【安価・コンマ】離島の魔法女学院でダンジョン探索 Part 2【百合】

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199 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/14(水) 23:26:41.72 ID:8cyb2Tnw0
―12月3週
 部室

リアン(私たちは緊急ミーティングを行うことにした)

リアン(議題はもちろん、突如部室を訪れたインテリジェンスソード、フィーさんの話を聞くためだ)


フィー「……突然の訪問の上、このように時間まで取らせてしまい、誠に申し訳ない。旧ユリトー文明の古代遺跡攻略に定評のある君たちに、どうか協力していただきたいことがある」ペコ

アリム「前置きは良いわ。わたし以外はあなたの事情も知らないの。そういうところからわかるように説明してもらって良いかしら?」

フィー「わかった。なるべく簡潔に説明しよう――」


 説明中…


フィー「……というわけで、私と一緒に隠れ住んでいた聖鍵のイエリア様が、彼女の姉君……同じく聖鍵である魔鍵と共に、世界の滅びを目論んで行動し始めてしまったんだ。私は彼女たちを止めてそれを阻止したい。そこで遺跡探索のスペシャリストだという君たちに協力を仰ぎに来たというわけだ」

シャーロット「…………」ウズウズ

エンシァン「シャーロット、気持ちはわかるが抑えろ。はしゃいで良い場面じゃない」

シャーロット「わ、わかってるわよお……」

ヒーティ「で、でも世界の滅びだなんて……! どうしてその人たちは、そんなことを……!?」

シャーロット「そうですわよ! 世界が滅んでしまったら、自分たちの命だって終わってしまうんですのよ!?」

フィー「……魔鍵は、この世界に強い憎しみを抱いているようだった。魔鍵ほどではないが、イエリア様もこの世界を厭っている。世界を壊しても良いと思う程度には……」

リアン「…………」

ルル「…………」

アリム「…………チッ。魔鍵のやつ……」

フィー「しかし付け入る隙はある。魔鍵には一人の人造種が付き従っていたのだが、彼女は世界が滅びることも魔鍵が犠牲になることも望んでいないようだった」

ルウェリア「……それはひょっとして、私と同じような水色の髪をした、小柄な女性ではありませんでしたか……?」

フィー「確かにその通りだけど……まさか……!」

ルウェリア「……私の姉です。やはり……魔鍵と一緒に……」

フィー「……それなら、私もその女性の救出に協力しよう」

ルウェリア「! ありがとうございます……! 私も、大神殿探しに協力します……!!」

シャーロット「……私もよ。大神殿探し、是非とも協力させて」

 ワイワイ ワタクシモデスワ! ジブンモッ! ワタシモ…! ルルモ


 ガラッ

ノルン「皆さん、ミーティングお疲れ様です。スイートポテトを焼いたので、良かったらどうぞ」スッ

リエム「温かい飲み物も用意してありますので、スイートポテトとご一緒にお飲みくださいませ」スッ

 ワイワイ アリガトウフタリトモ! ウマイデスワ! ルルモタベル! ワルクナイワネ

フィー「…………」

ノルン「フィーさんも、長時間のお話お疲れ様です。おかわりもありますので、遠慮せず食べてくださいね」

フィー「え、あ……で、では……」スッ

フィー「……」パクッ モグモグ

フィー(あ、甘い……! これは……美味しい……!!)

フィー(こんなに美味しいものが食べられる世界なら……イエリア様と一緒に外に出れば良かったかもしれない。そうすればイエリア様だって、この世界のことを……)

フィー(……今更後悔しても仕方ないか)

フィー(でも。無事にあなたを止めることができたら、今度は一緒に食べましょう。イエリア様……)

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