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プリキュア作るぞ【安価有】

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200 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/18(日) 20:37:47.47 ID:Vb/rq1xZo
>>199
是非お願いします
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/06/18(日) 20:40:28.28 ID:zBIwccpno
@朱のスピリットピースの形状
モデルっぽいポーズを取ってる女性のシルエット
A朱の変身後(色はオレンジ)
名前:キュアクローズ
名乗り:私の着こなし見せてあげる!キュアクローズ!
容姿:オレンジのドレスをスカート短くして動きやすそうにした感じ
必殺技:プリキュア・ナチュラルブレンド
カメレオンのように周囲に溶け込んで身を隠す
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/18(日) 20:42:17.52 ID:V9i0TzgE0
続き早く見たいし明日まで待たず良い感じの出たら即採用で次に進むんじゃダメかい?
203 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/18(日) 20:50:20.60 ID:Vb/rq1xZo
>>202
実はこの先が死ぬほど難産なんだ
土下座するから勘弁してくれい
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/18(日) 20:55:07.56 ID:AlQvOrw+0
@朱のスピリットピースの形状
もみじ
A朱の変身後(色はオレンジ)
名前:キュアメープル
名乗り:紅葉彩り私も彩る キュアメープル!
容姿:黄色と朱色主体の紅葉色コーデっぽく プリキュアっぽいフリフリトップスと大人っぽいロングスカート
必殺技:プリキュア・メープルストリーム
大量のもみじを顔面に張り付けて目隠し
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/18(日) 20:57:33.73 ID:uUzqZLgmo
ありがとう

>>194の必殺技を
プリキュア・ガーデンシュート
装飾の花を飛ばす。当たると相手の動きを鈍くできる
に変更します
206 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/18(日) 21:13:46.42 ID:Vb/rq1xZo
なんかごめん
強すぎて不採用出したからかみんな控えめな技で送ってくれてるけど 必殺技だし使ったら敵倒せるくらいの火力はほしい

>>194が不採用だったのは倒した相手を花にしちゃうの理改変レベルだったから 普通に倒す技なら余裕の採用圏内でした

メタ的に強くなければ「当たったら地球逝きます!」みたいな技でも一応候補には入るので

同IDは1番新しいので見ることにします
よく分からんことあれば今のうちに聞いてください
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/18(日) 21:20:55.63 ID:/NkNt86v0
複数の案混ぜるとか作者が選んだ案都合の良いように一部変えるとかでも良いんだけど
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/06/18(日) 21:23:32.45 ID:5XUxc0iAo
別に挙げられてる案丸々採用しなきゃならんわけでもないしダメな要素あったらそこだけ作者が好きなように変えるとかでも良いよな
209 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/18(日) 21:30:42.57 ID:Vb/rq1xZo
できるだけ案の改変したくない派だけどそっちの方がいいんかな?

それだと
>>194をベースに必殺技を>>205にして効果だけ普通に火力技にする感じかな?
初期案の時点で「朱の到達点」って言ったように方向性はがっちり噛み合ってんだよね
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/06/18(日) 21:33:17.75 ID:ZtxWCmMao
それで良いぞ
基本的に応募された案は常に作者の都合の良いような使い方で構わない
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/18(日) 21:36:41.87 ID:uUzqZLgmo
混ぜるのも>>1が調整するのも全然オッケーです
212 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/18(日) 21:43:13.72 ID:Vb/rq1xZo
じゃあそれでいきますか

とはいえ先程申し上げました通り難産ですので今日はご勘弁を
213 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 20:19:40.88 ID:n7SLD3WPo
キラキラキラ
ビュオッ!

ツナミ「うくっ……!」

シキ「わわっ!」

シキ「わ、あ、これ……飛ばされ、る……!」

シキ「ですうううううううう!!!!!」ピュ-

桜野「!」



安価下1
@ よける
A ぶつかる
B 受け止める
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/06/19(月) 20:21:35.11 ID:hQhAM+58o
3
215 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 20:26:02.01 ID:n7SLD3WPo
桜野「おっ、とと……」

シキ「ふみゅっ……!」

桜野「大丈夫?」

シキ「あぃがとれす」

フワッ

桜野「!」

ブーケ「美しい花よ!私に力を貸して!キュアブーケ!」

桜野「キュア、ブーケ……」

シキ「やったです!」

桜野「………………わたしも」

シキ「桜野? 何か言ったです?」

桜野「ううん、なんでもない」
216 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 20:33:29.12 ID:n7SLD3WPo
ツナミ「ちっ……やっぱりプリキュアじゃないですか」

ブーケ「これが……プリキュア……」

ツナミ「ヤクサイン、さっさと片付けちゃってください」

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ブォンッ!

ブーケ「やばっ!?」ダンッ!

ツナミ「お?」

ピョ-ン

ブーケ「………………へ?」

ブーケ「うわたっかぁ……」

ヒュ-…

ブーケ「あ、そうだよね、そりゃおちるよねええええええええ!!!!!」

ヒュ-ン

ツナミ「ヤクサイン!」

ヤクサイン「ヤクサァイッ!」バシュンッ!

ブーケ「!」



安価下コンマ
偶数 防御
奇数 回避
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/06/19(月) 20:33:45.75 ID:ox3A4vVmo
218 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 20:38:56.24 ID:n7SLD3WPo
ブーケ「はっ!」タタンッ

ヤクサイン「ヤッ!?」

ブーケ「よっ……」シュタッ

ブーケ「おっ、とっ……とと……」

ツナミ「ちっ……!」

ブーケ「すごい、体が軽い……!」

ヤクサイン「クゥゥゥ…!」

ツナミ「ほら、さっさと戦ってください」ゲシッ

ヤクサイン「ヤクッ!?ヤ、ヤクサァァァイ!」ブォンッ!
219 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 20:45:13.18 ID:n7SLD3WPo
ブーケ「はっ!」ガンッ

ヤクサイン「クゥ!ヤクサァァァイ!」

ブーケ「はぁぁぁ!」ガガガッ!

ツナミ「何してるんです。全部いなされて……ん?」

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」

ブーケ「はっ、くっ!」ガガッ

ツナミ「ふむふむ」

ブーケ「くっ……!」ビシッ

ヤクサイン「ヤクゥゥサァイッ!」バシュッ

ブーケ「こん、のっ……!」バチィンッ!

ヤクサイン「ヤクッ!?」ビリビリ

ブーケ「あ、ごめ……」

ツナミ「あー、そういうことですか」
220 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 20:55:42.84 ID:n7SLD3WPo
ツナミ「ヤクサイン、そいつはもういいです」

ヤクサイン「ヤッ?」

ツナミ「そいつはあなたに攻撃できないみたいなので」

ブーケ「!」

ツナミ「そんなのに構ってないで妖精を潰しましょう」クイッ

シキ「え……?」

桜野「!」

ブーケ「待てっ!」

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」バシュッ

ブーケ「くっ!」タタッ

桜野「シキっ!」ギュッ

クリア「はぁぁぁ!」

バキィッ!

桜野「あ……!」

ツナミ「お?」

ブーケ「!」

クリア「全てを透き通らせてあげる、キュアクリア」

シキ「クリア!」
221 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 21:08:38.54 ID:n7SLD3WPo
クリア「2人とも怪我は……」

ブーケ「その姿、あなたもプリキュア……?」

クリア「!」

ブーケ「?」

クリア「……シキ」

シキ「あの、これは……」

クリア「……話はあとで。それより」

ツナミ「お久しぶりですね、キュアクリア」

クリア「ツナミ、あなたまで出てきたってことは……」

ツナミ「はい、もうすぐ終わります」

クリア「あなたたちの思い通りになんか絶対させない!」

ツナミ「はいはいそれは聞き飽きました。かなり鬱陶しいですが、大体思い通りになってるので別にいいです。それより、口ばかり達者なのは治ってないみたいですね」

クリア「今日こそ、今日こそあなたを……!」

ツナミ「意気込むのは勝手ですけど……」スッ

ヤクサイン「ヤァァァク…」ググッ

クリア「!」

ツナミ「それで貴方に何ができるんですか?」

ヤクサイン「サァァァイッ!」バシュンッ!

クリア「はぁっ!!」ガッ

ツナミ「ただ先程申し上げました通り、我々の計画も達成目前です。そこに水を指すのは無粋だと思いませんか? 思いますよね? 思ってください。そういうわけで貴方が邪魔です」
222 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 21:16:09.37 ID:n7SLD3WPo
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」バシュッ

クリア「くっ……!」

ブーケ「はぁっ!」ズガガッ!

クリア「!」

ブーケ「キュアクリアって言ってたよね? あなたもプリキュアなんでしょ? だったら仲間ってことでいいのよね!?」

クリア「ふざけないで! あなたに戦う義務は無い! 引っ込んでて!」バッ

ブーケ「え、ちょっ!?」

クリア「だぁぁっ!」

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」バシンッ

クリア「くっ……きゃっ!?」ドカッ

ブーケ「クリアっ! くぅっ……!」ビシッビシッ

ツナミ「防御ばかりで一切攻撃してこない新入りちゃんに、可愛い可愛いキュアクリアちゃん。私の出る幕はありませんね」
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/06/19(月) 21:17:33.18 ID:mV1GIMTmo
ピンチヒッター!桜野!
224 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 21:24:35.64 ID:n7SLD3WPo
シキ「なんで? ブーケはなんで攻撃しないです!?」

桜野「あの花……」

シキ「え?」

桜野「ヤクサインが憑依してるあの花、ブーケの大切なものなんだ。だから傷つけないようにって」

シキ「あ……」

桜野「でもそれなら」

シキ「っ! 桜野待つです!」

桜野「ブーケ! 戦ってください!」

ブーケ「っ! でもっ!」

桜野「大丈夫です! ヤクサインを倒せばぜんぶ元に戻ります!」

ブーケ「そうなの!?」

桜野「壊れた建物も、傷も、ぜんぶ元通りになりますから! だから戦ってください!」
225 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 21:32:49.86 ID:n7SLD3WPo
ブーケ「そういうことなら……」スッ

ブーケ「ちょっと痛いかもしれないけどごめんね!」ギュンッ

ヤクサイン「ヤッ!?」

ブーケ「はっ!!!」

ドゴォッ!!

ヤクサイン「クゥゥッ…!」

ブーケ「たぁぁっ!!!」

バキィッ!

ヤクサイン「サァァァイ!」ドサッ

ブーケ「ふー……」

ツナミ「ふふっ……」

ブーケ「なにが可笑しいの」キッ

ツナミ「いやぁ、本当に何も聞いてないんだなぁと思いまして。妖精ってとことん秘密主義なんですね」
226 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 21:41:42.97 ID:n7SLD3WPo
ブーケ「秘密?」

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ドカンッドカンッ

ブーケ「くっ……たぁっ!」バキッ

ツナミ「キュアブーケさん、でしたっけ? いいこと教えてさしあげます」

ブーケ「はぁぁぁ……!」ギュオッ!

ヤクサイン「クッ…!」

ツナミ「ヤクサインを倒しても貴方の花は元通りにはなりませんよ」

ブーケ「え……?」ピタッ

桜野「うそっ! だってこの前はみんな元に戻って……!」

ツナミ「本当に全てですか? ヤクサインを倒せば、確かに大抵のものは元通りになるでしょう。でも憑依してるものは違うんですよ」

桜野「そんな……!」

ツナミ「壊れたら壊れたまま、傷ついたら傷ついたまま。そんな都合よくはいかないものです」

桜野「じゃあ、じゃあ……もしかしてあの時のロケットって……」

ツナミ「だからもし、このヤクサインを倒してしまえば貴方の大事な花は……」ニヤッ
227 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 21:42:43.68 ID:n7SLD3WPo
あの時のロケット……>>82
228 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 21:52:25.02 ID:n7SLD3WPo
ブーケ「それ、本当なの……?」

シキ「それは……」

クリア「本当だよ」

ブーケ「!」

クリア「分かったら引っ込んでて。足でまといはいらないの」

ブーケ「で、でも……!」

クリア「はっ!」ダンッ

ブーケ「まっ……!」

ヤクサイン「ヤクサァァイ!」

クリア「はぁぁぁっ!!!」ドガッ!

ヤクサイン「ンンンサァァァイ!!」バキッ

ブーケ「やめ、て……」

クリア「うぐっ、くっ……たぁっ!!」バッ

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ドゴンッ

ブーケ「おねがいやめて……」

クリア「くぅぅっ! あぐっ……!」

ヤクサイン「ヤクゥゥゥサァァァイ!」バシュンッ!

ブーケ「それ、あたしの……」

クリア「う、ぐっ、ぅぁぁぁぁあああああっ!!!!」

ドガァンッ!!

ヤクサイン「ヤグッウゥゥ…!!」ドシ-ンッ

ブーケ「大切な……」
229 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 22:07:23.21 ID:n7SLD3WPo
クリア「はぁっ! はぁっ!」

シア「チャンスですわ!」

クリア「分かって、る……はぁ、んぐっ、はー……」

クリア「プリキュア!」バッ

ツナミ「ちっ、ヤクサイン!」

ヤクサイン「ヤ…ク…!」

クリア「スプラッシュ……」

ブーケ「待ってっ!!!」ザッ

クリア「っ!?」

ツナミ「お?」

クリア「あなた何してっ!?」

ブーケ「お願い待って! おねがい!」

クリア「いいからどいて! そいつ倒せない!」

ツナミ「戦闘中に仲間割れとは余裕ですね」クイッ

ヤクサイン「ヤ、ク、ゥゥゥ!サァァァイッ!!!」バシュゥンッ!

クリア「っ!? 危なっ!!!」グイッ

ブーケ「………………え」



ドゴォンッ!!!



シキ「あ……」

クリア「………………かふっ」ズルッ

クリア「……」ドサッバタッ

透「……」シュパァァン

シキ「あぁっ……!」

桜野「弓知夏さんっ!!!」

シキ「透っ!!!」

ブーケ「……え?」
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/06/19(月) 22:08:35.69 ID:mV1GIMTmo
ただでさえお疲れなのにもろに食らった…
231 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 22:14:28.59 ID:n7SLD3WPo
シア「透! 聞こえないんですの透!!!」

桜野「弓知夏さん!」ユサユサ

シキ「透っ! 透ぅっ!!」

ブーケ「……なに……なんで……」

桜野「弓知夏さんっ! 弓知夏さんっ!!!」ユサユサ

透「……」シ-ン

桜野「起きてよ! 目開けてよ!!!」

桜野「弓知夏さんっ!! 返事してよぉっ!!!」

桜野「弓知夏さん! ねぇっ!!!」

桜野「ねぇ……!」

桜野「……ねぇ」

桜野「……」ギリッ
232 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 22:22:08.77 ID:n7SLD3WPo
ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」

ツナミ「はいはい、ちょっと危なかったけどよくやりました」

桜野「はぁっ……はぁっ……!」

ツナミ「さて、いったん立て直したほうがよさそうですね。ですが」

桜野「はーっ! はーっ!」

ツナミ「せっかくです。虫の息のプリキュアだけは仕留めていきま……」

桜野「う゛ぅ゛っ!!!」ギロッ

ツナミ「っ……!」ゾッ

ツナミ「とー……思いましたけど今日は帰りますか。うんそうしましょう」

ヤクサイン「ヤ?」

ツナミ「窮鼠猫を噛むって言いますから。ほら、私猫ですし。にゃあ」

ヤクサイン「ヤ-…」

ツナミ「……」ゲシッ

ヤクサイン「ヤッ!?」

ツナミ「そういうわけで今日のところは命拾いしましたね。今度は確実に息の根を止めますのでそのつもりで」

シュンッ
233 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 22:22:48.49 ID:n7SLD3WPo
(やばい安価全然出せない……)
234 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 22:29:32.94 ID:n7SLD3WPo
シキ「透っ! ねぇ透!」

シア「大丈夫! 息はありますわ!」

桜野「とりあえず……えっととりあえず保健室!」

朱「あたし、あたし……」

桜野「先輩!」

朱「!」ビクッ

桜野「弓知夏さんを保健室に連れていきます! 手伝って!」

朱「う、うん!」
235 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 22:37:07.25 ID:n7SLD3WPo
保健室

コンコン

朱「あたし、入るよ」

桜野「はい」

ガチャ

桜野「どうでした?」

朱「やっぱり居なかったよ保健室の先生」

桜野「お休みの日だからしょうがないですね」

朱「弓知夏さん、どう?」

桜野「少し落ち着いてきたみたいです」

朱「よかった……あ、手にぎってあげてるの?」

桜野「これですか?」



安価下3まで多数決
@ 急に掴まれて離してくれなくなっちゃって
A うなされてたから少しでも落ち着けばと思って
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/06/19(月) 22:41:30.53 ID:1aTfoKreo
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/19(月) 22:41:47.46 ID:E3GtbGti0
2
238 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 22:54:15.40 ID:n7SLD3WPo
桜野「うなされてたから少しでも落ち着けばと思って」

朱「効果てきめんみたいね」

桜野「だといいんですけど」

朱「桜野ちゃんは? 本当に大丈夫なの?」

桜野「はい! わたしはへっちゃらです!」

シア「そんなこと言って。あなたも休んだ方がよろしくてよ?」

桜野「シアさん……」

朱「えっと……」

桜野「あ、先輩、こちらシアさん」

シア「シアと申しますわ」

朱「は、はじめまして、秋葉朱です。えっと、妖精さん?」

シア「そうですわ」

桜野「シアさんはね、いっつも弓知夏さんと一緒にいるんだよ」

朱「そう、ですか……」
239 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 23:00:53.50 ID:n7SLD3WPo
朱「あの、シアさん、それに桜野ちゃんも……」

桜野「?」

朱「……ごめんなさい」

桜野「え?」

朱「あたしのせいでこんなことになっちゃったから」

桜野「そんな……先輩のせいじゃ……」

朱「プリキュアになれたのに、戦う力もあったのに、それなのに、あたしは……」

朱「桜野ちゃんのこともそう。弓知夏さんのこともそう。あたしのせいで弓知夏さんが……」

桜野「先輩のせいじゃないです!」

朱「でもあの時、傷つけたくないって思っちゃった。あの時あたしが迷わなければ、ちゃんと戦ってたらこんなことには……」

シキ「あの、ごめんなさいです……シキがもっと早く話してたら……秘密にするつもりじゃなかったのです。本当なのです。でも……」

朱「シキちゃんは悪くないよ。全部あたしのせい」

桜野「先輩……!」

朱「守りたいって思って変身したのに何も守れてない。それどころかあたしのせいでこんな……あたしには戦う資格なんて……」

透「だったら辞めれば?」

朱「!」
240 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 23:05:51.12 ID:n7SLD3WPo
桜野「弓知夏さんっ!!!」

透「声が大きい……」

シキ「透っ!!! 大丈夫っ? 大丈夫です!?」

透「うん、平気」

シア「透、まだ起きてはいけませんわ」

透「もうだいじょ……うぐっ、くっ……!」

シア「ほら、横になって」

透「……分かった」

桜野「目が覚めて本当によかった……」

透「で?」

桜野「で、とは?」

透「これはなに?」ギュッ

桜野「何って言われると……なんだろ? おまじない?」

透「いつまで握ってるつもり?」

桜野「あ、ごめんっ」ササッ

透「む……」ジ-

桜野「え、なに?」

透「……なんでもない」

桜野「?」
241 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 23:12:38.07 ID:n7SLD3WPo
透「それであなた……」

朱「あ、あたし、その……ごめんなさ」

透「スピリットピースを渡して」

朱「……え」

透「聞こえなかった? スピリットピースを渡して。それでもう二度と関わらないで」

朱「で、でも!」

透「あなたに戦う義務は無い。ううん、それ以前の問題」

朱「でも、でも……あの花はあたしの……」

透「じゃあ戦えるの?」

朱「それは……!」

透「何も傷つけずに何かを救えるなんて思わないで。そんなに甘くないの」

朱「っ……!」

透「戦えないなら邪魔なだけ。なんの覚悟もないくせに戦おうなんて思わないで」

朱「あた、し……」

朱「……」ギュッ

朱「……っ」ガタッタタタッ

桜野「先輩っ!」

透「……追いかけてあげれば?」



安価下3まで多数決
@ 朱を追いかける
A 透のそばにいる
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/19(月) 23:13:54.43 ID:zjOqnEYw0
2
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/19(月) 23:14:54.24 ID:Pn87KL/G0
244 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 23:24:28.74 ID:n7SLD3WPo
桜野「ここにいるよ」

透「なんで」

桜野「こういうこと言うと怒るかもしれないけど、今は弓知夏さんの方が心配だから」

透「……勝手にすれば」

桜野「うん、そうする」

透「……」

桜野「ねぇ、弓知夏さん」

透「……なに?」

桜野「秋葉先輩がプリキュアになったのは、わたしが声をかけたからなの。だからあんまりシキを怒らないであげてね」

透「……別に怒ってない」

桜野「あー、あとー……わたしのスピリットピースを……」

透「それはダメ」

桜野「なんでぇ……わたしだって戦いたいよ……」

透「絶対だめ。絶対の絶対にだめ」

桜野「難攻不落だなぁ……」
245 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 23:30:57.21 ID:n7SLD3WPo
桜野「でも……なんでそんなに仲間が増えるのを嫌がるの?」

透「それは……」

桜野「うん」

透「……邪魔だから、だよ」

桜野「……そっか」

透「……もういい。話しかけないで、寝るから」

桜野「うん」

透「ていうか出てって。さっきの子でも追いかければ?」

桜野「眠るまではそばにいるよ」

透「いらない」

桜野「勝手にします」

透「……はぁ、わかった」

桜野「もっかいおてて握ろっか?」

透「バカにしてるでしょ」

桜野「滅相も」
246 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 23:35:12.52 ID:n7SLD3WPo
桜野「弓知夏さーん?」

透「……」

桜野「寝たかな?」ヒソヒソ

シア「ですわね」ヒソヒソ

透「……」

桜野「……」ナデ…

透「んっ……」

桜野「おっと、起こしちゃう……」

透「……」

桜野「それじゃわたし、先輩の様子見てきます」

シア「はい。行ってらっしゃいませ」

桜野「弓知夏さんのことお願いします」

シア「もちろんですわ」

桜野「では」

ガラッ
タタタッ

透「……」

透「……」

透「……撫でられた」

シア「ですわね」

透「絶対バカにしてる」

シア「そんなことありませんわよ」

透「むぅ……」
247 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 23:40:37.02 ID:n7SLD3WPo
透「……はぁ」

透「……」

透「……シア」

シア「どうしました?」

透「今日の戦い、どうだった?」

シア「惜しかったですわ。もう少しで倒せていました」

透「ほんとにそう思う?」

シア「もちろんですわ」

透「私ひとりだったら?」

シア「え?」

透「今日はたまたま2人だった。もし1人で戦ってたら、それでも倒せてたと思う?」

シア「それは……」

透「もうダメなのかな」

シア「透……」

透「私だけじゃ戦えないのかな……」ギュッ
248 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/19(月) 23:41:52.05 ID:n7SLD3WPo
今日はここまで
安価が出せねぇ 多分明日はもっと少ねぇ すまねぇ
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/19(月) 23:43:17.82 ID:Abr0EkDk0

安価必要ないくらい展開思い付くんならそれに越したことはない
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/19(月) 23:44:45.15 ID:g0JUxsCBo
乙です
上に同じく
気に病むことではないです
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/06/20(火) 19:58:22.13 ID:pzck2Szjo
弓知夏さんどうせピース返してくれないしもう生身で戦うしかないね
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 20:05:08.54 ID:ktX9mvVr0
>>251
春夏秋冬、四人の合体攻撃だ!
253 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 20:14:15.46 ID:QfHIsp+bo
花壇前

桜野「先輩!」

朱「……!」

桜野「先輩、やっぱりここにいた」

朱「……桜野ちゃん」

桜野「あの、先輩……」

朱「……朱でいいよ」

桜野「じゃあ朱さん。大丈夫ですか?」

朱「……どうだろ、結構こたえたかなぁ。あの子の言ってたこと、全部その通りなんだもん」

朱「あたしに戦う覚悟なんて無かった。大切なものを傷つけるのも、自分が傷つくのも嫌。それじゃダメなのは分かってる」

朱「でもやっぱり傷つけたくないよ。それじゃダメって分かってても傷つけたくない」

朱「だってもうすぐだったのに。あと少しで咲いたあの子に会えそうだったのに。やっと大切だって気づけたのに……」

桜野「朱さん……」
254 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 20:22:13.57 ID:QfHIsp+bo
朱「あなただったらどうする? 自分の大切なものを傷つけなきゃいけないとしたら」

桜野「大切なもの……」

朱「そう。例えばほら、クラスで育ててるっていうお花とか」

桜野「あの花が……もしそうなったら、それは……苦しいです。すごく嫌です。傷つけたくないです。敵だからって攻撃したくないです」

朱「うん」

桜野「でもわたしがやらなかったら弓知夏さんがやるんです」

朱「……そう、ね」

桜野「弓知夏さんね、きっと色んなことを背負ってるんです。さっき朱さんにきつく当たったのも、わたしを戦いから遠ざけようとするのも、きっと弓知夏さんが本当は優しいからだと思うんです。だからこれ以上、背負わせちゃいけない気がして……」

桜野「放っておくわけにはいかないんです。絶対に誰かがやらなきゃいけないんです」

桜野「でも、誰かがやらなきゃいけないなら、その誰かはきっとわたしなんです。だってほら、わたし学級委員長なんで」ニヘッ

朱「……桜野ちゃんは強いね」

桜野「全然です」

朱「ううん、強いよ。プリキュアになったあたしなんかより、ずっと立派に戦ってた」

桜野「買い被りすぎですって」

朱「自分のことしか考えられなかったあたしとは大違い」

桜野「そんなことないです。わたしやシキのこと守ってくれたじゃないですか。それに大切なものを傷つけたくないって気持ちが間違いなはずありません」ニコッ

朱「……ありがとう」
255 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 20:26:59.72 ID:QfHIsp+bo
朱「そろそろ戻ろっか。弓知夏さん、寂しくて泣いてるかも」

桜野「あはは、かもしれませんね。あ、でも朱さんは戻らない方がいいかも……」

朱「どうして?」

桜野「だって今の弓知夏さん、妖怪スピリットピースを渡せ、ですよ? 近づいたら身ぐるみ剥がされます」

朱「おっそろしいわね……」

桜野「そして取られたら最後、シアさんのお夕飯に……」

朱「どゆこと?」

桜野「ともかく、弓知夏さんのことはわたしにお任せです」

朱「うん、わかった」

桜野「では、わたしは失礼します!」

朱「弓知夏さんによろしくね」

桜野「はい!」タタタッ

朱「……」

朱「……」

朱「誰かがやらなきゃいけないなら、その誰かは……」

朱「……そういえば小学校で習ったっけ」

朱「生き物の世話をする時は、必ず最後まで面倒を見ましょう」

朱「あの子を育てたのはあたし。なら、暴れるあの子を止めるのもあたし。あたしには最期まで面倒を見る責任がある」

朱「それがどんな形であれ」
256 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 20:30:08.23 ID:QfHIsp+bo
数日後

透「……」

桜野「弓知夏さん」

透「……なに?」

桜野「体の具合、もう平気?」

透「余計なお世話」

桜野「あのツナミって人、また来るのかな?」

透「来る。必ず」

桜野「……弓知夏さん」

透「だめ」

桜野「まだ何も言ってないよぉ」

透「スピリットピース返して、でしょ?」

桜野「うっ……」

透「絶対だめだから」
257 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 20:36:25.83 ID:QfHIsp+bo
桜野「わたしだって戦いたいのに……」

透「だめ、そんなの絶対、絶対にだめ……だって、私……」

透「本当は秋葉朱のスピリットピースも回収したい。でも今はそれどころじゃない……」

透「あいつは必ずまた襲ってくる。でもそうなったら、今度こそ独りで戦わなきゃいけない……」

透「本当に独りで倒せる……? ううん、倒さなきゃいけない……」

透「負けることは許されない……絶対に絶対に絶対に勝たなきゃいけない……」

透「私独りで……今度こそ独りで……」カタカタ

桜野「……弓知夏さん」ソッ

透「……!」

桜野「大丈夫、大丈夫だよ」ギュッ

透「またそうやって……バカにしてる……」

桜野「違うって。この前こうしたら落ち着いたみたいだったから」

透「子供扱いしないで。手を握られたくらいで落ち着くわけない。ないもん」

桜野「……うん」

透「頼んでなんかないもん。この前も、今も、あなたが勝手にやったことだもん。私じゃないもん……」

桜野「そうだね」ギュ-

透「……っ!」

桜野「これはわたしがしたいからしてるだけ。わたしのわがまま。だからわたしが満足するまで、ずぅっと握ってるからね?」

透「……勝手にすれば」

桜野「うんっ」ニコッ
258 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 20:40:05.02 ID:QfHIsp+bo
ガサガサッ

桜野「!」

透「!」

桜野「シキ、もしかして……!」

シキ「来たです!」

透「あいつ?」

シア「間違いありませんわね」

透「っ!」ガタッタタタッ

桜野「弓知夏さん!」
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/06/20(火) 20:40:38.53 ID:Z4OgEVSco
理科室辺りに武器になりそうな危険な薬物ないかなあ
260 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 20:43:17.37 ID:QfHIsp+bo
桜野「弓知夏さん待って!」

透「あなたは離れてて。できるだけ遠くに」

桜野「わたしも行く!」

透「だめ。足でまといにしかならない」

桜野「でも……!」

透「いいから離れててよっ!!!」ダンッ

桜野「!」ビクッ

透「ぁ……」

透「……!」フルフル

透「守って、あげられないから……!」

桜野「弓知夏さ……」

透「っ!」タタッ

桜野「ま、待ってっ!」

桜野「弓知夏さん……」



安価下3まで多数決
透を追いかける
朱を呼びに行く
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/06/20(火) 20:44:24.08 ID:Z4OgEVSco
1
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 20:46:13.54 ID:pzck2Szj0
1
263 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 20:47:11.81 ID:QfHIsp+bo
選択肢に数字書き忘れたわごめん
264 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 20:49:22.55 ID:QfHIsp+bo
朱「……」ボ-

クラスメイト「朱、聞いてる?」

朱「……あ、ごめ、なんだっけ」

クラスメイト「だからね……」

朱「……」

朱「……」

朱「……あれって」

朱「っ!」ガタッ

クラスメイト「朱?」

朱「ごめんっ!」タタタッ

クラスメイト「へんな朱……」
265 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 20:58:18.97 ID:QfHIsp+bo
透「……」

ツナミ「ふふっ」

ヤクサイン「ヤクサァイ」

ツナミ「もう1人のプリキュアはどうしたんですか?」

透「知らない。どうせ足手まといになるだけ」

ツナミ「まさか1人で戦うつもりですか?」

透「ずっとそうしてきた! 今も! これからもっ!!」

透「プリキュア・カミングシーズン!!!」バッ

クリア「はぁぁぁっ!」ダッ

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」グアッ

ドガァンッ!

クリア「ぐっ……!」ググッ

ヤクサイン「ヤク…サァァァイ!」

クリア「うぁっ!? くぅぅっ!」ズザザッ

ツナミ「ふふふっ」

クリア「だぁぁぁっ!!!」

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」バシュッ

クリア「う、ぐっ……!」ガッ

ツナミ「ねぇ、キュアクリアさん」

クリア「くっ、ぅ……きゃあっ!?」ドガッ

ツナミ「この前の戦いを見てて思ったんですよ。貴方、他のプリキュアが足手まといとか言ってましたけど」

クリア「あ、く……はぁ、はぁ……!」ヨロヨロ

ツナミ「貴方の方がよっぽど足手まといでしたよ」

クリア「っ!」
266 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 21:03:19.09 ID:QfHIsp+bo
クリア「…………れ」

クリア「……だまれっ」

クリア「だまれぇっ!!!」

クリア「プリキュア・スプラッシュウェイヴッ!!!」バッ

クリア「くっ、らえぇぇっ!!!」

ツナミ「まったく……その手の攻撃で貴方が私に勝てたことありましたっけ?」スッ

ザッパァァァンッ!!!

クリア「くぅぅぅっ! うぁぁぁああああっ!!!」ビリビリ

クリア「……ぁ」

ドッパァンッ!

ツナミ「ヤクサイン」

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」バシュッ

シュルシュルシュルッ
ギチッ!

クリア「あ゛あ゛っ!!?」
267 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 21:14:04.31 ID:QfHIsp+bo
ツナミ「こらこら、ちょっと話したいのであまり強く締めすぎないように。死んでしまいます」

ヤクサイン「ヤクサ-イ」

クリア「う、ぐっ……!」

ツナミ「さて貴方はこのまま締め殺しますが、せっかくです。何か願って逝きませんか? 我々を助けると思って」

クリア「だれ、がっ……!」

ツナミ「はぁ……分かってはいましたけど強情ですね。ヤクサイン、もう殺していいですよ」

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」ギチギチ

クリア「あ、ぐっ! うあ゛あ゛あ゛っ!!!」

クリア「ぁあ゛……ぁ……!」シュパァァン

透「ぁ……は……」グタッ

桜野「弓知夏さんっ!」ダッ

ツナミ「お?」

透「……なん……で」

桜野「ひどい……!」

ツナミ「お友達が死に目に会いに来てくれましたね。よかったじゃないですか」

桜野「弓知夏さん! 今助け」

朱「待って」

桜野「! 朱さん!?」

朱「あたしがやる」

桜野「で、でも」

朱「あたしがやらなきゃいけないの」

朱「ふー……」

朱「プリキュア・カミングシーズン」
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 21:17:45.99 ID:M9ccTe7jo
(緊縛シーンやったぜ。)
269 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 21:24:35.44 ID:QfHIsp+bo
ブーケ「美しい花よ。あたしに力を貸して。キュアブーケ」

ツナミ「へぇ、戦う気になったんですか? 貴方に本当に攻撃できるんですか?」

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」バシュッ

ブーケ「っ……」シュンッ

ズババッ

ヤクサイン「ヤッ!?」

ツナミ「お?」

ブーケ「大丈夫?」シュタッ

透「はぁ……うくっ……!」

桜野「弓知夏さん!」タタッ

ブーケ「桜野ちゃん、弓知夏さんをお願い」

桜野「はいっ!」

透「あなたに……戦う義務は無い……!」

ブーケ「ううん、きっとあるのよ。あの子があたしの育てた花なら、あたしには最期まで面倒を見る責任があるもの」

桜野「ほんとにいいんですか……?」

ブーケ「これ以上、あの子に何かを傷つけさせるわけにはいかない。本当は攻撃したくないよ。でも思うの。今があの子の最期なら、それがあたしでよかったって」

ツナミ「ヤクサイン!」

ヤクサイン「ヤクサァァァイ!」

ブーケ「プリキュア・ガーデンシュート」フワッ

ヤクサイン「ヤッ!?」

ブーケ「ごめんね。でも譲れないの」

フワフワッ
ズダダダァンッ!!

ヤクサイン「ヤァァァァ!!!」サラサラ…

ツナミ「……!」

ツナミ「……ちっ」

ツナミ「今日はここまでですね」シュンッ
270 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 21:28:40.56 ID:QfHIsp+bo
朱「……」

朱「……」ソッ

朱「……ぁ」パラパラ

桜野「朱さん……」

朱「桜野ちゃん、怪我はない?」

桜野「はい、わたしはなんとも」

朱「弓知夏さんは?」

透「余計なお世話」

桜野「大丈夫だそうです」

朱「よかった」

桜野「弓知夏さんを助けてくれてありがとうございます。本当に本当にありがとうございます」

シア「ワタクシからもお礼を言わせてください。貴方がいなければ透は今頃……本当にありがとうございます、朱」

透「私は言わないから」

シア「こら、透」ムニッ

透「むぐっ」

朱「いいよいいよ。無事ならそれで」
271 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 21:35:23.65 ID:QfHIsp+bo
透「それより」

朱「?」

透「もう十分でしょ? スピリットピースを渡して」

朱「ごめん。渡せない」

透「どうしてっ? あの花のことは決着がついたでしょ?」

朱「確かに今の戦いは、あたしが育てた花の責任を取るためだった。でもね、あたしがプリキュアになることを決めたのは桜野ちゃんのためなの」

桜野「へ? わたしっ!?」

朱「桜野ちゃんはあたしのことも、あたしの大切なものも守ろうとしてくれた。そんな桜野ちゃんを守りたくてプリキュアになったの」

透「だからって……」

朱「これからも戦いは続くんでしょ? きっとそこには桜野ちゃんがいる」

透「……」キッ

桜野「あ、はは……多分います……」

朱「桜野ちゃんを守りたくてプリキュアになったんだもの。桜野ちゃんが危ない目に遭うなら、それがあたしの戦う理由」

透「……」ジト-

桜野「あは、あはは、は……視線が痛いなぁ……」

透「………………はぁぁぁ」

透「生半可な覚悟じゃ務まらないよ?」

朱「分かってる。もう迷わない。それに1人より2人の方がいいでしょ?」

透「……ふん」
272 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 21:45:09.08 ID:QfHIsp+bo
朱「さて、片付けなきゃね」ボロボロ

桜野「朱さん……その、わたし……」

朱「もう、そんな悲しそうな顔しないで。桜野ちゃんのおかげで、あたし自身の力でこの子を止めることができた。辛いし苦しいけど、他の誰かに倒されてしまっていたらもっと苦しかったと思う。あなたのおかげで覚悟が決まった。むしろお礼をさせて」

桜野「お礼なんてそんな……」

朱「でも……分かっててもやっぱり辛いね」

桜野「……」

朱「他の壊れたものはみんな綺麗に元通りなのに、これだけ傷ついたままなんて。この傷も綺麗になくなってしまえばいいのに」

桜野「あ、朱さ……」

透「それはね、標なの」

朱「しるべ?」
273 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 21:54:27.68 ID:QfHIsp+bo
透「あなた、プリキュアがどういう存在か聞いた?」

朱「確か妖精の国に伝わる伝説の戦士って……」

透「そう、戦士。だからプリキュアの力は戦うための力。守るだけじゃない。誰かを傷つけたり、何かを奪ったりできる。そんな大きな力」

透「だからね、忘れちゃいけないんだ。自分が傷つけたり誰かのこと、自分が奪った何かのこと。たとえ世界中が忘れたって、無かったことになったって、自分だけは絶対に覚えてなくちゃいけない」

透「だから標を作って記憶を繋ぎとめる。それがこうして傷として残る」

桜野「じゃあ……」ガサゴソ

シキ「桜野?」

桜野「これ、初めてシキと会った時のヤクサインが消滅した後残ってたロケットなの……これもそうなの?」

シキ「そうなのです。闇の力はとても不安定で、消滅すれば痛みも記憶もリセットされちゃうです。でもそれじゃ戦い続けることはできない。その為に標があるです」

桜野「傷つけなきゃいけないんだね……」

シキ「必要なことなのです」

透「その痛みが道標になる。絶対忘れないために、何も失くさないように、痛みを標に記憶を辿る」

透「それがプリキュア」

透「忘れないで。それがあなたの持つ力。それがあなたの傷つけたもの」
274 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 21:59:20.14 ID:QfHIsp+bo
朱「これが、あたしの……」

朱「……」

朱「……」ギュッ

桜野「それだけじゃないです!」

朱「!」

桜野「ほらっ! こっち見てください! にっこにこです!」ニコ-

朱「う、うん」

桜野「シキだってほらっ!」

シキ「にっこにこなのです!」ニコ-

朱「桜野ちゃん、シキちゃん……!」

桜野「わたしがこんなに元気なのは朱さんのおかげです」

桜野「そりゃあ傷つけてしまったものを忘れないことは大切です。でもこれも忘れないでください」

桜野「これがあなたが守ったものです!」ニコ-

シキ「なのですー!」ニコ-

朱「……ぷっ」

朱「あはっ、あははっ!」

朱「ふふっ……うん、そうだね。ありがとう」

桜野「はいっ!」
275 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 22:04:49.37 ID:QfHIsp+bo
朱「さぁて、それじゃあサクッと片付けますかぁ!」

桜野「手伝います!」

朱「頼みます」

桜野「弓知夏さんも手伝います」

透「は? なんで私まで。そもそもそんなに人手いらな」

桜野「一緒にやろーよー」グイグイ-

透「お断りー!」

シキ「透、一緒はいやです?」コテン

透「うっ……」

透「はぁ……わかった」

シキ「やったです!」

桜野「ところであのぉ……プリキュアなんですけど、2人より3人の方がもっといいと思いませんか? だからわたしも……」

透「それはダメ」

桜野「なんでぇ!?」

透「あなた危なっかしいから」

桜野「そんなぁ」

シキ「一理あるのです」

桜野「朱さん、言ってやってください!」

朱「まぁ、無茶するところはあるよねぇ」

桜野「朱さんもそっち側ですかぁ!?」

朱「ふふふっ」ニコッ
276 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/20(火) 22:12:13.62 ID:QfHIsp+bo
ここまで
というわけで朱さん編終了です
安価スレとは?ってくらい安価ないですね 反省 でもエピソード後半は前半のフリ回収するだけだから選択肢とかねぇんだ

選択肢で言うと透に関わる択が選ばれまくってる印象 主人公はよ変身させろという圧を感じます まぁここまで引っ張ったんで最後にしますけど いっぱい引っ張る分めちゃくちゃ満を持さなきゃいけないですね 困った

というわけで次回から久木雪菜(>>113)編です よろしくお願いします

あと予告なんですが今週末更新できそうにありません すんません

以上、お疲れ様でした
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 22:15:28.36 ID:ktX9mvVr0
さあ、いよいよ四季がそろいますな。
題名は「シーズニングプリキュア!」
でいかがでしょう?
278 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/21(水) 10:29:32.79 ID:BuySbFbVO
>>277
お砂糖と何か素敵なものを追加したくなるお名前だなぁ
なんにしても本当に決めることになったら安価で決めることになるかな?
279 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/21(水) 21:40:54.73 ID:9ybsooySo
昼休み 屋上

桜野「それでは! プリキュア定例会議を始めます!」

透「あなた変身できないでしょ」

桜野「だーれのせいでっ!」

シア「定例って、いつもやってますの?」

シキ「初めてなのです」

桜野「はいそこぅ! 発言する時は挙手!」

朱「はい」

桜野「はい朱さん!」

朱「お花の様子を……」

桜野「いつの間にか立派なお花ジャンキーに……!」

透「それでなんで集められたわけ?」

桜野「あ、そうそう。一応2つあるんだ。ひとつは相談したいこと、もうひとつは教えてほしいこと」

桜野「どっちから聞きたい?」



安価下3まで多数決
@ 相談したいこと
A 教えてほしいこと
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/21(水) 21:42:07.43 ID:sx2Q3OUTO
2
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/06/21(水) 21:45:18.45 ID:umytHIXBo
2
282 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/21(水) 21:54:11.31 ID:9ybsooySo
透「教えてほしいことって?」

桜野「ウィッシュスターってなに?」

透「!」

朱「あぁ、そういえば。ツナミが言ってたやつよね? 確か願いがどうとかって」

透「あ、あなたたちには関係ない……」

桜野「関係なくないよ。だってあれ、あの……なんちゃ帝国」

シキ「カラミティ」

桜野「それ帝国。の目的? なんでしょ?」

朱「敵の目的なら、ちゃんと知っておきたいわね」

透「でもそれは……」

シア「ワタクシからお話いたしますわ」

透「!? ちょっとシア!」

シア「分かっています」
283 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/21(水) 22:04:28.66 ID:9ybsooySo
シア「ウィッシュスターというのは、とある秘宝のことですわ」

シア「誰しも何かしら願いを抱えているものです。そして誰かが何かを願う時、そこには大きな力が生まれるのです」

シア「ウィッシュスターはその力をエネルギーとして蓄えることができますの。そして、そうやって集めたエネルギーがいっぱいになると、どんな願いでもひとつだけ叶えることができますわ」

桜野「どんな、願いでも……」

シア「本来は日々の営みの中で思い思いに感じる、ささやかだけれど前向きな優しい願いで、ゆっくりと満たされていくはずのものですわ」

シア「しかしあの者たちは強引な手を使いました。強く大きな願いほどより大きなエネルギーを得られることに気づいて、人々を襲ったのです」

シア「恐怖や絶望を与え、願わずにはいられない状況を無理やり作って、エネルギーを収集しているのですわ」
284 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/21(水) 22:12:03.97 ID:9ybsooySo
桜野「ひどい……!」

朱「一体どんな願いを叶えようとしているの?」

シア「申し訳ありません。そこまでは分かりかねますわ」フルフル

朱「そっか……」

シア「しかしあまり素敵な未来が待っているとも思えませんわ」

朱「確かに」

桜野「ってなるとわたしたちの目的は……」

シア「エネルギーが溜まりきる前にウィッシュスターを奪還すること、ですわね」

朱「今どのくらい溜まってるかって分かる?」

シア「はっきりとは分かりません。しかしツナミが現れた以上、あまり悠長に構えてはいられませんわ」

朱「やっぱりそうだよね。なんとかしなきゃ……」
285 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/21(水) 22:14:44.62 ID:9ybsooySo
敵組織の目的ですが しっかり固めるとあとで後悔しそうなので なんでもできる舞台装置だけ出して真の目的は流れで決めようと思います
書いてればそのうち誰かが教えてくれそうな気もするんで 主に桜野とか桜野とか桜野とか
286 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/21(水) 22:22:19.46 ID:9ybsooySo
桜野「そのためにもまず新しい仲間探しです!」

シキ「ですです!」

透「は?」

桜野「そ、そんなに睨まないでよ……」

透「まさか相談したいことってこれ?」

桜野「そ、そうです……」

透「はぁ……まったく……」

桜野「あ、あのね、シキとね、話したんだけどね、やっぱり仲間は多い方がいいかなって。せめてもう1人くらいいたらいいねって」

透「余計なことを……」

朱「あたしは賛成。学校の中で探すのよね?」

桜野「はい」

朱「でも素質を見抜けるのってシキちゃんとシアさんだけなんでしょ?」

桜野「あ、そっか。じゃあ二手に……」

透「私は手伝わないから」

シア「もう、またそんなこと言って……」

透「手伝うつもり?」

シア「吝かではありませんわ。先程申し上げたとおり、あまり時間はありませんもの」

透「むぅ……」
287 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/21(水) 22:32:13.73 ID:9ybsooySo
シア「とはいえ、透を1人にしておけませんし、積極的なお手伝いはできそうにありませんわね」

桜野「そっか……」

シア「どちらにせよ、シキがいなければプリキュアにはなれませんので」

桜野「え、そなの?」

シキ「うん。スピリットピースはシキにしか出せないのです」

桜野「ほぇ……すごいんだね、シキ」

シキ「えっへんなのです」

朱「でもじゃあ、仲間探しはシキちゃん頼りになっちゃうかな?」

桜野「分身とかできない?」

シキ「できたらとっくにやってるです」

桜野「うーんしょうがない。とりあえずわたしとシキで頑張ってみます」

朱「あたしもそれっぽい人探してみるけど、力になれなかったらごめんね」

桜野「はい、お願いします」
288 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/21(水) 22:38:06.32 ID:9ybsooySo
桜野「さて、どこを探そっか」

シキ「やっぱり人が多いところなのです」

桜野「朱さんの時みたいに突然叫ばないでね」

シキ「前向きに検討するです」

桜野「不安だなぁ。いざって時のために人の少ないところに……」

シキ「それじゃ人探しにならないのです」



安価下2
探す場所指定
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/06/21(水) 22:41:52.70 ID:+KcA0KD6o
各部室棟
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/21(水) 22:43:59.10 ID:/hHDJIfx0
校門前
291 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/21(水) 22:54:47.97 ID:9ybsooySo
校門前

桜野「とりあえず校門前まで来てみたけど……」

桜野「どうシキ、なにか感じる?」ヒソヒソ

シキ「近くにはいなさそうなのです」ヒソヒソ

桜野「そっかぁ……」

桜野「別の場所に行ってみようか」

シキ「うん」

桜野「さてじゃあ次は……」

生徒「おーい岸波さーん」

桜野「? はーい?」

生徒「ちょっと手ぇ貸してー」

桜野「いいよー!」

シキ(本当によく頼まれごとするです)



安価下2
探す場所指定
コンマ80以上で……
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/21(水) 22:55:51.21 ID:/hHDJIfx0
職員室前
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/21(水) 22:56:21.66 ID:AySJ30qP0
玄関
294 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/21(水) 23:05:23.27 ID:9ybsooySo
昇降口

桜野「昇降口まで来てみたけど……」

桜野「人はそれなりにいるけどなぁ」

桜野「どう?」ヒソヒソ

シキ「ううん、いないです」

桜野「うーん、はずれかぁ」

桜野「じゃあ次は……」

生徒「あ、岸波ー」

桜野「? はーい?」

生徒「荷物運ばなきゃなんだよ。いっぱいあるからちょっと手伝ってくんね?」

桜野「うん、まかせて」

シキ「またお手伝いなのです」

生徒「? 何か言った?」

桜野「ううん、なんでもない」



安価下2
探す場所指定
コンマ60以上で……
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/06/21(水) 23:08:11.61 ID:zNNBRA9to
廊下
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/21(水) 23:08:38.56 ID:FiST34B80
トイレの前
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/21(水) 23:08:40.79 ID:sx2Q3OUTO
図書室
298 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/21(水) 23:13:28.38 ID:9ybsooySo
トイレの前

桜野「やってきましたトイレ!」

桜野「ってこんなところにいるかなぁ」

桜野「いたとして、なんて話しかければいいのやら……」

桜野「一応確認なんだけど、どうでしょう」

シキ「いないです」

桜野「ちょっと安心してるわたしがいる」

生徒「はぁ……」

桜野「ん?」

生徒「あ、岸波さん!」

桜野「なにしてるの?」

生徒「ちょーっと悪いことしちゃってお掃除中です……」

桜野「手伝おうか?」

生徒「女神!」

シキ「これじゃ人探しじゃなくてお手伝い行脚なのです……」
299 : ◆15vHdNAAAEr/ [sage saga]:2023/06/21(水) 23:22:35.31 ID:9ybsooySo
その後も……

生徒「岸波ー」

桜野「? はーい?」



生徒「先輩いいところに」

桜野「どしたの?」



生徒「岸波ちゃんちょっと頼まれてー」

桜野「ほいきたー」



シキ「桜野ぉ……」

桜野「まかせてー」

シキ「じゃないですぅ……」

桜野「なんだシキか」

シキ「いくらなんでもお手伝いしすぎなのです……あとシキの扱いがひどいです……」

桜野「ごめんごめん。でも断るのも悪いし」

シキ「これじゃあ見つかるものも見つからないのです……ふぁぁ……」

桜野「ごめんってば……ってシキおねむ?」

シキ「ずっと集中してて疲れたです……」

桜野「ごめんねぇ」

シキ「むりです。ねるです。あとはたのんだです。すやぁ」

桜野「と言われましても、わたしには見つける術がないんですけど……」

桜野「どうしよっかな……」

女子生徒「っ……!」タタタッ

桜野「んぅ? 今の子……泣いてた?」
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