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転生したらプリキュアの妖精だった【安価コンマ】
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58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 14:48:09.38 ID:2eQjWaKco
バックス
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 14:51:31.77 ID:E8bPnQFGo
2
60 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:06:32.52 ID:fqLunpPX0
「そうだな。名前はない。妖精さんでもバクさんでも好きに呼ぶといい」
みはる「名前ないんだ…。じゃあ今はバクって呼ぶね!」
「ああ」
みはる「それでバク、いろいろ聞きたいんだけど」
「ちょっと待った。自分も手探り中なんだ」
世界を救うために今後も女の子の力を借りるというのか?
自分に出来ることはないのか?
少なくともバット戦では無力だった。
「……これから先、もっと危険な目に遭うかもしれない。引き返すなら今だ」
みはる「危険や苦労は買ってでも経験しろって教わった!」
前から思ったがみはるの親の考えは古くないか?
いや、それが悪いとは言わないけどさ。今時珍しいというか何というか。
61 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:11:51.65 ID:fqLunpPX0
みはる「バットさんが言ってたけど『プリキュア』って?」
「自分もイマイチ分からないけど、正義のヒーロー、女性だからヒロイン? かな」
みはる「おー! じゃあじゃあ、これは?」
そう言ってみはるは胸元に手をかざす。
みはる「あれ? 出てこない」
「あのスマホか。おそらくプリキュアに変身するためのアイテムだろう」
みはる「なるほど。今出ないのは?」
「戦闘意志を示せば出てくるはずだ」
みはる「ほうほう。いきなり私から出てきた理由は? 正義のヒロインだから?」
「いや、これに関しては自分の責任だ」
残り五粒をみはるに見せる。
「これをみはるの口へ投げた。プリキュアの素質がある場合のみ反応してアイテムが誕生するらしい」
みはる「つまり喉の激痛がそれ!?」
「緊急事態だった。…いや何言っても言い訳だ」
62 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:37:18.27 ID:fqLunpPX0
同時刻、中高一貫校 上空
?「けっ、学校を潰したかと思えばあのバットやられてるじゃねえか」
デフォルメドラゴンがそこにいる。
?「半粒分だとそりゃ負けるか。あのお方から授かった力は残りもう半粒。こいつもすぐ倒されるだろうし……」
?「いや、待てよ…これなら」
ニィと微笑み、半分に割れ黒く染まったプリキュア変身アイテムの素を握りしめる。
?「おーもいついちゃったー!!」
空を自在に飛び回り、どこかへ飛んでいった。
63 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:39:22.49 ID:fqLunpPX0
翌日、天川家
あの後みはるは自分に簡易的な寝床を作ってくれた。
本を数冊並べて布を何重にも巻いてくれた。寝心地は良くも悪くもなかった。
みはる「バク、学校一緒に行く?」
「は?」
みはる「一人だと退屈かなーって。あ。でも学校の中は自由に動けないか」
「自分のことは気にせず行ってくれ。遅刻するぞ」
みはる「はーい!」
ドタバタと家から出るみはるを見送って暇になった。
学校までの道は覚えてるから行こうと思えばいける。
「さてと、自分も状況整理しますか」
64 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:41:06.68 ID:fqLunpPX0
自分の願いは?
――世界を救うこと
世界を救うには?
――女神が言うにはプリキュアと心を通わせる必要がある
プリキュアって?
――この金平糖みたいな物を食べると素質がある物がなれるらしい
素質って?
――さあ
心を通わせるって?
――さあ
ふむ。肝心な場所が不明すぎる。
65 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:42:13.98 ID:fqLunpPX0
今日の行動はどうするか。
下2
1みはるの様子を見に行く
2遠くから眺めた彼女の様子を見に行く
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 16:53:18.23 ID:2eQjWaKco
kskst
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 16:57:38.27 ID:vj187kpr0
2
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 16:59:04.85 ID:8mhiEIyuo
1
69 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:08:03.52 ID:fqLunpPX0
「あの子が気になる」
昨日、みはるの他にもう一人食べさせた子がいる。
その後何もなければいいけど。
〜移動中〜
再びレジ袋に身を潜めて学校に到着。
確かこっちの方だったな。
……いたいた。
相変わらずのんびりしている。みはるとは正反対だ。
それじゃ彼女の様子でもみてみよう。
70 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:09:12.54 ID:fqLunpPX0
先生「今日の宿題だが、いろいろあって明日までに変更!」
生徒A「やったー」
生徒B「助かる」
少女「……せっかくやったのに」
生徒C「さっすが先生!」
……。
生徒D「また代わってくれる?」
生徒E「えーやだよー。遠藤さん掃除当番代わりにしてくれる?」
少女「今日暇だからいいよ」
生徒D「ありがとー!」
……。
少女「これ、昨日頼まれて作った小物入れ袋」
生徒F「ごめん、必要なくなっちゃった」
少女「……そう。分かった」
71 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:10:49.05 ID:fqLunpPX0
なんだ?
学校として当たり前の風景がそこにあるのに何か変だ。
今日する予定、仕事、約束が当人の都合で全て取り消されている。
こんな日もたまにはあるかもしれないが見ている限り彼女にとって災難な一日だ。
だから変だと思ってしまうのか。
「どうしたもんかね」
下2
1もう少し様子を見る
2みはるの所へ
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:14:14.43 ID:ZU8gx8DgO
1
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:14:19.10 ID:LAAfj20UO
2
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:14:22.58 ID:2eQjWaKco
kskst
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:23:02.92 ID:TReqYz+o0
1
76 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:37:14.08 ID:fqLunpPX0
「みはるのとこにも行ってみるか」
昨日のうちに学校のどの辺りにいるか聞いておいたのは正解だった。
みはるのいる教室の窓の外まで移動して中を見る。
すると、
みはる「みんな起きてっ!!」
悲痛な叫びが聞こえた。
何事かと思って近くでよく見れば、みはる以外机に突っ伏して寝ているのだ。
77 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:38:48.16 ID:fqLunpPX0
「おい、なんだこれ!」
窓から教室に入ってみはるに声をかける。
みはる「分かんないよ! さっきからみんなこの調子で」
「少し離れた教室もおかしいっちゃおかしいがここは特におかしい」
みはる「これってバットさんの仲間の仕業?」
「可能性はある」
怪人「みんなのやる気を消そうね〜」
その声が聞こえた直後、みはるに向かって何かが飛んできた!
下1コンマ
偶数→みはるを護れた!
奇数→間に合わない!
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:39:56.26 ID:E8bPnQFGo
あ
79 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:56:08.59 ID:fqLunpPX0
26成功
みはるを押しのけ謎の飛行物体を当てずに済んだ。
怪人「むむ。邪魔されたか。さらば!」
「待て!」
しかしその姿はもうなかった。
みはる「バクありがとう! 助かったよ!」
「別に大したことじゃ…」
みはる「逃げられちゃったけど、消しゴムさんだったよ」
「消しゴム?」
みはる「まだ校内にいるんじゃないかな。探してみようよ」
下2
1ダメと言っても聞かないだろ
2見つけたらすぐに報告だ
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:59:20.85 ID:ZU8gx8DgO
2
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:59:30.24 ID:Iykow4D8O
1
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:59:50.00 ID:Es8rOVuf0
1
83 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 19:08:01.76 ID:fqLunpPX0
「ダメと言っても聞かないだろ」
みはる「うん!」
「返事がよろしい」
〜!ミニゲーム!〜
怪人を探し出せ!!(1/3)!!
下1コンマ>=下2コンマで発見!
失敗するとバツゲーム?
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 19:08:38.76 ID:E8bPnQFGo
えい
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 19:08:58.07 ID:IZdCfcgj0
ほい
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 19:12:35.20 ID:W3QViSNko
おっけー
87 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 20:03:35.21 ID:fqLunpPX0
76>07 成功!
廊下を出て近くの教室を覗くと全員眠っている。
そのまま階段を上がった先に消しゴムはいた。
みはる「いたよ!」
怪人「げげ、もう追い付いてきやがった」
昨日のバットと違って通常の消しゴムの大きさだ。
飛んで逃げ回っている。自分はみはるの肩に掴まっている。
みはる「私の運動神経は人一倍なんだから!」
胸元からスマホが現れる。
みはる「行くぞー!」
88 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 20:06:13.57 ID:fqLunpPX0
走りながらピンクの輝きに包まれ、キュアサミットに変身する。
その反動で肩から振り落とされた。
サミット「ぐだぐだ言う暇があるなら行動行動! 何事もチャレンジ! キュアサミット!!」
サミット「決めポーズは出来そうにない!」
「名乗れる余裕はあるんだな…」
あとみはる、人一倍すごいとか強いとか言わないとどっちなんだって思うぞ。
そんなことより急いで追い付かないと。
……。浮かび上がり、近くの教室を見る。
全員眠っている。
しかし一人だけ裁縫をしている人がいた。
あの彼女だ。
下2
1今はサミット優先だ
2近くに寄る
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 20:08:09.93 ID:TReqYz+o0
2
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 20:08:14.81 ID:PBU/SxTUo
1
91 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 20:26:57.09 ID:fqLunpPX0
「……」
彼女のことは気になるが、今はサミット優先だ。
少女「……視線?」
少女「気のせい、だった。みんな寝てるもの。これが終わったら掃除して帰ろう」
「おーい、どこだー? み、…サミットー!」
サミット「こっちこっちー!」
声のする方へ急ぐ。
サミット「校内だから火の扱いに困って困って。防戦一方みたいな感じだよ」
見れば焦げ跡があちこちに出来ている。
怪人「バンバン火の玉打ってきやがったくせに! 何が防戦一方だ! 当たったらどうすんだ!」
サミット「人のやる気を消す消しゴムさんに言われたくないよ! 消すのは間違ったことだけにしてね!」
怪人「じゃあオマエのやる気も消してやるよ!!」
下1コンマ
コンマに5,6があれば消しゴム命中
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 20:28:04.85 ID:2eQjWaKco
ヌッ
93 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 20:57:52.21 ID:fqLunpPX0
85命中
怪人「おらー!!」
サミット「うわっ!」
消しゴムの急突進に反応しきれなかったのか、サミットは一撃を喰らってしまった。
怪人「おらおらおら!」
グリグリとその身体を押し付けていく。
「やめろっ!!」
消しゴムをサミットから引き剥がす。
怪人「そいつのやる気は消させてもらった。プリキュアの力といえども直接削れば効果あるだろう」
サミット「私は、まだやれる!」
94 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 21:01:27.54 ID:fqLunpPX0
サミット「やれ、あれ、何を…?」
「おい、しっかりしろ!」
消しゴムの笑い声が聞こえるが、サミットに声を掛け続ける。
「お前のやる気はそんなもんだったのか!? おい!!」
サミット「えっと、消しゴムさんを、何とかして止めないと…何で?」
「人のやる気を消させないためだろ!」
サミット「そう、だっけ…? そう、だった…」
怪人「コイツのやる気は凄まじいな。でも動きが鈍くなってオレの攻撃を躱せるのか?」
はっきり言って無理だ。
このままじゃみんなと同じように眠ってしまう。
……? みんなと?
なら何故彼女は眠ってない。最初のみはるもだ。
下2
1偶然
2プリキュアの力で護られていたから
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 21:03:58.63 ID:E8bPnQFGo
1
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 21:04:14.40 ID:p/tgNEN70
1
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 21:04:15.36 ID:ZU8gx8DgO
2
98 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 21:15:16.04 ID:fqLunpPX0
偶然……
「んなわけあるかぁーー!!!」
怪人「おぉ? いきなりどうしたオマエ」
「お前、プリキュアの力を持ってる人だと直接攻撃しないとやる気を奪えないんだな?」
コイツの言動からしてそうに違いない。
怪人「例えそうだとしても教えるはずがないだろう」
遠くでドアの開いた音がした。
彼女だ。
少女「みんな寝てる。掃除終わったし、することがない」
怪人「…………」
消しゴムは何も言わず彼女に突進を仕掛けた。
「おい待て!!」
下1コンマ
コンマに5,6があれば消しゴム命中
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 21:15:54.09 ID:TReqYz+o0
おりゃ
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 21:16:24.78 ID:D1Kk+LJ80
あ
101 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 22:43:32.28 ID:fqLunpPX0
09回避
少女「何か来てる」
彼女は紙一重で躱し、何が飛んでたのかを確認した。
少女「…消しゴム? なんで?」
怪人「よく躱したな、小娘」
少女「あぁスピーカー搭載の消しゴム型ラジコン。最近のおもちゃってすごいな」
冷静に分析しているように見えるが、違う。
「おもちゃじゃねえ!!」
少女「え?」
怪人「スキアリだ!」
少女「危ないなぁ。ラジコンは人にぶつけちゃいけないよ? 全く」
怪人「この距離で避けられた?」
サミット「消しゴム、止める、むにゃあ」
「変身解除してないってことは一応やる気は残ってるんだな…」
102 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 23:21:20.08 ID:fqLunpPX0
少女「どういう状況か呑み込めないけど。…えぇ? 廊下で変な子が寝てる…」
怪人「オマエのやる気奪ってやる! 覚悟しろ!」
少女「やる気、奪う…?」
少女「あぁ、みんなが今日おかしかったのってコレのせい?」
と彼女の胸元が黄色く輝き出す。
少女「どういう理屈か知らないけど、そのせいで作ったものが無駄になったわけ?」
少女「そのせいで宿題やり損なわけ? 掃除を代わりにしたわけ?」
現れたのは、でんでん太鼓だ。
怪人「こ、今度こそスキアリ!」
少女「あたしの、時間を無駄にした元凶ってわけ!?」
現れた物を手にし思い切り回転させ鳴らし出す。
するとバチバチと電気が流れだし、彼女を包み込む。
103 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 23:36:34.19 ID:fqLunpPX0
電流は縫い合わされているかのように織り込まれ、布となる。
それが彼女の全身を覆う。解けた頃には黄色髪の和風衣装乙女がそこに立っている。
「優雅な雷鳴を響かせかましょう、キュアヴェイルス!」
周囲に雷が飛び交い、静かにそれを制して決めポーズをする。
ヴェイルス「……あら。廊下で寝てる変な子と恰好がそっくりになった」
怪人「ふん! プリキュアだろうがオレに当たればもう終わりだ!!」
ヴェイルス「当たらなければ良いのでしょう? 教えてくれてありがとう」
消しゴムに向かって左手を向けると布が敵を捕らえようと動き出す。
怪人「そんなのに捕まるかってーの!」
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 23:55:48.67 ID:vj187kpr0
堅実な性格→「積み重ねることを重視」で怒ってると来たか、上手いな
105 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 23:57:00.31 ID:fqLunpPX0
突如、布から電流が発生し消しゴムに命中する。
怪人「あばば、……って効くわけないだろ!」
ヴェイルス「仮にもゴム製だから効かないと思ったけど、動きが一瞬止まればこっちのものよ」
怪人「え?」
変にリアクションしたせいで消しゴムの周囲には布の包囲網が完成されていた。
ヴェイルス「はい捕獲」
怪人「ぎゃ!」
消しゴムを雁字搦めにし動きを封じることに成功。
ヴェイルス「迅速に、いえ神速で終わらせましょう。ヴェイルス・ツーテンコール!」
消しゴムに纏った布が一斉に電気を流し出す。
眩しくて直視できない……。
106 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/02(土) 00:00:18.58 ID:FimWztQM0
ヴェイルス「絶縁破壊って知ってる? 絶縁体でも高度の電圧を流せばその特性を失うのよ」
恐ろしいこと言ってるし。
眩しさがなくなると、転がっていたのは普通の消しゴムだった。
ヴェイルス「……これで元凶はなくなった」
「助かったよ、ありがとう」
ヴェイルス「あなたはさっきのお仲間?」
「違う違う! サミット起きろ!!」
サミット「痛ぃ!! え? なに!?」
はぁ。彼女に変身アイテムの素を投げてなかったら勝てなかったな。
「彼女もプリキュアだ。自分たちは敵じゃない」
ヴェイルス「……そう。分かった」
変身が解除された。分かってくれたってことでいいんだよな。
足早に教室へと戻っていった。帰るんじゃなかったのか?
サミット「あれ、私の出番は?」
「もうないよ。まんまとやられちゃってた」
みはる「え? そ、そっかぁ。あははは」
107 :
一旦ここまで
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/02(土) 00:04:07.39 ID:FimWztQM0
同時刻 屋上
一人の少女が誰もいない屋上の隅で丸くなっていた。
少女「禍々しい気配がようやく消えたか。あ〜怖かった」
少女「昨日は空に変な生き物が飛んでたし、グラウンドにコスプレ女が現れるし」
少女「もう今日は帰ろ帰ろ」
躊躇なく屋上から飛び降りる少女。
しかしその姿は遠くにある校門にあった。
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/02(土) 00:06:46.04 ID:lzrsIZBPo
みんな学校一緒なのか?
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/02(土) 00:18:11.79 ID:1HnX1b3z0
中高一貫校というくらいだからそうなんじゃないかね
そうでないと集まりづらくもなるだろうし
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/02(土) 12:24:31.24 ID:DZ7SAEqzo
学年や部活違ってたら一緒に行動できる時間少なそう
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/02(土) 12:29:44.42 ID:dJjQ/luY0
ドキプリみたいに、一人だけ
通学校が違うってケースも
考えられるんだけどね(^^;
112 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/02(土) 20:19:08.42 ID:FimWztQM0
中高一貫で安価を取った手前、同じ学校に所属しております。
外部からプリキュアを選抜するなら、妖精バクがそこまで探しに行く必要があります。
部活関連は誰々は何々してそうを考えてるけど描写するかは微妙。
―― ――
閑話休題
―― ――
夜、天川家
「プリキュアは二人になった。けど」
みはる「けど?」
「これを見てくれ」
残り五粒を床にばらまく。
「これが全部プリキュアに行き渡るとどうなる?」
みはる「プリキュアが七人になる」
「当然趣味嗜好がバラバラになるだろう。みはると彼女も性格が違い過ぎる」
みはる「うんうん。それで?」
113 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/02(土) 20:20:44.40 ID:FimWztQM0
「プリキュア同士で集まれる場所が必要だ。交流を重ねてみんなのことを知る必要がある」
プリキュアと心を通わせるためにも親睦は大事だ。
みはる「なるほど。で、その場所とは?」
「そこが一番の悩みだ」
放課後からそれぞれの帰宅時間を考えれば家をローテーションすればいいか?
人数の少ないうちはそれでいいかもしれないが、多くなれば次は誰の家だっけ問題が発生しそうだ。
「……今はまだ考えなくていっか」
みはる「バクがそれでいいならいいけど」
そのうちなんとかなるだろう。
114 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/02(土) 20:24:33.09 ID:FimWztQM0
同時刻 上空
ドラゴン「消しゴムもやられた」
ドラゴン「これで一粒まるまる無駄にしちゃった! 腹立つ!」
ドラゴン「バク野郎は二人もプリキュアを生み出しやがって…」
ドラゴン「あいつから叱られるのヤだな…」
ドラゴン「…残り二粒。どう使おうかなー?」
115 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/02(土) 20:26:03.37 ID:FimWztQM0
時刻不明
女神「久しぶりですね」
「…? どこだここ」
女神「あなたの夢の中です」
「なるほど。で、何の用だ?」
女神「いえ、貴方が悩んでいたようなので力を貸そうかと」
白い光の球がこちらへと向かってくる。
自分の両手に収まるほど小さい球だ。
女神「貴方の心にしまい込んでおきました。貴方の意志で自由に取り出せますよ」
「そんなことより世界を救うってあの化物みたいなのを倒せばいいんだよな?」
「あれは一体なんだ? 心を通わせるってなんだ? 素質ってなんだ?」
女神「夢が覚めます。ではまた。ごきげんよう」
何一つ答えないつもりかよ!!
116 :
短いけど一旦ここまで
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/02(土) 20:29:20.00 ID:FimWztQM0
朝 天川家
……みはるがいない。
時計を見ればすでに登校時間を過ぎていた。
「ねぼすけさん、ってわけね」
変な夢見たな。そういえば。
何か自分の意志で自由に取り出せるとか、悩みを解消しようとか。
適当に念じれば、自分の胸元から何か出た。
……こわ。みはるの気持ちが分かってしまった。
「ミニチュアハウス?」
下2
1手をかざしてみる
2今はやめて学校へ
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/02(土) 20:30:34.28 ID:GjT1C98qO
1
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/02(土) 20:30:39.88 ID:dB0xtZ70O
1
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 10:14:11.61 ID:pJIVk7Plo
シルバニアファミリー入れて遊べということだな
120 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 13:47:16.31 ID:4F+48C9D0
おもむろに手をかざす。
「お? おぉ?」
ミニチュアハウスに吸い込まれるかのように自分の身体が小さくなって中に入ることができた。
「こりゃすごい。で、ここで何ができるんだ?」
今はロビーのような大広間にいる。
見渡せば扉が複数ある。そのうちの三つにカードリーダーがついている。
さらに、テーブルに紙が一枚とカードキーが複数置いてある。
【プリキュアハウス】
妖精とプリキュアのみ使用できるアイテム。
妖精は全ての出入口を使用可能。プリキュアは自室のみ出入可能。例外アリ。
外界にあるハウスは妖精の意志により複製可能。ただしプリキュア人数+1のみ。その全てがこのハウスに繋がる。
各プリキュアに渡すことを推奨。
121 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 13:48:36.60 ID:4F+48C9D0
カードキーを見れば、三つある。
それぞれ【サミットキー】【ヴェイルスキー】【マスターキー】と表記されている。
つまりここがプリキュアとの交流場所になるわけか。
誰の目も気にせずプリキュア同士の居場所が出来たのはありがたい。
説明書を読む限り、マスターキーが自分のだよな。
一応全部持ってキーは直接渡そう。
カードリーダーのある扉にはそれぞれ【使用不可】【サミット:使用可】【ヴェイルス:使用不可】の表記がされている。
「みはるの家でハウスを出したからか?」
ただの使用不可ってどういうことだ?
マスターキーを通す。扉のロックは解除され、外に出る。
出れるじゃないか。早速出よう。
「……なんだ。みはるの家じゃないか」
がっかりするが、あることに気付く。ハウスが二つある。
122 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 13:50:47.49 ID:4F+48C9D0
試しに部屋の右端と左端にハウスを置き、右のハウスに入る。
入ってきた扉を確認すれば【サミット:使用可】の表記。
…表記が【使用可】に変わっている。そこから出ると左端に置いたハウスから出てきた。
「なるほどな」
次は右端のハウスを部屋の外に出して左端から入る。
無論扉を確認すれば【使用可】から入ってきた。【サミット:使用不可】の表記に変わっている。
構わずマスターキーを通す。ロックは解除される。
出たのは先程置いた部屋の外だ。
「なるほど? 説明書の通りか。プリキュアは自室のみ。妖精は全て可能」
これはこれで不便な気もするがないよりマシか。
123 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 13:51:34.00 ID:4F+48C9D0
きっとヴェイルスのところにもマスターキー通せば出られるんだろうけど、みはるの部屋に複製されるだけだな。
なら直接会ったときにハウスとキーを渡せばいいか。
部屋の中にハウスを戻して自分のハウスは胸元に収納する。
「プリキュアの例外を除けばこんなもんかな。それじゃ、次の用事に向かうか」
いつものようにレジ袋を被って学校へと向かう。
下2
1渡すものを渡しに行く
2学校散策
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 13:56:06.91 ID:BXEKQH5w0
2
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 14:04:58.75 ID:pJIVk7Plo
2
126 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 14:53:26.31 ID:4F+48C9D0
人に不審がられないで移動できるのが不思議だ。
そのおかげで楽に移動できるからいいけど。
「無事に学校へ到着。時間は…昼だな」
ハウスでいろいろ試してたし時間が経つのは早い。
どこもかしこも騒がしい。
生徒「昨日何やってたのか全然覚えてねえんだよなー」
生徒「俺も。てかさ、野球部のあいつ暇があればバット磨いてるんだけど何あれ」
生徒「知らねー。興味もねー」
生徒「小物入れ袋なんでいらないなんて言ったんだろ」
生徒「あとで謝っておくんだよー」
127 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 14:56:36.05 ID:4F+48C9D0
化け物騒動が落ち着いて一安心だ。
「しかし何が原因であんなモンが出てくるんだ?」
出てくる化け物を倒していけばいいのか?
その根本をなくすことが世界を救うってことなのか?
「まだ足りねぇよな」
少女「レジ袋が喋ってる」
……。これは周囲の警戒を怠った自分が悪い。
128 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 14:57:31.10 ID:4F+48C9D0
少女「レジ袋が喋ってた!」
さーて、どうしよう!
〜!ミニゲーム!〜
少女から身を隠せ!!(1/3)!!
下1コンマ>=下2コンマで隠れられるよ!
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 14:58:18.26 ID:BXEKQH5w0
せいや
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 15:04:25.67 ID:RTxQf2ehO
あ
131 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 15:23:10.98 ID:4F+48C9D0
26<67 失敗
少女「えい!」
「…………」
レジ袋を取られてしまった。
人に見られてはいけないとは言われなかったが、マズイんじゃないか?
少女「これ何ですか? ぬいぐるみ? でも喋ってました! えい」
持ち上げてきて腹を押してきた。ボタンはないぞ。
少女「反応がありません。ソラの聞き間違え? でも顔に冷や汗が見えます。体温らしき熱もあります」
下2
1ぬいぐるみのフリ
2暴れて逃走を試みる
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 15:25:57.37 ID:YavTpcXEo
kskst
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 15:28:35.42 ID:P0QJGM2so
1
134 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 15:56:56.41 ID:4F+48C9D0
「…………」
少女「レジ袋の中にぬいぐるみ? 誰かの忘れ物でしょうか?」
少女「それにしては質感がかなりリアルです。うーん?」
助けてくれ…。
少女「もしかして周りの声に反応するタイプですか?」
少女「ぬいぐるみさん、ぬいぐるみさん。ソラの声が聞こえてるなら手をあげてほしいです」
下2
1あげる
2あげない
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 16:03:11.92 ID:RTxQf2ehO
@
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 16:03:21.84 ID:bAGgqoAmO
2
137 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 16:28:35.36 ID:4F+48C9D0
「…………」
少女「無反応です…」
少女「じゃあ何で喋ってたんですか? ソラに教えてほしいです…」
悪いことしたかなぁ…。
少女「……生きてますよね?」
「!!」
少女「ぬいぐるみというより何かの生物の気がします!」
そういって自分を逆さ吊りのように持ち替えた。
少女「このままずっとこうしてたら降参してくれますか?」
下2
1ギブアップ
2昼休みが終わるまで耐久勝負
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 16:30:59.81 ID:hPyenlgQ0
1
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 16:41:55.14 ID:qtyKrSMHO
1
140 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 17:17:05.97 ID:4F+48C9D0
「分かった分かった、降参だ!」
少女「喋った! すごいすごい!」
ひとしきりはしゃいだ少女は逆さ吊りをやめてくれた。
少女「ソラは星川ソラです!」
「妖精だ。名前はない」
ソラ「妖精? 何の妖精ですか?」
「何の、か」
プリキュアの妖精、と言っても通じないな。
「正義の味方、かな」
ソラ「正義! カッコいい! なりたいなりたい!!」
「急に言われても…」
141 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 17:19:08.37 ID:4F+48C9D0
ソラ「正義の妖精さんですよね? それがソラの前に来たってことは、そういうことですよね!?」
「落ち着け。まだ決まった訳じゃない」
ソラ「ソラが正義の味方になって悪人をばったばったと倒すんですよね〜」
「聞いちゃいねぇ」
ソラ「どうすればいいですか!?」
「…………」
今までは自分の都合でプリキュアにさせていたからな。
なりたいと言っているのなら、力を貸すのが妖精として正しいんだろう。
「これを食べろ。あとはソラ次第だ」
ソラ「はい!」
142 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 17:22:40.76 ID:4F+48C9D0
残り四粒になった。
ソラ「……変化がないです」
「今はまだだ。その時がくれば分かる」
ソラ「分かりました! あ、これお返しします!」
上機嫌なのか鼻歌をしながらどこかへ行ってしまった。
ソラは近くにいた生徒を見つけると、
ソラ「ソラね、正義の味方になりました!」
生徒「はいはい。おめでとー」
軽く流されていた。
そっと返却されたレジ袋を被り直す。
昼休みが終わるまでもう少し時間はありそうだ
下2
1それまでおとなしくしてよう
2恐れず校内を散策だ
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 17:25:32.64 ID:pJIVk7Plo
2
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 17:25:51.85 ID:i245rGuSo
2
145 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 17:45:46.56 ID:4F+48C9D0
学校にいる間は喋らないようにしないと。
バレないように静かに動いてっと。
下1コンマ 会える人orイベント判定(ない場合もある)
現在地:グラウンド
下2 行ける場所
1東棟(中等部)昇降口
2西棟(高等部)昇降口
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 17:48:22.68 ID:i245rGuSo
コンマ
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 17:48:53.88 ID:Eqzukt4w0
2
148 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 18:20:55.34 ID:4F+48C9D0
現在地:西棟(高等部)昇降口
ゆっくりと移動、移動を心掛ける。
何の考えなしに入ったが校内にレジ袋あったら拾われて捨てられない?
今まで奇跡だった?
女神さん、移動が楽になるようなアイテムも欲しいよ。
このままじゃ精神がキツイ。さっきのソラ事件が多発するよ。
…ないものはしょうがない。行けるとこまで行ってやる!
149 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 18:34:29.03 ID:4F+48C9D0
現在地:西棟(高等部)1F
昇降口を抜けて人の多い教室ゾーンに来た。
風で飛ばされてここまできました感を装って移動する。
少女「これはなんだ。…いや無害か。通ってよし」
何か聞こえた気がした。
通っていいなら通りますよ?
生徒「深影どした?」
少女「ううん何でもない。あー、でもごめん先行ってて」
生徒「? オッケー」
何の不思議もないレジ袋が通りますよー。
少女「待て。無害といえど目的はなんだ」
……誰に言ってるんだろうなー。さ、行こう。
少女「待て」
150 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 18:45:20.13 ID:4F+48C9D0
あれ、動けない。
持ち手の部分を踏んづけられてる!!
少女「微かだがあのコスプレ女と同じニオイがする。禍々しい気配がすると現れるニオイだ」
少女「てことは…? コスプレ女の仲間?」
あー、迂闊に動くとダメなんだな。
移動が楽になるアイテムー。
少女「関わらない方が良い…?」
おや。
少女「いや、下手すれば禍々しい気配の仲間の可能性も…東棟の次は西棟の偵察?」
少女「この大きさなら…やれる。二度あることは三度目がくる前に対処あるのみ」
殺気!!
下2
1レジ袋は捨てて逃げる
2足に向かって体当たり
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 18:46:21.08 ID:HRSjdhGwo
2
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 18:50:26.22 ID:PrlQiEN3o
2
153 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 19:12:33.82 ID:4F+48C9D0
踏んづけてる足に向かって体当たり!
少女「ここにきて抵抗!?」
そりゃそうだ! やらなきゃやられる!
少女「無害かと、思ったのに…」
と、ここで昼休み終了を告げるチャイムが鳴る。
少女「ここで騒ぐのはマズイな。場所を変えるぞ」
逃げられないように袋口を結ばれた。
取られたり閉じ込められたり今日は散々だ。
154 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 19:13:59.88 ID:4F+48C9D0
現在地:屋上
少女「ここなら誰もこない。さて、お前は意思疎通が可能と見受けた」
少女「そこで聞きたい。お前は何だ?」
本日二度目の質問です。
少女「その前に言葉を話せるのか?」
少女「会話できるなら穏便に済ませたい」
下2
1妖精だと自己紹介
2まずは袋から出してくれ
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 19:14:45.64 ID:RTGEELV20
1
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/03(日) 19:15:12.89 ID:aV7tNLOro
1
157 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/03(日) 20:10:24.50 ID:4F+48C9D0
穏便に済ませたいのは賛成。
「…自分は妖精だ」
少女「妖精?」
「コスプレ女とか禍々しい気配とか言ってたな?」
「禍々しいのを倒したのはコスプレ女でその手助けをしてる妖精だ」
していることは手助けといえるか分からないが。
少女「…証拠は」
「証拠? 証人ならそのコスプレ女、正しくはプリキュアっていうんだけど二人いる」
少女「プリキュア…」
「物的証拠か。こっから出してくれれば見せられる」
少女「……逃げないでよ」
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