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【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.4
- 610 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:08:14.04 ID:DfWBCM8k0
-
【集中力:☆×7→6】
【集中力を使用しました】
【類まれなる集中力とともに、星をめざして二段飛び!】
【いつもより多めにコトダマの数が減少しました】
【清らかなる星の流れが私たちを導く……】
【発言力:♡×10→11】
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×11
集中力:☆×6
‣【チーム・ダンガンロンパ】
‣【オリジナルの浅倉透】
‣【にちかの証言】
智代子「透ちゃんが私たちを誘拐したのは本人も認めるところ」
智代子「それができるのは並大抵の組織じゃない」
智代子「やっぱり、そう考えるとこの10人の失踪が【無関係】とは思えないよ」
智代子「前回のコロシアイを行った天井社長」
智代子「透ちゃんは【天井社長と協力関係】なんじゃないかな」
智代子「それなら資金力とか色んな面でも説明がつくよね!」
智代子「今回のコロシアイは透ちゃんの別の計画恋鐘ちゃんが乗っ取ったって話だけど」
智代子「その透ちゃんの計画が【元々コロシアイだった】可能性だってあるよね?」
智代子「こんなことを言いたくないけど……私たちの知る透ちゃんと今の透ちゃんは別人」
智代子「283プロの頃と同じに信頼してもいいのかな……?」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ対象の発言の数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2
↓1
- 611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 22:10:36.15 ID:YZmgPkbt0
- 【オリジナルの浅倉透】>【天井社長と協力関係】
そういえば【アンシーン・ダブルキャスト】と【メイ・ビー】の効果、発動しないんすかね?
- 612 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:13:16.28 ID:DfWBCM8k0
-
マジでバカやってました、すみません……
スキル効果完全に忘れてました
発言力と集中力とか全部すっとばします
ついでに次のコンマ判定行きづまることあればそれも飛ばします
許してください
-------------------------------------------------
ルカ「それは違うぞ!」
【BREAK!】
ルカ「浅倉透が天井努と協力関係……それはねーぞ」
智代子「え、ええ……っ?! それって言い切れるの?!」
智代子「確かに透ちゃんはずっと私たちの味方って言ってたけど……」
ルカ「あいつがこっち側なのは結構前から確定してんだよ」
あさひ「前っすか……?」
ルカ「天井努は283の連中にコロシアイを強いたクソ野郎。当然、そのコロシアイの成り行きも全部知ってたはずだ。オリジナルの浅倉透が死んでたことも、全部な」
ルカ「だとしたら当然、あいつの仲間だってオリジナルの浅倉透の死を知っているはずだ。なのに、あのコピーの浅倉透はそれを知らなかった」
智代子「そ、そういえば……ジェットコースターではじめて前回のコロシアイを知った時、透ちゃんも私たちと同じ反応だった……!」
ルカ「勿論月岡恋鐘もあん時は同じような素振りを取っちゃいたが……浅倉透とは訳が違う」
ルカ「私たちは全員であいつに詰め寄った。それでもその反応にボロは一切なかった……心からオリジナルの死に驚愕していた様子だった」
ルカ「あれは信用してもいい情報のはずだ」
智代子「……そっか、そうだよね。あんな反応、演技じゃできないよね」
あさひ「透ちゃんは島での生活の初めから、ずっと仲間だって言い続けてきたっす。その言葉をわたしは信じたいっす」
モノミ「うるうる……積み重ねた時間と信頼が紡いだ、絆のレヴューでちゅ……星の輝きどころじゃなく眩しいでちゅよ……」
ルカ「それに、天井努と浅倉透が繋がっていたんだとしたらあいつの言葉に大きな矛盾が生じることになるんだよ」
智代子「えっ、何かそんな矛盾した発言なんていつ……」
ルカ「記憶にも新しいあいつ自身の自白だよ」
あさひ「……」
-------------------------------------------------
【怪しい人物を指摘しろ!】
↓1
- 613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 22:20:37.13 ID:7CuHwT1t0
- 月岡恋鐘
- 614 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:21:42.53 ID:DfWBCM8k0
-
ルカ「オマエだ!」
【解!】
ルカ「今回のコロシアイを引き起こした黒幕、月岡恋鐘だよ」
智代子「恋鐘ちゃんの自白……」
あさひ「恋鐘ちゃんの発言で重要なのは最後の最後に言い残した、恋鐘ちゃんの所属する組織のことっす」
智代子「アンティーカ……?」
ルカ「じゃなくて……チーム・ダンガンロンパってやつだよ」
《恋鐘「そう! うちも社長も、チームダンガンロンパのメンバーやけんね!」》
ルカ「月岡恋鐘と天井努はその組織でつながっていた。浅倉透までその所属だとしたら、月岡恋鐘が計画を乗っ取ったっていう構図に矛盾が生じちまうだろ?」
智代子「た、たしかに……透ちゃんと恋鐘ちゃんは敵対してる感じなんだもんね……」
あさひ「敵対かは分からないっすけど、協力してメリットがある関係ではなかったはずっす」
あさひ「同じ組織に属してる人間同士とはちょっと思いづらいっすよ」
智代子「うーん……じゃあこのコロシアイには二つの組織が絡んでいるってことなのかな?」
ルカ「ああ、その二つの組織の存在ならもうわかってるよな」
あさひ「このコロシアイを仕切っていたチーム・ダンガンロンパ。それにジャバウォック島を再開発した組織の未来機関っすね」
智代子「未来機関……そういえばそんな名前も聞いたような」
ルカ「多分浅倉透はその未来機関に属する人間なんだろうな。こっちの組織はまだまだ不明な点が多い訳だが……」
ルカ「チーム・ダンガンロンパの方はある程度知れているはずだ」
智代子「じゃあ今度はそのチーム・ダンガンロンパ について話し合ってみるんだね?」
あさひ「やっと恋鐘ちゃんの正体を解き明かす議論っぽくなってきたっすね」
モノミ「……」
(チーム・ダンガンロンパ……このコロシアイを仕切っていた連中の母体)
(つまりはあのモノミにも強い関係のある組織ってことだ)
(……絶対に、その組織の全貌を解き明かしてやる!)
- 615 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:23:09.77 ID:DfWBCM8k0
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【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×12
集中力:☆×7
‣【満月】
‣【チーム・ダンガンロンパ】
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【透の証言】
‣【冬優子の写真】
‣【透の外部との通信】
‣【島の電波環境】
‣【恋鐘の証言】
‣【被験体α】
あさひ「恋鐘ちゃん、それに天井社長」
あさひ「二人は【チーム・ダンガンロンパの人間だった】っすよ」
ルカ「チーム・ダンガンロンパはコロシアイをエンターテインメントとして提供している悪趣味な集団らしいな」
智代子「コロシアイはオンラインで生配信、いわゆる裏サイトってやつだよね」
あさひ「透ちゃんはその組織を知ってたっす」
あさひ「これまでにも何度もチーム・ダンガンロンパはコロシアイをやってきた」
あさひ「前回のコロシアイにも、【チーム・ダンガンロンパの資金が投じられた】んじゃないっすかね」
智代子「きっと今回もだよ」
智代子「私たちのコロシアイは……【全国中継】されてたんだ!」
ルカ「コロシアイを見世物として楽しむやつがいるなんて……」
ルカ「胸糞わるい話だ……」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2
↓1
- 616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 22:24:54.45 ID:YZmgPkbt0
- 【島の電波環境】>【全国中継】
- 617 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:27:15.75 ID:DfWBCM8k0
-
ルカ「それは違うぞ!」
【解!】
ルカ「あいにくとスマホは没収されてるせいで、詳しい事の次第はわからねえわけだが……」
ルカ「この島はミステリなんかでよく聞く、絶海の孤島っていう条件には当てはまってるもんだと思うぜ」
智代子「えーっと、それってつまり……この島は外部とのつながりが遮断されてるってこと……?」
ルカ「おう、ついさっき……モノミに最悪な幻覚を見させられてる時、私たちは全員でノートパソコンをアンロックしただろ?」
あさひ「そうだったっすね、島を巡ってパスコードを集めたっす」
ルカ「その結果開いたパソコンは外部に全く繋がっていなかった。それ自体はまあおかしなことでもないけど」
ルカ「そもそも電波が一つも拾えないってのはおかしな話だろ。端末によって拾える電波の強さには差異があるとは思うけど……」
ルカ「チーム・ダンガンロンパがコロシアイを生中継しようってんなら電波が一つも感知できないなんてことはないはずだ」
智代子「な、なるほど……」
- 618 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:28:01.06 ID:DfWBCM8k0
-
智代子「あれ? でもそうなると、どうやってチーム・ダンガンロンパはコロシアイを中継してたの?」
あさひ「そもそも中継なんかしてなかったんじゃないっすか? この島のあちこちに監視カメラはあったっすけどそれが外にデータとして持ち出されていたかどうかは話が別っす」
智代子「そうか……ただの私たちの監視目的だったんだね」
ルカ「まあ監視カメラの本来の目的はそれだからな……」
智代子「でも、それならチーム・ダンガンロンパは今回は中継放送をしなかったのはなんでなのかな?」
智代子「組織が興行にしてきたコロシアイと私たちの参加したコロシアイ、何か違うのかな?」
(今回のコロシアイとこれまでのコロシアイの違い……か)
あさひ「肝心のこれまでもコロシアイがわからないから、比較もできないっすね」
あさひ「だったら、今回のコロシアイについてもっと考えてみるしかないっすよ。そしたら、何か際立っておかしなところがあるかもしれないっす」
ルカ「……だな」
智代子「与えられたカードで勝負するしかない! ……ってやつだね?」
智代子「よーし、それじゃ張り切っていっちゃいますよー!」
- 619 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:29:19.75 ID:DfWBCM8k0
- -------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始】
発言力:♡×12
集中力:☆×7
コトダマ
‣【島の電波環境】
‣【ジャバウォック島再開発計画】
‣【チーム・ダンガンロンパ】
‣【透の外部との通信】
‣【恋鐘の証言】
‣【行方不明の十人】
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【冬優子の写真】
‣【候補者リスト】
あさひ「チーム・ダンガンロンパは普段はコロシアイを見せ物として生配信してるらしいっす」
あさひ「でも今回ばかりは【それをやってない】」
あさひ「どういうことなんっすかね?」
智代子「外界との通信を【完全に断絶してた】ってことは……」
智代子「すぐに助けが来ちゃうって思ったんじゃないかな」
ルカ「ジャバウォック島自体は風野灯織や有栖川夏葉も知ってた」
ルカ「場所を公開すれば海外だとしても……【救助はすぐに来た】かもな」
あさひ「そんな単純な話なんっすか?」
あさひ「……なんかしっくりこないんっすよね」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2
↓1
- 620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 22:38:04.77 ID:YZmgPkbt0
- 【透の外部との通信】>【完全に断絶してた】
- 621 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:41:43.55 ID:DfWBCM8k0
-
ルカ「それは違うぞ!」
【BREAK!】
ルカ「いや……おかしいぞ、あいつの証言って、めちゃくちゃ変じゃないか……?!」
智代子「ど、どうしたのルカちゃん?!」
ルカ「なあ、コロシアイを生中継してないって話はついさっきしたばかりだよな?」
あさひ「そうっすけど……それがどうかしたんっすか?」
ルカ「その結論に至ったのはこの島には外部接続できる電波が一切存在しないから。ノートパソコンで無線の一つも何も拾えなかったからだ」
ルカ「だとしたら浅倉透の七草にちかの事件の時の証言って……めちゃくちゃおかしなことを言ってないか?」
智代子「透ちゃんの証言……?」
《透「あの時の、にちかちゃんだったんだ」
摩美々「……それは、認めたってことでいいのー?」
透「えっと……うん、大体は。にちかちゃんの言う通り」
結華「と、とおるん……? それ、本気……?」
透「え、うん」
智代子「に、にちかちゃんが聞いたっていう話も全部本当なの?!」
透「マジ」
愛依「そ、そんな……で、でも透ちゃん、別に悪い人と話してたわけじゃないんでしょ?!」
愛依「だ、誰と話してたん?! う、うちらの味方なんでしょ?!」
透「……言えないんだよね、トップシークレット」》
- 622 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:42:39.17 ID:DfWBCM8k0
-
ルカ「一切の電波が遮断されている場所で、どうやって外部と連絡を取るって言うんだよ」
智代子「あっ……!」
あさひ「いや、そうとも限らないっすよね。アマチュア無線とかなら電子機器とは使う電波も違うし、もしかしたら外部と繋がった可能性だってあるっす」
ルカ「アマチュア無線……」
あさひ「平たく言えばトランシーバーみたいなものっすね。Wi-Fiとかモバイルデータ通信を利用しなくても通話が可能なんっすよ」
智代子「こ、これってどうなるの……? 透ちゃんの行動に矛盾はないってこと……?」
ルカ「いや、その可能性は低いんじゃないか。私たちの知っている通り、浅倉透は一度エレクトボムを黒幕……月岡恋鐘に一度取り上げられている」
ルカ「トランシーバーなんて分かりやすい通信手段を使っていたんだったらそれも合わせて回収する方が自然じゃないか?」
あさひ「……だとしたら、透ちゃんは逆にどうやって外部と連絡を取ってたんっすか?」
あさひ「ルカさんの言ってることってつまり、エレクトボム以外に何も使わない方法で連絡を取っていたってことっすよね?」
- 623 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:43:51.51 ID:DfWBCM8k0
-
智代子「エレクトボム以外に何も使わない方法……? そ、そんなものがあるの……?」
(……ああ、最初から違和感を覚えていたんだ)
(外部との連絡を取っていたことも自白した相手から取り上げるのが、干渉を妨げる道具だけだなんて)
(……でも、一体どうやるって言うんだ? そんな方法なんて、どこに……?)
ルカ「……悪い、私もその方法までは」
あさひ「……とりあえず今のところはこの矛盾は矛盾として置いておくしかなさそうっすね」
あさひ「ジャバウォック島は外部と繋がる電波が何もないけど、透ちゃんは外部の人間と何らかの手段を用いて連絡を取っていた」
あさひ「それを事実として置いといたまま次に進むっすよ」
智代子「えっと……今の推理の本筋は……」
智代子「そうだ! コロシアイを配信する組織のチーム・ダンガンロンパがなぜこの島でコロシアイを始めたのか、だったよね!」
ルカ「よく覚えてたな、砂糖漬けの脳みそにしては上出来だ」
(今回のコロシアイ……前回のコロシアイとも何かしらの繋がりがあるはずだ)
(胸糞悪いこの組織……一体何を考えてやがった?!)
- 624 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:45:14.79 ID:DfWBCM8k0
- -------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×12
集中力:☆×7
コトダマ
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【Aへのメール】
‣【プログラムエラー】
‣【冬優子の写真】
‣【満月】
‣【にちかの証言】
‣【恋鐘の証言】
‣【チーム・ダンガンロンパ】
‣【にちかの証言】
智代子「チーム・ダンガンロンパは【コロシアイを興行にしている】」
智代子「だとしたら電波のないこの島を会場として選ぶのは【不自然】だよね」
あさひ「恋鐘ちゃんがおしおきの直前に言ってたこともきっと関係があるっす」
あさひ「絶望に負けない希望の象徴となるアイドルを作り出すこと」
あさひ「その【目的】さえ到達できればチーム・ダンガンロンパは十分だったんっすかね?」
ルカ「エレクトボムの存在を結果として野放しにしたのも怪しいな」
ルカ「配信にせよ録画にせよ、映像データが途切れちまうのは本来まずいはずだ」
智代子「やっぱり【チーム・ダンガンロンパにはコロシアイを見せ物にする以外の目的があった】んだね!」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2
↓1
- 625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 23:01:34.23 ID:7CuHwT1t0
- 2.集中力を使う
- 626 :なんかにちかの証言二個ありましたね… ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 23:05:10.81 ID:DfWBCM8k0
-
【集中力:☆×7→6】
【集中力を使用しました】
【類まれなる集中力とともに、星をめざして二段飛び!】
【いつもより多めにコトダマの数が減少しました】
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×12
集中力:☆×6
コトダマ
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【Aへのメール】
‣【チーム・ダンガンロンパ】
智代子「チーム・ダンガンロンパは【コロシアイを興行にしている】」
智代子「だとしたら電波のないこの島を会場として選ぶのは【不自然】だよね」
あさひ「恋鐘ちゃんがおしおきの直前に言ってたこともきっと関係があるっす」
あさひ「絶望に負けない希望の象徴となるアイドルを作り出すこと」
あさひ「その【目的】さえ到達できればチーム・ダンガンロンパは十分だったんっすかね?」
ルカ「エレクトボムの存在を結果として野放しにしたのも怪しいな」
ルカ「配信にせよ録画にせよ、映像データが途切れちまうのは本来まずいはずだ」
智代子「やっぱり【チーム・ダンガンロンパにはコロシアイを見せ物にする以外の目的があった】んだね!」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2
↓1
- 627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 23:13:36.58 ID:YZmgPkbt0
- 【希望ヶ峰学園歌姫計画】>【目的】
- 628 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 23:22:20.99 ID:DfWBCM8k0
- すみません、明日朝早いので今晩は中断します
冒頭のスキル忘れ、大変ご迷惑をおかけしました
焦ってコンマを飛ばすとか言いましたが、プロデュース手帳一個増やすので補填に変えさせてください
今度からちゃんと手元でスキル表管理しながら更新します……
次は11/25(金)21:00〜更新予定です
それではお疲れ様でした…
- 629 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 23:24:01.96 ID:DfWBCM8k0
- お答えいただいてた……
判定としては誤答なのですが、もろもろの処理は次回にさせてください……
またポンやらかしてもなんなので
- 630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 23:25:16.85 ID:7CuHwT1t0
- お疲れさまでした
- 631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 23:34:44.66 ID:YZmgPkbt0
- お疲れさまでした
灯織のスキルの影響で、もしかして答えがわからなくても集中力を最初から使うより、
なんでもいいから答えて誤答→アンシーンとメイビーで候補を削る→集中で回復+候補を削る
みたいな動き方が割と強いのでは?と思った
- 632 :昨日の判定を反映したものです、人がいれば少しだけ更新します ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 20:39:26.26 ID:lCZw4HqC0
-
【発言力:♡×12→11】
あさひ「希望ヶ峰学園歌姫計画、これってチーム・ダンガンロンパの目的なんっすか?」
あさひ「それがコロシアイと矛盾してるっすか?」
あさひ「よくわからないっす、チーム・ダンガンロンパの全貌も見えてないのになんでそんなことが言えるっすか?」
(チッ……可愛くないガキだ)
(だけどこいつの言うことも一理ある……チーム・ダンガンロンパの目的って、本当に月岡恋鐘の証言通りなのか?)
(まだ私たちが見落としている……何か別の可能性はないのか?)
【実像は揺れ動く、されど彼女の信念はブレない……!】
【コトダマの数が減少した!】
【昂る思いを乱反射。言葉巧みに、言葉少なに】
【ロンパ候補の発言の数が減少した!】
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×11
集中力:☆×6
コトダマ
‣【Aへのメール】
智代子「チーム・ダンガンロンパは【コロシアイを興行にしている】」
智代子「だとしたら電波のないこの島を会場として選ぶのは不自然だよね」
あさひ「恋鐘ちゃんがおしおきの直前に言ってたこともきっと関係があるっす」
あさひ「絶望に負けない希望の象徴となるアイドルを作り出すこと」
あさひ「その目的さえ到達できればチーム・ダンガンロンパは十分だったんっすかね?」
ルカ「エレクトボムの存在を結果として野放しにしたのも怪しいな」
ルカ「配信にせよ録画にせよ、映像データが途切れちまうのは本来まずいはずだ」
智代子「やっぱり【チーム・ダンガンロンパにはコロシアイを見せ物にする以外の目的があった】んだね!」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/24(木) 21:07:03.97 ID:ERY3LJiV0
- 【チーム・ダンガンロンパにはコロシアイを見せ物にする以外の目的があった】に【Aへのメール】
- 634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/24(木) 21:09:12.94 ID:XeluIGi+0
- 【Aへのメール】→【チーム・ダンガンロンパにはコロシアイを見せ物にする以外の目的があった】
- 635 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 21:11:38.87 ID:lCZw4HqC0
-
【集中力:☆×6→6.5】
ルカ「それは違うぞ!」
【BREAK!】
ルカ「今回のコロシアイの舞台になったジャバウォック島の電波環境、それにエレクトボムの存在を放置したこと」
ルカ「この二つを見ても、今回のコロシアイはこれまでの通り興行としての目的は薄かったんだろうな」
あさひ「何かチーム・ダンガンロンパには他に目的があったってことっすね?」
ルカ「いや、そうじゃない。他に目的があったのは……今回の黒幕だ」
智代子「う〜ん……? それって何が違うの?」
ルカ「黒幕という言葉が示すのは月岡恋鐘1人だけ。あいつの所属する組織とは別だよ」
ルカ「今回の捜査中発見したメールだ、これはチーム・ダンガンロンパから『A』という人物に宛てて送られたメールらしいんだが……中身を見てみろ」
智代子「こ、これって……組織からの、離反……?」
- 636 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 21:12:50.53 ID:lCZw4HqC0
-
ルカ「ああ、どうやらチーム・ダンガンロンパの意志とは異なる方向性で暴走する舵取りをした人間がいるみてえだな」
ルカ「これは偶然かもしれないが、月岡恋鐘と繋がっていた前回のコロシアイの黒幕……天井努のイニシャルも丁度Aだ」
あさひ「前回のコロシアイと今回のコロシアイ、共にチーム・ダンガンロンパの思惑とは無関係に行われたコロシアイだったってことっすか?」
ルカ「このAって人間は組織からの再三の忠告を無視して単独行動をおこなっていたらしい」
ルカ「きっと、組織の資金力や資本力なんかを頼りにして……踏み台にしてやったつもりなんだろうな」
智代子「天井社長がこのAって人物と同一なら……前回のコロシアイもその目的のためだったことになるんだよね?」
智代子「その目的って……」
(天井努が前回のコロシアイで目指した目的……)
(きっとそれは今回のコロシアイでも通じる話だ)
-------------------------------------------------
【正しいコトダマを指摘しろ!】
>>590 >>591 >>592
↓1
- 637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/24(木) 21:18:58.84 ID:ERY3LJiV0
- 【希望ヶ峰学園歌姫計画】
- 638 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 21:23:02.02 ID:lCZw4HqC0
-
【発言力:♡×11→10】
(いや、そうじゃない……天井努が前回のコロシアイで実現を目指した計画はこれじゃなかったはずだ)
(希望ヶ峰学園歌姫計画はあくまで見せかけの舞台設定で、本当の狙いはもう一つの計画じゃなかったか?)
(……ん?)
(今、私なんで……)
(天井努が前回のコロシアイで目指した目的……)
(きっとそれは今回のコロシアイでも通じる話だ)
【正しいコトダマを指摘しろ!】
>>590 >>591 >>592
↓1
- 639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/24(木) 21:43:43.57 ID:ERY3LJiV0
- 【方舟計画】
- 640 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 21:50:54.27 ID:lCZw4HqC0
-
ルカ「これだ!」
【解!】
ルカ「今回の調査中……気になる資料を見つけたんだ」
ルカ「私たちが元々この島に連れてこられたのは、【希望ヶ峰学園歌姫計画】とかいう計画だった。それはそこにいるモノミ自体が言ってたことだし、それ自体に嘘はねえんだろう」
ルカ「ただ……それとは別に、気になる名前の計画の存在を見つけてな」
智代子「ルカちゃん、その計画っていうのは……?」
ルカ「方舟計画、だとよ」
ルカ「私でも知ってる神話に似たような名前の話があった。身勝手な神が世界を濁流で飲み込んじまう中、神のお気に入りの人間と、その周りの存在だけが方舟に匿われて助かった……そんな話だった」
ルカ「この計画も、そんなクソみてえな神話に近いニュアンスの計画らしい」
智代子「え……? で、でもコロシアイを強いられていたんじゃ、私たちは匿われるどころか危険に晒されてるんじゃ……」
ルカ「私たちは、方舟の『ガワ』なんだよ。本当に守りたいものは、私たちじゃない」
ルカ「私たちはそれを守り続けるための容器なんだ」
あさひ「ルカさんには、計画の全貌が見えてるんっすね」
あさひ「教えてほしいっす、天井社長と恋鐘ちゃんが実現を目指した方舟計画、その狙いを」
(……方舟計画、その全てを私が知っているわけではない)
(でも、これまでに集めてきた情報から、その姿は見えてきつつあるはずだ)
(あいつらが方舟に入れて守ろうとしたもの)
(この世界に持ち込もうとしたもの、その正体が……!)
【正しいコトダマを選べ!】
>>590 >>591 >>592
↓1
- 641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/24(木) 22:02:32.69 ID:ERY3LJiV0
- 【候補者リスト】
- 642 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:07:30.58 ID:lCZw4HqC0
-
ルカ「これだ!」
【解!】
ルカ「……2人に聞いてもいいか?」
ルカ「この島に来た時、最初の目的はなんだって聞いた?」
あさひ「それ、さっきも言った通りっすよ。希望ヶ峰学園歌姫計画で、新時代のアイドルを作り出すための候補にわたしたちが選ばれたっす」
智代子「う、うん……! 私もそう聞いて、ここにいるんだけど……」
ルカ「それじゃ、もう一つ訊いていいか?」
ルカ「その、希望ヶ峰学園ってのは……なんだ?」
智代子「え……? ル、ルカちゃんどうしちゃったの? 希望ヶ峰学園のことを知らない人なんて、今時いないよ!?」
智代子「これからの時代を引っ張っていく、まさに希望の象徴となるような人材を育成するための国家レベルの予算が投入されている最先端教育機関……それが希望ヶ峰学園でしょ?」
智代子「実際、ここを卒業した学生はあらゆる分野で活躍してて……」
- 643 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:08:51.31 ID:lCZw4HqC0
-
ルカ「その、実際の学生ってのは……誰のことを指してる?」
智代子「な、なに……そんな詰め寄るような……」
ルカ「いいから……!」
智代子「え、えっと…………」
智代子「あ、あれ……?」
智代子「ど、ド忘れしちゃった……のかな? で、出てこないや……あさひちゃん、どう?」
あさひ「これ……どういうことっすか?」
あさひ「わたしも智代子ちゃんと同じっす。希望ヶ峰学園の存在、そしてそれがどんな学校なのかは分かっているのに……不自然に、その関連情報に思い出せない部分があるっす」
あさひ「まるで、そこだけ綺麗に抜き取られたみたい……」
あさひ「……いや、違う」
あさひ「最初から、そこに何もなかった……みたいに」
- 644 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:12:28.41 ID:lCZw4HqC0
-
智代子「……へ?」
ルカ「……二人とも、今度はこれを見てくれ。これは『候補者リスト』と銘打たれた書類で、希望ヶ峰学園の生徒が十数人書き連ねられているリストみたいなんだが……」
智代子「この人たち、私たちとおんなじ才能を持ってるんだね。……というより、もしかして私たちの才能に合わせて、集められた……?」
あさひ「それよりも、このリストなんだか変じゃないっすか? 生徒さんの名前、身長に体重、住所……個人情報が入ってるのは分かるんっすけど、性格や考え方、社交性とか人となりまで細かすぎるぐらいに書いてあるっす」
あさひ「これじゃ名簿っていうよりも、【設定資料】っす」
ルカ「ああ、全くもってお前のいう通りなんだよ。このリストはあまりにも内容が細かすぎる。プライバシーの侵害どころじゃない領域まで踏み込んで書かれていて……こんなのって、他者がそう容易に書けるような内容じゃない」
ルカ「張本人か、それに近しい親族とかでもない限りはな」
智代子「じゃあご家族の協力のもとに、これが書かれたってこと?」
あさひ「……ルカさん、さっきの質問ってそういうことだったっすか?」
智代子「あさひちゃん?」
あさひ「さっきルカさんは希望ヶ峰学園の記憶そのものに疑問を持っていることを共有した。それに加えてこのリストの提示、となるとその二つを繋ぐある可能性が浮き上がってくるっす」
- 645 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:13:51.99 ID:lCZw4HqC0
-
あさひ「全部全部、作り物っす」
あさひ「希望ヶ峰学園なんて学校も、そこで学んでいた生徒さんたちも、このリストに載ってる人たちも、全部全部作り物」
あさひ「フィクションってことっす」
智代子「い、いや……いやいやいやいや……」
智代子「そ、そんなの……流石に飲み込めないといいますか、突飛すぎて、信用するとかしないとか、それ以前の問題と言いますか……」
- 646 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:15:23.92 ID:lCZw4HqC0
-
ルカ「私だって未だに半信半疑……いや、頭は理解を拒んでるレベルの話だ」
ルカ「希望ヶ峰学園という存在は、ちっちゃい頃から頭に染み付いていた感覚なんだ、だけど……その記憶に存在する綻びを看過はできない」
智代子「で、でもそんなの……あり得ないよ! 2人のいうことが本当だとしたら、私たち全員の記憶を改竄したってことになるよね?!」
智代子「記憶を改竄だなんて……そんなの出来っこ……」
ルカ「何言ってんだ、それが可能なことは誰よりもオマエが1番よく知ってるだろ」
智代子「え?」
ルカ「オマエは前回のコロシアイの生き残りサマだろ」
智代子「あ……!」
あさひ「それに、この島に来るまでの記憶がわたしたち全員から抜け落ちてる。ただ意識を失ってただけじゃ説明がつかない出来事っすよ」
ルカ「任意の記憶を抜き取ることができるなら、その逆だって不可能じゃないかもしれない。少なくとも今はその可能性を放り捨てるのは賢い選択じゃないと思う」
智代子「だ、だとしても……そんなの、通しちゃったらこれまでの推理も何もかも……無駄になっちゃわない……!?」
ルカ「やめろ、思考を放棄するな」
智代子「……!!」
- 647 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:18:20.23 ID:lCZw4HqC0
-
ルカ「これまでに積み重ねたものがつき崩れるんだったら、その崩れ落ちた瓦礫の隙間から見えて来るもんだってあるはずだ。この暗中模索の状況下で、思考を放棄したらその瞬間全部終わっちまうぞ……!」
あさひ「……いったんここで整理をするっすよ」
あさひ「わたしたちは希望ヶ峰学園歌姫計画を主導する透ちゃんとその仲間によってこの島に連れてこられた」
あさひ「そこで天井社長の遺志を受け継ぐ恋鐘ちゃん、モノクマ、モノミによって透ちゃんたちの計画は乗っ取られてしまった」
あさひ「チーム・ダンガンロンパの力だけ利用し、組織とは断絶状態だった社長たちは方舟計画という別の計画の実現を目指していた」
あさひ「その計画には『希望ヶ峰学園』という架空の学園、そして『候補者リスト』に記載される個人情報にしても詳しすぎるリストが必要だった」
あさひ「ルカさん、そろそろ教えてもらっていいっすか? ルカさんの考える、方舟計画の全貌について」
(……月岡恋鐘自身が、最後の最後に言っていたことではあるんだ。希望の象徴であるアイドルを作り出すって)
(でも、その言葉の本当の意味を私たちは理解しちゃいなかった。コロシアイを乗り越えたことで強くなった私たちの事、なんて都合のいい解釈に縋って、そこより先に進むことをさぼっていたんだ)
(あいつの本当の目論見は、こんなもんじゃない……!)
-------------------------------------------------
【ひらめきアナグラム開始!】
〔く/く/ん/か/の/か/う/じ]を入れ込む計画
【正しい順番に並べ替えろ!】
↓1
- 648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/24(木) 22:29:13.31 ID:ERY3LJiV0
- かくうのじんかく
- 649 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:31:45.86 ID:lCZw4HqC0
- -------------------------------------------------
架空の人格を入れ込む計画
-------------------------------------------------
ルカ「……!」
【COMPLETE!!】
ルカ「方舟っていうのは、外の世界の厄災から遮断して中のものを大切に最後の最後まで守り続けるための乗り物。私たちの思う船とは全くの別物だ」
ルカ「そして、計画の中で言われている方舟とは私たち自身のこと。それはさっき確認した通り、後はその方舟に何を入れて、どこからどこへと運び出すかを明らかにするのが必要だ」
ルカ「そして、さっきまでの話で希望ヶ峰学園という学校、そしてそこにまつわる記憶のすべてがデタラメだったと明らかになった今。方舟に入れようとしていた中身はとっくに明らかになってるはずだ」
ルカ「このリストが『候補者リスト』なんて名前になってる理由も、それで説明がつく」
あさひ「希望ヶ峰学園の生徒を、現実のものにしようとしたってことっすか?」
ルカ「あの【候補者】は、私たちに入れ込む人格の【候補】なんじゃねーのか?」
智代子「な、何を言ってるの……? ぜんぜん、ぜんぜんわからないよ……」
ルカ「自分でも言ってる言葉が荒唐無稽すぎて、しんどくなってくる」
ルカ「ただ、これを裏付ける証拠だって存在しちまってるんだよ」
智代子「しょ、証拠が……? 証拠があるの……?」
(……迷うな)
(もうここまで来たら、行くとこまで行くしかねえだろ……!)
【正しいコトダマを選べ!】
>>590 >>591 >>592
↓1
- 650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/24(木) 22:42:30.43 ID:ERY3LJiV0
- 【被験体α】
- 651 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:45:20.65 ID:lCZw4HqC0
-
ルカ「これだ!」
【解!】
智代子「こ、これは……何かのレポート用紙……? これまでの書類とはちょっと雰囲気が違うね……何かの実験で使ったもの、なのかな」
あさひ「そうっすね、多分実験っすよ」
あさひ「さっきルカさんが口にした計画の」
ルカ「ああ、ここに書いてあるのは別人の人格を被検体αと言われる人物に入れ込んだ、その実験の記録だ」
ルカ「機密情報なのか所々が隠匿されている様子だが、入れ込む予定の人格と入れられる人間の人格との間には親和性があったらしい。そのおかげで入れ込んだとしても拒否反応が起きづらい……ってよ」
智代子「そ、それじゃあルカちゃんの考える方舟計画は、実際に行われてたってことになるの……!?」
あさひ「前に本で読んだことがあるっす。人っていう存在は記憶によって作り上げられるものらしいんっすよ」
あさひ「ちっちゃい頃にどんな人とどんな話をして、どんなところでどんな遊びをして、どんな学校でどんな勉強をして……そういう記憶が積み重ねられることで一人の人間が完成するんだって」
あさひ「だから、逆に言えばその記憶さえ得ることができれば、もう一つの人格を獲得したも同然だと思うっす」
ルカ「……あの候補者リストって一人ひとりの人間に対して異様に詳しい記載があったよな」
あさひ「それに、わたしたちは知ってるっす。本来別の人間だった存在が、本物とほとんど変わりない人格を獲得し、その人になった成功例を」
智代子「透ちゃん……!」
ルカ「私たちにその記憶がないだけで、本当なら常識レベルの話……だったのかもしれない。DNAをいじってクローンをつくるなんかよりもっとずっと単純なレベルの話」
ルカ「成りたい人間、この世に存在させたい人間がいるなら……その人格を別の誰かに入れてしまえばいいんだってな……!!」
- 652 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:46:44.45 ID:lCZw4HqC0
-
智代子「で、でも……たとえ同じ記憶を持っていたとしても、そう簡単にうまくいくのかな……」
ルカ「ああ、それじゃ終始しないってのはこの被検体αの書類にも書いてある」
ルカ「『適合させたい人格、その記憶をよりスムーズに適合させるにはその記憶に近い実体験があることが望ましい。より強烈で刺激的な記憶であるほど、人格同士の結びつきを強めることができる』……ってな」
あさひ「生まれ育ちが近い方が、お互いの理解が進む……とかそういう話っすかね」
智代子「記憶を貰うだけじゃなくて、肉体にもその経験がある方が適合率が上がる……理解はできる、かな……納得は出来ないけど」
モノミ「なるほど、世の先生が小テストをあんなにチマチマいっぱい作る気持ちがわかりまちたよ」
モノミ「あれは、快感だったんでちゅね。自分の作った問題を、自分の振りまいたヒントを適切に拾い上げて、その導線に従って解いてくれるエクチュタチー」
モノミ「あちしの熱い感情の中綿がうっかり零れてしまいそうなほどの快感でちゅ……!」
モノミ「でも、ミナサンお忘れじゃないでちゅか? あちしが卒業試験の第一問として提示したのは、『月岡さんの正体』でちゅ」
モノミ「『月岡さんの目的』を明らかにするだけじゃ、答えとしては不十分でちゅよ!」
ルカ「……だとよ」
- 653 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:47:32.39 ID:lCZw4HqC0
-
智代子「そ、そっか……脱線しすぎちゃったね……」
あさひ「いや、脱線なんかじゃないっすよ。今のモノミの話、総合すれば『ルカさんの推理は今のところ全部正しい』、『その推理の延長線上に答えはある』ってことになるっす」
ルカ「……!!」
あさひ「やっぱり、希望ヶ峰学園なんか無かった。この記憶はぜんぶ嘘ってことになるっす」
智代子「そ、そんな……」
ルカ「おい、モノミ」
モノミ「はい! なんでちょうか!」
ルカ「私たちはさっきあさひが言った通りで認識していいのか? これは卒業試験の進行自体に関わる話だ、答える義務があると思うぞ」
モノミ「そうでちゅね、芹沢さんは流石の洞察力でちゅ。花マルをあげまちゅよ」
あさひ「わーい!」
モノミ「斑鳩さんの推理通りでちゅ。希望ヶ峰学園なんて存在しまちぇん、超高校級の才能なんてのも、存在しまちぇん」
- 654 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:48:14.01 ID:lCZw4HqC0
-
モノミ「全部全部、ダンガンロンパの世界にだけ存在するフィクションでちゅ」
- 655 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:50:44.75 ID:lCZw4HqC0
-
ルカ「チッ……やっぱりそうなのかよ……」
あさひ「……?」
智代子「あさひちゃん?」
あさひ「恋鐘ちゃんの所属してた組織の名前にもなってたっすけど、その【ダンガンロンパ】ってなんなんすか?」
ルカ「……そういえばそうだな、何度となく聞いたフレーズだけど、どういう意味の言葉なんだ?」
モノミ「あれま! ミナサン、ダンガンロンパをご存じじゃないんでちゅか?」
智代子「教えて! 全然知らないんだ!」
モノミ「しょうがないでちゅね、今回だけでちゅよ?」
モノミ「あのね、ダンガンロンパはね、サスペンシブルでエキサイティングでマーベラスな、この世界に革命を起こした伝説的なゲームの事なんでちゅ」
智代子「げ、ゲーム……?」
モノミ「平和すぎて退屈で仕方がない世界を吹き飛ばすぐらい革新的で攻めた設定のゲームで、リリース直後からカルト的な人気を博しているんでちゅ」
モノミ「プレイヤーたちと同じ目線に立つ高校生たちが自分たちの命、そして夢や希望をかけて血なまぐさくコロシアイながら友情や愛情を育んでいく……そして最後まで折れることなく立ち上がり続けて、最後には絶望を打ち負かして希望が勝利する」
モノミ「究極の勧善懲悪な物語……最高のエンターテインメントじゃないでちゅか!」
- 656 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:51:41.05 ID:lCZw4HqC0
-
ルカ「希望ヶ峰学園や、超高校級ってのはそのゲームの中の設定なのか……?」
モノミ「はい、その通りでちゅ。だからこそゲームの中で生きる彼らはあちしたちプレイヤーにとっての希望になるんでちゅよ」
智代子「そんなゲームが……本当に、大人気なの……? 人が人の命を奪い去る、そんな光景を……ゲーム、娯楽として楽しむ人たちが……いっぱいいるの……?」
ルカ「……これも、抜け落ちた記憶なのかは分からねえ。でも、そういう娯楽を楽しむ人間がいるってのは理解はできる」
ルカ「殺人鬼の目線の独白小説、陰惨たる光景が延々続くスプラッター映画。そういう娯楽もひとつの娯楽の在り方として存在し続けて来たし、そこに今更倫理を問うような人間はいない」
ルカ「人は誰でも、そっちに振り切れるだけの素質を持っている……かもしれない」
あさひ「チーム・ダンガンロンパという組織はそのゲームのダンガンロンパをもとにして発足した組織なんっすか?」
モノミ「はい! ゲームの開発元とは母体は異なりまちゅ。チーム・ダンガンロンパという組織はコンテンツとしてのダンガンロンパに心酔した人間たちの集まりなんでちゅ」
モノミ「自分たちもあの日魅せられたコロシアイを、今度は自分たちの手で世界に広めていきたい。そういった希望を語り継ごうとする意志の集合体がチーム・ダンガンロンパなんでちゅね!」
智代子「そんな思想に、社長も、恋鐘ちゃんも賛同してたの……?」
ルカ「……信じられないだろうが、ほかならぬモノミがそれを認めてるんだ。ここは飲み込むほかない」
- 657 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:52:57.70 ID:lCZw4HqC0
-
あさひ「……」
あさひ「……いや、ちょっと待ってほしいっす」
- 658 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:54:05.54 ID:lCZw4HqC0
-
ルカ「……は?」
あさひ「モノミの言っていることは全部本当だと思うっす。モノミは黒幕側の存在で、かつ裁判を公平に進行する義務を背負っているから嘘はつけないはずっすから」
ルカ「じゃあなんで今止める必要が……」
あさひ「ルカさんも智代子ちゃんも、気づいてないっすか?」
智代子「な、なんのこと……?! わ、私何かまずいことでも言った……!?」
あさひ「んーと……気づいてないなら、直接ぶつけたほうが早いかもしれないっすね」
ルカ「お、おい何する気だ……あさひ!」
あさひ「二人とも、わたしの推理を聞いてもらうっすよ」
【あさひ「それは違うっすよ」】反論!
(……モノミの言うことは全部正しい)
(つまり、ルカさんの推理も全部正しいんだ。でも、ルカさんの考えてることって本当に全部正しいのかな)
(……ルカさん自身は気づいてない。それならわたしが指摘するしかないんだよね)
(よーし、やるからには本気でやるぞ!)
- 659 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/24(木) 22:55:38.66 ID:lCZw4HqC0
-
本日はここまで。次回あさひの反論から再開します。
突然の更新でしたがご参加いただきありがとうございました。
予定通り明日も同じ時間から再開予定です。
それではお疲れさまでした。
- 660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/24(木) 23:03:16.13 ID:ERY3LJiV0
- お疲れ様でした
- 661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/25(金) 19:48:15.02 ID:Wq/Juj/UO
- 内心では敬語が抜けるあさひかわいい
- 662 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:11:31.63 ID:5aq02Vnv0
- -------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
発言力:♡×10
集中力:☆×6.5
‣【にちかの証言】
‣【候補者リスト】
‣【チーム・ダンガンロンパ】
‣【恋鐘の証言】
‣【島の電波環境】
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【被験体α】
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【満月】
ルカ「希望ヶ峰学園歌姫計画として題され、この島に私たちは集められた」
ルカ「それを乗っ取ったのが黒幕連中」
ルカ「私たちを入れ物にしてダンガンロンパの登場人物を現実世界に持ち込もうとした方舟計画」
ルカ「クソみたいな御伽噺のようだが、実際この推理を聞いてモノミは認めてる」
ルカ「あさひ、オマエ自身がモノミに確認したことだろ?」
ルカ「何をいまさら引っ掛かることがあるんだよ……」
◆◇◆◇◆◇
【発展!】
あさひ「モノミはルカさんの現時点での推理を正しいとしただけっす」
あさひ「ルカさんの考えのすべてを認めたわけじゃないっすよ」
あさひ「都合よく考えちゃダメっす」
◆◇◆◇◆◇
ルカ「はぁ?! 何を言ってんだよ……」
ルカ「私の推定する方舟計画の全貌も」
ルカ「希望ヶ峰学園とその生徒が【フィクション】だって話も」
ルカ「ダンガンロンパとかいうカルトゲームから【コロシアイの組織が発足した】話も」
ルカ「そこにオマエんとこの【社長と月岡恋鐘が所属してた】話も」
ルカ「全部モノミ自身が証言したことだ」
ルカ「何もかも、すべて正しいはずだろ?」
ルカ「いまさら何を突っかかってきてんだよ!」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ90以上で論破しろ!】
1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/25(金) 21:21:05.34 ID:JmvMzQcP0
- 【恋鐘の証言】>【社長と月岡恋鐘が所属してた】
特に影響はなさそうだけど【希望ヶ峰学園歌姫計画】がコトダマリストに2つ重複してる気がするっす
- 664 :被りミスりました、すみません! ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:26:31.81 ID:5aq02Vnv0
-
【コンマ34+15→49】
【発言力:♡×10→9】
ルカ「私の推理は間違ってない……なのに何を噛みついてくることがあんだよ!」
ルカ「ホントに、聞き訳のないガキだな……!」
(ありゃ、わたしの言葉は届かなかったみたい)
(わたしの推理は間違ってないはず。それならわかってもらえるまでぶつけるしかないかな)
【実像は揺れ動く、されど彼女の信念はブレない……!】
【コトダマの数が減少した!】
【昂る思いを乱反射。言葉巧みに、言葉少なに】
【ロンパ候補の発言の数が減少した!】
-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
発言力:♡×9
集中力:☆×6.5
‣【チーム・ダンガンロンパ】
‣【恋鐘の証言】
‣【被験体α】
ルカ「希望ヶ峰学園歌姫計画として題され、この島に私たちは集められた」
ルカ「それを乗っ取ったのが黒幕連中」
ルカ「私たちを入れ物にしてダンガンロンパの登場人物を現実世界に持ち込もうとした方舟計画」
ルカ「クソみたいな御伽噺のようだが、実際この推理を聞いてモノミは認めてる」
ルカ「あさひ、オマエ自身がモノミに確認したことだろ?」
ルカ「何をいまさら引っ掛かることがあるんだよ……」
◆◇◆◇◆◇
【発展!】
あさひ「モノミはルカさんの現時点での推理を正しいとしただけっす」
あさひ「ルカさんの考えのすべてを認めたわけじゃないっすよ」
あさひ「都合よく考えちゃダメっす」
◆◇◆◇◆◇
ルカ「はぁ?! 何を言ってんだよ……」
ルカ「私の推定する方舟計画の全貌も」
ルカ「希望ヶ峰学園とその生徒がフィクションだって話も」
ルカ「ダンガンロンパとかいうカルトゲームからコロシアイの組織が発足した話も」
ルカ「そこにオマエんとこの【社長と月岡恋鐘が所属してた】話も」
ルカ「全部モノミ自身が証言したことだ」
ルカ「何もかも、すべて正しいはずだろ?」
ルカ「いまさら何を突っかかってきてんだよ!」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ90以上で論破しろ!】
1.発言する(コトノハと斬りつける先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトノハの数が減る)
3.アイテムを使う
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/25(金) 21:29:37.90 ID:TqJWSyST0
- 【恋鐘の証言】>【社長と月岡恋鐘が所属してた】
- 666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/25(金) 21:29:54.21 ID:on5ua4Ga0
- 【恋鐘の証言】>【社長と月岡恋鐘が所属してた】
- 667 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:32:21.80 ID:5aq02Vnv0
-
【コンマ90】
【集中力:☆:6.5→7】
あさひ「それは違うっすよ!」
【BREAK!】
あさひ「ルカさん、だから都合よく解釈しちゃダメっす」
あさひ「モノミが証言したことは全部正しい。それは間違いないっす。でも今のルカさんの話では、証言者のすり替えが起きてるっす」
ルカ「あ……?」
あさひ「社長と恋鐘ちゃんがチーム・ダンガンロンパに属していた。そのことはわたしたちが推理の上でしか口にしていない話っすよ?」
ルカ「た、確かにそうかもしれないけど……モノミは今までの私たちの推理は全部正しい、つったうえでさっきの話をしたんだ。今の話だって包含してるんじゃ……」
あさひ「いや、直接的に二人の所属はちゃんと話してないっす。恋鐘ちゃんはあくまで社長の意志に賛同していたとこまでしか話してない」
あさひ「それに……わたしはふたりの協力関係も怪しいと思ってるっす」
ルカ「はぁ……?!」
- 668 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:33:13.27 ID:5aq02Vnv0
-
あさひ「ルカさんの考える、人格を入れ込む方舟計画が正しいってなった時から思ってたんっすよ。これって完全に他人に置き換わるわけじゃなくて、人格を統合させることが目的なんっすよね」
ルカ「ああ、被検体αを見ても、人格がすり替わるんじゃなくて、統合っていう言葉が使われてるしな」
あさひ「なら、わたしたちの感じた違和感もそれで説明がつくんじゃないかなって」
ルカ「……何のことだ?」
あさひ「智代子ちゃん、コロシアイのこれまでに納得してるっすか?」
智代子「え……?」
あさひ「黒幕が恋鐘ちゃんって言われて納得してるっすか?」
智代子「そ、そんなの……」
あさひ「恋鐘ちゃんがおしおきの前に見せた、本当の素顔に納得してるっすか?」
智代子「してるわけ……!」
あさひ「あれは本当にわたしたちの知ってる恋鐘ちゃんだったんすかね?」
ルカ「……えっ」
あさひ「この候補者リスト、恋鐘ちゃんと同じ才能の人だけ載ってないんっすよ。黒幕だからそれも当然なのかなって思ったんすけど、社長の思想と本当に賛同しているアイドルなら、自分も実験に参加しそうっすよね?」
- 669 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:34:04.39 ID:5aq02Vnv0
-
あさひ「だから、もしかしたら、恋鐘ちゃんは既に人格を統合した後なんじゃないかって」
- 670 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:35:06.49 ID:5aq02Vnv0
-
智代子「最後の最後まで姿かたち、喋り方、笑顔……ほとんどが恋鐘ちゃんのままだった。でも、その中に通っている芯である考え方においてだけは、私たちの知っている恋鐘ちゃんとは全くの別物だった」
智代子「あさひちゃんの推理、私は納得できるよ」
ルカ「お、おい……それじゃあなんだ……? あいつは本当は黒幕じゃないって……?」
あさひ「いや、今回の黒幕が恋鐘ちゃんだったのは間違いないっす。それは何度も確認したことっすよ。ただ、ここで疑問視されるのは恋鐘ちゃんが自分の意志で天井社長に協力していたのかってことっす」
あさひ「入れ込まれた人格によっては、行動が左右されることだってあるはずっすよ。それこそ、ダンガンロンパはわたしたちと同じコロシアイのゲームなんすよね?」
あさひ「コロシアイの黒幕をやらせるのなら、これ以上なくうってつけの人格があると思うっす」
(よし、二人ともここまで連れてこられた)
(後は、恋鐘ちゃんを絶望に染め上げ、コロシアイの黒幕という役割を無理やりに背負わせた人格を明らかにするだけ)
(……あれ?)
(なんなんだろう、この感覚)
(ずっと蓋をしていて、埃をかぶったおもちゃ箱を開けようとして……ずっと眠っていた、眠っているべき何かを起こしかけているというか……)
(脳が、かゆい)
- 671 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:36:29.93 ID:5aq02Vnv0
- -------------------------------------------------
【ひらめきアナグラム開始!】
発言力:♡×9
集中力:☆×7
〔このましゅんじえ〕
【正しい順番に並べ替えろ!】
1.解答する
2.集中力を使う(一部文字が正しい位置に移動する)
↓1
- 672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/25(金) 21:37:58.06 ID:JmvMzQcP0
- えのしまじゅんこ
- 673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/25(金) 21:38:47.40 ID:on5ua4Ga0
- えのしまじゅんこ
- 674 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:45:20.20 ID:5aq02Vnv0
-
あさひ「こ、これって……」
【COMPLETE!!】
あさひ「なんなんすかね、これ」
あさひ「自分の推理を口にした瞬間に、頭に浮かんできた名前があるんっすよ。でも、そんな人知らないし、聞いたこともないはず。それなのに、ずっと前から知ってたような気すらする……この感覚は、何?」
ルカ「あさひ……?」
あさひ「なんかムカムカしてむず痒いっすよ、なんで、なんで分からないのか……それが分からないし、これまでに感じたことのない感じっす」
あさひ「江ノ島盾子って、2人はわかるっすか?」
モノミ「……うぷ、うぷぷぷぷ」
ルカ「……なんなんだ、その名前。そんな人間、私は知らねえ」
ルカ「なのになんだ、この名前を聞いた瞬間に首筋を虫が這ったような不快感は」
智代子「私も身に覚えは全くないはずなのに、なんだか寒気が……」
モノミ「ミナサンが感じているのは、本能的なものなんでちゅ。畏れ、警戒、忌避。いずれも絶望に対する根源的反応なんでちゅ」
モノミ「希望の象徴であるミナサンからすれば対極の存在であるがゆえ、より一層ミナサンを引き立てる踏み台であるがゆえにその反応を拒絶はできないんでちゅね」
ルカ「何言ってんだ……何者なんだよ、その江ノ島盾子ってのは……!!」
- 675 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:46:16.34 ID:5aq02Vnv0
-
モノミ「ダンガンロンパの原点、超高校級の絶望でちゅ」
- 676 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:46:58.12 ID:5aq02Vnv0
-
ルカ「超高校級の絶望だと……?!」
モノミ「やることなすこと絶望的、思考の全てはどうすればもっと絶望を与え、味わうことができるかのためにある」
モノミ「まさにダンガンロンパそのものとも言うべき存在が、彼女なんでちゅよ」
あさひ「その人の人格が、恋鐘ちゃんの中に入ってたんっすか?」
モノミ「さあ、どうでちゅかね。でもきっと、もし江ノ島さんがこの現実世界にいて、社長さんの計画を聞いていたのなら」
「絶望の前菜にはちょうどいいかもしれませんね、ええ、ちょうどいい。犬の餌にはちょうどいいぐらいでしょう」
モノミ「ぐらいに賛同はしていたかもしれまちぇんね!」
ルカ「……そ、それってオマエ……認めたってことでいいのか……?」
モノミ「さ、そろそろお時間でちゅよ! 卒業試験の第一問の解答を提出してもらいまちゅ!」
モノミ「これまでの議論の中で、ミナサンはその答えを導き出すことができまちたかね?」
ルカ「……第一問は確か、『月岡恋鐘の正体』だったな」
あさひ「わたしたちはその過程で恋鐘ちゃんたちが実現を図った『方舟計画』を明らかにした」
あさひ「そして、わたしたちの記憶の中にあった希望ヶ峰学園も、超高校級の生徒達も、全部偽物だったことも」
智代子「方舟計画は私たちの中にダンガンロンパの登場人物の人格を入れ込む計画だったんだよね」
智代子「そのためのリストが、この候補者リスト」
(これらの推理を総合すれば、ここで答えるべきなのは……そういうことだ)
- 677 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:47:54.95 ID:5aq02Vnv0
-
ルカ「モノミ、回答だ」
ルカ「月岡恋鐘は間違いなく今回のコロシアイの黒幕だ。私たちをコロシアイの渦の中に引き摺り込み、これまでに積み重ねたものや、手にしてきたものを奪い取り……その過程を経させることで新しいアイドルを生み出そうとした、イカれたやつ」
ルカ「……でも、その『イカれ』はあいつがもともと持っていたもの、じゃなかったのかもしれない」
ルカ「私たちを実験体にした『方舟計画』。ダンガンロンパというゲームのキャラクター、その人格を私たちの中に入れ込んで元の人格と統合させるのが目的の計画だったわけだが」
ルカ「月岡恋鐘自身も、それと同じ実験を受けていた可能性がある」
ルカ「あいつに入れ込まれた人格は、ダンガンロンパそのもの」
ルカ「絶望のために生まれ、絶望のために生き、絶望のために逝く。その宿命さえも絶望して嘆く。全てを絶望で上塗りするためだけにある存在」
ルカ「【江ノ島盾子の人格が入れ込まれてた】んだ……!!」
(……なんて、今さっき名前を知ったばかりの存在なのになんで私はこんなにも自信満々に口にしてんだろうな)
- 678 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:50:08.60 ID:5aq02Vnv0
-
モノミ「なるほど、それがミナサンの解答なんでちゅね。わかりまちた! それでは卒業試験第一問の判定に移りまちゅ!」
モノミ「ミナサンの答えてくれた、その回答は________」
モノミ「お見事! 百点満点の答えでちゅ!」
智代子「やった……って、手放しで喜ぶようなものでもないよね」
ルカ「……前に進んだのは進んだんじゃねえのか」
- 679 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:51:36.62 ID:5aq02Vnv0
-
モノミ「ミナサンをコロシアイに巻き込んだ黒幕の月岡さん、彼女もまた方舟計画の被験者さんだったんでちゅね」
あさひ「被験者……? でも、恋鐘ちゃんの名前は候補者リストには載ってなかったっすよ」
モノミ「月岡さんはミナサンとはまた別のリストに乗ってるんでちゅ。ミナサンは実験段階でちゅけど、彼女は既に成功例になった身ということでちゅね」
ルカ「つまり、あいつは黒幕の役割を与えられただけの傀儡だったってことかよ……!!」
智代子「えっ……」
あさひ「そうなるっすね、きっとそれをやったのは天井社長っす。前回のコロシアイで死んじゃったみたいっすけど、その遺志を受け継ぐスペアが必要として、たまたま恋鐘ちゃんに役割が与えられちゃったんっすよ」
ルカ「あいつは自分の意志で私たちを裏切ったんじゃない……裏切るように、内側から人格を食い破られたんだ……」
智代子「そ、そんな……」
あさひ「どっちの方がよかったんっすかね。恋鐘ちゃんが自分の意志のままにわたしたちを裏切るのと、他の人に裏切りを強いられてやっちゃうのと」
ルカ「あ?」
あさひ「少なくとも、今わたしたちがたどり着いた答えは……わたしたちのよく知る恋鐘ちゃんはわたしたちを裏切ってないってことだと思うっすよ」
あさひ「優しくてポカポカな恋鐘ちゃんは、嘘なんかじゃないっす」
ルカ「……オマエ」
智代子「……そっか、そうだね。さすがあさひちゃん、頭の回転が速いなぁ!」
あさひ「……? そっすか?」
(……別に励まそうとして言ったわけじゃないのか)
(ハッ……冬優子の言う通りだ、考えなしにとる行動が自然と周りにいい結果をもたらしてしまう。だからこそこいつはやりづらい)
(本当に、掴みどころのないやつだよ)
- 680 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:52:59.94 ID:5aq02Vnv0
-
モノミ「さて、それではひと段落ついたようだし、次の試験に行きまちゅよ!」
智代子「ま、まだあるの!?」
モノミ「当たり前でちゅ! こんなものじゃ、ミナサンの到達すべき答えの一割にも満たない到達点でちゅからね!」
モノミ「ミナサンはもっともっと残酷で、目も背けたくなるような真実と向き合う必要があるんでちゅ」
モノミ「でも大丈夫! あちしはミナサンならそれも乗り越えられるって信じてまちゅからね!」
ルカ「おーおー、心強いことで」
モノミ「えへへ、あちしってば後方支援タイプでちゅから。ワイルドダウンでちゅから」
(皮肉が通じねえ)
モノミ「それでは二問目でちゅ! これを教えてくだちゃい!」
★ミナサンのいるこの島の正体は?★
- 681 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:54:06.14 ID:5aq02Vnv0
-
ルカ「……は?」
ルカ「いやいや、それってジャバウォック島が答えだろ!? 質問も何も、オマエがこの島に来てすぐに教えて来たんだろうが!」
モノミ「それで十分なんだと思うなら、それで答えてくだちゃい! まだ議論が必要だと思うならご自由に! 進むも止まるもミナサンの民意で決めるのがこの卒業試験でちゅから!」
(どういうことだ……? 一体どんなつもりでこんな質問を……?)
智代子「まあ、こうやって聞いてくるからにはただジャバウォック島ってだけじゃ答えにはならないんだろうね……」
あさひ「うーん、ここは今持っている情報でこの島について話し合ってみるほかなさそうっす。とりあえず議論をすれば、状況を打開できるかもしれないっすね」
ルカ「わかった、やるだけやってみるぞ」
(議論、全てはここから始まる……)
(でも、なんだこの胸のざわつきは……)
(私たちは今、何の扉に手をかけている……?)
- 682 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 21:57:10.21 ID:5aq02Vnv0
- -------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×9
集中力:☆×7
コトダマ
‣【島の電波環境】
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【被験体α】
‣【恋鐘の証言】
‣【満月】
‣【冬優子の写真】
‣【ジャバウォック島再開発計画】
‣【透の外部との通信】
ルカ「私たちのいるこの島はジャバウォック島だ」
ルカ「南国の島がいくつも集まってできた諸島」
ルカ「でも、それ以上に何かあるのか……?」
あさひ「この島は随分前から【廃島になってた】らしいっす」
あさひ「昔は観光地としても栄えていたみたいっすけど、そんな様子はどこにもないっすね」
智代子「さっきまでの議論でもあったけど、【この島に電波の類はまるで無い】んだよね」
智代子「外の世界とのつながりを絶たれた絶海の孤島ってところかな!」
ルカ「もともとこの島に私たちを連れてきたのは浅倉透だから」
ルカ「あいつなら【もっと色々知ってる】かもな」
あさひ「うーん、なにか新しい事実はないっすかねぇ……」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/25(金) 22:00:24.78 ID:JmvMzQcP0
- 【ジャバウォック島再開発計画】>【廃島になってた】
- 684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/25(金) 22:00:31.04 ID:on5ua4Ga0
- 廃島になってた に ジャバウォック島再開発計画
- 685 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:02:59.15 ID:5aq02Vnv0
-
ルカ「それは違うぞ!」
【BREAK!】
ルカ「そういえば……この矛盾をずっと置き去りにしたままだったな」
あさひ「どうしたっすか、ルカさん」
ルカ「ジャバウォック島の存在を風野灯織と有栖川夏葉は以前から知っていた様子で、生前も私たちにその話をしてくれた」
ルカ「だけど、あいつらが死んでから第五の島で見つけた資料には、あいつらの話とは矛盾する記述が載ってたんだよ」
智代子「あっ……! そ、そういえばそうだった……!」
あさひ「ジャバウォック島にはもともと人が住んでいて、中央の島の行政機関を解体して未来機関の本部を創設する……わたしたちの知るジャバウォック島とは矛盾する話っすね」
智代子「うーん、時系列が違うとか? 未来機関が本部を作った後に廃島になって……」
ルカ「未来機関ってのは現存する組織なんだろ? 本部を作ったのが廃島になるぐらい前の話ってのはいまいちピンとこねえ」
あさひ「じゃあ、この矛盾は何なんすかね?」
(……そうだ、この矛盾を解消しないことには前には進めない)
(私たちのいるこの島における食い違い……どういうことなんだ?)
- 686 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:04:15.78 ID:5aq02Vnv0
- -------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】
発言力:♡×9
Q1.灯織たちの言うジャバウォック島と再開発計画のあったジャバウォック島、どちらの情報が正しい?
A.灯織たちの言うジャバウォック島 B.再開発計画のあったジャバウォック島 C.どちらも正しい
Q2.どうしてジャバウォック島の情報が食い違っている?
A.ジャバウォック島は二つあった B.時系列が違う C.解釈の違い
Q3.黒幕がコロシアイを行うためにこの島に行った工作とは?
A.地図から島を消した B.島の名前を変えた C.島そのものを作った
【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】
↓1
- 687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/25(金) 22:07:30.63 ID:JmvMzQcP0
- CAC
- 688 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:13:30.69 ID:5aq02Vnv0
- ------------------------------------------------
【CAC】
-------------------------------------------------
ルカ「それは違うぞ!」
【解!】
ルカ「……なるほどな、そういうことか。それなら合点がいく」
智代子「ルカちゃん? 矛盾を解決する答えが見つかったの?!」
ルカ「ああ、答えは私たちが思ってるよりずっとずっと単純なものだったんだ」
ルカ「同一の島で起きてるとは思い難い矛盾……それなら前提からして違っていたんだよ。この二つの情報が指す島は【別物】なんだ」
あさひ「別? それなら……わたしたちのいるジャバウォック島とは別に、他のジャバウォック島があるってことっすか?」
智代子「中央の島に行政機関が存在したジャバウォック島のことだよね! ……でも、そんなことって本当にあるのかな」
智代子「島の名前が一緒になる事はまああってもおかしくはないけど、6つの島からなる群島で、その配置まで同じっていうのは……」
ルカ「無いだろうな。それを模したものをそのまま作らない限りは」
智代子「だ、だよねー……」
あさひ「それって逆に言えば、模して作れば可能って事っすか?」
- 689 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:14:23.22 ID:5aq02Vnv0
-
智代子「ええっ?! し、島を作るってそんなのアリなの?!」
智代子「こんな広大な島、一つ作るのだって何百トンって土が必要だし……植物だって、建物だって……いったい何千億、何百兆のお金がかかるの……?」
ルカ「多分、ゼロ円だろうな」
智代子「資本主義をご存知でない!?」
ルカ「バカ、それは現実世界でのコストの話だろ? その島づくりを全部データ上でやるならどうだ?」
智代子「で、データ……?」
あさひ「現物じゃないならいくらでも出来るっすね。ただのデータなんだし、島だろうとタワーだろうと国だろうと、いくらでも建築できるっす」
智代子「話の意図が読めないんだけど……未来機関が本部を建てた方のジャバウォック島はデータの中の話、この現実世界の話じゃないってことでいいのかな」
(……私たちの見ている世界と、書類上の世界)
(どっちが本当の世界なのか、私は知っているはずだ)
(この島に来た時から感じている違和感を、今こそぶつけるときだ……!)
【正しいコトダマを選べ!】
>>589 >>590 >>591
↓1
- 690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/25(金) 22:15:23.34 ID:on5ua4Ga0
- 満月
- 691 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:18:42.03 ID:5aq02Vnv0
-
ルカ「……」
【解!】
ルカ「なあ、オマエらはこの島に来てから、空を見上げた事はあるか」
智代子「ルカちゃんらしくなくロマンチックな語り口だね」
ルカ「茶化すな! この島からでも夜空には綺麗な月が見えるんだけどよ」
智代子「ルカちゃん……こんなところでそんな大胆に……!」
ルカ「文豪的な表現じゃねえ! 本筋に戻るぞ、その月のなんだが重要なのはその形だ。この島に来た時見上げた夜空にあった月は……一部分たりとて欠けていない満月だった」
ルカ「それが昨晩見上げた時の月の形も……変わらない満月だったんだよ」
あさひ「わたしたちがこの島に来てからは一ヶ月経たないぐらいっす。本来なら、まだ満ち欠けの周期は一周してないっすね」
ルカ「それどころか、いつ見上げてもあの夜空の月は満月のままだ。そんなの、あり得ないだろ」
智代子「ど、どうなってるの?!」
あさひ「これも答えは簡単っすね」
- 692 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:20:06.91 ID:5aq02Vnv0
-
あさひ「月の満ち欠けなんかプログラミングされてないんっすよ」
- 693 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:21:15.23 ID:5aq02Vnv0
-
ルカ「……この考えがよぎったことは何度かあった。でも、そんなの荒唐無稽すぎて、きっと世界のどこかならこういうことがあってもおかしくはないだろって、そう思って」
ルカ「____逃げてたんだ」
智代子「恋鐘ちゃんのおしおきの後、黒幕としての権限が全部モノミに移ったよね」
智代子「その時のモノミの言葉は……今思えば、プログラムを管理しているシステムみたいだったかも……しれない」
あさひ「ぐー、ぱー。ぐー、ぱー」
あさひ「……うん、指の一本一本。その先っぽまで全部わたしのものっす」
あさひ「でも、この感覚も、これを確かめている感情も、全部データの中の出来事なんっすかね」
ルカ「……私は、知っている。これだけのことを、世界を作り出すなんてことを可能にする、そのプログラムを」
【正しいコトダマを選べ!】
>>590 >>591 >>592
↓
- 694 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:23:44.30 ID:5aq02Vnv0
-
すみません、ここの解答は経験者なら正直明らかだとは思うんですが
>>484 >>485 >>486に示されているコトダマがずっとリストにないままにやっていました。
ここは正答判定で飛ばして進行します…
-------------------------------------------------
【新世界プログラム】
-------------------------------------------------
ルカ「これだ!」
【解!】
ルカ「新世界プログラム。それが今私たちのいるこのセカイの正体だ」
あさひ「ルカさん、それは?」
ルカ「さあな、よくわからねえが、あのイかれた世界の中で、いる筈のないやつに渡された情報だ」
ルカ「とある組織が作ったプログラムで、元々は精神療法のためのプログラムらしい。箱庭療法って聞いたことあるだろ?」
智代子「治療を受ける人がサンドボックスの中で世界を作って、それをもとに診療するんだっけ……」
ルカ「それに近いアプローチだ。被験者が仮想現実の世界でどんな行動をとるのか、またそれにはどんな思考が紐づいているのかを観察する。プログラムのやりようによっては、任意の記憶の抜き取った状態で行うことだって可能らしい」
あさひ「ログイン時……世界に繋がった時に記憶に処理を施すことができるんっすね」
ルカ「心理的なショックとかを体験する前の状態を観察できるってことだな」
智代子「に、任意の記憶を抜き取る……?!」
あさひ「これで繋がったっすね」
ルカ「ああ、私たちが揃いも揃ってここに来るまでの記憶、そして前回のコロシアイの記憶を失っていた理由は_____」
- 695 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:24:42.46 ID:5aq02Vnv0
-
ルカ「私たち全員が新世界プログラムの被験者だからなんだよ」
- 696 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:27:22.67 ID:5aq02Vnv0
-
あさひ「文字通り、世界が逆さまになっちゃったっすね」
あさひ「本当だと思っていたものが嘘だった、どころか……それそのものが現実には存在しなかった。観測しているわたしたちの方が嘘だったんっすから」
ルカ「嘘……なんて単純な言葉で括れたらもっと楽だったんだけどな」
(私たちの前に横たわるのは、表か裏かなんて議論で収まらない渦)
(黒も白も、それ以外の色も何もかも巻き込んで、螺旋の中に果てを仕舞い込むだけの渦)
(私自身の意識も、気を抜けばその渦に呑まれてしまうだろう)
(自分自身で行った指摘が、ここまで自分を狂わせようとは思いもしなかった)
- 697 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:28:50.06 ID:5aq02Vnv0
-
智代子「ここにきて、モノミの狙いが見えてきた気がするよ。卒業試験だなんて言って、こんな学級裁判の場を設けた意味」
智代子「コロシアイを経た私たちを、更に絶望させるためだったんだね……!」
モノミ「違いまちゅ、誤解でちゅよ! なんどだって言いまちゅけど、あちしはミナサンの味方なんでちゅ。間違っても絶望を与えようなんかしていまちぇん!」
モノミ「あちしは、希望を呼び起こしたい。今ミナサンが感じているムカムカモヤモヤは、そのための呼び水なんでちゅよ」
ルカ「ああ、けった糞悪い……最悪の気分だよ」
あさひ「でも、どうなんすかね。この世界が全部データの中のお話だったら、今までに死んだみんなはどうなるんっすか?」
ルカ「……!!」
(そうだ、この島はあくまでデータ上の存在。この島で起きることは全部、そのデータの上でしかない)
(これまでに私たちが直面してきた絶望的な現実だって、その枠からは外れない……)
(これまでの絶望が全部全部、ひっくり返る可能性だって_____)
モノミ「それはお答えできまちぇんね」
- 698 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:30:12.57 ID:5aq02Vnv0
-
ルカ「……は?」
ルカ「いやいや、そんなの……一番大事なところじゃねえか……! オマエの言う希望だって、この答次第でその所在が……」
モノミ「だからこそでちゅよ。あちしはそんなに楽に生まれる希望も、そんな単純に陥る絶望も望んでいないんでちゅ。ミナサンが頑張って頑張って最後に辿り着く現実だからこそ、意味があると思うんでちゅ」
モノミ「答えは卒業試験の後で! でちゅよ!」
ルカ「……チッ」
あさひ「まあ、そう簡単には教えてくれないっすよね」
あさひ「それなら、こっちがさっさと真実にたどり着けばいいんっすよ! 第二問の答えも無事に分かったところで、第三問もパパパって解いちゃえばいいんっす!」
智代子「そう……だよね! あさひちゃんの言う通り、モノミが最後の最後まで答えを明かさないって言うなら、私たちが早くのその最後の最後までたどり着けばいいんだ!」
ルカ「……」
あさひ「……あれ?」
- 699 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:30:55.32 ID:5aq02Vnv0
-
(……この世界が現実世界じゃない、いかにも黒幕連中が好きそうなどんでん返しの解答)
(でも、なんだこの何か足りないような感覚は……)
(もっと重要な何かを見落としているような……)
ルカ「……悪い。回答する前に、今一度ここまでの話を整理させてくれねーか?」
智代子「見かけに合わず慎重だね、ルカちゃん」
ルカ「悪かったな。……でも、これは本当に最後の戦いなんだ。手を抜いて失敗、なんて情けない終わり方はしたくない」
あさひ「わたしは別にいいっすよ。満足するまで付き合うっす」
ルカ「随分と聞き訳がよくなったもんだな問題児」
智代子「もちろん! 不肖、園田智代子もお助けいたしますとも!」
ルカ「おう、それじゃあ付き合ってもらうぞ。あのへちゃむくれにギャフンと言わせてやるまで……!!」
- 700 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:33:26.66 ID:5aq02Vnv0
- -------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×9
集中力:☆×7
‣【透の証言】
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【恋鐘の証言】
‣【候補者リスト】
‣【冬優子の写真】
‣【プログラムエラー】
‣【ジャバウォック島再開発計画】
‣【行方不明の十人】
‣【にちかの証言】
ルカ「私たちのいるこのジャバウォック島は」
ルカ「新世界プログラムによってつくられた【仮想現実】だったんだ……!!」
智代子「陸地も、海も、空も……なにもかもがデータでしかなかったんだね……」
智代子「私たち自身も、生身の身体じゃなくて」
智代子「意識だけを写し取った【データ】、ってことなんだよね」
あさひ「わたしたちは、【全員何者かにこの新世界プログラムにログインさせられた】っす」
あさひ「この島に来た記憶がないのも、新世界プログラムで記憶を抜き取られていたからなんっすね」
ルカ「私たちは一緒にこの島に幽閉されたってより」
ルカ「【同じ世界に繋がれただけのユーザーの集まり】だったってことかよ……」
智代子「なんだかMMOの世界みたいだね……」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×3
↓1
- 701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/25(金) 22:35:29.82 ID:JmvMzQcP0
- 【冬優子の写真】>【全員何者かにこの新世界プログラムにログインさせられた】
- 702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/25(金) 22:36:37.77 ID:on5ua4Ga0
- 全員何者かにこの新世界プログラムにログインさせられた に 透の証言
- 703 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:39:13.74 ID:5aq02Vnv0
-
ルカ「それは違うぞ!」
【解!】
ルカ「いや、おかしい……私たち全員がこの新世界プログラムにログインしている……この状況は妙だぞ……」
あさひ「……? でも、この世界は仮想現実なんっすよね? 何が変なんっすか?」
あさひ「この島で死んでいった人たちも合わせて16人、みんな同じ世界にログインしてたってことなんじゃないっすか?」
ルカ「ああ、その事実自体は変わらない。私たちは同じ仮想現実にログインさせられたユーザー同士。多分それを強いったのは浅倉透とその一味……なんだろう」
ルカ「けど、新世界プログラムの存在が明らかになった今、意味合いが変わってくる証拠があるんだ」
智代子「意味合いが、変わる……?」
ルカ「こいつを見てくれ」
あさひ「なんっすか、この写真? わたしたち……が寝てる?」
智代子「頭には見たことのない機械が付けられてるね……まさか、これが新世界プログラムの機械……?」
ルカ「……だと思う、見事にここにいた連中ばかりが、同じ機械をつけてるんだからな」
ルカ「一部例外を除いて」
あさひ「灯織ちゃん、摩美々ちゃん、愛依ちゃん、雛菜ちゃん、それに智代子ちゃんは機械をつけてないし、白衣を着てるっす」
智代子「あ、あれ……!? な、なんで……!?」
ルカ「それに浅倉透の姿はない。まああいつのオリジナルは前回のコロシアイとやらで死んじまってるんだから当然と言えば当然だが……」
ルカ「前回のコロシアイで生き残った五人は、どうして私たちと一緒に機械に繋がれていないんだろうな」
あさひ「……ルカさんは、その答えがわかるっすか?」
ルカ「わかる……というより答えは自然とそこに行きつくんじゃないか?」
(新世界プログラムの目的、そしてこれまでのあいつの証言を合わせると……ただ一つだ)
・5人は遅れて装置に繋がれた
・5人が新世界プログラムに同期させた犯人
・新世界プログラムにいたのは5人のコピー
【正しい選択肢を選べ!】
↓1
- 704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/25(金) 22:40:03.93 ID:JmvMzQcP0
- 5人が新世界プログラムに同期させた犯人
- 705 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:42:14.89 ID:5aq02Vnv0
-
ルカ「これだ!」
【解!】
ルカ「もしかして、浅倉透の仲間ってのは……前回の生き残り連中の事だったんじゃないか?」
ルカ「浅倉透は私たち全員を島に拉致した事実を認めていた……これまでの議論から、その拉致という言葉の意味合いは『新世界プログラムに同期させる』ことに変わったわけだ」
ルカ「そうなってくると、私たちを機械につないでいる前回の生き残り連中の姿はその関与を何よりも雄弁に語ってくれる」
智代子「ちょ、ちょっと待ってよ! たまたまみんなが新世界プログラムに繋がっている場所で、白衣を着てたってだけでそんな疑いをかけられても……」
ルカ「別に必死に否定しなくてもいい。浅倉透は私たちにとって敵じゃない……そのことはこれまでの生活でよくわかってる」
ルカ「それに、新世界プログラムの元々の目的を考えれば、生き残り5人が私たちに敵意を持っていたわけじゃないのはよくわかる」
智代子「もともとの目的……?」
あさひ「精神療養のためのプログラムってことっすね!」
ルカ「私たちにその当時の記憶はない……それこそ新世界プログラムによって抜き取られているんだろうからな。私たちの多くは何らかの理由によって深刻な精神的外傷を負わされたとかで後の5人の手で治療を受けていたんだろう」
ルカ「その時を写した写真がこの一枚だったってワケだ」
智代子「……私たち、そして透ちゃんの行動がみんなにとって害をなす者じゃないって言ってくれたのは嬉しいよ」
智代子「でも、今のルカちゃんの話って……」
ルカ「……ああ、現実世界の私たちは」
ルカ「まず、まともな状態じゃないんだろうな」
智代子「……!!」
- 706 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:43:32.90 ID:5aq02Vnv0
-
ルカ「仮想現実にぶち込んで、記憶を抜き取ってまでの治療なんだ。私たちの想像の域を出たレベルで深刻な状態なんだろう。それこそ、対話療法も不可能なくらいに精神が汚染されてる」
智代子「そ、そんな……」
ルカ「何をいまさらそんなにめげることがあんだよ。散々もっと最悪な死のかたちを見て来ただろうが」
智代子「それはそうかもしれないけど……はぁ……」
(精神汚染がどうとか言われても……今更だ)
(ユニットの解散から散々荒んで散々ゲロ吐いてきたんだ、自分の打たれ弱さは自分が一番よく知ってる)
(……ああ、この島に来る前の私ならそうなっていてもおかしくはないなって)
(でも……確かに他の連中までそんな状態だったのは、なんだか違和感を感じるか)
(それこそ美琴が……そんな精神的に参るなんて……いったい何があったんだ?)
智代子「うーん、とりあえずは今の話で納得するけど……だとしたら今度はもう一つの疑問が浮かんでくるよ。私たち前回のコロシアイの生き残りは新世界プログラムを体験させる側の人間だったわけだよね?」
智代子「それなのに、どうしてルカちゃんたちと同じくジャバウォック島にログインしているのかな? 透ちゃんの仲間なんだったら、誰かに強制的にログインさせられた……って話にはならないよね」
(前回のコロシアイの生き残りたちがこの島にいた理由……か)
(奴らはこのシステムを管理する側の存在だった、となると誰かに無理やり……ではなく能動的にこの世界にログインしたことになる)
(その結果……コロシアイに参加させられることになった。それもあいつらにとっては想定通りだったんだろうか……?)
【正しいコトダマを選べ!】
>>590 >>591 >>592
↓1
- 707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/25(金) 22:45:08.34 ID:JmvMzQcP0
- 【プログラムエラー】
- 708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/25(金) 22:45:41.65 ID:s2pdZWVZ0
- プログラムエラー
- 709 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/25(金) 22:46:39.24 ID:5aq02Vnv0
-
ルカ「これだ!」
【解!】
ルカ「あいつらにとってもこの世界にログインするのは想定外だったはず……相当なイレギュラーだっただろうな」
智代子「イレギュラーって……私たちが自分で用意したプログラムだったんだよね?」
ルカ「自分で用意したにもかかわらず、だ。さっきの捜査の合間に世界の歪みの中に見つけたメッセージなんだがよ」
ルカ「どうやらとあるプログラム上の世界に未定義のエラー、本来のユーザーと異なる人間によって改ざんされた痕跡があった……それを検出したメッセージが表示されてたんだ」
ルカ「その時は意味も分からないし、まして自分たちのいる世界が仮想現実だなんて思ってもいなかったから放っていたんだが……もしかして、このエラーこそが、前回の生き残りも巻き込んだコロシアイが起きてしまった原因なんじゃないのか?」
智代子「プログラムのことはよくわからないけど、これがエラーメッセージっていうのは私でも分かるかも……」
あさひ「でも、エラーが出たからってどうしてみんなこっちの世界に来る必要があったんっすか? 外の世界から管理すればいいんじゃないっすか?」
ルカ「いや……それが、このエラーはセキュリティも書き換えちまってるみたいで元々の管理者権限を外部からの侵入だと判定して拒むようになっちまっているらしい」
智代子「そうか! それで、内側から補修しようとしたんだね! 新世界プログラムは仮想現実、本来の自分と変わりない行動をとることもできるから、内部プログラムから干渉をしようとしたんだ!」
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