【ガンダムSS】「転生したらシャアだったので安価で宇宙世紀を生き延びる」

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179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/12(火) 00:08:59.36 ID:g5eB8dtX0
もしかして→ギャザビGジェネ
180 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/07/12(火) 02:55:10.06 ID:jvVi/ASP0
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181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/12(火) 19:08:55.53 ID:g7H0yJqWo
シャア「ドゥガチ団長。いつまでもその志を忘れずにお持ち下さい。私もジオン本国に戻った時は木星圏開拓の援助ができないか掛け合ってみます」

ドゥガチ「本当か?それはありがたい!ジオンが支援してくれるなら木星開拓も今までよりずっとスムーズになるだろう」

シャア(これで木星帝国の芽を潰せればいいんだけどな。謀らずともキシリアに協力する事になるのは癪だが今はこれでいい)

シロッコ「……」

シャア「なにか?」

シロッコ「いや気にしないでくれたまえ」

シャア(シロッコがたまに俺に向ける視線はなんなんだ?怪しが答えてはくれないだろうしな)

シャア「それで出港はいつに?」

ドゥガチ「今もジュピトリス内に連中が潜伏していないか調査中だ。それまでは出港はできんしアクシズ間の移動も禁止している。もちろん大佐の潔白は証明されているので特別だ」

ドゥガチ「それに急な事だったので荷の搬入も終わってなくてな。テロリストを出した手前、直ぐにでも発つべきなのだがもう少し時間が掛かりそうだ」

シロッコ「荷物に関しては本日中に搬入を完了させるように急がせましょう」

ドゥガチ「すまんが頼む」

シャア「わかりまし。私は一度モウサへ戻ります。ハマーンにもこの事を伝えたいので」

ドゥガチ「分かった」
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/12(火) 19:10:00.75 ID:g7H0yJqWo
ーアクシズ モウサー

シャア「いま戻った」

ハマーン「お帰りなさい。分かった事はありましたか?」

シャア「テロリスト一味はジュピトリス内に潜伏していたらしい。アクシズ襲撃の目的を聞こうにも連中は全員自決したので不明だ」

ハマーン「ジュピトリス内に潜り込んでたなんて卑劣な!」

シャア「ドゥガチ団長がジュピトリス内を調査している。もし仲間がいれば何か情報が得られるかもしれんが、あまり期待はできんだろうな」

ハマーン「そうですか」

シャア「街の被害はどうだった」

ハマーン「シャアがすぐに対処してくれたので思ったより酷くはありませんでした。怪我人は出ましたけど死者はいませんでした」

シャア「不幸中の幸いか」

ハマーン「シャアの街を守ろうと戦う姿カッコよかったです」

シャア「ガッシャだぞ?格好は良くない」

ハマーン「それでもです」

シャア「そうか」

ハマーン「……シャア」スッ

シャア「……」

ピピピピッ

ハマーン「ジュピトリスから通信?こんな時に?後でいですよね」

シャア「緊急かもしれないだろう。出た方がいい」

ハマーン「…分かりました。ハマーンです」ピッ

シロッコ『ジュピトリスクルーは全員帰還するよう団長からの命令が出た。ハマーン君も一度戻ってきてくれ』

ハマーン「…分かりました」

シロッコ『声色から機嫌が悪いように伺えるが何かあったのかね?』

ハマーン「そうよ!あなたのせいでねっ!!」

シロッコ『それは済まない事をしたな。では』ピッ

ハマーン「あっ!もう!勝手に通信しておいて切るな!!」

シャア「シロッコか」

ハマーン「全く!あの男はいつも私達の邪魔をする!!」

シャア「困ったものだな。では戻ろう」

ハマーン「えぇー!!せっかく2人きりになれたのに…」

シャア「仕方ないな」チュ

ハマーン「ひゃっ!」

シャア「今日は頬で我慢してくれ。ジュピトリスに戻ろう」

ハマーン「ひゃ、ひゃい」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/12(火) 19:12:54.72 ID:g7H0yJqWo
ージュピトリスー

シャア(あれからジュピトリス内を隈無く調べたけど、仲間らしき人物はいなかった。クルーの身辺を再度調べるもこれといった収穫はなかった。そして数日が過ぎた)

ドゥガチ「出港が予定より遅れた上にみなには窮屈な思いをさせてしまったが、これより木星へ向けて出発する」

クルー達「おおっ!」

ドゥガチ「その前にアクシズから新メンバーを紹介する。さあ、きたまえ」

スミレ「本日付けでアクシズより出向となりますスミレ・ホンゴウ准尉…じゃなかった少尉です!みなさんよろしくお願いします!」

シャア「マジですか」

シロッコ「ジュピトリスへようこそ。私は副団長のパプテマス・シロッコです。以後お見知りおきを」

スミレ「は、はい!よろしくお願いします」

ハマーン「女性と見たら誰彼構わず声を掛けるなんて最低ですよ」

シロッコ「レディには紳士的に接しているだけだ。それとも嫉妬かな?」

ハマーン「誰がシロッコなんかに!」

シロッコ「だったら彼ならばどうかな?」

ハマーン「え?」

スミレ「大佐! またお願いしますね!」

シャア「あ、ああ……」

ハマーン「むむむむっ」グワッ

シャア(ヤベェ!ハマーンが凄いオーラ出してるよ!えーと、そうだ!)

シャア「ハマーン、彼女はナタリー中尉の後輩だそうだ」

ハマーン「え?ナタリーの?」

スミレ「はい!先輩がお世話になっています!ハマーン様の事は先輩からよく聞いています」

ハマーン「そうだったんだ」

シャア「2人は歳も近いだろう?まだ旅は長い。いい話し相手になれると私は思っているが」

ハマーン「うん、そうよね。スミレさんよろしくね」

スミレ「はいハマーン様」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/12(火) 19:13:25.02 ID:g7H0yJqWo
シャア「様は固いな。ハマーンちゃんはどうだろう?」

ハマーン「ハ、ハマーンちゃん!?」

スミレ「そんな恐れ多い!」

シャア「私はかわいいと思うがな」

ハマーン「!!」

ハマーン「スミレさん!ハマーンちゃんでお願いします!」

スミレ「いいんですか?」

ハマーン「いいんです!」

スミレ「じゃあ、ハマーンちゃん!」

ハマーン「はい!スミレちゃん」

シャア「うむ」

シャア(少々強引だっただろうか。でも彼女に敵意を向けられるのは困るからなぁ)

シロッコ「ハマーンちゃん」

ハマーン「お前は許可していない!!」

シロッコ「これは恐ろしい」

ドゥガチ「賑やかになりそうだな」

シャア「そうですね」

ハマーン「さっそくジュピトリスを案内ひてあげるね」

スミレ「お願いします」

スイカ「あっ、大佐は後でお話があるので時間を作っておいて下さい」

シャア「ん?ああ、分かった」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/12(火) 19:15:27.31 ID:g7H0yJqWo
ージュピトリス シャアの個室ー

シャア「まさか君が木星船団に志願してくるとは。理由はやはり私か」

スミレ「そうです。提督が大佐を補佐してくれと。それにアクシズへの連絡役も必要でしょうから特別に専用回線の許可をいただきました」

シャア「なるほどな」

スミレ「後はハマーンちゃん用にシュネー・ヴァイスとガザCもこちらに搬入してます」

シャア「ガザCもか?」

スミレ「はい。ジュピトリス内でも研究はできますので」

シャア「情報漏洩の可能性は考慮しなかったのか?」

スミレ「木星船団は中立ですので悪用される可能性は低いと思いますが」

シャア「うーむ」

スミレ「あの、マズかったでしょうか?」

シャア「これは私の落ち度でもあるからな」

スミレ「ジュピトリス内に敵対人物がいるんですか?」

シャア「まだ決まった訳ではない。下手に先入観を持って欲しくはないので誰とは言うまい。現に私の知る歴史ではシャアとハマーンは敵対関係になった。しかし今は違うだろう?」

スミレ「ラブラブですもんね」

シャア「ラブラブは余計だが、そういう事だ」

スミレ「分かりました」

シャア「しかし敵はどこに潜んでどこから来るかも分からん。相手の技術力すらもな。だから君にはガンダリウムγの量産とビットの小型化、ファンネルの早期実用化をお願いしたい」

スミレ「ファンネル?漏斗ですか?」

シャア「小型ビットがその形に似ててな。基本的に無線式端末の総称として呼ばれるようになる。それが板状であれミサイルであれな」

スミレ「なるほど。ではそういう方向性で進めましょう」

シャア「できれば研究開発の方も協力したいのだが、私が知るのはあくまで設定のみだ。力になれずに済まない」

スミレ「いいんですよ!ここからは私の仕事ですから。それに大佐がいたからジオンは勝利できたんですからもっと胸を張って下さい!」

シャア「…そうだな」

スミレ「それではさっそくガザの解析に行きますので失礼します」

シャア「私も行こう。この先役に立つ事を学べるかも知れんしな」

スミレ「分かりました。一緒に行きましょう!」

ージュピトリス工廠ー

スミレ「ふむふむ、なるほど」

ガザC「恥ずかしいよ」

シロッコ「これは何かね?」

シャア(げっ!?シロッコ!!)

シャア「…アクシズの試作品だ」

シロッコ「これは…モビルスーツが変型しているのか?」

シャア「分かるのか?」

シロッコ「これでも技術者の端くれだ。アクシズは既に可変型モビルスーツを開発していたのか」

シャア「……」

シロッコ「私にもよく見せて欲しいのだが構わないだろうか?」

シャア「うーむ」

戦いとはいつも二手三手先を考えて行うものだ
1.シロッコにも協力してもらう
2.軍事機密だと断る
↓1
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/12(火) 19:34:33.37 ID:d2MjRvK8o
あえての1
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/12(火) 19:38:07.46 ID:Ej2OCF0z0
これはムズいなあ… シロッコは木星周辺の超重力でも高速稼働可能なメッサーラや恐らく地球圏に来た時に仕入れたサイコミュ関連の情報だけでバイオセンサー造るようなアルティメット変態級凄腕エンジニアだから協力してくれたらCCAでも通用するオーバースペックMS開発してくれそうだし、何よりガザシリーズはフレーム構造に脆弱性抱えててガザD辺りまでは5、6回くらいまでの可変にしか耐えられない設定なので、
それを解決したガザシリーズ最終系のガ・ゾウム相当くらいの改修案とか出してくれそうだけど、シロッコにこういう情報与えると絶対ロクな事にならんだろうし…

やんわりと2のお断りだけど、そういやもっと木星〜地球圏の移動日数短くならんの?と、
後世のミノフスキー・ドライブみたいなの出来ないかなあ〜(チラッチラッ) と話を逸らす
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/12(火) 19:39:33.44 ID:Ej2OCF0z0
おおぅ、1に決まってた   さてどうなるか…怖いなあ…
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/12(火) 21:03:18.69 ID:g5eB8dtX0
有能かつ協力的だと映るうちはシロッコも進んで手を切ろうとはしないんじゃないか
仲良くなれるビジョンが浮かぶかというときっかけなしには難しいだろうなと思うが
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/13(水) 00:33:59.90 ID:acmLVEfzo
シロッコは天才だがなにがしたいかわからん人だからなあ
裏の黒幕をきどりたいのか
PMXシリーズは素晴らしいんだけどね
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/13(水) 19:46:27.06 ID:oTdwWWJEo
シャア「いいだろう。第三者の見解も聞いておきたい」

シロッコ「いいのか?」

シャア「らしくないな」

シロッコ「君は私から一定の距離を置いているようだからな。意外だったのだよ」

シャア「そう見えたのならば行動を改めよう」

シャア(やっぱりシロッコは油断ならんな
)

シャア「スミレ少尉。シロッコ副団長がガザCを調べたいようだ」

スミレ「はい!副団長はモビルスーツに詳しいんですか?」

シロッコ「いずれはモビルスーツを自作しようと思っているくらいにはな」

スミレ「それは凄いです!」

シャア「君からこの機体はどう見える?」

シロッコ「そうだな。ふむ…」

シロッコ「可変機ではあるが、完全な物とは程遠いか。間に合わせのような印象を受ける」

シャア「ほぅ」

シロッコ「個としてとより集団戦を前提に設計されているようだな」

スミレ「ふむふむ」

シロッコ「これは…装甲材は何を使用している?」

スミレ「大佐よろしいですか?」

シャア「構わない」

スミレ「装甲材はガンダリウムγを使用しています」

シロッコ「ガンダリウムγだと?聞いた事すらないぞ!」

シャア「アクシズで独自開発したものだからな」

シロッコ「アクシズはこんな者を既に量産しているのか!?」

スミレ「実は量産はこれからなんです」

シロッコ「どういう事だ?」

シャア「実はこの装甲材を開発した者が急死したらしくてな。資料もその時にまとめて処分されたらしい」

シャア(嘘だけど)

シロッコ「なんと愚かな」

シャア「それで長らく放置されていた機体をこの機会にジュピトリス内で研究しようと持ち込んだわけだ」

シロッコ「そういう事か。しかし、そうなると本当に構わないのだろうな」

スミレ「どういう事でしょう?」

シロッコ「この技術を部外者の私に漏らすと言う事になる」

シャア「承知の上で話している」

シロッコ「今までの行動から私を信頼しているようには見えないが」

シャア「私が見ているのは今ではなく先だ」
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/13(水) 19:47:08.01 ID:oTdwWWJEo
シロッコ「なに?」

シャア「技術が欲しいのならばくれてやる。ただし、求めるからには相応の対価を払ってもらう」

シロッコ「なにを望むつもりだ?」

シャア「私専用の機体を開発して貰う。ただし生半可な代物ではない。どのような戦局にも対応出来る最高の一機だ」

シロッコ「それを使って何をする?世界を手中に納めようとでもいうのか?」

シャア「そんな物に興味はない。犬にでもくれてやるさ」

シロッコ「その力と地位を持ってして権力に興味がないだと?」

シャア「本気さ。生憎と私にその方の才はない。スミレ少尉が政治をした方がマシと思えるくらいにはな。出来る事と言えばそこに至るまでの露払い低度さ」

スミレ「わ、私が政治ですかっ!?」

シャア「興味があるのならば君を推薦しよう」

スミレ「け、結構です!!」

シロッコ「ふふっ、ふはははは!!」

スミレ「副団長も笑わないで下さいよ!」

シロッコ「失礼した。大佐があまりにもおかしな事を言うのでな」

シャア「私は真面目に言ったつもりなのだが」

シロッコ「しかし不思議と悪い気分はしない。いいだろう私が責任を持って大佐専用の機体を作り上げると約束しよう」

シャア「頼む」

シロッコ「実の所、私は君を少々不気味な存在だと思っていた。しかし、今は少なくとも悪い男ではないと感じている」

シャア「それはお互い様だ。私も君の事全てを信用した訳ではない。だが、君の技術者としての腕はこのジュピトリスの誰よりも信頼している」

シロッコ「言ってくれる。時間が惜しいすぐに取りかかるぞ」

シロッコ「やってやる、やってやるぞ!」

スミレ「これで良かったんですよね?」

シャア「そうでありたいものだな」

シャア(取り敢えずこの場はしのげたか。だけど安心するのは早い。シロッコの事だから土壇場で裏切る可能性は充分あるからな。その時は…)
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/13(水) 19:49:26.42 ID:oTdwWWJEo
アクシズ出港から1年近くが経過し
ジュピトリスは木星圏へと到達した

シャア「これがメッサーラか」

メッサーラ「はじめまして」

シロッコ「そうだ。ガザから得られた合金とシャアのアイデアである内部フレーム構造により実現した可変モビルアーマーだ。木星圏の高重力も振り切れるよう推力を増加させている」

シャア「うむ」

シャア(結果論だがシロッコを技術陣に入れたのは良かったかもしれない。と言うのも仮にガンダリウムγの精製はできても、俺とスミレ少尉だけではムーバブルフレームを実用化できるか怪しかったからだ。ついでに全天周囲モニターも標準装備させた)

シロッコ「シャアがいなければここまで早く完成はしなかっただろう」

シャア(他の機体と平行して開発してたんだぞ?どうなってんだよ)

シャア「早速テストにかかるのか?」

シロッコ「そうだな。できれば大佐の機体と試験運用を行いたい」

シャア「ふむ」

シャアがシロッコに作らせた試作品
選ぶ機体で今後の専用機の方向性が決まる
1.ネクティス(連邦系)
2.試作機1号機フルバーニアン(アナハイム系)
3.パーフェクトジオング(ジオン系)
コンマ71の場合のみストライクガンダム
↓1
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/13(水) 19:59:42.79 ID:Gn6WJKmS0
2
ムーバブルフレームと全天周囲モニターのカードも切ったのか、これはシロッコくん行くとこまで行きたいところだな
欲を言えばサナリィ系がいいけどそんなもんこの時代に望むべくもないしアナハイムでよかろう
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/13(水) 20:00:14.71 ID:Gn6WJKmS0
うーん惜しい まあなるわけないよなストライクなんて
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/13(水) 20:14:01.96 ID:rMeJ7E3fo
>>195
うっは!勿体無い!

UC技術のストライク(核融合炉、全天周囲モニター、ムーバブル・フレーム、リニアシート、ガンダリウム合金)とか、
SEED無印にあったら序盤でクルーゼもキラが爆殺してたレベルでしょ
個人的にはパーフェクトジオングは毛筋ほどもいらないけど、その後のキュベレイやヤクト・ドーガやサザビーらの流れともしかしたらサイコ・フレームの早期実用化に繋がる?と鑑みて3にしたかった
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/13(水) 22:28:26.63 ID:ssqw7XAN0
サイコフレームはやばい
どうせ誰かが世に出す
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/14(木) 18:44:28.56 ID:4aKynKGEo
スミレ「試作1号機ですね。用意します」

シロッコ「フルバーニアンの推力ならば木星圏の重力も物ともしないだろう」

シャア「運用試験には丁度いいか」

ハマーン「私のキュベレイは?」

シロッコ「キュベレイの調整はまだ完了していない。その状態で出せばすぐに空中分解するぞ」

ハマーン「そんなぁ」

シャア「ハマーン、良い子だから駄々をこねないでくれ」

ハマーン「うぅ、はい」

シャア(俺達が新兵器を開発してるとハマーンが羨ましそうに見てるもんだから無理を言ってキュベレイを前倒しで開発させた。これもスミレ少尉とシロッコのおかげかな)

シロッコ「私は先に出る。合流ポイントで落ち合おう」

シャア「了解だ。よし」

シャア「試作1号機フルバーニアン、シャア・アズナブル出るぞ!」


木星圏のモビルスーツ運用試験は無事に終わりジュピトリスは木星の資源基地へと到着した


ーヘリウム3採取基地ー

基地職員A「木星圏へようこそ。我々はみなさんを歓迎いたします」

シャア「これから暫くの間お世話になります」

基地職員B「ドゥガチ団長、長旅お疲れ様です」

ドゥガチ「開拓の進行具合はどうだ?」

基地職員B「それは別室でお話しましょう。どうぞこちらへ」

ドゥガチ「分かった。何も無い所だが自由にしてくれ」

ハマーン「はい!」

スミレ「ハマーンちゃん見て下さい!木星があんなに大きく見えます」

ハマーン「本当だ!ジュピトリスから見るより大きい」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/14(木) 18:44:54.31 ID:4aKynKGEo
シャア「木星か」

シロッコ「ここに来て感傷に浸っているのか?」

シャア「そういう訳ではないが…木星圏へたどり着いた人間は、その価値観を大きく変える事もあるらしい」

シロッコ「シャアは変わらなさそうだな」

シャア「まるで私が無神経のような言い方だな」

シロッコ「違うのか?」

シャア「私はこう見えて繊細さ」

ハマーン「えー?そうですか?」

シャア「ハマーン?」

ハマーン「シャアったら物はすぐに散らかすし服も脱ぎっぱなしだし片付ける身にもなって下さいよね!」

シャア「それは面目ない」

シャア(だって面倒なんだもん)

シロッコ「だらしない男を持つと大変だろう」

ハマーン「そんな事ありませんよ。この人には私が付いていないと!ってなりますから!」

シャア(それはダメ男に引っ掛かる典型的パターンだ!やめろー!!)

シャア「このままハマーンに迷惑を掛けるのも悪い。今後は生活態度を改めるとしよう」

ハマーン「えぇー!」

シャア「えぇー!ではない!!」

スミレ「楽しそうですね」

シャア「楽しんでいないで援護して欲しいのだが」

スミレ「んー、私もだらしない大佐の方が好みですかね」

ハマーン「だよね!ん?」

シャア(ヤバい!!)

シャア「ハマーンお腹空いた」

ハマーン「お昼まだでしたね。食べに行きましょう」

シャア「そうだな!」

シャア(疲れる)
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/14(木) 18:46:22.88 ID:4aKynKGEo
シャアが木星圏へ到達して暫く経過した

ー木星圏 ヘリウム3採取所ー

シャア「勝利者などいーなーい 戦いにつかれーはて」

スミレ『楽しそうですね』

シャア「のわっ!?スミレ少尉か!急に通信を入れるな!」

スミレ『急ではないですよ。定時連絡の時間です』

シャア「むっ、そんな時間か…」

スミレ『何かの曲ですか?』

シャア『ああ、このフルバーニアンが出る作品の主題歌でな…』

スミレ『ちょっと待って下さい!え?なにこれ…』

シャア「どうしたスミレ少尉」

スミレ『た、大変です!木星開拓団の一部が木星帝国を名乗ってここを制圧しようとしてます!』

シャア「ウッソだろおい!首謀者は誰か分かるか?」

スミレ『まだ不明です。あっ、中央広間の方に全員を集めているみたいです』

シャア「そこからモニターできるのか?」

スミレ『はい』

シャア「気休めかもしれんがドアをロックしておけ」

スミレ『わ、分かりました』

シャア「首謀者が誰なのか?なぜ木星帝国を名乗ったかなど不可解な点はあるが…大方連中が一枚噛んでいるのだろう」

スミレ『ブルーコスモスですか?』

シャア「そうだ。何が目的かは知らんが好きにさせる訳にはいかん」

スミレ『なにか手立てが?』

シャア「無い」

スミレ『えぇ…』

シャア「せめて戦力を分散できればな…そうだ!」

スミレ『何か思い付きましたか?』

シャア「基地を攻撃する」

スミレ『そ、そんな!私達を見捨てるんですか!!』

シャア「そうではない。私が動く事でこちらに目を向けさせる。そうれば連中は押さえようと人員をこちらに回すはずだ」

スミレ『なるほど!』

シャア「連中の動向はどうだ?」

スミレ『説得しています。ジオンがヘリウム3を独占する為に、ここを攻撃しようとしてるから共に立ち上がろうと』

シャア「バカな!いくらジオンとてそのような事をするはずが無い…と思いたい」

スミレ『と支援者であり同士の者が言っていた』

シャア「受け売りだけで反乱するのやめてよね!」

シャア「聞いていても仕方ない。今から攻撃をする」

スミレ『分かりました』

シャア「よし」

シャア大佐、吶喊します!!
1.基地に威嚇射撃をして降伏勧告を行う
2.無人のヘリウム3貯蔵庫を攻撃
3.基地内部に潜入して暴れる
↓1
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/14(木) 18:53:49.16 ID:2EPqUxTho
2
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/14(木) 18:55:00.09 ID:1O5oSxh8O
それは悪手じゃね?
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/14(木) 19:10:07.22 ID:2EPqUxTho
1、3だとほらやっぱりジオンが攻めてきた!ってなるかなと
2だと慌てて確保しにくるのでは
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/14(木) 19:13:53.09 ID:1O5oSxh8O
なるほど、流石は大佐ですな
感服いたしましたわい
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/14(木) 20:35:37.09 ID:ETnDT8kqo
貯蔵庫攻撃(するフリ)はブルコスを炙り出すブラフってことかな?
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/15(金) 20:57:08.53 ID:yMklXwAeo
シャア「これで、ダウンだ!」バキューン バキューン

貯蔵庫「うわぁ!や、やられちまうっ!!」ドガーン

シャア「どうだ!」

スミレ『うわあああっ!なにをやっているんですか!!』

シャア「言いたい事は分かる。しかし今は非常事態だ。まあ、見ていろ」

MS部隊「いきまーす」ドシューン

シャア「モビルスーツ部隊が出てきたぞ」

反乱兵A「何が起きた!」

反乱兵B「貯蔵庫が爆発してるぞ!」

反乱兵A「うわあああっ!貯蔵庫があああっ!!」

シャア「少尉と同じ反応だな」

スミレ『そうなりますよ!』

反乱兵B「緊急事態だ!ヘリウム3貯蔵庫で爆発が起きた!至急増援部隊を送ってくれ!!」

シャア「読み通りだ。基地へ潜入する」ドシューン

ーヘリウム3採取基地ー

シャア「基地に戻った。反乱兵の居ない場所のナビゲートを頼む」

スミレ『分かりました』

ー中央広間ー

シャア「少尉のおかげで難なく中央広間に着いたな。やはり手薄になっているか」

反乱兵C「被害状況はどうなっている!」

シャア「なに大した事ではないさ」

ハマーン「シャア!」

反乱兵C「なっ!貴様は!」

シャア「逆シャアでシャアがアムロに受けた巴投げを受けてみろ!」グルングルン

反乱兵C「グフッ!」ビターン

シロッコ「でやあああ!」バキッ

反乱兵E「バタラッ!」バタッ

ハマーン「助けに来てくれたんですね!」

シャア「礼ならスミレ少尉に言ってやってくれ。彼女のおかげで状況が察知できたのだからな」

シャア(貯蔵庫1ヵ所破壊しちゃったけど)

シロッコ「反乱兵は縛り上げたぞ」

スミレ『大佐!貯蔵庫に向かった部隊がこちらの動きに気づきました!』

シャア「意外と早いな」

スミレ『あっ!』

シャア「今度はどうした?」

スミレ『反乱兵がドゥガチ団長をどこかへ連れて行こうとしています!』

シャア「なんだと?」

シャア「外の部隊とドゥガチ団長どちらを優先するべきか?」

戦いとはいつも二手三手先を考えて行うはものだ
1.外の部隊の対応
2.ドゥガチ団長に接触する
↓1
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/15(金) 21:22:39.45 ID:BW4/o13FO
2
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/15(金) 21:51:52.90 ID:25c0UWTUo
メッサーラあるし反乱兵のMS部隊はシロッコに任せるんか?
ただ、彼は今の段階だと正規軍人じゃないしMSの戦闘経験無いだろうしなあ
まあシロッコだし経験値ゼロだろうと初期ステがくっそ高いから名無しの雑魚とか、
一切苦戦せず瞬コロするだろうけど
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/16(土) 18:50:08.14 ID:X+2tN5Q6o
シャア「私はドゥガチ団長の所へ向かう。シロッコは外の対処を頼めるか?出来れば生け捕りで頼む」

シロッコ「メッサーラの実戦にいい機会だ。善処しよう」

シャア「少尉、団長の場所までのナビゲートを頼む」

スミレ「了解です」

シャア「ハマーンはここで皆を守ってやってくれ。念の為に武器を渡しておく」

ハマーン「分かりました。シャアも気をつけて」

シャア「行ってくる」

ー通路ー

シャア「居たか!相手は2人か」

反乱兵1「貴様!」

反乱兵2「撃て!」

シャア「やらせん!スーパーイナズマキィィック!!」ズドーン

反乱兵達「ぐえええっ!!」ドガーン

ドゥガチ「シャア大佐か?」

シャア「ご無事ですか?」

ドゥガチ「私なら無事だ。大佐が来てくれて助かった」

シャア「それは何よりです」

シャア「ドゥガチ団長を保護した。シロッコの方はどうか?」

スミレ『副団長もの方は…最後の1機を無力化した所です』

シャア「了解だ。捕虜と一緒に中央広間に来るよう連絡しておいてくれ」

スミレ『分かりました』
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/16(土) 18:50:36.52 ID:X+2tN5Q6o
ー中央広間ー

シャア「反乱を起こした動機はなんだ?」

捕虜「ジオンが攻めてくると」

ドゥガチ「ジオンが攻めてくると本気で思っているのか?私は大佐がいるジオンがそこまで愚かではないと思いたいが」

シャア(それは買い被りすぎですよ)

捕虜「しかし同士の者が!」

シロッコ「同士とは誰の事を言っている?」

捕虜「ブルーコスモスだ。独立すればその支援をしてくれると言ってきた」

シャア「そうか」

スミレ「……」

シロッコ「ブルーコスモス?聞いた事がないな」

ハマーン「私もです」

シャア「私もだな」

シロッコ「嘘は感心しないな」

シャア「は?」

シロッコ「シャアのブルーコスモスの名を聞いた時の反応が我々と違ったのでな」

シャア「……」

シャア(ええぃ!目ざとい奴めぇ!!)

ハマーン「そうなの!?」

スミレ「大佐!嘘は駄目ですよ!」

シャア「おい!」

シャア「まあいいこの際だ。これから敵対する可能性が高い組織の事は知っておいた方がいいだろう」

シャア「ブルーコスモスとは……うーん」

スミレ「どうしたんですか?」

シャア「いや」

シャア(そもそもブルーコスモスって反コーディネイター団体だよな。この宇宙世紀にはコーディネイターは存在しない。なのにそれを名乗る理由は何故か?)

シャア「捕虜の君」

捕虜「なんだ」

シャア「ブルーコスモスの理念は聞かされているか?」

捕虜「いや。だが彼はこう言っていた。世界はあるべき姿に修正せねばならないと」

シャア「なに?その彼とは誰だ?」

捕虜「声しか聞いてないしその声も変声機を使われていたからな。彼とは言ったが彼女かもしれない」

シャア「うーむ」

スミレ「大佐」

シャア「ああ。これは現実味を帯びてきたな」
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/16(土) 18:53:00.45 ID:X+2tN5Q6o
シロッコ「2人だけ納得した風に話すのはやめてくれないだろうか」

ハマーン「ま、まさか浮気!?」

シャア「ハマーンは先ずその思考を捨てろ」

ハマーン「だっ、だってぇ」

スミレ「大丈夫ですよ!大佐を取ったりしませんから!」

ハマーン「本当に?」

スミレ「本当です!」

シロッコ「それはそうだろう。スミレ君ほどの知的な女性がシャアに務まる訳がない。この私こそ相応しいとは思わないか?」

スミレ「いえ全く。自陣過剰な人は無理です」

シャア「はっはっはっは!それ見た事か!」

シロッコ「笑うなシャア!」

ドゥガチ「ごほんっ!話しはいいかね?」

シャア「…失礼しました」

ドゥガチ「それで、現実味を帯びてきたとは何の事だろうか」

シャア「シロッコ副団長に指摘された通りですが、実は特命でブルーコスモスを追っていまして。今までは存在するのかすら怪しい団体だったのですが、今回の件で現実味を帯びたという事です」

ドゥガチ「そうだったのか」

ハマーン「どうして話してくれなかったんですか?」

シャア「それはだな…」

シロッコ「ジュピトリスや資源基地は閉鎖的空間だ。万が一内通者にバレでもしたら身に危険が迫る。そういう事だろう?」

シャア「そうだ。ハマーンや君を盾にされる可能性があったからな。未遂とはいえ現実になったのは残念だが」

シャア(はぁコイツ無駄に頭いいから勝手に勘違いしてて助かるわ)

ハマーン「ごめんなさい」

シャア「気にはしないさ」

ハマーン「でもスミレちゃんは知っていたんですよね!」

シャア「マハラジャ提督から直々の命令だ」

ハマーン「お父様の?だったら仕方ないか…」

シャア「はぁ」

スミレ「ははは…」

シャア「それと提督に今回の件を報告したいので後で少尉は私の部屋にきてくれ」

スミレ「了解です」


シャアはアクシズのマハラジャ提督に今回の事件を報告し警戒とアクシズ強化の案を送った
一方ヘリウム3貯蔵庫を破壊した影響で、必要量を確保できずにいた木星船団は滞在の延期を余儀なくされた

シャア「自分で壊したせいなんだけど、そろそろ地球が恋しくなってきたかも」

シャア「ん?なんだあれは?」

シャアが木星圏で発見したもの
コンマ00.太陽炉2基
コンマ93.サイコフレーム
コンマ96.相転移エンジン
それ以外テム・レイの回路
↓1
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/16(土) 19:00:40.51 ID:rFEaJ3OPo
俺がガンダムだ
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/16(土) 19:10:30.07 ID:qbg0fVtF0
コンマ厳し過ぎだけど発見物の内容的にしゃーない
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/16(土) 19:25:35.97 ID:X/e38Pdf0
ハズレが虚無すぎる
と言いたいがまさかスカッドハンマーズの回路(なぜかめっちゃ強い)じゃないだろうな
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/17(日) 17:29:43.67 ID:48sZnO+fo
シャア「なんだ?見たことあるパーツだな。これはテム・レイの回路か。スパロボだと性能が落ちる代わりに修理費10とかになってたけな」

シャア「使う事は無さそうだけど一応拾っておこう」

数ヵ月後

ーヘリウム3採取基地ー

シャア「数ヵ月の間でしたがお世話になりました」

シロッコ「貯蔵庫を破壊した時はどうなるかと思ったがな」

シャア「それは言うな」

ドゥガチ「気にするな。あれは非常時だったのだからな。だが、あのような事が再び起きないよう私は開拓団をまとめる為に残る。そこで船団の団長にはシロッコ君に任せたい」

シロッコ「はっ!木星船団団長の任、拝命いたしました!必ずや全うしてみせましょう」

ハマーン「また会えるといいですね」

ドゥガチ「私もだ」

スミレ「ジュピトリスの出港準備が整ったようです」

シャア「では、本国に戻った際には支援の件、認可されるよう尽力しましょう」

ドゥガチ「よろしく頼む。諸君らの航海が無事に終わるように願っている」

ジュピトリスは木星基地を出港し再び進路をアクシズへ向ける

ーアクシズー

マハラジャ「よくぞ戻って来てくれた」

シャア「お久しぶりです提督」

ハマーン「お父様!」

マハラジャ「ハマーンも大きくなったな。見違えたぞ」

ハマーン「そうですか?」

マハラジャ「これでいつでも嫁げるな。なぁ、大佐」

シャア「は?はぁ」

ハマーン「お父様ったら気が早すぎますよ!」バシーン

マハラジャ「ギャン!?」

シャア「……」

シャア(このままハマーンと結婚してもいいんだろうか?)

シャア「話は代わりますが、モビルスーツの量産体制はどうなっていますか?」

マハラジャ「ん?ああ。大佐が提案したリック・ディアスとドミンゴは生産ラインに入った。しかし大佐専用のデルタガンダムの開発にはもう少し時間が掛かりそうだ。それまでは今のガンダムかノイエ・ジールを使ってくれ」

シャア「分かりました」

シャア(リック・ディアス。本来は初期型のムーバブルフレームとブロックビルドアップで構築されていだが、今回はMk-Uから得られた物と同等のムーバブルフレームを使って建造している。柔軟性は段違いだろう)

シャア(それとドミンゴだ。元々はマラサイ本来の名称だったのだが、諸事情で変更を余儀なくされた。せっかくなのでこちらの世界では、この名称で行こうと思う)

シャア「それから以前提案したアクシズ強化の件ですが」

マハラジャ「そうだったな。確か…」

シャアが提案したアクシズ強化案とは?
1.兵士の練度を上げる
2.ニュータイプの発見と早期育成
3.アクシズ本体を強化
↓1
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/17(日) 17:42:43.82 ID:ui1r/eCyO
2
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/17(日) 18:03:50.93 ID:+QsY6f9mo
そういやマラサイって初期設定はドミンゴって名称だったけど同名の商標が既にあったから配慮して変えたんだっけか?
んで、いまさらって愚痴をもじってマラサイUなったとか都市伝説が…どこまで事実かしらんけど
ニュータイプ研究強化か、マハラジャが存命でギレンも健在だしプルシリーズ云々や、
ギレンのクローン?説もあるグレミーがいないならまぁ大丈夫かな
(このSS内のグレミーがギレンないしデギンの隠し子であるなら家族間調整役のガルマも生きてるし認知さえすれば問題無さそうだが)
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/17(日) 18:13:20.35 ID:nWBHCsWko
このアクシズだとマリーダさんことプルトゥエルブが生まれるか怪しくなってくるな
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/17(日) 20:21:55.88 ID:Z7/Wxy5mO
寧ろプルシリーズは生まれない方がいいからなあ…
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/17(日) 20:27:27.88 ID:1DcHW9dDO
ここまで一気読みしてきた
最初は変なシャアくらいにしか思わなかったけどもうめっちゃ面白い
シャアハマーンシロッコで三馬鹿みたいで仲良さそうなのいい
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/17(日) 22:53:13.09 ID:48sZnO+fo
シャア「ニュータイプ部隊の件はどうなっています?」

マハラジャ「アクシズでニュータイプ適性のある者を選抜して育成中だ。中には10歳にも満たない子もいるが戦場に出すつもりなのか?」

シャア「まさか。将来の戦力として期待しておきましょう」

シャア(10歳にも満たないってプルじゃん!さすがに戦わすのは可哀想だしな。戦場に出すような事にならないようにのが一番なんだけど)

マハラジャ「それと志願者の中にニュータイプ適性は無いがパイロット適性がある者も数名いたので同じく育成中だ」

シャア「分かりました。では、ブルーコスモスの動向は何か掴めましたか?」

マハラジャ「本国と連絡を取った所、ガルマ様の宇宙攻撃軍が協力してくれてな」

シャア「ガルマの宇宙攻撃軍?宇宙攻撃軍はドズル閣下の部隊では」

マハラジャ「ドズル閣下が一線を退いてガルマ様に部隊を譲ったのだ。大佐が調査していると聞いたら快く部隊を動かしてくれたよ」

シャア「そうでしたか」

マハラジャ「どうやら連中は連邦を再編した新連邦なるものを結成しようとしていたらしいのだが、功を奏したのか連中の出鼻を挫く事はできた」

シャア「それは朗報です」

マハラジャ「現状は小競り合い程度との報告だが私は何か嵐の前の静けさのような気がしてならないのだ」

シャア「ここにいる我々は無力です。出来る事といえば地球圏へ戻るまでに戦力を増強する事です。それまで何も起きない事を願いましょう」

マハラジャ「そうだな」

シャア「……」

ハマーン「どうしたの?」

シャア「いや、なんでもない」

シャア(いつまでもハマーンに隠しとく訳にはいかないよな。頃合いを見て打ち明けるか)

ジュピトリスとアクシズはアステロイドベルトを離れ地球圏へ向けて動き出す
宇宙世紀0086年
木星船団とアクシズは遂に地球圏へと到達したのであった

ージュピトリスー

ハマーン「地球に戻ってきましたね」

シャア「そうだな。ハマーン話がある」

ハマーン「え?も、もしかして……」

シャア「実はだな」

私はかつてシャア・アズナブルという名で呼ばれた事もある男だ
1.自分の素性を打ち明ける(コンマ10未満でハマーンとシロッコが離反してアクシズの内乱が発生)
2.話す内容を忘れた
↓1
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/17(日) 23:16:51.64 ID:P3qSi01Zo
1
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/17(日) 23:29:44.59 ID:7DC9i+ufO
シロッコはまだ完全に信用しきれんから何とも言えないにしろ、
ハマーン様には打ち明けておかないとなマハラジャ公認で結婚前提のお付き合いしてるんだし
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/17(日) 23:46:30.50 ID:1DcHW9dDO
アムロはどうしてるんだろうなあ…
一応ガンダムには乗ってたようだけど
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/18(月) 00:20:07.74 ID:6YHoZ2g7o
シャアがプロトタイプガンダムぱくった後に追跡せず鹵獲品献上の為に戻ってるので、
代わりの追跡部隊を派遣したところでタイムラグ的にホワイトベースはそのままジャブロー直行したろうから、ぶっちゃけアムロ達はジャブローで降ろされてハイサヨナラの可能性も高いんだよな
サイド7襲撃された上にプロトタイプガンダムをジオンに強奪されたのに、
今更民間人が軍機に触れたからどうのとかクソ喰らえもいいとこだし
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/18(月) 11:25:41.10 ID:iX+gd+z1O
見直したら113のシャアの副官選択でラルさんの名前あったし、
アムロはジャブロー直行後に即降ろされて母親のトコ(鳥取?)に行ったか、
軍機秘守を楯に無理矢理徴用されたけど原作より経験値足りな過ぎてラルさんにやられたんちゃう?
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/18(月) 14:30:22.00 ID:OLR0RL+DO
アムロの活躍に付随する出来事も起こってない可能性があるのか
例えばアレックスとか
あと連邦内ではニュータイプもあまり注目されてなさそう
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/18(月) 14:36:48.86 ID:KgmhVcUzO
そういえばララァにも会ってないのか
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2022/07/18(月) 14:51:49.53 ID:GRlcwZRDO
ララァはヲタならぐちゃぐちゃにする存在ってわかるからね

リアルのシャアとは違うよ
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/18(月) 15:32:26.68 ID:7ap0c807o
>>227
後付も後付な設定だけどアレックス及び4〜6号機に関しては、
プロトタイプがロールアウト後の8月(初代アニメ1話が9/17)から既に研究開発されてる
ただ、原作アムロの戦闘データ無いし公式より低スペックになるだろうね
それとこれも後付で実は連邦のNT研究もアニメ1話前には既に始まってるんだけど、
アムロが活躍してないしジオンがサイコミュ兵器出す前にジャブロー陥落させたしで、
NT研究ってよりSEEDのブーステッドマンやエクステンデット的な方の強化人間研究になってそう
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2022/07/18(月) 15:40:52.61 ID:GRlcwZRDO
この世界のブルコって

ジオンは強い

強いのは人間

宇宙人だから人間ではない

人間でないということは改造している

卑怯な連中だ!


ってなって発生してるかも
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/18(月) 18:26:42.37 ID:x/OoULtXo
シャア「今まで君に隠していた事がある」

ハマーン「隠していた事?はっ!まさか!!」

シャア「少なくともハマーンの考えているよう事ではない」

ハマーン「そうなんですか?だったら何を?」

シャア「私はシャア・アズナブルであってシャア・アズナブルではない。私はこことは違う別の世界から転生してきた存在なんだ」

シャア「信じて貰えないかも知れないが、これは事実なんだ。嘘だと思うなら…」

ハマーン「知ってましたよ」

シャア「はい?」

ハマーン「知ってました」

シャア「いつからだ!?」

ハマーン「ジュピトリスがアクシズに一度目の寄航をした時です」

シャア「最初からじゃん!!」

ハマーン「実はシャアが来るのが遅いから一回戻ったんです。そうしたらお父様とスミレちゃんに話してるのを偶然盗み聞きしちゃって」

シャア「そうだったのか。だったらどうして私との関係を続けた?私は君を騙していたんだぞ」

ハマーン「私は貴方しか知りません」

シャア「なに?」

ハマーン「転生したとかしてないとか、そういうのは関係なくて。私は今のシャア・アズナブルしか知りません。だから私が好きになったのは紛れもない貴方なんです」

シャア「……」

ハマーン「なんとなく感じていました。私への距離感を。それってきっと負い目なんですよね?シャアじゃない自分が騙して付き合うだなんて本当にいいのかって」

シャア「参ったな」

ハマーン「だからずっと我慢してきました。貴方がいつか自分のことを打ち明けてくれる日を。思った以上に待たされましたけど!」

シャア「それは本当に済まない」

ハマーン「どうしてこのタイミングだったんですか?」

シャア「それは、情けない話だが道中にこの話を切り出してハマーンとの関係が悪化した時の事を考えたらな」

ハマーン「えぇー!そんな事でですか!?」

シャア「そんな事ではないだろう。数年も気まずい思いは勘弁だ」

ハマーン「それはそうですけど。はぁ、そんな理由で待ちぼうけをされた私って一体」

シャア「だから私は決心した事が二つある。一つは私自身の事。そしてもう一つは私の事を知ってもなお、好きだと言ってくれた時に決めていた」

シャア「ハマーン、君に私の妻となって欲しい」

ハマーン「そ、それって!!」

シャア「結婚しよう」

ハマーン「はい!!幸せにしてくださいね!」
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/18(月) 18:28:04.84 ID:x/OoULtXo
ー翌日 ジュピトリス内食堂ー

シロッコ「2人ともおはよう」

シャア「おはよう」

ハマーン「おはようございます」

シロッコ「相席してもいいだろうか?」

シャア「ああ」

シャア「やはり朝は牛乳に限る」ゴクゴク

シロッコ「ゆうべはお楽しみだったようだな」

シャア「ブフゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」

シロッコ「食事中に飲み物を吹き出すのは行儀が悪いと教わらなかったのか?」

シャア「誰のせいだと思っている!!」

ハマーン「あわわわわわわ」

シャア「シロッコ貴様!覗き見でもしたのか!」

シロッコ「そこまで無粋ではない。なに、簡単なことだ。普段ならお互いの部屋で就寝を取る2人が、昨夜に限って同じ部屋に入った。しかも暫く経ってもハマーンが出てくる気配もない。となれば考られる事はひとつ」

シロッコ「ゆうべはお楽しみでしたね」

ハマーン「それを覗き見と言うのだ!この俗物がっ!!」ボコッ

シャア(うわっ!一瞬だけど本来のハマーンを見たよ!)

シロッコ「ぼ、暴力はいけない!!」

ハマーン「貴様がそうさている!」

シャア「ハマーン落ち着け!」ポンポン

ハマーン「は、はい」

シャア「シロッコも挑発するような真似はよせ」

シロッコ「済まないな。2人の仲が進展したと思うとからかいたくもなるものだ」

シャア「進展ついでに言うのも軽いものでもないのだが私達は結婚する事になった」

シロッコ「なんだと?それは本当か?」

ハマーン「本当ですよ!シャアから結婚しようって言ってくれたんですか!」

シロッコ「そうかなのか?おめでとう!」

シャア「あ、ああ」

シロッコ「どうした?鳩がメガ粒子砲を食らったような顔して」

シャア(どんな顔だよ!蒸発するわ!)

シャア「君が素直に祝福してくれるとはな」

シロッコ「これでも私は君達の事を友人だと思っている。友人なら祝福するのは当然だろう」

シャア「そうだな。ありがとう」

シャア(考えてみれば俺がここに来てから一番付き合いが長いのってこの2人なんだよな)

ハマーン「またボーッとしてる」

シャア「少し考え事をな」

シロッコ「呆けている暇は無いぞ。そうと決まれば早速準備に取りかからなければな」

シャア「なんのだ?」

シロッコ「2人の披露宴に決まっているだろう」

シャア「はぁーっ!?」

シャア(それからは目まぐるしい毎日だった。ジュピトリスとアクシズ。そしてジオン本国のガルマなどに結婚するとの報告を済ませると一斉にお祝いの通信が届いた)

シャア(そうこうしている内に式の当日になり、アクシズのチャペルで式を終えた足でそのまま役所で婚姻の届け出を済ませると俺達は晴れて夫婦となった。ハマーンのにやけた顔は忘れる事はないだろう)

シャア(その後はとにかく騒いだ。そのせいで暫く何もしたくなくなった…とは行かないのが現状なんだよな)
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/18(月) 18:30:00.93 ID:x/OoULtXo
結婚式を終え一段落付いたシャアは
木星船団の任務を完了した事により少将へと昇進した
妻であるハマーンも補佐官として少佐に任命される
また、木星圏開拓援助の件はガルマとキシリアの後押しにより可決され実現化される運びとなった

しかし開戦の足音は刻一刻と近づいていた

ー宇宙要塞ア・バオア・クーー

シャア「反ジオンの気運が高まっている?」

ガルマ「ああ。5年前にシャアが徹底抗戦派を鎮圧して以降、目立った動きが無かったのがここに来て活発化している」

ガルマ「問題はその場所なんだが、ここだ」

シャア「サイド7?」

ガルマ「サイド7はシャア達が地球圏を離れた後に、ジオンがルナツーの代わりに連邦軍の拠点として使われせているんだが」

ガルマ「実際は反ジオン派の軍関係者を強制移民させたり、捕虜を強制労働させている場所として利用されている」

シャア「なぜそんな事になっている」

ガルマ「ギレン兄さんの方針だ。1ヵ所に集める事で管理しやすくなると言ってな」

シャア「まるで収容所だな」

ガルマ「ここ最近になって活発化した裏にはシャアの言っていたブルーコスモスの存在が絡んでいると見られる」

シャア「本国の対応は?」

ガルマ「サイド7に毒ガスを撒いて殲滅しようという案が出たよ」

シャア「正気か!?まさか実行するつもりではないだろうな!」

ガルマ「私がなんとか阻止させた。確かに今までのジオンは核兵器や毒ガスの使用を平然と行っていた」

ガルマ「しかしこれからのジオンは違う。同じ事を繰り返していれば、それは新たな憎しみを生み悲劇の連鎖が続く事となる。私はそんな世の中を少しでも良くしたいと思って行動している」

シャア「私もだ。こんな事はさっさと終わらせて新婚旅行にでも行きたいものだな」

ガルマ「新婚早々に済まないな」

シャア「それはお互い様だ。ガルマも本当は少しでも奥方と子供の傍にいたいのだろう」

ガルマ「そうだな。まさか互いに所帯を持つ事になるとはな」

シャア「それは自分が一番驚いているさ。それで私に頼みたい事とは?」

ガルマ「ああ。今回の任務はかなり危険かもしれん」

シャア「だからこそ私を呼んだのだろう?」

ガルマ「…分かった。シャアには連邦に潜入して内部調査をしてもらいたい」

シャア「私が連邦にか?」

ガルマ「ブルーコスモスは新連邦発足を阻止した以降、また雲隠れをしてしまって中々尻尾を掴ませてくれない。何度か潜入工作を行ったのだが、いずれも失敗に終わっている」

シャア「そこで私か」

ガルマ「もはや頼れるのは君しかいない。やってくれるだろうか?」

シャア「そうだな」

やってみせるさ!
1.潜入任務を受ける
2.潜入任務を断る
↓1
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/18(月) 18:30:48.76 ID:dJo/n15r0
シロッコも本当に丸くなったのならいいんだが
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/18(月) 18:33:19.22 ID:dJo/n15r0
1 ガルマの頼みだしな
木星圏もうまくいってよかった
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2022/07/18(月) 20:19:04.57 ID:GRlcwZRDO
クワトロ大尉の出来上がりですな
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/18(月) 21:13:50.94 ID:6YHoZ2g7o
クワトロ大尉といえばエゥーゴあるのかしら?あったところで何を目的に活動してるのか不明だけど
それとアナハイムもあんま変な動きするとギレンやキシリアに睨まれて最悪アナハイム潰しされるやろ
それにアナハイム自体が原作と違いジオニック社吸収とかしてないから原作より規模や勢力も弱いだろうし
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/18(月) 21:18:56.26 ID:OLR0RL+DO
まさかのクワトロ編かあ
面白くなってきた
潜入して誰に会うか楽しみ
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/18(月) 21:22:45.20 ID:h08Cz5/Ko
まだまだ油断できないがここのシロッコは愉快だな
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/18(月) 23:35:48.52 ID:suj7a6ShO
仮にアポリー枠とロベルト枠がハマーン様とシロッコになるなら無敵やんけ
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/19(火) 07:23:26.41 ID:GOa2UA5DO
三つ巴の場面がもしかしたらお互いに背中を預ける場面になるんだとしたら感慨深いな…
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/19(火) 08:16:12.80 ID:s2a+3cFdO
Z編といえばMarkU強奪事変だけどこの世界の連邦(ティターンズ?)ってそもそも新型ガンダム造ってるんかね?
連邦にとっては逆の意味(出れば負け軍師的な)でガンダム伝説になった縁起悪い機体で、
しかも唯一大活躍したのがシャアにパクられてシャア専用になったプロトタイプのみな皮肉
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/19(火) 08:34:50.94 ID:iFOe87fSO
本来通り連邦のものだったら勝ってた神話が出来るかもしれない
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2022/07/19(火) 18:30:56.18 ID:npc8UpjDO
わからんよ


ヘリオポリスに侵入して、四体のガンダムを掻っ攫うかも(もしくはストライクのみ)
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/19(火) 19:02:34.67 ID:4ECIdTpio
シャア「他ならぬガルマの頼みだ引き受けよう」

ガルマ「いいのか?本当に済まないがよろしく頼む」

シャア「それで潜入するに当たって連邦籍は用意してあるのか?」

ガルマ「連邦軍大尉の軍籍を用意してある」

シャア「少将になったと思ったら大尉に降格か」

ガルマ「あまり高い階級で潜入すると怪しまれるのでな。以前それで失敗した事がある」

シャア「ならば仕方ないな」

ガルマ「それと偽名はどうする?思い付かなければこちらで決めるが」

シャア「フッ、名前はもう決まっている」

ガルマ「それは?」

シャア「クワトロ・バジーナ大尉だ!」
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/19(火) 19:05:41.23 ID:4ECIdTpio
ーアクシズ モウサ アズナブル家ー

シャア「突然だが出張になった」

ハマーン「えぇぇぇぇぇーーっ!!結婚したばっかりなのに!?」

シャア「仕方ないだろう。軍の任務だ」

ハマーン「他の人じゃ駄目だったんですか?」

シャア「何人も失敗してる任務で連中も警戒しているはずだ。もう失敗はできないだろう」

ハマーン「そんな危険な任務をシャアがやる必要性があるんですか?私たち新婚なんですよ!」

シャア「承知の上で受けたんだ。それに個人的にも気になっているのでな」

ハマーン「任務って何をするんですか?」

シャア「連邦軍内部に潜入する」

ハマーン「えぇっ!?」

シャア「ブルーコスモスの動向を探る。上手く行けばバックに誰が付いているのか掴めるかも知れん」

ハマーン「シャアと同じ転生した人がいるかもって事?」

シャア「そうだ。私の場合は言うなればサイコロを振るような選択をしてここまで来た訳だが、そうじゃない人間もいる」

シャア「なぜブルーコスモスを名乗ったかは不明だが、もし何もしなかったせいで核をコロニーに撃ち込まれたら私はきっと後悔するだろう。だから、行かせて欲しい」

ハマーン「…そこまで言われたら、行かないでって言えないですよ」

シャア「私だってハマーンと離れるのは辛い」

ハマーン「本当?」

シャア「本当だとも」

ハマーン「じゃあ任務の日までずっと私の傍にいてください」

シャア「分かった。二人きりの時間を過ごそう」

潜入任務当日

シャアはクワトロ・バジーナの偽名を使い連邦軍の拠点であるサイド7へ向かう

ーサイド7 宇宙港ー

クワトロ「サイド7か。あの時以来だな」

「クワトロ・バジーナ大尉でありますか?」

クワトロ「そうだ」

ジェリド「自分は大尉の案内役を任されたジェリド・メサ少尉であります!」

クワトロ「本日はよろしく頼む」

クワトロ(ジェリドおるんかい!)

ジェリド「さっそく司令部へ案内します」

クワトロ「ああ」
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/19(火) 19:06:35.68 ID:4ECIdTpio
ーサイド7 連邦軍司令部ー

コーウェン「ようこそサイド7へ。私はサイド7の基地司令を任されているジョン・コーウェン中将だ。まあ、楽にしてくれたまえ」

クワトロ「失礼します」

クワトロ(基地司令がコーウェンとはな…)

コーウェン「大尉には前任者の後を継いでもらう事になるが大丈夫だろうか?」

クワトロ「前任者は確か新型モビルスーツのテスト部隊所属でしたか」

コーウェン「そうだ。突然辞めてしまってな。最近は辞職する者が多くて困っているのだ」

クワトロ「そうなのですか」

クワトロ(それはスパイが捕まったと言うことなのか?コーウェンは聞かされていないのか?それとも隠蔽している?)

コーウェン「どうしたのだね?」

クワトロ「いえ、少し考え事を」

コーウェン「そう難しい事ではない。大尉の経歴は素晴らしいものだ。大尉ほどの人間がいれば、もしかしたら連邦は勝てたかも知れんな」

クワトロ「ご冗談を。戦争は一人の人間の力でどうにかなるものではありません」

コーウェン「分かっておるよ。さて、暫くはこのコロニーに滞在するんだ。街並みを見学してはどうだね?」

クワトロ「そうさせていただきます」

コーウェン「ジェリド少尉。大尉を案内してあげたまえ」

ジェリド「はっ!」
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/19(火) 19:07:27.90 ID:4ECIdTpio
ーサイド7 市街地ー

クワトロ「もっと殺伐としたものを想像していたが随分と平和そうだな」

ジェリド「この1バンチはマシな方です。2バンチなんてそりゃあ酷い所ですよ」

クワトロ「主に逮捕された反ジオンの活動家や軍の捕虜が生活しているコロニーだったか」

ジェリド「南極条約なんて知ったこっちゃないって扱いですよ。労働期間を終えてこっちに来てる人もいるんですがね」

「おぉ、ジェリド君か。隣にいるのは新しい軍人さんかね?」

ジェリド「バスクさん。今日はどうしたんだい?」

バスク「たまには散歩でもしようと思ってな」

クワトロ「バスクだと!?」

クワトロ(エアーズで投降したバスクがなんでこんな所でふらついてるんだよ!)

ジェリド「お知り合いで?」

クワトロ「直接知っている訳ではないが、バスク・オム大佐でしたか?」

バスク「私は元少佐だよ。今は退役して一市民だがね」

クワトロ「そうでしたか。それは失礼しました」

バスク「構わんさ。頑張っておくれ」

クワトロ「はい」

ジェリド「バスクさんまたな!」

クワトロ「彼はもっと過激な人物だったはずだが、その気迫がまるで感じられなかった」

ジェリド「捕虜収容所で相当やられたらしいですよ。徹底抗戦派は見せしめと言わんばかりの扱いだったそうです」

ジェリド「バスクさんも次第に精神がおかしくなって、最後には抵抗する気力すら無くなったと聞きました。こっちに来た時は廃人寸前だったんですけど今は散歩に出れるくらいには回復しています」

クワトロ「そうだったのか」

クワトロ(勝った方が負けた方を弾圧する。連邦もジオンも変わらないな。バスクは嫌なキャラだったけど、少しだけ同情してしまうな)

クワトロ「……」

クワトロ「ジェリド少尉はジオンを許せないと思っているか?」

ジェリド「自分ですか?自分は独立戦争当時はまだ子どもでしたし、戦場とは比較的離れた所で育ったので酷いもんだな程度でした。強制移民で地球からこのサイド7に来た時はジオン絶対に倒す!って思ってました」

クワトロ「今はそうではないと」

ジェリド「最初は不満でしたよ。でも、ここで生活している内に慣れてしまうんです。ジオンの管理下ってのは分かるんですけど普通に生きる分にはそこまで不自由はしませんしね」

クワトロ「ふむ」

ジェリド「軍に入ったのも親が軍人だったってだけで特に理想とかはないです。やっぱり平和が一番ってね!」

クワトロ「そうか。ありがとう」

クワトロ(このジェリドはだいぶ腑抜けになってるなぁ)

ジェリド「それじゃあ。次は大尉の任務先になるテスト場へ行きます」

ー兵器テスト場ー

ジェリド「ここです」

クワトロ「ここか…あれは!?」

クワトロ大尉が見た新型
1.トールギス
2.ガンダムX
3.ストライクガンダム
4.ガンダムAGEー1
↓1
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/19(火) 19:47:05.96 ID:v+VgNBqmO
2
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/19(火) 20:03:26.24 ID:GOa2UA5DO
またやばいのが…
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/19(火) 20:05:18.59 ID:OIpx/kh+0
今の連邦軍に秘密裏にマイクロウェーブ送信施設を作れたりできるの?
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/19(火) 20:08:06.32 ID:xNHEr/gM0
えっ、これ一番ヤバくね?GXパクれたとしても今の連邦は他にもGXに準ずるMS造れる事になるから、
ここから開戦したら物量差だけじゃなく圧倒的な性能差と火力差(サテライト・キャノン)で一瞬でジオン負けるぞこれ
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/19(火) 20:08:11.91 ID:z2UQWK75o
宇宙世紀オワタ\(^o^)/
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/19(火) 20:09:12.24 ID:z2UQWK75o
トールギスでもやばいけどガンダムXはもっとやばい
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/19(火) 20:22:55.51 ID:2VP/OVzNo
ビットMSとかできてたらもうコロニー落とし連打一択になるぞ
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2022/07/19(火) 22:39:07.99 ID:npc8UpjDO
ガンダムXを作れたってことは、エアマスター、レオパルドも……


さらに言えば、サテライトキャノンを撃てるだけの照準システム(38万キロを狙撃できる)と、マイクロウェーブに耐えきれる材質(ビームの直撃に耐え切るというガンダリウムγなんて目じゃないレベル)が作れるってことよ
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/19(火) 22:51:29.34 ID:z2UQWK75o
トールギスからガンダムシリーズが作られててもやばい
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/19(火) 23:25:26.11 ID:GOa2UA5DO
対抗出来るMS作るよりも開発を阻止する方がまだ簡単そう
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/19(火) 23:38:33.49 ID:4ECIdTpio
ガンダムX「ガンダム売るよ!」

クワトロ「これは!」

クワトロ(どうしてガンダムXがここにあるんだ!)

ジェリド「それはガンダムXとかいう新型ですよ」

クワトロ「ガンダムX?」

ジェリド「背中になんとかキャノンってのを装備してて…えーっと」

「サテライトキャノンだよ少尉」

ジェリド「アストナージ技術大尉!」

クワトロ「は?」

クワトロ(アストナージかよ!しかも大尉ってえらい昇進してるな)

アストナージ「クワトロ大尉ですね。自分はアストナージ・メドッソ大尉です。ここの技術主任を任されています」

クワトロ「これは大尉が発案されたのですか?」

アストナージ「設計はブルーコスモスという組織からの提供ですよ」

クワトロ(やはりブルーコスモスか)

アストナージ「この機体にはサテライトシステムという物が搭載されてまして、このシステムの最大の特徴は背中のサテライトキャノンです」

ジェリド「そう!サテライトキャノンだ!」

アストナージ「サテライトキャノンは月面基地から送信されるマイクロウェーブを受信する事で強力なサテライトキャノンを発射する事が可能となります」

クワトロ「その威力とは?」

アストナージ「並みの艦隊なら一撃でしょう。それ以外もサテライトシステムのエネルギーを転用したビーム兵器は従来の物とは比べ物にならい程の威力があります」

クワトロ「……」

クワトロ(これはヤバい!!あっ、でも月の送信施設をぶっ壊せばいいんだよな)

クワトロ「これが実用化されれば戦いの歴史が一変しそうだ。しかし、それだけ強力な兵器です。月面の送信基地がジオンに攻撃される可能性があるのでは?」

アストナージ「送信基地の場所は我々も知らされていません。知るのは軍の上層部くらいでしょう」

クワトロ「漏洩防止ですか」

アストナージ「そうなりますね」

クワトロ(まあいい。どのみち送信する時に位置は割り出せるはずだ)

クワトロ「最後にこの機体はニュータイプの使用を前提にしていますか?」

アストナージ「ニュータイプ用のシステムの類いは搭載されてませんが何故それを?」

クワトロ「いえ、少し訪ねてみただけです」

クワトロ(フラッシュシステムは搭載されてないのか)

アストナージ「連邦のニュータイプ研究はさほど進歩してませんよ。噂では薬物などで身体能力を上げる研究をしてるなんて物を耳にしますが」

クワトロ「……」

クワトロ(それはそれでヤバいだろ!)

ジェリド「噂といえばこのガンダムを量産してジオンを倒すみたいな話も聞きますね」

アストナージ「コラッ!冗談でもそんな事を言うんじゃない!」

ジェリド「俺はそう聞いたってだけですよ!」

クワトロ「連邦がこれを使って反抗作戦をしようとしていると?」

アストナージ「そんなものは噂です。この機体でジオンに戦争を仕掛けようだなんて」

クワトロ「しかし、モビルスーツに持たせるにしては過剰とも言える火力だ」

アストナージ「あくまで防衛用です。抑止力と思って頂ければ結構かと」

クワトロ「そういう事ならばいいのですが」
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/19(火) 23:40:27.79 ID:4ECIdTpio
アストナージ「大尉には明日からこのガンダムXのテストをしてもらいます」

ジェリド「頑張って下さい」

アストナージ「ジェリド少尉もだ」

ジェリド「俺もですか?俺はサイド内のパトロール部隊じゃあ」

アストナージ「クワトロ大尉の配属と同時に転属させておいた。大尉の模擬戦の相手としてシゴいてもらうんだな」

ジェリド「そんなぁ〜」

数週間後

ーテスト場ー

クワトロ(あれから基地内でブルーコスモスの事を調べたが、ガンダムXの設計図を提供した事以外は何も掴めずにいた)

クワトロ「それにしても」

クワトロ「これで終わりだ!」

ジェリド「降参です大尉!」

クワトロ(このジェリドは弱すぎる!)

クワトロ「そんな腕では実戦に出た途端に死ぬぞ」

ジェリド「そうは言われても大尉のはガンダムXでこっちは陸戦型ガンダムなんですよ!」

クワトロ「ならば機体を交換して再戦しよう」

ジェリド「それなら勝ったようなもんですよ!」

クワトロ「その過信は命取りになるぞ」

ジェリド「は、はい」

クワトロ「では、再戦だ。どこからでも来い」

ジェリド「負けても知りませんよ!もらったぁ!!」

クワトロ「……」

ー模擬戦後 軍施設ー

ジェリド「はぁ」

クワトロ「少尉は基礎からだな」

ジェリド「はい」

連邦士官1「聞いたか?ブルーコスモスのお偉いさんがサイド7に来てるって」

連邦士官2「本当か?だったらあの噂が本当になるって事か!」

クワトロ「君、その話は本当か?」

連邦士官1「く、クワトロ大尉!?」

クワトロ「話は本当なのかと聞いている」

連邦士官2「は、はい!今なら司令部のコーウェン中将にお会いしてるかと」

クワトロ「そうか」

クワトロ(これはブルーコスモスの実態を知るチャンスかもしれん。だが、相手も転生者なら危険が伴う可能性が高い…どうする?)

やってみるさ!
1.危険を承知で司令部に行く
2.危険な目に会いたくないから行かない
↓1
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/19(火) 23:44:28.20 ID:2VP/OVzNo
1
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/20(水) 00:42:21.21 ID:i+OOm4x00
もしかしてこのシャア中継衛星の存在忘れてる?
本編開始前は月が見えなかろうがどこでもサテライトだったという事実を
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/20(水) 10:13:17.71 ID:7MKr6eXZO
ブルコスの名前出てたしやっぱ無難(?)にストライクにした方が良かったんかな?
ドムや水陸両用MSくらい重いMSが重力下でもMA変形無しでΞガンダムみたく自由に飛び回れる謎技術はあれど、
基本的にはUC世界の核融合炉機体とC.E.世界のバッテリー(極一部は核動力エンジン、種死では発展型のハイパーデュートリオンエンジン)機体では明確なパワー差(ビームライフルやサーベルの威力等)があるってのがプロガノタの考察らしいし
ただ、宇宙世紀とコズミック・イラのいいとこ取りしたハイブリッドMS出されても困るが、何よりSEED世界はジェネシスやレクイエムとか大型戦略兵器がやべー物しかない…
これもう転生者暗[ピーーー]るしかねーな、アナザー世界のガンダム造れるってことは転生特典持ちなのは間違いないし、
それと技術体系違い過ぎるから暗殺したが開発データとか連邦に残ったとしても宇宙世紀の技術者じゃ再現不可能で転生者以外に造れなくてロストテクノロジーとして風化するだろうし
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2022/07/20(水) 10:31:39.34 ID:xP8F0F1DO
ターンエーを除けば、一番恐いのはGガン世界だよね

なんせサテライトキャノン級ビーム直径がキロ単位の兵器を、通常火器としてガンダムファイトで使うなと規制されているんだから
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/20(水) 11:42:32.02 ID:AfsH3+0hO
Gガンは大抵気合でなんとかなる世界だからな
ユニコーンのコロニーレーザー弾きとかカミーユのニュータイプレーザー弾きがナチュラルに使用されてる世界と思えば怖かろう
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/20(水) 11:48:32.02 ID:i+OOm4x00
宇宙世紀のサイコフレームがなんかよくわからんのに対して未来世紀はちゃんと科学技術の積み上げの果てに感情エネルギー操作できるようになってて
量産機すら全身がその技術の用いられた素材でできてるとかいう
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/20(水) 20:36:45.95 ID:hL2AzZTxo
クワトロ(嫌な予感がするけど確かめるチャンスは今しかないか!)

クワトロ「ジェリド少尉、私は急用ができた」

ジェリド「え?クワトロ大尉どこに行くんです!」

クワトロ「急用と言った!」

ー司令部ー

連邦士官「今は駄目ですクワトロ大尉!」

クワトロ「えぇい!離せ!」

クワトロ「」失礼します!」ガチャ

コーウェン「何事だね?」

クワトロ「……」

クワトロ(この中にブルーコスモスが)

コーウェン「なんの用だねクワトロ大尉」

クワトロ「ブルーコスモスの方が来られていると聞いたので」

ワイアット「君がクワトロ大尉かね?お初にお目に掛かる。私はグリーン・ワイアット、連邦軍大将にしてブルーコスモスの代表だ」

クワトロ「グリーン・ワイアット閣下がブルーコスモス代表なのですか?」

ワイアット「いかにもそうだ」

クワトロ「……」

クワトロ(ワイアットがブルーコスモスの代表だと?確かにこの男も軍内部ではタカ派だったが…)

ワイアット「君の事はコーウェン司令から聞いている。大変優秀とね」

クワトロ「お褒めに預かり光栄に存じます」

コーウェン「クワトロ大尉はブルーコスモスに興味があったのか?」

クワトロ「まあ、そうなります」

ワイアット「それは良い事だ。ならば君も…」

「閣下!そろそろお時間です」

ワイアット「ん?そんな時間か」

クワトロ「彼は…」

ワイアット「私の護衛をしているシロー・アマダ中尉だ」

シロー「シロー・アマダ中尉であります!」

クワトロ「クワトロ・バジーナ大尉だ」

クワトロ(独立戦争中には一度も見掛けなかったシローがワイアットの護衛?どういう経緯でそうなったんだ?という事はシローもブルーコスモスなのか?)

ワイアット「私は新兵器を拝見させてもらうとしよう。大尉、機会があれば今度はお茶でも飲みながら話そうじゃないか。では、失礼するよ」

クワトロ「はっ!」

クワトロ「……」

コーウェン「どうしたのだ大尉?君らしくないぞ」

クワトロ「自分でもそう思います」

クワトロ(さっきの胸騒ぎはなんだったんだ…)
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/20(水) 20:37:13.56 ID:hL2AzZTxo
数日後

ー食堂ー

クワトロ(ワイアットの護衛だったシローがテスト部隊に配属された。昨日の今日で話が早すぎる。やはりワイアットは俺を警戒しているのか?)

クワトロ「アマダ中尉は実戦経験はあるのか?」

シロー「大尉ほどではありませんが、それなりに経験はしています」

クワトロ「そうか」

ジェリド「中尉は独立戦争の時はどの部隊にいたんです?」

シロー「俺が本来着任するはずだった所がジオンにやられてね。そこからは戦場を転々さ」

ジェリド「それは大変でしたねぇ」

クワトロ「……」

クワトロ(俺のせいか!)

クワトロ「ワイアット閣下とはどういう経緯で?」

シロー「転々としてる内に最終的に行き着いたのが閣下の所ってだけですよ。閣下がブルーコスモスを立ち上げた時に俺達の部隊もそのまま組み込まれた型になったんです」

クワトロ「そうだったのか。活動理念はやはり打倒ジオンなのか?」

シロー「そうなるんですかね?俺はそういうイデオロギーみたいな事に関心がないんで」

クワトロ「なるほど」

ジェリド「俺もそういうのはよく分かりませんね」

クワトロ「さて、そろそろテストを再開するぞ」

シロー「はい」

ジェリド「え?まだ飯食い終わってないですよ!」

クワトロ「だったら早く食べろ待たんぞ」

ー宿舎 クワトロの部屋ー

クワトロ「シローの腕はかなりの物だったな。ジェリドは相変わらずへっぽこだったけど」

クワトロ「はぁ、ブルーコスモスの大将が出てきたのはいいけど、これからどうするよ。シローを寄越したって事は少なからず警戒をしているはず」

クワトロ「だったらその相手は誰だ?俺がこの基地で警戒するべき人物は?」

迷いは自分を殺すことになる。ここは戦場だぞ!
1.ジェリド
2.コーウェン
3.シロー
↓1
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/20(水) 20:40:05.77 ID:KTeoc0KTO
2
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/20(水) 20:42:48.30 ID:i+OOm4x00
まあ軍内部だし階級離れてるしそこが妥当か
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/20(水) 21:03:08.15 ID:7Y/PYmvDO
誰が転生者でもおかしくないんだな…
シローだってやばいかもしれない
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/20(水) 21:05:38.91 ID:KTeoc0KTO
コレマジでなやんだんよ
もしミスならROMる
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/20(水) 21:07:12.58 ID:kLAHqghwo
なあに、ソーラ・システムの所を見るにミスっても厳しいコンマ勝負になって一撃死は無いはず
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2022/07/20(水) 21:09:43.82 ID:xP8F0F1DO
シローが檜山だから、アズラエルかと思うんだがなぁ
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/07/20(水) 21:10:45.99 ID:ZMInNujwO
人間は万能じゃない逆立ちしたって神様になれないんだからミスでROMらんでええさ

しかしこのシロー、アイナと会ってないのに本当に毒ガスでサイド2の家族やられた事とかジオン憎しが無いのか
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/07/20(水) 21:35:07.42 ID:hL2AzZTxo
クワトロ「やはり基地司令のコーウェンが怪しいな。暫く監視をしてみるか」

クワトロはジョン・コーウェンに目星を付け監視を始めた。そして…

コーウェン「今日はさばの味噌煮定食がおすすめらしいぞ」

クワトロ「では私もいただきましょう」

クワトロ(おかしい!ここ何日も監視してるのに一向に変化が起きないぞ)

コーウェン「そういばテストの終わったガンダムXを実戦部隊に送るらしいな」

クワトロ「は?」

コーウェン「ん?聞いてないのか?」

クワトロ「聞いていませんが」

コーウェン「おかしいな。アマダ中尉からはそう聞いていたのだが」

クワトロ「搬入はいつですか!」

コーウェン「もう始まっているはずだが」

クワトロ「マズい!」ガタッ

コーウェン「大尉!さばの味噌煮はどうするのだ!」

クワトロ「司令に差し上げます!」

ー宇宙港ー

輸送機「いきまーす」

クワトロ「はぁ、はぁ…」

ジェリド「そんなに息を荒げてどうしたんですか?」

クワトロ「アマダ中尉とガンダムXはどうした!」

ジェリド「もう出港しましたよ」

クワトロ「クソッ!遅かったか!」

ジェリド「大尉?」

クワトロ「向かった先は分かるか?」

ジェリド「俺は見送っただけなんで」

クワトロ「えぇい!」

ジェリド「大尉?」

クワトロ「今ならまだ間に合うはずだ。どうする!」

まだだ、まだ終わらんよ!
1.手近な飛行艇に乗って追う
2.管制室へ向かう
↓1
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2022/07/20(水) 21:42:41.30 ID:xP8F0F1DO
1

いざとなったらアムロを見習って体当たり
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