タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part8

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690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/08(金) 00:37:22.80 ID:aT7elbxDO
>>683 「ヒャダイン効果」

「ん?ひゃ、だい…ヒャダイン効果ぁ?一体何なんだい、そりゃあ?」

ある男が訝しげに声をあげた。
ふと立ちよった町中で見かけた、その見慣れぬ言葉が書かれた看板に目をやった矢先の事
であった―

「ああ、それね。なんでもお呪(まじな)いの「呪文」ってやつらしいんだ」

「じゅ、呪文…?!」

気づくと、看板を見ていた男のすぐ後ろに通りすがりの誰かが、その看板の前に
立ち止まってるような人はこの辺りの地元民ではないのだろうと見抜き、
さらにそれを目の当たりにして感じるであろう疑問について、先回りする感じで答えた。

「なんでも(本来もっと難しい事が出来る奴のクセに、それよりも楽な事が何故できない?!)て
な意味で、そう言われるような効果、その話の事だそうだよ」

「はあ…い、いやよく分からないんですが?」

「う〜ん、確かに一言じゃ上手く説明しきれないかなぁ。お話の起源になったのはかなり有名
なRPG、ゲームの呪文の名前から来てるとは聞いたんだが」

「ヒャダインが?」

「うん。一番最後に覚えるモノの呪文じゃなかったらしいのに、最強呪文のマヒャド
の方が先に覚えられてしまってて、最後に覚える頃、時はもう微妙な威力な性能のせいで
(いや、今習得しても嬉しさとか達成感、ありがたみ無ぇよ?!)て、みんなに呆れられたとか」


「…ゲームのお話の事は正直よく分かりませんが、なんとなく、期待外れな事態が起きた、て
なことは分かりました」

「まあ、そんな感じ。うん、それくらいな解釈で十分だと思うよ」
「はあ、そんなもんですか」

看板のその呪文(ヒャダイン)についての説明を一通り終えた男は、
自分のすべきこと、役割はもう終わったとその場を立ち去る―
そしてその場に取り残された男は、改めて思う。

「いやいや!だからなんでそんな呪文の看板がこんな町中にデカデカと置いてあるんだよ?!」

と。

(ん?もしかして「冷やかされた 」のか、俺?)

―その謎の看板の真相は、今もその「解凍」される時を待ち続けているらしい
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