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【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.4
- 825 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:40:02.29 ID:EggkbfIo0
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モノミ「この島から一生出ることはできなくなりまちゅ」
- 826 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:40:56.22 ID:EggkbfIo0
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ルカ「なっ……!」
モノミ「それに、殺し合いで死んだミナサンが生き返ることもありまちぇん。骸は骸のまま、沈黙に全てを投げ打つことになりまちゅ」
モノミ「終わらない『留年』ってところでちゅかね!」
智代子「現実世界には私たちの体だけがずっと残り続ける……」
ルカ「クソが……自分達の生き方だけじゃなく、他の連中の命まで背負わせやがって……」
ルカ「どこまで趣味が悪いんだよ……!」
モノミ「ぷすー、くすくす! その発言、丸ごと全部ブーメランになってまちゅよ!」
あさひ「これってルカさんも同じ条件なんっすか?」
モノミ「はい! 真の黒幕であるルカさんもこのコロシアイにはミナサンと同じ条件で参加していまちゅから、基本は一緒でちゅ」
ルカ「基本……?」
モノミ「ダンガンロンパのコロシアイは最終局面は黒幕との直接対決って決まってるんでちゅよ。対決とはつまり、裁判の審議……おしおきをかけた究極の駆け引きでちゅ」
智代子「お、おしおきってまさか……」
- 827 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:42:27.73 ID:EggkbfIo0
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モノミ「ミナサンが卒業した暁には斑鳩さんには死んでもらいまちゅ!」
- 828 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:43:22.98 ID:EggkbfIo0
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モノミ「やっぱり、それぐらいリスキーじゃないとね!」
智代子「『卒業』すれば……ルカちゃんが死ぬ……?」
あさひ「……」
モノミ「あちしはミナサンのことを信じていまちゅ。ミナサンは希望の象徴になるべきアイドルたちなんでちゅから、どんな犠牲があろうとも進むべき道をしっかりと選んでくれると信じていまちゅ」
モノミ「それに、斑鳩さんはミナサンにとっては仇以外の何者でもないんでちゅからね!」
あさひ「……!」
智代子「……!」
(クソ……最悪だ……)
(自分の命が危ういことなんかどうだっていい……)
(かつての私に、言いようにされて打開策も何も見当たらないこの手詰まりの状況が、最悪だ)
(こんなの、どうすればいい……どうしたって絶望しか待ってないよ……!)
- 829 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:45:02.90 ID:EggkbfIo0
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モノミ「じゃあ、お手元のボタンでささっと斑鳩さんに投票してくだちゃいね!」
ルカ「お、おい待てよ……!」
モノミ「斑鳩さん、往生際が悪いでちゅね。これはあなたが始めた物語でちゅよ?」
智代子「モノミ……私たちも一緒だよ。まだ、『卒業』をそうすぐには選べない。ちゃんと考えて……話し合ってから決めたいんだ」
ルカ「園田智代子……」
あさひ「……そうっすね。私もそう思うっす」
モノミ「まあ、ここまで引っ張っておいてこのままフィナーレじゃあ消化不良は否めまちぇんよね。分かりまちた!」
モノミ「それでは学級裁判はこれより最終フェーズに移りまちゅ! 『卒業』かそれとも『留年』か。ミナサンの議論で決めてくだちゃい!」
(……最終フェーズ)
(私は、どうすればいい……どっちに誘導すればいい……)
- 830 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:46:05.14 ID:EggkbfIo0
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モノミ「でも、このメンバーでも議論も流石に食傷気味でちゅね……」
モノミ「そうだ! 思いついた! あちし今日は冴えてまちゅ!」
透「何する気? あんまいい感じじゃなさそうだけど」
モノミ「議論が物足りないなら、人数を補えばいいんでちゅ!」
ルカ「は? 何言って……」
モノミ「てんてれてーん! マジカルステッキ!」
モノミはいつ振りかのステッキを取り出したかと思うと、何やら呪文のようなものを唱え始める。
しばらくすると呼びかけに応えるが如くステッキの先はギラギラと輝き出す。下品なまでの光の粒子がそこに集い、渦を描き出す。
モノミ「えいやー! 死んじゃったみんなも、生き返れー!」
渦は爆ぜ、私たちの視界を俄に覆い尽くした。
瞳を庇う右腕を、下げた時。
次に私たちを待ち受けていたのは目を疑うような光景だった。
- 831 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:47:02.06 ID:EggkbfIo0
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「久しぶり……いや、さっきぶりかな」
「……美琴?!」
- 832 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:47:55.19 ID:EggkbfIo0
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円の形に並べられた証言台。
事件が数を重ねるたびに、証言台には空席が目立つようになっていた。
遺影代わりの写真にバツ印が付けられた冒涜的な墓標がそこには立てられ、視界にちらつく度に不快感が湧き立たずにはいられなかった。
その場所に、今。
_____葬られたはずの本人たちが立っている。
灯織「こ、これは……一体……」
果穂「あ、あたし……生きてるんですか……?」
しかも、裁判前に見せられたあの最悪な幻影とは違う。
私たちが共に過ごした時間がそのままの形で残っている、私たちのよく知る彼女たち。
紛い物でない本物が、そこにはいた。
智代子「か、果穂―――――!!!」
果穂「わっ! ちょこ先輩! ……えへへ、また会えてうれしいです!」
夏葉「智代子……生き延びてくれていたのね」
智代子「うん、夏葉ちゃん……お陰様で、今の今まで生き延びることが出来ました!」
- 833 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:48:57.85 ID:EggkbfIo0
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雛菜「透ちゃん最後まで生きてたんだ〜! すごい〜〜〜!」
透「雛菜、ごめんね。守りきれなくて」
雛菜「別に気にしてないよ〜? 雛菜は守りたい人を守れてるし、大体しあわせかな〜」
愛依「あさひちゃんあさひちゃんあさひちゃん〜〜〜!!!」
あさひ「わっ! 急にわしゃわしゃしないでほしいっす」
冬優子「もう、愛依……落ち着きなさい。別に逃げやしないわよ」
愛依「や、そうだけどさ〜?!」
結華「ありゃりゃ、アンティーカは全滅だった感じですか?」
摩美々「恋鐘なら最後まで生き残ってもおかしくないと思ったんだけどー」
恋鐘「……」
摩美々「……なんか、恋鐘妙に静かじゃないー?」
灯織「何が起きてるんでしょう……」
千雪「まさか、生き返っちゃうなんて……でも、喜んじゃっていいのよね」
灯織「千雪さん……そうですね」
千雪「死んでしまったら、いつまでも孤独だもの。こうしてみんなにもう一度会えただけで儲け物よね」
- 834 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:49:49.71 ID:EggkbfIo0
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にちか「ちょっと、ルカさん! なんで美琴さんが死んじゃってるんですか!?」
ルカ「……」
にちか「ルカさん、何か言い返してくださいよ! 黙ってちゃ何も分かりませんって!」
美琴「にちかちゃん、いいの」
にちか「でも……!」
美琴「……ルカ、ごめんね」
美琴の謝罪は私の頭上を通りすぎていった。
私には、それを受け取る権利なんてない。
こいつらの命を奪ったのは他でもない私だ。
私さえいなければ死別することもなく、こんな再会の場を設けずとも横に並ぶことができていた。
本来謝るべきは私の方、ただその謝罪もどこに向けるべきなのか定めかね、私は黙って俯くほかなかった。
- 835 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:50:43.46 ID:EggkbfIo0
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モノミ「やっぱり、死んじゃったからって除け者にしちゃうのは可哀想だよね! この島で過ごしたお友達なんだもん! 最後はらーぶらーぶの議論でシメようね!」
ルカ「……どういうつもりなんだよ」
モノミ「はれ?」
ルカ「こんなことして、オマエになんのメリットがあんだよ……! 一体、何を企んでやがる……!」
モノミ「企むも何も……」
「それは1番君がよく知っていることだろう」
ルカ「……え?」
- 836 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:51:39.36 ID:EggkbfIo0
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突然目の前のウサギのぬいぐるみの中から聞こえてきた、似つかわしくない余りにも渋すぎる声。
戸惑っている間も無く不可解は続く。
「君の持ち去った箱舟計画、どんなものなのかは覚えているだろう?」
「幼きヒナには翼が、旅立つ若人には導が必要だ」
「283プロのアイドルたちは、翼であり、導だ。この世界に芽生えようとする希望たちにとって、な」
ルカ「お、オマエ……死んだはずじゃ……」
「……死んだ? さっきの今で、目撃したものを忘れてしまったのか?」
「この世界では、死は何よりも軽いのだよ」
全てが裏返り、秩序は無秩序に。常識は出鱈目に。
死者は蘇らないという固定観念が覆された今、目の前の異常は平常に書き換えられてしまった。
これは死者の葬列ではない、生者の行進なのだ。
- 837 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:52:28.14 ID:EggkbfIo0
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努「……久しぶりだな。283プロダクション代表、チーム・ダンガンロンパのゼネラルマネージャー、天井努だ」
- 838 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:53:54.09 ID:EggkbfIo0
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灯織「しゃ、社長……あなたが……あなたが本当に、全ての元凶なのですか」
努「らしいな」
摩美々「なんでそんな他人事なんですかー?」
努「現に、他人事だからだ」
努「私はそこに立っている浅倉と同じなのだよ。知識や記憶こそオリジナルの天井努と同一ではあるが、本体は既に命を落とした身。あくまで私はAIによる再現にすぎない」
にちか「……加齢臭までAIって再現できるんですね」
努「……コホン」
努「それに、今回のコロシアイ……新世界プログラムのコロシアイに関しては私よりも憎むべき存在はハッキリしているんじゃないのか?」
ルカ「……テメェ、そんなことが言いたくてわざわざ出てきたってのか」
努「ああ、犠牲者たちを蘇らせたのもそのためだ」
果穂「ど、どういうことなんですか……!? にくむべきそんざいって……社長さんがいってることの意味が……」
あさひ「このコロシアイの本当の黒幕はルカさんなんだよ」
- 839 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:54:56.74 ID:EggkbfIo0
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にちか「え……? は……?」
あさひ「この世界は仮想現実で、意識上のデータ空間っす。新世界プログラムっていうんすけど……」
あさひ「その新世界プログラムを書き換えてコロシアイを行うだけの世界にして、わたしたちを閉じ込めたのは元はルカさんだったんっすよ」
愛依「あ、あさひちゃん……さすがにジョーダンだよね?」
ルカ「……違う」
愛依「だ、だよね?! ダメだよあさひちゃん、今はホントのことを話してくれなきゃ______」
ルカ「冗談なんかじゃ、ない」
美琴「……ルカ?」
ルカ「私が、全ての元凶……黒幕だったんだ。今私にその時の記憶はないが、この島にオマエラを閉じ込めたのも、コロシアイを無理強いしたのも、そして箱舟計画の対象にしたのも」
ルカ「全部全部、過去の私がやったことだ」
否定することはできなかった。
自分で導き出した推理だから、というのもあるがそれ以上に、これ以上真実を隠すような逃げをしたくなかったというのがある。
この島で暮らすうちに身につけてしまった強さと弱さ、賢さと愚かさが分かりやすすぎるほどに如実に滲み出てしまった。
- 840 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:55:51.21 ID:EggkbfIo0
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努「憎むべきものを憎め、私が言いたいのはそれだけだ」
裁判場に立ち込める混迷の空気。
肌がピリピリとするのはおそらく私だけ。
剥き出しで無防備の私に四方八方から向けられている敵意。
怒り、恨み、憎しみ……そういうものが全て私だけに注がれる。
さすがの私と言えど、肌の震えは抑えられなかった。
美琴「……」
努「さて、283プロダクション所属のアイドル諸君。決断の時だ」
努「諸君らの友情を違え、突然の別離を齎したこのコロシアイ南国生活」
努「この生活から生きたままの帰還、『卒業』を選ぶのか。それとも再度仲間たちを死体に還しこの島での暮らし、『留年』を選ぶのか」
努「さあ、どちらを選ぶかね」
「………………」
- 841 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:57:19.45 ID:EggkbfIo0
-
千雪「ま、待ってください……『留年』を選んだ場合、私たちはまた、死んでしまうんですか……?」
あさひ「そんなの、さっきは言ってなかったっすよね?」
努「状況が変わったのだよ。先ほどまではこの裁判に挑んでいたのは生き残りの4人のみ。だが、死者が蘇った今となってはそうではない」
努「選択にはリスクがつきものだ。『卒業』を選べば斑鳩ルカが死ぬ、それなら『留年』にもリスクがなければ釣り合いが取れないだろう」
結華「どう考えても数の上では釣り合いが取れてないよね、それ……」
冬優子「釣り合いは数以外のところで取ってるんでしょうね」
そういって私を一瞥する冬優子。
その視線が有する熱は、いつかの『ごっこ』の絶交とは比べ物にならないほどに冷たい。
愛依「ど、どーすんの……これ……うちら、どっちかを選ばないといけないの……?」
摩美々「選びたくはない、ケド……選ぶのなら……」
美琴「その選択肢は、明らかに見えているよね」
(美琴……!!)
あの時のことを思い出した。
美琴と組んでいたユニットを解散することになった時、彼女から感じたのは無関心。
同じステージに立つことから降りた私はその瞬間、舞台装置未満の存在に堕ちた。
- 842 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:58:16.01 ID:EggkbfIo0
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あの時とおんなじだったのならどれほどよかっただろう。
今美琴から感じるのは圧倒的な失望と疎外感。
それもそのはずだ、命をかけてまで守ろうとした相手が、その相手こそが、自分から全てを奪っていたなんて。
美琴「『卒業』を選ぶことに私はなんの躊躇もない」
美琴「こんな地の底にいたところでステージのライトは当たらない」
美琴「私たちはここを出ていくべき、そうだよね?」
美琴が潮目になり、場の空気は一気に彼女の元に手繰り寄せられる。
一度死した、この島での暮らしに疲弊した連中は縋るようにその選択肢の足元へ。
夏葉「……ルカ、話が全て本当ならば、あなたを到底許すことはできないわ」
千雪「ルカちゃん……違う、違うのよね……?」
冬優子「……なんで言い返さないのよ、あんた」
その反応の全てが理解できた。
刃物の一つも突きつけてこない行儀の良さにお見それしているくらいだ。
もし私が逆の立場なら、今頃相手を八つ裂きにしているだろう。
それで足りないだけのことを私はしているのだ。
その記憶こそ、ないが。
- 843 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 21:59:23.00 ID:EggkbfIo0
-
(…………)
(…………………)
投票されて、私が死んで、こいつらが代わりに出て行く。
それだけならば、納得してやってもよかった。
別に自己犠牲に陶酔しているわけじゃない、美談になりたいわけじゃない。
踏み台になることにある程度の理由づけが為されているから、自分を説き伏せることができるというだけ。
(………………………………)
……だが、今回ばかりはその理由づけが不十分だ。
理由が理由の体を成していない。
連中は私を踏み台にして生き残るわけではないのだ。
島を出る時、彼女たちは器になる。
ダンガンロンパの傀儡として生まれ変わった彼女たちは生き残りというには余りにも無残で、余りにも空虚。
自らの翼、そこに映す鮮やかな虹に影を落とすだけ。
________黙っていて、いいのか?
- 844 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 22:00:50.03 ID:EggkbfIo0
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私はいつだって孤独だ。
ステージの上で横に立つ者などいないし、私を応援してくれる人間とやらは盲信してばかりで、本当の私を見ようとしない。
応援してるだけ、心配してるだけ、関心を寄せているだけ。
自分達の理想の斑鳩ルカ、理想のカミサマから私が漏れてしまわないように、脱線しないように、監視を続けることをファンの使命だと思い込んでいる。
それに殉じたまま、もがき苦しんで生きていくことを、アイドルは求められている。
_____だから、なんだ?
そんなもん知ったこっちゃない。
他の誰が何を望もうが、私の歩む道は私が決める。
生きることを望む者がいようと、死にたければ勝手に死ぬし、死んでほしいと望むのなら、嘲笑ったまま生き永らえてやる。
他人の事情、勘定、心情なんだって目もくれてやらない。
私はカミサマなんかじゃない、もっともっと俗物的で、短絡的で、独善的なんだ。
- 845 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 22:02:19.56 ID:EggkbfIo0
-
私はやりたいようにやらせてもらう。
それが他の人間の胸を引き裂くことになろうとも、悲劇をもたらす結果となろうとも。
私は私のやりたいようにやる。
私は私にとって、理想である終わり方を追い求める。
他の誰かに提示されたぬるいだけの選択肢で、妥協点に落ち着くなんてクソ以下。
生き残るんだったら自分自身を保ち続けた上で、砂を引っ掛けてきた相手をぶっ飛ばした上で。
そうじゃないとこのイライラはどうにも鎮まりそうにない。
衝動を飼い慣らすためにはそれに見合うだけの餌が必要なのだ。
(……行こう)
(このままじゃ、終われねえ……!)
灯織「……卒業を選ぶ他、ないんですよね」
雛菜「まあそうじゃなきゃ雛菜たちはもういっかい死んじゃうしね〜」
にちか「ルカさんなんかのためにかける命はないんですよ、この裏切り者……!」
千雪「……」
- 846 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 22:03:11.37 ID:EggkbfIo0
-
ルカ「そうはいくかよ」
- 847 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 22:05:22.41 ID:EggkbfIo0
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冬優子「あんた、相変わらず往生際が悪いのね」
ルカ「好きに言え、私は別に我が身可愛さで言ってるわけじゃねえ。このまま『卒業』をオマエらに選ばせるわけにはいかないってだけの話だ」
努「ほう……それはどういう理屈かね」
ルカ「どういう理屈も何も、この『卒業』は箱舟計画の遂行を意味する。生き残る代わりに傀儡になるなんて、そんな生ぬるい結末だけはゴメンなんだよ」
努「その結末を誰よりも望んでいたのが、かつての君なのだがね」
ルカ「『かつて』じゃなくて、今の話をしてんだよ」
にちか「ふざけないでくださいよ」
ルカ「……七草にちか」
- 848 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 22:07:06.36 ID:EggkbfIo0
-
にちか「ルカさんが今の話をするんなら私だって言っちゃいますけどねー?!」
にちか「散々人を裏切って思いを踏み躙っておいて、それでよく我儘が言えますよね……?! 自己中、最っ悪に自己中すぎませんか?! そんなの?!」
ルカ「自己中な、返す言葉もないよ」
にちか「はぁ……?!」
ルカ「でも、だからといって譲る気はない。『卒業』をみすみす許すような真似、絶対に出来ねえんだよ」
ルカ「ただ島を出るだけじゃない……方舟計画が遂行される、その意味を知りもしないで、甘えた選択してんじゃねえ!」
にちか「いいですよ、死ぬよりは!」
ルカ「死んだ方がマシだ!」
努「……何をしている?」
努「なんの足掻きだ? 何が狙いだ? もうとっくにことは決しているのに……今更騒いでなんになる?」
ルカ「さあな、AI如きにゃ読みきれねえだろうよ」
ルカ「0か1で表現し切れるほど、人間うまいことできちゃいねえんだ……!!」
- 849 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 22:08:11.41 ID:EggkbfIo0
-
(他の連中は冷ややかに私の足掻きを見つめている)
(だけど、だからといって引き下がりはしない)
(この状況を覆せるのは、今武器を取って立ち上がることができるのは、私を置いて他にはいない)
(行くぞ……絶対に全員を説得してやる……!!)
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
☆舌戦シュートアウトについて
お久しぶりです、アナウンスでございます。
長きにわたる学級裁判もこれより最終局面。
『卒業』を阻止するための説得パートに移ります。
斑鳩様と相対するのは、この島で確かに友情を育んだはずのアイドル様方……
ですが、斑鳩様がこのコロシアイを始めたという事実が敵意へと変わり、斑鳩様の言葉はまるで届かない状態になっています。
そう、言葉ではもはや太刀打ちできないのです。
なれば、言葉でないものを武器にする他ない。
武器にするのは、相対するアイドルの様方と過ごした時間、その【経験】でございます。
絆や友情、なんて言葉では括れないほどの葛藤や衝突もあったことでしょう。
そうした記憶は双方が確かに有しているのです。
斑鳩様が目指すのは、その記憶の共振。
さあ、いよいよ最後の戦いの幕開けです。
【ケイケン】を握りしめ、大立ち回りと参りましょう。
ご武運を。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
- 850 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 22:10:33.43 ID:EggkbfIo0
-
にちか「あー、ホンッット……なんであなたみたいな人が美琴さんとペアだったんですかねー……」
にちか「マジで、ぜっったいあなただけは許しませんから」
にちか「大人しく死んどいてくださいよ!」
【にちか「ばーかばーかアホまぬけー!」】決戦!
-------------------------------------------------
【舌戦シュートアウト開始!】
発言力:♡×3
集中力:☆×7
ケイケン
【風野灯織のケイケン】
【小宮果穂のケイケン】
【黛冬優子のケイケン】
【浅倉透のケイケン】
【月岡恋鐘のケイケン】
にちか「ルカさんからすればそりゃ卒業は不都合ですよね」
にちか「なんたってルカさんは私たちが島を出ていくための【犠牲】になるんですから」
にちか「多少の同情はしちゃいますけど……」
にちか「でも、美琴さんを……皆さんを殺した【罪】を持ってるのに」
にちか「わが身可愛さで島を出ていくのをやめろとかって流石に引きますよ!」
にちか「どんだけ自分が可愛いんですか!?」
にちか「どんだけ独善的なんですか!?」
にちか「【自分の都合だけ】で他の人を振り回して」
にちか「それ、すっっごくダサいんですけど!」
(私は確かに自分のためだけにここまで行動してきた)
(でも、その道は……必ずしも私だけじゃない)
(私がいつの間にか背負うことになった思いを……こいつに見せつけてやる……!)
【相手のウィークポイントに有効なケイケンを突き付けろ!】
1.発言する(ケイケンと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ケイケンの候補を減らす)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/27(日) 22:13:09.97 ID:5e+EXPXx0
- 自分の都合→風野灯織のケイケン
- 852 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 22:21:16.56 ID:EggkbfIo0
-
【発言力:♡×3→2】
にちか「はぁ?! 風野さんがルカさんと何か関わりありましたー?」
にちか「それともなんですか、私が殺した相手の名前出して罪悪感で抑え込もうってハラです?」
にちか「とにかく、そんなんじゃ私は靡かないのでー!」
(クソ……やかましい奴だ)
(こいつに、私が自分の都合だけで反論をしているんじゃないとわかってもらうには……私がコロシアイの中で誰かの都合を背負い込むことになったケイケンを示す必要があるな)
(そんな並みならぬ間柄のやつなんて……限られているか)
【実像は揺れ動く、されど彼女の信念はブレない……!】
【コトダマの数が減少した!】
【昂る思いを乱反射。言葉巧みに、言葉少なに】
【ロンパ候補の発言の数が減少した!】
-------------------------------------------------
【舌戦シュートアウト開始!】
発言力:♡×2
集中力:☆×7
ケイケン
【小宮果穂のケイケン】
【黛冬優子のケイケン】
【月岡恋鐘のケイケン】
にちか「ルカさんからすればそりゃ卒業は不都合ですよね」
にちか「なんたってルカさんは私たちが島を出ていくための犠牲になるんですから」
にちか「多少の同情はしちゃいますけど……」
にちか「でも、美琴さんを……皆さんを殺した罪を持ってるのに」
にちか「わが身可愛さで島を出ていくのをやめろとかって流石に引きますよ!」
にちか「どんだけ自分が可愛いんですか!?」
にちか「どんだけ独善的なんですか!?」
にちか「【自分の都合だけ】で他の人を振り回して」
にちか「それ、すっっごくダサいんですけど!」
(私は確かに自分のためだけにここまで行動してきた)
(でも、その道は……必ずしも私だけじゃない)
(私がいつの間にか背負うことになった思いを……こいつに見せつけてやる……!)
【相手のウィークポイントに有効なケイケンを突き付けろ!】
1.発言する(ケイケンと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ケイケンの候補を減らす)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/27(日) 22:24:34.57 ID:5e+EXPXx0
- 集中力
- 854 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 22:29:28.71 ID:EggkbfIo0
-
【集中力:☆×7→6】
【集中力を使用しました】
【類まれなる集中力とともに、星をめざして二段飛び!】
【清らかなる星の流れが私たちを導く……】
【発言力:♡×2→3】
【ケイケンの候補の数が一つとなり、ロンパ候補も一つのため正答したものとみなします】
-------------------------------------------------
【黛冬優子のケイケン】→【自分の都合だけ】
-------------------------------------------------
ルカ「この太刀筋に迷いはない!」
【SLASH!!】
ルカ「わが身可愛さ……確かにそう見えるかもしれない。特に、オマエに見せてきた私の姿はずっとそういう姿だった」
ルカ「自分の都合のために、自分がやりたいことをする、自分がやるべきと思うことを貫く」
ルカ「その根本では変わっていない……そう思う」
にちか「はー?! それじゃもう黙っててくださいよ……! ちょっとでも私たちに悪いって思うんだったら、黙って死んじゃえばいいのに……」
ルカ「でも、その自分の都合の受け皿はこの島で暮らすうちに広くなったと思う」
にちか「……は?」
ルカ「私には、ずっと仲間なんていなかった。同胞も、友達も……家族も」
にちか「……かぞ、く」
ルカ「だから、他の人のために……なんて避けてきた。怖かったんだよ、期待に応えられない瞬間の落胆が、失望が。美琴の横に立とうとしていた時もずっとその強迫観念に追われていた」
ルカ「……そんな私に、無理やりに都合を押し付けてくる厚顔無恥な女がいたんだよ」
- 855 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 22:31:22.85 ID:EggkbfIo0
-
≪冬優子「お互い、利用しあいましょ。ストレスの発散先として」≫
≪冬優子「あさひ、最後に年長者っぽいことできてよかったわ。そのやってやった感のまま、終わらせてちょうだい」
あさひ「……うぅ」
冬優子「それと、ルカ……あさひのこと、頼んだわ。今やもう、頼れるのはあんただけだし」
冬優子「……それと、パートナーともうまくやりなさいよ」
ルカ「……おう」≫
ルカ「何を思ったのか、急に私のことを頼って、利用して、挙句死に際にそこのガキの面倒まで託してきた女だ」
ルカ「……だけど、そんな女に心を許していたのも事実だ。そこまでの踏み込みを許した時点で、私自身にもこいつの期待には応えたいって、そう思ってたんだよ」
ルカ「だからこそ、『卒業』なんてさせちゃならねえんだ……! あいつが私に託したのは、あさひを……他の連中を守ること。他の誰かの人格を入れ込まれるのを黙って見過ごすなんて、守ることからは一番遠い行為だろ……!?」
にちか「守るって……! そんな覚悟があったなら、美琴さんのことを守ってくださいよ!」
にちか「私の期待だって、背負ってくださいよ……!」
ルカ「ああ、背負ってやる」
にちか「はぁ……!?」
ルカ「今からでも、オマエを含めて、私以外の全員を守ってやるよ。出来ないわけない、なんたって私自身がオマエたちを脅かす黒幕なんだからな」
ルカ「現実だろうと運命だろうとひっくり返してでも、オマエらを守り抜いてみせる……」
【ルカ「それが私の、私自身のための都合だ……!!」】
- 856 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 22:33:08.41 ID:EggkbfIo0
-
にちか「なんですか……それ。なんなんですか、それ……!!」
にちか「あー、やだ。絶対認めてやるか、ってそう思ってたのに」
にちか「ルカさん、美琴さんの隣に立ってた時期があるだけのことはあるんですね」
ルカ「ハッ……当たり前だ。こちとらあのワーカホリックモンスターのベテランだぞ。そんんじょそこらのことじゃ折れたりなんかしない」
にちか「ツイスタで病んだばっか言ってる人が何言ってるんですー?」
ルカ「……」
にちか「あはは、都合悪くなるとすぐ黙るー!」
ルカ「オマエな……」
にちか「分かりましたよ、ルカさん……一時休戦です。『卒業』で生き残る……それを阻止するために、力くらい貸してあげます」
にちか「美琴さんのこと、私だって守りたいんですから」
ルカ「マジか……!?」
にちか「その代わり、『卒業』を阻止した先に何も無かったら、針千本……いや、億兆京本飲ましますから!」
ルカ「ハッ……上等だよ!」
【七草にちかとの間に確かなつながりを感じる……】
【スキルを習得しました!】
【スキル:いカルかミにちかヅクまデ】
〔舌戦シュートアウトで七草にちかの協力が得られるようになる〕
- 857 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/27(日) 22:36:28.25 ID:EggkbfIo0
-
キリがいいところなので本日はここまで。
後半パートは暫く舌戦シュートアウトによる進行となります。
ノンストップ議論をベースにしたもの以外のルールでの舌戦も用意しているので、安価とコンマをどんどん出させていただきます。
是非ご参加ください。
次回更新は11/28(月)21:00ごろを予定しています。
それではお疲れさまでした。またよろしくお願いいたします。
- 858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/27(日) 22:37:58.96 ID:5e+EXPXx0
- >>1乙
- 859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 15:05:52.67 ID:ZqG/1B1p0
- 舌戦シュートアウト、説明見てもいまいちピンとこなかったけど動いてるの見たら何となくわかった気がする
要は今までの相手の言動の明確な弱点に的確な攻撃を通す感じじゃなくて、通せそうな隙をこっちの強みで強引に押し切る感じっぽい?
それでそれぞれのケイケンの示す内容は文字通りここまでのそれぞれのアイドルとの経験というわけか
経験の内容はたぶん個別コミュは含まないでメインシナリオ部分だけかな? 個別コミュも含んでたらそれはそれで熱いけど
でもここまでいろいろ論理的な裁判とか積み重ねてきて、その終盤も終盤のクライマックスでほぼほぼ感情的な口喧嘩が始まるっぽいのって、
なんというか状況が全部ひっくり返ったからやり方も全部ひっくり返したみたいで最高だな……
これで実質口喧嘩パートがにちかぐらいしかなかったら自分の目が節穴過ぎてちょっとハズイけど
- 860 :再開します ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 21:08:10.39 ID:5rpzWuxV0
- >>859
舌戦シュートアウトは仰る通り口喧嘩に近いかもですね笑
理屈よりも感情でごり押すイメージです。
ケイケンの言葉の幅はだいぶ広く捉えてるので、ルカとの対話のケイケンだけでなく、本人自身のケイケンも含まれてます。
誰しもがスッパリと分かるものばかりじゃないと思うので、出来る限り分かりやすい誘導は出すようにします。
-------------------------------------------------
愛依「……ごめん、ルカちゃん。うち……どうすればいいのかわかんない」
愛依「あさひちゃんに冬優子ちゃん……みんなとこうやってもう一度会えたことがマジで嬉しくて……」
愛依「もう、離したくない……離せないって、そう思っちゃってるから……」
愛依「でも……でも……!」
【愛依「……ごめん」】決戦!
-------------------------------------------------
【舌戦シュートアウト開始!】
発言力:♡×3
集中力:☆×6.5
愛依「ルカちゃんにも死んで欲しくなんかない!」
愛依「うちは、誰もギセーになんかしたくない……誰にも死んでほしくなんかないの……!」
愛依「誰かをギセーにするくらいなら、うちが……」
愛依「でも……またあさひちゃんを1人にするなんて……イヤ」
愛依「うち、どうすればいいのかな……」
にちか(愛依さんは迷ってる……愛依さんはすごく優しい人だから)
にちか(ルカさんに直接手をかけることに躊躇いもあるし、芹沢さんを遺して逝くことも恐れている)
にちか(突き崩すのなら、あの人の散り際の姿だ……!)
-------------------------------------------------
さ/わ/ひ/ざ/あ/せ/り
【正しいケイケンを持つ者の名前に並べ替えろ!】
↓1
- 861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 21:10:00.33 ID:H4S/sKGq0
- せりざわあさひ
- 862 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 21:12:22.85 ID:5rpzWuxV0
- -------------------------------------------------
芹沢あさひ
-------------------------------------------------
にちか「斬っちゃいますねー!」
【SLASH‼︎】
にちか「愛依さん、すごく優しいんですね。お人好しどころか“大”人好しって感じです。普通自分の命をさしおいて、人のことを思える人なんていませんよ」
愛依「そんなんじゃなくて、うちはただ……」
にちか「すごいなって純粋に思っただけです、謙遜とか大丈夫ですー」
愛依「にちかちゃん……」
にちか「本当に、芹沢さんのことが愛依さんは大切なんですね。それはすっごく感じました」
にちか「でも、それだったら……もっと芹沢さんのことを考えてあげてもいいんじゃないでしょうか」
愛依「……えっ?」
にちか「愛依さんがいつもそばに立って守ってあげること、それが芹沢さんにとって一番いい選択ばかりじゃないって。そう思うんです」
- 863 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 21:13:18.70 ID:5rpzWuxV0
-
《あさひ「……わたしだって、ずっとずっとつらいっす」
あさひ「起きる度に、体がなんだか重たいし、胸のあたりがずっとズキズキしてるっす」
あさひ「気を抜くと、愛依ちゃん、果穂ちゃん……みんなの顔が思い浮かぶし」
あさひ「夏葉さんの、あの優しくて、筋肉質な腕の感触が……蘇るっすよ」
あさひ「でも、だからって……それに縋ってちゃダメだって……冬優子ちゃんが戦えって、そう言うから……」
あさひ「……わたしは、負けられないっすよ」
あさひ「ストレイライトの芹沢あさひでい続ける限り、愛依ちゃんとも、プロデューサーさんとも約束したっすから」
あさひ「だから、凹んでいるよりも……もっと、次に続く何かがしたいっす。わたしに何ができるのか、わたしに何がわかるのか、ずっとずっと、考えたいっす」
あさひ「それに、果穂ちゃんが言ってたっす」
あさひ「わたしたちは大きくなれる、変わっていけるって」
あさひ「……なら、わたしがやるのは泣くことじゃないと思うっす」》
にちか「私たちが死んじゃった後も……芹沢さんは1人で生き続けてたんです。その歩みを、私たちが直接見ることはなかったですけど」
にちか「守ってくれた他の人たち、その思いや願いはちゃんと届いている。芹沢さんは小さな体でしっかりと受け止めて、1人でも一生懸命前に進もうとしてたんですよ」
にちか「愛依さんの気持ちはわかります。でも、『守ってあげなくちゃ』だけじゃなくて……もっと他のアプローチもあるんじゃないですかね」
愛依「あさひちゃんが、1人で……」
愛依「……うん、そだね。うち、ちょっとカホゴだったかもしんない。あさひちゃんってばすごいんだもん! うちの助けがなくたってやってけるよね!」
にちか「愛依さん……」
愛依「『卒業』させたげることがあさひちゃんを守ることになるって、そう思ってたけど……それってあさひちゃんの成長にフタをしちゃうことになるかもしれないんだね」
愛依「あさひちゃんなら、やれる。きっとうちらみんなが笑顔になれる、しっかりした答えを見つけられる」
【愛依「決めた……! うちはあさひちゃんの隣に立って、それを支えてあげるんだ!」】
- 864 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 21:14:55.53 ID:5rpzWuxV0
-
結華「ルカルカが真の黒幕で、今回のコロシアイの黒幕をこがたんに背負わせてた?」
結華「……許せなさすぎでしょ」
結華「ここまでこっぴどく裏切った斑鳩ルカのことも、それに踊らされて騙された自分自身のことも」
結華「もういい……私は何も信じない」
【結華「全部全部隠してしまえ」】決戦!
-------------------------------------------------
ルカ「……いくら謝っても謝り足りない、よな」
結華「謝罪なんて聞きたくもないけどね」
結華「でも、おかげで知ることができた。人を信じようとして迂闊な一歩を踏み出せば、それが死を招く」
結華「蛮勇なんて、持たない方がいいってこと」
(クソ……三峰結華のやつ、完全に心を閉ざしてしまったな)
(こいつを説得するには……こじ開けるしかない!)
-------------------------------------------------
【舌戦シュートアウト開始】
発言力:♡×3
集中力:☆×6.5
結華「やめてよ」【防御力70】
結華「聞きたくもない」【防御力75】
結華「お願いだから……」【防御力80】
結華「近づかないで」【防御力85】
結華「分からないで」【防御力90】
【盾の防御力をコンマで削り切れ!】
‣アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×3
↓1〜5
- 865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 21:18:16.60 ID:H4S/sKGq0
- あ
- 866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 21:19:39.56 ID:gLdrN8Xx0
- あ
- 867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 21:20:28.19 ID:H4S/sKGq0
- てやーん
- 868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 21:20:32.12 ID:EkN29AX10
- あ
- 869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 21:21:00.86 ID:H4S/sKGq0
- ふふっ
- 870 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 21:24:51.54 ID:5rpzWuxV0
-
【発言力:♡×3→2】
【内に秘めた激情が爆ぜる……! コンマの数値がプラスされました】
結華「知らない……! それ以上、踏み込んでこないでよ……!」
(なんつー拒絶だよ……そうだよな、私もこいつも同族……斥けることだけは一丁前)
(いいよ、どこまででも付き合ってやるよ……!)
-------------------------------------------------
【舌戦シュートアウト開始】
発言力:♡×2
集中力:☆×6.5
結華「やめてよ」【BREAK!】
結華「聞きたくもない」【BREAK!】
結華「お願いだから……」【防御力46】
結華「近づかないで」【防御力58】
結華「分からないで」【BREAK!】
【盾の防御力をコンマで削り切れ!】
‣アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×3
↓1〜2
- 871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 21:26:01.81 ID:gLdrN8Xx0
- あ
- 872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 21:26:54.82 ID:QHtBUwr30
- おら
- 873 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 21:28:27.70 ID:5rpzWuxV0
- -------------------------------------------------
【ALL BREAK!】
ルカ「こじ開ける!」
【結華「誰かを信じるくらいなら、今ある自分の命を信じたい」】
な/い/な/ち/ひ/わ/か
【正しいケイケンを持つ者の名前に並べ替えろ!】
↓1
- 874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 21:29:05.82 ID:QHtBUwr30
- いちかわひなな
- 875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 21:29:14.82 ID:gLdrN8Xx0
- いちかわひなな
- 876 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 21:31:30.74 ID:5rpzWuxV0
- -------------------------------------------------
【市川雛菜のケイケン】
-------------------------------------------------
ルカ「届け……!」
【SLASH‼︎】
ルカ「……きっともうオマエは、私の言葉には耳を貸さない。貸してくれないだろうな、それだけのことを私はしたんだ」
結華「……」
ルカ「だから私のことを信じろなんて言わない、私のいうことに従えなんて言わない。ただ一つ、オマエの仲間のことをもう一度見てやってほしいんだ」
結華「……は? なにそれ、そんなこと言う資格あるの? その仲間を散々踏み躙ったのはどこの誰?」
ルカ「散々踏み躙られてなお、信じぬいた奴がいるんだよ……!」
結華「……!」
≪雛菜「薄々、感じてたんだ〜……透先輩、嘘とか隠し事とかすっごく下手な癖に……雛菜に全然何も喋ってくれないんだもん〜……」
透「……!」
雛菜「雛菜の大好きな透先輩と、なんだか違うなって場面が時々あって……」
雛菜「今、話を聞いて……意外とすっきりしてるんですよね〜」
智代子「雛菜ちゃん……」
雛菜「……そっか〜」
雛菜「じゃ、今度から『透ちゃん』って呼ぶね〜!」
透「えっ」
雛菜「あなたは雛菜がずっと同じ時間を過ごしてきた透先輩ではないけど、この島で一緒に過ごしてきたのは変わらないでしょ〜?」
雛菜「雛菜は透ちゃんと変わらず仲良くしたいから! それでいいよね〜?」≫
- 877 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 21:32:30.87 ID:5rpzWuxV0
-
ルカ「この島において偽物だったのは私ともう1人。浅倉透だ。あいつは記憶と人格を引き継いだコピーのAI……でも、そんなことを私たちに打ち明けるなんてできるはずもない」
ルカ「だから秘密は全部ひた隠しにして、都合の悪いことには口を閉ざして……そんなあいつを、市川雛菜はただ愚直に信じ続けたんだ」
ルカ「自分と過ごした時間、交わした言葉……そこに抱いた信頼。その標識を頼りにな」
結華「そんな、たったそれだけのことで……」
ルカ「挙句、あいつは自分の友人を真似ただけの存在をカバーして右手も失って、いよいよ命も落とした」
ルカ「でも、あいつはいつだって後悔なんかしていなかった。自分の行動は間違っていないって、誰かを信じることには意味があるって、信じ続けた」
ルカ「オマエにそれをしろなんてことは言わない、言えない。……でも、誰かを信じようとする自分の強さを否定するのはやめてくれ」
ルカ「オマエのあの日の一歩を否定するような真似だけはしないでくれよ……!」
結華「……ほんっと、どの口下げて言ってるの」
結華「本当にショックで、はらわたも煮えくりかえったんだから。今だって収まってないよ」
結華「……でも、他のみんなを信じることはできるよね。283プロのみんななら、こんな状況でもどうにかできるって、それだけの強さがあるって」
結華「それを教えてくれたことには感謝する、ルカルカ」
ルカ「……悪かった」
【結華「もういいよ、は言わないから」】
- 878 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 21:35:40.50 ID:5rpzWuxV0
-
灯織「……私には責任があった。元々皆さんを守るために、他の生き残りの方も巻き込んでこの世界に飛び込んだというのに」
灯織「何も成し遂げることもできず、そのまま自分自身も命を落とした」
灯織「……私は、一体……何のために……」
【灯織「それは違います!」】決戦!
-------------------------------------------------
にちか「違う……違うんだって……風野さんは必死に、私たちのことを守ろうとした……」
にちか「悪いのは、私……私なんですよ……っ!」
(風野さんを助けてあげられるのは私だけだ……)
(そして私が風野さんを助けてあげなきゃ、ダメでしょ……?!)
- 879 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 21:36:23.24 ID:5rpzWuxV0
- -------------------------------------------------
【舌戦シュートアウト開始!】
発言力:♡×2
集中力:☆×7
ケイケン
【桑山千雪のケイケン】
【三峰結華のケイケン】
【芹沢あさひのケイケン】
【七草にちかのケイケン】
【小宮果穂のケイケン】
灯織「この世界に私がやってきたのは皆さんを救い出すため」
灯織「未来機関の人間として」
灯織「プロデューサーに託された人間としてその使命があった」
灯織「それなのに」
灯織「誰も守れなかった」
灯織「死なせてしまった」
灯織「奪われてしまった」
灯織「皆さんに顔向けなんてできません……!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【発展!】
にちか「風野さんからその機会を奪ってしまったのは私です」
にちか「顔向けできないのは私の方ですよ!」
にちか「自分を責めたりしないでくれませんか……」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
灯織「いえ、七草さんも黒幕に振り回されただけ」
灯織「……黒幕に立ち向かうだけの力を持っていたのに振るえなかった私がいけないんです」
灯織「皆さんの命を救えたのに、この掌から次々とこぼれ落ちて」
灯織「……『卒業』を選んで、【もしそれにリセットができるのなら】」
灯織「そう思ってしまうのは、いけないことなのでしょうか」
(風野さんは……自分の失態ですべてを失ってしまったと思っている)
(その後悔を取り返せるならと、『卒業』に縋ろうとしている)
(でも……私たちは知っている、一度取りこぼしてからでも……改めて寄り添おうとした人のことを)
(彼女だって強い人ではない……それでも勇気を振り絞って、前に進んだのが彼女なんだ……)
(その努力を、教えてあげなくちゃ……!)
【相手のウィークポイントに有効なケイケンをコンマ90以上で突き付けろ!】
1.発言する(ケイケンと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ケイケンの候補を減らす)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 21:40:12.99 ID:gLdrN8Xx0
- 桑山千雪のケイケン
- 881 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 21:47:58.17 ID:5rpzWuxV0
-
【発言力:♡×2→1】
灯織「ダメなんです……私は無力で、誰も守れない……」
灯織「自分の力じゃ、誰も掬えないんです……」
(私が命を奪ったことで風野さんは自信を完全に失ってしまっている……)
(誰かを何度でも信じようとする強い姿を教えることで、彼女の瞳に光を取り戻すんだ……!)
【実像は揺れ動く、されど彼女の信念はブレない……!】
【コトダマの数が減少した!】
【昂る思いを乱反射。言葉巧みに、言葉少なに】
【ロンパ候補の発言の数が減少した!】
- 882 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 21:48:39.18 ID:5rpzWuxV0
- -------------------------------------------------
【舌戦シュートアウト開始!】
発言力:♡×1
集中力:☆×7
ケイケン
【三峰結華のケイケン】
【芹沢あさひのケイケン】
灯織「この世界に私がやってきたのは皆さんを救い出すため」
灯織「未来機関の人間として」
灯織「プロデューサーに託された人間としてその使命があった」
灯織「それなのに」
灯織「誰も守れなかった」
灯織「死なせてしまった」
灯織「奪われてしまった」
灯織「皆さんに顔向けなんてできません……!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【発展!】
にちか「風野さんからその機会を奪ってしまったのは私です」
にちか「顔向けできないのは私の方ですよ!」
にちか「自分を責めたりしないでくれませんか……」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
灯織「いえ、七草さんも黒幕に振り回されただけ」
灯織「……黒幕に立ち向かうだけの力を持っていたのに振るえなかった私がいけないんです」
灯織「皆さんの命を救えたのに、この掌から次々とこぼれ落ちて」
灯織「……『卒業』を選んで、【もしそれにリセットができるのなら】」
灯織「そう思ってしまうのは、いけないことなのでしょうか」
(風野さんは……自分の失態ですべてを失ってしまったと思っている)
(その後悔を取り返せるならと、『卒業』に縋ろうとしている)
(でも……私たちは知っている、一度取りこぼしてからでも……改めて寄り添おうとした人のことを)
(彼女だって強い人ではない……それでも勇気を振り絞って、前に進んだのが彼女なんだ……)
(その努力を、教えてあげなくちゃ……!)
【相手のウィークポイントに有効なケイケンをコンマ90以上で突き付けろ!】
1.発言する(ケイケンと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ケイケンの候補を減らす)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×3
※複数指定可
↓1
- 883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 21:48:40.04 ID:gLdrN8Xx0
- 880は もしそれにリセットができるのなら にです
ごめんなさい、一個しかないからって失敗しました
- 884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 21:50:59.96 ID:H4S/sKGq0
- とりあえずタルト
- 885 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 21:51:35.31 ID:5rpzWuxV0
- >>883
大丈夫です、選択肢はコピペしてるだけなのでロンパ候補が一つの場合はお気になさらず!
再安価
>>882
1.発言する(ケイケンと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ケイケンの候補を減らす)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×3
※複数指定可
↓1
- 886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 21:52:47.29 ID:QHtBUwr30
- 3:タルト
- 887 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 21:53:49.89 ID:5rpzWuxV0
- -------------------------------------------------
【舌戦シュートアウト開始!】
発言力:♡×12
集中力:☆×7
ケイケン
【三峰結華のケイケン】
【芹沢あさひのケイケン】
灯織「この世界に私がやってきたのは皆さんを救い出すため」
灯織「未来機関の人間として」
灯織「プロデューサーに託された人間としてその使命があった」
灯織「それなのに」
灯織「誰も守れなかった」
灯織「死なせてしまった」
灯織「奪われてしまった」
灯織「皆さんに顔向けなんてできません……!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【発展!】
にちか「風野さんからその機会を奪ってしまったのは私です」
にちか「顔向けできないのは私の方ですよ!」
にちか「自分を責めたりしないでくれませんか……」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
灯織「いえ、七草さんも黒幕に振り回されただけ」
灯織「……黒幕に立ち向かうだけの力を持っていたのに振るえなかった私がいけないんです」
灯織「皆さんの命を救えたのに、この掌から次々とこぼれ落ちて」
灯織「……『卒業』を選んで、【もしそれにリセットができるのなら】」
灯織「そう思ってしまうのは、いけないことなのでしょうか」
(風野さんは……自分の失態ですべてを失ってしまったと思っている)
(その後悔を取り返せるならと、『卒業』に縋ろうとしている)
(でも……私たちは知っている、一度取りこぼしてからでも……改めて寄り添おうとした人のことを)
(彼女だって強い人ではない……それでも勇気を振り絞って、前に進んだのが彼女なんだ……)
(その努力を、教えてあげなくちゃ……!)
【相手のウィークポイントに有効なケイケンをコンマ90以上で突き付けろ!】
1.発言する(ケイケンと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ケイケンの候補を減らす)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×3
※複数指定可
↓1
- 888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 21:55:00.48 ID:H4S/sKGq0
- 【三峰結華のケイケン】>【もしそれにリセットができるのなら】
- 889 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 21:59:31.97 ID:5rpzWuxV0
-
【コンマ48+15→63】
【発言力:♡×12→11】
灯織「ダメなんです……私は無力で、誰も守れない……」
灯織「自分の力じゃ、誰も掬えないんです……」
(私が命を奪ったことで風野さんは自信を完全に失ってしまっている……)
(誰かを何度でも信じようとする強い姿を教えることで、彼女の瞳に光を取り戻すんだ……!)
【正当の選択肢となったのでコンマの判定に移ります】
【コンマ90以上でケイケンを突き付けろ!】
・アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 22:01:19.21 ID:gLdrN8Xx0
- あ
- 891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 22:01:36.64 ID:QHtBUwr30
- あ
- 892 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 22:04:29.56 ID:5rpzWuxV0
-
【コンマ21+15→36】
【発言力:♡×11→10】
灯織「ダメなんです……私は無力で、誰も守れない……」
灯織「自分の力じゃ、誰も掬えないんです……」
(私が命を奪ったことで風野さんは自信を完全に失ってしまっている……)
(誰かを何度でも信じようとする強い姿を教えることで、彼女の瞳に光を取り戻すんだ……!)
【正当の選択肢となったのでコンマの判定に移ります】
【コンマ90以上でケイケンを突き付けろ!】
・アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 22:04:45.05 ID:gLdrN8Xx0
- >>885
ありがとうございます、気をつけます
- 894 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 22:07:27.50 ID:5rpzWuxV0
-
【コンマ05+15→20】
【発言力:♡×10→9】
灯織「ダメなんです……私は無力で、誰も守れない……」
灯織「自分の力じゃ、誰も掬えないんです……」
(私が命を奪ったことで風野さんは自信を完全に失ってしまっている……)
(誰かを何度でも信じようとする強い姿を教えることで、彼女の瞳に光を取り戻すんだ……!)
【正当の選択肢となったのでコンマの判定に移ります】
【コンマ90以上でケイケンを突き付けろ!】
・アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 22:08:23.80 ID:QHtBUwr30
- 頼む
次ダメだったら手帳かな
- 896 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 22:11:01.67 ID:5rpzWuxV0
-
【コンマ80】
【内に秘めた激情が爆ぜる……! コンマの数値がプラスされました】
【最終コンマ 95】
にちか「斬っちゃいますねー!」
【SLASH‼︎】
にちか「風野さんが他のみんなのことを思ってくれてて、そのせいで責任を感じちゃってること……よく分かりました。その責任を感じるな、なんて言っても無理な話ですよね」
にちか「でも……だからって、取りこぼしを拾い上げられるなんて甘い言葉に拐かされちゃダメです!」
灯織「失った命は人の力ではどうやったって取り返しは効かないんです……! 世界の理を書き換えでもしない限りは……!」
にちか「なら、書き換えちゃいましょうよ!」
灯織「え……っ?」
≪冬優子「でも、三峰結華。あんたならそれが分かってあげられるんじゃないの? 今わかんないからって何なの、あんたは幽谷霧子の何を見てきたわけ?」
結華「は、はぁ……!?」
冬優子「そりゃ人なんだもの、知らない一面、理解できない一面だってあるでしょうよ。でも、そこから向き合うのを逃げてちゃ、一生あんたは一人なのよ」
結華「……!」
冬優子「あんたがいっつも周りのために自分を押し殺したり、場を回すために苦心したりしてんのはふゆも知ってる。てか、見りゃわかんのよそんなこと」
冬優子「でも、それってあんたが他の人の気持ちや考えに人一倍敏感なことの証拠でしょ? あんたは他の人のことを理解して、歩もうとすることができる、それだけの強さを持った人間だってことなのよ」
冬優子「だから、あんたも信じなさい。あんたがそうしてるように、他の連中だってあんたの気持ちを分かろうとしてる、あんたに歩み寄ろうとしてんだから」
冬優子「……そのことに自信が持てないってんなら、ふゆが第一号になるから」
冬優子「事なかれ主義の果てに『ふゆ』を演じ続けることになったふゆなら、あんたの理解者第一号にもうってつけなんじゃない?」
結華「……ぷっ、あはは!」
冬優子「ちょっと、何笑ってんのよ」
結華「だって、三峰の理解者第一号なんて……Pたんみたいなこと言うから」
冬優子「……はぁ? あいつ、こんなくっさいこと言ってたわけ?」
結華「まあでも、理解者第一号は流石にもううちの家族が取ってるからちょっとふゆゆは遅いけどね!」
冬優子「あら、それじゃあ……第何号になるのかしら?」
結華「六……か七ぐらい?」
冬優子「微妙な数字ね」≫
- 897 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 22:11:54.65 ID:5rpzWuxV0
-
にちか「結華さん、田中さんの事件の後すっっごく悩んでたんです。どうして気づいてあげられなかったんだって、どうして話してもらえなかったんだって」
にちか「ユニットの年長者で、他の誰よりも一番気配りしていた結華さんだからこそ、そのショックは大きかったはずです。でも、結華さんは……それに打ちひしがれて終わりはしなかった」
にちか「失った地点をスタートにして、そこからでも取り返そうと試みた。今からでも取りこぼしたものを、見つけ出そうともがき出した」
にちか「風野さんが今やろうとしているのは、その対極。取りこぼしたから、もう諦めて楽な道を選ぼうとしてるだけなんですよ」
灯織「そんなことは……! 私はただ、皆さんに生きていただきたくて……!」
にちか「じゃあなんで抵抗しないんですか!?」
にちか「なんで妥協しちゃうんですか!? なんで甘えちゃうんですか?!」
にちか「一度はコロシアイを生き抜いたんでしょ?! じゃあその時のことを思い出してくださいよ!」
にちか「風野さんたちが生き残ろうとした、その覚悟ってこんな簡単に折れちゃうものだったんですか?!」
灯織「七草さん……」
にちか「殺した私が言うのも何ですけど、風野さんって私なんかよりよっぽど芯が強いと思います」
にちか「また、私たちのことを引っ張っちゃってくださいよ。ルカさんなんかより、よっぽど頼りになりますから」
灯織「……私が、もう一度皆さんを率いるなんて」
灯織「……いや、ううん。そんな風に自分を卑下してばかりじゃダメだよね。そんなことじゃ、皆さんを守ることはできない」
灯織「虚勢だとしても、最初の一歩が大きくなくちゃ前には進めませんよね」
【灯織「決めました……! もう折れない、負けない、諦めない。私たちだけのもっと理想的な解答がこの裁判の果てにきっと待ち受けているから……!」】
- 898 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 22:13:01.07 ID:5rpzWuxV0
-
果穂「あたしは正義のヒーローになりたいんです。強くてカッコよくて、あこがれのヒーローに」
果穂「だから、悪い人はちゃんとこらしめなくちゃ……こらしめなくちゃいけないんです……」
果穂「……うぅ」
果穂「ルカさんは、本当に……悪い人なんですか……?」
【果穂「ヒーローは、絶対負けられないんです……!」】決戦!
(小学生が受け止めるには、この状況は複雑すぎるし、重すぎる)
(生と死なんて私にも整理のつかない命題、それを天秤にかけさせるのを強制するのは……流石に胸が痛いな)
(でも、だからこそ、絶対に間違った答えに導いちゃダメだ……!)
-------------------------------------------------
【舌戦シュートアウト開始!】
Q1.新世界プログラムのコロシアイでいちばん悪い人は?
A.天井努 B.月岡恋鐘 C.斑鳩ルカ D.浅倉透
Q2.正義と悪、最後に必ず勝つのは?
A.正義 B.悪
Q3.正義は悪に対してどうすべき?
A.やっつける B.とっちめる C.ぶっとばす D.わからない
【正しい道を選べ!】
↓1
- 899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 22:19:42.87 ID:gLdrN8Xx0
- cad
- 900 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 22:19:44.34 ID:H4S/sKGq0
- CAD
- 901 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 22:22:43.21 ID:5rpzWuxV0
- -------------------------------------------------
【CAD】
-------------------------------------------------
【CORRECT!】
Q4.このコロシアイの中で、一番ヒーローだったのは……?
(小宮果穂……こいつを導くためには、正義のあるべき姿を示してやらないといけない)
(私と言う悪に対して、これまでの生活と、今の感情と、どちらを優先すべきか計りかねているのだろう)
(……なら、こいつに近い存在で、“悪に”対してただ【罰を加えるだけでない答え】を導いた存在を示してやるべきだ)
(こいつにとってのヒーローは……)
【正しいケイケンを持つ者を選べ!】
・アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 22:25:01.40 ID:QHtBUwr30
- 冬子のケイケン
- 903 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 22:28:19.96 ID:5rpzWuxV0
-
【発言力:♡×9→8】
(いや、こいつのことじゃない……)
(小宮果穂にとってのヒーローは、むしろ仲間を殺した冬優子という悪に対して断罪以外の方法を選んだ、勇気ある行動をとったあいつ)
(誰よりも近くにい続けたあいつのことだ……!)
-------------------------------------------------
Q4.このコロシアイの中で、一番ヒーローだったのは……?
(小宮果穂……こいつを導くためには、正義のあるべき姿を示してやらないといけない)
(私と言う悪に対して、これまでの生活と、今の感情と、どちらを優先すべきか計りかねているのだろう)
(……なら、こいつに近い存在で、“悪に”対してただ【罰を加えるだけでない答え】を導いた存在を示してやるべきだ)
(こいつにとってのヒーローは……)
【正しいケイケンを持つ者を選べ!】
・アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 22:30:31.33 ID:QHtBUwr30
- 智代子のケイケン
- 905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 22:31:34.99 ID:gLdrN8Xx0
- 園田智代子のケイケン
- 906 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 22:32:39.63 ID:5rpzWuxV0
- -------------------------------------------------
園田智代子のケイケン
-------------------------------------------------
ルカ「喰らいな!」
【SLASH‼︎】
ルカ「なあ、小学生。オマエは正義のヒーローってどんな存在だと思う」
果穂「誰よりも強くて、みんなに優しくて、すっごくすっっごくすっっっっごくかっこいい存在です!」
ルカ「だよな。だからオマエも憧れてるんだ、間違いない」
果穂「ルカさん……?」
ルカ「正義のヒーローになりたいオマエは、私に罰を与えるべきなのかどうか悩んでるんだよな」
ルカ「……酷だと思うよ。こんな大人でも割り切れない問題にオマエを引き摺り込んで」
果穂「あたしは、ルカさんと花火も海水浴も一緒にしたし、きらいにはなれません……でも、ルカさんがやったことはすごく、悪いことで……みんな、それにすごく怒っているから……」
ルカ「……ああ、到底許されないことをした」
ルカ「こんな時、オマエの近くにいるヒーローはどうしたと思う?」
果穂「……え?」
- 907 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 22:34:13.27 ID:5rpzWuxV0
-
≪冬優子「だからといって責任逃れをするつもりもない。あんたから大切な存在を奪った事実は変わらないんだから、ふゆはその咎めと謗りとを受け入れる義務はある」
冬優子「……存分に、詰ってくれていいわ」
智代子「……」
パンッ
智代子「きっと、夏葉ちゃんが生きてたら『私と冬優子は真っ向勝負で雌雄を決したの。結果が不服であっても、それに茶々は入れないでほしいわ』って言うと思う」
智代子「……だからこれは、果穂の時……ふゆちゃんが夏葉ちゃんの顔を叩いた分だよ」
冬優子「……優しいのね、あんた」
智代子「武士の情けだよ、ふゆちゃん」≫
ルカ「有栖川夏葉が冬優子に殺された時……園田智代子は完全に一人になった。ユニットでの生き残りは自分だけ、冬優子はただの仇にとどまらない……極悪人にすら映っただろうよ」
ルカ「あいつは、裁判で犯人が明らかになった時どうしたと思う?」
果穂「ちょこ先輩が……?」
ルカ「もちろん、冬優子を許すようなことはしなかった。それは死者を無碍にする行為だ。でも、私刑を加えるような真似もしなかった。そんなことをしても、溜飲は下がらない」
ルカ「頬を一発ぶつだけで、手打ちにしたんだよ」
果穂「……」
ルカ「目の前の存在は仇だ、でもそれと並行して、自分の大切な仲間であったことも確かなんだ。その二つを比べ、どちらかに天秤を傾けるのではなく、どちらでもない中間の選択肢を選んだ」
ルカ「割り切れることばかりじゃないんだよ、人生なんてのは。まして、罪や罰、人の感情なんてものはな」
ルカ「今オマエが抱いている葛藤……それに答えが見いだせず苦しんでいるのなら、その葛藤そのものを答えにしたっていいんだ。オマエが本当はどうしたいのか、それはゆっくりと見つけていけばいい」
ルカ「答えを出さないと前に進めない、なんて道理はどこにもないんだよ」
果穂「あたしは、いい人かわるい人のどっちかしかいないって……視野がせまくなっちゃってたんですね」
果穂「……あたしはまだまだ他のみなさんに比べるとおさなくて、世界のこともぜんぜん知らないことばっかりで。答えのわからないことばっかりなんです」
果穂「でも、なんだか安心しました。あたしだけじゃなくて、みんな分からないんですね。みんなわからなくて……なやみながら、がんばってすすんでいる」
果穂「あの……あたしも、もうちょっとなやんでもいいですか! こんなとき、正義のヒーローなら、ジャスティスファイブならどうするんだろうって……正義はどうあるべきなんだろうって、考えてみたいんです!」
【果穂「だから、『卒業』はもうちょっと待ってください! すみません!」】
- 908 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 22:35:32.93 ID:5rpzWuxV0
-
少し早いですが本日はここまで。
舌戦シュートアウトはこんな感じでこれまでに登場したゲームを落とし込んだものがいくつも登場するイメージです。
コンマがどうしても付きまとう……
次回更新は11/29(火)21:00を予定しています。
それではお疲れさまでした。
またよろしくお願いいたします。
- 909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 22:40:44.85 ID:QHtBUwr30
- >>1乙
自分の読み込みが足りなかったからか
意外と過去のチャプター覚えてなかったなぁ・・・
- 910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 22:48:00.24 ID:gLdrN8Xx0
- >>1乙
今更ですけど、蘇生された人たちって死んだ後のことをどれだけ把握してるんですか?
自分が死んで、蘇ったことだけでしょうか
- 911 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/28(月) 22:59:08.25 ID:H4S/sKGq0
- お疲れさまでした
スレが900超えたからそろそろ残りが心配になってきた
次の更新ぐらいなら流石に足りそうだけど、コンマがめっちゃ沼ったら1000行ったりしないかちょっと怖い
- 912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/11/28(月) 23:44:47.61 ID:h7ccpFh30
- 乙。明日までに二部出来るだけ読み返すかぁ
- 913 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 23:52:53.66 ID:5rpzWuxV0
- >>910
蘇生した子たちは自分が死亡したタイミング以降のことは基本何も知らない状態です
多少この設定だと齟齬が出るところもあるかもしれませんが、それは大目に見てやってください……
>>911
裁判終了後も少し文量があるので、使い切る前にスレ立てをしてきました。
こちらのスレを最後まで使ったらこちらに移りましょう。
【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.5
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1669646236/
- 914 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/28(月) 23:54:36.01 ID:gdQsVij3O
- こちらが重複してしまった…
Part.4を使い切ったらPart.5に移るという意味です
- 915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/29(火) 02:48:38.54 ID:U12HWLgd0
- スレ立て乙
新スレの最初のコトダマリスト、もう関係ないかもだけど新世界プログラムが抜けっぱなしかもです
- 916 :コトダマの件把握です、すみません… ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/29(火) 20:32:36.92 ID:nwIibGUK0
-
摩美々「はぁ……なんか、本当に摩美々って滑稽ですよねー。自分でも笑えちゃうくらい」
摩美々「自分が参加したコロシアイのことを忘れて……そのときの記憶で転がされて、他の人を殺しちゃったんですよー?」
摩美々「こんなのって……最悪じゃないですかぁ」
摩美々「全部全部、やり直したいくらいに」
【摩美々「赤も青も、呑み込んじゃえ―」】決戦!
-------------------------------------------------
【舌戦シュートアウト開始!】
発言力:♡×8
集中力:☆×7
ケイケン
【斑鳩ルカのケイケン】
【風野灯織のケイケン】
【有栖川夏葉のケイケン】
【和泉愛依のケイケン】
【月岡恋鐘のケイケン】
摩美々「自己嫌悪ってやつですよー。ここまで黒幕に好き勝手されて、手のひらの上で踊らされて無様ったらありゃしないじゃないですかぁ」
摩美々「正直、摩美々は死んだままでもよかったかも……なんて」
摩美々「全部が全部、取り消せるものなら取り消したい。千雪を殺してしまったことも……前回のコロシアイで汲んだはずの、みんなの想いを蔑ろにしてしまったことも」
摩美々「『卒業』すれば他の誰かの人格を入れ込まれて、今とは別物になるんですよねー……むしろ摩美々からすれば好都合っていうか」
摩美々「“田中摩美々”を殺して、【やり直してくれる】んですよねー?」
摩美々「田中摩美々は、これにて完全閉店ですー」
摩美々「これまでのご愛顧をありがとうございましたぁ」
(田中さんは……自分の失った記憶に振り回され、そんな自分自身を消してしまいたいと思っている)
(醜態をこれ以上曝したくないっていう感情……それはすごく理解できる)
(だけど、今この局面で……あの人はそうじゃない……!)
【相手のウィークポイントに有効なケイケンを突き付けろ!】
1.発言する(ケイケンと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ケイケンの候補を減らす)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/29(火) 20:55:18.39 ID:w/TltgBb0
- 集中力
- 918 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/29(火) 21:01:20.19 ID:nwIibGUK0
-
【集中力:☆×7→6】
【集中力を使用しました】
【類まれなる集中力とともに、星をめざして二段飛び!】
【清らかなる星の流れが私たちを導く……】
【発言力:♡×8→9】
-------------------------------------------------
【舌戦シュートアウト開始!】
発言力:♡×9
集中力:☆×6
ケイケン
【斑鳩ルカのケイケン】
【和泉愛依のケイケン】
摩美々「自己嫌悪ってやつですよー。ここまで黒幕に好き勝手されて、手のひらの上で踊らされて無様ったらありゃしないじゃないですかぁ」
摩美々「正直、摩美々は死んだままでもよかったかも……なんて」
摩美々「全部が全部、取り消せるものなら取り消したい。千雪を殺してしまったことも……前回のコロシアイで汲んだはずの、みんなの想いを蔑ろにしてしまったことも」
摩美々「『卒業』すれば他の誰かの人格を入れ込まれて、今とは別物になるんですよねー……むしろ摩美々からすれば好都合っていうか」
摩美々「“田中摩美々”を殺して、【やり直してくれる】んですよねー?」
摩美々「田中摩美々は、これにて完全閉店ですー」
摩美々「これまでのご愛顧をありがとうございましたぁ」
(田中さんは……自分の失った記憶に振り回され、そんな自分自身を消してしまいたいと思っている)
(醜態をこれ以上曝したくないっていう感情……それはすごく理解できる)
(だけど、今この局面で……あの人はそうじゃない……!)
【相手のウィークポイントに有効なケイケンを突き付けろ!】
1.発言する(ケイケンと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ケイケンの候補を減らす)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 919 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/29(火) 21:05:05.39 ID:HFU64/2f0
- 斑鳩ルカのケイケン
- 920 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/29(火) 21:07:06.99 ID:nwIibGUK0
-
にちか「それは違いませんかねー?!」
【SLASH!!】
にちか「記憶をなくしてたせいで背負うことになった罪、曝した醜態……そりゃ、取り消せるもんなら取り消したいですよね。私だって……この島でやってしまったこと、発してしまった言葉……後悔し尽くせないほどにたくさんありますよ」
にちか「でも、だからって思考停止して逃げるのはずるじゃないですか」
摩美々「好きに言いなよ、ズルだろうとなんだろうと……綺麗ごとは好きじゃないんだよねー」
にちか「綺麗ごと、そうかもしれないですけど……その綺麗ごとを背負って、今も立ち向かっている人が目の前にいるのに、それに目を背けるなんて、見てないなんて嘘すぎじゃないですか」
摩美々「目の前……?」
にちか「ルカさんですよ……!」
≪にちか「散々人を裏切って思いを踏み躙っておいて、それでよく我儘が言えますよね……?! 自己中、最っ悪に自己中すぎませんか?! そんなの?!」
ルカ「自己中な、返す言葉もないよ」
にちか「はぁ……?!」
ルカ「でも、だからといって譲る気はない。『卒業』をみすみす許すような真似、絶対に出来ねえんだよ」
ルカ「ただ島を出るだけじゃない……方舟計画が遂行される、その意味を知りもしないで、甘えた選択してんじゃねえ!」
にちか「いいですよ、死ぬよりは!」
ルカ「死んだ方がマシだ!」》
- 921 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/29(火) 21:08:10.29 ID:nwIibGUK0
-
にちか「あの人に、黒幕だった時の記憶がないことは私たち全員がよく知ってることじゃないですか。確かに斑鳩ルカは私たちの命を脅かした諸悪の根源、でもこの島のあの人は……その限りじゃない」
にちか「それでも、あの人は……自覚もない、背負うには重たすぎる罪を……正面から受け止めて、引き摺りながらでも前に進もうとしている。私たちの敵意を受けながらもひるまずに、私たちにぶつかっている」
摩美々「……」
にちか「失っている記憶に振り回されるって意味では田中さんと同じですよ。だけど、記憶に対してどう向き合うのかは大違いですよねー?」
摩美々「どうして、そんなことができるの……」
摩美々「自分の知らない記憶ってだけで……こんなにも怖いのに……どうして逃げずにいられるの」
にちか「そりゃあの人が誰よりも臆病だからじゃないですか」
摩美々「……はぁ?」
にちか「誰よりも臆病だからこそ、逃げることのリスクを知っている。あの人は一度、逃げたせいで全部を失ってますから」
摩美々「……そういうことー?」
にちか「田中さんは、どうしますか?」
摩美々「……なんか、にちかって生意気な駆け引きしかけてくるんだねー」
にちか「田中さんほどじゃないですけど」
摩美々「ふふー、いいよ。乗ったげるー、田中摩美々がここで消えちゃうんじゃ、にちかにもルカにも鼻を明かせないもんねー」
【摩美々「田中摩美々、新装開店と行きますかー」】
- 922 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/29(火) 21:09:14.79 ID:nwIibGUK0
-
千雪「こうしてみんなにまた逢うことができたのに……全員が生きて帰る道がない、なんて」
千雪「いたずらなものね、運命って」
千雪「……ルカちゃん、こうしてあなたにもう一度会えて、嬉しい。だけど……もう一度お別れしなくちゃいけないだなんて、すごくつらい」
千雪「その別れがどっちであれ……ね」
【千雪「ごめんなさい、だから……」】決戦!
-------------------------------------------------
【舌戦シュートアウト開始!】
発言力:♡×9
集中力:☆×6.5
ケイケン
【緋田美琴のケイケン】
【田中摩美々のケイケン】
【園田智代子のケイケン】
【和泉愛依のケイケン】
【小宮果穂のケイケン】
千雪「裏切り者は、私の方よね」
千雪「甘奈ちゃんの事件、真実を全部一人で隠してしまった」
千雪「私が守らなきゃって、みんなに相談もせずにね」
千雪「卒業を選べば、みんなと向き合う時間がとれる」
千雪「みんなに、【自分の言葉で謝ることができる】」
千雪「私だって……死にたくないもの」
千雪「みんなに自分の言葉でちゃんと謝らないと」
千雪「死のうにも死ねないもの」
(千雪のやつ、田中摩美々に殺された側だと言うのに変に罪悪感を持ってやがるんだな。本当にお人好しがすぎる)
(あいつに必要なのは謝罪でも贖罪でもない、第三者による赦しだ)
(283の他の連中が恨んでなんかいないこと、犯した過ちを否定せずに受け入れて、認めてくれることをあいつに教えてやるか……)
【相手のウィークポイントに有効なケイケンを突き付けろ!】
1.発言する(ケイケンと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ケイケンの候補を減らす)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 923 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/29(火) 21:13:56.97 ID:HFU64/2f0
- 和泉愛依のケイケン
- 924 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/29(火) 21:21:27.94 ID:nwIibGUK0
-
【発言力:♡×9→8】
千雪「私は謝りたいの、自分の犯した過ちを……信じてあげられなかった、不義理を」
千雪「だから、生き返ることができるなら……」
(確かに和泉愛依は誰でも許すだけの器を持っている……だけど、あいつはこの島の暮らしの中でその器量を見せることもなく殺されてしまった)
(千雪に見せてやるべきなのは……島の全員を巻き込んで、他の連中の素顔を引きずり出すまでの大謝罪を決めたあいつの姿かもな)
【実像は揺れ動く、されど彼女の信念はブレない……!】
【コトダマの数が減少した!】
-------------------------------------------------
【舌戦シュートアウト開始!】
発言力:♡×8
集中力:☆×6.5
ケイケン
【田中摩美々のケイケン】
【小宮果穂のケイケン】
千雪「裏切り者は、私の方よね」
千雪「甘奈ちゃんの事件、真実を全部一人で隠してしまった」
千雪「私が守らなきゃって、みんなに相談もせずにね」
千雪「卒業を選べば、みんなと向き合う時間がとれる」
千雪「みんなに、【自分の言葉で謝ることができる】」
千雪「私だって……死にたくないもの」
千雪「みんなに自分の言葉でちゃんと謝らないと」
千雪「死のうにも死ねないもの」
(千雪のやつ、田中摩美々に殺された側だと言うのに変に罪悪感を持ってやがるんだな。本当にお人好しがすぎる)
(あいつに必要なのは謝罪でも贖罪でもない、第三者による赦しだ)
(283の他の連中が恨んでなんかいないこと、犯した過ちを否定せずに受け入れて、認めてくれることをあいつに教えてやるか……)
【相手のウィークポイントに有効なケイケンを突き付けろ!】
1.発言する(ケイケンと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ケイケンの候補を減らす)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×1
【プロデュース手帳】×3
↓1
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