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【艦これ】龍田「私とあの人と……高雄と愛宕、とその他」
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290 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/05(日) 22:09:39.11 ID:otP8ZXvF0
< 紅茶割より珈琲割の方が好きかな、くらいの違い >
時雨「っていっても紅茶ってコーヒーの半分くらいは含まれてるけどね、カフェイン」
WS「そんなもの気にしたこと無いので」
金剛「私も無いカナー」
時雨「まぁ、僕もだけど。……寝させてくれない要素があり過ぎるもんね、この世界」
291 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/05(日) 22:11:15.98 ID:otP8ZXvF0
< ふと思っても寒さに二の足を踏む季節 >
提督「豚しゃぶしたい……」
高雄「ん……今何時だと」
提督「まだ今日だろ。明日じゃない」
高雄「…………」
提督「ゴマだれ……シンプルにゴマだれ……おお……」
高雄「莫迦……食べたくなってくる」
提督「俺の首筋でも噛んで耐えて」
高雄「骨までしゃぶりますよきっと」
提督「高雄ならまぁ……手、繋いでてくれる? 」
292 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/05(日) 22:14:02.67 ID:otP8ZXvF0
< 白菜、きのこ、豆腐、あぁ…… >
高雄「ん……手繋いで、忘れられます? 」
提督「高雄次第かな。…………そうじゃないなら一緒に豚しゃぶの夢見よ? 」
高雄「莫迦。……………………明日は? 」
提督「たぶん他のもの食べたくなってるな。……高雄が食べたいなら」
高雄「ん、明日の私に任せましょうか……ぁふ」
提督「ん…………また明日」
高雄「また明日」
293 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/05(日) 22:15:37.08 ID:otP8ZXvF0
< 性差で飯が食えるか酒が飲めるか >
加賀「む……む? 」
叢雲「……あなた朝たぶん臭うわよ。私はオフだから食べるけど」
加賀「翌朝に臭いを残す軟弱な胃腸はしていません」
叢雲「意味分かんな……はい。勝手に全部食べたらキレるわ」
加賀「用法要量は守れる方です。…………嗚呼……」
叢雲「…………つくってきた自分で言うのもなんだけど豚しゃぶのにんにく味噌和えでする顔じゃないと思うわ、女として」
294 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/05(日) 22:16:52.25 ID:otP8ZXvF0
< 何を食べるかよりどうやって食べるか考える方が楽しい気がしてきた最近 >
加賀「しかし……豚しゃぶとは無限の可能性を秘めていますね」
叢雲「ポン酢とゴマだれくらいでいいわ私」
加賀「にんにくもそうだけれど……ピリ辛でもネギ塩でも辣油でも卵でも……あぁ、とろろもいいわ」
叢雲「幸せな頭してるわね」
加賀「幸せですから。……あぁ……」
295 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/05(日) 22:17:50.65 ID:otP8ZXvF0
豚しゃぶ豚抜きもこれはこれで……
ありがとうございました
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/05(日) 23:12:14.79 ID:c0rX3try0
乙
297 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:25:17.45 ID:OKsiW1Em0
< 夢とは深層心理が云々 >
提督「いやぁ! モテる男は辛いなぁ! なぁ!? 」
加賀「飲め」
天城「どうぞ」
愛宕「はぁい」
山城「死ね」
扶桑「飲んで、くれないんですか? 」
雲龍「下から飲ませて? 」
海風「駄目、ですか? 」
叢雲「馬鹿ばっか」
提督「溺れ……おい、おう…………息できな
提督「Zzz……………………っハッ! ……………………」
高雄「ん…………ふぁ……………………な、に? 」
提督「まだ寝てな。……………………山城と雲龍のことどう思ってんだろ俺」
298 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:26:30.78 ID:OKsiW1Em0
< まだ素面ですよ? >
漣「そーれポンポコリン! 」
初月「ほう……」
漣「ほいほいほーい! かかってこいやぁ! 」
江風「ン、ンン……ン? えーと、スタンディング・ストレートォ! 」
叢雲「何それ立直? はい、ロン」
江風「…………」
漣「そこはロナルド・ウィーズリーとか言ってほしかったなぁ」
初月「レーガンとかでも……や、別にあいつや阿賀野さんを召喚したいわけじゃない」
叢雲「そんな歴史ネタって感じでも無いでしょう大統領。……はい、まだ、やる? 」
江風「……………………」
299 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:28:09.09 ID:OKsiW1Em0
< いや、だからまだ素面ですってば >
愛宕「この前ね? なんだか凄く酔ってたみたいなの」
高雄「割と茶飯事では」
愛宕「記憶の一部飛ばす程はあんまり……でね? 深夜に一人でスープをつくったみたいなの。寒かったから」
高雄「ええ」
愛宕「で、それすっごく美味しかったの。私もしかして天才? みたいな」
高雄「あぁ……そういう……」
愛宕「そうなの。キャベツと牛肉を使って白だしだとか塩だとか適当に目に付いたもの突っ込んで」
高雄「分量が全く分からない、と」
愛宕「そう! 最悪……あの味せめてもう一回だけでも食べたいわ。七味振り掛けたあの味最高だったのに」
加賀「もう一回同じくらいに酔えばきっとつくれるわ」
愛宕「や、また忘れますよたぶん」
加賀「そう……さ、記録してあげるから一緒に飲みましょう? 」
愛宕「はーい。…………うん? 」
高雄「はぁ……」
300 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:31:29.18 ID:OKsiW1Em0
< 灰汁を取ったところまではなんとなく >
加賀「それで? 他に記憶にある材料は無いの? 」
愛宕「うーん……たぶん甜麺醤を少し垂らして辣油も最後に垂らしたような気は」
加賀「なるほど。辛いものを少しずつ垂らして得難い調和を齎していた、と」
愛宕「それを卵で中和していたような……器に盛ってすぐ割り入れて食べる時には半熟、みたいな」
加賀「いいじゃない。私も唆られるわ」
高雄「愛宕の言う器だとしたらたぶん2カップあるか少し少ないかくらいでしょう、たぶん」
愛宕「うーん……」
加賀「駄目ね。やっぱり飲まないと……ええ」
愛宕「いえ、あの、私この後普通にあの人手伝う予定……」
加賀「世紀のスープよりそれは大事なの? 」
愛宕「あの人より大事なモノもあの人と一緒にいる時間より大切なモノも無いので」
加賀「…………」
高雄「…………」
加賀「…………」
高雄「…………? 」
加賀「…………矛盾してない? とか言えない雰囲気をどうも。思い出したら、食べさせてね」
愛宕「はいはーい」
301 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:32:24.30 ID:OKsiW1Em0
< 無意識に連想ゲームみたいな思考してるときあるよねって >
叢雲「納得のいかない予測変換シリーズ」
漣「むーちゃんからなんて珍しい」
叢雲「四十雀は出るのに五十雀は出ない」
漣「や、んなもん日常生活で使う人少ないっしょ」
叢雲「カタカナで検索してやった途端に予測変換覚える能力あるんなら最初っから用意してなさいよあれくらい」
漣「理不尽な……なんでそんな鳥なんて検索したの? 」
叢雲「四十肩を調べたかったときになんとなく四十雀は出るのかなって」
漣「あ、そ……なんで四十肩なんて検索したの? 」
叢雲「それは四條畷を調べーーーー
302 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:33:04.20 ID:OKsiW1Em0
< 未来日記的な。違うか >
江風「上申書とか報告書とか本当クソだろ……一言テートクに言えば全部終わるじゃン」
海風「それはあの人に感謝すべき事項であってそんな雑に書いてたらそのうち江風が困ると思うよ」
江風「マジでクソ、本当クソ……テートクって」
海風「うん」
江風「夏休みとか冬休みの宿題はいつ終わらせるタイプだったと思う? 」
海風「休みの頭に一気に終わらせるタイプ。なんなら絵日記でも」
江風「最低かよ……分かるけど」
303 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:33:51.19 ID:OKsiW1Em0
< 無味感想 >
海風「でもある意味では宿題より楽でしょ」
江風「そうか? 」
海風「様式に則って当たり障りない言葉並べればいいんだから。
読書感想文とか最悪じゃない? 」
江風「あぁ……本自分で選べるなら別によくね? 」
海風「選ばせてくれると思う? 」
江風「思わない。……でもそう考えるとテートクも教師とかが選んだ本無理矢理読んで感想書いてたのか」
海風「物凄く素っ気無い文章書いてそう。AI生成よりも無味乾燥なやつ」
江風「ンふ……確かに。好きな本なら幾らでも書いて困らせる感あるけど」
304 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:34:38.85 ID:OKsiW1Em0
< 見解の相違 >
海風「江風は絶対友達に写させてもらうタイプだよね、宿題」
江風「姉貴がいるじゃン」
海風「私と江風って同じ学年なの? 」
江風「えっ」
海風「え? 」
江風「……え? 」
海風「…………うん? 」
305 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:35:51.90 ID:OKsiW1Em0
< さすがに犯罪臭が云々 >
瑞穂「はぁ……まぁ、同年代なのでは、くらいしか言えませんよ」
江風「そりゃそうだけど」
海風「年子とかでは? 」
瑞穂「まぁ、中学二年生も三年生も個人で全く違いますものね、見た目って」
江風「お、おう……? 」
海風「……私の願望とかじゃなくてですけどそこはせめて高校生で例えるべきでは? 」
瑞穂「はい? 」
306 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:36:37.43 ID:OKsiW1Em0
< 趣味嗜好を理解しているが故に >
漣「やっぱロリコンじゃん瑞穂さんこわー」
瑞穂「いやいやいや……違う、違いますってば」
漣「勢いのある否定ですなぁ……」
瑞穂「あのね……」
海風「中学生とか絶妙に身の危険を感じる例えだったよね」
江風「ン。…………テートクが言ったんなら誰もツッコまなさそうなトコ含めてちょっと不憫だけど」
307 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:37:45.37 ID:OKsiW1Em0
< 執着の行き着く先って存在するのかな? >
海風「ロリコンじゃないからね。物凄く待たされた私が言うんだから間違い無いでしょ? 」
江風「え、ン……あぁ、まぁ」
漣「でもご主人様って確か海風のことギリ高校生だろ……社会的には終わってるけど自由恋愛なら……うん、いける、筈。
みたいな自己暗示でなんとかしたって言ってたよーな」
海風「私もそう聞いた気がする」
漣「ご主人様的には童顔めの高校生で、瑞穂さん的には中学生なんだね、見た目年齢」
海風「まぁ……」
江風「そーいやテートクってセーラー服がどうとかブレザーがどうとか宣う割にJKがどうたらとはあンま言わないよな」
漣「制服に価値見出してんでしょ。本人は同年代のときに同年代とヤってて未練無さそうだし」
江風「なるほど? 」
海風「つまり瑞穂さんは明石さんより幼い子の肉を知らないからあんなことを……? 」
瑞穂「あのですね……」
308 :
◆5z7C0EoTrg
[saga ]:2023/11/06(月) 22:38:13.87 ID:OKsiW1Em0
ありがとうございました
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/06(月) 22:44:16.04 ID:CHs8uM+x0
乙
310 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/07(火) 06:44:14.70 ID:B81bLMyD0
< これ以上寝るのもおかしい気がして >
提督「早朝に起きて空にまだ明るい月が残っていると」
高雄「損した気分に? 」
提督「や、この時間から訓練させられてる君たちに哀れみを覚える」
高雄「ふふ……随分と上からの目線ですね」
提督「酔ってるもん、まだ……許して? 」
高雄「許すも許さないも……タブ、ちゃんと見れてます? 」
提督「なんか色んな数値がチカチカしてて目が痛い」
高雄「そこはあまり許せないところですけど……外套、開き過ぎでは」
提督「微妙に寒いのが気持ち良い……」
高雄「そう? …………煙草、吸わないの? 」
提督「うん……うん…………」
311 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/07(火) 06:45:26.41 ID:B81bLMyD0
< 辣油が悪いとかそういうことではなくて >
提督「ふぁ……ん……」
高雄「飲みます? 」
提督「この時間から豚汁飲めるなんて……ねぇ? 」
高雄「毎朝起きればまだ、沢山」
提督「クソの上官いない方が楽しいでしょ皆」
高雄「あなたがいた方が引き締まりますよ」
提督「俺そういうの好きじゃない」
高雄「そう? 」
提督「うん……うん」
高雄「…………」
提督「美味しいよ。…………君それ、振り過ぎ、かけ過ぎ、何それ」
旗風「?? これが旗風の朝の活力なのですが」
提督「豚汁に赤い膜できてるよ……別に七味にしろとか言わないけど……ほあ……」
312 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/07(火) 06:46:43.44 ID:B81bLMyD0
< ただただ眠たい疲れた、というとき >
能代「はぁ……朝から見られてると、疲れる」
雲龍「別に最低限こなしていれば何にも言わないわよ、あれ。どうせ酔ってるし」
能代「そういうんじゃないでしょう上官って。その辺の線引きは必要かと」
雲龍「不要とは言わないけれど……真面目ね」
能代「性分です。……はぁ」
雲龍「シャワー、一緒に浴びる? 」
能代「そうしましょうか……なんだか、眠いです……」
雲龍「やめましょう。あなたがOKするなんてどう考えてもおかしいわ。熱でもあるの? 」
能代「あのですね……」
313 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/07(火) 06:52:16.51 ID:B81bLMyD0
< 半端な寒さとかその辺 >
雲龍「と、言いつつ一緒に来てしまったわ」
能代「馬鹿にしていても一応先輩なので」
雲龍「馬鹿にしないでいてくれると嬉しいわ……ん……」
能代「お風呂、あったかいです」
雲龍「お風呂って、そういうもの」
能代「…………ふぁ」
雲龍「ふふ、身体は大体腕に収まるのに、胸は掌に収まらないのね」
能代「ん……あんまり、優しく触らないで、ください。傾いちゃう」
阿賀野「??!!??!?????!?!?!?? 」
葛城「……毒牙とは言わないけど……なんか刺さっちゃったのかな? 」
314 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 21:54:15.52 ID:WQBeLkjo0
< 思い立ったが >
山城「あら、今日はあの女衒いないの? 」
愛宕「んー? 聞いてない? お出掛け」
山城「お出掛け? 」
愛宕「君に本物の馬というものを見せてやろう、とか言って江風とついでに海風連れて行ったわ」
山城「いいご身分ね」
愛宕「そうねぇ……わざわざホテル取って北海道まで行っちゃった」
山城「……はい? 」
315 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 21:55:17.16 ID:WQBeLkjo0
< 育ちというよりは教育なのかな >
鹿島「箸より重い物を持ったことが無い、みたいな諺? イディオム? があるじゃないですか」
あきつ丸「まぁ……あるな。使うことがあるとも思えないが」
鹿島「どれだけ裕福でも食器はちゃんと持って食べるべきかな、って」
裕福なくせに行儀は習わなかったのかな、と」
あきつ丸「知らないでありますよ……凄まじくどうでもいい……」
316 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 21:56:35.55 ID:WQBeLkjo0
< 死にたがりを好きになる、ということ >
鹿島「まぁ、掴みはOKって感じでしょう? 」
あきつ丸「掴まれた気がしない……本題は? 」
鹿島「時雨さんに聞いたんですけど今回は特務のお仕事無いんですか? 」
あきつ丸「? 」
鹿島「大湊のあの人、また小旅行に行ったみたいですけど」
あきつ丸「あぁ、今回自分は特に無いな。
いい加減提督殿のお守りを外されたのかもしれん」
鹿島「それ不味いんじゃあ……」
あきつ丸「お役御免だというのならそれでいいであります。
できれば苦しまない終わらせ方をしてほしいが」
鹿島「私が嫌なんですけどそれ……」
317 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 21:58:01.09 ID:WQBeLkjo0
< あっても言えないけれど >
提督「青森空港も何度来たことか」
江風「江風は初めて」
海風「私も。……そもそも民間機自体滅多に乗らないけど」
提督「そうだな。……今日は千歳着いたら列車で苫小牧行って一泊するから」
江風「地理が全く分からないから全部任せた」
海風「苫小牧から、えーと」
江風「門別」
海風「そうそこ。は? 」
提督「レンタカー。今日はホテル近くの適当に良さげなとこで飲んで寝る」
海風「私たちが入っても不自然じゃないお店なんてあります? 」
提督「帽子目深にして個室入ったら注文前に免許証見せて」
海風「合法美少女侍らせるクズ扱いされますね」
提督「慣れた」
江風「つーか姉貴は自分から美少女扱いなのか」
海風「普通の人間様と比べたら奇抜な髪色してるけどね。…………文句、ある? 」
318 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 21:59:18.64 ID:WQBeLkjo0
< 人の乗った馬が走ってるだけといえばその通り >
龍田「競馬ねぇ……何が面白いのかよく分かんない」
愛宕「賭けなくても結構観てるわ、あの人」
龍田「ふぅん……テレビでやるの? 」
愛宕「さぁ? 私も特に興味無いし」
漣「ご主人様たちが観に行ったのなら地上波ではやんないっすね。観るならネット配信」
愛宕「へぇ」
龍田「へぇ」
漣「本気で興味無いって顔。……血統とか産駒知り始めると抜け出せなくなるんですけどねぇ」
319 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 22:00:16.81 ID:WQBeLkjo0
< どっちも楽しいですけどね >
龍田「? あなたは割と分かるの? 」
漣「酔ったときのノリで漣もむーちゃんも購入用のアカウントつくらされたんで」
龍田「そうなの。……お馬さんって」
漣「ええ」
龍田「1トンくらいあるんでしょう? 迫力はありそう」
漣「たぶんそれ輓馬の方。道営とばんえいは別物なんすよ」
龍田「?? 」
愛宕「普通の興味無い人でもサラブレッドの方イメージするんじゃないかなぁ」
龍田「???? 」
320 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 22:01:34.50 ID:WQBeLkjo0
< 雪が無いだけで大概良いところに思える >
龍田「へぇ……北海道って普通のレースもするんだ」
漣「札幌のど真ん中を乳牛が歩いてると思ってそう」
龍田「歩いてるのは羆と鹿でしょう? 」
漣「なんで北海道に対してそんな酷いこと言うのこのヒト」
愛宕「でも実際隣県とかならまだしも南北の反対側とかのイメージってそんなものだと思うわ。
龍田はあの人が自虐ネタで北海道トークするからなのかテキトーなこと言ってるけど」
龍田「九州ってとんこつ以外人権無いんでしょう? 」
漣「それ博多近隣だけなんじゃないです? 」
愛宕「長崎のちゃんぽんとか鹿児島ラーメンもとんこつ使うらしいわ。実食はしてないけど」
龍田「ほらぁ」
漣「ほらーとか言われても……でもそーいや西の方って行ったこと無いですね。
厳島にはこの前行かされたけど」
321 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 22:02:51.79 ID:WQBeLkjo0
< 道外民に道内のイメージを訊くのは割と好き >
龍田「あとは……あと何かある? 」
漣「九州へのイメージはとんこつラーメンしか無いんですか龍田さん」
龍田「よくよく考えなくても無意識なのかなんなのか私の料理って関東系っぽいのよね。
だからご当地の味付けとかも全く知らないの、九州」
愛宕「私あれ好き。うまかっちゃん」
漣「結局とんこつラーメンじゃねぇですか……本気でそれ以外のイメージ何も無いの? 」
龍田「辛子高菜」
愛宕「焼酎」
漣「伊万里焼きとか竹細工とか温泉とか文化的なもんもちゃんとあるでしょーが」
阿賀野「はいはい! 九州三国志! 」
龍田「…………」
愛宕「…………」
阿賀野「いつも通り予想はしてたけど何でこんな冷めた目してるの? 」
漣「興味無いものの話からスライドしてきただけですからなぁ……」
阿賀野「うーん? 」
322 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 22:04:06.64 ID:WQBeLkjo0
< 明日はちなみに道営記念があります >
提督「そーいや海風は馬券買う予定? 」
海風「正直大して分かりませんけど……記念くらいは」
提督「ふぅん……お前はどうする? 」
江風「江風はもう買うの決めてる」
提督「あ、そう……」
江風「何レースから観に行くわけ? 」
提督「別にいつでも。どうせなら牧場とか行こうかなって」
江風「りょーかい」
提督「ん。……さ、明日は特に早くも遅くもないけど、寝るぞ」
江風「ン……ン? 」
海風「? 」
提督「さすがにお前ら二人部屋なんだからそっちで寝てこいよ……俺普通に寝る予定だからね海風くん」
323 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 22:04:33.76 ID:WQBeLkjo0
< 11月08日 >
提督「まったく……俺がいつでもどこでも盛る男だと……ん? 」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………なんだかんだいっていいおっぱいの日にヤらないって大湊に異動して初か」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………」
提督「…………寝るか」
324 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 22:06:03.94 ID:WQBeLkjo0
< 朝になってからのお楽しみ >
海風「去年の同じ日に何してたかなんて普通覚えてないけどさ」
江風「うン」
海風「去年いいおっぱいの日にあの人と寝たな、
って思い出してそっから流れでその後二、三日のことも思い出してきた」
江風「あ、そう……それで? 」
海風「それだけ。来年はわざわざお馬さん観るために北海道来て江風と寝たなって思い出すのかな」
江風「さぁね。…………寝たな、って同室って意味だよな?
なンもすンなよ? な? フリじゃないからな? なぁ?! 」
325 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/08(水) 22:06:31.98 ID:WQBeLkjo0
ありがとうございました
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/08(水) 22:59:51.85 ID:3+jcIlXR0
乙
327 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/09(木) 22:47:46.37 ID:aneqtSmIO
<
>>299-300
>
愛宕「あー!!!! 」
加賀「……なに? 問題発生? 」
愛宕「思い出しました! 最後に垂らしたの辣油じゃなくて瓶詰めの穂先めんま! 辛いやつ! 」
加賀「ほう……推定2カップの水、どうやら100g程の牛肉、千切り入れたキャベツが三、四枚。
普段のあなたを見ている限り塩は小さじ1/2くらい、白だしは味と匂いが強いから小さじ1程度か多くて1と1/2。
加熱しながら甜麺醤とめんまを気持ち混ぜて器に盛ったら卵を割り入れて黒胡椒と七味を振る、と」
愛宕「……よくそんなの覚えてますね。叫んでおいてなんですけど」
加賀「よし……ここまで来たら後は実際につくってみるわ。ありがとう」
愛宕「いーえー。…………あんな情報で何回作り直す気なんだろう」
328 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/09(木) 22:48:47.24 ID:gdwexADJO
< でも注文した後はそれ以外が気になるよね >
提督「半炒飯の二人前は普通の炒飯一人前より多くあるべきだと思うんだよな」
江風「そりゃ客からしたらそうだろ」
海風「そうだね」
提督「でも結構ある気がするんだよ。半炒飯が半分未満の店」
江風「ンなこと言われてもな」
海風「そうだね。……カレーラーメン注文したときにする話じゃなくありません? 」
329 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/09(木) 22:49:44.78 ID:qdq15McFO
< 実際どうなのかは誰にも分からない >
提督「まぁまぁ。……美味いだろう? 」
海風「これたぶん出汁ちゃんと取ってるんでしょうね。
当たり前と言われたらそれまでですけど」
提督「たぶんね。……実は苫小牧と室蘭で我らこそご当地って主張し合ってんだよな。
地理的な関係で俺は苫小牧ばっかだったけど」
江風「まーた知らない地名出てきた」
提督「室蘭は割と全国ニュースとか詳しめの天気予報でも見ないか? 」
海風「たぶん青森で例えると黒石市か平川市くらいの知名度だと思いますよ」
提督「マジか……そっか…………いやでもなんかすっごい納得したわ。
そのレベルなら知らねぇよな確かに」
330 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/09(木) 22:50:29.14 ID:Ttn/uqpgO
< 大王 >
提督「締め用のライスも注文するのが基本ではあるのですが……しましたね? 美味しいですね? 」
江風「あの勢いで勧められたら拒否はできねーよ……」
海風「チーズと味玉とネギをトッピングにプラス餃子って異常なボリュームですね」
提督「俺は加賀とか赤城じゃないから大盛りにしてないし」
海風「でも、普通にかなり美味しいです。餃子に種類もあって楽しいし」
提督「でしょー? 僕個人的にここなら大概の人に勧められちゃう」
江風「レンタカーの中凄い臭いになりそう」
海風「まぁ、窓開けてればすぐだよきっと」
提督「そうだな。……オンラインストアもあるので気になったら注文してみてね! 」
江風「うン……? 」
331 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/09(木) 22:51:17.32 ID:93AO1Y+hO
< 酷暑よりはマシだと信じたい >
愛宕「秋……秋? 」
高雄「さすがにもう夏ではないしまだ冬ではないと思うわ」
愛宕「そうね。……お肌が乾燥しちゃう〜、って思ったんだけど」
高雄「ええ」
愛宕「気付いたら寒さに呪詛吐いてストーブの前に座ってそう」
高雄「……そうね」
332 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/09(木) 22:53:50.21 ID:wBG4A7BeO
< 現地の雰囲気最悪でしたけど明日は良い情報を頼みますよ >
提督「…………」
江風「…………」
海風「…………」
提督「……………………」
江風「……………………」
海風「……………………」
提督「……………………全員馬券は的中だな」
江風「……………………そうだね」
海風「……………………初めて馬券買いましたし初めて当たりましたけどもう一生買わなくていいです、私」
333 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/09(木) 22:54:10.32 ID:GRuFNeK7O
ありがとうございました
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/09(木) 23:24:43.74 ID:mLthOoQW0
乙
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/10(金) 22:09:04.17 ID:CsNxT6Mao
お疲れさまです
336 :
◆5z7C0EoTrg
[sage saga]:2023/11/10(金) 23:01:44.90 ID:Y19v1rpL0
< そうですか、ゆっくり帰ってきてください、という圧力 >
提督「クッソねみぃ……」
海風「列車で空港まで行って乗ったら寝てればいいですよ」
提督「千歳から青森とかクッソ近いじゃん……逆に寝れない」
海風「では青森空港から警備府までは私か江風が運転しましょうか? 」
提督「んえ……や、頑張る。運転する」
江風「おはよ……最高に眠いわ」
海風「海風は結構早くに寝付いてた気がするんだけど」
江風「でも眠い。……テートク寝てねぇの? 」
提督「高雄に予定通り帰るからー、って電話したら二時間くらい経ってた」
江風「あぁ……」
337 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:02:51.17 ID:Y19v1rpL0
< 最後まで愛たっぷり! でお願い! >
愛宕「んー……トッポ食べる? 」
明石「何でトッポ」
愛宕「食後のデザート? 」
明石「や、朝食はいつも通りヨーグルトあったでしょ」
愛宕「まぁねぇ〜。……何で食べてるんだろう」
明石「知りませんよそんなの」
愛宕「特に酔ってもいないし満腹感もあったんだけど……頭脳労働の予定があるから? 」
明石「それもいつも通りでは」
愛宕「んー……」
葛城「あの人がいなくて口寂しいのか恋しいのかってとこでしょたぶん」
天城「無意識の欲求不満、と」
雲龍「そうね。……私の口寂しさ紛らわせてくれる? 」
葛城「トッポでも貰ってきなよ面倒臭いなぁ……」
338 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:03:54.37 ID:Y19v1rpL0
< 完全な化け物になってしまうよりかは >
山城「蛙って」
龍田「うん? 」
山城「蛙って、オタマジャクシから足が生え始めて陸に上がれるようになった頃」
龍田「ええ」
山城「溺れるらしいわ。どちらの能力も中途半端に持った所為で」
龍田「へぇ……? 」
山城「私たちが生み出される過程にはそんな哀れな子たちもいたのかもな、って。
人間にも成りきれず、化け物にすら為り切れず」
龍田「羨ましい話ね」
山城「ええ。……或いは、私たちがそうなのかも、しれないけれど」
339 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:06:55.24 ID:Y19v1rpL0
< ただいまおかえり、とは口に出さないけれど >
提督「フゥ……………………ん…………またおるやんかアレ」
龍田「あら、帰ってきてたの」
提督「ついさっき。……大過無く? 」
龍田「皆寂しそうだったわ。もちろん都合の良い女の私も」
提督「はいはい」
龍田「酷い人。……さっきの、むーちゃんとか本物の関西人怒るんじゃない? 」
提督「むーちゃんバファローズ推しだから文句言わねぇだろ。関西人は知らんけど。
…………なんでこの絶妙なところに野良猫みたいなやつ定期的に来るんだろう」
龍田「さぁ」
提督「…………加賀が目敏く見付けて確保しようとして雲龍に任せるところまで見えたわ」
龍田「捕まえてくる? 」
提督「大概の生物に嫌われてそうな君にできるんならね」
龍田「ふふ……私、動物には、好かれるのよ? 」
340 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:07:55.24 ID:Y19v1rpL0
< 抱いて、笑って、けれど目は合わせない >
提督「…………」
龍田「にゃあん……? にぁあ? 」
提督「…………煽る気にもならねぇわ、謝る。……可愛いね、たったちゃん」
龍田「でしょう? 痩せた肉球もこれはこれで野生でいいわ」
提督「うん。……………………お前が可愛いって言ったんだけどな。
聞きたくないんならそれでいいよ、うん」
341 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:09:03.13 ID:Y19v1rpL0
< 現役であれる限りやめた瞬間死ぬと思う >
提督「ふと思ったシリーズなんだけど」
愛宕「何それ私そのシリーズ知らない」
提督「実際大した数やってないし。……仮に酒と煙草やめたら」
愛宕「やめるの? 」
提督「無理。…………俺の寿命って何年くらい伸びると思う? 」
愛宕「セックスやめる方が建設的だと思うわ。割と真面目に」
提督「やめようか? 」
愛宕「あなたが耐えられるならそれもいいわね。性欲より愛と時間の方が普通に大切だわ」
提督「…………」
愛宕「…………」
提督「…………」
愛宕「…………」
提督「…………謝った方がいいかな? 」
愛宕「要らない」
342 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:11:21.50 ID:w/JllYU40
< や、白湯の効果って凄いですけどね >
提督「君カップタイプの味噌汁とか豚汁は味噌と具どっち先に入れる派? 」
漣「え? や、そんなの気にしたこと無いです」
提督「具を入れて味噌じゃない? 味噌にお湯当てたい」
漣「クッッッッソどうでもいい上に大して変わらない」
提督「そんなこと無ぇと思うけどな」
漣「そんなことあると思いますけど。……最近そういうのより白湯にハマってんですよねぇ」
提督「婆ちゃんか君……」
343 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:12:13.68 ID:a9bz3kJM0
< 個人的には先入れの方が紅茶の風味を邪魔しない気がしないでもないです >
愛宕「どうせ混ぜるじゃないああいうのって」
漣「ですです」
提督「そんなこと言ったら紅茶のミルク先入れ後入れも不毛な議論になるな」
漣「は? 」
愛宕「ん、んん? ん……うーん……? 」
344 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:15:54.06 ID:mDxSyNBu0
< 出身者の友人も食べたこと無いって言ってました >
加賀「前回を反省して妥協します」
提督「……君が妥協する前回ってのの心当たりが多過ぎてどれだか分かんないんだけど」
加賀「カエンタケを食したい、というあれです」
提督「あぁ……」
加賀「ベニテングタケ、或いはアマニタキノコは知っていますか? 」
提督「名前と見た目くらいは。明らかに毒キノコみたいな見た目してるやつだよな」
加賀「神経性の毒があって嘔吐、痙攣、錯乱等々の症状が出るらしいのですが」
提督「らしいのですが、じゃねぇだろうそれ。危ねぇよ」
加賀「採りたてをすぐ傘と柄に分けて茹でて塩漬けにするとどんなキノコにも勝る美味らしいのです」
提督「本当かよそれ」
加賀「世界でも長野県の極々、本当に極々極々一部でしか食されていない、と」
提督「この国なのかよ食ってる人ら」
加賀「ええ、実に誇らしいですね」
提督「あ、そう……」
345 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:18:03.42 ID:mDxSyNBu0
< 寝起き朝食後昼前休憩昼食後昼休憩夕食後就寝前 >
提督「コーヒーの一番美味い飲み時ってさ」
叢雲「あん? 」
提督「ヤった後時間を気にせずゆっくり淹れて飲むときだと思う」
叢雲「ふーん……」
提督「焼酎で割る方が好き? 」
叢雲「あんたね……極端過ぎんのよ。普通に昼食後ゆっくり飲むとかの方がいいわ」
提督「それは普通過ぎる」
叢雲「普通の何が悪いのよ。……普通をぶん投げた生活しててもそんなの忘れなさいよ、たまには」
346 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:21:31.26 ID:HO/4NgNW0
< 猫とか犬って何故か話しかけたくなりません? >
阿賀野「ふぁ……相変わらず可愛いねぇ。化け物とか人間様と違って」
能代「悪意があればある程知性が上がるんじゃない」
阿賀野「文化人類学の観点から言うと割と間違いとも……ここで一番動物好きなのって? 」
能代「加賀さんじゃないの? 」
阿賀野「どっちかというと猫が好きっていうか可愛い生き物が好きなだけでしょあのヒト」
能代「じゃあ雲龍さん」
阿賀野「あのケダモノは動物側から異常な程好かれるだけ。別に嫌いではないだろうけど」
能代「ん……あぁ、難しいかも」
阿賀野「瑞穂さんはぬいぐるみ集め好きだったり初月くんも動物動画観るの好きだけど」
能代「動物好き! ってなると分かんないね確かに」
阿賀野「でしょ? で、翻って我が少将閣下は雌犬雌豚雌牛雌猫どころか化け物の多頭飼いしてるから」
能代「あぁ、じゃあここで一番の動物好きはあの人ってことで」
阿賀野「うん」
龍田「とかなんとか言ってたわ」
山城「フゥ……餌を貰ってる猫への教育の悪さに驚きね」
龍田「煙草の臭い纏ってるよりマシなんじゃない? 」
山城「似たり寄ったりでしょうよ。……これがケダモノ避けになっていたら、分からなかったけれど」
347 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:24:21.31 ID:HO/4NgNW0
< 360°映してほしいなぁ、って >
加賀「グルメリポで」
能代「はい? 」
加賀「お料理の上にテロップ出したりタレントのセリフ重ねるの世紀の愚行だと思うわ」
能代「世紀の愚行ほぼ毎日やってるんですねこの国」
加賀「外国も似たようなものな気がするけれど。
……なんなら一口食べて感想言わせた後は無言無音で三十秒くらいお料理映せばいいのに」
能代「それ店側にメリットあります? 」
加賀「少なくとも私はその方が食欲湧くわ」
能代「ほぼほぼ確実に来店しないであろうヒト一人の感想大切にする程余裕ある飲食店ならですね、
ネットの情報で十分だと思いますよ」
348 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:26:30.10 ID:HO/4NgNW0
< 疲れてるとか溜まってるとかでもなくて >
提督「特に興奮する対象が無いのに勃ったときってどうすりゃいいんだろう」
雲龍「私を呼べばいいんじゃない。……そういうときって」
提督「うん」
雲龍「きっと目の前に新しい扉があるときだと思うわ」
提督「そうなのかな。…………今まで開けてこなくてよかったなぁ」
349 :
◆5z7C0EoTrg
:2023/11/10(金) 23:30:34.45 ID:5DgUi+cu0
<
>>320-321
>
提督「そんな話してたんだ。失礼なやつら」
愛宕「馬鹿にしてるわけじゃないのよ? 単に微妙な距離の相手をネタにする、みたいなやつ」
提督「うん。……九州民の同期が梅雨時期は寒いとか言ってたの思い出した」
愛宕「それ大分昔でしょう? 」
提督「まぁね。最近の世界おかしいもん気温」
愛宕「ふふ、おかしいもん気温」
提督「うん? 」
愛宕「音、好き」
提督「おかしいもん気温? 」
愛宕「おかしいもん気温。……ふふ」
提督「ベッドで急に可愛くならないでよ。困るわ」
愛宕「困っててよ。私は寝るけど」
提督「そんな酷い……おかしいもん気温」
愛宕「ふふ……ぁ、は……」
350 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:34:40.57 ID:1m/FZhLk0
< ほげぇぇぇぇぇぇぇぇ! >
赤城「鯨肉? 珍しいもの食べてますね」
初月「あぁ……ここだとあんまり人気無いんだ。
積極的に用意するのは僕くらいしかいない」
赤城「いただいても? 」
初月「どうぞ」
赤城「ありがとう。……昨今大手を振るってこれを食べるのも難しいでしょうね」
初月「まぁ、食べなくても死なないしな、鯨肉なんて」
赤城「大げ……龍鳳さんとかどう思ってるんでしょうね」
初月「さぁ? ……『白鯨』とかの方が微妙な気にさせられるんじゃないか。知らないけど」
351 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:35:50.83 ID:1m/FZhLk0
< まぁ、この季節になってくると温かさとか大事だしね >
加賀「いえ、私は食べないと死ぬ物沢山あるけれど」
初月「あ、そ……」
加賀「例えば私一週間に一回のカレーと一ヶ月に一回のラーメンが無ければ餓死するわ」
赤城「随分省エネですね」
加賀「最低限がそれ、ということですから」
初月「体感だと三日に一回くらいはカレー味のものは食べてる気がするが」
加賀「カレー味のものとカレーは別物じゃない」
赤城「まったくですね」
初月「そりゃそうだけどさ。…………何か釈然としないな」
352 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:40:28.40 ID:1m/FZhLk0
< ひ、比喩表現…… >
赤城「で、そういう加賀さんはサラミですか」
加賀「調べに調べ、吟味に吟味を重ね、あの人にお願いして場所を用意してもらってつくった自作第一号ですよ」
初月「なんだかまた凄い物持ってきたな」
加賀「本物は酸っぱいらしいのよね。楽しみだわ」
赤城「どうも」
初月「く、くれるんだ……加賀さんがつまみ、くれた……」
加賀「誰かにも食べてほしいのよ。自作の物の共有って、得難い味がするわ」
赤城「ですね。……いただきます」
加賀「どうぞ」
初月「……味? 」
353 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:44:24.43 ID:1m/FZhLk0
< 美味しいですけど絶対に管理には気を遣ってくださいね >
初月「ん? んん、んー……んんんんっ…………? 」
加賀「やはりまだ駄目でしたか」
赤城「……これ、たぶん普通の人間なら危ないですよ」
加賀「もう少し熟成させないといけないというのは知っていたのだけれど、耐えられませんでした」
赤城「まぁ、これはこれで味わったことの無い味ですが……気を付けてくださいね」
加賀「取り敢えず残りはもう一度時間を置いてから食べますね」
初月「…………口の中、気持ち悪いんだけど」
加賀「? ほら、注いであげる」
赤城「あ、私も」
加賀「どうぞ」
初月「んぐ、……ぅ…………あいつにだけは食べさせるなよ。
気分とかじゃなくてこれ本当に身体に悪いぞ絶対」
354 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:48:19.13 ID:1m/FZhLk0
< 最近スーパーでモーツァルトとかティアマリアのパチモンみたいなのを発見した(飲んでない) >
加賀「まぁ、許してください。これも二ヶ月に一回は摂取しないと死ぬので」
初月「病人みたいだな。……カルーアにサラミは合わない」
加賀「焼酎も持ってきたわ」
初月「片手で焼酎瓶三本は持ってきた、なんて気軽に言うものじゃないと思うが」
加賀「気の所為よ」
赤城「気の所為ですね。……注ぎます? 」
初月「要らないよ……僕のグラスの残り、見えないの? 」
355 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:49:34.58 ID:1m/FZhLk0
< 実際喉奥まで突っ込むの男の方が抵抗ある気はする >
雲龍「こう、頭に手を置いて、少し上を向いて」
葛城「あん? 」
雲龍「イラマとか良いと思うわ……できれば煙草でも吸っててくれればなお」
葛城「……まぁ、似合うは似合うかな。見た目は」
雲龍「煙草はヤった後だっていうなら空いた手で髪を掴んでくれると良いわね」
葛城「はいはい。……イメージとしてはやってそうだけどね。意外……でもないか」
356 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:51:10.20 ID:1m/FZhLk0
< 春は時期の変動こそすれまだ保ってる気がしますが >
葛城「季節ちゃんもさぁ……段階を踏んでほしいよね、段階」
天城「まぁ……急激に暑くなったり寒くなったりは嫌、かな」
葛城「雲龍姉ぇくらいテンポとペースおかしいわ、季節ちゃん。特に最近は夏と冬」
天城「秋って近年影薄いですよね……ふぁ」
357 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:52:01.87 ID:1m/FZhLk0
< 飲んだものはもう戻ってこないんです >
初月「あれ、なんだもう一本無くなったのか……おかしいな」
赤城「三人で飲んでいればこんなものでは」
初月「割に調子の良い僕がかなりハイペースめにお茶割りで三杯飲んでるけどそれで空くわけ無いだろう」
加賀「気の所為よ」
赤城「気の所為ですね」
初月「それでなんでも押し通せると思ったら……まぁ、実際に無くなってるんだが」
358 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:53:36.17 ID:1m/FZhLk0
< 明日また会えるよ。体調は悪いかもしれないけれど >
Littorio「ふふ……pizza、食べません? 」
赤城「いただきます」
加賀「いただきます」
初月「ありがとう。……鯨肉でクラフトビール飲んだ後にミルク入れたカルーア飲んでた僕はどこ行ったんだろう……」
359 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:54:52.39 ID:1m/FZhLk0
< トリック >
龍田「こう、こうやって、こう? 」
山城「割に格好良く見えるものね」
龍田「片手でマッチ点けられたらカッコいいだろうなぁ、とかいう気持ちで練習したらしいわ、あの人」
山城「馬鹿みたい……馬鹿だったわね」
龍田「そうねぇ……見様見真似の十本目でできたら微妙に不貞腐れてたわ」
山城「珍しくいいことしたわねあなた。……貸して」
龍田「うん? 」
山城「? ん……あぁ…………ほら」
龍田「……できたの? 」
山城「初めて」
龍田「うっそぉ……」
360 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:55:28.87 ID:1m/FZhLk0
< 脈絡はとうに死んだ! >
初月「、と、思ったらいつの間にか燗酒飲んでるし……いや、別に悪いとは言ってない」
加賀「? 」
赤城「私が初月さんの向かいに座ってからもう二時間半くらい経ってますよ」
初月「マジか……そっか……あぁ……」
加賀「? 妙にダウナーですね」
赤城「そういう日なんじゃないですか。……サフランライスって」
加賀「ええ」
赤城「ターメリックだとかベニバナで偽サフランライスなとき結構ありますよね」
加賀「外でカレー店だとかスペイン料理店に入ったこと無いので分かりません」
赤城「インド料理店だと結構あるんですよ。……うん? 」
初月「なんでもない。…………もしかしてさっきのカレーを食べないと死ぬ、
のくだりから流れてきた話なのか……? 」
361 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:56:08.77 ID:1m/FZhLk0
< 狐とか狸の類いだったのかもしれない >
赤城「で、カレー店といえば」
加賀「ええ」
赤城「いつだったか西の方で任務中にふらっと入ったお店のカレーが物凄く不味くて」
加賀「不味くつくるのが難しいカレーでお店を出すってある意味名店ですね」
赤城「珍しさでいえば。……何年か経って偶々近くを通ったら凄い行列だったんです」
加賀「それはまた……修行でもしてきたのでしょうか」
赤城「いえ、店員の人種からして変わってました。店名も内装も変わらないのに」
加賀「それはまた……不思議なこともあるものですね」
362 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:57:14.74 ID:1m/FZhLk0
< 稀に良くある >
龍田「ふふ……飲みます? zubrovka」
加賀「飲みます」
初月「ズブ……なんだって? 」
龍田「zubrovka。ポーランドのウォッカ」
初月「ありがとう。…………んー……ん、名前が全く引っかからないのに味だけは記憶にある……おかしいな」
赤城「ここにいれば然程おかしくも。
……なんだか今日は時間がゆったりしていて暖かいですねぇ……」
363 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:58:09.00 ID:1m/FZhLk0
< でもサシで飲んでるときくらい裏返しててほしいかなって >
加賀「そういえば江風のスマホって五月蝿いわよね。
いつでもピコンピコンいってる気がします」
龍田「あらぁ? 後輩いびり? 」
加賀「違います」
初月「というかピコンピコンって……二昔か三昔前のピコピコに通じるものがあるな」
加賀「音が鳴らなくてもしょっちゅう画面が明るくなるでしょう?
テーブルに置いてあってもマナーとして画面は見ないようにしているけれど」
初月「SNS系どころかメルマガとかお知らせの類い全部OKで通知有りにしてるんだよあいつ。
一晩放置してたら平気で百件くらい来てる」
加賀「ちゃんと目を通してるのかしら」
初月「そんなわけ。江風だぞ」
加賀「それもそうね」
赤城「いびってなくても陰口では……いえ、悪意は無いでしょうけど」
364 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/10(金) 23:59:03.27 ID:1m/FZhLk0
< 華麗なる転身() >
加賀「それで? 」
初月「まぁ……手に何かあると落ち着くんだ」
加賀「へぇ……」
初月「佳境に入ってもそんなところに気が散る辺りたぶん心の底では楽しんでいないんだろうな」
加賀「私もそれはそうね。結局一人でシても虚しいだけ」
龍田「お料理から戻ってきたら赤城さんが消えて加賀さんがセクハラしてる」
Littorio「おかえりなさい。……鰈って可愛いですよね、漢字」
龍田「そ、そう? 」
365 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/11(土) 00:00:24.36 ID:JQH4BegK0
< どれでもいいと思うよ、掛け値無しに >
加賀「ふむ、鰈のカルパッチョとはまた」
Littorio「これ、昼過ぎに獲ってきたやつですよね」
龍田「イヨちゃんが煮付け食べたいからって獲ってきたやつ、の余り」
初月「実は潜水艦組って色々と謳歌してるよな」
龍田「主にイヨちゃんくらいだと思うけど……そうねぇ」
Littorio「美味しければ別になんでも。…………祖国の味なのか、この国の味なのか、警備府の味なのか」
366 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/11(土) 00:02:12.77 ID:JQH4BegK0
< 胃薬不要というか寧ろ常に中身が無いとヤバい >
Littorio「しかも結局アイナメの方で満足してしまったという」
初月「美味いからな、仕方無い」
加賀「仕方無くなんかないわ。どちらも楽しまなくては」
龍田「体躯が小さい分容量少ないんですよ、あの子」
加賀「軟弱な胃腸ね」
初月「いっつも似たようなこと言う気がするな……加賀さんの胃腸は地獄か何かなのか? 」
367 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/11(土) 00:03:23.14 ID:JQH4BegK0
< 都合の良いときに捨てられるものを祖国とか故郷というのです >
蒼龍「空木ってアジサイ科なんだって」
飛龍「……お花とか樹木の話って誰かできるヒトいた? 」
時雨「さぁ」
あきつ丸「まずウツギというやつが分からん」
蒼龍「空木って別名ウノハナなんだよ」
鈴谷「あぁ、そういう……卯の花、というかおからって微妙に喉に張り付いて苦手」
Aquila「これはこれで飲みやすいですけどね〜、冷酒」
若葉「……イタリアン、とは? 」
368 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/11(土) 00:04:19.95 ID:JQH4BegK0
< 仕事中とかかな >
蒼龍「こんなものテーブルに並べてて人種とかどうでもいいでしょーよ」
時雨「おから、わさビーフ、チーズ、もやしのナムル……」
あきつ丸「極め付けに瓶ビール。……イタリアンがどうとかよりも女かどうかの方が問題なのでは? 」
若葉「? そうか? 」
Aquila「ふふ、楽しければなんでもいいんですよぉ〜♪ あははっ」
鈴谷「そだね。…………アキラさんに楽しくない日とかあるの? 」
369 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/11(土) 00:05:12.71 ID:JQH4BegK0
< あまりにも想像し易いとはいえ >
能代「この前龍田とか山城さんと飲んでてさ」
阿賀野「んー? 」
能代「今日こそはおしゃれ感ある物食べたり飲んだりしよう、ってなって」
阿賀野「意味無いことするの好きだねぇ」
能代「それがなんなのか考えるためにカシスオレンジでも飲みましょうって赤城さんが出てきたの、するっと、にゅるっと」
阿賀野「いつの間にか現れたりいなくなったりするもんね。飲食の話になると」
能代「ピッチャーで出てくるカシスオレンジに目を疑ったよ能代。ついでに赤城さんの頭も」
阿賀野「んふっ、ぁ、は、ふふ……」
370 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/11(土) 00:05:56.82 ID:JQH4BegK0
< 好きなものを好きだと言える乙女ということで >
秋雲「はーい、秋雲さんが新しいつまみのお知らせー」
蒼龍「べったら漬けってあなた……」
飛龍「乙女感全力でぶん投げてるね」
秋雲「何? 秋雲さん今最高に気分良いからつくれるものならつくってくるよ? 」
鈴谷「じゃあ、カレースープ! もう身体あったかくして寝る! 」
秋雲「はいはーい」
時雨「乙女感? 」
あきつ丸「……言うな」
371 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/11(土) 00:06:44.60 ID:JQH4BegK0
< こうして夜は朝になるのです >
龍田「深淵なる? 問いらしいから持ってきたわ」
加賀「ウインナー? 」
龍田「ええ。ボイルか焼きかとかだと本気で揉めるそうなので粒マスタードかケチャップどちらが美味しいか、焼きで」
初月「それもどうせ永遠に勝負付かないだろ……マスタード」
加賀「マスタード」
Littorio「マスタード」
龍田「あら一致」
加賀「あなたは? 」
龍田「ケチャップ」
加賀「よし、食べて意見を交わせるわね」
龍田「別に普通に食べれば……はいはい」
372 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/11(土) 00:07:27.78 ID:JQH4BegK0
最近本気でIDというか回線が安定しないんですけどなんなんですかね……
ありがとうございました
373 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/11(土) 00:29:57.74 ID:IXtUL7NK0
乙
374 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/11(土) 23:04:13.18 ID:+zNBMtCy0
< 尊厳? >
提督「この前仕事でクッソ疲れて早寝して日付回る前に起きてさ」
高雄「ええ」
提督「ソーセージでも食べるかな? いやいや、竹輪もいいなぁ、ってキッチン行ったのね」
高雄「はい」
提督「阿賀野に会ってさ、これ、余ってるから食べて……って袋ごと渡されたの。
なんか食べたいけど焼く気力も無いとか言われて」
高雄「はぁ」
提督「ポークビッツ渡されたときの男の感想って割と複雑なんだ」
高雄「???? 何の、お話? 」
375 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/11(土) 23:05:02.66 ID:+zNBMtCy0
< 結局酔ってても眠気強くても似たような >
提督「つまみの話、かな。たぶん」
高雄「はぁ。……結局どうしたの? 」
提督「テキトーに油敷いてテキトーにそれ焼いてちょっっっっとだけ白だし撒いて混ぜてケチャップかけたよ」
高雄「旨味だけは楽しめそうですね。…………それだけな気もしますけど」
376 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/11(土) 23:07:34.20 ID:+zNBMtCy0
< どうにもこうにも会ってみないことには? >
提督「なんかあっちでも初雪来たみたいだわ」
愛宕「ふぅん……遅め? 」
提督「遅め。クッソ寒いみたいな話をストーブの画像とともにされた」
愛宕「実にあなたの家族らしいわね。……お義母様よね? 」
提督「うん。…………美人だし性格良いってのは俺の言葉だぞ。
これ一人息子の言葉だからな、間に受けるんじゃないぞ。信じてほしいけど信じない方がいいと思う」
愛宕「え、ええ……」
377 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/11(土) 23:10:32.27 ID:+zNBMtCy0
< 現地組としては本当にザワザワする >
江風「レースの経過は兎も角結果は割と馬鹿当たりしたじゃンか、道営記念」
提督「え? あぁ」
江風「現金を使う機会が滅多に無い上に自販機に万券入ンねぇじゃン」
提督「そっすね。ATMなり銀行なり寄ってくればよかったか」
江風「や、別にその辺はまぁ。…………財布が、厚い。なンだ江風金持ちか? 」
提督「たぶん今だけは。……………………人間より馬に冥福祈るってのもどうかと思うな。なぁ、俺くん? 」
378 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/11(土) 23:13:48.01 ID:+zNBMtCy0
< 1111 >
雲龍「満を持して」
提督「うん」
雲龍「私を食べなさい。……ポッキー、いる? 」
提督「それが建前だろうが……くれないとかそれはそれでおかしくない? 」
379 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/11(土) 23:14:32.82 ID:+zNBMtCy0
チンアナゴの日だったりきりたんぽの日だったりした気はします
ありがとうございました
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/11(土) 23:47:43.34 ID:IXtUL7NK0
乙
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/12(日) 17:15:51.92 ID:mhNx/j43o
お疲れさまです
382 :
◆5z7C0EoTrg
[sage saga]:2023/11/21(火) 22:46:29.33 ID:osjIEYqW0
< 常時パートナーのキスで酔えるとかドラッグかな? >
提督「体内でアルコールを精製してしまう特異体質者ってのがいるらしいじゃん」
高雄「らしいですね」
提督「まぁ、何年も前の世界びっくり人間みたいな企画で見ただけなんだけど……あれさ」
高雄「? ええ」
提督「下戸とキスしたらどうなるんだろうな。
体内のどこで形成してどこへ行き着くのか知らんけど」
高雄「さぁ」
383 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/21(火) 22:47:24.57 ID:osjIEYqW0
< 一人くらい許して(偽) >
雲龍「多胎妊娠かどうか分かるのって大体五週目頃からなんですって」
愛宕「なに? えっと……なに? 」
雲龍「いえね、高雄が許すかどうかとか国に隠せるかとか細かいことは置いておいて」
愛宕「え、ええ」
雲龍「私にもせめて一度くらいは抱っこさせてくれるのよね? って言いたかったの」
愛宕「まぁ、それは別にいいんだけど……何故それが双子とかの話になるの? 」
384 :
◆5z7C0EoTrg
[sage saga]:2023/11/21(火) 22:49:30.77 ID:osjIEYqW0
< コメント不可 >
雲龍「ほら、あの人って自分が多情だから分身も多情なのかなって」
愛宕「知らないわよそんなの……でもそれなら」
雲龍「うん? 」
愛宕「私も一途とは言い難いくらい女の子と寝てるし本当に双子とか三つ子かもね」
雲龍「つまりあの人しか知らない女が最も一人の確率が高い、と」
愛宕「結局は体質とかコンディションだと思うけど……あぁ、でも恐ろしいわね、双子以上って」
雲龍「? どうして? 」
愛宕「片方を高雄の囮にしてもう片方とあの人と逃げればいいな、なんて思ってしまったからよ」
雲龍「……………………」
385 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/21(火) 22:50:56.15 ID:osjIEYqW0
< 肩身は狭まるばかり >
漣「飲食のスタッフって基本ヤニやってるイメージあるんだよね」
叢雲「それは特定の時間に営業している飲食店のことじゃなくて? 」
漣「そっちは逆に吸わないのウリにしたりして人もいるじゃん? 」
叢雲「知らないけど……そう」
漣「まぁ、漣が連れてかれる飲食って繁華街の居酒屋とか地方のラーメン屋だから」
叢雲「ダクトの下でしゃがんで吸ってそう」
漣「そだね。……俺も吸いてぇな……とかいう哀しい目をするご主人様の真似! 」
叢雲「んふっ、フ……何よいきなり」
漣「? …………? ……………………ハァ」
叢雲「ちょっと似てるというか割と想像に近いのが腹立つわ…………ンフ」
386 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/21(火) 22:53:03.82 ID:osjIEYqW0
< 歳を重ねてしまうと >
提督「ふとスーパーに置いてある証明写真の機械を見てたんだよ。
別に見に行ったわけでもないんだけど」
愛宕「ふぅん? 」
提督「お遊び写真? 的なやつって誰がどういう目的で使うんだろうな」
愛宕「プリクラの無い僻地専用機? 」
提督「や、仮にプリクラ的使用用途だとしてあの筐体?
の中に二人は無理だろう。三人とか死ぬわ」
愛宕「そうねぇ……」
提督「…………」
愛宕「…………? 」
提督「…………いや、今更だけどプリクラも別に何に使うかってぇと、何も無ぇなって」
愛宕「それはまぁ……」
387 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/21(火) 22:54:28.77 ID:osjIEYqW0
< ある種精神的な友達料とも言える >
阿賀野「ふふ……鉢植えでも色々とつくれる、そう、現代ならね」
能代「? 」
阿賀野「なんでもないよ。…………鉢植え用の部屋も用意してもらおうかなぁ」
能代「もう苗の保管で一部屋貰ってるのに? 」
阿賀野「実はここ今は水耕栽培実験室になってるから」
能代「はぁ。あんまり図々しくやるのも……」
阿賀野「もう提督さんは阿賀野を切れないからね。
史学トークを同レベルでできる相手って貴重なの」
能代「本っ気で図々しいにも程があるやつじゃん……」
388 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/21(火) 22:56:36.83 ID:osjIEYqW0
< 化生であるからこその >
龍田「人間は何歳になっても成長し続けることができるっていうのは」
扶桑「? そういう詭弁トークをしたいならあの人か私の妹にお願いしたいわ」
龍田「そういう? まだ吐いてないのに、詭弁」
扶桑「はぁ……」
龍田「ふふ……精神が成長するからよねあれって。
二十歳で成せる成長と六十歳で可能な成長は精神の種類が違うもの」
扶桑「まぁ、そうなんでしょうね」
龍田「私たちって身体に引っ張られてなのか変に女の自負持ってるのか精神があまり変わらないじゃない?
擦れてしまったり歪んでしまったりは当然するけれど」
扶桑「擦り切れたって話は聞かないけど」
龍田「不思議な話ね。……だから逆説的に」
扶桑「ええ」
龍田「精神を成長させることができれば、擬似的に老化できるんじゃないかなって」
扶桑「さんすうのお話かしら。……明石にでも言ってみたの? 」
龍田「まさか。私は今の若い私のままあの人が欲しいのよ。
あの人が歳を重ねて変わっていってもそれを変わらない視点から眺めていたい」
扶桑「普通共に歳を取りたい、って思うものだと思うけれど」
龍田「折角化け物として生み落とされたんだから化生の悦びくらい楽しまなくちゃ、ね? 違う? 」
389 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/21(火) 22:57:45.20 ID:osjIEYqW0
< 経験()済み() >
初月「こう、お隣との野球を観ていると」
涼月「うん? 」
初月「チアっていいなぁ、って思うよ」
涼月「楽しいよね」
初月「た、のしい……? いや、否定とかではなく、楽しい……? 」
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