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日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
- 209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 20:59:55.11 ID:XJXCF/4jO
- 盗まれていない、アンジーの研究教室にある
- 210 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/15(金) 21:54:44.74 ID:OYMh8erB0
- >>209 大正解&ダブルゾロ目につきボーナス大幅追加。
日向(そうだ。そもそもこの事件? は最初からおかしかった)
置かれていたという手紙。盗まれたという「全ての」下着。そしてなにより「クラスメイトの「最原」ではなく「俺(日向創)」」に頼ってきたという事実。
俺は探偵の真似事をする際に「やるべき事」をやるために、その研究教室へと向かった。……夜長はニコニコとした顔で、ただ俺に付いてくるだけだった。
〜〜超高校級の美術部の研究教室〜〜
日向「……失礼するぞ」
アンジー「ただいまー。そしていらっしゃーい! で、で? 創は私の研究教室になんの用なのかな〜?」
日向「……なぁ夜長。お前が盗まれたっていう下着は普段どこに閉まってあるんだ? それと、置かれたっていう手紙は?」
アンジー「あそこの棚だよ〜。手紙もそこに閉まってあるよ〜!」
俺は意を決して棚の取っ手に手を掛ける。もし俺の予想が正しければ………
ガラッ──
日向「……え?」
俺の予想に反して、棚の中には下着が一着も無かった。夜長の証言通り、封筒に包まれた手紙が、一つだけ置かれていたのだ。そんな……だってこの事件は夜長の……!
俺は慌てて封筒に包まれた手紙を手に取り、中身を見ようとして……。
──パン! パンパンパン!!
日向「おわぁあああ!?」
封筒を開いた際のクラッカーのような炸裂音と紙テープに驚いて、俺は腰を抜かす。……一体何なんだと、改めて手紙を拝読すると……。
『Missionクリアおめでとー! 創はアンジーの島への移住兼を手にしたよー!!』
日向「……は?」
アンジー「おめでとー! やっぱり創は凄いねー。超高校級の探偵でも無いのにこんなに早く事件を解決しちゃうなんて!!」
俺の口からは、ただそんな一言が漏れただけだったのに対し、夜長は無邪気に俺を祝福していた。
日向「……あー、夜長?」
アンジー「なぁに?」
日向「お前が盗まれたって言う下着なんだけどさ「今は」どこに閉まってあるんだ?」
アンジー「アンジーの寮だよー! 全部の下着を移動させるのってそれなりに面倒だったんだからねー!! あ、創が最初に「その置かれたっていう手紙を見せてくれ」って言った時の為のダミーの手紙もちゃーんと用意してあるよー!!」
一切悪びれた様子も無く、夜長はニコニコとした表情を崩さずに俺へと告げた。──そう。この事件は夜長の狂言……つまるところ「嘘」だ。下着が全部盗まれたっていうのも、手紙が置かれていたっていうのも全部嘘。
江ノ島が言った『デジャヴ』と『私の相談の時と同様』というのは『相談者が全ての真相を把握している』という比喩。『犯人は現場に立ち返らない』というのは、多分『夜長の下着を盗んだ犯人なんていない』という意味だろう。
日向「……で、なんだけどさ。なんでこんな狂言回しをしたのか、教えて貰えるか?」
アンジー「そんなの決まってるよー! アンジーの島に住むに相応しい人……島の女の子達のお婿さんを探すためだよー!! 今の所、快斗に是清に蘭太郎にゴン太。それから誠に千尋に白夜(77期)に眼蛇夢に猫丸、そして創が候補者なのだー! あ、終一はアンジーのお婿さんだから例外だって神様も言ってるよー!!」
夜長の壮大とも言える計画に、俺は唖然としてしまっていた。……まさかこいつ、この希望ヶ峰学園で過ごす三年間で気に入った男子全員を自分の島へ連れて帰る気なのか!?
可能か不可能かで言えば当然不可能だろうが、夜長は本気の眼だった。グルグルと渦巻き、狂気を宿した……「この事件の犯人」の眼だった。
日向「……悪いが俺は卒業後もお前の島へ移住する気は無いぞ」
アンジー「うんうん。「今は」それでも全然良いよー! いつかアンジーと神様が皆をアンジーの島に招待してみせるからねー!」
クスクスと、あどけない少女は笑う。まるで自分の勝利を確信しているかのように。
アンジー「アンジーの島は正に天国みたいな楽園なんだよー! 一度来たら誰も帰りたくなくなる……ここにずっと居たいって心から思うようになる……そんな島なんだから!!」
日向「……そうか。あ、そうだ依頼は……」
アンジー「これにて完結ハッピーエンドなのだー! お疲れ様創ー! ……あ、そうだった。ご褒美をあげなきゃね!!」
夜長はスタスタと俺に近づいてくると、俺が拒否する間も避ける間もなく──
──チュ♪
日向「──ッツ!?」
俺の右頬にキスをした。こんな美少女にキスされて嬉しくないはずがない(実際嬉しくもあった)のに、何故だか同時に一種の寒気を覚えるような……そんなキスだった。
Missionクリア! 夜長アンジーとの絆が大幅に深まりました。
アンジーは超高校級の美術部です。頼りにする機会は少ないかと思いきや、彼女には「神様の助言」があるので、どうしても大きなヒントが欲しいときに頼ると、良い事があるかもしれません。(ただし、頼りすぎると……?)
- 211 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/15(金) 22:04:24.65 ID:OYMh8erB0
- 日向「……なぁ七海」
七海「なぁに日向くん」
日向「世の中には色んなゲームがあるけどさ。その中でも「元祖」って言えるゲームは──」
七海「──ゲームの歴史。それは遙か5000年の昔。古代エジプトにまで遡るという──」
日向「その返しは読めていたぞ。カウンター罠発動、神の宣告。……俺が言いたいのは「元祖」って言える「ゲーム」はどうして発足したのかって話しだ」
七海「うーん。その辺りは私より真宮寺くんの方が詳しいんじゃないかな? ただ、漫画やアニメであるような「重要な儀式」なんかじゃなくて、庶民でも遊べる様な娯楽だったらしいね」
日向「今も昔も、ゲームに人種も身分も無いって事か」
コンコンコン!
日向「っと、依頼者か? はーい! どうぞ!!」
↓2「失礼します」
- 212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 22:05:19.01 ID:XJXCF/4jO
- 山田
- 213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 22:05:29.75 ID:OGTByKai0
- さやか
- 214 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/15(金) 22:18:45.61 ID:OYMh8erB0
- 舞園「失礼します。日向先輩」
七海「やっほーさやかちゃん!」
日向「舞園か。なにか悩み事か?」
78期生 舞園さやか。才能は「超高校級のアイドル」黒髪ロングヘアにセーラー服、白いラインの入ったニーソックスという正統派の美少女。
清楚で丁寧な物腰だが言動には一本芯が通っており、真面目なしっかり者として周囲からの信頼も厚い。
苗木の中学校時代におけるクラス違いの同級生だが、苗木曰く、高嶺の花の舞園と凡人の苗木との間に接点は一切なかったらしい。しかし苗木が舞園を可憐なアイドルとして強く意識していたことはもちろん、舞園も苗木の優しさが印象に残っていたらしく、苗木が同級生であることを覚えていたという。
実際、左右田と見に行った澪田との合同ライブは(終わりがアレだったとはいえ)もの凄い盛り上がりようだった。「これが超高校級のアイドルか」と思わず圧巻されたものである。
……そんな彼女も今では立派な(?)苗木lovesで、霧切、朝日奈、不二咲と日夜苗木を巡った攻防を繰り広げているらしい。……それで良いのか超高校級のアイドル。
舞園「はい。どうしても日向先輩にご相談させて頂きたいことがありまして……」
七海「私が言うのもアレだけど、そんな畏まらなくても良いよ。日向くんは優しいし、細かい礼節なんかに拘る人じゃないから。じゃあ私はいつも通り部屋の外に行ってるね」
こうしていつも通り七海が部屋の外に出て行くと、俺は舞園に来客用のソファーに座るよう促す。
日向「ここは「超高校級の相談窓口」学園の生徒の悩みや相談なら何でも聞いて解決、改善に協力するけど、100%解決出来るとは限らない。そして、依頼者の身に危険が及ぶと判断した場合は、依頼を断わらせて貰う事もある。その事を頭に入れたうえで、相談したいって事があれば言ってみてくれ」
舞園「はい! 実は↓2」
- 215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 22:21:26.38 ID:EHKAkn/40
- 最近桑田の様子がおかしい
- 216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 22:23:26.68 ID:QFhjbFxH0
- 苗木君と朝日奈さんと不二咲君と霧切さんでサバゲーしようと思うんですけど、人数がもう少し欲しいので日向先輩と七海先輩と後二人でしませんか?
- 217 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/15(金) 22:44:49.64 ID:OYMh8erB0
- >>216 人数的に4vs5になってしまうのでちょっと改変。(3vs3vs3でもいけるんですが、描写が……ね?)
舞園「今度苗木君と朝日奈さんと不二咲君と霧切さん……いつものメンバーでサバゲーしようって話になったんですけど、人数がもう少し欲しいので、日向先輩と七海先輩にも参加して欲しいなぁって」
七海「サバゲーと聞いて」ガラララッ!
日向「おいコラ、教室の外に出て行ったんじゃないのか七海」
七海「勿論私も参加するよ日向くん」ふんすふんす
当然の様に教室に戻ってきた(目を輝かせている)七海を加え、舞園の話しは進む。
舞園「ま、まぁ要するに「一緒に遊びませんか?」っていうお誘いですね。あ、それと一応お願いがあって……所謂5VS5をやりたいので、後三人人数を集めて欲しいんです。……あ、戦刃さんと春川さんは禁止カードということで。というかその二人には審判をお願いしてありますから」
「一緒に遊ぼう」か……。良いな、こういう依頼は実に新鮮で良い。依頼者も俺達も思いっきり楽しむことが出来そうだ。しかしサバゲーか……七海によって鍛えられた俺のサバゲーの腕前は↓1(補正+20)色んな意味で断わる理由がない。
日向「遊ぶのは全然構わないぞ。あと、人数集めの件は承知した。実際にサバゲーをやる日までに集めておくよ」
舞園「ありがとうございます! 私達も動けたら良いんですけど、なにぶんサバゲーをやる日まで苗木くん以外全員忙しくて……よろしくお願いしますね!!」
そう言うと、舞園は安心した様子で部屋を出て行った。さてと、じゃあまず誰を誘おうか……↓3
- 218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 22:45:57.31 ID:OGTByKai0
- あ
- 219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 22:54:39.57 ID:QFhjbFxH0
- 下げ
- 220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 22:56:10.39 ID:XJXCF/4jO
- こまえだ
- 221 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/15(金) 23:19:04.37 ID:OYMh8erB0
- 日向の腕前 51 実に平均的
狛枝「話しは聞かせて貰ったよ、七海さん。……あと元予備学科くん」ガラララッ!
七海「あ、狛枝くん。おっすおっす」
日向「うっげ!? 何でお前が教室のすぐ外にいるんだよ!?」
狛枝「いやぁ、廊下を歩いてたら舞園さんを見かけたんだけど、元予備学科級の君の研究教室に入っていくのを見てね。彼女が君にどんな依頼をするのか気になって後を付けさせて貰ったのさ」
日向「お前ストーカー取締法って知ってるか? 知ってるよな? 知ってるなら今すぐ舞園に謝ってこい」
77期生 狛枝凪斗 才能は苗木と同じく「超高校級の「幸運」」
抽選枠で希望ヶ峰学園に入学した。パーカーを着用し、才能も似ているなど78期生の苗木誠をどこか彷彿とさせるミステリアスな人物。性格はのんきでマイペース。驚異的なポジティブシンキングで、「絶対的な希望」を信じ、自身の持つ「超高校級の幸運」に関しては絶対の自信を持つ。その反面、自身のことは超高校級の才能を持つ周囲と比べて「ただの幸運」とネガティブに低く評価し、極めて自虐的で卑屈な態度をとっている。
推理力・洞察力等も優れている……77期生における大問題児だ。
こいつは「才能は生まれつき与えられる、選ばれし者が持つ希望である」という異常な思考回路を持ち、希望ヶ峰学園や才囚学園に所属している(もしくは所属していた)以外(一部例外あり)の人間を「自分以下のゴミクズ」だと本気で思っている。
だからなのかもしれないが、去年「予備学科」から本科に転入してきた俺の事を蟷螂の如く嫌っている。転入初日に「君が本当に「超高校級」の才能の持ち主かどうか、見極めさせて貰うよ」と喧嘩を売られるぐらいに。当然、俺もこいつのことが苦手で、普段は互いに関わろうともしない。
狛枝「七海さん、良かったらそのサバゲー。是非ボクも参加させて貰えないかな?」
日向「はぁ!? お前どうせ「皆の輝く希望がみたいんだ」とかなんとか言ってゲームを滅茶苦茶にする気だろ! 却下だきゃっ「うん、良いよー」七海!?」
一応、舞園から人数集めを任されたのは俺なのだが、俺が拒否する前に超高校級の相談窓口である俺の助手(を勝手に名乗っている)七海が許可を出してしまった。
七海が「……ダメ?」と上目遣いで俺を見てくる。……ああ、やめてくれ。こうなると俺は本当に弱いんだ。
狛枝「流石は七海さん! 素晴らしい心の広さの持ち主だね! ボクみたいなゴミクズを躊躇無く遊びに誘ってくれるんて……嬉しいよ」
ネットリとした声で、崇拝でもするように狛枝が七海に言う。「……マジで余計な事はするなよ」と俺は狛枝に忠告し(渋々)こいつの参加を認めたのだった。
さて、今度こそ誰を誘いに行こうか……↓2
- 222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 23:20:45.95 ID:XJXCF/4jO
- ペコ
- 223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 23:21:08.25 ID:OGTByKai0
- 左右田
- 224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 23:21:29.65 ID:EHKAkn/40
- 桑田
- 225 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/15(金) 23:31:55.41 ID:OYMh8erB0
- 日向(やっぱりこういう時はアイツだ。アイツのツッコミ能力が必要な時だ!!)
狛枝が参加すると決まった瞬間、俺は「アイツ」を誘うことを決めていた。ただでさえ苗木lovesが(主に苗木のために)どんな行動に出るか分らないのに、狛枝まで参加したらマジで俺一人では状況を制御出来なくなる。
こういう時、俺のソウルフレンドは本当に役に立つんだ……!!
〜〜超高校級のメカニックの研究教室〜〜
左右田「サバゲー? 勿論良いぜ! 良い息抜きになりそうだしな!!」
左右田は二つ返事でOKしてくれた。ああ、本当に良かった。何も無ければ断わられるとは思っていなかったが、最近こいつが忙しく動き回っている事は俺も知っていたから、何か用事と被るんじゃないかと心配だったのだ。
日向「助かる。日程は〜〜だから、その日は丸々空けて置いて貰えると嬉しい」
左右田「ん、了解了解。んで、銃の改造ってどこまでして良いんだ? 連射機能とかロケットランチャーとか付けても良いのか?」
日向「……後で詳細なルールを送るから自分で確かめてくれ」
とんでもない改造銃(当然ルール違反)を持ち込もうとする左右田に、メールで詳細なルールを送りつけると、俺は最後の参加者を誘いに行った。
最後の参加者↓2
今日はここまで。また明日、9時頃にお会いしましょう。
- 226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 23:32:39.14 ID:OGTByKai0
- さげ
- 227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 23:32:42.81 ID:u6K/KQO1O
- 踏み
- 228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 23:33:04.96 ID:QFhjbFxH0
- おわり
- 229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 23:33:07.05 ID:u6K/KQO1O
- ソニア
- 230 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/16(土) 21:20:26.54 ID:4qnN1nbK0
- こんばんわ。それでは今日も始めて行きます。
- 231 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/16(土) 21:21:10.42 ID:4qnN1nbK0
- 日向「だから聞いてくれって! ただ相手を倒すだけじゃダメなんだよ!! 決められた銃を使って倒さないと意味が無いんだ!!」
終里「ああん? でもこれって要するに戦争を模したゲームなんだろ? なら格闘戦が禁止って方がおかしいじゃねぇかよ!」
日向「その理屈は合ってる。合ってるんだけどこれはあくまでゲームで、キチンとした「ルール」ってもんがだな……!」
俺は最後に(廊下でバッタリ出くわしたからという理由で)終里に声を掛けたが反応はいまいちだ。どうも終里はサバゲーを「戦争ゲーム」か何かだと勘違いしているらしい。
それに加えて、自身の最大の武器である身体能力の高さを活かせない(物理で殴るが禁止されている)のがご不満のようで、ゲームに参加すること自体に難色を示している。
うーん、これはどうするべきだ……? 終里の持ち前の身体能力の高さは、別に物理技が封じられたところで痛手になるようなもんなんかじゃないと思うんだが……。
↓2
@終里を説得し続ける(ハッキリ言って成功率は低いです)
A諦めて他のメンバーを探す
- 232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 21:21:39.31 ID:wWbc3u350
- 1
- 233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 21:22:50.34 ID:8EGvAixdO
- 2
- 234 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/16(土) 21:25:27.62 ID:4qnN1nbK0
- ……仕方がない。これ以上説得しても恐らく終里は頷いてくれないだろうし、諦めて他のメンバーを探そう。
俺は「強引に誘って悪かった」と終里に一言謝罪を入れると、当てもなくサバゲーに参加してくれそうなメンバーを再度探し始めた。
さて、誰が居るだろうか……↓2
- 235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 21:26:50.20 ID:8EGvAixdO
- 田中
- 236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 21:26:51.83 ID:76GmYXcdo
- 残姉
- 237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 21:27:08.22 ID:Evld1/Sy0
- 九頭龍
- 238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 21:27:24.10 ID:wWbc3u350
- 蘭太郎
- 239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 21:27:50.04 ID:Evld1/Sy0
- 残姉と春川は審判に回ってるはず。
- 240 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/16(土) 21:36:00.28 ID:4qnN1nbK0
- 戦刃は禁止カード>>217なので安価下の九頭龍を採用。ゾロ目なので参加確定。
九頭龍「ああ゛? サバゲーだぁ?」
日向「ああ。今度舞園達と一緒にやるんだが……どうだ?」
俺は「銃の扱いにも慣れていそう」という理由で、九頭龍を説得しに掛っていた。反応は……一見不満そうにも見えるが……
九頭龍「……チッ。言っとくが、俺はチャカの扱いにそこまで慣れてるって訳じゃねぇからな?」
日向「参加してくれるのか?」
九頭龍「……まぁ何だ。偶にはこういうお遊びにつき合うのも良いだろってな。丁度暇な日だったし、単なる気まぐれだ」
日向「ああ……。ありがとな」
組の事で忙しくない日なんて無いだろうに、九頭龍は俺達と遊ぶ約束をしてくれた。その事に感謝の意を示しながら、俺はメンバーが揃ったことを舞園に電話で伝えたのだった。
……そして、サバゲー当日に話は飛ぶ。
- 241 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/16(土) 21:48:17.32 ID:4qnN1nbK0
- 澪田「やっほっほー! さぁ、やって参りました、第一回希望ヶ峰学園生徒によるサバゲー大会! 実況は私、創ちゃんから話しを聞いて(強引に)司会進行を引き受けた澪田唯吹と!!」
豚神「解説、豚神白夜でお送りする。……サバゲーとしては小規模だが、超高校級の生徒達が相争うとなれば内容にも期待出来るだろう。よろしく頼む」
左右田の作ったミニステージの上で、実況用のマイクを放送室から(恐らく勝手に)持ち出した澪田と豚神が、森林用の迷彩スーツに身を包んだ俺達を見下ろしていた。
……別に戦刃や春川と違って「やってくれ」って頼んだわけじゃないんだけどなぁ……。
澪田「参加メンバーは誠ちゃん、さやかちゃん、響子ちゃん、葵ちゃん、千尋ちゃんの78期生メンバーと!」
豚神「77期生から日向、七海、狛枝、左右田、九頭龍の計十名だな。チーム分けは↓2」
@折角なので77期生対78期生
Aは? コンマスレなんだから完全ランダムに決まってんだろ。
- 242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 21:48:50.56 ID:wWbc3u350
- さげ
- 243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 21:54:52.45 ID:8EGvAixdO
- 1
- 244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 22:15:08.58 ID:Evld1/Sy0
- 今頃セレスはこのサバゲーの賭けのディーラーやってんだろうなぁ。山田をこき使いながら。
- 245 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/16(土) 22:39:45.29 ID:4qnN1nbK0
- 澪田『偶然にも77期生から5名、78期生からも5名という丁度良い塩梅のメンバーが揃ったと言うことで77期生VS78期生でやらせて貰う事になってるっすよ!!』
豚神『無論、十神の名に掛けて贔屓などはせんが……同じ77期生として、そして奴らの先輩として、77期生メンバーには意地を見せて欲しい所だな』
澪田『あ、ルールに関しては長くなるんで、各自配られた書類を要チェックして望んでくださいっす! 違反者、反則者には恐ろしい罰ゲームが待ってるっすよー!!』
澪田の注意喚起で俺は書類(七海特性)をリュックから取り出し、念には念を入れて最後の確認を開始する。
【プレイ中のルール】
1.ゾンビ行為をしない。弾が当たったら自主的にしっかりとヒットコールをしてね?
2.ゴーグルを外さない。プレイ中はいかなる理由があろうとゴーグルを外してはいけないよ?
3.ヒット者を撃たない。ヒットし退場中のプレイヤーを撃ったらダメ。もし間違えて撃ってしまった場合はその場で軽く一言謝罪するとスマート。「ごめんね!」で全然OKだよ。
4.やみくもに打たない。敵プレイヤーを目視せずに撃つとヒットしたプレイヤーにさらに撃ち込んでしまったり、近距離の味方プレイヤーを撃ってしまう可能性が高くなっちゃうの。しっかり狙って撃とうね。
5.暴言や暴力は禁止だよ。他人とゲームを共にしている事を忘れちゃダメ。ちょっとした一言がトラブルの元となる可能性があるから、発言には注意してね?
【休憩中、セーフティーエリアのルール】
1.マガジンは抜いておいてね? 空マガジンであっても挿入は禁止。誰もが見た瞬間に安全である事が分かる事が重要だよ?
2.エアガンのセレクターをセーフティーに入れて、エアガンの安全装置を掛けさせてね?
3.トリガーを引かない。弾が入っていないエアガンでも作動させちゃあダメ。動作確認であっても所定のエリア(シューティングレンジ等)で作動させよう。
4.プレイ終了時は、エアガン内の残弾を空にしてからセーフティエリアに戻ってね? マガジンを抜いても弾がエアガン内に残っている可能性があるから、エアガンが空砲になったことを確認してからプレイエリアを出て欲しいな。
──と、まぁこんな具合だ。ごく普通のサバゲーのルールと何ら違いは無いな。……精々七海らしく語彙が可愛くなっている事位だろうか。
左右田「たっく……何で用意されたエアガンしか使っちゃいけねぇんだよ……。サバゲーと言えば改造銃の品評会みたいなもんだろ……」
九頭龍「んな訳ねーだろタコ。どこのサバゲーにロケランやミサイル付きの改造銃を持ってくる様な奴がいるんだよ」
左右田がブツブツと文句を言っているが、そんなことは当り前だ。エアガン改造有りのサバゲーなんて極一部の地域でしか行なわれていないし、そもそも左右田の言う改造が「スタングレネード付き」やら「ロケットランチャー搭載可能」な時点で基準がおかしい。
……まぁ流石は超高校級のメカニックと言ってやりたいが、あくまでサバゲーのルールは守ってもらう。ある意味これ、78期生との交流会みたいなもんだしな。
苗木「あ、先輩達。今日はよろしくお願いします!」
そうこうしている内に、苗木達が挨拶にやって来た。こちらも激励の意味を込めて返事を返す。
日向「おう、今日はよろしくな!」
七海「うん。ルールを守って楽しいゲームにしようね」
狛枝「企画の発端者は舞園さんなんだってね。……嬉しいよ。みんなの希望が輝く瞬間を間近で見られる機会を手ずから用意してくれるなんて!」
舞園「え、えへへ……。みなさんが喜んで貰えているみたいで私、嬉しいです!」
朝日奈「負けませんからね! 私スプラ○ゥーンは結構やりこんでるんだから!!」
霧切「……残念だけど朝日奈さん。そのゲームとサバゲーは精々「敵を狙って討つ」こと位しか共通点が無いわよ」
左右田「なぁなぁ、不二咲も残念だと思わねぇか? お前の腕なら空中から敵の位置を探れるドローンぐらい作れたんじゃねぇのか?」
不二咲「え、ええっと……。出来なくはありませんけど、やっぱりみんな平等に戦える方が良いかなって……」
九頭龍「あー、この馬鹿の話は無視して良いぞ。改造銃が持ち込めなくて拗ねてるだけだからな」
皆でそんな雑談をしている内に、あっという間にプレイ時間が迫ってきた。
澪田『あー、仲良くお喋りしてるとこ悪いんすけど、もうすぐゲームの開始時間(正確には作戦会議時間)なんで、各チーム用意された自分達の拠点に戻ってくださいっす!』
豚神『時間は有限だ。遊ぶ時間を短くしたくないのなら、もっとテキパキと行動しろ』
苗木「あ、もうそんな時間なんだ。じゃあ僕達は自分達の拠点に戻りますね」
日向「ああ、次に合うのは第一ゲーム終了後だな」
七海「ばいばーい!」
去って行く苗木達を見送ると、俺達は早速用意されたテントに入り、地形が詳しく書かれた地図を眺めながら作戦会議を始めた……。
77期生の作戦内容↓1(超高校級のゲーマー補正+20)
78期生の作戦内容↓2(超高校級の探偵補正+10)
- 246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 22:41:12.17 ID:9ai6zKWY0
- 速攻突撃
- 247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 22:43:01.48 ID:8EGvAixdO
- 苗木を囮にして罠にかける
- 248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 22:44:05.92 ID:Evld1/Sy0
- カウンター
- 249 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/16(土) 23:11:06.99 ID:4qnN1nbK0
- 77期生 37 まぁサバゲー初心者が立てる作戦内容ならこんなもんだよね。
78期生 58 サバゲー初心者達が立てる作戦としては上々。
(このSSの主役はあくまで日向(一部例外あり)なので、基本日向視点(77期生)でお送りします。
左右田「やっぱ先行制圧だろ! 俺、見たことあるぜ? 映画で少数のチームが速攻で敵拠点を制圧する奴!!」
九頭龍「まぁ、分かりやすくて良いかもな。コソコソ隠れ回って相手の隙を突いてバン! なんてのは俺の趣味にも合わねぇしよ」
狛枝「うーん……ボクは基本皆の意見に合わせるけど……。七海さんはどう思う?」
七海「んー……。それを見越した罠が仕掛けられてないかどうか心配ではあるけど、奇襲の一手としてはそこまで悪くは無い……位かな? ゴメンね。私、今回のゲームは自分で積極的に作戦を立てる気は無いんだ。じゃないとどうしても私の作戦一択でチームが纏まっちゃうだろうし……」
七海も大変だなぁ。「皆が楽しめる」事を考えて、発言やらプレイをする事まで考えなくちゃいけないんだから。
日向「んー……。じゃあ取りあえず初戦の作戦はそれで行くか。なに、失敗しても問題無いさ。兎に角、楽しむことを前提に動こう」
こうして、俺達の作戦は速攻突撃に決まった。上手くハマれば一気に相手の数を減らせるが、果たして……。
澪田『ではでは第一回希望ヶ峰学園サバゲー大会……開始っすー!!』
ピーッ! という甲高いホイッスルの音が鳴り響き、いよいよゲームが始まる。俺は手にしたエアガンを起動状態にすると、皆と共に颯爽と相手陣地目掛けて一直線に掛けていく。
澪田『おおっと77期生チーム! いきなりの速攻!! 相手の陣地目掛けて一直線っすね!!』
豚神『ふむ。所謂「先行制圧」という奴だな。ハマれば確かに強い戦法ではあるんだが……。78期生がそれに対応出来るかどうかが肝になるだろう』
左右田「オラオラオラー! 行くぜ行くぜ行くぜー!!」
まず先頭に立ったのが左右田。普段と比べてテンションが上がっているのか、それとも弐大との特訓の成果が出ているのか、以前よりも早いスピードで相手陣地へと駆けていく。
そして左右田を天辺に逆Vの字型になるように俺と九頭龍。最後方に七海と狛枝が付く。これなら逆に奇襲を喰らっても被害は比較的少なくて済むし、指揮官になるであろう七海は安全圏から皆に指示を出せる。
苗木「……ッツ! う、うわ! 本当に来た!!」
左右田「いやがったなぁ!」
そして最初に俺達が目撃したのが苗木だった。左右田を狙って銃を撃つが、当然左右田も苗木を狙って銃を撃つ。
↓1左右田の腕前(後方援護×4補正+40)(正面衝突なので苗木の腕前と真っ向勝負。なお、苗木はサバゲーの腕前も平均的なので、腕前は50固定)
負けた方が敗退。
- 250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 23:12:24.29 ID:wWbc3u350
- あ
- 251 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/16(土) 23:20:30.35 ID:4qnN1nbK0
- ダダダダダダダダダダダダッッ!! という射撃音が連続して響く。左右田の撃った弾も苗木の撃った弾も互いに当たることはなかったが、後方から援護する俺達四人の連係攻撃を受けては、流石の超高校級の幸運を持つ苗木でも一溜りも無かったらしく……。
戦刃『……苗木くん、ヒット』
苗木「うう……」
あえなく誰かが撃った弾がヒット。苗木は失格となってプレイエリアから退場する羽目になってしまった。
左右田「いよっしゃぁ! この調子で一気に……!!」
「…………」
七海「……!?」
奇襲成功判定↓1 78期生補正+21 ↓2奇襲回避判定 77期生
- 252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 23:21:47.89 ID:8EGvAixdO
- あ
- 253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 23:22:07.08 ID:9ai6zKWY0
- へい
- 254 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/16(土) 23:29:37.15 ID:4qnN1nbK0
- 奇襲成功値110 こ れ は ひ ど い 奇襲成功値が100を越えたので最低二人撃破確定。&以降のゲームに78期生にボーナス判定付与
霧切「……苗木くん。実に良い仕事だったわよ」
七海「ッツ!? みんな、避けて!!」
九頭龍「んなっっ!!」
苗木を撃破したとほぼ同時、俺達の四方からダダダダダダダダダダダダッッ!! という銃声が響き渡った。
日向(作戦がバレていた……!!?)
撃破された二人
↓1↓2
01〜25 日向
26〜50 左右田
51〜75 九頭龍
76〜00 狛枝
(ただしゾロ目で……?)
- 255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 23:30:32.89 ID:wWbc3u350
- ほい
- 256 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/16(土) 23:38:08.08 ID:4qnN1nbK0
- すみませんが時間が来てしまったので今回はここまで。また明日、9時頃にお会いしましょう。コンマは引き続き↓1
- 257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 23:39:54.64 ID:9ai6zKWY0
- あ
- 258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/09/17(日) 16:32:03.01 ID:FQZz6oKqO
- 九頭龍こまえだアウトか
役に立ちそうな奴ら全滅しちゃった
- 259 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/17(日) 20:05:01.85 ID:EkPGUCdo0
- こんばんわ。時間が取れたのでいつもより早く始めて行きます。
- 260 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/17(日) 20:06:11.60 ID:EkPGUCdo0
- 九頭龍「ぐああっ!!」
狛枝「ああ……。皆の希望を守る為ならボクの命くらいなんでもないさ……!」
左右田「く、九頭龍! 狛枝ぁ!」
春川『(そんな大袈裟なリアクションしなくても……)九頭龍、狛枝ヒット。さっさとプレイエリアの外に出てって』
クソッ! 完全に罠に嵌められた!! そもそもあの苗木lovesが苗木を一人でポツンと放置しておくって状況に違和感を感じるべきだったんだ!!
澪田『おおっと! ここで78期生の皆が林の中から奇襲攻撃ー! 誠ちゃんという貴い犠牲を払っての大逆集に成功っすー!!』
豚神『なかなかやるな。流石は超高校級の探偵……と言ったところか。77期生側の作戦をバッチリ読み当てた』
七海「全員、威嚇射撃をしながら全力で後退!! 一旦距離を取って体勢を立て直すよ!!」
日向「りょ、了解!!」
霧切「そうはいかないわ。数的有利になった今こそ追撃のチャンス……! 朝日奈さん、舞園さん、行くわよ!! 不二咲さんは予定通り後詰めをお願い!!」
不二咲「うん、任せて!!」
舞園「はい、行きましょう!」
朝日奈「あはははっ! 一気に決めちゃうよー!!」
林の中から飛び出してくるのは霧切、舞園、朝日奈の三人。こっちが体勢を立て直す前に勝負を決めに掛るって算段か……!?
↓1撃破判定補正値+21
↓2撤退判定七海の指揮により補正値+10
- 261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/17(日) 20:08:25.97 ID:rsFtg7iJ0
- あ
- 262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/17(日) 20:10:23.97 ID:7DaqvV9i0
- 強くね!コイツラ。
- 263 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/17(日) 20:13:07.95 ID:EkPGUCdo0
- 118VS107で77期生勝利。
撃破判定↓1
01〜50で日向
51〜00で左右田
- 264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/17(日) 20:16:14.78 ID:sCNFhd/6O
- はい
- 265 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/17(日) 20:43:05.43 ID:EkPGUCdo0
- ※ここからすこし茶番入ります。
──クソッ! 七海の指揮は凄く優秀だってのに、78期生達の猛攻が止まらない……! 気分はまるで刺客の奇襲を受けたマフィアの幹部だ!!
霧切「……これで、決めさせて貰うわ!」
七海「──!! 日向くん!!」
ダダダダダダダダダダダダッッ!! と、霧切、朝日奈、舞園の三人の連続射撃が俺へと迫る。……俺は、ここまでか。二人とも、後は頼ん……
左右田「──うぐうぅうううううう!!」バスッ!バスッ!バスッ!バスッ!
日向「左右田……!?」
三人の撃った弾俺に当たる寸前、左右田が俺を覆い隠すように覆い被さり、身を挺して俺を守ってくれた。
日向「左右田……!? 何してるんだよ左右田!!」
左右田「う゛う゛ぉおおおおおおおおおおおおおお!!」ダンダンダン!!(本来はヒット後の射撃なのでルール違反です)
朝日奈「あぶなっ!」(耳を掠めた)
舞園「きゃっ!」(腕を掠めた)
霧切「……ちっ! 仕方ないわね。こっちも一時後退しましょう!」
四人が走り去っていく足音を聞きながら、左右田は息も絶え絶えに言葉を放つ。
左右田「なんだよ……。結構当たんじゃねぇか……。へっ!」
日向「そ、左右田……」
左右田にヒットしたペイント弾が、まるで血のように身体中の至る所から流れ出していく。それはまるで、本物の流血の様だった。
日向「ああ……。あああ……!!」
左右田「何て声、出してやがる……。日向ぁ!! 俺は……超高校級のメカニック……左右田和一だぞ……。こんぐれぇなんてこたぁねぇ……!」
日向「でも……! でもぉ……!!」
左右田「良いから逃げろぉ! ……勝利が……待ってんだ……! それに……」
左右田(日向……やっと分ったんだ。サバゲーに辿り着く場所なんて要らねぇ、ただ進み続けるだけで良い! 止まんねぇ限り、道は、続く……!)
日向(幻影)「(作戦失敗を)謝ったら許さない」
左右田「ああ……。分ってる」
左右田「俺は止まんねぇからよぉ……! お前らが止まんねぇ限り、その先に俺はいるぞぉ!!」
ゆっくりと、左右田が前のめりに倒れていく。まるで俺と七海に道を示すように。
日向「左右田ぁ!!」
七海「左右田くぅん!!」
澪田『和一ちゃぁん!!』
豚神『左右田ぁ!!』
左右田(だからよ……。止まるんじゃねぇぞ……!!)
春川『(……いや、何この茶番……)左右田、ヒット。さっさとプレイエリアから出てって』
──とまぁ、そんなこんなで俺と七海は無事に安全圏まで撤退することが出来たのだった。
- 266 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/17(日) 20:53:26.52 ID:EkPGUCdo0
- 日向「……で、実際これからどうする。何か逆転出来そうな手段はあるか?」
自分達の拠点ギリギリまで戻って来た俺と七海は、急いで作戦を立て直していた。現在の残り人数は4対2。逆転が不可能な数では無いとは言え、ちょっと厳しい人数差だ。
七海「うーん。……人数差をひっくり返す作戦として、やっぱり定番なのは林と草の中に隠れてヒットアンドアウェイのゲリラ戦かなぁ?」
日向「……やっぱそれぐらいしか無いか?」
七海「うん。でもそれは相手も読んで警戒してくるだろうし……。なにより俊敏に動かないといけないプロのテクニックだから上手く行くかどうか……」
七海は超高校級のゲーマーとして必死に頭を悩ませて逆転する方法を考えてくれている。……他に何か無いのか。相手の心理を逆手にとって一気に逆転する手段は……!!
↓1高コンマほど良い作戦を思い付く(超高校級のゲーマー補正+20)
↓2高コンマほど77期生を追い詰める作戦で責めてくる(有利補正+21)
- 267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/17(日) 20:54:00.68 ID:rsFtg7iJ0
- あ
- 268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/17(日) 20:55:26.65 ID:7DaqvV9i0
- 確かこの近くに誰かの忘れ物のかんしゃく玉があったから有効に使う。
- 269 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/17(日) 21:15:01.32 ID:EkPGUCdo0
- 88vs86 ギリギリで77期生の勝利。
七海「うーん。かなりリスクを負うけど一発逆転可能な戦法があるにはあるよ」
悩みに悩んだ末、七海が「ある作戦」の提案をしてくる。
日向「……どんなのだ?」
七海「うーんとね……」
〜〜その頃、78期生の拠点近く〜〜
朝日奈「やったやった! 一気に三人もやっつけちゃった!」
舞園「流石は霧切さんですね。読みがバッチリ当たりましたよ!」
霧切「そう褒められることでも無いわ。苗木くんを犠牲にして得た有利だから、みんな少しばかり心が痛むでしょう?」
不二咲「うん……。でも! 超高校級の幸運を持つ苗木くんなら、きっと先輩達の注意を引いてくれるはずだって信じてたよ!!」
霧切「ええ。彼を囮にしたのだから、最低でもこの位の戦果は出さないとね。さて、相手は恐らく林と雑草に紛れてのゲリラ戦法を仕掛けてくるでしょう。一人になるのは危険。かと言って二人になるのも皆で固まるのも不安ね」
朝日奈「んー、じゃあどうするの?」
霧切「2−2に別れた上で、立て列を保って各種クリアしていきましょう。前衛が朝日奈さんと舞園さん。後方が私と不二咲くん。焦る必要は無いわ。ゲリラ戦を仕掛けると言うことは、弾の発射音で自らの場所をバラすということ。……余程訓練された自衛官や兵士じゃ無ければ早々上手く行かないわ。落ち着いて、各個撃破していきましょう」
「「「おー!」」」とチームが纏まる。やはり人数差的に有利だというのがあるのか、皆の足取りは軽い。
作戦通り、落ち着いて林の中に入り。前衛を舞園と朝日奈。後衛に霧切と不二咲で進んでいた時だった。
「…………」
霧切「ッツ!?」
↓1奇襲成功判定 77期生+22 ↓2奇襲回避判定 78期生+21
- 270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/17(日) 21:15:30.60 ID:zpuALNdw0
- q
- 271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/17(日) 21:15:50.03 ID:p8S0ndrgO
- あ
- 272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/17(日) 22:20:26.47 ID:AKyOQnU6O
- また腹痛いの?
- 273 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/17(日) 22:26:37.51 ID:EkPGUCdo0
- すみません、少し仕事仲間に出されたので今回の更新はここまでで。次回の更新ですが、出来る時に少しずつ書いて投下していきます。(纏めてUPする時間があまり取れなくなるかもしれないので)
- 274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/17(日) 23:51:43.71 ID:JA8BHKduO
- もう毎日21時から更新する事は無くなって不定期になるわけか
了解
- 275 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/18(月) 04:35:18.71 ID:O10UVSIP0
- >>274 いえ、そういう訳ではありません。ただ今日に限っては(次回の更新)9時から11:30まで続けるのは無理っぽいと言う意味です。
腹痛に関しては持病なので……本当に申し訳ありません。申し訳無いついでに投下。
- 276 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/18(月) 04:49:03.25 ID:O10UVSIP0
- 82vs24 奇襲成功。78期生一人撃破確定。
ダダダダダダダダダダダダッッ!! という銃声。それはなんと、彼女達の後ろ──霧切や不二咲よりも更に後ろから聞えてきた。
霧切(そんな!? いつの間に背後を取られたっていうの!?)
不二咲(ど、どういう事!? あれからあまり時間も経って無いのに!!?)
〜〜時は、数分間に遡る〜〜
日向「敵の背後を取る!?」
七海「うん、相手は九頭龍くん、狛枝くん、そして左右田くんを撃破して警戒心が薄まっているはず……。今なら静かに速攻で林の中を進めば相手の背後を取る事はそこまで難しく無いと思う」
七海の提案した作戦は、なんと最初の速攻突撃とほぼ変わらない物だった。ただ、最短ルートを行くのでは無く、林や茂みを利用して自分達の身を隠し、相手陣地の後方まで速攻で移動するという作戦だ。
……確かにそれが決まれば油断した相手を討ち取ることは容易いかもしれない。でももし失敗してしまえば四人分の一斉射撃を受けて一貫の終りだ。
日向(……でも、それしか手が無いのなら……)
ギャンブルに最も必要なのは「勇気」──前にセレスに教わった言葉が、俺の心の中で響く。
日向「……分った。その作戦で行こう」
七海「うん。ゲームは最後の最後まで、やってみなくちゃ分らないからね!!」
〜〜〜〜
日向(まさかこうも上手く行くなんてな……!!)
奇襲が大成功し、混乱する78期生達に、俺達は兎に角銃を乱射しまくる。そして……
撃破判定↓1
01〜25 霧切
26〜50 不二咲
51〜75 朝日奈
76〜00 舞園
- 277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 06:18:13.18 ID:XUI48Up70
- 誰がバイナラするか?
- 278 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/18(月) 11:51:17.76 ID:O10UVSIP0
- 数秒に渡る激しい銃の撃ち合いが一旦終わり、ヒット判定を受けたのは……。
戦刃『霧切さん、ヒット』
霧切「くっ……!」
相手チームの中核(ブレイン)を担っているであろう、霧切だった。よし! ここでブレイン役を落とせたのは大きいぞ!!
俺は空になったマガジンを急いで装填し直し、再び相手チームに向かって銃を構える。七海は近くに居ないから完全な連携は取れないがここは……。
↓1
@このままこの場で銃撃戦を続ける。(リスク中リターン中)
Aこのまま前進し、更なる戦果を狙う(ハイリスクハイリターン)
B一旦撤退し、次なる作戦を練り直す。(ローリスクローリターン)
- 279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 12:43:13.52 ID:CW4jBMdWO
- 1
- 280 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/18(月) 21:09:39.32 ID:O10UVSIP0
- なんか遊ぶ約束をしてた友達にドタキャンされたので初投稿です(怒)
- 281 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/18(月) 21:10:42.36 ID:O10UVSIP0
- 作戦@このままこの場で銃撃戦を続ける。(リスク中リターン中)
……ここは七海が動いてくれることに掛けて敵を押しとどめ続けるべきだ。アイツの事だからもしかして、霧切を撃破出来たと同時に動き出していてもおかしくない。
俺はそう決断するとなるべく背を低く屈ませ、すぐに茂みに隠れた三人に向かって威嚇射撃を放ち続ける。これで相手の動きを少しでも制限で出来れば良いんだが……。
日向「……よし、行くぞ!!」
↓1 有利判定01ほど77期生有利。00ほど78期生有利
- 282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 21:11:42.00 ID:0ig7B3Kt0
- あ
- 283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 21:25:25.50 ID:ZU035EOuo
- がはっ!
- 284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/09/18(月) 21:33:17.57 ID:XUI48Up70
- 多分不二咲が日向にサイレントキルしてくるんでしょうね。
- 285 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/18(月) 21:35:57.44 ID:O10UVSIP0
- あ、これ日向くん達負けましたね()
俺がその絶望とも言えるホイッスルを聞いたのは、相手の射撃が俺の方ではなく、ある方向へと向かって暫くしてのことだった。
春川『七海ヒット』
七海「あちゃー……」
日向「……うっげぇ!?」
思わずそんな嗚咽が口から漏れる。やっぱり七海が単独行動してたのは予想通りだったが、居場所を特定されて集中射撃を喰らってしまったらしい。
そしてその場で威嚇射撃を続けいた俺が、三人に勝てるはずもなく……。
春川『日向、ヒット。77期生全滅。よって78期生の勝ち』
日向「ホントすまねぇ……」
これなら俺が囮になった方がまだマシだった……折角逆転の切り札(七海)が生き残ってくれてたっていうのに……。
そんな残悔を抱きながら、俺はプレイエリアの外へと出て行った。
澪田『試合終了〜!! 第一回戦は78期生の勝利っす!!』
豚神『見事な作戦看破だったな、77期生達の作戦を殆ど読んでいた。77期生達は動きを読まれすぎたな。特に最初の速攻突撃を苗木を囮に壊滅させられたのはかなり痛かっただろう』
〜〜〜〜
舞園「やりましたね!!」
朝日奈「うんうん、霧切ちゃんの「七海さんは日向くんを囮に単独行動してくるはず」って読みがバッチリ当たったよね!!」
霧切「偶然よ。それにあなた達の腕が良くなければ今頃彼女に三枚抜きされていてもおかしくなかっったわ。……良くやってくれたわね」
不二咲「あとあと、苗木くんの囮も良かったよ! 最初に三人も撃破できたのは苗木くんのおかげって言っても過言じゃないもの」
苗木「い、いやいや! 実質ボク何もしてないからね!? ……でも、皆の役に立てたっていうなら囮になった甲斐があったかな」
勝利の感想を言い合う78期生達を尻目に、俺達77期生は反省会をしていた。
左右田「悪っりい……。俺が言った作戦完全に読まれてたわ……」
日向「謝ったら許さないって言っただろ? 左右田の所為じゃないさ」
七海「そうそう。ゲームは楽しくやらなくちゃね。私だって最後の単独行動を霧切さんに読まれてた訳だし」
九頭龍「気にしてる暇があっったら次だろ次。全三回戦なんだ、次こそ勝つぞ」
狛枝「ああ……。敗北を糧に成長、団結をする皆の希望……なんて美しいんだ!!」
そうだ、まだまだ勝負は続く。次の試合で勝てば良い。
澪田『ではそろそろ第2回戦を始めるッすよー!』
豚神『77期生、78期生、それぞれチームの陣地に戻れ。手早くな』
澪田と豚神の宣言を聞いて、俺達は再び自分達の陣地へ舞い戻る。さて、今回の反省点を活かすとして、二回戦はどんな作戦でいくべきだろうか……?
作戦判定
↓1 77期生(超高校級のゲーマー補正+20)
↓2 78期生(超高校級の探偵補正+10)
- 286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 21:39:55.18 ID:XUI48Up70
- 苗木の足元を狙い苗木のラッキースケベを狙う。目標は霧切とダブルキル。
- 287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 21:40:57.72 ID:30PR3m1LO
- 舞園のハニトラ
- 288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 21:44:49.87 ID:XUI48Up70
- ハニトラは誰に仕掛けるのか?左右田か狛枝辺りかな?
- 289 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/18(月) 22:04:46.87 ID:O10UVSIP0
- さっきから77期生のダイスが弱すぎる……。(七海が本気を出してないからっていうのもありますが)
それと、ラッキースケベやハニトラはこの状況下(サバゲー)で成功するとは思えないので、出来るだけそれっぽいシーンを演出するということで。
77期生 38 まぁサバゲー初心者が立てる作戦内容ならこんなもんだよね。
78期生 82 非常に高度な作戦。(一応50以上差が付いてないので初手撃破は無し)
左右田「んで、次はどうするよ。初手からゲリラ戦でも仕掛けてくか?」
七海「んー。本来のサバゲーであればそれが王道にして基本の戦術なんだけど……。向こうには霧切さんがいるからなぁ……」
九頭龍「また作戦を読み当てられるかもしれねぇって事か」
日向「でも他に意見を出せって言われても俺は何も思い付かないぞ? 精々林の中を逃げ回ってカウンターを狙う──ぐらいじゃないか?」
狛枝「ボクみたいなゴミクズが何の役に立てるわけでもないけれど……。向こうの指揮官(霧切)を速攻で落とせても油断はしない方が良いって感じかな。今回みたいに作戦を事前に伝えられてたら意味が無いわけだしね」
結局、その後も良い案は出ず。俺達の作戦は「ゲリラ戦」に決まった。初手から林や茂みを利用して身を隠し、相手の近くまで近づいてキルを狙う戦法だな。
さて、相手はどう出てくるか……。
澪田『ではでは第2回戦! 開始っすー!!』
澪田のコールで俺達は一斉に林の中の茂みへと移動し、身を隠しながらゆっくりと、しかし着実に相手の陣地を目指して近づいていく。……身体に触る草達や枯れ木が非常に鬱陶しいが、ゲリラ戦なんてそれ前提だ。我慢我慢……。
……そうして林の中を進み続けて、その途中でピタリと七海が止まった。なんだなんだと、俺は七海に声が届く位置まで移動して話し掛けてみる。
日向「どうしたんだよ、七海」
七海「……変なんだよね。相手の動きが無さ過ぎるんだ」
確かに言われてみれば、俺達みたいなゲリラ戦を選択しているならそろそろ鉢合わせる筈だ。陣地で防衛戦を張っているか、前みたいに囮戦法を使っているか、さもなければ……!?
日向「──みんな! 避けろ!!」
九頭龍「──!?」
俺がそう咄嗟に指示を出せたのは、俺達自身がその作戦をやった直後だったからだ。
ダダダダダダダダダダダダッッ!! という射撃音が俺達の「後方から」響き渡る。クソッ! やられた……!! 今度は向こうが速攻を選択して、結果として背後に回り込まれたんだ!!
回避判定↓1 54以下で誰か一人撃破
- 290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 22:05:09.90 ID:j5SqDtqC0
- あ
- 291 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/18(月) 22:12:48.64 ID:O10UVSIP0
- 90 取りあえず初撃では誰も餌食にならなかった模様。
左右田「うおぉおおおおおおっ! あっぶねぇええええええ!!?」
ゲリラ戦を選択していたのが幸いしたのか、全員咄嗟に地面に屈んだり、木の陰に身を隠すことで相手の攻撃を避けることが出来たらしい。
しかし、状況が不利なのは依然変わっていない。こっちは相手の居場所が完全には分らないのに対し、向こうはこっちの居場所をほぼ完全に把握しているだろう。
この状況下でゲリラ戦を行ない続けるのはどう考えてもこっちが不利だ。一旦撤退しなければ話にならない。──どうする?
↓2
@みんなで威嚇射撃をしながら木々に紛れて後退し続ける。
A誰か一人を囮にして、他のメンバーは逃げる。
Bその他安価
- 292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 22:14:13.67 ID:rhhK24i6O
- A狛枝
- 293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 22:16:35.83 ID:j5SqDtqC0
- 1
- 294 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/18(月) 22:23:11.63 ID:O10UVSIP0
- @みんなで威嚇射撃をしながら木々に紛れて後退し続ける。
七海「全員、全力で威嚇射撃をしながら後退!! 相手を無理に狙わないで! 「当たるかもしれない」って思わせられれば十分だから!!」
狛枝「ボクが一人で囮になっても良かったんだけど……了解したよ、七海さん」
七海の指示で、俺達はマガジンに入っている弾を撃ち尽くすつもりで相手が居そうな場所に無闇矢鱈に銃を連射する。……これで相手の射撃が少しでも弱まってくれれば良いんだが……!!
↓1 54以上で全員無事に後退できる。
- 295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/09/18(月) 22:23:57.92 ID:2vHmpEMWO
- な
- 296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 22:24:20.28 ID:XUI48Up70
- カウンター狙いたいね。
- 297 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/18(月) 22:38:06.88 ID:O10UVSIP0
- 92 全員無事に後退できた。
銃を無闇矢鱈に撃ち続けて、弾が切れたらマガジンを取り替えて──そうして暫く経つ内に、相手からの射撃は無くなっていた。「ふぅ……」と思わず一息つく。どうやら無事に撤退できたようだ。
さて、これからだがどうするべきか……。俺達は七海の傍に近寄りすぎないように近寄り、声をなるべく小さくして作戦を考え治す。
九頭龍「……どうすんだよ。向こうの陣地の目の前まで来ちまったけどよぉ」
日向「向こうの陣地で逆に防衛網を敷いてカウンターを狙う……ってのはどうだ?」
七海「悪くは無いけど、消極的なそれになるね。それと、相手に間違いなく「先手」を譲る事になっちゃうから、それなりの覚悟が必要かな」
狛枝「こういうのはどうだい? ボクが一人で相手の戦力を偵察に行くんだ。……知っての通り、ボクは超高校級の幸運でね。偵察程度なら無傷で帰ってこられる自信があるよ」
左右田「いやいやいや! お前のそれはムラがありすぎるんだっつーの!! 前の苗木みたいに囮になるってんならまだ兎も角、一人でツッコんで蜂の巣にされたらムザムザ一人を失う事になっちまうだろうがよ!!」
……意見が纏まらないな。防衛網を敷くか、狛枝に任せるか、それとも……。↓1
@この場で防衛網を敷いて相手を待ち構える。
A狛枝に戦力偵察に行かせる。
Bそれ以外(安価)
どれも高コンマほど効果有り。
- 298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 22:40:45.65 ID:6AJmsy40O
- A
ちなみに男子が裸になって驚かせる作戦はあり?
- 299 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/18(月) 22:53:13.31 ID:O10UVSIP0
- かなり迷いますが、今回は「無し」で。 >>298 ちなみにですが、Aの場合、コンマが30以下だったら問答無用でヒットになってました。
仕方が無い。今回ばかりはこいつの「幸運」を信じよう。こいつが唯一「自分が持っている才能」と自信を持っている「超高校級の幸運」を……!!
日向「俺は、狛枝の意見に賛成する」
左右田「ひ、日向!?」
反対派の左右田が驚きの声を上げて俺を見る。
狛枝「へぇ……よりにもよって君が賛成してくるんだ?」
日向「別に他意は無い。相手の動きや作戦を把握出来れば、選択肢も良い意味で狭まる。やるべき事がハッキリすれば迷いもなくなるだろ」
九頭龍「そりゃまぁ、そうかもしんねぇけどよ……」
九頭龍もあまり気が進まないようだ。七海はどうだろうか。
七海「……今追い込まれてるのはこっちだからね。どの道、リスクのある「賭け」に出る必要はどうしてもあると思う……よ?」
狛枝「決まりだね。それじゃあひとっ走り偵察に行ってくるよ。できれば一人か二人キルできれば良いんだけど……。ハハッ! 流石にそれは高望みかな?」
そうして俺達は狛枝に偵察を任せ、各自林の中に身を隠して狛枝の報告を待つ事にした。
↓1 狛枝が持って来た情報
@相手側の人数
A相手の作戦
Bそれ以外(安価)
- 300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 22:54:48.33 ID:OVUcj47g0
- 2
- 301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 22:58:14.54 ID:XUI48Up70
- 不二咲と朝日奈ペアと舞園と霧切ペアで二手に分かれて苗木は残姉の所で偵察。苗木の偵察は暗殺教室のネタ。一番視界に入らないのは審判なのでそれを利用。
- 302 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/18(月) 23:00:12.91 ID:O10UVSIP0
- 33 ゾロ目なので今回やる第2作戦の判定に78期生に大幅なデバフ。
狛枝「ふぅ……ただいま」
狛枝が帰ってきたのは、それから約7分後の事だった。
日向「で、どうだった?」
狛枝「相手側の人数は正確には分らなかったけど、話しを聞いて大体の作戦は分ったよ」
左右田「話しを聞いたって……。お前そんなに相手の近くまで接近したのかよ!?」
狛枝「したよ? そのままキルを狙っても良かったんだけど、なんだか嫌な予感がしてね。みんなに情報を確実に持って帰る方が希望に繋がると判断したんだ」
七海「……それで、相手の作戦は?」
狛枝「↓2」
- 303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 23:03:13.52 ID:0ig7B3Kt0
- さげ
- 304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 23:03:38.94 ID:j5SqDtqC0
- 水中戦だって
- 305 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/18(月) 23:04:36.81 ID:O10UVSIP0
- >>304 すみませんがフィールド的に不可能なので安価↓1
- 306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 23:05:42.13 ID:XUI48Up70
- 不二咲と朝日奈ペアと舞園と霧切ペアで二手に分かれて苗木は残姉の所で偵察。
- 307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 23:06:12.84 ID:/NcA0qgmO
- トラップだらけの空間に誘い込み括弧撃破
- 308 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/09/18(月) 23:19:16.21 ID:O10UVSIP0
- 狛枝「不二咲さん朝日奈さんペアと、舞園さん霧切さんペアで二手に分かれてるみたいだね。苗木くんは戦刃さんの近くに居るみたいだ」
日向「戦刃の? なんでそんな……毒にも薬にもならなそうな……」
七海「……! なるほど、流石は霧切さん……いや、今回は苗木くんかな? 上手い手を使ってくるね」
九頭龍「どういう事だ?」
七海「ねぇみんな。今回のサバイバルゲームでプレイエリアにいるのって誰だと思う?」
左右田「あ? んなもん俺達プレイヤーと、審判役の戦刃と春川に決まってんだろ?」
七海「うんうん、そうだよね。ならさ、その中でプレイヤーから一番存在が無視されるのって誰だと思う?」
日向「それは……あ!!」
そこまで言われて、ようやく俺は気がついた。そうか、戦刃の近くなら……!!
七海「審判役の戦刃さんの近くなら、殆どのプレイヤーは注目しないよね? だって審判役に注目したってなんの意味も無いもの」
狛枝「それを心理を逆手にとって、戦刃さんの近くで偵察役を行なってるっていう訳だね」
九頭龍「えっぐい手を使ってくるなぁおい!」
だがその作戦は狛枝の決死の偵察によって、俺達に筒抜け。後はそれを撃破する作戦を考えるだけだ!!
第2作戦判定
↓1 77期生(超高校級のゲーマー補正+20)
↓2 78期生(作戦が筒抜けなので補正−30)
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