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転生したらプリキュアの妖精だった【安価コンマ】
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17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/29(水) 22:58:40.89 ID:uAkWj8yko
変身前
名前:雨宮るり
学年:中学2年
性格:慎重、思慮深い
素質:コンマにより決定(00は100)
何かあれば
長所:人の気持ちを推察したり、相手の立場になって考えることが得意
短所:自分の意思を封じ込めがち
自由記入
変身後(なくても良い。その場合、後で安価)
名前:キュアティアーズ
見た目:薄青色のフリルドレス
変身アイテム:指輪
技1:ティアーズレイン
効果:局所的に雨を降らせ、相手の視界を遮ったり行動を妨害したり水流を叩き付けたりする。霧雨から集中豪雨など、細かく調節可能
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/29(水) 23:03:17.24 ID:7nqb9pjOO
名前:夏島 チサ
学年:高1
性格:ぶっきらぼうな姉御肌たまに天然
長所:物怖じしない、手先は器用
短所:思ったことをすぐ口にしてしまう沸点の低さ
自由記入:男兄弟に囲まれて育ったせいかどんな相手にも物怖じせず相手することから憧れ反面恐れ反面を周りから持たれているタイプ
他方でかわいいものが好きで小動物には弱い
変身後
名前:キュアスティグマ
見た目:ヒールにラッセルタイツを履いたメンズ系
変身アイテム:キュアチョーカー
技1 安価か作者にお任せ
19 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/29(水) 23:18:40.81 ID:vFVsOHx80
ご協力感謝!
23時更新時点で五人いたのでそこで一旦区切ります。どんな子がきたのか気になる
それ以降いたらさらに感謝!
―― ―― ―― ―― ――
いろんな子がいるなぁ。
とにかくこれを食べさせないと始まらない。
誰にどうやって食べさせればいいんだ?
下1コンマ
01〜:
>>13
21〜:
>>14
41〜:
>>15
61〜:
>>16
81〜:
>>17
下2 食べてもらうには
1直接交渉
2遠くから投げる
3こっそり食事に入れる
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/29(水) 23:19:18.76 ID:KGJRz+y6o
ヌッ
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/29(水) 23:20:42.48 ID:g+CXzfFno
一応全員採用なのか?
描写大変そうだな
2
22 :
一旦ここまで
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/29(水) 23:40:54.12 ID:vFVsOHx80
全採用かはさておきます。
とりあえず安価で募集した箇所までは出してあげたい。
―― ―― ―― ―― ――
>>16
……あの子、他と比べるとのんびり食べてるなぁ。
窓の外から投げて口にいれても気付かないんじゃないか?
「どんなことになるか分からないけど、ゴメン!」
金平糖を勢いよくあの子の口へ投げる。
見当外れな場所に行くこともなく無事に、無事、なのか?
とにかく食べさせることに成功した。
げほげほとせき込んではいるが吐き出した様子はなさそうだ。
「ど、どうなるんだろう」
しばらく観察してみるが【戦闘意志】がないからだろうか。異変は特にない。
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 11:33:21.50 ID:qVeiGBvY0
有望な子ばかりで草
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 12:05:32.58 ID:ECS5De31O
そりゃプリキュアのメインだもの
面白そうだし期待
25 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 19:39:31.90 ID:hVqg2/AP0
何事もなく時間だけ過ぎていく。
部活のない生徒が下校する。
彼女はというと、教室に残っている。
取り出したのはソーイングセットだ。布を広げ針に糸を通して裁縫を始めた。
何故か見入ってしまって彼女から目が離せない。
……。
……。
男子生徒「うわーー!!」
それから数十分程経過した頃、グラウンドで悲鳴が聞こえた。
何事かと思い様子を見に行くと、そこにいたのは……、
26 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 19:41:11.13 ID:hVqg2/AP0
金属バットの怪物だった。
数十メートルの巨体になって暴れているじゃないか。
先端には目や口などもあり不気味な物に成り果てている。
怪人「いつもいつも頭や胴体にボールをぶつけやがってぇ!!」
野球部「ごめんなさーい!」
バットはグルグルと回転し、グラウンドを叩き付ける。
衝撃で地面は大きく揺れる。生徒は耐え切れず尻もちをついてしまう。
「おいおい、世界を救うってこれを倒せって意味なのか?」
こんな小さな身体で? バクで? どうやって!!
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 19:42:48.85 ID:TwnSaeB/o
学年的に一緒に行動出来る時間少なくて集まり悪そう
今の戦隊だって全然集団行動しなくてそれぞれ別の方向向いてるしまあ大丈夫か
28 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 20:14:09.54 ID:hVqg2/AP0
怪人「……この気配」
バットは回転を止め、ゆっくりと何かを探すように動き出した。
自分のいるところで停止するとバットと目が合った。
怪人「ヨウセイ、発見」
「えっと…妖精って、まさか…」
怪人「タオス!!」
襲い掛かってきた!!!
下2
1目を瞑る
2彼女(
>>16
)の所へ行く
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 20:18:15.02 ID:DQxCF46Go
男が女に助けを求めるわけにはいかんな
1
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 20:18:32.71 ID:p7Vb94mI0
1
31 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 20:42:16.69 ID:hVqg2/AP0
咄嗟のことでつい目を瞑ってしまった。
そんなことしてもバットで殴られるだけなのに。
??「バットが打つのはボールでしょ!!」
怪人「イテッ」
「え?」
目を開けると自分と怪人の背後に一人の少女が立っている。
傍らに野球ボールが詰め込まれたカゴを置いて。
32 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 20:52:53.48 ID:hVqg2/AP0
少女「バットは人と力を合わせて勝利を掴む相棒なんだよ!!」
怪人「そんなの人間の勝手な解釈に過ぎん!」
少女「だったら私と勝負!! 私の投げる球を打ち返してホームランだったらあんたの勝ち!」
怪人「オマエ、何言って…?」
少女「いっくぞーー!!」
少女はカゴの中から一球取り出して投げる。
バットはそれを難なく打ち返す。軽々と場外ホームランだ。
怪人「……オレの勝ちでいいか?」
少女「誰が一球勝負と言った! まだまだーー!!」
何度もボールを投げる少女。
半ばヤケクソで打ち返すバット。
一体何が起こっているんだ…。
33 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 20:56:44.32 ID:hVqg2/AP0
ついにカゴのボールは尽きた。
怪人「ハァハァ、今度こそ、オレの勝ちだ」
少女「……そうだね。あなたの勝ちで私の負け」
怪人「それなら敗者は消え」
少女「勝ってどう思った? 嬉しい? 喜んだ?」
怪人「ろ! ……ん?」
少女「あなたを握って勝負に挑んだ人はきっと今のあなたと同じように勝った喜びを感じてるよ」
怪人「お、おい。オレの話を…」
少女「バットは道具じゃない。大切な仲間、もちろんバット以外も」
怪人「…確かにオレを磨いて労いの言葉をくれる奴もいた」
「……」
あれ、バットが丸め込まれてる?
心なしかバットが少しずつ小さくなってるような。
下1コンマ
70以下で怪人の怒り収まる
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 20:58:40.89 ID:qYYw+ExXo
これ野球アニメだったんだ
35 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 21:12:32.59 ID:hVqg2/AP0
89失敗
怪人「だが、オレに毎度毎度ボールをぶつけられるのは変わらない!」
怪人「今だってそうだ! 変な理由でボールを打ち返させられた!!」
元の巨体に戻ってしまった。
少女「じゃあどうすれば満足? 傷つけられるのが嫌だから自分が傷つけるの?」
少女「自分がされて嫌なことは他人にしないって習わなかった!?」
それでも一歩も退かずにバットと対話を続ける少女。
「世界を救う、素質……」
残り六粒のうち一粒取り出す。
もしかしたら彼女がそうかもしれない。
下2
1少女の所へ向かう
2口元へ投げる
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 21:13:42.84 ID:qYYw+ExXo
2
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 21:14:21.37 ID:HVGO8bxG0
2
38 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 22:08:23.55 ID:hVqg2/AP0
「これでどうにかなれ!!」
思い切り投げた。
バットを通り過ぎて少女の口にダイブした。
少女「!? 砂かな? 喉に激痛が…」
次の瞬間、少女の胸元が輝きだし何かが現れ始める。
少女「なになになになに!? 何で私からスマホが!?」
パニック状態の少女を無視するかのようにそれは少女から誕生した。
39 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 22:22:01.12 ID:hVqg2/AP0
少女「え? なにこれ? えっと、こういうときは……」
怪人「ヨウセイ、余計なことを…!!」
バットは標的を変えて自分の方に振り返る。
少女「ようせい? そっちに誰かいるの? 今助けるよ!」
その言葉に反応したのか、誕生したそれがピンクに輝き始めた…!
光は少女を包み込む…。
40 :
サイドパートの誤字?
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 22:44:44.14 ID:hVqg2/AP0
少女「お? おお!?」
髪色がだんだんと赤に変色し、制服は徐々にフリフリを増して白く染まっていく。
輝きを失うと立っているのは、運動しやすそうな髪型とは反対に白のドレスに身を包んだ乙女だ。
乙女「ぐだぐだ言う暇があるなら行動行動! 何事もチャレンジ! キュアサミット!!」
コブシを天に掲げて決めポーズ!
サミット「……ええぇぇぇええええええ!!!???」
41 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 22:56:14.64 ID:hVqg2/AP0
怪人「プリキュア!!」
サミット「何? プリキュア? 私のこと?」
自身の姿に驚きを隠さない乙女はうろうろとしているが、はっとした表情を浮かべる。
サミット「妖精さんだっけ? 何か知ってるなら教えて!! これなに!?」
こっちに向かって大声で呼びかけてくれるが、正直自分も分からない。
世界を救う仲間が欲しくて、それがプリキュアなのだろうと確信したけど、それ以上のことが分からない。
サミット「ええっと、とにかく! バットさんを止めればいいんだよね?」
怪人「小娘ごときに止められるものか!」
バットは真下の地面めがけて振り下ろす。地震を起こすつもりだ。
それを乙女は食い止めようと動き出す。
サミット「身体かるっ!!」
バットの振り下ろしに乙女は両手で食い止める。衝撃はあるものの緩和されている。
サミット「そんなことしたら、自分も傷つくでしょーーがっ!!」
受け止めたバットを上空へと放り投げる。それを追うように乙女はジャンプした。
42 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 23:00:55.57 ID:hVqg2/AP0
怪人「そんなバカな」
サミット「ちょっとは私の想いを受け取れーー!!」
乙女の周りに火の玉、火球とでも言うべきだろうか、それが複数現れる。
一斉にバットへと向かい、命中すると爆発した。
サミット「あなたはいずれ、甲子園で、勝利に導くバットになるんだよーーっ!!」
サミット「サミット、ファイアー、ストーーーム!!!」
乙女の背後から突如として熱風が吹き荒れる。
サミット「想いよっ、届け!!」
熱風はバットを捕らえると更に勢いを増す。
下1コンマ
90以下で怪人バット撃退
91以上でたら…
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 23:02:17.80 ID:WvrJrYHZ0
第一話で野球回やるプリキュアかー
44 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 23:15:19.65 ID:hVqg2/AP0
空中で爆発音が響くと、やがて空からバットが落ちる。普通の金属バットだ。
続いて乙女がゆっくりとおりてくる。
サミット「……汚しちゃったね。キレイにしないと」
戦闘意志がなくなったのか変身が解除される。
ポケットからハンカチを取り出し、泥をふき取っている。
少女「あはは、こんなんじゃキレイに磨いたって言えないね。えっと…」
男子生徒「磨くなら俺に任せてください! このバット俺のですから!」
少女「え? うん。それじゃ任せた!」
バットを手渡すと少女はきょろきょろと辺りを見回す。
少女「妖精さーん、どこにいるのー?」
下2
1姿を見せる
2隠れる
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 23:17:22.25 ID:i7aHNtzb0
1
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 23:17:31.04 ID:qYYw+ExXo
2
47 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 23:31:33.09 ID:hVqg2/AP0
少女「妖精さーん」
自分を探している少女だが、どんな顔して会えばいい?
一緒に世界を救おう? いきなり口に物投げてごめんね?
分からない……。
少女「あれー? どっか行ったのかなー?」
頭に疑問符をいくつも浮かべて歩き回る少女。
少女「うーん? 妖精さーん、どこー?」
48 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 23:33:02.02 ID:hVqg2/AP0
と、その声に反応したのか少女の持っている例のスマホがピピピと鳴り始める。
少女「ん? そういえばこのスマホ、私から出てきたよね? 試しに…」
スマホを胸元に押し付ける少女。
すると、身体の中にするりと埋まっていく。
少女「ぇぇぇええ!?」
当然の反応を示す少女。しかしそれも束の間。
少女「……こっち?」
ゆっくりではあるが、確実に自分のいる場所へ向かっている!
下2
1逃げる
2逃げない
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 23:35:51.08 ID:9r5u/JXQo
1
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 23:36:40.01 ID:kNLDQbjO0
アイテムの性能を試させてもらいますか
1
51 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/06/30(木) 23:44:15.76 ID:hVqg2/AP0
このままじゃ見つかってしまう!
急いで遠くへと離れなければ!
少女「あれ、動いてる? そっか! かくれんぼ! 絶対に見つけるよ!!」
なぜか火をつけてしまったようだ。
〜!ミニゲーム!〜
少女から身を隠せ!!(1/3)!!
下1コンマ>=下2コンマで隠れられるよ!
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 23:47:10.57 ID:H+daQe1B0
負けん
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/30(木) 23:48:05.88 ID:fFiz4EHMo
ヌッ
54 :
一旦ここまで
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 00:02:46.14 ID:fqLunpPX0
57<88 失敗(ある意味成功)
「ぜぇぜぇ……」
この身体にまだ慣れてないのか、飛んで逃げようにも力が足りない。
せいぜいふわふわ浮かぶ程度だ。これなら走った方が早いと思ったが、
少女「妖精さん見ーつけた!!」
人との歩幅に敵うはずがなく、すぐに見つかってしまった。
少女「すごいすごい! 本当に妖精さん!?」
持ち上げられた。もう隠れるのは無理だろう。
少女「え〜と、バクさんかな。いろいろと聞きたいことあるから私の家でいい? はい決まり!」
拒否権はなく連れ去られてしまった。
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 00:04:14.19 ID:E8bPnQFGo
こういう時はゾロ目の特典無いか
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 05:17:23.26 ID:KpkXFSN5O
おつ
なるほどみはるが赤キュアになるのか
57 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 14:42:51.31 ID:fqLunpPX0
連行されて辿り着いたのは少女の家だ。
住宅街にあるごく普通の一軒家。
少女「ここが私の部屋だよ」
さてどうしたものか。
少女「まずは自己紹介だよね。私は天川みはる。中学生2年生!」
「あぁっと、よろしく。天川さん」
みはる「みはるでいいよ! 妖精さんの名前は?」
「名前? なまえか…」
考えてなかったな。
このまま『バク』でもいい気がするが…。
下2
1バクと名乗る
2名前はない
3名前記入してください
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 14:48:09.38 ID:2eQjWaKco
バックス
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 14:51:31.77 ID:E8bPnQFGo
2
60 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:06:32.52 ID:fqLunpPX0
「そうだな。名前はない。妖精さんでもバクさんでも好きに呼ぶといい」
みはる「名前ないんだ…。じゃあ今はバクって呼ぶね!」
「ああ」
みはる「それでバク、いろいろ聞きたいんだけど」
「ちょっと待った。自分も手探り中なんだ」
世界を救うために今後も女の子の力を借りるというのか?
自分に出来ることはないのか?
少なくともバット戦では無力だった。
「……これから先、もっと危険な目に遭うかもしれない。引き返すなら今だ」
みはる「危険や苦労は買ってでも経験しろって教わった!」
前から思ったがみはるの親の考えは古くないか?
いや、それが悪いとは言わないけどさ。今時珍しいというか何というか。
61 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:11:51.65 ID:fqLunpPX0
みはる「バットさんが言ってたけど『プリキュア』って?」
「自分もイマイチ分からないけど、正義のヒーロー、女性だからヒロイン? かな」
みはる「おー! じゃあじゃあ、これは?」
そう言ってみはるは胸元に手をかざす。
みはる「あれ? 出てこない」
「あのスマホか。おそらくプリキュアに変身するためのアイテムだろう」
みはる「なるほど。今出ないのは?」
「戦闘意志を示せば出てくるはずだ」
みはる「ほうほう。いきなり私から出てきた理由は? 正義のヒロインだから?」
「いや、これに関しては自分の責任だ」
残り五粒をみはるに見せる。
「これをみはるの口へ投げた。プリキュアの素質がある場合のみ反応してアイテムが誕生するらしい」
みはる「つまり喉の激痛がそれ!?」
「緊急事態だった。…いや何言っても言い訳だ」
62 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:37:18.27 ID:fqLunpPX0
同時刻、中高一貫校 上空
?「けっ、学校を潰したかと思えばあのバットやられてるじゃねえか」
デフォルメドラゴンがそこにいる。
?「半粒分だとそりゃ負けるか。あのお方から授かった力は残りもう半粒。こいつもすぐ倒されるだろうし……」
?「いや、待てよ…これなら」
ニィと微笑み、半分に割れ黒く染まったプリキュア変身アイテムの素を握りしめる。
?「おーもいついちゃったー!!」
空を自在に飛び回り、どこかへ飛んでいった。
63 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:39:22.49 ID:fqLunpPX0
翌日、天川家
あの後みはるは自分に簡易的な寝床を作ってくれた。
本を数冊並べて布を何重にも巻いてくれた。寝心地は良くも悪くもなかった。
みはる「バク、学校一緒に行く?」
「は?」
みはる「一人だと退屈かなーって。あ。でも学校の中は自由に動けないか」
「自分のことは気にせず行ってくれ。遅刻するぞ」
みはる「はーい!」
ドタバタと家から出るみはるを見送って暇になった。
学校までの道は覚えてるから行こうと思えばいける。
「さてと、自分も状況整理しますか」
64 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:41:06.68 ID:fqLunpPX0
自分の願いは?
――世界を救うこと
世界を救うには?
――女神が言うにはプリキュアと心を通わせる必要がある
プリキュアって?
――この金平糖みたいな物を食べると素質がある物がなれるらしい
素質って?
――さあ
心を通わせるって?
――さあ
ふむ。肝心な場所が不明すぎる。
65 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 16:42:13.98 ID:fqLunpPX0
今日の行動はどうするか。
下2
1みはるの様子を見に行く
2遠くから眺めた彼女の様子を見に行く
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 16:53:18.23 ID:2eQjWaKco
kskst
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 16:57:38.27 ID:vj187kpr0
2
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 16:59:04.85 ID:8mhiEIyuo
1
69 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:08:03.52 ID:fqLunpPX0
「あの子が気になる」
昨日、みはるの他にもう一人食べさせた子がいる。
その後何もなければいいけど。
〜移動中〜
再びレジ袋に身を潜めて学校に到着。
確かこっちの方だったな。
……いたいた。
相変わらずのんびりしている。みはるとは正反対だ。
それじゃ彼女の様子でもみてみよう。
70 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:09:12.54 ID:fqLunpPX0
先生「今日の宿題だが、いろいろあって明日までに変更!」
生徒A「やったー」
生徒B「助かる」
少女「……せっかくやったのに」
生徒C「さっすが先生!」
……。
生徒D「また代わってくれる?」
生徒E「えーやだよー。遠藤さん掃除当番代わりにしてくれる?」
少女「今日暇だからいいよ」
生徒D「ありがとー!」
……。
少女「これ、昨日頼まれて作った小物入れ袋」
生徒F「ごめん、必要なくなっちゃった」
少女「……そう。分かった」
71 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:10:49.05 ID:fqLunpPX0
なんだ?
学校として当たり前の風景がそこにあるのに何か変だ。
今日する予定、仕事、約束が当人の都合で全て取り消されている。
こんな日もたまにはあるかもしれないが見ている限り彼女にとって災難な一日だ。
だから変だと思ってしまうのか。
「どうしたもんかね」
下2
1もう少し様子を見る
2みはるの所へ
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:14:14.43 ID:ZU8gx8DgO
1
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:14:19.10 ID:LAAfj20UO
2
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:14:22.58 ID:2eQjWaKco
kskst
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:23:02.92 ID:TReqYz+o0
1
76 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:37:14.08 ID:fqLunpPX0
「みはるのとこにも行ってみるか」
昨日のうちに学校のどの辺りにいるか聞いておいたのは正解だった。
みはるのいる教室の窓の外まで移動して中を見る。
すると、
みはる「みんな起きてっ!!」
悲痛な叫びが聞こえた。
何事かと思って近くでよく見れば、みはる以外机に突っ伏して寝ているのだ。
77 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:38:48.16 ID:fqLunpPX0
「おい、なんだこれ!」
窓から教室に入ってみはるに声をかける。
みはる「分かんないよ! さっきからみんなこの調子で」
「少し離れた教室もおかしいっちゃおかしいがここは特におかしい」
みはる「これってバットさんの仲間の仕業?」
「可能性はある」
怪人「みんなのやる気を消そうね〜」
その声が聞こえた直後、みはるに向かって何かが飛んできた!
下1コンマ
偶数→みはるを護れた!
奇数→間に合わない!
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:39:56.26 ID:E8bPnQFGo
あ
79 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 18:56:08.59 ID:fqLunpPX0
26成功
みはるを押しのけ謎の飛行物体を当てずに済んだ。
怪人「むむ。邪魔されたか。さらば!」
「待て!」
しかしその姿はもうなかった。
みはる「バクありがとう! 助かったよ!」
「別に大したことじゃ…」
みはる「逃げられちゃったけど、消しゴムさんだったよ」
「消しゴム?」
みはる「まだ校内にいるんじゃないかな。探してみようよ」
下2
1ダメと言っても聞かないだろ
2見つけたらすぐに報告だ
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:59:20.85 ID:ZU8gx8DgO
2
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:59:30.24 ID:Iykow4D8O
1
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 18:59:50.00 ID:Es8rOVuf0
1
83 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 19:08:01.76 ID:fqLunpPX0
「ダメと言っても聞かないだろ」
みはる「うん!」
「返事がよろしい」
〜!ミニゲーム!〜
怪人を探し出せ!!(1/3)!!
下1コンマ>=下2コンマで発見!
失敗するとバツゲーム?
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 19:08:38.76 ID:E8bPnQFGo
えい
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 19:08:58.07 ID:IZdCfcgj0
ほい
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 19:12:35.20 ID:W3QViSNko
おっけー
87 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 20:03:35.21 ID:fqLunpPX0
76>07 成功!
廊下を出て近くの教室を覗くと全員眠っている。
そのまま階段を上がった先に消しゴムはいた。
みはる「いたよ!」
怪人「げげ、もう追い付いてきやがった」
昨日のバットと違って通常の消しゴムの大きさだ。
飛んで逃げ回っている。自分はみはるの肩に掴まっている。
みはる「私の運動神経は人一倍なんだから!」
胸元からスマホが現れる。
みはる「行くぞー!」
88 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 20:06:13.57 ID:fqLunpPX0
走りながらピンクの輝きに包まれ、キュアサミットに変身する。
その反動で肩から振り落とされた。
サミット「ぐだぐだ言う暇があるなら行動行動! 何事もチャレンジ! キュアサミット!!」
サミット「決めポーズは出来そうにない!」
「名乗れる余裕はあるんだな…」
あとみはる、人一倍すごいとか強いとか言わないとどっちなんだって思うぞ。
そんなことより急いで追い付かないと。
……。浮かび上がり、近くの教室を見る。
全員眠っている。
しかし一人だけ裁縫をしている人がいた。
あの彼女だ。
下2
1今はサミット優先だ
2近くに寄る
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 20:08:09.93 ID:TReqYz+o0
2
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 20:08:14.81 ID:PBU/SxTUo
1
91 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 20:26:57.09 ID:fqLunpPX0
「……」
彼女のことは気になるが、今はサミット優先だ。
少女「……視線?」
少女「気のせい、だった。みんな寝てるもの。これが終わったら掃除して帰ろう」
「おーい、どこだー? み、…サミットー!」
サミット「こっちこっちー!」
声のする方へ急ぐ。
サミット「校内だから火の扱いに困って困って。防戦一方みたいな感じだよ」
見れば焦げ跡があちこちに出来ている。
怪人「バンバン火の玉打ってきやがったくせに! 何が防戦一方だ! 当たったらどうすんだ!」
サミット「人のやる気を消す消しゴムさんに言われたくないよ! 消すのは間違ったことだけにしてね!」
怪人「じゃあオマエのやる気も消してやるよ!!」
下1コンマ
コンマに5,6があれば消しゴム命中
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 20:28:04.85 ID:2eQjWaKco
ヌッ
93 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 20:57:52.21 ID:fqLunpPX0
85命中
怪人「おらー!!」
サミット「うわっ!」
消しゴムの急突進に反応しきれなかったのか、サミットは一撃を喰らってしまった。
怪人「おらおらおら!」
グリグリとその身体を押し付けていく。
「やめろっ!!」
消しゴムをサミットから引き剥がす。
怪人「そいつのやる気は消させてもらった。プリキュアの力といえども直接削れば効果あるだろう」
サミット「私は、まだやれる!」
94 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 21:01:27.54 ID:fqLunpPX0
サミット「やれ、あれ、何を…?」
「おい、しっかりしろ!」
消しゴムの笑い声が聞こえるが、サミットに声を掛け続ける。
「お前のやる気はそんなもんだったのか!? おい!!」
サミット「えっと、消しゴムさんを、何とかして止めないと…何で?」
「人のやる気を消させないためだろ!」
サミット「そう、だっけ…? そう、だった…」
怪人「コイツのやる気は凄まじいな。でも動きが鈍くなってオレの攻撃を躱せるのか?」
はっきり言って無理だ。
このままじゃみんなと同じように眠ってしまう。
……? みんなと?
なら何故彼女は眠ってない。最初のみはるもだ。
下2
1偶然
2プリキュアの力で護られていたから
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 21:03:58.63 ID:E8bPnQFGo
1
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 21:04:14.40 ID:p/tgNEN70
1
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 21:04:15.36 ID:ZU8gx8DgO
2
98 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 21:15:16.04 ID:fqLunpPX0
偶然……
「んなわけあるかぁーー!!!」
怪人「おぉ? いきなりどうしたオマエ」
「お前、プリキュアの力を持ってる人だと直接攻撃しないとやる気を奪えないんだな?」
コイツの言動からしてそうに違いない。
怪人「例えそうだとしても教えるはずがないだろう」
遠くでドアの開いた音がした。
彼女だ。
少女「みんな寝てる。掃除終わったし、することがない」
怪人「…………」
消しゴムは何も言わず彼女に突進を仕掛けた。
「おい待て!!」
下1コンマ
コンマに5,6があれば消しゴム命中
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 21:15:54.09 ID:TReqYz+o0
おりゃ
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 21:16:24.78 ID:D1Kk+LJ80
あ
101 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 22:43:32.28 ID:fqLunpPX0
09回避
少女「何か来てる」
彼女は紙一重で躱し、何が飛んでたのかを確認した。
少女「…消しゴム? なんで?」
怪人「よく躱したな、小娘」
少女「あぁスピーカー搭載の消しゴム型ラジコン。最近のおもちゃってすごいな」
冷静に分析しているように見えるが、違う。
「おもちゃじゃねえ!!」
少女「え?」
怪人「スキアリだ!」
少女「危ないなぁ。ラジコンは人にぶつけちゃいけないよ? 全く」
怪人「この距離で避けられた?」
サミット「消しゴム、止める、むにゃあ」
「変身解除してないってことは一応やる気は残ってるんだな…」
102 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 23:21:20.08 ID:fqLunpPX0
少女「どういう状況か呑み込めないけど。…えぇ? 廊下で変な子が寝てる…」
怪人「オマエのやる気奪ってやる! 覚悟しろ!」
少女「やる気、奪う…?」
少女「あぁ、みんなが今日おかしかったのってコレのせい?」
と彼女の胸元が黄色く輝き出す。
少女「どういう理屈か知らないけど、そのせいで作ったものが無駄になったわけ?」
少女「そのせいで宿題やり損なわけ? 掃除を代わりにしたわけ?」
現れたのは、でんでん太鼓だ。
怪人「こ、今度こそスキアリ!」
少女「あたしの、時間を無駄にした元凶ってわけ!?」
現れた物を手にし思い切り回転させ鳴らし出す。
するとバチバチと電気が流れだし、彼女を包み込む。
103 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 23:36:34.19 ID:fqLunpPX0
電流は縫い合わされているかのように織り込まれ、布となる。
それが彼女の全身を覆う。解けた頃には黄色髪の和風衣装乙女がそこに立っている。
「優雅な雷鳴を響かせかましょう、キュアヴェイルス!」
周囲に雷が飛び交い、静かにそれを制して決めポーズをする。
ヴェイルス「……あら。廊下で寝てる変な子と恰好がそっくりになった」
怪人「ふん! プリキュアだろうがオレに当たればもう終わりだ!!」
ヴェイルス「当たらなければ良いのでしょう? 教えてくれてありがとう」
消しゴムに向かって左手を向けると布が敵を捕らえようと動き出す。
怪人「そんなのに捕まるかってーの!」
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 23:55:48.67 ID:vj187kpr0
堅実な性格→「積み重ねることを重視」で怒ってると来たか、上手いな
105 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/01(金) 23:57:00.31 ID:fqLunpPX0
突如、布から電流が発生し消しゴムに命中する。
怪人「あばば、……って効くわけないだろ!」
ヴェイルス「仮にもゴム製だから効かないと思ったけど、動きが一瞬止まればこっちのものよ」
怪人「え?」
変にリアクションしたせいで消しゴムの周囲には布の包囲網が完成されていた。
ヴェイルス「はい捕獲」
怪人「ぎゃ!」
消しゴムを雁字搦めにし動きを封じることに成功。
ヴェイルス「迅速に、いえ神速で終わらせましょう。ヴェイルス・ツーテンコール!」
消しゴムに纏った布が一斉に電気を流し出す。
眩しくて直視できない……。
106 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/02(土) 00:00:18.58 ID:FimWztQM0
ヴェイルス「絶縁破壊って知ってる? 絶縁体でも高度の電圧を流せばその特性を失うのよ」
恐ろしいこと言ってるし。
眩しさがなくなると、転がっていたのは普通の消しゴムだった。
ヴェイルス「……これで元凶はなくなった」
「助かったよ、ありがとう」
ヴェイルス「あなたはさっきのお仲間?」
「違う違う! サミット起きろ!!」
サミット「痛ぃ!! え? なに!?」
はぁ。彼女に変身アイテムの素を投げてなかったら勝てなかったな。
「彼女もプリキュアだ。自分たちは敵じゃない」
ヴェイルス「……そう。分かった」
変身が解除された。分かってくれたってことでいいんだよな。
足早に教室へと戻っていった。帰るんじゃなかったのか?
サミット「あれ、私の出番は?」
「もうないよ。まんまとやられちゃってた」
みはる「え? そ、そっかぁ。あははは」
107 :
一旦ここまで
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/02(土) 00:04:07.39 ID:FimWztQM0
同時刻 屋上
一人の少女が誰もいない屋上の隅で丸くなっていた。
少女「禍々しい気配がようやく消えたか。あ〜怖かった」
少女「昨日は空に変な生き物が飛んでたし、グラウンドにコスプレ女が現れるし」
少女「もう今日は帰ろ帰ろ」
躊躇なく屋上から飛び降りる少女。
しかしその姿は遠くにある校門にあった。
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/02(土) 00:06:46.04 ID:lzrsIZBPo
みんな学校一緒なのか?
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/02(土) 00:18:11.79 ID:1HnX1b3z0
中高一貫校というくらいだからそうなんじゃないかね
そうでないと集まりづらくもなるだろうし
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/02(土) 12:24:31.24 ID:DZ7SAEqzo
学年や部活違ってたら一緒に行動できる時間少なそう
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/02(土) 12:29:44.42 ID:dJjQ/luY0
ドキプリみたいに、一人だけ
通学校が違うってケースも
考えられるんだけどね(^^;
112 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/02(土) 20:19:08.42 ID:FimWztQM0
中高一貫で安価を取った手前、同じ学校に所属しております。
外部からプリキュアを選抜するなら、妖精バクがそこまで探しに行く必要があります。
部活関連は誰々は何々してそうを考えてるけど描写するかは微妙。
―― ――
閑話休題
―― ――
夜、天川家
「プリキュアは二人になった。けど」
みはる「けど?」
「これを見てくれ」
残り五粒を床にばらまく。
「これが全部プリキュアに行き渡るとどうなる?」
みはる「プリキュアが七人になる」
「当然趣味嗜好がバラバラになるだろう。みはると彼女も性格が違い過ぎる」
みはる「うんうん。それで?」
113 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/02(土) 20:20:44.40 ID:FimWztQM0
「プリキュア同士で集まれる場所が必要だ。交流を重ねてみんなのことを知る必要がある」
プリキュアと心を通わせるためにも親睦は大事だ。
みはる「なるほど。で、その場所とは?」
「そこが一番の悩みだ」
放課後からそれぞれの帰宅時間を考えれば家をローテーションすればいいか?
人数の少ないうちはそれでいいかもしれないが、多くなれば次は誰の家だっけ問題が発生しそうだ。
「……今はまだ考えなくていっか」
みはる「バクがそれでいいならいいけど」
そのうちなんとかなるだろう。
114 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/02(土) 20:24:33.09 ID:FimWztQM0
同時刻 上空
ドラゴン「消しゴムもやられた」
ドラゴン「これで一粒まるまる無駄にしちゃった! 腹立つ!」
ドラゴン「バク野郎は二人もプリキュアを生み出しやがって…」
ドラゴン「あいつから叱られるのヤだな…」
ドラゴン「…残り二粒。どう使おうかなー?」
115 :
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/02(土) 20:26:03.37 ID:FimWztQM0
時刻不明
女神「久しぶりですね」
「…? どこだここ」
女神「あなたの夢の中です」
「なるほど。で、何の用だ?」
女神「いえ、貴方が悩んでいたようなので力を貸そうかと」
白い光の球がこちらへと向かってくる。
自分の両手に収まるほど小さい球だ。
女神「貴方の心にしまい込んでおきました。貴方の意志で自由に取り出せますよ」
「そんなことより世界を救うってあの化物みたいなのを倒せばいいんだよな?」
「あれは一体なんだ? 心を通わせるってなんだ? 素質ってなんだ?」
女神「夢が覚めます。ではまた。ごきげんよう」
何一つ答えないつもりかよ!!
116 :
短いけど一旦ここまで
◆pvTvmVtk1c
[saga]:2022/07/02(土) 20:29:20.00 ID:FimWztQM0
朝 天川家
……みはるがいない。
時計を見ればすでに登校時間を過ぎていた。
「ねぼすけさん、ってわけね」
変な夢見たな。そういえば。
何か自分の意志で自由に取り出せるとか、悩みを解消しようとか。
適当に念じれば、自分の胸元から何か出た。
……こわ。みはるの気持ちが分かってしまった。
「ミニチュアハウス?」
下2
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