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『超高校級の』日向「安価とコンマで依頼を解決する」『相談窓口』

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226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/10(木) 23:17:36.50 ID:brLJSWFy0
下げ
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/10(木) 23:18:16.96 ID:brLJSWFy0
どうすんの?
228 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 20:18:05.80 ID:dmR1mwIz0
再開します。どうやらコンマ神は左右ひよが見たいようです。
229 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 20:20:06.96 ID:dmR1mwIz0
「……あーそう言えばさ」

「? 小泉おねぇ?」

「……私、ちょっと今日は他にも用事があるから早めに帰らないといけない事を思い出しちゃって。タクシー呼んで先に帰るから、二人はあとからゆっくり帰ってくれば良いんじゃないかな?」

「は? そうだったのか? だったら言ってくりゃあ日程も少しズラしたのに……」

「ううん! ほんと大した用事じゃないから気にしないで!! それじゃあひよ子ちゃん」

──頑張ってね?

彼女の耳元で囁くようにそう言って、小泉は駆け足でタクシー乗り場へと去って行った。


「……」

「……」

二人の間に僅かな沈黙が流れていた。傍から見ても何となく、気まずい雰囲気である事は理解出来る。左右田に取っちゃあ最初は小泉とデートするつもりで西園寺はあとから引っ付いてきたから何を言えば良いか……いや、あの話しをどう切り出すかで迷っているんだろう。


「あー……西園寺?」

「……な、なに?」

「お前が気に入るかどうかは分んねぇけど……これ、やるよ」

そう言って左右田が鞄から取り出したのは小さなプレゼント箱だった。「開けてもいい?」と西園寺が了承を取ってリボンを解き、箱の中から中身を取り出す。


「これって……!」

イン・ビンドロ・ローズ。左右田がこれなら小泉も西園寺も喜ぶだろうと前もって二個分用意していた物だ。

「えっと…本当にもらってもいいの?……えへへ、ありがと! 大切にするね!!」

普段左右田に向けるそれとは考えられない程の眩しい笑顔を向ける西園寺。その笑顔は左右田の……男の心臓を高鳴らせるのには十分過ぎた。

「……ねぇ、左右田お兄。ちょっとの間だけで良いから、私の話、聞いててくれる?」
230 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 20:22:32.72 ID:dmR1mwIz0
始めは、本当にちょっとした悪戯心だった。「髪を派手な色に染めてださい黄色のつなぎを着た、いかにも「高校デビューに失敗しました」と言わんばかりのヘタレ男それをいつものように罵倒する。

その反応がとても良好だったから、ついついそれが癖になってしまっていただけ。十神(真)お兄の模倣をした超高校級の詐欺師である十神(偽)お兄や、何を言っても笑い飛ばされてしまう弐大お兄。変態の花村お兄。そんな他のクラスメイトと違ってちゃんとこっちの欲しい反応をしてくれるから、ついついそれが日常的になってしまっただけ。……そんな日々を過ごしていたからだろうか。左右田お兄の悪いところだけじゃなくて、良いところも沢山目に付くようになっていった。途中から編入してきた日向お兄と友達になってからは、さらにそれが顕著に見えるようになった。

意外と頭が良く(と言うか普通科の成績では常にトップ層)とても常識的で謙虚な思考の持ち主。
貞操戒念がシッカリしていて、相手が本気で嫌がることは絶対にしない。(ソニアお姉に対しては常に暴走気味だったけど)
実は友情に厚く、なんだかんだで暴走気味なクラスの皆にツッコミを入れて、話しの流れをを常に正常な物に戻してくれる。

ヘタレで、臆病で、ソニアお姉に気持ち悪いほどの執着と劣情を抱いていて、普段はとてもじゃないが頼りがいがない様に見える左右田お兄だが、実はとても素敵な男の子なのだと、少しずつ気づいていった。

……その気持ちが「恋」って奴に変わったのは、きっと、自分でも気づかない程前の頃。自分自身で内に芽生えた「それ」を否定していたって言うのもあるけど、左右田お兄がソニアお姉に夢中だったから。
ソニアお姉は嫉妬したくても出来ないほど綺麗で可愛くて、高貴な身分で、左右田お兄の好みにドストライクな金髪碧眼の美少女で……。
だから、私は左右田お兄と「いじめっ子といじめられっ子」な関係を維持することしか出来なかった。そうすることでしか、お兄の傍にいられなかった。

思えば、あのちんちくりんな幼女体系がたった一年でこんな風に変わったのも「それ」が関係しているのかもしれない。碧眼は無理だけど、今の私は立派な金髪の美少女だ。
だから左右田お兄がソニアお姉に振られたって知った(半ば「知ってた」とは思った)時は、内心小躍りした。「これで少しは私の事を意識してくれるかも!」なんて心の奥底では思っていた。

だから。「俺と付きあってくれ」なんて死んだ魚の様な目で告白されたときは、本当にブチ切れた。考えられるありとあらゆる言葉を使って散々に罵倒した。「アンタは女の子と付きあえれば誰でも良いのかこのクソDT!! 一生独りでマス扱いてろ!!」
私はソニアお姉じゃない。私はソニアお姉の代わりにはなれない。私はそんな絶望的な目をした左右田お兄なんて見たくない。史上最低とも言える状態での告白なんてどんな女の子でもNGだろう。

……数日経ってからあんな告白をしたことは真摯に謝られたけど、それでも腹の虫は収まらなかった。(恐らく)私と同じように左右田お兄に対して淡い恋心を抱いている小泉お姉とのデートに割り込むような真似までさせた。大好きな小泉お姉に「嫉妬」なんて感情まで抱かせたのだ、このモブは。

……それでも、今日は楽しかった。小泉お姉と左右田お兄。私にとって大切な二人と朝から夕方まで遊び倒して、触れ合い広場で、室内プールで、マジックショーで、私は素直に心の底から笑顔になれた。左右田お兄がこれほど一生懸命にデートの計画を立ててくれたいたと言う事が何より嬉しかった。


「……西園寺、お前……」

「……話半分で聞いて良いよ。自分でも「今更何言ってんだろ」って思うし」

散々虐めた。散々罵倒した。左右田お兄の嫌がるようなことを、私はこれまで積極的にやり続けてきたのだ。これで好かれていると思う方がどうかしている。
……それでも、私は言葉にしたい。どうせ変わるなら、自分から変えたい。それで何かが壊れてしまうとしても、それを受け入れて前に進めるようになりたい。


「……好きだよ、左右田お兄。本当の本当に。心の底から大好きなんだ」

「…………西園寺」

↓2 高コンマほど左右田が男を見せる。デート開始からここまでのゾロ目合計3かつかなり良い雰囲気のデートが出来ていたので補正値+30
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 20:26:38.89 ID:QxyNqt0/0
下げ
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 20:27:16.15 ID:QxyNqt0/0
エンダーなのか?
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 20:28:34.78 ID:fQjsSKsJo
草やはりヘタレ
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 20:31:20.43 ID:QxyNqt0/0
とりあえず友達として一緒に行動していけば良し。
235 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 20:59:41.60 ID:dmR1mwIz0
補正値を付けておいて本当に良かった……(滝汗)

一歩半、左右田が西園寺の方に近づく。西園寺は後ろに下がらなかった。左右田はそのまま衝動に任せて西園寺を抱きしめようとして……。そのまま止まったかと思ったら、元の位置に戻った。

「お兄……?」

「やっぱダメだ」

左右田は沸いて出た衝動を振り払うようにブンブンと首を横に振る。


「今の俺じゃあお前につり合わない。つり合うような男じゃねぇよ」

左右田は西園寺の目を真っ直ぐ見つめながら言葉を紡ぐ。その有様は、まるで小さな子供を説得する兄の様にも見えた。

「相手の気持ちや想いも考えずに勝手にソニアさんの事を一方的に好きになって、周りの事を考えずに見当違いの方向に突っ走るような男だったんだぜ? 挙げ句の果てにはフラれた反動でクラス中の女子に告白とかふざけたことをしでかしてよ……」

「……」

「お前の言う通りだよ西園寺。俺はバカでマヌケで、周りの事なんて少しも注意が行かなくて、俺を本気で好いてくれてる女の子の気持ちすら今の今まで気づかなかったモブ中のモブだ。そんな男が超高校級の日本舞踏家で美少女のお前と付きあう? ちゃんちゃらおかしくてどれだけツッコミを入れたら良いか分んねぇよ」

「そんなことない! 私はお兄の……!!」

「だから、つり合うようになる」

「……え?」

「何をするべきかなんてハッキリとは分んねぇけど、途中でくじけそうになっちまうかもしんねえけど……。勉強して、特訓して、お前につり合うような男になってみせる。俺の中の情けねぇ所を徹底的に叩き直して、必ずもう一度お前を惚れ直させてみせる」

(左右田……)

その言葉は、物陰に潜んでいる俺の耳にさえ強く響いた。……これは宣誓だ。男として一人の女の子に対する絶対の誓い。自分の弱いところを認め、それを克服するという宣誓。

「……だからそん時は、もう一度。今度は俺の方から告白させてくれ。……長い間我慢させておいてあれだけど、もう少しだけ待っててくれないか?」

左右田の真剣な表情に対し、西園寺は頬を紅くしていた。「……期待しないで待ってるよ」その言葉を最後に、二人は寄り添うようにアミューズメント施設から離れていった。
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 21:01:17.34 ID:QxyNqt0/0
日向、仕事終わったのなら七海に報酬渡せ。
237 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 21:17:21.17 ID:dmR1mwIz0
後日。俺は自分の担当教室「超高校高級の相談窓口」で左右田と向き合っていた。

「……つー訳で、ガラじゃねぇけど1から鍛え直すことにしたわ。ヘタレなところも、簡単に乗り物酔いするところも、怖がりな所も……必ず今よりマシにしてみせる」

「……そっか」

ワザワザ七海にまで付いていって貰いながら、何の手助けも出来なかった自分が憎らしい。それどころか俺は西園寺の恋路を邪魔するky野郎になるところだったのだ。小泉があの場で立ち去っていなければ、西園寺が勇気を出して告白をしなければ、二人の関係は未だに「いじめっ子といじめられっ子」のままだっただろう。

「……ありがとな、相談に乗ってくれて」

「いや、俺はなにもできなかったよ。それどころか余計な事をしてあいつらの思いを台無しにする所だったんだ」

小泉と西園寺に事情を話して謝罪できないのが恨めしい。きっとこの罪は、俺が墓場まで持って行かなければならない物だろう。

「そんな事ねーよ」

ニカッとした笑顔で左右田は言う。

「あれこれ計画を考えて色々アドバイスしてくれたり、七海まで連れてワザワザ様子を見に来てくれたり……本当に心強かったんだぜ?「日向がいてくれる」って考えるだけで、俺の心に余裕が出来てたんだからよ」

「左右田……」

「だから……まぁ、あれだ。本当にありがとうな、ソウルフレンド」

本当に嬉しそうに笑いながら、左右田は俺にお礼を言った。その笑顔を見て「ああ、俺も頑張らないとな」と強く思ったのだった。
238 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 21:25:34.36 ID:dmR1mwIz0
チュートリアルQuest 左右田の依頼をクリアしました!!

後の相談で左右田の手を借りることが出来るようになりました。

・コンマ値にもよりますが、左右田に相談することで便利なアイテムを制作して貰う事が出来ます。
(ただし、彼はあくまで「メカニック」なので「発明家」である彼女には及びません。逆に「壊れた機械類を修理して欲しい」という依頼なら彼の手を借りれば一発でしょう)
239 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 21:27:16.21 ID:dmR1mwIz0
Quest1 超高校級の探偵(女子)編
240 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 21:46:07.52 ID:dmR1mwIz0
「だぁああああああクソッ! また負けた……! おい七海! このコンドルみたいなレプリロイド、本当に1面ボスなのか!? 動きが読みにくいわ(向こうの)当たり判定は大きいわ、時間制限はあるわでトンでもなく難しいんだが……!!」

「初代のコンドルは多くのゲーマーを屠ってきた猛者だからね……弱点が突ければ良いんだけどその手段もないし、武器のレベルも弱いからここでピチュるプレイヤーは相当多いよ」

「あと残機2回で倒せる気がしない……」

「大丈夫大丈夫。死にゲーとはそういうものなんだから、日向くんならきっとクリアできるよ」

ポンポンと俺の頭を撫でて慰める七海。俺はこの前の報酬として難関ゲームのRTA攻略を一緒にしていた。していたんだが、七海が持ってきたレトロゲームというのが初見殺しの嵐で、正直RTAどころではない。七海はもう既にラスボスを倒して(しかも縛りプレイで)エンディングを迎えているが、俺は1面ボスすら未だ倒せていなかった。

今度こそ、敵の動きくらいは完全に把握してみせる……!! と意気込んだところで教室のドアがコンコンと叩かれた。急いでゲームを机の中にしまい、「どうぞ」と声を掛ける。

「お邪魔するわね」

「霧切」

俺達の後輩……78期生の超高校級の探偵「霧切響子」希望ヶ峰学園の学園長の娘でもある彼女は、俺達77期生の中でも有名だ。この前の左右田の兼で力を貸してくれたお礼として、何か相談があれば最優先で受けるという契約を交わしている。

「んー……相談事なら私は席を外してるね」と七海が教室を出て行ったのを見届けてから、俺は霧切に話し掛ける。

「なにかあったのか?」

「ええ、実は↓3」

>>1はIQが猿並みのバカですので殺人事件やなんやらの謎解きをシナリオに組み込まなくてはならない依頼はどうかお止めください(土下座)
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [下げ]:2023/08/11(金) 21:48:24.68 ID:QxyNqt0/0
下げ
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 21:48:55.96 ID:QxyNqt0/0
下げ
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 21:51:26.40 ID:QxyNqt0/0
苗木君が私と舞園さんと朝日奈さんと不二咲君と付き合ってるのは承知だと思うけど今度の休みにデートに行くんだけどプランを考えてほしい。
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 21:51:52.04 ID:dhnNvM4m0
苗木くんのリコーダーが盗まれたの
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/11(金) 21:51:58.89 ID:AbAffMhF0
デート中でも舞園さんの話をしてくる苗木君をどうにかしてほしい
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 21:52:32.04 ID:fQjsSKsJo
おいおい不二咲はオカシイ
残姉なら分かるが!
247 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 21:55:38.05 ID:dmR1mwIz0
全力で頭を抱える>>1

狛枝「安価は絶対なんだよ? 君の希望はその低度なのかい?」
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 22:01:08.97 ID:QxyNqt0/0
無理なら苗木と霧切のデートプランを考えるって事でお願いします。作者の負担を減らすために。
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 22:01:19.56 ID:fOryWjmsO
同じ人がこの3つずっと安価取ってるから下でいいんじゃない?
250 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 22:06:00.69 ID:dmR1mwIz0
霧切「苗木君が私と舞園さんと朝日奈さんと不二咲君と付き合ってるのは承知だと思うけど今度の休みにデートに行くんだけどプランを考えてほしいのよ」

日向「…………ごめん、なんて?」

何かの聞き間違いだと確信した俺は「ふぅ……」と大きく息を吐きながら霧切に尋ねる。

霧切「だから、苗木君が私と舞園さんと朝日奈さんと不二咲君と付き合ってるのは承知だと思うけど、今度の休みにデートに行くんだけどプランを考えてほしいのよ」

(聞き間違いじゃなかった! と言うか聞き間違いであって欲しかった!!)

両手で頭を抱える俺に対し、霧切は不思議そうな顔をしている。

「……なぁ、それってマジなのか? 何か冗談って事は……」

もし霧切の言っている事が本当ならあの苗木が四股(しかも内1名は男)しているクズと言うことになってしまうんだが……」

霧切「↓2」

01〜50 日向をからかうための冗談
51〜70 つきあってはいないが、今度みんなで遊びに行くというのは本当
71〜90 全員苗木のことが好きで牽制し合っている状態
91〜00 大マジです(頼むからこれだけは当たるな)
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 22:06:49.64 ID:fQjsSKsJo
ピキーン!
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 22:06:57.94 ID:nkjEn71uO
屑が!
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 22:07:16.04 ID:fQjsSKsJo
\(^o^)/
254 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 22:08:17.60 ID:dmR1mwIz0
うわぁあああああああああああああああああ!!(絶望堕ち)
255 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 22:31:31.04 ID:dmR1mwIz0
霧切「何言ってるの? 本気に決まってるじゃない」

日向「マジか……マジかぁ……」

俺は虚無のような感情を抱きながら天井を仰ぎ見た。もしや夢でも見ているのではないかと膝の肉を思いっきり抓ってみるが、目が覚めることは無い。間違いなくその言葉は真実の言霊なのだと嫌でも思い知らされる。

俺は脳みそをフル回転させて、これからどうするべきかを考える。この状況でまずしておかなければいけないことと言えば……

日向「すまない霧切。早速で悪いんだが1時間ほど席を外して貰えないか?」

〜〜〜〜〜数分後〜〜〜〜〜

苗木「あ、あのー……日向先輩。ボク、なんで急に呼び出されたんですか?」

霧切を教室外に追いだした後、俺はすぐさま苗木に連絡を取って超高校高級の相談窓口に即来るように告げた。問答無用で、かなり強い口調を使ってだ。
この件を解決するには当事者の苗木の認識と発言が大きな意味を持ってくる。……最悪の場合。あくまで最悪の場合、なのだが……。

日向「名前は言えないんだが、某生徒からお前が4又してるから何とかして欲しいって依頼があってな……」

苗木「んなっ!?」

日向「なぁ苗木、お前本当に4又なんて節操のない事してるのか?」

01〜30 それは違うよ!(そもそも告白などしていない)
31〜60 それは違うよ!(自覚が無い)
61〜90 それに賛成だ!(自覚がある)
91〜00 あとは戦刃さんとセレスさんと江ノ島さんと大神さんだけなんだけど、どうすれば7又出来ると思いますか?
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 22:31:51.09 ID:dhnNvM4m0
257 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 22:33:14.24 ID:dmR1mwIz0
また忘れたよ! 絶望的だね!! ↓2
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 22:34:15.24 ID:QxyNqt0/0
下げ
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/11(金) 22:36:36.30 ID:qkARAPR+0
えい
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 22:37:10.31 ID:dhnNvM4m0
全員30以下なの神の意志を感じる
261 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 22:46:22.02 ID:dmR1mwIz0
よかったクズ木くんにならなくて本当に良かった……!!

苗木「それは違うよ! 断言する。ボクは誰にも告白なんてしていない!!」

日向「そうか……そうか……」

苗木「というかボクがつり合うような女の子なんてクラスにいないよ……」

心から安心する一つ法で一つ気になることがある。何故霧切があんな嘘を付いたのかだ。……いや待て、もし仮に嘘を付いていないとすれば……

@朝日奈を呼び出す
A舞園を呼び出す
B不二咲を呼び出す

↓2
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 22:51:00.28 ID:QxyNqt0/0
下げ
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 22:54:03.23 ID:fQjsSKsJo
2
264 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 23:07:33.63 ID:dmR1mwIz0
……こういう時は兎に角証言を集めるに限るな。
俺は一旦苗木を帰らせ、この前(照明落下事件の時)舞園から教えて貰った電話番号をプッシュする。アイドルの仕事と被っていたら仕方が無いから諦めようと思っていたのだが、どうやら大丈夫だったらしく、舞園はすぐに教室へとやって来てくれた。

舞園「えっと……一体何の様ですか日向先輩」

日向「いやー……その、だな……」

舞園「……もしかして苗木くんか霧切さんの事ですか?」

ドキリと心臓が高鳴った舞園さやかは妙に勘が良いと噂で聞いた事があるが、これが「エスパー」って奴なんだろうか。

日向「……失礼も無礼も承知で、単刀直入に言うぞ。お前、苗木と付きあってるのか?」

舞園「↓2」

01〜30 ええっ!? 付きあっていませんよ
31〜60 はい! 苗木くんが告白してくれたんです♪(と、舞園は思っている)
61〜90 ええ。でも苗木くんも大変ですよね。四人もいる彼女を満足させなくちゃいけないんですから……
91〜00 ええっ!? 付きあっていませんよ。……寧ろ私は、その……(モジモジ)

↓2 今日はここまで。頼むからこれ以上カオスな事にしないでくれとコンマ神に祈りながら寝ます。明日は夕方の5時から6時。9から11時に更新予定です。お暇でしたら是非。
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 23:08:42.21 ID:QxyNqt0/0
下げ
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 23:09:13.48 ID:QxyNqt0/0
チャンス
267 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 17:04:38.62 ID:AcX3Vtpf0
一時間ほどですが再開します。
268 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 17:08:14.51 ID:AcX3Vtpf0

舞園「はい! 苗木くんが告白してくれたんです♪」

そう返答された時、俺は一体どんな顔をしていただろうか。きっと、苦虫を噛みつぶしたような表情だったに違いない。

日向「そ、そうか……」

舞園「ええ。本当はアイドルに恋愛はNGなんですけど……あそこまで情熱的に告白されてしまうと、女の子としての私の方が堕ちてしまって……♡」

……「じゃあ苗木が霧切や朝日奈とも付きあっているのを知ってるか?」と問いかけたかった俺の口からはなにも出てこなかった。
事態がどう転ぼうが、この事件(大袈裟な表現をしたつもりは無い)に関われば関わるほど厄介事に巻き込まれそうな予感がしたからだ。

どこかで食い違いが、もしくは認識の齟齬が、あるいは誰かが嘘を付いている。それがどんな物であれ、触れてはいけない地雷がそこら中に埋まっている気がした。

舞園「……日向先輩?」

日向「ああいや! すまない。ちょっとした依頼でな。お前と苗木が付きあっているんじゃないかって噂が流れててな。その調査を依頼されたんだ。……言いたくないなら別に言わなくて良いんだが、一体どんな風に告白をされたんだ?」

舞園「↓2」
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 17:12:50.31 ID:eH2GBzeW0
下げ
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 17:16:17.07 ID:eH2GBzeW0
酒入りのチョコを一緒に食べてたときなんですが、当然、熱烈なキスをされた後に、僕はさやかさんが好きだ!付き合ってほしいって言ってくれたんですよ。ポッ
271 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 17:30:36.66 ID:AcX3Vtpf0
舞園「お酒入りのチョコレート……ウイスキーボンボンを一緒に食べてたときなんですが、当然、熱烈なキスをされた後に、僕はさやかさんが好きだ!付き合ってほしいって言ってくれたんですよ♪」ポッ

日向「お、おおう……」

いやそれ完全に苗木が酔ってただけじゃ……。いやダメだ。まだ推理の材料が圧倒的に足りない。時間は掛るかもしれないが、この事件の全容を把握してからでないとどう動こうが悪手になる気がする。
全ての関係者、もしくは苗木のクラスメイトに事情を聞いてからじゃないと……。

@朝日奈に会に行く
A不二咲に会いに行く
B霧切、苗木、舞園、上記二名以外の78期メンバー(指定してください)に会に行く。

↓2
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 17:31:18.18 ID:eH2GBzeW0
下げ
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 17:33:56.49 ID:wN+7Izp7o
絶望的な妹様
274 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 17:46:24.36 ID:AcX3Vtpf0
そこ行っちゃったかぁ……そこ(ラスボス候補)行っちゃったかぁ……!!

日向「と、言う事なんだが……」

江ノ島「ほうほう、事情はわかりました。んで? 地雷原の真っ只中にいる日向先輩は私様にどうしてほしいので?」

何で俺はこいつに事情を聞きに来てしまったんだろうか……。江ノ島盾子。超高校級のギャルであり、自らを超高校級の絶望と名乗っている78期生……いや、現希望ヶ峰学園生徒の中でトップクラスの危険人物(噂)。
その圧倒的な分析力と飽きっぽさから何か世界級のとんでもない事件を起こそうと企んでいたようなんだが、どんな心境の変化があったのか、今は普通の学園生活を謳歌している普通の高校生(に見える)だ。

日向「直球に聞くぞ。お前はこの事態をどう見てる? 食い違いか? 勘違いか? それとも誰かが嘘を付いたりしてると思うか?」

江ノ島「……」

日向「お前なら事件の全容を掴めているんじゃないかと思ってな」

江ノ島「↓2」

01−30 当然掴んでいるがはぐらかす
31−60 当然掴んでいるが、面白おかしく改変した虚実を教える
61〜90 教えても良いが、交換条件を出してくる。
91〜00 江ノ島「えっ、なにそれ怖っ」
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 17:47:10.21 ID:eH2GBzeW0
下げ
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 17:47:49.41 ID:eH2GBzeW0
モノクロ
277 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 17:57:21.79 ID:AcX3Vtpf0
江ノ島「いやーん♪ 超高校級の相談窓口である日向先輩に逆に相談されるとか私様困っちゃーう♪」

日向「……まともに教える気は無いみたいだな……」

それならもういいと空き教室を出ようとした俺の手を、江ノ島が掴んでグイッと引き寄せてきた。

日向(う、うわっ!)

えのしまの豊満な胸が背中に押しつけられる。江ノ島に対する印象事態大して無い俺だが、こんな事をされると男としていやでも意識してしまう。

江ノ島「別に教えないとは言って無いでしょー? 実は苗木達ってば↓3(面白おかしく改変した虚実)」

今回はここまで。また9時にお会いしましょう。
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 17:57:56.33 ID:eH2GBzeW0
下げ
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 17:58:51.18 ID:eH2GBzeW0
下げ
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/12(土) 18:01:55.43 ID:He2IW1jW0
セレスとの賭け麻雀に負けて色々罰ゲームくらった
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 18:11:20.26 ID:eH2GBzeW0
そうなんだ(すっとぼけ)
282 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 21:33:02.18 ID:AcX3Vtpf0
何でちょっと目を離した隙に更新が入るンですかねぇ……?(Windows)
遅くなりましたが始めます。
283 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 21:34:30.41 ID:AcX3Vtpf0
江ノ島「あいつらってばセレスとの賭け麻雀にボロ負けして何か色々罰ゲームさせられてるらしいんだよねー」

日向「罰ゲーム?」

江ノ島「ええ。具体的な内容までは私様にも分りませんが、何やら色々と命じられてるらしいです。苗木の言葉がそう(嘘)なのか、霧切の言葉がそう(嘘)なのか、舞園の言葉がそう(嘘)なのか……いやぁ、推理のしがいがありますねぇ」

日向「………」

素直にこいつの言葉を100%信用する気は無いが、証言の一つとして覚えておいた方が良さそうだ……。
実に面白そうな顔をしながら「それじゃーねー」と江ノ島は空き教室を出て行った。

さて……

@朝日奈に会に行く
A不二咲に会いに行く
Bセレスに会いに行く
C霧切、苗木、舞園、上記三名以外の78期メンバー(指定してください)に会に行く。
Dもう色々面倒臭い&独りで抱え込みたくないので最原にも調査を依頼する。(断られる可能性があります
284 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 21:35:33.22 ID:AcX3Vtpf0
↓2
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 21:36:18.04 ID:eH2GBzeW0
下げ
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 21:38:14.12 ID:wN+7Izp7o
4十神
287 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 21:46:12.42 ID:AcX3Vtpf0
やはりこう言うのは比較的客観的に物事を見える奴にも事情聞いた方が良いだろう。
と、言うわけで78期生である超高校級の御曹司「十神白夜」に会いに来たんだが……

「断る」

「ええ……?」

事情を話した途端、にべもなく話を打ち切られてしまった。

「何故俺がそんな見るからに危険な地雷原にツッコまねばならん。適材適所だ。そういうのは相談窓口であるお前の役目だろう」

「いや、だからこそお前に話しを聞きに来たんだけど……」

「兎に角断る。そもそも俺が知っている事など何も無い。それと、俺に協力を仰ぎたければそれなりの実績を……せめて5つは依頼を解決してからにしろ」

そう言って十神はこちらを一瞥することなく教室を出て行ってしまった。……あいつの協力を得るには依頼を合計で5つはこなす必要がありそうだ。さて……↓2

@朝日奈に会に行く
A不二咲に会いに行く
Bセレスに会いに行く
C霧切、苗木、舞園、上記三名以外の78期メンバー(指定してください)に会に行く。
Dもう色々面倒臭い&独りで抱え込みたくないので最原にも調査を依頼する。(断られる可能性があります
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 21:47:22.98 ID:eH2GBzeW0
下げ
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 21:48:05.45 ID:1qJUSE6AO
残姉
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/12(土) 21:49:18.01 ID:AW9a/CIRO
1
291 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 21:55:23.47 ID:AcX3Vtpf0
兎に角情報だ、どんな探偵だって情報と物証がなければ推理は出来ない。江ノ島の発言だけでは信用出来ない……とくればだ。


戦刃「えっと……事情は分ったけど……私に何か出来るかなぁ?」

彼女の姉である超高校級の軍人「戦刃むくろ」にも話しを聞いてみよう。十神とは違い、一応はこちらに協力してくれるらしいが……。

日向「この際なんでも良い。少しでも手がかりが欲しいんだ。なにか知らないか?」

戦刃「↓2」

01ほど碌な情報を知らない00ほど詳細を把握している

↓3

01ほど情報を話してくれない。00ほど情報を(江ノ島に口止めされていたことでも)漏らしてしまう。
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 21:56:23.52 ID:eH2GBzeW0
下げ
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 21:56:56.25 ID:eH2GBzeW0
承知
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 21:57:53.80 ID:wN+7Izp7o
ふむ
295 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 22:06:23.75 ID:AcX3Vtpf0
戦刃「えっと……ごめんね。私も詳しい事情は知らないんだ」

日向「……そっか。時間を取らせて悪か「……でも」ん?」

戦刃は困ったような、それでいて複雑そうな表情でこう言った。

戦刃「苗木くんが4又してるなんて噂、私は聞いた事ないよ。「誰かと付きあってるんじゃないか」って話しなら聞いた事あるけど……」

……どういう事だ? 霧切の証言が確かなら苗木は霧切、舞園、朝日奈、そして不二咲に手を出している。けどこれまでの話しと組み合わせると舞園と付きあっている(仮)のはまぁ(100歩譲って)事実だとしても、戦刃の「4又してるなんて噂は聞いたことない」という発言と食い違う。
……なんだ? そもそもどうして霧切はあんな無茶苦茶な依頼をしてきたんだ? ……まだ情報が足りないが、もうあまり時間がない。自由に動けるのはあと2回ぐらいだろう……。

↓2

@朝日奈に会に行く
A不二咲に会いに行く
Bセレスに会いに行く
C霧切、苗木、舞園、江ノ島、戦刃、十神、上記三名以外の78期メンバー(指定してください)に会に行く。
Dもう色々面倒臭い&独りで抱え込みたくないので最原にも調査を依頼する。(断られる可能性があります)
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 22:10:16.54 ID:0RJ0WtBvO
3
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/12(土) 22:10:35.70 ID:He2IW1jW0
298 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 22:18:23.79 ID:AcX3Vtpf0
やはり当事者の一人に話しを聞くのが良いだろう。と、言うことで俺は希望ヶ峰学園のプールに向かう事にした。この時間なら十中八九「あいつ」がいると踏んだからだ。

朝日奈「あれ? 日向先輩じゃん。なになにどしたの? あ! もしかしてドーナッツの差し入れに来てくれたとか?」

水着姿で眼をキラキラさせながら言うが、こっちはもうそれどころではない。残り時間はもう限られているのだ。

日向「ドーナッツなら後日にでも買ってやるから頼む、質問に答えてくれ……。お前、もしかして苗木と付きあってるか?」

朝日奈「↓2」

01〜30 ええっ!? 付きあってないよ!!
31〜60 う、うん。苗木が告白してくれたんだぁ……えへへ(と、朝日奈は思っている)
61〜90 うん。でも苗木も大変だよね。四人もいる彼女を満足させなくちゃいけないんだから……
91〜00 ええっ!? 付きあってな……。あ、違う違う!。うん! 付きあってるよ!!
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 22:19:59.29 ID:eH2GBzeW0
下げ
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 22:22:31.40 ID:eH2GBzeW0
山札
301 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 22:29:20.33 ID:AcX3Vtpf0
朝日奈「う、うん! 苗木が告白してくれたんだぁ……えへへ。……ってどうしたの日向先輩。蹲って頭を抱えるような真似して」

日向「い、いや。なんでもない……なんでもないんだ、あはははは……」

もう何がどうなっているのか分らない。舞園と同じく朝日奈も「自分が苗木と付きあっている」と思っている(苗木の証言が事実ならの話だが)らしい。

日向「相談窓口の依頼の調査中でな……言いたくないなら別に言わなくて良いんだが、一体どんな風に告白をされたんだ?」

朝日奈「↓2」
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 22:33:06.09 ID:eH2GBzeW0
下げ
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 22:36:04.23 ID:wN+7Izp7o
それが苗木の奴酔っぱらってて私に好きだって言って来て
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 22:37:16.23 ID:eH2GBzeW0
何か入間ちゃんからもらったドリンクを苗木が飲んだら突然、抱きしめられて朝日奈さん、僕は君が好きだ!ずっと一緒にいたいって言ってくれてそのままディープキスしてきたんだよ。入間ちゃんはナイッスーって言ってたよ。
305 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 22:45:54.68 ID:AcX3Vtpf0
朝日奈「なんかね、変わったチョコレートのお菓子を一緒に食べてたんだけど……食べ終わってから数分後に「朝日奈さん、僕は君が好きだ!ずっと一緒にいたい!」って言ってくれたんだー♪」

日向(……舞園の時と一緒だって……?)

……僅かなりとも見えてきたような気がする。この事件の真相って奴が……何で霧切があんな依頼をしてきたのかが。
さて、じゃあ次に話しを聞くべきは……

↓2

@不二咲
Aセレス
(最原は情報を得るために1ターン消費するので事実上もう使えません)
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/12(土) 22:48:09.62 ID:He2IW1jW0
さげ
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 22:51:26.15 ID:wN+7Izp7o
2
308 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 23:01:46.67 ID:AcX3Vtpf0
セレス「……それで、私に何のようですの?」

超高校級のギャンブラーの研究教室で、俺は机を挟んでセレスと対峙していた。江ノ島の発言……その真意を確かめる為だ。

日向「超高校高級の相談窓口としての依頼でな。詳しくは言えないんだが、お前が苗木達にギャンブルで勝って罰ゲームをさせてるって聞いたんだ。単刀直入に聞くぞ。それは本当か? 本当だとして、どんな罰ゲームを命じたんだ?

セレス「↓2」

01〜30 ただで教えるのもツマラナイですし、私とのギャンブルに勝てば教えましょう
31〜60 教えても良いですが、条件がありますわ。
61〜90 今日はとても気分が良いんですの。特別に教えて差し上げましょう。
91〜00 ? 一体何のことです? サッパリ訳が分りませんが。
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/12(土) 23:02:32.29 ID:eH2GBzeW0
下げ
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 23:03:00.68 ID:eH2GBzeW0
ナイッスー
311 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 23:08:48.80 ID:AcX3Vtpf0
セレス「……日向くん。苗木くんに負け時劣らず、貴方はとても運が良い方ですね」

日向「? それは、どういう……」

セレス「普通であればこのセレスティアルーデンベルグ。貴重な情報をただで渡すなど有り得ないのですが、今日は体調も運もとても良く……有り体に言ってしまえば機嫌が良いんですの。なので教えて差し上げますわ。勝者である私が、彼らに何を命じたのかを……」

↓2 この安価を元に真相を考えてくるので今日はここまで。それにしてもまさかの謎解き展開になるとは予想だにしなかった……。
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 23:14:20.57 ID:eH2GBzeW0
下げ
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 23:15:26.15 ID:9tgpHQkw0
最近催眠術にハマっているの…お酒に弱くなる催眠術ね…ワタクシに甘える苗木くんが可愛くて
でもはたして…これは本当に希望だったのかしら…
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 23:17:34.66 ID:eH2GBzeW0
命令したのはただ一つ、江ノ島さんが持ってきたチョコを一緒に食べる事ですわ。後から聞いたのですが、チョコの中身は酒入り何ですが、そこに江ノ島さんが苗木君が好きな人に積極的になってしまう薬をブレンドしたのですわ。
315 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 23:19:19.05 ID:AcX3Vtpf0
↑上 すみません、そういう事ではなく「セレスが何を五人に命じたのか」という話しです。
ですが、それはそれとして真相の一つとして使えそうなのでストックとして取っておきます。

再安価↓2
316 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/12(土) 23:20:42.14 ID:AcX3Vtpf0
あ、書き込んでいる内に良いのが来てた。>>314を採用します。
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 23:25:29.16 ID:9tgpHQkw0
催眠術の実験台になってって意味だったけれど、残念
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/12(土) 23:25:57.93 ID:9tgpHQkw0
あっ5人それぞれにね
319 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/13(日) 20:40:24.96 ID:MTsQaV7v0
再開します。↑ああ、そういう事だったんですか……ですがもう確定的な部分まで書いてしまったので……今回はごめんなさいということで。
320 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/13(日) 20:43:26.19 ID:MTsQaV7v0
セレス「命令したのはただ一つ、江ノ島さんが持ってきたチョコを一緒に食べる事ですわ。後から聞いたのですが、チョコの中身はお酒入りで……所謂「ウイスキーボンボン」なんですが、そこに江ノ島さんが何か細工をしていたようですわね」

確定だ。ほぼ間違い無い、苗木の言動がおかしくなっていた(仮定)原因は江ノ島が用意したというチョコだ。だが、確かめなければいけない事がまだまだある。

日向「……お前は食べなかったのか?」

セレス「まさか。あの江ノ島さんが何の見返りもなく渡してきたチョコですのよ? 何が入ってるか分った物ではありません。流石に毒薬ではないだろうと踏んでいましたが……まさか媚薬や混乱薬の類いだとは思いませんでしたわ」

……何の悪びれもなくそういうセレス。正直その場で説教の一つでもしてやりたい気分だったが、今はそれよりも重要な事がある。──その言葉、斬らせてもらう!!

日向「……五人に命じたっていう命令は本当に一つだけか?」

セレス「……ええ。間違いなく」

日向「そうか……。でも「あとから聞いたのですが」って言うのは嘘だろう?」

セレス「……何の根拠があってのことか、聞きましょうか」

根拠ならある。苗木が「何故か」舞園、および朝日奈と「二人っきりになった時にチョコレートを食べていた」という事だ。

日向「「このチョコを食べろ」って命令なら戸惑う必要は無い。どうせ食べなくちゃ行けないんだから唐辛子入りだろうがわさび入りだろうがその場で喰えば良い。むしろその場で喰わせた方がお前にとって利がある。だって持ち帰ったあと捨てられて「ちゃんと食べた」って嘘を付かれたらそこまでなんだから」

セレス「…………」

日向「お前はチョコを喰わなかったんだろう? 五人で口裏を合せられてチョコの味や食感まで統一の感想を述べられたら嘘かホントか確かめる術が無い。江ノ島に聞いてもボカされるだけだろうしな。お前のような聡い奴がその点に気づかない訳が無いんだ」

なのにセレスは持ち帰って食べることを許可した。その理由は恐らく……

日向「お前、本当はチョコの中に何が入っているか知ってたんじゃないか? 苗木だけに効果のある薬が入っているってな」

セレス「その推測は甘いんじゃありませんこと? 私がそれを事前に知っていたとして、五人がその場で食べてしまえばなんの意味も……」

いや、ある。特定の条件ではあるが、五人……正確には四人に「チョコを持ち帰って食べる」という選択肢を取らせるだけの方法が。

日向「苗木以外の四人に「チョコの正体を秘密裏にバラしていた」……「貴方だけには教えておきますが」って前置き付きでな」

セレス「……!!」

日向「その上で、四人全員が苗木に恋慕に誓い情を抱いていた……これなら筋は通る。チョコを持ち帰って苗木と二人っきりになったタイミングでチョコを食えば完璧だ。間違い無く苗木は我を失って自分に告白もどきをしてくれるんだから」

苗木に記憶が無かったのはチョコの効果があくまで一時的な物だったから。そして四人が「自分達は苗木と付きあっている」という勘違いをし続けているのは「チョコの効果が永続的だと勘違いしているから」だ。……だけど、それでも一つ疑問が残る。が、それはセレスに聞いても意味がない。この依頼をしてきた当事者に聞かなければ。

セレス「…………ふぅ。流石は超高校級の相談窓口。霧切さんや最原くんに次ぐ推理力の持ち主。という噂を舐めていましたわね」

セレスは脱力するように肩の力を抜いた。

セレス「ええ。それであっていますわよ。面白い見世物になるやもと考えてみたのですが……どうやら中途半端な結果に終わってしまったようで」

日向「「チョコの効果が一時的な物」っていうのも江ノ島から聞かされてたな?」

セレス「ええ。四人同時に詰められて慌てふためく可愛い苗木くんが見れるかもと思ったのですが……」

本当に悪びれもなくそう言ってのけるセレスに呆れるやら怒りを覚えるやらで溜息を付くことしか出来ない。77期生と言い78期生といい79期生といい……いやそれ以外のOBOG含め、希望ヶ峰学園の関係者にはなんで頭のネジがぶっ飛んでるような奴が必ずいるんだ……!!

日向「俺はもう行くぞ。最後に確かめなくちゃ行けないことが出来たからな」

セレス「あら? 糾弾の一つでもされると思っていたのですが……そうしませんの?」

日向「してやりたいのは山々だが、それは後回しだ」


確認しなければならない。この「依頼」を俺にしてきた超高校級の探偵に。本当の意味で彼女が俺に託してきた「依頼」を解決するために。
321 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/13(日) 20:45:52.40 ID:MTsQaV7v0
霧切「……それで、貴方はこの一時間でどんな真実を見つけてきたというの?」

超高校級の相談窓口の研究教室。そこに用意された来客用のソファーに座りながら霧切は言う。その声は物腰柔らかいと言うより、俺に何かを期待しているような声色だった。

日向「ああ……。結論から言うが、お前のしてきた「依頼」に真の意味で協力することは可能だと思う。

霧切は「そう」と短く呟き「それで?」と俺に次の発言を促してきた。

霧切「聞かせて貰えるかしら。貴方の見つけてきた真実を」

日向「ああ……」

クライマックス推理開始!!

事の発端は、江ノ島がセレスに渡してきた「苗木にのみ効果のある媚薬入りウイスキーボンボン」だった。

恐らく江ノ島から直接渡したんじゃあ「警戒して食べてくれない」と踏んだんだろうあいつは、セレスに……超高校級のギャンブラーに報酬を払って、ある依頼をする事にしたんだ。「なんとかしてこのチョコを苗木及び苗木を好いている奴に喰わせてくれ」……みたいな内容だと思う。
チョコレートの効果を聞いて「面白そうだ」と踏んだセレスはそれに協力することにした。苗木、霧切、舞園、朝日奈、そして不二咲を呼び出していつものように賭けギャンブルをする事にしたんだ。
セレスから日常的にギャンブルに誘われていた苗木は勿論、彼が行くならと他の四人も超高校級のギャンブラーの研究教室に付いてきてしまった。……それが江ノ島とセレスの甘い罠だとも気づかずに。

ギャンブルは当然の様にセレスの圧勝。セレスは罰ゲームとして「このチョコレートを食べてみてください」と五人に要求してきた。「この場で食さなくても結構ですよ」と前置きをした上で。……だけど水面下ではセレスによるある計略が動いていたんだ。

セレスは苗木以外の一人一人に「貴方だけには教えておきますが」ってチョコレートの効果をバラしていたんだ。四人はきっとこう思っただろう。「これで苗木くんともっと親密な関係になれるかも」って。
そうして四人は一人ずつ、別々に行動をし始めた。何とか苗木と二人っきりに慣れる状況を作って、取っておいたチョコレートを苗木に食べさせたんだ。酒と媚薬が入ったチョコレートを食べた苗木は、キスまでして「君が好きだ」と告白してしまった。

……そうして二つの行き違いが起こった。一つ目は「チョコレートの媚薬による効果時間」と「苗木が当時の記憶を失う」事を四人が知らなかったことだ。
だから苗木は「誰にも告白なんてしていない」なんて証言をしたし、舞園と朝日奈は「自分は苗木とつき合ってる」って証言の食い違いが起きた。

日向「だからこそなんだが霧切、お前は……お前だけは自分以外にもセレスが「チョコレートの効果をバラしている」って知ってたんだよな?」

霧切「……・根拠は?」

日向「お前がしてきた依頼その物だよ」


霧切『苗木君が私と舞園さんと朝日奈さんと不二咲君と付き合ってるのは承知だと思うけど今度の休みにデートに行くんだけどプランを考えてほしいのよ』                               


霧切「……」

日向「舞園も朝日奈も、そして恐らく不二咲も、自分だけが苗木とつき合ってるって思わせるような証言をしてるんだ。『苗木が4又してる』って受け取れる証言をしたのは霧切、依頼をしてきたお前だけなんだよ。そしてお前のいうプランっていうのは……」

霧切「↓2よ」

01〜30 事実を皆の前で話し、苗木に謝罪をするためのプラン
31〜60 事実を皆の前で話し、苗木に誰とつき合うかを(当然自分が良い良い)を選んで貰う為のプラン
61〜90 事実を皆の前で話し、普通に皆でデートをするためのプラン
91〜00 苗木にこのまま4又して貰うためのプラン
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/13(日) 20:48:37.07 ID:QaoSoJfRO
ふむ
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/13(日) 20:48:46.77 ID:FVoNWJPEo
ピキーン!
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/13(日) 21:01:07.68 ID:KtSNkkkS0
珍しいゾロ目
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/13(日) 21:06:05.33 ID:zrKEbzSEO
すごい面白いけれど安価は曖昧にしない方がいいと思う
すぐ訂正書いてくれたし、あの安価採用したら下げも含めると何連続採用になるから意味なくなると思う
連続安価取りの原因は人がいないこともあるって感じだから、安価下2に無理にしなくても下1とかにしたら連続安価取りも防げるんじゃないかな
下1にする代わりに連続安価取り禁止で確定すればいいと思う
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