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【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.4
- 525 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 21:31:57.28 ID:IHQOUw1J0
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仕事の都合で遅くなりました……
候補者リストの元ネタは更新終わりに答え合わせします
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【第1の島 ホテル レストラン】
ホテルに戻ると、そこにはウサミがただの一人。
どうやら他チームの連中はまだ島を捜索中らしい、つまりは私たちが一番乗りだ。
ウサミは手を叩いて私たちを労って歓待した。
ウサミ「こんぐらっちゅれーしょん! シーズのお二人と斑鳩さんの仲良しチームが一番乗りでちゅよー!」
ルカ「……おら、退け。さっさとパスワードを入力させやがれ」
ウサミを乱暴にグッと押しやり、机に腰掛けた。
ノートパソコンは開きっぱなしで電源もつけられたまま。
にちかと美琴の二人に見守られながら、一文字ずつ丁寧に入力していく。
ルカ「『ヤクモナミ』……っと」
『確認』にカーソルを合わせてクリック。
液晶でしばらく白い丸が渦巻いたかと思うと、すぐに起動音と共に『ようこそ』の文字列が浮かび上がった。
美琴「正解だったみたいだね」
にちか「やったー! これでクリアー!」
ルカ「おし……サンキュー、二人とも」
ウサミ「おめでとうございまちゅ! うるうる……あんなに非協力的だった斑鳩さんがこうやって仲間を労っているなんて、あちしはその変化に涙ちょちょぎれでちゅよ!」
ルカ「ちょちょ切れるもなにもぬいぐるみがどうやって涙流すんだよ」
にちか「そんなどうでもいいことよりルカさん、何かポップアップしてますよ!」
ルカ「ん? あ、おう……」
- 526 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 21:32:55.06 ID:IHQOUw1J0
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にちかに促されるまま視線を液晶に戻す。
ログインと同時にパソコンでは何かが立ち上がっていた。どうやらこれはメールボックスらしい。
いくつかのメールが未開封なままに残されている。
美琴「開けちゃってもいいのかな。これ」
ウサミ「問題ありまちぇんよ! このノートパソコンはミナサンにプレゼン・フォー・ユー! 中に入っている情報も何もかもミナサンのためのものなんでちゅからね!」
ルカ「おし……確かめてみるよ」
とりあえず目についたメールを右クリック。
旧型のパソコンなのか、少し時間をかけてからメールは展開された。
『A、君のこれまでの功績は評価に値する。我々は実際君に高い期待を寄せていた。だからこそ、今回の独断での行動は看過することはできない。即座に計画を打ち切ってほしい、我々の要求に応じない場合立場を追われることも覚悟しておいてくれ。理解ある行動を我々は望む』
ルカ「……はぁ?」
美琴「どういう意味なんだろうね」
にちか「なんか『A』?って人が離反したみたいな文面ですけど……」
ルカ「それに、こいつはそれなりの立場にある人間みたいだぞ」
美琴「そんな人が組織の意向に背いてまで成し遂げたかったこと……なんなんだろうね」
コトダマゲット!【Aへのメール】
〔ウサミのウォークラリーの末にロックを解除したノートパソコンに入っていたメール。『A』という人物が組織の意向に背いて独断で動いた旨が記されている〕
- 527 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 21:34:10.06 ID:IHQOUw1J0
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にちか「他のメールはどうです?」
ルカ「んー……あとはスパムメールとか……あんま碌な情報は残ってなさそうだな」
メールをいくら開封しても役に立ちそうな情報はなし。
明らかに作為的に与える情報は絞られている印象だ。
ウサミの奴、味方ぶって見せるわりには一丁前に検閲をしているらしい。
ルカ「この『A』ってのがパソコンの所有者っぽいんだが……詳細はわからないな」
美琴「メールの送信者元はわからないの?」
ルカ「アドレス以外は特に残ってねえな……」
にちか「じゃあそのアドレスをクリックですよ! もしかしたらそこから手がかりが……」
ルカ「……ダメだな、そもそもこのパソコンがネットワークに接続してない」
にちか「じゃあ適当に電波の一つでも拾って……」
ルカ「……あ? どうなってんだ?」
美琴「どうしたの?」
ルカ「いや、今周りの電波環境をパソコンで検索したんだけどよ……まるで電波の類がないんだ。ネットワークに接続する以前の問題だぞ」
にちか「えー? それじゃテレビやラジオもダメってことですー?」
美琴「まさに絶海の孤島……だね」
(それじゃ、どうやってこのメールは送られたんだ……?)
コトダマゲット!【島の電波環境】
〔ジャバウォック島には電波の類が一切なく、外部から完全に隔絶されている〕
- 528 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 21:35:51.47 ID:IHQOUw1J0
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ルカ「……しょうがねえ、メールボックス以外のところを見てみるか」
美琴「外に接続できないのなら、中の情報を見るしかなさそうだね」
にちか「ほら、ルカさんフォルダを展開、展開!」
ルカ「わーってるよ、急かすんじゃねえ」
メールボックスを一旦閉じて、今度はフォルダを開いた。
写真、ドキュメント、音楽……ぱっと見は普通のパソコンと変わりない。
しかし、その右に表示されているストレージの残量ゲージを見てみると並ならぬ量がそこに注ぎ込まれていることが一目でわかる。
間違いない、宝石はここに眠っている。
にちか「ファイル、結構大雑把に分けられてますねー。大半は使い物にならなそうですけど」
ルカ「だな、風景写真やら観光地の案内やら……何かのカモフラージュのつもりか?」
美琴「……待って、この写真。開いてもらえる?」
ルカ「ん? おう」
美琴の目に止まった一枚の写真。
それがポップアップした途端、私にも僅かにあった違和感は完全なる既視感に転換した。
ルカ「この写真は……!」
- 529 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 21:37:28.03 ID:IHQOUw1J0
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《「んだよこれ……!?」
そこに写っていたのは私たち。
この島にやってきた連中が全員横並びになって……目を瞑っている。
目を瞑ってコールドスリープ用の機械に横たわっている姿が写っていた。
だが、それで終わらない。
この情報の持つ意味、その一番大きなところは……その上。
「なんで、なんでこいつら……」
風野灯織、田中摩美々、和泉愛依、園田智代子、市川雛菜。
前回のコロシアイの生き残りだと名前が上がっていた連中は……白衣を着て、私たちを見下ろしていた。
____その機械でまるで、人体実験でもしているかのように。》
冬優子を裁判で処刑したあの晩に、無理矢理に押し付けられた混迷の一枚が再び私の前に立ち塞がったのだ。
にちか「え? これ、どういうことなんですか……? ちょっと、意味がわからないんですけど……」
美琴「この五人は……何をしているの? 私たちを見下ろして……」
結局、私はこの写真については共有を避けた。
そこに写っているものが何を意味しているのか、これが本当に正しい写真なのか。その詳細の一切が不明で、必要以上の混乱を招くと思ったからだ。
きっとその判断は間違っていなかったはず。二人がこれほどまでに当惑しているのだから。
ルカ「……今は、一旦置いとくぞ。情報は情報としてだけ受け取っておけ。邪推はすんな」
<<黹Qa*
前回のコ■■アイを生き抜い■者た■■器はす■■熟し■いる
麼/:‖亊
残すは彼■らも共に薪■焚べ■■け輝■■踏み台に才■を世に送り■■■だ
ルカ「……ああ」
コトダマゲット!【冬優子の写真】
〔冬優子が裁判終わりにルカに託した一枚の写真。前回のコロシアイの生き残り5人が、今回の参加者を機械に繋いで見下ろしている様子が写っている〕
- 530 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 21:39:29.79 ID:IHQOUw1J0
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にちか「それと、やっぱりこのフォルダが気になりますよね!」
ルカ「ああ……ぶっちぎりで一つだけ容量の大きなフォルダ。意味がないって方が無茶な話だ」
そのフォルダは明らかに異様だった。
容量の大きさもさることながら、更新日時の日も浅く、かつ文書や画像、映像も一緒くたに取り込まれているのだ。
まめに整理をする様子ではなかった持ち主のことだから、乱雑にぶち込まれてしまっているのだろうが、それにしても悪目立ちしている。
美琴「……でもこれ、開けられないね」
美琴の指摘通り、残念ながらその中身を見ることができないというのがネックなのだが。
クリックして展開の指示を出しても、アラーム音と共に錠前に阻まれる。
美琴「フォルダ名は……『方舟計画』? なんのことだろうね」
ルカ「つーかせっかくパス解除したのにまたロックがあるのは反則だろ?」
ウサミ「えーっと……それに関してはすみまちぇん……」
にちか「申し訳なく思うなら解除の一つでもしたらどうです?」
ウサミ「それも……すみまちぇん」
にちか「えー、めちゃくちゃケチですねー! なんでなんですかー?」
ウサミ「お、乙女の秘密って奴でちゅよ!」
ルカ「持ち主はオマエじゃねえだろうが……」
(歯切れが悪い奴だな……)
でも、歯切れの悪さはここに眠っている情報が重要なであることを証明している。
このパソコンに眠っていた『方舟計画』という言葉だけでも覚えておいて損はないだろうな。
コトダマゲット!【方舟計画】
〔ノートパソコンに入っていた謎のフォルダ。その情報量はかなり多いようだが、ロックがかけられており解錠はできない〕
- 531 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 21:41:30.88 ID:IHQOUw1J0
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ルカ「……で、一通り中身は見終わったわけだが。これでどうしろってんだ?」
ノートパソコンの中には重要な情報があるにはあったが、それも可能性と疑問止まり。
私たちにとって具体的な形で助けになるかと言われればそれは違う。
ウサミの狙いを計りかねて、つい乱暴な口振りになる。
ウサミ「はい! 御三方はあちしのレクリエーションのファーストステージをクリアされまちた! ここから先はセカンドステージでちゅ!」
美琴「セカンドステージ?」
ウサミ「この島にはもう一つパスワードのロックをされてる場所があったのは覚えてまちゅか?」
にちか「この方舟計画とはまた別で、ってことです?」
ウサミ「はい! 今回のウォークラリーのメインはそこなんでちゅ、ミナサンの手で新しい場所を開拓して欲しいんでちゅ!」
美琴「それって……第2の島にあった遺跡のことかな」
ルカ「そういえばそんなもんあったな……あのマシンガンが付いてる並ならぬ奴」
美琴「遺跡のパスワードはノートパソコンとはまた別物なの?」
ウサミ「はい! 遺跡のパスワードは、もう一つの未開の地に眠っていまちゅ!」
にちか「もう一つの……未開の地?」
ウサミ「その場所を探り当てることができれば、自ずと遺跡のパスワードも分かるはずでちゅ!」
(じゃあ実際のところはその未開の地とやらを探し当てるのがセカンドステージってところか……)
にちか「じゃあちゃっちゃっと見つけちゃいましょう! 絶対一番でこのレクリエーションを終わらせましょうね!」
ルカ「……ったく、あちこち移動させやがって。面倒なレクリエーションこの上ないな」
とはいえこのウォークラリーで全ての島は渡り歩いたはずだ。
まだ足を踏み入れていない場所など残っていただろうか?
【誰も足を踏み入れていない未開の地とはどこ?】
↓1
- 532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/11(金) 21:44:59.44 ID:Wgs5DF8B0
- ネズミー城
- 533 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 21:46:23.43 ID:IHQOUw1J0
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【第四の島 ネズミー城】
ジャバウォックの島々の中でこの空間は唯一と言ってもいい。
理由はわからないがモノクマもモノミも足を踏み入れようとしない聖域。
とはいえその城には出入り口らしいものも見当たらず、真っ白なレンガの絶壁に阻まれるため、私たちも息をつくことも叶わないのだが。
ルカ「未開の地といえばここぐらいのもんだろ? この城の中にパスワードのヒントは眠ってるはずだ」
にちか「言われてみれば、誰もまだ入ったことない場所ですよね」
美琴「……でも、どうやって入るの? こんな壁、人の力だけじゃどうしようもないよね?」
ルカ「ああ……何か爆弾でもないとな」
美琴「……」
ルカ「……?」
美琴「ねえ、さっきのエグイサル……使えないかな」
ルカ「はぁ? エグイサルを使うったって……どうやってだよ」
美琴「えっと……口で説明するより、実際に見せた方が早いかな」
ルカ「……あ?」
- 534 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 21:48:20.35 ID:IHQOUw1J0
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『私が……この、赤いエグイサルに乗っているのが……っ!』
「緋田美琴だから」
- 535 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 21:50:26.63 ID:IHQOUw1J0
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何が起きたのか、理解ができなかった。
突然に顔の横を突き抜けていった突風と熱。
爆音が全てをかき消す中で、瓦礫が後ろに飛んでいくのを目視しながら自分の目が覚めていくのを感じていた。
……悪い夢を見ていた。
悪霊に取り憑かれたように、自分の体は何者かによって操られ、思考の一つ一つも導かれて、肉体と精神は完全に私の支配の外にあった。
そこで抱いた感情も、私が口から吐き出した言葉も、その全てが粘土で作られた模造品。
むせ返るような図工室の香りに、私は嘔吐感で膝を折った。
(……私は、今の今まで何と話してたんだ)
あたりにこぼれた直近の記憶を拾い集めてみると、顔が黒塗りされた誰かと談笑している自分の姿。
人の死を嘲るような言葉をつらつらと楽しそうに語っていた。
「ざけんな……ざっけんな……!」
胃からせり上げるものを必死に抑え込んだ。
記憶に蓋をすることはできても、取り替えることはできない。
連中の死を玩具にしたことに対する嫌悪が湯水のように湧いてくる。
「マジで……死ねよ、私……」
それと同時に認知が蘇る。
今目の前で起きたことは、忌まわしき記憶の再現。
その受け入れ難さを前にして、嚥下を拒絶し、現実から逃避することに決めた死別。
和解をすることも叶わないままに迎えたエンドロールは、私に改めて後悔と無力感を痛感させるには事足りていた。
深淵の闇に堕ちた心境とは裏腹に、その視界は開けていた。
俯くことすらできずにいた私は、砂煙が捌けた後に現れた城の内部をそのまま受け止めることとなる。
「……なんだ、これ」
- 536 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 21:52:09.44 ID:IHQOUw1J0
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【ネズミー城 内部】
ふざけた外観からは予想だにできない、色彩と空間。
黒と青がタイルのように散らばる部屋は異様な無機質さで、漂う透明なキューブは電子を纏う。
床と壁には絶えず文字列が走り、毛細血管のようにタイルの合間にLEDが張り巡らされている。
近未来という言葉で飾るなら、こういう部屋だろうと思う。
「なん、で……」
しかし、私を驚かせたのは部屋だけで終わらない。
「なんでオマエが……ここにいんだよ……!」
そこには、あの女の姿があったから。
「ふふーん、昨日ぶりなのにご挨拶やね! ルカ!」
不気味なまでに朗らかな表情、押し付けがましさすらある明朗快活な声量。
見慣れたその立ち居振る舞いそのままに、いるはずのない彼女はそこに立っていた。
- 537 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 21:53:52.90 ID:IHQOUw1J0
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ルカ「オマエは……死んだはずだろ、なんで……こんな……」
思わず詰め寄る私を、軽くあしらうようにする。
恋鐘?「死んだ? ……ああ、そげなこつ気にせんでよかよ、今更生きるとか死ぬとか些細な話たい」
ルカ「はぁ……?」
恋鐘?「さっきまでルカは何見とったか思い出さんね! 誰と一緒に話して、誰と一緒に行動ばしとった?」
ルカ「……あんなんは偽物だ、あんなのが、二人なわきゃねえ……!」
恋鐘?「んー……ルカん気持ちは分かるけど、話し方も体の動かし方も全部二人のそのまんまだったばい?」
ルカ「だとしてもだ……中身が、まるっきり別もんだっての……!」
恋鐘?「それはルカがそう思いたい、ってだけの話とやろ?」
ルカ「なっ……ちげーよ! オマエも283の人間ならわかんだろ! 美琴もにちかも……人の死を嘲るような下品で始末に追えないやつなんかじゃないって!」
恋鐘?「だから、それが推測に過ぎないって話ばい。目の前で話してる相手が何を考えているのかも本当の意味では分からん」
恋鐘?「相手がどんな人物か、なんてエスパーか神様でもないと読み取ったりなんか出来んからね!」
ルカ「うっせえ……それ以上美琴を穢すならタダじゃおかねえからな」
恋鐘?「んー……ルカも結構剛情やね……」
不可解と不快で募った苛つきに解答は与えちゃくれない。
私の見ていた夢が何かについて、具体的な言及はまるでせずに月岡恋鐘は自分の言いたいことだけを押し付ける。
- 538 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 21:55:15.02 ID:IHQOUw1J0
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恋鐘?「まあ、こんな押し問答に意味はなか! さっさと本題に入るばい!」
ルカ「本題……?」
恋鐘?「ルカは今ウォークラリーばしとる最中! うちはルカに最後のパスワードを伝えるためのチェックポイントでしかなかもん」
ルカ「ああ、そういやそうだったな……」
恋鐘?「それじゃあ早速言わせてもらうばい! パスワードは……『0816』の数字4桁! ちゃんと覚えて帰ってね!」
ルカ「……? なんの数字だよ、それ」
恋鐘?「うーん……うちにも意味は分からん……」
ルカ「はぁ……?」
恋鐘?「ま、とりあえず伝えることは伝えたばい! これで用件はおしまい!」
傲慢にもここで背を向けた。
話したいこと以外話す気はないという意思表示なのだろう。
ルカ「は?! ちょ、ちょっと待てよ! どこに行く気だ?!」
思わずその左腕を掴んだ。
手の中に伝わる熱の感触は、なんとなく気味が悪い。
- 539 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:01:36.11 ID:IHQOUw1J0
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恋鐘?「どこに行くも何も……元あるべき場所に戻るだけの話ばい」
ルカ「そんな無責任な話があるかよ、オマエは黒幕なんだろ? だったら今こうやってウォークラリーをさせてるのもオマエの意志のはずだ」
ルカ「オマエは私に何がさせたい? 何を伝えたい? さっきから断片的な情報ばかり与えて、何を目論んでる?」
恋鐘?「ちょっと待たんね! そげん質問矢継ぎ早にされても答えられん!」
答えられないと言う言葉には、何か含みを感じさせた。
自分の唇を噛むようにして腕をブンブンと振り回す。窮屈さを感じて駄々をこねる子供のようなそぶりだ。
そこから捻り出すような譲歩を彼女は口にする。
恋鐘?「んー……そいなら、一個だけルカに教えてあげてもよかよ!」
ルカ「……一個だけ?」
恋鐘?「時間が圧しとるから、一個だけ! ルカの質問に正直に答えてあげる!」
与えられた権利は手狭だ。
頭の中には無限の疑問符が浮かんでいる。
今の自分も過去の自分も、未来にいるはずの自分も、何もかも未知と不可解に侵されている中で、導として掴むには何が良いのか。
そんなのいくら考えても答えが出るものではない。
- 540 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:02:59.01 ID:IHQOUw1J0
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ルカ「……聞きたいことは山ほどある」
ルカ「だけど、その中でも一つだけ、どうしてもはっきりさせておきたいことがある」
恋鐘?「なんね?」
ルカ「……天井努だ」
それなら、と私は私自身のルーツを手に取った。
この思考の、この感情の、この言動の、根幹とも言うべきはその男への憎しみ。
他の人間なら誰しもが持つものを、持つという権利すら与える間も無く奪い去ったこの男を許しておけるはずがない。
ましてその男が凶行に走り、その凶行に感化された人間がいるとなるとその事の次第を明らかにしたいと思うのは正常な反応だろう。
恋鐘?「……!」
ルカ「私にとって親の仇とも言うべき男、あいつとオマエは繋がって……このコロシアイを仕掛けた、そういう話だったはずだ」
ルカ「オマエと天井の繋がり、それをハッキリさせろ。この前はそれをちゃんと聞く前にオマエがくたばっちまったからな」
月岡恋鐘は、表情では反応は見せなかった。
余計なことを悟らせまいとしているのか、ただ不器用なだけなのか。いまいち読みきれない。
- 541 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:04:20.26 ID:IHQOUw1J0
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恋鐘?「ルカが聴きたいのは、うちと社長がどんな関係かって話でよか?」
ルカ「ああ、このコロシアイを仕掛けたオマエたちについて。聞かせてもらうぞ」
深呼吸を一度してから、ゆっくりと語り始めた。
恋鐘?「ルカたちももう知っとる話やけど、社長は283プロのアイドルば対象にして行われたコロシアイの1回目の黒幕ばい」
恋鐘?「そんコロシアイは、時代を超えてみんなの希望になるアイドルを生み出すのが目的やったとよ」
恋鐘?「うちはそん思想に賛同して、社長の仲間……チーム・ダンガンロンパの仲間になったばい」
ルカ「……その、チーム・ダンガンロンパってのはコロシアイを興行にしている組織なんだろ? 天井はそこの重役なのか?」
恋鐘?「ジェネラルマネージャー……幹部とも言い換えれるばい」
ルカ「なるほどな、それで資金繰りや物資の投入が可能だったわけか……オマエもその恩恵にあやかってたのか?」
恋鐘?「社長はもう死んどるから、リアルタイムでどうこうなんて話ではなかね。でも、社長には色々と助けてもらったのは事実ばい」
恋鐘?「コロシアイのいろはを仕込んでもらったし、今回のプログラムだって骨組みは社長が作ったものでうちはそれに手を加えた形やけんね」
ルカ「オマエと社長はいつから共謀関係にあったんだ?」
恋鐘?「1回目のコロシアイよりももっと前……283プロにおる今のユニットが全部揃った頃ぐらいから」
ルカ「……そんな前からかよ」
恋鐘?「はじめは社長がうちにコロシアイの映像を見せてきて……そこで魅せられてしまったばい」
恋鐘?「コロシアイの中で生まれる希望……その力強さと気高さは、他では生み出すことはできんけんね」
ルカ「……よくわかったよ、オマエがずっと初めから狂ってたってことは」
恋鐘?「人がせっかく親切に答えたのに随分な口ぶりばい……」
コトダマゲット!【恋鐘の証言】
〔1回目のコロシアイの黒幕である天井とはユニットが揃った時からの共謀関係。恋鐘はその思想に強烈な賛同を示しており、コロシアイ運営のいろはも彼に仕込まれたものだという〕
- 542 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:05:27.01 ID:IHQOUw1J0
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恋鐘?「ルカともっとおしゃべりしたいところやけど、もう時間ばい。ルカは次のステージに進まなきゃいかん!」
ルカ「な……待て、まだ聞きたいことが!」
恋鐘?「ぶっぶー! 質問は一個だけってそう言ったはずばい!」
おどけた様子でまるで相手にしない。
混迷の水位がまた上がりだす。
恋鐘?「それに……うちにわざわざ聞かなくても、ルカはこれから嫌でも知ることになるけん」
ルカ「……あ?」
恋鐘?「とにかく、今は遺跡に行くことだけ考えて! 知りたい真実はそこに眠っとるよ!」
ルカ「おい! 待て!」
最後まで耳を貸すことはなく、月岡恋鐘はその姿を消した。
ずっと目の前で見ていたはずなのに、どこに消えたのかも、どうやって消えたのかも何も分からないままで、私だけが部屋に取り残された。
ルカ「……考える間にさっさと進めってことかよ」
狐にはもう摘まれ慣れた。
今目の前で起きた異常にどうこう言うのも煩わしい。
ルカ「……遺跡、だったな」
- 543 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:07:24.51 ID:IHQOUw1J0
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【第2の島 遺跡】
最初にここに来たのは随分と前、最後にここに来たのも随分と前。
要は、探索の時以来まともに近寄ろうともしていなかった領域だ。
来るものを真正面から全て拒絶する盤石すぎるセキュリティ設備に、調査を進めようという意欲も削がれてその存在そのものを忘れ去ってしまっていた。
ルカ「……此処が最終目的地になるなんてな」
散々と島中を歩かされたが、これでいよいよラスト。
いつの間にか靴にくっついていた砂粒を、コンクリを爪先で叩いて振り払った。
「もー! ルカさん人のペース考えて歩いてくださいよ! どんだけがっつくんですかー!」
置き去りにしたにちかが背後から大声で叫ぶ。文句ばかり言うお荷物も、美琴の手前置いて行くことはできない。
形だけでも悪びれておいた。
- 544 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:08:48.28 ID:IHQOUw1J0
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ルカ「ああ、いや……悪い」
美琴「いいよ、にちかちゃん。大丈夫」
にちか「でも……この人! ぜんっぜん周り見てないっていうか……!」
千雪「ウォークラリーももうこれで終わりなんだもん、走りたくもなっちゃうよね」
ルカ「千雪……人をガキみたいに言うんじゃねーよ」
摩美々「今度こそこれで終わりですかぁ……? これ以上歩くのとか、もう勘弁なんですケドー……」
結華「ウサミは遺跡でパスワードを入力すれば終わりって言ってたよね?」
灯織「はい……そのはずです。パスワードは恋鐘さんから教わった『0816』。これで扉が開くといいんですが……」
風野灯織が一瞥した先には重厚な扉。
鋼鉄でできた扉には『未来』と克明に刻まれている。
智代子「問題は、それを誰が入力するかだよね……」
あさひ「わたし、入力してみたいっす!」
夏葉「待って。扉の横にマシンガンが取り付けられているのを見ても、危険の伴う行為だわ。入力は慎重に行うべきよ」
雛菜「じゃあジャンケンで決めよ〜?」
透「オッケー。私、グーね」
愛依「おっ、透ちゃんサクシ〜! じゃあうちはパー出す!」
冬優子「そんな浅知恵で挑む勝負じゃないっての……下手すりゃ死ぬのよ?」
どこまでも緊張感のない連中に忘れそうになるが、今は最終局面。
このコロシアイ南国生活の進退が決しようとしている最中、自分の命も駆け引きの材料とする覚悟を求められている。
- 545 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:10:30.99 ID:IHQOUw1J0
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ルカ「……私がやる」
そんなものは、とっくに備わっていた。
正確には覚悟ではなく、苛つきに近い。ここまでの横暴を許したこと、自分達を散々弄んだこと……要因は無限にある。
虫唾がフルマラソンを走る中で、このコロシアイを終わらせることができるのなら自分の命なんて安いくらいだ。
果穂「ルカさん、あぶないです!」
ルカ「いいんだよ、どうせ誰かがやらないといけない……だったらヨゴレの私がやるべきだ」
千雪「ま、待って! ちゃんと話し合いをしてから……」
ルカ「そんな時間はないだろ……今は一刻も早くこの遺跡の中を確かめないと」
結華「だとしても……! そんな、三峰たちを勝手に傍観者にしないでよ……!」
ルカ「……」
制止の声には耳を閉ざした。
おそらく何を言ってもこいつらは聞く耳を持たない。
自分達はみんな平等。
誰かを危険に晒して自分は安全圏なんてもってのほか。
だから、結論は一生出せない。
誰かが一歩踏み出せば、それを引き戻す。
お互いがお互いの命綱を握っているからこそ、彼女たちは賭けに挑むことはできないのだ。
- 546 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:11:18.14 ID:IHQOUw1J0
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冬優子「ルカ……あんたにもしものことがあったら夢見が悪いのよ……!」
でも、それじゃあコロシアイには勝てない。
命を賭けるという前提に成り立つ秩序の中にいるのに、そこから目を逸らしている彼女たちは啄まれるだけの餌と変わりない。
食い物にされるだけなんて私はゴメンだし、食い物にされている連中を見るのも不快。
灯織「斑鳩さん……一人で背負わないでください、私たちで別の方法を何か考えてもいいですし……」
指で一つ一つ数字を丁寧に確認しながら入力していった。
にちか「……あー、もう! なんでそうやって一人でいっつも突っ走るかなー!」
一文字でも間違えれば蜂の巣。
そのことが頭をよぎるたびに、唾液が込み上げた。
美琴「ルカ……死なないで」
ようやく……最後の一文字を入力し終えた。
- 547 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:12:23.71 ID:IHQOUw1J0
-
ピピッ
入力パネルは全面が同時に緑色に点灯。
それとほぼ同時に扉の向こうから動作音が聞こえた。噛み合わされていた閂が外れるような音に、思わず振り返る。
愛依「……開い、た? もしかして」
ルカ「……みたいだな」
果穂「す、す、す、す……」
果穂「すごいですーーーーー!! これでウォークラリー、完全コンプリート、です!」
私に一斉に駆け寄ってくる283の連中。
さっきまで私の独断を非難し、その身を案じていたというのにすっかりそんなことは他所にやって成功に歓喜している。
両手を掴んでブンブンと振り回されるのに鬱陶しさを感じながら私は視線を逸らした。
冬優子「もう……成功したからいいものの、こんな真似すんじゃないわよ……こっちの身が持たない」
千雪「本当……心配で心配でしょうがなかったんだから」
ルカ「……誰かがやらなきゃいけなかったんだから。しょうがないだろ」
本当に、私はただ自分がやりたかったことをしただけ。
あのどうしようもない膠着を打破したくて、自分の命を差し出しただけなのだ。
それなのに、見当違いな感謝がそこら中から投げ込まれて参ってしまう。
息のつける場所を求めてそこかしこを見遣ると、一人の女と目が合った。
- 548 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:13:38.00 ID:IHQOUw1J0
-
灯織「……斑鳩さん。ありがとうございました、そしてごめんなさい」
そいつは、これ幸いとばかりに私につむじを見せびらかした。
そこまでの角度をつけてのお辞儀など、見慣れていない。
ルカ「あ?」
溢れた声も動揺の発露に近い。
私から反応があったことを確かめると、風野灯織は上体を起こして弁明した。
灯織「あなたは283プロダクションの人間でもないのに、私たちの命を背負ってここまで連れてきてくれた。そのことには感謝と申し訳なさを感じずにはいられないんです」
なるほどその理屈は分かる。
こいつの目線から見れば、私は突如として目の前に現れた救世主にでも見えているのだろう。
だけど私にはそんな後光なんて差していない。私に付き纏っているのは常に逆光だけだ。
- 549 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:14:25.62 ID:IHQOUw1J0
-
ルカ「別に……こっちも背負ったつもりなんかねーよ」
灯織「……え?」
ルカ「にちかの裁判の時言っただろ? 私は私がやりたいようにやるだけ。だからその過程で別の誰かの願いや希望を私が偶然叶え、思いを背負うことになったとしてもそれに引け目なんか感じなくていい」
ルカ「こっちは救おうと思ってやってるわけじゃないんだからな」
ここまでに事態が転がったのは本当にただの偶然なのだ。
偶然に283の連中に見とめられ、偶然に言葉を交わすこととなり、偶然に同じ時間を過ごした。
近づこうと思って近づいたことなど一度もなかった。それなのに、気がつけばジリジリと空間は狭まっていた。
磁力で引き寄せられるかのような、不可抗力だったのだろうと思う。
にちか「……ホント、一丁前なこと言いますよね」
ルカ「オマエはその筆頭だ」
にちか「……知ってます!」
ルカ「だから、オマエら283の連中も好きにしろ。私についてきてもこっちも何も言わねえ。歓迎の挨拶も、厄介払いの悪態もな」
だから、今更その不可抗力を弾くこともしない。
その方が面倒だし、労力もかかる。
ルカ「ほら、さっさと行くぞ」
最後まで風野灯織の言葉は受け取ることなく、私は背を向けた。
背中には、他の連中の視線を感じる。
羨望でもない、誹謗でもない。そこに帯びているものは私にはわからない。
具体的な繋がりなど何もないもの同士、その関係性を語る言葉はないはずだ。
ルカ「決着をつけるぞ」
- 550 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:15:31.29 ID:IHQOUw1J0
-
____これで本当に終わり。そして、ここからすべてが始まる。
あさひ「じゃあ早く行くっす! もう待ちきれないっすよ!」
蜀ャ蜆ェ蟄「縺ゅs縺溘?窶ヲ窶ヲ縺ゥ縺薙∪縺ァ蜻第ー励↑縺ョ繧医?ゅ∪縺ゅ?∵ー玲戟縺。縺ッ繧上°繧九¢縺ゥ」
諢帑セ「繧「繝上ワ縲√≠縺輔?縺。繧?s縲ゅ∩繧薙↑縺ァ荳?邱偵↓陦後%? 縺ュ?」
あさひ「あははっ! 分かってるっすよ、みんなで一緒に……っすよね!」
私は孤独に、ただ一人で歩み続ける……そのことには恐怖を抱かない……とは言い切れない。
だけど、迷いはない。
自分で決めた道を途中で変えた先にある凋落を、私は知っているから。
- 551 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:16:22.79 ID:IHQOUw1J0
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邨占庄「縺サ繧峨?√∪縺ソ縺ソ繧薙?ゅ≠縺ィ繧ゅ≧縺。繧?▲縺ィ縺?縺九i縺包シ」
鞫ゥ鄒弱?「縺オ繧上=窶ヲ窶ヲ蟶ー縺」縺溘i縺贋シ代∩繧ゅi繧上↑縺阪c縺?縺ュ繝シ」
邨占庄「縺昴l縺ッ縺セ縺や?ヲ窶ヲ莠、貂画ャ。隨ャ?」
自分の道を歩み続ける中で、拾い上げることになった不可視の粒の数々。
これ自体には何の力もない。
卵を砕くことも、紙を破くことすらもできない。
- 552 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:17:06.39 ID:IHQOUw1J0
-
蜊?妛「縺ァ繧ゅ?√h縺九▲縺溘↑窶ヲ窶ヲ縺ソ繧薙↑縺ァ縺薙≧縺励※隧ヲ邱エ繧剃ケ励j蛻?k縺薙→縺後〒縺阪※」
轣ッ郢「縺ッ縺??∫ァ√b逧?&繧薙?縺雁鴨縺ォ縺ェ繧後※縺?◆縺ョ縺ェ繧」
蜊?妛「轣ッ郢斐■繧?s縺ッ遶区エセ繧医?ゅ∩繧薙↑繧剃ス募コヲ繧ょシ輔▲蠑オ縺」縺ヲ縺上l縺溘@窶ヲ窶ヲ縺阪▲縺ィ螳溘j縺ョ縺ゅk逕滓エサ縺ォ縺ェ縺」縺溘→縺翫b縺?o」
でも、それは確かに存在するようで。
他の連中が言うには、
その粒は胸の中で静かに燃え盛り、
なぜか手は無意識にそれを掴み、
他の連中はそれをもっともらしく弁舌に尽くし、
それを導にして道を決めているらしい。
- 553 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:17:58.27 ID:IHQOUw1J0
-
智代子「終わっちゃうと思うとちょっとだけ寂しさもあるね……」
譫懃ゥ「縺ッ縺??ヲ窶ヲ縺ェ繧薙□縺倶ソョ蟄ヲ譌?。後r蜈亥叙繧翫@縺溘∩縺溘>縺ァ縲√Ρ繧ッ繝ッ繧ッ縺励∪縺励◆?」
螟剰痩「縺オ縺オ縲∽サ雁コヲ縺ッ繝励Λ繧、繝吶?繝医〒縺ソ繧薙↑縺ァ譌?。後↓陦後¢繧九→縺?>繧上?縲ゅ?繝ュ繝?Η繝シ繧オ繝シ縺ォ繧りゥア縺励※縺ソ縺セ縺励g縺」
_______283の連中はそれを【絆】と呼んだ。
希望や絶望という漠然としたものではなく、明確な存在としての【絆】。
それがある限り、歩み続けることに恐怖なんてしない。
- 554 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:18:42.32 ID:IHQOUw1J0
-
髮幄除「謌サ縺」縺溘i蟄ヲ譬。陦後°縺ェ縺阪c縺?縲懌?ヲ窶ヲ髮幄除蟲カ縺ォ谿九▲縺ヲ繧ゅ>縺?°繧ゅ↑縲」
透「それな。あるかも、一理」
髮幄除「縺ゅ?縲懶シ」
今回ばかりは私の歩む道が偶然にその【絆】に、部分的に沿っていた。
そこで意図せず繋がってしまったのだ。
- 555 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:19:28.38 ID:IHQOUw1J0
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ルカ「さあ、行くぞ……帰るんだ、ステージの上に」
鄒守清「縺昴≧縺?縺ュ縲∝セ?▲縺ヲ縺上l縺ヲ縺?k莠コ縺後>繧九°繧」
縺ォ縺。縺「縺薙s縺ェ縺ィ縺薙m縺倥c縲∵ュ「縺セ縺」縺ヲ繧峨l縺ェ縺?〒縺吶h縺ュ?」
だから私も、嫌々ながらその陽の下にいる。
図々しい陽の光は私たちをひとまとめに暖めながら、遥か先の一点を向いている。
その一点を目掛けて、一歩を踏み出すのだ。
_______私たちは“目的地”を、目指し続ける。
- 556 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:20:15.86 ID:IHQOUw1J0
-
「私たちの日常を、取り返すんだ」
扉から、光が差し込んできた。
- 557 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:21:37.72 ID:IHQOUw1J0
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【???】
ルカ「……あ?」
……悪い夢を見ていた。
一度完全に醒めたはずなのに、気がつけば微睡の中にいた。
工場から排出されるヘドロのように、真っ黒で、ベトベトと纏わりつく不快なだけの夢。
モノミ「おかえりなちゃい! 今度こそパーフェクト、完全クリアでちゅよ〜!」
かといって現実に戻ったからと好転するでもない。
目を覚ました私たちを待ち受けていたのは、
このコロシアイそのものを象徴するような醜悪なマスコットと、網膜に焼き付いた生と死をないまぜにする裁判場。
- 558 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:22:42.62 ID:IHQOUw1J0
-
ルカ「なん、で……」
モノミ「どうしまちた? 気分が優れないみたいでちゅけど……」
ルカ「なんで、遺跡の中が此処になってんだよ……ここはモノクマロックの地下にある裁判場なんじゃ……」
モノミ「ああ、ちょっとびっくりしちゃったんでちゅね? 何も恐ることはないんでちゅ、答えはシンプルな話なんでちゅ。入口が二つあるお部屋ってだけなんでちゅよ!」
ルカ「モノクマロックと遺跡とじゃそもそも島が違うだろうが……」
モノミ「うーん……答えてあげてもいいんでちゅが、それはネタバレでちゅからね……」
モノミ「一旦、その疑問は押し入れに押し込んでおいてくれまちゅか?」
ルカ「はぁ?」
モノミ「そんなことより、これからのことを説明しないといけまちぇん! ……ね、お二人さんも聞いてくれまちゅか?」
モノミの呼びかけでまさかと思って振り返る。
ハッタリやごまかしの類かと思いきや、そこには明確な二人の影。
この島の生活を共に過ごしてきた……このコロシアイを共に生き抜いてきた二人。
あさひ「……どういうことっすか? これ。冬優子ちゃんと愛依ちゃんは……どこに行ったんっすか?」
智代子「果穂と夏葉ちゃんも……何が起きてるの?」
ルカ「オマエら……オマエらも、私と同じものを見てたのか?」
- 559 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:23:24.42 ID:IHQOUw1J0
-
二人も私と状況は同じらしい。
さっきの今まで、死が裏返る信じ難い夢の中にいた。
そして訳もわからぬままにこの裁判場へと送り込まれている。
モノミ「あちしからのプレゼントはどうでちたか? 久しぶりにお友達と話せて嬉しかったかな?」
ルカ「……は?」
モノミ「御三方はさっきまで、死んじゃったはずのお友達と一緒にいまちたよね? それがあちしからのプレゼントなんでちゅ」
ルカ「……!」
モノミ「ほら、だってミナサンこの前の裁判で相当堪えてそうだったから! 元気だちて行きましょう、栄養剤!」
智代子「あんなの見せられて……元気を出せって言う方が無理だよ……」
あさひ「モノミ、さっきまでのはなんなんっすか? どうして二人はわたしの前に再び現れることができたんっすか?」
モノミ「さあ、どうしてでちょうね?」
ルカ「……答える気はないってか」
- 560 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:25:18.15 ID:IHQOUw1J0
-
モノミ「さあさ、それよりもミナサンにはこれからビッグイベントが待ち構えてまちゅよ!」
ルカ「ビッグイベント……?」
モノミ「このコロシアイ南国生活における、最後の学級裁判でちゅ!」
あさひ「最後の学級裁判……?」
モノミ「黒幕の月岡さん亡き今、このコロシアイ南国生活は存続の危機でちゅ! ここで終わりを迎えるのかどうなのか、ミナサンの話し合いで決定するんでちゅ!」
智代子「私たちの話し合い……? そんなの、結論は決まりきってるよ!」
智代子「コロシアイはもう終わり! これ以上続ける理由も何もないよ!」
モノミ「あー、いや……そういうことではないんでちゅ。ここで話し合うのはコロシアイを続けるかどうかではなくて、もっと別の謎を解明してでちゅね」
モノミ「ま、やってみれば分かりまちゅ! あちしが音頭を取るのでそれに従ってくだちゃい!」
智代子「な、投げやり?!」
ルカ「なんだっていいさ」
モノミ「はれ?」
ルカ「もう……なんだっていい。この生活が終わるんだったらなんだっていい」
ルカ「さっさと終わりにしようぜ……こんなの」
- 561 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:26:38.25 ID:IHQOUw1J0
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この虚脱感はどこから来ているのだろうか。
美琴という拠り所を喪ったこと、
自分は目の前にいたのに救うことができなかったこと、
その後に現れた幻影に易々とつけこまれてしまったこと、
自分の感情を弄ばれてここまで運ばれてしまったこと。
無力感や自己嫌悪、ありとあらゆるマイナス感情を煮詰めて蓄えた体はいつも以上に重力を感じていた。
全身にどっしりとのしかかるものを下ろせるのなら、そのレギュレーションなど問う気力もなかったのである。
モノミ「分かりまちた! それなら早速始めまちょう! ミナサン、それぞれの席についてくだちゃい!」
智代子「う、うぅ……やるしかないの?」
あさひ「選択肢はないと思うっす。今がどういう状況なのか全くわかんないし!」
智代子「はぁ……そうだよね」
前向きなのか後ろ向きなのかもわからないスタンスで自分の席に着く。
円形に並べられた証言台には空席が目立ち、もはや代理で建てられた遺影の方が大多数。
そのあいだ間に立っている生き残り3名はいずれも沈痛な表情をしている。
- 562 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:27:45.95 ID:IHQOUw1J0
-
さっきまで自分にとって都合のいい夢を見せられて踊らされていたのがかなり堪えている上に、これから始まる裁判は詳細が一切不明。
不安を抱くなという方が無理な話だ。
私だって例に漏れずその一人だ。
今自分の胸はかつてない程に重たい。
喉と肺には薄灰色の煙が充満して、
心臓は肋骨にぶつかりながら拍動していて、
背中に何か重いものを載せているせいで上体をまともに起こせない。
……それでも、やるしかない。
ここですべてを投げ出してしまえば、この重みに潰されてしまうだけじゃ済まない。
自分がこれまでに積み上げてきたものが根底から瓦解してしまう、そんな危惧がサイレンになって鳴り喚いている。
だから何があろうとも進むしかないんだ。
泥濘に足を取られ、脚をもつれさせながらでも。
この先に何が待っているというのか
- 563 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:31:35.66 ID:IHQOUw1J0
-
_________誰も、何もわからないのに。
- 564 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/11(金) 22:35:52.53 ID:IHQOUw1J0
-
というわけでCHAPTER06の非日常編はここまで。
次回より最後の学級裁判へと移ります。
仕事が多忙気味なので、次回更新は少し先にさせてください。また告知します。
それでは最後に候補者リストのオリジナルネーミングの元ネタ答え合わせを。
風野灯織…【超高校級の占い師】飯田数秀
ゲッターズ飯田・細木和子・島田秀平から
三峰結華 …【超大学生級の写真部】蜷川卓
映画監督としても知られる著名な写真家の蜷川実花・新井卓から
田中摩美々…【超高校級の服飾委員】喜多川新菜
「その着せ替え人形は恋をする」主人公二人の名前から
小宮果穂…【超小学生級の道徳の時間】本城ハヤ太
初代ウルトラマン・ハヤタ隊員
初代仮面ライダー・本郷猛
初代戦隊ヒーロー・アカレンジャー(海城剛)から
園田智代子 …【超高校級のインフルエンサー】不破アルル
人気ブロガーARuFaのもじり
有栖川夏葉… 【超大学生級の令嬢】菱井友安
4代財閥の頭文字
桑山千雪… 【超社会人級の手芸部】四季衛児
『U19』主人公、紅童衛児
『すばらしきこのせかい』主人公の一人、シキ
糸と針を使うキャラの候補があまり思いつかなかった……
芹沢あさひ…【超中学生級の総合の時間】上蔵居鶴
カムクライズル、言わずもがな
黛冬優子…【超専門学校生級の広報委員】永瀬美奈
今の時代を牽引する女優の永野芽郁、広瀬すず、浜辺美波、橋本環奈4名から一文字ずつ
和泉愛依…【超高校級のギャル】 藤村美優
藤田ニコル・木村有希(ゆきぽよ)・池田美憂(みちょぱ)から
市川雛菜…【超高校級の帰宅部】小野田・K・ユーサク
第二次世界大戦終結後29年経って日本へ帰還した小野田寛郎氏と名曲「home」をリリースした歌手・木山裕作から
七草にちか…【超高校級の幸運】苗木誠
いわずもがなダンガンロンパの主人公
緋田美琴…【超高校級のシンガー】夜々中亜道
いわゆる夜行性と呼ばれる令和世代のシンガーたちからイメージで取った苗字+Ado
斑鳩ルカ…【超高校級のダンサー】関口小春
世界的にも評価の高いダンサー・関口メンディー
紅白の米津玄師の振り付けでも有名な振り付け師菅原小春から
>>520 >>524の両名とも大体正解ですね
特に手芸部の元ネタはよくわかりましたね……
- 565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/11(金) 22:48:14.74 ID:GXqG/71h0
- 1乙
最後の最後にこんな不明瞭な学級裁判だなんて、本当に絶望的ですね。
ルカ達がどんなふうに抗うのか、とても楽しみです。最後まで応援しています
- 566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/11(金) 23:16:26.46 ID:Wgs5DF8B0
- お疲れさまでした。
途中までは名前がバグったときの表記がどことなく原形とどめてるのに、
最後の扉開けた後の部分は全然分からなくなっててすごいバグってるのが好き。
悪夢見せられてるみたいな、その場にいるときには違和感を覚えなくて、
後から振り返るとどうして違和感を覚えなかったのか不思議なぐらいの不気味な空気感、いいよね。
候補者リストの名前の元ネタの答え合わせがされてるので眺めてたら、言われてみれば割と納得いくようなパーツ構成なのに
名前から元ネタを推測しようとするとふふっ、全然わからんってなるから情報の非対称性って面白いと思った。
- 567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/11(金) 23:58:17.73 ID:9rRJoyUY0
- >>522
>>523
>>483って実はおれなんだ
地獄への道は善意で云々って言うし善意と書いとけば自治厨釣れるかなと思ってね
速攻でお前お前と連呼するネット老人が釣れるとは予想外だったけど(笑)
- 568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/12(土) 00:07:59.10 ID:v9M5fEA30
- >>567
顔真っ赤で草
- 569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/12(土) 00:27:30.70 ID:JuQOg8tm0
- これが共感性羞恥ってやつか…
- 570 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/16(水) 20:42:00.48 ID:RKd7+OaO0
-
仕事がようやっと落ち着きだしたのですが、今週末はとあるゲームの発売なのでちょっと更新は先送りにさせてくださいすみません!
宝物を見つけたら戻ってきます!
来週の水曜ぐらいを目安に思ってくれたら。
今回は次回の更新までを期限とした裁判前準備パート、そして各章の初めにやっていた(完全に忘れていた)情報の整理を書き込みに来ました。
次回までに安価、相談を書き込んでくださいますと幸いです。
- 571 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/16(水) 20:43:07.62 ID:RKd7+OaO0
-
【6章段階での主人公の情報】
‣習得スキル
・【花風Smiley】
〔毎日の自由行動回数が2回から3回になる〕
・【アンシーン・ダブルキャスト】
〔学級裁判中誤答するたびにコトダマの数が減少する〕
・【つづく、】
〔学級裁判中発言力がゼロになった時、一度だけ失敗をなかったことにしてやり直すことができる(発言力は1で復活する)〕
・【cheer+】
〔発言力ゲージを+5する〕
・【ピトス・エルピス】
〔反論ショーダウン・パニックトークアクションの時コンマの基本値が+15される〕
・【ジャンプ!スタッグ!!!】
〔集中力を使用した際の効果が増幅する〕
‣【霧・音・燦・燦】
〔発言力ゲージが+2される〕
‣【おみくじ結びますか】
〔集中力ゲージが+2される〕
‣現在の所持品
【ジャバの天然塩】
【ファーマフラー】
【ジャバイアンジュエリー】
【オスシリンダー】×2
【家庭用ゲーム機】
【携帯ゲーム機】
【七支刀】
【オカルトフォトフレーム】
- 572 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/16(水) 20:43:34.69 ID:RKd7+OaO0
-
‣通信簿および親愛度
【超高校級の占い師】風野灯織…0【DEAD】
【超社会人級の料理人】 月岡恋鐘…5.5【DEAD】
【超大学生級の写真部】 三峰結華…0【DEAD】
【超高校級の服飾委員】 田中摩美々…0【DEAD】
【超小学生級の道徳の時間】 小宮果穂…1.0【DEAD】
【超高校級のインフルエンサー】 園田智代子…11.0
【超大学生級の令嬢】 有栖川夏葉…12.0【DEAD】
【超社会人級の手芸部】 桑山千雪…10.5【DEAD】
【超中学生級の総合の時間】 芹沢あさひ…12.0
【超専門学校生級の広報委員】 黛冬優子…12.0【DEAD】
【超高校級のギャル】 和泉愛依…0【DEAD】
【超高校級の???】 浅倉透…12.0
【超高校級の帰宅部】 市川雛菜…7.0【DEAD】
【超高校級の幸運】 七草にちか…0【DEAD】
【超社会人級のダンサー】 緋田美琴…4.0【DEAD】
- 573 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/16(水) 20:44:48.85 ID:RKd7+OaO0
-
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【裁判前準備パート】
☆裁判を有利に進めるアイテムを獲得することができます
何か購入したいものがある場合は次回までにその旨を書き込んでください。
なお、希望のカケラの所持数がゼロのため、スキルの交換は今回はありません。
指定が多ければ多数決、特に購入指定が無ければ何も購入せず裁判を開始します。
‣ルカの現在の状況
【現在のモノクマメダル枚数…182枚】
-------------------------------------------------
【自動販売機】
≪消耗品≫
【ヒーリングタルト】…5枚
〔誰の口にも合いやすいマイルドな口当たりの優しい甘さ。裁判中に使用すると発言力を2回復できる〕
【ヒーリングフルーツタルト】…10枚
〔フルーツをトッピングして満足感アップ。裁判中に使用すると発言力を4回復できる〕
【高級ヒーリングタルト】…15枚
〔国産フルーツを贅沢にトッピングした高級タルト。裁判中に使用すると発言力が最大まで回復する〕
【プロデュース手帳】…15枚
〔これは彼と彼女たちが過ごしてきた美しき日々の証。誰よりも理解者たる彼は、いつだってそばで戦ってくれる。裁判中に使用するとノンストップ議論・反論ショーダウンを無条件クリアする〕
【金の鍵】… 60枚
〔閉じかけた記憶と経験とを呼び覚ます不思議な鍵。コロシアイ南国生活の中で命を落とした仲間から得られるはずだったスキルを獲得できる〕
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
- 574 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/11/17(木) 02:42:11.23 ID:9tzTYWVS0
- VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
- 575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/17(木) 14:50:03.10 ID:+Uo7Ajo30
- 最終章っぽいから正直クリア報酬のモノクマメダルの使い道はなさそうではあるけどどうせならノーコンクリアしたいよね。
ただ金の鍵もせっかくだから使いたさはあるし……
てことを考えると、個人的な考えだけど買い物案がいくつかあって、
1. 金の鍵×2、高級ヒーリングタルト×2、プロデュース手帳×2
2. 金の鍵×2、高級ヒーリングタルト×1、プロデュース手帳×3
3. 金の鍵×1、高級ヒーリングタルト×1、プロデュース手帳×7
4. 金の鍵×3
5. 高級ヒーリングタルト×1、プロデュース手帳×11
のどれかかなあって。
個人的には1の「金の鍵×2、高級ヒーリングタルト×2、プロデュース手帳×2」がいいと思うけど、
クリア報酬メダルの使い道がなくて実質ペナルティなしが明言されるなら「金の鍵×3」のロマン編成もありかなあとは思う。
- 576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/17(木) 15:43:18.63 ID:HYQCvgEE0
- 長い三行で、どうぞ
- 577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/17(木) 20:30:48.71 ID:+Uo7Ajo30
- ・真面目に裁判をやりたい→「金の鍵×2、高級ヒーリングタルト×2、プロデュース手帳×2」
・ルカにスキルをたくさん背負わせたい→「金の鍵×3」
・裁判を雑に終わらせたい→「高級ヒーリングタルト×1、プロデュース手帳×11」
- 578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/17(木) 23:37:30.33 ID:ZTz0PUPpO
- 一番上の案がいいかな
流石に手帳だけは味気なさすぎるし
- 579 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/19(土) 19:12:29.70 ID:BFkrO6gV0
-
裁判前準備パート、「金の鍵×2、高級ヒーリングタルト×2、プロデュース手帳×2」で行こうと思います。
「金の鍵」の使用先のアイドルはどの子にしますか?
例のごとく相談して次回までに決めていただければ。
候補
【超高校級の占い師】風野灯織
【超社会人級の料理人】 月岡恋鐘
【超大学生級の写真部】 三峰結華
【超高校級の服飾委員】 田中摩美々
【超小学生級の道徳の時間】 小宮果穂
【超社会人級の手芸部】 桑山千雪
【超高校級のギャル】 和泉愛依
【超高校級の帰宅部】 市川雛菜
【超高校級の幸運】 七草にちか
【超社会人級のダンサー】 緋田美琴
上記より二名選択で
- 580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/19(土) 20:19:48.18 ID:TqWeSTwU0
- 灯織と三峰
- 581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/19(土) 21:34:02.37 ID:C3UJjL8I0
- 千雪と愛依に一票
そういえば時々話題に上がってたコンマで無条件クリアスキルって結局誰が持ってるんすかね?
ログを見てたら2章の裁判終盤で犯人指摘の後に初めて存在に言及があって「次章以降お試しください」で、
5章裁判の被害者判明時点で「過去の死亡者の中にいました」だから、3章4章の死者+雛菜の誰かが濃厚?
てことは候補は愛依、三峰、果穂、雛菜ってことなんすかね?
- 582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/20(日) 00:16:18.55 ID:pqVCrtYNO
- スキルのネーミングは実際のカードから取ってるし、無条件クリアの効果的にもなんか果穂とか雛菜っぽい感じがする
- 583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/21(月) 13:31:05.70 ID:PozbekZx0
- スキルの名前はカード名から取ってるのと、前作で使ったカード名は使ってないこと、スキル名と効果は気持ち程度関連してがちだから、
カード名がそういう感じのやつを探してたんだけど、必殺技っぽさとかぞろ目のご褒美的なニュアンスで見てると果穂 > 愛依 > 雛菜 > 三峰かなあって予想
【フルスロットルエイジ!】→(フル)スロット(ルエイジ!)→ぞろ目、とかある?って気がしたけどさすがに強引か?
- 584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/21(月) 18:25:56.40 ID:PozbekZx0
- てか現状、金の鍵の票が微妙にばらけてるけどこれはこのまま票が動かないなら先着順で580の案を採用する感じ?
それとも580と581から1人ずつ選ぶとか、現状票が入ってる4人からランダムで2人選ぶとか?
まあ他の子含めていいからもっと票が入って得票数トップ2人が確定するのが一番わかりやすい話ではあるけども
- 585 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/21(月) 19:49:32.73 ID:Xy3uoiH+0
- 今日明日あたりで更新できたらと思っているんですが微妙にバラけてますね…
果穂が優勢っぽく見える気もしますが
多数決にはならなそうですし指定安価(同一ID不可)で2名の方に選んでもらうぐらいにするのがよさそうですね
一人目
>>586
二人目
>>587
- 586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/21(月) 20:50:11.89 ID:izZmVEy/0
- 安価なら愛依ちゃん
なんとなくストレイのスキルコンプさせたくなった
- 587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/21(月) 23:25:21.42 ID:w57OSKvo0
- 灯織いいすか
- 588 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 17:17:26.82 ID:DfWBCM8k0
-
愛依と灯織選択を採用します。
本日21時ごろから学級裁判は開始予定です。
-------------------------------------------------
【金の鍵×2、高級ヒーリングタルト×2、プロデュース手帳×2を購入しました!】
【モノクマメダル残り枚数……2枚】
-------------------------------------------------
【金の鍵を使いました】
【きらめく鍵が閉ざされた世界の扉を開く……】
【失われたはずの繋がりが、新たな力とともに結び直された】
【和泉愛依との間に確かなつながりを感じる……!】
【アイテム『鼬毛の小筆』を獲得しました!】
〔幼い頃から修めている書道で愛用の小筆。手入れの行き届いた毛先は何年経とうともその運筆を滞らせることはない〕
【スキル『メイ・ビー』を習得しました!】
〔学級裁判中誤答するたびに選択肢が絞られてわかりやすくなる〕
【風野灯織との間に確かなつながりを感じる……!】
【アイテム『アンケート用紙』を獲得しました!】
〔その質問はあなたを知るために。ファンからの気持ちにこたえるため、彼女はペンを執った〕
【スキル『星掬い藍仰ぐ』を習得しました!】
〔学級裁判中集中力ゲージを使用するたびに発言力を回復する〕
- 589 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 17:20:53.45 ID:DfWBCM8k0
-
主人公のスキル
・【花風Smiley】
〔毎日の自由行動回数が2回から3回になる〕
・【アンシーン・ダブルキャスト】
〔学級裁判中誤答するたびにコトダマの数が減少する〕
・【つづく、】
〔学級裁判中発言力がゼロになった時、一度だけ失敗をなかったことにしてやり直すことができる(発言力は1で復活する)〕
・【cheer+】
〔発言力ゲージを+5する〕
・【ピトス・エルピス】
〔反論ショーダウン・パニックトークアクションの時コンマの基本値が+15される〕
・【ジャンプ!スタッグ!!!】
〔集中力を使用した際の効果が増幅する〕
‣【霧・音・燦・燦】
〔発言力ゲージが+2される〕
‣【おみくじ結びますか】
〔集中力ゲージが+2される〕
‣【星掬い藍仰ぐ】
〔学級裁判中集中力ゲージを使用するたびに発言力を回復する〕
‣【メイ・ビー】
〔学級裁判中誤答するたびに選択肢が絞られてわかりやすくなる〕
発言力:♡×12
集中力:☆×7
で開始となります。
- 590 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 17:22:47.78 ID:DfWBCM8k0
-
【コトダマ】
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
〔希望ヶ峰学園のノウハウを活かして283プロダクションのアイドルの中から新時代の歌姫を育成するプログラム。コロシアイの参加者が元々持ちかけられた計画と名前は同じだが、その実態には明確に引っかかる点がある。〕
‣【にちかの証言】
〔捜査資料に写っていた実姉・七草はづきの泣きぼくろに違和感を覚えたらしい〕
‣【行方不明の十人】
〔前回のコロシアイが起きた時から、10人の人間が行方不明となっていたらしい。今回のコロシアイの参加者のうち、前回の生き残りと透を除けば丁度10名〕
‣【チーム・ダンガンロンパ】
〔恋鐘と努が生前所属していた組織。コロシアイをエンターテインメントと定義し、リアルタイム配信を行なっていた。コロシアイを運営するのはこれが初めてではなく、既に何回もコロシアイが行われていた〕
‣【ジャバウォック島再開発計画】
〔未来機関という組織がジャバウォック島を再開発し、新たに本部を構えるまでの記録。中央の島には行政機関があったらしいが、そんな痕跡は今現在の島には全くない。未来機関が上陸時に、既に標的の姿は島になかったという〕
‣【プログラムエラー】
〔何らかのシステムにおけるエラーメッセージ。システム内部に何かウイルスが侵入した事でセキュリティシステムが異常作動を起こし、外部の干渉を完全に遮断してしまったらしい〕
- 591 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 17:24:11.49 ID:DfWBCM8k0
-
‣【満月】
〔この島に来てからずっと月の形は変わらないまま〕
‣【透の証言】
〔浅倉透はルカに対して、このコロシアイの参加者を集めたのは自分だと自白している。当初の希望ヶ峰学園歌姫計画は彼女とその仲間が計画したものであるらしい〕
‣【オリジナルの浅倉透】
〔この島にいる浅倉透の元となったオリジナルは既にコロシアイで命を落としている。コピー体の浅倉透はどうやらその事実を認識していなかったらしい〕
‣【候補者リスト】
〔今回のコロシアイの参加者から恋鐘と透を除いたメンバーと、他の誰かの名前が書き連ねられたリスト。才能の他に異様なまでに細かい個人情報が付記されている〕
‣【被験体α】
〔捜査の中で見つけた怪しい実験記録。『我々の開発も一定の成果をあげた。いよいよ実証段階に遷移することとした。本実験の最後では全被験者への適用が予定されているが、特に適正値の高い被検体αに先行して適用した。性格における一部類似点に加え、実験の準備段階で蓄積された類似経験が作用し、特に目立った拒絶反応も発生することなく実験も成功した』〕
- 592 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 17:25:12.99 ID:DfWBCM8k0
-
‣【透の外部との通信】
〔第一の事件の前日、透はエレクトボムを使用して黒幕からの干渉を拒絶した上で島の外の人間と連絡を取っていた〕
‣【Aへのメール】
〔ウサミのウォークラリーの末にロックを解除したノートパソコンに入っていたメール。『A』という人物が組織の意向に背いて独断で動いた旨が記されている〕
‣【島の電波環境】
〔ジャバウォック島には電波の類が一切なく、外部から完全に隔絶されている〕
‣【冬優子の写真】
〔冬優子が裁判終わりにルカに託した一枚の写真。前回のコロシアイの生き残り5人が、今回の参加者を機械に繋いで見下ろしている様子が写っている〕
‣【方舟計画】
〔ノートパソコンに入っていた謎のフォルダ。その情報量はかなり多いようだが、ロックがかけられており解錠はできない〕
‣【恋鐘の証言】
〔1回目のコロシアイの黒幕である天井とはユニットが揃った時からの共謀関係。恋鐘はその思想に強烈な賛同を示しており、コロシアイ運営のいろはも彼に仕込まれたものだという〕
- 593 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 20:43:49.70 ID:DfWBCM8k0
- ------------------------------------------------
【学級裁判 開廷!】
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- 594 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 20:44:58.58 ID:DfWBCM8k0
-
モノミ「まずは一言、おめでとうを言わせてくだちゃい」
モノミ「ミナサンはこの島にたどり着いた全16名でのコロシアイを勝ち抜いた、アイドルの中のアイドル。まさに希望の象徴である3人でちゅ」
モノミ「これからの時代を引っ張って行くのはミナサンのような存在だろうと今あちしは確信していまちゅ」
モノミ「でも、そんなミナサンの希望の輝きがどれほどのものなのか……確かめる必要がありまちゅ」
モノミ「この島での生活がミナサンにどれほどの変化を生んだのか、あちしに見定めさせてくだちゃい!」
モノミ「……というわけで、コロシアイ南国生活・最後の卒業試験を今ここに開始しまちゅ!」
(ついに……始まる)
(ここで過ごした一ヶ月弱、その中で生まれた惨劇)
(その全てを終わらせるための戦いが……!)
- 595 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 20:46:15.52 ID:DfWBCM8k0
-
あさひ「ねえ、モノミ。さっきの言葉でも気になったんすけど、なんで生き残りが3人ってことになってるっすか?」
あさひ「殺し合いを生き抜いたのは、わたしと智代子ちゃんとルカさん、それに透ちゃんもいるはずっす」
あさひ「だけどこの裁判場にいるのも透ちゃんを除いた3人だけ。これってどういうことなんっすか?」
智代子「もしかして、透ちゃんが本物の透ちゃんじゃないから……?」
智代子「そんな差別は許せないよ! クローン差別だよ!」
モノミ「違いまちゅ違いまちゅ! 確かにカノジョは本物の浅倉さんではありまちぇん。でも、だからといってこの生活を生き抜いた実力をわざわざ見過ごしたりはしまちぇんよ!」
モノミ「浅倉さんには別室にいてもらってミナサンとは別の試験を受けてもらっていまちゅ。これからミナサンの挑む試験には、浅倉さんが居ると【不都合】なんでちゅ」
あさひ「不都合……?」
モノミ「はい! これからミナサンには、卒業をかけてこの島の秘密を解き明かしてもらいまちゅ!」
モノミ「この島で過ごすうちに直面した謎の数々……それを今この場所で明らかにしてもらいまちゅよ!」
- 596 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 20:47:22.50 ID:DfWBCM8k0
-
ルカ「やっぱり……そう来やがったか」
モノミ「はれれ? 斑鳩さん、もう緋田さんのことはいいんでちゅか? あんなにへちゃむくれだったのに……」
ルカ「それはオマエがあんな気分悪い物を見せるからだろ……!」
(美琴が……他の連中が……生きてるような幻覚を見せやがって……!!)
ルカ「別に、吹っ切れたとかそんなのでもない……私は、自分が一番可愛いんだよ。自分が生き残るためだけに、その目的を果たすためだけの行動を取ってるだけだ」
あさひ「……ルカさんがどんな気持ちでここにいるのかは関係ないっす」
あさひ「結果としてわたしたちと一緒に戦うことになるのなら、協力して欲しい。それだけっすから」
智代子「うん! 力を貸して、ルカちゃん!」
ルカ「チッ、そんなの今更だろ」
モノミ「うぅ……あちしの涙腺がじわじわ来てるでちゅ、ミナサンの麗しき友情、これこそがあちしの見たかった理想でちゅ!」
モノミ「きっとその友情があれば、今から挑む試験も乗り越えられるはずでちゅよ!」
ルカ「チッ……友情だなんだの、連呼しやがって……安っぽすぎて言葉も出ねえ」
- 597 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 20:48:19.04 ID:DfWBCM8k0
-
あさひ「それでモノミ、この島の謎を解き明かすって何をすればいいっすか?」
モノミ「あちしがこれから出す三つの質問に正しい答えを出すことができればいいんでちゅ。要は一問一答の卒業試験でちゅね!」
智代子「卒業試験……」
モノミ「学級裁判の体裁こそとっていまちゅけど、誰かを犠牲にする必要はもうないでちゅから、仲間と一緒に協力して挑んでくだちゃい!」
モノミ「それでは早速第一問!」
★このコロシアイを始めた黒幕・月岡恋鐘の正体は?★
あさひ「恋鐘ちゃんの、正体……?」
ルカ「おい、問題の意味がわからねーぞ。あいつは私たちを裏切った黒幕だったのは確かだけど、それ以上の何があるってんだよ」
モノミ「ぷすー、くすくす! それがなんなのか話し合うのも卒業試験の一環なんでちゅよ!」
智代子「うぅ……ヒントをくれる気はないみたいだね」
あさひ「だったらまずはわたしたちの知っている情報を整理するところから始めるっすよ。恋鐘ちゃんに関する情報の中に、まだ私たちに見えていないものがあるかもしれないっす」
(月岡恋鐘に関する情報か……)
(あいつの行動や目的、改めて見直してみるか)
- 598 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 20:49:41.59 ID:DfWBCM8k0
- ------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×12
集中力:☆×7
コトダマ
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【透の証言】
‣【Aへのメール】
‣【ジャバウォック島再開発計画】
‣【島の電波環境】
‣【候補者リスト】
‣【冬優子の写真】
‣【満月】
‣【オリジナルの浅倉透】
ルカ「月岡恋鐘は私たちをコロシアイに仕向けた【黒幕】だ」
ルカ「コロシアイに巻き込まれたふりをして事件を裏でかき乱したりなんかしてた」
ルカ「【狸】とも完全同一人物なんだよ」
あさひ「モノクマを雛菜ちゃん殺害に利用してたし」
あさひ「モノミも恋鐘ちゃんが死んでから役割を引き継いだのを見ても」
あさひ「モノクマとモノミと恋鐘ちゃん、3人は【グル】だったんっすね」
智代子「恋鐘ちゃんは283プロの私たちとルカちゃんを【拉致】して」
智代子「ジャバウォック島でのコロシアイを強制した」
智代子「確かに、一人じゃできないことだし……」
智代子「恋鐘ちゃんの裏には誰かがいるのかも……?」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
高級ヒーリングタルト×2
プロデュース手帳×2
↓1
- 599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 21:02:59.07 ID:7CuHwT1t0
- 【拉致】に【透の証言】
- 600 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 21:09:33.60 ID:DfWBCM8k0
-
ルカ「それは違うぞ!」
【BREAK!】
ルカ「いや、待て。あいつは黒幕ではあったはずだけど……私たちを拉致したわけではないはずだ」
智代子「え、あれ……?」
あさひ「あくまで私たちを拉致したのは透ちゃんとその仲間っす。その正体はまだ見えてないっすけど、このことは透ちゃん自身が認めてることっすよ」
智代子「そ、そっか……! 透ちゃんたちの元々の計画を恋鐘ちゃんが乗っ取ったんだったよね!」
ルカ「ああ、だから月岡恋鐘は元々浅倉透に誘拐されたうちの一人だったはずだ。私たちと同じでな」
智代子「そうなると今度気になるのは、どうして透ちゃんが私たちを連れ去ったのか……だよね」
ルカ「本人に聞ければ一番早いわけだが……」
モノミ「……」
ルカ「……ハァ、あいつが言ってたのはそういうことか」
あさひ「近道はダメ、ってことっすかね」
ルカ「なら、自分達でひとまず考えるしかなさそうだな。私たちをどうして浅倉透が連れ去ったのか、そして浅倉透の仲間とは何者なのか」
あさひ「そうっすね、次は透ちゃんのことについて話し合ってみるっすよ」
あさひ「恋鐘ちゃんの議論からは少し逸れちゃうけど、きっと行き着く先には恋鐘ちゃんに繋がる結論もあるはずっす」
智代子「よーし! がんばっちゃおう!」
- 601 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 21:10:38.37 ID:DfWBCM8k0
- -------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×12
集中力:☆×7
‣【被験体α】
‣【方舟計画】
‣【チーム・ダンガンロンパ】
‣【候補者リスト】
‣【透の外部との通信】
‣【満月】
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【行方不明の十人】
あさひ「透ちゃんがわたしたちを誘拐したのは間違いない」
あさひ「そうなると透ちゃんの目的とその仲間を考えなくちゃいけないっす」
ルカ「あいつが頑なに隠してきたことだから不用意に踏み込んでいいのかは若干気がひけるけどな……」
智代子「この島に集められたのって透ちゃんを除いたら【15人】だよね?」
あさひ「そんな人数を【一度に全員誘拐する】ってなるとかなりの労力っす」
あさひ「少なくとも仲間は一人二人の話じゃなさそうっすね」
ルカ「それに、浅倉透は【コピー】であって本物じゃねえ」
ルカ「そんな真似ができるのは、アングラな組織だろうな」
智代子「それに相当な科学技術だよ!」
智代子「もしかすると世界征服を目論む【悪の秘密結社】とか……?」
ルカ「それがなんで私たちのコロシアイに結びつくんだよ……」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2
↓1
- 602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 21:20:59.16 ID:YZmgPkbt0
- 【行方不明の十人】 >【一度に全員誘拐する】
- 603 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 21:24:27.57 ID:DfWBCM8k0
-
ルカ「それは違うぞ!」
【BREAK!】
ルカ「この島でコロシアイを行ったのは浅倉透を除けば15人。それは間違いない」
ルカ「けど、浅倉透の組織はその全員を一気に誘拐したわけじゃあないはずだ」
あさひ「……? そうなんっすか?」
ルカ「こいつを見ろ。私たちの前に行われた、【前回のコロシアイ】その捜査資料だ」
智代子「……ッ! 私も知らないうちに参加していたコロシアイ、だよね」
ルカ「大事なのはその事後捜査の話だ。コロシアイと同時期に283プロの人間は【10人】も姿を同時にくらませている」
智代子「もしかして、今回私たちでやったコロシアイはその時から……?」
ルカ「いや、それだと数が合わねえし……前回のコロシアイ、その生存者が参加している理由の説明には不十分なんだ」
ルカ「少なくとも一気に15人が姿を眩ませたって考えるのは不適切だと思うぜ」
あさひ「そっか、そういう意味だったんっすね」
ルカ「この行方不明が今回と無関係だとは思わねえが……これだけで終わる話でもないはずだ」
智代子「ねえ、この後の続きとなる捜査資料は見つかってないんだったよね?」
ルカ「え? おう……」
智代子「だとすれば、この10人の誘拐が透ちゃんが関与していないとは言い切れないってことであってる?」
ルカ「ああ、あくまで今は一気に15人が姿を消したことの否定。あいつの行動の目的も誘拐も、否定はしちゃいないさ」
智代子「なら、この10人の行方不明の後に生存者5人をを連れ去った可能性は全然あるんだよね?」
ルカ「……」
智代子「……ごめん、少し話し合ってもいいかな? これは私たちが前に進むための議論だから」
智代子「透ちゃんにかける信用の、その進退の議論だよ」
- 604 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 21:25:52.42 ID:DfWBCM8k0
- -------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×12
集中力:☆×7
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【恋鐘の証言】
‣【Aへのメール】
‣【チーム・ダンガンロンパ】
‣【オリジナルの浅倉透】
‣【プログラムエラー】
‣【候補者リスト】
‣【にちかの証言】
‣【満月】
智代子「透ちゃんが私たちを誘拐したのは本人も認めるところ」
智代子「それができるのは並大抵の組織じゃない」
智代子「やっぱり、そう考えるとこの10人の失踪が【無関係】とは思えないよ」
智代子「前回のコロシアイを行った天井社長」
智代子「透ちゃんは【天井社長と協力関係】なんじゃないかな」
智代子「それなら資金力とか色んな面でも説明がつくよね!」
智代子「今回のコロシアイは透ちゃんの別の計画恋鐘ちゃんが乗っ取ったって話だけど」
智代子「その透ちゃんの計画が【元々コロシアイだった】可能性だってあるよね?」
智代子「こんなことを言いたくないけど……私たちの知る透ちゃんと今の透ちゃんは別人」
智代子「283プロの頃と同じに信頼してもいいのかな……?」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2
↓1
- 605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 21:38:04.93 ID:YZmgPkbt0
- 【希望ヶ峰学園歌姫計画】>【元々コロシアイだった】
- 606 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 21:41:48.70 ID:DfWBCM8k0
-
【発言力:♡×12→11】
智代子「ううん、それじゃあ否定はできないよ」
智代子「ルカちゃんの言いたいことはわかるけど……その計画だって、ルカちゃんはすべてを知ってるわけじゃないよね」
智代子「透ちゃんの当初の目的がコロシアイじゃなかった証拠には不十分じゃないかな)
(チッ……希望ヶ峰学園歌姫計画とやらは私たちにとってもまだ謎の残るもの、証拠材料には使えないか……)
(何かもっと根本で否定できるようなものはなかったか……?)
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×11
集中力:☆×7
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【恋鐘の証言】
‣【Aへのメール】
‣【チーム・ダンガンロンパ】
‣【オリジナルの浅倉透】
‣【プログラムエラー】
‣【候補者リスト】
‣【にちかの証言】
‣【満月】
智代子「透ちゃんが私たちを誘拐したのは本人も認めるところ」
智代子「それができるのは並大抵の組織じゃない」
智代子「やっぱり、そう考えるとこの10人の失踪が【無関係】とは思えないよ」
智代子「前回のコロシアイを行った天井社長」
智代子「透ちゃんは【天井社長と協力関係】なんじゃないかな」
智代子「それなら資金力とか色んな面でも説明がつくよね!」
智代子「今回のコロシアイは透ちゃんの別の計画恋鐘ちゃんが乗っ取ったって話だけど」
智代子「その透ちゃんの計画が【元々コロシアイだった】可能性だってあるよね?」
智代子「こんなことを言いたくないけど……私たちの知る透ちゃんと今の透ちゃんは別人」
智代子「283プロの頃と同じに信頼してもいいのかな……?」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2
↓1
- 607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 21:44:36.41 ID:7CuHwT1t0
- 【天井社長と協力関係】に【恋鐘の証言】
- 608 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 21:49:41.91 ID:DfWBCM8k0
-
【発言力:♡×11→10】
智代子「透ちゃんと違う組織だったかどうか、恋鐘ちゃんが言ってた?」
智代子「本人がそう言ってないならまだ分からないよね!」
(……考え方は間違ってないはずだ)
(浅倉透の一味がチーム・ダンガンロンパとは別物である証拠を提示すればいい)
(……これまでの生活の中で、あいつが確実に別の組織の人間だとわかった瞬間がなかったか?)
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×10
集中力:☆×7
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【恋鐘の証言】
‣【Aへのメール】
‣【チーム・ダンガンロンパ】
‣【オリジナルの浅倉透】
‣【プログラムエラー】
‣【候補者リスト】
‣【にちかの証言】
‣【満月】
智代子「透ちゃんが私たちを誘拐したのは本人も認めるところ」
智代子「それができるのは並大抵の組織じゃない」
智代子「やっぱり、そう考えるとこの10人の失踪が【無関係】とは思えないよ」
智代子「前回のコロシアイを行った天井社長」
智代子「透ちゃんは【天井社長と協力関係】なんじゃないかな」
智代子「それなら資金力とか色んな面でも説明がつくよね!」
智代子「今回のコロシアイは透ちゃんの別の計画恋鐘ちゃんが乗っ取ったって話だけど」
智代子「その透ちゃんの計画が【元々コロシアイだった】可能性だってあるよね?」
智代子「こんなことを言いたくないけど……私たちの知る透ちゃんと今の透ちゃんは別人」
智代子「283プロの頃と同じに信頼してもいいのかな……?」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2
↓1
- 609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 22:05:00.94 ID:7CuHwT1t0
- 2.集中力を使う
- 610 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:08:14.04 ID:DfWBCM8k0
-
【集中力:☆×7→6】
【集中力を使用しました】
【類まれなる集中力とともに、星をめざして二段飛び!】
【いつもより多めにコトダマの数が減少しました】
【清らかなる星の流れが私たちを導く……】
【発言力:♡×10→11】
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×11
集中力:☆×6
‣【チーム・ダンガンロンパ】
‣【オリジナルの浅倉透】
‣【にちかの証言】
智代子「透ちゃんが私たちを誘拐したのは本人も認めるところ」
智代子「それができるのは並大抵の組織じゃない」
智代子「やっぱり、そう考えるとこの10人の失踪が【無関係】とは思えないよ」
智代子「前回のコロシアイを行った天井社長」
智代子「透ちゃんは【天井社長と協力関係】なんじゃないかな」
智代子「それなら資金力とか色んな面でも説明がつくよね!」
智代子「今回のコロシアイは透ちゃんの別の計画恋鐘ちゃんが乗っ取ったって話だけど」
智代子「その透ちゃんの計画が【元々コロシアイだった】可能性だってあるよね?」
智代子「こんなことを言いたくないけど……私たちの知る透ちゃんと今の透ちゃんは別人」
智代子「283プロの頃と同じに信頼してもいいのかな……?」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ対象の発言の数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2
↓1
- 611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 22:10:36.15 ID:YZmgPkbt0
- 【オリジナルの浅倉透】>【天井社長と協力関係】
そういえば【アンシーン・ダブルキャスト】と【メイ・ビー】の効果、発動しないんすかね?
- 612 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:13:16.28 ID:DfWBCM8k0
-
マジでバカやってました、すみません……
スキル効果完全に忘れてました
発言力と集中力とか全部すっとばします
ついでに次のコンマ判定行きづまることあればそれも飛ばします
許してください
-------------------------------------------------
ルカ「それは違うぞ!」
【BREAK!】
ルカ「浅倉透が天井努と協力関係……それはねーぞ」
智代子「え、ええ……っ?! それって言い切れるの?!」
智代子「確かに透ちゃんはずっと私たちの味方って言ってたけど……」
ルカ「あいつがこっち側なのは結構前から確定してんだよ」
あさひ「前っすか……?」
ルカ「天井努は283の連中にコロシアイを強いたクソ野郎。当然、そのコロシアイの成り行きも全部知ってたはずだ。オリジナルの浅倉透が死んでたことも、全部な」
ルカ「だとしたら当然、あいつの仲間だってオリジナルの浅倉透の死を知っているはずだ。なのに、あのコピーの浅倉透はそれを知らなかった」
智代子「そ、そういえば……ジェットコースターではじめて前回のコロシアイを知った時、透ちゃんも私たちと同じ反応だった……!」
ルカ「勿論月岡恋鐘もあん時は同じような素振りを取っちゃいたが……浅倉透とは訳が違う」
ルカ「私たちは全員であいつに詰め寄った。それでもその反応にボロは一切なかった……心からオリジナルの死に驚愕していた様子だった」
ルカ「あれは信用してもいい情報のはずだ」
智代子「……そっか、そうだよね。あんな反応、演技じゃできないよね」
あさひ「透ちゃんは島での生活の初めから、ずっと仲間だって言い続けてきたっす。その言葉をわたしは信じたいっす」
モノミ「うるうる……積み重ねた時間と信頼が紡いだ、絆のレヴューでちゅ……星の輝きどころじゃなく眩しいでちゅよ……」
ルカ「それに、天井努と浅倉透が繋がっていたんだとしたらあいつの言葉に大きな矛盾が生じることになるんだよ」
智代子「えっ、何かそんな矛盾した発言なんていつ……」
ルカ「記憶にも新しいあいつ自身の自白だよ」
あさひ「……」
-------------------------------------------------
【怪しい人物を指摘しろ!】
↓1
- 613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 22:20:37.13 ID:7CuHwT1t0
- 月岡恋鐘
- 614 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:21:42.53 ID:DfWBCM8k0
-
ルカ「オマエだ!」
【解!】
ルカ「今回のコロシアイを引き起こした黒幕、月岡恋鐘だよ」
智代子「恋鐘ちゃんの自白……」
あさひ「恋鐘ちゃんの発言で重要なのは最後の最後に言い残した、恋鐘ちゃんの所属する組織のことっす」
智代子「アンティーカ……?」
ルカ「じゃなくて……チーム・ダンガンロンパってやつだよ」
《恋鐘「そう! うちも社長も、チームダンガンロンパのメンバーやけんね!」》
ルカ「月岡恋鐘と天井努はその組織でつながっていた。浅倉透までその所属だとしたら、月岡恋鐘が計画を乗っ取ったっていう構図に矛盾が生じちまうだろ?」
智代子「た、たしかに……透ちゃんと恋鐘ちゃんは敵対してる感じなんだもんね……」
あさひ「敵対かは分からないっすけど、協力してメリットがある関係ではなかったはずっす」
あさひ「同じ組織に属してる人間同士とはちょっと思いづらいっすよ」
智代子「うーん……じゃあこのコロシアイには二つの組織が絡んでいるってことなのかな?」
ルカ「ああ、その二つの組織の存在ならもうわかってるよな」
あさひ「このコロシアイを仕切っていたチーム・ダンガンロンパ。それにジャバウォック島を再開発した組織の未来機関っすね」
智代子「未来機関……そういえばそんな名前も聞いたような」
ルカ「多分浅倉透はその未来機関に属する人間なんだろうな。こっちの組織はまだまだ不明な点が多い訳だが……」
ルカ「チーム・ダンガンロンパの方はある程度知れているはずだ」
智代子「じゃあ今度はそのチーム・ダンガンロンパ について話し合ってみるんだね?」
あさひ「やっと恋鐘ちゃんの正体を解き明かす議論っぽくなってきたっすね」
モノミ「……」
(チーム・ダンガンロンパ……このコロシアイを仕切っていた連中の母体)
(つまりはあのモノミにも強い関係のある組織ってことだ)
(……絶対に、その組織の全貌を解き明かしてやる!)
- 615 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:23:09.77 ID:DfWBCM8k0
- ------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×12
集中力:☆×7
‣【満月】
‣【チーム・ダンガンロンパ】
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【透の証言】
‣【冬優子の写真】
‣【透の外部との通信】
‣【島の電波環境】
‣【恋鐘の証言】
‣【被験体α】
あさひ「恋鐘ちゃん、それに天井社長」
あさひ「二人は【チーム・ダンガンロンパの人間だった】っすよ」
ルカ「チーム・ダンガンロンパはコロシアイをエンターテインメントとして提供している悪趣味な集団らしいな」
智代子「コロシアイはオンラインで生配信、いわゆる裏サイトってやつだよね」
あさひ「透ちゃんはその組織を知ってたっす」
あさひ「これまでにも何度もチーム・ダンガンロンパはコロシアイをやってきた」
あさひ「前回のコロシアイにも、【チーム・ダンガンロンパの資金が投じられた】んじゃないっすかね」
智代子「きっと今回もだよ」
智代子「私たちのコロシアイは……【全国中継】されてたんだ!」
ルカ「コロシアイを見世物として楽しむやつがいるなんて……」
ルカ「胸糞わるい話だ……」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2
↓1
- 616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 22:24:54.45 ID:YZmgPkbt0
- 【島の電波環境】>【全国中継】
- 617 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:27:15.75 ID:DfWBCM8k0
-
ルカ「それは違うぞ!」
【解!】
ルカ「あいにくとスマホは没収されてるせいで、詳しい事の次第はわからねえわけだが……」
ルカ「この島はミステリなんかでよく聞く、絶海の孤島っていう条件には当てはまってるもんだと思うぜ」
智代子「えーっと、それってつまり……この島は外部とのつながりが遮断されてるってこと……?」
ルカ「おう、ついさっき……モノミに最悪な幻覚を見させられてる時、私たちは全員でノートパソコンをアンロックしただろ?」
あさひ「そうだったっすね、島を巡ってパスコードを集めたっす」
ルカ「その結果開いたパソコンは外部に全く繋がっていなかった。それ自体はまあおかしなことでもないけど」
ルカ「そもそも電波が一つも拾えないってのはおかしな話だろ。端末によって拾える電波の強さには差異があるとは思うけど……」
ルカ「チーム・ダンガンロンパがコロシアイを生中継しようってんなら電波が一つも感知できないなんてことはないはずだ」
智代子「な、なるほど……」
- 618 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:28:01.06 ID:DfWBCM8k0
-
智代子「あれ? でもそうなると、どうやってチーム・ダンガンロンパはコロシアイを中継してたの?」
あさひ「そもそも中継なんかしてなかったんじゃないっすか? この島のあちこちに監視カメラはあったっすけどそれが外にデータとして持ち出されていたかどうかは話が別っす」
智代子「そうか……ただの私たちの監視目的だったんだね」
ルカ「まあ監視カメラの本来の目的はそれだからな……」
智代子「でも、それならチーム・ダンガンロンパは今回は中継放送をしなかったのはなんでなのかな?」
智代子「組織が興行にしてきたコロシアイと私たちの参加したコロシアイ、何か違うのかな?」
(今回のコロシアイとこれまでのコロシアイの違い……か)
あさひ「肝心のこれまでもコロシアイがわからないから、比較もできないっすね」
あさひ「だったら、今回のコロシアイについてもっと考えてみるしかないっすよ。そしたら、何か際立っておかしなところがあるかもしれないっす」
ルカ「……だな」
智代子「与えられたカードで勝負するしかない! ……ってやつだね?」
智代子「よーし、それじゃ張り切っていっちゃいますよー!」
- 619 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:29:19.75 ID:DfWBCM8k0
- -------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始】
発言力:♡×12
集中力:☆×7
コトダマ
‣【島の電波環境】
‣【ジャバウォック島再開発計画】
‣【チーム・ダンガンロンパ】
‣【透の外部との通信】
‣【恋鐘の証言】
‣【行方不明の十人】
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【冬優子の写真】
‣【候補者リスト】
あさひ「チーム・ダンガンロンパは普段はコロシアイを見せ物として生配信してるらしいっす」
あさひ「でも今回ばかりは【それをやってない】」
あさひ「どういうことなんっすかね?」
智代子「外界との通信を【完全に断絶してた】ってことは……」
智代子「すぐに助けが来ちゃうって思ったんじゃないかな」
ルカ「ジャバウォック島自体は風野灯織や有栖川夏葉も知ってた」
ルカ「場所を公開すれば海外だとしても……【救助はすぐに来た】かもな」
あさひ「そんな単純な話なんっすか?」
あさひ「……なんかしっくりこないんっすよね」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
【プロデュース手帳】×2
↓1
- 620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/23(水) 22:38:04.77 ID:YZmgPkbt0
- 【透の外部との通信】>【完全に断絶してた】
- 621 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:41:43.55 ID:DfWBCM8k0
-
ルカ「それは違うぞ!」
【BREAK!】
ルカ「いや……おかしいぞ、あいつの証言って、めちゃくちゃ変じゃないか……?!」
智代子「ど、どうしたのルカちゃん?!」
ルカ「なあ、コロシアイを生中継してないって話はついさっきしたばかりだよな?」
あさひ「そうっすけど……それがどうかしたんっすか?」
ルカ「その結論に至ったのはこの島には外部接続できる電波が一切存在しないから。ノートパソコンで無線の一つも何も拾えなかったからだ」
ルカ「だとしたら浅倉透の七草にちかの事件の時の証言って……めちゃくちゃおかしなことを言ってないか?」
智代子「透ちゃんの証言……?」
《透「あの時の、にちかちゃんだったんだ」
摩美々「……それは、認めたってことでいいのー?」
透「えっと……うん、大体は。にちかちゃんの言う通り」
結華「と、とおるん……? それ、本気……?」
透「え、うん」
智代子「に、にちかちゃんが聞いたっていう話も全部本当なの?!」
透「マジ」
愛依「そ、そんな……で、でも透ちゃん、別に悪い人と話してたわけじゃないんでしょ?!」
愛依「だ、誰と話してたん?! う、うちらの味方なんでしょ?!」
透「……言えないんだよね、トップシークレット」》
- 622 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:42:39.17 ID:DfWBCM8k0
-
ルカ「一切の電波が遮断されている場所で、どうやって外部と連絡を取るって言うんだよ」
智代子「あっ……!」
あさひ「いや、そうとも限らないっすよね。アマチュア無線とかなら電子機器とは使う電波も違うし、もしかしたら外部と繋がった可能性だってあるっす」
ルカ「アマチュア無線……」
あさひ「平たく言えばトランシーバーみたいなものっすね。Wi-Fiとかモバイルデータ通信を利用しなくても通話が可能なんっすよ」
智代子「こ、これってどうなるの……? 透ちゃんの行動に矛盾はないってこと……?」
ルカ「いや、その可能性は低いんじゃないか。私たちの知っている通り、浅倉透は一度エレクトボムを黒幕……月岡恋鐘に一度取り上げられている」
ルカ「トランシーバーなんて分かりやすい通信手段を使っていたんだったらそれも合わせて回収する方が自然じゃないか?」
あさひ「……だとしたら、透ちゃんは逆にどうやって外部と連絡を取ってたんっすか?」
あさひ「ルカさんの言ってることってつまり、エレクトボム以外に何も使わない方法で連絡を取っていたってことっすよね?」
- 623 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:43:51.51 ID:DfWBCM8k0
-
智代子「エレクトボム以外に何も使わない方法……? そ、そんなものがあるの……?」
(……ああ、最初から違和感を覚えていたんだ)
(外部との連絡を取っていたことも自白した相手から取り上げるのが、干渉を妨げる道具だけだなんて)
(……でも、一体どうやるって言うんだ? そんな方法なんて、どこに……?)
ルカ「……悪い、私もその方法までは」
あさひ「……とりあえず今のところはこの矛盾は矛盾として置いておくしかなさそうっすね」
あさひ「ジャバウォック島は外部と繋がる電波が何もないけど、透ちゃんは外部の人間と何らかの手段を用いて連絡を取っていた」
あさひ「それを事実として置いといたまま次に進むっすよ」
智代子「えっと……今の推理の本筋は……」
智代子「そうだ! コロシアイを配信する組織のチーム・ダンガンロンパがなぜこの島でコロシアイを始めたのか、だったよね!」
ルカ「よく覚えてたな、砂糖漬けの脳みそにしては上出来だ」
(今回のコロシアイ……前回のコロシアイとも何かしらの繋がりがあるはずだ)
(胸糞悪いこの組織……一体何を考えてやがった?!)
- 624 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/23(水) 22:45:14.79 ID:DfWBCM8k0
- -------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×12
集中力:☆×7
コトダマ
‣【希望ヶ峰学園歌姫計画】
‣【Aへのメール】
‣【プログラムエラー】
‣【冬優子の写真】
‣【満月】
‣【にちかの証言】
‣【恋鐘の証言】
‣【チーム・ダンガンロンパ】
‣【にちかの証言】
智代子「チーム・ダンガンロンパは【コロシアイを興行にしている】」
智代子「だとしたら電波のないこの島を会場として選ぶのは【不自然】だよね」
あさひ「恋鐘ちゃんがおしおきの直前に言ってたこともきっと関係があるっす」
あさひ「絶望に負けない希望の象徴となるアイドルを作り出すこと」
あさひ「その【目的】さえ到達できればチーム・ダンガンロンパは十分だったんっすかね?」
ルカ「エレクトボムの存在を結果として野放しにしたのも怪しいな」
ルカ「配信にせよ録画にせよ、映像データが途切れちまうのは本来まずいはずだ」
智代子「やっぱり【チーム・ダンガンロンパにはコロシアイを見せ物にする以外の目的があった】んだね!」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【高級ヒーリングタルト】×2
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