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『超高校級の』日向「安価とコンマで依頼を解決する」『相談窓口』

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146 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/08(火) 21:02:13.11 ID:mDRGpk3j0
「学園からそこそこ離れてるけど、最近総合アミューズメント施設が出来ただろ? 元超高校級の建築家と元超高校級のデザイナーがコラボして造ったっていう奴」

「ああ、あそこか。確かにあそこなら遊ぶ場所も色んな店もあるし、デートにはピッタリかもな」

「おう。デートスポットとしても最適ってテレビや雑誌でも言ってたからな。少なくとも外れじゃねーだろ」

万が一の可能性として機械工場見学とか言い出さないか不安だった俺だが、どうやら杞憂だったようだ。

……それから俺と左右田は入念にデートの計画と準備を下校時間ギリギリになるまで相談したんだけど……

↓2 01ほどボロボロで穴だらけの出たとこ勝負。00ほど完璧に見える(完璧とは言って無い)
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 21:07:19.35 ID:b6ubmCCm0
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 21:08:50.65 ID:J3srQdWTO
149 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/08(火) 21:24:57.52 ID:mDRGpk3j0
65 高校生男子が考えられる作戦としてはそこそこ。

「……ふぅ。取りあえず即興で考えられる策としてはこんなとこか?」

「そうだな。俺達以外の……それこそ女子の意見とかも取り入れられればもっと精度が上がったんだろうけど……唯一無条件かつ二人に内緒で協力してくれそうな七海は「ゲーム施設」中心の計画ばかり考えそうでな……」

遅刻は絶対NG。約束の30分前には現地に到着している。アミューズメント施設の下見を事前に行ない。どこに何があるかをシッカリと頭の中に叩き込んでおく。荷物持ちになることは大前提。西園寺にどんなに煽られようと、無駄な喧嘩はしない。俺と合流タイミングをシッカリと極めておく。……あとは出たとこ勝負だ。

超高校級の相談窓口の研究教室を貰ってから、それも友人である左右田からの依頼。……必ず成功させてみせる!


〜そして、デート当日〜

01〜80 流石に作戦をシッカリ立てただけあって、約束の30分前には待ち合わせ場所に来ている左右田
81〜90 30分前とはいかなかったが、15分前には現地に来れた左右田。
91〜00 あのモブ遅刻しやがった!!

↓2
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 21:25:38.46 ID:MKSIwd8B0
下げ
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 21:26:17.13 ID:MKSIwd8B0
ハプニング大王
152 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/08(火) 21:37:20.75 ID:mDRGpk3j0
(よしよし、ちゃんと30分前に待ち合わせ場所に来てるな)

(ふわぁ……まだ朝早いのに左右田くんすごいね。私、日向君に電話で起こしてもらわなかったら起きられなかったかも……)

既に事情を説明してある七海と共に、左右田の様子を物陰から観察する。相当気合が入っているのか、私服も今まで見たことが無い新品のそれだ。
……これは期待が出来るかもしれないぞ。

「ところで小泉さん達はいつごろくるんだろう?」

「さぁ? 西園寺だけなら兎も角、小泉が遅刻するなんて俺には想像出来ないけど……」

01〜50 約束の25分前には来た
51〜80 約束の15分前から来た
81〜90 西園寺の着付けに珍しく手間取ったらしく、時間ピッタリに来た。
91〜00 約束の1時間前に来ていた……だと……!?

↓2
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 21:38:50.01 ID:MKSIwd8B0
下げ
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 21:40:28.86 ID:J3srQdWTO
ほい
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 21:45:23.45 ID:MKSIwd8B0
時間を稼ぐチャンス
156 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/08(火) 21:50:41.88 ID:mDRGpk3j0
「ハァ……ハァ……ご、ごめん左右田! もしかして待たせちゃった?」

「い、いや。俺もちょっと前に来たとこだぜ」

「そ、そう。……良かった。ごめんね? 本当は約束の時間よりもうちょっと早く来れる予定だったんだけど……」

「あ、謝らないからね! 偶々新品の着物が私のサイズにあってなくて小泉おねえを手間取らせちゃっただけなんだから!!……あ、おねえは本当にごめんね?」

遅刻こそしなかったが、意外にも二人は時間ピッタりに来た。こういうのは女性にせよ男性にせよ約束の十分前程度には現地に付いている物だと思っていたから少し意外だったが、なるほどちゃんとした理由があったようだ。

面白そうなんで予定に無かった判定

01ほどカジュアルで普段通りな感じの服装。00ほど気合が入った服装

↓2小泉 (シッカリ者補正+20)
↓3西園寺(新品の着物補正+10)
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/08(火) 21:52:13.01 ID:MKSIwd8B0
下げ
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 21:52:41.16 ID:MKSIwd8B0
行きはよいよい帰りは怖い
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 21:52:43.08 ID:b6ubmCCm0
さげ
160 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/08(火) 21:54:55.90 ID:mDRGpk3j0
二人纏めて低コンマは草
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 22:02:11.94 ID:MKSIwd8B0
そこまで重要じゃあ無いと言う事。
162 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/08(火) 22:14:56.77 ID:mDRGpk3j0
小泉36 西園寺28 小泉がまぁまぁカジュアル。西園寺が「モブと遊びに行くときの服装なんてこんなもんでしょ」というスタンス。

「……ところでなんだ、お前らその……」

「? なによ」

「ああいや、すまんなんでもねぇ……(あぶねぇー! 女子の服はよっぽど酷くねぇ限りツッコむなっつーアドバイスが無きゃ今頃「お前らちょっと服装がカジュアルすぎじゃね?」ってツッコんでたわ!!)」

(俺との遊びなんてこの程度の服装で十分っつーことなのかな……)ズーン……

「? なにいきなりテンション下がってんの? もしかして自分のモブさ加減と服のダサさにようやく気づいたとか?」

「(服に関してはこっちの台詞だっつーの!)うっせうっせ! ほら、早速遊びに行こうぜ!!」

「ここって確か色んなお店や施設があるのよね? まずはどこに行くつもりなの?」

「↓2」 総合アミューズメント施設にありそうなお店や施設ならおk
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 22:15:49.72 ID:MKSIwd8B0
下げ
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 22:20:33.22 ID:b6ubmCCm0
動物と触れ合える広場
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 22:23:04.46 ID:MKSIwd8B0
ゾロ目キター
166 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/08(火) 22:40:07.87 ID:mDRGpk3j0
コンマが3322の連続でゾロ目だと!? どういう事だ説明しろ苗木!!

「……多少迷ったんだがよ。期間限定の施設だっつー「動物との触れ合い広場」ってのがあるらしいからそこに行ってみようかと」

「あーそれね。私も聞いた事あるわ。確か田中が監修を務めたっていう奴よね」

「えー? 触れ合い広場は兎も角田中お兄監修って時点で嫌な予感がするんだけどー。説明文とか全部厨二になってたりしない? クスクス」

「いやそれはねぇよ。だって……」

「? だって?」

「……いやほら、流石にあいつの書いた文章をそのまま提示したら一般客がドン引いちまうだろ。絶対雇ったオーナー側がまともな奴にしてるって(あっっぶねー! ちゃんと下見したしって言いかけたわ!!)」

「……まぁ良いわ。あいつが普段一緒にいるのは大抵ハムちゃんずばっかりだし、私も動物は嫌いじゃ無いしね」

「まぁ「なにも決めてなかった」って返答よりは多少マシかなー? それじゃ、さっそく行こうおねえ。あ、左右田お兄は今日はお姉の半径3メートル以内に入るの禁止ね。何するか分かんないし」

「なにもしねぇよ!? お前の仲の俺信用なさ過ぎだろ!!?」

コンマ判定 連続ゾロ目によりハプニング及びマイナスマス無し

01〜50 可愛い子犬や子猫と戯れて凄く和んだ! 二人の好感度と雰囲気中アップ
51〜70 小泉に戯れようとする大型犬から小泉を守った! 小泉からの好感度と雰囲気大アップ
71〜90 ↑に同じだが対象が西園寺
91〜00 ↑に同じだが対象が二人
167 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/08(火) 22:40:57.72 ID:mDRGpk3j0
↓2
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 22:43:10.95 ID:MKSIwd8B0
下げ
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 22:43:16.35 ID:b6ubmCCm0
さげ
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 22:43:32.37 ID:MKSIwd8B0
ワンワン
171 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/08(火) 23:05:58.74 ID:mDRGpk3j0
どんな犬猫がいるか調べるために画像を検索したら凄くほっこりしました。

「わぁ……。話しには聞いたことあっったけどこの子がマンチカンかぁ……! 凄い!垂れ耳で脚が小っちゃくて滅茶苦茶可愛い!! しかもふわふわ!!」

「……ふーん。私チワワって某どうする〜♪のCMに出てた印章しか無かったけど……まぁなに。そ、それなりに可愛いじゃん。それなりにね」

「……あのさ、楽しんでるところ非常に恐縮なんだけどよ。何故だかこのゴールデンレトリバーって大型犬に異常に懐かれて、押し倒されて顔中をなめ回されそうになってる俺はどうすれば良い?」

「そのままなすがままにされちゃえば〜? あ、おねえ! このサイベリアンって子もふわっふわだよー!!」

「うわぁ! この娘も可愛い!! あ、ひよ子ちゃんそのままその子を抱きしめててね。写真撮ってあげるから! あと左右田もシッカリする! 懐かれてる証拠なんだからちゃんと拒絶して立ち上がるの! そして頭を撫でてあげるのよ!!」

〜物陰〜

(……良かった。少なくとも楽しげな雰囲気にはなってるみたいだ)

(んー……恋愛面で言う「良い雰囲気」にはまだなっていないと思うんだよね。でも三人ともテンションは高くなってるし、これはこれでとても良いと思うな……(子猫を撫でながら))

さて、お次のお店or施設は? ↓2
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 23:06:52.56 ID:MKSIwd8B0
下げ
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 23:07:02.41 ID:b6ubmCCm0
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 23:08:06.75 ID:MKSIwd8B0
花村が食べ物を積んだ屋台が来た。
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 23:08:20.39 ID:J3srQdWTO
超高校級の探偵が監修した謎解き迷路
176 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/08(火) 23:23:52.19 ID:mDRGpk3j0
「うーん。楽しかったぁ! 将来ペットとして飼うかどうか真剣に悩んじゃうぐらいだったわ! あ、動物と触れあったんだから二人ともちゃんと手は洗って、消毒もしてね? 田中がいつも言ってることだけど」

「おねえの気持ちは分るけど、私はこういう場所に遊びに来てみたり触ったりするだけで十分かなぁ。お世話とか面倒臭そうだし」

(確かにおめぇにペットの世話がつとまるとは思えねぇ……って言いたいけどここは我慢我慢……! 西園寺の怒りをこれ以上買うと計画が台無しになりそうだしな……)

「それで? 次はどうするの?」

「そうだなぁ……ちょっと早いけどそろそろ何か軽く腹に……って、ん?」

「なにあの屋台? なんだか凄い人集りが出来てるけど……」

「凄く良い匂いがするね〜……けどなんだろう。どこかで嗅いだことのある匂いなんだけど……」



「ウェルダーン! はい、次のお嬢さんご注文をどうぞ−!」

「」

「」

「」

〜物陰〜

(花村ぁあああああああ!?)

(あれ? 花村くんってここで野外研修してたんだ。知らなかったなぁ……)

どうする?

01〜30 花村の実力は知っているので、一応軽めの物を注文しに行く
31〜60 三人でいるところを見られると嫌な予感がするのでそっとしておこう……
61〜90 偶然を装って合流するならここだ! 左右田と合流して五人で花村の元へ行く。
91〜00 このコンマを取ったひとの安価に託した。
177 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/08(火) 23:25:03.00 ID:mDRGpk3j0
↓2 今日はここまで。
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 23:25:28.89 ID:MKSIwd8B0
下げ
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/08(火) 23:25:31.76 ID:J3srQdWTO
180 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/09(水) 20:28:02.31 ID:bkFE5aX20
では今日も再開します。
181 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/09(水) 20:56:18.15 ID:bkFE5aX20
ええい、仕方ない!! よりにもよってあの三人でいられるところを花村に目撃されたら花村がどんな失言をするか分ったもんじゃない! 計画よりはちょっと早いけど……!

(七海! ここだ、行くぞ!!)

(ラジャーです隊長!!)


「(コホン)……あれ? 左右田じゃないか。それに小泉に西園寺まで」

「あん? 日向じゃねぇか、随分はや……じゃねぇ。い、いやぁ〜奇遇だなぁ、こんな所で」

「おっすおっすー」

「あれ? 七海ちゃんもいるの? ……あー、もしかしてデート中だった?」

「ち、違うって! ここのゲームセンターに新しく設置された最新のゲームがあるって七海が……」

「二人用のゲームだからちょっと付きあって貰ってまーす」

「あー……はいはいそういう事ね」

「とかいう建前で、日向お兄ってば七海おねぇとデートしようとしてたんじゃないのー?」クスクス

「違うっつーの……そっちこそ珍しい組み合わせだな。左右田、まさかの両手に花のダブルデートか?」

「は、はぁ!? 違えって俺は……」

「んなわけないでしょバカお兄! このモブが小泉お姉に唾付けないかどうか見張ってるだけだっつーの!!」

「ま、まぁ最初に遊びに誘われたのは私で間違いないんだけどさ、ひよ子ちゃんがね……」

「当然でしょおねぇ! おねぇはもっと自分が素敵な女の子だって自覚を持った方が良いよ!!」

「あ、あはは……ありがとうねひよ子ちゃん。それでどうする? 花村の所に行く?」

「そうだな……俺らも丁度小腹が空いてきた所だし、偶然とはいえクラスメイトに会ったんだから顔ぐらい見せに言った方が良いんじゃないか?」

「決まりだな。結構込んでるけど花村の料理で腹ぁ充たそうぜ」


〜数十分後〜


「はい次の方〜……ってあれ? 皆お揃いでどうしたの? まさかワザワザ僕の野外学習の応援に来てくれたとか?」

「いや……ま、まぁ、そんなとこだな。なにか小腹を充たせる物が欲しいんだが……何か丁度良いの売ってないか?」

↓2 最低値20。30に近いほど丁度良い料理がある。00に近いほど大盛りの料理しか売ってない。

182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/09(水) 20:57:26.01 ID:FsexvPnv0
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/09(水) 20:58:41.11 ID:H2YPOmJEO
いい
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/09(水) 21:08:58.52 ID:Gyjsg3ZL0
いきなりのゾロ目
185 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/09(水) 21:25:33.93 ID:bkFE5aX20
いやこういうタイミングのゾロ目ってどうすれば良いか分らないんだが……。取りあえず超美味い&デートにピッタリなお洒落な料理が出て来たって事でお茶を濁しますか。

「ふふーん。それなら丁度良い物があるよ!」

そう言って花村は奥に設置された冷蔵庫から何かキラキラとした四角い宝石のような物が幾つも入った器を取り出してきた。

「うわぁ……!」

「うん、とっても綺麗だね」

「ふふーん! 夏季限定のジュエルゼリーさ! 莓、ブルーハワイ、檸檬、メロン……好きな味の物を持って行くと良いよ。あ、お代は要らないよ。実を言うとこれ試作品でね……味は保証出来るんだけど、実際に受けるかどうかが分らなくてさ……お代の代わりに、後日でいいから感想を聞かせて欲しいな!」

少々申し訳無く思ったが、そういう花村の行為に甘え、俺達は近くのベンチで花村特製のゼリーを食べることになった。

「うーん! やっぱり綺麗ね。少し食べるのが勿体ないぐらい」

「偶然とはいえラッキーだよな。花村の料理だから間違っても不味いってこたぁねぇだろうし」

「とっても綺麗……なんだけど、この形。ゲーマーの私としてはどうしてもパズルゲームのコマを思い出しちゃうなぁ……ん、ヒンヤリとしてて美味しいね」


花村特製の冷静ゼリーで小腹を充たした俺達五人。さて、次はどうするか……

01ー50 計画通りゲームセンターに二人を誘導する
51〜80 西園寺と小泉の二人がウィンドウショッピングをしたいと言い始めた
81〜00 日向と七海に気を使ったのか、二人が強引に左右田を連れてどこかへ行ってしまった!!

↓2
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/09(水) 21:26:54.79 ID:Gyjsg3ZL0
下げ
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/09(水) 21:27:21.86 ID:4x0c0I8j0
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/09(水) 21:36:56.11 ID:Gyjsg3ZL0
いきなりズッコケ
189 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/09(水) 21:42:47.64 ID:bkFE5aX20
「さてと、二人の邪魔をしちゃ悪いし。私達はこの辺で失礼するわね」

「……へ?」

「ほら左右田お兄早く立つ! こんな時くらい空気読みなよね〜。だからモブモブ言われるんだよ?」

「え、あの、ちょ」

「いや、だから別に俺と七海はデートに来たわけじゃ……!!」

(おバカ! アンタにその気が無くとも七海ちゃんはそのつもりで誘ったかもしれないでしょうが!! 全く……確かに難しいかもしれないけど、女の子の言葉の裏くらい読めるようになりなさいよね!!)

(ゲームコーナーには暫く行かないから安心して良いよー。あ、あとで何があったか根掘り葉掘り聞かせて貰うからそのつもりでよろしくねー)

「それじゃあまた学校でね、二人とも」

「ばいばーい! 日向お兄! 七海おねえ!」

……左右田が助けを求めるような視線でこちらを見てくるが、こうなってはもう手遅れだ。まずい、このままでは計画が台無しどころか左右田に全てがかかった行き当たりばったりの勝負になってしまう……! 
一体どうする!? ↓2 高コンマほど効果有り
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/09(水) 21:44:25.74 ID:H2YPOmJEO
さげ
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/09(水) 21:44:48.95 ID:FsexvPnv0
探偵に尾行してもらう
192 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/09(水) 21:51:40.68 ID:bkFE5aX20
コンマ95以上なので超高校級の探偵確定。01〜50で霧切51〜00で最原↓2
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/09(水) 21:52:06.23 ID:Gyjsg3ZL0
霧切と最原両方かな?
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/09(水) 21:52:45.23 ID:Gyjsg3ZL0
特殊部隊
195 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/09(水) 22:04:18.85 ID:bkFE5aX20
突然ですが次回の相談相手が霧切さんに固定になりました。

ええい! 仕方ない!! この手はあまり使いたくなかったんだが……!!

『……もしもし』

『俺だ。お前の予想してた通り緊急事態になった。左右田と小泉、西園寺を至急探しだして尾行して欲しい。報酬は……」

『次回に私の相談に乗ってくれれば良いわ。超高校高級の相談窓口さん?』

『悪い、頼んだ。霧切』

「……今のって……」

「ああ。いざって時の為に霧切にも待機して貰ってたんだ。何かハプニングがあって俺達と左右田が暫く一緒に行動できなくなった時の為にな」

「入念かつ徹底的だね……バラエティ番組か何かの企画を思い出しちゃったよ」

〜数十分後〜

左右田達はどこで何をしている? ↓2
↓3で高コンマほど(デート的な意味で)良い雰囲気
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/09(水) 22:07:18.28 ID:FsexvPnv0
さげ
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/09(水) 22:07:53.64 ID:H2YPOmJEO
室内プールで遊んでた
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/09(水) 22:16:37.34 ID:Gyjsg3ZL0
連続はやりたく無いが話が進まないので踏みます。
199 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/09(水) 22:25:39.93 ID:bkFE5aX20
コンマも安価も、連取りは一人2回までならおk

『もしもし、こちら霧切よ」

「霧切か。どうだ、三人は……」

「……室内プールで遊んでるわね。三者三様で楽しんではいるようだけど……雰囲気はまぁ、デート的な意味ではあまり良くないんじゃないかしら。やっっぱり西園寺さんが左右田君を相当警戒してるわね……だけどあれは」

01〜50 普通に小泉のことを心配してるだけ
51〜70 小泉おねぇが自分の知らない所で誰かと仲良くしてるのが許せない。
71〜90 実はデートに誘われた小泉に嫉妬していた
91〜00 ↑に同じだが効果が特大(西園寺→左右田に対する好感度に補正が付きます)
200 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/09(水) 22:26:37.78 ID:bkFE5aX20
↓2
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/09(水) 22:27:34.11 ID:Gyjsg3ZL0
下げ
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/09(水) 22:31:36.91 ID:FsexvPnv0
ほい
203 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/09(水) 22:40:00.89 ID:bkFE5aX20
「……? だけどなんだよ?」

『……一人の女性として言葉を考えるべきか、依頼を受けた探偵として言葉を濁さないべきか迷うけど……面倒だから直球で言うわ。彼女、嫉妬してるわよ、それももの凄く』

「え? まぁそりゃ左右田が小泉に近づこうとしてるんだから、あいつが警戒やら嫉妬やらするのは当り前じゃ……」

『違うわ。彼女が嫉妬しているのは左右田くんじゃなくて小泉さんの方よ』

「……? は?」

「まだ分らない? ……多分彼女、左右田君のことが好きなのよ。それもかなり本気でね」

すみませんがちょっと(主にコンマのせいで)プロットを練り直す必要が出て来たので今日はここまで。
204 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/09(水) 22:41:27.80 ID:bkFE5aX20
「……? だけどなんだよ?」

『……一人の女性として言葉を考えるべきか、依頼を受けた探偵として言葉を濁さないべきか迷うけど……面倒だから直球で言うわ。彼女、嫉妬してるわよ、それももの凄く』

「え? まぁそりゃ左右田が小泉に近づこうとしてるんだから、あいつが警戒やら嫉妬やらするのは当り前じゃ……」

『違うわ。彼女が嫉妬しているのは左右田くんじゃなくて小泉さんの方よ』

「……? は?」

「まだ分らない? ……多分彼女、左右田君のことが好きなのよ。それもかなり本気でね」

すみませんがちょっと(主にコンマのせいで)プロットを練り直す必要が出て来たので今日はここまで。
205 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/10(木) 20:38:42.26 ID:R3XK5EGI0
何故だか知らんが二重投稿になっていたぞ! どういう事だ説明しろ苗木!!
……今度から気をつけます。
206 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/10(木) 21:12:18.49 ID:R3XK5EGI0
その返答を聞いたとき、俺の脳内は一瞬思考停止に陥った。

『例えばそうね……さっき小泉さんと左右田くんが一緒にウォータースライダーに乗ろうとしたんだけど即割り込んで、小泉さんだけを先に行かせて自分はなんだかんだ理由を付けて左右田君に抱きかかえられながら滑ってたわ。流れるプールの時や波を発生させるプールでも大体似たような感じね。あれは「守っている」というより「割り込んでいる」「横入りしている」人の行動よ』

西園寺が左右田のことを好きだって……? 100歩譲って友人としてなら理解出来なくもないんだが……。

「いや、無いだろ。モブだの童貞だのヘタレだの、罪木に言っているのと同レベルの誹謗中傷を日頃から口にしてるような奴だぞ?」

『失礼を承知で言わせて貰うけど、彼女の精神や性格は幼少期の子供のように捻くれているわ。好きな子に素直になれなくて意地悪をしてしまう男子小学生……って言えば伝わるかしら?』

「……!?」

『まだあるわ。彼女、今日の私服は新品の着物だそうね? それも安っぽい物をワザワザ選んできたらしいじゃない』

「あ、ああ。そうだ、本当に西園寺が左右田のことが好きだったら……」

『高級な着物や男の子に受けそうな私服を選んできてくる……かしら? 逆よ。彼女はカジュアルな服しか持ってないだろう「左右田君に合せようとしたの」ワザワザ新品の着物を着てきたのがその証拠よ。あまり綺麗な物を選んで着てくると左右田君にプレッシャーを与えたり、逆ナンにでもあって左右田君に迷惑を掛けるんじゃないか……とでも考えたんでしょうね』

「いや、それでもおかしいだろ! だってあいつが本気で左右田のことが好きなら最初からソニアの方に嫉妬してた筈だ。俺はそんな場面一度も……」

『左右田くんの恋を内心では応援していた。叶わない恋だと半ば諦めていた。……一年前まで、彼女は幼児体型だったはずよね? 左右田くんにそっちの気が無いならソニアさんに対して勝ち目が全く無い……と考えても不思議じゃないわ。ああ、先手を打っておくけど「なら告白を受け入れているはずだ」って反論は無しよ? 失恋が原因のヤケクソ気味な告白なんて例え惚れてても嬉しくないでしょう』

……なんてことだ。それじゃあ俺は西園寺の恋路を露骨に妨害しようとした大馬鹿野郎じゃないか!

「……なぁ、霧切。教えてくれ。じゃあ小泉は左右田のことを「男として」どう思ってると思う」

「……この場を見ただけの推測になってしまうけど、そうね……」

↓2 高いほど男としてみている。

207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/10(木) 21:14:12.03 ID:tzLjbUN60
さげ
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/10(木) 21:15:09.82 ID:Zxm3MF4JO
ほい
209 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/10(木) 21:38:47.08 ID:R3XK5EGI0
『……面倒なことに、彼女もかなり左右田くんを男の子として見ていそうなのよね……積極的に遊びに誘われてとても嬉しそうにしてたわ』

「……マジか……マジかぁ……」

「私知ってるよ。こういうの「三角関係」って言うんだよね。……左右田くんも罪作りだねぇ」

俺もそう思うが、そんなことを言ってる場合ではない。このままではソウルフレンドを中心に修羅場が展開されかねない。仮にそうなったらもうデートどころでは無い。小泉と西園寺の友情に歪みが生じてしまう場合だってある。
どうする……どうすれば……!!。

『「他人の恋路を邪魔する者は馬に蹴られて死んじまえ」』

「え?」

『分らない? 私達が出来る事はもう無いっていってるの。恋はなんでもありの戦争よ。二人にとっては先に左右田くんの心を射止めた方が勝ちっていうだけのね。……それで三人の関係がどうなろうと、それはどうしようもないわ」

「……」

『……ということで、私は一足先に帰らせて貰うわ。これ以上余計な事をして馬に蹴られたくは無いもの』

その一言を最後に、霧切からの通話は切れてしまった。

俺は……俺はどうすれば良いんだ?

↓2

01〜50 霧切の言う通り帰る。
51〜70 ただ帰るのも酌なのでゲームセンターに寄って遊ぶ
71〜90 それでも左右田が心配だ。室内プール近くに潜み続ける
91〜00 このコンマを取った人の安価に託した。
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/10(木) 21:39:51.93 ID:vP4hNtp1O
ふむ
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/10(木) 21:40:06.71 ID:brLJSWFy0
下げ
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/10(木) 21:40:35.48 ID:brLJSWFy0
屋台
213 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/10(木) 21:57:05.71 ID:R3XK5EGI0
「……そうだな。普通だったら霧切の言う通り、これ以上関わらないで帰るのが正解なんだろう」

『他人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまえ』ああ。そうさ、その通りなんだろう。だからきっと俺は、この件でいつか馬に蹴られてしまうに違いない。

「悪い、七海。俺は室内プールの近くに行く。お前はもう帰ってくれて良いぞ」

「日向くん……」

俺には責任がある。二人の気持ちも理解せずに左右田をデートに焚きつけてしまった責任が。その責任として、このデートの一軒は最後までこの眼で見届けなくてはならない。

「……ううん、私も行くよ」

「……七海?」

「だって小泉さんと西園寺さんは私と日向君がゲームセンターでデートしてるって思ってるんだよね? だったら多少無理があっても一緒にいないと不自然でしょ?」

「七海……ありがとう。この礼はあとでキッチリ……」

「うん。難関ゲームのRTA攻略を一緒にするならそれで許してあげる」

そうして俺達は急ぎ室内プールの近くに急行した。

↓2  左右田達の雰囲気。コンマ値が高いほど和やか。低いほどギスギス。
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/10(木) 21:59:05.52 ID:brLJSWFy0
下げ
215 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/10(木) 21:59:26.14 ID:R3XK5EGI0
やっべ補正値+30付け忘れた。
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/10(木) 22:00:57.98 ID:tzLjbUN60
217 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/10(木) 22:01:01.90 ID:R3XK5EGI0
と言うことで↓1
218 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/10(木) 22:02:36.85 ID:R3XK5EGI0
ああもうまたやっちゃったよ……・>>216を採用します。
219 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/10(木) 22:11:56.78 ID:R3XK5EGI0
98+30=128 もの凄く朗らかな雰囲気だ!!

「いやぁ、初めて来たけど(下見をしてるので大嘘)良いもんだなぁレジャープールって!」

「そうね! プール専用施設って訳じゃないからちょっと不安だったけど……凄く楽しかったわ! 写真撮影禁止だったのが残念なぐらい良い顔してたのになぁ、二人とも」

「ふ、ふん。まぁ左右田おにいにしては良いチョイスだったんじゃないの? ……私達の水着姿もスゲぇ可愛いって褒めてくれたし(ボソッ)」

「ん? なんか言ったか?」

「べ、別になんでもない!! それよりほら! 次はどこに行くの!?」

「↓2」デート場所としては最後の選択肢

(良かった……三人とも凄く良い雰囲気だ)

(三人纏めてらーぶらーぶ……とっても良いね。何だか私まで嬉しくなっちゃうよ」
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/10(木) 22:15:23.43 ID:tzLjbUN60
さげ
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/10(木) 22:15:56.99 ID:Zxm3MF4JO
マジックショー会場
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/10(木) 22:21:53.01 ID:brLJSWFy0
スパクリかいな
223 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/10(木) 23:06:30.60 ID:R3XK5EGI0
コンマ99なので問答無用であの子がいます。

「夢野 秘密子って知ってるか? ほら、79期生の超高校級のマジシャンの……」

「勿論知ってるわ! 世界の手品愛好家が集まる団体 “マジシャンズキャッスル” から、歴代最年少での “マジシャン・オブ・ザ・イヤー” に選出された事もある娘よね!」

「ま、本人はあくまで魔法だって言い張ってる田中お兄の亜種みたいなもんだけどねぇ。クスクス」

「そいつがここの大ホールでショーをやるんだよ。チケットの予約はもうしといたからそろそろ行った方が良いんじゃねぇかなって」

「え? 左右田、あんたチケット予約までしてくれてたの? ……流石に悪いわよ。あとでチケット代は払わせて」

「別に良いって。二人が喜ぶかな、喜んでくれると良いなって俺が勝手に予約したんだから」

「そ、そう? まぁお兄がそこまでいうなら見に行ってあげないこともないけどさ」

「んじゃ、早速行こうぜ。予約席とはいえ、早くしねえと移動に苦労するだろうからな」

(よしよし……いよいよ最後の仕上げだな)

(夢野さんのマジックショーかぁ……私も一度見せて貰ったことあるけど、凄かったなぁ……)

〜〜〜〜〜〜

「んあー! 今日はよくぞ我の魔法を見にきてくれたな。心より感謝するぞ!!」

「お、おう……あいつ、なんか普段よりテンション高くねぇか……?」(ゾロ目効果)

「普段はなにかと「面倒い」で片づけてるし、テンションも低めなのにねぇ……?」

「何か良いことでもあったのかしら……あ、ほら。始まるわよ!!」

夢野のマジックは圧倒的だった。トランプの数当てや帽子から鳩を出すのは勿論、客が弾いたコインの裏表を100%的中させたり、相手が思い描いた単語を僅か数回の質問で当てたりした。

そして最後は自分の体を鎖でぎちぎちに縛り、十字架に貼り付けたうえで下から炎で燃やす脱出マジックだ。特殊な薬品でも使っているのか一瞬で十字架の天辺まで燃え広がったその有様に観客達は悲鳴を上げるが、その数秒後。十字架に貼り付けられていた筈の夢野が観客席の後ろの方から堂々と登場。見ていた観客達を大いに沸かせた。

「これにて今宵のショーは終焉じゃ。またウチの魔法が見たくなったらいつでも来るが良いわ! かーっかっかっかっか!!」

場内から割れんばかりの拍手に見送られ、超高校高級のマジシャン。夢野秘密子のマジックショーは終わったのだった。

デートの雰囲気+30二人からの好感度+20
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/10(木) 23:10:22.51 ID:brLJSWFy0
下げるのかそのままなのか?
225 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/10(木) 23:14:47.10 ID:R3XK5EGI0
……さて、始まりがあれば終りがあるわけで、このハーレムデート(?)もとうとう終りを迎える。何事も起きなくて良かったとホッとする日向を余所に、巨大アミューズメント施設から三人が出て来た。

さて、このデートの結末は……(今までのコンマ値や雰囲気に影響して変わります。

01〜30 二人からいつもより素直にお礼を言われて終了
31〜60 左右田からプレゼントの追撃。二人の好感度と雰囲気が更にアップ
61〜90 また三人で出かけようねと次のデートの約束を取り付けられた
91〜95 小泉から告白される左右田
96〜00 西園寺から告白される左右田

↓2 本日はここまで。明日にはチュートリアルも終わるかな?
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/10(木) 23:17:36.50 ID:brLJSWFy0
下げ
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/10(木) 23:18:16.96 ID:brLJSWFy0
どうすんの?
228 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 20:18:05.80 ID:dmR1mwIz0
再開します。どうやらコンマ神は左右ひよが見たいようです。
229 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 20:20:06.96 ID:dmR1mwIz0
「……あーそう言えばさ」

「? 小泉おねぇ?」

「……私、ちょっと今日は他にも用事があるから早めに帰らないといけない事を思い出しちゃって。タクシー呼んで先に帰るから、二人はあとからゆっくり帰ってくれば良いんじゃないかな?」

「は? そうだったのか? だったら言ってくりゃあ日程も少しズラしたのに……」

「ううん! ほんと大した用事じゃないから気にしないで!! それじゃあひよ子ちゃん」

──頑張ってね?

彼女の耳元で囁くようにそう言って、小泉は駆け足でタクシー乗り場へと去って行った。


「……」

「……」

二人の間に僅かな沈黙が流れていた。傍から見ても何となく、気まずい雰囲気である事は理解出来る。左右田に取っちゃあ最初は小泉とデートするつもりで西園寺はあとから引っ付いてきたから何を言えば良いか……いや、あの話しをどう切り出すかで迷っているんだろう。


「あー……西園寺?」

「……な、なに?」

「お前が気に入るかどうかは分んねぇけど……これ、やるよ」

そう言って左右田が鞄から取り出したのは小さなプレゼント箱だった。「開けてもいい?」と西園寺が了承を取ってリボンを解き、箱の中から中身を取り出す。


「これって……!」

イン・ビンドロ・ローズ。左右田がこれなら小泉も西園寺も喜ぶだろうと前もって二個分用意していた物だ。

「えっと…本当にもらってもいいの?……えへへ、ありがと! 大切にするね!!」

普段左右田に向けるそれとは考えられない程の眩しい笑顔を向ける西園寺。その笑顔は左右田の……男の心臓を高鳴らせるのには十分過ぎた。

「……ねぇ、左右田お兄。ちょっとの間だけで良いから、私の話、聞いててくれる?」
230 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 20:22:32.72 ID:dmR1mwIz0
始めは、本当にちょっとした悪戯心だった。「髪を派手な色に染めてださい黄色のつなぎを着た、いかにも「高校デビューに失敗しました」と言わんばかりのヘタレ男それをいつものように罵倒する。

その反応がとても良好だったから、ついついそれが癖になってしまっていただけ。十神(真)お兄の模倣をした超高校級の詐欺師である十神(偽)お兄や、何を言っても笑い飛ばされてしまう弐大お兄。変態の花村お兄。そんな他のクラスメイトと違ってちゃんとこっちの欲しい反応をしてくれるから、ついついそれが日常的になってしまっただけ。……そんな日々を過ごしていたからだろうか。左右田お兄の悪いところだけじゃなくて、良いところも沢山目に付くようになっていった。途中から編入してきた日向お兄と友達になってからは、さらにそれが顕著に見えるようになった。

意外と頭が良く(と言うか普通科の成績では常にトップ層)とても常識的で謙虚な思考の持ち主。
貞操戒念がシッカリしていて、相手が本気で嫌がることは絶対にしない。(ソニアお姉に対しては常に暴走気味だったけど)
実は友情に厚く、なんだかんだで暴走気味なクラスの皆にツッコミを入れて、話しの流れをを常に正常な物に戻してくれる。

ヘタレで、臆病で、ソニアお姉に気持ち悪いほどの執着と劣情を抱いていて、普段はとてもじゃないが頼りがいがない様に見える左右田お兄だが、実はとても素敵な男の子なのだと、少しずつ気づいていった。

……その気持ちが「恋」って奴に変わったのは、きっと、自分でも気づかない程前の頃。自分自身で内に芽生えた「それ」を否定していたって言うのもあるけど、左右田お兄がソニアお姉に夢中だったから。
ソニアお姉は嫉妬したくても出来ないほど綺麗で可愛くて、高貴な身分で、左右田お兄の好みにドストライクな金髪碧眼の美少女で……。
だから、私は左右田お兄と「いじめっ子といじめられっ子」な関係を維持することしか出来なかった。そうすることでしか、お兄の傍にいられなかった。

思えば、あのちんちくりんな幼女体系がたった一年でこんな風に変わったのも「それ」が関係しているのかもしれない。碧眼は無理だけど、今の私は立派な金髪の美少女だ。
だから左右田お兄がソニアお姉に振られたって知った(半ば「知ってた」とは思った)時は、内心小躍りした。「これで少しは私の事を意識してくれるかも!」なんて心の奥底では思っていた。

だから。「俺と付きあってくれ」なんて死んだ魚の様な目で告白されたときは、本当にブチ切れた。考えられるありとあらゆる言葉を使って散々に罵倒した。「アンタは女の子と付きあえれば誰でも良いのかこのクソDT!! 一生独りでマス扱いてろ!!」
私はソニアお姉じゃない。私はソニアお姉の代わりにはなれない。私はそんな絶望的な目をした左右田お兄なんて見たくない。史上最低とも言える状態での告白なんてどんな女の子でもNGだろう。

……数日経ってからあんな告白をしたことは真摯に謝られたけど、それでも腹の虫は収まらなかった。(恐らく)私と同じように左右田お兄に対して淡い恋心を抱いている小泉お姉とのデートに割り込むような真似までさせた。大好きな小泉お姉に「嫉妬」なんて感情まで抱かせたのだ、このモブは。

……それでも、今日は楽しかった。小泉お姉と左右田お兄。私にとって大切な二人と朝から夕方まで遊び倒して、触れ合い広場で、室内プールで、マジックショーで、私は素直に心の底から笑顔になれた。左右田お兄がこれほど一生懸命にデートの計画を立ててくれたいたと言う事が何より嬉しかった。


「……西園寺、お前……」

「……話半分で聞いて良いよ。自分でも「今更何言ってんだろ」って思うし」

散々虐めた。散々罵倒した。左右田お兄の嫌がるようなことを、私はこれまで積極的にやり続けてきたのだ。これで好かれていると思う方がどうかしている。
……それでも、私は言葉にしたい。どうせ変わるなら、自分から変えたい。それで何かが壊れてしまうとしても、それを受け入れて前に進めるようになりたい。


「……好きだよ、左右田お兄。本当の本当に。心の底から大好きなんだ」

「…………西園寺」

↓2 高コンマほど左右田が男を見せる。デート開始からここまでのゾロ目合計3かつかなり良い雰囲気のデートが出来ていたので補正値+30
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 20:26:38.89 ID:QxyNqt0/0
下げ
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 20:27:16.15 ID:QxyNqt0/0
エンダーなのか?
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 20:28:34.78 ID:fQjsSKsJo
草やはりヘタレ
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 20:31:20.43 ID:QxyNqt0/0
とりあえず友達として一緒に行動していけば良し。
235 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 20:59:41.60 ID:dmR1mwIz0
補正値を付けておいて本当に良かった……(滝汗)

一歩半、左右田が西園寺の方に近づく。西園寺は後ろに下がらなかった。左右田はそのまま衝動に任せて西園寺を抱きしめようとして……。そのまま止まったかと思ったら、元の位置に戻った。

「お兄……?」

「やっぱダメだ」

左右田は沸いて出た衝動を振り払うようにブンブンと首を横に振る。


「今の俺じゃあお前につり合わない。つり合うような男じゃねぇよ」

左右田は西園寺の目を真っ直ぐ見つめながら言葉を紡ぐ。その有様は、まるで小さな子供を説得する兄の様にも見えた。

「相手の気持ちや想いも考えずに勝手にソニアさんの事を一方的に好きになって、周りの事を考えずに見当違いの方向に突っ走るような男だったんだぜ? 挙げ句の果てにはフラれた反動でクラス中の女子に告白とかふざけたことをしでかしてよ……」

「……」

「お前の言う通りだよ西園寺。俺はバカでマヌケで、周りの事なんて少しも注意が行かなくて、俺を本気で好いてくれてる女の子の気持ちすら今の今まで気づかなかったモブ中のモブだ。そんな男が超高校級の日本舞踏家で美少女のお前と付きあう? ちゃんちゃらおかしくてどれだけツッコミを入れたら良いか分んねぇよ」

「そんなことない! 私はお兄の……!!」

「だから、つり合うようになる」

「……え?」

「何をするべきかなんてハッキリとは分んねぇけど、途中でくじけそうになっちまうかもしんねえけど……。勉強して、特訓して、お前につり合うような男になってみせる。俺の中の情けねぇ所を徹底的に叩き直して、必ずもう一度お前を惚れ直させてみせる」

(左右田……)

その言葉は、物陰に潜んでいる俺の耳にさえ強く響いた。……これは宣誓だ。男として一人の女の子に対する絶対の誓い。自分の弱いところを認め、それを克服するという宣誓。

「……だからそん時は、もう一度。今度は俺の方から告白させてくれ。……長い間我慢させておいてあれだけど、もう少しだけ待っててくれないか?」

左右田の真剣な表情に対し、西園寺は頬を紅くしていた。「……期待しないで待ってるよ」その言葉を最後に、二人は寄り添うようにアミューズメント施設から離れていった。
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 21:01:17.34 ID:QxyNqt0/0
日向、仕事終わったのなら七海に報酬渡せ。
237 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 21:17:21.17 ID:dmR1mwIz0
後日。俺は自分の担当教室「超高校高級の相談窓口」で左右田と向き合っていた。

「……つー訳で、ガラじゃねぇけど1から鍛え直すことにしたわ。ヘタレなところも、簡単に乗り物酔いするところも、怖がりな所も……必ず今よりマシにしてみせる」

「……そっか」

ワザワザ七海にまで付いていって貰いながら、何の手助けも出来なかった自分が憎らしい。それどころか俺は西園寺の恋路を邪魔するky野郎になるところだったのだ。小泉があの場で立ち去っていなければ、西園寺が勇気を出して告白をしなければ、二人の関係は未だに「いじめっ子といじめられっ子」のままだっただろう。

「……ありがとな、相談に乗ってくれて」

「いや、俺はなにもできなかったよ。それどころか余計な事をしてあいつらの思いを台無しにする所だったんだ」

小泉と西園寺に事情を話して謝罪できないのが恨めしい。きっとこの罪は、俺が墓場まで持って行かなければならない物だろう。

「そんな事ねーよ」

ニカッとした笑顔で左右田は言う。

「あれこれ計画を考えて色々アドバイスしてくれたり、七海まで連れてワザワザ様子を見に来てくれたり……本当に心強かったんだぜ?「日向がいてくれる」って考えるだけで、俺の心に余裕が出来てたんだからよ」

「左右田……」

「だから……まぁ、あれだ。本当にありがとうな、ソウルフレンド」

本当に嬉しそうに笑いながら、左右田は俺にお礼を言った。その笑顔を見て「ああ、俺も頑張らないとな」と強く思ったのだった。
238 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 21:25:34.36 ID:dmR1mwIz0
チュートリアルQuest 左右田の依頼をクリアしました!!

後の相談で左右田の手を借りることが出来るようになりました。

・コンマ値にもよりますが、左右田に相談することで便利なアイテムを制作して貰う事が出来ます。
(ただし、彼はあくまで「メカニック」なので「発明家」である彼女には及びません。逆に「壊れた機械類を修理して欲しい」という依頼なら彼の手を借りれば一発でしょう)
239 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 21:27:16.21 ID:dmR1mwIz0
Quest1 超高校級の探偵(女子)編
240 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/08/11(金) 21:46:07.52 ID:dmR1mwIz0
「だぁああああああクソッ! また負けた……! おい七海! このコンドルみたいなレプリロイド、本当に1面ボスなのか!? 動きが読みにくいわ(向こうの)当たり判定は大きいわ、時間制限はあるわでトンでもなく難しいんだが……!!」

「初代のコンドルは多くのゲーマーを屠ってきた猛者だからね……弱点が突ければ良いんだけどその手段もないし、武器のレベルも弱いからここでピチュるプレイヤーは相当多いよ」

「あと残機2回で倒せる気がしない……」

「大丈夫大丈夫。死にゲーとはそういうものなんだから、日向くんならきっとクリアできるよ」

ポンポンと俺の頭を撫でて慰める七海。俺はこの前の報酬として難関ゲームのRTA攻略を一緒にしていた。していたんだが、七海が持ってきたレトロゲームというのが初見殺しの嵐で、正直RTAどころではない。七海はもう既にラスボスを倒して(しかも縛りプレイで)エンディングを迎えているが、俺は1面ボスすら未だ倒せていなかった。

今度こそ、敵の動きくらいは完全に把握してみせる……!! と意気込んだところで教室のドアがコンコンと叩かれた。急いでゲームを机の中にしまい、「どうぞ」と声を掛ける。

「お邪魔するわね」

「霧切」

俺達の後輩……78期生の超高校級の探偵「霧切響子」希望ヶ峰学園の学園長の娘でもある彼女は、俺達77期生の中でも有名だ。この前の左右田の兼で力を貸してくれたお礼として、何か相談があれば最優先で受けるという契約を交わしている。

「んー……相談事なら私は席を外してるね」と七海が教室を出て行ったのを見届けてから、俺は霧切に話し掛ける。

「なにかあったのか?」

「ええ、実は↓3」

>>1はIQが猿並みのバカですので殺人事件やなんやらの謎解きをシナリオに組み込まなくてはならない依頼はどうかお止めください(土下座)
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [下げ]:2023/08/11(金) 21:48:24.68 ID:QxyNqt0/0
下げ
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 21:48:55.96 ID:QxyNqt0/0
下げ
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 21:51:26.40 ID:QxyNqt0/0
苗木君が私と舞園さんと朝日奈さんと不二咲君と付き合ってるのは承知だと思うけど今度の休みにデートに行くんだけどプランを考えてほしい。
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/11(金) 21:51:52.04 ID:dhnNvM4m0
苗木くんのリコーダーが盗まれたの
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/08/11(金) 21:51:58.89 ID:AbAffMhF0
デート中でも舞園さんの話をしてくる苗木君をどうにかしてほしい
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