このスレッドは1000レスを超えています。もう書き込みはできません。次スレを建ててください
プリキュア作るぞ【安価有】
- 392 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/27(火) 21:49:17.22 ID:SXOGAVuoo
- 朱「はぁ、はぁ……助かっ、た?」
透「うくっ……!」フラッ
朱「弓知夏さん!」ガシッ
桜野「朱さん、弓知夏さん! 大丈夫ですか!?」
透「……平気」
朱「桜野ちゃんこそ大丈夫? あんまり動いたら……」
桜野「いえ、私はもう大丈夫です」
朱「本当に? 無理しちゃダメよ?」
桜野「ほんとに大丈夫ですから心配しないでください」
桜野「そんなことより雪菜ちゃん!」クルッ
桜野「大活やく……うぉっと?」
雪菜「……」ギュゥゥゥ
桜野「雪菜ちゃん……?」
雪菜「……ひくっ、ひっく……うぁ……!」
桜野「ぁ……」
桜野「……雪菜ちゃん」ギュゥッ
桜野「よく頑張ったね……」ナデナデ
雪菜「うぁぁぁっ……!!!」ボロボロ
- 393 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/27(火) 21:59:11.22 ID:SXOGAVuoo
- 透「……」
雪菜「……ひくっ、うっ……っ……」
桜野「落ち着いてきたかな?」ナデナデ
雪菜「はい……ありがとうございます……」
透「久木さん」
雪菜「は、はい……?」
透「ひとつだけ確認させて。あなた、プリキュア続ける気?」
雪菜「! わ、私は……」ギュッ
透「怖かったんでしょ? 今だって岸波さんに頼って。はっきり言うけど、あなたにプリキュアは向いてない」
桜野「そういう棘のある言い方はだーめ。もう少し優しく……」
透「黙ってて。この子の意志を確認してるの」
雪菜「うぅ……」
透「どうなの?」
雪菜「わ、わ、たし……続けたい、です……」
透「実際に戦って、怖い思いをたくさんしたでしょ? それでも戦うの?」
雪菜「だって、だって私……桜野さんと一緒がいい……から……」
桜野「雪菜ちゃんっ……!」ギュ-
雪菜「さ、桜野さっ、ちょっと苦しぃ……!」
透「……」ムスッ
- 394 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/27(火) 22:07:31.91 ID:SXOGAVuoo
- 透「岸波さん」
桜野「なんでしょう?」
透「これ以上首突っ込むのやめて」
桜野「えぇ……」
透「この子、あなたと居られればそれでいいみたいだし。だったらあなたが関わらなければぜんぶ解決」
桜野「弓知夏さん、ごめん。それはできません」
透「むぅ……なんでよ」
桜野「だって心配だもん、弓知夏さんのこと」
透「……私は、大丈夫だよ」
透「独りだって大丈夫。今までそうしてきたんだから……」
透「独りだって……戦える……」
桜野「私が一緒にいたいの」
透「!」
桜野「ね?」
透「…………はぁ」
雪菜「……?」
透「あなた」
雪菜「はいっ」ピシッ
透「自分の身は自分で守ってよ。そんなに面倒見きれないから」
雪菜「は、はいっ」
朱「大丈夫よ。あたしもいるし、それに……」ナデナデ
雪菜「?」
朱「この子、そんなに弱くないわよ」
雪菜「朱さん……!」
- 395 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/27(火) 22:12:46.89 ID:SXOGAVuoo
- 雪菜「あの、弓知夏さん、私からもひとつだけ聞きたいことが……」
透「なに?」
雪菜「うっ……やっぱりなんでもないです……」
透「言いたいことがあるならはっきり言って」
雪菜「……お、怒りませんか?」
透「内容による」
雪菜「や、やっぱりやめときます……」
透「いつまでも隠されてると気分悪いの。はっきり言って」
雪菜「ぁ……ぅ……」
雪菜「じゃ、じゃあ、その……」
透「……」
雪菜「何をそんなに怖がってるんですか?」
- 396 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/27(火) 22:22:10.21 ID:SXOGAVuoo
- 透「……は?」
桜野「怖がってるって虫のこと?」
雪菜「違います違います」ブンブン
雪菜「初めて会った時からずっと思ってたんです。いったい何をそんなに怯えているんだろうって」
透「怯える……私が? そんなわけない……!」
雪菜「ありますよ……!」
雪菜「私、分かります! だって、だって! 私は誰より怖がりだから! 誰かが何かを怖がってるのも分かります!」
透「分かるわけない! 何にも知らないくせに!」
雪菜「だったら教えてくださいよ!!!」
透「!」
雪菜「桜野さんも朱さんもいるじゃないですか。相談すれば親身になって聞いてくれるはずです」
雪菜「なのに、それなのになんでいつも独りで辛そうな顔してるんですか!」
雪菜「怖いなら怖いでいいじゃないですか! 苦しいなら苦しいでいいじゃないですか! 助けてほしいなら助けてって言えばいいじゃないですか!!!」
透「なにが、分かるの!」
透「あなたになにが分かるって言うの!?」
透「何も失ったことないくせに分かったような口聞かないでっ!!!」タタタッ
桜野「あ、弓知夏さん!」
安価下3まで多数決
@ 追いかける
A 追いかけない
- 397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/27(火) 22:24:05.54 ID:eLu0WdIao
- 1
- 398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/27(火) 22:24:20.38 ID:BtmdfM2f0
- 1
- 399 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/27(火) 22:34:24.14 ID:SXOGAVuoo
- 雪菜「……ふ、ぐっ……ぅぅ……!」ポロポロ
桜野「あ、雪菜ちゃん……どうしよ……」オロオロ
朱「雪菜ちゃんはあたしに任せて」
桜野「すみませんっ」タタタッ
雪菜「……ひくっ、ひぅ……私……」
朱「……」ナデナデ
雪菜「うぅ……」
朱「あのね雪菜ちゃん、大事なこと話すね。プリキュアとして戦うなら、知っておかなきゃいけないこと」
雪菜「……?」
朱「あたし達が戦ってる敵はね、ウィッシュスターっていう秘宝の力で願いを叶えようとしているの。そのエネルギーは誰かの願い。誰かが何かを願う時、その力がウィッシュスターのエネルギーになる」
雪菜「……願いの……力? ってことは、私たちの願いも……?」
朱「うん、きっとウィッシュスターのエネルギーになる。どれだけ小さくてささやかで優しい願いでも」
雪菜「じゃあ……弓知夏さんは……!」
朱「それを知ってるから、どんなに辛くても誰も頼れないんじゃないかなって」
雪菜「そんな……私、なんてこと……! 謝らなきゃ……!」
朱「待って待って。今は桜野ちゃんに任せましょう?」
雪菜「……はい」
- 400 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/27(火) 22:48:33.37 ID:SXOGAVuoo
- 雪菜「……」
朱「でも残念だったわね、発表の練習」
雪菜「……違うんです。そうなっちゃったけど、違うんです……」
朱「違う?」
雪菜「私、私……」
雪菜「……」
雪菜「クラスの人が陰口を言ってたんです」
朱「!」
雪菜「桜野さんの悪口でした」
朱「え……?」
雪菜「桜野さん、とっても優しくて、みんなに頼られてて、色んな人を助けてて。でもそれをよく思わない人もいて」
雪菜「私、許せなかったんです。桜野さんはそんな人じゃありません。私は知ってます」
雪菜「だから違うって言いたくて、言い返さなきゃって思って、立ち上がって、でもうまく声が出なくて、気持ちだけが前のめりになって、気づいたらみんな、周りの人がみんな、みんな、私のこと、見てて、それで……」
朱「……!」ギュッ
雪菜「わぷっ!? あかねしゃ……?」
朱「いっぱい頑張ったんだね……!」
雪菜「!」
雪菜「で、でも……!」
雪菜「でも私、結局逃げちゃって、ダメダメで……!」
朱「ううん、一所懸命立ち向かったよ。全然ダメなんかじゃないよ。きっと桜野ちゃんだって喜んでくれる」
雪菜「ほんと、ですか……?」
雪菜「私、ちゃんとがんばれましたか……?」
朱「うん。あたしが保証する」
雪菜「ありがとっ、ございますっ……!」
雪菜「私、もっと強くなりますっ」
雪菜「今は怖がりだけど、それでもきっと強くなってちゃんと言い返せるくらいになるんです」
朱「うん、その意気。応援するわ」
雪菜「そして……」
雪菜「そしていつか、桜野さんが怖がってる何かから、私が助けてあげるんです」
朱「……え、桜野ちゃんが?」
- 401 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/27(火) 23:05:03.22 ID:SXOGAVuoo
- 桜野「弓知夏さん待って!」
透「……」
桜野「あの、あのね弓知夏さん」
透「……私、なにも怖がってなんかないから」フイッ
桜野「弓知夏さん、聞いて」
透「……」フイッ
桜野「ねーってばー」
透「……なに」
桜野「うん、あのね……」
桜野「わたしね、雪菜ちゃんの言うことも間違いじゃないと思うよ。本当に助けが必要な時は、助けてって言っていいんじゃないかなって」
透「そんなのダメに決まってる。 分からないの? 私たちの願いだってウィッシュスターのエネルギーになる。やつらの思う壷」
桜野「うん、だからね、こっそり教えて」
透「こっそり?」
桜野「そう、こっそり。ウィッシュスターにも聞こえないような小さな声でこっそり。私だけに聞こえるようにでいいから」
透「そんなこと出来るわけない。気休めにもおまじないにもならない。なんの意味もない。そんな小さな声、届くわけないっ……!」
桜野「ううん、きっと届くよ。届けたいって気持ちがあればきっと届く」
桜野「どんなに遠く離れてたって、どんなに小さな声だって、わたし、絶対聞き漏らさない。どこからだって飛んできて、きっとあなたを助けるから」
透「……!」
透「……っ」
透「………………期待しないでおく」
桜野「いいよいいよー。ハードルは低い方が、多少カッコつかなくてもいい感じに見えるかもしれないからね!」
透「なにそれ」
桜野「えっへへっ」ニコッ
透「……」
透「……ねぇ」
桜野「なぁに?」
透「私あの子に、久木さんに酷いこと言っちゃったよね」
桜野「ちょっとキツかったかもねぇ」
透「そう、だよね……」
桜野「一緒に謝りに行こっか」
透「……!」
透「……」
透「……ん」コクッ
- 402 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/27(火) 23:08:10.78 ID:SXOGAVuoo
- ここまで
以上で久木雪菜編終了です 脳内闇堕ちに引っ張られた感すごいですが、「プリキュア、がんばれ」の実績解除できたので余は満足です
そしていよいよ次回から桜野変身編始めようと思います。いきなり変身後安価までたどり着くか分かりませんが乞うご期待
本日はお疲れ様でした
- 403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/27(火) 23:09:54.78 ID:2TxANAIr0
- 乙
- 404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/27(火) 23:12:16.79 ID:iVJ0ZPlL0
- 乙
もう2人も正式なプリキュアになっちゃったんだからこの際あと1人くらい増えたって変わらないよ〜弓知夏さ〜ん
- 405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/27(火) 23:36:01.18 ID:Rz7RrOhpo
- 乙
プリキュアといいつつ日曜朝3時くらいの雰囲気漂ってるのたまらない
春夏組の闇、きたいしてまーす
- 406 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/28(水) 20:45:00.51 ID:WwfI/Wcqo
- 昼休み 屋上
雪菜「願い、ですか?」
桜野「そうそう」
朱「でもなんで急に?」
桜野「ウィッシュスターってどんな願いでもひとつだけ叶えられるじゃないですか? そこで、みんなだったらどんな願いを叶えるか気になって」
朱「うーん、そうねぇ……」
雪菜「ひとつだけですもんね……」
桜野「うんうん」
透「……」
桜野「弓知夏さんもこっちおいでよ」
透「私はいい。っていうか嫌」
桜野「えぇ、一緒に考えようよー」
透「そんなのダメ。私たちの願いだってウィッシュスターのエネルギーになるんだから。そんな、やつらに手を貸すみたいなことしたくない」
桜野「本当に願うわけじゃないってばぁー」
透「でも……」
シア「夢を見るくらいはいいと思いますわよ」
透「シアまで……」
シア「生きていくためには、そのくらいの希望は必要ですわ」
透「むぅ……」
- 407 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/28(水) 20:53:59.64 ID:WwfI/Wcqo
- 桜野「ほらほら、こっちおいでー。ここにお座りー」パムパム
透「……うん」
桜野「それでどう? 弓知夏さんはなにをお願いする?」
透「やつらを倒したいとか?」
桜野「うーん、そういうんじゃなくてさ。もっと個人的な、弓知夏さんのお願い」
透「私の……」
桜野「うんうん」
透「私、願いなんて……」
桜野「なんにもない?」
透「……分かんない」
桜野「すぐには思いつかないか」
透「……うん」
桜野「じゃあ雪菜ちゃんに聞いてみましょー」
雪菜「私ですか?」
桜野「いえーす。さぁお答えください。なんでもひとつだけ叶うならなにを願う?」
雪菜「えぇと……」
安価下3まででコンマ最大
雪菜の願い
- 408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/28(水) 20:55:05.08 ID:psflO6rFo
- 願いを叶えられる数を無限にする
- 409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/28(水) 20:56:10.68 ID:q0/qIjzE0
- 身長を伸ばす
- 410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/28(水) 20:56:54.94 ID:rqhWJT5S0
- 胸邪魔だから小さくする
- 411 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/28(水) 21:04:13.64 ID:WwfI/Wcqo
-
>>410了解
緊急会議を招集する
- 412 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/28(水) 21:17:42.55 ID:WwfI/Wcqo
- 類稀なる紳士の諸君、本日はよく集まってくれた
本日諸君に集まってもらったのは他でもない
我々の高度に紳士的かつ知的な活動において欠かすことのできないとある設定を確認するためである
つまるところ彼女らの胸囲についてである
なに下心などいっさいない 我々は紳士なのだ
現状分かっている設定で胸囲について言及されているのは久木雪菜ただ1人である 彼女については「早熟な体付きなロリ巨乳。(原文ママ)」とされているため、主要キャラの中でもっとも刺激的と見て間違いないだろう
また透についても「ボーイッシュ」とされているため、この中では1番可愛い可能性が高い
問題は残りの2人である
桜野については平均的と見るのがいいかもしれないため2番目か3番目となるだろうが、そのポジション故のコンプレックスを描くべきであるという指摘も頷くことはできるのだ
朱についてはモデル体型ということもあり、スレンダーかつコンプレックスを持っていないとすることも可能だが、より刺激的な肉体だとしても扱い切れるだけのポテンシャルがあるだろう
それを踏まえた上で紳士諸君らには彼女らの胸囲の格差社会を可視化してもらいたい
さしあたって現状の私が見る社会構図を以下に示す
雪菜>朱>桜野>越えられない壁>透
諸君らにも是非じっくりと考えて頂きたい
なおこれはあくまで紳士的な行為であり下心など全く存在しない そのことを努々忘れることなきよう
おっぱい
- 413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/28(水) 21:29:26.16 ID:69nm/ibrO
- それを捨てるなんてとんでもない!(by雪菜投げた人)
スレに合わせて推敲してキャラ投げたので胸削除されるのはつらい(推敲前はもっとくどい描写だった)
- 414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/28(水) 21:55:18.86 ID:72bj+8ly0
- まぁただの雑談だし、ホントに削除はされまいよ
個人的には雪菜>朱>>桜乃≧透かなぁ
ロリ巨乳とモデルという特に恵まれた上位2人に、下2人は年頃特有の憧れとか羨望とか持ってる感じで変に意気投合しちゃうっていうアレ
プリキュアは大体ぺったんこだし、ここの子達は全員普通くらいはあっても全然いいと思います
いえ下心とかはないですけど
- 415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/28(水) 21:58:56.80 ID:mwcPD8800
- 透はやろうと思えば男装できる胸ってイメージあるな
桜野はまあ普通か普通以上の女の子らしい感じ
- 416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/28(水) 22:02:03.00 ID:I6NmtOAW0
- 透はペッタンペッタンつるペッタンで「胸重くて邪魔だな〜」的な台詞を聞いたらすごい目で見てくる感じある
- 417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/28(水) 22:16:45.06 ID:69nm/ibrO
- 格差社会から少し脱線しますが身長については
朱(モデルとは長身というイメージ)≧透(ボーイッシュなら身長は高めかなというイメージ)>桜野(特徴がない、身長も普通(155cmぐらい?)というイメージ)>雪菜(145cm)
ぐらいの感覚で想像してます。
- 418 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/28(水) 22:19:47.87 ID:WwfI/Wcqo
- ありがとう紳士諸君
傾向を見るに、私が先に挙げた構図と大きくは相違ないようで安心した
細かい設定は血で血を洗う争い必至のため不問とし、順位だけを明確なものとする
なお本当に胸削除にはならないため安心されたし 身長は俺もそのイメージ
- 419 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/28(水) 22:28:30.72 ID:WwfI/Wcqo
- 雪菜「私はその……胸が……」
透「っ……!」バッ
雪菜「肩が凝ったりもしますし結構邪魔になるので小さくできたらなぁ、と……」
透「……な、な……っ!」
透「……!」ハッ
透「……っ」サッ
透「……」ス-ン
透「!?!!??!?」
透「ア……」フラッ
シキ「……?」
朱「あぁ〜分かるかも」
透「っ……!」バッ
朱「あたしもたまに邪魔に思うことあるのよねぇ」
透「ア……ア……」
透「……っ!」ババッ
透「……!」ペタスッ
透「……」ペッタ-ン
透「!?!?!?!????」
透「アァ……」フラッ
シキ「透……」
桜野「2人ともおっきいもんねぇ。ちょっと羨ましいかも」
透「ぜぇぜぇ……!」フラフラ
雪菜「あんまりいいものでもないですよ。その、視線とか……」
桜野「そう? 憧れちゃうけどなぁ」
朱「そう言う桜野ちゃんも、実は結構あるんじゃないの?」
桜野「いえいえそんな」
透「! 岸波さ……!」
桜野「だってほら……」
透「ア」
桜野「わたしは……」
透「アァ」
桜野「普通ですよ!」ニコッ
透「ア-……」バタ-ン
桜野「んぇ? 弓知夏さん?」
透「ウラギリモノウラギリモノ……」シクシク
シキ「元気出すです……」ペタン
- 420 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/28(水) 22:34:46.30 ID:WwfI/Wcqo
- 透「……」ドヨ-ン
桜野「あ、えぇっと……なんか元気ない?」
シキ「今はそっとしといてあげてほしいのです……」
桜野「う、うん、わかった」
桜野「じゃあ次は朱さんね。ずばり、なんでもひとつだけ叶うならなにを願いますか?」
朱「そうねぇ……」
安価下3まででコンマ最大
朱の願い
- 421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/28(水) 22:38:13.68 ID:F9nn9QdP0
- 脚スラっとさせたい
- 422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/28(水) 22:38:57.35 ID:ZBds6NNI0
- 食事制限しなくても体重増えない身体
- 423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/28(水) 22:40:10.70 ID:eN0AfJNg0
- 服が無限に入るクローゼット
- 424 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/28(水) 22:59:35.81 ID:WwfI/Wcqo
- 朱「あたしはクローゼットかしら」
桜野「クローゼット? どうしてですか?」
朱「お仕事がらね、服がすっごく多いの。買ったものとか貰ったものとかでいっぱいになっちゃうのよ」
雪菜「羨ましい悩みです……!」
朱「でも本当にしまう場所に困ってるからクローゼットがほしいわね。それも無限に入るやつ」
桜野「無限ですか!」
朱「そうそう。正直、こんなのいつ着るの? みたいなのもあったりして困ってるのよね。だから無限クローゼット」
雪菜「お洋服がいっぱい! 夢の空間ですね……!」
朱「雪菜ちゃんはどんな服が好き?」
雪菜「可愛いのが好きです!」
朱「そかそか、じゃあ今度コーディネートしてあげるわね」
雪菜「! ほんとですかっ!? いいんですか! やったぁっ!」
朱「桜野ちゃんもどう?」
桜野「いえ、わたしは……」
朱「遠慮しなくてもいいのよ?」
雪菜「そうですよ桜野さん! 朱さんですよ! プロのモデルさんのコーディネートですよ!」
桜野「そ、そこまで言うなら……」
朱「弓知夏さんは? 一緒にコーディネートしない?」
透「私はいい」
朱「んーもったいない。背丈とか体型はあたしに似てるし、色々アドバイス出来ると思うんだけど……」
透「たい、けい……!」
朱「え、なに……?」
透「ア」
シキ「透っ! 気をしっかり持つですっ!!!」ペタ-ンッ
- 425 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/28(水) 23:14:24.57 ID:WwfI/Wcqo
- 桜野「2人とも素敵なお願いだねぇ」
雪菜「桜野さんだったら、どんなお願いをするんですか?」
桜野「わたし? わたしだったら、うーん……みんなのお願いが叶いますように、かな?」
雪菜「おぉー、なんか桜野さんって感じがします」
桜野「そうかな?」
透「なにも思いつかなかっただけでしょ」ツ-ン
桜野「な、なにゆえそんなにも機嫌が悪いのでしょう……」
朱「でも確かに、桜野ちゃんの個人的なお願いって感じはしないわよね。そういうのはないの?」
桜野「これといって無い、ですかね?」
雪菜「なんだか寂しくないです?」
桜野「ううん、そんなことないよ。だって……」
桜野「みんなが幸せならわたしも幸せなので!」パァァァ
雪菜「ま、まぶしいですっ……!」
朱「後光が! 後光が差して見えるわっ……!」
桜野「大げさだってぇ」ニコニコ
朱「桜野ちゃんのそういうところに、あたしたちもいっぱい助けられたのよねぇ」
雪菜「ですねぇ」
桜野「照れるなぁ。わたしなんて全然だよ」
朱「そんなことないわよ」
雪菜「そうですよ。いつも誰かに頼られて、嫌な顔ひとつしないで引き受けて。いっそ不思議なくらいです。どうしてそんなに優しくいられるんですか?」
桜野「そんなに大したことじゃないけど……」
透「私も気になる。どうしてそういつもいつも余計なことに首突っ込むの?」
桜野「同じ質問とは思えない切れ味……」
- 426 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/28(水) 23:22:38.46 ID:WwfI/Wcqo
- 桜野「うーんとね、ちょっと前の話になるんだけど、といっても10さいくらいの頃かな?」
桜野「わたしね、街で迷子の女の子を助けたの」
桜野「同い年くらいの子だったんだけど、道の端っこでうずくまってて。お母さんとはぐれちゃったみたいで」
桜野「わたしその時、たまたま飴を持ってて、その女の子にあげたの。そしたらすっごく喜んでくれて。それで仲良くなって2人でおしゃべりしてたら、その子のお母さんが探しに来て」
桜野「いっぱいありがとうをくれた。女の子もお母さんも、いっぱいいっぱいありがとうって言ってくれたんだ」
桜野「それだけの話なんだけどね。でもわたし、それがすごく嬉しくて。こんなわたしでも誰かの役に立てるんだって思って」
桜野「それからというもの、頼まれごとをされると断れなくなってしまいました」テヘッ
- 427 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/28(水) 23:31:04.95 ID:WwfI/Wcqo
- 雪菜「素敵なお話です……!」
朱「桜野ちゃんは昔から桜野ちゃんだったのね」
桜野「そりゃあそうですよ」
透「あなたのお節介、そんなところから来てたんだ。呆れた」
桜野「今日は一段とツンツンだねぇ……」
シア「透」
透「ん?」
シア「そろそろ時間ではなくって?」
透「あ、そっか」
桜野「どうしたの?」
シア「先生から呼び出されているんですの。転校してからそれほど経ってませんし無愛想なところもありますから、心配されているんですのね」
桜野「そかそか」
シア「それがお友達と過ごしていて時間を忘れそうになるなんて! ワタクシ目頭が熱くなってしまいますわ……!」
透「そ、そんなんじゃないから……」
桜野「一緒に行ってあげよっか?」
透「バカにしないでっ」フイッ
桜野「あぁ、そっぽ向かれちゃった」
透「ほらシア、置いてくよ」ツカツカ
シア「あ、お待ちになって〜」
桜野「弓知夏さん!」
透「……」
桜野「また後でね!」フリフリ
透「……ん」コクッ
- 428 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/28(水) 23:50:51.81 ID:WwfI/Wcqo
- 桜野「……」フリフリ
朱「弓知夏さん、前に比べるとずいぶんやわらかくなったわよね」
桜野「そうですね」
雪菜「はじめは怖いしとかなって思ったけど、本当はとっても優しい人なんですよね。今でもたまに怖い時ありますけど」
桜野「うん」
朱「最初は一匹狼みたいな子だったけど、段々信頼してきてくれてるのかしら」
雪菜「確かにそんな感じします」
桜野「でもわたし、まだスピリットピース返してもらってない」
朱「あ……」
雪菜「そういえば、取られちゃったんでしたっけ?」
桜野「うん。わたしを巻き込まないようにっていうのは分かってる。でもわたしも一緒に戦いたい」
朱「そうよね。あたしも、桜野ちゃんが一緒に戦ってくれたら心強いわ」
雪菜「私もです」
桜野「どうすれば返してもらえるかな……なにが足りないんだろう……」
雪菜「桜野さん……」
桜野「あ、ごめんね、2人にまで心配かけて」
朱「ううん、謝ることないわよ」
桜野「わたし、ちょっと考えてみます。弓知夏さんのこと、プリキュアのこと」
朱「うん、なにかあったら遠慮せずに言ってね」
雪菜「私も全力でお手伝いしますよ」
桜野「2人ともありがとう」ニコッ
- 429 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/28(水) 23:53:13.62 ID:WwfI/Wcqo
- ここまで
本日は大変紳士的で有意義でした
次回の終わりに桜野の変身後募集開始できるようにしようと思ってます
お疲れ様でした
- 430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/28(水) 23:54:36.96 ID:6vyoAYbLo
- 乙
- 431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/28(水) 23:59:10.93 ID:/PDIC5rBo
- おつおー
- 432 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 20:26:32.29 ID:pcdWIHwio
- 放課後 屋上
桜野「……」
シキ「……桜野」
桜野「……」
シキ「……桜野、雨降りそうなのです」
桜野「……うん」
シキ「戻らないと濡れちゃうのです」
桜野「……うん」
シキ「……考えごと?」
桜野「……うん」
シキ「透のこと?」
桜野「うん」
桜野「わたし、弓知夏さんを助けたい。シキとの約束もあるからね。スピリットピースを返してもらって、一緒に戦いたい」
桜野「でも、どうすればいいのか分からなくなっちゃった」
桜野「朱さんの時もそう、雪菜ちゃんの時もそう。誰かが変身するたび、弓知夏さんは苦しそうな顔をした」
桜野「わたしが変身すればぜんぶ解決するって思ってた。でも本当にそれだけでいいのかな」
桜野「わたしが変身すれば、一緒に戦えるようになれば、それで笑ってくれるのかな」
シキ「桜野……」
桜野「シキ、ごめんね。話しにくいことなのは分かってる。でもわたし、やっぱり知らなきゃいけないと思う。教えてほしい。弓知夏さんになにがあったの?」
シキ「それは……」
シア「ワタクシからお話いたしますわ」
シキ「!」
桜野「シアさん?」
- 433 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 20:33:41.55 ID:pcdWIHwio
- 下校中 河川敷
朱「それでそのとき桜野ちゃんがね……」
雪菜「ふふっ、そうなんですか……」
???「……」ザッ
雪菜「っ……!」ビクッ
朱「?」
???「……」
朱「あの、どうかしまし……」
雪菜「……っ」グイッ
朱「え、雪菜ちゃん?」
雪菜「だ、ダメです……その人、ダメ……!」カタカタ
朱「ダメってなにが……」
???「キュアブーケにキュアクリスタルだな」
朱「!」ゾクッ
???「さぁ、恐怖の中で希え」ブワッ
安価下3まで募集
敵幹部(3人目)
幹部の中でもリーダー格です
バランス見て男でとります ご了承を
名前:
性別:男
性格:
口調等:
容姿:
自由記入:
- 434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/29(木) 20:46:52.96 ID:9/r+fhls0
- 名前:ライガ
性別:男
性格:クールな二枚目っぽい 自分にも仲間にも厳しい 例え敵でも実力や精神に関して素直に称賛することもある
口調等:一人称は「私」 皮肉屋で気取ってたりキザな感じ
容姿:肌が黒い 見た目的には20代〜30代
自由記入:戦闘スタイルは雷を彷彿とさせるスピードでの徒手空拳
- 435 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 20:52:25.86 ID:pcdWIHwio
- 他もらっても>>434選びそうな気がするのでこれで進めます
- 436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/29(木) 20:53:46.36 ID:Rxh1L+U+0
- 名前:ヤオジ
性別:男
性格:厳格、頑固
口調等:いちいち説教くさい
容姿:細身だが確かな筋肉
自由記入:ヤクサインを生み出すが、ヤクサイン自身に暴れさせるのではなく
剣や斧、鎖つきの鉄球など、自らが使う強力な武器として生み出し戦う
そのため戦闘力は幹部でも群を抜いている
- 437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/29(木) 20:54:47.26 ID:Rxh1L+U+0
- おおう、書き込んだと思ったら決まってた…無念
- 438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/29(木) 20:56:13.06 ID:K4UkiKXWo
- 名前:イナガワ
性別:男
性格:(燃費が悪いので)極力脅し凄みで目標を達成しようとする、本人曰く平和主義者
口調等:口調は丁寧だが凄みが効いている
容姿:がっしり体躯、頬にカミナリ形の傷、金髪角刈りにグラサン、紫の襟立てスーツのどう見てもヤの人
自由記入:帯電の上で肉弾戦を好む。エネルギー源は甘い物
- 439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/29(木) 20:56:38.63 ID:K4UkiKXWo
- すまねえ
- 440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/29(木) 20:57:06.10 ID:wOrBPpyCo
- 名前:ミスト
性別:男
性格:一見冷静だが少しでも気に入らないことがあるとすぐ突っかかる 仲間に対しても揚げ足を取ってくる
口調等:一人称は「俺」
容姿:見た目だけは美青年
自由記入:霧を操り姿を隠して攻撃する
- 441 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 20:57:18.37 ID:pcdWIHwio
- シキ「シア……」
桜野「弓知夏さんは?」
シア「内緒で抜け出してきましたの。今頃ワタクシを探しているでしょうね」
桜野「話してくれるの? ぜんぶ?」
シア「えぇ……」
桜野「本当にいいんですか?」
シア「助けてほしいの思いながら何も話さずにいたことこそ傲慢ですもの」
桜野「そう、ですか……」
桜野「……じゃあ、聞かせてください。なにがあったのかを」
シア「えぇ」
- 442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/29(木) 20:57:31.64 ID:wOrBPpyCo
- おっと決まってたか
それでOK
- 443 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 20:59:00.79 ID:pcdWIHwio
- せっかく考えてくれたのにごめん 気をつけます
- 444 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 21:10:59.62 ID:pcdWIHwio
- シア「そもそもウィッシュスターというのは、妖精の国シーズンランドに伝わる国宝なのです」
シア「シーズンランドの繁栄はウィッシュスターと共にありましたわ。皆の健やかでささやかな願いが、緩やかだけれど確実にウィッシュスターを満たして、その力で皆で決めた願いを叶えてきました」
シア「ですがあの日、突然カラミティ帝国が現れたのです。あの者たちは瞬く間に国中を蹂躙していきましたわ。ワタクシたちだけの力では到底太刀打ちできませんでした」
シア「だから伝説の戦士を頼ったのです。ワタクシたちはカラミティ帝国と戦うため、プリキュアの素質がある者をシーズンランドに召喚しました」
桜野「それが、弓知夏さん……」
シア「ワタクシたちはすべての希望を透に託しました。いえ、託してしまいました。それがどれだけ、あの子を追い詰めることになるか知りもせず」
シキ「……」
シア「透はプリキュアになって、ワタクシたちのために必死で戦ってくれました。どれだけ傷ついても何度倒れても、必死で」
シア「でもあの者たちの強さは想像以上でした。プリキュアの力を持ってしても、あの者たちを抑え切ることはできませんでした」
シア「そしてついに、ウィッシュスターを奪われてしまった。ワタクシたちは逃げることしかできませんでした。透を元の世界に送り返すのにあわせて、ワタクシたちもこの世界へと逃げ延びたのです」
シア「しかしそうして出来た世界の繋がりを、あの者たちに利用されてしまいました。溜まりきらなかったウィッシュスターのエネルギーを、この世界で集め始めたのです」
シア「あの者たちがこの世界に侵攻し始めてもう随分経ちます。透ももう限界ですわ……」
桜野「……そ、そん、な……ことが……」
- 445 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 21:14:09.46 ID:pcdWIHwio
- 桜野「……他の、妖精は……?」
シキ「!」
桜野「他にもいたんでしょ? ……どう、なったの?」
シア「それ、は……」
シキ「うぅっ……!」
桜野「!」
桜野「ご、ごめっ、わたしっ……!」
透「みんな死んだよ」
桜野「!」
シキ「!」
シア「……透」
透「ぜんぶ話したんだ」
シア「はい」
- 446 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 21:20:46.31 ID:pcdWIHwio
- 桜野「ゆ、弓知夏さん……」
透「分かったでしょ? 遊びでやってるんじゃないの」
桜野「でも、わたし……」
透「死んだんだよ、みんな。みんな死んだ。何も願わずに死んだ。
透「願えばウィッシュスターのエネルギーになる。だからみんな何も願えなかった。それが最期の抵抗だった」
透「救いを求めることも、ささやかな生を望むことも、安らかな死を祈ることさえ許されず、ただ、死んだ」
シア「ちがっ、違いますわ透! みんなは……!」
シキ「っ!」ゾクッ
シア「!」ゾッ
シキ「…………ぁ……ぁ……!」ガクガク
桜野「シキ、シキっ! どうしたの!?」
シキ「……き、た」
シア「この気配……!」
透「まさか……!」
透「……」ギュゥ
透「……シア、行こう」
シア「は、はい」
桜野「ま、待って!」
透「……今はあなたに構ってる暇はないの」
桜野「わたしも一緒に行く!」
透「……ダメ。あなたは離れてて」
桜野「わたしだって戦いたい!」
透「私は戦いたくなんかないっ!!!」
桜野「……え」
- 447 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 21:24:14.39 ID:pcdWIHwio
- 透「……!」ハッ
桜野「ゆ、ゆみち……」
透「……忘れて」
桜野「え……」
透「いい、岸波さん、よく聞いて」
桜野「ま、待って……」
透「あなたはまっすぐお家に帰るの。近づこうなんて思ったら絶対ダメ。わかった?」
桜野「でも、でも……」
透「シア」タタッ
シア「……はい」
桜野「あ……」
桜野「……待って」
桜野「……待っ、て……弓知夏さん……」
- 448 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 21:28:13.77 ID:pcdWIHwio
- ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ドゴォンッ!
ブーケ「きゃっ!?」ドサッ
クリスタル「ブーケ!」
ブーケ「大丈夫! けど……!」
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」
ライガ「期待はずれだな、プリキュア」
ブーケ「つ、強い……!」
ライガ「ヤクサイン」
クリスタル「きますっ!」
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ブォンッ!
ブーケ「くっ! はぁぁっ!」ダッ
クリスタル「やぁっ!!」タンッ
安価下1コンマ
01〜20 ピンチ
21〜40 劣勢
41〜60 拮抗
61〜80 優勢
81〜00 圧倒
- 449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/29(木) 21:28:49.26 ID:Wxah5kqpo
- あ
- 450 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 21:49:05.20 ID:pcdWIHwio
- ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ドガガッ
ブーケ「くぅぅっ!!」ガガッ!
クリスタル「う、くっ……!」
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」グァッ
クリスタル「危ないっ!」
ドゴォンッ!
ブーケ「……んくっ!」ズザザッ
クリスタル「はぁ、はぁ……!」ヨロッ
ライガ「ヤクサインだけで倒せてしまいそうだ。私は高みの見物と洒落込むとしよう」
クリスタル「この、ままじゃ……!」
ブーケ「一気に決めるしかないわね……! クリスタル!」
クリスタル「はいっ!」シュンッ
ライガ「ほぅ……」
クリスタル「はぁっ!!」バキッ
ヤクサイン「ヤクッ!」
ブーケ「たぁっ!!」ドゴッ
ヤクサイン「ヤクゥッ!」
ブーケ「今よ!」
クリスタル「はい!」
ブーケ「プリキュア・ガーデシュート!」フワッ
クリスタル「プリキュア・冷波手裏剣!」フォンッ
ブーケ「くらえっ!」ダァンッ!
クリスタル「いっけぇ!」バシュッ!
ヤクサイン「ヤ、クゥゥウ!」
ライガ「ふむ」
- 451 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 21:49:53.15 ID:pcdWIHwio
- ライガ「それが当たるのはよくないなぁ」シュンッ
ブーケ「!」
ライガ「はっ!」ギュオッ
ドドカァンッ!
ブーケ「う、そ……!」
クリスタル「私たちの技が……あんな簡単に……!」
ライガ「ヤクサイン」
ブーケ「!」ハッ
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」
ドゴォンッ!
クリスタル「きゃあっ!!?」ドガッ!
クリスタル「あぐっ……!」フラッ
クリスタル「……っ」クタッ
雪菜「……」シュパァァン
ブーケ「雪菜ちゃん!」
ライガ「よそ見はオススメしないなぁ」
ブーケ「!」
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」
ドガァンッ!
ブーケ「ぅ、くっ……!」パタッ
朱「……」シュパァァン
- 452 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 21:55:16.86 ID:pcdWIHwio
- 朱「は、ぁぅ……!」
雪菜「うくっ……!」
ライガ「もうおしまいか、退屈だったな」
ヤクサイン「ヤ-」
ライガ「ヤクサイン、トドメを刺してやれ」
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」グォッ!
透「……!」ザッ
ライガ「ん? おぉ、聞いてはいたが実際会うと感慨深い。久しぶりだなぁ」
透「やっぱり……あなただったんだ……!」
ライガ「だがどうした?」
透「ライガァァァァアアアアア!!!!!」
ライガ「顔色悪いぜ?」
透「プリキュア! カミングシーズンッ!!!」
クリア「はぁぁぁっ!!!」ダッ
ライガ「はははっ」
- 453 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 22:04:41.27 ID:pcdWIHwio
- クリア「はぁ! たぁっ!!」ババッ
ライガ「ははっ、いきなり私を狙うか」ガッ
クリア「みんなの仇をとる! あなたさえ倒せればそれでいい!」
ライガ「へぇ、そういうことなら……ヤクサイン!」
ヤクサイン「ヤク?」
ライガ「さっきの2人にトドメを刺せ」
クリア「!」
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ドタドタッ
クリア「卑怯者っ!!」
ライガ「なんとでも言え。それより、行かなくていいのかな?」
クリア「ちぃっ!」バッ
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ググッ
クリア「はっ!」ダッ!
ドガァンッ!
クリア「くっ、ぅぅぅうううっ!!!」ビリビリ
ヤクサイン「ヤクサッ!」バシュッ
クリア「!? きゃっ!!」ドガッ!
クリア「くぅっ!」ズザザッ
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」
クリア「こうなったら……!」
クリア「プリキュア・スプラッシュウェイヴ!!!」
ブワッ
クリア「くらえぇっ!!」バッ
ドドドドドッ!
ドカァンッ!
クリア「はぁっ! はぁっ! これでっ……!」
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」
クリア「! そん、な……!」
- 454 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 22:13:58.49 ID:pcdWIHwio
- ライガ「そんなやけっぱちが通用するわけないだろう?」
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ドゴッ!
クリア「うぐっ!」
ヤクサイン「ヤ、ク、サッ!」ドカッバキッ
クリア「あ、ぐっ! うぁっ!」
ヤクサイン「イィィィンッ!」バゴォンッ!
クリア「きゃぅっ!?」ズザザッ
クリア「はぁ、はぁ……!」フラッ
クリア「うくっ……!」ガクッ
ライガ「どうだキュアクリア。痛くて苦しいだろ? 死ぬのは怖いだろ? 諦めてしまえ。すべて諦めて願ってしまえ」
クリア「だれが……そんなこと……!」
ライガ「でもお前の敗北は確定だ。これ以上お前に何が出来る? もう十分戦ったじゃないか。その結果がこれだ。誰も救えず、何も守れず、愚かな妖精どもの後を追う。お前が何をしたって、もう何も変わらないさ。だから願え。願ってしまえ。誰も咎めは……」
クリア「この世界はまだ闇に堕ちていないっ!!!」
クリア「誰も何も願わなかった。みんな最期の瞬間まで戦い続けた! そうやって儚い希望を紡いできたから奇跡みたいな今が在る!」
クリア「この光だけは消させるわけにはいかないの! あなたたちの思い通りになんか絶対させない!」
ライガ「啖呵を切るのはいいが、それでお前に何が出来る?」
クリア「あなたを倒す! 今ここで!」
- 455 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 22:21:43.10 ID:pcdWIHwio
- ライガ「倒す、か。じゃあ……」シュンッ
クリア「……!」
ライガ「やってみせろ」シャッ
クリア「っ!?」
ドゴォッ!
クリア「うぁ、ぐっ……!?」
ライガ「はっ!」
ドガァンッ!
ガガガガァンッ!
クリア「はっ……あ゛っ……!」グタッ
クリア「あ、ぐっ、げふっ……ごほっごほっ……!」
クリア「はぁ、はぁ……ぁ、くっ、ぅぅう……!」ヨロヨロ
ヤクサイン「ヤ-ク-…」グググッ
クリア「……ぁ」
ヤクサイン「サァァァイ!」ギュオッ!
バゴォンッ!
クリア「……か、はっ」
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ドガァンッバゴォンッ!
クリア(だめ、だ……)
クリア(視界が……ぼやける……)
クリア(体が動かない。全身の感覚が死んだみたいになってる)
クリア(そっか……終わりなんだ……)
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ドゴォンッドガァンッ!
- 456 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 22:33:28.76 ID:pcdWIHwio
- クリア(結局、何も出来なかった。みんな、私を信じてくれたのに。誰のことも助けられず、期待を裏切って、何も出来ずに死んでいく)
クリア(惨め、無慚。お似合いの最期だろうか。私は今まで何のために戦ってきたんだろうか)
クリア(分からない。でももういい。疲れた)
『だからね、こっそり教えて』
クリア「!」
クリア(こんな時だって言うのに声が聞こえる。あの子の声。居もしないはずのあの子の声が、顔が浮かぶ)
クリア(あの子、いつも首を突っ込んできた。危険だって言ってるのに無理やり出しゃばって、怪我して)
クリア(なにもできないくせに、きっと痛かったはずなのに、きっと怖かったはずなのに)
クリア(あの子はいつも、本当にいつでも、のん気でおめでたい顔をしてた。どれだけ傷ついても、わたしは大丈夫です、なんて笑って)
クリア(ずっと分からないままだ。どうしていつも笑顔なの? なんでそんなに笑っていられるの?)
クリア(いつも誰かを助けて。助けた人と一緒に笑って)
クリア(私だって助けたかったのに。あの子みたいに、みんなで笑い合いたかったのに)
クリア(私は弱くて、何も出来なかった。誰も救えなかった。何も守れなかった)
クリア(もうダメなのかな。本当に、何もかもここで終わりなのかな)
『きっと届くよ』
クリア(……や、だ……やだ、いやだ! そんなの嫌!)
クリア(またみんなに会いたいよ)
クリア(ぜんぶ取り戻したいよ)
クリア(みんなで笑い合いたいよ)
クリア(もし、もしもまだ間に合うなら)
クリア(本当に届くなら)
透「わたしのこともたすけてよぉ……!」
ライガ「トドメだ、ヤクサイン」
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」グォッ!
桜野「ぬぅぅぅぅぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!」ダダダダッ
ドッカァァァンッ!
「……今なにか」
- 457 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 22:36:21.68 ID:pcdWIHwio
- 透「……っ」
透「……?」
透「……わ、たし……生きて……?」
桜野「いったぁぁ〜……!」
透「!」
桜野「あぁ〜鼻うったぁ〜、腰もうったぁ〜……石がゴリってなったぁ〜!」
透「……そんな」
透「……なんで」
透「なん、で……!」
桜野「聞こえたよ」
透「……っ!」
桜野「助けにきたよ」ニコッ
- 458 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 22:40:18.96 ID:pcdWIHwio
- 透「なんで……なんでっ……」
桜野「わたしね、分からなくなっちゃってた」
透「……え」
桜野「ずっとあなたを助けたいって思ってた」
桜野「はじめは一緒に戦えればそれで助けられるって思った」
桜野「でもそれだけじゃきっと、あなたは笑ってくれないから」
透「私、は……」
桜野「ねぇ」ギュッ
透「ぁ……」
桜野「私、死なないよ」
透「!」
桜野「突然いなくなったりしないよ。ずっとあなたのそばにいる」
桜野「あなたはもう独りじゃない。二度とそうはならない。わたしがさせない」
桜野「だから、だからね……」ギュゥ…
桜野「わたしを信じて」
- 459 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/29(木) 22:43:54.40 ID:pcdWIHwio
- ここまで
ここから桜野の変身後(ピンクキュア)募集
スピリットピースは桜の花びらでした
6月30日 20:00 まで
日付またぐのは2回投げれてラッキーくらいに思っといてください
以下テンプレ↓
名前:キュア○○
名乗り:
容姿:
必殺技:プリキュア・○○
- 460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/29(木) 22:45:19.48 ID:cfQTWVDDo
- 乙
- 461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/29(木) 22:50:30.77 ID:cJ247PG9o
- 名前:キュアサクラ
名乗り:風が鳴き 花弁(かべん)が踊る 春の花
キュアサクラ!
容姿:ピンク色主体ではなびらの模様があるミニスカ浴衣っぽい感じで 白ニーハイ 髪にかんざしつけてる
必殺技:プリキュア・桜吹雪
無数の桜の花びらを束ねて操る攻撃や防御に使える攻防一体の技(見た目のイメージとしてはBLEACHの千本桜景義とかNARUTOの我愛羅の砂攻撃とか)
形を変えたり速度を上げたり本数増やしたり物量増やしたりとかもできるけど消耗も激しくなる
- 462 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 20:02:18.58 ID:jLpfpdsUo
- あの……自分、延長いいっすか?
- 463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/30(金) 20:07:03.84 ID:VzXxuG4vo
- 今ある一つの候補じゃダメなのか?
- 464 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 20:12:59.22 ID:jLpfpdsUo
- もうちょい見たいんだよなぁ
あとものは相談なんだけど桜野の必殺技シンプルくそ強パンチみたいなのどうすか?
ここまで全員遠距離技だし物理型ほしくない?あと桜野の戦闘スタイルたぶん脳筋じゃない?
- 465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/30(金) 20:23:53.03 ID:LmDx0Gn80
- そうは言っても>>461が最も無難(^^)
- 466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/30(金) 20:25:39.01 ID:yWXA7Wsi0
- >>461の桜吹雪が通常技で必殺技は桜吹雪を拳に纏ってパンチで良いんじゃない?
- 467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/30(金) 20:31:50.30 ID:LmDx0Gn80
- >>466
級長だけに、必殺技は正義の鉄拳……
これを「プリキュア散華烈破」とでも
命名しましょうか(^^)
- 468 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 20:44:27.20 ID:jLpfpdsUo
- わがまま言ってすまねぇ
>>461と>>467どっちもいただきます ありがとうございます
ただちょっとリアルがトラブってるので21:30から開始にさせて下さい すまねぇ
- 469 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 21:32:42.13 ID:jLpfpdsUo
- トラブルないなった
はじめます
- 470 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 21:39:51.54 ID:jLpfpdsUo
- ライガ「……ん?」
桜野「……」ザッ
ライガ「お前、成り損ないか」
桜野「……」ギュッ
ライガ「それは……!」
桜野「……プリキュア・カミングシーズン」
ヒュオンヒュオンヒュオンッ
ビュオオオッ!
ライガ「くっ……!」
フワッ
サクラ「風が鳴き……」
ライガ「!」
サクラ「花弁が踊る……春の花……」
ヤクサイン「ヤクゥ…!」
サクラ「キュアサクラ……!!!」
- 471 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 21:46:17.91 ID:jLpfpdsUo
- ライガ「キュア……サクラ……!」
サクラ「……」キョロキョロ
サクラ「……」クルッ
サクラ「……」トンットトトッ
サクラ「……」タンッタンッ
サクラ「……」ノビッ
サクラ「……」グルグル
サクラ「……」コキコキ
サクラ「……」グッパグッパ
サクラ「……」パンッ
サクラ「よしっ」グッ
サクラ「これなら戦える」
ライガ「ヤクサイン!」
サクラ「いっくよぉ……!」グググッ
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」
サクラ「はっ!」ギュンッ!
ライガ「!」
ヤクサイン「!?」
ドゴォッ!
ヤクサイン「ヤ、グッ!??」
サクラ「っっっらぁっ!!!」
バゴォォォンッ!!!
ヤクサイン「サァァァッ!!?」
ドガァンッ!
ガガガガッ!
ドッパァァァンッ!!!
サクラ「ふー……」
- 472 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 21:51:27.97 ID:jLpfpdsUo
- ライガ「こ、れは……」
サクラ「次はあなた」シャッ
ライガ「!」
サクラ「はぁっ!」
ドガッ!!
ライガ「くっ……!」ググッ
サクラ「だぁぁぁぁぁっ!!」バキィッ!
ライガ「ぐぁっ!?」
ヒュンッ
ドガガァンッ!
ライガ「くぅっ……!」
サクラ「……っ!」ダンッ
サクラ「たぁっ!!!」ギュオッ
ドッパァンッ!!!
サクラ「……避けられた」
ライガ「うぉぉっ!」バッ
サクラ「っ!」ガガガッ
ライガ「はぁっ!!」ドガァッ!
サクラ「うくっ……!」ズザザッ
- 473 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 21:57:18.62 ID:jLpfpdsUo
- ライガ「はぁ、ははっ……強いな。だからこそ惜しい」
サクラ「たぁっ……!!」ガッ
ライガ「くっ!」ガガガッ
ライガ「それだけの強さを持ちながらキュアクリアのために戦うのか!? そんなことをして何の意味がある!」
ライガ「お前も知っているだろ! あいつの弱さを! あいつは何も為しえなかった弱者だ!!」
サクラ「弱くなんか……ないっ!!!」ドガッ!
ライガ「ぐぅっ……!」ズザッ
サクラ「……あの子が弱いわけない」
サクラ「あなたたちが未だ目的を達成できていないのは誰のせい? この世界がまだ無事なのは誰のおかげ?」
サクラ「あの子が必死に戦ったからだ。たった独りで食い止め続けたからだ」
サクラ「それを弱いなんて言わせない」
サクラ「あの子がいるから今が在る!」ググッ
サクラ「この瞬間が! あの子の強さの証明だ!!!」ドゴォンッ!!
ライガ「うぐぁっ!?」
- 474 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 22:03:58.69 ID:jLpfpdsUo
- ライガ「はぁはぁ……!」
サクラ「……」キッ
ライガ「くっ、ぅぅ……!」
透「岸波、さん……!」
ライガ「!」
ライガ「ふ、はは」ニヤッ
ライガ「そんなにあいつが強いってことにしたいなら……その強さ、試してやる」クイッ
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ドタドタッ
サクラ「!」
透「あ……」
サクラ「……っ」ダッ
ライガ「おっと、お前の相手は私だ」グイッ
サクラ「くっ……はなっ、せぇっ!!」ガンッ
ライガ「あぐっ!?」
サクラ「はっ!」ドヒュンッ
ライガ「くっ……ヤクサイン!」
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」
透「うぅっ……!」
サクラ「もっと……速くっ!!!」チュインッ
サクラ(何度手を伸ばした? 何度その距離に絶望した? 何度自分の無力を嘆いた?)
サクラ(もう悔しい思いはしたくない。誰かが傷つくところを見たくない)
サクラ(ただ見ているだけはもう終わり)
サクラ「この力があれば、今のわたしならっ……!」
安価下3まで多数決
@ 透を助け出す
A ヤクサインをぶっ飛ばす
- 475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/30(金) 22:05:25.18 ID:yWXA7Wsi0
- 1
- 476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/30(金) 22:06:19.85 ID:5x/d/bP6o
- 1
- 477 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 22:10:38.31 ID:jLpfpdsUo
- ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ブォンッ!
透「……っ」
サクラ「届くっ!!!」シュインッ!
ドッゴォォォンッ!
ヤクサイン「ヤクゥ…?」
サクラ「お、っと、とと……」ズザザッ
透「……!」
サクラ「大丈夫?」
透「う、うん」
サクラ「どうかな? 今度はちゃんとかっこよく決まったかな?」ニヘッ
透「! ……うんっ!」
- 478 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 22:18:20.86 ID:jLpfpdsUo
- サクラ「少し離れててね。すぐにやっつけるから」
透「ま、待って!」
サクラ「……?」
透「私、私も……!」
サクラ「でも……」
透「……っ」フルフル
サクラ「……分かった」
透「……!」
サクラ「一緒に戦お?」
透「う、うんっ」
ライガ「はぁはぁ……今さらそいつに何ができる……?」
透「……ライ、ガ」
ライガ「そんなちっぽけ力で何ができる? 何か守れたか? 誰か救えたか? 結局そいつは1人じゃ何もできやしない!」
透「……!」
透「……っ」
透「悔しい、けど……全部あいつの言う通り。私は1人じゃ何もできない。できなかったっ……!」
サクラ「…………確かに、1人でできることには限界があるかもしれない」ギュッ
透「!」
サクラ「でもね、だから手を繋ぐの。そのために仲間がいる。友達がいる。そのために、わたしがいるの」
透「……っ」ギュッ
サクラ「だから、大丈夫」
透「……うん」
透「すーはー……」
透「プリキュア・カミングシーズン」
- 479 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 22:23:12.73 ID:jLpfpdsUo
- クリア「全てを透き通らせてあげる、キュアクリア」
サクラ「行こう、クリア!」
クリア「うんっ!」タタッ
クリア「プリキュア……!」
クリア「あっ……う、くっ……!」フラッ
サクラ「わたしが支える!」
クリア「サクラ……!」
サクラ「だから一緒に」
クリア「うんっ……!」
安価下3まで募集
合体技いきます
いや違うんですよ綺麗な流れ作ろうとしたらいつの間にか撃ってたんすよ……
技名:
説明:
ざっくりでおk
よろしくお願いします
- 480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/30(金) 22:31:13.51 ID:yMKv/dpCo
- 技名:桜流し(サクラウェイブ)
説明:桜の花弁と魚が綺麗な水に流れるイメージ映像の後に目標に向かって大量の桜の花弁と魚がぶつけられる
- 481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/30(金) 22:34:41.61 ID:yWXA7Wsi0
- 技名:サクラウォール
説明:普段の数倍の質量の桜吹雪にスプラッシュウェイヴの魚達を乗せて敵を飲み込む
ツナミをも凌駕する質量攻撃
- 482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/30(金) 22:38:06.46 ID:7352KX2/O
- 技名:プリキュア・ボルテクス
説明:渦を巻く水流で敵を打ち砕く。水流を出しているのがクリアでサクラが回転させているイメージ。獣王○心撃のような技。
- 483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/30(金) 22:41:45.17 ID:wuwcFGEb0
- 技名:ダブルキック
説明:サクラは桜吹雪を2つ操って1つを足に纏いグローブ代わりにしつつもう1つの桜吹雪をブースター代わりにして加速させてキック
クリアもスプラッシュウェイブの2つに分けた魚群の1つを足に纏ってもう1つをブースター代わりにして加速させてキック
加速した2人のキックを全く同時に叩き込む
- 484 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 22:43:27.16 ID:jLpfpdsUo
- めっちゃええやん……
決めらんないのでコンマがこのレスに1番近いやつ採用
- 485 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 22:44:25.26 ID:jLpfpdsUo
- >>482いただきます
>>483範囲外だすまん
- 486 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 22:51:55.03 ID:jLpfpdsUo
- ライガ「ヤクサイン!」
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」
サクラ「いくよ!」
クリア「うん!」
ギュッ
サクラ・クリア「プリキュア・ボルテクス!!!」バッ
ギュオオオッ!
ゴォッ!!!!!
ヤクサイン「ヤクッ!? サァァァッ!?!??」
サクラ・クリア「はぁぁぁぁあああああっ!!!」
ドッパァァァンッ!!!
ヤクサイン「ヤァァァァ!!!」サラサラ…
ライガ「……っ」
ライガ「……これほどまでとは」
ライガ「報告だな」シュンッ
- 487 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 22:52:32.24 ID:jLpfpdsUo
- (この技ちょっとマーブルスクリューっぽいぞ……!)
- 488 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 23:00:50.06 ID:jLpfpdsUo
- 桜野「ふぃ……けっこう疲れるねぇこれ」ヘタッ
透「……ふぅ」
桜野「大丈夫?」
透「……うん」
桜野「よかったー」
透「……」
透「……」
透「岸波さん」
桜野「んー?」
透「ありがとう」
桜野「んーん、気にしないで。もっと早く助けられればよかったんだけど、ごめんね」
透「んん」フルフル
透「私は十分救われた。本当にありがとう」
桜野「大げさだなぁ。拙者、当然のことをしたまでです。なんちて、へへ」
桜野「あ、でももうひとりでなんでも背負っちゃダメだよ。助けが必要な時はちゃんと言うこと」
桜野「わたしだっているし、それに……」
朱「桜野ちゃーん! 弓知夏さーん!」タタッ
雪菜「2人とも大丈夫ですかー!」トタタッ
透「あ……」
桜野「透ちゃん」
透「!」
桜野「いこっ!」ギュッ
透「……!」
透「……っ」パァッ
透「うんっ!」ニコッ
- 489 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/30(金) 23:03:34.86 ID:jLpfpdsUo
- ここまで
名前で呼ぶと途端に耳が弱そうになるな……
おかげさまで当面の目標だった主人公変身までこぎつけました
本当にありがとうございます
- 490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/30(金) 23:04:49.84 ID:7352KX2/O
- おつ。
- 491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/30(金) 23:09:45.93 ID:B0JkE/udo
- おつおつ
透ちやん爆速でデレそう
桜野変身前までのクールビューティーとは別人とか言われるやつ
505.54 KB Speed:1.7
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
スポンサードリンク
Check
荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)