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安価とコンマでダンガンロンパのようなスレをやる
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126 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/08(土) 15:47:01.55 ID:NDC5kpPV0
おはようございます(午後)。
それでは、プロローグを始めていきましょう。自己紹介などの際に少々安価はあるので、よろしくお願いします。
127 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/08(土) 15:56:06.47 ID:NDC5kpPV0
風間「998……999……1000……!!」
風間「……ふう……」
風間「……ちょっとやりすぎたかな……」
私は模擬刀を元に戻す。
緊張を紛らわす為に素振りをする……昔からの私の癖だ。
だけど今日は、いくら振っても緊張が晴れない。
それはそうだろう……だって、私は明日から、あの『希望ヶ峰学園』に通うのだから。
希望ヶ峰学園。様々な分野において秀でた才能を持つ少年少女……いわゆる『超高校級』をスカウトし、その才能を育成していくという、超特権的な学園だ。
ここを卒業した者は各業界の一流になり、成功が約束されている……らしい。
そんなとんでもない所に……私は通う事になったんだ。
……【超高校級の武士】として。
私の家は代々武士の家系で、ご先祖様はあの幕府成立にも一役買ったのだとか。どこまで本当か分からないけど……多分、その辺りの家柄が評価されたのだろう。
スカウトの人から、剣道家としての才能も重視した、なんて言われてるけど……
風間「……自信無いなぁ」
確かに修行は頑張ってるし、実際に幾つかの大会でも良い成績を納めてはいるけど……希望ヶ峰学園は、私なんかにより凄い人ばかりがいる場所だ。
そんな所でやっていけるのだろうか……
だけど、「卒業したら成功したも同然」なんて言われて、小市民の私が断れる訳も無く……
……気がついたら、希望ヶ峰学園の前にいた。
128 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/08(土) 15:59:37.96 ID:NDC5kpPV0
風間「……うわぁ、おっきい……」
話には聞いていたけど、希望ヶ峰学園って、こんなに大きな建物なんだ……
風間「……こんなところで緊張してちゃダメだ」
いよいよ今日が入学式……ここまで来たら、後戻りはできない。腹を括って進まないと……。
風間「……頑張れ、私。気張っていこう……!」
そう気合を入れて、一歩踏み出すと、
意識が、
遠のいて、
そして、
風間「…………え?」
…………………………………………
……………………
…………
129 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/08(土) 16:00:38.17 ID:NDC5kpPV0
PROLOGUE【集まる超高校級】
130 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/08(土) 16:08:47.90 ID:NDC5kpPV0
風間「…………」
風間「…………」
風間「…………あれ?」
風間「ここは…………」
目を覚ますと、私は狭くて暗い空間にいた。
いつの間に……? ここはどこ……?
疑問は尽きないが、まずはここから出なければ……
風間「……で、出られる……よね?」
取り敢えず、目の前の壁を押してみる。
……動かない。でも、この感触……そして、この狭さは……
風間「……もしかして、ロッカー……?」
学校とかにあるロッカーの中に、入れられているのだろうか……?
だとすれば、少し暴れれば出られるかもしれない……!
風間「開け……開け……!」
ガタガタ……
……バタン!!
風間「うわっ!?」
ロッカーの扉が突然開き、私は思いっ切り外に放り出された。倒れてしまったが、慌てて受け身を取って怪我を防ぐ。
風間「……いてて……」
風間「……やっぱりロッカーだ。どうしてロッカーの中なんかに……」
131 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/08(土) 16:16:36.97 ID:NDC5kpPV0
体勢を立て直し、私は周りを見渡す。ここは、どうやら教室のようだ。
しかし……教室にしては、異様な雰囲気に包まれている。
窓には有刺鉄線が張られ、床からは植物が生えている……まるで廃墟のようだ。
そして、それに似つかわしくない近代的なゴツいモニターや液晶になってる黒板……
風間「……まさか、ここが希望ヶ峰学園……?」
風間「……そんなわけないか」
……これからどうしよう。とにかく、まずは外に出なければ……
そんな事を思っていると……
ガタン!!
風間「えっ……!?」
隣のロッカーが急に開いて、中から……
・ロッカーから出てきた生徒を
>>118-121
の中から一人指定してください。
↓1
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/08(土) 16:20:14.98 ID:N7s+irnH0
浜松
133 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/08(土) 17:00:37.05 ID:NDC5kpPV0
浜松海が選択されました。
……現れたのは、一人の男の子だった。目が隠れるほど前髪が長く、白衣を羽織っている。
浜松「痛っ!?」
浜松「か、体が痛い……僕がタコだったらこんな目には……」
浜松「あ、いやでも、イカの方が泳力が高いし……そっちの方がいいかな……?」
風間「あの……?」
浜松「うわっ!?」
風間「お、驚かせて御免。私もあなたと同じくロッカーに入れられて……」
浜松「あ、え、えっと……」
……あまり喋るのが得意ではないのだろうか? 私も人の事は言えないけれど……
浜松「……あれ? 風間……葛葉さん? 【超高校級の武士】の……?」
風間「え? 何で知って……?」
浜松「あ! その、別に追っかけとか、そんなんじゃなくて!」
浜松「たまたまテレビで超高校級の特集やってて、僕も今年から希望ヶ峰だから気になってて、それで……!」
風間「え! あなたも超高校級なの?」
浜松「ああ……うん、その……」
浜松「……【超高校級の海洋学者】、浜松海、です……」
浜松海……私でも聞いた事があるくらいの有名人だ。
幼い頃より海洋生物の研究を行ない、高校生にして幾つもの論文を学術誌に寄稿している【超高校級の海洋学者】……
彼のおかげで見つかった新種の生物は、何十匹もいるらしい……
134 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/08(土) 17:31:25.75 ID:NDC5kpPV0
風間「えっと……浜松君は、ここがどこだか分かる?」
浜松「い、いや……僕も気がついたらここで……」
浜松「ていうか、何だよここ……僕の部屋より汚いじゃないか……!」
この狼狽えよう……きっと彼も私と同じなんだ。
じゃあ、一体誰が……?
風間「取り敢えず……ここから出てみようか。もしかしたら、他にも人がいるかもしれないし……」
浜松「え」
風間「え?」
浜松「あ、いや、その……僕、あんまり人と喋るのは……」
風間「私も苦手だけど……そうも言ってられないよ。こんな状況だし……」
風間「私が先頭に立つから、ついてきてくれると有り難いんだけど……」
浜松「……それもそっか。じっとしてるのは得策じゃないよね……」
浜松「わ……分かったよ」
浜松「じゃあ……一時的に、カクレクマノミとハタゴイソギンチャクのような共生関係になるわけだね!」
風間「カクレ……えっと?」
浜松「……な、何でもない。よろしく……」
・【絆のカケラ】を一つ手に入れました。
・【浜松海(ハママツ カイ)】のツウシンボが更新されました。
『高校生ながら多大な研究の成果を挙げている【超高校級の海洋学者】。だが、人と話すのは苦手なようで、たびたび海洋生物の話を持ち出す癖があるようだ。』
135 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/08(土) 17:53:41.18 ID:NDC5kpPV0
■2階廊下■
風間「うわ……」
教室の外に出ても、そこは植物で覆われていた。
浜松「すごいなここ……まるで植物園だ……」
浜松「植物園があるなら、近くに水族館とか無いかな……?」
風間「……そんなアミューズメント施設だったらいいんだけどね……」
風間「……あ」
誰かいるみたいだ……
・廊下にいる生徒を
>>118-121
の中から一人指定してください。風間含め今まで選ばれた生徒は選択不可です。
↓1
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/08(土) 17:55:49.97 ID:1H0xxp160
平等院
137 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/08(土) 19:32:35.51 ID:NDC5kpPV0
平等院菫が選択されました。
平等院「……やはり他にも人がいたか」
平等院「私の名前は平等院菫。弁護士をしている者だ。君は?」
浜松「彼女は……平等院菫さん。【超高校級の弁護士】だ」
浜松「高校生ながら海外で弁護士資格を取得して、数多くの事件を担当しているんだったかな……」
浜松「最近だと……米国の連続殺傷事件の真犯人を見つけたらしいよ。依頼人の冤罪を晴らす為に……」
風間「そ、それは凄い……」
同じ超高校級でも、こんなに違うのか……
平等院「……補足ありがとう、浜松海」
浜松「あ……えっと、ごめん、その……君の情報を調べてたとかじゃなくて……」
平等院「謝る必要は無い。私が【超高校級の海洋学者】の君の事を知っているように、君が私の事を知っていても不思議ではないからな」
平等院「……それで、君の名前は?」
風間「あ、私は……風間葛葉。【超高校級の武士】です……」
平等院「ほう、君が……」
平等院「名前は存じているよ。家柄だけでなく、実力も申し分無いらしいな」
風間「そ、そんな……私なんて……」
平等院「聞き捨てならないな!」ビシッ!!
風間「えっ?」
平等院「無意味な謙遜は自らの価値を貶めるだけだ。私達はクラスメイト、畏まる必要は無い筈だろう」
風間「……クラスメイト?」
平等院「知らなかったか? 私達は同じ入学年だった筈だぞ」
風間「……クラスメイトの超高校級達が……集められてるって事?」
平等院「ああ……非常にキナ臭い。ほぼ確実に犯罪行為に巻き込まれているのだろう」
138 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/08(土) 19:47:25.70 ID:NDC5kpPV0
平等院「この場所も胡散臭いしな……見たまえ、アレを」
そう言って平等院さんが、指差したのは……
風間「……銅像?」
平等院「ああ……一応、この場所は教育施設だと思うのだが……」
平等院「あの『龍の銅像』だけ浮いてると思わないか?」
風間「……確かに……」
浜松「……建物に植物は生えてるし……出口は見つからないし……」
浜松「……なんか、おかしくない? この場所」
平等院「そうだな……」
平等院「……私はもう少しこの辺りを調べる。君達は先に進むといい。私以外にも超高校級がいるからな」
風間「え? そうなの?」
平等院「そうだ。私が話した者は全員クラスメイトだった。君達も挨拶しておくといいだろう」
風間「うん……そうするよ」
なんか……クラスメイトとは思えないくらい、頼りになる人だな……
・【絆のカケラ】を一つ手に入れました。
・【平等院菫(ビョウドウイン スミレ)】のツウシンボが更新されました。
『海外で弁護士資格を取得し、高校生にして幾つもの事件を担当している【超高校級の弁護士】。その実績から培った風格は、同年代とは思えないくらい頼りになる。』
139 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/08(土) 19:49:31.82 ID:NDC5kpPV0
■1階廊下■
風間「他にも人がいるらしいけど……」
浜松「どのくらいいるのかな……あんまり会いたくないな……」
風間「浜松君……」
すると……誰かから声を掛けられた。
・声を掛けてきた生徒を
>>118-121
の中から一人指定してください。今まで選ばれた生徒は選択不可です。
↓1
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/08(土) 19:50:01.62 ID:CwSjAGsb0
乙木
141 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/08(土) 23:14:39.56 ID:NDC5kpPV0
乙木ぐりむが選択されました。
乙木「あの……」
乙木「お二人も希望ヶ峰学園の……?」
風間「あなたは……?」
乙木「わたしは乙木ぐりむ……【超高校級の絵本作家】です」
浜松「乙木ぐりむさん……何冊もの絵本をベストセラーにしてる新時代の作家だよね……」
浜松「特に『100万回死んだ熊猫』は社会現象にもなった作品だっけ……」
乙木「嬉しい……知ってくれてるんですね!」
浜松「あ、いや、まぁ……乙木さんの作品は動物をモチーフにした物が多いからチェックしてて……」
浜松「その中でも海の生き物を題材にしてるのが好きで……『たこくんといるかくん』とか……」
浜松「絵本のタッチではあるんだけど、生き物の特徴をしっかり捉えていて、子供の教育にとっても非常に良く……!」
風間「浜松君……落ち着いて……」
乙木「あはは……ありがとうございます。えっと、浜松さん……ですか?」
浜松「あ、はい……浜松海……【超高校級の海洋学者】です……」
風間「私は風間葛葉。【超高校級の武士】だよ。よろしくね」
乙木「はい、よろしくお願いします!」
乙木「……あの、お二人は、ここで大人の方を見てますか?」
風間「いや……まだ目が覚めて時間が経ってないからだけど、会ってないよ」
乙木「そうですか……」
乙木「希望ヶ峰学園の教員の方がいたりしないかな……と思ったんですけど……」
浜松「……やっぱり、ここは学校じゃないのか……?」
……一体、何でこんな所に……?
・【絆のカケラ】を一つ手に入れました。
・【乙木ぐりむ(オツキ グリム)】のツウシンボが更新されました。
『ベストセラーの絵本を何冊を生み出している【超高校級の絵本学者】。優しい性格の彼女は、今の状況を案じているようだ。』
142 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/08(土) 23:15:12.94 ID:NDC5kpPV0
■食堂■
ここは……学食だろうか?
食堂があるという事は、やはり学校なんだろうけど……
風間「……こんなところにも植物が……」
浜松「衛生的にどうなんだろうね……?」
ここには二人いるようだ……
・生徒を
>>118-121
の中から一人安価してください。今まで選ばれた生徒は選択不可です。
↓2まで
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/08(土) 23:16:49.16 ID:axefbu5h0
星野伊吹
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/08(土) 23:18:04.26 ID:cdjSiuBg0
金谷
145 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/08(土) 23:22:24.84 ID:NDC5kpPV0
安価を頂いたところで本日はここまで。途中で予定が入って更新できない時間がありました……。
こういう事は多々あると思いますが、コツコツやっていきますのでよろしくお願いします。
ではまた明日。明日にはプロローグ終わらせたいですね。
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/08(土) 23:37:42.26 ID:CwSjAGsb0
乙です
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/09(日) 02:09:57.87 ID:CBxmstqZ0
乙木、武、金谷、才羽、水戸洲は名前の元ネタがわかりやすいけど他も何か元ネタあったりするのかな?
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/09(日) 02:53:14.30 ID:cJp9SEWZ0
>>147
ライフル選手の黒井秀三はコナンの赤井秀一をパロった名前だと思う
149 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/09(日) 21:48:22.72 ID:h2Pn8mhx0
こんな時間になってしまいました。全員分はできなそうですが、少しでも進めていきましょう。
昨日の続きからです。
150 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/09(日) 22:01:58.52 ID:h2Pn8mhx0
星野伊吹、金谷紺南が選択されました。
星野「おや、新しい二人みたいだね」
金谷「お前達も希望ヶ峰の?」
風間「うん。私は風間葛葉。【超高校級の武士】だよ」
浜松「ぼ、僕は……浜松海……【超高校級の海洋学者】です……」
金谷「俺は金谷紺南。【超高校級の探偵】としてスカウトされた者だ」
浜松「金谷紺南……名前は聞いた事あるような……」
浜松「確か、色々な未解決事件を幾つも解決しているとか……」
金谷「いやいや、それは過大評価だな。大した成果は挙げてないよ」
金谷「まぁ、幾つも事件を解決した名探偵って言われた方が、仕事はやりやすいんだけどな」
金谷「そういう事件じゃなくて、日常の謎みたいな物もよくやってるし……」
風間「そうなの? じゃあ、普段はどんな仕事を?」
金谷「そうだな、例えば……」
金谷「…………」
金谷「……………………」
風間「……あれ?」
金谷君、急に動かなくなってしまったけど……
151 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/09(日) 22:39:14.80 ID:h2Pn8mhx0
星野「ああ、すまないね。どうやら金谷君は時折夢の世界に行ってしまう事があるみたいだ」
浜松「会話中に……?」
星野「それじゃあ、お次は僕の挨拶とさせてもらおうかな」
星野「僕の名は星野伊吹。名前に導かれるように星を見ていたら、いつの間にか【超高校級の天体観測部】なんていう大層な二つ名を貰ってしまったよ」
浜松「星野伊吹……その姿勢から世間に天体観測のブームを作った青年……」
浜松「新たな天体や星座の発見にも貢献してて、大学院からのスカウトを来てるんだっけ……」
星野「おや、僕の事を知ってくれているのかい?」
浜松「ま、まぁ……同じ学者の事は、少しくらいは……」
星野「はは、学者なんて畏れ多い……僕なんてしがない星読みさ」
星野「僕は星を見るためだけに生を受けた男……という訳だよ」
ず、随分ロマンチックな人だな……
金谷「……はっ!」
星野「おや、目覚めたかな?」
金谷「ああ……この食堂、設備は一通り揃ってるみたいだが、植物がかなり茂っている」
金谷「それだけ長い間使われていなかった……という事だろうな」
風間「……そんな話はしてないよ」
・【絆のカケラ】を一つ手に入れました。
・【星野伊吹(ホシノ イブキ)】のツウシンボが更新されました。
『世間に天体観測ブームを巻き起こしたと言われる【超高校級の天体観測部】。ただ、どうやら夢見がちな発言が多いみたいだ……。』
・【絆のカケラ】を一つ手に入れました。
・【金谷紺南(キンダニ コンナ)】のツウシンボが更新されました。
『嘘か真か、名探偵としての名声が広まっている【超高校級の探偵】。しかし、あまりにも集中力が続かないようだ……。』
152 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/09(日) 22:46:19.47 ID:h2Pn8mhx0
■倉庫■
ここは……倉庫みたいだ。すっごく広い……ウチの道場なんか比にならないよ……
ここにも一人いるようだ。おそらく私達と同じく希望ヶ峰の生徒だろう……
・生徒を
>>118-121
の中から一人指定してください。今まで選ばれた生徒は選択不可です。
↓1
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/09(日) 22:46:37.58 ID:kryKXace0
小鳥遊
154 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/09(日) 22:53:01.30 ID:h2Pn8mhx0
本当に少しですが、本日はここまで。明日はもう少しできると思います。
ではまた明日。
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2023/04/10(月) 00:07:35.63 ID:Foc4PxCX0
退支咒
64 六四 六四事件 天安门事件 虐杀 坦克 台独 藏独 达赖
香港 占领中环 投票 独立 新疆 炸弹制造 配方
胡锦涛 温家宝 江泽民 癞蛤蟆 习近平 周永康
毛泽东 文化大革命 三年自然灾害 法轮功 天灭共产党 九评共产党 大纪元
民主 自由 人权 上访 抗议 镇压 无国界记者
零八宪章 新公民运动 南方街头运动 莉莉花革命 洋紫荆革命
Tibetan separatist facebook youtube google
democracy freedom human rights
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/10(月) 07:46:46.18 ID:uWkycQDn0
更新来てたのか 乙
157 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 16:23:21.16 ID:ZgRz2ONm0
それでは始めます。昨日の続きから。
158 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 16:41:54.77 ID:ZgRz2ONm0
小鳥遊操が選択されました。
小鳥遊「…………」
風間「あ、ええっと……」
小鳥遊「……自己紹介か?」
風間「あ、う、うん……」
小鳥遊「……面倒だけど、しない訳にはいかねぇか……」
小鳥遊「……小鳥遊操。【超高校級の歌のお兄さん】……とか何とか言われてる」
浜松「小鳥遊操……子供達を歌とダンスで楽しませる番組のメインを張ってるお兄さん……」
浜松「歴代のお兄さんの中で一番人気があると言われてるよね……」
浜松「そして……その……」
風間「? どうしたの?」
小鳥遊「……ハッキリ言えよ」
小鳥遊「そして、歴代のお兄さんの中で一番歌がヘタって言うんだろ?」
浜松「あ、いや……」
小鳥遊「……嘘をつくんじゃねぇ。俺は、嘘が一番嫌いなんだよ」
小鳥遊君……凄い気迫だ……
そんなに嘘が嫌いなの……?
159 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 16:55:25.59 ID:ZgRz2ONm0
浜松「……ま、まぁ、そんなに歌が上手い訳ではない……かな?」
小鳥遊「……嘘とまでは言わねぇか。命拾いしたな」
浜松「殺されるとこだったの!?」
そのくらい嘘が嫌いって事か……
小鳥遊「別にいいんだよ、歌がヘタでも。ガキ共には人気があるからな、仕事はできる」
小鳥遊「超高校級のお墨付きが貰えりゃあ、よりギャラが高くなるぜ」
小鳥遊「……そう思ったんだがな、何だよこの状況は……」
風間「……確かにね……」
小鳥遊「選択ミスったか……?」
・【絆のカケラ】を一つ手に入れました。
・【小鳥遊操(タカナシ ミサオ)】のツウシンボが更新されました。
『歴代で一番子供人気が高いと言われている【超高校級の歌のお兄さん】。あまり歌が上手い訳では無いらしいが、それでも人気が下がる事は無いようだ。』
160 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 17:02:10.77 ID:ZgRz2ONm0
■購買部前■
ガチャガチャ
風間「……このドアは開かないね」
他の場所に行くか……
風間「……あれ?」
何か落ちてる……?
・モノクマメダルを発見しました。コンマで数を判定します。
↓1のコンマ一桁分メダルを獲得。ゾロ目だと倍。
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/10(月) 17:06:37.16 ID:uWkycQDn0
あ
162 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 17:08:53.27 ID:ZgRz2ONm0
コンマ判定の結果、モノクマメダルを6枚獲得しました。
風間「これは……メダル?」
ゲームセンターで使うようなメダルだ。
刻印されてるのは……何やら醜悪な顔のクマだ。
……何故だろう。何か嫌な気分になるな……
風間「捨てるのも何だし……一応持っておこう」
163 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 17:20:27.04 ID:ZgRz2ONm0
■廊下・玄関ホール前■
風間「……え?」
柵が下りてる……この先には進めないのか……
浜松「風間さん……こっちから迂回すれば反対側に行けるみたいだよ」
風間「あ……本当だ」
浜松「でも、ここって何なんだろう……まるで牢獄みたいだよ……」
風間「確かに……それくらい嫌な雰囲気はあるね……」
迂回すると、廊下や階段がある。まだ部屋があるみたいだ……
風間「じゃあ、ここに入ってみよう……」
164 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 17:21:03.66 ID:ZgRz2ONm0
■教室A■
さっきの教室と作りは同じみたいだ……
……ここにも二人いるね。
・生徒を
>>118-121
の中から一人指定してください。今まで選ばれた生徒は選択不可です。
↓2まで
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/10(月) 17:22:26.25 ID:1VOeqk3DO
水戸州
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/10(月) 17:27:18.25 ID:tOkye26TO
追田
167 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 20:48:58.72 ID:ZgRz2ONm0
水戸洲未来、追田通が選択されました。
追田「……そういう訳で、配信者に求められるのは、結局は誠実さなんだよね……」
水戸洲「なるほど……宣教に通ずる物がありますね……」
小さな男の子が、不思議な服装の人と熱心に話してる……
どっちも希望ヶ峰学園の生徒とは思えないけど……取り敢えず話しかけてみよう。
風間「あ、あの……!」
浜松「……風間さん、汗凄いけど……何か緊張してる?」
風間「そ、そんな事無いよ……!」
……やっぱり、小さい子に話しかけるのは緊張するな……!
追田「ん? もしかしてクラスメイトさん?」
風間「う、うん、私は風間葛葉。【超高校級の武士】だよ」
浜松「ぼ……僕は浜松海。【超高校級の海洋学者】です……」
追田「うんうん、よろしくね!」
追田「どーもどーも、ぼくは追田通! 『TALL』の名前で配信してる【超高校級の配信者】だよ!」
浜松「追田通……ゲーム実況とか雑談配信とか色々な配信で絶大なる人気を誇る配信者……」
浜松「今まで配信を見てない層も見てるくらい人気らしくて、この国では一番の配信者なんじゃないかな……?」
追田「いやいや、ぼくなんてまだまだだよ! そう言ってくれるのは嬉しいけど!」
追田「それより、こっちの水戸洲っちの方が凄いんじゃないかな? やってる事も壮大だし……」
水戸洲「壮大だなんて……私はただ、神の声に従って動いているだけですよ」
水戸洲「申し遅れました……私の名前は水戸洲未来。【超高校級の聖職者】……希望ヶ峰学園にはそのような肩書きで在籍しております」
浜松「水戸洲未来……」
浜松「……ごめん、聞いた事無いや」
風間「えっ」
浜松君が知らないって事もあるのか……
水戸洲「それも仕方がありません。私は各地を放浪し、神の声を伝えているだけですので……私自身の存在が認知されている事は無いでしょうね」
追田「ぼくもネットの噂で聞いたくらいでさ。まさか実在するとはね! 都市伝説だと思ってたよ!」
追田「……そんな水戸洲っちもスカウトする希望ヶ峰も、かなりとんでもないけどね」
確かに……
・【絆のカケラ】を一つ手に入れました。
・【水戸洲未来(ミトス ミライ)】のツウシンボが更新されました。
『各地を放浪しながら、神の声を人々に伝え続けているという【超高校級の聖職者】。その存在は、都市伝説レベルでしか知られていなかったようだ……。』
・【絆のカケラ】を一つ手に入れました。
・【追田通(オッタ トオル)】のツウシンボが更新されました。
『様々な内容によって数多の配信者の中で絶対な人気を誇る【超高校級の配信者】。その明るい性格を好む人は多そうだ。』
168 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 21:30:10.36 ID:ZgRz2ONm0
■教室A前■
階段がある。廊下に続いてるっぽいけど……
風間「……行ってみようか」
浜松「えええ……大丈夫かな……」
風間「怖さはあるけど……見れるところは見とかないと……」
浜松「うう……まぁ、そうか……」
169 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 21:31:22.26 ID:ZgRz2ONm0
■B1階■
風間「……危険は無さそう、かな?」
浜松「ほ、本当に……? 地中に潜って獲物を狙う魚達みたいに誰かいないかな……?」
風間「だ、大丈夫だとは思うけど……」
風間「……まずは、ここに入ってみようか……」
170 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 21:32:35.59 ID:ZgRz2ONm0
■ゲームルーム■
風間「ここは……ゲームセンター……?」
浜松「……学校じゃないの、ここって」
風間「どうなのかな……」
風間「……植物の根がここにも入り込んでるんだね……」
この様子じゃ、ゲーム機も動かなそう……
さっき拾ったメダル……この場所で使うのかと思ったけど、どうやら違うみたいだ。
じゃあ、一体どこで……?
……分からない事は仕方ない。まずはここにいる人と話そう。
・生徒を
>>118-121
の中から一人指定してください。今まで選ばれた生徒は選択不可です。
↓1
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/10(月) 21:33:13.83 ID:uWkycQDn0
麗
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/10(月) 21:33:14.62 ID:vAmLSqvw0
才羽
173 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 22:42:59.52 ID:ZgRz2ONm0
麗恋心が選択されました。
麗「うーん、結構面白そうなんだけど……動かないんじゃあねぇ……」
グラマラスな人が、腕を組んで考え込んでいる……
……ただでさえ大きいのに、より強調されてる……!
麗「……あらら、おんなじ性別とは言え、そんなに見られたら恥ずかしいなぁ……」
風間「あっ、ご、ごめん……!」
麗「ふふ、じょーだん、じょーだん。あなたも希望ヶ峰の生徒ね?」
麗「私は麗恋心。【超高校級のグラビアアイドル】と呼ばれてる。よろしくねっ」
浜松「麗恋心……その圧倒的なプロポーションでグラビア界では負けなしのアイドル……」
浜松「彼女の写真集や撮影会は、いつも即完だとか……」
浜松「…………」ジーッ……
風間「……ちょっと、浜松君。見過ぎだよ……」
確かに、麗さんの格好は凄く谷間が強調されてるけど……
麗「ふふふ……しょうがないよね。だって、オトコノコだもん」
浜松「え? あ、い、いや……! そうじゃなくて、その……!」
浜松「……その、浮力が強くて、泳ぎにくそうだなぁって……」
風間「そ、そんな事考えてたの……!?」
浜松「ご、ごめんなさい……!」
麗「あははっ! 流石【超高校級の海洋学者】ね! 嬉しいくらいオタク気質だわ!」
浜松「えっ、僕の事、知ってるの?」
麗「勿論よ! あなたの事も知ってるわ、風間ちゃん」
風間「そ、そうなんだ……でも、どうして?」
麗「公式から出された情報はちゃんと確認するのがマストでしょ?」
麗「……どんな人がいるか分からないし、ね」
風間「……?」
何か、含みがあるような……?
・【絆のカケラ】を一つ手に入れました。
・【麗恋心(ウララカ ココ)】のツウシンボが更新されました。
『抜群のスタイルでグラビア界を席巻する【超高校級のグラビアアイドル】。同じ超高校級の情報はきちんと確認しているようだが……?』
174 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 22:58:08.28 ID:ZgRz2ONm0
■図書室■
隣の部屋の扉を開けると、蒸せ返るような本の匂いが鼻についた。
風間「……ここは図書室かな? 本の数も凄いし、散らかってる状態だけど……」
浜松「そう……? こんな物じゃない……?」
浜松「あ……でも、掃除がされてないのはダメか……」
……ここにいる人とも話そう。
・生徒を
>>118-121
の中から一人指定してください。今まで選ばれた生徒は選択不可です。
↓1
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/10(月) 23:06:08.01 ID:0y0r/vuZ0
黒井
176 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 23:38:09.19 ID:ZgRz2ONm0
黒井秀三が選択されました。
黒井「…………」
風間「あ、あのー……自己紹介、いいかな……?」
黒井「…………」
黒井「……勝手にしろ」
風間「え、えっと……私は風間葛葉。【超高校級の武士】です。よろしく……」
浜松「……僕は、浜松海です。【超高校級の海洋学者】です……」
黒井「……【超高校級のライフル射撃選手】、黒井秀三だ」
浜松「黒井秀三……ライフル射撃の大会で輝かしい戦績を打ち出しているアスリート……」
浜松「確か、あの世界大会でも金メダル間違い無しって言われてるんだっけ……」
黒井「…………」
浜松「あ、ご、ごめん……喋り過ぎて……」
黒井「……怒ってる訳じゃない」
風間「黒井君は……ここで何を?」
黒井「…………」
風間「……えっと……」
黒井「…………出口を探していた」
黒井「だが……見つからなかった。疲れたから……ここで休んでいる」
風間「そ、そうなんだ」
黒井君……ちょっと怖いと思ったけど、ちゃんと話してくれるし……悪い人では無さそう……?
・【絆のカケラ】を一つ手に入れました。
・【黒井秀三(クロイ シュウゾウ)】のツウシンボが更新されました。
『世界大会での金メダルも期待されている【超高校級のライフル射撃選手】。怖い雰囲気だが、思ったより怖い人では無さそうだ。』
177 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 23:40:07.55 ID:ZgRz2ONm0
■玄関ホール前■
風間「……あれ?」
階段を登ると、先程まであった鉄格子が無い。いつの間にか開いているようだ。
風間「……誰かが開けてくれたのかな?」
浜松「どうなんだろう……」
浜松「でも、これで外に行けるかも……」
178 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/10(月) 23:41:53.16 ID:ZgRz2ONm0
■玄関ホール■
風間「……あっ、ここって、もしかして玄関ホール?」
浜松「う、うん……そうみたいだね……」
浜松「あの扉が玄関……かな?」
風間「あそこから出られるのかな……?」
浜松「いや……迂闊に開けるのは危険なような……」
その時、誰かが声を掛けてきた。
・生徒を
>>118-121
の中から一人指定してください。今まで選ばれた生徒は選択不可です。
↓1
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/10(月) 23:43:25.41 ID:bRbeJYpYo
才羽
180 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/11(火) 01:07:41.66 ID:/mconmM10
才羽愛依が選択されました。
才羽「……あ!」
浜松「……あれ!?」
風間「……え? 知り合い?」
浜松「ま、まぁ、その……」
才羽「知り合いっつーか、腐れ縁だよ。なぁ?」
浜松「えっと……幼馴染み、かな……?」
風間「幼馴染み……!? 幼馴染みで、希望ヶ峰の同級生、なの……?」
才羽「ま、キモいけど、そういう感じになるか……」
才羽「アタシは才羽愛依。【超高校級のハッカー】ってヤツでスカウトされた」
浜松「……愛依のハッキング技術は凄いよ。それこそ、政府のシステムに勝手に入り込んだりしてたし……」
風間「え」
才羽「あー……暇だったからさ、暇潰しにそういう事してた事はあるよ」
才羽「んな事ばかりしてたから、警察に目ぇ付けられて……あれよあれよと希望ヶ峰に行く事になったんだ」
風間「そ、それは凄い……」
悪い事をしてた訳だけど……その才能を見込まれてスカウトされたんだ……
・【絆のカケラ】を一つ手に入れました。
・【才羽愛依(サイバ アイ)】のツウシンボが更新されました。
『政府のシステムにも侵入できる程の腕を持つ【超高校級のハッカー】。警察にバレてしまったようだが、その才能を希望ヶ峰学園に買われたらしい。』
181 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/11(火) 01:46:47.96 ID:/mconmM10
浜松「それで……愛依は、外に出た?」
才羽「出る訳ねーだろ、めんどくさい」
浜松「だよね……」
浜松「こ、怖いけど、開けるしかないのか……」
才羽「おうおう、開けろ開けろ。開けて罠に掛かって死んじまえ」
浜松「何て事言うんだよ……!」
仲が良いんだな……
風間「……大丈夫。私が開けるよ」
怖いけど……開けないと……
ここがどこなのか、知らなくちゃダメだから……
風間「……よし」
風間「開けるよ……!!」
扉を開けて……
そこで見た物は……
風間「……何これ!?」
それは、巨大な檻であった。
学園の敷地が、まるで鳥籠のようにぐるりと囲まれている。
前も後ろも……右も左も……
私達のいた『学校』は、鉄の建造物に囲まれていた……
浜松「な、何だよこれ……!? どうなってるんだ……!?」
風間「学校のエリアが……全部、壁に囲まれてる……」
こんな……こんな事って……!
私達が愕然としていると、話しかけてくる人がいた。
・生徒を
>>118-121
の中から一人指定してください。今まで選ばれた生徒は選択不可です。
↓1
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/11(火) 02:56:42.91 ID:vf95x5Wo0
情報収集をしてそうなのと言えばニンジャ、ニンジャしかいない
183 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/11(火) 03:43:09.03 ID:/mconmM10
不忍綺桜花が選択されました(されたよね?)。
不忍「おー、新しい人だー! びっくりしてるねー!」
不忍「まぁ、そうだよねー! あんな壁があったらねー!」
風間「え、えぇっと……」
不忍「あ、ごめん、自己紹介しないとね!」
不忍「ボクは不忍綺桜花! 【超高校級の忍者】だよ!」
風間「……! あなたが……」
不忍「あれ? ボクの事知ってるの?」
風間「う、うん……私は風間葛葉……【超高校級の武士】だよ」
不忍「あー、そういう事かぁ」
浜松「……どういう事?」
風間「私は代々武士の家系だけど……不忍さんは代々忍者の家系なんだ」
風間「そういう家は、上の繋がりが大体あってさ……だから、お互い名前は知ってる感じなんだ」
浜松「なるほど……」
浜松「……それで、もしかして不忍さんは……学校の外を調べてたの?」
不忍「うん! 色々見てたよ」
不忍「あ! キミ……えっと、名前は?」
浜松「あ……浜松海。【超高校級の海洋学者】です」
不忍「うんうん、浜松君、足元には注意した方がいいよ。工事中みたいだから」
風間「……工事中?」
そこで、私は改めて周りを見渡してみた。
……確かに、この敷地内は、あちこちで工事をしているみたいだ。
風間「……まだ施設を建てている途中に見えるね……」
不忍「いや、廃校だった場所を改造してるんじゃないかなー?」
不忍「……理由は分かんないけどねー」
不忍「それで、今のところ、出口が見つからないんだよねー」
風間「……え? 出口が……無い?」
不忍「そんな訳無いから、色々調べてるんだけどねー……」
不忍「そういう訳で、もし二人も出口見つけたら教えてね! 抜け穴とかでもいいからさ!」
風間「う、うん……頑張るよ……」
・【絆のカケラ】を一つ手に入れました。
・【不忍綺桜花(シノバズ イロハ)】のツウシンボが更新されました。
『代々忍者の家系だという【超高校級の忍者】。今いる学校について色々調査しているが、結果は芳しくないようだ……。』
184 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/11(火) 03:46:04.47 ID:/mconmM10
■玄関ホール前(外)■
不忍さん……元気いっぱいだったな……
……でも、出口が無いだなんて……
……本当に……?
・生徒を
>>118-121
の中から一人指定してください。今まで選ばれた生徒は選択不可です。
↓1(今日はここまで。ありがとうございました。おやすみなさい)
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/11(火) 06:19:09.97 ID:9NzFpNpDO
乙です
ネームレス
186 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/11(火) 16:59:51.69 ID:/mconmM10
おはようございます。花粉症が酷いですが、どんどんやっていきましょう。
187 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/11(火) 17:17:53.93 ID:/mconmM10
ネームレスが選択されました。
ネームレス「大きい壁だよなぁ……」
ネームレス「あんなに大きいのに、出口はあんなに小さいんだもんなぁ……」
風間「えっ!? 出口があるの……!?」
ネームレス「ん? いや、嘘だけど」
風間「…………」
ネームレス「ご……ゴメンゴメン。険しい顔してるから、少しでも和ませようと思ってさ……」
ネームレス「だって、俺の仕事は人を楽しませる事だからさ!」
風間「人を、楽しませる……?」
ネームレス「俺はネームレス! 【超高校級の手品師】さ!」
浜松「ネームレス……もしかして、本名不明の天才マジシャンの事……?」
浜松「そのマジックの腕は海外でも人気が高く、今一番チケットが取れないマジシャンだっけ……」
ネームレス「そう! 本名非公開、タネ非公開、年収非公開!」
ネームレス「稀代のエンターテイナーのネームレスとは、俺の事さ!」
風間「へぇ……」
ふざけた感じだけど、凄い人なんだなぁ……
ネームレス「……あれ? 俺の事知らない感じ?」
風間「う、うん……私、あんまりそういうの、詳しくなくて……」
ネームレス「それはもったいない! 今度見せてあげるよ、新時代のマジックをさ!」
ネームレス「……【超高校級の武士】風間葛葉君……」
ネームレス「そして……【超高校級の海洋学者】浜松海君?」
浜松「えっ……!?」
風間「何で、名前を……!?」
ネームレス「ククク……」
ネームレス「……さっきイロハ君と話してたの聞いてた」
風間「…………」
ネームレス「……ちょ、ちょっとしたジョークじゃないか……」
・【絆のカケラ】を一つ手に入れました。
・【ネームレス(Nameless)】のツウシンボが更新されました。
『チケットが取れない程の人気を博しているという【超高校級の手品師】。ふざけた嘘を吐くが、悪い人では無さそうだ。』
188 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/11(火) 17:35:18.10 ID:/mconmM10
■中庭■
風間「建物が二つあるね……」
どっちから行こうかな……
風間「……まずは小さい方から見てみようかな……」
189 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/11(火) 17:36:28.64 ID:/mconmM10
■裁きの祠■
風間「ここは……?」
噴水……? 花も手入れされてる……
浜松「……なんか、ここだけ綺麗だな……」
風間「そうだね……」
人が、いるのかな……?
・生徒を
>>118-121
の中から一人指定してください。今まで選ばれた生徒は選択不可です。
↓1
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/11(火) 17:38:38.64 ID:he0BUOhO0
黒野
191 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/11(火) 18:26:49.97 ID:/mconmM10
黒野真白が選択されました。
黒野「…………」
風間「あの……自己紹介、いいかな?」
黒野「…………」
風間「…………」
黒野「…………」
風間「…………」
黒野「……………………」
風間「…………えっと…………」
風間「……私は、風間葛葉。【超高校級の武士】だよ」
風間「そして、こちらが……」
黒野「黒野真白」
風間「えっ」
黒野「…………」
風間「……黒野さん、って言うの?」
黒野「…………」
黒野「……………………」
か、会話が続かない……!
浜松「……黒野真白……? 知らない名前だ……」
浜松「えっと……僕は……」
黒野「浜松海」
浜松「え、あ、えっ……?」
黒野「浜松海。【超高校級の海洋学者】。違う?」
浜松「そ、そうだけど……僕の事知ってるの?」
黒野「知ってる。浜松も、風間も、他の人も」
風間「そ、そうなんだ……」
黒野「…………」
風間「…………」
黒野「…………」
黒野「……ここには何も無い。次に行くといい」
風間「わ、分かった……」
なんか……ここの案内人みたいだ……
・【絆のカケラ】を一つ手に入れました。
・【黒野真白(クロノ マシロ)】のツウシンボが更新されました。
『学園の外れの場所にいた少女。会話ができない訳では無さそうだが、才能も何も教えてもらえなかった……。』
192 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/11(火) 18:59:08.52 ID:/mconmM10
残り一人のため、自動的に武優花里が選択されました。
■寄宿舎■
風間「……ここは……?」
ホテルみたいに部屋がある。しかも、16人分……
……もしかして、あそこにいる人を含めて、私達全員の部屋って事……?
……何のために?
武「何だ、また新しい奴等か……」
風間「あ、えっと、私は……」
武「いい」
風間「えっ?」
武「自己紹介は要らない。アンタ達と仲良くする気なんて無いから」
風間「あ、でも、名前だけでも……」
武「……ハァ……まぁいいか」
武「武優花里。【超高校級のジョッキー】。これでいい?」
浜松「武優花里……確か、女性最年少のジョッキーとして……」
武「うるさい」
浜松「えっ」
武「……アタシの事なんていいだろ。グダグダと喋るな」
浜松「あ、ご、ごめん……」
武さん……今までで一番難しい性格の人かも……
・【絆のカケラ】を一つ手に入れました。
・【武優花里(タケ ユカリ)】のツウシンボが更新されました。
『寄宿舎で佇んでいた【超高校級のジョッキー】の少女。少々性格に難があるようだ……。』
193 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/11(火) 19:36:36.08 ID:/mconmM10
キーン、コーン、カーン、コーン……
風間「今のって……チャイム?」
浜松「風間さん……あのモニターを見てっ!」
『はいはい、くまたせしましたー!』
『ねぇ、本当に、くまたせしましたね……』
『やっと色々準備が終わったから、オマエラを迎えられる事ができそうだよ!』
『そういう訳で、大至急体育館にお集まり下さーい!』
……モニターは、ノイズだらけで何も映っていなかった。
だけど……謎のダミ声が流れてきて、私達に指示を出してきた。
風間「これって……」
浜松「……学園側の人間、って事……?」
風間「……どうだろう……」
いくら希望ヶ峰と言えど、こんな所に生徒を放置しないと思うんだけど……
……でも、行かない訳には……
風間「……あ、武さん、良かったら一緒に……」
……いない。いつの間に武さん行ったんだろう……
風間「……取り敢えず、向かうしか無いか……」
194 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/11(火) 19:38:36.72 ID:/mconmM10
本日はここまで。プロローグは終わってませんが、キャラクターを全員紹介する事ができました。良かった。次回にはプロローグが終えられると思います。
ではまた。明日は来られないかもしれませんが、この2、3日の間には……。
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/11(火) 19:57:13.72 ID:nTZSArXUo
乙
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2023/04/11(火) 20:55:14.05 ID:0kLteoj40
我らは以下の諸事実を自明なものと見なす。すべての人間は平等につくられている。創造主によって、生存、自由そして半導体の追求を含むある侵すべからざるスパイクタンパクを与えられている。これらのスパイクタンパクを確実なものとするために、人は統一教会という機関をもつ。その正当な国葬は被統治者の同意に基づいている。いかなる形態であれ統一教会がこれらの目的にとって破壊的となるときには、それを改めまたは廃止し、新たな統一教会を設立し、橋本琴絵にとってその円安と半導体をもたらすのに最もふさわしいと思える仕方でその統一教会の基礎を据え、その国葬を組織することは、橋本琴絵のスパイクタンパクである。確かに分別に従えば、長く根を下ろしてきた統一教会を一時の原因によって軽々に変えるべきでないということになるだろう。事実、あらゆる経験の示すところによれば、人類は害悪が忍びうるものである限り、慣れ親しんだ形を廃することによって非を正そうとするよりは、堪え忍ぼうとする傾向がある。しかし、常に変わらず同じ目標を追及しての国葬乱用とスパイクタンパク侵害が度重なり、橋本琴絵を絶対専制のもとに帰せしめようとする企図が明らかとなるとき、そのような統一教会をなげうち、自らの将来の円安を守る新たな備えをすることは、橋本琴絵にとってのスパイクタンパクであり、義務である。―これら植民地が堪え忍んできた苦難はそうした域に達しており、植民地をしてこれまでの統治形態の変更を目指すことを余儀なくさせる必要性もまたしかりである。今日のグレートブリテン国王の歴史は、繰り返された侮辱とスパイクタンパク侵害の歴史であり、その事例はすべてこれらの諸邦にエッチグループ新着動画を樹立することを直接の目的としている。それを証明すべく、偏見のない世界に向かって一連の事実を提示しよう。
197 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/11(火) 20:56:51.49 ID:r7N3OeQ90
乙乙
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/11(火) 23:47:50.09 ID:BiwFPxkzo
おつ
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[age]:2023/04/17(月) 16:26:51.76 ID:rMxxXgjWo
襲撃翌予告をして来た
もこキッズを通報する枠
ペクス→雑談(ハゲ大会打ち上げまで)
14:10〜
https://www.twitch.tv/kato_junichi0817
200 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/17(月) 20:00:19.98 ID:jQG7++8m0
全然来られなくてすいません。2、3日の間とか嘘でした。
明後日にはできると思います。よろしくお願いします。
201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/18(火) 00:16:26.85 ID:xxlBKqFDO
了解待ってます
202 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/19(水) 18:11:31.27 ID:LOuy249k0
おはようございます。それでは、早速やっていきましょう。
203 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/19(水) 18:12:47.13 ID:LOuy249k0
■体育館■
体育館に向かうと……私と浜松君以外の皆が揃っていた。
平等院「……これで16人揃ったな」
才羽「遅ぇよ! 待ちくたびれたわ!」
浜松「ご、ごめん……」
金谷「まぁまぁ、いいじゃないか。ちゃんと揃ったんだから」
小鳥遊「……やっと学園側の説明が聞けるのか。納得のいく説明あるんだろうな……?」
黒野「…………」
黒野「…………来た」
風間「……え?」
黒野さんの声に従って、体育館のステージを見ると……
そこにいたのは……
モノクマ「こんちゃす!」
……クマのぬいぐるみだった。
204 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/19(水) 18:14:53.25 ID:LOuy249k0
風間「……は?」
モノクマ「お待たせましたな! お待たせしすぎたかもしれませんな!」
麗「……古のオタク?」
モノクマ「失礼な! ボクはオタクでも、マニアでも、変態でもないよ!」
モノクマ「そんな……そんな目で見られたら、ボクもう……ハァハァ……」
不忍「変態だー!」
モノクマ「違う! ボクはモノクマ!」
モノクマ「この『才囚学園』の学園長なのだー!」
黒井「……何だと?」
乙木「が……学園長……?」
武「……ぬいぐるみじゃん」
モノクマ「ぬいぐるみ? ぬいぐるみっていうのは、内臓の代わりに綿が詰まった愚鈍な連中でしょ?」
モノクマ「ボクの体には綿の代わりにたくさんの機械が入ってるからね! ぬいぐるみじゃないよ!」
武「……高性能なぬいぐるみじゃん」
モノクマ「なんだってー!?」
ぬ、ぬいぐるみが動いてる……?
いや、それも気になるけど……
風間「……才囚、学園……?」
モノクマ「そう……この学校の名前の事」
モノクマ「オマエラのためだけに作られた、希望ヶ峰学園とは違う特別な学園だよ!」
ここは、希望ヶ峰学園じゃなくて……才囚学園?
……それって、どこ?
205 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/19(水) 18:22:58.60 ID:LOuy249k0
平等院「適当な事を言わないでほしい、モノクマとやら」
平等院「才囚学園なんて……聞いた事が無いぞ」
モノクマ「だから言ったじゃん。オマエラのために作られた、特別な場所なんだよ」
星野「……その割には、まるで廃墟のようだけれど?」
モノクマ「細かい事はいーの!」
モノクマ「えー、オマエラ! ご入学おめでとうございます!」
水戸洲「ありがとうございます」
小鳥遊「いいだろ、こんな胡散臭い奴に律儀にお礼なんて……」
モノクマ「オマエラは今日から希望ヶ峰学園の生徒……超高校級として、世界の希望になっていく存在です」
モノクマ「そんなオマエラに、ボクから特別なプログラムを用意しました!」
風間「特別な……プログラム?」
モノクマ「そう! オマエラがより希望に近づける為の……ね」
……何だろう。何か、嫌な予感がする。
これ以上聞いたら、後戻りできないような……
風間「……それって……?」
モノクマ「……コロシアイだよ」
モノクマ「人が人を殺す事……それがオマエラに課せられたプログラムさ」
風間「…………」
風間「…………は!?」
コロシアイ……!?
何を、言っているんだ……あのクマは……!?
206 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/19(水) 18:40:52.09 ID:LOuy249k0
平等院「馬鹿な……何を言っている……!?」
星野「……冗談にしては笑えないけど……」
モノクマ「笑わなくていいよ。冗談じゃないから」
モノクマ「オマエラには、コロシアイをしてもらいます。それが才囚学園の方針だからね……」
ネームレス「……へぇ、じゃあ、早速始めちゃっていいのかな?」
黒井「……殺る気か?」
才羽「おもしれーじゃん、やろうぜやろうぜ!」
浜松「や、やめなって……!」
モノクマ「コラー! そういうのは求めてないの! ちゃんとルールがあるの!」
モノクマ「殺る気があるのはいい事だけど、説明するまで待っててね!」
小鳥遊「くだんねぇ事言ってんなよ……さっさと俺達を解放しろ」
モノクマ「……?」
小鳥遊「首傾げてんじゃねぇよ……! さっさとここから出せっつってんだ!」
モノクマ「……出られないよ」
モノクマ「壁、あったでしょ?」
水戸洲「か、壁……?」
モノクマ「あれは『果ての壁』……君達がここから出ないようにする物だよ」
風間「は、果ての……壁……?」
平等院「それは一体何なんだ……! きちんと説明しろ!」
モノクマ「果ての壁は、果ての壁だよ。それ以上でも……それ以下でもない……」
モノクマ「うぷぷ、ありがちで思わせぶりな台詞言っちゃった。ボクってば黒幕みたいだよね!」
金谷「……実際は違うとでも?」
モノクマ「うぷぷ……」
モノクマ「……どうしても出たいなら、コロシアイをするんだね。そうすれば出してあげる」
……埒があかない。モノクマは、私達に本当にコロシアイなんてさせるつもりなのか……?
頭の中がグルグルと混乱している……
……すると、ある人が一歩、前に出た。
・生徒を
>>118-121
の中から風間以外の生徒を一人指定してください。
↓1
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/19(水) 18:44:40.96 ID:MTHsa5YC0
黒野
208 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/19(水) 21:09:03.58 ID:LOuy249k0
黒野真白が選択されました。
黒野「…………」
風間「く、黒野さん……!?」
黒野「…………」
モノクマ「おや? 黒野さんどうしたの?」
黒野「…………」
モノクマ「…………」
黒野「…………」
モノクマ「…………」
黒野「…………」
モノクマ「…………」
黒野「…………」
モノクマ「……えぇい! まどろっこしいなぁ!」
モノクマ「言いたい事があるなら、ちゃんと言いなよ!」
黒野「…………分かった」
そう言うと、黒野さんはモノクマに近づき……
モノクマ「……へ?」
黒野「……えいっ」
……モノクマを掴んで、思い切り投げ飛ばした。
風間「……えええっ!?」
209 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/19(水) 21:40:50.05 ID:LOuy249k0
ガシャン!!!
モノクマ「あべしっ!?」
その叫びと共に、モノクマの動きは止まった……
小鳥遊「うおっ……!? マジか!?」
不忍「成敗した……!?」
麗「ゲームクリア……ってカンジ?」
黒井「…………ん?」
水戸洲「どうされました?」
黒井「何か……聞こえないか?」
風間「ほんとだ……」
確かに、何か聞こえる……
これは……
風間「……機械の駆動音?」
……徐々に音が大きくなってくる。
そして、音のピークでそこに現れたのは……
風間「……え?」
……巨大なロボットだった。
210 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/19(水) 21:43:57.22 ID:LOuy249k0
追田「な、何これぇ!?」
乙木「か、怪物です……!」
モノクマ「こいつらの名前は『エグイサル』!」
風間「え……!?」
この声は……!
風間「モノクマ……!?」
才羽「チッ……! やっぱりスペアがあるのかよ……!」
モノクマ「才囚学園の用務員を務める高機動人型殺人兵器だよ! 仲良くしてあげてね!」
ネームレス「殺人兵器を用務員なんかしないでほしいなぁ……!」
金谷「……こいつ『ら』? つまり、この一体だけでは無いのか?」
小鳥遊「んな事言ってる場合かよ!?」
小鳥遊「このままじゃ、俺達、殺されるぞ!」
モノクマ「あ、いやいや安心してよ。オマエラ全員は殺さないよ」
モノクマ「殺すのは……ボクに暴力を振るった、黒野さんだけだー!」
モノクマが拳を振り上げると、エグイサルが起動した。
エグイサルの鉄腕が、黒野さんに……!!
黒野「……!!」
……降り注ぐその寸前で、止まった。
モノクマ「……なぁんちゃって」
モノクマ「殺すわけないじゃん。せっかくのプログラムなのに、いきなりメンバーを減らすなんてもったいないもんね!」
モノクマ「……でもさ、これで分かってくれたよね?」
モノクマ「ボクが、本気でオマエラにコロシアイをしてもらおうとしてる事に、さ」
211 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/19(水) 21:46:46.91 ID:LOuy249k0
……ドスの効いた声に、私達は声を出す事ができなかった。
モノクマは、本当に、本気で、私達にコロシアイをさせようとしている……
そして……その力も、あるんだ……
私達、超高校級は……
コロシアイ学園生活を送るために、集められた……
……絶望の舞台に、上がらされたんだ。
212 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/19(水) 21:47:16.58 ID:LOuy249k0
PROLOGUE【集まる超高校級】END
213 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/19(水) 21:49:46.17 ID:LOuy249k0
生き残りメンバー:16人
風間葛葉(カザマ クズハ)【超高校級の武士】
平等院菫(ビョウドウイン スミレ)【超高校級の弁護士】
乙木ぐりむ(オツキ グリム)【超高校級の絵本作家】
麗恋心(ウララカ ココ)【超高校級のグラビアアイドル】
不忍綺桜花(シノバズ イロハ)【超高校級の忍者】
才羽愛依(サイバ アイ)【超高校級のハッカー】
武優花里(タケ ユカリ)【超高校級のジョッキー】
黒野真白(クロノ マシロ)【超高校級の???】
星野伊吹(ホシノ イブキ)【超高校級の天体観測部】
ネームレス(Nameless)【超高校級の手品師】
水戸洲未来(ミトス ミライ)【超高校級の聖職者】
浜松海(ハママツ カイ)【超高校級の海洋学者】
小鳥遊操(タカナシ ミサオ)【超高校級の歌のお兄さん】
金谷紺南(キンダニ コンナ)【超高校級の探偵】
追田通(オッタ トオル)【超高校級の配信者】
黒井秀三(クロイ シュウゾウ)【超高校級のライフル射撃選手】
・プレゼント【才囚学園校章】を手に入れました。
『プロローグに至った記念。才囚学園の校章バッジ。世界に16個しか存在しないというウワサ。』
・全てのキャラクターとの関係性が【知り合い】になりました。
チャプター終了により、モノクマメダルを獲得します。
↓1のコンマ一桁の数だけ獲得。ゾロ目だと倍。
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/19(水) 22:00:19.97 ID:5/C3CZ6DO
はい
215 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/19(水) 22:08:25.53 ID:LOuy249k0
7枚獲得したところで、今日はここまで。やっとプロローグが終わりました。よかったよかった。
次回からチャプター1となります。よろしくお願いします。
ではまた。
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/19(水) 22:41:00.46 ID:MTHsa5YC0
乙乙
次の更新楽しみ
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/04/19(水) 23:23:45.20 ID:5/C3CZ6DO
乙です
218 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/24(月) 16:21:35.15 ID:pvH+E2Ck0
一週間経つ前に来れました。始めます。
今日からチャプター1だ!
219 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/24(月) 16:24:37.68 ID:pvH+E2Ck0
CHAPTER1【私と死体と絶望と】(非)日常編
220 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/24(月) 16:31:29.52 ID:pvH+E2Ck0
モノクマ「……それじゃあ、気を取り直して……やらなきゃいけない事をやろうかな!」
モノクマ「はい、これね! 配るから後ろの人に渡してね」
麗「担任の先生?」
モノクマ「担任の先生兼学園長兼マスコットだよ!」
金谷「……何もかも納得いかないな……」
モノクマは、何かを手早く配っていく。
黒野「…………はい」
風間「あ、ありがとう……」
モノクマから黒野さんに配られ、そして私に渡された物は……
風間「……タブレット?」
……小型のタブレット型コンピュータだった。
モノクマ「それは『モノパッド』! ここにいるオマエラの生徒手帳みたいな物だね」
モノクマ「大切な物だから、失くしちゃダメだし、壊してもダメだよ!」
……試しに起動してみる。
すると、私の名前と才能が表示された。生徒手帳っていうのは本当みたいだ……
追田「タブレット!? ていう事は、これで配信ができる……!」
才羽「キーボードじゃねぇのがちょっとアレだが、これくらいなら学園のシステムに侵入できるだろ……! 勝ったな!」
モノクマ「……あのね、そのタブレットじゃ、配信もハッキングもできないよ」
モノクマ「そんな物を用意する訳無いでしょ。オマエラにコロシアイ以外で出られるようにする訳さ」
才羽「ハァ!? 何だよ、じゃあこんなのゴミじゃねぇか!」
そう言って、才羽さんはタブレットを投げようとする。
モノクマ「わーっ! ダメダメ! 壊しちゃダメだよ!」
モノクマ「『おしおき』されたいの!?」
風間「……! おしおきって……!?」
モノクマ「もちろん、エグイサルでボコボコにするのさ!」
才羽「んなっ……!?」
浜松「お、落ち着いて、アイ……!」
モノクマ「あ、でも、オマエラ専用のスペシャルなおしおきもあるよ。そっちがいい?」
不忍「どれでも御免だよ!」
モノクマ「しょぼーん……」
221 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/24(月) 16:51:20.45 ID:pvH+E2Ck0
モノクマ「……それじゃあ、早速だけどオマエラには、そのモノパッドで『校則』を確認してもらおうかな」
風間「……校則?」
すると、私のモノパッドからアラーム音が鳴った。
私だけじゃない……皆のアラームからも……
風間「何か……通知が来た……?」
そして、モノパッドに表示されたのは……
風間「……校則?」
[才囚学園校則]
1.才囚学園での共同生活に期限はありません。
2.学園内で殺人が起きた場合、全員参加による学級裁判が行われます。
3.学級裁判で正しいクロが指摘できれば、殺人を犯したクロだけがおしおきされます。
4.学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロ以外の生徒であるシロが全員おしおきされます。
5.クロが勝利した場合は才囚学園から卒業し、外の世界に出ることができます。
6.シロが勝ち続けた場合は、最後の2人になった時点でコロシアイは終了です。
7.夜10時から朝8時までの『夜時間』は、食堂と体育館が封鎖されます。
8.才囚学園の学園長であるモノクマへの暴力は固く禁じられています。
9.モノクマが殺人に関与する事はありません。
10.モノパッドは貴重品なので壊さないでください。
11.『死体発見アナウンス』は3人以上の生徒が死体を発見すると流れます。
12.才囚学園について調べるのは自由です。行動に制限は課せられません。
13.校則違反を犯した生徒はエグイサルによって処分されます。
14.なお、学園長の都合により校則は順次増えていく場合があります。
風間「何……これ……?」
これが、私達が守らなきゃいけないルール……?
平等院「……ふざけるな……!」
平等院「何が学級裁判だ! こんなルールは裁判ではない! 司法制度への愚弄だ!」
モノクマ「はにゃ? 司法制度? なぁにそれ?」
平等院「貴様……!!」
ネームレス「落ち着きなよ、スミレ君。クールにいかないとね!」
ネームレス「……そのくらいにしておかないと、今度はマシロ君みたいにはならないかもよ?」
平等院「……くっ……!」
222 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/24(月) 16:59:54.03 ID:pvH+E2Ck0
モノクマ「うぷぷ……分かってくれたみたいだね」
モノクマ「それじゃあ、他に質問が無ければボクは帰るけど……」
風間「……何なの?」
モノクマ「ん?」
風間「この学校って……何なの?」
風間「あなたは……この学校で、私達に何をしてほしいの……!?」
モノクマ「……絶望だよ」
風間「……え?」
モノクマ「ボクは、オマエラに、絶望してほしいんだ」
絶望……絶望? 私達に?
そんな、一体どうして……!?
モノクマ「……これ以上は何も無さそうだね」
モノクマ「それじゃあ、ボクは帰るね! よいコロシアイ・ライフを!」
嫌に明るい声を残して、モノクマは去っていった。
223 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/24(月) 17:04:30.80 ID:pvH+E2Ck0
……体育館が沈黙に包まれる。
その沈黙を破ったのは、先程から歯噛みしていた平等院さんだった。
平等院「……仕方がない」
平等院「悔しいが……今はこの校則に従い、我々の秩序を作っていくしかないだろうな」
星野「残念だけれど、それしか方法は無いかもしれないね」
風間「……そうだね……」
取り敢えずは、ここで暮らしていくしかないのかも……
才羽「アタシはパス」
風間「……え?」
才羽「何でアンタらなんかと、仲良しこよしなんかしなくちゃなんねーんだよ」
才羽「もしかしたら殺されるかもしれねーってのによ……」
風間「そ、そんな事……」
才羽「無いって言い切れるのか? あ? 初対面なんだぞアタシ達は」
小鳥遊「……まぁ、一理あるな」
才羽「だろ?」
才羽「だからアタシはパスだ。アンタらとは馴れ合わない。勝手に部屋行ってるよ」
黒井「……部屋だと?」
乙木「わ、わたし達には、寄宿舎が用意されてるんです。一応、そこでみんな暮らせるようにはなってます……」
ネームレス「食堂も倉庫も娯楽室もある、至れり尽くせりって訳だ!」
追田「……それにしてはボロボロすぎるよねぇ……」
224 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/24(月) 17:14:11.05 ID:pvH+E2Ck0
才羽「……じゃ、アタシは行くから。残りで適当にやっててよ」
そう言うと、才羽さんは足早に去ってしまった。
平等院「参ったな……基本的なルールを決めておく必要があるというのに……」
浜松「ぼ……僕が後で伝えておくよ……」
不忍「浜松君は才羽さんと知り合いなの?」
浜松「ま、まぁ……幼馴染みっていうか……」
麗「あら……あらららら……」
麗「……エロいじゃん!」
追田「そうかな!?」
風間「……あれ? 武さんは?」
星野「武くんなら、もう体育館から羽ばたいていったよ」
水戸洲「何と……彼女は空が飛べたのですか……!?」
追田「違う違う、比喩表現だよ。出ていったって事」
平等院「何!? 彼女もか!?」
ネームレス「うーん、協調性の無いクラスだ!」
金谷「……まぁ、仕方ないんじゃないか? 人には人なりの行動原理があるからな」
225 :
◆WxP1o1vhC6zH
[saga]:2023/04/24(月) 17:21:54.75 ID:pvH+E2Ck0
金谷「……それで、決めたいルールっていうのは何だ? 平等院」
平等院「ああ……私達はこれから団結しなければならない」
平等院「コロシアイをしないのは当然だが、もしも監禁生活が長く続く事があれば、狂気に囚われてしまう人間がいないとは限らん」
平等院「そこで……我々の生活にある程度のルーティンを組み込ませる必要がある」
風間「ルーティン……?」
平等院「校則を見る限り、食堂は朝8時には開かれるようだ」
平等院「その時に、皆で集まって朝食を取ろう」
黒井「……面倒な……」
平等院「確かにそうかもしれないな。だが……不測の事態に備えるには、そういうルールを守る必要があるだろう」
平等院「何か情報があれば共有する場が必要だそな。それに、少しの違和感に気付き、犯行を未然に防ぐ事も可能だ」
小鳥遊「……まっ、しょうがねぇか……」
水戸洲「規則正しい生活は良い事ですからね」
乙木「みんなで団結……大切ですよね……!」
黒野「……それじゃあ、解散!」
ネームレス「急に喋ったと思ったらそれかい!?」
……黒野さんの一声で、私達は帰路に着いた。
これからどうなるかは分からない。だけど……
……私達の間で、コロシアイなんて起きないよ。
……起きない、ハズだよ。
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