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安価とコンマで異世界転生!その9
- 102 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/15(火) 18:46:21.98 ID:zqAYZLzsO
- 狙撃少女「それだけにしては、なんだか落ち着きがないような気がしますが」
得物を掃除しながら、彼女はそう口を挟んだ
司書コピー「え……」
狙撃少女「あぁ、すいません。ただの勘ですから、お気になさらず」
男「鋭いなぁ。……ま、なんか言いたいこととか頼みとかあったら言ってくれ」
司書コピー「……そうですね、考えておきます」
- 103 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/15(火) 19:13:17.33 ID:zqAYZLzsO
- それからしばらくすると、
全員がロビーに集まってきた
中華「それで、今日はどうするのかな?」
氷魔「……うーん……人数も増えましたからね……」
やる気「待ってるのも意味ないし、さっさと出発しちゃうのもアリっすよね」
>>下1……なにをしよう?(フェイズ・朝)
1.資金集め!
2.買い物!
3.海神教団の信者を集める!
4.ギルドの依頼を受ける!
5.図書館に行く!
6.占いの館に行く!
7.錬金術師を訪ねる!
8.教団本部を訪ねる!
9.鑑定質屋に行く
10.北の果てを目指す
11.自由安価
- 104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/15(火) 19:18:24.68 ID:MxsfoRwKo
- 10
- 105 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/16(水) 03:59:38.19 ID:wWi1Onhto
- 男「じゃ、目指すか!極北!」
ぶりっ子「ついに、ですねぇ」
怪盗「長い旅になりそうです……」
狙撃少女「国の一つや二つ跨ぐのとは訳が違いますからね」
司書コピー「……え、私も行くんですか?」
男「そりゃそうだろ。内部情報を逐次出してくれることに期待してるぞ」
司書コピー「えぇー……」
- 106 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/16(水) 04:02:16.31 ID:wWi1Onhto
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 107 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/16(水) 19:08:40.75 ID:wWi1Onhto
- それから数時間後
一行は手配した大人数用馬車の中にいた
中華「そういえば御者さん」
御者「ん?どうした」
中華「今日の日暮れ前ぐらいには、どこまで行けそうかな?」
御者「あーそうだな。……時期も悪くない、高原の国まではいけそうだ」
- 108 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/16(水) 19:11:31.43 ID:wWi1Onhto
- 男「高原の国?」
氷魔「……まぁ……そのままの国です……」
ぶりっ子「自然が豊かで、水が綺麗なんですが……空気が薄くて、田舎っぽいとこですよぉ」
やる気「そういや、行ったことないっすねー」
一方、中華はまだ御者と話を続けていた
中華「実は僕たち、魔獣の肉に用があって……高原の国で魔獣の目撃報告とかありませんかね?」
御者「>>下1」
- 109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/16(水) 19:37:04.65 ID:l6+IXlEXo
- 目玉が沢山ついた怪鳥が、色々見境無く襲っているとは聞いたな
- 110 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/16(水) 20:44:57.93 ID:wWi1Onhto
- 御者「目玉が沢山ついた怪鳥が、色々見境無く襲っているとは聞いたな」
中華「だってさ、それ倒せればいい肉が取れるよ」
司書コピー「そうですか……」
彼女はなんだか気まずそうな顔だ
どう対応したらいいのか分からないのかもしれない
あるいは気持ちに整理がついていないのかもしれない
怪盗「怪鳥ですかぁ……飛ぶやつは厄介ですねぇ」
- 111 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/17(木) 03:50:21.94 ID:5QsyoR9eo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 112 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/17(木) 21:00:35.33 ID:EAPokqsvO
- 本日から里帰りですが、あまりにも田舎すぎてほぼ常に圏外なので明後日まで更新できなさそうです
すみません
- 113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/17(木) 22:09:08.20 ID:YPrzLp3t0
- 了解
- 114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/17(木) 22:45:06.27 ID:98r/hPSjo
- ごゆっくり
- 115 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/19(土) 19:36:36.86 ID:qrLpvXe7o
- それから数時間して、
太陽が分かりやすく傾き始めた頃合いに、
一行は高原の国の中心部に降ろされた
狙撃少女「早速、怪鳥の情報を集めましょう」
男「そうだな……どこで集めようか?」
氷魔「……この国は……とにかく酒場が多いです……なので……酒場を当たるのがよいかと……」
やる気「へぇ、そうなんすね」
- 116 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/19(土) 20:12:08.42 ID:qrLpvXe7o
- 彼女の言葉を参考に、周りを見渡せば、
視界に入るだけでも複数軒の酒場があった
ぶりっ子「なんでこんなにぃ?」
氷魔「……あまり娯楽のない土地柄なのと……酒神信仰が理由とされています……」
適当な酒場に狙いを定め、一行は暖簾をくぐった
怪盗「おやっさーん!私達、怪鳥を討伐しにきたんですけどどこにいるか知りませんかー!?」
マスター「>>下1」
- 117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/19(土) 21:35:45.14 ID:Y4/jED3o0
- 少し向こうの谷に巣を作ってるよ
- 118 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/20(日) 02:35:50.36 ID:oQwupHqoo
- マスター「少し向こうの谷に巣を作ってるよ」
狙撃少女「よし、なら早速巣を急襲ですね!」
マスター「おいおい、死ぬ気か?谷は奴のフィールドだぜ」
狙撃少女「私がいれば大丈夫です。羽が生えた生き物は全て、私の獲物に過ぎません」
男「巣を安全に制圧できれば、卵もあるかもしれないな」
- 119 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/20(日) 02:39:10.43 ID:oQwupHqoo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 120 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/20(日) 19:33:38.75 ID:oQwupHqoo
- 中華「卵……料理に使いたいね。有精卵だったらダメだけど」
氷魔「……もし卵があるとするなら……複数体いるということですよ……」
やる気「確かにそうっすね。沢山いたら処理に困るっすよ」
彼らはてっきり怪鳥が一羽のみかと思っていたが、
そうではない可能性が浮上した
ぶりっ子「なんか、弱点とかないんですかぁ?その鳥」
マスター「>>下1」
- 121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/20(日) 20:02:33.27 ID:j8DzLeTqo
- 激しい光が出るものは嫌がるな
嫌がるくらいに留まるがね
- 122 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/20(日) 21:07:59.03 ID:oQwupHqoo
- マスター「激しい光が出るものは嫌がるな
」
怪盗「ほぉ、みなさん光魔法とか照明魔法使えますよね」
狙撃少女「そうですね、これは役に立つかもしれません」
マスター「嫌がるくらいに留まるがね」
男「だが、不意打ちには十分使えそうだな。光は拡散するし多くいても隙は作れそうだ」
- 123 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/21(月) 03:24:40.88 ID:UgmVhaAJo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 124 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/21(月) 19:59:35.82 ID:UgmVhaAJo
- それから一行は店主に別れを告げ、
怪鳥が住むとされる谷の方角へと歩きだした
中華「空気が薄いのが少し心配だ」
氷魔「……確かに……いつもの感覚で動き回ると……思わぬ墓穴を掘ることになりかねませんね……」
やる気「あー、そうかもしれないっすね。俺っちは戦闘スタイル的に気を付けるっふよ」
- 125 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/21(月) 20:24:48.62 ID:UgmVhaAJo
- 様々なことを考えながら、曲がりくねった、
しかしながらきれいに示された高原の道を歩いていく
ぶりっ子「……今の、聞こえましたぁ?」
向こうから響く大きな鳥の声に、
彼女は鋭敏に反応した
怪盗「近づいてきましたね」
一行は息を殺して、怪鳥の谷に辿り着く
そこを覗き込み、怪鳥の姿を探す
>>下1……怪鳥は何匹いた?
- 126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/21(月) 20:27:52.47 ID:b/h27lhCo
- 2匹
- 127 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/22(火) 01:17:10.86 ID:PpifOqMfo
- 狙撃少女「……ふむ、巣が一つ、怪鳥が二羽です」
持ち前の優れた視力で状況を把握し、素早く伝えた
男「もしや、つがいかもな」
中華「得られる物が増えて、戦いの苦難もまた増えたね」
氷魔「……こういう敵は……意外と初めてかもしれません……」
- 128 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/22(火) 01:19:55.53 ID:PpifOqMfo
- やる気「フェニックスも一応鳥っすからね、ちょっとは練習になるんじゃないっすか?」
ぶりっ子「確かに、そうかもしれませんねぇ」
狙撃少女「では、正々堂々戦いますか?」
怪盗「え?どういうことですか?」
狙撃少女「あちらは気付いていませんから、私が一発撃ち込んで不意打ちが可能です」
男「うーん……出し惜しみするほうがよくないような気がする」
- 129 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/22(火) 02:31:34.21 ID:PpifOqMfo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 130 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/22(火) 19:24:09.15 ID:PpifOqMfo
- 狙撃少女「では、お任せを」
彼女は匍匐の体制となり、スコープで怪鳥を狙い、
その引き金は確かに引かれた
中華「よしっ!」
下1コンマ下一桁×5.5……狙撃のダメージ
- 131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/22(火) 19:32:38.80 ID:krHqHfPCo
- ビューティフォー
- 132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/22(火) 20:00:49.40 ID:uH9gIiRX0
- >> 131
0×5.5はエグ過ぎちゃうん?
- 133 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/22(火) 20:35:44.17 ID:PpifOqMfo
- 55ダメージ!狙撃少女がレベルアップ!
彼女が放った弾丸は、
空間を引き裂くような轟音と共に、
知覚不可能なスピードで怪鳥を貫いた
怪鳥「キィ……!」
短く断末魔を上げ、巣の中で絶命した
狙撃少女「……調子がいいです。完全に急所を当てました」
氷魔「……あんな威力では……急所でなくても死んでいそうですが……」
- 134 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/22(火) 21:00:34.34 ID:PpifOqMfo
- しかし、その威力と射程は轟音とのトレードオフである
当然、もう一羽の怪鳥はこちらに気付く
狙撃少女のライフルは一発しか装填できないため、
全身の目をぎょろぎょろとさせながら怒りに任せて飛んでくるそれを撃ち落とすことはできない
怪鳥「キィエエエエエエ!!!」
やる気「おっ、ついに来たっすね!」
怪盗「やつはこっちに向かってくる必要があります。この戦い、まだこちらがイニシアチブを握っていますよ!」
- 135 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/23(水) 00:09:06.88 ID:JXEyLqvlo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 136 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/23(水) 19:16:57.74 ID:JXEyLqvlo
- 男「つまり、迎撃だな!」
中華「それなら僕だね、上級光魔法!」
怪盗「キィッ……!?」
多くの眼を持つその怪鳥は、
どうしても激しい閃光が苦手だった
氷魔「……どの程度効くでしょうか……」
>>下1コンマ下一桁×4……魔法のダメージ
- 137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/23(水) 19:24:56.45 ID:xC9QZ6wgo
- 太陽拳
- 138 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/23(水) 19:46:12.77 ID:JXEyLqvlo
- 20ダメージ!中華がレベルアップ!
彼が放った閃光は怪鳥を覆うように浴びせられ、
怪鳥はバランスを崩す
しかし、どうにか一行のいる崖上までは飛行してきた
怪鳥「キィィィン……」
やる気「よし、あと一息っすね!」
ぶりっ子「あんなやつ、さっさと撃ち落としちゃいましょう!」
- 139 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/24(木) 19:54:50.56 ID:ANnuBiHZo
- すみません寝落ちしました
氷魔「……では……私が撃ち落としましょう……」
怪盗「冷凍保存とは、ありがたいですね」
氷魔「……確かにそうですね……では……きちんと凍らせなければいけませんねっ……極大氷魔法……!」
手を翳せば、その軌跡をなぞるように大空は氷塊で覆われた
>>下1コンマ÷2……魔法の威力
- 140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 19:59:11.98 ID:ZU2P47iIo
- はい
- 141 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/24(木) 20:18:39.16 ID:ANnuBiHZo
- 49ダメージ!
狙撃少女「お見事です」
空中で音もなく凍りついたその怪鳥は、
一瞬のタイムラグを置いて一行の目の前に落下した
音まで凍りつくような雰囲気だったため、
氷塊が地面に叩きつけられた音がいやに大きく感じられた
男「よし、後はもう一羽の死体と卵を回収するだけだな」
- 142 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/24(木) 20:44:48.12 ID:ANnuBiHZo
- 中華と狙撃少女がレベルアップしました!
中華はレベルが30になるので一つ上のテーブルです
>>下1コンマ……中華の成長
>>下2コンマ……狙撃少女の成長
?中華料理人の成長テーブル?
01?40で全能力+6
41?60で習得『料理習熟・地』
61?80で習得『戦飯』
81?90で上記全て
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
?狙撃少女の成長テーブル?
01?20で筋力+4
21?40でHP+2
41?60でMP+4
61?80で素早さ+2
81?90で全能力+3
- 143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 20:57:09.94 ID:lOHTalHU0
- あ
- 144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 20:57:53.79 ID:IKZdQuBDO
- はい
- 145 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/24(木) 21:20:33.24 ID:ANnuBiHZo
- 狙撃少女の【素早さ】??+6
中華がリロールです!
中華くんはやたらリロール率が高いですね
>>下1コンマ……中華の成長
?中華料理人の成長テーブル?
01?30で全能力+15
41?60で『神格』
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
- 146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 21:46:42.80 ID:ZU2P47iIo
- ヌッ
- 147 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/24(木) 22:35:19.80 ID:ANnuBiHZo
- さらに再判定です!
連チャンすればするほど世界と設定のスケール感の最大値が上昇して大変なことになります
?中華料理人の成長テーブル?
01?25で全能力+30
26?50で『神格』
51?70で『始祖六柱転身体』
71?90で『創造者』
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
- 148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/24(木) 22:35:46.35 ID:Ti5qdEjkO
- 突き抜けて行け
- 149 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/25(金) 01:04:11.74 ID:kNrW2Pjao
- 中華「そうだね……!?」
いつかのような現象が起こる
何の前触れもなく、雲もなさげなのに、
彼は突如轟雷に打たれた
氷魔「……は……」
やる気「生きてるっすか!?」
ぶりっ子「いや、これどっかでぇ……」
怪盗「まさか、怪鳥の祟り!?」
狙撃少女「見た目はなかなか醜悪でしたしね」
- 150 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/25(金) 01:05:57.04 ID:kNrW2Pjao
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 151 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/25(金) 19:10:41.19 ID:kNrW2Pjao
- ・男
【筋力】124【HP】68【素早さ】200【MP】114【顔面】30(神の力)【歌唱力】74【料理】111【中華料理】97【画力】26【加護】13
【刀術】・閃火斬(火属性武器でのダメージに+6、それ以外の武器では+3)
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
『魔法の才能』(魔法習得難易度易化)
『多芸』(感覚系ステータス+20)
『万能通訳』、『降神術』(神の依り代に適性)
『マグネリレーション』(定期的な巡り合わせ)
武器:レジストソード(攻撃翌力3.5、魔法生物特効)
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:火魔法 上級火魔法 氷魔法 上級氷魔法 闇魔法 風魔法 上級風魔法 回復魔法 光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 耳鼻咽喉キャンセラレーション 海割りの奇跡
所持:麻薬(1回分)"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)、上級氷魔導書、13時間時計、魔王のデモウイルス、サファイアの原石、厨二っぽい太刀(攻撃翌力3、炎属性)、ベヒーモスの角剣
(経験値10/40……レベル31)
・中華
【筋力】133【素早さ】191【HP】43【MP】75【中華料理】112【顔面】76【加護】10【運命力】29【求心力】33
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『魔王の資格』
『神格』
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
武器:デモンズスピア(攻撃翌力4)
防具:ミレニアムアーマー
装飾品:銀の腕輪(筋力+5)
習得魔法:火魔法 上級火魔法 上級水魔法 上級光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 回復魔法
所持:危険な国三選、13時間時計
(経験値22/38……レベル29)
・氷魔【筋力】162【HP】??+36【MP】177【素早さ】151【料理】37【歌唱力】27【ダンス】1【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』、『ポリシーブレイク』
『究極氷魔法』消費【MP】:240(120)
『メルティング』、『氷魔法上位混合』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミスローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法 氷空魔法 水魔法 超上級水魔法 上級風魔法 超上級回復魔法 マナ電流互換改 着火魔法 照明魔法 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:異性にモテる為の本(所持継続一日以上で【顔面】+5) 雷の魔導書、13時間時計
(経験値12/47……レベル38)
・やる気
【筋力】157【HP】57【MP】129 【素早さ】174【顔面】36【加護】20
『殺 る気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)
『魔王の資格(80%)』(不完全ながら能力値上昇、魔物の言語が分かる)
武器:スパイラルランス
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:超上級水魔法 土魔法 回復魔法 着火魔法 照明魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法 闇魔法 上級闇魔法 天候操作魔法 ジャミングウェイブ 解錠魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値0/36……レベル27)
・ぶりっ子
【筋力】122 【HP】??+32【MP】140【素早さ】102【料理】73【歌唱力】44【ダンス】51【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
『従者式格闘術』(後出しでかばいダメージ上昇)
『風より速く動く術』
武器:ドラゴンキラー
防具:ソードブレイカー 緋色の法衣(炎や熱系の魔法や攻撃の無力化+魔法だった場合魔翌力吸収 )
習得魔法:水魔法 上級水魔法 氷魔法 上級氷魔法 光魔法 回復魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
必殺技:ぴゅん太郎
所持:化粧品(試供品)、13時間時計
(経験値30/39……レベル30)
・怪盗
【HP】??+1
【筋力】120
【MP】136
【素早さ】355
【歌唱力】53
『盗む』
武器:丁半槌
防具:ソードブレイカー
習得魔法:上級火魔法 風魔法 回復魔法
所持:アダマンタイトの曲刀、雷の力を吸収する杖
(経験値6/34……レベル25)
・狙撃少女
【筋力】122【MP】137【素早さ】??+6
武器:守人のパチンコ(攻撃翌力3.5、攻撃前に属性魔法を使用して属性付加可能、三発)
習得魔法:水魔法 光魔法
所持:スパークナイフ(攻撃翌力2.5、雷属性)アンチオールスナイパー(攻撃翌力8、一発)
(経験値11/39……レベル30)
【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属、不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典、硫酸の入った瓶、筋トレメソッド本、13時間時計×3、純金小判×5 レア珍獣の生息地(本) 忘却されるまで封印した機械(本)、無限に重なる葉っぱ、ホームセンターの便利グッズ紹介本 回復スライム、氷スライム レインボースライム 探し物の位置を指し示すコンパス(『4回』、不良品)、牛スライム、文字を書き込んだら対になるものに文字が浮かび上がる一対の巻物、壊れたものを何でも直すレンチ、黄金の番人像、世界樹の露(三回分)、なんでも開けるドアノブ型生命体、クイックポーション、超回復ポーション、仮死薬
【ギルドの資金】80361475
- 152 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/25(金) 19:13:29.68 ID:kNrW2Pjao
- 心配していると、中華はゆっくりと起き上がった
以前にはなかった、妙な雰囲気を纏っている
男「……前にもあったな、こんなこと」
中華「そうだね。でも……うーん、なにがあったのか分からないや」
彼も不思議がっていたところ、
男の脳内に興奮した声が響く
海神「ね、ねぇ!あの人、神様になっちゃったよ!?」
男「………………はぁ!?マジ!?」
- 153 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/25(金) 19:15:32.99 ID:kNrW2Pjao
- 氷魔「……なんですか……急に……」
男「あ……すまん。海神サマが、すごいこと言うもんで」
やる気「なんか分かったんすか?」
男「信じがたいが……中華、神になったみたいだぞ」
中華「えっ!?僕が!?」
一同は盛大に驚いた
本人も含め、ただただ心の整理ができていない
一行が落ち着くのには数分を要した
- 154 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/25(金) 19:17:54.97 ID:kNrW2Pjao
- とりあえず必要な食材を引き上げ、
やる気がその怪力で全てを運ぶこととなった
近くの街への帰り道、一息つくと、みな喋りだした
ぶりっ子「なんの神になったんですかぁ?」
中華「なんの神なんだろうね?」
ぶりっ子「あっ、分からないんですねぇ」
怪盗「でも、大方の予想は付きますね」
狙撃少女「中華料理の神、でしょうね」
- 155 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/25(金) 20:29:42.37 ID:kNrW2Pjao
- 一行が街に戻ってきたとき、あることに気付いた
男「……どこで調理するんだ?」
中華「あー、考えてなかったね」
氷魔「……いつもは……ギルドハウスに帰って調理すればよかったですが……」
やる気「まぁ、普通に宿とか?」
>>下1……どこで調理する?
1.キッチン付きの宿
2.酒場の厨房を借りる
3.自由安価
- 156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/25(金) 20:54:59.83 ID:qbVp8zcvo
- 2
- 157 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/26(土) 03:16:54.70 ID:WkcbmiDeo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 158 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/26(土) 19:33:20.25 ID:WkcbmiDeo
- ぶりっ子「マスターさーん」
大きな怪鳥を調理するとなったとき、
どうしても宿のキッチンでは規模が足りない
ここは飲食店の厨房を借りるべきだろう
マスター「ん……ん!?本当に狩ってきたのか」
怪盗「で、こいつの肉食べようと思うんですけど……厨房貸してくれませんか?」
マスター「あー……だが、タダって訳にもいかねぇな。他にも客はいるし」
- 159 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/26(土) 20:40:57.04 ID:WkcbmiDeo
- 中華「それなら、今日だけの特別メニューってことで、どうですか?怪鳥コース」
マスター「うーん……料理できるやつはいるかい?」
狙撃少女「それなら、彼は神です」
マスター「?」
男「ああいえ、なんでもありません。彼は料理人ですよ」
マスター「それならいい。その量じゃ人手が足りねぇからな」
- 160 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/27(日) 01:06:27.88 ID:C33Agiv4o
- 中華「やった!」
氷魔「……よかったです……さぁ……適当な席に座ってください……」
司書コピー「……そうですね」
そうして一行は思い思いの席に座っていく
が、男は呼び止められた
中華「男も料理できるでしょ?」
男「……え?もしかして俺も行くの?」
中華「人手はあればあるだけいいからね。ほら、行こう」
こうして、ゆっくりしていようとした男も厨房へと引きずりこまれていくのであった
- 161 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/27(日) 01:07:00.45 ID:C33Agiv4o
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 162 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/27(日) 19:16:24.62 ID:C33Agiv4o
- それからというもの、酒場は大騒ぎだった
祝杯を上げる者、怪鳥を倒した経緯を聞く者、
ひたすら怪鳥の肉を貪る者もいた
一方、男と中華はただひたすら厨房で調理をしていた
男「これだけの量を調理するのは流石に初めてだぞ」
中華「あはは、ごめんね。無理やり連れてきちゃってさ」
男「……いや、いいさ。話しておいたほうがいいこともあるしな」
- 163 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/27(日) 19:19:34.23 ID:C33Agiv4o
- 中華「え?」
男「そう深刻な話じゃない。大事な話ではあるが……『神格』についてだな」
中華「ああ、まだよく分かってないんだ」
男「一応、神という肩書が保証する最低限の奇跡というものはある。だが、なにかを成したいと思うなら、信仰を集めることが大切だ」
中華「信仰……かぁ」
男「そうだ。……ここにきて、本物の現人神を教団の神に加えることも検討しなきゃならない」
中華「いくら神が実在するからって、さすがに胡散臭いよねー」
- 164 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/27(日) 19:23:28.17 ID:C33Agiv4o
- 男「相変わらず謙虚だなぁ。……ま、おおよそ中華の言った通りだ。実際に神の力を分かりやすく行使し、また見せつけるレベルにならなければ神であることを教団としてアピールしづらい」
中華「信仰を集める近道に入るために、最低限自力で信仰を集めなきゃいけないんだね」
男「そうそう。ま、幸いしばらくは旅だ。なんらかの力を示せる機会はやってくるだろうさ。なんなら、今作ってるこれでもいいしな」
そう言って、切られた鶏肉を指す
中華「バカ騒ぎの宴席にシェフがご挨拶ってのは野暮だね。男も分かってるでしょ?」
男「まぁな。冗談だ」
- 165 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/27(日) 19:36:03.12 ID:C33Agiv4o
- 夜も更ける頃、ようやく宴はお開きになった
マスター「よし!後片付けは全部俺がやるから、もう帰りな!」
中華「おっ、太っ腹ー」
マスター「太っ腹はお前さんたちだ。ずっと料理してたんだろ?結局夕飯は食ったのか?」
男「中華は延々と料理し続けそうだったから、俺が説得して無理やり食わせた」
マスター「それならいい。宿は取ってるのか?」
男「……あっ」
マスター「まさか、宿がないのか?それなら……>>下1」
- 166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/27(日) 19:45:15.48 ID:FZmHpMKIo
- このメモの宿に行け
俺の名前を出せば融通してくれる
- 167 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/28(月) 03:55:48.26 ID:pTfH5v4no
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 168 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/28(月) 19:50:23.39 ID:pTfH5v4no
- マスター「このメモの宿に行け」
メモには宿の名前と、その場所が記されていた
中華「ふむ?」
マスター「俺の名前を出せば融通してくれる」
男「それはありがたいですね。どうもありがとうございます」
マスター「気にするな。肉は安く提供したが、結局は原価なしの丸儲けだ」
- 169 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/28(月) 21:03:10.55 ID:pTfH5v4no
- それから一行は、メモに記された宿へと向かった
宿は村の外れにあり、そのわりには大きい宿だ
氷魔「……夜分遅くに失礼します……」
ホテルマン「いかがなさいましたか?」
やる気「勿論、泊まりにきたっすよ。でっかい酒場のおやっさんから言われたんす」
ホテルマン「そうでございましたか。では、しばしお待ちを」
- 170 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/29(火) 02:37:33.85 ID:sxTquA9qo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 171 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/29(火) 19:31:48.98 ID:sxTquA9qo
- ぶりっ子「本当にあっさり通りましたねぇ」
待っていると、ホテルマンが鍵を持って戻ってきた
ホテルマン「こちら、部屋の合鍵となっております」
怪盗「ありがとうございますー」
一行は鍵を受け取り、その部屋へと向かった
番号はキーに記されていた
>>下1……部屋の内装
- 172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/29(火) 19:33:57.04 ID:LjfOMeCu0
- 何故か天井や壁が緑一色の部屋
- 173 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/29(火) 21:01:07.60 ID:sxTquA9qo
- その部屋に入った瞬間、みなが目を疑い驚愕した
もっとも、司書のコピーだけは生気があるのかないのか分からないような顔で佇んでいたが
そこはあまりにも緑色だった
壁は勿論、天井に至るまでもがとにかく緑だった
どこか不気味だが、目にはいいだろう
狙撃少女「変わった部屋ですね」
男「そうだけど……変すぎないか?」
中華「とはいえ、かなり広いよ。みんな泊まれそうだ」
氷魔「……そうですね……この人数で泊まれる部屋は貴重です……」
- 174 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/30(水) 03:46:38.34 ID:ZhOQuTcAo
- 確かに視覚的には強烈なものを感じるが、
置かれているベッドやアメニティもしっかりとしたものだった
おそらくはただそういったコンセプトの部屋というだけなのだろう
ぶりっ子「騒いだせいで眠いですぅ……」
怪盗「明日に響くのも嫌なんで、さっさと寝ちゃいましょう」
狙撃少女「いや、風呂入ってないじゃないですか。順番にシャワー浴びてからですよ」
- 175 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/30(水) 03:48:13.10 ID:ZhOQuTcAo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 176 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/30(水) 19:38:03.40 ID:ZhOQuTcAo
- 全員はいそいそとシャワーを浴び、
泥のように眠りについた
司書コピー「………………」
しかし、司書のコピーは眠ってはいなかった
全員が疲れて眠りこけているだろう今なら、
どこかへと逃げられると考えたのだ
彼女はなるべく音を立てないように動き、
部屋の入口であるドアに手を掛け、開く
その向こうには>>下1がいた
- 177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/30(水) 19:59:45.40 ID:DcWeoY0Co
- 男
- 178 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/30(水) 20:22:49.85 ID:ZhOQuTcAo
- 男「………………」
そこには男が立っていた
彼は真顔で真っ直ぐ司書のコピーを見つめていた
司書コピー「ひぃぃ!?」
男「なにこそこそしてるんだ?」
司書コピー「あ、あなたこそ……」
男「俺か?ちょっとトイレにな」
司書コピー「この部屋にもあるじゃないですか」
男「なんか詰まった」
- 179 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/30(水) 20:29:25.98 ID:ZhOQuTcAo
- 司書コピー「それは……災難ですね」
男「お前もトイレか?」
司書コピー「はい」
男「そっか」
彼女は男とすれ違い、部屋を出る
しかしその瞬間、後ろから肩を掴まれる
司書コピー「ぴぃ!?」
男「下手な嘘つくなよ。トイレに行くつもりなら詰まってるの知ってるだろ」
- 180 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/31(木) 01:27:21.81 ID:zJkKpPFVo
- 司書コピー「………………」
男「で、脱走か?」
司書コピー「……そうですけど」
男「行くあてがないんじゃなかったのか?」
司書コピー「……そうですね。それは本当です」
男「……そうか。今日のところは大人しく着いてきてもらおうか。まだ俺たちの目的は達成されていないしな。だが……」
司書コピー「なんですか……」
男「いい傾向だ」
- 181 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/31(木) 03:04:19.73 ID:zJkKpPFVo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 182 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/31(木) 20:17:38.05 ID:zJkKpPFVo
- すみません遅れました
彼女に男の真意は分からなかった
心に不可解なものを残したまま、
観念してベッドで眠りにつくことになった
?翌日・陽週月曜日?
中華「うわっ」
中華はなにかに驚いたような声をして目覚めた
まるで悪夢でも見たかのようだ
- 183 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/31(木) 20:43:30.09 ID:zJkKpPFVo
- 氷魔「……どうしたんですか……?」
中華「びっくりしたんだ。自分の部屋じゃなくて、なんか真緑の部屋だったから……」
やる気「あー、あるっすよね。遠征なんかの一日目で錯覚するやつ」
ぶりっ子「よりにもよってこの真緑の部屋ですからねぇ」
一行の目的地にはまだほど遠く、
素早く準備をしてチェックアウトした
怪盗「これからどこへ向かえばいいんでしょうか?」
- 184 : ◆cUhskXlNTw :2023/08/31(木) 20:53:25.95 ID:zJkKpPFVo
- 狙撃少女「地図によれば、この国の商業都市が割と近くにありますね」
男「なるほど、そこでなら移動用の馬車も手配しやすいだろう」
とりあえず村を出て、
意外にもあまり高低差のない街道を歩んでいく
中華「あれ、なんか落ちてない?」
半刻ほど歩いた後、彼がなにかを見つける
そこに落ちていたのは>>下1だった
- 185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/08/31(木) 22:54:59.22 ID:Bcv1Igfu0
- 綿、若干魔翌力も感じる程度
- 186 : ◆cUhskXlNTw :2023/09/01(金) 01:56:18.41 ID:zKg3cL2go
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 187 : ◆cUhskXlNTw :2023/09/01(金) 19:17:53.77 ID:zKg3cL2go
- そこには、綿の塊が落ちていた
変わった綿花でも辺りに生えているのかと思ったがそんなことはなかった
氷魔「……綿……でしょうか……魔翌力も感じます……」
ぶりっ子「まさか」
怪盗「見たところ、どうやら司書コピーさんの中に入っていたものと同じようですが」
司書コピー「え……」
- 188 : ◆cUhskXlNTw :2023/09/01(金) 22:00:39.17 ID:zKg3cL2go
- 彼女は複雑な顔をしている
そもそも、なぜ綿が落ちているのか理解できていない
もっとも、それはこの場の全員がそうだった
狙撃少女「司書コピーさんの肉体を構築した存在が、近くにいるのかもしれませんね」
男「高原だし見通しはいいが、見当たらないな」
中華「残念だけど、今は進むしかなさそうだ」
- 189 : ◆cUhskXlNTw :2023/09/02(土) 01:02:54.78 ID:6kzTepnjo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 190 : ◆cUhskXlNTw :2023/09/02(土) 18:47:37.23 ID:6kzTepnjo
- それから注意深く街道を進んだが、
結局それらしい人影もなかったどころか、
一切人間や魔物には遭遇しなかった
そうして一行は商業都市に辿り着いた
氷魔「……もしかしたら……彼女の肉体を造った人物は……この街にいるかもしれませんね……」
男「聞いた所によればそいつは淫魔らしい。人の多い場所にいるのは自然だな」
やる気「じゃあ、馬車呼ぶ前に聞き込みでもするっすかね」
- 191 : ◆cUhskXlNTw :2023/09/02(土) 20:43:15.87 ID:6kzTepnjo
- 商業都市というだけあって、
近くには多くの商店が立ち並んでいる
特にメインストリートともなれば活気も凄まじい
一行はその中にある雑貨店に目を付けた
店主「野生動物、小型の魔物から身を守る!かんしゃく玉はいらんかねー?」
ぶりっ子「すみませぇん」
店主「あいよ!」
ぶりっ子「私たちは旅の者なんですけどぉ……この辺で淫魔の目撃情報とかありませんかぁ?」
店主「>>下1」
- 192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/02(土) 20:47:36.83 ID:+vgXWr6L0
- 淫魔の目撃はあんまり聞かないな。何か起こったのかい?
- 193 : ◆cUhskXlNTw :2023/09/03(日) 04:08:32.48 ID:40vLx7cWo
- 店主「淫魔の目撃はあんまり聞かないな。何か起こったのかい?」
怪盗「確実なことは言えないんですが……近くの街道で淫魔の痕跡らしきものを発見しまして」
店主「そりゃあ大変だな。で、そいつになにか用があると見える」
狙撃少女「流石ですね……実際、用があるのです。ですが、あなたがいないと思われるならば、ここにはいないのだと私たちも思います」
店主「それなら、いい話があるぜ」
男「いい話?」
- 194 : ◆cUhskXlNTw :2023/09/03(日) 04:17:47.58 ID:40vLx7cWo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 195 : ◆cUhskXlNTw :2023/09/03(日) 19:46:52.06 ID:40vLx7cWo
- そう言うと、彼は一行を店先から店内へと誘導した
一行は不思議に思いつつ、彼に着いていく
店主「うちは動物や魔物に対抗するためのアイテムを数多く取り揃えていてね」
中華「へえ」
店主「こっちに淫魔に対抗するためのアイテムもあるのさ」
氷魔「……もしかして……それ……ですか……?」
氷魔はある品物を指して彼に問う
店主「ご名答。こいつが淫魔への対策アイテムである>>下1だ!」
- 196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/03(日) 19:51:59.70 ID:34jIw8t2o
- とろける濃厚牛乳
- 197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/03(日) 19:56:51.63 ID:pNnibSSqO
- 認識外の手鏡
効果:堕落した者の昔の姿を直視させる魔道具。 魔に堕ちた者に数回向かい合わされば人格が元に戻る
(身体は戻らない)
- 198 : ◆cUhskXlNTw :2023/09/03(日) 20:56:40.94 ID:40vLx7cWo
- 店主「とろける濃厚牛乳だ!」
氷魔「……はんっ……」
店主「その心底馬鹿にしたような顔をやめてくれ!」
やる気「実際、効力あるんすか?」
店主「寝る前に枕元に置いておけば、取り憑かれることはなくなるぞ!」
ぶりっ子「それはありがたいですねぇ」
氷魔「……迷信ですけど……気休めにはなるでしょうね……」
- 199 : ◆cUhskXlNTw :2023/09/04(月) 01:17:15.29 ID:fOB4/8DQo
- 怪盗「して、いくらなのですか?」
彼女は置かれていた値札を持ち、覗き込む
そこには、日本円に換算して一瓶280円と書かれていた
狙撃少女「高くないですか?」
店主「うちにある牛乳で一番濃厚で高級なやつだからね。他にも牛乳はあるが……なるべく濃厚な奴に効果があると言われているよ」
男(うさんくさいな……)
- 200 : ◆cUhskXlNTw :2023/09/04(月) 01:18:01.49 ID:fOB4/8DQo
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 201 : ◆cUhskXlNTw :2023/09/04(月) 19:24:11.77 ID:fOB4/8DQo
- とはいえ折角情報を貰ったのだから、
情報代として買っておくのも悪くないだろう
結局そう判断して牛乳を3瓶買った
【ギルドの資金】80360595
店主「毎度あり!」
中華「情報、ありがとうございましたー」
そう言って一行は商店を去った
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