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やる夫が正史を書くようです55
- 68 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/03/31(木) 01:50:21.70 ID:T81ruTTB0
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N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
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- 69 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/03/31(木) 01:51:09.32 ID:T81ruTTB0
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- 70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/03/31(木) 01:58:11.08 ID:o/pAMfUW0
- お疲れ様でした。
曹操軍が壺関を陥落させて102年後、漢が壺関を陥落させた。
思えば遠くに来ました。
- 71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/31(木) 04:29:52.73 ID:BZBJwgp80
- 乙です〜
東海王が良い顔しているーww
- 72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/31(木) 07:10:27.45 ID:X/kZtsvj0
- 乙でした
東海王が吹 っ 切 れ たようです
年を取ると気が短くなっていかんね
- 73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/31(木) 07:42:05.37 ID:KNPMEXSK0
- 乙
- 74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/31(木) 10:54:36.01 ID:gY1o+VNg0
- 北宮純とか言う名前(漢字)だけ見れば現代日本に普通に居そうな人
- 75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/31(木) 14:58:05.59 ID:Pc1bTrH40
- >>1さん乙ー。
王衍さんまさかの大勝利。
- 76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/31(木) 21:28:23.41 ID:6du2Tq1j0
- 乙ここからが本当の地獄だ・・・
- 77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/31(木) 21:43:09.02 ID:1ooKpgmX0
- 乙です
n回目の本当の地獄
一体今は地獄の何丁目なんですかね…
- 78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/31(木) 22:11:48.47 ID:CYlZtAQE0
- え、やっと軍勢が帰ってきたと思ったらいきなり内ゲバ?!
- 79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/31(木) 22:22:17.41 ID:eGE5Wqzt0
- 八王の乱ファイナルラウンド、豫章王対東海王の幕開けですね
- 80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/31(木) 22:39:03.49 ID:e3t1HgkQ0
- おつでした
東海王さんほんと余計なことしかしないっすね
- 81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/31(木) 23:20:52.62 ID:6du2Tq1j0
- 司馬越は無能ではないけど畜生過ぎて余計な敵増やし過ぎてるのよな
- 82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/03/31(木) 23:22:39.35 ID:HYrtgRhh0
- 根本的に「夷狄」を舐めてるからすぐに内ゲバ始めるんだろうな
特に前線には出ていない司馬熾は
せめて劉淵の首を斬ってからとかその程度の我慢もできない
- 83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/03/31(木) 23:28:11.29 ID:HYrtgRhh0
- >>81
手下が政敵を暗殺しまくってるところは、司馬師を思い起こさせる
信用されないのは当然だが、逆に「何で司馬師はうまくいったんだ?」といぶかしくもなる
- 84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/03/31(木) 23:28:31.95 ID:VPxCInnT0
- おつでしたー
- 85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/31(木) 23:56:50.72 ID:Yht7jy9To
- 乙でごわす
劉淵が称帝し石勒が右侯を手に入れていよいよ反乱から五胡の国盗り物語へと言ったところでしょうか
- 86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/01(金) 00:03:03.79 ID:YS2OHVs5o
- まあ配役の時点でこのお二人の亀裂はわかってたww
- 87 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/01(金) 18:38:56.54 ID:Yx4/MzO80
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l \_/ _,, ,,_ ヽ、_/ l
l ::::::/ ━━ ━━ .ヽ::: l 落合博満の俺流チャンネルですって?
ヾ_,;;;l , , , l;;;__ジ
| i ̄i ̄i ̄i """ | エイプリルフールだからって、ウソはついてませんよ
l . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .l
` 、 /⌒⌒i /⌒ヽ /
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- 88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/04/01(金) 23:45:24.36 ID:Pp0yz5/l0
- 自分の番組を気軽に持てる。
昔を知る人なら夢のような現実でしょう。
- 89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/04/02(土) 07:00:26.77 ID:D55U9IQh0
- 今の西晋て官渡時の袁紹にも負けそう。
- 90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/02(土) 08:24:44.57 ID:xtopsJECo
- 官渡前の袁紹って河北四州を実効支配してたから王浚+劉琨+劉淵+石勒をまとめたようなもんだし
不人気さんよく勝てたよなぁ
- 91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/04/02(土) 10:16:14.99 ID:bUKDZjPs0
- いくら曹操でも官渡での相手が袁紹じゃなくて劉淵と石勒相手じゃ無理だろうな
石勒は敵をスクラップにしまくる程情け容赦無いのにカリスマ性はやたらあるし
- 92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/04/02(土) 13:13:24.83 ID:zspQPEzZ0
- 呉の連中すら徹底的に見下していた中華の連中が、まして夷狄の下風に付きたがるはずがない
劉淵や石勒が個人として傑出していても、出自のハンディが途方もなく大きい
そこが西晋にとっての付け目なのだが
- 93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/02(土) 13:19:08.43 ID:xT10Fon90
- いつの間にか漢軍の陣容が見違えるように豪華になったでござるの巻
石勒軍に張賓合流で虎に翼
- 94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/02(土) 21:57:49.72 ID:Dc5GH6zu0
- 見下してた呉人たちがSSRだらけという皮肉
それにしても劉淵さんのところは譜代の匈奴人が情けないですね…
- 95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/03(日) 20:57:26.29 ID:wD6IITSP0
- >>83
司馬師は破滅する前に死んだだけじゃないかな?
- 96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/04(月) 09:16:10.69 ID:S+yw3U6r0
- 司馬越は多分司馬師の享年越えてるからなあ。司馬師の時は司馬氏とそれ以外で少なくとも司馬氏は結束してたけど
今は司馬氏同士で殺し合いまくってるし味方もどこまでが味方か判断つかなくなってる
- 97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/04(月) 09:26:46.97 ID:/5MdsqwSO
- 司馬師がもっと長生きだったら全然違う結末になってたんだろうなあ
良くなってたかはわからんが
- 98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/04(月) 14:03:57.03 ID:1ihag/ND0
- >>94
>劉淵さんのところは譜代の匈奴人が情けないですね…
劉淵だけでなく、劉聡や反西晋派の劉宣も、司馬炎や西晋豪族達に賞賛されたぐらい漢族の文化や学問に精通していたし、
匈奴劉氏は五胡の異民族の中では一番風習が漢人っぽかったのかな?
異民族っぽさが比較的少なかったのかも
- 99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/04/04(月) 19:37:27.95 ID:TDtDtTKA0
- このリアル世紀末の混沌の中で仏教が台頭して来るとは何たる皮肉か
- 100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/04(月) 19:43:54.29 ID:4O1ENuzso
- 末法だからこそ仏にも縋りたくなるのだろう
- 101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/05(火) 08:21:57.73 ID:O9Hk0CPLO
- 仏教自体はもっと前から入ってきてたっぽいけどあんまり受け入れられなかったんだよね
それをこの時期に広めた人はある意味演技諸葛亮みたいな人だし…
- 102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/05(火) 08:48:36.21 ID:yivMAgSw0
- >>97
司馬師がもっと長生きしてたらもっと悲惨なことが早く起きてたんじゃないかな?
- 103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/05(火) 14:57:44.20 ID:h/SpVOEPo
- 演義孔明でも死人は生き返らせてないからな…
- 104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/05(火) 18:26:15.87 ID:pXcpVElP0
- 張?は生き返るけどな
- 105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/04/05(火) 20:31:25.51 ID:DZvRH3NK0
- あまり知られてないけど五胡十六国時代は中華宗教の大転換の始まりだったんだな
則天武后も熱心な仏教徒だったらしいし
- 106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/05(火) 21:16:46.38 ID:eAwJOPU10
- 殺しまくる奴も熱心な信者なのはなんなのか。何かに縋りたくなるのかな。親戚[ピーーー]度に祈る奴とか居たし
正直お主に救いはあらぬ!としか思わないけど
- 107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/06(水) 03:48:15.44 ID:Wgls9z9ho
- 仏教といえば笮融のイメージがある
呉には結構寺あったイメージだは
もうちょっとしたら有名な坊さんも出てくるのかな
- 108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/06(水) 06:21:14.26 ID:8JsIMeI6o
- >>105
儒教と道教と仏教の三身合体や
- 109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/06(水) 07:15:40.24 ID:/IiDfGZC0
- 仏教が盛大にごちゃ混ぜにするからなぁ
- 110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/04/06(水) 14:59:57.55 ID:o7p+RECWO
- 仏教なそろそろ仏図澄が出てくる頃か
- 111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/09(土) 09:55:41.16 ID:kZ0+8T0po
- ちょっと前ならこの時代を調べる時に一番手っ取り早く調べられるのって仏教史だったもんなぁ
- 112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/04/11(月) 00:44:39.34 ID:eToYiFCp0
- 廃仏される度に復活して勢力拡大させて来る仏教の伝教力は凄まじいな
- 113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/12(火) 22:18:22.42 ID:CfxHnIGSo
- 中華での廃仏は基本的に道教側からの反撃の産物なんで、それを乗り越えたら
仏教側が反撃に転じるのは当たり前というか・・・。
まあ後周の世宗のように、明確に政治・経済上の理由で廃仏を仕掛けた例外もいますが。
- 114 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/13(水) 00:04:08.11 ID:ZFkrRrJx0
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l \_/ _,, ,,_ ヽ、_/ l 御無沙汰しております。
l ::::::/ ━━ ━━ .ヽ::: l
ヾ_,;;;l , , , l;;;__ジ 続きの投下は
| i ̄i ̄i ̄i """ | . .4/14(木)の22:00〜23:00頃でお願いします。
l . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .l .
` 、 /⌒⌒i /⌒ヽ / .阪神は毎年楽しませてくれますね
`/ | | \ /
- 115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/13(水) 00:07:49.36 ID:esjDm7K20
- 楽しみです
ウチもCOVIDでとんでもないことになって・・・
- 116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/04/13(水) 02:09:37.35 ID:PAdb99OZ0
- お疲れ様です。
流石に開幕連敗の日本記録には遠かったかと思ったら、そこからまた負け続きとは……。
そして、あのデイリーまでが千葉ロッテ・佐々木朗希投手を一面にしたことで、完全試合の価値が浮き彫りにされるという珍事も。
阪神が勝っていれば、もちろん阪神一面だったのでしょうが。
- 117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/13(水) 07:26:46.86 ID:DX+FhJPw0
- ワースト記録がどうのと言われる度に、暗黒期の阪神でもこれよりマシな勝率だったのか…と少し驚く。
- 118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/13(水) 08:54:07.79 ID:RwuOzzBUo
- >>1先生、乙です。
楽しみに待っています。
- 119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/04/13(水) 23:05:24.02 ID:fw+4dfjp0
- もう楽しませるじゃなくて笑かしてくれるの間違いじゃろこれ
- 120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/04/14(木) 12:00:58.23 ID:A07t8lX20
- https://www.nikkansports.com/baseball/photonews/photonews_nsInc_202204130001063-1.html
阪神タイガース、シーズン途中記録とは言え1955年のトンボユニオンズ、1979年の西武ライオンズ(西武が買収した初年)を下回る勝率
1点差負けが7試合もあり、上の2球団のようにずば抜けて弱いわけではないのだが、
いやあ歯車が狂うと恐ろしいですね
- 121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/04/14(木) 20:00:20.41 ID:f/Y3bku/0
- 試合前に選手全員でハイタッチしたり拝んだりとか矢野が仏教(矢野は厳密には創価学会だけど)狂いになった
五胡十六国や南北朝の皇帝に見えてきたゾ・・・
- 122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/14(木) 22:56:28.96 ID:tcKVtZte0
- 鬼兵を召喚しておいたから次の試合は安泰じゃ
- 123 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:22:47.49 ID:+4qQXJst0
- 【>>68の続き】
_________________ィ‐' ̄`ヽ
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| どうしてこうなった .|:::::::::::::| ゝ::::|
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` | |ー--レリル|rfiテ ヽl イテz rr----――― ' " ´ 実はこの事件。
| | ヾN ゞソ ゞソ//
| | >:´|、 - ,|`:< .事件に至った経緯がよく分からない。
| | |::::::::| > イ |::::::::|
| | >-、\! !/::,-< よって、『晋書』に残る
| | /´:::::::::::::{二{}二}´::::::::ゝ-、 断片的な記述と>>1の推測から考えてみたい
| | l:::::,:-:::::::://::|ヽヽ::::::::::::::::::!
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| ーjヽ\::::::'"::/ヾ !::::::::::::::::::::::::::|
ヽニj } \:/ \ |:::::::::::::::::::::::::::|
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- 124 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:24:07.04 ID:+4qQXJst0
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/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/ .先に『晋書』『懐帝紀』の記述が寂しいと述べたが、
Yヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ 実際に鄴陥落から問題の事件までの間、軍事行動の記述はない。
\ヽ、 _ , イ!::/
/ ヽ{ ト、ヽ l: ところが、『晋書』『王弥伝』には晋軍が軍事行動を起こした記述がある
∧\ マ三ソ| \
./: : \\ ヾ-〃 _ !______
l; : : : : \\」リ/ /
i: : : :::\::\i../ /
、_ヽ.)i
ー=ミZて_ ト,ィ
、-、 /、\ _ゝ∨>、jレ'く_
-=ゞヾゝ――〉`バく―┐<´
/イハトヽ___!ム!ヘド__ト、`
/7i ̄\●/\\●| ト\
鄴攻略の後、晋軍が黄河を渡って来たんだぜ。 / /ハiヽ >/ /- \ヽ|L! ト \
 ̄y゜{ j!_\ /「 ̄ノlヽハヘ/ヽ/
漢軍が蹴散らしてたけどな \jヽク:、:.`<!二ニィ´
ノ::::.\::::.ヽオヽ
/.::/.:::::::\::::∨ヽ
<::::j!::::::::::::::::>:::|/∧
{::|:>イ彡}::::::`ヾ!
ゝ:´::ー`´::::::::::::::ノ
`^ー―---‐ ゜
- 125 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:26:19.52 ID:+4qQXJst0
- 【紀元309年春 晋 首都 洛陽】
|ニニニ/ \ \ \
人ニ/ ヽ V/ ヽ
‖  ̄ } '/ _
|l { 八 / / | }
|l {\{ __/斗rか7 :| }
八 ̄斗ヵ\{  ̄ ノ ノ | {
} \{⌒´ ' /イ !| 八
黄河の渡河地点を守らないと! .} \|、 < -) | |l \
人 | \_ _,、イ ! | |⌒
東海王がやらないなら私がやる!! .⌒7 l| ⌒>‐‐____ | 人__j人
{ |l 八___/ ニニフノイ { /ニニヽ
j人 (// ァ"\__イ/ニニ=-__
「/{ ,.、イニニ/ニ{ニニニ=--
/ニ八/____,.、イニニ乂__ニニニ=-
/ニニニニ}ニニニニニニニ==-\ニニニ=-
/ニニニニ/ニニニニニニニ==--{ \ニニニ=-
/ニニニニ=- 人=ニニニニニニ==-- / `Уニニニ|
(ニニニニ=- }=ニニニニニニ==-/ /ニニニニ/ ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ }=ニニニニニニ==〈 にニニニ|/ ̄ ̄ ̄\
___ -‐============‐- _ノニニニニ|/ ̄ ̄ ̄\
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 『晋書』『王弥伝』にある晋軍の動きはこうだ。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 懐帝は王弥討伐に北中郎将裴憲を白馬、
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 石勒討伐に車騎将軍王堪を東燕、劉淵討伐に平北将軍曹武を大陽へ。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ それぞれ派遣したのだが、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 何気に懐帝と記されている点が興味を引く
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
- 126 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:27:20.17 ID:+4qQXJst0
-
○壺関 ト、_ 〇鄴 〉
并 州 | ``ヽ、_ 【魏郡】 ,/
○長子 / ``ヽ、 内黄 _,/ 〇
`‐-、 _,,ノ′ 蕩陰× `, ○ _,,,-‐´ 東武陽
l 「 ,' / ○ 【東平国】
,! 【上党郡】 l 朝歌 /黎陽/ 頓丘 【東郡】
( 〉 黄橋〇 ○ i´ ○/河 ○鄄城
`ヽ、 / ヽ/ ● ○濮陽 〇廩丘 【山陽郡】
`ヽ、 _,,,,,,-‐'′ 【河内郡】 / 白馬
`‐-‐´ ,-‐'´●東燕 昌邑
司 隷 _,-‐'i´ ○延津 【済陰郡】 ○ ○
,_ 河橋 温 ○懐_,,,-‐'´黄 `-、 定陶
```‐-,, _○ ○ _,,,-一'´ ×官渡 ○陽武 ○封丘 兗 州
 ̄`゙~~~´ 〇滎陽 ! ,-、
◎洛陽 ○ `‐-、 陳留 【陳留郡】 / / _,,,_
○ 【河南尹】 中牟 / ○ / (_,/ `ヽ
河南 _,,..-‐- 、,_ ,,-一´ ○雍丘 ,,-‐′
○ ('´ ○輪氏 `、 ,/ ヽ 【梁国】
新城 ``'''‐-、,,_ `‐-‐'''´´ `~~`ヽ、 ,,_○圉_,,-‐′
梁○ _,,) 〇陽翟 ``‐--′`´ ̄ 蕭
,,,_ ,ィ´ ○許昌 【陳国】 ○
,/ `~´ ヽ 【潁川郡】 譙
,/ 魯陽 ) ○ 【沛国】
,,/ ○ ``'''i 豫 州 ○陳
ゝ,
荊 州 )
【南陽郡】 / 【汝南郡】
〇宛
○安城
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/
Yヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ
\ヽ、 _ , イ!::/ 白馬は黄河の渡河地点であり、東燕も黄河流域に位置している
/ ヽ{ ト、ヽ l:
∧\ マ三ソ| \
./: : \\ ヾ-〃 _ !______
l; : : : : \\」リ/ /
i: : : :::\::\i../ /
- 127 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:29:19.94 ID:+4qQXJst0
-
,,‐''''´´ ,! l
`、 /黄 【河東郡】 ( 〉 朝歌○
', / `ヽ、 /
', / `ヽ、 _,,,,,,-‐'′【河内郡】
', /河 `‐-‐´ ,-‐'´
', / 〇安邑 ○垣 _,-‐'i´ ○酸
) ,' ○解 ,,,..-‐- 、,,,_ 河橋 温 〇懐_,,,-‐'´ `-、
,''´ 【馮翊郡】 ,' ,,/ 邙山▲ -、,,_ ○ ○ _,,,-一'´ l
'、 l ○蒲阪 大陽●,,-‐'´ 【河南尹】 洛陽 ̄`~~~~´ ○滎陽 !
ヽ, ) 入 _,,,,...-一'´〇陝 ○十三里橋× ◎ 〇偃師 ○
`~´ 渭水_,,,,,...---‐‐''´×潼関 ‐'○湖○ 新安 ○ 〇緱氏 中牟
〇渭城 ,,,-‐'´´ ○華陰 弘農 ○ 〇宜陽 河南 _,,..-‐- 、,_ ,,-一
,--‐‐'^´ 〇 ▲ 澠池 ○ (´ ○輪氏 `、 ,/
〇長安 〇隠盤 鄭 華山 新城 ``'''‐-、,,_ `‐-‐'''´´ `~~`ヽ、
○覇上 【弘農郡】 ○梁 _,) 〇陽翟
【京兆郡】 ,,,_ ,ィ´ 【潁川郡】 ○許昌
/ `~´ ヽ
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ.
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ、
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/
Yヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ
\ヽ、 _ , イ!::/ 大陽は洛陽西方、黄河の北岸に位置する
/ ヽ{ ト、ヽ l:
∧\ マ三ソ| \
./: : \\ ヾ-〃 _ !______
l; : : : : \\」リ/ /
i: : : :::\::\i../ /
- 128 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:30:12.01 ID:+4qQXJst0
- 【紀元309年春 晋 首都 洛陽】
|: : : : : : : :\ 〈:::::::::/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
|: : : : : : : : : :丶,/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
│_ -‐───‐‐‐- _ : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
{_ -=ニニニニニニ==-- _´"' ._ : : : : : : : : : : :/
/{ニニニニニニニニニニニニニ=- ´"' z: : : : : : /
,i \ニニニニニニニニニニニニニ=- ⌒>. : : :/
/.| {{i,` -=ニニニニニニニニ=- ⌒:, 、\ | `ヾ
/ | lハ〃芹ミヽ ̄ ̄ ̄ ̄____ l| ヽ ヽ l| i
/ .| i` { L)l ^芹ミ、`ミh、| l| |
___ ノ | | 乂ソ { L) l 广 | |l /
どうして私が /´ ` ̄ ̄´ } |: 乂_ソ | |l .'
〃 / ___ イ |i ′ l/ l|| |
-{ / /´___ / ノ 从 , / / リ| |
/ /| .' /´/⌒> ´ . /: : \ // / /八 {
://| | | / / / /: : : : : ',h、 ´ ` . イ/ ,/ ∧ \
i⌒| | _/.| :l 〃 .、<⌒\: : : : : ∨〕h。. __/⌒' < //: :\ \
| :、ノ´ /´| /| l{/⌒\: : : : \ : : : ∨ __j ` ー=彡: /⌒ヽ 、 \
乂_ ,ィ 乂{ (: : : : : : :丶: : : : \: : :∨〃´___ ノ: : /: : : : : :∨ハ ヽ
\_(´ / | _/゙{ \: : : : : : i: _ : : V´ ̄ ̄ ̄⌒\厂 ̄}: :/ : : : : : : }: :∨ } i
_| |/´ { |〉、 \ )、: : : : :|( (⌒: :丈こニ=- _/⌒: : :ノィ : : : : : : : : ; : : ∨ / .ハ
〃| l{ |⌒\__,フ´: :\ : : | \\____)ノ )、 ̄: : : :_/:| l: : : : : : :,: /: : : : ∨ /│
|{ /ハ V: : :≧=---: : 丶i{ :/ `: ‐─┬イ_)  ̄ ̄: : : (_| l: : : : : /:/: : : : : : ∨ / -、
{7 /⌒:, V : : : : : : : : : : j{ / : : : : : : : | l : : : : : : : : : : | |: : : : :{/ /: : : : : : :`ヽ l i
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 永嘉三年に入って裴憲・王堪の軍勢が
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 白馬方面に駐屯していたのは『晋書』『懐帝紀』や『石勒載記』にもある
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
- 129 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:32:10.34 ID:+4qQXJst0
- 【紀元309年春 晋 兗州 濮陽】
|┃ /ニYニヽ
|┃ ガラッ /( ゚ )( ゚ )ヽ
|┃ 三 /::::⌒`´⌒::::\
|┃ | ,-)___(-、|
|┃ . | l |-┬-| l | 都から軍勢が云々…!
|┃ \ `ー'´ /
|┃ / `ヽ.
|┃ 三 ./ \
,⊆ニ´⌒ ̄ ̄ " y r、 ヽ
⊂二、 ,ノ──-‐'´ | | l" |
|┠ ' | l/'⌒ヾ .' : : : : : : : /: : : : : : /: : : : : : : : : : :l: : : : : : : : 、
|┃三 | |ヾ___ソ /: : : : : : : : /: : : : : : /: : : :l: : : : : l: : |l: l : : : l: : : :
': : : : : /: : /: : : : : : /: : : : ': : : :l:/l : ハ: : : : :l : : : :.
|: : : : : ' : : ' : : : : : : ': : : : /: : :_/;斗:/ .l:l: : : : l: : : l: |
|: : : : l: : : l: : : : : : : l'" ̄/ ̄: : / l/ ト、: : : :': : : |: |
|:|: : : l: : : l:l: : : : : : :l : ;ィア尤圷 / /-l:ヽ: / : : /l:.|
l:|: : : l: : : l:l: : : : : : : 人{ l しl} f沁ミ//: : : / l/
l:ハ: : :l: : : lハ: : : : l:',: :{ 弋zソ 弋リ'}:/: : //
そんな話聞いてないよ。 l' V: l: : : l: :',: : : l: :',:.l 、 /:/:/l/
丶 : l: l: : ',: : :l: : :、l l:/: |
不測の事態に備えて、滎陽に移った方が良さそうだね V:l: : : : \:l: : :l ヾ /: : l:|
V:ハ: : |: : : : :l ⌒ .ィ: : : :|ヾ
V ∨:ト、: : : ll> _ /: : : : : |
/V、 ヽ : |ゝ /` ー ' |:|l : : :l: '
_/:i i:i \〉:.l l\ lノl: : /l/
. イi〔|i:i i:i i:i i:iヽト、 {、i:i\ l/
. ィi〔/////\i:i i:i i:i i:i i:i〕iト∨i:i \-、
_.ィi〔<////////\i:i i:i i:i i:i i:i i:>=、i:i+V/\
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 一方、東海王の伝である
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 『晋書』『東海孝献王越伝』では、この軍事行動は一切触れられていない。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 当時濮陽にいた東海王は関知していなかった可能性がある。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ なお、東海王は永嘉三年春までに、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 根拠地を鄄城→濮陽→滎陽と徐々に西へ移している
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
- 130 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:35:09.79 ID:+4qQXJst0
- 【紀元309年春 晋 司隷 大陽】
/ニY二ヽ /⌒ '"⌒ ヽ、
/uー ー;##ヽノ ー \
/ (_)(_) .u\ ,; \ ,rー、
|-);;#⌒`´⌒:::: (-, ⌒ ̄ ̄` ̄ ̄ ̄ヾ`ヽ ヽ
| 〈 ,____ 、 〉 i,ノ、____"___,、___ソノ__ノ
 ̄ ̄ ̄゜`⌒´  ̄ ̄` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/..................................\
/.......厶三三≧x...............)7
/......./ ー一 乂 __
ー┴‐ ' ノ
__ >/ { \ { 斗-ミ ハ
ゝ __ 斗-ミ\{ 笊示∨N }
{ {笊示 乂リ }リ 〈リ
Y、 从乂リ , 'ソ }
{\{i込 r , /从ハ }
八 {、 N〕is, _ イ__}/ リ
斗ュ _\{xくリ辷≦ 〔
. / -i}/i://r‐.、}},......‐ァ 〕ix
-‐/0 ‐i}i://.ノ:::::f j:::::::::} //i:i:iヽ
/ { .ノー'i:i|.| 廴ノ^\__ソ //i:i:i:i:八
/{ , / Yi:i:i:i}.} }i}.{i{ .//i:i:i:i:i:i:i:i:\
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 懐帝による軍事行動は失敗した。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 『晋書』『王弥伝』によると、
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 武部将軍の彭黙という者が劉聡に敗れたため、諸軍は全て退いたという。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 恐らく大陽に駐屯した軍勢の一部が、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 平陽から迎撃に出た劉聡軍に負けたのだろう
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
- 131 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:35:57.55 ID:+4qQXJst0
- 【紀元309年春 晋 司隷 滎陽】
: : : : : : : / : : : : : : : : : /|: : : : |: : : : : : ヽ
: : : : : : 7: ̄ ̄:`〜、: / : : : |: : : : : : : |
: : : : : :/,ィzzzミ、ム |/ |.:.ト、、: : :}: : : : | 私、王弥が洛陽に攻めてきた時、
|: : |,ィア⌒尤r坏ミ |从- 从:./: : : : : 駆けつける事はできなかったけど援軍は出したよね?.
|: : |ヾ{ ん::::::} ィ≠ミvi|:/.: : :./: |
|\|i 乂__ノ ん::::::} i}: : : :/: :ノ 陛下は私に政を委ねているのに、
、_, 乂__ノ リ: : :/:/ .今になって私に黙って兵を動かして損害を大きくしている。
: :\ 、 { ノ: /:.|
: : |i \ ア: : : : | これっておかしくないかな?
: : | \  ̄` ィ : : : : : :|
: : | 〕h、_ '´ |_: : : : : :.|
从|\ 八 \ |: : : : : ノ
__
/::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::ハ::::::::ヽ
/:::::∠|/}/ー V::::::l
おかしいです。 j::::::!● ● i::::::::l
.从〈 ワ /:/::::::!
十中八九、誰かが入れ知恵をしているでしょうね く・く|::`ーz t-!:/:::::::::|
\|::V´ V_,ィtー、:::::|
/:|:/ `>‐くj \!
.| |/ー、{////ー、! \
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 東海王にすればたまらない。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 皇帝が宰相の知らない所で戦争をして負けたのだから
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
- 132 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:36:52.79 ID:+4qQXJst0
-
. . : : : : .: .: .: .: .: . . .
. : : .: .: .: .: .: .: .: . :.: .: .: .: 丶
/.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:\
' .: .: .: .: ,: .: ./.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .\.:ヽ
/.: .:/.: .: .:/.: .: ': .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: V∧
'.: .:/.: .: .:/.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: :V/.: .:V: :.
.: .:/.: .: .: '.: .: .: i.: .:.i.:{ .: 、 ___.: .: .i .: .V/.: .:V: :.
: .:'.: .: .: .: .: . .:斗.: .:|八.: .:\.: .: `ト .: .V/.: .:i: .::
i.:{.: .: .: .: i/{.: :i.: .i:{ \.: .:\.:八.: ` }.: .: .:}.: i
|.:{.: .: .: :´{.: 八.:{.: 从 ヽィチ笊ミ、.: j .: .: .}.: |
|.:{.: .: .: .: {/ィチ芹ミ:::::::::::::::´ 乂//ノ Y.: .: .,. .:.|
|八.: .: .: .:i、 乂//ノ::::::::::::::/  ̄ ̄ "/.: .:.:./.: .:|
: .: \.: .: .{::::::::::/  ̄ , ノィ.: .:イ.: .:..i
i.: .: .: \.:乂 ̄ // .: .: .: : 誰のおかげで皇帝でいられると思っているのかと?
}:イ.: .: .: .: 圦 , , /.: .: .: .: .: .:
ノ' |.: .: .: .: .:|.:.,::... ィ⌒}.: .: .: .: '
|.: .: .: .: .:|:/ 〕iト _ イ{/ i.: .: .: /i
八.: .: .: .: |' }: : : . { ___ }.: .: / :{
⌒\.: .:八 _ノ¨¨ア. : . 、 V.: .: /:{
__ > ⌒ { ̄ ____ ⌒} }.:/、
/{ 「 Vニニニ╋ニニ=-/ ノ' \
, \ \ Vニニニニニニ/ \_
. _ノ \ \ 、-=ニニ=- ' //ハ
{ 「.:.:.:〕iト __ \ニニ/ ____ ィi〔/ {
/ } \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.>⌒<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ /
, j `ー====<.:.:.:.:.:.:.>===一 ' }/ ∧
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー ここまでの話は>>1による仮説である。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } しかし、皇帝司馬熾を戴く事では一貫していた東海王が、
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j ここへ来て態度を急変させるというのは何かあったとしか思えない。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ 東海王の行動も皇帝の不信を招いたが、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 皇帝の行動も東海王の不信を招いたのだろう
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
- 133 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:38:13.94 ID:+4qQXJst0
-
: : : : : : : / : : : : : : : : : /|: : : : |: : : : : : ヽ
: : : : : : 7: ̄ ̄:`〜、: /:::: : : : |: : : : : : : |
: : : : : :/,ィzzzミ、ム |/::::::|.:.ト、、: : :}: : : : |
|: : |,ィア⌒尤r坏ミ:::::::::::::::|从- 从:./: : : : :
|: : |ヾ{ ん::::::}::::::::::::::::::ィ≠ミvi|:/.: : :./: |
|\|i 乂__ノ ::::::::::::::::ん::::::} i}: : : :/: :ノ
、_, 乂__ノ リ: : :/:/
: :\ 、 { ノ: /:.|
: : |i \ ア: : : : |
: : | \  ̄` ィ : : : : : :|
: : | 〕h、_ '´ |_: : : : : :.|
从|\ 八 \ |: : : : : ノ
__
/::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::ハ::::::::ヽ
/:::::∠|/}/ー V::::::l
j::::::!● ● i::::::::l
そこで賢い私は考えました .从〈 ワ /:/::::::!
く・く|::`ーz t-!:/:::::::::|
\|::V´ V_,ィtー、:::::|
/:|:/ `>‐くj \!
.| |/ー、{////ー、! \
- 134 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:39:13.40 ID:+4qQXJst0
- 【クズっぷりに定評のある劉輿君】
_...:::=―…ミ
....:::^¨¨:::::::::::::::::::::::::::::::::.
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::\
/:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::;::::::{:::::::::::::|\ ::::::: ::::::::::::}::::::::::ヽ
,'::::::::::ト:::::ト、:::::::''「 ̄ ミ:::i}:::::::::::}:::::::::::::::.
|::::::::-{‐ゝ{ \::::{不圷Y::::::::::八:::::::::::::i
|::::{::::斗チ圷 ゝ じリ 〉!:::::::イ::::::::::::::::::i
|::八 ::::〈 ヒり |::::::::|:::::::::::::::::::i
!ハ:ハ:从 、 |::::::::| :::::::::::::::::|
直ちに上洛して君側の奸を除くべきです。 l:::::::::::... _, |::::::::| :::::::::::::::::|
l::::l:::::i入 イ::::::::| :::::::::::::::::|
どうせ彼らは、 .厂ヽ γ....〉 |::::|:::::| :::≧s。 < |:::::::::l::::::::::::::::八
殿下は戻って来ないと思っているはず 厂ヽ..》 /...../ |::::|:::::|::::|::::::::ハ |:::::::::l7::::::::::::::::::ヽ
/へ...》{イ...../ ___ |::::i:::::|i:::ル///} /,|:::::::::| >ミx::::::::::\
K ヽJ..............{ /三ニ_|:: i:::::|亥 // / |::::::::| /,√¨¨ヽ:::::::::::\
vゝイ .............j /三三 |:::i:::::| ,/ィ/ |i::::::| // ’:::::::::::
`V .........彡{ /三三= |リ:::::| // . | :::::|// }:::::\
}r匕.......∧/三三 /}レイ// / |::::::|/ V::::::::
/....................j三三/ ,,彳尨_ / j|:::::|
〈.................イ /¨寸ミ /二二二二ニ‐_ 《 :ルリヾ \
>T¨¨ V ミ y二二二二二二二ニ‐_ ヾ、|| }}
/三,i V| _7二二二二二二二二ニニ‐ 〒彡
/=三,/| | _[二二二二二二二二二二ニ |
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 『晋書』『劉琨伝』に曰く。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 東海王が繆播・王延らを誅殺したのは、全て劉輿の謀だった
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
- 135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/04/14(木) 23:42:20.40 ID:f/Y3bku/0
- 敵が迫って来てるのに味方同士で殴りあってばっかで始末に負えん・・・
- 136 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:42:56.28 ID:+4qQXJst0
- 【紀元309年3月 晋 首都 洛陽】
s。:::::≧s。≧s。::::::::ミs。:::ミs。 \
弋ー‐弌ナ__≧s。:::::::ミs。::ミs。`丶、
|ーr‐弌弋 `ヽ」::::::::::::ミs。::ミs。 ≧=- ..,,_
≧s。_,| | ̄~|トミノ::≧s。:::::::::::::ミs。::ミs。____ノ \__人_人从_人_人从/
. l | ̄ ̄ ̄|| ̄弌____ノ≧s。::::::::::ミs。:ミis。 _) (__
s。__l |___ト 凵 ̄7^弌_ノ-ミs。:::::::ミs。:ミs。 ) 大変ですッ!! (
| ̄::::::|≧s。 ̄ ≧s弌_ノ|^YTーt r'≧s。::::ミs。:ミs。  ̄ ̄) ( ̄ ̄
| ::::|──≧s。 ``rr─ゝ‐r'YY^灯二ア:::ミs。ミs。 /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
| ::::|_____≧s。 ||____ト弌_ノノ弋弋ナs。ミs。::ミs。ー- .,_
|____,|-=ニ ̄ ̄≧o。|: ::::::|≧s。 `弌─‐r'´≧z{^Yミs。:::ミs。 ``¨ア .i
|: /) | ``'''<_|: ::::::|____≧s。::|─‐┘ミ凵弋ナナ≧ァァ::::::\/ rz≦≧zュ
|::(_ソ | .|:::||___|≧s。___::,| :::|三≧s。 |___ト、二二「l^^^ 弌竺竺竺テ
|弋 : (| lマニT.=┐ .|:::||弋) |.  ̄|::|≧| .::|______,|~~゙|≧s。,_|__|//゙ミs。 ,|:|i:口i:|:|、
|\):::i| | |_l||_ロ | .|:::||\( |‐ュ .|::|三| ゙̄|::|‐||^|,,,,,,|//丁:゙|777777777ミihs。.,_ 弌ZZZZZZテ
|:l:l〈::: | |/__||/Y . |:::||:l:|::|:|_|| |::|_||:|::::: |::|‐||^|::::::|7ミ |,,,,|///////////ミs。^_。.,_ __|i:i口i:i|_
|从_)(:| | |_l||_ロ | .|:::|l从ノ:|_|| |::|/|:::: :|::|ート::|::::::| l^^|::::|.TTー‐TTーーTTT≧:.フ7ァァx__,,..。o≦フフフフフフフ≧o。..,,_
|::::::: (:| |/__||__Y |:::||乂) |_|| _rヶぅ,|::::: |::|二`|::::::|_|;;; |::::|;;|::|;;;;;;;;|:|;;;;;;;;;|:||:|ー弌テテミis。ーーrrーーrrーーrrーーーrrーァ
|-=ミ、|───---|:::||⌒ー|/( (゚_rソ:::: |::|;|二|::::::|ニニ:|::::|三三三三三三テ_,,,,|:| | |::|.|.|ノ777777777777777777777ァァs。..,,_,
|::::: :: ,|二二||二二二|、___レ{ / (^ヽ: :: |::|;;|ニ:|::::::|:| ;; |::::|;;Y|_|ニフマY|_|‐ァ'ーー |ニニニニ|ーー弌ナーーーーー弌ナーー弌ナー弌テ彡
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二二二二二二二二──|:|:::::::::::::::::||::::i| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_二二ニ='=========┴┴=ニコ__||i:i:i:i:i:||::|:::|i:i:||__|「fis。.,|:|
二二二二二二二二二二|:|:::::::::::::::::i{::::i{ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `'ミ||||||「∩
二二二二ニニ==──  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `'ミ|||凵
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
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: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/
Yヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ 『晋書』を見る限り、東海王の洛陽帰還は突然だったらしい
\ヽ、 _ , イ!::/
/ ヽ{ ト、ヽ l:′
∧\ マ三ソ| .\
./: : \\ ヾ-〃 ..∧
l; : : : : \\.り/: : :i
- 137 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:43:24.78 ID:+4qQXJst0
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/:.:.:.:、.:.:.ヽ
ィ.:.:{.:.:八V.:.:.:',
r‐{{.:.:{W::::oV.:.:.}
r〈i:iハ.:.:乂___ ノ.:.:.乂
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「⌒{ __ ィ<ヘ/ニ{ニ∧
{ニニ'ニニ{ニニ゚ニニハニハ
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ノニハニ/ニニryyニ{__ _r‐ ‐‐─ へ
___ __ / ̄/ ̄  ̄ ̄ ¨'¨'VニV/∧ニニニニ 」
「ニニニ7///{ニニ{///////////}ニニV/ } ̄ _____
____ {/// |_jニニ=------=ニニニ ̄\ ̄ ̄ ̄\
r‐‐┴ ┴/ニニニニニ//  ̄ \\ ̄ \ニニ\//////\
/////////ニニニ/ ̄/ //i:i:i:i:i:i:i:Vハ∧// |ニニニ|////////>、
/////////ニニニ{// { { {i:i:i:i:i:i:i:i:i} } }///|ニニニ|//////////\
/////////{ニニ( )ニ|//∧ ∧Vi:i:i:i:i:i:// ////ニニニ7//////////!',
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/\////////∨ニニニ〕iト--->----<ニニニニニ////////ニニニi|/∧
{ニニ>、///////\ニニニニニニニ=----  ̄ ̄ ̄ ̄//////ニニニニi|//∧ __ --------ヘ __
|ニニニ\////////////////////////////////////-----=ニニニニニニニニニニニ=---ヘ-
|ニニニニニ>、/////ニニニニニ==---  ̄ ̄V∧ ̄  ̄-=ニニニニニニニニニニニニ7  ̄_____ V
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_ -=ニニニニニニ=--ヘ |//////// ̄ ̄ ̄//////\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
ニニニ=--  ̄ ̄ _ -=ニ} |//////〈______ /////// ≧ <
__ ---=ニニ  ̄ ----|//////////////////-=ニ 東海王殿下が軍勢を率いて御帰還!! ≦
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
- 138 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:45:12.40 ID:+4qQXJst0
-
|┃ /ニYニヽ
|┃ ガラッ /( ゚ )( ゚ )ヽ
|┃ 三 /::::⌒`´⌒::::\
|┃ | ,-)___(-、|
|┃ . | l |-┬-| l |
|┃ \ `ー'´ / 東海王殿下の軍は太学に駐屯していますっていう!
|┃ / `ヽ.
|┃ 三 ./ \ 続々と後続が到着していますっていう!!
,⊆ニ´⌒ ̄ ̄ " y r、 ヽ
⊂二、 ,ノ──-‐'´ | | l" |
|┠ ' | l/'⌒ヾ
|┃三 | |ヾ___ソ
' ヽ ヽ l ‘
/ ‘, lj
‘, ‘
' l l l 丶
l l l l l l /l / | \__
| ll _l_ ハ /l /_V匕lj7 l l、 \ー<
| ハ l l_仆rミ、 、_斗'ィ允心 / l 丶 _ ヽ
太学!? .V 〉 ト、ト、乂ソヽ {  ̄ // ' ヾ /___ l
/ ‘, | ^‘, ,`ヾ /l /l::ゝ-─//////ハ l
宮中へ挨拶にも来ずに ' ‘,| l ヽ - ⌒ヽ イ/ 〃:::l///ヾ、//////∧_
いったい何を考えているのよ!! .l / l、 r丶 \ ノ / / //::::l/////ヾ、////////∧
| ハ .|l l \八//>r、_ ̄_/ /lィこ:::::'//╋ ////////////
l l ヽ l从、 |/∧//{l////〕:::l /ヽl'::::::l::/==<//////////////
ヾ ゞ、 ヾ |//八/ヾ=-/Vj/:::/::::::///////>〔//////////
ノ////\/////\:::://////, -'"//厶/////////
〉/////ハヾ=====У///, -'"/}━/////ゝ=--、///
./////////}━━/,,..-‐''/////}}////////}///l
- 139 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:47:39.67 ID:+4qQXJst0
-
,.ィ=t.、 i! i! i!. ,.ィ=t.、
| | | |_i!i=i!i=i!i_| | | |
| | | | |!l>=<l l | | | |
| | | | |<:○:>| | | | |
| | | | |!l:TT:l!| | | | |
| | | | |!| | | |i| | | | |
| | | | |!| | | |i| | | | |
i‐┬┬┬┬┬┬┬┬:| | | | |!| | | |i| | | | |
|‐┼┼┼┼┼┼┼┼:| | | Eヱ夲オヨ | | |
. ___|‐┼┼┼┼┼┼┼┼:| | | | |_i_从i_|_| | | |
|E| |ヨ|‐┼┼┼┼lニニニ二:| | | | | |!| |i| | | | | |二ニニニl
|E| |ヨ|‐┼┼┼┼`△ | | | | |_|!|_|i|_| | | | | △´
|E| |ヨ|‐┼┼┼┼‐| |_.il._.i!_.| | | | |_|!|_|i|_| | | | |_.i!_.il_.| |
|E| lニニニ二二二二| | |i| |i| i| | | | | |!| |i| | | | | |γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
lニニニニニ二△ △. | |_|i|_|i|_i| | | | | |!| |i| | | | | || 中書監の王敦様が殿下にお会いしたいと |
r┤.i! i! r=i | |_i!_i!_| |_i!_i!_.i!_| |_|i|_|i|_i! | | | | |!| |i| | | | | |.ヽ____________________乂
| .|_|i|_l|_| |_i!_ .| | i! i! | | || || ||..| | |i| |i| |r=ffli==、r==t==jj=i| ̄|| |i| | |..|| || || | | l| l| | |. _i!_| |_|
| .|_|i|_l|_| |_||_|.| |_l|_l|_| |_||_||_||..| |_|i|_|i|_|. |l l| |.l l.| |l l| ||_|i|_| |..||_||_||_| |_l| l| | |. _l|_| |_|
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森森森森森森森森森二二二二二二二二L._|l_l|{{::::::::::::: : }}|l_l|_二二二l森森森森森森森|i|森森森
森森森森森森森森森森森森森森森森 .; ,,, .:':' ,:,:,:,:,:,:,:,:,:,.... ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
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: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/ 洛陽へ帰還した東海王は、
Yヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ .同城南郊の大学を太傅府としたと『晋書』『東海孝献王越伝』にある。
\ヽ、 _ , イ!::/
/ ヽ{ ト、ヽ l:′ .かつて大軍で上洛した成都王と同様であり、相当数の兵力を連れていたのだろう
∧\ マ三ソ| .\
./: : \\ ヾ-〃 ..∧
l; : : : : \\.り/: : :i
- 140 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:49:20.91 ID:+4qQXJst0
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>i:i:iJi:i:i:i:/: : : : : : : : /: :/: : : : : : : ',.:|
//: : {i:i:⌒/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i '. 、
{i:/: : : |i:i:i:/: : : : : : : : /: .,:__,: : : : : :/ : : :|: :', 、
{/: : : : |i:i/..: : : : :/: : ,,:.,;_:/|/ | :/: : :/ト、 : | : :', \
/: : : : : l/: : : : : :/: :.^兀ぅ_ミ:/ : : / |/: :| : : ' \
/ : | : : :.//: : : :/: :/ ゝ八ツ |/笊示ミ: : : : :', 「 ⌒ お帰りなさーい。
. __ /..: :.|: : : : : : |/:// : :| .じ几: : : : : : ', |
. \ // |: /: i : :/ |: : : : : : :|. ` Λ: /: :/Λ',| ___ .随分派手な御帰還で
. \/ .|/ |.:/ .|: : : : :../| ャー ,ァ ノ: ∨.|/ : :.「 ̄ /
―- 、\ l/ |Λ :/ / \ ― ,. <: /: : : : :|Λ| /く
/ /| / /..:_:.:> < |/ |: /| : | | <⌒
/ / /イ「ニニ]> |/ .|: /
⌒ _ /|'''"´ ̄ ̄ ̄ } .|/
> ⌒\ ノ|/{_ } | { { i| } }
⌒\ <⌒___}_ { { {マ i|∨ } }
Y ; ==-ハ{ ∨i| マ -==ニ '
マハ il从斗≠ミ Y ∨斗≠ミx }i / /
}∨ 小. じr沁 じ芹心 }i / /
| マリ从∧ V辷リ 弋辷ヒリ }i } / /
| ∧ ' }i / /ト
今、威権は全て太傅にある }ハ 小 ' /イi i}/ /i:i:i:i:i:
ノ ∨ {込 _ __ } / / |i:i:i:i:i:
∨ i{i:i:i:i:i> 彳从 /}/ i!i:i:i:i:i
∨ i{i:i:i:i:i:i:i:i{ ≧=≦{、ヽ ノ } , i|i:i:i:i:i
Y {i:i:i:i:i:i:i:i} ,{ /ノ.イ }i:i:i:i:i
{i:iYi:i:i:i:i:i:i:j {ー―:/ }i:i:i:i:i
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 『晋書』『王敦伝』によれば、
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 滎陽から来朝した東海王は自ら王敦に告げた
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
- 141 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:52:12.89 ID:+4qQXJst0
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___ __ ,ヘ
rへ_/.:.:.:.:><⌒\〈i:i\/i:i∨/
〈i:i:i/.:.:.:/⌒7:.:〈\.:.:.:Vハi:〈〉i:i:iV/__
ノi:V.:.:/.:.:.:.:/.:.:.:.:.',:丶.:Vハ:i:i:へi:i}i:i/
<i:i:i:/.:.:':/.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:Vハ ∨i:i:i:i:iV
⌒7:/.:.'.:.:.:.:.イ.:.:.:.:.:.:.八.:.:.:.}.:.:',\(⌒
//.:.:i.:.:i.:/ {.:.:.:.:.:.:i ⌒∨:}.:.:.乂 \ __
//:.:.: l.:.:{⌒八.:.:.:. {ィぅ示V.:.:.:..:.:\⌒ヽ〉_
':/.:.:.:.:'{.:. ィチ笊_.:.:.、乂ツ}.:.:.:.'.: i.:.:.<\<⌒
/.:.'.:./.:八.:.:Yvツ , ⌒ ''ノ.:./.:.:.:}.:.:.:.:\⌒\ __
/.:./ィ.:.:.:.'.:.:.:\乂'' _, ⌒7.:.:.:八.:.:.<⌒. . . . .<⌒
//⌒}/}.:.:.:./.:.个: . ` ィ/:.:.:./.:.:.V.:.ハ. . .、 . .\
_{. . . . . . ..八.:.:{ィ. .}.:r‐:}≧<_人.:.:.人.:.:.:.i.:.:.∧. .ハ '}. . \__
ノ/. . ''. . . .: .: .⌒乂彡}i:i:i:i:i:i/i:i:八}.⌒ア.:{.:./.:.:V. .}/八. .: 「⌒ /: : : : : : : : : 、 : : : : : : : : ',: : : : : : : : : : : : : : :.
⌒7. . {. . . . . .: .: .: .: 彡:i:i:i:i:i<:i:i:i:i:i:i:ノ. . .{.:.:.:.y.:.:.:.ノ. . .: .: 人 .': l: : : : |: : : : : ', : : : : : : : : ',: : : : : : : : : : : : : : :.
ノ.:i. . .',. . ゙. . ⌒).: .:(ニ=- -=ニニニ{ィ:_人.:./.:./. . . . ./. .( .' : |: : : : | : : : : : ',: : : : : : : : :| : : : : : : : : : : : : : : :.
|i: :|: : : : |i: : : : : :.l: : : : : : : : |: : : : : :l: : : : : : : : : |
|i: :i: : : ‐- : _ : : : |: : : : : : : : |: : : : : :}: : : : : : : : : |
|:i : Vトミ、_ :`ヽ: :}: : : : : : : : |: : : : : :': : : : : : : : : '
|从: : : { ≧r心、/ : : : : : : : ': : : : : :/ : : : : : : : /
\人 J刎 〉: : : : : : :/: : : : : /: : : : : : : : '
〉 Vソ/: : : : ://: : : : : :/: : : : : : :/
けれど、尚書は旧来の制度のまま人事を行っている ‐' //: : :/: / : : : : : /: : : : : /
/.:./: : : : : : : :./ : : : : ,イ
、 _. 厶イ: : : : : : : :./ : : : : //:.|
\` , : : : : : : /_从___//|:ノ
` _|: : : : :/彡-───-〈
从 : / _____‘,
|/-─_ -────-\
_ -ニニニニニニニニニニニニ〕h、
- 142 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:52:41.89 ID:+4qQXJst0
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: .:'.: .: .: .: .: . .:斗.: .:|八.: .:\.: .: `ト .: .V/.: .:i: .::
i.:{.: .: .: .: i/{.: :i.: .i:{ \.: .:\.:八.: ` }.: .: .:}.: i
|.:{.: .: .: :´{.: 八.:{.: 从 ヽィチ笊ミ、.: j .: .: .}.: |
|.:{.: .: .: .: {/ィチ芹ミ:::::::::::::::´ 乂//ノ Y.: .: .,. .:.|
|八.: .: .: .:i、 乂//ノ::::::::::::::/  ̄ ̄ "/.: .:.:./.: .:|
: .: \.: .: .{::::::::::/  ̄ , ノィ.: .:イ.: .:..i
i.: .: .: \.:乂 ̄ // .: .: .: : 太傅である私が来たからには、
}:イ.: .: .: .: 圦 , , /.: .: .: .: .: .: .必ず誅罰を加えないといけないよね
ノ' |.: .: .: .: .:|.:.,::... ィ⌒}.: .: .: .: '
|.: .: .: .: .:|:/ 〕iト _ イ{/ i.: .: .: /i
八.: .: .: .: |' }: : : . { ___ }.: .: / :{
⌒\.: .:八 _ノ¨¨ア. : . 、 V.: .: /:{
__ > ⌒ { ̄ ____ ⌒} }.:/、
/{ 「 Vニニニ╋ニニ=-/ ノ' \
, \ \ Vニニニニニニ/ \_
. _ノ \ \ 、-=ニニ=- ' //ハ
{ 「.:.:.:〕iト __ \ニニ/ ____ ィi〔/ {
/ } \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.>⌒<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ /
, j `ー====<.:.:.:.:.:.:.>===一 ' }/ ∧
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 『晋書』『東海孝献王越伝』に曰く。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 東海王は朝臣が己に二心を抱いていると疑っていた
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
- 143 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:53:22.90 ID:+4qQXJst0
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___ __ ,ヘ
rへ_/.:.:.:.:><⌒\〈i:i\/i:i∨/
〈i:i:i/.:.:.:/⌒7:.:〈\.:.:.:Vハi:〈〉i:i:iV/__
ノi:V.:.:/.:.:.:.:/.:.:.:.:.',:丶.:Vハ:i:i:へi:i}i:i/
<i:i:i:/.:.:':/.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:Vハ ∨i:i:i:i:iV
⌒7:/.:.'.:.:.:.:.イ.:.:.:.:.:.:.八.:.:.:.}.:.:',\(⌒
//.:.:i.:.:i.:/ {.:.:.:.:.:.:i ⌒∨:}.:.:.乂 \ __
//:.:.: l.:.:{⌒八.:.:.:. {ィぅ示V.:.:.:..:.:\⌒ヽ〉_
':/.:.:.:.:'{.:. ィチ笊_.:.:.、乂ツ}.:.:.:.'.: i.:.:.<\<⌒
. /.:.'.:./.:八.:.:Yvツ , ⌒ ''ノ.:./.:.:.:}.:.:.:.:\⌒\ __ 中書令の繆播と太僕の繆胤、
/.:./ィ.:.:.:.'.:.:.:\乂'' _, ⌒7.:.:.:八.:.:.<⌒. . . . .<⌒ 陛下の舅の王延、尚書何綏、太史令高堂沖。
//⌒}/}.:.:.:./.:.个: . ` ィ/:.:.:./.:.:.V.:.ハ. . .、 . .\
_{. . . . . . ..八.:.:{ィ. .}.:r‐:}≧<_人.:.:.人.:.:.:.i.:.:.∧. .ハ '}. . \ .このあたりが機密に関与している
ノ/. . ''. . . .: .: .⌒乂彡}i:i:i:i:i:i/i:i:八}.⌒ア.:{.:./.:.:V. .}/八. .: 「
⌒7. . {. . . . . .: .: .: .: 彡:i:i:i:i:i<:i:i:i:i:i:i:ノ. . .{.:.:.:.y.:.:.:.ノ. . .: .: 人
ノ.:i. . .',. . ゙. . ⌒).: .:(ニ=- -=ニニニ{ィ:_人.:./.:./. . . . ./. .(⌒ ___ __
⌒人. . .}. . . . ヽ.:(.: .: .:〉=--=ニニニノ.: {.:.:.:.Y´.:}. . ノ:(.: .人-=ニニ二.: .: .: .: .: .: .: ニ=- _
ノ⌒ヽ:ハ. . . .: .: .: .: .ノ〕iト __ -=ニ ̄^7:i.:./.:.:人. . /⌒ V......}.: .: .: .: .: ___.: .: .: .: .: .: .: 丶.: \
__ /.............ノ.: .: .: .:ハ.:.:人}////////r‐‐/.:.}:'.:.:/.: .:/---- ___〈.:--=ニ.: .: .: .: \.: .: .: .: .: .: .\.: \
/ /.... ⌒\(⌒<ニ>彡八///////{.:.〈/.:⌒}/)/..........ニ=--- \=-.: /  ̄ \\.: .: .: .: .: .: .: .: .:
⌒´/ ...}............V..7ニ=----=ニニi.:':.:.--r‐┘.............. ⌒\ニ=- _.: .: .: .: .:\.: .: .: .: .: ,.: .:
......'.. ...i......../......//イi:i:i:i「ニニ{.:.:.:{.:.:.:.:.:人......\ . .\ ...\ニニ=-へ.: .: .: .: .: .: /.: .:
....{... :....../ ../i:i:i:i}i:i:i:i:LニニV.:.:}⌒7∧........ \ . . \ ......丶ニニ=- \__ /.: .: .: :
......、......... ......//i:i:i:i:i〈:}i:i:i:i「 ̄i:i:Y彡'i:i:}i∧......... \ . . . ......i. . . . ニニ=--- ⌒.: .: .: .: .:
........\...... //..イ:i:i:i:i:i:i:i:i:i}i:i:i<i:\i:i:介i:i:i:i:i:}i:i∧.....、...... 、 . . .........}. . . . ニニ=- . . . .: .: .: .:
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ この逸話を見るに、
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 中書監の王敦は東海王側に味方していたように感じられる。
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .皇帝司馬熾の近臣中、彼だけが生き延びているのが良い証拠だ
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
- 144 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:54:47.07 ID:+4qQXJst0
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\ | └┴┬i::::|==========|: : ://__. rr┴' | |.:.::.[]:.:: : : :|
:::...>、 |[]..::[]. 〈〈::::|::::::[]::::.:.:[]..r、]: :.[_[;;::::.} ]:]:: : | | :.:: ::..::.::.:::.|. ┌::、 /〉トントントン!!
‐く.:〈 ,、 |. : : : :.: :\:|:::::::::::::::::::::/. : : : : :〉〉 //:: : :| | : :.::.::.:::..::.:|-┘:::L、r‐//┐ ,、
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::.: :└i:| //\| ::::ト、__ : : :||_'//、п‖::.:l| : : : : 〉〉 | :.|::|..::./rへ/レYL;/:>┘/ト┘.//::::.`L「|-┘/:::トyィ
工エ::「 /〈. ::〈|-、_/::::::..\r':.|.::[,/T>.:/ロ〃乢.: :: :〈〈  ̄└─匚|__| :| |:L:冂_| :|┐ .::::::ir==| |.:::.「.:[]:}il|{´
: :∠7ヘlコ:::|:.:..|-i_::_r√ソ\>へ:| :|:ln| :]:|:П叮  ̄ 。l;_|_|ー|__!」====l|_<>‐┴─|i|l|
: :|ェ| .:::::|:.:.|:::..|::::.|\.::::》: :::L;:.::r| .L/俚⊥! rュ ´ ' ルヘ:
: :|ェl:∩ トi:.|::::.l\|_;;||;;:|L:<)┴‐'''"~ . カンカンカン!!
: :|ェ|_|::|/<>。 カンカンカン!!
: :レ|[:::《 ' 、 /レ:ヘ
_〈l〈V\|コ _,‐| .: : .:.| 7!_
:ト|ェ|:|;;レ' rュ ´ ' / / ゙'ー-‐''´// /|
: :|ェレ / lニニニニニニl/ //
/ ' 、 ` lニニニニニニニニニl/
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| 東海王の軍勢は何しに来たんだ? .|
.ヽ_________________乂
- 145 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:55:14.76 ID:+4qQXJst0
-
/ニYニヽ
/( ゚ )( ゚ )ヽ
/::::⌒`´⌒::::\
| ,-)___(-、|
| l |-┬-| l |
\ `ー'´ / ここ数日、ずっとダンマリだっていう
_, ‐'´ \ / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー〜'´ ̄__っ八 ノ
\ヽ、 ー / ー 〉
\`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-く
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
ト、 / \ ,:イ
| \___/ ___ ,,),,) ___ ヽ_/ |
噂じゃ皇帝と一戦交えるつもりだとかなんとか…… | ..:::ヾ::::::ヾ:::::::::::/ ヾ::::::::::/ | /
\ ....::::;;;;ジ::::::: ヾ;;;;;/ ヾ;;;;;/ |;;::. シ
 ̄ ̄ ̄|::::::::::::::::: i ̄i ̄i ̄i | ̄
ヽ::::::::::::::::::: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノ
- - ──ー - -、
/i ,.-‐''"´ \ i\
l \_/ _,, ,,_ ヽ、_/ l
l ::::::/ ━━ ━━ ヽ::: l
ヾ_,;;;l , , , l;;;__ジ
| i ̄i ̄i ̄i """ | この期に及んで同士討ちとか……
l . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .l
` 、 /⌒⌒i /⌒ヽ /
`/ | | \ /
- 146 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:56:56.86 ID:+4qQXJst0
-
┌┐┌i ┌┐┌i ┌┐┌i
|└[][]L.ロロ|└[][]L.ロロ.|└[][]L.ロロ
|┌┤.r‐┘|┌┤.r‐┘ |┌┤.r‐┘
└┘..凵 └┘..凵 └┘..凵
ヽ 「 /_/ /_/ /_/ /_/ /_/ 「 /___ _ .
i 廴....、 _/ 、 ゛ ┐| ヽ.ィヽヽ lノ `/ 八 | i 廴....、 _/ 、 ゛ ┐|
r''リ-、 `'、 '''´ 、 ナ | .. ヘ\_| i lソ r''リ-、 `'、 '''´ 、 ナ | ..
ヽ|U `'ン' ,,....-=" -‖ ヘ ゝニ,'′ ヽ|U `'ン' ,,....-=" -‖
ヽ┘ / `''''´ヽ、 ! -,,. !i . ヘ' ! ヽ┘ / `''''´ヽ、 ! -,,. !i .
ヽ.ィヽヽ lノ `/ 八 | ヘ i ヽ.ィヽヽ lノ `/ 八 |
ヘ\_| i lソ ゝ、,, - ヘ\_| i lソ
ヘ ゝニ,'′ .... / ̄‐ -l ヘ ゝニ,'′ ....
ヘ' ! _ムユ 、 〕 ::::: ヘ' !
ヘ i ..... ..く- ..l/ ::;;:::: ヘ i .....
ゝ、,, - ゝ、,, -
/ ̄‐ -l / ̄‐ -l
_ムユ 、 〕 ::;.: _ムユ 、 〕 ::;.:
..く- ..l/ ::;;;: ..く- ..l/ ::;;;:
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
≧ 宮中へ向かえッ!!! ニ=-
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
- 147 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:58:15.16 ID:+4qQXJst0
-
\ | └┴┬i::::|==========|: : ://__. rr┴' | |.:.::.[]:.:: : : :|
:::...>、 |[]..::[]. 〈〈::::|::::::[]::::.:.:[]..r、]: :.[_[;;::::.} ]:]:: : | | :.:: ::..::.::.:::.|. ┌::、 /〉トントントン!!
‐く.:〈 ,、 |. : : : :.: :\:|:::::::::::::::::::::/. : : : : :〉〉 //:: : :| | : :.::.::.:::..::.:|-┘:::L、r‐//┐ ,、
.: ::L└i _ .||_ | : : : : : :、 〉〉/〉::::::;;:::〈 : : : : :〈〈 rく〈:.;:..::..::.::_|:::/Tl::::;二/ム、| || _r─
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工エ::「 /〈. ::〈|-、_/::::::..\r':.|.::[,/T>.:/ロ〃乢.: :: :〈〈  ̄└─匚|__| :| |:L:冂_| :|┐ .::::::ir==| |.:::.「.:[]:}il|{´
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: :|ェl:∩ トi:.|::::.l\|_;;||;;:|L:<)┴‐'''"~ . カンカンカン!!
: :|ェ|_|::|/<>。 カンカンカン!!
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_〈l〈V\|コ _,‐| .: : .:.| 7!_
:ト|ェ|:|;;レ' rュ ´ ' / / ゙'ー-‐''´// /|
: :|ェレ / lニニニニニニl/ //
/ ' 、 ` lニニニニニニニニニl/ γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
/ ̄ ̄ ̄ /_/_/ | ………… |
/ ./二/ / / ̄ ̄ ̄ /_/_/ ヽ_______乂
/__,--, / / ./二/ / / ̄ ̄ ̄ /_/_/
/___ノ. /__,--, / ./ ./二/ / / ̄ ̄ ̄ /_/_/
/___ノ. ./__,--, / ./ ./二/ /
/___ノ. ./__,--, /
/___ノ .
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/ .洛陽帰還から八日後。
Yヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ
\ヽ、 _ , イ!::/ 東海王は宮中へ兵三千を突入させた
/ ヽ{ ト、ヽ l:′
∧\ マ三ソ| .\
./: : \\ ヾ-〃 ..∧
l; : : : : \\.り/: : :i
- 148 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:58:53.56 ID:+4qQXJst0
-
s。:::::≧s。≧s。::::::::ミs。:::ミs。 \
弋ー‐弌ナ__≧s。:::::::ミs。::ミs。`丶、
|ーr‐弌弋 `ヽ」::::::::::::ミs。::ミs。 ≧=- ..,,_
≧s。_,| | ̄~|トミノ::≧s。:::::::::::::ミs。::ミs。____ノ
. l | ̄ ̄ ̄|| ̄弌____ノ≧s。::::::::::ミs。:ミis。
s。__l |___ト 凵 ̄7^弌_ノ-ミs。:::::::ミs。:ミs。
| ̄::::::|≧s。 ̄ ≧s弌_ノ|^YTーt r'≧s。::::ミs。:ミs。
| ::::|──≧s。 ``rr─ゝ‐r'YY^灯二ア:::ミs。ミs。
| ::::|_____≧s。 ||____ト弌_ノノ弋弋ナs。ミs。::ミs。ー- .,_
|____,|-=ニ ̄ ̄≧o。|: ::::::|≧s。 `弌─‐r'´≧z{^Yミs。:::ミs。 ``¨ア .i
|: /) | ``'''<_|: ::::::|____≧s。::|─‐┘ミ凵弋ナナ≧ァァ::::::\/ rz≦≧zュ
|::(_ソ | .|:::||___|≧s。___::,| :::|三≧s。 |___ト、二二「l^^^ 弌竺竺竺テ
|弋 : (| lマニT.=┐ .|:::||弋) |.  ̄|::|≧| .::|______,|~~゙|≧s。,_|__|//゙ミs。 ,|:|i:口i:|:|、
|\):::i| | |_l||_ロ | .|:::||\( |‐ュ .|::|三| ゙̄|::|‐||^|,,,,,,|//丁:゙|777777777ミihs。.,_ 弌ZZZZZZテ
|:l:l〈::: | |/__||/Y . |:::||:l:|::|:|_|| |::|_||:|::::: |::|‐||^|::::::|7ミ |,,,,|///////////ミs。^_。.,_ __|i:i口i:i|_
|从_)(:| | |_l||_ロ | .|:::|l从ノ:|_|| |::|/|:::: :|::|ート::|::::::| l^^|::::|.TTー‐TTーーTTT≧:.フ7ァァx__,,..。o≦フフフフフフフ≧o。..,,_
|::::::: (:| |/__||__Y |:::||乂) |_|| _rヶぅ,|::::: |::|二`|::::::|_|;;; |::::|;;|::|;;;;;;;;|:|;;;;;;;;;|:||:|ー弌テテミis。ーーrrーーrrーーrrーーーrrーァ
|-=ミ、|───---|:::||⌒ー|/( (゚_rソ:::: |::|;|二|::::::|ニニ:|::::|三三三三三三テ_,,,,|:| | |::|.|.|ノ777777777777777777777ァァs。..,,_,
|::::: :: ,|二二||二二二|、___レ{ / (^ヽ: :: |::|;;|ニ:|::::::|:| ;; |::::|;;Y|_|ニフマY|_|‐ァ'ーー |ニニニニ|ーー弌ナーーーーー弌ナーー弌ナー弌テ彡
|ー=彡|-----------|_弋乂_ゝ__ノ‐:i|┴‐.┴::┴'‐┴┤弋ナ___弋ナ| .:|:| | |::|.|.|──||______rzzzュ_,||──‐||─‐|:|
二二二二二二二二──|:|:::::::::::::::::||::::i| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_二二ニ='=========┴┴=ニコ__||i:i:i:i:i:||::|:::|i:i:||__|「fis。.,|:|
二二二二二二二二二二|:|:::::::::::::::::i{::::i{ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `'ミ||||||「∩
二二二二ニニ==──  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `'ミ|||凵
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
-=ニ 君側の奸を捕らえろ!!! ≦
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
- 149 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:59:22.19 ID:+4qQXJst0
-
. /ニYニヽ
./( ゚ )( ゚ )ヽ
. /::::⌒`´⌒:::: \
. | ,-)___(-、| jl
. | l |-┬l[]. l | l ||
. \ `ー|| |_/ /"'''ヽ | ||
,,,-彡_,r''" ̄ 「/ ̄/ ̄/;二"二"二((二((三三C
_,-| r'" 二 ==i ニニ二/\/ccccccc//_ヽ
<、、゙l - ̄ ̄C=] ノ;ヾ / ⊂ニニニ二二ソニニニソ
,l゙゙'l、 」ニニ二二〈ー;; \/二L_」 j
/ l /;:: /{ ̄`)ノ ーーー \ /
/´ ゝ ;;::/ {  ̄ソ ヽ /
, --ー─---- 、.,_
l、, --ー─--- 、,,,!
ヽ ヾ // ノ
-===l二二◎二二l===-
/`',ー`テテ´‐―ヾ,´
j vリ!〇 リ' 〇 i 〉リヽ
/ リ〈 _ / .i ヾ ,、へ
/ `ニ`ーゥ t∠二フ 'ヾ く \ニニニl
〈 ル /、`〒´ , リ ヽ 〉/ゝ、 \ニニニl
リ ./ i⌒::⌒ミ、, \ 》' / 、_ノ ´
ヾ ,/ー、ゝ.::.∠/ー、! \
晋 太僕 繆胤
- 150 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/14(木) 23:59:55.78 ID:+4qQXJst0
-
/\Y/ヽ
/ (○) (○)ヽ
/::::⌒` ´⌒::::\
| ,-) ヽ__ノ(-、| .jl
| l |r┬.l[] .| l ||
\ `ー|| | /""'''ヽ | ||
,,,-彡_,r''" ̄ 「/ ̄/ ̄/;二"二"二((二((三三C
_,-| r'" 二 ==i ニニ二/\/ccccccc//_ヽ
<、、゙l - ̄ ̄C=] ノ;ヾ / ⊂ニニニ二二ソニニニソ
,l゙゙'l、 」ニニ二二〈ー;; \/二L_」
/ l /;:: /{ ̄`)ノ ーーー \ /
/´ ゝ ;;::/ {  ̄ソ ヽ /
′ニニニニニニニ \
{ -、ニニニニニニニニ }_
/ ` -- __ ノ、 \
j{、「\. \
/ __ ___|ニ}. 、_} ’,
. ./ ′ |ニニニム__ ノ \ _
. / ハ i| |二二 | 、ニ’,
′ / ∨| |二二 | '. i|ニ.′
イ/| 抃、i{ }iニニニ | , |ニ ,
′7 | jソ |. 込__ノ ′ }ニ 7
i{ | , i{ }i ¨¨´
. 八 |. ′ム|. i| 八
\ >-. /‐ | /|
. } / |. |
/ へ.ノ
/ | i|
- 151 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/15(金) 00:01:18.94 ID:dy3A0J1o0
-
/∨ニニニ/ ヽ
// ∨ニ/ _
// /  ̄ {
,:′ /| V/ }
ノ、イ \ | }人 V/ :}
⌒7 | 「心 厶斗< |l '/ }
ノ{ 人 ⌒、\ (└ウ '’)八 } {
東海王! ⌒7 { |l\{ _____ / |ノ }l | 乂
ノ 人| |l\ )h、 マ ) 、イY }l |⌒
彼らは私に尽くしてくれる忠臣よ!! ⌒Y 人八---r=ァ>‐‐<ノ }{ 八|
| ( 〉⌒ ノ_//\/'//八 /ニヽ
断じて君側の奸じゃない!!! /ニ}〈ニ{/⌒⌒ヽ/ニ}\{ニニ{
「ニニノ/⌒\,.、斗ニ\ノニ/ニニ{
ノニ / ⌒>''"―――‐┘,/=ニ=-{
/ニニ八ニ/-=ニニニニニ/=ニニ={
/ニニニニ人-=ニニニニニニ{-=ニニ={_
/ニニニ=- }-=ニニニニニ=-}-=ニニ=-〉
/ニニニ=- }-=ニニニニ==-{=ニニニ=-{/
/ニニニ=- }-=ニニニニ==-}=ニニニ=-|/
/{ニニニ=- ---‐‐========‐‐---_____}=ニニニ=-|/
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー 『晋書』『繆播伝』に曰く。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 当時東海王が威権を振るい、
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 皇帝司馬熾の力では討伐できないため、心中で東海王を深く憎んでいた。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ よって繆播・繆胤に
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 公輔の器量と国家への忠誠があった事から、彼らを心膂としていた
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
- 152 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/15(金) 00:02:01.78 ID:dy3A0J1o0
-
/.: .:/.: .: .:/.: .: ': .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: V∧
'.: .:/.: .: .:/.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: :V/.: .:V: :.
.: .:/.: .: .: '.: .: .: i.: .:.i.:{ .: 、 ___.: .: .i .: .V/.: .:V: :.
: .:'.: .: .: .: .: . .:斗.: .:|八.: .:\.: .: `ト .: .V/.: .:i: .::
i.:{.: .: .: .: i/{.: :i.: .i:{ \.: .:\.:八.: ` }.: .: .:}.: i
|.:{.: .: .: :´{.: 八.:{.: 从 ヽィチ笊ミ、.: j .: .: .}.: | .だからって、
|.:{.: .: .: .: {/ィチ芹ミ:::::::::::::::´ 乂//ノ Y.: .: .,. .:.| 宰相を無視するのが許されるのかな?
|八.: .: .: .:i、 乂//ノ::::::::::::::/  ̄ ̄ "/.: .:.:./.: .:|
: .: \.: .: .{::::::::::/  ̄ , ノィ.: .:イ.: .:..i これじゃ、ただの背信行為だよ。
i.: .: .: \.:乂 ̄ // .: .: .: :
}:イ.: .: .: .: 圦 , , /.: .: .: .: .: .: .太傅として、陛下を教育しないといけないよね
ノ' |.: .: .: .: .:|.:.,::... ィ⌒}.: .: .: .: '
|.: .: .: .: .:|:/ 〕iト _ イ{/ i.: .: .: /i
八.: .: .: .: |' }: : : . { ___ }.: .: / :{
⌒\.: .:八 _ノ¨¨ア. : . 、 V.: .: /:{
__ > ⌒ { ̄ ____ ⌒} }.:/、
__
/::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::ハ::::::::ヽ
/:::::∠|/}/ー V::::::l
j::::::!● ● i::::::::l
从〈 ワ /:/::::::!
く・く|::`ーz t-!:/:::::::::|
\|::V´ V_,ィtー、:::::|
/:|:/ `>‐くj \!
.| |/ー、{////ー、! \
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 東海王は彼らが害をなすのを恐れ、
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 入朝すると宮中へ兵を入れ、皇帝の側において繆播らを捕らえた
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
- 153 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/15(金) 00:03:15.04 ID:dy3A0J1o0
-
′ニニニニニニニ \ \__人_人从_人_人从/
{ -、ニニニニニニニニ }_ _) (__
/ ` -- __ ノ、 \ ) さっさと来いッ!! (
j{、「\. \  ̄ ̄) ( ̄ ̄
/ __ ___|ニ}. 、_} ’, /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
. ./ ′ |ニニニム__ ノ \ _
. / ハ i| |二二 | 、ニ’,
′ / ∨| |二二 | '. i|ニ.′ 陛下。
イ/| 抃、i{ }iニニニ | , |ニ ,
′7 | jソ |. 込__ノ ′ }ニ 7 .申し訳ありません
i{ | , i{ }i ¨¨´
. 八 |. ′ム|. i| 八
\ >-. /‐ | /|
. } / |. | /ニニニニ/⌒  ̄``ヽ
/ へ.ノ |ニニニ/ \/
/ | i| 乂ニ/ V/ \
,:′  ̄ \ \ V/\ \
| | \__/_\〉 \ ヽ___
| |人 ___/r少 「 ! | \ 乂_
| l ー-_\{\-‐''" U| |人 乂__(⌒
|人 <rク、 |人__,.> V⌒\
∧ 人 y'⌒`ヽ u爪 )人__ }人⌒
∧ __> V } 、イ 八 ̄\⌒V----
繆播!! 〉 )h、 -‐ / 〈 //|ニVニニ/ニニ=-
{ 人(_彡(\ V//|ニ V二〈ニニニニニニニニ
j人 ( )/ニ|ニ|\ ////!ニニVニ∧ニニニニニニニニ
 ̄ |ニニ|ニ|///////--<ニニ}ニニニニニニニ
У 人/ニ\///ニニニ)> 人ニニニ==---==
{ニニ/ニニ=-/ニニニ/ニ===-----
〉ニ\ニニ/ニニ=-’ニニ====-----
- 154 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/15(金) 00:04:19.60 ID:dy3A0J1o0
-
/ニニニニ/⌒  ̄``ヽ
|ニニニ/ \/
乂ニ/ V/ \
,:′  ̄ \ \ V/\ \
| | \__/_\〉 \ ヽ___
| |人 ___/r少 「 ! | \ 乂_
| l ー-_\{\-‐''⊃ .| |人 乂__(⌒
|人 <rク、 0人__,.> V⌒\
繆播! ∧ 人 y'⌒`ヽ 。爪 )人__ }人⌒
∧ __> V } 、イ 八 ̄\⌒V----
一人にしないで!! 〉 )h、 -‐ / 〈 //|ニVニニ/ニニ=-
{ 人(_彡(\ V//|ニ V二〈ニニニニニニニニ==--
j人 ( )/ニ|ニ|\ ////!ニニVニ∧ニニニニニニニニ/ニニニヽ
 ̄ |ニニ|ニ|///////--<ニニ}ニニニニニニニ{ニ/ニニニ}
У 人/ニ\///ニニニ)> 人ニニニ==---==彡ニニニニ\
{ニニ/ニニ=-/ニニニ/ニ===----- ヽニニニニニ
〉ニ\ニニ/ニニ=-’ニニ====----- }ニニニニニ
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 司馬熾は立ち上がって繆播らの手を取り、
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 涙と鼻水を流してすすり泣く事を止められなかったという
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
- 155 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/15(金) 00:05:39.94 ID:dy3A0J1o0
-
|
| -‐ ‐- _
|:' / / ' \
| ' /
| / / / ‘,
| | / /
| | | /'i /| i|
| / | rミ|ゝ|/|ノ^
| .′ | |-tУ(/)
| ∨ | ハ |。゜ 〉 /
| | | ∧| L/ 人_ 姦臣賊子のいない時代はなかった!
| | 八/─ゝミー'‐ノ-}
| | /‐/ ───\ ─| だからって、どうして私の時代に!!
| i| |─丶 ───‐\ノ、-、
|i 八|──‐>、────‐ヽ', .ううっ!!
|/──/──}〕7< ──‐| |
|──/──ノ l/ `''<__ノノ
|─‐/─‐/ i/ | ',
|─‐}─‐( / |_」
|─/──l_/ |///|
|─{─ ィi〔}>、 |///|
|三三j>'´<//∧_ 从//|
|/「 //|//(////∧ .′'//|
|/|///|///\///} ∧///ノ
|/| //∧////\/}' =}///|ス__
|八///∧ /////)ニ{ニニニ`ー'}
|//\//∧///=‐ヘ辷ァ-辷zソ
|─ゝ──‐'゙
|
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } これは、その際の司馬熾の嘆きである
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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- 156 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/15(金) 00:07:40.32 ID:dy3A0J1o0
-
. . : : : : .: .: .: .: .: . . .
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: .:'.: .: .: .: .: . .:斗.: .:|八.: .:\.: .: `ト .: .V/.: .:i: .::
i.:{.: .: .: .: i/{.: :i.: .i:{ \.: .:\.:八.: ` }.: .: .:}.: i
|.:{.: .: .: :´{.: 八.:{.: 从 ヽィチ笊ミ、.: j .: .: .}.: |
|.:{.: .: .: .: {/ィチ芹ミ:::::::::::::::´ 乂//ノ Y.: .: .,. .:.|
|八.: .: .: .:i、 乂//ノ::::::::::::::/  ̄ ̄ "/.: .:.:./.: .:|
: .: \.: .: .{::::::::::/  ̄ , ノィ.: .:イ.: .:..i どの口が言っているのかなぁ?
i.: .: .: \.:乂 ̄ // .: .: .: :
}:イ.: .: .: .: 圦 , , /.: .: .: .: .: .:
ノ' |.: .: .: .: .:|.:.,::... ィ⌒}.: .: .: .: '
|.: .: .: .: .:|:/ 〕iト _ イ{/ i.: .: .: /i
八.: .: .: .: |' }: : : . { ___ }.: .: / :{
⌒\.: .:八 _ノ¨¨ア. : . 、 V.: .: /:{
__ > ⌒ { ̄ ____ ⌒} }.:/、
/{ 「 Vニニニ╋ニニ=-/ ノ' \
, \ \ Vニニニニニニ/ \_
. _ノ \ \ 、-=ニニ=- ' //ハ
{ 「.:.:.:〕iト __ \ニニ/ ____ ィi〔/ {
/ } \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.>⌒<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ /
, j `ー====<.:.:.:.:.:.:.>===一 ' }/ ∧
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/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 東海王はついに繆播らを殺害。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 『晋書』『東海孝献王越伝』によれば、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .帝舅王延らが乱を為したと誣告し、廷尉府に送って彼らを殺したという
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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- 157 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/15(金) 00:08:27.64 ID:dy3A0J1o0
-
s。:::::≧s。≧s。::::::::ミs。:::ミs。 \
弋ー‐弌ナ__≧s。:::::::ミs。::ミs。`丶、
|ーr‐弌弋 `ヽ」::::::::::::ミs。::ミs。 ≧=- ..,,_
≧s。_,| | ̄~|トミノ::≧s。:::::::::::::ミs。::ミs。____ノ
. l | ̄ ̄ ̄|| ̄弌____ノ≧s。::::::::::ミs。:ミis。
s。__l |___ト 凵 ̄7^弌_ノ-ミs。:::::::ミs。:ミs。
| ̄::::::|≧s。 ̄ ≧s弌_ノ|^YTーt r'≧s。::::ミs。:ミs。
| ::::|──≧s。 ``rr─ゝ‐r'YY^灯二ア:::ミs。ミs。
| ::::|_____≧s。 ||____ト弌_ノノ弋弋ナs。ミs。::ミs。ー- .,_
|____,|-=ニ ̄ ̄≧o。|: ::::::|≧s。 `弌─‐r'´≧z{^Yミs。:::ミs。 ``¨ア .i
|: /) | ``'''<_|: ::::::|____≧s。::|─‐┘ミ凵弋ナナ≧ァァ::::::\/ rz≦≧zュ
|::(_ソ | .|:::||___|≧s。___::,| :::|三≧s。 |___ト、二二「l^^^ 弌竺竺竺テ
|弋 : (| lマニT.=┐ .|:::||弋) |.  ̄|::|≧| .::|______,|~~゙|≧s。,_|__|//゙ミs。 ,|:|i:口i:|:|、
|\):::i| | |_l||_ロ | .|:::||\( |‐ュ .|::|三| ゙̄|::|‐||^|,,,,,,|//丁:゙|777777777ミihs。.,_ 弌ZZZZZZテ
|:l:l〈::: | |/__||/Y . |:::||:l:|::|:|_|| |::|_||:|::::: |::|‐||^|::::::|7ミ |,,,,|///////////ミs。^_。.,_ __|i:i口i:i|_
|从_)(:| | |_l||_ロ | .|:::|l从ノ:|_|| |::|/|:::: :|::|ート::|::::::| l^^|::::|.TTー‐TTーーTTT≧:.フ7ァァx__,,..。o≦フフフフフフフ≧o。..,,_
|::::::: (:| |/__||__Y |:::||乂) |_|| _rヶぅ,|::::: |::|二`|::::::|_|;;; |::::|;;|::|;;;;;;;;|:|;;;;;;;;;|:||:|ー弌テテミis。ーーrrーーrrーーrrーーーrrーァ
|-=ミ、|───---|:::||⌒ー|/( (゚_rソ:::: |::|;|二|::::::|ニニ:|::::|三三三三三三テ_,,,,|:| | |::|.|.|ノ777777777777777777777ァァs。..,,_,
|::::: :: ,|二二||二二二|、___レ{ / (^ヽ: :: |::|;;|ニ:|::::::|:| ;; |::::|;;Y|_|ニフマY|_|‐ァ'ーー |ニニニニ|ーー弌ナーーーーー弌ナーー弌ナー弌テ彡
|ー=彡|-----------|_弋乂_ゝ__ノ‐:i|┴‐.┴::┴'‐┴┤弋ナ___弋ナ| .:|:| | |::|.|.|──||______rzzzュ_,||──‐||─‐|:|
二二二二二二二二──|:|:::::::::::::::::||::::i| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_二二ニ='=========┴┴=ニコ__||i:i:i:i:i:||::|:::|i:i:||__|「fis。.,|:|
二二二二二二二二二二|:|:::::::::::::::::i{::::i{ ̄ \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/ ̄ `'ミ||||||「∩
二二二二ニニ==──  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ≧ < `'ミ|||凵
≧ 東海王殿下の兵が繆播殿と王延殿を殺害!! ニ=-
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、 ≧ ≦
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
: :: !.:.:. ||/--l/ |ノ--l:.: .:.lヾ ≧ <
: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/ ≧ 他十余人も同様ッ!!! ニ=-
Yヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ 二日後。 ≧ ≦
\ヽ、 _ , イ!::/ /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
/ ヽ{ ト、ヽ l:′ 東海王は人事を動かした
∧\ マ三ソ| .\
./: : \\ ヾ-〃 ..∧
l; : : : : \\.り/: : :i
- 158 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/15(金) 00:09:14.39 ID:dy3A0J1o0
-
, -'": : : : : : : : `: .
./: /: /: : : : : : : : : \
/: :, ': : :,': : : : : : }l:|: : :.|: l :.
.': :/: : : :': : : : : : :ハ:|: : l:|: l : } 王衍殿。
|: :l: : : : l:斗ャセハ/ ト、:从ノ : }
|: :{:l: : l:.l,芹汽 ィ芹ぃ: : / 先の戦では迷惑をかけたね。
|: 从: : :K ヒzリ ヒリ Y}: ;イ
:l: i:∨:.|ヾ゙゙゙ ' ゙゙ ハl/:/ 私が司徒を兼務する以上、もう何も怖くないよ
',:i: : : :l心 ` ´, ィ: : :l:{
Vl、 : lィl >‐< |: : ハ{
_,ィ==\lY {ヽー|/lノ、
〈: . ;仁 -ー-≧: >
>: .;r‐: . : . : . : . \__ノ
,イ /: . ;イ: . /: . : . : . : . : . マ'´
{:ゝ/: . :./.〃:∧: .Y;ヘ: . :\: .:. ト,
__ `7: ./:./:l. :| ヽ: | _≧-:.:ヽ;_V: l
./ハ! //ミ y‐大弋 ノ: 厂 ∀ー: 一ャ'
乂辷ォ;/ k」j_ト代モュテミ〈 弐う水: . :| : . :.
私が太尉か。 .,ィ /: ハ ハ:ヘ ゞ-' ,ヾ:.、 ̄ノ∧: l. : . ! ヾ:.
ー=≠≦; 1;メ ノ: ∧ ヽ;ゝ /: .;ソ: . :.:ト、_ノ:}
という事は劉寔殿は…… / |;! \,イ: . {: .>、 ^ ィヽ;.y': . : . :.r‐一
rく 乂 〉|: . : Y./ゝュこ _,ハ: l:,f: . : . : バヽ
/:: :: :\ /::フ: ,彡:ハ//三三l レ: リ.|: |,从/ ノツ
, <:: :: :: :: :: ::.>_/::r彡: . /::∨ 〉⌒〈|/: , :ノノト-ヘ
f:: :: :: :: :: :: :: /:: ::ノ: . :,イ三三X==!: . : /_」|:: :: :: ヽ
|:: :: :: :: :: :: ;イ:: :イ: . :/:,ノ//:: :: :: :: :: ::ノ: . /==!:: :: :: ハ
ヽ_:: :: :: :: :: :: :: : l. : .:.,〃//::∧:: :: :: :: l: . :リ |:: :: :: :: :: |__、
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 司徒の王衍が太尉となり、東海王が太傅と司空を兼務し、兗州牧を辞任
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
- 159 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/15(金) 00:10:38.74 ID:dy3A0J1o0
-
/\ /: : : : : : : : : : : : : ::| アー---、
| \/: : : : : : : : : : : : : : : ::| ./: : : : : : : `Y
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ | ./: : : : : : : : : : : : : 人: : : レイ: : : : : : : : : : :}
| 老体につき辞職したいって申し出があってね .| | ../: : : : '; : : : : : : : :/ /\: : : :`、: : : : : : : : ::|
.ヽ_____________________乂 /\/: : : : ::.;{: : : : : : /ム=-i=Y: : : : `、: : : : : : :|
/: : : : |: : : : ::ム、: : : : { ≦ア:::::| |: : : : : : i: : : : : : ::t
|: : : : ::| : : : 《 ヒ:::寸: : ::| V::::::ノ /: : : : : : ::|: : : : : : : `、
.V: : : : '; : : ::ト弋_ソ` -、ゝ. `" ムィ'": : : : :}: : : : : : : : `、
V: : : ::'; : : } ___ u ノ: ;:'": : : |: : : : : : : : :ノ
うん。 .V: : : :`ヾム、 .t''"´ .} ー=彡: : : : : 人: : : : : : :f´
): : : : : : :>z。 `. '′/: : : : : ::/ Y: : : : : (_
東海王に含む所はない、はず? ノ: : : : : : : : : : :|`>z。-r 彳 : : : :__:∠、 |: : : : : : : :ヽ、
/: : : : : : ; ;∧: : f´ | >fノ: :,ィア´ V": : : : : : : : : : }
./: /: : : : : : ::{ >ミ> |/7::リV"/ ./: : : : : : : : : : : ノ
レイ: : : : : : : : レ´ _ /:::{_ム'__ /: : : : : : : : : : :>"
\: : : : : : :V"´ ``<__ ミY: ::/ア: : : : : :/
`Y: : : : / ̄``ヽ、 ヽ、ヽ}:/ ./: : : : : :/
): : : 弋___>-、_ Vrー(: : : : : :(
ー=彡: : : : ::( /::::::::| `ヽ、_ノヾ::::f.\: : : : i
,斗――-f"¨`tz、 |: : : / 7`r-i:::::|i:::| ノ ヾ;;) \: : :>
| 弋 `>イz=弋ノン:/::/¨Tー弋 " \|
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ なお、太尉だった劉寔は老いを理由に辞職。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j この年の冬に九十一歳で病死し、元伯と諡されている
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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- 160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/04/15(金) 00:11:08.78 ID:uncD9qQL0
- サガなら生存フラグ
まどかなら死亡フラグ
ここでは当然……
- 161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/04/15(金) 00:12:50.04 ID:P1KMRGJf0
- 九十の坂が見えてて官職についていたというのも・・・
- 162 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/15(金) 00:12:58.50 ID:dy3A0J1o0
-
: : : : : : : / : : : : : : : : : /|: : : : |: : : : : : ヽ
: : : : : : 7: ̄ ̄:`〜、: /:::: : : : |: : : : : : : |
: : : : : :/,ィzzzミ、ム |/::::::|.:.ト、、: : :}: : : : | あ、そうだ。
|: : |,ィア⌒尤r坏ミ:::::::::::::::|从- 从:./: : : : :
|: : |ヾ{ ん::::::}::::::::::::::::::ィ≠ミvi|:/.: : :./: | 宮中に駐屯する武官と兵士は全員追放して、
|\|i 乂__ノ ::::::::::::::::ん::::::} i}: : : :/: :ノ 私が封地から連れて来た兵士たちと入れ替えるよ。
、_, 乂__ノ リ: : :/:/
: :\ 、 { ノ: /:.| 彼らを放置すると何が起こるか分からないし
: : |i \ ア: : : : |
: : | \  ̄` ィ : : : : : :|
: : | 〕h、_ '´ |_: : : : : :.| / ,..、ヽl_,../ /-‐‐- 、
从|\ 八 \ |: : : : : ノ // ,.フ、 ll レ' ミォz、
// / l ト、 \ \ヾヽ、
// / /Vア\\\: \ ヽ:ヽ
/ ,/ / / ノ l '. \\\: ‘, ‘,!、
_z≦-ァ'/ / // /l :l \ ∧ '. \‘, l l``==‐-
{{ 〈ノ λ:l:l〃 l '.ヽ、\∧ '. ヽYl l八 _,.ノ
ヾ、乂__/,.イト廴 L斗ヽミ=-二_ノ---==彡<_
`ミー‐''"´_,.ィフl::(厶示ミァk、_二=r''斗糸ァトミニ=-ヽ
確かに。 ``ー"/ / /// .| ヽ-'ノ ヾミ ヽ-'ノ/!ヾ!:::ヽ:::ヽ、}_,.ノ
/ / /l /l .∧ 、 /ノ、:\::ミz,_
先帝即位以来、何度も騒ぎを起こしてきたしな / /i乂/l lハ. _ _ /、ヽヽ\\lヾゝ
.{ !i/ l '.ミ> ´ ` /l /l ハ }`<l
`ヽゝ l ト、'.Y o ≧ー≦/ul/. Y | l ’
____ _詫 .ィ7´ .厂 /八ヽ \`ミォ| l_ ____
/゙::::::::::::l:::::::::::::||゙.:.く //.天ヽ\ }.:.:||:::::::::::|:::::::::::}ニ、
':::::::::::::::| :::::::::::||゙.:.:.\'/./:.:ハ .V´.:.:.||:::::::::::|:::::::/:::::::::::゙\
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー また、東海王は宮中に宿衛する将兵を交代させた。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } 『晋書』『東海孝献王越伝』によると、
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 宮中の武官で爵位を授かっていた者は全て罷免されたという。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ ある意味花形の職務から追われた
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 宮中の武官たちは皆が泣きながら去っていったと記録にある
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
───────────────────────────────────────────────
- 163 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/15(金) 00:14:04.17 ID:dy3A0J1o0
-
ェ=ェ=t‐-、 (:: (:: (:: (::
o―──‐')]_ニl_l;_:_:;l (;;⌒:: (:: (::
 ̄二r;"!=~l三|_゙l;_,,.:!=ー-ロ')')')li、 (;; (;; (;;⌒::
. ,:爰L‐o‐,:゚爰;^ャ'~(")三0三(")~^;='、 (;; (;; (;; (;; (;; 東海国から来ました
;三:l^、_o;三:l゙、゚,'^ャ^ャ'^ャ'^ャ'^ャ'^ャ,゚,:' (;;⌒;; (;; (;; (;;
ヾ戔;;;;;;;;;ヾ戔゙、゚,ソ、ソ、ソ、ソ、,ソ、,ソ,ノ(;; (;; (;; ::
~"''゙~"'゙~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^~^ キュラキュラ~"''"~
.'::::::〃::::::::/ \ \ ヽ
|==:::::::::/ 、 \ \
∨=::/ 丶 ヽく¨^V_ ',
7ー" 、 丶 V∧ マz、
l ヽ / .', V∧ Vハ ',
| l / | V∧ V}}
| 、 |、/,イ}. l |/∧ Y \
、ヽ |/じ `lィ' |二アゞ=' \ \
\l>ゝ、| l / | ヾ=- \ \ー`
,ィi〔_ノ l / ; _ -- _. \ ヽ
,ィi〔{二∧ ,-っ| /、_/二二二\ l
二={{////\ ー⌒ | /777//二二二二ム /
ニ={{///////>- | ./ //||{ニニニニニニム/
二ニヽヽ>=ニニィ | / ///||{=/ニニニニニニ
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ 彼らに代わって宮中に入ったのが東海王の軍勢だ。
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 東海国の上軍将軍何倫を右衛将軍、
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .王景を左衛将軍とし、同地の兵数百人が宿衛になっている
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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- 164 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/15(金) 00:15:31.58 ID:dy3A0J1o0
-
: : : : : : : / : : : : : : : : : /|: : : : |: : : : : : ヽ
: : : : : : 7: ̄ ̄:`〜、: /:::: : : : |: : : : : : : |
: : : : : :/,ィzzzミ、ム |/::::::|.:.ト、、: : :}: : : : |
|: : |,ィア⌒尤r坏ミ:::::::::::::::|从- 从:./: : : : :
|: : |ヾ{ ん::::::}::::::::::::::::::ィ≠ミvi|:/.: : :./: |
|\|i 乂__ノ ::::::::::::::::ん::::::} i}: : : :/: :ノ
、_, 乂__ノ リ: : :/:/ ああ、それと王敦は揚州刺史に飛ばすよ?
: :\ 、 { ノ: /:.|
: : |i \ ア: : : : |
: : | \  ̄` ィ : : : : : :|
: : | 〕h、_ '´ |_: : : : : :.|
从|\ 八 \ |: : : : : ノ
. /,ゝ _,. <: :´へ : : : : > 、
{: . : : : : : : : : :/: ヘ:ヽ{ ̄`ヾ:>、
`ゝ : : : : : : :/: :/: :/ : : : : : ハ : :ヽ
_z≦-ァ: : : : : /: :/: :.:l∨: : : : : ゙!: : ,ハ
. '゙ : : : : : : /{: :/: : : トl,V : : : |: : :,i
l' : : : : : :イ{从{: : :゙リ !'ハ : : .八: : ,ハ
l: : !.:/´人{ ヽ;. //ニリ__V: : : ヽ: : ハ
. ノ: : !. :ィ´‐u‐ ゙//´‐u―刀'ー=ミ:゙\/\
仕方あるまい。 / イ/Vリ: _`ー' // `ー一/ : : : :\,∧ ̄`
ヘ{ . j: : ゝ// /' /人 : : : : ヾ≧=-
都にいては風当りが強かろう ゝ/ノ: : イ.:ゝ. ´ ` u /.}:ヽ: : }: : : :.,ヘ
∠ イ: : :l: : > . _ イ./ ノ : :}:/: : : : : ゙,ヽノ} .イ
. /: : :/: : : : ゙/ /゙:.:.{ ; ./ 八 :l/.\. : : : ゙彡イ :ノ
///!: : : : / ./:.:.:.: ', /!゙: : ヽ,!:.:.:.:丶_: : : : ハ
{: { .{: : : / :.,'゙:.:.:.:/ ! : : .V{:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ': : : ヽ
ヽゞ .V//. :/゙:.:.:.:.j / V .,{. ヾ、゙.:,. '" .i‐- ._ゝ、
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } ほぼ時を同じくして、王敦が揚州刺史に任命された
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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- 165 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/15(金) 00:16:37.25 ID:dy3A0J1o0
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,.ィ=t.、 i! i! i!. ,.ィ=t.、
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| | | | |!| | | |i| | | | |
| | | | |!| | | |i| | | | |
i‐┬┬┬┬┬┬┬┬:| | | | |!| | | |i| | | | |
|‐┼┼┼┼┼┼┼┼:| | | Eヱ夲オヨ | | |
. ___|‐┼┼┼┼┼┼┼┼:| | | | |_i_从i_|_| | | |
|E| |ヨ|‐┼┼┼┼lニニニ二:| | | | | |!| |i| | | | | |二ニニニl
|E| |ヨ|‐┼┼┼┼`△ | | | | |_|!|_|i|_| | | | | △´
|E| |ヨ|‐┼┼┼┼‐| |_.il._.i!_.| | | | |_|!|_|i|_| | | | |_.i!_.il_.| |
|E| lニニニ二二二二| | |i| |i| i| | | | | |!| |i| | | | | | |i| |i| | |二二二二ニニニl
lニニニニニ二△ △. | |_|i|_|i|_i| | | | | |!| |i| | | | | |_|i|_|i|_| | .△ △二ニニニ
r┤.i! i! r=i | |_i!_i!_| |_i!_i!_.i!_| |_|i|_|i|_i! | | | | |!| |i| | | | | |_|i|_|i|_| |_.i!_i!_i!_| |_i!_i!_| | .r=i. !
| .|_|i|_l|_| |_i!_ .| | i! i! | | || || ||..| | |i| |i| |r=ffli==、r==t==jj=i| ̄|| |i| | |..|| || || | | l| l| | |. _i!_| |_|
| .|_|i|_l|_| |_||_|.| |_l|_l|_| |_||_||_||..| |_|i|_|i|_|. |l l| |.l l.| |l l| ||_|i|_| |..||_||_||_| |_l| l| | |. _l|_| |_|
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森森森森森森森森森二二二二二二二二L._|l_l|{{::::::::::::: : }}|l_l|_二二二l森森森森森森森|i|森森森
森森森森森森森森森森森森森森森森 .; ,,, .:':' ,:,:,:,:,:,:,:,:,:,.... ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙
/.:.:.:.:.:.::.:: : : : : : :: : ::ヽ、
:.:.:.:/:.::./.:.:./:.:.:.:.:.:.::.:. ;: ::.ヽ
::: ::|.:.:.:i|:.:./ |:.:li、:.:.∧:.:.:.::ヽ
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: ::(|:.:.:.:| ‐‐ ‐-│::.:/
Yヘ.:.:.:l _ _ /.:.ノ それに関して、『晋書』『王敦伝』にこんな逸話が残っている
\ヽ、 _ , イ!::/
/ ヽ{ ト、ヽ l:′
∧\ マ三ソ| .\
./: : \\ ヾ-〃 ..∧
l; : : : : \\.り/: : :i
- 166 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/15(金) 00:17:04.37 ID:dy3A0J1o0
-
_ _
/:::X'⌒ヽ_, -、 ノ_)‐-、
.'::::X ´/ー'/`¨丶 _|_ノ\,
{X ' (___/ ヽ丶ヽ リ
丶 / γ⌒ ヽ Vヾノ
`l ● __ { ● } }''"
{ / ▼ 丶-- ' ,'
, --、 、 { 、__人_ } /
./ / / Yiト _、 、 ,' '
{ / / / /Y 个 _ イ_/
丶 / / / /丶 \l l| ヽ
``'〜--f´ '、 \⊥ _ 、
//: : : :/ : : : : : : : : l: : : : : : : : : : : : : :ヽ
晋 太傅長史 潘滔 /: : : : / : : : : / : : : j|:| : : : : : : : : : : : : : :.
.' : : : : ' : : : : / : : /:l゙|:|: : : : : : : : : : :|: : : :.
l : : : : l: : : : / : : /: | |:|l: : : :l: : : l : : | : : : |
| : : : : |:l: _:l/-─ハ:| l八__|: : : | : : | : : : |
えっ? | : : : : |:l´: :j: : : :l lj ヾ: :lヽ`7ー: :l : : : l
| : : : : Yl: ,ィ尤圷ヽ '尤圷、ハ : / : : : '
今王敦を長江の外に行かせると、 |: :l: : : ‘,〈{ fィルl} fィルl}ヾ〉/: : : : '
その豪強の心によって、賊となるのが目に見えていますって? lヽ|、: : ト‘, 乂こソ 弋こソ /: : /:./
j:/|:ヽ: |、ヾ、 , イ7:,イ: /
|:l: :ヾ: T、 /イ/ : /、
|:l: : : : :l:l丶 ⊂ ⊃ ィ |介.: :/l }
ノlj\: : :lリ ヽ> _ <l |: :/ .l |
'-、-_-\j \ -、 / | ノl/ / |
/ \ -_-_ \─彡'| _- / /
- 167 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2022/04/15(金) 00:18:32.54 ID:dy3A0J1o0
-
,. .: .: .: .: .: .: .: .: .:.ヽ
,..: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .\
./.: /:.: .: .: .: .: .: ., : : :/ト、:. :. :.ヽ、
,.: .:/: .: .: .:./ __∠/_ :/ i |. :./ :. :.,
i: /:i.::. :. :. 「/ /__/ ノ ! :/!: . :. i
{/. :|:. :. :. .:|z≠ミ .jメ、}. :. :.}
|i : .|:. :. :.|八 z=ミ/:.:/.: .:! ボコは心配性だねぇ。
|i . :|:. :. :.| r- ' ./.: : ./jノ
|i:. 八 \{ | ノ /:. :../ 王衍殿がいる限り、王敦が背くわけないじゃない。
|i:. :. ‘:. 个 ゝ ..: .: ./
jハ:. :. :.V! 丶 _,. イ: .: ./{! こないだの件のほとぼりが冷めたら呼び戻すし
|: :./j/| ァ. / j:. :. :/
',:/ ノ ,.≠冖ミ/:./
/{'/ / /´\
r‐,{ /⌒y´ / ヽ
_ . - zz‐- .,. _-- 、
/:X^ア´ / /´ ( (_j_、 、\
〃::メ 〃 (_/ \ー'\ヽヽ
{:::メ j「 _,,_ ヽ\丶ハ
乂__j「 , _ f:i:i:i:iハ 乂 イ ヾー、
i{ /o `ヾ’:i:i:ノ }i__ } l
〃了Τヘ ′人_, `.~ リ / /7 <
{ { l l l `、 { } / / / / / ヽ
乂__l__l__乂_〕h。 ノ .ィ≧s。.,i { { 丿
 ̄`¨¨¨¨¨´  ̄ ̄ ̄ ̄ ¨¨¨¨¨
───────────────────────────────────────────────
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー かつて王敦と共に愍懐太子に仕えていた潘滔は彼を危険視していた。
./!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l } よって揚州刺史就任に反対したが、
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j 東海王は潘滔の進言に従わなかった。
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ .
`ヘ:ゝ .' 小/ ただ、その後の『晋書』『王敦伝』の記述を見ると、
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/ 東海王が王敦に尚書就任を打診しており、いずれ呼び戻す気でいたらしい
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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