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【艦これ】龍田「私とあの人と……高雄と愛宕、とその他」
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400 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/29(水) 22:24:06.02 ID:Ob2dAeR80
< 二人の時間 >
愛宕「マフラーを編んで、たんだけど」
龍田「うん? 」
愛宕「もう最近別のこと考えてぼんやりしててもいつの間にか完成してるの」
龍田「物凄い熟練ね」
愛宕「カップルサイズでもメンズでも自分用でも大して時間変わらない気がする」
龍田「あなたたちそれ、二人で巻くの? 」
愛宕「車で景色見に行ったときとかは割と」
龍田「それはそれは……痛いとか思わないわけ? 」
愛宕「年齢的な痛さはあの人だけでしょう? 私が楽しんでるならあの人も痛くなくなるし」
龍田「あ、そ……」
401 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/29(水) 22:26:54.99 ID:Ob2dAeR80
< 拒否感 >
龍田「カードも麻雀もダルいしボードゲームでもしましょう? 」
漣「いいですけど龍田さんが持ってくるんだからどうせレイルウェイみたいなクソ長いやつか」
山城「モノポリーみたいな陰湿なやつね」
龍田「モノポリータイプだけど単純で一時間要らないのよ〜」
叢雲「ホテル王ね……あいつみたい」
龍田「ただの利用者じゃない」
漣「このゲームってラブホはあるので? 」
龍田「無いと思うけど知らなーい。今日通販で届いたやつだし」
山城「モノポリータイプっていうと周回系ね。……買収して搾り上げて一人勝ち? 」
龍田「買う前にルールを調べた感じは」
叢雲「ボドゲって食べ物溢すの気になるのよね……大っきいテーブルに移動しましょうか」
漣「はいはーい。グラスは漣が」
山城「あなたは本体そのまま持っていきなさい。私はお皿持って行くわ」
龍田「ん。…………ふふ、あなたもや
江風「やらない!!!! 」
402 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/29(水) 22:34:22.93 ID:Ob2dAeR80
< “ ご挨拶 ” >
提督「さて……ちょっとした旅行の話をしましょう」
愛宕「うん? 」
高雄「はい? 」
提督「君らにはちょっとしたストレスかもしれないけど、許してね。これ、儀式みたいなものだから」
愛宕「あぁ……」
高雄「あぁ……」
提督「二泊三日で函館、行こうね。三人。行こうねというか向かおうね、みたいな。うん? 」
愛宕「武者震い的な……あぁ……」
高雄「推定頭の飛んでいない人間、しかも大切な人の大切な人ですからね……あぁ……」
提督「や、俺の親割とその辺にいるおじさんとおばさんだよ。
俺が似た美人だし俺が似たイケメンだけど」
高雄「知ってます、顔は」
愛宕「金髪って駄目なの? 染めた方がいい? 」
高雄「割と真剣に考える必要があるわね、それ」
愛宕「うぇ……」
提督「???????? 」
403 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/29(水) 22:35:38.23 ID:Ob2dAeR80
< トクベツ >
愛宕「ま、まぁ、ええ……当日までには飲み込むわ、色々……。今日は、寝させて、取り敢えず」
高雄「…………何故、その日なんです。否やはありませんけれど私が薄情な女でなければ私たちにとってはなんでもない日ですが」
提督「俺の親の結婚記念日。二人には負担かもしれないけどせめてそれくらいは不肖の子として……うん? 」
愛宕「お、おう……おおう……あぁ……吐きそう……」
高雄「…………姉妹二人でお手洗いを汚すというのも、愉快なものね」
提督「???? 」
404 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/29(水) 22:37:46.15 ID:Ob2dAeR80
< 楽しみにしておいてくれ、とも言い難いけれど >
提督「で、君らのドレスは指定された通りに注文してるから後はスタッフさんに合わせてもらってね」
愛宕「はぁ……スタッフさん? 」
提督「式場のスタッフじゃなくてフリーの人ね。式挙げられなかったから今……って設定。
諸々変な違和感はあるんだろうけど仕事として割り切ってくれる人探してきたから」
高雄「まぁ、そうなるでしょうね」
提督「あと君らそれぞれ別の人だからな。元デザインは同じだけど」
愛宕「そう……そう……」
高雄「まぁ……はい……」
提督「年内に諸々終わらせて来年は心機い……メンタルダメージってそんな顔に出る? 」
405 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/29(水) 22:40:19.04 ID:Ob2dAeR80
< 幸せな私の隣に立つのならば >
愛宕「はぁ…………?? ん? …………そういえばあなたは? 」
提督「俺? 俺はそのうち採寸してテキトーに
愛宕「アホぉ! 馬鹿ぁ! 」
高雄「……時間的な余裕はまだありますか。……好みのデザインは無いんですね? 」
提督「俺結婚式に新郎が着るものに詳しくないけどフロックコートとかその辺似たようなもんだろう……」
愛宕「普段は割と足元にまで拘るのに何でこの一番重要なときに無頓着発揮するのよ馬鹿」
提督「や、大概誰が何着ても似合うだろ……あと忙しい」
高雄「お話になりませんね。……愛宕」
愛宕「はいはい。こういうとき発揮できるコネって大切ねぇ〜……」
提督「や、俺別に……あぁ、いや、文句なんて無いです、はい。どうぞご自由に……」
406 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/29(水) 22:41:39.44 ID:Ob2dAeR80
< 月の名は。 >
扶桑「月が……」
山城「? 」
扶桑「月が綺麗……近くの星が見えないくらい」
山城「まるで扶桑姉さまみたいですね」
扶桑「星が? 」
山城「つ……あぁ、いえ、そうかも」
扶桑「……」
山城「だから、私が見つけるんです。私だけの、星です」
扶桑「そう……それはそれでちょっと怖いわね」
407 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/29(水) 22:43:40.85 ID:Ob2dAeR80
< 要らない、と簡単に吐き捨てても自分を許せるのならば或いは >
山城「まぁ、忌々しい男にも見つけられてしまったわけですしいいじゃないですか」
扶桑「あの人は……地球? 」
山城「拠って立つ対象、と考えればそうですね」
扶桑「あの人の環境を汚染しているものね、私たち」
山城「ふふ、その代わり地球にはなんだかんだいって振り回されるものでしょう? 」
扶桑「そうね……嗚呼…………白い息吐いて、人間振っても、許される代償というのなら……」
408 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/29(水) 22:45:47.15 ID:Ob2dAeR80
< 前科、というよりは現在進行形。それとも未来系 >
愛宕「ふぅ……取り敢えず算段をつける算段はついたからあとは待つだけね」
高雄「そうね」
提督「お、おう……」
愛宕「……全然関係無い話だし真面目でもない話なんだけど」
提督「うん? 」
愛宕「ブーケトスはしないの? 」
高雄「投げる相手がいないのでは。まさかお義母様に投げるわけにもいきませんし」
提督「二つともBismarckに投げてやればいいんじゃない」
愛宕「意味も流れも絵面もよく分からない珍事ねそれ」
高雄「Bismarckさんを招待しようって決めたのは私たち二人だから彼女が希望すれば構いませんけど……。
Bismarckさんが手に入れてももうあなたとは結婚できませんよ? 」
提督「? 当たり前じゃん。俺もあいつもそんな予定無いよ」
高雄「……そうですね」
愛宕「…………本当? 本気の、本気? 信じていいの? 」
提督「え、酷くない? そういうこと言う? 」
愛宕「…………」
高雄「…………」
提督「あの…………いや、これ、俺悪いか? そのライン越えたことしてないぜ俺……」
409 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/29(水) 22:46:14.90 ID:Ob2dAeR80
ありがとうございました
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/29(水) 23:56:45.86 ID:+Oufe0940
乙
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/30(木) 22:18:30.48 ID:ztyPTqN/o
乙
412 :
◆5z7C0EoTrg
[sage saga]:2023/12/31(日) 11:24:34.72 ID:IHPmymBw0
< 欲しい >
愛宕「高雄はねぇ〜……キスが長いのよ。相手の吐息まで奪いたいのね」
高雄「キス、多いですよ。何度も何度も求めてくるんです、愛宕」
漣「つまり長さの高雄さんと回数の愛宕さんを足せば丁度良い! 」
提督「呼吸困難になりそう……普段から割といっぱいいっぱいだし」
413 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:25:47.37 ID:IHPmymBw0
< 多くの美点よりもただただ瑕疵を >
漣「贅沢言わないから漣だけを愛してくれて絶対に裏切らない彼氏いないかな」
叢雲「贅沢甚だしいわね」
漣「そう? 別に金持ちじゃなくてもイケメンじゃなくても趣味合わなくてもいいから」
叢雲「それでもまだ贅沢」
漣「むむ……じゃあ、優しくなくていいし働くどころか寧ろヒモ」
叢雲「あなたね、化け物と付き合ってくれる奇特な相手にその程度しか歩み寄れないの? 」
漣「しゃーないじゃあご主人様で妥協する」
叢雲「そうしとくのね。それがあなたの望み得る上限だわ」
漣「そっかぁ……」
提督「……コントなのか俺を貶したいのかどっちなの君ら」
414 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:26:58.43 ID:IHPmymBw0
< 戯れ >
漣「両方」
叢雲「両方」
提督「あ、そう……まぁ、いつも通り過ごせてることにすればいいか、な……? 」
415 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:28:47.76 ID:IHPmymBw0
< 日常とは >
天城「ケーキが崩れて届いたらさすがに萎えますね」
雲龍「クリスマスなんて元々気分最低まで落ち込んでるんだから追い討ちね」
葛城「それは雲龍姉ぇが極端なだけな気もするけど……よく考えると物凄いお得意様だよねここ」
天城「まぁ、人数の三倍分くらいは買いますものね」
葛城「差配者三人が全く関わらないのって料理関係だとクリスマスくらい? 」
天城「たぶん」
雲龍「私今年はシンプルなガナッシュにしたんだけどフォークを刺した瞬間倒れて萎えたわ」
葛城「面倒臭い小学生みたい」
天城「まぁ、言いたいことは……姉様」
雲龍「? 」
天城「何故年末にサンタコスを……? 」
雲龍「?? 」
葛城「いやいやいや……」
416 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:32:22.91 ID:IHPmymBw0
< 実際にどうなのかは知らない >
天城「毎年恒例の平服記念撮影もそれで……? 」
雲龍「ええ。私の日常として相応しいと思うわ」
葛城「まぁ、言いたいことは……」
雲龍「明日はどうせ晴れ着だもの。遊ぶなら今日しか無いわ」
天城「はぁ」
葛城「間違い無く真ん中来させられるよそんなの着てたら」
雲龍「そうね。ま、それはそれで」
天城「泰然自若、という言葉に最も相応しいのは姉様でしたね、今年も」
葛城「はぁ。…………サンタコスで年末の記念写真はさすがにSNS漁っても殆どいないレベルだよたぶん」
417 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:34:39.90 ID:IHPmymBw0
< 着けたい? 着けてほしい? >
Roma「……………………」
Littorio「…………? 」
Roma「……………………姉さん」
Littorio「なに? 」
Roma「えっ、と…………………………………………これ、貰ったの。涼月から、昨日」
Littorio「…………これ、なに? 」
Roma「南京錠アクセ付きの……チョーカー? 」
Littorio「えぇ……」
418 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:36:58.30 ID:IHPmymBw0
< 焼いた肌というよりは元々の >
雲龍「あの人褐色の女とはヤったこと無いらしいんだけど」
葛城「あ、そう……クッソどうでもいいどころか別に聞きたくない」
天城「上官の性事情なんてどう反応すれば、というところですね。
天城や姉様は別の反応もできますけれど」
雲龍「いえ、あの人はどうでもいいのよ。……褐色の“ 褐 ”って衣編なのよね。
実際の由来は知らないけれど昔の人間も褐色や日焼けを衣装だと思っていたのかしら、って」
葛城「…………」
天城「…………」
能代「……着眼点は兎も角割と雑学にはなりそうですね」
419 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:39:10.90 ID:IHPmymBw0
< 是非も無し >
能代「ちなみに雑に調べたところ」
雲龍「ええ」
能代「焦茶色、という意味以前に粗末な衣服、という意味がある漢字だったそうですよ」
雲龍「……そう」
葛城「よかったね。昔の人は雲龍姉ぇ並のピンク頭じゃなかったよ」
天城「そうですね」
能代「物凄く興味無さそう……本当に昔の人がピンク頭でもどうでも良さそうだけど」
420 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:40:58.55 ID:IHPmymBw0
< 寧ろ敗北属性な気はするのですが >
雲龍「私、幼馴染属性ってゴミ捨て場の隙間から湧き出てくるゴキブリの大群くらいには好きなんだけど」
葛城「面倒臭ぇ話し出しだなぁもう」
天城「感情は共にいた時間の多寡ではない、とかいうあれですね」
雲龍「ええ。……だから逆説的に幼馴染から寝取るのって楽しい気がしてきたの」
葛城「最低か」
天城「そんな数学の問題じゃないんですから」
雲龍「更にね? こう……身体なんか関係無く純粋に人柄だとか性格で虜にするとなお良いわ。
別に濁った情念だとかではなくてちゃんと相思相愛で」
葛城「今時少女漫画でも無いんじゃないのそんなの」
天城「というより当て馬にされる幼馴染さんに何も良いところが無いのでは物語として起伏が足りないのでは」
雲龍「そこは脚本だとかに頑張ってほしいわ。……で」
提督「知らねぇよ……さすがにその情報だけでパッとオススメとかできねぇわ」
421 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:42:44.07 ID:IHPmymBw0
< よく分からないけれど取り敢えず怖い >
雲龍「ふふ……楽しみね」
Roma「ええ。私もそれなりに疲れたけれど意味のある製作だったと思う」
Littorio「あの……えっと……浮かれているところ申し訳無いのですけれど」
高雄「? 浮かれる? 」
Littorio「結婚式の余韻、随分長持ちですね」
高雄「あぁ……悪いわね」
Littorio「いえ。…………忙しい、と言った方が? 」
高雄「諸々の手続きは殆どあの人の仕事だから別に……何? 」
Littorio「魔法少女、なるもののことをお伺いしても? 」
高雄「???? 」
422 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:45:11.11 ID:IHPmymBw0
< イベントには本気で >
高雄「私もよく分からない、というかまぁイメージとしてぼんやりしたものがあるだけなので」
漣「漣はサブカルとかの便利屋じゃねーんすけど。
……そもそもなんでそんなもの知りたいので? 」
Littorio「偶然Romaと雲龍の立ち話を聞いてしまって」
漣「まぁ、雲龍さんがいれば何の話してても不思議ではないっすね」
Littorio「あの人と叢雲が唐突に思い付いて開催されてしまう麻雀大会があるじゃないですか、来年の初めに」
高雄「大会、といっても半日十二時間限界まで卓一つで続けて順位を決めるだけだけど」
漣「あれ欠陥ルール甚だしいと思うんすよねぇ。
必ず一度は座らなければならない、
丁度良いタイミングで自分よりも着座数が少ない者に希望された者は席を譲る。
その程度のルールでまともに順位つけられます? 」
高雄「回数にもよるけれどようは朝と昼と夜に顔を出して確認するだけで安全圏にはいけそうですが」
Littorio「でも罰ゲーム範囲はランダムじゃないですか。
ランダムに数字を出すアプリだがなんだかで決める」
高雄「まぁ……それは昼過ぎの六時間経過後に決めるらしいからなんとかなるでしょう。
最悪の場合は優勝者にしか安全は齎されないのはあるけど」
Littorio「だから困ったんです。Littorio、負けられません」
漣「? 」
Littorio「ルール上個人個人の罰ゲーム発案者はこの前先にルーレットで決めたじゃないですか。
恐怖を背負って席に着くのが勝負師というものだとかあの人が余計なことを言って」
漣「あぁ、漣は江風なんで超余裕かなって」
高雄「私も阿賀野さんなので別に。……あぁ、あなた雲龍さんだったかしら」
Littorio「魔法少女の衣装、というやつをRomaにつくってもらっていたみたいで……」
漣「うわぁ……」
高雄「…………」
423 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:46:36.23 ID:IHPmymBw0
< 嫌々顔でもそれはそれで >
漣「漣も別に一位取りたいとか無いですけど……それはちょっと嫌かなぁ」
Littorio「最悪少女らしさがあればまだ何とかなる気はするんです。
自暴自棄でもまだ軽い方のレベルで終われそうな。
でも、Littorioさすがに十代前半の容姿とは……」
高雄「……」
漣「うーん……」
Littorio「あぁ、なんだか魔法少女、内容を聞かない方が精神的に良い気も……どうしましょう……? 」
424 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:48:07.11 ID:IHPmymBw0
< 結局は勝てば良かろうなの >
漣「まぁ、Littorioさんが安全圏にいけるかは雀力と天運に期待ということで」
高雄「無責任ですけどそうですよね。私たちも同じ立場ではありますし」
漣「ええ。……でもこの前のルーレット結果LINEのノートで確認すると」
高雄「? 」
漣「エゲツないこと要求されそうなのトップ3には間違い無く入ってますねLittorioさん。
ご主人様の罰ゲーム決めるのが赤城さんってのは色々と未知数過ぎるから置いといて」
高雄「まぁ……雲龍さんだから」
漣「っすねぇ……」
425 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:49:36.97 ID:IHPmymBw0
< はた、と >
漣「江風とかいうド安牌引いた時点で漣は天運使い果たした気もしないでもない」
高雄「でも江風さんって龍田と大分仲がいいでしょう?
雲龍さんとRomaさんが結託ないし協力くらいはしてくると考えると罰ゲームそのものも……」
漣「…………」
高雄「…………」
漣「…………どうしましょう? 」
高雄「さぁ……? 」
426 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:50:30.59 ID:IHPmymBw0
< 読めない >
阿賀野「別に提督さんの隣は要らないからこれ冗談なんだけどさ」
提督「あん? 」
阿賀野「阿賀野、物凄く維持費安い方だと思わない?
あと結構胸大っきいよ? 」
提督「は? …………? 」
阿賀野「や、冗談だけど。愛宕さん高雄さんその他の愛人の皆さんより大分安いと思う」
提督「……………………うん? 」
427 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:52:47.74 ID:IHPmymBw0
< (空気を)読まない >
阿賀野「あーおもしろ。なんかまだ一人で混乱してたし」
能代「性格悪いよさすがに」
阿賀野「あれくらい遊ぶ権利あると思うけどね阿賀野」
能代「権利ぃ? 」
阿賀野「提督さんって化け物共有の玩具でしょ? 対価を渡した分だけ使える」
能代「いや……いやいや、さすがにそれは……」
428 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:55:44.11 ID:IHPmymBw0
< 憧れとは別の感情も >
伊14「そういえば大和さんって」
雲龍「? 」
伊14「何cmくらい? 」
雲龍「うん? 」
伊14「我が少将閣下より高そうだなぁ、って」
雲龍「……あの人より、見上げるの? 」
伊14「見上げる」
雲龍「そう……」
伊14「……」
雲龍「……」
伊14「……」
雲龍「……私でもデカ女は普通に傷付くみたいだから、知らない」
伊14「……なるほど」
429 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 11:57:42.75 ID:IHPmymBw0
< 実際パンより売りたい商品ではあるらしいです >
鈴谷「シュトーレンってさ」
GZ「うん? 」
鈴谷「あぁ、いや、美味しいよ。毎年ありがと」
GZ「そうか」
鈴谷「うん。……シュトーレンってさ、物凄く客単価高そうだよね。カロリーより」
GZ「…………」
あきつ丸「……酔っている、分かってほしいであります」
430 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:00:16.12 ID:IHPmymBw0
< 刺さった棘を弄られるのにも似た >
江風「クーリスマスがことしも〜……」
海風「今年も? 」
江風「やって来たのか? さすがに江風でも分かるくらいピリピリしてたけど」
海風「チキンとケーキがあれば大体クリスマスなんじゃない、たぶん。あとはお酒」
江風「じゃあ来たのか」
海風「たぶんね」
江風「うン。……愛宕さンと高雄さンってさ」
海風「? 」
江風「実は前の要港部でも警備府でも普通のクリスマスって知らないよな。
去年は一応出掛けなかったけど大規模演習重なって変な感じだったし」
海風「永遠に知らないままなんじゃない。…………なんで嫌なこと思い出させたの? 嫌がらせ? 」
江風「え、いや、姉貴も割と楽しそうに飲ンで……あーいや、江風が悪かったから睨むなよもう……」
431 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:03:14.87 ID:IHPmymBw0
< 割と違和感は無きにしも >
提督『クリスマスねぇ……行きたいとこある? 』
愛宕『函館』
提督『あー……クリスマスファンタジー? 』
愛宕『ツリー点灯のときの花火見たい』
提督『そう……そっか。まぁ、いいんじゃない? 』
高雄『私も特に否やは』
提督『そっか……ホテルと新幹線だけなんとかしといて』
愛宕『はいはーい』
高雄『割と雑ですね、今年』
提督『ん? まぁ……そこはほら、籠もった愛情は変わらないから許して』
高雄『はぁ』
提督「と、いう感じで今年はなんとかしてきたわけだけども」
天城「そういえば楽しかったですか? 」
提督「ん、まぁね。実際どこにいたってつまらなくはならないし」
天城「はいはい。……毎年自分がプランを決めて行く甲斐性も大事ですけどね、
たまには女に振り回されてみるのも大切ですよ」
提督「去年くらいに愛宕が言ってた気がするなぁ……ま、楽といえば楽、だったかな? 」
432 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:07:40.92 ID:IHPmymBw0
< 実際そこまで巨大ではないけども >
漣「ちなみにJRA協賛のブースとかターフィーショップは行ったので? 」
提督「さらっとね。瑞穂にぬいぐるみ頼まれてたし」
漣「ほーん……ターフィーくんはいたので? 」
提督「どうだろう。あんまりその辺時間取らなかったし」
漣「はーん? 調べていかなかったので? 」
提督「自分がエスコートする予定なら兎も角SNSで情報調べ過ぎるのってあんま楽しくないだろう? 」
漣「そっすかねぇ」
明石「あの、少将閣下」
提督「? 何? 」
明石「瑞穂さんにぬいぐるみを買っていただけるのは嬉しいんですけどね、
サイズ感とか数とか考えていただけます……? 」
漣「?? 」
提督「……悪い」
433 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:09:19.75 ID:IHPmymBw0
< 痛みよりも恐怖を >
漣「ご主人様ってもし仮に愛宕さんとか高雄さんが襲われでもしようものなら」
叢雲「化け物を襲おうとする蛮勇に黙祷でも捧げるって? 」
漣「そこは人並の力しか無いか弱い設定で。……エゲツない人体破壊とかやらかしそうだよね」
叢雲「まぁ……現代クソ映画から古典的ホラーまで多種多様な描写は知ってるでしょうしね」
漣「愛宕さんが化け物呼ばわりされたくらいで相手をぶん殴って這いつくばらせて軍籍剥奪させるような狂人だよ?
直接言ったわけでもなく巡回中の軽口程度だったのに」
叢雲「あぁ……七、八年前? 」
漣「忘れた。…………まぁ、ご主人様が襲われた場合の方が普通に怖いけど」
叢雲「……そうね」
434 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:10:27.47 ID:IHPmymBw0
< 割と本気で嫌な気分になる映像 >
天城「今まで見た中で一番気分の悪くなる拷問描写……? 」
漣「ええ、まぁ、参考までに」
天城「何の参考なんです。……二作程思い当たるのが」
漣「はい」
天城「腹部を刃物で裂いてゴキブリ入りの瓶を熱しながら体内に追い遣るやつでしょうか」
漣「うわぁ……」
叢雲「……人類の発想力って怖いわね」
天城「痛みという意味なら天城たちの方がよっぽど人間の閾値を超えたような感覚味わってますし……うん? 」
435 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:13:19.97 ID:IHPmymBw0
< 貰った、という事実さえ抱き締められるのならば >
愛宕『これ、嵌めて出歩いてもいいものなの……? 』
高雄『龍田や雲龍を刺激したいなら、どうぞ』
愛宕『そこまで見せびらかすような女になりたくないけど……指輪ねぇ……』
高雄『たぶん結婚指輪なら見せても別にいいと思うわ。
変な話この……婚約指輪の方が嫌な雰囲気になる』
愛宕『良いとも悪いともなんとも言わなかったものね、あの人』
高雄『私たちに任せる、ってところ? 』
愛宕『任されたら私たちが外では嵌めないなんて分かり切ったことなのに』
高雄『つまりそういうことね』
愛宕『そ。…………嫌な話だけどこれ幾らなのかしら』
高雄『さぁ? 知らぬがなんとかでは? 』
愛宕『そうねぇ……あぁ、本当、そう……』
愛宕「とか言ってたのに結局嵌めてないわね、結婚指輪」
高雄「怖い、というかなんというか……小心者ね、私たち」
436 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:14:46.80 ID:IHPmymBw0
< それもできれば知りたくはない >
愛宕「え、いやでも待って。一応相場的には婚約指輪一つよりも夫婦二人分の結婚指輪の方が安くあるものなのよね? 」
高雄「調べた限りは」
愛宕「……三人だから少しややこしいけれどね、
私たちが今嵌めてる指輪×1 > 三人分の結婚指輪?
それとも指輪×1 < 三人分? うぅん? 」
高雄「……頭を冷やしてきた方がいいわ。計算も覚束なくなる」
愛宕「そうね……」
提督「秘密だけど婚約指輪一つ分の方が結婚指輪三つ分より高いんだぜ。
やっぱ文化とか慣習ってクソだわ」
叢雲「私にそんなこと言われても……幾ら使ったわけ? くらいしかツッコめないわよ」
437 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:15:54.13 ID:IHPmymBw0
< 時々あるよね、そういうとき >
能代「偶には妹感を感じさせてほしいんだけど」
阿賀野「えー? 駄目な姉のお世話って妹感マシマシじゃない? 」
能代「……極稀でいいからお世話される妹感を感じさせてほしいんだけど」
阿賀野「よしよし、頑張ったね。でいいの? 」
能代「…………」
阿賀野「…………? 」
能代「…………はぁ、もうそれでいいから。疲れた」
阿賀野「能代……? 」
438 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:16:57.05 ID:IHPmymBw0
< 崩れ去る土台だとかの類い >
雲龍「ふふ、麗しい姉妹愛ね」
能代「……どこがですか。能代今割とガチ目に疲れてるんですけど」
葛城「変に心弱くなるときあるのは結構分かる」
阿賀野「よく分かんないなぁ」
雲龍「幸せな証拠よ。……能代? 」
能代「はい? 」
雲龍「姉妹だと、ヤれないわ」
天城「えっ」
葛城「えっ」
阿賀野「えっ」
能代「……は? 」
雲龍「……???? 」
439 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:20:06.67 ID:IHPmymBw0
< 姉っぽい姉は女には見えないけれど……? >
雲龍「いえね、私だとか天城はもうぶっ壊れてるから除外してるのよ。
あなたまだその辺の倫理観残ってる方でしょう? 」
天城「いや、あの……」
阿賀野「雲龍さん程ではないですよね、くらいしか言えないかなぁ」
天城「……」
能代「はぁ……だとして今更どうしようもありませんけど」
葛城「そもそものしろんはお姉ちゃん欲しいの? 」
能代「お姉ちゃんをしてくれるお姉ちゃんなら」
雲龍「つまり……よかったわね阿賀野。女として欲しいんですって」
能代「いや、だから……」
阿賀野「駄目だ混乱してきた……でも曖昧に混乱させたままの方が安全な気が……うーん……? 」
440 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:23:58.03 ID:IHPmymBw0
< 用途違い甚だしい >
雲龍「この前何の気無しにポルノに出てくる外国人のタトゥーについて話していて」
天城「そんなものを話す機会普通は無いですけどね」
雲龍「まぁまぁ。……あの人が物凄く共感してくれて逆に怖かったわ。
Z級映画でも時々謎漢字タトゥー見るって」
天城「あぁ……まぁ……天城もそこは分かりますよ」
雲龍「私が困惑するくらい例示されたわ。もっと私も観ないと駄目ね」
天城「……映画を? 」
雲龍「ポルノを」
天城「はぁ……? 」
441 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:26:20.88 ID:IHPmymBw0
< 三食蕎麦も辞さない >
加賀「そう……お蕎麦はやはり海苔、海苔が決め手なのよ」
初月「……今度は何のテレビ番組を観たんだ」
加賀「? 」
赤城「加賀さん割とすぐ影響されますからね……まぁ、お蕎麦の量は沢山ありますし。
できるものならなんでも試しましょうね」
442 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:29:02.44 ID:IHPmymBw0
< 楽しいことをしているときの無心が欲しい、みたいな >
阿賀野「来年は歴史系の検定でも受けてみよっかなぁ」
能代「歴検? 」
阿賀野「あれって結構オールジャンルなんでしょ?
割と自信はある方だけどユーロ史とかそこまで食指伸びないし……」
提督「歴検って確か三回、五回、十回の合格で修士、博士、大博士の名誉称号みたいなの貰える筈だぞ」
阿賀野「ほほう……? 」
提督「来年から受けるとして2034年まで連続合格して漸く大博士になれるな」
阿賀野「うーん……や、割と惹かれるけど……農業系にしようかなぁ」
能代「阿賀野姉ぇはどこに向かってるの? 」
阿賀野「人間擬きの卒業? 」
能代「やめなよそういうこと言うの……龍田とか山城さんが寄ってきて皮肉にもなってない皮肉撒き散らされるよ? 」
443 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:31:40.02 ID:IHPmymBw0
< ネギの素焼きで蕎麦を食べるのか逆なのか >
提督「ネギ、ネギを焼いた」
天城「幾らでも飲めそうですね」
提督「君つまみ無くてもガンガン行く人でしょ」
天城「それはそれ、これはこれ。他に楽しめるものがあった方が幸せなのは当たり前です」
提督「まぁね。……加賀たちは何食蕎麦食べるつもりなの?
ネギも殆ど持ってかれたよあいつらに」
天城「さ、さぁ……? 」
444 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:34:39.70 ID:IHPmymBw0
< ちょっと休憩しようと思ったら >
天城「というか加賀さんと誰です」
提督「赤城と初月」
天城「なんだか最近一緒にいますよね、あの三人」
提督「我が股肱の臣初月くんは取り込まれてしまったのだ」
天城「取り込まれて悪いことあります? 赤城さんは兎も角加賀さんはお料理以外だと分別ある方ですよ」
提督「まぁね」
加賀「…………」
赤城「…………」
初月「…………二人とも反論は全くできないと思うが」
445 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:37:38.30 ID:IHPmymBw0
< 美の象徴なのか馬鹿の象徴なのか >
愛宕「私が化け物なのはどうしようもないし変えることもできないからどうでもいいといえばいいんだけど」
明石「はぁ」
愛宕「あの人と阿賀野の話聞いてたら思い付いちゃったの、聞いて? 」
明石「そりゃ否やはありませんけど……なんです」
愛宕「ナチュラルの金髪って年々激減しているわけでしょう?
そういう意味では私の遺伝子って高く売れると思わない?
人類との互換性に難があるのは兎も角ある意味では正真正銘Blondeの始祖と言えるわ、私」
明石「確かに。……………………え、いや、マジ? マジっすね……え? 」
愛宕「え、なに、そんな激しく動揺することなの? 九割方冗談なんだけど……? 」
446 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:42:01.54 ID:IHPmymBw0
< 健全……? >
提督「最近愕然としたんだけどさ」
愛宕「んー? 」
提督「半端な陵辱物とかで興奮しなくなってた」
愛宕「あなた別に元々そうい……“ てた ”? 」
提督「割とこう微妙な話だけど小説とかでは楽しめてたんだよ。
官能小説とまではいかなくてもそういう描写のある作品って漫画でもあるし」
愛宕「? 」
提督「愛の力かもしれん……恐ろしいな……全て自分の身に思えてしまう……」
愛宕「んんっ……? 」
447 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:43:02.23 ID:IHPmymBw0
< 嫌なことをさせることを強要させられる(?) >
雲龍「重症ね……甚だ危険だわ」
愛宕「あの、割と健全な方向に向かって……」
雲龍「プレイとしての陵辱まで楽しめなくなったらどうするのよ。もう少しなんとかしなさい」
提督「んなこと言われても」
雲龍「由々しき事態……ええ、大変なことね……あり得ないわ……」
愛宕「あの、えっと、雲りゅ……雲龍さぁん……? 」
提督「呟きながらどっか行きやがった……俺変なことさせられないよな……? 」
448 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:46:57.11 ID:IHPmymBw0
< それくらいが一番楽しい深さだとは思うのです >
提督「新撰組ってよく知らないんだけどさ」
阿賀野「阿賀野もよく知らなーい」
提督「結局最高の盛り上がりポイントはどこなの? 池田屋? 五稜郭? 」
阿賀野「抜刀隊の斬り込みじゃないの? 」
提督「それはたぶん斎藤一が好きな人であって新撰組に対しては割とシビアなんじゃないか」
阿賀野「そんなこと言ったら五稜郭とか蛇足じゃないの? 」
提督「知らん」
阿賀野「まぁ、阿賀野も知らないけど」
提督「俺の新撰組知識は基本『燃えよ剣』で終わってるからな」
阿賀野「まともな知識が年代と生死くらいしか無いじゃん……」
449 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 12:50:21.89 ID:IHPmymBw0
< 割とアレンジ方面なら辛味もなんとかなる >
漣「辛味教徒の旗風くーん。これあげる」
旗風「教徒扱いを甘んじて受け入れても辣油教徒なんですけど……カレー? 」
漣「そそ。時々深夜に辛いもの食べたくなるから色々常備してんだけどさー」
旗風「辛過ぎて扱い切れなくなった、と」
漣「ダンボールで買っちまってねぇ……ただ食べ物粗末にするとキレる皆さん勢揃いなもんでねぇ……」
旗風「消費して、ってこと? まぁ、別に貰えるなら貰うけど」
漣「助かるーさ旗風」
旗風「はぁ」
漣「や、でもよく考えればだし汁で伸ばしてカレーうどんとかにすればよかったんじゃ」
叢雲「あなたそういうのが面倒でレトルト集めてたんじゃないの? 」
漣「うーん……こう、あげた途端惜しくなってきたというかね? 」
叢雲「お金なら幾らでも……というかあなたにまともな経済観念が残ってることに驚くわ」
漣「しっつれーな」
450 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 13:07:32.62 ID:IHPmymBw0
< 来年の目標() >
提督「倦怠期なんてものを生まないようにする」
高雄「さすがにそれはネガティブ過ぎるのでは」
愛宕「というか、早過ぎ? 」
加賀「…………天ぷら、追加でいるヒト」
雲龍「私はいいです。……揚げてきましょうか? 」
天城「加賀さんたち朝から何食お蕎麦茹でました? 」
初月「分からん……本気で分からん。何度茹でたことか」
明石「私はこれだけでいいです、普通に」
叢雲「多くて二杯くらいよね普通」
漣「普通なんて要らねーぜ! 」
海風「普通の幸せは物凄く欲しいけどね」
江風「あのさ……」
Littorio「盛り下がるというか現実に突き刺される言葉ですね」
瑞穂「はぁ……もう今年も終わるのに」
Roma「終わるから、なんじゃない。知らないけど」
龍田「ふふ、来年の目標は
扶桑「いいから……更に場を凍らせなくて」
山城「酔ってるんですよ。いつもより飲み過ぎ」
阿賀野「よく分かるねそんなの」
能代「親友のことだから」
涼月「私はまだそこまでRomaさんのことを……あぁ、来年はもっと分かるように」
涼風「面倒臭いなぁ……目標を持たないのが、目標? 」
旗風「目指せ至高の辣油」
松風「それはそれで嫌な目標だな」
伊13「来年、も、平和で、穏やか、に……? 」
伊14「いけたらいいね。…………来年“ も ”が正しい表現かは諸説ある気がするけど」
451 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/12/31(日) 13:10:19.41 ID:IHPmymBw0
< 心にあるものはきっといつまでも同じ >
提督「さて……で、目標は? 」
愛宕「まだやるのそれ。……指輪を嵌めて誕生日デート? 」
高雄「割と普通に実現できそうね。……新婚旅行、なんてどうでしょう? 」
提督「あぁ、いいなそれ」
愛宕「海外、はちょっと難しい? 」
提督「やって見せましょうとも。重婚に比べたらよゆーよゆー」
高雄「でしょうね」
愛宕「そうねぇ。…………どこまで何まで実現できるのかなぁ。ちょっとそこは、怖いかも」
452 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/12/31(日) 13:12:10.79 ID:IHPmymBw0
今年は色々とこう目標に足りませんでした……
なので来年は500レスくらいが目標かなぁ、みたいな
時々稀に来る気がするので来年もよければよろしくお願い致します
ありがとうございました。よいお年を
453 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/12/31(日) 22:16:59.15 ID:I8Xw4eaL0
乙 来年もよろしくお願いします
454 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/12/31(日) 23:36:20.16 ID:2XAHlL8L0
おお年末更新ありがたや 来年も楽しみにしてますよいお年を
455 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/12/31(日) 23:46:35.14 ID:cuNqVICOo
お疲れ様です
ありがてぇ、拝んどこ
どうかよいお年を
456 :
【吉】
[sage saga]:2024/01/01(月) 19:26:21.94 ID:ROtEMWsz0
うーん……あんまりおめでたい新年ではないですけど……
2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……吉
2022年……凶
2023年……吉
2024年……?
本年もよろしくお願い致します
457 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/01(月) 19:27:18.54 ID:ROtEMWsz0
< 去年衝撃を受けたこと >
雲龍「あの人今まで生きてきてAVを一本通して観たこと無いらしいわ」
葛城「おい新年一発目の姉妹の会話」
雲龍「うん? 」
天城「しかも物っっっっっっっっ凄くどうでもいいですね」
葛城「どうせあれでしょ? 女の子といるときは最大限楽しむけど抜きたいだけのときは早く終わらせるに限るとかそういうやつ」
雲龍「いえね、抜く場面なんて大概同じなんだから総集編でいいだろもう……って物凄く疲れた顔で言われたわ」
天城「それは姉様が意味の分からないタイミングで訊いたか執拗く食い下がったからでは」
雲龍「二人で寝て起きた朝に訊いたわ。
どんなのが好き? っていうのを答えるまでコーヒー入れさせないって」
葛城「最低かこの女」
天城「仮に男性からそんなこと言われたらそのタイミングじゃなくても幻滅しません? 」
雲龍「あの人はあんなこと言わないし幻滅もしないから」
葛城「本気で最低どころか最悪だよこのクソ姉」
天城「何故この為体の女を変わらず想えるんでしょう……天城なら無理ですよ絶対」
458 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/01(月) 19:27:48.93 ID:ROtEMWsz0
< 何故? >
雲龍「と、言われたら勿論それは身体ね」
葛城「あのさぁ……」
天城「性格が龍田さんで身体なら姉様が好みに近いんでしたっけあの人」
雲龍「ようは身体だけの女なのね、私なんて」
天城「身体だけでも好みなだけマシでは」
葛城「そうそうマシマシ」
雲龍「あなたたち仮にも姉に対して随分と雑になってきたわね最近」
天城「姉様ですから」
葛城「雲龍姉ぇだから」
雲龍「あ、そう……」
459 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/01(月) 19:29:46.10 ID:ROtEMWsz0
< 朝食後に仮眠を取る元旦とは >
提督「え? 雲龍の好きなところ? 顔」
雲龍「照れるわ」
葛城「照れんな」
天城「即答されても困るのですけれど……身体ではなく? 」
提督「身体も好きだよ? これでいい? 」
天城「?? 」
愛宕「あの、ごめんなさいね、本当に疲れててよく分かってないの今。……酷使したのは高雄だけど」
葛城「まぁ、ある意味純度高いナチュラルではあるよね。頭回ってないんだから」
天城「…………」
460 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/01(月) 19:30:33.32 ID:ROtEMWsz0
< 跳ね回って遊んでいそうなのに >
雲龍「仕方無い……では今年らしい話もしておきましょうか」
葛城「や、別にそこまで求めてないけど……今年らしい? 」
雲龍「辰年でしょう? つまり私の年ね」
葛城「今年らしい? まぁ……そう? 」
天城「こじつけですけれどギリギリ理解は」
葛城「つーかじゃあ去年は? 」
雲龍「卯月? 」
葛城「や、この警備府で無理矢理にでもこじつけると」
天城「漣さんでは? 」
雲龍「なるほど」
葛城「確かに」
天城「はい。…………そういえばあの兎さん? お世話してるところ見たこと無いですね」
461 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/01(月) 19:31:59.82 ID:ROtEMWsz0
< 求ム! 情報! >
雲龍「天城」
天城「は、はい? 」
雲龍「触れてはいけない闇、というものがあるのよ、この世には」
天城「は、はぁ……」
漣「や、あの子艤装出さないと出てこないんすよ。出せば出てくるしちゃんと動くんすけど」
天城「?? 」
漣「で、まぁ、たぶん生命体だとは思います。……見ます? 」
天城「い、いえ、わざわざ艤装を顕現させる程ではないです」
漣「はぁ」
葛城「……まぁ、やっぱ触れちゃいけないものなのは確かだよね。なんなのか全く分からないし」
462 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/01(月) 19:33:06.80 ID:ROtEMWsz0
< 目標を立てて素直に成功した試しが >
雲龍「えー、と……では今年の目標は」
葛城「うーん……」
天城「目標らしい目標と言われると……」
雲龍「そう……私は
葛城「はいはい、下ネタ下ネタ」
雲龍「……せめて最後まで言わせて。下ネタだけど」
463 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/01(月) 19:34:25.31 ID:ROtEMWsz0
< 冷静に考えて行く必要性があるかは人次第 >
提督「えー、あー……神社行く人ー? 」
加賀「行きましょうか」
赤城「はいはい。元日に行けるなんて次あるか分からないですからね」
漣「うぇー……パスパス。施設内にあるじゃないですか神社なんて」
提督「お前はそう言うと思ってたよ」
提督「で、なんでお前らしか来ねぇんだよ」
加賀「皆腑抜けているのね」
赤城「まぁ、いいじゃないですか。マイクロバス出すのもだるいですし」
加賀「ええ。施設内だと甘酒だとかもありません」
提督「そういう問題かな。…………折角来てくれたしお年玉でもあげようかと思ったけど別に寄るとこも開いてねぇなそもそも」
464 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/01(月) 19:36:52.17 ID:ROtEMWsz0
うーん……大吉が出て一人だけ飛び跳ねるような状況じゃないですけど……
本気で吉ばっか出ますね。ある意味凄い気がします
2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……吉
2022年……凶
2023年……吉
2024年……吉 ← New !
改めまして本年もよろしくお願い致します
ありがとうございました
465 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/01/01(月) 20:07:24.96 ID:2hLJsh5M0
乙
466 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/02(火) 15:06:50.20 ID:RIY6Rt0X0
< 原題は『3-HEADED SHARK ATTACK』です >
漣「あのですねぇ……今日が何月何日か知ってます? 」
提督「一月二日だった気がする」
漣「そっすね。……『トリプルヘッドジョーズ』とか今更観る日ですか?
なんかもっとこう楽しげな雰囲気且つ実際に楽しいもの観ましょうよ」
提督「や、なんか急に観たくなっちゃって。つーか二日は駅伝観た後他にすることが無い」
漣「物凄く色んなものに喧嘩売りましたよまた」
提督「例年通りだな」
漣「はいはい。……BSとかでもちゃんとした映画やってる筈なんだけどなぁ」
467 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/02(火) 15:13:59.70 ID:RIY6Rt0X0
< 冬は水泳、夏はスキーを、みたいなのが理想といえば理想 >
提督「まぁ、実際この後江風とラグビー観る予定はある」
漣「あぁ……野球とかサッカーと同じでご主人様しか興味無いから」
提督「野球とかサッカーは一応加賀とか初月とか涼風は観てくれるらしいぞ。
ちゃんとルールも分かるらしい」
漣「ほーん……むーちゃんってそういえばスポーツにはあんまり興味無さそうですよね」
提督「なんでだろうな。大概なんでも知ってるし楽しんでるのに」
漣「ビーチバレー大会とか水泳大会はかなり本気でやりますよね」
提督「ん……超人スポーツを自前でできるからか? 」
漣「漣がスポーツに興味無いのはそうっすけど」
提督「よく分からんな。…………この時期にやってもいいスポーツレクってなんか思いつくか? 」
漣「雪合戦」
提督「大湊の積雪知ってて言ってんのか」
漣「知ってるから言ったんすよ。なーんにもしたくないんで」
提督「あ、そう……」
468 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/02(火) 15:14:29.16 ID:RIY6Rt0X0
< 単語だけを吐かせてみるに >
漣「チェスで一番好きな駒は」
提督「クイーン」
叢雲「クイーン」
龍田「クイーン」
Littorio「クイーン」
高雄「クイーン」
漣「そりゃそうでしょうね。……言ってることは同じでも内包してるモノが違う気がするんだよなぁ……」
469 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/02(火) 15:15:29.05 ID:RIY6Rt0X0
< カタカナの単語も結構馬名に空目する >
江風「最近本気で馬の情報最優先でチェックしてる気がする」
海風「まぁ、遊んでる範囲ならいいんじゃない。趣味のレベルで収まるなら」
江風「ン。……でさ」
海風「? 」
江風「飛騨地方がどうのって文字列を見てて」
海風「?? うん」
江風「飛騨の“ 騨 ”が馬単に見えてきてもう駄目だと思った」
海風「……?? 」
470 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/02(火) 15:16:34.15 ID:RIY6Rt0X0
< 割と真面目に初めて知りました >
阿賀野「本っ当に害悪だよねネットとかテレビとかラジオとか各種メディア。
マスゴミ扱いも納得の凶悪さ」
能代「……加賀さんの周囲限定じゃないの? 」
阿賀野「今度は何? 三日とろろ? 恵方巻並に一応は広範囲に定着させてからにしてよもう……」
加賀「福島や栃木の風習らしいですね。あとは愛知の一部だとか岐阜」
提督「ほーん……まぁ、悪かないけど俺千切りの方が好きだなぁ」
赤城「実は割と私も。…………風味に欠けるからと言われて手ですり下ろすというのも中々愉快でしたねぇ」
471 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/02(火) 15:17:47.84 ID:RIY6Rt0X0
< あらゆる美食を持ってこい >
赤城「ちなみに今日はその三日とろろなる風習のために長芋でしたけど」
提督「? 」
赤城「山芋の場合は出汁で伸ばすじゃないですか。
なので最初から出汁と一煮立ちさせてハンドミキサーを使うと早くできるらしいです」
提督「なるほど……今年一番ためになったわ」
加賀「では来週辺りそれを試しましょうか」
赤城「ええ」
提督「いいんじゃない」
初月「よくやるよまったく……食にかける情熱を他の生産的なものに活かせないものなのか」
涼月「それはもう加賀さんじゃないから……うん……」
472 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/02(火) 15:21:34.59 ID:RIY6Rt0X0
< それだと思い付きに対応できないので >
阿賀野「というか調べてみたら山芋でもいいんじゃん三日とろろ……赤城さんが言ってるやり方なら楽だったのに」
能代「って言ってもすり下ろしたのは殆ど加賀さんと赤城さんだし……」
阿賀野「そうだけどそうじゃなくて阿賀野今日の夜の食事当番なの。
長芋メインのおかずにしようと思ってたのに」
能代「あー……まぁ……それはそれは」
阿賀野「そりゃまぁなんでか長芋沢山用意されてるなー?
残っちゃったのかな? って感じでメニュー決めたけども! 」
能代「このために用意してたんだね加賀さんが」
阿賀野「まったく……報連相はしっかりするのが軍人ってものでしょ? 」
能代「と、いうことで余ってるホワイトボードください」
愛宕「思い付いたメニューを書き込むのね。分かった」
扶桑「本格的に食堂みたくなってきたわね」
山城「ええ。……ここまでするんなら最初から一週間のメニュー決めればいいのに」
473 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/02(火) 15:22:28.77 ID:RIY6Rt0X0
< 髭面でも許される職に就きたい >
高雄「思ったんですけどね。……あぁ、年始の気の迷いで」
提督「うん? 」
高雄「キスをしても痒くならないくらい髭を伸ばしてみるのはどうでしょう? 」
提督「うーん? 」
高雄「こう、ふさふさ、という感じで」
提督「まぁ、嫌ではないけど……や、どう? 似合いそう? 」
高雄「しっかりと整えれば。私は結構好きですよ、男性の髭」
提督「そう? 割と珍しい感想だね、この国だと特に」
高雄「かもしれませんね」
提督「うん。…………軍人やめて自営業になったら伸ばしてみようかなぁ」
474 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/02(火) 15:24:10.27 ID:RIY6Rt0X0
< 絵心がある人羨ましいです >
天城『姉様、明日は書き初めでもしたらどうです』
雲龍『書き初め』
天城『書き初め。……絵でもいいらしいですよ。元の意味は知りませんけれど』
雲龍『ふぅん……描くならやっぱり辰かしら』
雲龍「と、いう流れがあったから描いてみたわ。どうぞ使って」
提督「使ってって言われてもなぁ……年賀状なんてもう出してるよ俺」
475 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/02(火) 15:25:45.25 ID:RIY6Rt0X0
< 情緒を大切にといえば聞こえはいい、かな? >
天城「使ってしまうんですか? 折角描いたのに」
雲龍「キャンバス用意して描くのなんて面倒だったし……年賀状って失敗できないから楽しかったわ」
提督「っても個人的なものなんてもう少人数相手しかやってねぇし。
公人としてのやつも予想外のやつは四、五人だろうし……雲龍ちゃん」
雲龍「うん? 」
提督「天城に出してやれよ。ちゃんと使えるし手元に残るぞ」
雲龍「なるほど」
天城「それなら天城も出さないといけませんね」
提督「まぁ、在庫は割と沢山あるから勝手に使ってくれ」
葛城「で、私が写真撮られてるらしいよ」
瑞穂「はぁ……」
天城「ふふ、天城は姉様みたいにしっかりしたイラストなんて描けませんし。
一度家族の写真を使ったお年賀というのもつくってみたかったんですよ」
初月「僕も殆ど使ってなかった私物のプリンタを使えて満足だよ」
涼月「ふむ……家族写真の年賀状……なるほど」
涼風「…………これ結局何人が何人に出すことになるんだ? 」
476 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/02(火) 15:26:49.91 ID:RIY6Rt0X0
< 返さなくていいなら沢山欲しい気もする >
Roma「年賀状……? 」
Littorio「出してみる? 涼月はRomaに送るみたいだけど」
Roma「郷に入りては、とはまた違うような……どうしましょうか」
Littorio「一応何枚か貰ってきたけれど」
Roma「イラストか写真か、という感じなのよね」
Littorio「あの人が軍人として使った物の余りだから元々イラストを印刷したものもあるわ」
Roma「私はそれでいい。ようはコメント部分が大切なのでしょう? 」
Littorio「たぶん。……Littorioにも送って? Littorioも送るから」
Roma「はいはい」
漣「郵便局の人は奇っ怪な現象だと思うでしょうなぁ」
叢雲「今更よそんなの」
漣「まぁね。……むーちゃん頂戴? 漣は面倒だから出さないけど」
叢雲「あなたね……」
477 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2024/01/02(火) 15:27:17.01 ID:RIY6Rt0X0
ありがとうございました
478 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/01/02(火) 17:24:26.82 ID:qHRsOElr0
乙
479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/01/03(水) 23:11:48.83 ID:iXGtlYIlo
お疲れ様です
480 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/03(水) 23:31:55.46 ID:PxLzYa750
< spicy new year >
江風「? 何つくってンですそれ」
加賀「これ? ビリヤニ」
江風「ビリヤニ? 」
加賀「インドのお料理ね。知らない? 」
江風「珍しく知ってるけどそういうことが言いたいンじゃない」
加賀「? 何? 」
江風「今日、まだ三日だぜ? 割とまだおせちとか雑煮食べる日だぜ? なンなら昨日食べたとろろは今日だろ」
加賀「?? どれも食べたでしょう? 」
江風「いやいやいや、そうじゃねぇだろ……」
481 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/03(水) 23:32:43.83 ID:PxLzYa750
< あくまで軽口として >
漣「ねーねーご主人様ー」
提督「ほら来た。よく昨日は耐えたな」
漣「ほえ? 」
提督「どうせあれだろ? 不謹慎なこと言いたい気分でしょ? とか言いに来たんだろう? 」
漣「よく分かってるじゃないですかさすが調教済み」
提督「あのな……」
482 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/03(水) 23:33:42.67 ID:PxLzYa750
< ※ 素面です >
漣「まぁ、ご主人様何故か知りませんけど割と人の心持ってるんでたぶん何も言いませんよね」
提督「君は何故そんな失礼なの」
漣「漣とご主人様の仲じゃないですかヤダなー」
提督「なんだお前……」
483 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/03(水) 23:39:06.70 ID:PxLzYa750
< サブカル、中二、オタク…… >
漣「つってもまぁ……すげー始まりの年っすね」
提督「それはそう」
漣「やっぱニート最強? 自宅が揺れたりしたらどうしようもありませんけど」
提督「寧ろキャンピングカーとかで全国回ってた方が身軽に生きていけるんじゃないか」
漣「別に身軽だから生き残れるわけでも無ぇと思いますけど」
江風「クリティカル・イレブンミニッツとか知らなくていいことを知ってしまったしな」
漣「ん? まぁ、そうだね」
加賀「え、あなた知らなかったの? 」
江風「だって江風航空機飛ばせないし。
“ ヒコーキを飛ばせるヒトの会 “なるLINEグループのヒトは皆知ってンの? 」
加賀「知っていると思うけれど……まぁ、そう言われると分からないわね」
江風「だろ? 」
漣「漣は知ってたけど」
提督「俺、一応高級軍人だぞ。知ってるよそりゃあ」
加賀「む、むむ……」
江風「…………江風が馬鹿ていいンだけどこーいうのと比べるのはやめてくれねーかな、さすがに」
484 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/03(水) 23:40:28.11 ID:PxLzYa750
< まだ、まだ軽傷な筈 >
雲龍「吐いた唾は呑み込めない……ふむ」
葛城「はいはい下ネタ下ネタ」
雲龍「はいはいスルーしていいわ。……この諺を考えた人ってきっとちゃんとキスをしたこと無かったのね」
天城「寧ろ渡した筈のものを舌で注ぎ返されてもそれは違うモノ、という上級者だったのでは」
雲龍「……ハッ。私、私が間違っていたわ」
葛城「…………天城姉ぇは新年三日目でもう壊れるの?
それ年に二、三回のショック事案じゃなかった? 」
485 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/03(水) 23:41:30.59 ID:PxLzYa750
ありがとうございました
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/01/03(水) 23:47:10.78 ID:uZZS97QGo
激動の新年ですね
487 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/01/04(木) 03:15:30.98 ID:cx8MWw1Xo
乙
488 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/04(木) 19:30:39.77 ID:ZTAjXOvM0
< 認定団体は本人以外の誰か >
漣「雲龍さんって嗜好ダダ漏れどころか積極暴露していく頭スカスカピンクだけどさ」
叢雲「まぁ……そうね」
漣「実はこう、具体的な嗜好? 好み? 実際の状況? みたいなのはあんまり聞かない気がする」
叢雲「はぁ? 」
漣「なんてーか……乳首だけでイける、とかそういうの」
叢雲「…………それはあいつも関わってくるからじゃないの?
希望は割とぶん投げて拒否られたりしてるけどあいつの嗜好そのものの暴露とかは極力しないようにしてるんじゃない? 」
漣「なるほど……ご主人様検定五段に加えて雲龍さん検定三級もあげちゃう! 」
叢雲「いっらな……」
489 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/04(木) 19:31:32.98 ID:ZTAjXOvM0
< 寧ろ胸を張って >
漣「ちなみにご主人様検定は愛宕さんと高雄さんがそれぞれ三段だよ」
叢雲「私の方が上なのね……要らない」
漣「漣は四段」
叢雲「あなた割とそういうところ素直よね。……天城と葛城の雲龍検定は? 」
漣「どっちも初段くらいかな。ご主人様は二段」
叢雲「判定ルールが全く分からないけどなんとなく納得はできる気がする」
漣「あと漣検定はむーちゃんが五段で最上位だよ? 」
叢雲「あ、そう……あなたそれ言ってて恥ずかしくないわけ? 」
490 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/04(木) 19:33:50.65 ID:ZTAjXOvM0
< 自分さえ泥を被れば……を禁じられる >
提督「君たしか去年にさ」
漣「はい? 」
提督「キャンパスライフを経験したかったとかなんとか言ってなかった? 」
漣「言った記憶はありますね。むーちゃんとのムームーライフの方が大事ってことで無理矢理諦めましたけど」
提督「俺は物凄く高校生になりたくなってきたよ、最近」
漣「JK年代の肌が恋しくなったので? 」
提督「違う。…………責任ってしんどいなぁ、って」
漣「結婚したんでしょうが……や、だからかもしれませんけども」
491 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/04(木) 19:34:43.96 ID:ZTAjXOvM0
< しかも殆ど無表情で目線も合わせずに >
雲龍「私、兎さんなの」
提督「卯年は去年だろ……おい」
雲龍「スキンシップ、怠ると、壊れる」
提督「いやいやいや……おい……」
雲龍「構って、くれないと、死んじゃう……」
提督「知ってる。…………あのね」
雲龍「何? 注文の多い男は好かれないわ」
提督「そうだね。……………………生の人参持ってキッチンで戯れられるとは思わなかったわ。
平服にバニーの耳だけで料理ってなんなんだよ」
492 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/04(木) 19:35:36.20 ID:ZTAjXOvM0
< いや、そりゃ自由ですけども >
雲龍「荒地の魔女が新手のマゾに聞こえたわ」
天城「姉様のお耳は特別製ですものね」
葛城「新年から姉妹で『動く城』っていうのはどうなの? 」
天城「うん? 」
雲龍「ん? 」
葛城「何? 」
天城「『ハウル』を“ 動く城 ”って言うヒト初めて見ました」
雲龍「ホットケーキミックスをホケミって言ってそう」
葛城「? 言わない? 」
雲龍「言わない」
天城「?? 言いません? 」
雲龍「???? 」
493 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/04(木) 19:36:16.17 ID:ZTAjXOvM0
< ちなみに『おかあさんといっしょ』は“ おかいつ ”らしいです >
雲龍「リスケジュールをリスケって言ってそう」
天城「そもそもリスケジュールなんて単語使いませんし」
葛城「使わないよね」
雲龍「そう……『ラピュタ』も“ 天空の城 ”って言うの? 」
葛城「言わない」
天城「言うわけ」
雲龍「ふぅん…………なんだか微妙に気持ち悪いわね。法則性がズレてる感じっていうか」
494 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/04(木) 19:38:53.93 ID:ZTAjXOvM0
< 適正な意味で自分が観ることが無いとしたのならば >
葛城「でも凄いねこれ。“ おかいつ ”で検索してもちゃんとトップに出る」
雲龍「へぇ……」
天城「……世の中自分の知らない世界はあるものですね」
葛城「そうだね。…………番組名チョイス出したの雲龍姉ぇじゃん。
ちょっと傷付いた理由は分かるけどなんで物凄く嫌そうな顔私にするのさ」
495 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/04(木) 19:39:30.30 ID:ZTAjXOvM0
< 天赦日×一粒万倍日 >
江風「ってやつを今年は調べてみたンだ。最高に運の良い日」
海風「完璧に競馬中心の考え方だよねそれ」
初月「大丈夫かお前」
江風「年間収支プラスなンだからよゆーよゆー」
初月「あ、そう」
海風「で? その最高の吉日は? 」
江風「一月一日、三月十五日、七月二十九日、十二月二十六日、らしい」
初月「もう一個終わってるじゃないか」
江風「しかも雑に調べた感じ特に重賞レースとかは登録されてなかった」
海風「駄目じゃん」
江風「今年もテートクがどっかしら連れてってくれるだろ。
その日にお願いして現地に行けばいい」
海風「あ、そう……それ、本末転倒じゃない? 」
496 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/04(木) 19:40:27.33 ID:ZTAjXOvM0
< 故郷を離れているからこそ >
秋雲「さっきなんとなく歩いてて聞いた話で思わず笑っちゃったんだけどさ」
時雨「うん? 」
秋雲「“ 恵方巻なんぞ要るかよ……元は全国的イベントじゃねぇだろ…… “って厨房の人が言ってたの」
時雨「まずまずその通りだと思うよ僕は」
秋雲「まぁ、自由だけどさ風習慣習なんて。……でさ、なんか毎年食堂で出すのがだるいって話だったんだけど」
時雨「だろうね。僕もよくあんなにつくってくれるなって思うよ」
秋雲「もう一人の……たぶん上長なのかな? みたいな人にさ、
“ じゃあ芋煮会なんて要らねぇよな。地元の風習だもんな “ って言われて」
時雨「うん」
秋雲「ガチ泣きしてた。“ ここであれやるのが生き甲斐なんです “とか言って」
時雨「ん、んんっ……? 」
497 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/04(木) 19:43:34.65 ID:ZTAjXOvM0
< 意味が無いとはとても言えませんが >
提督「交礼会か……だる……軍人を来賓にするのなんかやめちまえよ」
愛宕「毎年行ってるんだから慣れてるでしょう」
提督「おっさんおばさんと中身の無いお話することに慣れたらお終いだと思うよ俺」
愛宕「はいはい。……降霊会に聞こえない? 霊を降ろすやつ」
提督「あぁ、でもそっちの方が楽しいと思う」
愛宕「おじ様おば様何百人と一緒に霊を降ろす会って絵面がもう面白いわぁ」
提督「既に何らかの悪霊に取り憑かれてる可能性すらあるな。
…………まぁ、悪意を持って見ればもう金に取り憑かれてると言える気はするけども」
498 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2024/01/04(木) 19:44:44.99 ID:ZTAjXOvM0
リアル神社でも吉でした。三年連続です
ありがとうございました
499 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/01/04(木) 22:07:39.49 ID:nJdhSJxQ0
乙
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