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『超高校級の』日向「安価とコンマで依頼を解決する」『相談窓口』
- 398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/15(火) 22:40:44.81 ID:wyNJhIsXo
- もちろんサポートしてくれる
飽きない限り
- 399 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/15(火) 23:04:32.20 ID:1YZKD6Mu0
- >>397 なんだと!? どういう事だ説明しろ苗木!!(頭を抱えながら)
俺の……俺達の目の前に現われた「これ」は一体なんなんだ? 二頭身ほどの大きさをした、左が白、右が黒色のクマっぽい謎の生き物。
なぜだかどこかで何度も見た気がするそれは、こちらを発見するとテクテクと歩いて近づいてきた。思わずサバイバルナイフを取り出そうとする俺に対し、その謎生物は……。
モノクマ「うぷぷ! 僕は「モノクマ」だよ!! よろしくね!!」
全員「「「シャベッッタァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」」」
思わず大声でハモる俺達。なんだ? 俺はいつから藤○ひろし探検隊の世界に迷い込んだんだ? 廃村で最初に遭遇したのが喋るクマ(?)って一体どういう事なんだ……?
〜〜数分後〜〜
日向「……えっと……つまりお前は自分の名前以外の記憶が無いっていうんだな?」
モノクマ「その通りなのです! ショボボ……あ、でも僕に出来る事は覚えてるよ! モノクマクローで敵を切り刻んだり、グングニルの槍で敵を貫いたり、最悪自爆して証拠隠滅を計る事も出来るのです!!」
真宮寺「……聞くからに物騒な特技ばっかりだネ……」
天海「……っていうかそれ生き物じゃなくてロボットとかそういう類いのそれじゃないっすかね……?」
モノクマ「失礼な! 僕にはただのロボットなんかじゃないぞ!! V3に出て来そうな鉄屑と一緒にしないで欲しいな!!」
ぷんぷんと顔を真っ赤にして起こるモノクマ。……こいつが「何なのか」という疑問は尽きないが、取りあえず害になるような生物()? ではないとみて良さそうだ。……と言うか俺の中の何かが「考えるな、感じろ」と言っている気がする。
モノクマ「しかし君たちも暇だねぇ……。こんな廃村にワザワザ遊びにくるだなんて、よっぽどの変わり者集団なの?」
「それは違うぞ!」と反論してやりたいが、真宮寺の依頼を受けてここに来ている以上、その言葉は全面的には否定出来ない。じゃあそろそろ……とモノクマと別れて廃村探索を再開しようとした俺達だが。何故かモノクマが後ろから付いてきた。
「面白そうだから飽きるまで協力してあげるヨ!」とのことだ。……なんだかゾンビ以上に厄介な奴に関わってしまった気がしないでもないが、同行者が増えるというのは単純にありがたくもあった。
さて、次は……
@村の中央にある、比較的大きな家。
A村の外れにある、一番ボロボロの家。
B取りあえず今の自分達から見て一番近い、ゴクゴク平均的な大きさの家。
Cその他(安価を取った人に託した)
↓1
- 400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/15(火) 23:05:47.94 ID:VDlbX8Zt0
- 3
- 401 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/15(火) 23:13:52.73 ID:1YZKD6Mu0
- 日向「と、取りあえずどこでも良いなら一番近いこの家に入ってみるか」
真宮寺「あ、ああうん……任せたヨ……」
モノクマ騒動で(精神的に)体力を消耗した俺は、取りあえずとばかりに今の自分達から見て一番近い、ゴクゴク平均的な大きさの家の扉に手を掛ける。
……鍵は掛っていなかった。
ギィイイイイイイイ……という不気味で軋んだ音と共に木製の扉が開き、中の景色が目に入る。……薄暗く、埃っぽい。まさに「廃村の家」と言うに相応しいそれだった。
俺達は懐中電灯を、二人は懐中電灯付きのヘルメットを被り、家の中を数十分ほど捜索する。そして……↓1高コンマほど収穫あり。44or66のゾロ目で……?
- 402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/15(火) 23:17:28.04 ID:wyNJhIsXo
- ピキーン!
- 403 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/15(火) 23:20:30.49 ID:1YZKD6Mu0
- 収穫が殆ど何も無かった事が確定した時点で、今回はここまで。明日も8〜9時から11〜11:30を目安に更新させていただきます。
また、このスレに対する意見や「こうした方が良いんじゃない?」というコメントは随時募集中ですので、よろしければよろしくお願いします。
- 404 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/16(水) 21:10:59.97 ID:bNlujnvz0
- では本日も再開します。
- 405 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/16(水) 21:13:03.74 ID:bNlujnvz0
- 日向「……めぼしい物は何も無さそうだな。ごく普通の廃棄された家って感じだ」
天海「廃棄されてから大分経ってはいるみたいっすけど……特にこれと言って目に付く者は確かに無さそうっすね」
怪しげな本棚は勿論、地下室へと続く階段なんかもない。家全体が薄暗くて不気味だったが、ここには自分達(正確には真宮寺が)が求めている「何か」がある可能性は非常に低そうだ。
真宮寺「仕方ないサ。調査とはどんな分野であれ地道な物……外れを引かされる事なんて日常茶飯事だヨ」
真宮寺はそう言って家の外に出る。俺達も後に続くが、さて……次はどこを調べるべきだろうか。
@村の中央にある、比較的大きな家。
A村の外れにある、一番ボロボロの家。
B村の奥地に進んでみようぜ!
↓1
- 406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/16(水) 21:16:48.25 ID:hQwffYtX0
- 1
- 407 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/16(水) 21:27:38.33 ID:bNlujnvz0
- 日向「……となるとやっぱりあのでっかい家か?」
俺は村の中央。広場のような場所に立てられている大きな家を見据える。
外見で廃墟だと分るのに違いは無いが、なんというかこう、不気味な雰囲気が漂っている感じがするレンガ製の家の周りが、ツタで完全に覆われているのも不気味さに一役買っていた。
真宮寺「一体どんな立場の人間の家だったのかは定かではないけれど……ククク。さっきの家と違って「ここ」はそこそこ期待が持てそうかナ」
天海「こちらとしちゃあ真宮寺くんの「期待」が当たらない事を祈るばかりっすよ」
そんなな会話をしながら、俺達は大きな家のドアを開けて中へと入っていく。先ほどの平均的な大きさの家と同じく、鍵は掛っていなかった。
全体的に薄暗いのは変わらないが、家の間取りが先ほどと比べて広い。加えて二階もある。探索にも時間が掛りそうだ……
↓1高コンマほど収穫あり。(最低保障30)
- 408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/16(水) 21:37:12.40 ID:ddXSe9kBO
- ふむ
- 409 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/16(水) 21:50:34.79 ID:bNlujnvz0
- 日向「ダメだ。ダイニングらしき所を探ってみたけど、特に何も無かったぞ」
天海「こっちもっすね。本棚が二つほどあったんでチョチョイッと調べてみましたけど……特に何の変哲もないような本ばかりだったっす」
俺が一階のダイニングを。天海が同じく一階の書斎を調べた結果は共に空振り。またしても何も収穫無しか……と肩を落とした時だった。
真宮寺「それは残念だネ……。こっちはこんな物を見つけたヨ」
二階を担当していた真宮寺が、俺達の前に手の平を……正確にはその上に乗っている物を見せる。
日向「これは……鍵か?」
それは、ごく一般的なそれとは印象が異なる。ゴツくて大きな鉄鍵だった。いったい何処の、何の為の鍵なのかは分らないが、この家の中にあった以上、この村に関わりのある物と見て間違い無い。
真宮寺「ククク……いよいよ「探索」らしくなってきたじゃないか……!!」
狂気とも取れる声色で言う真宮寺に若干の不安を覚えながら、俺は次にどうすれば良いかを考えていた。
@このままこの家の探索を続行する。
A村の外れにある、一番ボロボロの家に向かってみる。
B村の奥地に進んでみようぜ!
- 410 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/16(水) 21:51:23.89 ID:bNlujnvz0
- ↓1
- 411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/16(水) 21:51:38.48 ID:ycwrsekoO
- 2
- 412 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/16(水) 22:00:35.27 ID:bNlujnvz0
- 日向「それじゃ、日が暮れる前に目に付いた場所の探索は全部済ませておくか」
天海「あの村はずれの家に向かうって事っすよね。……見るからにボロッボロで、何か新しい発見があるとは思えねぇっすけど……」
真宮寺「おや、そんなことはないヨ。民俗学的観点における「貴重な物」や資料なんかは案外意外な場所に合ったりする物サ」
ザッザッザッと足音を立てながら、俺達は坂の上にある村はずれのボロボロの家へと向かう。家の鍵は全開の2件と同じく、掛ってはいなかった。
今までで一番真っ暗な家の中が俺達の視界に入る。
俺達は懐中電灯を、二人は懐中電灯付きのヘルメットを被り、家の中を数十分ほど捜索する。そして……↓1高コンマほど収穫あり。
- 413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/16(水) 22:01:36.80 ID:khCCNOQC0
- てい
- 414 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/16(水) 22:06:52.10 ID:bNlujnvz0
- ギシギシ、ギシギシ、と一歩間違えば床が抜けてしまいそうな軋む音を立てながら、外見通りボロボロの家の中を俺達は手取り足取りで探索し続ける。
そして「それ」は見つかった。
3人は何を見つけた? (コンマ値80に相応しい物)↓2
- 415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/16(水) 22:16:14.97 ID:ddXSe9kBO
- 御札
- 416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/16(水) 22:17:08.28 ID:hQwffYtX0
- 何か文字が刻まれた丸い鏡
- 417 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/16(水) 22:27:34.73 ID:bNlujnvz0
- 日向「これは……・鏡か?」
ボロボロの家の隅の隅。よーく観察しないと分らないような廊下の端っこに「それ」は置いてあった。
天海「丸い鏡……の周りの装飾に、何か妙な文字が刻まれてるっすね……真宮寺くんと日向先輩は見た事あるっすか?。ちなみに俺は↓1(コンマ値75以上で知っている)」
日向「↓2コンマ値90以上で知っている」
真宮寺「↓3コンマ値40以上で知っている。70以上で何が書いてあるかも解読できる」
- 418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/16(水) 22:33:26.86 ID:ddXSe9kBO
- ふむ
- 419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/16(水) 22:34:27.61 ID:hQwffYtX0
- 知ってんのか?
- 420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/16(水) 22:41:15.88 ID:RIc4tNeg0
- あ
- 421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/16(水) 22:44:51.75 ID:hQwffYtX0
- ゾロ目来たな!
- 422 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/16(水) 23:17:49.41 ID:bNlujnvz0
- 超高校級の民俗学者の真価が発揮されそうですね……!
日向「いや、俺はサッパリ……」
天海「ま、普通はそうっすよねぇ……。これ、古代ブードゥー教の司祭文字っすよ。それもただの真似事で書いたのとは訳が違う。正真正銘本物の」
日向「ブードゥー教の司祭文字……ってまさか!」
脳裏に嫌な予感が湧き出す。本当にそんな……死者をゾンビにするような邪悪な儀式がこの村で行なわれていたってのか!?
天海「ま、どんな方向製にせよこの村で碌でもない事が行なわれてた可能性は高くなったっすね。真宮寺くんはどうっすか? なにか分ります?」
真宮寺「…………」
天海の言葉に、真宮寺は眉一つ動かさない。それどころか周りに書いてある司祭文字を、穴が空くようにジーッと観察している。そして突然「ククク……」と笑い出した。
真宮寺「ああ、素晴らしい! 素晴らしいヨ!! 今日はなんて良い日なんだ!! まさかこんな日本の山奥でブードゥー教の秘術が一つを見つける事が出来るなんて!!」
‘狂気’正しくそう表現して良い笑顔を浮かべ、高笑いをしながら真宮寺は興奮したように喋り出す。
真宮寺「ここに来るまでにも話しただろう? ブードゥー教では死者をゾンビにした後、その魂を壷の中に封じ込めるって! この鏡はその代用品さ! 死者の魂を封じ込めるための封魂鏡なんだ!!」
日向「……ちょ、ちょっと待てよ! じゃ、じゃあこの中には……!」
真宮寺「ククク……安心して良いよ日向先輩。儀式が失敗したのかそもそも使われなかったのかは分らないけど、この鏡は使われていない。もし使われているなら「鏡」としての機能はすでに失われているはずだからネ……」
真宮寺はそれこそ宝物を見るようなウットリとした目で封魂鏡を見つめ続け、終いには専用の紙とタオルでくるんでリュックの中にしまいだした。
日向「お、おい! 勝手に持って行って良いのかよ!?」
真宮寺「妙な事を聞くネ? 僕は超高校級の民俗学者だヨ? こんな貴重で歴史的、民族的、宗教的に価値のある物を収集しない訳がないじゃないか……!!」
見るからに機嫌になった真宮寺は、その狂気の笑みを携えたまま俺達の方を見た。
真宮寺「さぁ、探索を続けようヨ……もしかしたらこれ以上に貴重な物が見つかるかもしれない……あるいは本当に「ゾンビ」に出会う事だって出来るかもしれないヨ……!!」
@このままこの家の探索を続ける
Aそろそろ夕方になる、寝泊まりの準備をする。
Bモノクマにこの村に対して何か知っている事は無いか聞く
↓1
- 423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/16(水) 23:19:07.34 ID:ddXSe9kBO
- 3
- 424 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/16(水) 23:22:46.77 ID:bNlujnvz0
- ではモノクマに話を聞く事が決まった所で今日はここまで。明日も9時から11〜11:30を目安に更新させていただきます。
……安価なので仕方ないと言えば仕方ないんですが、なんでモノクマがこの村にいるんすかね?
- 425 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/17(木) 21:08:27.37 ID:g6ETYvYk0
- 再開します。
- 426 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/17(木) 21:09:51.75 ID:g6ETYvYk0
- ……ここで、俺は今まで意図的に無視していた謎の存在──モノクマから話を聞く事にした。
日向「なぁモノクマ」
モノクマ「なんだい日向くん」
日向「お前、自分の名前以外の記憶が無いって言ったよな?」
モノクマ「はい……そうなのです……僕は自分でも気付かない内にいつの間にかこの村にいたのです……」
日向「なら「この村に来てから」の記憶はあるって事だよな? 何でも良い。何か引っかかった事やおかしな事、不自然だと思う事は無かったか?」
モノクマ「↓1(高コンマほど有力な情報が得られる)」」
- 427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/17(木) 21:10:19.36 ID:EXO4335d0
- 気まぐれ
- 428 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/17(木) 21:17:56.11 ID:g6ETYvYk0
- モノクマ「うぷぷ! ごめんねぇ。僕もここで目が覚めてから3日程しか経ってないから、碌な探索が出来てないんだよね。あ、でもでも。村の奥に洞窟ぽい何かがあったのは覚えてるよ!」
日向「洞窟?」
モノクマ「うん、なんだか普通の洞窟と違って人工的に作られた物っぽいんだよねぇ。入り口が四角だったし、木材で基盤が組み立てられてたし」
……どうやらこの村の奥には人工的な洞窟があるようだ。そこが何の為にあるのかは行って確かめてみなければならないだろう。……さて
↓1
@このままこの家の探索を続ける
Aそろそろ夕方になる、寝泊まりの準備をする。
Bその洞窟とやらに行ってみる
- 429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/17(木) 21:20:15.09 ID:cMd699NB0
- 3
- 430 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/17(木) 21:37:20.24 ID:g6ETYvYk0
- 真宮寺「なるほどネ……さて、じゃあ早速その洞窟とやらに行ってみようじゃないか」
真宮寺の言葉に、俺と天海は苦虫を噛みつぶしたような顔をする。確かに今回の依頼で廃村の探索につき合うとは言ったが……。
天海「……別に反対するわけじゃないっすけど、もうすぐ夕方っすよ。山の夕暮れは早い物と相場が決まってるっっす。今から行って間に合うっすかね」
日向「俺も、なるべくなら夜の探索は勘弁願いたいんだが……どうせ一泊する予定だったんだろ? 明日の早朝じゃダメなのか? こんな怪しい村だ。夜に動くのは色々と危険だと思うぞ」
天海に次いで真宮寺の意見に反対的な意見を述べるが、一度スイッチが入ってしまった真宮寺は「だったら僕一人でも行ってくるヨ」と言いだした。……流石に単独行動をさせるわけにはいかず、俺と天海は「これを今日最後の探索にする」という事を条件に真宮寺の探索につき合う事にしたんだ。
〜〜〜〜〜〜
日向「これが、モノクマの言っていた洞窟か」
確かに入り口の所が木材で補強されているところから見ても、掘り進められたあとがある事から見ても、人工的に作られた洞窟に間違いはなさそうだ。
天海「……なんというか、この廃村と同じくある種の「雰囲気」があるっすね。まさしくゾンビの一匹でも出て来そうっす」
真宮寺「むしろ出て来てくれた方が僕としてはありがたいんだけどねえ……さて、準備は良いかい?」
真宮寺の言葉にコクリと頷いて、俺は懐中電灯を、二人は懐中電灯付きのヘルメットを被り、洞窟の中へと入っていったそして……↓1
00〜30 洞窟は予想より遙かに広かった! 探索強制終了。
31〜60 洞窟の横の壁に、鍵の掛った鉄製の扉を見つけた。どうやら真宮寺の発見した鍵で開けられそうだが……
61〜90 洞窟の奥からうなり声が聞こえる……野生のゾンビが襲い掛ってきた!
91〜00 洞窟の奥からうなり声が聞こえる……野生のゾンビが(大量に)襲い掛ってきた!
- 431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/17(木) 21:39:37.03 ID:EXO4335d0
- ギャーーー
- 432 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/17(木) 21:54:43.87 ID:g6ETYvYk0
- 天海「……真宮寺くん、これ……」
真宮寺「……うん、僕とした事が目測を誤ったネ。申し訳ないヨ」
先頭を歩いていた二人が溜息を付き肩を落とす。何があったのかと後ろから覗いてみると、懐中電灯の光りが全体に届かないほど洞窟が広い事が分った。
それじゃ残り一時間程度では碌な探索が出来る訳がない。
真宮寺「悔しいけど撤退しよう。この洞窟の中でキャンプをするっていうのも有りだけど、なんだか嫌な予感がするからネ……」
真宮寺の言葉を最後に、俺達三人(+モノクマ)は入り口の方へと引き返す。辺りはすっかり日が暮れて、完全に夕方になっていた。
天海「さて、次の問題はキャンプ地をどうするかって事っすけど……どうします? どっか適当な家借りちゃいますか? 簡易テントと寝袋も一応持って来たっすけど、例えボロくても家に寝泊まりできるってんならそれ以上のキャンプ地は無いっす」
真宮寺「それは僕も考えたけど……こういう場所だと「家の中だからこそ」危険って場合もあるんだよネ……どうしようか日向先輩」
日向「↓2」
- 433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/17(木) 22:03:43.58 ID:z2zw3c3XO
- 下
- 434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/17(木) 22:07:35.38 ID:FHaMY/740
- 東條から教わった掃除術で家を綺麗にして泊まろう
- 435 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/17(木) 22:32:36.42 ID:g6ETYvYk0
- 日向「なぁ真宮寺。家の中が危険……っていうのは」
真宮寺「腐った床が突然抜けたり、柱がボロくなってた場合だヨ。村の中にもあっただろう? 自然に倒壊したような家が。もし僕らが泊まろうとしている家がそんな場所だったらどうする? 寝ている最中に地震の一つでも起きて家が倒壊したらそれこそ一溜りもないヨ」
……確かにその危険性は否定出来ない。出来ないんだが……
日向「俺は、やっぱり家の中に泊まるべきだと思う」
真宮寺「……へェ……。根拠がありそうだネ。聞こうか」
日向「ゾンビが目撃されたっていうのは全部家の外での話しなんだろ? もし本当にこの村にゾンビが徘徊してるなら、出会う危険性は少しでも低い方が良い。ゾンビだけじゃない。ここは山の奥地なんだ。野生の猿や蛇。クマやシカだって出てくるかもしれないんだ」
天海「確かにそう考えると、やっぱり家の中の方が安全性は高そうっすね。村の中心にあった比較的大きな家なら頑丈そうだし、埃や汚れは目立つ物だけパパッと掃除しちまいましょう。大丈夫。俺、東条さんに掃除術を教わってるんで、1時間もあればある程度綺麗に片付けられると思うっす」
モノクマ「どうせ暇だし、僕も手伝ってあげるよ!!」
そうして俺達三人(+1匹)は、村の中央にあった大きな家に再びお邪魔する事になった。目立った部分の埃や汚れを雑巾やクエン酸で掃除すると、みるみるうちに床と壁が綺麗になっていく。……これなら泊まっても不快感無く眠る事が出来そうだ。
掃除が終わったら次は夕食だ。アルコールランプで温めた缶詰と、水を入れるだけで出来るご飯という貧相なラインナップだが、山登りと廃村の探索で疲れ切った身体にはこれ以上ないほどのご馳走だった。
そして……夜が来る。今は夏だというのに、虫の声一つ聞こえてこないのが非常に不気味だった。一応の見張りとして、一人二時間ずつ、交代で家の外を見張る約束を交わし俺達は眠りについたんだ。
夜のイベント↓1
00〜30 何も無し。清々しい朝を迎えられた。
31〜60 何かの呻き声が聞こえる……洞窟の方向からだ。
61〜90 あれは……何だ? 不思議な動きをする「何か」が窓の外に見える。
91〜00 窓の外に見えた「何か」と眼が合った!! 何かがこちらに向かって歩き出してきた!!
- 436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/17(木) 22:34:39.00 ID:EXO4335d0
- 逃げろー
- 437 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/17(木) 22:36:37.50 ID:g6ETYvYk0
- あっ
- 438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/17(木) 22:44:59.15 ID:EXO4335d0
- スパクリ出すのは想定外なのだがどうなるのやら。
- 439 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/17(木) 22:50:46.53 ID:g6ETYvYk0
- 「それ」は俺が見張り番をしているときに現われた──。
最初は「人間」? と見間違えたがその考えは一瞬で否定される。
人間はあんな虚ろで狂気を携えた目をしていない。人間の肌はあんなに爛れていない。人間の服はあそこまでボロボロじゃない。「人間」にあると言われている見えない筈の「魂が無い」……とでも言えば良いんだろうか。
日向(……もしかして、あ、あれがゾン──!!)
「それ」と不意に眼が合ってしまったのは、これまでの俺の人生至上トップクラスの不幸だったと思う。「それ」は俺を認識すると聞き慣れない、とても不気味な大声を出してこちらに向かってきたのだ──!!
俺はすぐさま部屋の中に戻り、真宮寺と天海をたたき起こす。
日向「真宮寺! 天海!! ゾンビだ!! 本当に現われやがった!! しかもこっちに向かって来てる!!」
真宮寺「……へぇ……!」
天海「……っつ!?」
すぐさま飛び起きて、俺の元へ駆け寄ってきてくれる二人。モノクマも、いつの間にやら俺の足下にいてくれた。仲間がいるという心強さが、俺の心を落ち着かせてくれる。
──が、それも一瞬だった。ドンドンドン! と言う音と共に、俺達が発見したゾンビとは逆側の……家のドアの方から不気味な声が聞えてくる。
日向「嘘だろ……! 複数体いるってのか!?」
最早落ち着いている場合では無い。何とかしてこの窮地を切り抜けなくては……!!
どうする? ↓2
- 440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/17(木) 22:53:30.63 ID:Wg43SPeQ0
- 下
- 441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/17(木) 22:59:29.09 ID:UWno6KpqO
- ナイフで威嚇しつつ脱出
- 442 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/17(木) 23:05:27.13 ID:g6ETYvYk0
- 天海「複数体いるってんなら籠城戦は悪手っすね! 討って出るしか無いっす!! 二人とも! 武器になりそうな物は!!?」
日向「すまん! サバイバルナイフぐらいしか持ってない!!」
しかも相手がただの人間ならまだしも理性も魂もないゾンビだしなぁ……。ナイフで威嚇したところで脅しにもならないだろう。
天海「そうっすか……ちなみに俺は↓1」
真宮寺「僕は↓2(最低保障75)」
モノクマ「僕のモノクマクローは↓3(最低保障30)」高コンマほど対ゾンビに有効な武器を持っている。
- 443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/17(木) 23:08:57.06 ID:EXO4335d0
- 閃光弾と火炎瓶
- 444 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/17(木) 23:31:23.62 ID:g6ETYvYk0
- すみませんが就寝時間が来てしまったので今回はここまで。真宮寺の安価↓1(最低保障75)モノクマの安価↓2(最低保障30)は継続中です。
- 445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/17(木) 23:45:27.52 ID:Wg43SPeQ0
- 入間に作って貰ったボーガン
- 446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/17(木) 23:46:20.94 ID:egaC791to
- モノクマクローは電撃も出せる
- 447 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/18(金) 21:08:29.61 ID:6N77rDfK0
- 本日も初めて行きます……が、そのまえに一つ謝罪を。
僕の書き方が分りにくかったせいでもあるんですが、高コンマほど対ゾンビに有効な武器を持っている。と言うのは「この数値なら「これ」この数値ならこれ」」という武器が予め決まっていたんです。(モノクマの場合はモノクマクローの威力)
折角安価を頂いたお三方には申し訳ありませんが、どうかご了承ください。
- 448 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/18(金) 21:10:23.78 ID:6N77rDfK0
- 天海「すみません! 俺武器になりそうな物なんてなにも持って来てないんすよ!! そこら辺の石でも拾ってぶん投げた方がまだマシじゃないっすかね!?」
日向「マジか……真宮寺は!?」
真宮寺「やれやれ……「これ」はあまり使いたくなかったんだけどネ……」
真宮寺はいそいそとリュックの中から「何か」を取り出した。それは漆黒の色をした、とてもとても細長く、細かい棘が幾つも付いている物だった。
日向(棘の付いた鞭……?)
ゾンビに対してあまり有効では無さそうな印象のあるそれを、真宮寺は窓をたたき割って部屋の中に侵入してきたゾンビに向かって撃ち放つ。
瞬間──バチィイイイ!! という電撃音が周囲に響き渡り、ゾンビはその場で動きを止めてピクピクと痙攣し始めた。
真宮寺「……入間さんに作って貰った電撃鞭サ。勿論、出力は法外のそれ。対ゾンビ用の武器なんだから、法律なんかに構っていられないよネ?」
唖然とする俺と天海。電撃鞭の威力もそうだが、そんなヤバイ物を秘密裏に持って来ていた真宮寺に驚いていた。
真宮寺「対ゾンビに対して有効な攻撃手段は大きく分けて三つ。有名なのが「頭を吹き飛ばす事」と「脚の骨を折る事」そして「全身を燃やす事」なんだけど、「電撃」もかなり有効でね。人間同様、全身の筋肉を動かなくしてしまえば良いんだヨ」
そう言って真宮寺は痙攣しているゾンビを興味深そうに観察し始める。研究者としての血が騒ぐのは分るが、今は非常事態なんだからあとにして欲しい。そんな事を思っていたら、バギャン!! という家のドアが破壊される音が玄関の方から聞えてきた。
天海「クッ! 真宮寺くん!! もう一匹──」
天海が真宮寺に伝えようとしたのが先か──
モノクマ「うおりゃあああああ!」
──俺達の後ろにいたモノクマの鋭い爪がゾンビの全身を強引に引き裂いたのが先か。
──ドグシャァアアアアアアアアア!! という轟音と共に、ズタズタになったゾンビ(だったもの)が軽く数メートルは吹き飛んだ。
モノクマ「まったく……僕の後ろをとろうなんて百年早いんだよ!!」
三毛別クマ事件なんて目じゃない。ヒグマやグリズリーなんて生易しい。目の前にいるこの謎のクマ(?)は間違い無く地上最強の生物候補だ……!
天海「……もう全部モノクマ一匹で良いんじゃないっすかね」
目を覆いたくなるような惨状に、天海が思考停止気味の発言をするが、碌な武器を持っていない俺達二人にも出来る事がある筈だ……!!
↓1何をする?
- 449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/18(金) 21:22:28.79 ID:zQ6K1n7C0
- ナイフで首を落とす
- 450 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/18(金) 21:37:18.36 ID:6N77rDfK0
- 日向(そうだ……! ゾンビが麻痺してるっていうなら今の内に……!)
日向「真宮寺! どけ!!」
俺は腰をかがめて対象(ゾンビ)を観察している真宮寺を突き飛ばし、ゾンビに近寄ると持っていたサバイバルナイフを首に突き立てる。
ドチャッ! といういやな音と完食が耳と手に伝わるが、俺は「うおぉおおおおおおおおおお!!」という叫び声を上げながらサバイバルナイフでゾンビの首を叩き落とした。ゴトリ! という音を立ててゾンビの頭が地面に落ち、その身体が前のめりに倒れる
日向「はぁっ……はぁっ……!」
真宮寺「あーあ……。気持ちは分らないでもないけどもう少し観察していたかったヨ」
そう真宮寺が愚痴を漏らすが、筋肉が麻痺していて動けないと言う事は、逆にいつ動けるようになってもおかしくないと言う事だ。とどめは差せる内に差しておきたい。
天海「……これで決まりっすね。この廃村にゾンビが出るって噂は本当だった……。さて、それが確かめられたところでどうします? 俺はもう今すぐにでもこの廃村から立ち去るべきだと思うっすけど」
天海の提案に、真宮寺が渋い顔をする。
真宮寺「尤もな意見と言えばそうだけどネ。僕としてはこのチャンスは逃したくないなぁ……。僕には電撃鞭があるし、モノクマはゾンビを一方的に倒せるほど強い生き物だヨ? 多少無理な探索でも出来るんじゃないかナ? もっと民俗学的に貴重な品々がこの村には眠っている……そんな気がしてならないんだヨ」
意見が完全に対立し、真宮寺と天海が同時に俺の方を見る。最終判断を俺に委ねるつもりの目だった。
……俺は……↓1
@天海の意見に賛成する
A真宮寺の意見に賛成する
Bその他
- 451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/18(金) 21:41:52.42 ID:Xwy5rSPZ0
- 3 ここは公平にコイントスで決めよう。
- 452 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/18(金) 21:49:21.56 ID:6N77rDfK0
- 日向(ダメだ、俺には決められない……)
天海の意見は尤もだし、正直俺もこっちの意見に賛成したいんだが、俺は真宮寺の依頼を受けてこの村まで来たんだ。依頼人の願いは出来る限り叶えてやりたいし、モノクマが異常に頼もしいのも事実。
……最終的に、俺は運を天に委ねる事にした。ポケットの中からコインを一枚取り出して、握り拳を作り親指の上に置く。
日向(……表なら村から立ち去る。裏なら探索を続ける……)
運命のコイントスだ。ピン! と親指でコインを真上に弾き、手の甲に乗せて逆の手で蓋をする。結果は……↓奇数で表。偶数で裏。
- 453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/18(金) 21:50:32.86 ID:KzzIHFAq0
- はあ
- 454 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/18(金) 22:00:52.11 ID:6N77rDfK0
- ……結果は裏。俺は探索を続ける方を支持する事にした。
天海「……本気っすか?」
天海が怪訝な目で俺を見る。言いたい事は本当によく分るのだが、今回の俺の依頼人はあくまで真宮寺だ。その本人が探索を続けたいと言っている以上、そして一定以上の勝算がある以上、無しではない選択だと思う。
真宮寺「ククク……流石は日向先輩。あなたに依頼して良かったヨ……」
真宮寺は逆に嬉しそうに俺を見てニィイイッと笑った。天海も最終的には「仕方がないっすね……。乗りかかった船です。最後までつき合いますよ」と言ってくれた。
さて、一先ず2体のゾンビを片付けた俺達だが、これからどうするべきだろうか……。(村を立ち去る以外の安価でお願いします)↓1
- 455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/18(金) 22:08:43.21 ID:Xwy5rSPZ0
- とりあえず夜が明けてから他の探索してない所に行く。
- 456 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/18(金) 22:36:09.19 ID:6N77rDfK0
- 日向「だけど夜に探索をするのは無しだ。幾らモノクマがサポートしてくれるからって危険すぎると思う」
今の所俺達に協力的なこいつだが、何故だろうか。本当に「気分」で俺達につき合ってくれているだけで、いつ「やーめた」と言われてもおかしくない……そんな気がするのだ。
日向「取りあえず適当な板で窓ガラスとドアを塞ごう。それと、下じゃなくて二階で寝よう。見張りも一人じゃなくて二人にして、最大限に警戒するんだ」
天海「……了解っすそれで行きましょう」
真宮寺「ふむ……夜にしか見られない物があると僕は思うんだけどなァ……。まぁいいさ。今すぐここを立ち去るよりはマシだからネ」
そうして俺達は急いで適当な木の板を見繕って割れた窓ガラスとドアに釘で打ち付けると、二階に避難。夜が明けるのを待ったんだ。
〜〜〜〜〜〜数時間後〜〜〜〜〜〜
日向「ん、んん……」
ぶにぶにと頬を突かれる感触で、俺は目を覚ました。意識が覚醒したとき、俺の目の前にあったのは……。
モノクマ「やぁ! おはよう日向くん」
日向「う、うわぁああ!!」
喋る謎のクマ(?)ことモノクマの顔だった。昨日遭遇したこいつの存在が頭から抜けていた俺は思わず飛び上がるように起きる。
モノクマ「酷いなぁ……まるでゾンビにでも遭遇したようなリアクションをするなんて……」
いや、ある意味で俺はお前の事をゾンビより危険な「何か」だと思ってるんだが……。実際にどうかは兎も角、どっこいどっこいに厄介な存在なんじゃないか?
日向「完全に寝ちゃってたのか……真宮寺と天海は?」
モノクマ「真宮寺くんは昨日倒したゾンビの観察及び解剖中。天海くんは朝御飯と洞窟探検の準備をしてくれてるよ!」
……そうだ。俺達は昨日、廃村に残って探索を続けるという選択をした。そして未探索の場所でもっとも民俗学的発見がありそうな場所と言えばあの洞窟以外あり得ない。
日向「……探索、無事に終わると良いな……」
──果たして無事に帰れるんだろうか。そんな一抹の予感を感じながら、俺は一階へと降りていく。
- 457 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/18(金) 22:38:50.95 ID:6N77rDfK0
- すみませんが急用が出来たので今回はここまで。その代わり、明日は夕方の5時から6時。9時から11:30時までやります。
- 458 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 17:03:29.25 ID:w0FmDDwo0
- それでは再開します。
- 459 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 17:05:55.04 ID:w0FmDDwo0
- 日向「……」
天海「……」
真宮寺「……」
空気が重い。真宮寺に限っては通常通りかもしれないが、少なくとも俺と天海は楽しく会話しながら朝食を食べられるような雰囲気じゃあない。
だからこそ、俺は口を開く。このまま無言で朝食を取り続けても気分が悪くなるだけだ。
日向「真宮寺。モノクマが言ってたけど、ゾンビの解剖をしてたんだろ? 何か分った事はなかったか?」
真宮寺「ないネ。念には念を入れて頭蓋骨を砕いて頭の中まで解剖してみたけどなーんの成果も無し。あれはもう、ただの動かなくなった死体だヨ」
……何で俺は食事中にこんな会話を真宮寺に振ってしまったんだろうか。サバイバルナイフで首を切り落として置いて何だが、頭蓋骨が割れたゾンビの姿を想像してしまい、思わず気分が悪くなる。
真宮寺「ただ、気付いた事がないわけじゃなくってネ? あのゾンビ、異様に冷たかったんだヨ」
天海「? それがどうかしたんすか? 死体ってのは皆一様に冷たいモンじゃ……」
真宮寺「その「冷たさ」がこちらの想定を越えていたのサ。昨日も昼間の内に見かけなかったから当然と言えば当然かもしれないけれど、恐らく彼らは日中は冷たい……涼しげな所にいて、夜になると村に出てくるんじゃないかナ?」
日中は冷たいところに潜んでいる……っておいまさか……
真宮寺「僕達がこの村で唯一探索していない場所。あの洞窟の中に潜んでいる可能性が非常に高いよネ……! ククク……!!」
〜〜〜1時間後。不気味な洞窟の前にて〜〜〜
天海「俺、マジで今すぐにでも帰りたいんすけど……」
日向「奇遇だな、俺もだ」
無いよりはマシだと、大きめの木の棒を装備した天海がしんどそうな目でぼやく。超高校級の冒険家とはいえ、ゾンビの巣になっている可能性が高いと分っている洞窟になど、ワザワザ入りたくないと言う事なのだろう。
一方の俺は、サバイバルナイフをいつでも取り出せる場所に仕舞い、真宮寺の立てた作戦を聞いていた。
真宮寺「まず戦闘要員としてモノクマが先頭。次に電撃鞭を持っている僕が続き、超高校級の冒険家である天海くん、そして殿に日向先輩の立て四列で行動する。音は鳴るべく立てないように歩いて、何かを見つけたら声を上げるんじゃなくて、持っているライトを一瞬だけ消して合図をする……とまぁ即興だけど立てられる作戦としてはこんな物かナ?」
真宮寺の立てた作戦異論はない。圧倒的な戦闘能力を保持していると分ったモノクマには一番危険な先陣を切って貰いたいし、電撃鞭を持っている真宮寺はこれ以上後ろだと折角の鞭が使いづらくなる。殿を俺が任されたのは、この中で唯一懐中電灯で片手が既に塞がっているから……という配慮だろう。
真宮寺「さぁ、行こうか。泣いても笑っても、ここが最後の探索場所だ。……「良いモノ」が見つかる事を心から祈っているヨ、ククク……! モノクマ」
モノクマ「はいはい。それじゃあ行くよー! 付いてこいお前ら!!」
そうして、俺達の廃村での最後の探索が始まったんだ……!! ↓1
00〜60 淡々と洞窟の中を進む……(何も無し)
61〜70 洞窟の横の壁に、鍵の掛った鉄製の扉を見つけた。どうやら真宮寺の発見した鍵で開けられそうだが……
71〜90 洞窟の奥からうなり声が聞こえる……野生のゾンビが襲い掛ってきた!
91〜00 洞窟の奥からうなり声が聞こえる……野生のゾンビが(大量に)襲い掛ってきた!
- 460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 17:12:44.49 ID:33xuRGBF0
- あ
- 461 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 17:20:50.92 ID:w0FmDDwo0
- 日向「…………」
暗い暗い洞窟の中を淡々と進む。道が整備されている事や、人の手が入っている場所が何ヶ所か合った所から見ても人工的に作られた洞窟であるのは間違いなさそうだが、それだって不気味な事には変わりない。
むしろ、人の手が入っているからこそ何が出てくるか分らないという怖さがある。
日向(今の所、なにも変化があったり、何かが見つかった様子は無いな)
なるべく音を立てないように行動しようという誓約の元、俺は心の中で独り言を呟きながら、暗く深い洞窟の中を歩き続ける。……一体どこまで続いているんだろうか。日本古事記に出てくる黄泉国にまで繋がっているんじゃないのかという不安が脳内を駆り立てていた。
00〜50 淡々と洞窟の中を進む……(何も無し)
51〜70 洞窟の横の壁に、鍵の掛った鉄製の扉を見つけた。どうやら真宮寺の発見した鍵で開けられそうだが……
71〜90 洞窟の奥からうなり声が聞こえる……野生のゾンビが襲い掛ってきた!
91〜00 洞窟の奥からうなり声が聞こえる……野生のゾンビが(大量に)襲い掛ってきた!
- 462 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 18:00:56.49 ID:w0FmDDwo0
- コンマは↓1に任せて今回はここまで。……やっぱり今更ダンガンロンパスレって需要無いんですかね? 6、7年前はバンバン建ってた印象が残ってるんですが……(最近ダンガンロンパにハマった新人並感)
- 463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 18:03:36.88 ID:bnfns8r70
- そんなことは無いと言いたい。
- 464 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 21:08:24.98 ID:w0FmDDwo0
- それでは再開します。それにしてもコンマ88かぁ……ではこういう処理にしましょう。
- 465 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 21:10:16.82 ID:w0FmDDwo0
- コツ、コツ、コツと、地面を歩く足音音が続く。このまま何も無く行き止まりにでも当たれば……。
──そんな俺の考えは、この洞窟ではあまりにも甘すぎた。
「──ヴォオオオオアアアアアアアアア!」
日向「ッツ──!」
地獄の底から響いてくるようなその大きなうなり声。懐中電灯を向けた先にいたのは当然ゾンビ──全身が真っ赤に染まった、見るからに強そうなゾンビだ。
その紅いゾンビの後ろには、何やら頑丈そうな鉄製の扉が見える。
真宮寺「ククク……まるでここを守る番人のようじゃないか……!」
モノクマが爪をニョキッと生やし、真宮寺は電撃鞭をしならせる。殿にいる俺に出来る事と言えば、二人の戦いを見守る事ぐらいだ。颯爽と戦闘に入る二人。
果たして勝負の結果は……!! ↓1
01〜50 モノクマが無双して終了
51〜70 真宮寺が動きを止め、モノクマが必殺のクローを連続で叩き込んだ。
80〜90 ゾンビの動きが俊敏だ! モノクマの攻撃が躱され、攻撃対象が真宮寺になった!!
91〜00 二人と互角のゾンビ……だと!?
- 466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 21:13:17.09 ID:GucuJrPRo
- モノクマ無双しろ!
- 467 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 21:27:37.75 ID:w0FmDDwo0
- 「──ヴォオオオオアアアアアアアアア!」
紅いゾンビが凄い勢いでモノクマに迫る──次の瞬間。
モノクマ「クマァ!」
紅いゾンビはモノクマの爪により引き裂かれ、奥の壁に勢いよく激突した。それでもまだ動けるのか「グガガガガガッ!」といううなり声を上げて立ち上がろうとする──だが
モノクマ「クーマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマクマァ!!」
モノクマが両の爪で紅いゾンビを切り裂きまくる。その様子はまるでポ○モンのみだれ○っかきの様だったが威力が全く違った。紅いゾンビは愚か、奥の岩版まで紙のようにボロボロに引き裂かれていたのだ。
結局、紅いゾンビはほんの数秒で細切れになってしまっていた。天海が言っていたが、本当にこいつ一匹で良かったんじゃないだろうか……。
真宮寺「ああ……出来る事なら通常のゾンビとどんな違いがあったのか観察したかったんだけどなァ……」
真宮寺がそうぼやくが、俺としてはモノクマがいなければかなり危なかったんじゃ無いかと思う。こいつが想定外の強さを所持していただけであり、普通に闘ったら大苦戦は愚か、こちらの誰かが犠牲になってしまっていた可能性だってあったはずだ。
真宮寺「まぁ仕方ないか。さて、あとはこの鉄製のドアだけど……ククク、丁度ここに昨日拾った鉄製の鍵があるネ?」
真宮寺はドアノブに鍵を差し込み、そのままガチャリと回す。ギィイイイイイイイイイ……! と重苦しい音を立てて、その扉は開いた。
↓1 高コンマほど貴重な物が部屋の中にある。(最低保障50)
- 468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 21:30:50.14 ID:bnfns8r70
- 山札
- 469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 21:30:56.68 ID:wbQNHvlTO
- ピキーン!
- 470 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 21:50:04.06 ID:w0FmDDwo0
- 部屋の中は、一種の祭壇のようになっていた。ボロボロになったカーペットが敷かれ、小さな階段が奥の方にある。
その小さな階段の上には、何やら人間とゾンビを組み合わせたような奇妙な土偶が置かれていた。
真宮寺「……どうやらンザンビ(コンゴで信仰されている神)の土偶のようだネ」
天海「ってことはこれは……偶像崇拝の一種っすか?」
日向「偶像崇拝……って何だったっけ?」
真宮寺「簡単に言うと、「人形」「生贄」「人間に似せた物」……木材や土、金属など具体的な物質で形どられた像のうち崇拝的対象をかたどったものをさす言葉だヨ。まぁ「偶像崇拝」という単語自体は、そうした像を崇めることを禁じ、あるいは批判する立場から否定的な意味合いで使われていたそれなんだけど」
真宮寺はそう言うと階段を上り、当然の様にンザンビの像を手に取った。
真宮寺「ああ……素晴らしい、素晴らしいヨ! この村ではブードゥー教の秘術がひっそりと受け継がれていたんだネ! 昼間の内はこの洞窟に身を潜めてもらい、夜になると村の中を徘徊し出す……ゾンビを一種の番犬代わりとして使ってたんじゃないかナ?」
キラキラとした眼で息を荒くしながら、真宮寺はまるで頬ずりしそうな勢いでンザンビの像を掲げる。その像が民俗学的、歴史的にそれほどの価値があるかは俺には分らないが、とりあえず今真宮寺に言いたい事はただ一つだ。
日向「目的の物が手に入ったんならさっさと帰ろう。俺はもう廃村もゾンビも懲り懲りだよ……」
そして帰り道↓1
01〜50 何事もなく終了
51〜80 ゾンビが何体か出て来たけどモノクマに勝てるはずないだろ!!
81〜90 紅いゾンビが何体か出て来たけど(ry)
91〜00 道に迷いました(滝汗)
- 471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 21:52:08.83 ID:33xuRGBF0
- ほい
- 472 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 22:06:54.31 ID:w0FmDDwo0
- 「──ヴォオオオオアアアアアアアアア!」
「──ヴォオオオオアアアアアアアアア!」
「──ヴォオオオオアアアアアアアアア!」
先ほどまでの静けさは何処へやら。或いは真宮寺がンザンビの像を取った事に原因があるのか、洞窟の奥から凄い勢いで何体もの紅いゾンビが押し寄せてくる──が。
モノクマ「あーもうしつこいなぁ! お前ら全員纏めてオシオキね!!」
ザッシュザッシュと、モノクマが自慢の爪で紅いゾンビ達を薙ぎ払っていく。その様子はまるで無双ゲームに出てくるチートキャラの様で、俺は心底「こいつが味方で良かった……!!」と思ったのだった。
──そして、二時間後。
天海「さて、帰り支度はすんだっすよね?」
日向「ああ。ゴミは全部ゴミ袋に入れたし、忘れ物も無い筈だ」
俺達は廃村の入り口に戻って来ていた。いるだけでSAN値が削られるようなこの村とも、これでお別れだ。真宮寺だけが実に名残惜しそうに村を……正確にはあの洞窟の方向を見ていた。「もっと探索していたかったなぁ……」というぼやきが聞えるが、全力で聞かなかった事にする。
そして、今回の探索のMVP。俺達の命の恩人とも言えるモノクマは……。
↓1
01〜80 いつの間にか消えていた。
81〜00 自分達(主に日向)のことを相当気に入ったのか、付いてくると言いだした。
- 473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 22:08:24.45 ID:bnfns8r70
- 消えるんじゃないの
- 474 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 22:18:58.00 ID:w0FmDDwo0
- あのクマっぽい謎の生き物──モノクマは、いつの間にか姿を消していた。
俺達に力を貸してくれた「あれ」は一体何だったんだろう。真宮寺はゾンビに夢中だったが、俺はあいつの方がもっと特殊で貴重でヤバイ奴だと思う。
あの小さい身体に、本物のクマを思わせるほどの怪力と素早さを秘めた謎の生き物(?)……ゾンビなんかよりあいつの方がよっぽど……。
天海「おーい日向先輩! 何してるっすか! 早く行くっすよ!!」
日向「あ、ああ! 悪い、今行く!!」
急かすような天海の声に応え、俺は二人と共に廃村を出る。もう二度と来る事は無いだろう廃村のほうを一瞬だけ振り向くと、林の間に白と黒のモノクロカラーをした謎の生物が見えた……ような気がした。
これがこのシナリオ最後の判定です。↓1
01〜50 無事に帰還できた
50〜90 途中で道に迷ったが、左右田特製のトランシーバーのおかげで無事救助された。
91〜00 野生のクマが現われた!!
- 475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 22:19:58.82 ID:GucuJrPRo
- 不思議
- 476 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 22:36:14.63 ID:w0FmDDwo0
- 今更ですが91〜00に当たった場合、最後の判定じゃなくなってましたね……。
〜〜数日後。超高校級の相談窓口の研究教室にて〜〜
七海「……そっか、そんな事があったんだ」
日向「ああ。暫くの間、ホラーゲームが出来なくなりそうだよ……あと山登りも」
無事に廃村を脱出した俺達だが、あのあと最後の最後に獣道に入ってしまい、山奥で遭難しかけた。
「やばいやばい」と焦る俺達だったが、左右田特製の緊急連絡用のトランシーバーを所持していた事を思い出し、すぐに希望ヶ峰学園の本課に連絡。GPS機能付きのトランシーバーのおかげで、俺達は救助隊に無事救出された。
日向「左右田にはあとで改めて礼を言いに行かなくちゃな」
七海「リアルバイ○ハザードかぁ……。文面だけで聞くと羨ましいと思わなくもないけど、実際に体験したくはないなぁ……本当にお疲れ様、日向くん」
七海に膝枕をして貰いながら、俺は癒やしの一時を過ごす。ゴリゴリと削れていったSAN値が、ゆっくりと回復していくような……そんな気がした。
Mission3 真宮寺との廃墟探索 クリア!
真宮寺との絆が深まりました! 真宮寺に協力を求める事が出来るようになりました!!
真宮寺は科学の力では解決出来なさそうな分野のお題(オカルト方面)が来た時に、特効薬のようなアドバイスをしてくれます。
ただし、それ以外の分野ではあまり力になってくれそうにありません。
- 477 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 22:44:17.26 ID:w0FmDDwo0
- 丁度合計で3話クリアしたので、閑話休題を……今までクリアしてきた中で「その後」が見たい物を書きます。どれが良いですか?
@左右田の男修行
A霧切の苗木くん日記
B真宮寺の調査結果レポート
先に3票入った物を書きます。
- 478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 22:44:46.14 ID:33xuRGBF0
- 2
- 479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 22:45:33.58 ID:bnfns8r70
- 2
- 480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 22:47:36.53 ID:GucuJrPRo
- 3
- 481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 22:47:46.93 ID:wbQNHvlTO
- 3
- 482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/19(土) 22:48:19.04 ID:TpLAeVmJ0
- 3
- 483 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 22:51:59.91 ID:w0FmDDwo0
- では少々お待ちを。
- 484 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 23:09:53.46 ID:w0FmDDwo0
- 一票も入っていない左右田が可哀左右田……まぁ彼にはその内また出番あるでしょう(適当)
〜調査結果レポート〜山奥の廃村と、ンザンビ信仰について〜
やぁ、僕の名前は「真宮寺是清」これでも超高校級民俗学者をやっている、希望ヶ峰学園の生徒の端くれサ。
さて、今回は僕達三人……超高校級の冒険家である天海蘭太郎くんと、超高校級の相談窓口である日向創先輩と行なった、山奥の廃村探索についてレポートを纏めようと思う。
結果から言おう。あの村はコンゴで信仰されている神「ンザンビ(正確に言うと「不思議な力を持つもの」はンザンビと呼ばれており、その対象は人や動物、物などにも及ぶんだけど、今回は除外するヨ)」を信仰していたんだ。
崩れたり倒壊していない建物が少なかったから、日記やレポートなどと言った文献を手に入れる事は出来なかったけど、代わりに「封魂鏡」と「ンザンビの土偶」を手に入れる事が出来た。
これは、とても貴重な資料だと言える。封魂鏡とンザンビの土偶自体が貴重なのは勿論、実際にブードゥー教の秘術を使ってゾンビを作りだしていたという事実の証明になるのがとても重用だ。
しかし、謎はまだまだ残されている。なぜ日本の山奥で、コンゴの神であるンザンビが信仰されていたのか。作り出されたゾンビは、果たして本当に村人の言いなりになる「奴隷」となっていたのか。仮に奴隷となっていたとして、どうやってただ「動く死体」でしかないゾンビが、村人と外敵を見分けていたのか。
……正直な話、まだまだ調査がしたりないんだけど、あの二人はもう誘えなさそうだしなぁ……希望ヶ峰学園の本課に依頼して調査団を組んで貰うか、でなければ最原くんやゴン太くん辺りをうまくはぐらかして探索に誘えないかなぁ……ああ、実に楽しみだヨ……ククク……!
- 485 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 23:18:06.99 ID:w0FmDDwo0
- 日向「……よっし、こっちは完成したぞ七海」
七海「ありがとう日向くん。こっちもダイヤモンドを規定数集め終わったよ。これでようやく別世界に行く準備が整ったね」
日向「創作系のゲームって一度ハマり出すと終りがないよなぁ……。「何をどうやっても良い」って謳い文句だから最初は戸惑うけど、慣れれば「あれもやりたい」「これもやりたい」の連続なんだから」
七海「ゲーム界屈指の時間泥棒の名は伊達じゃないよね。これで大きなお城や実在する建物を作れちゃう人って尊敬するなぁ」
日向「……そいつらもジャバウォック島を完全再現したお前にだけは言われたくないだろうよ」
コンコンコン
日向「おっと、依頼人か? どうぞ」
>>↓2 失礼します
- 486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 23:20:03.05 ID:33xuRGBF0
- sage
- 487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 23:20:08.90 ID:wbQNHvlTO
- ふみ
- 488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 23:20:13.07 ID:bnfns8r70
- 下げ
- 489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 23:20:21.75 ID:L5hN4n9yO
- 春川
- 490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 23:20:24.10 ID:GucuJrPRo
- 残姉
- 491 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 23:29:47.63 ID:w0FmDDwo0
- 春川「……失礼するよ。超高校級の相談窓口……ってアンタの事で良いの?」
日向「あ、ああ。えーっっと……」
春川「79期生 春川魔姫。一応、超高校級の保育士……をやってる」
やや歯切れが悪いそのツインテールの少女は、あまりこちらに目線を合わせずにそう言った。正直に言おう。この時点で厄介な依頼の予感がしていたのだが、俺は超高校級の相談窓口だ。どんな相手のどんな話しだろうが、聞かないわけにはいかない。
七海「ん、じゃあ日向くん。私はいつも通り、外で待ってるね」
そう言っていつも通りに七海が出て行く。教室で春川と二人っきりになった俺は対客用のソファーに着席を促すと、早速用件を聞き出しに掛った。
日向「ええっと……ここに来てくれたって事は誰かに相談したい事があるって事だよな? それは一体何なんだ?」
俺の言葉に春川は暫く黙っていたが、数十秒後に口を開いた。
春川「……依頼者の秘密は厳守っていうのも本当なんでしょうね?」
日向「? ああ、依頼内容にもよるけど、なるべく人に言って欲しくないって依頼ならそう対応するぞ」
春川「……嘘だったら殺すから。……↓2(依頼内容)」
- 492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/19(土) 23:32:06.70 ID:TpLAeVmJ0
- 下
- 493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 23:33:31.70 ID:bnfns8r70
- 最近、ランダム薬が出回ってるから出どころを調べてほしい。この薬のせいでくしゃみするたびに猫耳が頭から出てくるから困る。
- 494 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/19(土) 23:35:43.52 ID:w0FmDDwo0
- 春川さんの依頼内容が決まったところで今回はここまで。なんとか全員分の依頼を達成するまでスレを続けたいなぁ……。
- 495 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/20(日) 21:03:51.04 ID:heH2O5xc0
- では再開します。
- 496 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/20(日) 21:06:10.63 ID:heH2O5xc0
- 「……はぁ、本当はやりたくないんだけど、「これ」は言っても信じて貰えそうにないし……。実際に見て貰った方が早いかな」
そう言って春川はスカートのポケットから「何か」を取り出した。
それは、瓶詰めされた胡椒で、一体何をするつもりなのかと訳が分らず見ていると、春川は片方の手に瓶詰めされた胡椒をパッパッと振り出すと、それを自分の鼻に擦り当てる。──すると
「──クチュン!」
すると当然の様に、実に可愛らしい、女の子らしいくしゃみが春川の鼻と口から出る──が、それだけではなかった。
彼女がくしゃみをしたと同時に頭からピョコン! と猫耳のような物が生え、スカートの後ろ側……臀部からは尻尾がにょきっと生えてきた。
「は?」
と目を丸くする俺を余所に春川は……
↓1 高コンマほど精神まで猫化している。
↓2 高コンマほど猫化している時間が長い
↓3 高コンマほど日向に懐く
- 497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/20(日) 21:06:43.90 ID:vhQKcjdz0
- あ
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