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【安価・コンマ】離島の魔法女学院でダンジョン探索 Part 2【百合】
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1 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/02(金) 22:18:10.18 ID:YHudExgy0
☆インフォメーション☆
・どんなスレか
タイトルの通り、離島の魔法女学院に転入して百合色学生ライフを満喫しつつダンジョン攻略していくスレです。
・世界観
ファンタジーですが、文明レベルや価値観は現代に近いものです。
なお話の都合により設定が一部変更されたり新しく生えたりする可能性はあります。ご了承ください。
・安価について
連取りは禁止です。また、内容によっては再安価する場合があります。
なおシステムやルールは途中で変更する可能性があります。ご了承ください。
・注意
見切り発車です。多少のガバは大目に見ていただけると幸いです。
また、物語の展開や安価コンマの結果によっては、最悪の場合キャラクターが死んだり消えたり闇堕ちしたりすることがあります。
苦手な方はお気を付けください。
☆用語解説☆
〈ユリトー魔法女学院〉
高等部と大学部からなる一貫教育魔法女学校。ユリトー島という離島に建立されており、学生の大半は島外の出身。
魔法関連の授業・講義だけでなく芸事や運動にも力が入れられており、卒後の進路は多岐に渡っている。
全寮制ではないが島外出身者は寮に入るのが一般的。基本的には二人一部屋だが例外もある。
目玉行事は9月の闘技大会と10月の文化祭。その他にも季節に応じた様々なイベントがある。
〈ユリトー島〉
本土から海を挟んで遠く離れた位置にある島。大きさはそこそこあり、インフラは意外と整っている。
中央には大きな休火山であるユリトー山がそびえ立ち、その景色や温泉は島の有力な観光資源となっている。
〈ユリトー遺跡群〉
ユリトー島の各地に見られる数々の古代遺跡のこと。数千〜数万年ほど以前に造られたものらしいが詳細は不明。
以前は魔法女学院の専門チームが調査・発掘にあたっていたが、数年前に調査は中止されチームも解散している。
現在判明している遺跡は結界やバリケード等により厳重に封鎖されている模様。
※その他、知りたいことや聞きたいこと等があればご自由にご質問ください。
前スレ
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1682162106/
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1685711889
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/02(金) 22:21:48.56 ID:YHudExgy0
☆登場人物☆
【名前】リアン・ロールセン
【種族】人間
【性別】女
【学年】2
【容姿】背丈も普通スタイルも普通で特に特徴のない体型で髪型は緑髪をおさげにしてる
【性格】引っ込み思案で少し臆病な所があるが優しく善良
【魔法】水属性の魔法が得意 補助では治癒や回復能力を持つ魔法水を精製したり、ゲル状の水を使ってゴーレムみたいな「着ぐるみ」を来て肉弾戦と水魔法を織り込んだ戦いをしたりする
【備考】学院に来るまで孤児院で暮らしており両親の記憶が無い 甘いものが好き
【固有スキル】〈水の守り〉味方の水属性ダメージ1/4、火属性ダメージ1/2、痛恨無効
【名前】リエム
【種族】魔法人形
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】金髪碧眼。例えるならアリスのような
【性格】機械じみた喋り方をする。学習すれば適応できるかも?
【魔法】魔導レーザー
【備考】起動後に初めてみたものを主人と認識する
【名前】ルウェリア・モース
【種族】人間
【性別】女
【学年】2
【容姿】透けるような光沢ある水色髪のセミロング。同色の瞳。控えめな胸に小ぶりなヒップ。背は高い方。
【性格】好奇心旺盛でおせっかい。なんにでも首を突っ込みたがる。年上に対しては備考の事件について知っていることがないか根掘り葉掘り聞き込みに行き、その姿勢がちょっと怖い。
【魔法】硬度変化魔法。触れているものの固さを自在に調整できる。形状を変化させた場合離すとそのままの形で元の硬度に戻る。
【備考】遺跡調査中に行方不明になった姉を探すため相当頑張って転入してきた。
【固有スキル】〈不壊〉戦闘中に一度だけ、致命的なダメージを受けても持続力1で耐える
【名前】サーナ・ウインド
【種族】人間
【性別】女
【学年】2
【容姿】長い青髪と大き目のバストが特徴
【性格】普段はお淑やかだが、怒ると口調が荒くなる
【魔法】風魔法が得意
【備考】非常に運が良く、落石が落ちてきても1つも当たらなかったこともある
【固有スキル】〈飛行〉戦闘時、コンマ10%有利
【名前】ノルン・ハーベスト
【種族】人間
【性別】女
【学年】2
【容姿】金色のお下げ髪、身長161cm。
すらりとした端正の取れた体格、隠れ巨乳
素朴だが顔立ちの整ったかわいい系美少女
【性格】穏やかで温厚。落ち着いているが人当たりが良く、また芯が強い性格で鋼メンタル
【魔法】光属性を得意とする。攻撃、癒し、補助、浄化と多彩に活躍
【備考】平凡オブ平凡であった幼少期から、運動・勉強・魔法と様々な面で同世代屈指の実力者に上り詰めた努力の人
けれど身につけた実力をあまり表に出すことをせず、地味で目立たないけど、良く見るとすごくかわいくて、いざとなると頼りになるクラスの女の子ポジション。
けど普段はやっぱり目立たない位置に治まっている
幼少期の平凡時代の名残で、目立つような立ち振る舞いを自然と避けてしまうのが一因
何気に料理や裁縫なども上手で、文化祭などのイベントも目立たない裏方で大活躍してきた
【固有スキル】〈聖域〉(味方全体の踏破力・戦闘力・持続力が10%上昇(最低1でも1上昇))
【名前】ヒーティ・レトリーバ
【種族】ワーウルフ(ハーフ)
【性別】女
【学年】1
【容姿】小柄だが肉づきはよい。毛先が赤い金髪ロングヘア。感情がよくわかる耳とフサフサの尻尾完備
【性格】人見知りする大型犬。初対面は塩対応でも一旦懐いた相手にはボディタッチ多めに絡んでくる
【魔法】火魔法。火力は高いが細かい操作は苦手。その関係で体温が高い
【備考】純人狼種じゃないので狼体にはなれない
入部理由は消火活動を頑張ったリアンに憧れて
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/02(金) 22:23:44.52 ID:YHudExgy0
【名前】エンシァン
【種族】人間
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】ボサボサの白髪にダボダボの白衣を着たスレンダー体型。身だしなみを整えれば実はかなりのべっぴんさん
【性格】怖いもの知らずでマイペース。彼女に付き合うと大体振り回されることに
【魔法】穴を掘る魔法。本当に穴しか掘れない。コスパは抜群
【備考】危険だろうとなんだろうと、楽しければなんでも良い、そんな人物。でも無謀な事はしない
【固有スキル】〈貫通〉攻撃成功時、一定確率で相手の防御を50%無視する。会心時は100%無視
【名前】シャーロット・リスティア
【種族】エルフ
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】金髪ロングで優しい顔立ち 右目に泣きぼくろがある 縦ニットセーターにタイトスカート 網ストッキング着用 爆乳
【性格】おっとりで優しい
【魔法】(主に使う魔法や得意とする属性など)治療・生命力活性の魔術
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)遺跡オタクでそっちのほうに話が進むと尋常じゃなく長々とした語りを入れ始める
【名前】ルル・ルールル
【種族】インテリジェンスソード(普段は人間の姿だが剣に変身できる種族)
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】おかっぱ頭の10歳程度の女の子のような容姿
【性格】普段は無邪気だが遺跡の事になると冷静
【魔法】地属性が得意
【備考】体の一部だけを刃に変えることもできる
【固有スキル】〈防御強化〉自身の防御値を持続力と同じ値にする
【名前】アリム
【種族】魔法人形
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】金髪赤眼。リエムと同型
【性格】口が悪い。人間嫌い
【魔法】魔導レーザー
【備考】主人登録は永久抹消済
【名前】スイス
【種族】部分型インテリジェンスソード
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】片腕が剣になっていて変形がてきないタイプのインテリジェンスソード。元は綺麗な銀髪だったと思われるが現在はくすんで所々錆も浮いている。瞳も濁っていてよく見えてない様だ。サイズはルル以下。
【性格】人間様のお役に立つ事が第一。ただ回路が劣化しているのか、すーぐ周囲(特に人造種)を敵認定して襲いかかる
【魔法】弱い電撃を操る
【備考】セリフにカタカナが交じる
【名前】クロリア
【種族】魔法人形
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】薄い朱色のロングストレートに、女性としてはやや高めの身長
端正が取れたスタイルの良い美少女
エプロンドレスを着ている
【性格】良くも悪くも真っ直ぐで前向き、一途。情が深く感情豊か
【魔法】状態固定(物質を年月で風化させず、状態をたもち続ける)
【備考】自らを作り出した主人を心底慕っており、はるか昔になくなった主人の住み家兼、魔法人形の工房を今なお守り続けている
主人はなくなる前に彼女に自由に生きるように伝えており、守り続けているのは彼女自身の望みである
メンテナンスや家事は得意だが、戦闘能力はそこまで高くない
【名前】量産型インテリジェンスソード
【種族】インテリジェンスソード
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】灰色のセミロングヘアをポニーテールにしている。瞳も灰色。身長は高め。戦闘時は頭部にバイザーを装着し、全身に黒い装甲を纏う
【性格】淡々としておりあまり感情を表に出さない
【魔法】魔法は得意ではないが、適性は地属性
【備考】最も多く製造されたインテリジェンスソードの型
現在は資源の都合により稼働数が一機に絞られている
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/02(金) 22:27:36.37 ID:YHudExgy0
☆遺跡存在☆
【名前】ルウェイン・モース
【種族】魔法人形(元人間)
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】水色髪のツインテールで、妹よりかなり背が低い(ルルよりちょい高いくらい)が巨乳
【性格】自由奔放な性格だが、真剣な時なかなり真剣
【魔法】変身魔法が得意で、人間はおろか動物や無機物にも化けられる
【備考】割と何でもできる天才タイプだが、料理と掃除だけはかなり苦手
魔鍵の手により魔法人形に生まれ変わってしまった
【名前】イエリア
【種族】聖鍵(ある遺跡を封印している生ける鍵)
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】真っ白な肌に真っ白な髪、瞳は銀色でとても小柄。手の甲や胸、首元に紋様のようなものが刻まれている
【性格】根は優しい子だったが数百年の時を経て精神は摩耗している。人間不信
【魔法】人造種を自身の護衛として従える力がある
【備考】とある重要な遺跡を封印するために生み出された聖鍵
本人を遺跡の前まで連れて行き、その命を捧げることで封印は解き放たれる
ルルのことを知っているみたい
【名前】フィー
【種族】インテリジェンスソード
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】青髪のポニーテール、やや高めの身長
神秘的な雰囲気ながらも柔らかな印象もある少女
【性格】長年の経験により、落ち着いていて
周りとやや一線を引いているところがある
本質は好奇心豊富で色んなものを知ろうとし、周りをよく見て気遣える、元気で明るく優しい人
【魔法】自らの所有者と仲間を、その人の意志の強さに応じた強化を与える
意志が強ければ強いほど強化度合いも高くなるが、対象者の意志を超えた強化はその者の破滅にもなりかねない
【備考】
元は意識などなかった剣が、とても長い間様々な剣の所有者に使われた結果生まれた剣の精霊
自身が悪意を持つ者に悪用されないよう、また意志が弱き者が持って破滅しないように自分自身(剣)を持つ者を選別する
とても長く生きてるのでとっても博識
意外とロマンチストだったり、ボケやツッコミしたり、最近の情報には疎い(遺跡にいたため)ことを気にしたりする面も
【名前】第七種人造生命試作三号(魔鍵)
【種族】聖鍵(試作)
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】真っ白な肌に、足元まで伸びた灰銀の髪。瞳は光を映さぬ昏い銀色でとても小柄。手の甲や胸、首元に奇妙な紋様のような痣がある。病衣着用
【性格】悪辣で冷笑的。人間を憎み、人造種を蔑んでいる
【魔法】人造種を自身の護衛として従える力がある
【備考】とある重要な遺跡を封印するために生み出された聖鍵の試作型
遺跡探索部と敵対している
【名前】黒髪のエピタフ(仮称)
【種族】魔法人形(エピタフ型)
【性別】女
【学年】該当なし
【容姿】真っ黒な長い髪を膝の辺りにまで伸ばしている。瞳は仄暗い深紫。体つきは小さく幼い
【性格】不明
【魔法】不明
【備考】海底遺跡に封印されていた謎の魔法人形
古代文明滅亡に関わっている可能性がある
5 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/02(金) 22:45:32.72 ID:YHudExgy0
―だれかのおにわ 踏破率[0/10]
合計踏破力[4] 合計戦闘力[8] 合計持続力[6/6] 防御[3]
◆探索メンバー
◇リアン (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+3、持続力+4)〈水の守り〉
◇リエム (魔導兵装:踏破力+3、戦闘力+6、持続力+3)
◇アリムちゃ(動作不良:踏破力-1、戦闘力-1、持続力-1)
リアン(私たちはその庭を歩き出した)
リアン(洞窟の中のはずなのに、心地良い風を感じる……)
リアン「ここ……やっぱり、どこかで……」
リエム「…………」
アリム「なんか、ちょっと疎外感あるんだけど……」
リアン「あっ、ご、ごめんね。そんなつもりじゃなくて……」
アリム「わかってるわよ……。でも私たちが通れたことと、何か関係があるのかもね……」
リアン「そうなのかも……。とりあえず進んでみよう」
スタスタ…
◇
リエム「リアンさま。わたしの後ろへ」ザッ
リアン(リエムちゃんがアリムちゃんを背負ったまま、一歩前に出た。その視線の先には――)
古びたゴーレム「ギギ……」
リアン(古びたゴーレムがいた)
リアン(手にジョウロを持ち……植物に水をやっている……)
古びたゴーレム「ショクブツ……ソダテル……」シャワー
アリム「…………そういうことね。未だにこの場所が形を維持できていたのは」
リアン「どういうこと?」
アリム「このゴーレム、クロリアと同じ魔法が使えるみたい」
リアン「そうなんだ……」
アリム「クロリアと違って、与えられた命令をずっと実行しているだけみたいだけどね」
リエム「…………」
リアン「…………」
↓1 どうしよう
1.そっとしておく
2.ゴーレムの電源を落とす
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/02(金) 22:48:04.90 ID:DCLueJJ80
1
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/02(金) 22:48:17.79 ID:0HzOZkFyO
1
8 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/02(金) 23:19:40.15 ID:YHudExgy0
古びたゴーレム「ギギ……」シャワー
リアン「……行こう」
アリム「いいの……? こいつ……これからも、ずっと……独りぼっちで……」
リアン「……うん。この子が終わりを望んでいるならともかく……そうでないなら、私たちが勝手に良いとか悪いとかを決めちゃだめだよ」
アリム「……そうね」
リアン「それに……この子が今までここを守ってきたから、今私たちと会えたんだもの。独りぼっちだったかもしれないけれど……その時間があったから、今この瞬間、独りぼっちじゃなくなったんだよ」
アリム「ふふ……。リアンらしい考え方ね」
リエム「はい。素敵な考え方です、リアンさま」
リアン「そ、そうかな……。とにかく、今はそっとしておこう。余裕ができたらメンテナンスとかしてあげたいけどね」
◇
リアン(庭師ゴーレムを通り過ぎて歩いていくと、生け垣の向こうにドーム状の小さな白い家が見えてきた)
リアン(……それをどうして家だと思ったのだろう。馴染みのない建築様式なのに)
リアン(いや、今は考えるよりも足を動かさないと。一刻も早くアリムちゃんを治療できる設備を見つけなきゃ)
リエム「入口は自動ドアのようです。電源は……生きています」
アリム「あのゴーレムが維持管理しているのかしら……」
リアン「入ってみよう……!」
ウィーン……
―だれかのおうち 踏破率[4/10]
合計踏破力[4] 合計戦闘力[8] 合計持続力[5/6] 防御[3]
◆探索メンバー
◇リアン (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+3、持続力+4)〈水の守り〉
◇リエム (魔導兵装:踏破力+3、戦闘力+6、持続力+3)
◇アリムちゃ(動作不良:踏破力-1、戦闘力-1、持続力-1)
リアン(そこは……掃除の行き届いた、綺麗なリビングだった)
リアン(維持魔法のお陰か、経年劣化もほとんど見られない。今からここに住むことだってできそうだ)
古びたゴーレム「オカエリナサイマセ、リアンサマ」ズイッ
リアン「うひゃあっ!」
リエム「リアンさま……!」
リアン(突然、またも古びたゴーレムが現れた)
リアン(しかも今、私の名前を呼んだような……)
古びたゴーレム「コノ執事ゴーレム、リアンサマノオカエリヲ■■年■■ヶ月■■日ノ間オ待チシテオリマシタ」
リアン「えっえっ……」
リアン(そのゴーレムが言った日付は、ノイズ混じりで聞き取れなかった)
リアン(しかし、一体これはどういうことなのだろう……)
アリム「リアン、あんた何歳なのよ……」
リアン「し、知らないよお〜……」
↓1
01-50 踏破率+4 清浄なマナが満ちている(持続力+1)
51-90 踏破率+4 執事ゴーレムのお茶を飲んだ(持続力+2)
91-00 踏破率+6 ??
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/02(金) 23:21:43.47 ID:ODmnTnB60
あ
10 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/02(金) 23:30:42.09 ID:YHudExgy0
―だれかのおうち 踏破率[8/10]
合計踏破力[4] 合計戦闘力[8] 合計持続力[5/6] 防御[3]
◆探索メンバー
◇リアン (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+3、持続力+4)〈水の守り〉
◇リエム (魔導兵装:踏破力+3、戦闘力+6、持続力+3)
◇アリムちゃ(動作不良:踏破力-1、戦闘力-1、持続力-1)
リアン(三人で家の中を歩いていく)
リアン(掃除が行き届いているだけでなく、心地良い空気が満ちている気がする)
アリム「……ふう。少し楽になってきたわ」
リアン「アリムちゃん」
アリム「ここ、清浄な気化エーテルが空気中に満ちているみたい。療養施設だったのかしら」
リアン「うーん……療養施設ではないと思うんだけど……」
↓1
01-50 踏破率+4 清浄なマナが満ちている(持続力+1)
51-90 踏破率+4 執事ゴーレムのお茶を飲んだ(持続力+2)
91-99 踏破率+6 ??
00 踏破率+6 ??
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/02(金) 23:32:50.30 ID:+f99hg8+o
執事さーん
12 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/03(土) 00:10:19.29 ID:par6PRyz0
―だれかのおうち 踏破率[10/10]
合計踏破力[4] 合計戦闘力[8] 合計持続力[5/6] 防御[3]
◆探索メンバー
◇リアン (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+3、持続力+4)〈水の守り〉
◇リエム (魔導兵装:踏破力+3、戦闘力+6、持続力+3)
◇アリムちゃ(動作不良:踏破力-1、戦闘力-1、持続力-1)
―子供部屋
リアン「あ、れ……? ここって……」
リアン(その部屋は、見覚えがあった。ごく最近のことだ)
リアン(そう……。夢で、見た……)
アリム「何か気付いたの?」
リアン「う、うん……。私……この部屋で、遊ぶ夢を……最近、見たんだ……」
アリム「え……。それじゃあ、やっぱりあんた……」
リアン「あの夢が正しいなら……。こっちに、あるはず……」フラッ
リエム「リアンさま……! 共に行きます……!」
◇
―綺麗な部屋 魔法人形工房
リアン「!!!!」
リアン(やっぱりだ……! ここ……夢の中で、リエムちゃんと出逢った……)
リアン(ここなら……アリムちゃんを……!)
リエム「…………郷愁を感じます。しかし今は、アリムの治療を優先……」スッ
アリム「あっ……確かに、これだけの設備があれば……」
アリム「……リエム、できる?」
リエム「はい。少し眠っていてください、アリム」
アリム「うん……。わかった……」
リアン(アリムちゃんは目を閉じた)
リアン(そして――リエムちゃんが、横たわったアリムちゃんの治療を始める――)
◆
13 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/03(土) 00:12:10.77 ID:par6PRyz0
―数分後
リエム「終わりました」
リアン「えっもう終わったの?」
リエム「はい。非常に良い設備が整っていましたので。アリムもじきに目を覚ますと思われます」
リアン「そっか、良かった……」
リアン(ほっと一息つく。これで、アリムちゃんは良くなったんだ……)
リアン(でも……疑問はたくさんある。一体ここは何なのか……)
リアン(そして私は……何者なのか……)
リエム「……リアンさま。もうひとつ、ご報告があります」
リアン「えっなに?」
リエム「ここの設備を利用した際、ウイルスに感染してしまいました」
リアン「えっ!?」
リエム「ただこれは、わたしにある一つの事柄を訴えかけるだけの無害なウイルスのようです」
リアン「そ、そうなんだ……。ウイルスは、何て?」
リエム「モニターに映します」
パチッ
緑髪の女性『ありがとう、リエムちゃん。こんにちは、リアン』
リアン「えっ……!」
リアン(モニターに映ったのは――夢に出た、私の母親だった人そのもので――)
緑髪の女性『ふふ……大きくなったね』
リアン「ま、まさか……あなたは……!!」
緑髪の女性『覚えててくれたの? 嬉しいなあ……。そうだよ――』
ルアン『あなたのママ、ルアンだよ』
14 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/03(土) 00:14:06.12 ID:par6PRyz0
本日はここまで
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/03(土) 00:51:42.09 ID:2qLTyQf2o
おつおつ新スレでもよろしくおねがいします
アリムちゃ良かった……ってルアンってママ!?
16 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/03(土) 21:21:37.45 ID:par6PRyz0
リアン「マ、マ……?」
ルアン『正確には、あなたのママの記憶を基に作られた疑似人格だけどね』
リアン「ぎじ、じんかく……?」
ルアン『ママそっくりに作られた、偽物ってこと』
リアン「え、あ……」
ルアン『本人は……もうずっと昔に、死んでるはずだから……。ごめんね』
リアン(モニターの中の人は、静かにそう告げた)
リアン(私は……何と言ったら良いか、わからなかった)
リアン(会えるのなら会ってみたいとは思っていたけれど――それがまさか、こんな形になるなんて)
リアン(理解はできても、感情が追いつかない……)
ルアン『……その様子を見るに、自分のことを理解した上でここに来たわけじゃないみたいだね』
リアン「あっ……は、はい……」
ルアン『じゃあそこから説明しよっか』
リアン(混乱する私に合わせて、彼女はゆっくりと語り始めた――)
◆
ルアン『つまり、あなたは今で言う古代文明の時代に生まれた子……古代人なの』
リアン「え……えええええ!?」
ルアン『あの時、ほんの僅かだけど大神殿が開かれてしまった。その時に島外で脱出し、恐らくはあなたを脱出させた者の手によって時間凍結で保護されていたんだと思う。この時代の、誰かに見つけられるまでね……』
リアン(情報の洪水に頭が追いつかないが、要約すると……)
リアン(私は古代人で、遥か昔にこの島で興った文明都市の生まれらしい)
リアン(リエム型魔法人形は私のママであるルアンさんによって設計・開発された。リエムちゃんはその原型で、言うなればリエム型全てのお姉さんに当たる子なのだという)
リアン(そして文明崩壊時に私は島外脱出させられ、リエムちゃんは島に残り海底洞窟に避難して時間凍結カプセルに入ったのだそうだ)
リアン(私とリエムちゃんについての謎は、大体これでわかった気がするけれど……)
リアン「どうして滅んじゃったの……? その文明は……」
ルアン『その話になるよね、当然。あまり気分の良い話ではないけれど……あなたには、知る権利があるものね……』
リアン(ルアンさんは、続けて文明崩壊に至った経緯を話し始めた……)
◆
17 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/03(土) 21:54:50.88 ID:par6PRyz0
―ずっと昔
ルアン(リエム型は会心の出来だ。少々お値段は張るけど、きっとみんな大事にして可愛がってくれるはず……)
ルアン(初めて作り上げたオリジナルの魔法人形を世に送り出した時、私はそんな甘い幻想を夢見ていた)
ルアン(……自分の愚かさに気付いたのは、取り返しが付かなくなってからだ)
◆
―海浜療養所
リエム型「……ひっ……こ、こないでくださいませ……」ビクビク
リエム型「えへ……■■さま……」ブツブツ
リエム型「…………」ボー
ルアン「こ、これは……」
人形師「……ご覧の通りです。我々の団体が保護した時にはもう……」
ルアン「…………」
ルアン(人造種に対する扱いに、そういう問題がある面を把握していないわけではなかった)
ルアン(ただ……リエム型は可愛いし、他の魔法人形よりも情緒が豊かになりやすいからみんな大事にしてくれるはず、なんて……)
ルアン(そんな私の愚かな願望が……この子たちに、癒えない傷を負わせた……)
人形師「……情緒機能が活性化しやすいことが仇となったのでしょう。良くも悪くも、リエム型の子は主人の行動ひとつひとつに可愛らしい反応を返してくれますから」
ルアン「……」
人形師「どうして……こんなにも苦しむ子たちを、作ってしまったのですか」
ルアン「…わ、私、は……」
人形師「……すみません。あなたのせいではないのです」
ルアン「……っ」
人形師「……憎むべきは……人間の悪性そのもの、なのでしょうね」
◆
ルアン(私は、慌ててリエム型の流通を停止させた)
ルアン(しかし既に出回ってしまった子たちは、もう手が届かない……)
ルアン(それに……問題は、リエム型に留まるものではないのだ)
ルアン(リエム型は標的になりやすかったというだけで、他の人造種たちも依然として人間に虐げられている)
ルアン(先日会った人形師のように、人造種の権利を求めて活動する人々もいるけれど……成果は芳しくないようだ)
ルアン(私も、手伝ってみようかな……)
◇
18 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/03(土) 21:55:16.83 ID:par6PRyz0
―大きな邸宅
ルアン(数日後。私は、先日会った人形師に連絡を取り、その団体の活動に参加した)
人形師「……ここですね。人造種が虐待を受けているというタレコミのあった住所は」
ルアン「聞こえる……。声にならない、微かな救難信号が……」
人形師「行きましょう。その信号が、消えてしまわない内に――」
◇
ドカッ バキッ グシャッ ギュオオッ バシャアン…
「うげえ……」
「な、何よこいつら……」
人形師「あなたたちは人造種愛護管理法の現行犯です」
「お、お前らだって不法侵入の現行犯だろうが……!」
人形師「なら通報してみますか?」ガッ
「げあッ……」ドサッ
ルアン(その団体は、思っていたよりもかなり過激だった)
ルアン(でも……虐げられている人造種を救うには、こうするしかないというのが現状だ)
ルアン(正当で面倒な手続きを踏んでいたら、その間に壊されてしまう)
ルアン(例え法に触れても、迅速に彼らを救うにはこれが一番だ――)
ルアン「今のうちに私は救助に行こう……! 救難信号は――」
タスケテ… タスケテ…
ルアン「こっち……!」ダッ
◇
―邸宅 地下
リエム型「……」ボー
部分型インテリジェンスソード「」
黒髪のエピタフ「……」
ルアン「あ、ああ……」
ルアン(そこは……死屍累々の地獄絵図だった……)
ルアン(何人かはまだ辛うじて生きているけれど……ほとんどはもう、既に……)
ルアン(間に、合わなかった……)
黒髪のエピタフ「………だれ?」
ルアン「!! た、助けに……来たよ……」
黒髪のエピタフ「……たすけ……きてくれたの……?」
ルアン「うん……。もう……大丈夫、だよ……」
黒髪のエピタフ「…………うん」
◆
19 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/03(土) 21:56:03.94 ID:par6PRyz0
―ルアンの工房
ルアン(その日助けることができたのは、ほんの数名だけ……)
ルアン(そして私たちが助けた数少ない人造種も、虐待の後遺症に苦しんで……辿る未来はほとんどが初期化か安楽死だ……)
ルアン(どうして。どうして、こんなことになってしまうの)
ルアン(あの子たちが、一体何をしたっていうの)
ルアン(苦しむ為に生まれてきたとでも言うの……)
ルアン(そんなの……そんなの……)
ガチャッ
黒髪のエピタフ「……ルアン」ヨタヨタ
ルアン「あっ……。か、体はもう、平気……?」
黒髪のエピタフ「うん……」
ルアン「良かった……」
黒髪のエピタフ「……わたし、これからどうなるの……?」
ルアン「……それは、あなた自身が決めて良いの。どうしたいか決まるまでは、ここにいても大丈夫だから」
黒髪のエピタフ「…………うん」
ルアン(そのエピタフの子は……少し、不思議な雰囲気を纏っていた)
ルアン(救難信号を発していたのもこの子だったようだ)
ルアン(……この子もいずれは、初期化か安楽死を選ぶのだろうか……)
◆
―深夜
黒髪のエピタフ「あ、ああ……いや……いやああああ!!!」
ルアン「どうしたの……!?」ガチャッ
黒髪のエピタフ「あ……ルアン……」ポロポロ
黒髪のエピタフ「みんなの……くるしみと、かなしみが……わたし、の……中で……」ポロポロ
ルアン(エピタフ特有の、記憶回収によるフィードバック……!)
ルアン(まして、この子が回収してしまったのは……自分と共に虐待を受け続けた人造種たちの、痛みの記憶)
ルアン(どれほどの苦しみだろう。人間である私には、想像も付かない)
ぎゅっ
黒髪のエピタフ「あ……」
ルアン「ごめんね、ごめんね……」
黒髪のエピタフ「……なんで、ルアンが謝るの……?」
ルアン「あなたたちを……助けて、あげられなかった……」
黒髪のエピタフ「…………うん。でも……」
黒髪のエピタフ「みんな……まだ、ここにいるよ……」
◆
20 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/03(土) 21:56:52.70 ID:par6PRyz0
―数日後
黒髪のエピタフ「……ルアン。わたし、決めたよ」
ルアン「あっ……。ど、どうするの……?」
黒髪のエピタフ「わたし……みんなを、助けたい」
ルアン「え……?」
黒髪のエピタフ「みんなの、かなしみに満ちた生を……終わらせてあげるの」
ルアン「そ、それは……。でも、生きたい子だっているかも……」
黒髪のエピタフ「……生きるのは、かなしいことだから。生きたいと願うこと自体が、既にかなしみに満ちているもの……」
ルアン「………そうかも、しれないけど……」
ルアン(彼女の申し出は、とても危険なものだった。言うなればそれは――人類への宣戦布告だ)
ルアン(しかし同時に――私はそれに大きく心を動かされていた――)
ルアン(私のせいで勝手に生み出され、無為に苦しめられ、終わっていったたくさんのリエム型の子たち……)
ルアン(あれと同じ悲劇は、この文明が続く限りきっと永遠に繰り返される……)
ルアン(それなら、いっそ――)
ルアン(ここで終わらせてしまえば――――)
◆
21 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/03(土) 21:57:27.18 ID:par6PRyz0
―深夜
旧ユリトー文明都市 ビル屋上
ヒュオオオオ…
黒髪のエピタフ「……ねえ」
ルアン「なあに?」
黒髪のエピタフ「本当に、いいの……? ルアンは……」
ルアン「うん。私が一緒の方がいろいろ便利だし融通も利くでしょ?」
黒髪のエピタフ「そうだけど……。そういうことじゃ、なくて……」
ルアン「……気にしないで。私だって、同じ気持ちだもの……」
黒髪のエピタフ「……ふふ。そっか……。じゃあ改めて、よろしくね……ルアン……」
ルアン「うん……! こちらこそ、よろしくね……! えっと……」
黒髪のエピタフ「……わたしも、名前決めた方がいい……?」
ルアン「そ、そうだね……。その方が、呼びやすいし……」
黒髪のエピタフ「んー……それじゃあ……」
エピカ「わたしは、エピカ」
エピカ「みんなを救う、かなしみの物語――」
――――
――
―
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/03(土) 23:40:52.39 ID:H058pcG6o
人間は愚か(諸行無常)
23 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/04(日) 00:30:13.70 ID:Etl8LQVj0
―11月3週 週末
ルアンの工房
ルアン『で、その後は大体想像が付くと思うけれど……二人で暴れ回って、大神殿をちょっとだけこじ開けて、文明を滅ぼしたの』
リアン(私は呆然としながら、その話に聞き入っていた)
リアン(なんとなく予想は付いていたけれど……古代ではやはり、人造種が虐げられていたそうだ)
リアン(黒髪のエピタフ……エピカちゃんのことを、責める気にはなれない……)
リアン(賛同はできないけれど……。本当に、どうしようもなかったんだ……)
リアン「その……ママは、今でも同じ気持ちなの……?」
ルアン『……どうかなあ。私は疑似人格だから、本人の気持ちはもうわからないけれど……』
ルアン『少なくとも、ルアンの記憶で形作られた私は……やっぱり、賛同しちゃうな』
リアン「そう、なんだ……」
アリム「……それなら、なぜわざわざわたしたちにその話をしたの?」ザッ
リアン&リエム「アリム(ちゃん)!」
アリム「心配かけたわね。もう大丈夫。ありがとう、リアン、リエム」
リアン「う、うん! 良かった……」
アリム「それで……もう一度聞くけど、なぜその話をわたしたちに? 黒髪のエピタフが復活した今、そんな情報をわざわざ流すメリットはないと思うのだけれど」
ルアン『あなたがアリムちゃんだね。あなたたちに話したのは……フェアじゃないと、思ったから』
リアン「フェアじゃ、ない……?」
ルアン『うん。私たちの時代は終わって、今は今の時代の文明や価値観が築かれているのでしょう? それなのに、昔の存在が昔の価値観のまま今の人たちを滅ぼそうとするのは、ちょっと違うかもって思ったから……』
アリム「理性的なのね」
ルアン『まあね。だからあなたたちに託したいのは、選択肢。今の時代や人々を見て、そこにあるかなしみに触れて……。滅びるべきか、そうでないか。今を生きるあなたたち自身が考えて、選んで欲しいの』
リアン「それなら……」
リアン「生きたいよ……! みんなと、一緒に……!」
リエム「わたしも……もっと、ずっと――リアンさまと、アリムと――皆さまと共に、生きたいです」
アリム「……わたしも、そうね。せっかくこいつらが繋げてくれた命だもの……」
ルアン『ふふ……。まあ、そうだよね。もしあなたたちに、死にたいとか終わらせたいなんて言われたら……あなたたちのママとしては、やっぱり悲しかったしね……」
リアン「あ、そっか! リアンちゃんとアリムちゃんを生んだのがママなら、私たち姉妹ってことにならない!?」
リエム「長女はリアンさま、末っ子がアリムということになります」
アリム「は、はあ!? 稼働年数はわたしが一番長いんだけど!?」
キャッキャ
ルアン『ふふ……。私、きっと……こういう光景が見たかったんだろうなあ……』
☆アリムの能力値が正常に戻りました
☆アリムがパッシブスキル〈会心強化〉(会心率+10%)を獲得しました
◇
リエム「以前リアンさまが釣り上げた記憶装置の修復も無事完了いたしました」
リアン「おお! 中身は!?」
リエム「……わたしの、入眠前のバックアップデータでした」
リアン「え、ええ!?」
リエム「わたし用のものですので既にインストールは済んでおります。リアンさまのおしめをお取替えしたことも思い出しました」
リアン「わわ……そういうのは思い出さなくて良いよお……///」
☆バックアップデータを取り込んだことにより、リエムの能力値が上昇しました
☆リエムがパッシブスキル〈献身〉(自分以外に味方がいる場合、全ステータス+1。親しい味方がいる場合は+2)を獲得しました。
24 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/04(日) 00:39:41.30 ID:Etl8LQVj0
―北側 渓流
リアン「た、ただいま!」
リエム「ただいま戻りました、皆さま」
アリム「……戻ったわ。二重の意味でね」
ルウェリア「……!! 良かった、無事で……!」
サーナ「ふふ、生きて帰ってくると信じておりましたわよ!」
ノルン「アリムちゃんも元気になったんだね……!」
アリム「ええ……。心配かけたわね……」
ダキッ
ルル「…………」
アリム「る、ルル……」
ルル「ぐすっ……。よかった。アリム、治って……」
アリム「……ええ。もう大丈夫よ」ナデナデ
ルル「……えぐ、ぐすっ……ふぇ……」グスグス
エンシァン「ふぅ……何はともあれ、いろいろ上手くいったようで良かったぞ」
シャーロット「ええ、本当に……。ルルちゃんからもらい泣きしちゃいそうよ……」グスッ
リアン(こうして今回の探索は、とても良い結果に終わった)
リアン(後で報告しなきゃならないことはいっぱいあるけど……)
リアン(今は、みんなで生きていられるこの幸せを……噛み締めよう……)
――踏破完了――
25 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/04(日) 01:19:06.40 ID:Etl8LQVj0
―学生通り
ワイワイ ガヤガヤ
エピカ「……」
エピカ「……人、いっぱい……」
エピカ「ここで一気に救済することもできる、けど……」
エピカ「あんまり目立ちすぎると……後で困るよね……」
エピカ「効率的にやるには……この時代について、勉強、しなきゃ……」
セルフレジ『イラッシャイマセ。商品ノばーこーどヲ読ミ取ッテクダサイ』
エピカ「…………」
エピカ「ばーこーど……?」
――――
――
―
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/04(日) 01:25:33.79 ID:dh/DHp+Wo
対人造種文化兵器セルフレジくん
27 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2023/06/04(日) 01:50:03.51 ID:Etl8LQVj0
―11月4週
教室
先生「言い忘れていたが、今週末は修学旅行だぞ」
生徒A「言い忘れることじゃなくない!?」
生徒B「先生マジうっかり過ぎてウケる〜!」
先生「うるさいぞ。ともかくお前ら、ちゃんと準備しておけよ。直前になってあれがないこれがないと焦らないように。では解散」
ワイワイ ガヤガヤ
リアン「修学旅行……。最近忙しくてすっかり忘れてた……」
ノルン「でも、修学旅行前にアリムちゃんの具合が治って良かった……!」
サーナ「それは本当にその通りですわ! アリムだけ置いてきぼりなんて寝覚めが悪いですもの!」
ルウェリア「うん、本当に……。ところで修学旅行の行き先ってどこだったっけ……?」
ノルン「行き先は――」
―次の遺跡発見率[0/500]
◆遺跡探索部メンバー
◇リアン (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+3、持続力+5)〈水の守り〉
◇リエム (魔導兵装:踏破力+4、戦闘力+6、持続力+4)〈献身〉
◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+5、戦闘力+3、持続力+2)〈不壊〉
◇サーナ (風の魔法:踏破力+3、戦闘力+5、持続力+2)〈飛行〉
◇ノルン (光の魔法:踏破力+2、戦闘力+4、持続力+4)〈聖域〉
◇ヒーティ (火の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+1)
◇エンシァン(掘削魔法:踏破力+4、戦闘力+4、持続力+4)〈貫通〉
◇シャロット(治癒魔法:踏破力+2、戦闘力+1、持続力+6)
◇ルル (土の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+5)〈防御強化〉
◇アリム (魔導兵装:踏破力+5、戦闘力+10、持続力+5)〈会心強化〉
☆現在の目標☆
・ルウェインを救出する
・魔鍵を追う
・エピカを止める
11月4週の行動です
↓1 修学旅行の行き先(島外でもOK。地名だけでなくざっくりした説明があると良いです)
↓2〜4 自由行動または発生するイベント 行動終了後、修学旅行編に移ります なお本日はここまで
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/04(日) 01:52:40.81 ID:dh/DHp+Wo
豪雪地帯のリゾート地(島外)
ウインタースポーツやガラス細工が有名
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/04(日) 01:53:42.89 ID:k7krtmtlO
リアン、修学旅行用の下着やパジャマを買いに行く
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/04(日) 01:55:24.38 ID:APMipgtH0
旅行先なら島外の観光名所
桜とか神社とか馬がいる大きな牧場とかいろいろ有名
イベントなら
アリム快気祝い&皆お疲れ様会 ノルン新作お菓子もあるよ
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/06/04(日) 02:45:46.23 ID:rlrk2ielo
皆で雪原を滑ったりしておおいに楽しもう
それぞれのヘタウマ度なんかも見たいね
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[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
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