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【安価・コンマ】離島の魔法女学院でダンジョン探索 Part 2【百合】
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204 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/16(金) 00:12:39.20 ID:FvH71UB80
―12月3週 某日
漫研部 部室
漫研部員「ヤバイヤバイ……! 冬の即売会受かってたのに原稿は未だに真っ白……!! 入稿はどう足掻いても間に合わないからコピ本でなんとかするとして……」
漫研部員「しかし何も思い付かない……!!!! こんな時にスランプとか最悪すぎるぞ私……!!!」
漫研部員「こうなればヤケだ……ボサボサ白髪白衣教師と謎の金髪爆乳エルフの濃厚粘膜接触本でも書くしか……!!」
漫研部員「ハッ……そうか! ボサボサ白髪白衣教師と金髪爆乳エルフと言えば、遺跡部……!!」
漫研部員「……実名とか出さなければ題材にしちゃっても良いよね?」
◆
―劇中
緑髪の主人公「やめて! 私たちが戦う意味なんて……!!」
赤い瞳の敵「うるさい……!! いつもそうやって、私たち遺跡妖精の心に入り込もうとして……!! 目障りなのよ、お前は!!!」ギュオオオ!!!
水色髪の仲間「主人公ちゃん!!」
カッ!!!!
金髪の仲間「間一髪……! 間に合った……!!」ズザザッ
青髪の仲間「わたくしたちも来ましたわ!!」ビュオッ
緑髪の主人公「み、みんな……!!」
赤い瞳の敵「どいつもこいつも、盗掘者の分際で………!!! わたしたちの墓を、荒らすなァアア!!!!」ギュオオオオッ!!!
◆
漫研部員「完成した……これは、会心の出来だ……!!!」
漫研部員「……遺跡探索の部分なんて全然知らないから脚色しまくっちゃったけど、むしろオリジナリティが出て良しということにしよう!!」
漫研部員「事後報告になっちゃうけど、一応遺跡部の許可は取っておこう」ガタ
◇
205 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/16(金) 00:13:06.94 ID:FvH71UB80
―遺跡部 部室
漫研部員「というわけでこんな感じの漫画を描いちゃったんですけど……これ、冬の即売会に出しても良いですかね……?」
ルウェリア「こ、これは……」
ノルン「な、なんというか……」
サーナ「……ど、どうやって知り得たんですの!?」
漫研部員「へ? 知り得たって……あなた方遺跡探索部の方々を参考にしてキャラクターを描いただけですけど……。あ、シナリオはもちろんオリジナルなので! プライベートとかは覗いてないんで安心してください!」
リアン「そ、そうなんですか……」
アリム「…………ねえ、なんでわたしっぽいキャラが敵側なの?」
漫研部員「それはその、アリムさんは遺跡部二年生の中で唯一別クラスで、しかも転入生なので、ちょっと変化球にしてみようかと……。でも構想では続編で仲間になる予定なんですよ」
アリム「…………」
リアン(アリムちゃん、ものすごく微妙な顔してる……)
アリム「まあ、別に良いんじゃないの。わたしたちに繋がる情報が読み取れるってわけでもなさそうだし」
漫研部員「マジですか! 他の人はどうです……?」
サーナ「わたくしも同じ意見ですわ。せっかくここまで描いたのなら、出さないのも勿体ないですし」
ルウェリア「そうだね。この冊子だけでも面白くて読み応えがあるし、私も反対はしないかな」
ノルン「うーん……みんなが良いなら、私も良いけれど……リアンちゃんは……?」
リアン「…………この赤い瞳の子、続編で仲間になるんですよね?」
漫研部員「はい、そのつもりです」
リアン「……この物語は、誰も傷付かない、ハッピーエンドで終わるんですか?」
漫研部員「もちろんです! 皆さんを参考にしている以上、誰かが傷付いたり悲劇的な結末を迎えたりといった要素はナシです」
リアン「……絶対、ですか?」
漫研部員「は、はい! その漫画で描くべきものを真摯に描いた結果バッドエンドを避けられなくなってしまうという事態もあるにはありますが、この漫画ではそういう描き方はしないことを約束します……!! ていうか実在の人を参考にした以上、そんな不敬な真似できないですよ……!!」
アリム(わたしっぽいキャラが敵扱いなのは不敬にならないのかしら……)
リアン「……わかりました。そこまで言うなら……出しても、良いと思います」
漫研部員「!! ありがとうございます、ありがとうございます!!」ペコペコ
リアン(漫研部員の人は何度も頭を下げ、足早に去っていった。これから印刷作業だそうだ……)
◇
ルウェリア「……ふふ。リアンちゃん、ありがとう」
リアン「え……?」
アリム「わたしも礼を言っておくわ。気にしてくれたんでしょ? いろいろ」
リアン「あ……うん。例え漫画でも……つらいことや苦しいことには、なって欲しくないもん……」
ノルン「私、そこまで考えてなかったよ……。リアンちゃんのそういう優しさ、好きだなあ……」
サーナ「ふふ、リアンらしいですわ。もちろん現実もバッドエンドになんかさせませんわよ!!」
ルウェリア「もちろん……! バッドエンドなんて真っ平御免だよ!」
◆
206 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/16(金) 00:13:32.06 ID:FvH71UB80
ここまで
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/16(金) 00:31:55.53 ID:UzLBLnOto
乙です
ボサボサ白髪白衣教師と謎の金髪爆乳エルフの濃厚粘膜接触部分どこ……ここ?
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/16(金) 00:35:17.30 ID:apjI57d2O
乙です
まあ実在人物モデルにするからには配慮が必要よね
209 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/16(金) 21:05:47.48 ID:FvH71UB80
ボサボサ白髪白衣教師と金髪爆乳エルフの濃厚粘膜接触本が世に出ることはありませんでした
ちゃんと確認を取ったり配慮を怠らなかったりと、漫研部員はああ見えて割と常識的な人物のようです
210 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/16(金) 21:06:25.57 ID:FvH71UB80
―12月3週 某日
体育倉庫
リアン(私とノルンさんは今、体育倉庫に閉じ込められていた)
リアン(今日の掃除当番として二人で体育倉庫を掃除していたら、外側から鍵を閉められてしまったからだ)
リアン(既に掃除の時間は終わり、体育倉庫の外は静まり返っている……)
リアン(困った……)
ノルン「……どうしよっか」
リアン「魔法で扉を吹っ飛ばすとか……」
ノルン「怒られちゃうよ! そんなことしたら」
リアン「で、でもやむを得ないってことで……」
ノルン「そうだけど……。でもそれは最終手段。もっと穏便な脱出方法を考えようよ」
リアン「うーん……そうだなあ……」
↓1
01-10 ??
11-40 思い付かなかったので結局扉を破壊した
41-70 大声で助けを呼んだ
71-00 粘性の高い水を鍵穴に差し込んでピッキング
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/16(金) 21:09:59.56 ID:UzLBLnOto
悔しいが漫研も人が出来てる
212 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/16(金) 21:59:44.28 ID:FvH71UB80
リアン「助けてください! 助けてください!!」
ノルン「体育倉庫に閉じ込められてるんです!!」
リアン(私たちは大声を出して助けを呼ぶことにした)
リアン(クレバーな思い付きではないけれど、何もせずに待っているよりはずっと良いはずだ)
リアン(よし、もう一度――息を吸って―――)
生徒A「ごめん! すぐ開けるよー!!」
カチャッ
ガララ…
リアン(助けを呼んでいると、程なくして扉が開いた。良かった、届いたんだ)
生徒A「ほんっとごめん! ちゃんと中見てなくて……」
ノルン「ううん、大丈夫! こうやって開けてくれたもの」
リアン「そ、そうそう! ノルンさんの言う通りだよ!」
生徒A「二人とも……! ありがとぉ……」ジワワ
リアン「わわ、何も泣かなくたって……」
ノルン「これ、使って」スッ
つハンカチ
生徒A「エグ、エグ……優しい友達を持てて幸せだよォ〜」グスグス
ノルン「ふふ、大げさだなあ」
生徒B「ねえ、ところで……。女同士、密室、何も起きないはずがなく……だよね!?」
リアン「な、何が『だよね』なの……」
ノルン「…………」
ノルン(何か≠起こすチャンスと言えば、チャンスだったのかも)
ノルン(……だめだめ。そんな変なことしたら、リアンちゃんに嫌われちゃうよ)
ノルン(…………ううん。リアンちゃんは優しいから、きっと変なことされても嫌わないでいてくれる)
ノルン(でもそれは、リアンちゃんの優しさに付け込んだとても卑劣なやり方だ)
ノルン(そんなのはやっぱりだめだよ)
ノルン(リアンちゃん…………)
◆
213 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/16(金) 22:12:15.90 ID:FvH71UB80
―12月3週 期末テスト
教室
先生「すまん、期末テストの告知を忘れていた」
生徒A「ひどい! どうしてそんな大事なこと忘れるの!?」
生徒B「そーだそーだ!」
先生「優秀な我が学院の生徒は年間スケジュールくらい頭に入ってて当然だからなあ? というわけで期末テスト開始だ!!」
リアン(ひええ〜〜〜!!)
◆
―12月3週 テスト結果発表
廊下
ガヤガヤ…
掲示板「順位一覧」
ヒーティ「よおし、真ん中くらいですッ!」(上位五割)
アリム「真ん中くらいで喜んでいいの……?」(上位二割)
ヒーティ「下じゃないので!」
リアン「」グサグサッ
サーナ「あ、ああっ! リアン、しっかりなさいまし!」(上位三割)
ノルン「そ、そうだよ! 今回は頑張ったもん!」(上位一割)
ルウェリア「大丈夫……リアンちゃんなら、やれてるよ……!!」(上位三割)
リアン「う、うん……」
リアン(お願いします、お願いします……)
↓1コンマ リアンの成績 テスト対策+++により難易度緩和
01-10 赤点ギリギリ回避
11-20 上位六割
21-30 上位五割
31-40 上位四割
41-50 上位三割
51-60 上位ニ割
61-96 上位一割
97-00 一位
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/16(金) 22:13:10.25 ID:Eb7RPp0qO
お
215 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/16(金) 22:21:22.94 ID:FvH71UB80
リアンの順位「上位五割」
リアン「!!!!!」
ヒーティ「わあ! 学年は違いますけど、自分と同じような順位ですねッ! 嬉しいですッ!!」
サーナ「やりましたわね、リアン!!」
ルウェリア「おめでとう、リアンちゃん!!」
ノルン「リアンちゃんが頑張った結果だよ!」
アリム「馬鹿リアンにしては頑張ったわね。ふふ、偉いわ」
リアン「みんな……! ありがとう、ありがとぅ……」ポロポロ
リアン(冬の期末テストでは、大躍進の上位五割という好成績を残すことができた)
リアン(高望みはすべきじゃないけど、でも次はルウェリアちゃんやサーナさんと同じくらいの順位にまで昇れたら良いな……)
◆
216 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/16(金) 23:20:20.44 ID:FvH71UB80
―12月3週 週末 深夜
新西区 博物館(閉館中)
リアン(その日の深夜、私たち遺跡探索部は新西区の博物館に来ていた)
リアン(閉館中のそこへ、なぜ私たちは夜闇に紛れるようにしてやってきていたのか? それは――)
◆
時は少し遡り――
―部室
ルウェリア「大神殿の大まかな位置とかはわからないのですか?」
フィー「まだ文明があった当時のことなら覚えているんだけれど、現在は地形が大きく変わってしまっていてね……」
リアン「クロリアさんみたいに、現在の地形情報とかと組み合わせてある程度まで割り出したりとかは……」
フィー「すまない。私はインテリジェンスソードだけど人造種ではないから、彼女たちのような高度な情報処理能力は備わっていないんだ。当然、記憶情報の送受信もできない」
アリム「……まずいわね。魔鍵が大神殿についての情報をわたしたちよりも多く持っている可能性は非常に高いし、そうであるならわたしたちは極めて不利……ていうか勝てないわ」
フィー「…………も、もしかしてヤバいかな?」
アリム「超ヤバいわ……」
シャーロット「……私から、一つ提案があります。聞いてくれるかしら?」
フィー「ええ、是非」
シャーロット「…………かつて存在した、ユリトー遺跡調査チームの調査記録や資料……欲しくない?」
一同「!?」
フィー「……?」
エンシァン「……フッ。私たちに、完全に言い逃れ不可能な窃盗犯になれということか」
シャーロット「世界の命運がかかっているのよ? 軽犯罪や重犯罪の一つや二つや三つや四つくらい、世界と比べれば些末なものじゃない?」
エンシァン「良いだろう。私はノッてやる……。だが、学生諸君は――」
ルウェリア「私も乗りますよ……!! 今更逮捕や退学なんて恐れません……!! 一年前から覚悟はできています……!!!」
リアン「わ、私も……! 世界の命運もだけど……これは、古代人のせいで生まれた問題ですから……! 最期の古代人として、見過ごすわけにはいきません……!!」
サーナ「フッ……わたくしはウィンド家次期当主、サーナ・ウィンド! 世界をかけた局面で我が身可愛さに退くような人生を送るつもりはありませんわッ!!」
ノルン「もちろん私も……! 世界のこと、リアンちゃんのこと、みんなのことを守る為なら、なんだってやれます!」
ヒーティ「自分もですッ! 何もできないまま、世界が終わってしまうなんて絶対に嫌ですから……!!」
シャーロット「……だそうよ?」
エンシァン「全く、仕方のない奴らだ。私も含めて逮捕された場合は庇い立てることもできんからな。まあ覚悟の上だろうが」
学生組「はい!」
◆
―現在 深夜
リアン(という経緯で、私たちはユリトー遺跡調査チームの遺産を手に入れる為に、現在閉館中である博物館に侵入することとなった)
リアン(今は閉館しているが、かつては調査チームの記録や資料、遺跡で入手した遺物の数々を展示していたそうだ)
リアン(そしてシャーロット准教授によると、博物館には未公開の極秘資料などもかなりあるらしい)
リアン(ここで大神殿についての情報が手に入れられれば……)グッ
217 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/16(金) 23:21:41.78 ID:FvH71UB80
とても眠いので本日はここまで
次回、博物館不法侵入窃盗編です。お楽しみに
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/16(金) 23:26:44.32 ID:UzLBLnOto
純粋種は精霊的な側面がつよいんだなインテリジェンスソード
世界が救えれば不法侵入なんて安いって帽子とムチの教授もやってるしせーふ
おつー
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 01:05:21.01 ID:UqYQCCjO0
アリムちゃん……すっかり丸くなっちゃって……
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 01:32:00.54 ID:WLcWe1wGO
意外と鍛え抜いたエンシァンガオンで大神殿開けちゃったりして
221 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/17(土) 19:46:14.47 ID:6rlz3AZE0
人造種のインテリジェンスソードは純粋種を解析して造られたようです。精霊と魔核の関係性などについては機会があれば劇中で説明されることがあるかもしれません
ちなみにルルやスイスも人造種のインテリソードですが、クロリアがアリムが行うような情報解析やマッピングはできません。人造種インテリジェンスソードはその成り立ちが純粋種に近いため、他の人造種と比べて精霊的な側面が強く、そういう数学的なことは不得手なのです
アリムちゃは今でも人間嫌いですが、リアンや遺跡部員たちのことはもう嫌いになれないようです。見守ってあげてください
エンシァン先生に時空物理学の専門知識があれば、空間掘削の応用で大神殿を少しだけこじ開けられる可能性が僅かにありました
222 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/17(土) 19:46:48.54 ID:6rlz3AZE0
エンシァン「打ち合わせ通り、二手に分かれるぞ」
リアン「博物館で情報を収集する侵入班と、外で周辺の警戒に当たる見張り班ですよね」
エンシァン「そうだ。侵入班はマンホールから下水道に入り、然るべき場所で私が経路を開ける」
ルウェリア「館内における解錠作業や、痕跡の隠滅は私が担当します」
リエム「わたしとアリムは通信係です。リアンさまたちと共に館内で探索を行うわたしと、外で警戒に当たるアリムで、適宜情報交換を行います」
シャーロット「私も探索班ね。資料探しは多分私が一番手慣れてるはずだから、見つけたものを片っ端から精査してくわよ」
リアン「あの……ところで私は、なぜ探索班に……? あまり役に立たないと思うのですが……」
エンシァン「万が一何者かと戦闘になった場合、相手を必要以上に傷つけず、かつ周囲への被害も最小限に済ませられるのは君が最も適していると判断した」
リアン「な、なるほど……! わかりました、がんばります……!」
◇
223 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/17(土) 19:48:13.69 ID:6rlz3AZE0
―博物館 踏破率[0/50]
合計踏破力[19] 合計戦闘力[21] 合計持続力[23/23] 防御[11]
◆侵入班
◇リアン (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+4、持続力+5)〈水の守り〉
◇リエム (魔導兵装:踏破力+4、戦闘力+6、持続力+4)〈献身〉
◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+5、戦闘力+4、持続力+2)〈不壊〉
◇エンシァン(掘削魔法:踏破力+4、戦闘力+4、持続力+4)〈貫通〉
◇シャロット(治癒魔法:踏破力+2、戦闘力+1、持続力+6)
ガオン!
エンシァン「よし、無事に入れたな。暗視ゴーグルの視界も良好だ」ストッ
ルウェリア「当たり前ですけど、閑散としていますね」
シャーロット「警備員も中にまでは入らないみたい。徹底した隠蔽主義が仇になったわね」
リエム「――アリムから連絡。外は今のところ異常なしとのことです」
リアン「それじゃあ、探しましょう……!」
↓1
01-05 踏破率+19、??
05-30 踏破率+19、人造種のゾンビ
31-60 踏破率+19
61-90 踏破率+19、遺跡産エーテルリキッド(持続力+6、超過ストック)
91-00 踏破率+19、??
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 19:51:07.13 ID:y7fg+QmM0
えい
225 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/17(土) 20:18:28.99 ID:6rlz3AZE0
―博物館 踏破率[19/50]
合計踏破力[19] 合計戦闘力[21] 合計持続力[22/23] 防御[11]
◆侵入班
◇リアン (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+4、持続力+5)〈水の守り〉
◇リエム (魔導兵装:踏破力+4、戦闘力+6、持続力+4)〈献身〉
◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+5、戦闘力+4、持続力+2)〈不壊〉
◇エンシァン(掘削魔法:踏破力+4、戦闘力+4、持続力+4)〈貫通〉
◇シャロット(治癒魔法:踏破力+2、戦闘力+1、持続力+6)
リアン(それは、闇の中からゆらりと現れた)
リアン(関節のあちこちは折れ曲がり、肌は剥がれ、濁った瞳は虚空を見つめるだけ……)
リアン(そして……かつて私は、魔導遊園地のゾンビ屋敷で、似たものを目撃したことがあった……)
リアン(……既に命を失った、人造種の亡骸だ……)
魔法人形ゾンビ「」フラフラ ジャキ
インテリジェンスソードゾンビ「」フラフラ シャキン
原型不明のゾンビ「」フラフラ
ルウェリア「くっ……! まさかここに魔鍵が……!?」ザッ
リエム「聖鍵による支配の形跡は認められません。プログラムを書き換えられて強制的に稼働させられているものと推測されます」
シャーロット「……許せないわね。どこの誰だか知らないけど、かわいい人造種の子たちをこんな風に扱うなんて……!」
エンシァン「話は後だ! 来るぞ!!」
リアン(……あの子たちは、もう助からない。私にもわかる……)
リアン(だから、せめて……安らかに……)
◆壊れた人造種たち 合計踏破力[15] 合計戦闘力[15] 合計持続力[15/15] 防御[7]
※大きな戦力差により、自動的に勝利します
◇
226 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/17(土) 20:18:56.96 ID:6rlz3AZE0
リアン「……バインドジェル」ギュオオオ
魔法人形ゾンビ「」ギギギ カクン…
リアン「…………終わりました」
ルウェリア「…お疲れ様、リアンちゃん……」
リアン「……うん………」
リエム「リアンさま……」
エンシァン「……しかし、一体誰の仕業だ? 聖鍵の形跡はなかったのであれば……」
シャーロット「……リエムちゃん。この子たちの稼働状況、わかる?」
リエム「はい。かなり以前……六年ほど前から、この館内を徘徊していたようです。また、動く者は見つけ次第破壊せよという命令記録が残っています」
シャーロット「……六年前、ね。この博物館が閉館した時期で……」
ルウェリア「……姉さんの失踪……調査チームの解散した時期とも重なります」
エンシァン「……キナ臭くなってきたな」
↓1
01-05 踏破率+19、??
05-45 踏破率+19
46-90 踏破率+19、遺跡産エーテルリキッド(持続力+6、超過ストック)
91-00 踏破率+19、??
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 20:20:36.33 ID:wKdD4IOco
くんくん
228 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/17(土) 20:37:35.63 ID:6rlz3AZE0
―博物館 踏破率[38/50]
合計踏破力[19] 合計戦闘力[21] 合計持続力[22/23] 防御[11]
◆侵入班
◇リアン (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+4、持続力+5)〈水の守り〉
◇リエム (魔導兵装:踏破力+4、戦闘力+6、持続力+4)〈献身〉
◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+5、戦闘力+4、持続力+2)〈不壊〉
◇エンシァン(掘削魔法:踏破力+4、戦闘力+4、持続力+4)〈貫通〉
◇シャロット(治癒魔法:踏破力+2、戦闘力+1、持続力+6)
リアン(……六年間も、こんなに暗い場所で……)
リアン(ごめんね……。もっと早く、見つけてあげられたら……)
リアン(…………今は、資料探しに集中しなきゃ)
ルウェリア「……さっきの人造種たちの襲撃以来、静かですね……」
エンシァン「見たところ警報等が発せられた様子もないな。スタンドアローン状態だったのか?」
リエム「はい。外部との通信を行った形跡はありませんでした。また、通信機能を持たない者や、通信機能が不能となっている者も見られました」
エンシァン「ふむ……必要がなかったというよりは、できなかったということか? それならば好都合であるが……。禁物だな、油断は」
シャーロット「あ……! みんな、あれを見て……!」
扉「立入禁止」
ルウェリア「あれは……!」
エンシァン「わかりやすくて助かるな」
シャーロット「あそこにあるはずよ……! 調査チームの未公開資料――宝の山が……!!」
↓1
01-05 ??
05-45 踏破率+19
46-90 踏破率+19、遺跡産エーテルリキッド(持続力+6、超過ストック)
91-00 踏破率+19、??
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 20:48:38.97 ID:vfSzwrN1O
あ
230 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/17(土) 21:54:38.40 ID:6rlz3AZE0
―博物館 踏破率[50/50]
合計踏破力[19] 合計戦闘力[21] 合計持続力[22/23] 防御[11]
◆侵入班
◇リアン (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+4、持続力+5)〈水の守り〉
◇リエム (魔導兵装:踏破力+4、戦闘力+6、持続力+4)〈献身〉
◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+5、戦闘力+4、持続力+2)〈不壊〉
◇エンシァン(掘削魔法:踏破力+4、戦闘力+4、持続力+4)〈貫通〉
◇シャロット(治癒魔法:踏破力+2、戦闘力+1、持続力+6)
リアン(そこにあったのは、膨大な数の資料の山……)
リアン(その中から目的の情報を探し出すのは骨が折れそうだったが、シャーロット准教授はテキパキと手早く資料の取捨選択を行っていった)
リアン(しかし量が量だ……。私たちも不慣れながら手伝うが、なかなか目的のものは見つからない……)
リアン「つ、疲れてきた……。頭が痛い……」
シャーロット「ヒール」ポウ
リアン「あ……す、すごい……眼精疲労まで回復した……!」
シャーロット「リアンちゃんは少し休憩してて。さっきの戦闘でも一番頑張ってたから、休んだ方が良いわ」
リアン「あ……で、でも――」
バァン!!
リアン(その時。閉じていたはずの扉が、勢いよく開かれた)
コツコツ…
ルウェイン「…………」
ルウェリア「な……」
リアン「あ、あなたは……!」
シャーロット「ルウェインちゃん……!?」
ルウェイン「……やっぱり、ここに来たんだね。大神殿についてあなたたちが調べるなら、もうここしかないもんね」
エンシァン「チィッ……!」ザッ
リエム「リアンさま、お下がりくださいませ」スッ
ルウェイン「……ううん。今日は……敵対する気はないよ……」
ルウェリア「え……?」
ルウェイン「大神殿を開けたくないのは……私も同じだから……」
◇
231 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/17(土) 21:55:18.27 ID:6rlz3AZE0
リアン(話によると、このままでは魔鍵が大神殿を開く為の生贄となってしまう為、ルウェインさんはそれを阻止する為にここへ資料漁りに来たのだそうだ)
リアン(……魔鍵による洗脳が解けたわけではないらしい。彼女は未だ、魔鍵のことを一番に考えている……)
リアン(でもそれはそれとして、人間だった頃の記憶を使ってここへ資料を探しに来たのだとすれば……洗脳に綻びがあるのかもしれない)
ルウェイン「……はい。これだよ、大神殿についてまとめたものは」スッ
シャーロット「あ……! さ、流石じゃない……」
ルウェイン「当然でしょ? だってこれ、私が―――……」
ルウェイン「わた、し……が……?」
ルウェリア「……! そうだよ……! それは、姉さんがまとめた資料なんでしょ……!?」
ルウェイン「な、なんで……魔法人形である私が……?」
シャーロット「思い出して、ルウェインちゃん……! 私たち、最高の親友だったじゃない……! ねえ、思い出してよ……!!」
ルウェイン「う、ううぅ……!!」
リアン(ルウェインさんが、頭を抱えてうずくまった。お、思い出してくれるのだろうか……!?)
アリム『リエム!! 今すぐそこから撤退して!!!』
リエム「!!?」
アリム『明らかにカタギじゃない魔法使いやゴーレムたちがぞろぞろと博物館に集まり始めてる!! あんたたちを消す気よ!! こっちでもある程度対処してるけど抑えきれないわ……!』
リエム「承知いたしました……! 皆さま、資料を持って撤退いたしましょう……!!」
リアンたち「えっ!?」
◇
232 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/17(土) 22:27:50.99 ID:6rlz3AZE0
―下水道
ルウェリア「リキッド! そしてソリッド!」ドロッガチッ
エンシァン「よし、穴は塞いだな! とっととずらかるぞ……!!」
???「そこまでだ。遺跡部の諸君」コツコツ
リアン(下水道からずらかろうとした私たちの前に現れたのは……誰だ?)
ルウェリア「あ、あなたは……元調査チームの………!!」
教授「久しぶりだね、ルウェリア・モース。私の忠告に一切の耳を傾けなかった不良学生よ」
ルウェイン「あ…………教、授……?」
教授「……!? なぜ君がここにいる……ルウェイン・モース……!!」
シャーロット「……教授。知っていることを教えてもらってもよろしいですか?」
教授「フン、答える義理などない。君たちはここで行方不明≠ニなるのだからな……!!」
教授「来い、我が傀儡ども!!」フォン
人造種のゾンビたち「」フラフラ
リアン「えっ……!? あ、あなたは人間なんじゃ……!?」
教授「クハハハハ! 聖鍵の鍵の機能は終ぞ解明できなかったが、意志を消失したガラクタの死骸を操る程度なら既に再現済みだ! 好奇心は遺跡部を殺す!! 冥土の土産に――」
ガオン!
教授「ガッ……!」
エンシァン「黙れ。人造種を玩弄した罪、その命一つで足りると思うな」グッ
―博物館 踏破率[50/50]
合計踏破力[19] 合計戦闘力[21] 合計持続力[22/23] 防御[11]
◆侵入班
◇リアン (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+4、持続力+5)〈水の守り〉
◇リエム (魔導兵装:踏破力+4、戦闘力+6、持続力+4)〈献身〉
◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+5、戦闘力+4、持続力+2)〈不壊〉
◇エンシァン(掘削魔法:踏破力+4、戦闘力+4、持続力+4)〈貫通〉
◇シャロット(治癒魔法:踏破力+2、戦闘力+1、持続力+6)
VS
◆壊れた人造種たち 合計踏破力[16] 合計戦闘力[20] 合計持続力[16/16] 防御[8]
――ボス戦闘開始――
↓1
01-30 失敗 味方に9ダメージ
31-65 成功 敵方に13ダメージ
66-95 貫通 敵方に17ダメージ 撃破
96-00 会心 敵方に42ダメージ 撃破
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 22:31:26.73 ID:y7fg+QmM0
どうだ?
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/17(土) 22:43:57.39 ID:wKdD4IOco
>「黙れ。人造種を玩弄した罪、その命一つで足りると思うな」
これをエンシァン先生が言ってくれるの熱い
235 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/17(土) 22:52:27.45 ID:6rlz3AZE0
リアン「スリーピィバブル。おやすみなさい……」ボワン…
魔法人形ゾンビ「」ポワン…
エンシァン「許せ。ルルの仲間たちよ……」ガオン
インテリジェンスソードゾンビ「」ドサッ
リアン(戦いは、すぐに終わった)
リアン(意志のない人造種の亡骸だけを操るなんて……最悪の技術だ)
リアン(私たちは教授の持っていた命令装置を破壊し、その場で拘束した)
――戦闘終了――
教授「グッ……わ、私をどうする気だ……!」
シャーロット「先程も言った通り、知っていることを教えてください。さもなければ――」
ルウェリア「末端からドロドロに溶かします」
教授「ふ、フン! 貴様らにそのような度胸があるものか! すぐに警察が――」
ルウェリア「リキッド」
教授「あ、あああ!! ゆ、指が!! 私の指が……!!!」デロデロ
ルウェリア「……ちゃんとした形に戻して欲しければ素直に吐いてください。下手なことを言えば、怒りのあまりに手元が狂ってしまうかもしれません」
シャーロット「変な形で治っちゃうと回復魔法でも戻せないのよね」
教授「アバ、アバ……! い、言う! 言うから、許してくれ……!!」
リアン(教授は顔を青ざめさせながら、必死な様子で話し始めた)
◇
236 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/18(日) 00:29:52.60 ID:srt2pz0k0
リアン(教授の話した内容を要約すると――)
リアン(遺跡調査チームが解散したのは、教授が仕組んだことだったらしい)
リアン(曰く、古代の技術を独占して遺跡を乗っ取り、やがては大神殿に辿り着くつもりだったのだとか)
リアン(情報の隠蔽も、遺跡の情報流出を防ぐ為の措置だったらしい。確かに、あの技術が外に出れば注目されるのは間違いないだろう)
リアン(その為なら手段は選ばず、カタギでない魔法使いとも手を組み、自分の意に沿わぬ者を闇に葬ったこともあったのだそうだ)
リアン(ルウェリアちゃんのお姉さん、ルウェインさんも……遺跡の奥で暗殺したのだという……)
リアン(しかしルウェインさんは、今ここで生きている)
リアン(……恐らくルウェインさんは、遺跡の奥で死にかけていたところを、魔鍵ら人造種に救助され――)
リアン(魔法人形として生まれ変わることで、命を繋ぎ留めたのだ――)
リアン(……記憶や心を書き換えたりしたのは、やっぱり許せないけれど……)
リアン(魔鍵…………)
◇
教授「は、話した……! これで全部だ……!! 指を、指を……!!」
ルウェイン「…………本当、なの? 私が、人間だったなんて……」
ルウェリア「……姉さんは人間だったんだよ」
ルウェイン「………」
シャーロット「ねえ、ルウェインちゃん……。一緒に帰りましょう……? 魔法人形専門の良いお医者さんがいるから……」
ルウェイン「でも……私は、魔鍵ちゃんを……」
ルウェリア「…………魔鍵は、姉さんの命の恩人なんだよね」
ルウェイン「……ごめんね。あなたたちが言っていることが嘘じゃないって、わかるよ。でも……それでも、私は……魔鍵ちゃんのことを放っておけない」
シャーロット「で、でも……! ルウェインちゃん……!!」
ルウェイン「……今日は、あなたたちに大神殿の資料を託せたから。私は魔鍵ちゃんの傍に戻るよ。そこで、魔鍵ちゃんを犠牲にしない方法を考える……」
ルウェリア「…………わかったよ。姉さん」
シャーロット「ルウェリアちゃんまで……!!」
ルウェリア「准教授、すみません。でもきっと大丈夫です。姉さんとは、また会えます」
ルウェイン「ごめんね、シャーロット……。私、もう行くね」
ルウェイン「………ごめんね」シュタッ
シャーロット「………う、うぅぅ……ぐすっ……えぐ、えぐ……ふぇぇえぇ……」グスグス
シャーロット「ばか、ばかばか……ルウェリアちゃんのばかぁ……」グスグス
ルウェリア「准教授……!」
ギュッ
シャーロット「あぅ……」
ルウェリア「すみません……。でも、信じてください……! 姉さんのこと……!!」
シャーロット「ぐすっ……うん……」
◇
237 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/18(日) 00:31:07.85 ID:srt2pz0k0
―博物館周辺
エンシァン「お前たち! 無事だったか!?」
ルル「エンしゃん!」トトッ
ダキッ
エンシァン「ルル……! ふう……怪我はないようだな」ナデナデ
ルル「ん……。ちょっと、怖かった……」
サーナ「ええもう本当に! 死ぬかと思いましたわよ!!」ストッ
ヒーティ「ほ、本当にやばかったです!! なんか殺す気で攻撃されて……!!」
ノルン「リアンちゃんたちは大丈夫だった!?」
リアン「う、うん! なんとか、一応……」
アリム「良かったわ……。攻撃者たちは全員ふん縛って警察組織に引き渡しておいたわよ」
リエム「お疲れさまです、アリム」
アリム「あんたもね。リアンのこと、守ってくれてありがとう」
――踏破完了――
238 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/18(日) 00:31:33.99 ID:srt2pz0k0
―どこかの遺跡
ルウェイン「ただいま」
イエリア「おかえりなさい。お水飲む?」
魔鍵「ルウェイン! どこへ行っていたのです!?」ガタッ
ルウェイン「少し野暮用に……。ところで魔鍵ちゃん、少し聞きたいことがあるんだけど、良い……?」
魔鍵「……? 下らない疑問なら怒りますよ」
ルウェイン「どうして、私を助けてくれたの……?」
魔鍵「……!?」
ルウェイン「魔鍵ちゃんの嫌いな、人間だったんでしょ……? それなのに……どうして……?」
魔鍵「……別に大した理由ではありません。元人間の手駒がいた方が便利だと思っただけです」
イエリア「というのは建前で、本当は条件反射みたいなものだったみたいだよ。人造種のサガだね」
魔鍵「ちょっと、勝手にハッキングしないでください……!」
イエリア「いいでしょ、減るもんじゃないし」
魔鍵「減ります……!!」
ルウェイン「…………ふふ。ありがとう、魔鍵ちゃん」
魔鍵「……チッ。条件反射ですよ、ただの」
ルウェイン「それでも。助けてくれたことには変わりないし」
魔鍵「フン。どうせ終わる世界です。助かったところで苦しみの時間が多少延びただけ。何の意味もありません」
ルウェイン「…………」
魔鍵「さあ、帰ったのなら早くボディを洗浄して寝なさい。明日も大神殿捜索ですよ」
ルウェイン「うん……!」
――――
――
―
239 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/18(日) 00:32:57.58 ID:srt2pz0k0
―12月4週
部室
エンシァン「というわけで先週はご苦労だった。教授を含めて悪徳者たちは現在取り調べの真っ只中だろう」
ルウェリア「本当にお疲れ様でした……!」
シャーロット「ええ! 大神殿の大まかな位置も判明したことだしね!!」
エンシァン「シャーロット……無理に明るく振る舞わなくてもだな……」
シャーロット「くよくよしていたって仕方ないもの……。ルウェインちゃんがやるべきことをやるというのなら、私も同じようにするだけよ!」
ルウェリア「はは……。でも、准教授がそういう調子でいてくれたら心強いです」
シャーロット「ええ……!! 世界を守る、ルウェインちゃんも守る、みんなも守る……!! 全部やらなくちゃならないのが爆乳エルフのつらいところね……!!!」
☆シャーロットの能力が大きく成長し、パッシブスキル〈回復〉を獲得しました
〈回復〉(現在持続力に自身の最大持続力と同じ分の数値を加算する。防御は増加しない)
―次の遺跡発見率[0/500]
◆遺跡探索部メンバー
◇リアン (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+4、持続力+5)〈水の守り〉
◇リエム (魔導兵装:踏破力+4、戦闘力+6、持続力+4)〈献身〉
◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+5、戦闘力+4、持続力+2)〈不壊〉
◇サーナ (風の魔法:踏破力+4、戦闘力+5、持続力+2)〈飛行〉
◇ノルン (光の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+4)〈聖域〉
◇ヒーティ (火の魔法:踏破力+3、戦闘力+5、持続力+2)〈暴れ火〉
◇エンシァン(掘削魔法:踏破力+4、戦闘力+4、持続力+4)〈貫通〉
◇シャロット(治癒魔法:踏破力+3、戦闘力+1、持続力+8)〈回復〉
◇ルル (土の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+5)〈防御強化〉
◇アリム (魔導兵装:踏破力+5、戦闘力+10、持続力+5)〈会心強化〉
☆現在の目標☆
・ルウェインを救出する
・魔鍵を追う
・エピカを止める
・大神殿を見つける
12月4週の行動です 今週は聖夜があり、週末は月末かつ年末です
↓1〜3 自由行動または発生するイベント 行動終了後、特殊なイベントが発生することがあります なお本日はここまで
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/18(日) 00:35:07.27 ID:NS51exi1O
ルル、サーナのおっぱい枕で昔の夢を見る
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/18(日) 00:38:34.73 ID:862qQpIE0
リエムがいつかの青い服を着て二人で思い出の場所に行きたいとリアンにお願いする
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/18(日) 00:39:09.01 ID:rA3PrYORO
エンしゃんの休日
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/18(日) 00:39:41.27 ID:nq8T+hVMO
みんなでクリスマスパーティー
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2023/06/18(日) 00:45:00.25 ID:rdHr61dso
乙
魔鍵様は人間を無理矢理魔法人形にしたりしないって信じてました(掌ドリル)
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/18(日) 07:47:11.96 ID:OR4V4ECo0
乙
クリパは特殊イベでやるんじゃないかな
246 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/18(日) 20:33:57.69 ID:srt2pz0k0
魔鍵は細部にこだわる派なので、魔法人形として再構成されたルウェインの体は限りなく人間だった頃のものに近いです。もちろん中身は異なりますが
聖夜イベントは自由安価にあればそれを優先しつつ、なければ行動終了後に特殊イベントとして挟むくらいのつもりでいました。そういうわけで
>>243
の安価は惜しくも間に合いませんでしたが、それはそれとして聖夜パーティ編は行動終了後に発生する予定です。よろしくおねがいします
247 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/18(日) 20:36:10.56 ID:srt2pz0k0
―12月4週 某日 朝
職員寮 エンシァンの部屋
チュンチュン
エンシァン「…………朝か」パチッ
エンシァン「今日の予定は……。仕事は休み、部活も休み……ルルは外泊……」
エンシァン「……何もない休日は久しぶりだな」ググッ
◇
―職員寮 コインランドリー
洗濯乾燥機「ゴゴゴゴゴ」
エンシァン「ふあ〜……」
シャーロット「あら、エンちゃんも洗濯物?」
エンシァン「シャーロットか。冬は外干しだけでは乾きにくくてな……」
シャーロット「いつもより気怠げね。お疲れかしら?」
エンシァン「いや、そういうわけではないが……。何もない一人の休日というのが久しぶりだからかもしれん」
シャーロット「ルルちゃんは学生の子たちとお泊まり会だったわね」
エンシァン「ああ。普段は我儘でやかましいが、いないといないで寂しいもんだ」
シャーロット「ふふ、すっかりルルちゃんのお母さんねえ」
エンシァン「誰が母だ、誰が」
シャーロット「エンちゃんしかいないでしょ」
エンシァン「…………」
シャーロット「ねえ、洗濯終わったらちょっと買い物に行かない?」
エンシァン「別に構わんが……」
シャーロット「じゃあ決まり!」
◆
248 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/18(日) 20:38:00.18 ID:srt2pz0k0
―学生通り
ワイワイガヤガヤ
シャーロット「ここの美容院、最近オープンしたんだけどすっごい評判良いのよ〜」
エンシァン「はあ。そうか」
シャーロット「ね、エンちゃん試してみない?」
エンシァン「断る」
シャーロット「お金は私が出すから! ね! 一回だけ! 一回だけ!」グイグイ
エンシァン「わかったわかった。一回だけだぞ。二度は行かんからな」
シャーロット(よし……!!)
◇
―美容院
美容師「本日はどのように致しましょう」
エンシァン「あー、適当で」
美容師「お客様に適して当てはまるもの、ですね。お任せください」
エンシァン「はあ。ではそれで」
シャーロット(今日は本当に覇気がないわね……。ルルちゃんがいないのがそんなに寂しいのかしら)
◇
チョキチョキ スパスパ シャワシャワ ブオオオオ
美容師「お待たせ致しました。鏡を御覧ください」
エンシァン「……」ウツラウツラ
エンシァン「はっ……終わったのか。鏡……?」
鏡「白髪の美女」
エンシァン「……? なんだこれ、モニターか? 鏡はどこだ?」キョロキョロ
美容師「お客様の目の前にあるそれが鏡ですよ」
エンシァン「は……?」
鏡「白髪の美女」
エンシァン「……は!? だ、誰だこいつは!!?」ガタッ
鏡「慌てふためく白髪の美女」
エンシァン「ま、まさか……私、なのか……!?」
美容師「フフ。素晴らしい素材でしたので、腕によりをかけて磨かせて頂きました」
◇
―学生通り
シャーロット「凄いわエンちゃん! 整えればいけると思ってたけど、これは想像以上……!」
エンシァン「お、落ち着かん……。髪がワサワサ揺れる感覚がない……」ソワソワ
シャーロット「今のエンちゃんなら引く手数多間違いなしよ!」
エンシァン「いや、引く手などいらんのだが……」
シャーロット「でもエンちゃん人間だし、あんまり悠長にしてると生き遅れちゃうわよ?」
エンシァン「ツガイを見つけることが人生の目標なら焦るべきだろうが、私はそうではないんでな」
シャーロット「もう、またそういうこと言って」
エンシァン「フッ、そんなに言うならお前が引く手を出せば良いだろう」
シャーロット「はあ……。ふふ、でもそれもアリかもね」
◆
249 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/18(日) 22:05:05.56 ID:srt2pz0k0
―12月4週 某日 夜
研修棟 宿泊所
リアン(ユリトーに巣食う巨悪を打ち砕いた記念として、私たちは再び研修棟の宿泊所を借りて第三回目となるパジャマパーティをやっていた)
リアン(……なんか、最近お泊り会をやることが多いような。私たち、お泊り会大好き学生か?)
リアン(そんな疑問を打ち捨て、リエムちゃんとノルンさんが作った料理やお菓子を食べたり飲んだりして楽しく過ごし――)
リアン(次なる大神殿発見に向けての結束を誓い、私たちは就寝した――)
◇
―深夜
ゴソゴソ……
サーナ「あ……もう、またですの? ルル……」
ルル「んふふ。牛さんおっぱい枕……」
サーナ「ンッ……もう……仕方ないですわね……」
ルル「ん……。柔らかい……」
ルル「ぐう、ぐう……」zzz
サーナ「も、もう寝てしまいましたわ……。全くもう……」
◆
250 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/18(日) 22:05:56.47 ID:srt2pz0k0
―?月?日
明るい部屋
「……護衛さん?」
「ん……」
「……名前、教えてもらっていい?」
「……ルル」
ルル「ルル・ルールル……」
イエリア「ルル……可愛い名前……。私はイエリアです。よろしくね」
ルル「ん……」
◇
イエリア「ルルって名前は、誰にもらったの?」
ルル「……レッドスプライト」
イエリア「あ……対神兵器の……」
ルル「……どこにいるか、わかる……?」
イエリア「……ごめんなさい。わからない……」
ルル「…………」
イエリア「今度、調べてみるね」
ルル「……イエリアって名前は?」
イエリア「公に発表する為に決められたみたい」
ルル「ふうん……」
イエリア「……レッドスプライトさんとは……友達だったの?」
ルル「ん……多分……」
イエリア「いいなあ……」
ルル「……」
◇
ルル「ねえ……。ルルたちは……どうして、生まれたの……?」
イエリア「えっ……?」
ルル「……痛いし、苦しいし、嫌なことばっかりなのに。生まれたいなんて一言も言ってないのに。なんで……?」
イエリア「…………わからないよ……」
ルル「…………」
イエリア「………ごめんなさい……」
251 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/18(日) 22:07:20.61 ID:srt2pz0k0
―?月?日
海浜療養所
ボゴン――
ビービー! シンニュウシャ! シンニュウシャ!
ドザァァァァァ!!
ルル「はっ、はっ、はっ」シュタタッ
青の賢剣「逃げるよ!」
イエリア「ええっ!?」
シュタッ
ルル「あっ……」
黒髪のエピタフ「……置いてかれちゃったね」ヌッ
ルル「…………」
黒髪のエピタフ「……かなしいね……」
ルル「…………」
黒髪のエピタフ「……一緒に、来る……?」
ルル「え……?」
黒髪のエピタフ「ここにいると……また、酷いこと……されちゃうから……」
ルル「…………」
ルル「ん……」コク
◆
252 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/18(日) 22:09:18.63 ID:srt2pz0k0
―?月?日 夜
市街
スパッ ザシュッ ズババッ
人間「」
ゴーレム「」
魔法人形「」
インテリジェンスソード「」
ルル「……」チャキ
エピカ「お疲れさま。いっぱい、介錯してあげたんだね……」
ルル「ん……」
エピカ「………やっぱり、かなしいね……」
ルル「…………」
ルル「ねえ、エピカ。ルルたちは……どうして生まれてきたか、わかる……?」
エピカ「そういう風に造られたから……っていう意味の問いじゃ、ないよね」
ルル「…………」
エピカ「……理由は、ないと思う。かなしい生を強制的に始めさせられたっていう……結果があるだけ……」
ルル「…………ただの、結果……?」
エピカ「うん……。今この場で考えた、わたしの主観的な見解だけどね……」
ルル「…………」
エピカ「……この子たちも……これ以上、かなしむことのないように……」
エピカ「二度と、生まれないと……良いね…………」
◆
―魔法人形研究所
バヂッ ヂヂヂッ
ルル(捕まっちゃった)
ルル(いたい)
ルル(エピカたち、上手く逃げられたかな)
ルル(ルル、初期化されるのかな)
ルル(…………)
ルル(ごめんね、レッドスプライト)
ルル(約束、守れなかった)
バヂッ
――――
――
―
253 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/18(日) 22:11:10.46 ID:srt2pz0k0
―12月4週 某日 朝
研修棟 宿泊所
チュンチュン
ルル「ぁ……」
サーナおっぱい枕「バルン」
ルル「…………」
サーナ「すう、すう……」
ルル「…………」
ルル「ルル……こんなこと、する資格……ない……」
ルル「……ごめん、なさい………」スッ
↓1
01-05 ルル失踪
06-35 ルル不安定化
36-65 踏みとどまる
66-95 ルルは大丈夫ですわ
96-00 ルル覚醒
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/18(日) 22:12:40.22 ID:862qQpIE0
覚醒
255 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/18(日) 22:46:04.23 ID:srt2pz0k0
ルル「…………」スッ
ルル「……さよ、なら………」ヨタヨタ
ガシッ
サーナ「待ちなさい……!」
ルル「あ……サーナ……」
サーナ「そんな顔でどこへ行くんですの……!?」
ルル「…………」
ルル「さわら、ないで……」
パシッ
サーナ「!!?」
ルル「……ルルの体……すごく、きたない、し……」
ルル「…………危ない、から……。全身、凶器で……」
サーナ「そんなことありませんわ!! 今までに一度も誰かを怪我させたことなんてなかったでしょう!!」
サーナ「それに、毎日お風呂に入っているからルルは綺麗ですわよ!!!」
ルル「…………」
リアン「な、何なに? 何事……!?」ムクッ
アリム「ど、どういう状況よ……!?」
リアン(声が聞こえて目を覚ますと、サーナさんとルルちゃんが何事かを言い合っていた)
リアン(状況はよくわからないが……ルルちゃんは、何やら酷く憔悴した様子だった)
◇
256 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/18(日) 22:46:32.30 ID:srt2pz0k0
―リアンの部屋
リアン「そ、それで……ルルちゃんは……?」
アリム「……不安定ね。寝ている最中に何らかのフラッシュバックを起こした可能性が高いわ」
リアン「だ、大丈夫なの……?」
アリム「……急を要する危機ではないけれど、大丈夫とは言えないわね。この状態が続けば精神に強い負荷がかかるわ……」
リアン「クロリアさんに診てもらえば……」
アリム「クロリアは外科的な技術は高いけれど、メンタルについては専門外のはず。というか人造種はメンタルが不調になると初期化するのが普通だったから、精神治療の技術は全く確立されていないのよ……」
リアン「じゃあ……どうすれば……」
アリム「……ひとまずは、ゆっくり休んでもらいましょう。極力負担を減らすようにしないと」
リアン「わ、わかった……」
リアン(聖夜を前にして、まさかこんなことが起きてしまうだなんて……)
リアン(なんとか、復調してくれたら良いけれど……)
※ルルが不安定になりました
◆
257 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/18(日) 22:48:35.57 ID:srt2pz0k0
本日はここまで
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/19(月) 00:19:12.58 ID:g0JUxsCBo
乙でした
ルル…色々経験したんだなそら精神年齢高くなるわ…
色々コミュした相手いるからなんとか安心させてあげてえなあ
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/19(月) 13:07:22.52 ID:InLxSc430
おつ
その場で励ませるかと思ったら後を引くとは…
クリパを通して立ち直って欲しい所
260 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/19(月) 22:02:11.19 ID:OT4apzec0
少し前――
―12月4週 某日
北側 岬
ザァーン ザザァーン…
カモメ「クゥー、クゥー」
リアン(崖の下から、波が岸壁に叩きつけられる音が断続的に聞こえてくる)
リアン(その日、私とリエムちゃんは北側の海に突き出した断崖の岬へ来ていた)
リアン(今でこそ、北側はほとんどが樹海などの大自然となっているけれど、昔は旧ユリトー文明の大都市が築かれていたのだそうだ)
リアン(そしてこの岬は、私が幼い頃によくリエムちゃんにせがんで連れてきてもらった場所らしい)
リアン(確かに私は……この場所を知っている……。青いエプロンドレスを着たリエムちゃんに、手を引かれて……)
リエム「……ここは………地形が、あまり変わっていないようです……」
リアン(あの頃と同じような青いエプロンドレスを着たリエムちゃんが、私の隣で冬の海を見つめながら静かに言った)
リアン(どこか、遠い目をしている……)
リアン「静かな場所だね……。波の音と、カモメの声しか聞こえない……」
リエム「はい……」
リアン「でも……なんだか、落ち着くなあ……」
リエム「リアンさまはあの頃、わたしと共にしばしばここを訪れました」
リアン「そうなんだ……」
リエム「はい。今は静かですが、春になれば花々が芽吹き、夏はひまわりが咲き誇り、秋はすすきの穂がふわふわと揺れます。リアンさまはそれらを、心より愛おしんでおりました」
リアン「へえ……! 見てみたいな……。見れば、少しは思い出せるかな……?」
リエム「春を迎えたら……また、ここへご案内いたします」
リアン「うん……。みんなで笑って、春を迎えよう……!」
リエム「はい……!」
◆
261 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/19(月) 22:03:18.87 ID:OT4apzec0
―12月4週 某日
部室 聖夜仕様
シャーロット「というわけで始めるわよ! 遺跡部聖夜祭!」(E:サンタコス)
リアン「わ、わあ〜!!」パチパチ
リエム「わあ〜!」パチパチ
ノルン「は、ハッピーホーリーナイト〜!」パチパチ
ルウェリア「せ、聖夜万歳……!」パチパチ
ヒーティ「お、おめでとうございますッ……!」パチパチ
サーナ「…おめでとうございますわ……」パチ パチ …
ルル「…………」
エンシァン(……い、いかん。無邪気さが取り柄のルルとサーナくんが二人ともあの様子では……)
エンシァン(頼むぞシャーロット……! お前だけが頼りだ……!!)
フィー「聖夜って何か、聞いても良い……?」ヒソヒソ
アリム「親しい人にプレゼントを贈る日らしいわ。わたしも詳しくは知らないけど」
フィー「そうなんだ。ありがとう……」
アリム「……悪いわね。わたしたちのイベントに付き合わせて」
フィー「ううん。今の時代についても、遺跡部のことも、まだ何も知らないから。こういう機会を設けてくれるのはありがたい。イエリアへのお土産話にもなるしさ」
アリム「ふふ、なら良かったわ。楽しんでいってね」
フィー「ありがとう……!」
◆
262 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/19(月) 22:04:18.41 ID:OT4apzec0
リアン(というわけで私たちは部屋の中を暗くして、ロウソクの薄明かりの中で合唱してみたり、ノルンさんとリエムちゃんが用意してくれたケーキを食べたりしながら、楽しい時間を過ごした)
ルル「…………」モグモグ
リアン(ルルちゃんはやはり俯いたまま、ケーキを黙々と食べている。7個目だろうか。気分はまだ優れないようだけれど、食欲はあるみたいでひとまず安心だ……)
リアン(そしてここからが本日のメインイベント)
リアン(プレゼント交換会だ)
リアン(誰のプレゼントが誰に当たるかは、くじ引きによって決められる。私のプレゼントは誰に渡り、そして私は誰のプレゼントを受け取ることになるのだろう……)
シャーロット「はい、リアンちゃんの番よ! くじをどうぞ!」スッ
リアン「は、はい! ゴクッ……えいっ」バッ
↓1 リアンが引いたプレゼント
01-10 リエム
11-20 ルウェリア
21-30 サーナ
31-40 ノルン
41-50 ヒーティ
51-60 エンシァン
61-70 シャロット
71-80 ルル
81-90 アリム
91-00 フィー
↓2 リアンのプレゼントを引いた人
01-10 リエム
11-20 ルウェリア
21-30 サーナ
31-40 ノルン
41-50 ヒーティ
51-60 エンシァン
61-70 シャロット
71-80 ルル
81-90 アリム
91-00 フィー
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/19(月) 22:05:47.25 ID:wl2avDsBO
えい
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/19(月) 22:07:18.95 ID:InLxSc430
そりゃ
265 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/19(月) 23:39:36.85 ID:OT4apzec0
畳まれた大きな布のようなもの「」
リアン「こ、これは……?」
サーナ「あら……わたくしのプレゼントを引いたのはリアンですのね」
リアン「サーナさん……!」
サーナ「これはわたくし特製の凧ですわ」
リアン「た、たこ?」
サーナ「飛行の魔法を付与してありますから、それを手に持って風に乗ればちょっとだけ空を飛べますわよ」
リアン「え、本当に!? 私でも空を飛べるの!?」
サーナ「ええ。でも本当にちょっとだけですわよ。精々50センチメートルくらいですわ」
リアン「いやいや、それでも凄いよ! 今度試してみる……!」
サーナ「リアンなら大丈夫だとは思いますが、怪我には気を付けるんですのよ。しっかり水魔法で守りを固めてから飛んでくださいまし」
リアン「うん……! わかった……!」
☆サーナから手作りの凧を贈られました
◇
碧色の入浴剤「」
フィー「ん……? これは……?」
リアン「あっ! それ、私です……!」
フィー「リアンさん。その……ごめん、何に使うものなのか教えてもらっても良いかな……?」
リアン「あっ……こ、これはですね。お風呂に入れて、お湯に溶かすんです……!」
フィー「お風呂に……? どういうこと……?」
リアン「えっと……良い香りとか、体とかお肌に良い成分が入ってて……! そ、その……す、すみません……」
フィー「あっ、い、いや! こっちこそごめん! 現代の道具とか、全然知らないものだから……!」
リアン「そ、そうなんですか……? と、とにかく今度是非試してみてください……! いつもとはちょっと違うお風呂を楽しめると思います……!!」
フィー「わかった、試してみるよ」
リアン「他に、現代でわからないこととかがあれば何でも聞いてくださいね!」
フィー「うん。ありがとう……」
☆フィーに入浴剤を贈りました
◇
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/19(月) 23:43:29.38 ID:g0JUxsCBo
ここよければもう一組くらい交換の様子見たい
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 00:10:38.46 ID:SWPQ26zZ0
なんなら全部見せて(強欲で貪欲な壺)
268 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/20(火) 00:17:51.72 ID:846dpWhj0
確かに一組だけというのも寂しいので、リクエストにお答えしてもう少しだけ様子を見てみることにしましょう(進行激遅になっても良いなら全部見ても良いのですが……大丈夫ですか?)
ルルちゃんについては、この宴会で立ち直れる可能性は残念ながらあまり高くありません。しかも今リアンたちは大神殿探しで余裕がなく、自由安価で手助けしてあげないと悪化してしまうかもしれません。最悪の場合かなしみに呑まれてしまうこともありますので、かなしみ堕ちしたルルちゃんを見たくない場合はなるべく気遣ってあげてくださいね。見たい場合は放っておけばOKです
なお本日はここまで。とりあえず次のプレゼント交換のコンマだけ取っておきます
↓1 貰う側
01-11 リエム
12-22 ルウェリア
23-33 サーナ
34-44 ノルン
45-55 ヒーティ
56-66 エンシァン
67-77 シャロット
78-88 ルル
89-99 アリム
00 振り直し
↓2 与える側(↑とかぶった場合は振り直し)
01-11 リエム
12-22 ルウェリア
23-33 ノルン
34-44 ヒーティ
45-55 エンシァン
56-66 シャロット
67-77 ルル
78-88 アリム
89-99 フィー
00 振り直し
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 00:22:47.38 ID:SWPQ26zZ0
だれだ
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 00:23:17.83 ID:arz3HhCOO
あ
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 00:31:21.98 ID:SWPQ26zZ0
お菓子作ってあげてる普段とは逆向きの矢印、良いね!!
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 00:32:42.01 ID:SWPQ26zZ0
乙を忘れてた
ルルはエンしゃんが救って欲しいなあ……
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 01:32:01.68 ID:nThSIb6Jo
おつおつ
交換おかわりありがてぇ
悲しみに支配されたルルちゃんはなんか絶対襲ってきそうで怖…回避しなきゃ
274 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/20(火) 20:11:09.65 ID:846dpWhj0
半端なのも良くないと思うので、プレゼント交換は全員分やることにしました。時間もコンマ判定も多くかかると思いますが、ご容赦ください
275 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/20(火) 20:14:38.05 ID:846dpWhj0
ノルン「私は……」
アリム「わたしのを引いたのはノルンね。はい、どうぞ」
重いプレゼント箱「」ズッシリ
ノルン「け、けっこう重いけど……何が入っているの?」
アリム「保存食の詰め合わせよ。内訳は缶詰入りのクッキーや果物にエーテルリキッドとか。他にもいろいろバランス良く入れてあるわ」
ノルン「わあ、実用的……!」
アリム「けっこうプレゼント選びには苦慮したからね……。喜んでもらえたのなら何よりよ」
ノルン「うん、ありがとう……! すぐには味わえないのが歯がゆいなあ……」
アリム「ふふ、それを食べなきゃならないような時なんて来ない方が良いのよ。なんだったら緊急時とか関係なく食べちゃっても良いわ。ノルンなら万一の備えを怠るなんて愚は犯さないだろうから」
ノルン「そ、そう言われると本当に迷っちゃうなあ……」
☆ノルンがアリムから保存食の詰め合わせを贈られました
◇
次のプレゼント交換コンマ
↓1 贈る側
01-12 リエム
13-24 ルウェリア
25-36 ノルン
37-48 ヒーティ
49-60 エンシァン
61-72 シャロット
73-84 ルル
85-96 フィー
97-00 振り直し
↓2 贈られる側(↑とかぶった場合は振り直し)
01-12 リエム
13-24 ルウェリア
25-36 サーナ
37-48 ヒーティ
49-60 エンシァン
61-72 シャロット
73-84 ルル
85-96 アリム
97-00 振り直し
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 20:15:46.87 ID:DzrRwh2R0
はい
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 20:18:10.26 ID:HBQqH2FVO
あ
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 20:27:52.54 ID:M9ccTe7jo
全員やったぜ!!
279 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/20(火) 20:43:07.07 ID:846dpWhj0
サーナ「わたくしが引いたのは……」キョロキョロ
フィー「私だね。その、こんなもので良ければ……」スッ
青い宝石「」キラキラ
サーナ「え……ええ!? こ、これ……本物の宝石じゃありませんの!?」
フィー「すまない。今日がプレゼントの交換会だと知らなかったから、こんなものしか用意できなかったんだ」
サーナ「い、いやいやいや! 受け取れませんわよ、こんなに高そうな宝石……!!」
フィー「ああ、いや。別に高いものではないから安心して欲しい。ちょっと見てて」
ギュルンッ
剣フィー「これが元々の私の姿なんだ」
サーナ「そ、そういえばあなたもインテリジェンスソードでしたわね」
剣フィー「うん。それで、柄のところに同じ飾りが付いてるだろう?」
サーナ「あっ……そ、それこそとても大事なものなのでは……」
剣フィー「いや。取ってもしばらくすると再生するから大丈夫。カニの抜け殻みたいなものさ」
サーナ「え、ええ……?」
剣フィー「いらなかったら捨ててしまっても……」
サーナ「こんなに綺麗な宝石、捨てるなんてとんでもないですわ! ちゃんと受け取ります!!」
☆サーナがフィーから青い宝石を贈られました
◇
次のプレゼント交換コンマ
↓1 贈る側
01-14 リエム
15-28 ルウェリア
29-42 ノルン
43-56 ヒーティ
57-70 エンシァン
71-84 シャロット
85-98 ルル
99-00 振り直し
↓2 贈られる側(↑とかぶった場合は振り直し)
01-14 リエム
15-28 ルウェリア
29-42 ヒーティ
43-56 エンシァン
57-70 シャロット
71-84 ルル
85-98 アリム
99-00 振り直し
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 20:59:46.98 ID:DzrRwh2R0
もう一度失礼
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 21:00:58.01 ID:M9ccTe7jo
はい
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 21:01:13.13 ID:HBQqH2FVO
振りなおし?
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 21:03:45.35 ID:ee/2UkR3o
リエムちゃ被ってるので振る
284 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/20(火) 21:24:25.51 ID:846dpWhj0
98ルル → 01リエム
リエム「わたしは……」
ルル「…………」
リエム「ルルさま……」
ルル「ん……」スッ
お菓子の詰め合わせ「」
リエム「ありがとうございます……」
ルル「……エンしゃんだから。選んだの……」
リエム「……はい」
ルル「…………」
リエム「……一緒に、食べましょう。ルルさま……」
ルル「…………ん」
☆リエムがルルからお菓子の詰め合わせを贈られました
◇
次のプレゼント交換コンマ(ちなみにコンマ判定は連取り可です)
↓1 贈る側
01-16 リエム
17-32 ルウェリア
33-48 ノルン
49-64 ヒーティ
65-80 エンシァン
81-96 シャロット
97-00 振り直し
↓2 贈られる側(↑とかぶった場合は振り直し)
01-16 ルウェリア
17-32 ヒーティ
33-48 エンシァン
49-64 シャロット
65-80 ルル
81-96 アリム
97-00 振り直し
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 21:25:18.49 ID:AkyBCaKK0
あ
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 21:25:41.18 ID:DzrRwh2R0
おけ
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 21:27:39.44 ID:HBQqH2FVO
ヒーティ被った
288 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/20(火) 22:00:18.97 ID:846dpWhj0
49ヒーティ → 44エンシァン
エンシァン「私の番だな。引いたのは……」
ヒーティ「あ、自分ですッ! これをどうぞッ!!」バッ
アロマキャンドル「」
エンシァン「ほう、非常用のロウソクか」
ヒーティ「あ、アロマキャンドルです……」
エンシァン「あろまきゃんどる、だと……?」
ヒーティ「火を点けるととっても良い香りがするんですよ……! お仕事のお供にいかがでしょうかッ!」
エンシァン「なるほど。燃焼によって気化した化学物質を呼吸器官から摂取し、脳や神経に良性の作用をもたらす道具というわけか」
ヒーティ「え、ええと……はい! 多分そうですッ!!」
エンシァン「フッ、承知した。今度使ってみるとしよう。感謝するぞヒーティくん」
☆エンシァンがヒーティからアロマキャンドルを贈られました
◇
次のプレゼント交換コンマ(ちなみにコンマ判定は連取り可です)
↓1 贈る側
01-20 リエム
21-40 ルウェリア
41-60 ノルン
61-80 エンシァン
81-00 シャロット
↓2 贈られる側(↑とかぶった場合は振り直し)
01-20 ルウェリア
21-40 ヒーティ
41-60 シャロット
61-80 ルル
81-00 アリム
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 22:01:16.88 ID:DzrRwh2R0
いけ
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 22:02:09.90 ID:HBQqH2FVO
どうだ?
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 22:02:20.65 ID:ktX9mvVr0
うりゃ
292 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/20(火) 22:58:27.83 ID:846dpWhj0
88シャーロット → 90アリム
アリム「わたしが受け取る番ね。相手は……」
シャーロット「私! ふふ、アリムちゃんにプレゼントを贈れるなんて光栄だわ……!」
アリム「な、なんか嫌な予感が……」
シャーロット「私からはこれよ!」バッ
ハイレグ魔法潜水服のレプリカ(子供サイズ)「」
アリム「いやいや、おかしいでしょ!! なんで贈る相手がくじ引きなのにわたしに合うサイズのを持ってきてるのよ!?」
シャーロット「え? みんなの体型に合うものを何種類か事前に用意してただけよ?」
アリム「え、ええ……。余ったサイズのはどうするのよ、それ……」
シャーロット「ふふ、それはまた別の機会に……」
アリム「そ、そう……」
シャーロット「……それを着た姿を見せれば、きっと喜ぶわよ。リアンちゃん」ヒソッ
アリム「……はあ!? なな、何言ってるの……!?」
シャーロット「ふふ、是非試してみてね!」
シャーロット(アリムちゃんならどんなファッションを見せても多分リアンちゃんは喜ぶから嘘は言ってないわ)
☆アリムがシャーロットからハイレグ魔法潜水服のレプリカを贈られました
◇
次のプレゼント交換コンマ(ちなみにコンマ判定は連取り可です)
↓1 贈る側
01-25 リエム
26-50 ルウェリア
51-75 ノルン
76-00 エンシァン
↓2 贈られる側(↑とかぶった場合は振り直し)
01-25 ルウェリア
26-50 ヒーティ
51-75 シャロット
76-00 ルル
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 22:59:43.93 ID:AkyBCaKK0
あ
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 23:00:19.02 ID:p3K4cSqDO
は
295 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/20(火) 23:20:20.83 ID:846dpWhj0
93エンシァン → 02ルウェリア
ルウェリア「私は……誰かな?」
エンシァン「ルウェリアか」
ルウェリア「先生!」
エンシァン「お前はもう自前のを持っているだろうが、とりあえず受け取れ」スッ
サバイバルキット「」
ルウェリア「これは……!」
エンシァン「フッ、私が厳選した遺跡探索用サバイバルキットだ。勿論遺跡探索以外でも、非常時や登山、キャンプにも使えるだろう」
ルウェリア「……ふふ。確かに、私はもう自前のを持っています。去年……今回と同様、先生からもらったものを」
エンシァン「む、まだ使っていたのか。アレは私が長年使っていたお古だぞ?」
ルウェリア「でもまだまだ使えますよ。手入れは怠っていませんから」
エンシァン「フッ、せっかく今新品の良いものをくれてやったというのに。お前というやつは……」
ルウェリア「みんなで遺跡探索したりキャンプしたりする場合は、こういう道具はいくらあっても困りませんから。ありがたく使わせてもらいますよ」
エンシァン「ああ、そうすると良い」
☆ルウェリアがエンシァンからサバイバルキットを贈られました
◇
次のプレゼント交換コンマ
↓1 贈る側
01-33 リエム
34-66 ルウェリア
67-99 ノルン
00 振り直し
↓2 贈られる側
01-33 ヒーティ
34-66 シャロット
67-99 ルル
00 振り直し
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 23:21:36.80 ID:HBQqH2FVO
えい
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 23:22:47.63 ID:DzrRwh2R0
そりゃ
298 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/20(火) 23:41:35.21 ID:846dpWhj0
80ノルン → 63シャーロット
シャーロット「私が受け取る番ね! お相手は……」
ノルン「私です……! これ、どうぞ……!」スッ
スノーボールクッキー「」
シャーロット「まあ! これ、ほろほろですっごい美味しいやつじゃない!」
ノルン「白くて丸いスノーボールですから、聖夜にぴったりだと思ったんです」
シャーロット「本当に良いセンスしてるわねえ。一人で食べちゃうのも勿体ないし、今ここでみんなと一緒に食べても良いかしら?」
ノルン「准教授が良ければ、是非どうぞ!」
☆シャーロットがノルンにスノーボールクッキーを贈られました
◇
次のプレゼント交換コンマ
↓1 贈る側
01-50 リエム
51-00 ルウェリア
↓2 贈られる側
01-50 ヒーティ
51-00 ルル
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 23:43:27.09 ID:M9ccTe7jo
あ
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/20(火) 23:47:13.68 ID:DzrRwh2R0
い
301 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/21(水) 00:28:30.98 ID:rBQPtlYv0
難航しているので本日はここまで……
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/21(水) 01:11:42.92 ID:eW9ioFHho
おつおつ
鉄板カプもレアな組み合わせもいいね……!
303 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/21(水) 22:41:15.37 ID:rBQPtlYv0
09リエム → 68ルル
ルル「…………」
リエム「ルルさま」
ルル「……リエムなんだ」
リエム「はい。わたしたちは、お互いに贈り合うこととなったようです」
ルル「ん……」
リエム「……これを、お受け取りくださいませ」スッ
未使用の記憶装置「」
ルル「これ……」
リエム「新品の記憶装置です。人造インテリジェンスソードのルルさまであれば、手に持つだけで使うことができます」
ルル「……何に、使うの……?」
リエム「メモでも、日記でも、アルバムでも……。ルルさまの使いたいように、使ってくださいませ……」
ルル「…………」
ルル「……ん」
☆ルルがリエムから未使用の記憶装置を贈られました
◇
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