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【水星の魔女】 エラン5号「ノレア、天下一品に行こう!」 ノレア「・・・・・・は?」
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1 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 20:56:39.93 ID:D6WeSs5o0
ノレア「いきなり何を言い出すんですか」
5号「いやこれ見てよ! こってりMAXだって! 絶対美味いやつじゃん!」
そう言って、5号がスマホの画面を見せる。そこには、こってりMAXとよばれるラーメンの画像が写っていた。
ノレア「・・・・・・別に、私じゃなくても。あなたの兄弟と行けばいいんじゃないですか?」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1687262199
2 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:00:33.22 ID:D6WeSs5o0
5号「それは無理だね。四男はスレッタ・マーキュリー達とお出かけらしいし、
他の兄弟は兄弟で予定があるらしいよ」
ノレア「はあ・・・・・・。つまり私は、あなたの兄弟の代わりに連れて行かれる訳ですか・・・・・・。
便利屋扱いとか、最低ですね」
5号「いやいやいや、違うって! 自分から聞いてきて、勝手に解釈しないでよ。
別に兄弟(あいつら)は関係ないって」
3 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:01:54.99 ID:D6WeSs5o0
5号は真面目な表情で、
5号「僕が君と一緒に行きたいと思ったから、誘ってるんだ」
そう告げた。
4 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:02:49.75 ID:D6WeSs5o0
ノレア「・・・・・・っ! そういうトコ、ずるいですよ・・・・・・」
5号「・・・・・・? ずるい?」
ノレア「な、なんでもないです! 行けばいいんでしょ、行きますよ!」
5号「そう? なら良かった。じゃあ行こうか」
ノレア「・・・・・・ホントいい性格してる」
ノレアは小声で愚痴った。
5 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:04:56.35 ID:D6WeSs5o0
天下一品への道中にて・・・・・・
5号「そういえば、部活はどう? 美術部に入ったんでしょ?」
ノレア「ええ、まあ。私とソフィの、2人だけしかいない部ですけどね」
5号「2人だけ? 珍しいね。ところで、ソフィって絵描けるの?」
ノレア「全然。大体いつも私の隣でゲームをしたり、マンガを読んだりしてます」
6 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:06:38.66 ID:D6WeSs5o0
5号「あははっ! 部活、思いっきりサボってるじゃん」
ノレア「まあ、ソフィなので。でもたまに、手芸部に顔を出して、ぬいぐるみを作ってるらしいですよ」
5号「? それって、手芸部と兼部してるってこと?」
ノレア「いえ。そもそもウチの学校、兼部は出来ないじゃないですか。あくまで気が向いたら行くみたいです」
5号「・・・・・・ふーん」
7 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:08:33.25 ID:D6WeSs5o0
5号「(裁縫には興味があるのに、絵は描かない。それなのに美術部に入ったってことは、
きっとノレアをひとりぼっちにしたくなかったんだろうね)」
ノレア「・・・・・・あなた、何ニヤニヤしてるんです?」
5号「いやぁ、仲がいいなあ、って思って」
ノレア「・・・・・・刺しますよ?」
8 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:10:32.24 ID:D6WeSs5o0
ノレアが、衣服に忍ばせた鉛筆を取り出す。
5号「いやいや待ってって! なんで刺そうとするのさ!?」
ノレア「あなたが失礼なことを考えるからです」
鉛筆が5号の喉元へと向けられた。
5号「! 分かった、僕が悪かった! だからそれをしまって!」
9 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:12:47.29 ID:D6WeSs5o0
ノレア「・・・・・・次はないですからね」
ため息を漏らしつつ、ノレアが鉛筆を衣服にしまった。
5号「悪かったって。でもそうか、ソフィが手芸部に行ってる時は、ノレアしか居ないんだね。
それなら、その時は僕が美術部に行こうかな」
ノレア「あなたが? どうして?」
5号「君の絵を見たいんだよ。最近、風景画を描き始めたんだろ?」
10 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:14:44.84 ID:D6WeSs5o0
ノレア「そうですが・・・・・・。別に、ソフィが居る時でもいいでしょ」
5号「ソフィが居るとにぎやかになって、絵をじっくりと見れなそうだからね。
あと、君が描いてるところを直接見たい」
ノレア「・・・・・・」
5号「駄目?」
11 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:16:25.37 ID:D6WeSs5o0
ノレア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ノレアはしばらく考え込んだ後、
ノレア「・・・・・・はあ。いいですよ、私の絵でよければ」
そう告げた。
12 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:17:14.07 ID:D6WeSs5o0
5号「ホントに!? ありがとう、ノレア!」
ノレア「べ、別に、そんなに喜ばなくても。たいした絵じゃないですし」
5号「そんなことないさ」
13 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:18:17.10 ID:D6WeSs5o0
5号「・・・・・・少なくとも、僕にとってはね」
14 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:21:51.49 ID:D6WeSs5o0
天下一品・店舗前にて・・・・・・
5号「さあ、着いたよ。ここが天下一品・中野店さ!」
ノレア「へえ。ちなみに、この店舗を選んだ理由ってあるんですか?」
5号「いや別に。なんとなくだね。強いて言うなら、この店独自の取り組みが面白いなあって思ったから」
ノレア「独自の取り組み?」
15 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:24:32.86 ID:D6WeSs5o0
5号「うん。これこれ」
そう言って5号が、店の前に設置された看板を指さした。ノレアが看板に目を向ける。
ノレア「? こってりスープがテイクアウト可能・・・・・・?」
5号「そう! 中野店では、こってりスープを紙コップに入れてテイクアウト出来るんだ!
価格はなんと190円! これで散歩中でも絵描き中でも、天一が楽しめるね!」
ノレア「???? ちょっとよく意味が分からないんですが・・・・・・。いや、意味自体は分かりますけど。
どうしてそうしようと思ったのかが分からない」
16 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:26:03.27 ID:D6WeSs5o0
5号「分からない? どの辺が?」
ノレア「こってりスープを、コンビニコーヒーと同じ感覚で売り出してるのが」
5号「そう? 同じじゃない? どっちも飲み物だし」
ノレア「いや、コーヒーとラーメンスープじゃ、扱いが全然違うでしょ・・・・・・。そもそも、需要はあるんです?」
5号「普通にあるよ。最近だと、普通の自販機でもラーメンスープ缶が売ってるじゃないか」
ノレア「!? そうなんですか!?」
17 :
◆WLqChR3KymnV
[saga]:2023/06/20(火) 21:27:20.51 ID:D6WeSs5o0
5号「うん。某ブランドのとんこつラーメンのスープ缶が、コーンポタージュ缶より売れたって話もあるし」
ノレア「・・・・・・一体、この国はどうなってるんですか」
5号「いや、そんな評論家みたいなこと言われても。まあ、今回の目的はこれじゃないし、そろそろ店内に入ろうか」
ノレア「それもそうですね」
立ち話をやめ、2人は店内へと足を踏み入れた。
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