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転生したらプリキュアの妖精だった【安価コンマ】
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2 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/29(水) 21:18:43.01 ID:vFVsOHx80
女神「残念ながらあなたは亡くなりました」
女神「あなたの願いは……どんな形でもいいから世界を救いたい?ですか」
女神「なら、安価で未来が変わる不思議な世界に行くと良いでしょう」
女神「あなたに力を貸してくれる子も安価によって導かれるでしょう」
女神「その子たちと一緒に世界を救うのです」
女神「大事な物を渡しておくのでこれを使って探しなさい」
3 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/29(水) 21:19:40.41 ID:vFVsOHx80
☆ 〜 転生中 〜 ☆
見慣れない景色、見慣れない街並み。
人のいない山の頂でそれらを見下ろす。
雨が降り止んだ後だろうか。小さな水たまりがあちこちにある。
近くに行き、反射した自分の姿を見る。
そこにいたのは、まるでデフォルメされた姿の……
下1
動物
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/29(水) 21:20:57.02 ID:JlN+uuAI0
訴訟対策に注意事項てんこ盛りでブ厚いアメリカの説明書みたい
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/29(水) 21:22:41.79 ID:KGJRz+y6o
バク
6 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/29(水) 21:28:49.19 ID:vFVsOHx80
デフォルメ姿のバクだった。
…バク、だよな。これ。二十センチあるかないかの身長だ。
女神から渡された物を確認してみると、風呂敷の中に金平糖みたいなものが十粒ほど入っている。
さらに紙が一枚。
【プリキュア変身アイテムの素】
食べるとプリキュアになる素質を持つ者のみ効果を発揮する。
人の心を映し出してアイテムが誕生する。見た目は様々。変身アイテム=武具、防具、アクセ、日用品等
戦闘の意志を示せば変身できる。アイテムは心に収納可。
プリキュアと心を通わせ、世界を救う。あなたの使命です。
7 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/29(水) 21:30:51.65 ID:vFVsOHx80
……? プリキュア?
ふわふわと浮きながら思考を巡らせていると背後から声がした。
?「おまえ、見ない顔だな」
振り向けば同じくデフォルメ姿のドラゴンがいた。
?「それ、プリキュアアイテム! 初めて見た! すげー。少し分けてくんない?」
手を差し出してきた。
下2
1分ける
2分けない
3プリキュアって?
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/29(水) 21:39:09.06 ID:49IsxvE6O
3
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/29(水) 21:47:08.43 ID:osdWJYRJo
3
10 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/29(水) 21:52:58.16 ID:vFVsOHx80
?「それ持ってるのに知らないのか?」
きょとんとした顔で返された。
次の瞬間、ニィと笑みを浮かべる。
目の前のドラゴンはいきなり体当たりを仕掛けてきた!
いきなりで対応しきれず、そのまま押し出されてしまった。
その隙を突いて奴は風呂敷へと向かっている。
「おい!」
?「こんだけあれば十分だな。じゃーなー」
制止しようにも奴は空を飛んで遠くへと行ってしまった。
急いで風呂敷を見ると、三粒持ってかれた。
残り七粒
11 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/29(水) 21:54:33.36 ID:vFVsOHx80
あいつはなんだったんだ。
プリキュアと共に世界を救えって言われてもいきなり三粒失ってしまった。
これ以上減らすわけにいかない。急いで探さないと。
人に見つからないように落ちていたレジ袋で身を隠しながら移動する。
…案外気付かれないんだなぁ。
中高一貫の学校を見つけたのでそこに向かう。
今はどうやらお昼休みのようだ。
どんな子がいるんだろう。
12 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/29(水) 22:01:29.23 ID:vFVsOHx80
ということでプリキュアサーチ
記入が多いので2〜4人ほど募集
変身前
名前:
学年:中学生1年〜高校生3年
性格:
素質:コンマにより決定(00は100)
何かあれば
長所:
短所:
自由記入
変身後(なくても良い。その場合、後で安価)
名前:キュア
見た目:
変身アイテム:
技1:
効果:
例、攻撃技、末尾コンマが○なら威力増加、コンマがゾロ目なら威力増加など
例、回復効果やバフデバフなどそれぞれ。それら以外もなるべく可
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/29(水) 22:37:13.70 ID:dj+JS34bO
変身前
名前:天川みはる
学年:中学生2年生
性格:ポジディブの塊で何事にも前向き
ただ時々思い込みで空回りすることも
素質:コンマ
長所:フィジカルエリートと折れない気持ち
短所:勉強、整理整頓
変身後
名前:キュアサミット
見た目:赤のサイトパートの髪型に白基調のドレス
変身アイテム:キュアリモ(スマートリモコン風)
技1:サミットファイアーストーム
効果:リモに声をかけるとともなく熱風が吹き始めて相手を熱風の渦に巻き込んで閉じ込める、温度や風の強さは自由自在に変えられる
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/29(水) 22:40:20.42 ID:f9h4OmbVo
変身前
名前:光 深影(ひかり みかげ)
学年:高1
性格:誰とでも問題なく接する一見明るい子
長所:身軽で逃げ足も早い
短所:パワー不足
自由記入
古くから現代まで続く忍者の家系だった
両親を亡くしたのを機に忍としての鍛練は止めた
肉親もおらず天涯孤独
変身後
名前:キュアシャドウ
見た目:くノ一衣装をプリキュアっぽく
変身アイテム:髪飾り
技1:影分身
効果:攻撃防御その他 コンマがゾロ目なら攻撃翌力が増加したり分身を使って緊急防御か回避とか
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/29(水) 22:52:54.62 ID:osdWJYRJo
変身前
名前:星川 ソラ
学年:中学3年
性格:常に敬語の不思議ちゃん系
長所:超直感
短所:かなりのマイペース
自由記入
変身後
名前:キュアミーティア
見た目:流星モチーフの模様と紫の動きやすい感じのドレス
変身アイテム:星のネックレス
技1:メテオドロップ
流星群の如くエネルギー波が上から降り注ぐ
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/06/29(水) 22:54:18.76 ID:IjljQon20
変身前
名前:遠藤 小袖
学年:中学3年
性格:堅実で慎重
長所:細かい作業が得意で特に裁縫を好む
短所:のんびりしすぎる事が多く、(人との約束が無ければ)自分で期限を区切ろうとすら思わない
変身後
名前:キュアヴェイルス
見た目:天女か雷神様のごとき頭上の布が特徴的な、黄色ベースの和風ヒラヒラ衣裳
変身アイテム:キュアタム(でんでん太鼓)
技1:ヴェイルス・ツーテンコール(通天縄衣)
効果:強靭な布で捕らえ、電撃を流す。布を操るだけなのも可
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/29(水) 22:58:40.89 ID:uAkWj8yko
変身前
名前:雨宮るり
学年:中学2年
性格:慎重、思慮深い
素質:コンマにより決定(00は100)
何かあれば
長所:人の気持ちを推察したり、相手の立場になって考えることが得意
短所:自分の意思を封じ込めがち
自由記入
変身後(なくても良い。その場合、後で安価)
名前:キュアティアーズ
見た目:薄青色のフリルドレス
変身アイテム:指輪
技1:ティアーズレイン
効果:局所的に雨を降らせ、相手の視界を遮ったり行動を妨害したり水流を叩き付けたりする。霧雨から集中豪雨など、細かく調節可能
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/29(水) 23:03:17.24 ID:7nqb9pjOO
名前:夏島 チサ
学年:高1
性格:ぶっきらぼうな姉御肌たまに天然
長所:物怖じしない、手先は器用
短所:思ったことをすぐ口にしてしまう沸点の低さ
自由記入:男兄弟に囲まれて育ったせいかどんな相手にも物怖じせず相手することから憧れ反面恐れ反面を周りから持たれているタイプ
他方でかわいいものが好きで小動物には弱い
変身後
名前:キュアスティグマ
見た目:ヒールにラッセルタイツを履いたメンズ系
変身アイテム:キュアチョーカー
技1 安価か作者にお任せ
19 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/29(水) 23:18:40.81 ID:vFVsOHx80
ご協力感謝!
23時更新時点で五人いたのでそこで一旦区切ります。どんな子がきたのか気になる
それ以降いたらさらに感謝!
―― ―― ―― ―― ――
いろんな子がいるなぁ。
とにかくこれを食べさせないと始まらない。
誰にどうやって食べさせればいいんだ?
下1コンマ
01〜:
>>13
21〜:
>>14
41〜:
>>15
61〜:
>>16
81〜:
>>17
下2 食べてもらうには
1直接交渉
2遠くから投げる
3こっそり食事に入れる
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/29(水) 23:19:18.76 ID:KGJRz+y6o
ヌッ
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/29(水) 23:20:42.48 ID:g+CXzfFno
一応全員採用なのか?
描写大変そうだな
2
22 :
一旦ここまで
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/29(水) 23:40:54.12 ID:vFVsOHx80
全採用かはさておきます。
とりあえず安価で募集した箇所までは出してあげたい。
―― ―― ―― ―― ――
>>16
……あの子、他と比べるとのんびり食べてるなぁ。
窓の外から投げて口にいれても気付かないんじゃないか?
「どんなことになるか分からないけど、ゴメン!」
金平糖を勢いよくあの子の口へ投げる。
見当外れな場所に行くこともなく無事に、無事、なのか?
とにかく食べさせることに成功した。
げほげほとせき込んではいるが吐き出した様子はなさそうだ。
「ど、どうなるんだろう」
しばらく観察してみるが【戦闘意志】がないからだろうか。異変は特にない。
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 11:33:21.50 ID:qVeiGBvY0
有望な子ばかりで草
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 12:05:32.58 ID:ECS5De31O
そりゃプリキュアのメインだもの
面白そうだし期待
25 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 19:39:31.90 ID:hVqg2/AP0
何事もなく時間だけ過ぎていく。
部活のない生徒が下校する。
彼女はというと、教室に残っている。
取り出したのはソーイングセットだ。布を広げ針に糸を通して裁縫を始めた。
何故か見入ってしまって彼女から目が離せない。
……。
……。
男子生徒「うわーー!!」
それから数十分程経過した頃、グラウンドで悲鳴が聞こえた。
何事かと思い様子を見に行くと、そこにいたのは……、
26 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 19:41:11.13 ID:hVqg2/AP0
金属バットの怪物だった。
数十メートルの巨体になって暴れているじゃないか。
先端には目や口などもあり不気味な物に成り果てている。
怪人「いつもいつも頭や胴体にボールをぶつけやがってぇ!!」
野球部「ごめんなさーい!」
バットはグルグルと回転し、グラウンドを叩き付ける。
衝撃で地面は大きく揺れる。生徒は耐え切れず尻もちをついてしまう。
「おいおい、世界を救うってこれを倒せって意味なのか?」
こんな小さな身体で? バクで? どうやって!!
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 19:42:48.85 ID:TwnSaeB/o
学年的に一緒に行動出来る時間少なくて集まり悪そう
今の戦隊だって全然集団行動しなくてそれぞれ別の方向向いてるしまあ大丈夫か
28 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 20:14:09.54 ID:hVqg2/AP0
怪人「……この気配」
バットは回転を止め、ゆっくりと何かを探すように動き出した。
自分のいるところで停止するとバットと目が合った。
怪人「ヨウセイ、発見」
「えっと…妖精って、まさか…」
怪人「タオス!!」
襲い掛かってきた!!!
下2
1目を瞑る
2彼女(
>>16
)の所へ行く
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 20:18:15.02 ID:DQxCF46Go
男が女に助けを求めるわけにはいかんな
1
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 20:18:32.71 ID:p7Vb94mI0
1
31 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 20:42:16.69 ID:hVqg2/AP0
咄嗟のことでつい目を瞑ってしまった。
そんなことしてもバットで殴られるだけなのに。
??「バットが打つのはボールでしょ!!」
怪人「イテッ」
「え?」
目を開けると自分と怪人の背後に一人の少女が立っている。
傍らに野球ボールが詰め込まれたカゴを置いて。
32 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 20:52:53.48 ID:hVqg2/AP0
少女「バットは人と力を合わせて勝利を掴む相棒なんだよ!!」
怪人「そんなの人間の勝手な解釈に過ぎん!」
少女「だったら私と勝負!! 私の投げる球を打ち返してホームランだったらあんたの勝ち!」
怪人「オマエ、何言って…?」
少女「いっくぞーー!!」
少女はカゴの中から一球取り出して投げる。
バットはそれを難なく打ち返す。軽々と場外ホームランだ。
怪人「……オレの勝ちでいいか?」
少女「誰が一球勝負と言った! まだまだーー!!」
何度もボールを投げる少女。
半ばヤケクソで打ち返すバット。
一体何が起こっているんだ…。
33 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 20:56:44.32 ID:hVqg2/AP0
ついにカゴのボールは尽きた。
怪人「ハァハァ、今度こそ、オレの勝ちだ」
少女「……そうだね。あなたの勝ちで私の負け」
怪人「それなら敗者は消え」
少女「勝ってどう思った? 嬉しい? 喜んだ?」
怪人「ろ! ……ん?」
少女「あなたを握って勝負に挑んだ人はきっと今のあなたと同じように勝った喜びを感じてるよ」
怪人「お、おい。オレの話を…」
少女「バットは道具じゃない。大切な仲間、もちろんバット以外も」
怪人「…確かにオレを磨いて労いの言葉をくれる奴もいた」
「……」
あれ、バットが丸め込まれてる?
心なしかバットが少しずつ小さくなってるような。
下1コンマ
70以下で怪人の怒り収まる
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 20:58:40.89 ID:qYYw+ExXo
これ野球アニメだったんだ
35 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 21:12:32.59 ID:hVqg2/AP0
89失敗
怪人「だが、オレに毎度毎度ボールをぶつけられるのは変わらない!」
怪人「今だってそうだ! 変な理由でボールを打ち返させられた!!」
元の巨体に戻ってしまった。
少女「じゃあどうすれば満足? 傷つけられるのが嫌だから自分が傷つけるの?」
少女「自分がされて嫌なことは他人にしないって習わなかった!?」
それでも一歩も退かずにバットと対話を続ける少女。
「世界を救う、素質……」
残り六粒のうち一粒取り出す。
もしかしたら彼女がそうかもしれない。
下2
1少女の所へ向かう
2口元へ投げる
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 21:13:42.84 ID:qYYw+ExXo
2
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 21:14:21.37 ID:HVGO8bxG0
2
38 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 22:08:23.55 ID:hVqg2/AP0
「これでどうにかなれ!!」
思い切り投げた。
バットを通り過ぎて少女の口にダイブした。
少女「!? 砂かな? 喉に激痛が…」
次の瞬間、少女の胸元が輝きだし何かが現れ始める。
少女「なになになになに!? 何で私からスマホが!?」
パニック状態の少女を無視するかのようにそれは少女から誕生した。
39 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 22:22:01.12 ID:hVqg2/AP0
少女「え? なにこれ? えっと、こういうときは……」
怪人「ヨウセイ、余計なことを…!!」
バットは標的を変えて自分の方に振り返る。
少女「ようせい? そっちに誰かいるの? 今助けるよ!」
その言葉に反応したのか、誕生したそれがピンクに輝き始めた…!
光は少女を包み込む…。
40 :
サイドパートの誤字?
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 22:44:44.14 ID:hVqg2/AP0
少女「お? おお!?」
髪色がだんだんと赤に変色し、制服は徐々にフリフリを増して白く染まっていく。
輝きを失うと立っているのは、運動しやすそうな髪型とは反対に白のドレスに身を包んだ乙女だ。
乙女「ぐだぐだ言う暇があるなら行動行動! 何事もチャレンジ! キュアサミット!!」
コブシを天に掲げて決めポーズ!
サミット「……ええぇぇぇええええええ!!!???」
41 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 22:56:14.64 ID:hVqg2/AP0
怪人「プリキュア!!」
サミット「何? プリキュア? 私のこと?」
自身の姿に驚きを隠さない乙女はうろうろとしているが、はっとした表情を浮かべる。
サミット「妖精さんだっけ? 何か知ってるなら教えて!! これなに!?」
こっちに向かって大声で呼びかけてくれるが、正直自分も分からない。
世界を救う仲間が欲しくて、それがプリキュアなのだろうと確信したけど、それ以上のことが分からない。
サミット「ええっと、とにかく! バットさんを止めればいいんだよね?」
怪人「小娘ごときに止められるものか!」
バットは真下の地面めがけて振り下ろす。地震を起こすつもりだ。
それを乙女は食い止めようと動き出す。
サミット「身体かるっ!!」
バットの振り下ろしに乙女は両手で食い止める。衝撃はあるものの緩和されている。
サミット「そんなことしたら、自分も傷つくでしょーーがっ!!」
受け止めたバットを上空へと放り投げる。それを追うように乙女はジャンプした。
42 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 23:00:55.57 ID:hVqg2/AP0
怪人「そんなバカな」
サミット「ちょっとは私の想いを受け取れーー!!」
乙女の周りに火の玉、火球とでも言うべきだろうか、それが複数現れる。
一斉にバットへと向かい、命中すると爆発した。
サミット「あなたはいずれ、甲子園で、勝利に導くバットになるんだよーーっ!!」
サミット「サミット、ファイアー、ストーーーム!!!」
乙女の背後から突如として熱風が吹き荒れる。
サミット「想いよっ、届け!!」
熱風はバットを捕らえると更に勢いを増す。
下1コンマ
90以下で怪人バット撃退
91以上でたら…
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 23:02:17.80 ID:WvrJrYHZ0
第一話で野球回やるプリキュアかー
44 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 23:15:19.65 ID:hVqg2/AP0
空中で爆発音が響くと、やがて空からバットが落ちる。普通の金属バットだ。
続いて乙女がゆっくりとおりてくる。
サミット「……汚しちゃったね。キレイにしないと」
戦闘意志がなくなったのか変身が解除される。
ポケットからハンカチを取り出し、泥をふき取っている。
少女「あはは、こんなんじゃキレイに磨いたって言えないね。えっと…」
男子生徒「磨くなら俺に任せてください! このバット俺のですから!」
少女「え? うん。それじゃ任せた!」
バットを手渡すと少女はきょろきょろと辺りを見回す。
少女「妖精さーん、どこにいるのー?」
下2
1姿を見せる
2隠れる
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 23:17:22.25 ID:i7aHNtzb0
1
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 23:17:31.04 ID:qYYw+ExXo
2
47 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 23:31:33.09 ID:hVqg2/AP0
少女「妖精さーん」
自分を探している少女だが、どんな顔して会えばいい?
一緒に世界を救おう? いきなり口に物投げてごめんね?
分からない……。
少女「あれー? どっか行ったのかなー?」
頭に疑問符をいくつも浮かべて歩き回る少女。
少女「うーん? 妖精さーん、どこー?」
48 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 23:33:02.02 ID:hVqg2/AP0
と、その声に反応したのか少女の持っている例のスマホがピピピと鳴り始める。
少女「ん? そういえばこのスマホ、私から出てきたよね? 試しに…」
スマホを胸元に押し付ける少女。
すると、身体の中にするりと埋まっていく。
少女「ぇぇぇええ!?」
当然の反応を示す少女。しかしそれも束の間。
少女「……こっち?」
ゆっくりではあるが、確実に自分のいる場所へ向かっている!
下2
1逃げる
2逃げない
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 23:35:51.08 ID:9r5u/JXQo
1
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 23:36:40.01 ID:kNLDQbjO0
アイテムの性能を試させてもらいますか
1
51 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 23:44:15.76 ID:hVqg2/AP0
このままじゃ見つかってしまう!
急いで遠くへと離れなければ!
少女「あれ、動いてる? そっか! かくれんぼ! 絶対に見つけるよ!!」
なぜか火をつけてしまったようだ。
〜!ミニゲーム!〜
少女から身を隠せ!!(1/3)!!
下1コンマ>=下2コンマで隠れられるよ!
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 23:47:10.57 ID:H+daQe1B0
負けん
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 23:48:05.88 ID:fFiz4EHMo
ヌッ
54 :
一旦ここまで
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 00:02:46.14 ID:fqLunpPX0
57<88 失敗(ある意味成功)
「ぜぇぜぇ……」
この身体にまだ慣れてないのか、飛んで逃げようにも力が足りない。
せいぜいふわふわ浮かぶ程度だ。これなら走った方が早いと思ったが、
少女「妖精さん見ーつけた!!」
人との歩幅に敵うはずがなく、すぐに見つかってしまった。
少女「すごいすごい! 本当に妖精さん!?」
持ち上げられた。もう隠れるのは無理だろう。
少女「え〜と、バクさんかな。いろいろと聞きたいことあるから私の家でいい? はい決まり!」
拒否権はなく連れ去られてしまった。
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 00:04:14.19 ID:E8bPnQFGo
こういう時はゾロ目の特典無いか
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 05:17:23.26 ID:KpkXFSN5O
おつ
なるほどみはるが赤キュアになるのか
57 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 14:42:51.31 ID:fqLunpPX0
連行されて辿り着いたのは少女の家だ。
住宅街にあるごく普通の一軒家。
少女「ここが私の部屋だよ」
さてどうしたものか。
少女「まずは自己紹介だよね。私は天川みはる。中学生2年生!」
「あぁっと、よろしく。天川さん」
みはる「みはるでいいよ! 妖精さんの名前は?」
「名前? なまえか…」
考えてなかったな。
このまま『バク』でもいい気がするが…。
下2
1バクと名乗る
2名前はない
3名前記入してください
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 14:48:09.38 ID:2eQjWaKco
バックス
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 14:51:31.77 ID:E8bPnQFGo
2
60 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:06:32.52 ID:fqLunpPX0
「そうだな。名前はない。妖精さんでもバクさんでも好きに呼ぶといい」
みはる「名前ないんだ…。じゃあ今はバクって呼ぶね!」
「ああ」
みはる「それでバク、いろいろ聞きたいんだけど」
「ちょっと待った。自分も手探り中なんだ」
世界を救うために今後も女の子の力を借りるというのか?
自分に出来ることはないのか?
少なくともバット戦では無力だった。
「……これから先、もっと危険な目に遭うかもしれない。引き返すなら今だ」
みはる「危険や苦労は買ってでも経験しろって教わった!」
前から思ったがみはるの親の考えは古くないか?
いや、それが悪いとは言わないけどさ。今時珍しいというか何というか。
61 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:11:51.65 ID:fqLunpPX0
みはる「バットさんが言ってたけど『プリキュア』って?」
「自分もイマイチ分からないけど、正義のヒーロー、女性だからヒロイン? かな」
みはる「おー! じゃあじゃあ、これは?」
そう言ってみはるは胸元に手をかざす。
みはる「あれ? 出てこない」
「あのスマホか。おそらくプリキュアに変身するためのアイテムだろう」
みはる「なるほど。今出ないのは?」
「戦闘意志を示せば出てくるはずだ」
みはる「ほうほう。いきなり私から出てきた理由は? 正義のヒロインだから?」
「いや、これに関しては自分の責任だ」
残り五粒をみはるに見せる。
「これをみはるの口へ投げた。プリキュアの素質がある場合のみ反応してアイテムが誕生するらしい」
みはる「つまり喉の激痛がそれ!?」
「緊急事態だった。…いや何言っても言い訳だ」
62 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:37:18.27 ID:fqLunpPX0
同時刻、中高一貫校 上空
?「けっ、学校を潰したかと思えばあのバットやられてるじゃねえか」
デフォルメドラゴンがそこにいる。
?「半粒分だとそりゃ負けるか。あのお方から授かった力は残りもう半粒。こいつもすぐ倒されるだろうし……」
?「いや、待てよ…これなら」
ニィと微笑み、半分に割れ黒く染まったプリキュア変身アイテムの素を握りしめる。
?「おーもいついちゃったー!!」
空を自在に飛び回り、どこかへ飛んでいった。
63 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:39:22.49 ID:fqLunpPX0
翌日、天川家
あの後みはるは自分に簡易的な寝床を作ってくれた。
本を数冊並べて布を何重にも巻いてくれた。寝心地は良くも悪くもなかった。
みはる「バク、学校一緒に行く?」
「は?」
みはる「一人だと退屈かなーって。あ。でも学校の中は自由に動けないか」
「自分のことは気にせず行ってくれ。遅刻するぞ」
みはる「はーい!」
ドタバタと家から出るみはるを見送って暇になった。
学校までの道は覚えてるから行こうと思えばいける。
「さてと、自分も状況整理しますか」
64 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:41:06.68 ID:fqLunpPX0
自分の願いは?
――世界を救うこと
世界を救うには?
――女神が言うにはプリキュアと心を通わせる必要がある
プリキュアって?
――この金平糖みたいな物を食べると素質がある物がなれるらしい
素質って?
――さあ
心を通わせるって?
――さあ
ふむ。肝心な場所が不明すぎる。
65 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:42:13.98 ID:fqLunpPX0
今日の行動はどうするか。
下2
1みはるの様子を見に行く
2遠くから眺めた彼女の様子を見に行く
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 16:53:18.23 ID:2eQjWaKco
kskst
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 16:57:38.27 ID:vj187kpr0
2
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 16:59:04.85 ID:8mhiEIyuo
1
69 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:08:03.52 ID:fqLunpPX0
「あの子が気になる」
昨日、みはるの他にもう一人食べさせた子がいる。
その後何もなければいいけど。
〜移動中〜
再びレジ袋に身を潜めて学校に到着。
確かこっちの方だったな。
……いたいた。
相変わらずのんびりしている。みはるとは正反対だ。
それじゃ彼女の様子でもみてみよう。
70 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:09:12.54 ID:fqLunpPX0
先生「今日の宿題だが、いろいろあって明日までに変更!」
生徒A「やったー」
生徒B「助かる」
少女「……せっかくやったのに」
生徒C「さっすが先生!」
……。
生徒D「また代わってくれる?」
生徒E「えーやだよー。遠藤さん掃除当番代わりにしてくれる?」
少女「今日暇だからいいよ」
生徒D「ありがとー!」
……。
少女「これ、昨日頼まれて作った小物入れ袋」
生徒F「ごめん、必要なくなっちゃった」
少女「……そう。分かった」
71 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:10:49.05 ID:fqLunpPX0
なんだ?
学校として当たり前の風景がそこにあるのに何か変だ。
今日する予定、仕事、約束が当人の都合で全て取り消されている。
こんな日もたまにはあるかもしれないが見ている限り彼女にとって災難な一日だ。
だから変だと思ってしまうのか。
「どうしたもんかね」
下2
1もう少し様子を見る
2みはるの所へ
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:14:14.43 ID:ZU8gx8DgO
1
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:14:19.10 ID:LAAfj20UO
2
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:14:22.58 ID:2eQjWaKco
kskst
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:23:02.92 ID:TReqYz+o0
1
76 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:37:14.08 ID:fqLunpPX0
「みはるのとこにも行ってみるか」
昨日のうちに学校のどの辺りにいるか聞いておいたのは正解だった。
みはるのいる教室の窓の外まで移動して中を見る。
すると、
みはる「みんな起きてっ!!」
悲痛な叫びが聞こえた。
何事かと思って近くでよく見れば、みはる以外机に突っ伏して寝ているのだ。
77 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:38:48.16 ID:fqLunpPX0
「おい、なんだこれ!」
窓から教室に入ってみはるに声をかける。
みはる「分かんないよ! さっきからみんなこの調子で」
「少し離れた教室もおかしいっちゃおかしいがここは特におかしい」
みはる「これってバットさんの仲間の仕業?」
「可能性はある」
怪人「みんなのやる気を消そうね〜」
その声が聞こえた直後、みはるに向かって何かが飛んできた!
下1コンマ
偶数→みはるを護れた!
奇数→間に合わない!
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:39:56.26 ID:E8bPnQFGo
あ
79 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:56:08.59 ID:fqLunpPX0
26成功
みはるを押しのけ謎の飛行物体を当てずに済んだ。
怪人「むむ。邪魔されたか。さらば!」
「待て!」
しかしその姿はもうなかった。
みはる「バクありがとう! 助かったよ!」
「別に大したことじゃ…」
みはる「逃げられちゃったけど、消しゴムさんだったよ」
「消しゴム?」
みはる「まだ校内にいるんじゃないかな。探してみようよ」
下2
1ダメと言っても聞かないだろ
2見つけたらすぐに報告だ
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:59:20.85 ID:ZU8gx8DgO
2
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:59:30.24 ID:Iykow4D8O
1
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:59:50.00 ID:Es8rOVuf0
1
83 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 19:08:01.76 ID:fqLunpPX0
「ダメと言っても聞かないだろ」
みはる「うん!」
「返事がよろしい」
〜!ミニゲーム!〜
怪人を探し出せ!!(1/3)!!
下1コンマ>=下2コンマで発見!
失敗するとバツゲーム?
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 19:08:38.76 ID:E8bPnQFGo
えい
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 19:08:58.07 ID:IZdCfcgj0
ほい
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 19:12:35.20 ID:W3QViSNko
おっけー
87 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 20:03:35.21 ID:fqLunpPX0
76>07 成功!
廊下を出て近くの教室を覗くと全員眠っている。
そのまま階段を上がった先に消しゴムはいた。
みはる「いたよ!」
怪人「げげ、もう追い付いてきやがった」
昨日のバットと違って通常の消しゴムの大きさだ。
飛んで逃げ回っている。自分はみはるの肩に掴まっている。
みはる「私の運動神経は人一倍なんだから!」
胸元からスマホが現れる。
みはる「行くぞー!」
88 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 20:06:13.57 ID:fqLunpPX0
走りながらピンクの輝きに包まれ、キュアサミットに変身する。
その反動で肩から振り落とされた。
サミット「ぐだぐだ言う暇があるなら行動行動! 何事もチャレンジ! キュアサミット!!」
サミット「決めポーズは出来そうにない!」
「名乗れる余裕はあるんだな…」
あとみはる、人一倍すごいとか強いとか言わないとどっちなんだって思うぞ。
そんなことより急いで追い付かないと。
……。浮かび上がり、近くの教室を見る。
全員眠っている。
しかし一人だけ裁縫をしている人がいた。
あの彼女だ。
下2
1今はサミット優先だ
2近くに寄る
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 20:08:09.93 ID:TReqYz+o0
2
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 20:08:14.81 ID:PBU/SxTUo
1
91 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 20:26:57.09 ID:fqLunpPX0
「……」
彼女のことは気になるが、今はサミット優先だ。
少女「……視線?」
少女「気のせい、だった。みんな寝てるもの。これが終わったら掃除して帰ろう」
「おーい、どこだー? み、…サミットー!」
サミット「こっちこっちー!」
声のする方へ急ぐ。
サミット「校内だから火の扱いに困って困って。防戦一方みたいな感じだよ」
見れば焦げ跡があちこちに出来ている。
怪人「バンバン火の玉打ってきやがったくせに! 何が防戦一方だ! 当たったらどうすんだ!」
サミット「人のやる気を消す消しゴムさんに言われたくないよ! 消すのは間違ったことだけにしてね!」
怪人「じゃあオマエのやる気も消してやるよ!!」
下1コンマ
コンマに5,6があれば消しゴム命中
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 20:28:04.85 ID:2eQjWaKco
ヌッ
93 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 20:57:52.21 ID:fqLunpPX0
85命中
怪人「おらー!!」
サミット「うわっ!」
消しゴムの急突進に反応しきれなかったのか、サミットは一撃を喰らってしまった。
怪人「おらおらおら!」
グリグリとその身体を押し付けていく。
「やめろっ!!」
消しゴムをサミットから引き剥がす。
怪人「そいつのやる気は消させてもらった。プリキュアの力といえども直接削れば効果あるだろう」
サミット「私は、まだやれる!」
94 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 21:01:27.54 ID:fqLunpPX0
サミット「やれ、あれ、何を…?」
「おい、しっかりしろ!」
消しゴムの笑い声が聞こえるが、サミットに声を掛け続ける。
「お前のやる気はそんなもんだったのか!? おい!!」
サミット「えっと、消しゴムさんを、何とかして止めないと…何で?」
「人のやる気を消させないためだろ!」
サミット「そう、だっけ…? そう、だった…」
怪人「コイツのやる気は凄まじいな。でも動きが鈍くなってオレの攻撃を躱せるのか?」
はっきり言って無理だ。
このままじゃみんなと同じように眠ってしまう。
……? みんなと?
なら何故彼女は眠ってない。最初のみはるもだ。
下2
1偶然
2プリキュアの力で護られていたから
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 21:03:58.63 ID:E8bPnQFGo
1
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 21:04:14.40 ID:p/tgNEN70
1
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 21:04:15.36 ID:ZU8gx8DgO
2
98 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 21:15:16.04 ID:fqLunpPX0
偶然……
「んなわけあるかぁーー!!!」
怪人「おぉ? いきなりどうしたオマエ」
「お前、プリキュアの力を持ってる人だと直接攻撃しないとやる気を奪えないんだな?」
コイツの言動からしてそうに違いない。
怪人「例えそうだとしても教えるはずがないだろう」
遠くでドアの開いた音がした。
彼女だ。
少女「みんな寝てる。掃除終わったし、することがない」
怪人「…………」
消しゴムは何も言わず彼女に突進を仕掛けた。
「おい待て!!」
下1コンマ
コンマに5,6があれば消しゴム命中
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 21:15:54.09 ID:TReqYz+o0
おりゃ
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 21:16:24.78 ID:D1Kk+LJ80
あ
101 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 22:43:32.28 ID:fqLunpPX0
09回避
少女「何か来てる」
彼女は紙一重で躱し、何が飛んでたのかを確認した。
少女「…消しゴム? なんで?」
怪人「よく躱したな、小娘」
少女「あぁスピーカー搭載の消しゴム型ラジコン。最近のおもちゃってすごいな」
冷静に分析しているように見えるが、違う。
「おもちゃじゃねえ!!」
少女「え?」
怪人「スキアリだ!」
少女「危ないなぁ。ラジコンは人にぶつけちゃいけないよ? 全く」
怪人「この距離で避けられた?」
サミット「消しゴム、止める、むにゃあ」
「変身解除してないってことは一応やる気は残ってるんだな…」
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