
終里「クッソー! やっぱこういうのは性にあわねぇ!!」
王馬「終里ちゃんはそうだろうねぇ。バイクの免許なんて絶対に習得出来ないだろうし……。ってあれ? そう言えば日向ちゃんはどこ走ってるの?」
日向「……お前、分かった上で言ってるだろ……」
俺はと言えばスタート直後の峠の入り口で右往左往しているぶっちぎりの最下位。太和田曰く「……先輩はその……練習すればなんとかなると思うっすから……」と励ましてくれたが……。
今度七海にレースゲームの基礎、教えて貰おうかなぁ…………。
太和田、王馬、終里との絆が深まった!!
- 762 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 22:35:00.83 ID:jCOCxUTa0
- 〜〜夏休み14日目〜〜
良い感じに日に日に思い出が増えていく気がする。勿論良い物も悪い物もあったが、このまま行けば今年も充実した夏を過ごすことが出来そうだ。
さて、今日は何をしようか……↓3
- 763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 22:35:57.24 ID:eedSFeGUO
- あ
- 764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 22:36:23.01 ID:12/l4eI60
- 東条が水着エプロンで1日ご奉仕
- 765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 22:36:27.61 ID:coMIfCTWO
- 百田春川最原とトレーニング
- 766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 22:36:48.78 ID:CuRxGNG60
- 今後の為に苗木と最原と一緒に花村主催の料理教室に参加した。
- 767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 22:39:39.66 ID:CuRxGNG60
- なかなか取れんなあ。
- 768 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 22:53:12.42 ID:jCOCxUTa0
-
百田「っしゃあ! お前ら、今日は俺のリハビリトレーニングに付きあってくれてありがとよ! 先輩も、今日はよろしく頼むぜ!!」
日向「ああ。良いトレーニングにしよう」
俺は先々週病院から退院したばかりだという百田の「トレーニング」に付きあっていた。あの「動物属性付与薬事件」以降、病院での生活を余儀なくされていた百田だが、退院してからは元の体力を取り戻すべく、全力でトレーニングに励んでいるらしい。リハビリが終り次第、左右田同様弐大にもトレーニングを頼む予定でいるんだとか。
最原「あはは……。百田くん、前も言ったけど、絶対に無理はしないようにね。まだまだ病み上がりなんだから」
春川「入院中、まともな食生活も出来て無かった(胃と腸の手術なので)んでしょ。……まずは体力を付けることから始めなよ」
百田「おう! 健康的な食事を摂るのは宇宙飛行士(訓練生)の基本だからな!! 取りあえず、今日のメニューも(百田基準で)軽く済ませるつもりだぜ」
そう言ってはいるが、取りあえず100メートル走を十本って……間違いなく「リハビリ」の範囲を超えているようにしか思えないんだが。最原と春川も、百田のことが心配でいつも以上に気を張っているようだ。ワザワザ俺を「監視員」として増やすよう相談の電話をしてきた位だしな。
百田「んじゃ、トレーニング開始だ! いっくぜぇ!!」
トレーニングの成果
↓1 百田(補正−30)
↓2 最原(補正−10)
↓3 春川(補正+30)
↓4 日向(補正+20)
- 769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 22:54:51.63 ID:YS5zLuJSO
- は
- 770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 22:56:03.09 ID:DSJoH28d0
- ほい
- 771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 22:56:12.57 ID:12/l4eI60
- ん
- 772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 22:57:20.11 ID:I1tWxRa4O
- はん
- 773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 22:57:28.08 ID:CuRxGNG60
- そっち
- 774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 23:02:49.18 ID:CuRxGNG60
- ゾロ目の場合はどうなるのやら?
- 775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 23:05:15.90 ID:DSJoH28d0
- 日向マイナス1ってどういう事だよ
- 776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 23:06:40.44 ID:CuRxGNG60
- マイナスは最原じゃないか?
- 777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 23:12:45.99 ID:DSJoH28d0
- そうだったわごめん
- 778 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 23:19:48.82 ID:jCOCxUTa0
- 最原えぇ……。
百田 63−30=33
最原 9−10=−1
春川 57+30=87
日向 11(ゾロ目ボーナス)+20=31なのですが……?
百田「ぜぇ、はぁ……ぜぇ、はぁ……。ちくしょー! やっぱ体力落ちてんなぁ……!!」
トレーニング終了後。そう言って地面にへたり込む百田だが、俺は逆に感心していた。
日向「いや、百田。お前凄いぞ。先々週退院したばっかりなんだろ? それでここまで出来るなんて、普通考えられないぞ?」
百田「へへっ……。サンキュー先輩。でもダメだ。何せ俺は宇宙に轟く百田快斗なんだからな! 多少の入院生活程度でへばってられっか!!」
普段の百田と比べれば、全快時の実力の1/3も出せていないのかもしれない。それでもなおこの向上心だ。……こいつはいつか絶対に宇宙飛行士になれると、俺はこの時確信した。
百田「つーか先輩こそ悪ぃな。余計な気を使わせて俺に合わせてもらっちまってよ……。アンタ、本当はもっと「デキる」人だろ?」
日向「……そこまで分かるのか」
そう、俺はあの日左右田の頑張りを見て以来、それに感化されて自主トレを始めていたのだ。弐大に頼もうかとも思ったのだが、アイツは既に左右田のトレーニングと、終里とのバトルに時間を割いてしまっている。さらにリハビリ後に百田まで時折加わるとなると、俺が混ざる余地は無いだろう。
なので本当はもっとトレーニング成果を出せたのだが「ある理由」で俺はリハビリ中の百田に付き添ってトレーニングをしていた。それが……。
最原「ぜひゅー……。ぜひゅー……」
春川「……最原、アンタ。百田がいない間のトレーニング、サボってたでしょ」
百田「終一よぉ……。いや、お前が探偵業で忙しくなってるってのは知ってたけどよぉ……」
最原「ご、ごめんなさい……」
最初のトレーニングで息も絶え絶えになり、次のトレーニングで地面に倒れ伏して春川の介護を受ける羽目になった最原だ。どうやら三人はいつも一緒になって「トレーニング」をしていたらしいのだが、百田が不在の一ヶ月間、最原はトレーニングを丸々サボっていたらしい。
……一日サボれば自分に分かり、二日サボればプロに分かり、三日サボれば素人にも分かる。なんて言われているが、どうやら本当にトレーニングのし直しが必要だったのは最原だったらしい。
最原はその後も二人に叱咤されながら、申し訳なさそうに帽子を深く被っていた。
最原・百田・春川との絆が深まりました!!
- 779 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 23:26:05.69 ID:jCOCxUTa0
- 〜〜夏休み15日目〜〜
いよいよ夏休みも半分が過ぎようとしている。……ここまでずっと受け身だったし、そうだな……。今回は「俺が」誰かを連れて遊びに行ってみるか!!
↓2 誰と何をする?(勿論三人までなら何名でも構いません)
- 780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 23:27:57.09 ID:eedSFeGUO
- さげ
- 781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 23:28:17.11 ID:CuRxGNG60
- 苗木と最原と一緒に花村主催の料理教室に参加した。
- 782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 23:28:24.32 ID:12/l4eI60
- 七海と澪田と舞薗とダンスゲーム対決
- 783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/09/29(金) 23:28:25.78 ID:kaKUPlC70
- セレス山田苗木と餃子巡り
- 784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 23:29:15.24 ID:CuRxGNG60
- やっと取れたよ。( ;∀;)
- 785 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/29(金) 23:31:29.75 ID:jCOCxUTa0
- 内容が決まったところで本日はここまで。また明日、9時頃にお会いしましょう。(ゾロ目……ゾロ目かぁ……どんな効果にしようかなぁ……)
それと「コレってどういう事なの?」「こういうのはおk?」というスレに対する質問は随時受け付けております。
- 786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/29(金) 23:59:35.27 ID:DSJoH28d0
- 質問か……
それじゃあ希望ヶ峰学園で天下一武道会開いて大神や戦刃の超リアルファイトはできる?
- 787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 00:43:45.58 ID:iXp9F8+fO
- 九頭竜妹サトウ苗木こまる葉隠母の登場は絶望的?
霧切父は立場上学園にいるはずなんだが
- 788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 11:02:30.67 ID:v4chdAHfO
- 結局紹介されたssは読んだの?
そろそろ常識改変で全裸の日にしたいぜ
- 789 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/30(土) 13:58:34.36 ID:kBUcgJoc0
- こんにちは。中途半端な時間ですが、投下します。
>>786 出来ますが、その二人が参加する場合日向は(恐らく)参加しませんし、日向が参加する場合、逆にその二人は参加しません。
>>787 その件に関しては黙秘させていただきます。(ちゃんと理由があります)
>>788 モノクマ「またテキトーに誰か絶望病にする」赤松 「結婚予想TV…?」 【安価】モノクマ「ごった煮ラブアパート!」【安価】澪田「はいっ、澪田唯吹です!(むっきゃー創ちゃーん!)」は読ませていただきました。他のも時間が出来次第読ませていただきたいと思います。
- 790 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/30(土) 14:00:16.58 ID:kBUcgJoc0
-
花村「ウェルカーム!レディース&ジェントルマン!! ようこそ、夏休み特別料理教室へ!! 僕の名は花村輝々、言わずとしれた超高校級の料理人さ!!」
壇上を背に、花村が決め顔で自己紹介をする。同期である俺は当然こいつが「どういう奴」であるのかを知っているのだが、滅多に顔を合せないであろう苗木と最原は若干緊張気味だった。
──「今後の為」に、アイツ(花村)が開く料理教室に参加してみないか──そんな誘い文句で、78期生の中心的存在である苗木と、同じく77期生の中心的存在の片割れである最原を誘い、俺達はこの「夏休み特別料理教室」とやらに来ていた。「今後の為」とは、勿論「希望ヶ峰学園を卒業した後」の話である。二人がどうするのかは定かでは無いが、俺は取りあえず一人暮らしを始めるつもりだし、自炊が出来て困ることは無い。今の時代、男だって炊事や水回りの雑用は普通に出来ないといけないしな。
それにしても男女比が……↓1 高コンマほど女性が、低コンマほど男性が多い。
花村「今日皆に作って貰うのは↓3だよ(低難易度の物でお願いします)! なぁに、心配ないさ。誰だって最初はお米も満足に炊けない初心(ピュア)な初心者……。ボクが皆を優しくリードして気持ちよーく(料理)させてあげるから、皆はボクを信じて身を任せて!!」
相変わらず一々言い方が引っかかる言い回しをするなぁ……。超高校級の料理人だけあって、確かにこいつの作る料理はどれもこれも抜群に美味いのだが、俺はこいつが近い将来セクハラやなんやらで訴えられるんじゃあないかと気が気ではないのだった。
- 791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 14:00:34.17 ID:b5MrlGRM0
- あ
- 792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 14:03:04.14 ID:b5MrlGRM0
- 安価下
- 793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 14:05:07.53 ID:41r5f/AdO
- おっぱいプリン
- 794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 15:59:42.75 ID:sY+/skkx0
- 下ネタアウトなら肉じゃがはどうかなー。
- 795 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/30(土) 16:42:00.89 ID:kBUcgJoc0
- 本日のゲリラ投下第2弾。
>>793 初心者向けって言ったでしょ!(でも面白そうなので採用)……調べてみたら案外簡単に作れるらしいっすね。
コンマ値17 圧倒的に男性が多い。
花村「おっぱいプリンだよ!!」
日向「おいちょっと待てこの野郎」
俺は料理教室に並べられたキッチンの一つから、思わずそうツッコんでいた。「おやぁ? 何かなひなt……生徒Hくん」と、花村がすっとぼけるが、そうはいかないぞ。
……お前男女比が圧倒的に男子側に偏ったからってふざけたメニューに急遽変更しやがったな!? 俺の予想が正しければ男女比が女性>>>男性なら同じ「プリン」でも「昔ながらのカスタードプリン」とかそういう素朴なお菓子になっていた筈だ! 他の若い生徒達には「うぉおおおお!」と盛り上がっている集団も確かにいるが、大半が苗木や最原のように困惑したような表情を浮かべている。
苗木「お、おっぱいプリン……」
最原「あ、あの先輩。これって本当に初心者向けの料理教室なんですよね……?」
日向「……その筈……だったんだけどなぁ……」
花村「いやいや。実際やってみれば分かるけど、案外簡単に作れる物だよ? それと、ご褒美といっちゃなんだけどおっぱいプリンが出来た班には順次ボク特製の「肉じゃが」をプレゼントさせて貰うから楽しみにしててね!」
いや、それならせめて俺達が作るのと花村に貰うメニューを逆にしろよ……。多分「初心者向け料理教室」で一番最初に「おっぱいプリン」を作らせるなんてお前ぐらいだz──
花村「あ、それと今日は特別にボク特製の草餅も用意してあ──「苗木! 最原!! 気合入れていくぞ!!」──う、うん。取りあえずやる気になってくれた班が増えてなによりかな?」
あの花村特製の草餅……! 絶対に食い逃す訳にはいかない!!
↓1 日向(草餅補正(ゾロ目効果)+10実際に女子のおっぱいを揉んだことがある補正+10花村の補助補正+20)
↓2 最原(花村の補助補正+20)
苗木は平均値の50+花村の補助補正+20で70確定。
- 796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 16:45:16.38 ID:RZ1AbDPDO
- 希望!
- 797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 16:49:08.06 ID:sY+/skkx0
- 女子にしばかれないことを祈ります。
- 798 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/30(土) 17:31:56.54 ID:kBUcgJoc0
- 最原の出目が昨日から低空飛行過ぎる……。
日向 38+10+10+20=78 一般家庭で出てくるプリンとしては最上位間近
最原 6+20=26 こ れ は 酷 い 花村の補助が無ければ食べる事すら出来なかった。
日向「常温に戻した卵を混ぜたあと三回茶こしで漉して、その間に牛乳を耐熱容器に入れて500wで一分加熱……。その後三温糖を加えて混ぜて、もう一分加熱……」
苗木「レンジから取り出したらすぐにゼラチンを加えて混ぜて……。人肌になるまで温度が下がったら、漉した卵を少しずつ加えながらよーく混ぜる……。その後はそれっぽく見えるカップに入れて、冷蔵庫で冷やして……」
花村「最後にピンクのチョコペンでクッキングシートにそれっぽい円を描いて、その上にいちご味のチョコボールを乗せて、これまた冷蔵庫で冷やして固めて……」
日向「両方とも冷え固まったら、容器から取り出したプリンにチョコを乗せて完成か」
ちょっと予想外だったが、花村の言う通り案外簡単に作れるもんなんだな。つーか「おっぱいであること」に拘らなきゃプリンだけでも十分美味そうだ。(だってチョコペンやいちご味のチョコボールとかわざわざ用意するの面倒臭いし……)
持った皿を揺らしてみると、確かに実際のおっぱいであるかのようにプルンプルンと揺れる。んー……確かに「それっぽく」はあるんだが、実際のおっぱいってのはもっとこう、質量と張りがあるもんで……って、ダメだダメだ俺は一体何を考えようとしてたんだ!?
苗木「……日向先輩」
と苗木が頭をブンブンと振って邪念を振り払った俺に、苗木が話しかけてくる。
日向「ど、どうした苗木」
苗木「え、ええっと……僕と日向先輩はそこそこ上手くいったと思うんですけど……。その、最原くんが……」
最原? そう言えばさっきから声も発してないが一体どうし──
花村「だーかーら! どうしてそうなるの!!? ゼラチンはちゃんと全部溶かす!! 漉した卵は「少しずつ」加えるって何度も言ってるでしょ!?」
最原「ご、ごめんなさい! でもその……。お、おっぱいを作るって考えるだけで、その……」
花村「まったく……。まさか世界に通用するレベルのむっつりスケベくんが参加しているとは思わなかったよ……僕はオープンスケベだからそっちの気持ちはあまり分からないから上手くフォローする事も出来ないし……」
日向「……うわぁ」
……どうやら最原のむっつりスケベがこんな場所でも発動したらしい。こいつ、実際に女性と付きあう事になった時とか大丈夫なのか? 下着姿を見ただけで想到したりしないか? というかそんなんで探偵やっていけるのか? 悪女のハニトラに簡単に引っかかるんじゃないか??
最原は常時花村のサポートを受けながら、なんとかおっぱいプリン(?)を完成させた。形はグチャグチャで、乳首の部分は不格好で、とても「おっっぱい」と呼べるような代物では無かったのだが、まぁなんとか味はギリギリ食べられる程度の物になったらしい。
その後、俺達は各自自分の作ったおっぱいプリンと、花村の用意してくれた肉じゃがと草餅に舌鼓を打ちつつ、無事に(?)料理教室を終えたのだった。
- 799 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/30(土) 17:41:24.34 ID:kBUcgJoc0
- 〜〜夏休み16日目〜〜
今日も朝からセミが五月蠅い……。一応食欲はあるから夏バテでは無いと思うのだが、なんともやる気が出てこない。
……ええい、こんなんじゃダメだ! まずは日課にした自主トレをして、気分を無理矢理にでもアゲていかなくちゃな!!
↓2 さて今日は何をしようか……。
今度こそ、8:30〜9時頃まで投下はありません。それと、コレはアドバイスなのですが、苗木くんはもう「絆クエスト」が出来るだけの「絆値」が溜っています。それなのに絆クエストが発生しないのは「ある条件」を充たしていないからです。
(なので「効率だけ」を考えるなら左右田同様、苗木くんをこれ以上選ぶ意味はありませんよ、と言っておきます)
- 800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 17:43:08.10 ID:1zda2JDoO
- さ
- 801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 17:43:11.33 ID:b5MrlGRM0
- 王馬に騙され人気の少ない銭湯に行ったら罪木・澪田と全裸混浴
二人が嫌がらず全員王馬に媚薬を飲まされた為お互いチラ見しながら浴場で男女トーク
- 802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 17:43:16.70 ID:JCc7DN/L0
- 七海と澪田と舞薗とダンスゲーム対決
- 803 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/30(土) 21:04:19.56 ID:kBUcgJoc0
- >>801 ウゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!(正直自分の中で「この野郎!」という気持ちが湧き出ている)ああ分かったよ! やってやるよ! やってやりゃ良いんだろ!! 途中にどんな安価やコンマがあろうとも、お前らを、俺が(このスレの終わりまで)連れてってやるよぉ!!(CV左右田)
ただし! その媚薬の効果と話の展開は(ダブルゾロ目含め)完全にこっちで決めさせて貰うがなぁ!!
……ということで、今夜もよろしくお願いします。
- 804 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/30(土) 21:05:57.42 ID:kBUcgJoc0
-
──それは、俺が日課として始めたトレーニング(ランニング)をしている最中のことだった。「偶にはいつもと違う道を走ってみるかぁ」なんて軽い気落ちで古い住宅街に繋がる道を走って行くと──
王馬「あっれ日向ちゃんじゃん。こんな所でなにしてんの? ……まぁ丁度良かったけどさ(ボソッ)」
日向「王馬?」
79期生の超高校級の悪の総統──王馬小吉と、古い駄菓子屋の前で出会ったのだ。
日向「俺は日課のランニング中だけど……。お前は?」
王馬「俺? 俺は悪の総統らしく、自分の事を小学生だと偽って駄菓子屋で大絶賛大人買い中。凄いんだよ、この駄菓子屋! 小学生以下の子は全商品10%OFFなんだ!!」
日向「……またそりゃ色んな意味で微妙な事してるな……」
確かに見た目は小学生にも見える王馬だが、仮にも団員一万人を越える(仮)悪の総統が、随分とコスイ真似を……。つーかそんな袋いっぱいになるまで駄菓子を買い漁るなよ……、どれだけ食うつもりなんだこいつ。
王馬「え? 自分じゃそんなに食べないよ? この駄菓子を餌に、そりゃもうモノすんごい悪事を働こうとしてるんだから!!」
日向「そうか。そんな事を企んでるんなら年齢詐称の現行犯で学園の生徒会に通報させて貰おうか」
王馬「いやいや嘘だって。そんな本気にしないでよ。ほら、黙っててくれるならこれ、あげるからさ」
そう言って、王馬はズボンのポケットから何やらビニールに包まれた大粒のあめ玉のような物を取りだして、俺の手に握らせてくる。
日向「……これは?」
王馬「見ての通り、そこの駄菓子屋で買ったただのあめ玉だけど? ほらほら、早く食べてみてよ!!」
今思えば、この時点でいやーな予感がしていたんだ。なにせあの王馬が寄越してきたあめ玉だ。わさび味とかハバネロ味とか……兎に角碌でもない味のするあめ玉なんじゃないかと俺は警戒していた。
王馬「もしかして日向ちゃん、俺を疑ってるの? こんなにも純粋無垢なこの俺の事を?」
ああそうだよ。お前は純粋無垢のままにトンでもない悪戯をするような奴だからな。内心でそう思いつつ、このあめ玉を食うまでは放してくれそうに無いと悟った俺は、溜息をつきながら憂鬱な気分でそのあめ玉を口の中へと放り込んだ。
日向「……あれ?」
王馬「ほらー。何の変哲もない、ごく普通のあめ玉でしょ?」
俺の予想に反し、そのあめ玉は普通に美味しかった。少々甘ったる過ぎる気もするが、まぁ駄菓子屋で売られている飴なんでこんなもんだろうと、疑問にも思わなかったのだ。
王馬「そうだ! 折角こんな場所であったんだしさ、ちょっと駄菓子談義に付きあってよ!! 俺あれ好きなんだよねー。「すっぱいガムにご用心」シリーズ!!」
日向「……まぁ良いけどさ」
そんなこんなで王馬の駄菓子談義に付きあい始めて約三十分が経った頃。俺の身体に明確に変化が出始めた。
日向(暑い……)
確かに今日も猛暑日で日差しも強いが、ここまで暑く感じたのは初めてだ。何というか、頭がどんどんボーッとしてくる感じがする……、
俺はリュックサックに入れていたペットボトルの水を取りだしてゴクゴクと飲むが、一向に暑さは収まらない。それどころかどんどん強くなっている様に思う。
王馬「あれれー? 日向ちゃんスッゴい汗だよ? そのままじゃ気持ち悪くない?」
日向「ああ……。でも替えの着替えは持って来てるから心配いらな──「そうだ! この近くにさ、格安の銭湯があるんだよ!! そこに行って汗を流してきたら? 暑い夏だからこそ、お風呂にはちゃーんと入らなくちゃね!!」──そう、だな……最近シャワーばっかりだったしな……」
俺はボーッとする頭のまま、王馬に教えられた銭湯へと向かった。銭湯か……実際に行くのは初めてだが、一体どんな感じなんだろう。やっぱり壁のタイルに富士の山が書いてあったりするんだろうか。
日向「ここか……」
王馬の言った場所には、確かに銭湯があった。どこから見てもオンボロで、明日にでも営業を停止してもおかしくないような雰囲気だったが、キチンと「営業中」の看板が出ている。
俺は暖簾を潜り、番台にいるお婆ちゃんに入浴料を払うと、「男」と書かれた方の暖簾を潜って中に入り、汗が染みこんだ煩わしい服と下着をパパッと脱ぎ捨てる。早速中に入ろうと大きな扉を潜ろうとした時、その「警告」は目に入った。
『この銭湯は混浴制です。入浴は自己責任でお願いします』
混浴制の銭湯……。そんなのがあったのか。……まぁ今の時間帯は誰もいないだろうし、そう心配することも無いか。──そう思い直し、再度大きな扉を開けて中へと入る。中は思いの外広かった。そしてやはりというかなんというか、デカデカとした富士の絵が書かれている。……凄いな。俺が思い描いていた「銭湯」のイメージそのまんまだ。なんというかこう、ちょっとテンション上がる。
まぁ兎に角シャワーで身体の汗をサッと流してから中に──
「……創ちゃん?」
- 805 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/30(土) 21:12:59.12 ID:kBUcgJoc0
-
俺を呼ぶその甲高い声が聞えてきたのは、間違いなく銭湯の中……浴槽の中からだった。「──は?」と思わずそちらを見る。
罪木「ふゆぅ……日向さんもお風呂ですかぁ?」
澪田「たっはー! 今日は異様に暑いっすからねー。真っ昼間っからお風呂に入ろうと考えてもなんら不思議じゃないっすけど……。凄い偶然もあったもんっすねぇ」
日向「罪木に澪田?」
そこには俺の同期であり、超高校級の保健委員の罪木蜜柑と、超高校級の軽音部である澪田唯吹がいて、仲良く隣り合って風呂に入っていた。当然、風呂にバスタオルを持ち込むのは厳禁なので、二人とも俺同様全裸である。俺は未だにボーッとする頭のまま、二人に話しかけた。
日向「よお、こんな所で仲良くお風呂か?」
澪田「いやー、ちょっと前までこの近くにある駄菓子屋で小吉ちゃんと駄菓子を議題に話をしてたんすけど……」
罪木「なんだか急に暑くなってきてしまって……。水を飲んでも飲んでも汗が止まらなくてぇ……」
澪田「そしたら小吉ちゃんが「この近くに格安の銭湯がある」って教えてくれたんす!」
日向「そうか、俺と同じだな。……一緒に入っても良いか?」
澪田「モチのロンっすよ! 銭湯は皆で入った方が楽しいっすからねー! 声も良く響くし、歌を歌うのにも丁度良いっす!!」
罪木「ふゆぅ……こ、こんなゲロブタと一緒で良ければ……よ、よろしくおねがいしますぅ!!」
二人の許可を取り、俺は浴槽の中へと入る。──ああ、気持ちいい。身体の中に溜まった疲れが、ドントンと湯に染みだして行くようだ。正直そのまま眼を閉じて眠ってしまいたい位だったが、こんな所でもテンションが高い澪田がそれを許してはくれなかった。
澪田「というわけで、急遽開催! 男女混合何でもありしゃべくり会っす! さぁさぁ蜜柑ちゃん、最初の話題をどうぞ!!」
罪木「え、ええっ!? えっと……じゃ、じゃあ↓2で……」
- 806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 21:16:02.64 ID:Oa83GhUAO
- した
- 807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 21:16:26.27 ID:JsB9uCpuO
- 学校の異性関連でドキッとした事
- 808 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/30(土) 21:24:55.60 ID:kBUcgJoc0
-
罪木「が、学校の異性関連でドキッとした事──なんてどうでしょうかぁ……」
澪田「おおっといきなり来たっすね恋バナ! やっぱ年頃の男女には絶対欠かせない話題っすからね!!」
澪田が大いに盛り上がっているが、俺は悩んでいた。異性関連でドキッとしたこと……ドキッとした事か……。最近で言えばやっぱりソニアの……いや、でも七海と行ったK市の観光所巡りでずっと手を繋いでたのも……。
@ソニアとの事を話す
A七海との事を話す
Bその他
日向「……俺は↓2かな」
澪田「唯吹は↓3っすかねー?」
罪木「わ、私は↓4ですぅ!」
- 809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 21:25:21.93 ID:Oa83GhUAO
- した
- 810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 21:27:09.95 ID:UQ4ORTIjO
- @
ラキスケ全部話す
- 811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 21:27:26.26 ID:b5MrlGRM0
- ライブで創ちゃんが助けてくれた
- 812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 21:27:26.99 ID:Wdz+ly6bo
- 1
- 813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 21:29:48.82 ID:sY+/skkx0
- 入間さんの発明で日向と終里とソニアと七海と罪木が全裸でラブアパートに飛ばされた事。
- 814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 21:30:56.94 ID:fE32BKr7O
- >>813
いやそれはおかしくないか?
- 815 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/30(土) 21:35:37.63 ID:kBUcgJoc0
- >>813 流石にそれは許容出来ません。安価↓
- 816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 21:36:34.20 ID:Oa83GhUAO
- 転びかけた時に日向が助けてくれた
- 817 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/30(土) 21:40:50.47 ID:kBUcgJoc0
- >>811 具体的に、どんな所をどんな風に助けてくれた〜まであると助かります。(無いなら>>1が勝手に決めます)
- 818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/30(土) 22:03:37.23 ID:b5MrlGRM0
- >>817
ごめん、全然考えて無かった
すぐ回答できなくて本当ごめん
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