【吸血鬼すぐ死ぬ】「我が名は吸血鬼>>3!!」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/24(土) 22:31:27.18 ID:LMWytPGz0
すぐ寝る
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/07/30(日) 15:29:36.71 ID:tvpb03lXO
ドラルク「うむ、おはよう、今日もいい夜だな、ジョン。」

ジョン「ヌー!」

ドラルク「…うん?部屋が妙に静かだな、ロナルドくんは仕事で不在か?ならば今日は若造ドッキリ計画でもたてて…」

ロナルド「zzz……」

ドラルク「なんだ、寝ていただけかね。顔にらくがき書いちゃおう。」カキカキ

ジョン「ヌー。」

ドラルク「しかし随分と早い時間に寝落ちしたものだな。まだ7時だぞ。ついにそこまで5歳になってしまったか。」

ロナルド「…zzz…」

ドラルク「…よし、寝ているロナルドくんは放っておくか、散歩でも行こうか…」

ジョン「ヌヌン!」

ドラルク「しかし、妙に静かだな。」

ヒナイチ「ドラルク、いるか!」バーン!

ドラルク「む、なんだヒナイチくんか。」

ヒナイチ「街が大変なんだドラルク、だから私におやつをくれ!」もぐもぐ

ドラルク「は?仕事しろ公務員。」

ヒナイチ「待て、これには事情があるんだ。説明させてくれ。」モグモグ

ドラルク「今度はなんのおポンチかな?」

ヒナイチ「人々の睡眠欲を刺激する強制睡眠能力を持つ厄介な吸血鬼だ。そいつが街全体を結界で覆っている。ロナルドもそいつにやられたようだな。」モグモグ

ドラルク「ふむ、なるほどな。…それで、何故君は起きているのだ?」

ヒナイチ「やつの能力は睡眠欲を増幅させるだけで、それを上回る欲求があれば寝ずに済むらしい。」モグモグ

ドラルク「それが食欲と言うわけか。」

ヒナイチ「そういうわけだ。そろそろ手持ちの食料が付きそうでまずいんだ。なんとかしてくれドラルク。美味しいものが食べたい。」もぐもぐ

ドラルク「そう言われても私は起きたばかりだぞ。」

ヒナイチ「頼む!事態は一刻を争うんだ!このままだと下のコンビニから拝借することになってしまうぞ。」モグモグ

ドラルク「おい公務員。わかった、そこでちょっと待っていたまえ。」


ドラルク「腹持ちのいいショートブレッドだ。これでしばらく我慢したまえ。」

ヒナイチ「うむ、これでしばらく動けるな。では行くぞ。ドラルクも来い。」モグモグ
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/07/30(日) 15:30:26.78 ID:tvpb03lXO
ドラルク「うむ、道にも睡眠欲に抗えない者が転がっているな。」

ヒナイチ「影響範囲も強さも高まっているみたいだな。早く見つけ出さねばな。」モグモグ

ドラルク「…あそこで動いているやつがいるな。あれは…」

ヒナイチ「むっ、吸血鬼か?」

へんな動物「パオッ、ドラルクさん。周りが寝てるのに自分だけ起きてるって時間停止ものみたいですよね。」

ヒナイチ「…お前か…」

へんな動物「おや、救対の方。」メキメキ

ヒナイチ「何故こいつは起きている?」モグモグ

ドラルク「3大欲求とは睡眠欲、食欲、そして性欲だ。今は睡眠欲を性欲が上回ったのだろう。」

ヒナイチ「そういうことか。」

へんな動物「ドラルクさんたちは何を?睡眠プレイですか?」

ヒナイチ「今吸血鬼を探している。強制睡眠能力を持っているやつだ、知らないか。」モグモグ

へんな動物「そうですね、先程あっちの道端でHブックを読んでたときに誰か見かけた気はしますね。」

ヒナイチ「うむ、情報感謝する。この状況で動けるやつは貴重だ、良ければお前も…」モグモグ

へんな動物「いいですよ、ところで女の子が棒状の食べ物を食べてるのってなんか興奮しちゃいますよね。」シュボボボッ!

ヒナイチ「すまん、やっぱり帰ってくれ。」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/07/30(日) 15:31:04.05 ID:tvpb03lXO
ドラルク「しかし、性欲でも起きていられるとなれば問題だな。変態共の巣窟になってしまう。」

ヒナイチ「まずい事態だな。…ここがへんなの言ってたあたりだが…今はいないか。」モグモグ

ドラルク「ギルドの近くではないか。ギルドまで来ていたのか。」

ヒナイチ「ということは他のハンターたちもあてにならないか…」モグモグ

ドラルク「いや、ハンターにも食欲魔神、腕の人がいる。腕の人なら起きているかもしれん。」

ヒナイチ「よし、行ってみよう。」


ヒナイチ「うむ、案の定皆寝ているな。サテツは…」

サテツ「…」モグモグ

ドラルク「よし、無心でモグモグしているな。」

ヒナイチ「サテツ、少し良いか?」モグモグ

サテツ「…はっ!…あれ、ヒナイチさん、どうかしました?」モグモグ

ヒナイチ「周りを見てくれ、非常事態だ。」モグモグ

サテツ「…?あれ、みんなどうしてこんな時間に寝てるんだ?」モグモグ

ヒナイチ「吸血鬼の仕業だ。強制睡眠能力持ちで睡眠欲を上回る欲がないと寝てしまうらしい。ここにも来ていた可能性があるのだが知らないか。」モグモグ

サテツ「いや、俺はわからないな…ごめんなさい。」モグモグ

ドラルク「周りもみんな寝てるのに今まで来たことにすら気づいてなかったのか。」  

サテツ「ウッ、食事に夢中で…すみません。」モグモグ

ヒナイチ「知らないものは仕方ない。探すのを手伝ってくれ。」モグモグ

サテツ「はい、俺で良ければ…」モグモグ
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/07/30(日) 15:31:53.14 ID:tvpb03lXO
ドラルク「…待ちたまえ、探さずとも向こうから来たようだぞ。」

???「話し声が聞こえると思えば…まだ寝てない悪い子がいたか…」

ヒナイチ「…!お前が吸血鬼か…」モグモグ

すぐ寝る「そうだ。俺は吸血鬼すぐ寝る!」
吸血鬼すぐ寝る
睡眠結界を操る恐るべき吸血鬼。
ヒナイチ「なんでこんなことを…」モグモグ

すぐ寝る「簡単なことだ、現代の人間は寝ることが足りてない。そして夜は明るくうるさくなり、また寝れなくなる。本来人間は夜になったらすぐ寝て疲れを取るべきなんだ。睡眠の重要性を忘れた愚かな人間たちに教えてやっているのさ。ちなみに俺は夜7時に起きて夜明け前どころか午前3時には寝ている。」

ドラルク「寝過ぎだろう。ニートか。」

すぐ寝る「うるせぇ!お前たちも睡眠の重要性を思い出させてやる!」

ヒナイチ「くっ…私は寝ない!ギルドのご飯がまだ残っている!すまん、いただきます!」モグモグモグモグ

サテツ「うおおおお!」モグモグモグモグ

すぐ寝る「くっ…食欲で抵抗するか、しかし、食事中はろくに攻撃もできずら食事はいずれ尽きる。その時がお前たちの就寝時間だ!」

ヒナイチ「ドラルク!まずい、皿が無くなりそうだ!」モグモグ

サテツ「あ、こっちも…」モグモグ

すぐ寝る「ははは、あっけないな。」

ドラルク「安心しろ、追加分はある。君たちは気にせず食いたまえ!」

ヒナイチ「うむ!」モグモグ

すぐ寝る「なっ…だが…」

サテツ「おかわりで。」

ヒナイチ「こっちも頼む。」

ドラルク「あるぞ。」

すぐ寝る「バカな…何故…」

ドラルク「このドラルクの料理術を侮るなよ。ぱぱっと作れる簡単なもてなし料理のレパートリーは100をゆうに超えている。食材の続く限り食事は終わらん!」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2023/07/30(日) 15:32:36.34 ID:tvpb03lXO
すぐ寝る「くっ、うう…ならば…こうだ!」ガシャーン!

ヒナイチ「!」

サテツ「!」

すぐ寝る「ふはは!出てきた食事を落として食えなくすれば流石にやつも間に合わん!さあ大人しく…」

ヒナイチ「…」ゴゴゴゴゴ…

サテツ「…」ゴゴゴゴゴ…

すぐ寝る「…あれ?飯はもう…」

ヒナイチ「食べ物を…」

サテツ「粗末に…」

ヒナイチ・サテツ「「するなぁぁぁぁぁ!」」ドガーーーン!

すぐ寝る「ブェェエェーーー!」バリーーン!
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/07/30(日) 15:34:18.78 ID:tvpb03lXO


マスター「今回は助かりました。」

ヒナイチ「いや、今回はドラルクとサテツのおかげで…」

サテツ「いや、俺なんてほとんど食ってただけで…」

ドラルク「はっはっはっ、もっと褒めたまえ。すべてこの無敵の吸血鬼ドラルクのおかげだとも。すべて私の発案、この二人は私にしたがい動いただけなのだからな。」

マスター「そうですか。ではこれ、食材代ともろもろ込みの請求書です。」

ドラルク「は?」

マスター「退治の功績もありますからいくらか割り引いておきました。ドラルクさんがすべての責任者とのことなので、支払いよろしくお願いしますね。」

ドラルク「金額は…」

ドラルク「…」スナァ…
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/07/30(日) 15:35:09.40 ID:tvpb03lXO
遅くなりました。すみません。
次の安価
>>36
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/07/30(日) 19:33:03.51 ID:8p9TpEOs0
兼重宏行
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/30(日) 21:37:03.28 ID:xDJxXPCY0
鬼舞辻無残(死に掛け)
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/10/29(日) 19:54:04.39 ID:MM/BYP3c0
スパイクタンパク単体で心臓やその他臓器に悪影響を及ぼすことがわかっています

何故一旦停止しないのですか

何故CDCが接種による若い人の心筋炎を認めているのに情報発信がないのですか
20代はたった1ヶ月で接種後死亡がコロナ死と同等になってます
因果関係の調査は?
32.41 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)