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【フランダースの犬 安価】ネロ「絶対にコンクールで優勝する」
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13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2023/06/18(日) 11:39:54.99 ID:HyJFC7AN0
ネロ「僕がここまで生きてこれたのはパトラッシュ...君のおかげだよ。感謝の念を込めて君の絵を描いたんだ」
パトラッシュ「わん!」
ネロ「正直、もう結果は求めてないんだ。ただ僕は君の絵を多くの人に見てもらいたいからコンクールに出すんだ」
パトラッシュ「わん」
ネロ「そっか、ありがとう喜んでくれたんだね」
ネロ「でもコンクールまで残り2日ある。それまでは家事代行で稼ごう」
※※※
それから2日後。
ネロとパトラッシュはコンクール会場に居た。
ネロ「うわぁ、綺麗な絵がたくさん飾られてる。画材も絵具も筆も上質な物ばっかだ」
パトラッシュ「わん!わん!」
ネロ「ごめんごめん。どの絵が選ばれてるかを見に行かなきゃね」
1人と1匹はコンクールで優勝した絵が飾られてる壇上に辿り着いた。
豪奢な額に収められた絵を見て、ネロは目を見開いた。
ネロ「え・・・うそ!?」
ネロの見た絵は
>>14
1.ネロの描いた絵
2.アロアの描いた絵
3.見ず知らずの参加者の絵
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/18(日) 11:41:17.91 ID:ECkJJAeGO
2
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2023/06/18(日) 12:00:17.43 ID:HyJFC7AN0
ネロ「あの絵に描かれてるのは僕とパトラッシュだ。でも誰があの絵を・・・」
アロア「あたしよネロ!」
ネロ「あ、アロア...いやお嬢様があの絵を?」
アロア「そうよ。ネロの役に立つために絵の勉強を頑張ったの!賞金は全部ネロにあげる。これで今まで通りの関係に戻れるわね」
ネロ「あ、ありがとうアロア。でもちょっと1人にさせてくれないかな?予想外すぎて心が追いついてこないや」
アロア「えぇ、わかったわネロ!なら後でうちに寄ってクリスマスパーティを一緒に楽しみましょ」
ネロ「う、うん...」
※※※
ネロ「予想外過ぎて空いた口が塞がらない...まさかアロアの絵が入賞するなんて...なんか自信なくなるな」
ネロ(僕も学校に行ける金が有れば...賞で優勝出来たのかな。...ダメだダメだ、結果に拘らないってパトラッシュに言ったじゃないか!!...でも悔しいな)
パトラッシュ「わんっ!」
ネロ「どうしたんだいパトラッシュ...ってその袋は」
チリンチリン
ネロ「す、凄いぞ金貨だ!100歳まで豪遊できるだけの金貨が袋に詰まってる!?」
ネロ(これがあれば学校に...)
ネロ「あれ袋に名前が...えーと...コゼツ?コゼツ旦那の名前だ。ってことはこれはアロア達のお金なのか」
ネロ「
>>16
」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/18(日) 12:41:15.00 ID:NiKVeCrsO
これは届けに行くしかないな!
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/18(日) 12:41:38.06 ID:+MjSYXwDO
アロアと逃避行するかあ
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2023/06/18(日) 13:10:46.79 ID:HyJFC7AN0
コゼツ「あぁ...ぁっ!わたしはもうおしまいだ...」
アロア「パパはどこに落としたのかしら財布」
エリーナ「まったく...あれだけ飲み過ぎないでって言っておいたのに」
コゼツ「面目ない...。しかし、女には分からない話だが、酒の付き合いというモノは商談を左右する」
エリーナ「...酔っ払ってないでまた探しに行ったらどうですか?」
コゼツ「そ、そうしよう」
ガチャっ
ネロ「こんばんは。コゼツさん、居ますか?」
コゼツ「わたしを笑いに来たのかネロ!!上等だ、サシで殴り合おうか!」
アロア「パパ、ネロに手を出さないで!?」
エリーナ「この人は酔っ払ってるのよ!危ないから早く帰りなさいネロ」
ネロ「クリスマスだから酔いたくなりますよね。...あの、林道でパトラッシュがコレを見つけました」
コゼツ「おぉっ!わたしの金貨だ!一つもなくなっていない!!ね、ネロ...ありがとう」
ネロ「用はそれだけです。それではこれで」
コゼツ「
>>19
」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/18(日) 13:16:37.37 ID:NiKVeCrsO
待て、タダで返すにはいかん!
何でも好きなものをくれてやろう
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2023/06/18(日) 13:32:34.82 ID:HyJFC7AN0
コゼツ「待て、タダで返すにはいかん! 何でも好きなものをくれてやろう」
ネロ「ほんとうにいいんですか?」
コゼツ「勿論だネロは私達の恩人だ。是非、お礼をさせてくれ」
ネロ「ならちょっとついて来てください」ぐいっ
コゼツ「ひ、引っ張ってどこに連れて行く気だ!」
エリーナ「あなた!!」
アロア「私達も行きましょう!」
※※※
寒気が篭った教会。
そこでネロとコゼツ一家はルーベンスの絵を仰いでいた。ネロは感極まって両手を潤ませている。
ネロ「あぁ...コゼツさん。ありがとうございます。これで思い残すことはありません」
コゼツ「縁起でもないことを言うもんじゃない」
ネロ「でも僕にはもう生き甲斐は...絵の学校に通いたかったけど貧困層の僕にはお金が・・・」
コゼツ「そのことなんだが君を我がコゼツ家の養子に取ろうと思う」
ネロ「え!?」
エリーナ「いい考えですね、あなた」
アロア「これでネロとずっと一緒に居られるのね!」
コゼツ「君には絵の才能がある。わたしは養父として君の才が開花していく過程を見守っていきたい。...どうだろうか?」
ネロ「
>>21
」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/18(日) 14:00:58.87 ID:lx2TxdtwO
と、と言うと僕はアロアの弟か兄に?
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