安価とAIで物語を綴る

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105 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/15(日) 21:58:58.58 ID:YWFOWgfw0
フィア「貴方が将来大罪を犯すからです!」

明人「罪〜!?何言ってんだお前!?」

フィア「貴方は必ず多くの人間を傷つけます!そう!絶対!!何故なら貴方にはその片鱗が見えるから!」

こいつ無茶苦茶言ってやがる。初対面の人間をいきなり悪人扱いとか頭おかしいんじゃないのか?
いや、そもそもこいつは一体なんなのかさっぱりわからんのだが。少なくとも普通の人間じゃないのはもうわかってるけどさ。

明人「っていうかまず証拠でもあんのかよ」

フィア「そうですねぇ……例えば貴方が学校サボって遊び回ってたこととかですかね」

確かに俺はよく友達とカラオケ行ったりゲーセン行って遊んだりしてるけどよ、なんでそれで疑われなきゃいけねえんだ?わけわかんねえよほんと。
しかしそれだけじゃまだ納得いかない部分もあるんだよな。

明人「じゃあ具体的にどうやって俺が罪人になるんだ?」

フィア「そうですね。具体的には通り魔をしたり……轢き逃げを働いたりなんてどうでしょう?」

明人「どうなんでしょうじゃねえだろおいコラ!」

ふざけんなよコイツ!こんな適当な推理で俺の人生を台無しにされてたまるかっての。
やっぱり逃げるしかない。そう思ってドアに向かって走り出そうとしたが、次の瞬間には後ろに回りこまれていた。
106 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/15(日) 22:05:28.56 ID:YWFOWgfw0
フィア「逃がしませんよ〜!」

がっちりホールドされているので振りほどけない。というかめちゃくちゃ力強いんだけどこの子。力強すぎんだろちくしょう。
それからしばらく暴れまわったものの、結局全く解ける気がしないまま力尽きるのだった。
仕方ないから真面目に話を聞くことにしたんだが……どうも胡散臭いなこの女。

明人「はぁ……わかったよ。話を聞かせてもらおうか」

フィア「はい♪最初からそうすればいいんです」

偉そうに言いやがってこの野郎。まあいいさ、こうなったら何が何でも絶対に無実を証明してやるからな!覚悟しろよ自称天使様よぉ!
フィアの説明によるとこうだ。俺と彼女がパートナーとして行動すれば運命を改変することができるらしい。

フィア「私と貴方の力を合わせれば未来をいい方向に変えていくことができるのです!」

明人「その運命の書き換えって何だ?」

フィア「貴方が頑張って天界の為に一所懸命お仕事をして、皆から褒め称えられて人気者になる事です!」

明人「それはつまりあれか?俺は何か凄く大きな事をしなきゃならんのか?」

フィア「そういうことですね」

おいおい勘弁してくれよ。なんでそんな面倒くさいことをせにゃならんのだ。
だいたい俺に何をしろっていうの?天使共と一緒に悪い悪魔やモンスター達をやっつけて世界平和に貢献するのか?
無理無理。どう考えても俺には無理だぜそんなもん。
107 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/15(日) 22:17:05.38 ID:YWFOWgfw0
明人「あーやっぱ止めとこ、そういうのは専門外だわ」

フィア「何言ってんですか?凡人の貴方にそんな事期待したりしないですよ」

明人「……ん?今俺のこと馬鹿にした?」

フィアの言葉にカチンときてしまった俺は、ついカッとなって椅子から勢いよく立ち上がる。
それを見た彼女は余裕そうに笑っていた。ムカつくなぁオイ。

フィア「だから、天界のケーキロス問題を解決しないといけないって、さっき言ったじゃないですかぁ〜」

明人「ぐぬぬぅ……そ、そりゃそう言ったけどさぁ……」

それを言われると言い返せないんだよなぁ……実際問題どうすればいいのかわからないわけだしね。
うーむ、困ったもんだ。どうしよう?いや本当にマジでどうすれば良いのよこれ。まさかここまでとは誰も思わなかったぞ畜生めが。

フィア「さあ、私を信じて一緒に頑張りましょうね♪」

明人「んな簡単に言われてもなあ……まず何をすればいいんだ?」

フィア「

フィアはなんて言った?
下1
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/15(日) 22:29:27.11 ID:1ClxKGXsO
実は私には才能を見抜く魔眼がありまして、貴方には神をも満足させられるパティシエになれる才能があるからまずは料理のお勉強から始めましょう
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/15(日) 22:29:34.27 ID:bwmZS50tO
貴方の彼女、高校の時お菓子作りのコンクールで優勝するくらいの腕前ですよね?
逃げ出したパティシエのレシピを現世で再現してもらって、パティシエをおびき寄せてもらいたいので説得してください
110 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/15(日) 22:35:54.74 ID:YWFOWgfw0
フィア「実は私には才能を見抜く魔眼がありまして……」

そう言いながら彼女の目の周りに光が集まっていく。
まるで漫画で見たビームアイみたいに輝きだした目をこっちに向けながら語りだす彼女。ぶっちゃけちょっと怖いんですが。

明人「ああそうかよ凄いなそりゃあ……で?」

フィア「あ、信じてませんね?いいですか?これは嘘偽りのない事実ですからね?貴方には神をも満足させられるパティシエになれる才能があるんです!」

あ〜はいはいそうですかありがとうございます〜。
いやまあね、そんなこと言われた所で実感が沸かないんですけど。大体俺にそんな能力があるなら今頃ケーキ屋でも開いてますよええ。

フィア「だからまずは料理のお勉強から始めましょう!」

明人「やだって言ったらどうする?」

フィア「え?言うこと聞いてくれるまで放しませんけどそれがなにか?」

笑顔で答えるの止めろよおっかないからさ。ったくもうどうなっても知らないぞ俺は。諦めた俺は仕方がなく了承することにした。
そして俺の本格的なケーキ修行が始まったわけだが……その成果は悲惨だった。
そもそもやったことないのは勿論のこと、今までろくにお菓子なんて作ったこともないド素人だからな。

フィア「まっず……!!おっかしいですねぇ、ちゃんとレシピ通りにやったはずなんですけどねぇ」

明人「お前バカにしてんのか!?」

フィア「いえいえそんな滅相もない!こんなに酷いものは初めて見ましたよ!」

ああそうかい、そいつはありがとさんですわクソッたれ!悪かったなどうせ不器用だよ俺は!!!
だが今は悔しくなんてないもんね!!いずれ見返してやるんだからな覚えとけよコンチクショウ!!!!
そんなこんなの毎日が続いていったある日、とある転機が訪れることになるのだった――

その転機とは?
下1
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/15(日) 22:43:11.57 ID:8MdgxedUO
パティシエの専門学校に通う、幼稚園の頃からの幼馴染が一人暮らしの明人を心配してやってきた
112 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/15(日) 22:52:21.33 ID:YWFOWgfw0
ようやく家に帰れることになり、ホッと一息つく俺達であったが……
チャイムが鳴り響き、玄関を開くとそこにいたのは幼稚園の頃からの幼馴染である女性であった。

???「久しぶりね藤宮君、一人暮らしはどう?心配だから様子を見に来てあげたわよ」

明人「おー久々だな、わざわざありがとなー」

そう言って軽く挨拶をする俺だったが、彼女の名前が思い出せないことに気付いた。
うーん、名前何だっけ? そんな俺を見て呆れた表情をしながら近付いてくる女の子。そうそう、名前は確か―

???「もしかして忘れたのかしら?」

明人「あっとすまねえ、えーと……?」

???「……雫よ、朝霧雫。いい加減覚えてほしいわね」

思い出した、朝霧だったなコイツの名前は。昔からの付き合いではあるけれど最近は疎遠気味だったから、完全に頭から抜けちゃってたよ。
とにかく久々に会ったのだから、立ち話というのもなんだから中に入るように言う。

雫「なにこれ?貴方ケーキ作りなんてやってたかしら」

明人「いやいや違うんだよコレはさ――」
113 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/15(日) 22:56:21.29 ID:YWFOWgfw0
雫「……貴方それ本気で言ってるの?」

明人「ま、マジだよ……何で呆れ顔するんだよお前」

そういう反応されるとは思わなかったからなんか辛いんですけど。てか普通驚くと思うんだけどなあ。

雫「私、今パティシエの専門学校に通ってるからケーキに関しては色々詳しいし教えれることは多いと思うのよね」

明人「おおっマジか助かる!さすがは俺の親友だぜ!」

こうして頼もしい味方が出来て心強くなったわけだ。これで少しは安心できそうだぜ。
あとはこのまま順調にいけばいいんだがな。
翌日からさっそく特訓開始となるのだが、当然失敗することばかりだった。まあ当たり前なんだけどさ。だってまともに作ったことも無ければ習ったことすらないんだからね!

雫「駄目ね……基礎からもう一度やり直すべきね」

明人「はい先生!」

雫「ほらさっさと手を動かしなさい」
114 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/15(日) 23:04:02.41 ID:YWFOWgfw0
そんな感じに何度も練習を重ねることで少しずつコツを掴んでいき、徐々に上手くなっていくようになる。
最初はあんなに酷かったものとは思えないくらいだ。自分でも上達してるのがわかるとやる気が出てきて俄然ヤル気が出てきちゃうよね!
気付けば一週間が過ぎていたが、まだ完成には程遠い状態であったが、俺は既に飽きかけていたりする。

明人「まだこんな状態かよー飽きたわぁ……」

雫「そんなこと言ってないで早く作りなさいよ。まだまだやること残ってるんだから」

俺の愚痴をぴしゃりと注意する彼女に言われて渋々作業を再開することにする。ううむ中々進まないものだね全くよぉ!!
ちなみにフィアは現在別の仕事で留守にしている為、ここにはいない。あの駄天使がここに居なくてホント良かったわマジで。
アイツがいると余計ややこしくなっちゃいそうだからな、あいつが居ないおかげでスムーズに進められているのも事実だしな。

明人「はぁ……終わったぁー!!」

フィア「お疲れ様です♪だいぶ出来るようになりましたね!」

明人「いつの間に帰ってきたんだお前は!?」

雫「

雫はなんて言った?
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115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/15(日) 23:14:40.05 ID:fk67OXku0
あ、貴女は昔明人の両親を殺したキチガイ女!?なぜここに!!
116 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/15(日) 23:24:00.15 ID:YWFOWgfw0
雫「あ、貴女は昔明人の両親を殺したキチガイ女!?なぜここに!!」

フィア「誰がキチガイですか!私はちゃんとした天使ですよ失礼な!」

明人「いやいやいやいや、何言ってんコイツら!?意味わかんねえよおい!!」

雫「明人の大切な家族を奪った悪魔!!まさか再び出会うことになろうとは……!」

フィア「ですから別に殺していないと言っているじゃないですか!」

それからというもの、なぜかお互いを睨みあって口喧嘩を始める二人。
しばらく言い争っているみたいだが埒があかないのか、二人とも疲れてしまっているみたいだった。

明人「おいおいお前ら落ち着けって、一体何でこうなったんだ?」

俺が間に割って入るとピタリと止み、今度は俺の方に詰め寄ってくる二人に嫌な予感しかしないのですがこれは一体。

フィア「この人が悪いんですよ!」
雫「こいつが全部悪いのよ!」

おいちょっと待てお前ら。俺を無視してまた言い争いを始めているみたいだしさぁ、もう勝手にしてくれよなって感じだわマジで。
117 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 00:02:51.37 ID:gcEXHmPA0

れから二人はヒートアップしていき、やがて殴り合いにまで発展してしまったのだが、途中で俺が止めに入ったことでなんとか沈静化出来たのだった。
しかし……何故二人があんな発言をしたのか、その理由はまだ俺にはわからないままだったのだった―――

結局この日一日は特に何もなかったのだけれど、それでも色々とありすぎて頭が混乱しているせいかよく眠れなかった。
翌朝鏡の前に立つ俺の顔からは生気が失われており、それはもう酷い有様だったのだ。

明人「うっへぇ……こりゃひどいな」

フィア「どうしたんですかぁ〜?そんな辛そうな表情を浮かべてぇ〜♪」

そこにいつの間にか現れていたのか、妙に甘ったるい声で話し掛けてくる自称天使様を見て、俺は無性にイラっとしてしまった。
なんでかって聞かれたらそれはまあ俺にも分からないんだけど、朝からこういう気分になりたくは無かったというのが本音だ。

明人「何でもねーよ、ただの寝不足だ気にしないでくれ」

フィア「それはいけませんね、睡眠不足は美容の大敵ですよ?」

そう言えば昨日雫が言ってたっけな。こいつが俺の両親を殺したとかどうとか言っていたのを思い出す。
正直言って半信半疑だったわけだが、もし本当だったらそれはそれで困るので一応聞いておくことにしようか。

明人「なぁ、本当に両親はお前が殺したのか?」

フィア「そうですよ?」

フィアは何故明人の両親を殺した?
下1
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 00:11:47.49 ID:dxqbdnJWO
明人の両親がいなくなったときに明人に寄り添ったのは雫であり、明人の両親が存命だと、明人と雫がそれほど仲良くなることがなく、明人に雫がケーキ作りを教える未来がなくなる
明人の作るケーキは、いずれ天界と魔界の破滅的な大戦を未然に防ぐことになると予言されていた
119 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 00:27:14.96 ID:gcEXHmPA0
明人「な、何でだよ!?」

即答されてしまったことに戸惑いながらも理由を聞いてみることにした。まさかとは思うが冗談の類じゃないだろうな?
いや冗談に違いないと信じたいよね本当にさ!だが、どうやら冗談じゃないみたいだ。

フィア「実はですね、天界と魔界の破滅的な大戦を未然に防ぐためなんですぅ♪」

明人「全然意味がわんねぇんだよ!そんなんで納得すると思ってるのかよ!?」

フィア「仕方ないですねぇ、最初から説明してあげますからちゃんと聞きなさい!」

そう言われた俺は黙って聞くことにしたのだけれども……これが予想以上に長くてかなり大変だったのである。
まず、明人の作るケーキは、いずれ天界と魔界の破滅的な大戦を未然に防ぐことになると予言されていたらしいのだ。
そして、明人の両親が存命だと、明人と雫がそれほど仲良くなることがなく、明人に雫がケーキ作りを教える未来がなくなっちゃって非常に困ってしまうという事態が起きてしまうということだった。
要するに未来のパティシエとして、明人の両親が邪魔だという事が言いたかったらしい。

フィア「貴方の両親がいなくなったとき、貴方に寄り添ったのは雫さんでしょ?つまりはそう言う事なんですよ」

明人「……マジかよ、そんな事言われたってさ……」

確かに雫ならきっと俺を見捨てはしないだろうけど、でもだからってこんな事までやるか普通?
120 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 00:37:28.24 ID:gcEXHmPA0
フィア「ちなみにぃ、私のこの説明で納得しました?」

明人「……」

いや納得出来ないんだけどね?いくら話を聞いたところで到底理解出来る内容ではないんだけどさ、大体戦争ってなんだよ?
もうわけわかめ過ぎてワケワカメなわけなんだが、どうしたらいいんだろうねこの状況は?

フィア「多くの命を救うための致し方ない犠牲という事で理解して下さい〜」

明人「それで済ませられるような問題じゃねえだろ!」

思わず怒鳴ってしまうほど感情が高まっていた。
いやだってさそりゃそうじゃないか!人を平気で殺すなんてどうかしてるとしか思えないもんな!
そんな俺にやれやれといった素振りを見せながら口を開く彼女。やはりその言動もムカつくものがあったのだが――

フィア「しょうがないじゃありませんかぁ……貴方はそれを望んでいたんでしょう?」

明人「ッ!?何言ってんだよお前……」

動揺を見せる俺を見て彼女はニヤリと口元を歪ませていた。その表情を見た俺は何故だか恐怖を感じていたんだ。
まるで何もかも見透かされているような気がしてならなかったからである。

明人(俺が望んでたってどういう事だよ……!)

明人が両親の死を望んでいた理由は?
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121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 00:47:27.68 ID:MGhuNXN/O
親しい人間がいると弱点になるから
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 00:48:00.04 ID:27Hclm8r0
女なのに無理矢理男として育てられ今も自分は男だと思い込んでる程洗脳されていたから
123 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 00:59:55.05 ID:gcEXHmPA0
AIさん?ちゃんとジャンル認識してるんですか?純愛ってなってるでしょ?



思い当たる節はあった、むしろそれしかないだろうと思っていたのだけど、まさかそれが現実になるだなんて思わなかったんだ。

明人(思い出した!あの時の俺は、親しい人間がいると弱点になるからとか言う、馬鹿みたいな理由で両親に死んで欲しいと願っていたんだ!)

アニメか漫画に影響されたのか、はたまた別の理由があったのか分からないが、とにかく子供の頃の俺は、そんな狂ったことを願ったんだよな確か。
だけどそんなこと叶うはずがないと思ってたんだよ当時は。だから今ではすっかり忘れてたんだよ。

明人「お、俺のせいじゃねぇか……そんなふざけた願いをしたばっかりに、両親を死なせちまったって言うのかよ!」

後悔先に立たずとはまさにこの事だと思ったよ。今思えば、子供だったから仕方がないと言いたいところだけどね。
もしも、あの時自分がしっかりしてればこんなことにはならなかったのかも知れないと思うと、悔やんでも悔やみきれなかった。
自分の愚かさが招いた結末がこれだというのか……?

フィア「今さら何を言っているのですか?全て貴方が望んだことでしょう?」

明人「そ、そうだよそうだけど、こんなことになるとは思って無かったんだ!!仕方なかったんだ!!」

必死に取り繕おうと言い訳を繰り返すものの、既に手遅れだということは俺自身が一番分かっていたことだけれども、だからといってどうすることも出来なかった。
しかしフィアの方は何故か呆れた表情を見せてくるだけだ。なんだっていうんだまったく意味がわからんぞ!?

フィア「

フィアは何と言った?
下1
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 01:28:33.37 ID:dxqbdnJWO
ええ、もちろん貴方に罪はありませんよ
けれど、前に進むためには秘めていた罪悪感を自覚した上で飲み込まなければいけません
125 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 01:48:29.14 ID:gcEXHmPA0
フィア「ええ、もちろん貴方に罪はありませんよ」

明人「えっ……?」

フィア「けれど、前に進むためには秘めていた罪悪感を自覚した上で飲み込まなければいけません。でなければ前へ進むことは出来ないでしょう?」

そう言いながら諭すように優しく微笑みかけてくれたフィアの表情は、とても美しく見えた。
今までずっと忘れていた自分の過去を思い出し、初めて誰かに罪を告白した瞬間でもあったのだ。
全てを打ち明けた今となってはスッキリした気分になることが出来たし、なんだか気分が落ち着いてきたように思える

フィア「それに、ケーキを作って大戦が防がれれば、一つだけなら願いを叶えることだって可能です!神様がそうおっしゃっていましたしね!」

明人「そうなのかっ!?」

ということはアレだな!これさえ上手くやれば両親も生き返るってことか!!
そうと決まればさっそくケーキ作りを再開させてみるとしようじゃないか!!
こうしてやる気を取り戻した俺は、再度気合いを入れ直しケーキ作りに取り組み始めるのだった。
126 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 01:56:01.86 ID:gcEXHmPA0
そうして完成した代物はとても美味しそうで我ながら会心の出来であった。

フィア「どれどれ味見してみましょうね〜……うふふふふ〜♪」

雫「あらいいわね……私も頂くわ」

明人「会心の一品だぜコレはよぉー!」

どうだと言わんばかりに自信満々の態度で胸を張り、出来上がったばかりのケーキを雫とフィアの前に差し出す。
二人ともフォークを使って食べ始めたのであるが、果たしてその結果はどうなったかというと――

二人「んまぁい!!!!」

明人「やったぜ!!」

無事成功したみたいでなによりだ!見た目もかなり美しい仕上がりだし、これなら間違いなくいける気がするな!
後はこいつが神様に通用するか次第ってとこではあるが、まあ期待しておくとしようじゃないか!

明人「どうだフィア?これは神ですら認めざるを得なくなる美味しさだと思うんだが?」

コンマ下1が50以上で通用する
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 02:09:10.64 ID:acCQMOzOO
口からビーム
128 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 02:11:52.16 ID:gcEXHmPA0
>>が64と言う事で通用する。

ついでにフィアの口からビーム出させときますね?
それでは、今日は終わりです。
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 02:18:44.09 ID:acCQMOzOO
おつ
130 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 13:31:26.00 ID:gcEXHmPA0
だがフィアは何も言わずに黙々と食べ続けているだけで感想の一つもないというのは少し寂しかったりするが、どうやら美味しいと思ってくれてるっぽいので結果オーライってことだろう。
しばらくしてからようやく一息ついたのか、フィアの口からはビームのような何かが飛び出してくるのだった。

フィア「うーまーすーぎーるぅー!!何ですかこの素晴らしいケーキはぁー!!!これなら間違いなく神様にお渡ししても大丈夫だと思われますよー♪」

明人「そんなに旨かったのか!?そりゃ良かったぁ〜」

雫「プロ顔負けの味ね……悔しいけど認めるしかないんじゃないかしら?」

雫までそこまで言ってくれるとなると本当に凄いことなんだろうなぁきっと。
正直ここまで喜んでくれるとは思っていなかっただけに何だか照れ臭くなるなぁ全くよ。
しかし二人の反応を見る限りで言うと合格点って感じだよねやっぱさ!いや本当に頑張った甲斐があったってもんだぜ!

フィア「それでは今から天界へと行く準備をしますから少しだけ待ってて下さいねぇ」

明人「え!?もう行くの……!?もうちょっと心の準備とかしたかったんだけど……」

そんな俺の言葉に彼女は呆れたような表情をするだけであった。
急に言われても困るんだけどなとは思ったものの、もう準備を始めてるし今更止めることなんて出来ないだろうしなあ。

フィア「思ったよりも時間がかかったので早くしないといけませんね!」

明人「早くしないとどうなるってんだよ!」

フィア「大戦が始まるかもしれません!それでもいいんですか!?」

明人「いやそれは前にも聞いたけどよ……そもそも何で大戦が起きるんだよ。予言だとそうなってるんだろうけど、原因はなんなんだよ!?」

天界と魔界とで大戦が起きる理由とは
下1
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 14:50:40.48 ID:27Hclm8r0
詳細は不明(本当はある天使に化けた悪魔によって神が暗殺される為)
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 14:52:53.29 ID:owKUwIm3O
ケーキ抜きの生活に怒った神様が八つ当たりで物をぶん投げたら魔界まで届いて魔界を統べる魔王に直撃した
133 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 15:13:24.42 ID:gcEXHmPA0
フィア「詳細は不明ですね〜。ともかく、早くしないと大戦が始まるという事だけは確かです!」

明人「えぇマジかよぉ……」

フィア「そう言う事なんで、早く天界に行きましょう〜♪」

そして半ば強制的に連れて行かされることになってしまったわけでして、いつの間にか用意されてたゲートを通って俺達は天下やってきたのでした。

明人「すっげぇなこりゃ」

そこに広がる光景は実に幻想的なもので、感動してしまってもおかしくないほどに美しかった。
澄み渡る空気に暖かい日差し、辺り一面には様々な花が咲き乱れており、中には見たことの無い花までも咲いていたのである。
思わず感嘆の声が漏れ出てしまいそうになったほどだ。だがそんな中でも一際目立つ巨大な城があってな、これがどうやら目的地らしかった。
134 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 15:17:49.11 ID:gcEXHmPA0
フィア「こっちですよー?付いて来て下さいね?」

明人「ああわかった……」

それから暫く彼女の後を追って歩いていく。それにしても立派な城だこと、これだけ広ければ迷子になってしまうかも知れないぐらいだ。
そんな心配をよそに、辿り着いた場所は広いエントランスだったようで、沢山の天使やら何やらが行き交っていた。

フィア「さぁ!早速神様にケーキをお出ししましょう!私について来てくださいね〜」

明人「あいよ」

そう言って彼女を追いかけて行くと、大きな扉が見えて来たのだ。
そこには数人の兵士が立っており、彼女達が来た事に気が付くなり道を空けてくれるではないか。

???「待っておったぞお主らよ……わらわの名はメシエ、この天界を治める長にして全知全能の神じゃ。さて挨拶はこれぐらいにしておいて、さっそくケーキを見せて貰おうじゃないかのう……!」

フィア「ほら明人!早くお渡ししなさい!」

明人「あ、ああ分かった」

そう促されたので俺はケーキを渡そうとするのだが、一体どうやって渡せばいいのかと困ってしまう。
そのまま直接手渡すのは明らかにおかしいだろうなと思った俺は、近くに居たメイドさんの持っているトレーの上に置かせてもらった。
するとその様子を見ていた神様は何故か満足気に頷いているようであった。

メシエ「うむなかなか良い出来栄えじゃな……どれ、味はどうかな?ぱくりっ!」


フィアの口からビームのような物が出るほど美味しいので……
下コンマ1が30以上で、メシエ様も認める
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 15:27:58.78 ID:Kk30cBBno
認めよう
136 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 15:52:13.26 ID:gcEXHmPA0
彼女はそう言うと一口食べてみせると、途端に顔色を変えることとなる。どうしたんだろうと心配したのだが――

メシエ「うーまーすーぎーるぅー!!なんじゃこれはぁー!!」

予想とは違う反応を返してきたものだからびっくりして言葉が出なかったし、周りの人達も同様にざわつき始めてしまって収拾がつかない状態に陥ってしまったのだった。
一体何が起こってるのか分からなかったけれど、ただ一つ理解出来た事があるとすればそれは彼女が美味いと言ったという事だけであった。

メシエ「美味い!何たる美味さだァーっ!!最高にウマイッ!!ほれ!お主たちも食べてみんかッ!!!」

周りに居る天使たちに向けて勢いよく叫ぶ彼女。その姿を見たみんなは驚きながらもケーキを口にしていたのだけれど、次の瞬間には誰もが笑顔になっていたんだよね。
その表情からは幸せを感じているというのが分かりやすすぎるほどに伝わってくるほどだった。
すると、一人の天使がプルプルと震え出したかと思えば、次の瞬間には悪魔の姿に変わっていたのである。

???「しまった!美味さのあまり変身が解けてしまった!これでは神を暗殺するという計画が……!」

メシエ「何じゃとぉ!?わらわを暗殺とはどういうことじゃあー!!ひっ捕らえろぉー!!!」

明人「な、なんじゃこりゃ?どうなってんだいったい!」

フィア「なるほど!あの悪魔が神様を暗殺することによって大戦が引き起こされるんですね!ですがその悪魔もつかまってしまいましたし、これで大戦は防げたということです!」
137 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 16:02:46.71 ID:gcEXHmPA0
そんな簡単に説明されても、さっぱり意味が分からないから、もう少し分かりやすく説明をしてくれないかなぁ……?
つまりあれか、予言通り俺のケーキが大戦を防いだという事で良いのか?

フィア「そう言ってるんですよ!察しが悪いですねぇ〜……?」

明人「そんなこと言われたって……突然こんなこと言われても混乱してしまう……」

あまりにも怒涛の展開すぎて頭の整理が追い付かなかったのもあるが、何よりも驚いたのは……
――まさかの俺が世界を救ってしまったと言う事実だったのだ。
あれから落ち着いた俺は、状況を把握すべく色々と話を聞こうとしていたところだったんだが――

明人「えっと……そういえば何でも願いをかなえるとか言うアレは?」

メシエ「そう言えばそうじゃったな!ほれ、何でも願いを一つ叶えようではないか」

明人「それじゃあ……

明人の願いとは
下1
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 17:01:21.50 ID:uCLUGxQNO
新世界の神になる
139 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 17:31:16.64 ID:gcEXHmPA0
明人「それじゃあ……俺は新世界の神になる!!!」

フィア「何をトチ狂ったことを言っているんですか貴方はっ!!もう本当に理解不能ですっ!!」

メシエ「そうか、それならば……ほれ!お前専用の新世界じゃ!好きに創るが良いわ!」

そうの言葉と共に目の前にゲートの門が出現して開いたと思ったら、その先から眩い光が差し込まれていた。
意を決してゲートの中に入ったら……そこには何もない真っ白な空間だけが広がっていたのだった。
息が出来ずに徐々に苦しくなってきた気がするので一旦ゲートから戻ろうと振り向いた時のことだった、そこには既にゲートは無くなっていたのだった。

明人(これってやばいんじゃないか俺!?このままだと窒息死するんじゃね!?)

必死になって脱出を試みるものの上手くはいかず、そのまま窒息して死んでしまうのだった――

END
140 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 17:38:42.66 ID:gcEXHmPA0
欲をかいたから死んでしまったようです、残念!!!

やり直す?それとも新キャラ?
下3まで
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 17:40:11.12 ID:XBd7aUiOO
新キャラ
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 17:43:04.34 ID:27Hclm8r0
新キャラ
143 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 17:46:25.46 ID:gcEXHmPA0
新キャラに二票入りましたのでシン・キャラで。

主人公の名前と性別、下1
主人公の職業、下3

144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 17:50:16.63 ID:XBd7aUiOO
斬左衛門 男
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 17:50:53.54 ID:YlOEO7w60
立花ホノカ 女
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 17:50:54.10 ID:Kk30cBBno
kskst
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 17:52:26.92 ID:27Hclm8r0
死刑囚
148 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 18:05:18.34 ID:gcEXHmPA0
名前は斬左衛門、性別は男、職業は死刑囚と言う事で始めていきます
149 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 18:06:04.78 ID:gcEXHmPA0
拙者の名は斬左衛門、拙者、今日という日に首を切られぬやも知れぬ。
だがもし切られるのであれば、一刀でバッサリと落としてもらいたく思う。

斬左衛門「いや……もうしわけないが、首が落ちるときにはそれはそれの味わいがあって……」

その一瞬を想像するだけで体が震えてきそうだ。
しかしよく考えて見たら、なぜ死ぬことを喜ぶのだろうか? そんなことを考えながら、ただ茫然と部屋の中央に座してそのときを待つ。

斬左衛門「思えばこれまで様々なことがあったなぁ……」

1年前の冬、仕事の関係でとある地方へ出張に行ったときのことである。
外は吹雪だというのに、雲間から日の光が差し込み、光の中に何かが見えたような気がした。

何が見えた?
下1
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 18:11:06.03 ID:bQzMX0Xa0
アイドル歌手のライブの様子
151 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 18:39:24.06 ID:gcEXHmPA0
やがて嘘のように雪は消え去り、目の前に広がっていたのは謎の広場だった。

斬左衛門「何だこれは……!?そこのお主!これは一体どうしたことだ!?」

男A「あぁ?どっから現れたんだおっさん?見て分かんねぇのかよ、アイドルのライブだライブ」

斬左衛門(あいどる……?)

拙者にとって「あいどる」も「らいぶ」も知らぬ言葉である。いやそれどころかこの者達が何者なのかさえ皆目見当がつかない。
訳の分からぬ場所、訳の分からぬ人々、訳の分からぬ状況であるが故に、夢でも見ているのではないかと錯覚する。

男B「何その恰好www侍のコスプレかよwwwクオリティ高すぎんだろwww」

斬左衛門(こすぷれ……くおりてい?こ奴らはさっきから何を言っておる)

周囲の人間が次々と笑いだす中で、拙者一人が状況を理解できず、困惑しているという奇妙な状態が続いていた。
そうしてしばらくすると、いつの間にか意識は途切れていたのである。
次に目が覚めた時に見えたものは白い

白い……何?
下1
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 18:53:24.98 ID:27Hclm8r0
巨大ロボット
153 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 19:13:12.61 ID:gcEXHmPA0
次に目が覚めた時に見えたものは白い巨大な何かであった。

斬左衛門(あの巨大な物はなんだ!?人の形に見えなくもないが……それに此処は何処だ!?)

あまりにも突然の出来事に、頭は混乱したままであり、すぐには何も考えることが出来なかった。
訳の分からぬ建物があちらこちらにそびえ立ち、巨大な物が巨大な何かと戦っておるように見えたのである。

男C「うわぁぁぁぁぁぁ!」

女A「きゃぁぁぁぁぁ!!」

斬左衛門「そ、そこの者!!これは一体何が起こっているのだ!?」

男D「見て分かんねぇのか!!怪獣と巨大ロボットが戦ってんだよ!!」

巨大ろぼっととは一体なんだと言うのだろうか、ろぼっとなどという言葉聞いた事がなかった。
いやそれよりもまず、あちらこちらが火の海になっており、拙者も逃げなければ死ぬやもしれぬ。
そう思った瞬間足が勝手に走り出し、必死に逃げようと考えた。

斬左衛門(あの様な物に押しつぶされでもしたら一巻の終わりだ……逃げるしか無い!!!)

しばらく走ると今度は地響きと共に地面が大きく揺れ動き始める。
すると上から何かが落ちてきて、それが爆発したかのような音がしたと思ったら、辺り一面に大きな穴が開いていた。
そして拙者はその穴に落ちていき、

落ちていき……何?
下1
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 19:22:11.80 ID:8AtzwBBCO
時空警ら隊と名乗る組織に時空航行艦というタイムスリップできる軍艦で保護されていた
155 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 19:32:22.26 ID:gcEXHmPA0
そして拙者はその穴に落ちていき、気が付けばまたもや謎の場所に来ていたのである。

???「気がついたかい?」

斬左衛門「お、お主は何者じゃ!?こ此処は一体何処なのだ!?」

???「う〜ん……なんて言えばいいのかなタイム……いや、時空警邏隊とでも言えばいいのか」

斬左衛門「時空警邏隊……?お主は何を言っておるのじゃ?」

どうやら彼は何かの組織の人間で、ここはその組織の使う船の中らしい。
しかしなぜこんな船が空にあるのかと尋ねると、答えは意外なものだった。

???「タイムスリップ……分かりやすく言うと、途方ないほどの明日、あるいは途方もない程の昨日へ移動できる船って所かな」

斬左衛門「……はっ??」

???「君はそのタイムスリップをしていたところでね、こうして我々が保護したというわけさ」

斬左衛門「なんとそのようなことが……」
156 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 19:37:33.20 ID:gcEXHmPA0
そんな不可思議な話などある筈が無いと思ったが、実際にこの状況を目にしてしまうと信じざる負えなかった。
つまり、この船に乗っている者達は過去へ行き、未来へ飛ぶことを許された者たちなのだろう。
そしてその船に今、拙者が乗っているということになるのだ。

斬左衛門「一つ聞きたいのだが、もしや先ほど見ていたあの光は夢ではないというのか……?」

???「ああ、その通りだよ」

斬左衛門「あぁぁぁぁ!!!わ、忘れておった!!拙者、仕事中の身であったというのに!!も、元の場所に帰る事は出来るのか?い、今から急げば間に合うかもしれぬ!!」

拙者は重要な仕事を任された最中故、急いで帰らねばならぬ。そうしなければ首が飛んでしまうかもしれないからだ。

???「

何て言った?
下1
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 19:50:58.03 ID:UIWL/GNZO
知らん。そんな事は私の管轄外だ。
158 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 20:05:12.24 ID:gcEXHmPA0
???「知らん。そんな事は私の管轄外だ」

斬左衛門「し、知らない!?た、頼む!このままでは首を跳ねられてしまう!!一生のお願いだ!!!」

土下座して頼み込む。もし帰れなかった場合、仕事を放り出してきてしまったせいでクビになるのは確実だ。
それどころか打ち首になる可能性も否めない。そのためなんとしても帰りたかったのである。

斬左衛門「では誰なら分かるというのだ!?せめてそれを教えてくれ!!!」

???「隊長にでも聞いてください」

そう言うと男は部屋から出て行ってしまい、結局拙者は1人取り残されたままであった。
そして暫くすると、部屋に誰かが入ってくる足音が聞こえた。
159 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 20:13:24.78 ID:gcEXHmPA0
斬左衛門「ま、まさかお主が隊長か……?!?」

???「残念、私は隊長ではありません。私が誰かわかるまであと30秒です」

斬左衛門「ふざけている場合ではござらぬ!!拙者は切羽詰まっておるのだから!」

???「はい時間切れ、あなたは馬鹿ですね?」

と、ふざけたように言って、拙者は苛立ってしまった。そんな冗談を言ってられるような状況ではないのだ。
今すぐ元の場所に帰らなければ、命が危ないのだから……。

斬左衛門「おい貴様、いい加減にしろ!!拙者を怒らせるとどうなるか分かっているのか!?」

??「あぁ怖い、まるで鬼のようですねぇ……いや、今の貴方は本当の鬼でしたよね?」

その言葉にハッとした。
そういえば、確かに拙者の額に角が生えておるではないか。何故今まで気づかなかったのか不思議なくらいだ。
160 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 20:18:13.71 ID:gcEXHmPA0
いやそもそも、なぜ人間の体なのに頭に角があるのかすら分からない。

斬左衛門「あ、あぁ、あぁぁぁっ!!!!」

???「どうやら思い出したようですね、ご自身の立場を……」

その時、ようやく理解した。拙者はあの時に死んだのだろう。あの雪の日の空で。
それからどのくらいの時間が経っただろうか。おそらく数時間というには短いかもしれないが、少なくとも3日は過ぎた気がする。
だがそれも定かではない。何せこの部屋から出ることが出来ないからである。

斬左衛門「あぁ、腹減ったなぁ……あれから何も口にしていないから体がダルいでござる……」

3日間飲まず食わずの状態で生き続けているのだ、もう体力も限界に近かった。空腹と眠気に襲われ、動く気力さえも湧いてこない。
もういっそのこと死んでしまおうかと思った瞬間、扉が開いて男が姿を現した。

???「やぁ、調度良いタイミングだね」

斬左衛門「……お主は誰だ?いや、そんな事はどうでもよい、腹が減って死にそうだ、食べ物をくれ!!」

??「残念ながらそれはできない相談だ、なぜなら君には罰を受けなければならない」

斬左衛門「罰だと……?何故拙者が罰を受けるのだ!?」

何故罰を受けなければならないのか?
下1
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 20:20:28.06 ID:27Hclm8r0
妖刀に魅入られ100人斬り殺した
162 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 20:25:51.84 ID:gcEXHmPA0
???「覚えていないのかね?君は妖刀に魅入られ、百人もの罪のない人たちを斬り殺した大罪人だということに」

斬左衛門「何を言っている!?拙者はそんな事知らぬぞ!!」

???「ほう、とぼけるというのか?まあいいだろう。とにかく君の処刑が決まったんだ、諦めて自分の罪を悔いながらあの世へ行くがいいさ」

そう言い残すとその男は扉を閉めて何処かへ行ってしまったのである。
一人部屋に残された拙者はしばらく呆然としていたが、すぐに怒りが込み上げてきた。

斬左衛門「ふ、ふざけるなぁぁぁぁぁぁ!!!!拙者は罪のない者を斬ったことなど一度も無い!!」

そんな筈はない、あの時代に生きる者は皆等しく悪であり、斬る対象に他ならなかった筈だ。
その事に疑問を抱くことなどあろうはずもなかったというのに、一体どうなってしまったのか。
163 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 20:31:23.84 ID:gcEXHmPA0
なんだこのサイコパス侍は……


斬左衛門「うぅぅ……悪を斬って何が悪いというのだ!!拙者は何も間違ったことをしておらぬ!!間違っているのは世界のほうであろうが!!」

1人で叫んでも誰も応えてくれないため虚しさだけが残り、思わず涙が溢れそうになる。
だが涙を見せるわけにはいかない。拙者が泣くということは、敗北を認めるということなのだから。

斬左衛門「くっ……まだ死ぬわけにはいかぬ。何としてでも生き延びねば……そのためには何でもする、どんな手段であろうともだ」

それから数日の間、部屋の壁を殴ってみたり天井を突き破ってみたりもしたがびくともしなかった。
そして次第に体力も底を尽きはじめ、意識が朦朧とし始めた頃だった。突然、

突然……何?
下1
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 20:33:44.02 ID:MKA6naMKO
全身が妖気に包まれ、額に第三の眼が現れた
165 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 20:41:20.59 ID:gcEXHmPA0
そして次第に体力も底を尽きはじめ、意識が朦朧とし始めた頃だった。
突然全身に力がみなぎり、部屋中を破壊しようと拳を振り上げた次の瞬間、壁に亀裂が入りそのまま突き破ってしまったのである。
鏡に映った拙者の体を見ると、全身から妖気が溢れ出し、額に眼のような模様が現れていた。
その姿はまさしく『鬼』そのものである。

斬左衛門「おおぉぉぉぉ!!悪は皆殺しにしてくれるわぁぁぁぁぁ!!!!」

「な、何だこいつ!」

「こ、こっちに来るぞ!みんな離れろぉ!!」

斬左衛門「さぁ、お主らまとめて成敗してくれようぞ!!」

「や、やばい逃げろぉぉぉ!!」

「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

「ぎゃあぁぁぁ!!」

大勢の人を斬ったところでふと我に帰る。

斬左衛門「しまった……やり過ぎてしまったかもしれぬ……だがしかし、これで拙者の無実が証明されたはずだ」そ

う言って振り返ると、其処には地獄絵図としか言いようのない光景が広がっていた。
斬られても尚、立ち上がろうとする者、逃げようとせず立ったまま事切れる者など様々であったが、それでも何人かは生きていて虫の息といった状態であった。
166 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 20:54:09.79 ID:gcEXHmPA0
このまま放っておくわけにもいかず、一先ず全員を助け出そうという考えに至ったのである。

斬左衛門「うぅむ……どうしたものか、これだけ大勢いると一人で運ぶのは難しいな……ならば、一網打尽にして一気に運ぼうではないか!」

「うぎゃああぁぁ!!」

斬左衛門「おぉ……すまん」

そんな訳で一人一人確実に仕留めていった結果、最後に残ったのがこの男であった。
しかし他の者たちとは違い抵抗らしい動きもなく、それどころか全くと言っていいほど動かなかった。

???「

何て言った?
下1
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 21:02:41.26 ID:RPfyuTSyO
この艦の自爆装置を起動させた。我々と共にあの世へ行け。
168 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 21:12:36.58 ID:gcEXHmPA0
???「この艦の自爆装置を起動させた!我々と共にあの世へ行け!!」

斬左衛門「なっ!?じ、自爆じゃと!?ま、待て早まるでない!!」

???「後十分でこの艦は完全に吹き飛ぶ!!前にお前も一緒に死ねぇ!!」

斬左衛門「お、おのれぇぇぇ!!どうにかして脱出せねばぁぁぁ!!!」

そうして必死に走り回ったものの、出口らしきものは一切見つからず、ついにタイムリミットが来てしまうのだった。
艦は大爆発を起こして完全に吹き飛び、拙者諸共跡形も無く消え去ってしまう事となった。

END
169 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 21:14:46.90 ID:gcEXHmPA0
斬左衛門は死刑囚だったので、斬左衛門は死んで物語は終わり!

では最後の新キャラを
主人公の名前と性別、下1
主人公の職業、下3
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 21:18:39.21 ID:8ADhawk4O
宮森 さくら 女性
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 21:19:33.66 ID:RPfyuTSyO
ksk
安価なら勇者
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 21:27:07.13 ID:ZKSUDk6kO
パチンカス
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 21:27:14.63 ID:27Hclm8r0
武道家
174 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 21:38:08.00 ID:gcEXHmPA0
最後にとんでもねぇのが来たな……



私の名前は宮森さくら、賭け事が大好でギャンブル狂いというレッテルを貼られている。
しかしそれは事実無根だ! 私はそんな人間ではない! そもそもなぜ私がこんな目に遭わなければならないのか?
事の発端は一週間前に遡る……

さくら「え!? 何これ?」

ある日、ポストに一通の手紙が入っていた。差出人は不明だった。封筒には切手が貼っておらず、直接投函したと思われる。
手紙の内容はこうである。

『拝啓 突然のお手紙失礼致します。貴女様は弊社のモニターに選ばれましたのでご連絡致しました。つきましては下記の日程にて弊社にお越し頂きたく存じます』

さくら「怪しすぎるでしょ……」

普通だったらこのような怪しげな手紙を見たら無視するのが普通だろう。
だが私の性格上、こういう類いのものを見るとついつい興味を持ってしまうのだ。
175 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 21:41:45.68 ID:gcEXHmPA0
それにこの手紙の差出人がどんな会社なのかも気になったし、何よりお金がない私にとって無料という言葉に惹かれてしまった。
そして当日、指定された場所に向かうとそこには大きなビルがあった。どうやらここがその会社のようだ。早速中に入り受付を済ませると、ある部屋に案内された。

さくら「広いな〜」

そこは会議室のような場所で机や椅子などはなく、中央にポツンとテーブルがあるだけだった。
しばらくすると一人の男性が部屋に入ってきた。その男性はスーツ姿で髪は短髪、いかにもビジネスマンというような雰囲気を醸し出していた。

男「こんにちは、宮森さくらさんですね?」

さくら「はい、そうですけどあなたは?」

男「申し遅れました。私はこういう者です」

男はスーツの内ポケットから名刺入れを取り出し、そこから一枚取り出し私に手渡した。そこには【D・I】と書かれていた。
D・I……何の会社だろうか? 名前からして何かの販売でもしているのだろうか? それかもしくは人材派遣みたいな仕事か?
いやそれともIT系? それともゲーム系とかかな? 色々と考えてみたもののどれも違う気がした。

男「今回、弊社がモニターを募集したのは他でもない、貴女にお願いがあってお呼びしました」

さくら「はあ、それで私に頼みたいこととは一体?」

すると、突然男はズボンのポケットから拳銃を取り出し銃口を私の方に向けた。
私は咄嗟に身構えたが、次の瞬間信じられない事が起きた。


信じられない事とは?
下1
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 21:46:07.18 ID:27Hclm8r0
警察の機動隊が雪崩れ込んで来てなんだかんだで逮捕された
177 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 21:54:17.67 ID:gcEXHmPA0
警察A「動くな!! 手を挙げろ!」

男「……へ? なんで警察が?」

さくら「ちょっと!? これは一体どういうことですか?」

警察A「大人しく投降しろ!」

警察B「お前達は包囲されている。無駄な抵抗はよせ!」

さくら「な、何で私まで逮捕されてるの!?」

なんと私の後ろにも警官がいたようで、私はあっさりと逮捕されてしまった。
それから私は警察署へと連れていかれ取り調べを受けたのだが、何故か問答無用で逮捕されてしまった。

さくら「私は何もしてないですよ! ただ呼ばれたからここに来ただけなのに何で捕まらなきゃいけないんですか!?」

取り調べでは終始こんな感じで話にならなかった。私は何とか無実を証明したかったが、証拠がないためどうしようもなかった。
そして数日後、私の元にあるニュースが届いた。その内容は衝撃的な事だった。

【速報 宮森さくら容疑者、殺人容疑で逮捕】

さくら「何でこんな事になってるの〜!?」

なぜ殺人容疑がかけられた?
下1
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 21:58:57.24 ID:o+tSUBFUO
さくらはイカサマの常習犯としてマークされており、徹底的に捜査するためにたまたま間近で発生した事件の容疑者とした
179 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 22:11:58.54 ID:gcEXHmPA0
警察C「ふん!そんな事お前が知る必要はない!いいからさっさと歩け!」

さくらが知る由もないが、さくらはイカサマの常習犯としてマークされており、徹底的に捜査するためにたまたま間近で発生した事件の容疑者として逮捕したのだ。
まさか自分がそんな理由で捕まるとは思ってもみなかっただろう。

さくら「こんなの絶対おかしいよ!!私をどうする気ですか?!」

警察官D「うるさい黙れイカサマ野郎!!」

さくら「だから私は何もしてないって言ってるでしょ!!イカサマなんかしてないってば!!」

だが当然の事ながら、警察の人間は誰一人さくらの言葉を信じようとはしなかった。
それもそうだろう、今まで散々不正を行ってきた人間がそう簡単に改心するわけがないのだから。
180 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 22:13:47.94 ID:gcEXHmPA0
D・I本社にて……

社長「いやー実に素晴らしい成果だよ。あの宮森さくらを逮捕出来たんだからね」

社員「ありがとうございます」

社員B「これも社長のおかげです」

そう、全ては社長の策略だったのだ。
実はD・Iは、とある会社の親会社でこの会社の社長である男が裏で糸を引いていたのだ。

社長「宮森さくらには随分と金をむしり取られたからね、彼女にはたっぷり罪を償ってもらうよ。それにしても、まさか彼女がこんな目に遭うとは夢にも思わなかっただろうね、フハハハハ!!!」

高笑いをする社長、その姿はまさに悪魔そのものだった。
181 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 22:15:42.83 ID:gcEXHmPA0
一方、捕まったさくらの方はというと……

さくら「うぅ……なんでこんな事に……」

手錠に繋がれながら牢屋の中に入れられたさくら。
これから自分はどうなってしまうのだろうか? もう普通の生活に戻れないのか、もう家族や友達に会えないのだろうか?
そんな不安に駆られる中、そこには見覚えのある人物が立っていた。

さくら「あなたはあの時の!?」

警察A「やあ久しぶり、元気そうで何よりだよ」

さくら「やっぱりあんたの仕業か!一体何をしたのよ!」

警察A「まあそんなに興奮しないでくれよ、君に見せたいものがあるんだ」

そう言って彼はポケットから一枚の写真を取り出した。

それは何の写真?
182 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 22:16:15.74 ID:gcEXHmPA0
安価忘れた
下1で
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 22:18:05.65 ID:bL36gUAFO
イカサマサイコロを使ってる瞬間
184 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 22:23:15.46 ID:gcEXHmPA0
その写真には桜がイカサマサイコロを使ってる瞬間が写っていた。

さくら「何これ?」

警察A「君がやった不正行為の写真だよ」

よく見るとそれは私が不正行為を行っているシーンばかりが収められていた。
つまり警察は最初から私に目をつけて調べていたのだ、イカサマサイコロを使う私に目を付けて、それがバレて逮捕されたのだ。

さくら「あ、あんた達は私をどうするつもりなのよ!」

警察A「さあね、でも安心してくれ、悪いようにはしないからさ。君は我々の切り札になってもらうから」

さくら「は? どういう事よ!?」

警察A「今は気にしなくていいさ、いずれ時が来たら話すよ」

そう言い残して男は去っていった。さくらはまだ状況が理解出来ず混乱していた。
そして翌日、警察が私の元に来てこう告げた。

警察B「

何て言った?
下1
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 22:32:32.28 ID:Kk30cBBno
今からお前を移送する
186 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 22:36:58.44 ID:gcEXHmPA0
警察B「今からお前を移送する。付いて来い」

さくら「ちょ、ちょっと待って! どこに連れて行くつもりなの!?」

警察B「いいから黙って歩け!」

こうして私は警察署を出て護送車に乗せられた。その際両手両足を拘束され身動きが出来ないようにされたので逃げ出す事は出来なかった。
しばらく走ってると、目の前には大きな建物が見えてきた。おそらく目的地に到着したのだろう、私はそのまま建物の中へと入っていった。
そこは大きな会議室のようで中央にポツンとテーブルがあるだけの殺風景な部屋だった。
そこでは三人の男性達が何やら会議をしていた。私はテーブルの前に座るように言われおとなしく指示に従った。
しばらくして一人の男性が私の前に座りこう言った。

男「こんにちは、いやはじめましてと言った方がいいかな?」

さくら「え? どういうこと?」

私はまだ状況を理解できずにいた。何故なら目の前にいるこの男のことを全く知らないからだ。
男とはスーツの内ポケットから名刺を取り出し、それを手渡してきた。
187 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 22:43:57.10 ID:gcEXHmPA0
男「改めまして初めまして、僕はこういう者です」

さくら「はあ、それでどういうご用件でしょうか?」

男「今回君をお呼びしたのは他でもない、君に仕事を頼みたいんですよ」

仕事というのは私にとって願ってもないことだった。何せ私は金欠で困っている身なのだから。私はすぐさま食いついた。
一体どんな仕事をさせられるのかは分からないけど、報酬さえ良ければ何でもするつもりだったので、詳しい内容を聞いてみることにした。

さくら「あの、私は何をすればいいんですか?」

さくらがする仕事とは?
下1
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 22:45:36.60 ID:jUuB1U1I0
裏カジノで得意のイカサマして大儲けして来い
189 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 22:50:45.45 ID:gcEXHmPA0
男「君のイカサマの腕を見込んで……とある裏カジノで大儲けしてもらおうと思ってね」

さくら「それってつまりイカサマをやれってことですか?」

男「そうだよ、それで稼いだ金額に応じてそれなりの額を払おうと思っている」

さくら「本当ですか!?やりますやらせてください!!」

まさかこんなに美味しい話を持ち掛けてくるとは思わなかったので私は即決した。
だが、もちろんそれだけではないはずだ。何か裏があるはずだと思い詳しく聞いてみることにした。

さくら「ちなみに、何でそんな事をさせるんですか?そもそもなんで私なんかに頼むんですか?」

男「理由は簡単さ、僕達にとってその裏カジノは邪魔なものでね、それで君の力を借りたいと思ったんだよ」

なるほど、つまりその裏カジノは彼らにとって敵というわけか、それなら合点がいく。
しかし何故そこまでして彼らの邪魔をしたいのかは分からなかったが、あまり深く詮索しない事にした。
190 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 22:57:36.04 ID:gcEXHmPA0
さくら「分かりました、そういうことなら引き受けましょう」

男「よし、じゃあ早速始めようか。まずはこれに着替えてもらえるかな?」

男が取り出したのはドレスと仮面だっだ。どうやらこのドレスを着てカジノに参加するらしい。
仮面は素顔を隠すためのものなのだろうか?とりあえず言われた通り着替えることにした。

さくら「着替えましたけど、これでいいんですか?」

男「うんうん、なかなか似合ってるじゃないか。それじゃあ早速仕事に掛かってもらおうかな」

それから私は裏カジノへと乗り込んだのだが、そこでは驚きの光景が待っていた。

驚きの光景とは?
下1
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 23:00:19.77 ID:Kk30cBBno
着流し姿のやーさん達が丁半博打していた
192 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 23:12:29.42 ID:gcEXHmPA0
どうみてもその筋の関係者しか入れないような場所で、どう見ても堅気とは思えない人ばかりで賑わっていた。
丁半博打で大金を賭けたり、ポーカーやブラックジャックなど多種多様なギャンブルが行われていてまさに無法地帯といった場所だった。
和洋折衷というか、あらゆる種類の遊びがあり私は思わず目を輝かせていた。

男「じゃあ、頼んだよ。もしバレても助けたりはしないからそのつもりでね」

さくら「はい、分かりました!」

それから私のイカサマ賭博が始まった。ディーラーの動きを見て次にどの手が選ばれるのかを瞬時に読み取り、それに応じたカードを手札に加えて勝負を仕掛ける。
そして見事勝利を収めるという簡単な仕事だ。
だが油断はできない、いつどこでイカサマがバレるか分からないし、仮にバレても助けてはもらえないからだ

さくら(慎重にやらなくちゃ)

そして順調に勝ち続けていき、気が付けばかなりの金額が懐に入っていった。
それでもまだまだ足りない、もっとたくさん稼がないと……そう思いどんどん手持ちのチップを増やしていった。
しかしそんな順調な事が続くはずもなく、やがてバレそうにまでなってしまった。このままではヤバいと思った私はある事を閃いた。

さくら(こうなったらアレしか無いわ!)

アレとはいったい?
下1
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 23:16:04.07 ID:L60nzCAhO
わざと負けて一時撤退
194 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 23:27:45.92 ID:gcEXHmPA0
そいつはこちらをジーっと見ていたかと思うと次の瞬間姿を消した。まるで煙のように消えたのだ。

さくら「あれ? どこに行ったのかしら?」

私はキョロキョロと辺りを見渡すがやはり姿は見えない。すると今度は背後に気配を感じて振り向くとそこには先程と同じ奴が立っていた。
そいつは再び姿を消すと私の目の前に移動し姿を現した。

「お前は何者だ?ここで何をしている?」

さくら「そ、そっちこそ誰よ?それにいきなり出てきてなんなのよ?」

「我は暗部の忍だ、この場所に何の用があって来た?」

さくら「こ、この裏カジノでお金を稼ぐために雇われたのよ。そっちこそ一体何が目的なのよ?」

暗部の忍の目的は?
下1
195 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 23:28:45.85 ID:gcEXHmPA0
少しミスしたのでもう一回



さくら「ふぅ……危なかったー!」

何とか難を逃れることができたことに安堵する私だったが、ふと周りを見渡してみると何やら怪しげな人物がこちらを見ていた。
その人物はまるで忍者のような格好をしていて顔すら見えない謎の人物であった。
そいつはこちらをジーっと見ていたかと思うと次の瞬間姿を消した。まるで煙のように消えたのだ。

さくら「あれ? どこに行ったのかしら?」

私はキョロキョロと辺りを見渡すがやはり姿は見えない。すると今度は背後に気配を感じて振り向くとそこには先程と同じ奴が立っていた。
そいつは再び姿を消すと私の目の前に移動し姿を現した。

「お前は何者だ?ここで何をしている?」

さくら「そ、そっちこそ誰よ?それにいきなり出てきてなんなのよ?」

「我は暗部の忍だ、この場所に何の用があって来た?」

さくら「こ、この裏カジノでお金を稼ぐために雇われたのよ。そっちこそ一体何が目的なのよ?」

暗部の忍の目的は?
下1
196 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 23:29:53.92 ID:gcEXHmPA0
違う、ここからだw



それはわざと負けて一時撤退することで、相手からの疑いを晴らすことだ。
負けたことによりほんの少しチップは減ってしまったが、イカサマがバレるよりは遥かにマシだと判断した。
その後私は一旦会場を離れてトイレに行く振りをして人気のないところに行った。

さくら「ふぅ……危なかったー!」

何とか難を逃れることができたことに安堵する私だったが、ふと周りを見渡してみると何やら怪しげな人物がこちらを見ていた。
その人物はまるで忍者のような格好をしていて顔すら見えない謎の人物であった。
そいつはこちらをジーっと見ていたかと思うと次の瞬間姿を消した。まるで煙のように消えたのだ。

さくら「あれ? どこに行ったのかしら?」

私はキョロキョロと辺りを見渡すがやはり姿は見えない。すると今度は背後に気配を感じて振り向くとそこには先程と同じ奴が立っていた。
そいつは再び姿を消すと私の目の前に移動し姿を現した。

「お前は何者だ?ここで何をしている?」

さくら「そ、そっちこそ誰よ?それにいきなり出てきてなんなのよ?」

「我は暗部の忍だ、この場所に何の用があって来た?」

さくら「こ、この裏カジノでお金を稼ぐために雇われたのよ。そっちこそ一体何が目的なのよ?」

暗部の忍の目的は?
こんどこそ下1
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/16(月) 23:44:45.05 ID:JSKS7Kz9O
汚職議員の粛清
198 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/16(月) 23:52:38.58 ID:gcEXHmPA0
暗部の忍「我の目的は汚職議員の粛清だ」

さくら「それってまさか……」

暗部の忍「そうだ、このカジノを運営している者達は全て裏で汚職議員と繋がっていて、不正取引や違法薬物の売買など様々な悪事を働いている連中だ」

それを聞いて驚愕すると同時に呆れてしまった。まさか本当にそんな事があったなんて思いもしなかった。
しかも相手はこの国のトップに近い存在であり、警察も簡単には手が出せないようだ。

さくら(つまりこれはチャンスってわけね!)

この死の美と協力すれば、より簡単に裏カジノを潰す事が出きるはずだ、それに汚職議員と裏カジノの繋がりを示す証拠も見つかれば一気に追い込むことが出来るかもしれない!
そう考えると俄然やる気が出てきた私は目の前の忍びに提案した。
199 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/17(火) 00:01:59.06 ID:4UP80pp/0
さくら「ねえ、私と組まない?」

暗部の忍「ふむ……お前のイカサマの腕があれば勝てるかもしれんな、いいだろう。ただし、裏切りは許さんからな」

そして私達はタッグを組んで共に戦うことを決意したのだった。その後しばらく時間を置いてからまた会場に戻ることにした。
そして私がカジノのスタッフ達の気を引き付けている間、忍びが証拠をかき集めていったのだ。そして遂にその時はやって来た。

暗部の忍「汚職に関する書類を見つけたぞ、これを警察に持っていけば終わりだ!」

さくら「ならこんな所にもう用はないわ、さっさとずらかりましょう」

そうして私達はカジノを後にし、警察署へとその証拠を持ち込んだのだ。これにより汚職政治家達は逮捕されたのだ。
こうしてこの国に巣食う癌は駆除され、クリーンな政治が行われたという。
そして私はというと……

さくらはどうなった?
下1
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/17(火) 00:05:47.67 ID:LAQld7RLo
イカサマの手法を摘発する専門家
201 :名無しにかわりましてAIがお送りします [saga]:2023/01/17(火) 00:13:07.21 ID:4UP80pp/0
さくら「えっと……今日はイカサマのどう見抜くかの講釈をしてほしいと言われたんだけど……」

私は今警察所の一室で警察官達に囲まれながら講義をしていた。というのも、あれからしばらくして警察の偉い人からスカウトを受けたのだ。
どのようなイカサマが行われ、それを見抜くにはどうしたらいいのかを教えてほしいと頼まれたので仕方なく教えることにしたのだ。

さくら「では、この写真にある通りサイコロを振った後……」

こうして私は、イカサマを摘発するための専門家として今日も活動するのであった。

END
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2023/01/28(土) 17:51:44.22 ID:ebPf0ak3o
推理考察ノベルゲーム
(架空殺人裁判ゲーム)

『ダンガンロンパする その5』
▽第3話「装甲勇者」
(18:00〜)

https://youtu.be/76QR6mR1pOo
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2023/02/09(木) 23:51:11.29 ID:NlZZS/Jk0
  
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/03/16(木) 03:04:32.74 ID:Umo0DmJ80
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