【艦これ】龍田「私とあの人と……高雄と愛宕、とその他」

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448 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/12/31(日) 12:46:57.11 ID:IHPmymBw0

< それくらいが一番楽しい深さだとは思うのです >







提督「新撰組ってよく知らないんだけどさ」

阿賀野「阿賀野もよく知らなーい」

提督「結局最高の盛り上がりポイントはどこなの? 池田屋? 五稜郭? 」

阿賀野「抜刀隊の斬り込みじゃないの? 」

提督「それはたぶん斎藤一が好きな人であって新撰組に対しては割とシビアなんじゃないか」

阿賀野「そんなこと言ったら五稜郭とか蛇足じゃないの? 」

提督「知らん」

阿賀野「まぁ、阿賀野も知らないけど」

提督「俺の新撰組知識は基本『燃えよ剣』で終わってるからな」

阿賀野「まともな知識が年代と生死くらいしか無いじゃん……」
449 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/12/31(日) 12:50:21.89 ID:IHPmymBw0

< 割とアレンジ方面なら辛味もなんとかなる >







漣「辛味教徒の旗風くーん。これあげる」

旗風「教徒扱いを甘んじて受け入れても辣油教徒なんですけど……カレー? 」

漣「そそ。時々深夜に辛いもの食べたくなるから色々常備してんだけどさー」

旗風「辛過ぎて扱い切れなくなった、と」

漣「ダンボールで買っちまってねぇ……ただ食べ物粗末にするとキレる皆さん勢揃いなもんでねぇ……」

旗風「消費して、ってこと? まぁ、別に貰えるなら貰うけど」

漣「助かるーさ旗風」

旗風「はぁ」






漣「や、でもよく考えればだし汁で伸ばしてカレーうどんとかにすればよかったんじゃ」

叢雲「あなたそういうのが面倒でレトルト集めてたんじゃないの? 」

漣「うーん……こう、あげた途端惜しくなってきたというかね? 」

叢雲「お金なら幾らでも……というかあなたにまともな経済観念が残ってることに驚くわ」

漣「しっつれーな」
450 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/12/31(日) 13:07:32.62 ID:IHPmymBw0

< 来年の目標() >







提督「倦怠期なんてものを生まないようにする」

高雄「さすがにそれはネガティブ過ぎるのでは」

愛宕「というか、早過ぎ? 」

加賀「…………天ぷら、追加でいるヒト」

雲龍「私はいいです。……揚げてきましょうか? 」

天城「加賀さんたち朝から何食お蕎麦茹でました? 」

初月「分からん……本気で分からん。何度茹でたことか」

明石「私はこれだけでいいです、普通に」

叢雲「多くて二杯くらいよね普通」

漣「普通なんて要らねーぜ! 」

海風「普通の幸せは物凄く欲しいけどね」

江風「あのさ……」

Littorio「盛り下がるというか現実に突き刺される言葉ですね」

瑞穂「はぁ……もう今年も終わるのに」

Roma「終わるから、なんじゃない。知らないけど」

龍田「ふふ、来年の目標は

扶桑「いいから……更に場を凍らせなくて」

山城「酔ってるんですよ。いつもより飲み過ぎ」

阿賀野「よく分かるねそんなの」

能代「親友のことだから」

涼月「私はまだそこまでRomaさんのことを……あぁ、来年はもっと分かるように」

涼風「面倒臭いなぁ……目標を持たないのが、目標? 」

旗風「目指せ至高の辣油」

松風「それはそれで嫌な目標だな」

伊13「来年、も、平和で、穏やか、に……? 」

伊14「いけたらいいね。…………来年“ も ”が正しい表現かは諸説ある気がするけど」
451 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2023/12/31(日) 13:10:19.41 ID:IHPmymBw0

< 心にあるものはきっといつまでも同じ >







提督「さて……で、目標は? 」

愛宕「まだやるのそれ。……指輪を嵌めて誕生日デート? 」

高雄「割と普通に実現できそうね。……新婚旅行、なんてどうでしょう? 」

提督「あぁ、いいなそれ」

愛宕「海外、はちょっと難しい? 」

提督「やって見せましょうとも。重婚に比べたらよゆーよゆー」

高雄「でしょうね」

愛宕「そうねぇ。…………どこまで何まで実現できるのかなぁ。ちょっとそこは、怖いかも」
452 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2023/12/31(日) 13:12:10.79 ID:IHPmymBw0

今年は色々とこう目標に足りませんでした……
なので来年は500レスくらいが目標かなぁ、みたいな

時々稀に来る気がするので来年もよければよろしくお願い致します

ありがとうございました。よいお年を
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/31(日) 22:16:59.15 ID:I8Xw4eaL0
乙 来年もよろしくお願いします
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/31(日) 23:36:20.16 ID:2XAHlL8L0
おお年末更新ありがたや 来年も楽しみにしてますよいお年を
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/31(日) 23:46:35.14 ID:cuNqVICOo
お疲れ様です
ありがてぇ、拝んどこ

どうかよいお年を
456 : 【吉】 [sage saga]:2024/01/01(月) 19:26:21.94 ID:ROtEMWsz0

うーん……あんまりおめでたい新年ではないですけど……

2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……吉
2022年……凶
2023年……吉
2024年……?

本年もよろしくお願い致します
457 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/01(月) 19:27:18.54 ID:ROtEMWsz0

< 去年衝撃を受けたこと >








雲龍「あの人今まで生きてきてAVを一本通して観たこと無いらしいわ」

葛城「おい新年一発目の姉妹の会話」

雲龍「うん? 」

天城「しかも物っっっっっっっっ凄くどうでもいいですね」

葛城「どうせあれでしょ? 女の子といるときは最大限楽しむけど抜きたいだけのときは早く終わらせるに限るとかそういうやつ」

雲龍「いえね、抜く場面なんて大概同じなんだから総集編でいいだろもう……って物凄く疲れた顔で言われたわ」

天城「それは姉様が意味の分からないタイミングで訊いたか執拗く食い下がったからでは」

雲龍「二人で寝て起きた朝に訊いたわ。
どんなのが好き? っていうのを答えるまでコーヒー入れさせないって」

葛城「最低かこの女」

天城「仮に男性からそんなこと言われたらそのタイミングじゃなくても幻滅しません? 」

雲龍「あの人はあんなこと言わないし幻滅もしないから」

葛城「本気で最低どころか最悪だよこのクソ姉」

天城「何故この為体の女を変わらず想えるんでしょう……天城なら無理ですよ絶対」
458 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/01(月) 19:27:48.93 ID:ROtEMWsz0

< 何故? >







雲龍「と、言われたら勿論それは身体ね」

葛城「あのさぁ……」

天城「性格が龍田さんで身体なら姉様が好みに近いんでしたっけあの人」

雲龍「ようは身体だけの女なのね、私なんて」

天城「身体だけでも好みなだけマシでは」

葛城「そうそうマシマシ」

雲龍「あなたたち仮にも姉に対して随分と雑になってきたわね最近」

天城「姉様ですから」

葛城「雲龍姉ぇだから」

雲龍「あ、そう……」
459 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/01(月) 19:29:46.10 ID:ROtEMWsz0

< 朝食後に仮眠を取る元旦とは >







提督「え? 雲龍の好きなところ? 顔」

雲龍「照れるわ」

葛城「照れんな」

天城「即答されても困るのですけれど……身体ではなく? 」

提督「身体も好きだよ? これでいい? 」

天城「?? 」

愛宕「あの、ごめんなさいね、本当に疲れててよく分かってないの今。……酷使したのは高雄だけど」

葛城「まぁ、ある意味純度高いナチュラルではあるよね。頭回ってないんだから」

天城「…………」
460 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/01(月) 19:30:33.32 ID:ROtEMWsz0

< 跳ね回って遊んでいそうなのに >







雲龍「仕方無い……では今年らしい話もしておきましょうか」

葛城「や、別にそこまで求めてないけど……今年らしい? 」

雲龍「辰年でしょう? つまり私の年ね」

葛城「今年らしい? まぁ……そう? 」

天城「こじつけですけれどギリギリ理解は」

葛城「つーかじゃあ去年は? 」

雲龍「卯月? 」

葛城「や、この警備府で無理矢理にでもこじつけると」

天城「漣さんでは? 」

雲龍「なるほど」

葛城「確かに」

天城「はい。…………そういえばあの兎さん? お世話してるところ見たこと無いですね」
461 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/01(月) 19:31:59.82 ID:ROtEMWsz0

< 求ム! 情報! >







雲龍「天城」

天城「は、はい? 」

雲龍「触れてはいけない闇、というものがあるのよ、この世には」

天城「は、はぁ……」






漣「や、あの子艤装出さないと出てこないんすよ。出せば出てくるしちゃんと動くんすけど」

天城「?? 」

漣「で、まぁ、たぶん生命体だとは思います。……見ます? 」

天城「い、いえ、わざわざ艤装を顕現させる程ではないです」

漣「はぁ」

葛城「……まぁ、やっぱ触れちゃいけないものなのは確かだよね。なんなのか全く分からないし」
462 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/01(月) 19:33:06.80 ID:ROtEMWsz0

< 目標を立てて素直に成功した試しが >







雲龍「えー、と……では今年の目標は」

葛城「うーん……」

天城「目標らしい目標と言われると……」

雲龍「そう……私は

葛城「はいはい、下ネタ下ネタ」

雲龍「……せめて最後まで言わせて。下ネタだけど」
463 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/01(月) 19:34:25.31 ID:ROtEMWsz0

< 冷静に考えて行く必要性があるかは人次第 >








提督「えー、あー……神社行く人ー? 」

加賀「行きましょうか」

赤城「はいはい。元日に行けるなんて次あるか分からないですからね」

漣「うぇー……パスパス。施設内にあるじゃないですか神社なんて」

提督「お前はそう言うと思ってたよ」






提督「で、なんでお前らしか来ねぇんだよ」

加賀「皆腑抜けているのね」

赤城「まぁ、いいじゃないですか。マイクロバス出すのもだるいですし」

加賀「ええ。施設内だと甘酒だとかもありません」

提督「そういう問題かな。…………折角来てくれたしお年玉でもあげようかと思ったけど別に寄るとこも開いてねぇなそもそも」
464 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/01(月) 19:36:52.17 ID:ROtEMWsz0

うーん……大吉が出て一人だけ飛び跳ねるような状況じゃないですけど……
本気で吉ばっか出ますね。ある意味凄い気がします

2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……吉
2022年……凶
2023年……吉
2024年……吉 ← New !

改めまして本年もよろしくお願い致します
ありがとうございました
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/01(月) 20:07:24.96 ID:2hLJsh5M0
466 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/02(火) 15:06:50.20 ID:RIY6Rt0X0

< 原題は『3-HEADED SHARK ATTACK』です >








漣「あのですねぇ……今日が何月何日か知ってます? 」

提督「一月二日だった気がする」

漣「そっすね。……『トリプルヘッドジョーズ』とか今更観る日ですか?
なんかもっとこう楽しげな雰囲気且つ実際に楽しいもの観ましょうよ」

提督「や、なんか急に観たくなっちゃって。つーか二日は駅伝観た後他にすることが無い」

漣「物凄く色んなものに喧嘩売りましたよまた」

提督「例年通りだな」

漣「はいはい。……BSとかでもちゃんとした映画やってる筈なんだけどなぁ」
467 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/02(火) 15:13:59.70 ID:RIY6Rt0X0

< 冬は水泳、夏はスキーを、みたいなのが理想といえば理想 >







提督「まぁ、実際この後江風とラグビー観る予定はある」

漣「あぁ……野球とかサッカーと同じでご主人様しか興味無いから」

提督「野球とかサッカーは一応加賀とか初月とか涼風は観てくれるらしいぞ。
ちゃんとルールも分かるらしい」

漣「ほーん……むーちゃんってそういえばスポーツにはあんまり興味無さそうですよね」

提督「なんでだろうな。大概なんでも知ってるし楽しんでるのに」

漣「ビーチバレー大会とか水泳大会はかなり本気でやりますよね」

提督「ん……超人スポーツを自前でできるからか? 」

漣「漣がスポーツに興味無いのはそうっすけど」

提督「よく分からんな。…………この時期にやってもいいスポーツレクってなんか思いつくか? 」

漣「雪合戦」

提督「大湊の積雪知ってて言ってんのか」

漣「知ってるから言ったんすよ。なーんにもしたくないんで」

提督「あ、そう……」
468 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/02(火) 15:14:29.16 ID:RIY6Rt0X0

< 単語だけを吐かせてみるに >







漣「チェスで一番好きな駒は」

提督「クイーン」

叢雲「クイーン」

龍田「クイーン」

Littorio「クイーン」

高雄「クイーン」

漣「そりゃそうでしょうね。……言ってることは同じでも内包してるモノが違う気がするんだよなぁ……」
469 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/02(火) 15:15:29.05 ID:RIY6Rt0X0

< カタカナの単語も結構馬名に空目する >








江風「最近本気で馬の情報最優先でチェックしてる気がする」

海風「まぁ、遊んでる範囲ならいいんじゃない。趣味のレベルで収まるなら」

江風「ン。……でさ」

海風「? 」

江風「飛騨地方がどうのって文字列を見てて」

海風「?? うん」

江風「飛騨の“ 騨 ”が馬単に見えてきてもう駄目だと思った」

海風「……?? 」
470 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/02(火) 15:16:34.15 ID:RIY6Rt0X0

< 割と真面目に初めて知りました >







阿賀野「本っ当に害悪だよねネットとかテレビとかラジオとか各種メディア。
マスゴミ扱いも納得の凶悪さ」

能代「……加賀さんの周囲限定じゃないの? 」

阿賀野「今度は何? 三日とろろ? 恵方巻並に一応は広範囲に定着させてからにしてよもう……」






加賀「福島や栃木の風習らしいですね。あとは愛知の一部だとか岐阜」

提督「ほーん……まぁ、悪かないけど俺千切りの方が好きだなぁ」

赤城「実は割と私も。…………風味に欠けるからと言われて手ですり下ろすというのも中々愉快でしたねぇ」
471 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/02(火) 15:17:47.84 ID:RIY6Rt0X0

< あらゆる美食を持ってこい >






赤城「ちなみに今日はその三日とろろなる風習のために長芋でしたけど」

提督「? 」

赤城「山芋の場合は出汁で伸ばすじゃないですか。
なので最初から出汁と一煮立ちさせてハンドミキサーを使うと早くできるらしいです」

提督「なるほど……今年一番ためになったわ」

加賀「では来週辺りそれを試しましょうか」

赤城「ええ」

提督「いいんじゃない」






初月「よくやるよまったく……食にかける情熱を他の生産的なものに活かせないものなのか」

涼月「それはもう加賀さんじゃないから……うん……」
472 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/02(火) 15:21:34.59 ID:RIY6Rt0X0

< それだと思い付きに対応できないので >






阿賀野「というか調べてみたら山芋でもいいんじゃん三日とろろ……赤城さんが言ってるやり方なら楽だったのに」

能代「って言ってもすり下ろしたのは殆ど加賀さんと赤城さんだし……」

阿賀野「そうだけどそうじゃなくて阿賀野今日の夜の食事当番なの。
長芋メインのおかずにしようと思ってたのに」

能代「あー……まぁ……それはそれは」

阿賀野「そりゃまぁなんでか長芋沢山用意されてるなー?
残っちゃったのかな? って感じでメニュー決めたけども! 」

能代「このために用意してたんだね加賀さんが」

阿賀野「まったく……報連相はしっかりするのが軍人ってものでしょ? 」






能代「と、いうことで余ってるホワイトボードください」

愛宕「思い付いたメニューを書き込むのね。分かった」

扶桑「本格的に食堂みたくなってきたわね」

山城「ええ。……ここまでするんなら最初から一週間のメニュー決めればいいのに」
473 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/02(火) 15:22:28.77 ID:RIY6Rt0X0

< 髭面でも許される職に就きたい >







高雄「思ったんですけどね。……あぁ、年始の気の迷いで」

提督「うん? 」

高雄「キスをしても痒くならないくらい髭を伸ばしてみるのはどうでしょう? 」

提督「うーん? 」

高雄「こう、ふさふさ、という感じで」

提督「まぁ、嫌ではないけど……や、どう? 似合いそう? 」

高雄「しっかりと整えれば。私は結構好きですよ、男性の髭」

提督「そう? 割と珍しい感想だね、この国だと特に」

高雄「かもしれませんね」

提督「うん。…………軍人やめて自営業になったら伸ばしてみようかなぁ」
474 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/02(火) 15:24:10.27 ID:RIY6Rt0X0

< 絵心がある人羨ましいです >







天城『姉様、明日は書き初めでもしたらどうです』

雲龍『書き初め』

天城『書き初め。……絵でもいいらしいですよ。元の意味は知りませんけれど』

雲龍『ふぅん……描くならやっぱり辰かしら』







雲龍「と、いう流れがあったから描いてみたわ。どうぞ使って」

提督「使ってって言われてもなぁ……年賀状なんてもう出してるよ俺」
475 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/02(火) 15:25:45.25 ID:RIY6Rt0X0

< 情緒を大切にといえば聞こえはいい、かな? >








天城「使ってしまうんですか? 折角描いたのに」

雲龍「キャンバス用意して描くのなんて面倒だったし……年賀状って失敗できないから楽しかったわ」

提督「っても個人的なものなんてもう少人数相手しかやってねぇし。
公人としてのやつも予想外のやつは四、五人だろうし……雲龍ちゃん」

雲龍「うん? 」

提督「天城に出してやれよ。ちゃんと使えるし手元に残るぞ」

雲龍「なるほど」

天城「それなら天城も出さないといけませんね」

提督「まぁ、在庫は割と沢山あるから勝手に使ってくれ」






葛城「で、私が写真撮られてるらしいよ」

瑞穂「はぁ……」

天城「ふふ、天城は姉様みたいにしっかりしたイラストなんて描けませんし。
一度家族の写真を使ったお年賀というのもつくってみたかったんですよ」

初月「僕も殆ど使ってなかった私物のプリンタを使えて満足だよ」

涼月「ふむ……家族写真の年賀状……なるほど」

涼風「…………これ結局何人が何人に出すことになるんだ? 」
476 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/02(火) 15:26:49.91 ID:RIY6Rt0X0

< 返さなくていいなら沢山欲しい気もする >







Roma「年賀状……? 」

Littorio「出してみる? 涼月はRomaに送るみたいだけど」

Roma「郷に入りては、とはまた違うような……どうしましょうか」

Littorio「一応何枚か貰ってきたけれど」

Roma「イラストか写真か、という感じなのよね」

Littorio「あの人が軍人として使った物の余りだから元々イラストを印刷したものもあるわ」

Roma「私はそれでいい。ようはコメント部分が大切なのでしょう? 」

Littorio「たぶん。……Littorioにも送って? Littorioも送るから」

Roma「はいはい」






漣「郵便局の人は奇っ怪な現象だと思うでしょうなぁ」

叢雲「今更よそんなの」

漣「まぁね。……むーちゃん頂戴? 漣は面倒だから出さないけど」

叢雲「あなたね……」
477 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/01/02(火) 15:27:17.01 ID:RIY6Rt0X0

ありがとうございました


478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/02(火) 17:24:26.82 ID:qHRsOElr0
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/03(水) 23:11:48.83 ID:iXGtlYIlo
お疲れ様です
480 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/03(水) 23:31:55.46 ID:PxLzYa750

< spicy new year >








江風「? 何つくってンですそれ」

加賀「これ? ビリヤニ」

江風「ビリヤニ? 」

加賀「インドのお料理ね。知らない? 」

江風「珍しく知ってるけどそういうことが言いたいンじゃない」

加賀「? 何? 」

江風「今日、まだ三日だぜ? 割とまだおせちとか雑煮食べる日だぜ? なンなら昨日食べたとろろは今日だろ」

加賀「?? どれも食べたでしょう? 」

江風「いやいやいや、そうじゃねぇだろ……」
481 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/03(水) 23:32:43.83 ID:PxLzYa750

< あくまで軽口として >








漣「ねーねーご主人様ー」

提督「ほら来た。よく昨日は耐えたな」

漣「ほえ? 」

提督「どうせあれだろ? 不謹慎なこと言いたい気分でしょ? とか言いに来たんだろう? 」

漣「よく分かってるじゃないですかさすが調教済み」

提督「あのな……」
482 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/03(水) 23:33:42.67 ID:PxLzYa750

< ※ 素面です >







漣「まぁ、ご主人様何故か知りませんけど割と人の心持ってるんでたぶん何も言いませんよね」

提督「君は何故そんな失礼なの」

漣「漣とご主人様の仲じゃないですかヤダなー」

提督「なんだお前……」
483 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/03(水) 23:39:06.70 ID:PxLzYa750

< サブカル、中二、オタク…… >







漣「つってもまぁ……すげー始まりの年っすね」

提督「それはそう」

漣「やっぱニート最強? 自宅が揺れたりしたらどうしようもありませんけど」

提督「寧ろキャンピングカーとかで全国回ってた方が身軽に生きていけるんじゃないか」

漣「別に身軽だから生き残れるわけでも無ぇと思いますけど」

江風「クリティカル・イレブンミニッツとか知らなくていいことを知ってしまったしな」

漣「ん? まぁ、そうだね」

加賀「え、あなた知らなかったの? 」

江風「だって江風航空機飛ばせないし。
“ ヒコーキを飛ばせるヒトの会 “なるLINEグループのヒトは皆知ってンの? 」

加賀「知っていると思うけれど……まぁ、そう言われると分からないわね」

江風「だろ? 」

漣「漣は知ってたけど」

提督「俺、一応高級軍人だぞ。知ってるよそりゃあ」

加賀「む、むむ……」

江風「…………江風が馬鹿ていいンだけどこーいうのと比べるのはやめてくれねーかな、さすがに」
484 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/03(水) 23:40:28.11 ID:PxLzYa750

< まだ、まだ軽傷な筈 >








雲龍「吐いた唾は呑み込めない……ふむ」

葛城「はいはい下ネタ下ネタ」

雲龍「はいはいスルーしていいわ。……この諺を考えた人ってきっとちゃんとキスをしたこと無かったのね」

天城「寧ろ渡した筈のものを舌で注ぎ返されてもそれは違うモノ、という上級者だったのでは」

雲龍「……ハッ。私、私が間違っていたわ」

葛城「…………天城姉ぇは新年三日目でもう壊れるの?
それ年に二、三回のショック事案じゃなかった? 」
485 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/03(水) 23:41:30.59 ID:PxLzYa750

ありがとうございました




486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/03(水) 23:47:10.78 ID:uZZS97QGo
激動の新年ですね
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/04(木) 03:15:30.98 ID:cx8MWw1Xo
488 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/04(木) 19:30:39.77 ID:ZTAjXOvM0

< 認定団体は本人以外の誰か >








漣「雲龍さんって嗜好ダダ漏れどころか積極暴露していく頭スカスカピンクだけどさ」

叢雲「まぁ……そうね」

漣「実はこう、具体的な嗜好? 好み? 実際の状況? みたいなのはあんまり聞かない気がする」

叢雲「はぁ? 」

漣「なんてーか……乳首だけでイける、とかそういうの」

叢雲「…………それはあいつも関わってくるからじゃないの?
希望は割とぶん投げて拒否られたりしてるけどあいつの嗜好そのものの暴露とかは極力しないようにしてるんじゃない? 」

漣「なるほど……ご主人様検定五段に加えて雲龍さん検定三級もあげちゃう! 」

叢雲「いっらな……」
489 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/04(木) 19:31:32.98 ID:ZTAjXOvM0

< 寧ろ胸を張って >








漣「ちなみにご主人様検定は愛宕さんと高雄さんがそれぞれ三段だよ」

叢雲「私の方が上なのね……要らない」

漣「漣は四段」

叢雲「あなた割とそういうところ素直よね。……天城と葛城の雲龍検定は? 」

漣「どっちも初段くらいかな。ご主人様は二段」

叢雲「判定ルールが全く分からないけどなんとなく納得はできる気がする」

漣「あと漣検定はむーちゃんが五段で最上位だよ? 」

叢雲「あ、そう……あなたそれ言ってて恥ずかしくないわけ? 」
490 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/04(木) 19:33:50.65 ID:ZTAjXOvM0

< 自分さえ泥を被れば……を禁じられる >







提督「君たしか去年にさ」

漣「はい? 」

提督「キャンパスライフを経験したかったとかなんとか言ってなかった? 」

漣「言った記憶はありますね。むーちゃんとのムームーライフの方が大事ってことで無理矢理諦めましたけど」

提督「俺は物凄く高校生になりたくなってきたよ、最近」

漣「JK年代の肌が恋しくなったので? 」

提督「違う。…………責任ってしんどいなぁ、って」

漣「結婚したんでしょうが……や、だからかもしれませんけども」
491 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/04(木) 19:34:43.96 ID:ZTAjXOvM0

< しかも殆ど無表情で目線も合わせずに >








雲龍「私、兎さんなの」

提督「卯年は去年だろ……おい」

雲龍「スキンシップ、怠ると、壊れる」

提督「いやいやいや……おい……」

雲龍「構って、くれないと、死んじゃう……」

提督「知ってる。…………あのね」

雲龍「何? 注文の多い男は好かれないわ」

提督「そうだね。……………………生の人参持ってキッチンで戯れられるとは思わなかったわ。
平服にバニーの耳だけで料理ってなんなんだよ」
492 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/04(木) 19:35:36.20 ID:ZTAjXOvM0

< いや、そりゃ自由ですけども >








雲龍「荒地の魔女が新手のマゾに聞こえたわ」

天城「姉様のお耳は特別製ですものね」

葛城「新年から姉妹で『動く城』っていうのはどうなの? 」

天城「うん? 」

雲龍「ん? 」

葛城「何? 」

天城「『ハウル』を“ 動く城 ”って言うヒト初めて見ました」

雲龍「ホットケーキミックスをホケミって言ってそう」

葛城「? 言わない? 」

雲龍「言わない」

天城「?? 言いません? 」

雲龍「???? 」
493 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/04(木) 19:36:16.17 ID:ZTAjXOvM0

< ちなみに『おかあさんといっしょ』は“ おかいつ ”らしいです >








雲龍「リスケジュールをリスケって言ってそう」

天城「そもそもリスケジュールなんて単語使いませんし」

葛城「使わないよね」

雲龍「そう……『ラピュタ』も“ 天空の城 ”って言うの? 」

葛城「言わない」

天城「言うわけ」

雲龍「ふぅん…………なんだか微妙に気持ち悪いわね。法則性がズレてる感じっていうか」
494 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/04(木) 19:38:53.93 ID:ZTAjXOvM0

< 適正な意味で自分が観ることが無いとしたのならば >







葛城「でも凄いねこれ。“ おかいつ ”で検索してもちゃんとトップに出る」

雲龍「へぇ……」

天城「……世の中自分の知らない世界はあるものですね」

葛城「そうだね。…………番組名チョイス出したの雲龍姉ぇじゃん。
ちょっと傷付いた理由は分かるけどなんで物凄く嫌そうな顔私にするのさ」
495 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/04(木) 19:39:30.30 ID:ZTAjXOvM0

< 天赦日×一粒万倍日 >









江風「ってやつを今年は調べてみたンだ。最高に運の良い日」

海風「完璧に競馬中心の考え方だよねそれ」

初月「大丈夫かお前」

江風「年間収支プラスなンだからよゆーよゆー」

初月「あ、そう」

海風「で? その最高の吉日は? 」

江風「一月一日、三月十五日、七月二十九日、十二月二十六日、らしい」

初月「もう一個終わってるじゃないか」

江風「しかも雑に調べた感じ特に重賞レースとかは登録されてなかった」

海風「駄目じゃん」

江風「今年もテートクがどっかしら連れてってくれるだろ。
その日にお願いして現地に行けばいい」

海風「あ、そう……それ、本末転倒じゃない? 」
496 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/04(木) 19:40:27.33 ID:ZTAjXOvM0

< 故郷を離れているからこそ >







秋雲「さっきなんとなく歩いてて聞いた話で思わず笑っちゃったんだけどさ」

時雨「うん? 」

秋雲「“ 恵方巻なんぞ要るかよ……元は全国的イベントじゃねぇだろ…… “って厨房の人が言ってたの」

時雨「まずまずその通りだと思うよ僕は」

秋雲「まぁ、自由だけどさ風習慣習なんて。……でさ、なんか毎年食堂で出すのがだるいって話だったんだけど」

時雨「だろうね。僕もよくあんなにつくってくれるなって思うよ」

秋雲「もう一人の……たぶん上長なのかな? みたいな人にさ、
“ じゃあ芋煮会なんて要らねぇよな。地元の風習だもんな “ って言われて」

時雨「うん」

秋雲「ガチ泣きしてた。“ ここであれやるのが生き甲斐なんです “とか言って」

時雨「ん、んんっ……? 」
497 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/04(木) 19:43:34.65 ID:ZTAjXOvM0

< 意味が無いとはとても言えませんが >







提督「交礼会か……だる……軍人を来賓にするのなんかやめちまえよ」

愛宕「毎年行ってるんだから慣れてるでしょう」

提督「おっさんおばさんと中身の無いお話することに慣れたらお終いだと思うよ俺」

愛宕「はいはい。……降霊会に聞こえない? 霊を降ろすやつ」

提督「あぁ、でもそっちの方が楽しいと思う」

愛宕「おじ様おば様何百人と一緒に霊を降ろす会って絵面がもう面白いわぁ」

提督「既に何らかの悪霊に取り憑かれてる可能性すらあるな。
…………まぁ、悪意を持って見ればもう金に取り憑かれてると言える気はするけども」
498 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/01/04(木) 19:44:44.99 ID:ZTAjXOvM0

リアル神社でも吉でした。三年連続です

ありがとうございました



499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/04(木) 22:07:39.49 ID:nJdhSJxQ0
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/01/05(金) 08:36:43.34 ID:gHlPVvIEo
お疲れ様です
501 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/07(水) 22:39:29.36 ID:UKQHYb1J0

< と、いうようなことがあった() >








阿賀野『今年は閏年なわけですが』

提督『あん? 』

阿賀野『来年の豆撒きは二月の二日だよー。三日じゃないからねー』

提督『2021年に百二十四年振りの二日節分ってニュースは見た気がする』

阿賀野『ちなみに1984年が直近の四日節分ね』

提督『あれだろ? どうせこの行事の元は大陸からって話だろ? 』

阿賀野『え、いや、違うけど』

提督『ほんとー? 』

阿賀野『ほんとほんと阿賀野ウソ吐かない』

提督『じゃあ節分の元になった追儺の成り立ちについてむーちゃんからいただいたありがたい講義の話でもする? 』

阿賀野『絶対ノーセンキュー』

提督『そんな酷い。……なぁ? 』

叢雲『いや……それを私に振られても』
502 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/07(水) 22:41:28.65 ID:UKQHYb1J0

< だからこんなことが……() >








提督『ちなみに今日はでん六豆を沢山用意しておいたぞ』

叢雲『あんたいつから山形県民になったのよ』

提督『美味いじゃんこれ』

阿賀野『あ、阿賀野でん六の公式フォローしてるよ? 』

叢雲『なんなのよあなたも』

阿賀野『鬼は〜そとっ!福は〜うちっ!豆は〜くちっ! だってさ』

提督『あ、そう……』

叢雲『…………』

阿賀野『…………』

提督『…………豆ってあれだな、蟹とかと同じで段々無言になっていくよな』
503 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/07(水) 22:43:20.89 ID:UKQHYb1J0

< 回想回です、きっとそう >








阿賀野『年取り豆なんてちゃんと守る気無いけどさ、あなたが一番食べられないよね』

提督『そこは戸籍準拠にしろ』

叢雲『私二十二個しか食べられないじゃない』

阿賀野『阿賀野は二十三個』

提督『加賀ちゃんも二十四個ね』

加賀『ここに新たな鬼が生まれても良いのなら』

阿賀野『豆が食べたくて生まれる鬼って何さ』

叢雲『一応鬼って丑寅の刻……まぁ、深夜ね。それくらいに訪れてくるらしいけど』

加賀『そう……ではその時間、待ってますね』

提督『い、いやおい、おい……待ってるってなんだよ……お前から来るんじゃないのかよそこは』
504 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/07(水) 22:45:05.00 ID:UKQHYb1J0

< 比喩の傾向 >







提督『でもあいつ鬼になってくるらしいけど確実にアホ程豆食った後だよな』

叢雲『そこを今更言われても』

阿賀野『あなたが金棒で退治すればいいんじゃない』

提督『そうだね。…………阿賀野……? 』
505 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/07(水) 22:48:06.69 ID:lfCtuNwe0

< 食べ物に値できる存在っている? >







提督『つーか表現は兎も角として男はベッドでは強くありたいもので……』

阿賀野『きゃー、聞きました奥さん? ベッドでは鬼になるんですってよこの方』

叢雲『恐ろしいものね……ケダモノと化け物の交わりなんて』

阿賀野『今のうちに豆ぶつけて弱体化させておきましょーか? 』

叢雲『いっそ福茶ぶっかけてやったら? 』

阿賀野『それは勿体無い。食べ物を粗末にするのは……とかじゃなくてこの人に対してお茶そのものが』

叢雲『それもそうね』

提督『あのね……』
506 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/07(水) 22:49:47.59 ID:lfCtuNwe0

< き、気持ちと文化が大事だから…… >








提督『つーかあいつでん六豆の袋手に入れて消え去ってったぞ』

叢雲『大豆製品ならもういいでしょう、とか言って大福つくってた愛宕のトコじゃない』

阿賀野『え? 愛宕さんは大福なの? 赤城さんはきな粉餅にするって言ってたけど』

提督『節分、豆撒きとは一体』

叢雲『Littorioはこれも豆ですしね、なんて言ってコーヒー豆でスイーツつくってたわ』

提督『なんでもありかあいつら』

阿賀野『あなたからしてでん六豆用意してるじゃん。
……この分だと誰か一人でもまともに節分やるのかなぁ』
507 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/07(水) 22:52:01.28 ID:lfCtuNwe0

< それで愉快になれるのならば >








提督『そういうのは加賀か赤城に頼め』

叢雲『一応何昔か前の流儀だと家長がやるものだったんだけど』

提督『めんどくせぇ……大体今時家長も何も無いだろ』

阿賀野『名実共にボスだと思うけどなぁ』

提督『じゃあイベントごとはボスの指示に従え。
……柊鰯と節分お化けと鬼の十三月と目籠とカワラケ割やってこい』

阿賀野『まずどれ一つとして分からないんだけど』

叢雲『来年から頼むわ、節分大臣阿賀野』

阿賀野『要らない肩書き……絶対三人とも来年忘れてるよね』

提督『ん……まぁ、な』

叢雲『あなたが覚えてなさいよ、大臣』

阿賀野『はいはい来年の阿賀野頑張れー。……よくもまぁ節分の話でここまで二転三転するよ』
508 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/07(水) 22:54:24.77 ID:lfCtuNwe0

< 心からそう呼ばれるのならば否やは無いけれど >








提督『…………』

叢雲『…………』

提督『…………』

叢雲『…………』

提督『…………来年も俺たち一緒にいられるかな? 』

叢雲『あんた次第でしょそんなの。……気付いてるでしょう?
最近の阿賀野、あんたのことあなた呼びしてきてるわ』

提督『て、提督さんとかいう肩書きでも役職でも無い呼び方に違和感覚えただけだろ……うん。
それか史学仲間としての純粋な親愛? 』

叢雲『明確に区切り付けられた分色々とどうでもよくなったのかもしれないわよ』

提督『やっべーなそれ』

叢雲『割と盛大にやばいと思うわ。
…………私も今日から下の名前にさん付け、なんてして差し上げましょうか? 』

提督『勘弁してくれ……』
509 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/07(水) 22:56:32.38 ID:lfCtuNwe0

< 歳、重ねて >







提督『さ、さーて……ここは柄じゃないけど節分イベント消化してくるかな』

叢雲『はいはい。頑張んなさい』

提督『君もやるんだよ? 』

叢雲『嫌よ面倒臭い』

提督『鬼の十三月だけだから。すぐ終わるから』

叢雲『じゃあそれやる意味あるわけ? 』

提督『そりゃあるよ。いつまで叢雲たちと今の俺やってられるかなんて俺にも分からないからね』

叢雲『はいはい。…………いつまでも続け、と思いつつあんたの幸せ考えるとそんな無責任なことも……』
510 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/07(水) 22:58:15.77 ID:lfCtuNwe0

< ここからは“ 今 ”です() >








雲龍「私の影武者をする人は大変よね」

葛城「アホな言動的に? 」

天城「身長、体格、運動神経、それから最低でも絵画や一輪車のセンスが要求されますね」

雲龍「胸にどれだけの詰め物をすればいいのか見当も付かないわ。
兎に角胸の大きな外国人女性を連れてきてヒールで誤魔化しつつ脂肪吸引と整形と教育を施さないと」

葛城「……」

天城「……」

雲龍「? 」

葛城「……やっぱアホな言動が一番難度高いんじゃない? 」

天城「……そうですね」
511 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/07(水) 23:00:37.01 ID:lfCtuNwe0

< さて、どんなポーズを? >








愛宕「ねーねー」

提督「うん? 」

愛宕「☆ 」

提督「?うん? 」

愛宕「❤︎ 」

提督「うん」

愛宕「♪ 」

提督「うん」

愛宕「♫ 」

提督「うん。……何これ」

愛宕「新妻のポーズ集お試し版だけど? 」

提督「完全版だとどうなるんだ? 」

愛宕「あなたの想像力の分だけ収録内容が増量されるわ」

提督「随分R18に偏った製品だね」

愛宕「ふふ……」

提督「うん」

愛宕「…………」

提督「…………? 」

愛宕「…………❤︎❤︎❤︎❤︎ 」

提督「?! 」
512 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/07(水) 23:02:05.95 ID:lfCtuNwe0

< 味と酔いのバランスを求めて >








提督「妙に味の薄いプライベートブランドのウイスキーに炭酸をぶち込んで普通に美味しい缶の濃いハイボール入れてとかやったなぁ」

漣「それ、美味いんです? 」

提督「見事な不協和音となって謎のアルコールが誕生してたよ」

漣「端的に言って、アホでは? 」

提督「学生ってのは無駄な努力に熱中しようとするもんなんだ……」
513 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/07(水) 23:06:22.51 ID:lfCtuNwe0

< 笑い話の中で、噛み締めて >







愛宕「まぁ、でも実際問題レストランとかスーパーとか食べ物関係よくやるわよねぇ」

高雄「はい? 」

愛宕「私それなりに自分の技術にも舌にも自負はあるけどぉ……身内かつ化け物の皆さんだから安心してお出しできてる部分があるのよ」

高雄「えー、と……お肉に火が通っているかだとかそういう意味で? 」

愛宕「ええ。だから本当はあの人に食べてもらうときって怖いときもあるのよ」

高雄「そんな心配したことも無い」

愛宕「高雄はいい意味で傲慢だから。……人間って、簡単に、死ぬじゃない」

高雄「それは……そうね」

愛宕「ま、鶏肉の火の通りが甘くても精々お腹壊すくらいでしょうけど……でも、怖いのよね」

高雄「あなた、優しいから」

愛宕「臆病なだけよ」

高雄「他人の為に臆病になれることを優しさって言うのよ」

愛宕「ふふ、柄に無く詩人ね。ディケンズみたい」

高雄「それ、今日が誕生日ってネットで見たから適当に言ったでしょう? 」

愛宕「ええ。ディケンズ大好きなあの人を思い出しながら」

高雄「それはそれは。……………………幸せを喪う恐怖も、きっと、得難い、モノなのね」
514 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/07(水) 23:08:11.38 ID:lfCtuNwe0

< 私があなたを愛している、という認識 >








高雄「まぁ、でも、ええ…………そういう意味の範疇なら……そうね、私もあの人と寝るときは少しだけ、怖いわ」

愛宕「うん? 」

高雄「未だかつてそんなことは無いけど……もし、私の意識が無いときにあの人の顔を腕で潰したり、なんて」

愛宕「睡眠時の事故なんて聞いたこと無いわ。
私たち“ 艦娘 ”としての睡眠時ないし無意識下でのデータがどれだけあるか知らないけど」

高雄「でも、怖いのよ。だって、意識と理性と…………えーと、愛で止められる状況に無い獣だから」

愛宕「おねーちゃんは心配症ねぇ〜」

高雄「同じことを、あなたにも」

愛宕「ふふ……そうね」

高雄「ええ」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「…………愛って、尊いのね。化け物の成れの果てにとっても」

高雄「ええ。…………だから、愛って、せめて納得するために自ら表すんでしょう? 」
515 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/07(水) 23:10:49.73 ID:lfCtuNwe0

< カオ >








あきつ丸「最近なんとはなしに気付いてしまったのだが」

鈴谷「んー? 」

あきつ丸「時雨が大湊の少将と電話をしていると、な」

鈴谷「うん」

あきつ丸「所謂……あぁ、秋雲に浸透させられた言葉だが」

鈴谷「ん」

あきつ丸「……“ 雌顔 “というやつをしているのであります。
声音も極端に優しく優しさでいえば同等くらいの姉妹に対するよりもこう……ねっとりしている」

鈴谷「…………」

あきつ丸「…………? 」

鈴谷「…………あきつちゃん、それ、自分がしてないって自信持って言える? 」

あきつ丸「……………………」
516 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/02/07(水) 23:13:29.01 ID:lfCtuNwe0

お久し振りです

完璧に余談なんですが今回の前半みたいに時期を逸したものが大体八年分くらいあります
それもオリンピック期間だとかワールドカップ期間だとかの
消してしまうのもなんとも言えないんですがどうしたものでしょうね

ありがとうございました

517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/08(木) 16:32:43.55 ID:VMoMxbC90
518 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/28(水) 22:27:43.50 ID:6hELfUeX0

< 自分が自分として愛を紡ぐ為に >








提督「割と真面目な話……えーと……良い面も悪い面もあるんだけど」

愛宕「うん? 」

提督「若い頃から比べれば大分……や、凄まじく性欲が減退してる気がする」

高雄「はぁ。……基本毎晩誰かと褥を共にするのが基本、大体週四日は、あー……挿入れる、それで減退したと? 」

愛宕「私たちはまぁあなたが継いできた遺伝子と努力と欲望に感謝すべきね。
減ってそれなら早々不満なんて覚えないでしょうよ」

提督「君らに嫌われる、飽きられる、とは思わないようにしてるけども……その辺男は気にするものなんだよ」

愛宕「まぁ? 私たちが人間になれたら性欲が増すのは三十代後半から四十代らしいし?
その辺りで頑張ってくれればいいんじゃない? 」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………明石呼んでこい明石。俺の男としての尊厳の為には高雄の防波堤になることも辞さない」

高雄「え、いや、あの……えぇ……? 」
519 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/28(水) 22:28:45.77 ID:6hELfUeX0

< 色んなものわわカットした挙句 >








提督「俺別にガンダムオタクじゃないし実際に無重力経験したこと無いんだけどさ」

漣「はい? いや、まあ、そりゃそうでしょーよ無重力なんて」

提督「地球の重力下にあるおっぱいが一番重みを感じられる気がする」

漣「…………」

提督「…………? 」

漣「……………………そりゃそうですけど、アホ? 」
520 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/28(水) 22:31:22.71 ID:6hELfUeX0

< 味九割感情一割未満 >








加賀「臓物……腑……あぁ…………ください、お願いします」

提督「この会話録音してたら意味分かんねぇな。……ほら」

加賀「あなたが私の神よ」

提督「頭おかしいのかお前。…………昼過ぎからモツスープつくって感謝されるのってどうなの? 」
521 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/28(水) 22:32:11.38 ID:6hELfUeX0

< 食べたかったので >









海風「モツを食べてニキビ予防になるらしいのですが」

提督「え、マジか、え、どこ? 」

海風「は? 」

提督「どこ? どこできてる? 見えないとこだろ? 」

海風「えぇと、いえ、あの……女の話です」

提督「???? 」

海風「???? 」

提督「…………えー、と、え、うん? 」

海風「単純にモツの油を落として、という話ですよ」

提督「そっか。…………モツ鍋の時間じゃあぁぁぁぁっ! 」

海風「ありがとうございます。…………私、これでいいのかな? 」
522 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/28(水) 22:34:04.19 ID:6hELfUeX0

< 悪口雑言を投げる程の相手ではない、という程度の親愛 >








旗風「辣油!!!! 」

提督「もう一回つくってる側から辣油装備か君。
…………ごま油多めに垂らすからその辺考えで選んでこい」

旗風「はいっっっっ」






提督「はいどうぞ。…………あいつ料理人としての俺信頼してるくせに普段の俺は信用してねぇんだな」

松風「えっと、あの……ごめん? 」
523 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/28(水) 22:37:04.89 ID:6hELfUeX0

< 実利と、それ以外と >








夕立「ステーキ……ステーキ食べたい! レア! 血が滴るやつ! ドロッドロでいい! 」

時雨「その辺の野良犬狩ってバーナーで炙ればいいんじゃない」

夕立「夕立が可哀想でしょうが! 」

時雨「野良犬に対する慈悲は無いのか。……血抜きできるヒトー? 」

あきつ丸「できるか馬鹿」

鹿島「嫌悪だとかではなく技術の問題ですね」







『あぁら……できないの? まぁ、私もできないけど……できないなら…………ね? 遣りようは……あ、ちょっと待ってそこの』







時雨「…………」

あきつ丸「…………」

鹿島「…………」

時雨「…………Bismarckに逢うタイミングとしては最高で最悪だったね」

あきつ丸「…………美味い、な」

鹿島「そうですね。…………美味しい? 」

夕立「吐くほど美味いっぽい! 」
524 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/28(水) 22:40:10.00 ID:YRo9QRko0

< だけ >








漣「漣もむーちゃんも未だに彼氏いないじゃん? 」

叢雲「そうね。あとむーちゃん言うな」

漣「まだ言ってるのそれ。……つまりこれで今のまま明石さんとご主人様の研究が完成してしまうと」

叢雲「? ええ」

漣「彼氏いない歴=享年になるかもしれないんだよ?! ヤバない? 」

叢雲「あなたの頭の残念さがヤバいのは前から知ってたわ。……つくればいいじゃない。
仮に死ねるようになったってことはちゃんと年経る人間様でしょ? 」

漣「真面目な話ご主人様は全く理想の男ではないんだけどさ、
漣の話に付き合えて金持ちで愛情持ってくれる男が比較対象になるんだよ? 」

叢雲「頭のネジが最初から足りてない割に変に有能な男くらい軍内には割といるんじゃないの」

漣「いるかー? そしてそいつら未婚かー? 」

叢雲「はぁ。……あいつ並に壊れてて独善が過ぎる愛に奔放な男でも寝取るのね」

漣「や、漣人間になれるんなら人倫に悖ることしたくないんで」

叢雲「そういうとこだけまともなの割と嫌いでもないけど好きでもないわ。……漣」

漣「あん? 」

叢雲「あいつの息子でも狙いなさい。たぶんあいつだけは怒らないわ」

漣「狩人を狩るレベルの愛宕さんと高雄さんぶっ殺す覚悟とか無理ゲー極まってんじゃん……」
525 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/28(水) 22:43:51.44 ID:YRo9QRko0

< どこまで行っても >







叢雲「ふふ……私、あの二人より圧倒的にあんたの方が大事だわ。
あなたが幸せになれるって確信できるなら協力してあげる」

漣「それは叢雲を幸せにするの? 」

叢雲「私の思う幸せに誓って、幸せよ。友の幸福の為に生きられない私に幸福は似合わない」

漣「狡いこと言うなぁ。……結局、叢雲が幸せになれない私は、幸せになれないもん」

叢雲「あんたも大概面倒臭いわね」

漣「メンタル的にはあのクズの娘だからね」

叢雲「…………」

漣「…………」

叢雲「…………代替案、その一」

漣「はいはい……むーちゃん様の素晴らしい案を拝聴しましょう」

叢雲「むーちゃん言うな馬鹿。…………あいつの従兄弟甥に接触してみる。
取り敢えず顔と体格は割と似てたわ」

漣「高級将校の甥だし実際有能らしいしねぇ……まぁ、ご主人様と姻戚になる以外は割とまとも」

叢雲「代案その二。あいつの親友その他諸々の息子を狙う」

漣「あの人ら確か人間以外愛せないって至極真っ当な人らでしょ」

叢雲「あなたが人間になれるんならクリアじゃない」

漣「元化け物、ってことを知ってる相手なんだよなぁ……」

叢雲「今が今ならその認識が正しい。そういう柔軟さがあるから彼らの今があるのよ」

漣「クズかクズである、ってことを飲み込んでその上でプラスに見てくれる? 」

叢雲「カラダか性格で誑し込みなさいよ。見本は沢山いるんだから」

漣「結局クズか化け物の……や、手札にそれしか無いのは知ってるけどさ……」
526 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/28(水) 22:47:09.76 ID:iF5xMOaJ0

< 今が幸せであるということ >







漣「異世界勇者の反対って? 」

提督「“ 現代愚者 ” ? 」

叢雲「クソニート」

漣「じゃあもう少し踏み込んで異世界に転生した現代ではニートな人の反対って? 」

提督「未来世界になんて行きたくもない順風満帆な初期中世の王族? 」

叢雲「こいつ」

提督「おい……」

漣「正解! 」

提督「何が正解なんだ、よ…………? 」
527 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/28(水) 22:48:35.61 ID:iF5xMOaJ0

< なってみたい竿役 >









提督「品が無いのはいいよもう」

雲龍「いつものことね」

漣「トールキン推しのファンタジー好きおじさんに敢えて現代低価格エロゲの話を振るいつも、とは」

提督「実際俺上品ではないだろ。…………この話をし出したのが君ってのが怖いんだけど、何? 明日槍でも降らせたいの? 」

瑞穂「? 」

明石「あのね……」
528 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/28(水) 22:50:21.23 ID:iF5xMOaJ0

< や、現代設定ならいいか、みたいなことにはならないけど >









瑞穂「どうせ普段からちょっと頭の回る顔のまともなオークかゴブリンみたいなものでは」

提督「おい……こいつ遂に上官のことその辺のクズどころか完全な性欲モンスターより酷いもの扱いし始めたぞ」

明石「私も何がなんだか……酔っては……まぁ、いるようですけど」

提督「こんな酔い方するやつだったか? 」

明石「やー……」

瑞穂「先日のとある金曜日、酷く酔ったときにふと男性ってどんなに薄汚いんだろう……って思って何本かゲームを買ったんです」

提督「まず動機がおかしい」

明石「ぜってーそれ私があなたと寝てた日ですよ……」

雲龍「金曜日? そういえば瑞穂は殆ど見なかったわ」

漣「つまり彼女に逃げられて酒浴びながらエロゲやってたわけですね」

提督「なんだそれ」

明石「私こそ言いたいんですけど。…………それでもなんでその流れでファンタジー系プレイしちゃったの……? 」
529 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/28(水) 22:52:40.75 ID:iF5xMOaJ0

ありがとうございました



530 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/02/28(水) 22:53:07.72 ID:iF5xMOaJ0

ありがとうございました



531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/02/28(水) 23:57:43.13 ID:y9ekzut00
532 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/03/03(日) 22:32:58.23 ID:SSSNXjRo0

< 似てるというか同…… >









漣「常々思ってたことがあるんですけどー」

加賀「? 」

漣「加賀さんって龍田さんと滅茶苦茶声似てません? 」

加賀「まぁ……そう? 」

龍田「似てると思いますよぉ〜」

漣「話してるときはまぁ個人のトーンとかありますけどー?
カラオケのときとかすげー似てる気がするんです」

加賀「そう言われるとそうね」

漣「でね? いっそここは二人でデュエットしてほしいなーって」

加賀「そう……同じ選曲したことあった? 」

龍田「さぁ? ちょっと覚え無いですね〜。いっそ新しいデュエット曲覚えます? 」

加賀「そうね」







漣「と、いうことが発端になったんです」

提督「ほーん? 高雄と愛宕は? 」

漣「そりゃまぁ似てますけど姉妹ですしデュエット何回も聴いたことありますし」

提督「そりゃそうか。……瑞穂、海風、江風の三人はなんか物凄い親和性ある気がするな。
姉妹プラス1なんてバランス悪い気がするのに」
533 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/03/03(日) 22:35:22.60 ID:SSSNXjRo0

< 声ゆ……いえいえ >







提督「で、えーと……」

漣「ヒトミ姉妹と阿賀野姉妹とLittorio姉妹も除外っすね」

提督「あぁ。……扶桑、山城、赤城、涼月って何? 」

漣「何って言われても……だから漣が声似てるなーって思ったヒトらですけど」

提督「声とかよりこいつらが何歌うのかの方が興味あるわ」

漣「実は漣も。……明石さんと涼風もなんか予想できなくないです? 」

提督「明石は割と色んなジャンル歌えるし歌えなくても知ってるし。
涼風に合わせてくるんじゃねぇの? 」

漣「でも涼風って割とテキトーに流行りのやつとか他のヒトが歌ってるの聴いて覚えてくるタイプじゃないですか」

提督「まぁ、歌が好き、って感じではないな」

漣「ね? 」

提督「ね? って言われても困る気は……そもそも全員集合カラオケが豪華な気はする。俺以外」
534 : ◆5z7C0EoTrg [saga sage]:2024/03/03(日) 22:39:49.35 ID:SSSNXjRo0

< 好きなアナ(ウンサー)の話かな? 違うか >








雲龍「私、実はそんなにグラインドに自信無いわ。
いえ、私は気持ち良いけれどあっちはどうか知らないって意味で」

葛城「独りよがり極まってるから仕方無いね。負担強いてるんじゃないん? 」

天城「姉様でなければ強いていい相手ではありますけれど」

提督「いやいやいやいや……俺はどっから突っ込めばいいんだよ……」

雲龍「? ここ? 」

提督「自分の身体の一部分を指で指すな」

雲龍「? 今日はここの気分だったの? 」

提督「……妹の身体の一部分を指で指すな」

雲龍「まさか……ここ? 」

提督「はぁ……そいつに関しては一度も寝たこと無いんだが」

雲龍「あら、そうだったかしら」

葛城「あのさぁ……」

天城「…………今日は随分と調子いいですね、姉様」
535 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/03/03(日) 22:41:53.92 ID:SSSNXjRo0

始めたという意味で何周年かのなんかそれっぽい日な気はしないでもないですけど……うーん……

ありがとうございました


536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2024/03/03(日) 23:10:22.03 ID:K/OcpxMa0
年表1〜3は提督「俺と、高雄と愛宕」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1479046877/)>>654-656
年表4・5は愛宕「私とあの人と高雄」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511959941/)>>634-635
年表6・7は愛宕「私とあの人と……高雄」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1545140645/)>>338-339
年表8・9は提督「俺と……高雄と愛宕」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1581775360/)>>146-147
年表10・11は提督「俺と……愛宕と高雄」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1607956251/)>>376-377
年表12・13は龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631714169/)>>238-239
年表14・15は龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631714169/)>>822-823
 
年表16
23/04/23 提督の誕生日(艦これ十周年)
23/05/08 雲龍の一人部屋への疑問と龍田の仮定話 提督と叢雲が噛み合ったのでエビカツパーティー 【もしも明日世界が滅亡するのなら 】 叢雲がエルデの王に 大事件発生(?)
瑞穂が明石に『アカイイト』を布教… 提督が言える最大限の侮辱 雲龍が言ってみたかった言葉と騙された戯言 クソサメクソアニメ待望中 江風が加賀に対人格闘を教わる
女の身長と提督の好み 退役後案 愛宕が何の理由も無い日のプレゼントに悩む 提督の式場選定(愛宕病み中) 世界が大分平和だと感じられる七並べと無欲無心のポーカー 
雲龍の疑問と喧嘩のバーゲンセール 横須賀:秋雲さんの手作り料理が高評価 WSがGZにウザくないウザ絡み
23/05/09 江風が加賀に対人格闘を教わるA 提督の精神的栄養補充方 新説・鶴の恩返し 旗風の辣油論 叢雲・漣のシーレーンの思い出 提督が真性のサディストだったら…
愛宕が海風を連れ込んだので提督が許されざるタイプの浮気(?) では?と感じる 横須賀:Polaの酔いどれクッキング
23/05/10 加賀の下着観 江風が加賀に対人格闘を教わるB 付けたくない名前の話 加賀の猫部屋通い(子猫五匹は順調に成長中) 横須賀:あきつ丸からカレーパンのお土産
23/05/11 天城の“ 見た目だけは完璧なお姉様” 能代の感じるこの国のまともさ(番組編成) 明石が『墓場鬼太郎』を提督から借りる 次に観たい映画の設定のコーナー 
愛宕・高雄の返しようがない多大な愛 加賀による江風のランク付けと赤城への絶対拒否 海風が阿賀野伝授の必勝法で増援を呼ぶ(愛宕・雲龍・Littorio・山城・明石)
23/05/12 高雄の誕生日 ベッド居残り組の攻防と寝過ごした明石が気付いた事 江風の最終目標 叢雲・漣との学生生活してみたいかって話から海風が朝から大分飛ばしてる…
提督の照れ隠しと明石が参考にした人 それぞれが譲らず困惑した話と解釈一致の続かない話とBismarckルートの話 提督・高雄が(数日)外出 横須賀:五月病に罹る兵器 
23/05/13 居残り組の酒宴は最高額を更新し死屍累々... 提督・高雄の結婚後の計画 龍田・涼風の歪な信頼 デート中だが提督は仕事をしなければならず 対人格闘訓練はお休み
23/05/14 大湊警備府釜飯屋さん計画 色々あって赤城が恨みがましい演技中 今月の不謹慎(不発) あきつ丸からの緊急速報 蒼龍が迎えに来て提督・高雄緊急帰宅
蒼龍・薄雲(未登場)が特務側だと判明 涼風は待機命令を”受け取った“ので龍田と連む(山城巻き添え) 提督の理想論とそのための手札(飛龍が初登場) 赤城は外出中

23/05/14 龍田「私とあの人と……高雄と愛宕、とその他」開始
23/05/14 推定最速情報と今後の予定と提督の“ ここでこうやったらどうなるんだろう…… ”
23/05/15 提督は二航戦の演習を監督(表向き) 涼風へのアフターフォロー 叢雲・愛宕・漣は厳島”観光“へ(横須賀からはあきつ丸・時雨) 飛龍から見た雲龍 事の顛末と自己嫌悪
23/05/18 時雨・金剛の誕生日 形式上の演習がやる気無く終了 加賀の負傷観 提督の虚無映画論 厳島:あきつ丸が愛宕から聞かせないでほしい話 叢雲は提督の代わりに暗躍中
23/05/19 提督が江風に剣術指南(加賀がやる気なかったので) 身から出た鯖 猫部屋増改築 昼食は飛龍の要望が通ってカレーに 献立が変わって誰が困るのか?
23/07/06 提督の頭のおかしい深淵な問いと高雄の心配と雲龍の着替えとまとも(?)な葛城 加賀の擬態と可愛い女の擬態を忌々しく見る扶桑 蛮人の知恵 横須賀:害人会議の成果
23/07/30 アホ程暑い中提督が構ってちゃんに… 浜で提督大満足の西瓜割り・素麺・バレー大会 雲龍の語る常識人 横須賀:秋雲・時雨・春雨・速吸・鹿島の雑談(クールタイム)
23/08/03 一航戦が試したいという理由で伊勢海老の丸焼き(一人一尾) Romaがプールで一緒に泳ぐ人を探す… 憑座とした英霊(?)の話 雲龍とステテコ×氷バケツ×駄弁り
23/08/04 八月の記念日 漣の好みの話(学校物) 歴史(スポーツ?)話 為になる怖い話(カエンタケ・赤城の特務の力) 横須賀:時雨・あきつ丸の雑談(ビスコ・速吸)
23/08/05 出て行きにくい会話(天城編) 愛宕と初月くん 提督の否定(肯定) 伊14の酩言 提督の地元の友達との飲み会の締めと社会人加賀さん
23/08/08 江風が海風の年齢を疑う 暑いので中華祭り 本のタイトルと提督の夢 凄い違和感のある楽しい喪服選びと現代の世界三大(四大)宗教 
23/08/12 提督と高雄の信頼の話 提督と叢雲の面倒の少ない回答(破綻) 警備府の加害者予備軍について… 提督と赤城の取引 提督と扶桑の楽しい話 
阿賀野の家庭菜園の規模が発覚 提督と雲龍の一日分の餌 葛城・天城の姉語り 横須賀:Pola・速吸の雑談(休肝日)
23/08/13 百人の〇〇 雲龍発端の歴史話 高雄の結婚の喩え… 江風のスポーツ観 横須賀:あきつ丸・時雨の雑談(街の喫煙所) 山風(名前のみ)の生態
23/08/16 のび太くんの話 提督のこの時期になると思い出す子供頃の話とまだ見ぬ子供の話 江風の疑問 横須賀:時雨・秋雲の雑談(夢・カジノ?) 相変わらずの鈴谷
23/09/02 雲龍が史実関係に興味が出てくる 魔が差した漣 明石の出オチ話  真の運試し 本ッッッッ当に大ッッッッ嫌いなやつ 横須賀:時雨・秋雲の雑談(AIイラスト)
23/09/03 瞳孔が気になる雲龍又は最初から意味の無いお話 横須賀:化学調味料の回し者になった時雨
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2024/03/03(日) 23:11:09.02 ID:K/OcpxMa0
年表17
23/11/03 おでん風闇鍋パーティ 龍田と提督の後輩の雑談 伊19の話題から何故か葛城が採点された… 色々ゴカイがあった 警備府の陽キャ陰キャ度 終戦後の仮定話
宇宙要塞の話(江風が銀英伝一気観したので)執務室に炬燵登場 提督のコスプレ要求の傾向(漣が結論に一週間程要求) 横須賀:クソ映画信徒の会
23/11/04 休日なのでぐだぐだ 化け物体質異常活用方 海風流の姉妹の会話の導入と江風の進化先 雲龍の文明人擬き宣言 漣がAC6プレイ中 男の子の日?
23/11/05 山城の煙草事情 愛人一号と分からないという幸せ 豚しゃぶの無限の可能性 横須賀:金剛・時雨・WSの雑談(似非英国人・カフェイン)
23/11/06 提督が観た夢… 各々の素面と幻となった世紀のスープ 納得のいかない予測変換シリーズ 報告書・宿題の話から江風・海風の見た目年齢の話へ(瑞穂被弾)
23/11/07 早朝訓練 能代に何か刺さった… 
23/11/08 提督は江風・海風と本物の馬を見に北海道へ 〇〇に興味ない人たちの会話集 いいおっぱいの日だった 横須賀:鹿島・あきつ丸の密談
23/11/09 蘇る(?)世紀のスープ 北海道:味の大王へ 全員馬券は的中し海風はもう一生買わなくていいかなと思った
23/11/10 北海道から帰還 迷い野良猫を保護(?) ふと思ったシリーズ 先入れ後入れ議論 加賀の妥協 一番の動物好きは? 提督が新しい扉を閉ざしとく…
続・〇〇に興味ない人たちの会話集 脈絡の無い酒宴(加賀作サラミ第一号登場) 横須賀:乙女感ぶん投げた人種無き酒宴  
23/11/11 つまみの話、たぶん… 提督の実家から初雪の報告 道営記念の後日談 満を持してポッキーの日
23/11/21 雲龍・愛宕の多胎妊娠の話… 漣の提督の物真似 阿賀野農園拡大中 龍田・扶桑の詭弁トーク 初月・Littorioの姉妹の話 提督・漣の勃ちトーク
23/11/29 提督の好きなジャンル・雪に対する思い・覚えとくべき日付 愛宕の編み物の熟練ぷり ボードゲーム大会 ちょっとした旅横須賀:秋雲・時行(儀式)の話 月か星か...
2023/12/25 提督・愛宕・高雄はクリスマスに函館旅行へ
23/12/31 漣・叢雲の戯れ 雲龍の日常(クリスマス・褐色・幼馴染属性) Romaへの涼月からの贈り物… 来年初めの麻雀大会への暗躍 阿賀野の遊び又は権利
今まで見た中で一番気分の悪くなる拷問描写 指輪についてのあれこれ 雲龍流姉妹愛 最近の初月 提督の健全化と雲龍にとっての由々しき事態 来年の目標()  
毎年恒例の平服記念撮影 横須賀:鈴谷・GZの雑談(シュトーレン)

24/01/01 雲龍が去年衝撃を受けたこと 提督の「雲龍の好きなところ」 漣の兎について… 提督・加賀・赤城が神社に初詣
24/01/02 漣とサメ映画鑑賞 チェスで一番好きな駒は? 江風・加賀が最近ハマってること 本格的に食堂化へ 高雄の年始の気の迷い 警備府年賀状廻し
24/01/03 加賀がまた何かに影響を受けている 漣の不謹慎なこと言いたい気分(自重) 雲龍の諺と天城が新年三日目でもう壊れた
24/01/04 ご主人様検定と雲龍検定と漣検定 雲龍型それぞれの略し方 江風の競馬中心の考え方 交礼会出席準備 横須賀:秋雲・時雨の雑談(厨房の人)
24/02/07 時期を逸したものその@ 雲龍の影武者は何が大変? 新妻のポーズ集お試し版  愛宕と高雄の怖い事 横須賀:あきつ丸・鈴谷の雑談(雌顔)
24/02/28 性欲減退の良い面・悪い面 昼過ぎからモツ鍋作り 漣・叢雲の彼氏いない歴=享年のお話又は幸福のお話 先日エロゲで瑞穂が知ったこと...  
横須賀:夕立・時雨・あきつ丸・鹿島の雑談(Bismarckに逢う最高で最悪なタイミング)
24/03/03 (九周年) 漣が声似てるなーって思ったヒトらの話から全員集合カラオケへ 随分と調子いい雲龍
538 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/07/04(木) 23:32:55.36 ID:DDHenlxI0

< 願望 >






阿賀野「時々見る二階建てアパートの下が濃ゆそうなラーメン屋ありの物件とかに住みたいんだけど」

能代「五月蝿そうじゃない? 」

阿賀野「阿賀野割と五月蝿くてもどこでも寝られる方だし。
それに深夜までやってるお店の方が少ないでしょ? 」

能代「まぁ……」

阿賀野「ぶっ濃いラーメンの仕込み臭で起きて!
お昼にぶっっ濃いラーメン食べて!
夜は飲みながらぶっっっ濃い脂ぎった臭いに包まれて寝落ちしたい……」

能代「……………………」
539 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/07/04(木) 23:35:28.76 ID:DDHenlxI0

< いや、別に悪いとかではないけど至高ではないかなって >







雲龍「ノーパンスカートは丈が長ければ長いほど良い……そうね、至言だわ」

提督「だろ? 」

葛城「何言ってんだこいつら」

天城「所謂いつもの、というやつですね」

提督「あの手繰り寄せる数瞬の期た

雲龍「太ももを伝って足首まで滴るあの感触……得難いスパイスね」

提督「…………」

葛城「解釈不一致」

天城「一致したからなんだという話ですけれど……」
540 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/07/04(木) 23:36:59.30 ID:DDHenlxI0

< 頂、遠く >







提督「俺辛党じゃん」

高雄「まぁ……はい」

提督「唐突だけどその俺でもギリ食べられる旨味と辛味のベストエリアを生み出すことに成功したんだ」

高雄「……控えめにいってそれは神技なのでは? 」

提督「麻婆限定だけどね。…………旗風にさ」

高雄「やめた方がいいと思いますけど……あなたの精神衛生的に」

提督「いや、このまま食わせてみせる。辣油なんぞかけさせない味にしたつもりでーーーー」







旗風「む…………」

提督「…………」

旗風「…………」

提督「…………」

旗風「…………ふっ」

提督「」
541 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/07/04(木) 23:38:48.98 ID:DDHenlxI0

< ふと冷静になったときは虚しくなりますが >







旗風「これがあなたの至高エリアですか。なんとも寂しいものですね」

提督「……………………クソ」

高雄「……………………辛党って時々馬鹿になりますよね」

松風「そんな辛さの耐久力競って何になるんだよ……」
542 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/07/04(木) 23:42:10.32 ID:DDHenlxI0

< 各々の嗜好を求めて >







旗風「いえね、でも旗風が今まで食べた麻婆で一番美味しいです」

提督「慰め、慰めなんぞ要らねぇ……料理人は客の一番好きなものを出してこそなんだ……」

高雄「…………付き合いきれませんね」

松風「面倒臭さ」







加賀「おおう……凄い…………これは白米を無限に消費できますね」

赤城「まったくです」

初月「これを見てると……実はこの警備府で一番味に五月蝿いのは旗風なのか……? 」
543 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/07/04(木) 23:44:02.66 ID:DDHenlxI0

< 自覚無し >







加賀「抱き抱え……いえ、撫でようとしただけで逃げるのに構わないと不貞腐れる……猫って本当に我儘ね」

明石「ソッスネ」

阿賀野「アッハイ」

漣「プ-クスクス」

加賀「?? 」
544 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/07/04(木) 23:46:03.19 ID:DDHenlxI0

< 比喩表現ですが >







明石「つってもまぁ……加賀さんって猫科だとしても獅子とか虎の類でしょうしね。
所謂ネコちゃんではありませんよたぶん。
自覚が無いのもそれはそれであの人の好みなのかも」

阿賀野「懐く獅子、或いは阿る虎? 」

雲龍「平伏す豚に成ればいいのに」

明石「…………」

阿賀野「…………」

扶桑「…………ただの、豚では? 」

545 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/07/04(木) 23:49:09.68 ID:DDHenlxI0

< 公式通販とか再現料理って結局欲求を不満にするだけな気はする >







提督「うーん……プレ塩の口……」

漣「大湊から! 東青森店まで! 二時間! 」

提督「まだフタサンフタマル過ぎたくらい……」

漣「これ! やるから! 食って! 寝ろぉぉぉぉっ! 」

提督「ほう……貢物としては上々……」

漣「面倒臭いなぁ……さっきまで仕事しててアルコールゼロなのに」

提督「冷凍タイプのプレ塩……生麺……おおう……」







提督「ご馳走様でした」

漣「はよ寝ろ」

提督「歯磨いたら寝るよ。……明日さ」

漣「あ? もう殆ど今日でしょうがそれ」

提督「まだ、まだギリ今日」

漣「はいはい。で? 」

提督「東青森店に行こう。味の再現レベルは確かに高いけどトッピングが少ないのは、やっぱ寂しい」

漣「あのですねぇ……? 」
546 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2024/07/04(木) 23:49:36.73 ID:DDHenlxI0

ありがとうございました

547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/06(土) 20:49:55.17 ID:o7GkNo9i0
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