【ガンダムSS】ジェリド「安価で宇宙世紀を生き延びてやる」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/09(土) 18:57:55.79 ID:cC5kKuHyO
>>56
ただ、それも現段階ではバスク派だけの話だからなあ…
ニューディサイズ過激派のせいでティターンズの悪評が広まってる可能性もある訳で
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/09(土) 22:33:49.74 ID:s+NC/ASFo
ヘンケン「降伏する」

クワトロ「なんという事だ。これでは…」

コウ「母艦は制圧した。どうする!」

クワトロ「…投降しよう」

ジェリド「勝ったのか?」

コウ「こちらウラキ大尉。所属不明艦隊の制圧に成功した」

シナプス『よくやってくれた!これより臨検を行う』

ライラ「なんだい?グリーン・オアシスを襲撃した所属不明艦が接近していると聞いて来てみたが終わったのか?」

ウラキ「援軍はライラ大尉の部隊でしたか」

ライラ「ウラキ大尉か。それにその赤い機体は…」

クワトロ「……」

ライラ「まあいい。敵の母艦を制圧したんだろ?連中の目的を聞こうじゃないか」

ジェリド「俺も一緒に行かせて下さい」

ライラ「アンタは…そのガンダムはティターンズか?」

ジェリド「自分はティターンズのジェリド・メサ中尉です」

ライラ「ふぅん。まっ、アタシにどうこうする権限なんて無いんだ。好きにしな」

ジェリド「ありがとうございます」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/09(土) 22:35:05.07 ID:s+NC/ASFo
ーアーガマ艦内ー

シナプス「ブレックス・フォーラ准将。できればこんな形でお会いたくはなかったものですな」

ブレックス「それは私も同じ気持ちだよ。エイパー・シナプス大佐」

シナプス「このような軍隊を組織して、准将は何をやろうとしていたのです」

ブレックス「腐敗した連邦政府を打倒する事が我々エゥーゴの目的だ」

シナプス「その為にスペースノイドの反政府感情を利用したと言うのですか?」

ブレックス「利用した訳では無い。利害が一致しただけだ」

シナプス「同じ事です。政府を改革したいのであればもっとやり方はあったはずです」

ブレックス「シナプス大佐。連邦政府の腐敗は一人の議員が内部からどうこう出来るレベルをとうに超えているのだよ。だからそこ私はエゥーゴを組織した」

ブレックス「しかし、その目的も君達の介入で潰えてしまった。しかもティターンズなどに潰されるなど非常に無念だ」

シナプス「……」

ジェリド「お言葉ですがティターンズってそこまで酷い組織とは思えませんがね」

ブレックス「それは君がティターンズの実態を知らないからだ」

ジェリド「実態とは?」

ブレックス「ティターンズの非道だよ」

ジェリド「まさかあの話は本当なのか?」

ブレックス「うむ」

ブレックスの語るティターンズの非道とは
1.コロニーに毒ガスを散布した
2.ブレックスが辱しめを受けた
↓1
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/09(土) 22:37:05.16 ID:v5fg9/ojO
2
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/09(土) 22:44:06.08 ID:hp0BULWGo
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/09(土) 22:47:47.36 ID:oQyVIHBOo
これはひどい
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/10(日) 00:07:29.97 ID:9Yf4ANUDO
なんだそれぇ…
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/10(日) 02:31:48.97 ID:5uZv41Bi0
kwsk
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2023/09/10(日) 11:13:12.54 ID:tHKYQ5uDO
なんと破廉恥な
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/10(日) 18:33:41.21 ID:WVolrLWHo
エゥーゴ旗揚げ理由が私怨かよ(笑)
いやまぁ… 辱めの内容如何では情状酌量の余地あるが…

あれ?毒ガスはやっぱガセネタ?
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/10(日) 19:45:51.09 ID:+CNsLbapO
もし、毒ガスがティターンズ憎しでブレックスが流した風説の流布だったらひでー話だな
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/11(月) 19:40:05.87 ID:7Fv20jp2o
ブレックス「ティターンズはこの私に辱しめを与えたのだ!いま思い出すだけでも屈辱だ!!」

シナプス「拷問を受けたのですか?」

ブレックス「そうではない。だが人としての尊厳を踏みにじる破廉恥な行いだ!」

シナプス「そう、ですか…」

ジェリド「あの、コロニーに毒ガスを散布したと言うのは?」

ブレックス「なんの事だねそれは。私が知る限りティターンズがコロニーに毒ガスを散布したという話は聞いた事がないが。ふむ…」

ジェリド「…やはり単なる噂だったのか」

コウ「君が危惧していたのはそれか。多分ティターンズに対する印象操作だろう」

ライラ「共通の敵を作る事で結束力を高めるのはよくある事さ」

ジェリド「なるほど。しかし、ブレックス准将に辱しめを与えた人間がティターンズ内にいる事は確かか。それはなんとかしないとな」

ブレックス「なに?」

ジェリド「いや、元々はティターンズの責任でもある訳でして。今の俺の力じゃ無理ですけど、バスク大佐に掛け合うくらいなら」

ブレックス「…君はなんと言う名前だね?」

ジェリド「ジェリド・メサ中尉です」

ブレックス「君のような若者もティターンズにいたのだな」

ジェリド「ティターンズの全てが准将の思うような人間ではありませんよ」

ブレックス「その言葉、信用していいのだね」

ジェリド「勿論です。だから取り敢えずは武装を解除してグリーン・オアシスに行きましょう」

ブレックス「……」

シナプス「この船のクルーと随伴艦の安全は私が保証しましょう。それでいいですかな?」

ブレックス「…了解した。キャプテン、クワトロ大尉を呼んで来て欲しい。私はその間にモンブランに状況を説明する」

ヘンケン「了解しました」

ジェリド「……」

ジェリドの行動
1.ブリッジで待つ
2.自分も付いていく
↓1
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/11(月) 19:45:17.81 ID:UL6wSOvmo
2
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/11(月) 23:19:02.08 ID:kBmqjdTPo
エゥーゴがこんな簡単に消滅とかこれじゃ意気揚々とカラバ立ち上げたハヤトがバカみたいだ
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/12(火) 19:56:28.59 ID:ctqRVU2ao
ジェリド「俺も同行しても構いませんか?」

ヘンケン「うーむ」

ブレックス「構わん。中尉を連れて行きたまえ。キャプテンだけでは脱走を手引きすると思われるかも知れないからな」

ヘンケン「了解です。いいぞ、付いてこい」

ジェリド「ありがとうございます」

ークワトロ大尉の自室ー

ヘンケン「クワトロ大尉」

クワトロ「キャプテンか。いつまでこの状態が続くんだ?」

ジェリド「そろそろ終わると思いますよ」

クワトロ「ティターンズの兵だと?これはどういう事か説明して貰えるのだろうな?」

ヘンケン「うむ…」

〜説明後〜

クワトロ「状況は理解した。アーガマは事実上ティターンズに降伏するという事か」

ヘンケン「そういう事になる」

クワトロ「……」

ジェリド「今ならそう悪い扱いにはならないかと。バスク大佐ならこの状況も理解してくれるはずです」

クワトロ「しかしこれでは道化だな。何の為にエゥーゴを組織し動かしたのか」

ジェリド「……」

クワトロ「ティターンズの君から見ればさぞ滑稽に映るだろう」

ジェリド「エゥーゴの理念はブレックス准将から聞きました。結果的に俺達と戦う事になったのは残念ですが、その考えまで否定するつもりはありません」

クワトロ「…ふむ」

ヘンケン「大尉」

クワトロ「ティターンズを信用する事はまだ出来んが、少なくとも君の人間性は信じても良さそうだ」

ジェリド「ありがとうございます大尉」

クワトロ「もし君がロクでもない人間だった場合は、殺してでもアーガマを取り返すつもりだったのだがな」

ジェリド「うっ……」

クワトロ「ははっ、冗談だよ。行こうかキャプテン」

ヘンケン「ああ」

ジェリド「…クワトロ大尉。変に逆らわないようにしよう」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/12(火) 19:58:08.25 ID:ctqRVU2ao
サイド7 グリーン・オアシス

ーグリーンノア1ー

バスク「状況は把握しました。しかしブレックス准将、これからエゥーゴはどうするおつもりで?このままだと我々はエゥーゴと一戦交える事になりますぞ」

ブレックス「うむ…」

ジェリド「降伏勧告を出すんじゃ駄目なんですか?」

シナプス「状況が状況だ。ブレックス准将が降伏勧告を出した所で納得しない者が多いだろう」

クワトロ「そうなるとエゥーゴ側は温存している戦力でここを攻めに来る可能性が高い」

ジェリド「じゃあどうすれば」

バスク「エゥーゴと同盟を結ぶ案もある。我々が同盟を結ぶ事でティターンズはスペースノイドと敵対する意思は無いと示す」

バスク「しかしこれは我々の一存では決められない事だ。ジャミトフ閣下に許可を貰う必要があるが、これを閣下がどうお考えになるかだな」

ブレックス「ジェリド中尉はどちらが良い案だと考えている?」

ジェリド「俺ですか?」

バスク「そうだな中尉の意見も聞いておこう」

ジェリド「俺は…」

ジェリドの行動
1.エゥーゴに降伏勧告を出す
2.エゥーゴと同盟を結ぶ
↓1
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/12(火) 20:05:47.73 ID:THReo8Mro
2
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/12(火) 20:46:27.14 ID:RqFVdZ8+0
>>>クワトロ「そうなるとエゥーゴ側は温存している戦力でここを攻めに来る可能性が高い」

アニメ序盤のラーディッシュも進水してないエゥーゴ残存勢がグリーン・ノア攻めたところで、
返り討ちに遭う未来しか見えん… アーガマとモンブランも接収されてるしサラミス改だけでどうしろと
バスクの手元だけでも旗艦アレキサンドリアと同型艦のアル・ギザ、ハリオとその随伴艦たち、
更にティターンズと連係を取れる連邦軍本隊でアルビオン隊とボスニア隊もいるし
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/12(火) 20:55:49.48 ID:AdhHBFsL0
アムロはどうなってるんだろ
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/13(水) 00:12:22.62 ID:FV4NFi7lo
ジェリド「これからの事を考えたらエゥーゴと同盟を結ぶ方がいいと思います」

ブレックス「ふむ」

バスク「ではその方向で話を進めるとしよう。先ずは双方で会談を開く必要があるな。ブレックス准将、会談の取り決めをしたいのでこちらへ」

ブレックス「うむ。ヘンケンキャプテン、クワトロ大尉。アーガマの事は頼んだぞ」

ヘンケン「はい」

クワトロ「了解です」

シナプス「君達エゥーゴの処遇だが、暫くはグリーンノア1で生活をしてもらう。反乱や脱走を企てない限りはある程度の自由も与えよう」

ヘンケン「分かりました」

クワトロ「構いません」

ジェリド「俺はどうしようか」

ジェリドの行動
1.カミーユ達を探す
2.エゥーゴメンバーと交流
3.ブレックス准将事件の調査
4.会談の日を待つ
↓1
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2023/09/13(水) 00:17:09.11 ID:EUtLc1NDO
さん
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/13(水) 00:34:44.79 ID:FV4NFi7lo
ジェリド「ブレックス准将を辱しめた奴がティターンズ内部にいる。バスク大佐も調査してくれるとは言ったが今はそれどころじゃないだろうしな」

ジェリド「だったら俺が独自に探すしかないな。とはいえ手掛かりも無しに探すのは効率がいいとは言えんし。どうする?」

ジェリドの行動
1.エマ達に協力してもらう
2.シナプス大佐に協力してもらう
3.ジャマイカン少佐に協力してもらう
↓1
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/13(水) 00:55:53.34 ID:33+chQgy0
1
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/14(木) 19:54:44.73 ID:tdIimSqSo
逆にブレックス(ひいてはクワトロ=シャア)が毒ガス事件を認知していないのに、
30バンチに毒ガス注入全住民虐殺がガセネタではなく本当にやってて、
更に今まで隠し通してたって事だったら実行グループとその背後の支援者はとんでもねーな…
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/15(金) 20:28:08.36 ID:uUCY4zo/o
ジェリド「ここはエマとカクリコンに協力してもらうか」

ー食堂ー

カクリコン「前髪は抜かないでくれぇ!!」

エマ「今日と言う今日は全部抜いてやるわ!覚悟なさい!!」

カクリコン「ぎええええええ!!」

ジェリド「お前達は何をやっているんだ」

エマ「いい所に来たわねジェリド。今この男の毛根が絶滅する瞬間の立会人になれるわよ」

カクリコン「ジェリドー!助けてくれー!!」

ジェリド「カクリコンが何を言ったかは大体想像が付くが離してやってくれ。俺は2人に頼みたい事があるんだ」

エマ「頼みたいこと?今じゃないと駄目な事なのかしら?」

ジェリド「そうだ」

エマ「そう。命拾いしたわね」

カクリコン「ぜぇぜぇ。た、助かった…」

ジェリド「これに懲りたらカクリコンもあまりエマを挑発するなよ」

カクリコン「あ、ああ…」

エマ「それで頼みたい事って何かしら」

ジェリド「ブレックス准将の事なんだが…」

〜説明後〜

エマ「ブレックス准将を辱しめた犯人探しね」

ジェリド「これから同盟を組むかも知れない相手なんだ。いらん禍根は残しておきたくはないだろ?」

カクリコン「確かにな」

ジェリド「俺1人じゃ出来ることが限られる。だから協力して欲しいんだ。頼めるだろうか?」

エマ「いいわよ」

カクリコン「面白そうだしな。よし乗った!」

ジェリド「済まない。それで早速壁にぶつかった状況なんだが、何か手掛かりはないだろうか?」

カクリコン「そうだな…おっ、そうだ!」

ジェリド「いい案を思い付いたのか?」

カクリコン「ティターンズ内で素行の悪い者を調べるのはどうだ?懲罰履歴がある人間とかな」

ジェリド「なるほど!やるじゃないかカクリコン!」

エマ「日頃から人を貶す人間だからすぐに思い付いたのね」

カクリコン「あのなぁ、ここは素直に褒めてくれてもいい所だぞ?」

エマ「はいはい凄いわね」

カクリコン「ったく。それじゃあデータベース室で調べるか」

ジェリド「ああ!」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/15(金) 20:30:14.23 ID:uUCY4zo/o
ーデータベース室ー

ジェリド「よし調べるぞ」

ジャマイカン「ん?3人も揃ってどうしたのだ」

ジェリド「ジャマイカン少佐殿?ここで何をされているので?」

ジャマイカン「私は同盟の件で少し資料を集めにな」

ジェリド「少佐もご存知でしたか」

ジャマイカン「これでも私はバスク大佐の右腕を自認している。大佐のやろうとしている事の協力は惜しまんよ」

ジャマイカン「それで君達は何の用件でここに来たのだね?」

エマ「実はですね…」

〜説明後〜

ジャマイカン「なるほど。ブレックス准将に辱しめを与えた人物を探したいか」

ジェリド「そうです。それでここに来たんです」

ジャマイカン「理由は分かった。だがそれは君達だけでは無理だ」

カクリコン「それはどうしてです!」

ジャマイカン「懲罰履歴などは厳重に管理されている。誰もがおいそれと閲覧者する事を防ぐ為にな」

ジェリド「そんな…」

ジャマイカン「だから言っただろう君達ではと」

エマ「それはどういう…あっ!」

ジャマイカン「今回だけだぞ」

ジェリド「ありがとうございます少佐!」

ジャマイカン「では調べてみよう。よし、これがリストだ。この中に怪しいと思う人物はいるかね?」

ジェリド「うーむ、このヤザン・ゲーブル中尉ってのは見るからに怪しいですね」

ジャマイカン「彼はパイロットとしての腕は確かなのだが、性格に少々問題があってな。自分が気に入らない作戦だとそれが上官だろうと食って掛かるのだ」

ジャマイカン「お陰で幾度となく上官と暴力沙汰に発展してその度に謹慎処分となっている」

カクリコン「まるで狂犬だな」

ジャマイカン「その一方で部下想いで下からの評判は悪くはない」

ジェリド「なるほど」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/15(金) 20:32:27.33 ID:uUCY4zo/o
エマ「じゃあこの人はどうかしら?ベルナルド・モンシア中尉。見るからに嫌らしい顔つきをしているわ」

ジャマイカン「彼は元アルビオン隊のクルーで、デラーズ紛争後ティターンズに配属となっている」

ジェリド「アルビオン隊ってエース部隊じゃないですか!」

ジャマイカン「うむ。彼もパイロットの腕は確かなのだが、素行の悪さが問題でな。先ずは女癖の悪さだが、彼のせいで女性士官から苦情が殺到して一時期は接近禁止令まで出した始末だ」

エマ「最低ね」

ジャマイカン「次にスペースノイド軽視だ。我々ティターンズはジオン残党狩りを名目としているが、個人の人間性まで否定はしていけない」

ジャマイカン「しかし彼の場合はスペースノイドを宇宙人と呼び、ジオンだからと何をしてもいいかのように拷問を行う」

ジャマイカン「その行き過ぎた拷問は度々問題に上がり、最終的に彼の階級を大尉から中尉へ降格処分にせざるを得なくなった」

ジェリド「同じアルビオン隊のウラキ大尉やキース中尉は尊敬できるような人だったのに。ニンジン食べられないのは見なかった事にして」

ジャマイカン「パイロットとしての能力が高ければ己を過信し、驕りが出る者もいる。君達はそうならんようにな」

ジェリド「は、はい!」

カクリコン「おっ、ここにきれーな姉ちゃんが載ってるぞ」

ジェリド「本当だ。誰だ?」

ジャマイカン「彼女はシェリー・ペイジ少佐。ティターンズ教導隊の人間だ」

ジェリド「教導隊って所謂エース部隊って奴ですか?」

ジャマイカン「まあそうだな」

エマ「そんな人がどうしてリストに」

ジャマイカン「彼女は教導隊所属と言うだけあってパイロット能力は非常に高い。しかし現場の評判は決して良いものではない」

エマ「それは何故です?」

ジャマイカン「シェリー少佐は一年戦争から参加しているが、作戦などお構い無しに自身の都合で行動し、酷い場合は味方をも囮にして任務を遂行する。ティターンズに配属となった後もそのスタンスは代わらず、多くの士官から非難の声が出たのだ」

ジェリド「それは…上官に当たりたくは無いですね」

ジャマイカン「しかしシェリー少佐の実力と教導隊という立場からあまり強く出れなくてな。数日の謹慎処分を与えるに止まった訳だ」

カクリコン「それは贔屓じゃないんですか?」

ジャマイカン「私とてそれは思うよ。しかし、現場の人間ではない私のような者の意見など彼女は聞く耳を持たんのだよ」

ジェリド「……」

ジャマイカン「さて、他にはいるかね?」

ジェリド「そうですね…うーん、目ぼしいのはそれくらいでしょうか?」

ジャマイカン「わかった。その3人の内、誰を調査するか決めたまえ」

ジェリド「じゃあ、俺達が調べるのは…」

ジェリド達が調査する人間
1.ヤザン・ゲーブル
2.ベルナルド・モンシア
3.シェリー・ペイジ
↓1
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 20:53:22.34 ID:nhoUKe/Io
3
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 21:19:57.86 ID:4oWTBn77o
この世界線はジャマイカンも普通に良い上司だな
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/15(金) 21:37:52.96 ID:0Y0cYNrX0
シェリー・ペイジってガンダムエースのDefine(北爪Ζ)キャラか
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2023/09/15(金) 22:46:27.18 ID:18PJe/6DO
ドルク中尉とか来ると思ったがな
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 00:20:25.68 ID:xk03EXkDO
3馬鹿みたいになってるの好き
まあジェリドはたしなめる立場だけど
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/16(土) 18:16:06.36 ID:cOtcYX5/0
>>85
バスクが穏健派だからそれに合わせているだけの可能性もある
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/16(土) 23:43:56.46 ID:/xCAAh/io
ジェリド「シェリー少佐が怪しいです」

ジャマイカン「シェリー少佐か。確か教導隊は小惑星ペズンに駐留する連邦正規軍の教導隊と演習すると言っていたな」

ジェリド「小惑星ペズンか」

ジャマイカン「ペズンはL4宙域にある。今から出発した方がいいな。アレキサンドリアを出すか」

エマ「いいんですか?」

ジャマイカン「乗りかかった船だ。それに私も犯人が気になってきたのでな。準備が整い次第出港するぞ」

ジェリド「了解です」

ー小惑星ペズンー

連邦士官「長旅お疲れ様です」

ジャマイカン「うむ。ティターンズ教導隊はどこにいるだろうか?」

連邦士官「教導隊の方々ならば…」

ジェリド「ここがペズンか。ペズンって知り合いいたっけな」

ペズンにジェリドの知り合いはいるか?
1.ジョッシュ・オフショー
2.トッシュ・クレイ
3.いない
↓1
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/17(日) 00:43:58.70 ID:5Mk7+7M+o
2
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/18(月) 19:23:15.84 ID:PKktmcGro
ジェリド「トッシュ教官はいるんだろうか」

カクリコン「トッシュ教官ってトッシュ・クレイ教官か?」

ジェリド「ああ。士官学校を卒業する時に教導隊に配属なったって言ってたから、もしかしたら会えないかってな」

エマ「クレイ教官なら協力してくれるかも知れないわね」

ブレイブ「なんだ?見かけん顔がいるな」

トッシュ「ん?もしかしてジェリド君達か?」

ジェリド「教官!お久しぶりです!」

トッシュ「みな元気そうだな。それで今日はどうしたんだ?」

エマ「ティターンズ教導隊の方に用がありまして」

トッシュ「そうか。だが、ティターンズ教導隊は先ほど演習に出たばかりだ。暫くは帰って来ないぞ」

カクリコン「入れ違いになっちまったのか」

ブレイブ「その制服、ティターンズか」

ジェリド「は、はい。自分はジェリド・メサ中尉であります」

ブレイブ「ふむ」

ブレイブ・コッドの性格
コンマ50まで 原作通りの地球至上主義者
コンマ51から スペースノイドにある程度の理解がある
↓1
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 19:24:01.89 ID:ZU035EOuo
希望!
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 20:27:24.37 ID:HzSm8nLcO
平和な世界
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 21:03:50.50 ID:qTSbzM5C0
ブレイブ・コッドもある程度まとも(というか、極端な地球至上主義さえ無ければ部下想いの良い上官なり前線指揮官タイプ)となると、
シェリーの他に怪しいのはブライアン・エイノー提督とかか?
とはいえこの人はぺズンの反乱が発生してニューディサイズ側に寝返るまでは
連邦軍本隊の人間で元ティターンズ系じゃないからなあ
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/18(月) 23:25:06.42 ID:PKktmcGro
ブレイブ「俺はブレイブ・コッド大尉だ。トッシュの教え子というなら実力は期待してもいいんだな?」

ジェリド「自分は…」

ジャマイカン「彼らは着任早々にエゥーゴの旗艦を拿捕している」

トッシュ「あの噂になっていた反連邦運動の組織か」

ブレイブ「ほぅ、やるじゃないか。しかしエゥーゴの連中は何をやりたかったんだ?半端な行動は反スペースノイド派の連中を増長させるだけだぞ」

ジャマイカン「その件については我々にも案がある。しかし今は別件を処理せねばならんのだ」

トッシュ「別件とは?」

ジェリド「実は…」

〜説明後〜

トッシュ「馬鹿な事をする」

ブレイブ「そういう事ならばティターンズ教導隊が戻り次第拘束しよう」

ジェリド「お願いします」

〜数十分〜

シェリー「私を拘束してなんのつもりだ?」

ジャマイカン「シェリー・ペイジ少佐。貴官には暴行の嫌疑が掛けられている。我々とグリーンノア1に来てもらう」

シェリー「私が暴行の嫌疑だと?何かの間違いじゃないのか」

ジャマイカン「あくまでも嫌疑だ。潔白であればすぐに解放する事を約束しよう」

ジェリド「大人しく従って下さい少佐」

シェリー「……」

シェリーの動向
1.ジャマイカンに従った
2.逃走した
↓1
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/18(月) 23:26:41.58 ID:SEJdjTYho
2
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/19(火) 20:26:40.10 ID:k5qSfhE9o
シェリー「誰がアンタみたいな長芋ヒゲ親父に従うものか。そんなに私を連行したいなら自力で捕まえてみなよ」ダッ

エマ「逃げたっ!?」

ジャマイカン「ぐぅ、言わせておけば!シェリー少佐を逃がすな!」

ジェリド「なぜ逃げる必要があるんだ!」

ジャマイカン「理由は分からんが、やましい事がなければ逃げる必要はないはずだ」

カクリコン「捕まえてみりゃ分かるって事さ。行くぞ!」

エマ「命令するんじゃないわよ!」

ジェリド「教官すみません」

トッシュ「気にするなジェリド。今は彼女を捕まえるのが先だ。ブレイブ」

ブレイブ「ああ。基地司令に封鎖の要請を出してくる」

〜数分後〜

ジェリド「何処に行ったんだ少佐は」

トッシュ「時期に基地は封鎖される。何処に隠れていようと逃げられはせんよ」

ジェリド「ですが封鎖前に逃げられる可能性もあります」

トッシュ「一人でか?いや、協力者がいる可能性も考えられるか。だとしたら港から出るかもしれん。急ぐぞジェリド!」

ジェリド「はい!」

ーペズン ベイエリアー

士官A「誰がフッドの出港を許可したんだ!封鎖命令が出ただろ!」

士官B「俺は知らんぞ!」

ジェリド「マゼランが出ようとしている?」

トッシュ「おい!あのフッドには誰が乗っている!」

士官A「分かりません。急に動きだしまして」

トッシュ「やられた!シェリー少佐はあの船にいる!」

ジェリド「止めないと!」

トッシュ「今からでは間に合わん!」

フッド「撃てー!」ドギューン!!

サラミス改達「ギャース!!」ドゴーン!!

キリマンジャロ「ぐぇええ!!」ドゴーン!!

ジェリド「味方の船を撃っただと!?」

トッシュ「我々をここに足止めするつもりか!」

フッド「さらばー」ゴゴゴゴッ

トッシュ「なんて事だ」

ジェリド「くそっ!ジャマイカン少佐に連絡してアレキサンドリアの出港準備をしてもらわないと!」

トッシュ「アレキサンドリアが停泊しているのは反対のエリアだ。すぐに向かうぞ!」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/19(火) 20:28:51.45 ID:k5qSfhE9o
ーアレキサンドリアー

ブレイブ「シェリー少佐の逃亡を手引きしたのはティターンズ教導隊の他、ペズン駐留軍も加わっているらしい」

トッシュ「造反者がそこまでいるとは…」

ジャマイカン「シェリー少佐は何を考えている!我々と戦争でもするつもりか!」

ブレイブ「こちらも旗艦キリマンジャロの他、サラミス級のトレントをアオバをやられています。このままにはしておけません」

ジャマイカン「うむ。直ちにアレキサンドリアを出港する。そんなに遠くには逃げてはいないはずだ」

ーペズン周辺宙域ー

士官「前方にフッドを確認」

ジャマイカン「捉えたか」

ジェリド「よし!」

士官「これは?ジャマイカン少佐!この空域に接近している艦艇がいます!」

ジャマイカン「なんだと?識別確認を急げ!」

士官「は、はい!これは…」

接近中の艦艇は?
1.ブル・ラン
2.アル・ギザ
3.アルビオン
↓1
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/19(火) 20:55:01.41 ID:e4avLh/zo
3
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2023/09/19(火) 20:55:44.33 ID:nSbj0UCDO
1
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/19(火) 21:30:23.42 ID:k5qSfhE9o
士官「識別確認。これは、アルビオンです!」

ジャマイカン「アルビオンだと!?」

士官「アルビオンから全周波回線での通信です」

ジャマイカン「なんだ?」

シナプス『こちらは地球連邦軍独立部隊アルビオン隊だ。前方のマゼラン級戦艦は直ちに停止しこちらの指示に従いたまえ』

シナプス『君達の目論みは全て阻止した。これ以上の抵抗は無駄だぞ』

ジャマイカン「どういう事だ?」

士官「フッドからモビルスーツ隊が発進します!」

ジャマイカン「シェリー少佐め、シナプス大佐の停止命令を無視したのか。こちらもモビルスーツ隊を出撃させろ。アルビオン隊と連携してフッドを包囲する」

ジェリド「了解!」

トッシュ「君達がどれほど成長したか見させて貰うぞ」

ジェリド「見ててくださいよ!」

ー戦闘宙域ー

ジェリド「相手は教導隊。こちらも撃墜する気で挑まないとやられるな」

カクリコン「俺とエマはフッドを攻撃する」

トッシュ「俺達は教導隊の主力を相手する。ジェリドはどうする?」

ジェリド「俺は…」

ジェリドの行動
1.戦艦の相手
2.モビルスーツ隊の相手
↓1
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/19(火) 21:31:16.42 ID:e4avLh/zo
1
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/20(水) 00:29:26.11 ID:mw/Cv8llo
ジェリド「俺はフッドを攻撃します」

トッシュ「了解した」

ブレイブ「各機散開!一網打尽にしてやれ!」

ーマゼラン改級 フッド付近ー

カクリコン「よし、アレをやるか!」

ジェリド「あれ?」

カクリコンのアレとは
1.時間差攻撃
2.ジェットストリームアタック
3.スーパーイナズマキック
↓1
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/20(水) 00:42:09.56 ID:rymoU6qZO
1
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/20(水) 01:43:57.41 ID:NXhq3eQW0
www3
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/20(水) 12:22:47.78 ID:2MVInik3O
エマもいるし実質三馬鹿ジェットストリームアタックだよねこれ
まぁ馬鹿やってるのはカクリコンとエマだけでジェリドは宥め役兼ストッパーの常識人だけど
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/20(水) 19:32:16.03 ID:mw/Cv8llo
カクリコン「2機を1機に見せる時間差攻撃だ!」

ジェリド「ああ、あれか」

エマ「でもこの何も無い空間でその戦法は通用するのかしら?」

カクリコン「……」

フッド「弾幕薄いぞ!」ボビューン!!

ジェリド「くそっ!カクリコンちゃんと考えてくれよ!」

エマ「頭髪だけじゃなく思考も後退したのではなくて?」

カクリコン「えぇい!黙れエマ!」

ジム・クゥエル兵「さあ、楽しませてくれよ!」ドシューン!!

ジェリド「喧嘩は後にしろ!護衛のモビルスーツ隊が来たぞ!」

カクリコン「俺に恥を掻かせてくれた鬱憤晴らしをさせて貰うぞ!」ドンッ!

エマ「そんな狭量だから毛が抜けるのよ!」ドンッ!

クゥエル兵「踏み込みが足りん!」バシュバシュ

カクリコン「なにぃ!?」

エマ「バズーカを切り落としたですって!」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/20(水) 19:32:45.82 ID:mw/Cv8llo
ジェリド「教導隊は伊達じゃないって事か!カクリコン!やはり時間差攻撃を使うぞ!」

カクリコン「どうやってだ!」

ジェリド「俺に考えがある。エマ、少しの間でいい。敵を引き付けてくれ」

エマ「分かったわ。その代わり成功させるのよ!」

ジェリド「ああ!カクリコン、合わせるぞ!」ドシューン!

カクリコン「おう!」ドシューン!

クゥエル兵「逃がすか!」

エマ「アナタの相手は私よ!」ズシューン!ズシューン!

クゥエル兵「チッ!」

ジェリド「うおおおおお!!」ドシューン!!

クゥエル兵「特攻してきただと?」

ジェリド「当たれー!」ズシューン!!

クゥエル兵「当たるものかよ!能無しに突撃してきた事を後悔させてやる!」

ジェリド「カクリコン!」スッ

クゥエル兵「なっ、後ろにもう1機だと!」

カクリコン「落ちろー!」ズシューン!!

クゥエル兵「手前のは囮か!しかし!」スッ

ジェリド「貰った!」ズシューン!!

クゥエル兵「なにっ!?そっちが本命…」ドガァァン!!

ジェリド「やったぞ!」

エマ「お見事ね」

クゥエル兵「ぐおおおっ!」チュドーン!!

カクリコン「なんだ?」

キース「ガンダムMk-U、ジェリド中尉達か!」

ジェリド「キース中尉!」

キース「ジェリド達も船を止めに来たんだな?」

ジェリド「そうです」

キース「護衛の部隊はさっきので最後か。後はマゼランを抑えるだけだな。船を制圧しちまえばモビルスーツ隊も降伏するだろうよ」

ジェリド「そう願いたいです」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/20(水) 19:33:44.81 ID:mw/Cv8llo
ーフッド ブリッジ手前ー

ジェリド「護衛のモビルスーツ隊は殲滅した。沈められたくなければ投降しろ!」

フッド「降伏します!!」

キース「よし。船を制圧した信号弾を上げるぞ」ヒューン パッ!

ジェリド「教官達はどうなったか?」

モビルスーツ隊の状況
コンマ70まで シェリー少佐は撃墜された
コンマ71から シェリー少佐は投降した
↓1
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/20(水) 19:43:22.82 ID:yPqL9P4oo
てい
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/20(水) 19:56:55.91 ID:JDcIrHWsO
よっしゃ
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/20(水) 21:05:03.55 ID:mw/Cv8llo
ジェリド「教官!」

トッシュ「よく船を無傷で制圧してくれたな。感謝する」

ジェリド「たまたま上手く行っただけですよ」

ブレイブ「こちらもシェリー少佐を捕えたぞ」

シェリー「くっ、この私がこうも簡単にやられるとは…」

ジェリド「ありがとうございます。それでシェリー少佐の身柄は」

コウ「取りあえずペズンに行こう。話はそれからだ」

ー小惑星ペズンー

シナプス「シェリー少佐達には反逆の罪が問われる事になる」

シェリー「……」

ジェリド「そういえば大佐が目論みは阻止したと言ってましたけど何の事です?」

シナプス「うむ。それはだな…」

シェリー達が謀反を起こした理由
1.エゥーゴと手を組もうとするのが許せなかった
2.ブレックス准将の件の隠滅
3.単純に戦争がしたかっただけ
↓1
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/20(水) 21:21:25.02 ID:AHIwU93yo
2
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/20(水) 21:21:46.75 ID:RhwZSA4q0
2
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/20(水) 22:06:44.76 ID:mw/Cv8llo
シナプス「ブレックス准将の件はやはり彼女が絡んでいたそうだ。それを恐れて密かに准将を暗殺しようと企んでいたのだが、未然に阻止したのだよ」

ジェリド「暗殺って、大掛かりすぎませんか?」

ジャマイカン「大方エゥーゴと同盟締結した後に犯行が明るみになった時、自分達の立場が危うくなると考えたのだろう」

ジェリド「俺達が調査している事を知っていたからこんな事をしたんですか?」

シェリー「お前達が嗅ぎ回らければこんな事にはならなかったんだよ」

ブレイブ「全く身勝手な女だ。とっとと裁いてしまえ」

シナプス「彼女には余罪もあるか調べる必要がある。それにまだ仲間が潜伏してる可能性もあるのでな」

カクリコン「何はともあれ事件は解決か」

エマ「そうね」

ジャマイカン「では我々もグリーンノア1に戻るとしよう」

ジェリド「そうですね。暫く休みが欲しいですよ」

トッシュ「もう帰るのか?模擬戦でもしてやろうかと思っていたんだがな」

ジェリド「そ、それはまた次に会った時にでも」

ブレイブ「もし教導隊に興味があるならいつでも言ってこい。席を用意してやるぞ」

ジェリド「ありがとうございます大尉。でも俺はまだティターンズでやる事があので」

ブレイブ「そうか。ならそのやる事を済ませるまで待っててやるよ」

シナプス「ではジャマイカン少佐はシェリー少佐達の移送を頼む」

ジャマイカン「大佐はどうなさるので?」

シナプス「今回の件でペズンの戦力が低下したのでな。アルビオン隊はペズンの戦力が整うまでの間ここ駐留する。みな、いいな?」

トッシュ「はっ!」
ブレイブ「はっ!」

ジャマイカン「了解しました。シェリー少佐は責任を持ってグリーンノア1へ連行します」

ジェリド「では、教官達もお元気で」


ジェリド達はシェリー達造反組を連れてグリーンノア1へ帰還する
つかの間の休息を満喫するジェリドだったが
程なくしてティターンズとエゥーゴ間の会談の日が訪れた

ジェリドは会談に参加するか?
1.する
2.しない
↓1
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/20(水) 22:35:09.83 ID:DsqHL7NRo
1

とはいえ、一介の中尉が参加出来るもんなんかな?
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2023/09/21(木) 17:48:45.55 ID:6BSmZtjDO
現場の意見を聞きたいとかなんとかと、バスクが強引にいけばなんとかなりそう
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/21(木) 19:50:58.08 ID:Mb0h27k0o
会談の少し前

ーグリーンノア1 ティターンズ基地ー

バスク「ジェリド中尉には一週間後に開かれるティターンズとエゥーゴの会談に護衛として同行してもらいたい」

ジェリド「俺が護衛ですか?」

バスク「うむ。シェリー少佐の件もあって、ブレックス准将が中尉を是非護衛にと指名されてな。こちらとしても引き受けてくれると有り難いのだが。どうだろうか?」

ジェリド「了解しました。ブレックス准将の護衛任務を引き受けます」

バスク「すまんな。会談の場所は連邦軍本部があるジャブローだ。詳しい事は中尉の端末に転送するので確認してくれたまえ」

ジェリド「はっ!」

ジェリド「それで…あの、シェリー少佐はどうなるんです?」

バスク「未遂に終わったが暗殺幇助の上に反逆行為だ。重罪は免れないだろう。極刑になる可能もある」

ジェリド「…そうですか」

バスク「中尉が気に病む必要は無い。しかし気分が晴れない気持ちも分からなくは無い。そこで会談までジェリド中尉には特別休暇出す。その間に整理をつけるといい」

ジェリド「大佐…ありがとうございます!」

ジェリドの休暇の行動
1.カミーユ達民間人と交流
2.エゥーゴのメンバーと交流
3.シェリー少佐と交流
↓1
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/21(木) 20:20:00.98 ID:d4IwMb56o
1

ファが無事ならいいんだけど
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/22(金) 18:51:42.08 ID:7bsCghB/o
ジェリド「暫くここには帰って来ないんだ。カミーユ達に顔を見せるか」

ーグリーンノア1 市街地ー

ジェリド「よっ、カミーユ元気にしてたか?」

カミーユ「兄さん!今まで連絡も無しにどうしてたんだよ!心配したんだぞ!」

ジェリド「いや、済まん!あれから急がしくて顔を出せなかったんだ」

カミーユ「僕はてっきり兄さんが…いや、よそう。こうして再開できたんだから」

ジェリド「そういやファは無事だったのか?」

カミーユ「ファなら家族とシェルターに避難していたよ」

ジェリド「それは良かった。それだけが気掛かりだったんだ」

カミーユ「話したいなら呼ぼうか?」

ジェリド「いや、安否を確認できただけで十分さ。それに今日は久しぶりにカミーユと遊びたい気分だからな」

カミーユ「僕と?」

ジェリド「ここに帰ってきたのも数年振りなんだ。オススメの場所とか教えてくれよ」

カミーユ「そういう事なら任せてよ」

カミーユと1日遊んだ
そしてその夜

ービダン家ー

ジェリド「いいんですか?俺も夕飯をご馳走になって」

ヒルダ「いいのよ。ジェリド君のおかけでこの甲斐性なしも少しは家の事を見るようになったんだから」

フランクリン「甲斐性無しとはなんだ!ヒルダこそ仕事仕事ばかりだったじゃないか!」

カミーユ「2人共恥ずかしいからやめてくれよ」

フランクリン「うっ、すまん」

ジェリド「いや、構いませんよ。こうして家族で食卓を囲むってのが大切ですからね」

ヒルダ「ジェリド君は変わってないわね」
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/22(金) 18:54:00.18 ID:7bsCghB/o
ジェリド「そうですかね?」

カミーユ「それは言えてる。初めて会った時も僕が名前の事で虐められてたのを助けてくれたよね」

ジェリド「あの時か。だっておかしいだろ?カミーユって男女どっちにも使われる名前なのに、女の名前だって決めつけてさ」

カミーユ「それでもその時に僕は救われたんだよ。だから少しでも強くなろうって色々始めたのもその時からだしさ。だから、改めてありがとう」

ジェリド「なんだか面と向かって言われる恥ずかしいな」

ヒルダ「本当の兄弟みたいね」

フランクリン「そうだな。じゃあ兄であるジェリド君が少しでも安心して戦えるように新型を用意せねばならんな」

ジェリド「新型ですか?」

フランクリン「実はエゥーゴから鹵獲したモビルスーツに使われている装甲材が連邦で使われているのとは全く違う物でな。それを用いてMk-Uの後継機を開発しようと考えている」

ジェリド「あの機体そんなに凄い奴だったんですか」

フランクリン「うむ。それで後継機の名称は月並みだがガンダムMk-Vと仮定している」

カミーユ「また機密をベラベラといいのかい?」

フランクリン「い、今は家族だけの空間だから問題は無い。それともカミーユは言いふらしたりするのか?」

カミーユ「せっかく兄さんが乗るかも知れないモビルスーツなのにする訳ないだろ」

フランクリン「ならいいだろう?」

カミーユ「今日だけは聞かなかった事にするよ」

フランクリン「うむ。それでガンダムMk-Vの開発プランだが、1つはMk-Uの正統進化のMk-Vイグレイ。もう1つは可変機能を持たせたMk-Vハーピュレイだ」

ジェリド「へぇ」

フランクリン「ジェリド君ならどちらに乗ってみたい?」

ジェリド「俺なら…」

ジェリドが選んだ機体
1.ガンダムMk-V イグレイ
2.ガンダムMk-V ハーピュレイ
↓1
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/22(金) 19:02:01.63 ID:P9a09zf30
2で
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/23(土) 20:46:50.51 ID:5HyssJXRO
2だな
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/24(日) 10:53:39.57 ID:FHVUxEgzo
ガンダリウムγが早期に手に入ったから完全体ハーピュレイになるんかなこれは
後付後出しあるあるだけど単純スペックだけならZガンダム以上だし、
装甲材が本来のチタン系合金からガンダリウムγになる事でも可変機構が安定し更に機体も軽量化するから、
更なる性能アップでグリプス戦役期だったら最後まで余裕で戦えるエース機になるぞこれ
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/24(日) 17:34:30.79 ID:9vhvv2pm0
時期的にはジャブローで会談やる頃が原作でのエゥーゴに拠るジャブロー降下作戦くらいだろうから、
ここまでを原作と比較したら、

〇原作ジェリド
・赤の他人の一般人(カミーユ)と揉めた挙句アゴをやられる怪我をし、クワトロらエゥーゴの部隊にMarkUをパクられる
・主に原作バスクのせいだが結果的にカミーユの母親のヒルダを死なせカミーユから不倶戴天の仇敵に恨まれる
・ライラやカクリコンに死なれる、エマはエゥーゴに寝返り
・ガルバルディβでカミーユを後一歩まで追い込む活躍もあったが、
 ここまで乗ってたMSは基本パクられる(MarkU)か中破(ハイザック、ガルバルディβ)くらいに壊して潰す
・ジャブローに降下してマラサイに乗りカミーユと戦うも何やかんやあり、脱出の際にマラサイがジャブローごと吹き飛ぶ

〇ここのジェリド
・カミーユとファとは昔からの知り合いで特にカミーユからは実の兄の様に慕われている。ビダン夫妻とも良好な関係
・グリーン・ノア1襲撃部隊を撃退しMS1機を鹵獲し敵パイロットを確保
・エゥーゴ襲撃部隊を追撃しアルビオン隊と連携し敵勢力旗艦アーガマを無力化、エゥーゴ代表ブレックスらの身柄確保
・反分子勢力を調査しシェリー少佐らアースノイド主義過激派と交戦し拘束
・エゥーゴ代表ブレックスから一定の信頼を得て両勢力トップ会談の護衛に選ばれる


ここのジェリド普通に大活躍過ぎて草  功績的にそろそろ大尉に出世してもおかしくないくらい成果上げてる
佐官以上は今は戦時じゃないので昇進試験をクリアしないとダメだけど
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/24(日) 20:55:54.85 ID:xcQvfeFPO
難しいな
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/25(月) 12:11:37.53 ID:B2mjSAd+0
レコアとヘンケン.....
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/25(月) 19:32:23.75 ID:HKvWb28Lo
ジェリド「Mk-Vハーピュレイがいいですね。可変機って所に興味をそそられました」

フランクリン「では試作機が完成したら君の所に送る事を約束しよう」

ジェリド「ありがとうございます」

カミーユ「兄さんは暫くはここにいるのかい?」

ジェリド「そうだな。でも来週には任務でジャブローに行く事になるから今度はいつ戻れるか分からんな」

カミーユ「そっか。じゃあ今のうちに色々と見て回ろうよ」

ジェリド「そうだな」


そして当日
エゥーゴはティターンズ総帥ジャミトフ・ハイマンとの極秘の会談に臨む


ー連邦軍本部 ジャブローー

ジャミトフ「今回の同盟の件、発案者はバスク大佐と聞いたがどういう経緯か説明してくれるのだろうな?」

バスク「はい。現状ティターンズはジオン残党狩りを掲げている性質上、一部ではスペースノイドも弾圧する組織としての認識を受けています」

バスク「現に先日のエゥーゴによるグリーンノア1襲撃はそれを裏付ける結果となってしまいました。ですが、我々は幸いな事にエゥーゴ指導者であるブレックス・フォーラ准将と対話をする事ができました」

ジャミトフ「そこで同盟を持ち掛けたという訳か」

バスク「今後の活動を鑑みると、ティターンズはスペースノイドと戦う為の組織では無いという意思表示が必要となるはずです」

ジャミトフ「大佐の意見は分かった。ではブレックス准将に訪ねよう。准将はこの同盟に納得した上で会談に望んだのかね?」

ブレックス「はい。私としても今のティターンズと事を構えるべきでは無いと判断しました」

ジャミトフ「その結論に至った理由を聞かせてくれるだろうか?」

ブレックス「私はティターンズの捕虜となり暫く彼らと共に過ごしました。そしてバスク大佐達と接している内に、ティターンズは我々が思っていたような組織では無いと感じたのです。ですが決定的となったのはジェリド中尉の行動です」

ジャミトフ「ジェリド中尉?准将の隣にいる彼の事か?」

ジェリド「はい!自分はジェリド・メサ中尉であります!」

ジャミトフ「ふむ」

ブレックス「彼はティターンズでありながら私の名誉の為に動いてくれたのです。出会って間もないにも関わらずです。そんな彼の姿を見て、彼の所属する組織を信じたくなったのです」

ブレックス「正直な所、同盟を持ち掛けられた当初は迷いもありました。ですが、今は私もティターンズと同盟を結ぶ事に躊躇いはありません。なので、本日は信頼の証としてジェリド中尉に私の護衛を頼みました」

ジャミトフ「…ブレックス准将を心変わりさせる程か。ジェリド中尉、君のその人徳を私もあやかりたいものだな」

ジェリド「い、いえ。自分はそんな大層なものでは…」

ジャミトフ「では、ジェリド中尉に聞こう。ティターンズとエゥーゴが同盟を結ぶ事で得られる利益とは何かを。だだ同盟を結ぶだけでは互いに得られる物は無い。君なりの意見を聞かせて貰いたい」

ジェリド「それは…」

ジェリドの意見は?
1.アースノイドとスペースノイドの友好の1歩となる
2.連邦政府を改革する為の力になる
↓1
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/25(月) 19:46:04.75 ID:3JJi1lRjo
2
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/26(火) 14:02:21.47 ID:CGLudNfAO
ジャミトフ閣下めっちゃ紳士やな、格好付け外面紳士のワイアットとは明らかに格が違う
1だと世間から見たら単なる連邦軍内の派閥抗争が武力衝突に発展する前に丸く収めた程度にしか映らんから、
2はティターンズを後ろ楯に連邦議員資格あるブレックスが議会での発言力大きくさせる効果望めそうか
本来なら議会政治にこういう圧力掛けるのは正攻法じゃないのだけど、
連邦政府が腐り切ってるのはガンダム世界の常識だし少し荒っぽい手法も使わんと改革進まんだろうし
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/26(火) 20:05:56.09 ID:cZ8BYMsmo
ジェリド「エゥーゴと同盟を結べば今の連邦政府を改革する力になるかもしれません」

ジャミトフ「政府を改革する?随分と大きく出たものだ。中尉はティターンズとエゥーゴを使って軍事クーデターでも起こそうとでも考えているのかね?」

ジェリド「俺は…いえ、自分はそういうやり方は望んではいません。確かに改革は難しい事だとは思います。でも、先ずは政府の意識を宇宙にも向けさせる。小さい事ですけど、関心を持たせる切っ掛けは必要だと自分は思います」

ジャミトフ「……」

バスク「ジェリド中尉の意見は一理あります。連邦政府はあまりにも宇宙移民者に無関心すぎる。コロニー居住者には高い税を強いておきながら、自分達は私腹を肥やす。これでは政府が反感を買うのは当然です」

バスク「勿論、地球居住者の全てが裕福な暮らしをしている訳ではありません。ですが、遠く離れたコロニーからはその実状を知るはずも無いのです。だからそこエゥーゴと同盟を組み、相互理解を深める機会を作る必要があるのです」

ジャミトフ「連邦政府の腐敗はそんな生易しい物ではない。その根深さは連邦議員の資格をお持ちのブレックス准将が一番理解しているはずだ。内政では行き詰まったからこそ軍隊を組織した。そうであろう?」

ブレックス「…その通りです」

ジェリド「……」

バスク「閣下はこの同盟に反対なのですか?」

ジャミトフ「そうだな。もしこの中にティターンズを乗っ取り、連邦打倒のみを掲げるような者がいたなら私は反対をしていた」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/26(火) 20:07:48.31 ID:cZ8BYMsmo
バスク「していたという事は?」

ジャミトフ「私も今の政府に思う所はある。私は私のやり方で地球環境を回復させようと考えていたが、それは多くの血が流れるやり方だ」

ジャミトフ「だが、今日の会談でその方法は本当に正しい物なのかと考えさせられた。君達のような軍人を巻き込んでいいものかと」

ジャミトフ「バスク大佐やジェリド中尉のような考え方ができる人間はそれだけで貴重なのだ。そんな君達を死地に追いやるような真似をしていいのかとな」

ブレックス「私も同意見です。彼らのような軍人は次の世代を担うべき存在です。軽々しく手放していいものではない」

ジャミトフ「組織内に賛同者もおらぬ中、私は急ぎ過ぎたのかも知れん。しかし、ブレックス准将がこちら側に付くとなると内側からの改革も不可能では無いかも知れんな」

ブレックス「それでは」

ジャミトフ「ティターンズはエゥーゴと同盟を結ぼう。連邦政府の改革の為。延いては地球環境保全の為に」

ブレックス「はい。こちらこそお願いします」

ジェリド「やった!」

ジャミトフ「喜ぶのは早いぞジェリド中尉。ここからが苦難の道なのだからな」

ジェリド「そ、そうですね。すみません」

バスク「ティターンズとエゥーゴが手を結ぶという事で双方の内部からそれを快く思わない者達は必ず現れるでしょう」

ブレックス「うむ。状況次第ではその者達との戦闘も考えなければならんな」

ジャミトフ「そうだな。だが先ずは同盟を宣言する事から始めなければ何も進まん。今からその準備を行う。みな、よいな?」

ジェリド達「はっ!」

それから暫くして
ジャミトフ・ハイマンとブレックス・フォーラの共同宣言により
ティターンズ、エゥーゴ間での同盟が結ばれた事が大々的に報道された
その宣言に世論の反応は様々であった

そして…

連邦やエゥーゴの動向
コンマ40まで 連邦、エゥーゴ双方から不満分子が発生し大規の軍事衝突に発展する
コンマ41から 小規模の戦闘に止まりすぐに沈静化した
↓1
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/26(火) 20:26:37.72 ID:WWsA2ON40
上手く同盟が纏まったし軍事衝突はしてほしくない…  高コンマお願い
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/26(火) 20:28:05.91 ID:WWsA2ON40
ほっ… 良かった…
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/26(火) 20:52:41.48 ID:bCpF3de1O
連邦軍が取り敢えずは雨降って地固まるって感じになったので、
後の懸念は自己顕示欲の為だけに場を荒らして引っ掻き回して自分が中心人物になりたいだけの、
神目線観測者気取りのシロッコがロクでもないことをやらかすかどうかと、アクシズか…
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/26(火) 22:34:22.74 ID:cZ8BYMsmo
同盟宣言後、小規模な反抗活動があったもののティターンズ、エゥーゴの迅速な活動により程なくして沈静化した

ジャミトフ・ハイマンの後援を得たブレックス・フォーラは活動の中心を連邦議会へ移し、エゥーゴはヘンケンやクワトロ達に任せる事となる

ジェリド・メサは今までの功績が評価され大尉に昇進した

普段の日常が戻りつつある中、一人の来訪者がグリーンノア1へ訪れたのである
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/26(火) 22:42:00.37 ID:cZ8BYMsmo
ーグリーンノア1 ティターンズ基地ー

ジェリド「バスク大佐の知り合いが来るってどんな人なんだろ」

バスク「うむ。む?来たか」

ジェリド「え?」

「久しぶりだねぇバスク大佐。少し見ない内に男前になったんじゃないのかい?」

バスク「フッ、冗談は相変わらずだな」

ジェリド「この方が大佐のお知り合いですか?」

バスク「彼女はデラーズ紛争時に一時期共闘してな。今はジュピトリスの船団長をしているシーマ・ガラハウ中佐だ」

シーマ「よろしく頼むよ」

ジェリド「は、はい。自分はジェリド・メサ大尉であります」

シーマ「ふーん。アンタが大佐のお気に入りか」

ジェリド「な、なにか?」

シーマ「まあ、頑張りな」

ジェリド「は、はい!」

「シーマ様、そろそろ本題を」

ジェリド「彼は?」

シロッコ「私はジュピトリス船団の副団長のパプテマス・シロッコ大尉だ。主にシーマ様の補佐をしている」

シーマ「だからシーマ様と言うのを止めな。公の場だよ」

シロッコ「ですがシーマ様はシーマ様です。これは船団員の総意でもあります」

シーマ「全く、お前達は…」

ジェリド「……」

ジェリド(変わった人だな)

バスク「それで、私に直接会いに来たのはただ顔を見せに来ただけではないのだろう?」

シーマ「そうさね。実は旧ジオンの要塞アクシズが地球圏に向かっているとの情報が入ったのさ。その情報も何ヵ月と前の物だから、今はかなり接近しているだろうね」

バスク「アクシズか。これから地球圏が纏まろうと言う所に厄介なのが来たな」

ジェリド「それって、またジオンが戦争を仕掛けるって事なんですか?」

シロッコ「それは分からん。だが、可能性は大いにある。だからこそシーマ様がわざわざ足を運んだのだ」

ジェリド「はぁ…」

バスク「こうしてはおれんな。すぐにでも対策会議を開く必要がある。ジェリド大尉も招集を頼みたい」

ジェリド「了解です」

バスク「場所はエゥーゴが拠点としているグラナダか、現在会議に向けてジャミトフ閣下が滞在しているダカールのどちらかに向かって欲しい」

ジェリド「では…」

ジェリドが呼び掛けに向かう場所
1.グラナダ
2.ダカール
↓.1
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/26(火) 22:42:54.50 ID:51li2YBCo
1
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/27(水) 00:02:38.62 ID:mil+QSPDO
やっぱりはにゃ〜んかハマーンかの二択になるんだろうか
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/27(水) 00:18:53.33 ID:063+9ta2o
何かここのシロッコも良い人?そうで安心した
後ははにゃ〜ん様or女帝ハマーン様のどっちかって話だが…
前者だったらアクシズ生活ひもじ過ぎて嫌になったから地球圏住まわしてくださいくらいで済みそうだが
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/27(水) 09:17:15.11 ID:tCw0KPea0
シーマ様生きているのはリベリオン準拠だな
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/27(水) 20:21:59.69 ID:tDm+LjGbo
ジェリド「グラナダに向かいます」

バスク「了解した」

シロッコ「ならば私も同行させて貰おうか」

ジェリド「シロッコ大尉も?」

シロッコ「エゥーゴに少し興味があってね」

ジェリド「そう言っていますがよろしいので?」

シーマ「ああ、構わないさ。ただし向こうに迷惑を掛けるんじゃないよ」

シロッコ「このパプテマス・シロッコ。シーマ様に誓ってジュピトリス船団の名誉を傷付ける事はしないとお約束します」

シーマ「そういう言い回しはいいからさっさと行きな」

シロッコ「はっ!」

ジェリド「……」

ーティターンズ基地内ー

ジェリド「月に行く前に俺の同僚も連れて来ていいですか?何かと頼りになる奴らなんで」

シロッコ「いいだろう」

〜数分後〜

エマ「おまたせ!あら?見掛けない顔ね。どなた?」

シロッコ「私はパプテマス・シロッコ大尉だよ。美しいお嬢さん」

エマ「大尉殿でしたか!失礼しました。私はエマ・シーン中尉です」

シロッコ「エマ・シーン中尉か。良い名だ」

エマ「そ、そうですか?」

シロッコ「貴女のような女性に出会えて私は幸せ者だ。シーマ様と出会っていなければ恋に落ちていただろう」

エマ「は、はぁ」

カクリコン「エマが美人だぁ?冗談が過ぎるぜ大尉さんよ!このチンコ頭が見えないのかい?」

エマ「このハゲエエエエエエ!!」バリッ

カクリコン「ぎゃああああああ!!」

シロッコ「彼は?」

ジェリド「カクリコン・カクーラー中尉です。一応頼れる仲間の一人です」

シロッコ「随分と仲が良いな。2人は交際しているのか?」

カクリコン「た、大尉殿冗談キツイですぜ!俺にはアメリアっていう超美人の彼女がいるんですよ!こんな女は嫁の貰い手すらいませんよ!」

エマ「ぬわんですってぇっ!?」ゴギッ

カクリコン「アメリアーー!!」

シロッコ「これは愉快な同僚だな」

ジェリド「恥ずかしい限りですよ」
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/27(水) 20:22:54.59 ID:tDm+LjGbo
ー月面都市 グラナダー

ジェリド「お久しぶりですクワトロ大尉」

クワトロ「ジェリド中尉も…いや、今は大尉だったか。昇進おめでとう」

ジェリド「ありがとうございます」

クワトロ「それで今日はどうしたのだ…ん?この感じは…」

シロッコ「お初にお目に掛かります。私はジュピトリス船団副団長のパプテマス・シロッコと申します」

シロッコ「本日はティターンズの協力という形で同行させて頂いております。以後、お見知りおきを」

クワトロ「……」

ジェリド「クワトロ大尉?」

クワトロ「あ、ああ。私はクワトロ・バジーナ大尉です。今はエゥーゴ代表代理という立場ですが宜しくお願いします」

シロッコ「クワトロ・バジーナ大尉。覚えておきましょう」

クワトロ「……」

エマ「クワトロ大尉どうしたのかしら?まさか!!」

ジェリド「それは無いと思う」

クワトロ「…では、改めてジェリド大尉達がここに来た用件を聞かせてくれるか?」

ジェリド「大尉は旧ジオンの宇宙要塞アクシズをご存知ですか?」

クワトロ「…ああ。知っている」

ジェリド「そのアクシズがどうも地球圏に向かって来ているらしいんです」

カクリコン「マジかっ!?」

ジェリド「そこでバスク大佐が対策会議を開きたいと言うのでエゥーゴにも参加して貰う為に来たんです」

クワトロ「ならばすぐに準備しよう」

ーサイド7 グリーンノア1ー

ジェリド「ジェリド・メサ以下、エゥーゴの方々お連れして参りました」

バスク「戻ってきたか」

クワトロ「バスク大佐」

バスク「クワトロ大尉。わざわざご足労だった。話はジェリド大尉から聞いているだろうか?」

クワトロ「アクシズの件ですね」

ジェリド「大佐、ジャミトフ総帥やブレックス准将は?」

バスク「ジャミトフ閣下やブレックス准将殿は議会の方が忙しくこちらには来れないとの連絡が入った。なのでアクシズ対策の件は私に一任された」

ジェリド「分かりました」

シナプス「みな宜しいかね?情報部から確認を取った所、現在アクシズはこの位置まで来ている。アクシズの進行ペースがそのままの場合、あと2ヶ月程で地球圏へ到達するとの計算だ」

ヘンケン「その期間に我々はどうするつもりで?」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/27(水) 20:23:51.67 ID:tDm+LjGbo
バスク「私としては…」

クワトロ「アクシズに先制攻撃を仕掛けるべきです」

ジェリド「クワトロ大尉!?急にどうしたんですか?」

クワトロ「地球圏は今一つになろうと歩み始めています。そんな中にジオンの亡霊とも言えるアクシズが介入すればどうなるかは想像に難しくありません」

シーマ「ジオン残党が活気付くって事だね」

クワトロ「そうです。地球圏に混乱を招く可能性がある存在を野放しにはできません!」

バスク「うーむ。クワトロ大尉の言い分も分かるが、アクシズの目的が不明瞭なまま攻撃を仕掛けるのは良い判断とは思えんな」

シロッコ「クワトロ大尉、少し冷静になれ。先ほどから苛立ちを隠しきれていないぞ」

クワトロ「私は冷静のつもりだ」

シロッコ「それが冷静ではないと言うのだ。シーマ様を見て少しは落ち着きたまえ」

クワトロ「……」

シーマ「クワトロ大尉と言ったな。お前さんは何を焦っているんだ?」

クワトロ「それは…」

シーマ「アクシズに知り合いでもいるのか?」

クワトロ「……」グッ

シーマ「図星か。アンタもジオンの人間だね」

ジェリド「えぇっ!?」

ジェリド「あれ?驚いてるの俺だけ?」

シーマ「アタシも元ジオンの軍人だ。バスク大佐とシナプス大佐はその事を知っている」

ジェリド「え?はい?えぇっ!?」

ジェリド「シロッコ大尉は知っていたんですか?」

シロッコ「当然だ。敬愛するシーマ様入門編の知識だ」

ジェリド「はぁ…」

バスク「ジェリド大尉もデラーズ紛争は知っているな」

ジェリド「はい」

バスク「シーマ中佐は元々デラーズ・フリートに所属していたのだが、彼らのやり方に賛同できず最終的に我々と共闘する事となった」

シナプス「シーマ中佐がコロニー落しの情報を提供してくれたおかげでコロニーを破壊できたのだよ」

ジェリド「そうだったんですか。だからなのか。ティターンズはジオン残党狩りの組織だけど、その個人は尊重するって意識はそこからなんですね」

バスク「まあ、そうなるかも知れんな」

シーマ「そういう訳だ。で、アンタはジオンの誰なんだい?大方の想像は付くけどね」

ヘンケン「クワトロ大尉」

クワトロ「……」
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/27(水) 20:24:33.90 ID:tDm+LjGbo
クワトロ「私はかつて、ジオンのシャアと呼ばれていた男だ」

ジェリド「ええええええっ!?」

シーマ「やはりそうか」

シロッコ「……」

シーマ「そのシャア・アズナブル大佐殿がどうしてエゥーゴに所属している?連邦をこの手で叩きたくなったのか?それとも、アクシズから逃げたい理由でもあったのか」

クワトロ「シーマ中佐は鋭いな。まるで見透かされているような気分になる」

シロッコ「当然だ。シーマ様だぞ!」

ジェリド「シロッコ大尉が自慢する所じゃないと思うんだけどな」

クワトロ「中佐の言う通り、私はある理由からアクシズを離れた。アクシズが地球圏に向けて移動している事は以前から知っていたが、しかしその事を話せば私とジオンの関係を疑われるのは明らかだったのでな」

ジェリド「クワトロ大尉」

クワトロ「それにアクシズの地球圏到達の目的が再びザビ家復興を掲げる為ならば、私はそれを阻止せねばならない」

バスク「事情は分かった。大尉はアクシズが第2のザビ家になる事を危惧しているのだな」

クワトロ「そうです」

ジェリド「気になったんですけど、どうしてアクシズがザビ家になるかもって言えるんです?」

クワトロ「アクシズにはザビ家の遺児であ
るミネバ・ラオ・ザビが匿われている。そのミネバはまだ幼いが、それを理由に摂政であるハマーン・カーンが利用する可能性がある」

ジェリド「そうだったんですね」

シーマ「ザビ家の生き残りがいたとはね…」

シロッコ「シーマ様」

シーマ「気にするな。昔の事さ」

シロッコ「…はい」

シーマ「それにザビ家と言ってもまだ子供だろう。そんな幼子に恨みをぶつける程このシーマは落ちぶれちゃいないよ」

バスク「そうなるとやはり交渉して向こうの目的を探るべきか」

クワトロ「私の意見は変わりません。交渉を行うにしても、先制攻撃でアクシズの戦力を消耗させてからするべきです」

シーマ「それは私怨からじゃないだろうね」

クワトロ「もちろんです」

バスク「…ふむ、ジェリド大尉の意見はどうかね?」

ジェリド「俺ですか?俺は…」

ジェリドの行動
1.戦闘は避け目的を探る
2.先制攻撃を仕掛ける
↓1
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/27(水) 20:37:29.73 ID:TQUX1U63O
2
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/27(水) 23:17:42.66 ID:P3Xi39oGo
攻撃的なジェリドは珍しい
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/27(水) 23:58:40.65 ID:Za8WNVGCO
原作ジェリドなら攻撃1択だけど、ここの穏健ジェリドがいきなり攻撃とは珍しい
まあ本当に問答無用で殴り掛かるってより威力偵察的な意味合いかもしれんが
そんで向こうから喧嘩吹っ掛けられたらその喧嘩買ってやる感じで
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/28(木) 00:18:20.90 ID:9cICZFfDO
シーマ様が居る限りシロッコも裏切りそうにないなこれ
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/28(木) 00:40:21.98 ID:BPxvmKTxo
クワトロの言うとおりにしないとこいつ逆襲をやらかすから仕方なく
アクシズの脅威でもクワトロをやめて暗躍しだしたし
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/28(木) 05:15:48.58 ID:9cICZFfDO
SSのクワトロって情けなさに拍車が掛かってるの多いような気がする
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/28(木) 07:23:09.38 ID:7Urznw4AO
でも2も地球圏の治安維持を考えれば間違いではないんよな
連邦政府や連邦軍に何の通達も無く武装した艦船とMSを大量に満載した、
小惑星改造した軍事要塞が我が物顔で地球圏に侵入してくるんだし
防衛ライン敷いて一軍を展開して停止勧告をするなら寧ろティターンズ側に大義名分ある
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2023/09/28(木) 18:18:05.65 ID:gxAzNYgDO
でもこれが「アクシズのハマーンさん」みたいな「大佐ラブ」な行動をされたらどうするんだろ
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/28(木) 20:00:51.04 ID:YSg1rdCJo
ジェリド「クワトロ大尉が懸念している事もあります。軽く先制攻撃を仕掛けてアクシズ側の動きを見ましょう」

バスク「うむ、それならば。クワトロ大尉もそれで構わないな?」

クワトロ「はい」

バスク「しかし、被害を最小限にするにはアクシズの図面が必要だな。クワトロ大尉、アクシズのデータは持っているだろうか?」

クワトロ「ここに」

アクシズの図面「大丈夫。アクシズの図面だよ」

クワトロ「これがアクシズの詳細なデータです。アクシズの表面には無数の対空砲が設置されています。それと上部の球体はモウサと呼ばれる主に居住区として使われている小惑星です」

バスク「モウサは攻撃目標から外さねばならんな」

クワトロ「それとこれは宇宙要塞に共通して言える事ですが、スペースゲートを潰せば相手の発進を遅らせる事ができるでしょう」

クワトロ「それと同時に出撃可能なゲートを限定する事で敵を叩きやすくなります」

シナプス「そうだな。しかし我々は要塞攻略をするつもりは無いのだ。それを忘れんでくれたまえよ」

クワトロ「分かっています」

ジェリド「……」

シーマ「あーっ、なんだか小腹が空いてきたねぇ」

バスク「シーマ中佐?むっ、こんな時間か。では本日はこれで解散としよう」

シーマ「ほらジェリド大尉、ここの食堂を案内しておくれ」

ジェリド「俺ですか?」

シーマ「この基地に詳しいんだろ?」

ジェリド「それは…はい」

シーマ「じゃあ案内は頼んだよ。シロッコも来な」

シロッコ「はっ!」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/09/28(木) 20:02:56.92 ID:YSg1rdCJo
ー食堂ー

シーマ「ここのオススメはなんだい?」

ジェリド「え?えーっと、カレーとかですかね?」

シロッコ「火星丼はないのか?」

ジェリド「火星丼?」

シロッコ「ハヤシライスにタコさんウィンナーが添えられている食べ物だ」

ジェリド「初めて聞きますね」

シロッコ「そうか…」

シーマ「じゃあカレーでいいよ。カレー三人前頼むよ!」

あいよー!

〜数分後〜

シーマ「さぁて食べようか」

ジェリド「あの」

シーマ「なんだい?」

ジェリド「中佐はどうして俺を食事に?」

シーマ「アクシズを攻撃するって決めた後から浮かない顔をしていただろう」

ジェリド「それは…はい、そうです」

シーマ「気になる事があるならアタシに話してみな」

ジェリド「アクシズの攻撃に賛成した事なんですけど、あの時はクワトロ大尉の言いたい事も分かりますし後押しをできればくらいに思っていたんです」

ジェリド「でも作戦を立案している大尉を見ていたら本気でアクシズを潰すんじゃないかと怖くなってしまって」

シーマ「それが理由か。まあ、そんなに気にするんじゃないよ」

ジェリド「気にするなって。俺の決断一つで無関係な人が犠牲になるかもって思ったら…」

シーマ「世の中に完璧な人間なんていやしない。誰しもが間違ったり失敗したりするんだ。それにアンタはまだ若い」

シーマ「そういう経験を繰り返して成長すればいい。それにアクシズの目的が不明なんだ。アタシは誤った判断だと思っちゃいないさ」

ジェリド「シーマ中佐」

シロッコ「責任感があるのは大切な事だ。しかし気負いすぎて本来の力を出せなくなってしまっては意味が無い。もっとも今回はそう心配する必要も無いがな」

ジェリド「それはどうしてです?」

シロッコ「シーマ様と私がいるからだ」

シーマ「調子に乗るんじゃないよ!だが、シロッコの言う事も間違っちゃいない。今回はアタシらやバスク大佐達だっている。何かあった時のフォローは任せな」

ジェリド「ありがとうございます」

シーマ「さて、アクシズ攻撃まで時間はあるんだ。ここのヒヨッ子共を鍛えてやるよ。当然ジェリド大尉も含めてな」

ジェリド「お、お手柔らかにお願いします」

ジェリド達はシーマとシロッコの訓練を受けながらアクシズ攻撃艦隊の編成を待つ

その間にガンダムMk-Vの試作機も完成し、ジェリドはハーピュレイを受領した

それから数日後、編成を終えた連邦艦隊はアクシズへ向けて出発するのであった
155.57 KB Speed:0.4   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)