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【劇場版安価】白垣根「Eyes Glazing Ωver」 白い羽 【禁書】

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810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 13:20:48.30 ID:TaSFMkJMO
ボスヴィランにふさわしい強さで憎たらしい
811 :1 [saga ]:2022/03/26(土) 14:03:05.42 ID:ACsf4i750
 アナザーアギト(木原)「ドリャッ!」


 ―ギュオッ! ビュンッ!

 
 セイヴァー(相似)「ふっふーん♪」


 アナザーアギトは腕と足に生えている鋭い爪のような感覚器官のバイオクロウで斬り付けようと
 接近しながらセイヴァーを押していき、後ろ回し蹴りを繰り出してバイオクロウを突き刺そうとする。
 セイヴァーはそれを回避して、大橙丸を勢いよく振り下ろし足を斬り落とそうとする。
 
 アナザーアギト(木原)「ちっ!」


 ―ガキャァアッ!

 ―ギギギッ・・・!

 セイヴァー(相似)「っ、くふふっ!」


 足を斬り落とされる前に、アナザーアギトは膝を曲げて大橙丸の刃であるカヒノジンを
 足首のパワーゴールドアンクレットで受け止める。     
 セイヴァーは受け止められてすぐに大橙丸を引き、セイヴァーアローを至近距離から撃ち放つ。
 ソニックアローと酷似しているが、片手でエネルギーの矢を射ているため自身の創った物とは別物だと
 デュークは遠目で認識する。

 ―バシュッ! バシュッ!


 アナザーアギト(木原)「ッデア!」

 ―ガキィンッ! ヂューンッ!


 セイヴァー(相似)「おほー、エネルギーの塊を手で弾くなんて普通出来ませんよー」


 アナザーアギト(木原)「この姿からして普通もクソもねぇだろっ」


 『ロック・オン』

 セイヴァー(相似)「言えてまっす!」


 
 ◎ 50以上orゾロ目
 ○ 30以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 14:13:36.04 ID:TaSFMkJMO
そいれ
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 14:13:44.78 ID:V6KxrB9vO
つよいなあ
814 :1 [saga]:2022/03/26(土) 15:53:17.19 ID:wIUdbkrt0
 『ザクロパワー!』


 ―ギュロロロロロロォッ!

 ―ド ド ド ド ド ド ド ド ドッ!


 発射口のアローレストの前にザクロの形状をしたエネルギー体が出現し、引き絞っていた
 ノッキングドローワーを離すと内部から弾けるように皮が剥ける。
 その内部からザクロの実の部分を模している赤い球体のエネルギー弾が四方八方へ
 弾け飛んだ。

 
 ―キィィン・・・

 アナザーアギト(木原)「ハァァァ・・・!」


 ―ドカッ! バチィンッ! ドカァッ! バチューンッ!



 ―ドカァアアッ!!

 強化改造能力者「ギァァアアッ・・・!」


 デューク(唯一)「うわっ!危なっ」


 ―バサァッ
 
 アナザーアギトはアギトホーンで視覚、聴覚の感覚を極限まで研ぎ澄ますとエネルギー弾を
 手刀や回し蹴りで弾き落していく。
 離れた場所で戦闘をしていたデュークの方へもエネルギー弾が飛んできて、対峙していた
 強化型改造能力者が突き飛ばされる。
 デュークは特殊繊維で編み込まれた防弾、防刃機能を持つゲネシスケープで自身の体を
 覆い隠すようにしてエネルギー弾を防いだ。


 ―バヂィッ!

 アナザーアギト(木原)「・・・これでも衰えてるってのか?」


 ―パチパチパチパチッ!

 セイヴァー(相似)「すごいですね〜!まさか全部防ぐなんて」


 アナザーアギト(木原)「>>815
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 15:56:31.19 ID:TaSFMkJMO
ただ歳を重ねただけじゃねえ経験を積んで俺もまだ成長途中なんだよ
ここで負けたら死んでも死にきれねえ…
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 15:57:36.38 ID:V6KxrB9vO
俺を信じてる奴がいるからな
お前と違って一人じゃない分気合の入れようが違うぜ
817 :1 [saga]:2022/03/26(土) 16:28:21.95 ID:wIUdbkrt0
 アナザーアギト(木原)「ただ歳を重ねただけじゃねぇ。経験を積んでまだ成長途中なんだよ」


 アナザーアギト(木原)「あと、俺を信じてる奴がいるからな」


 アナザーアギト(木原)「ここで負けたら死んでも死にきれねぇしよ」

 
 アナザーアギト(木原)「お前と違ってぼっちじゃねぇし、気合の入れようが違うぜ?」


 セイヴァー(相似)「年甲斐もなく、ってとこですか」


 セイヴァー(相似)「そう若くないんですから血糖値の心配したらどうです?」


 アナザーアギト(木原)「お前も言うほど若くもねぇだろ」


 セイヴァー(相似)「あらら、そうでしたね。これはお恥ずかっし!」


 ―バシュンッ! バシュンッ!

 アナザーアギト(木原)「不意討ちも恥ずかしいと思えっ!」




 デューク(唯一)「テァアアッ!ハァッ!」


 ―ザシュッ! 

 ―バシュンッ! バシュンッ!


 強化型改造能力者の胸部を斬り付け、その箇所にデュークはソニックアローを射る。
 エネルギーの矢は強化型改造能力者の体内に留まって膨張すると、内臓の何カ所かを
 破裂させながら爆発する。
 内臓が破裂した事で強化型改造能力者は大量の鮮血を吐血し、足取りが覚束なくなって
 常人であれば失血死しているはずだが、それでも尚デュークに攻撃を仕掛けようとする。
 

 デューク(唯一)「あぁくそ!いい加減死ねゴラァッ!」


 『ロック・オン』


 ―グオオォン グオオォン グオオォン

 『レモンエナジー』



 デューク(唯一)「リャァアッ!!」

 ―シュバァアアッ!


 ―ザ ブッ !

 レモンエナジーのエネルギーをアークリムに収束させ、自身も回転する勢いに乗せて
 ソニックアローを振るう。
 アークリムからエネルギーの斬撃波が横向きに放たれ、強化型改造能力者の胴体を
 上半身と下半身とに分けて切断した。
 上半身のみとなった強化型改造能力者は数秒、痙攣しながら腕を伸ばそうとしていたが
 今度こそ絶命し、動かなくなる。

 
 強化型改造能力者「ガァアアアアーーーッ!!」


 デューク(唯一)「次はお前だっ!覚悟しろやっ!」


818 :1 [saga]:2022/03/26(土) 16:37:35.96 ID:wIUdbkrt0




 『発射開始、カウント10。9、8、7、6』


 ―バゴォオオーーーンッ!!


 ―バサァアッ!!

 オーガ(白垣根)「あれかっ!」


 『5、4、3、2』


 『発射』


 ―ゴ オォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オッ !!


 オーガ(白垣根)「ッ!」

 ―ヒュ オ ォ オ オ オ オ オーーーッ!!


 白い翼を羽ばたかせてオーガは発射されるロケットに接近すると、短剣状態の
 オーガストライザーを突き刺し、次に6枚ある翼の先端を吸盤状に変形させるとロケットの
 表面に貼り付けて離れなくする。
 

 ―ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴッ !!


 オーガ(白垣根)「ここからっ・・・!」



 ◎ 70以上or20〜30orゾロ目
 ○ 50以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 16:48:01.78 ID:TaSFMkJMO
かなりアクロバティックにやるな…
脳内補完するとオーガかっけえ…
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 16:48:12.51 ID:V6KxrB9vO
たのむ…たのんだ…
821 :1 [saga]:2022/03/26(土) 18:19:46.85 ID:wIUdbkrt0
 オーガは蜘蛛のように翼を使ってロケットの表面を這い上がっていき、先端部分の
 近くまで上った。
 ロケットは既に対流圏を越えて、成層圏の中間まで上昇し次は中間圏まで
 達しようとしていた。


 オーガ(白垣根)「(まずは速度を落しましょうっ)」


 ―バサァアッ・・・!

 ―ゴ ゴ ゴ ゴ ゴォ・・・!


 6枚の内、2枚を離して肥大するように巨大化させるとロケットの先端を囲った。
 巨大化した翼によって空気抵抗が強くなり、ロケットの推進速度が失われていく。
 体勢を安定させたオーガは更に2枚を離すと、今度はロケットの表面全体に貼り付ける。
 そして翼に運動方程式とは真逆になる、物体が加速した時に反対方向へ力が発生する
 未元物質を纏わせた。
 その途端、ロケットはブースターからの噴射に抵抗するかのように急激に速度が低下し
 ロケットの全体に貼り付けた翼を切り取り、オーガはロケットの先端を囲っていた翼と
 未元物質を纏わせていない翼を羽ばたかせて飛翔した。


 ―ヒュオォオオオオッ!!


 オーガ(白垣根)「フッ・・・!」

 ―ギュオォオオオオオーーーッ!!


 失速したロケットを軽々と追い越したオーガは先に成層圏を抜けて、中間圏の手前にまで
 上昇する。
 切り取った2枚の翼を再度創り出して、オーガは胸の前で両腕を交差させながら6枚の翼も
 自身を包むように折り畳む。
 力を込めて勢いよく広げると、片方の3枚の翼はオーガを中心として全長約500mもの
 大きさまで巨大化していた。
 

 オーガ(白垣根)「ロケットの中身も纏めて消すにはこれでいいでしょう」

 
 オーガ(白垣根)「さぁ・・・来なさいッ!!」



 ―ギュ オ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オッ !!


 ―グ オ   オ ォ    オ オ     オ オ ン・・・


 ―ジュウウゥゥ・・・ ゴププッ バチバチッ! プシュゥゥー パリンッ  

 翼に触れたロケットは真っ二つに折れる事なく、表面から溶けていき内部に貯め込まれていた
 未元物質は電流により焦げ、熱によって液体から気体へ気化し、粉々に砕け散る。
 全ては消滅し、巨大化していた翼も先端から崩れ落ちて粉々になり粒子かすると、根元を
 残して通常時のままの翼へとなった。


 オーガ(白垣根)「ふぅ・・・」


 オーガ(白垣根)「>>822
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 18:46:52.52 ID:TaSFMkJMO
これで最も危惧していた事態は避けられましたね…
あんなに重いものを持つなんていつ以来でしょうか…きっと林檎さんたちの未来にふさわしいはずです
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 18:50:07.02 ID:TaSFMkJMO
ロケットなんて相手にしたことありませんでしたが、私もなかなかやひますね
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 18:52:21.29 ID:MRMGDxdFO
これで街は救われましたかね…
825 :1 [saga]:2022/03/26(土) 20:46:18.91 ID:wIUdbkrt0
 オーガ(白垣根)「これで最も危惧していた事態は避けられましたね」


 オーガ(白垣根)「あんなに重いものを持つなんていつ以来でしょうか・・・」


 オーガ(白垣根)「きっと林檎さん達の未来にふさわしいはずです」

 
 オーガ(白垣根)「まぁ、まだ終わりではありませんね。戻りましょう」


 ―ヒュオォオオオーーーーッ・・・!




 -暗闇の五月計画 地下実験施設(廃墟) 通路-
 
 オーソン「なら、あっちの方へ行けばいいんだな?」


 知果「はい。まだ木原さん達は戦っていると思います」


 デニス「全員、弾の補給は済ませてある。このまま行けるぞ」


 オーソン「よしっ、情報提供助かる。ヴェーラ、ロッド、この2人を外まで護衛してやれ」


 ヴェーラ・ロッド「「了解」」


 マイク「しかし、さっきの揺れと爆発音は何だったんでしょうか」


 デニス「さぁな。大方、リーダーが暴れたからだろ」


 知果「あ、それは・・・」




 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 20:51:40.25 ID:A+7drT91O
猟犬部隊と普通に話してる知果ちゃんすごいな…
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 20:51:49.39 ID:TaSFMkJMO
そる
828 :1 [saga]:2022/03/26(土) 21:36:21.02 ID:wIUdbkrt0
 林檎「っ!。危ないっ!」


 ―ガゴォオオォーーンッ!!

 林檎「っ、うぐ・・・」


 知果「林檎ちゃん!」


 デニス「クソッ!何だってんだ!?」


 ルル「後ろっ!」


 改造能力者(?)「ァ、アァァア、あぁ、ァ・・・」


 ケインズ「まだ残ってやがったのか!?」


 オーソン「待てっ!様子が変だ、警戒しろっ!」


 ―メキメキッ グシャッ ビキッ・・・

 改造能力者変異体「ギシャァアアアアアアッ!!」


 オラフ「何だよありゃ・・・」


 ナンシー「見ればわかるでしょ。暴走か変異したのよ」


 オーソン「各自障害物に隠れろ!ヴェーラ!ロッド!早く嬢ちゃん達を」


 改造能力者変異体「ギシャァアアアアアアッ!!」


 ―ボ オ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オッ !!

 知果「っ!」


 『リンゴ!』


 知果「変身!」 


 『ロックオン!』

 『カモン!』


 『リンゴアームズ!』


 『デザイア・フォビドゥン・フルーツ!』


 ―ジュオオォオオオッ・・・!

 イドゥンはアップルリフレクターを構え、変異体の改造能力者が口から放射する
 火炎を防ぐ。
 その間に猟犬部隊は2組となり、1人が立った状態でもう1人は足の間から伏せた体勢で
 射撃する。
 


 ◎ 50以上orゾロ目
 ○ 30以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)

 >>826 相似よりは怖くないからでしょうね
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 21:40:03.49 ID:TaSFMkJMO
こういう正義サイドになって立ち向かうのいい…
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 21:40:10.55 ID:ihshc+nNO
ほれ
831 :1 [saga]:2022/03/26(土) 22:54:34.60 ID:wIUdbkrt0
 オーソン「足だ!足狙えっ!」


 ―ダ ダ ダ ダ ダ ダ ダッ!

 ―ドシュッ! ドシュッ!


 ―ガクッ 

 オーソンの指示で猟犬部隊は変異体の改造能力者の足に集中して射撃する。
 放射される火炎の勢いで大半が溶けてしまうが、2発が膝に命中して変異体の改造能力者は
 片膝を付いた。
 体勢を崩した変異体の改造能力者は仰向けに倒れる。
 

 イドゥン(知果)「!」


 ―ジャキンッ!


 『リンゴオーレ!』

 イドゥン(知果)「ハァァァッ・・・!」


 ―ギュロロロロロロォッ!

 ―ダンッ!

 
 ソードブリンガーにエネルギーを収束させ、踏み込むと瞬時に接近する。
 変異体の改造能力者は立ち上がり、再び火炎を放射しようと口を大きく開く。
 その口にイドゥンはソードブリンガーを突き刺し、グリッと上に顔を向かせてから
 喉の奥へ捩り込む。


 イドゥン(知果)「ッ!!」


 ―バリバリバリバリバリィッ!
 
 ―ドパァアアンッ!!


 収束させていたエネルギーを刀身のソードコアの先端から放出し、体内で爆発させ
 変異体の改造能力者を破裂させた。
 既に体中の血液は失っていたのか、白い粉末だけが舞い散り天井の灯りに照らされて
 キラキラと煌めいていた。
 

 イドゥン(知果)「はぁ・・・」


 オーソン「・・・やるなぁ、あの姉ちゃん」


 林檎「・・・知果は私と同い年だよ。体が大人になってるけど」


 ナンシー「それ何て名探偵アニメ?」


 ―シャコンッ

 イドゥン(知果)「・・・」


 林檎「知果。大丈夫・・・?」


 イドゥン(知果)「うん。・・・林檎ちゃん」


 林檎「?」


 イドゥン(知果)「やっぱり、私も木原相似の所に行って来る」


 林檎「え・・・?」


 イドゥン(知果)「>>832」  
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 23:01:08.77 ID:TaSFMkJMO
私も不本意だけど協力してたから…
自分でしたことには自分で後始末しないとね…
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/26(土) 23:02:08.49 ID:jVHIxMbtO
今度はあの人のためじゃなくてあの人と戦ってくるよ
もう林檎ちゃんを悲しませたくないから…
834 :1 [saga]:2022/03/26(土) 23:18:10.41 ID:wIUdbkrt0
 イドゥン(知果)「私も不本意だけど・・・協力してたから・・・」


 イドゥン(知果)「自分でした事には自分で後始末しないとね」


 イドゥン(知果)「今度はあの人のためじゃなくて、私自身のために戦って勝ってくるよ」


 イドゥン(知果)「もう・・・林檎ちゃんを悲しませたくないから」


 林檎「・・・」

 
 オーソン「・・・じゃ、俺らは足手纏いになっちまうな」


 イドゥン(知果)「林檎ちゃんを、お願いしていいですか?」


 ナンシー「ええっ。私達からもリーダーの事、頼んだわ」


 イドゥン(知果)「はい」


 林檎「・・・じゃあ、おまじないしとく?」


 イドゥン(知果)「うん。・・・あ、ちょっと待って」


 ―カチリッ プシューッ

 知果(イドゥン)「っはぁ・・・これでいいよね」


 林檎「うん・・・」


 林檎「・・・気をつけてね。知果」

 ―ちゅっ・・・

 
 知果「>>835
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 06:19:07.56 ID:ScUr1Qy7O
…っ///
ありがとう林檎ちゃん!
もっと話したいことがあるし必ず帰ってくるからね
836 :1 [saga]:2022/03/27(日) 08:54:16.32 ID:sJA6i1Vp0
 知果(イドゥン)「・・・っ//」

 
 林檎「まだ、いっぱい話したい事が沢山あるから・・・」


 知果(イドゥン)「ありがとう、林檎ちゃん」ニコリ


 知果(イドゥン)「私も、もっと話したいから必ず戻ってくるよ」


 林檎「・・・うん」コクリ


 知果(イドゥン)「・・・」ニコリ

 ―スチャッ キュリリッ


 イドゥン(知果)「行ってくるね。林檎ちゃん」


 ―タッタッタッ・・・


 林檎「・・・」


 


 強化改造能力者「ギギギ、ギギギッ・・・!」


 デューク(唯一)「こんのッ!オリャァアッ!」


 ―ドカァッ! バシュンッ! バシュンッ!

 デュークは最初の1体と同様の手段で斬り付けた箇所にエネルギーの矢を撃ち込んで
 怯んだ隙を狙おうとした。
 だが、もう1体の強化型改造能力者は皮膚がアークリムでも深くまで斬り付けられない程
 硬質なため同じ手段が使えなかった。
 覆い被さるように襲いかかってきた強化型改造能力者を蹴飛ばして、間合いを取ると
 エネルギーの矢を射て、更に距離を取った。
 


 ―ガキィンッ!

 アナザーアギト(木原)「っ・・・!」


 セイヴァー(相似)「どうやら本格的に体力の限界っぽですね?」


 セイヴァー(相似)「まぁ、性能テストは十分データ収集出来ましたから・・・」


 セイヴァー(相似)「ここらで終わりにしましょうよ。数多さん」


 アナザーアギト(木原)「テメ・・・!」



 
 ≡ 30以上orゾロ目
 = 20以上
 ― ↑以下
  
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 09:03:36.57 ID:ScUr1Qy7O
それ
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 09:03:43.56 ID:UstvbR9gO
ふふふふ
839 :1 [saga]:2022/03/27(日) 11:44:43.53 ID:sJA6i1Vp0
 ―ビキュンッ! ビキュンッ!


 ―バチィッ! バチィッ!


 セイヴァー(相似)「うおっと!?」

 ―ヒュロロロロロロッ!

 
 セイヴァー(相似)「ッラァアッ!」


 ―ガキィンッ!


 死角からのイオン光弾を受け、アナザーアギトから離されるセイヴァー。
 更に追撃で飛んで来くるバイオワインダーが迫ってきて、大橙丸で弾き返す。
 

 ダークカブト(垣根)「よぉ、お前が木原相似。随分と俺の未元物質で遊んでくれたな」


 ベルデ(絹旗)「所詮は超模造品の能力者でしたね。楽勝でしたよ」


 セイヴァー(相似)「あらら、じゃあDAアラウズは壊滅したって事か・・・」



 黒夜「おらよッ!」


 キュアダイヤモンド(海美)「テァアアアッ!」


 ―ドスッ!

 ―ドカァアアッ!


 セイヴァー(相似)「ぐっ・・・!」


 黒夜が射出した窒素の槍とキュアダイヤモンドの飛び蹴りにより、セイヴァーは
 突き飛ばされる。
 

 黒夜「おい相似さんよ。あんなクソ計画のためによくも不味い飯を食わせやがったな」


 キュアダイヤモンド(海美)「覚悟しなさい!知果を悲しませた罪は重いわよっ!」


 
 セイヴァー(相似)「罪?いやいやいや、彼女は自ら僕に協力したんですよ?」


 セイヴァー(相似)「友達なんていくらでも代替すればいいのに、杠林檎に執着して」


 セイヴァー(相似)「自分の手を汚した・・・つまり共犯者って事です」



 キュアダイヤモンド(海美)「このっ・・・!」


 ―コツッ

 イドゥン(知果)「・・・共犯者というのは認めます」



 キュアダイヤモンド(海美)「!?。知果っ!?どうして・・・」



 セイヴァー(相似)「ほらほら。彼女がそう言ったんですから、僕に罪なんて」


 イドゥン(知果)「>>840
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 11:49:00.16 ID:vWkGhWmbO
黒夜ちゃンの窒素爆槍って特撮世界でも屈指の破壊力あるよねきっと…

ですから全てが終わった後に償います
ここできちんと共犯者を倒してからで構いませんか?
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 11:50:20.49 ID:P6ZJJW5WO
甘言に乗せられて騙した分の罪は償ってもらいます
痛くて辛い薬のぶんの利子を含めて
842 :1 [saga]:2022/03/27(日) 12:15:50.35 ID:sJA6i1Vp0
 『リンゴスオーレ!』


 セイヴァー(相似)「え?」


 ―ズバァアッ! ザシュッ!


 セイヴァー(相似)「ぐ、あぁあっ・・・!?」

 ―ドサァッ!


 セイヴァー(相似)「何、を・・・!」 


 イドゥン(知果)「でも、大切な友達を貶した罪があります」


 イドゥン(知果)「たった1人の友達に代わりなんてありません。この世に1つだけです」


 イドゥン(知果)「だから人は大切にする優しさを持つんです」


 セイヴァー(相似)「ッ、ハハハハ・・・!優しさ、か・・・」


 セイヴァー(相似)「DAアラウズを殺してきた君が、そんな言葉を使っていいのかな?」


 キュアダイヤモンド(海美)「っ・・・!」


 ベルデ(絹旗)「DAアラウズなんて正義という名の悪行を気取っていただけの」

 
 ベルデ(絹旗)「単なる破落戸です。優しさなんて必要ない連中ですから、知果さんは」 


 イドゥン(知果)「わかっていますよ。終わった後・・・全部を償います」


 ベルデ(絹旗)「!。そんな必要はありませんよ、知果さん」


 アナザーアギト(木原)「連中はどのみち死刑執行される身だったんだ」


 アナザーアギト(木原)「それをお前が早めただけの事で罪になんかなんねぇよ」


 イドゥン(知果)「いえ。虫が良すぎます、そんな事では・・・」
 

 イドゥン(知果)「ここでキチンとと共犯者を倒してからで構いません」


 イドゥン(知果)「痛くて辛い薬の分の利子を含めて・・・」


 イドゥン(知果)「貴方を倒します。木原相似・・・!」


 セイヴァー(相似)「・・・あーぁ。せっかく友達を助けるために手伝ってたのに」


 セイヴァー(相似)「恩を仇で返すなんて、酷い子だなぁ」

 
  
 オーガ(白垣根)「どの口で言っているんですか?」


 オーガ(白垣根)「>>843




 >>840 多分、戦闘員枠怪人なら余裕そう
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 12:19:46.08 ID:HJ+wv1TOO
あなたは恩をかけたのではなくてただ知果さんを利用しただけじゃないですか
844 :1 [saga]:2022/03/27(日) 13:10:59.40 ID:sJA6i1Vp0
 オーガ(白垣根)「貴方は恩をかけたのではなくて・・・」


 オーガ(白垣根)「ただ知果さんを利用しただけじゃないですか」


 セイヴァー(相似)「それは心外ですねー?彼女には臓器を停止させる機構が埋め込まれいて」


 キュアダイヤモンド(海美)「知ってるわよ。自壊プログラムよね?」


 オーガ(白垣根)「それなら既に解除しています。優秀な汎用性を持つお仲間のおかげで」


 セイヴァー(相似)「・・・何ですって?」


 オーガ(白垣根)「解除してあると言ったんです。それと、ロケットも消滅させました」


 オーガ(白垣根)「貴方の計画は既に破綻したのですよ」


 セイヴァー(相似)「・・・」


 アナザーアギト(木原)「ロケットだぁ?何の事言ってんだよ」


 黒夜「こいつ、DAアラウズだけじゃ飽き足らずに未元物質を世界中にバラ撒いてから」


 黒夜「人類全員を改造能力者にしようとしてたんだよ」


 ダークカブト(垣根)「んだと?テメェ、マジでイカれてやがんなっ」


 デューク(唯一)「・・・!。なるほど、それでザクロロックシードによる洗脳を」


 デューク(唯一)「利用するつもりだったんですね」


 デューク(唯一)「自爆は制御出来ない改造能力者を始末するためか・・・」


 ベルデ(絹旗)「超滅茶苦茶ですよ。貴方、一体何が超したいんですか!」


 セイヴァー(相似)「・・・僕は理解したいんですよ。能力者の価値をね」


 セイヴァー(相似)「数多さん、唯一姉さん。初めて再会した時」


 セイヴァー(相似)「この世に1つしかないという概念は、どう考えても変だと」


 セイヴァー(相似)「それはこの街に生きる能力者も同じじゃないですか?」


 セイヴァー(相似)「いくら能力開発をしても止まってしまったら」


 セイヴァー(相似)「別にいた同じ系統の能力者を代替して育てるだけでいい」


 セイヴァー(相似)「だから、人類み〜〜んなを能力者にしてしまえば」


 セイヴァー(相似)「代替がいくらでも利くじゃないですか」


 セイヴァー(相似)「そうなったら・・・能力者の存在理由って何になるかって話ですよ」


 セイヴァー(相似)「それを僕は理解したいんです。研究者としてね!」


 アナザーアギト(木原)「・・・そんだけか?」


 オーガ(白垣根)「>>845
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 13:14:46.68 ID:vWkGhWmbO
大義もない自分の研究テーマというだけで人の尊厳を踏みにじるような行為、決して許しません
ここであなたを倒します
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 13:15:36.57 ID:O9jYmigmO
人がそれぞれ持つアイデンティティーを破壊して自分の研究のために使うなんて…
知果さんだけで飽き足らずあなたは…!
847 :1 [saga]:2022/03/27(日) 13:34:47.63 ID:sJA6i1Vp0
 オーガ(白垣根)「・・・人がそれぞれ持つアイデンティティーを破壊して」


 オーガ(白垣根)「大義も何もない、自分だけのために行なう研究というだけで」


 オーガ(白垣根)「人の尊厳を踏みにじるような行為・・・決して許しません!」


 オーガ(白垣根)「知果さんだけで飽き足らず、貴方は・・・ッ!!」

 
 セイヴァー(相似)「何を怒ってるんですか?」


 セイヴァー(相似)「改造能力者になれば、強度という概念がなくなって」


 セイヴァー(相似)「無能力者というコンプレックスも解消される」


 セイヴァー(相似)「平和的解決にも繋がるんですよ?」


 ダークカブト(垣根)「・・・さっきからお前・・・本当に能力者の価値が見えてんのか?」


 セイヴァー(相似)「ん〜?」


 ダークカブト(垣根)「強度ってのは技術的な伸びしろ、他分野への応用」


 ダークカブト(垣根)「様々な発展性を鑑みて決定される」


 ダークカブト(垣根)「お前はただ能力者を自分が理解出来る部分だけ解釈して」


 ダークカブト(垣根)「未元物質で改造してるだけじゃねぇか」


 ダークカブト(垣根)「結局は自分が知ってる技術で代替したいだけだろ」


 セイヴァー(相似)「っ」


 ダークカブト(垣根)「はん・・・図星みたいだな」


 
 
 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 13:36:38.02 ID:vWkGhWmbO
追い詰められてるなあ
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 13:36:55.32 ID:rV7QJKjxO
どうなる?
850 :1 [saga]:2022/03/27(日) 14:10:40.78 ID:sJA6i1Vp0
 セイヴァー(相似)「・・・まぁ、いくらでも言ってくださいよ」


 セイヴァー(相似)「科学の発展により誤った解釈は全て塗り替えられます」
 

 セイヴァー(相似)「なので研究が成功すれば、正しくなるのは・・・」


 セイヴァー(相似)「僕ですからねぇ!」



 『ザクロスパーキング!』

 『ブラッドオレンジスパーキング!』


 セイヴァー(相似)「ウグゥゥゥ、ウォォ・・・!」


 セイヴァー(相似)「ヴオ゙ォ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ!!」


 ―ド ゴ ゴ ゴ ゴ ゴッ !!


 オーガ(白垣根)「巨大化していく・・・!?」


 アナザーアギト(木原)「通路に入れっ!巻き込まれんぞっ!」
 

 
 ―ト゛カ゛ァ゙ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ッ !!


 
 -暗闇の五月計画 地下実験施設(廃墟) 出入口付近- 

 林檎「!?」
 

 木場「なんだ・・・!?」



 オーソン「デケェ・・・!」


 ナンシー「あれが、ライダーだって言うの・・・」


 デニス「いや・・・ライダーなんかじゃない・・・怪人だ」



 ―ガシャァアーーンッ! ガラ ガラ ドシャドシャ・・・

 
 ―ギュロロロロロォーッ!

 ―ヒュォオオオオオオーーッ!


 アナザーアギト(木原)「おい、唯一!どうなってんだありゃ!?」


 デューク(唯一)「・・・恐らく、暴走状態になっているんでしょう」


 デューク(唯一)「偽りの神になろうとした願望を元にエネルギーが収束し」


 デューク(唯一)「あの様な姿に・・・」



 蓮華座偽神セイヴァー「アッハハハハハハハハハハハッ!!」
 https://i.imgur.com/d03zsVN.png


 
 どうする?orどうなる?
 ↓2まで
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 14:44:59.17 ID:SvuAeiq8O
W垣根で未現物質の大きな盾を作り攻撃を弾くもセイヴァーのパワーが強く受け止めることしかできず動けない全員
そんな中耐えきれずイドゥンが動こうとするのをデュークが止めて教え諭す
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 14:59:56.55 ID:Ggs/YLqaO
黒夜が窒素爆槍で蔓や花弁を弾き落とすも攻撃まで行かないと悔しそうにするもそれを見たベルデが近づく道なら作れる?のではと考えて耳打ちする
そして黒夜の作った道を一緒に行こうとイドゥンを誘うと頷いて一緒に駆け出す
イドゥンの盾になり進むベルデに胸が熱くなる
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 15:04:34.51 ID:WcpCn9saO
ダイヤモンドが私なら動きを止められるわとプリキュアダイヤモンドブリザードを使おうと提案してくる
854 :1 [saga]:2022/03/27(日) 15:44:46.84 ID:sJA6i1Vp0
 オーガ(白垣根)「皆さん無事ですか!」


 キュアダイヤモンドAG(海美)「ええっ!知果は私が!」


 イドゥン(知果)「ありがとうございますっ・・・」

 

 ダークカブト(垣根)「くっそ!俺だけなんで2人持ちなんだよっ!」


 ベルデ(絹旗)「それ重いって意味ですか?デリカシーがないですね」


 黒夜「乙女に対して失礼だよ。垣根」

 


 蓮華座偽神セイヴァー「アハハハハハハハハハハッ!!」
 http://i.imgur.com/d03zsVN.png


 ―ヒュルルルルッ! シュバッ!

 デューク(唯一)「うおわっと!」
 

 ―ギュロロロロロッ!


 蓮華座偽神セイヴァーは無数の蔓を根元から伸ばして、ダンテライナーを操縦している
 デュークに攻撃を仕掛けてきた。
 即座にハンドルを切って、急速に曲がった事で回避する事が出来た。
 ダークカブトに抱えられている黒夜は掌を突き出し、窒素の槍を射出して弾き落そうとする。
 しかし、数本に命中してボトボトと落ちていくが、新しく根元から蔓が生えてきて今度は
 ダークカブトに襲いかかる。

 
 ―ヒュルルルルッ!

 ダークカブト(垣根)「ちっ!」


 ―バサァッ!


 ―ヒュルルルルッ!

 
 キュアダイヤモンドAG(海美)「プリキュア!ダイヤモンドシャワー!」

 ―タンッ♪ タンッ♪


 ―ヒュ オ オ ォ オ オ オ オ オッ!!


 ―ピキピキッ パキッ ピキピキッ


 ダークカブトは翼を羽ばたかせて上昇し、続々と襲い来る蔓を見てそのまま飛翔した。
 エンジェルモードにより飛行が可能となったキュアダイヤモンドはラブハートアローを叩いて、
 氷の結晶で菱形を形成し防ぐ。だが、ダイヤモンドシャワーを使う前に渡していたイドゥンと
 オーガが退避した瞬間に鞭の様に振るわれた蔓によって粉々に砕ける。


 キュアダイヤモンドAG(海美)「これじゃいくら防御しても・・・!」 
 


 ダークカブト(垣根)「あのデカさじゃ未元物質で溶かすにしても集中出来そうにねぇな」


 オーガ(白垣根)「>>855
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 16:00:44.26 ID:WcpCn9saO
弱点はどこですかね、あの幹とか気になるんですが…
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 16:01:10.14 ID:vWkGhWmbO
引きずり下ろすかありませんが骨が折れますね…
857 :1 [saga]:2022/03/27(日) 16:54:28.34 ID:sJA6i1Vp0
 オーガ(白垣根)「弱点はどこでしょうか?・・・と言わなくても、わかりますね」


 イドゥン(知果)「あの蓮華が咲いている中央にいるセイヴァーがそうだと思います」


 黒夜「けど、近付くにしても大変そうだよ?」


 オーガ(白垣根)「ええっ。引きずり下ろすしかありませんが・・・中々、腰が折れますね」


 ダークカブト(垣根)「はんっ。折れるどころか抜けてんじゃねぇのか?」


 オーガ(白垣根)「それは、ハジメての時だけで十分です」


 ベルデ(絹旗)「(この人にしては珍しい下返しをした気がしますね)」

 
 ―ジ ジ ジジ ジッ


 ―シュルルルッ・・・

 ―ガシッ

 イドゥン(知果)「帝督さん、私はこれを使って移動出来ますから」

 
 オーガ(白垣根)「わかりました」


 ダークカブト(垣根)「なぁ、それこいつらにも分けてやってくれ」


 イドゥン(知果)「あ、はい!」


 ―シュルルルルッ
 
 黒夜「あーもうちょいこっちー・・・よしっと」


 ベルデ(絹旗)「掴まりましたっ」


 ダークカブト(垣根)「んじゃ、汚ねぇ花の芽を摘むとするか」


 オーガ(白垣根)「ええっ!」


 ―ヒュオオォオオオッ!

 オーガとダークカブトは飛び交う無数の蔓をオーガストライザーとカブトクナイガンで
 斬り落としながら接近していく。
 10mという距離まで近付いた時、目の前に巨大な花弁が舞い降りてきた。
 オーガは咄嗟に翼を折り曲げて盾にした。その瞬間、爆発が起きる。
 それを見たダークカブトは自身の前にも花弁が舞ってきて、急降下して回避した。


 ―ドカァアアンッ! ドカァアアンッ!
 
 蓮華座偽神セイヴァー「ハハハハハハッ!アハハハハッ!」


 ダークカブト(垣根)「ちっ!」
 


 ベルデ(絹旗)「黒夜!撃ち落とせませんか!?」


 黒夜「今、狙い定めてるとこ!」 




 ◎ 50以上
 ○ 30以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 16:57:21.92 ID:vWkGhWmbO
確かに白垣根にしては珍しいシモ返し…
海美さんからしても聞き返さないのは意外かも
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 16:58:16.30 ID:WcpCn9saO
黒夜ちゃんも戦ってるあたり総力戦感あるな…
860 :1 [saga]:2022/03/27(日) 17:26:57.37 ID:sJA6i1Vp0
 黒夜「よっしゃイケーッ!」


 ―ボッ! ボッ! ボッ!


 ―ドカァアンッ! ドカァアアンッ! ドカァアンッ!


 射出された窒素の槍はオーガとダークカブトが進もうとする進行方向の花弁を撃ち抜いて
 爆発処理する。
 それによってオーガとダークカブトは蔓のみを斬り落として、近付いていくだけとなり
 花柱部分となっているセイヴァーの所へと接近していった。


 ベルデ(絹旗)「知果さん!私達もあそこへ行きましょう!」


 イドゥン(知果)「わかった!」
 


 ―ヒラヒラ・・・

 ―ヒュルルルルッ!

 黒夜「わーっと!その前に蔓と花弁を片付けてっ!」


 ベルデ(絹旗)「くっ!」


 イドゥン(知果)「っ!」




 ―ダ ダ ダ ダ ダ ダッ !


 オーソン「建物の影に隠れろっ!」


 デニス「弾が切れたっ!誰か余ってませんか!?」
 

 ヴェーラ「受け取ってください!」



 
 林檎「知果・・・!」


 木場「・・・」


 ―ガチャッ

 林檎「きば・・・?」


 木場「林檎ちゃん。・・・これから見た事は、内緒にしてね?」


 林檎「・・・?」

 ―・・・ギュロロロロ


 ホースオルフェノク「・・・フウゥゥッ!」


 ―メキメキメキッ ギュロロロロッ
 
 ホースオルフェノク激情疾走態「ハッ!」


 ―ダンッ!


 林檎「・・・馬・・・?」

861 :1 [saga]:2022/03/27(日) 17:45:15.17 ID:sJA6i1Vp0
 ―ズバァアアアッ!!

 イドゥン(知果)「!?」


 ホースオルフェノクは4本の強靱な脚力でイドゥン達がクラックから伸びる蔦で
 ぶら下がっている上空まで一気に跳び上がる。
 強化されたホースソードで蔓を斬り落とし、巻き付こうとしてくる蔓は前足の蹄で
 蹴りつけ、粉々にした。


 ベルデ(絹旗)「オルフェノクッ・・・!?」


 黒夜「何で・・・アイツを攻撃してるんだろ?仲間じゃないのかな・・・」



 ホースオルフェノク激情疾走態「ッ!」

 ―ズバァアアッ!



 イドゥン(知果)「・・・とにかく、あっちに引きつけられてる隙に!」


 ―シュルルルルッ
 


 ―ヒュルルルルッ!

 ―ビイィッ!


 デューク(唯一)「どわわわっ!やっば捕まった!」


 アナザーアギト(木原)「くそっ!届、か、ね、ぇっ!」
 
 
 
 キュアダイヤモンド(海美)「いけないっ!」
 

 キュアダイヤモンド(海美)「プリキュア!ダイヤモンドシャワー!」

 ―タンッ♪ タンッ♪


 ―ヒュ オ オ ォ オ オ オ オ オッ!!


 ―ピキピキッ パキッ ピキピキッ
 

 蔓に捕まってしまったダンテライナーを援護すべく、キュアダイヤモンドは
 ラブハートアローから冷気を発射する。
 蔓の一部が凍り、それを見たデュークはダンテライナーを急発進させて
 凍らせた部分を砕き、飛行して退避していった。


 
 ◎ 50以上orゾロ目
 ○ 30以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)

 >>858 離れてて聞こえてなかったでせう
 >>859 8人で巨像と戦ってるみたいなもんでせうからね
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 18:01:06.22 ID:vWkGhWmbO
意外と白垣根の方がシモに詳しくて垣根の方が淡白とかアリソう
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 18:01:51.12 ID:WcpCn9saO
絹旗から見たらびっくりだよな確かに…
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 18:02:10.85 ID:vWkGhWmbO
ゾロ目やったぜ。
865 :1 [saga]:2022/03/27(日) 18:25:06.18 ID:sJA6i1Vp0
 キュアダイヤモンド(海美)「はぁ・・・」


 ―ヒュルルルルッ!

 ホースオルフェノク激情疾走態「危ないっ!」


 キュアダイヤモンド(海美)「っ!?」


 ―ズバァッ!

 キュアダイヤモンドを捕まえようとしていた鶴をホースオルフェノクは横切る際に
 斬り落として事なきを得た。
 飛行能力は持っていないため、ホースオルフェノクは落下していきキュアダイヤモンドは
 その後を追っていく。

 ―ズダンッ!
 

 ホースオルフェノク激情疾走態「ッハァ・・・!」


 キュアダイヤモンド(海美)「・・・。・・・ねぇ」


 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・」


 キュアダイヤモンド(海美)「助けてくれてありがとう。・・・木場さん」


 ホースオルフェノク激情疾走態「!?・・・。・・・どうして、わかったんだい?」

 
 キュアダイヤモンド(海美)「私は能力で名前を確認する事ができるの」


 キュアダイヤモンド(海美)「怪人の姿で名前を確認したのは初めてだけど・・・」


 キュアダイヤモンド(海美)「正解みたいでよかったわ。・・・心配しないで、黙っているから」


 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・ありがとう」


 ホースオルフェノク激情疾走態「>>866
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 18:34:08.57 ID:vWkGhWmbO
精神系能力者だと正体わかっちゃうよなあ
みさあいみごトリオは何かと隠し事できなさそう

あんなに大きいのにみんなで立ち向かうなんてやっぱり君たちはヒーローだね…
俺も負けられないなって思っちゃったよ
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 18:34:43.57 ID:WcpCn9saO
いつかは話すかもしれないけどその日までは内密にしてほしいかな
868 :1 [saga]:2022/03/27(日) 19:13:29.98 ID:sJA6i1Vp0
 ホースオルフェノク激情疾走態「いつかは話すかもしれないけど」


 ホースオルフェノク激情疾走態「その日までは内密にしてほしいかな」


 キュアダイヤモンド(海美)「わかったわ。でも、バレないように気をつけてね?」


 ホースオルフェノク激情疾走態「うん。もちろんだよ」


 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・あんなに巨大な敵に立ち向かうなんて」


 ホースオルフェノク激情疾走態「やっぱり君たちはヒーローだね・・・」


 キュアダイヤモンド(海美)「それは今の木場さんも同じじゃないの」


 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・そう言ってもらえると、少し・・・嬉しいか、な!」


 ―ヒュルルルルッ!

 ―ズバァッ!

 ホースオルフェノク激情疾走態「俺に任せて。君もあそこへ」


 キュアダイヤモンド(海美)「ええっ!倒し終えたらすぐに逃げてねっ!」


 ―バサァッ

 ―ヒュオォオオオオーーーッ・・・

 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・ハァッ!」


 ―ダンッ!





 蓮華座偽神セイヴァー「アハハハハハハハッ!!」


 ―バシュンッ! バシュンッ! バシュンッ!バシュンッ!バシュンッ!

 セイヴァーが連続でエネルギーの矢を発射し、オーガは翼でエネルギーの矢を消滅させ
 ダークカブトはカブトクナイガンを撃ち、イオン光弾がセイヴァーに向かって行く。
 しかし、舞い散っている花びらによってイオン光弾は命中せず、爆発が起きるのみで
 セイヴァーは嘲笑うかのように高笑いをする。


 蓮華座偽神セイヴァー「ハハハハハハハハハハッ!!」



 ベルデ(絹旗)「何であんなに笑ってるんでしょうねっ!」


 ―シュルルルルルッ ビシィッ!

 ―ブチィッ!


 オーガ(白垣根)「恐らくですが、神経にも作用してしまっているのではないかと」


 黒夜「っとと・・・じゃあ、自我はもう無い感じ?」


 ダークカブト(垣根)「見りゃわかんだろ。そうに決まってるっつーの」


 イドゥン(知果)「>>869
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 19:21:13.72 ID:vWkGhWmbO
理性をが解かれてああなったんでしょうか…
普段から笑う人でしたけど
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 19:22:07.01 ID:WcpCn9saO
じゃあ遠慮はいらないということでしょうか…
871 :1 [saga]:2022/03/27(日) 20:13:26.86 ID:sJA6i1Vp0
 イドゥン(知果)「理性をが解かれて、ああなったんでしょうか・・・」


 イドゥン(知果)「普段から笑う人でしたけど」


 蓮華座偽神セイヴァー「アッハハハハハハハハハハハッ!!」


 デューク(唯一)「・・・見るに堪えませんね」


 アナザーアギト(木原)「ああっ。哀れ過ぎて泣けてくるな」


 ―スタンッ

 キュアダイヤモンド(海美)「お待たせっ。それで?どう倒すか決めた?」


 オーガ(白垣根)「・・・今、思いつきました」


 オーガ(白垣根)「兄さん、能力者の価値がどのようなものなのか・・・」


 オーガ(白垣根)「彼にとっての常識は通用しない、私達の常識で知らしめてみませんか?」


 ダークカブト(垣根)「・・・はっ。いいぜ、乗ってやる!」 


 戦う君よ
 (http://www.youtube.com/watch?v=o5RjItnyFLU)


 オーガとダークカブトはそれぞれセイヴァーに接近していき、左右に分かれると
 台座のようになっている花弁に着地する。 
 セイヴァーはカッティングブレードを2回倒し、大橙丸を振るって赤い斬撃波を放つ。
 オーガはそれを翼で受け止めて弾き返し、ダークカブトはクロックアップで時間流の
 流れを変える事で回避する。

 [CLOCK OVER]


 ダークカブト(垣根)「お前の常識に俺の・・・いや、俺達の」


 オーガ(白垣根)「私達の未元物質を理解出来ますか?」


 ―ヂ  ヂ ヂ  ボッ ボボボッ ボォォオッ!

 ―パキ ペキ ペキ

 ―ボコボコ


 間もなく日付が変わる頃の夜のため、陽炎が当然発生する訳もなく蓮華座偽神セイヴァーの
 周辺の景色が歪む。
 下半身となる大木の表面の一部が燃え上がり、徐々に広まっていく。
 冷凍による氷が出来ているのではなく、燃えている箇所から未元物質によって大木の表面が
 結晶化する。
 更に、結晶化した箇所からは液状化が始って泡立ちながら、溶け落ちていく。
 その現象は台座となる花弁でも起こっており、セイヴァーはそれを見ていた。

 蓮華座偽神セイヴァー「ハハハ、ハ、ハ・・・」


 オーガ(白垣根)「どうですか。本当に能力者を理解しているなら」


 オーガ(白垣根)「この可能性を飲み込んでみせなさい」


 蓮華座偽神セイヴァー「アハハ、ハハハ・・・!」



 ◎ 90以上or偶数連続orゾロ目
 ◎ 50以上
 ○ 30以上
 × ↑以下
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 20:25:19.13 ID:vWkGhWmbO
濃い!来い!
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 20:25:29.23 ID:WcpCn9saO
高くしろ
874 :1 [saga]:2022/03/27(日) 21:24:03.81 ID:sJA6i1Vp0
 蓮華座偽神セイヴァー「アハハハハハハハッ!アハハハハハハハッ!!」


 蓮華座偽神セイヴァー「スゴイ!スゴイデス!!コレ程ノ事象ヲ同時ニ展開デキルナンテ!」


 蓮華座偽神セイヴァー「ワカルッ、ワカリマス!コレガ超能力者ノ見テイル世界!!」


 蓮華座偽神セイヴァー「マダダ、マダ可能性ハ広ガッテイク!」


 ―パチ  パチッ

 ―ボッ パキンッ

 蓮華座偽神セイヴァー「モットモット広ガレェエエエエ!!」


 蓮華座偽神セイヴァー「アハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!」


 ダークカブト(垣根)「マジかよこいつ。どんだけ知識量持ってんだ」


 ―ジュウウゥゥッ・・・!

 オーガ(白垣根)「っ・・・!(マズイ、周辺に漏れないようにしないとっ)」


 蓮華座偽神セイヴァー「アハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!」


 

 ベルデ(絹旗)「建物が崩れていってます!」


 黒夜「木原さん、部下がそこにいると危なくない?」


 アナザーアギト(木原)「わかってるっての!」



 ―メラメラ

 ホースオルフェノク激情疾走態「くっ・・・!」


 ホースオルフェノク激情疾走態「これ以上近付いたら危険だっ・・・」



 
 ◎ 90以上or偶数連続orゾロ目
 ◎ 70以上
 ○ 50以上
 × ↑以下
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 21:28:03.82 ID:vWkGhWmbO
強いのが悔しい
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/27(日) 21:28:23.96 ID:WcpCn9saO
木場くん助けて
877 :1 [saga]:2022/03/27(日) 21:47:52.26 ID:sJA6i1Vp0
 ―ガタガタッ・・・

 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・っ!。林檎ちゃん!」


 ―ダンッ! ドカラッ! ドカラッ!


 林檎が乗っている送迎車が異様に揺れているのを見て、ホースオルフェノクは急いで
 駆け寄って行く。
 しかし次の瞬間、送迎車が浮かんだ。


 ―ガコォッ!


 ホースオルフェノク激情疾走態「っ・・・!?」


 林檎「・・・」


 ―ゴゴゴゴゴッ ギギ・・・

 林檎は片腕を上げて送迎車を念動力で浮遊させていた。
 見据える先は不気味に笑い声を上げている蓮華座偽神セイヴァーがいる。


 ホースオルフェノク激情疾走態「林檎ちゃん・・・何をして・・・」


 林檎「皆が戦ってるのに、何もしないなんていやだ・・・!」


 林檎「皆を助けたいのっ!」


 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・」


 ホースオルフェノクは林檎の言葉を聞くと、頷いて沈黙し顔を上げるや否や送迎車の
 上に飛び乗った。
 

 林檎「っ、きば・・・?」


 ホースオルフェノク激情疾走態「このまま投げつけるんだ!」


 ホースオルフェノク激情疾走態「俺達で何とかしてみせよう!」


 林檎「!・・・うんっ!」


 力強く返事をし、林檎は狙いを定めて蔓や花弁が舞う上空へ投げるタイミングを見計らう。
 強烈な風に目を細めるが、チャンスを逃さまいと懸命に見続けた。
 そして、一直線上に隙間が出来たのを見計らい、ホースオルフェノクを乗せた送迎車を
 ベクトル操作を利用して念動力で投げ飛ばす。
 

 林檎「エイッ!」


 ―ギュオオオオオオオッ!!

 ホースオルフェノク激情疾走態「ッ!」


878 :1 [saga]:2022/03/27(日) 22:02:50.38 ID:sJA6i1Vp0
 


 蓮華座偽神セイヴァー「4980!4987!コノママ可能性ガ広ガレバ」


 蓮華座偽神セイヴァー「宇宙ノ心理スラ理解出来ソウダ!」


 
 ダークカブト(垣根)「くそっ!おい!このままじゃ第七学区が未元物質で汚染されて」


 オーガ(白垣根)「っ・・・!(なら、次の手を・・・!?)」



 ―ギュオォオオオオオッ!!


 蓮華座偽神セイヴァー「4998!4999!ごせ」


 ―ドガァアアッ!!


 蓮華座偽神セイヴァー「アハハハハハハッ!!」


 蓮華座偽神セイヴァーに送迎車が衝突し、未元物質の可能性を解析していた思考の
 集中力が途切れてしまい、解析を止める。
 蓮華座偽神セイヴァーは高らかに笑い声を上げながら体勢を立ち直そうとしていると
 上空からホースオルフェノクが落下してきた。

 
 ホースオルフェノク激情疾走態「ハァアッ!!」


 ―ザシュッ!!

 蓮華座偽神セイヴァー「アーーーアハハハハハハハッ!!」


 セイヴァーの戦極ドライバーに装填されているザクロロックシードにホースセイバーが
 突き刺さる。
 エネルギーが漏れ、同時にゲネシスコアに装填されていたブラッドオレンジロックシードが
 弾けるように吹き飛んでいった。
 それによって、セイヴァーの変身が強制解除されてしまった。

 
 相似「ア、アァアア・・・!!」


 相似「セッカク、リカイシテイタノニ!イマ、ドコマデイッタンダ?」


 相似「ダークマターノカノウセイハドコマデヒロガッタンダ!?」




 ダークカブト(垣根)「あの怪人・・・」


 
 ホースオルフェノク激情疾走態「・・・」

 ダンッ!


 オーガ(白垣根)「・・・」


 キュアダイヤモンド(海美)「帝督!今なら!」


 オーガ(白垣根)「・・・はいっ!」


 オーガ(白垣根)「>>879
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 05:29:16.55 ID:FfjY8Ke5O
このタイミングを逃すわけには行きませんね!
880 :1 [saga ]:2022/03/28(月) 08:20:22.27 ID:lD2ndwpW0
 オーガ(白垣根)「このタイミングを逃す訳には、いきませんね!」



 アナザーアギト(木原)「垣根!・・・悪いが、代わりにケリを着けてくれ」


 デューク(唯一)「お願いします!」
   

 ダークカブト(垣根)「あ?最初から蹴りつけてやるつもりだったっての」



 ベルデ(絹旗)「知果さん!私達の分を超ぶつけてやってください!」


 黒夜「手加減なしで!頼んだよ!」


 イドゥン(知果)「うんっ!」



 相似「モウイチドミセテクダサイヨ!ダークマターヲ!」


 相似「コンドハリカイシテミセマス!」


 相似「ダメナラツギ!ナンドダッテ!」


 相似「アハハハハハハハハハッ!!ワクワクスルナァ!タノシイナァ!」


 オーガ(白垣根)「・・・もう品切れですよ」クスッ


 オーガ(白垣根)「次に貴方が理解するのは・・・死ぬまでの後悔だ!」 


 オーガ(白垣根)「>>881
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 08:23:16.38 ID:FfjY8Ke5O
これ以上醜態は晒さずに黙って朽ちてください、さようなら
882 :1 [saga ]:2022/03/28(月) 20:00:50.55 ID:530TcZoG0
 オーガ(白垣根)「これ以上醜態は晒さずに黙って朽ちてください」


 オーガ(白垣根)「さようなら」


 [EXCEED CHARGE]

 ―ギュシィィイーーンッ!


 [ONE] [TWO] [THREE]


 ―カシャンッ

 ダークカブト(垣根)「ライダーキック!」

 [RIDER KICK]


 ―カシャンッ!

 『カモン!』

 『リンゴスカッシュ!』



 イドゥン(知果)「タァアアアアアアアッ!!」


 ―ドガァアアッ!!


 先陣を切ったのはイドゥンで、相似の顔面にライダーキックを叩き込む。
 追撃にダークカブト、オーガのライダーキックが胸部に叩き込まれた。
 リンゴの形を模したエネルギーとタキオン粒子、フォトンブラッドのオメガストリームが
 相似の体内へと流れ込み、下半身の大木へ浸透していく。


 ダークカブト(垣根)「ハァァアアアアッ!!」



 オーガ(城垣根)「ウオオオオオオオオオオオオオオッ!!」



 相似「アハハ」

 ―カ ッ !


 ―ド ガ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ンッ!!


 

883 :1 [saga]:2022/03/28(月) 21:28:26.61 ID:530TcZoG0
 ―ボトボト・・・

 ―メキメキッ・・・!


 ―バキャアッ!


 先端部となる蓮華がエネルギーによる過剰加熱で爆発四散する。
 根元から生えていた蔓は吊り糸が切れたかのように地面に落ちていき、朽ちていく。
 大木は未元物質によって溶かされた箇所から折れ、施設を踏み潰すように爆風を巻き上げて
 倒れた。



 林檎「っ・・・!」


 木場「林檎ちゃん!」


 林檎「きば・・・。・・・皆は?」


 木場「・・・大丈夫だよ。ほら」


 林檎「・・・あっ!」



 ―バサァアッ

 イドゥン(知果9「はぁ・・・」


 ダークカブト(垣根)「これでくたばってくれたよな」


 オーガ(白垣根)「あれで生きていたら化け物ですよ」




 黒夜「ものの見事に施設をぶっ壊したなー」


 ベルデ(絹旗)「いいんですよ。あれで・・・二度と思い出したくもないですから」


 デューク(唯一)「ん〜、ちょっとだけ相似君の研究データを見てみたかったなー」


 アナザーアギト(木原)「碌でもねぇ研究しかしてねぇだろうよ」



 ―ヒュオッ

 キュアダイヤモンド(海美)「帝督、知果・・・やったわね」


 ダークカブト(垣根)「俺も倒しただろ」


 キュアダイヤモンド(海美)「はいはい」


 オーガ(白垣根)「>>884
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 21:38:35.42 ID:it0gCFcRO
兄さんもそうですし皆さんがいてこそです
本当に最初は絶望が頭をよぎりましたから…
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 21:39:40.56 ID:f0hGv5epO
これで少しは落ち着いてくれるといいんですが、後は風紀委員や警備員の方々の範疇ですね
兄さんもあまり傷つくと彼女さんが心配するのでは?
886 :1 [saga]:2022/03/28(月) 22:04:37.45 ID:530TcZoG0
 オーガ(白垣根)「兄さんもあまり傷つくと彼女さんが心配するのでは?」


 ダークカブト(垣根)「ああっ・・・そうだろうな」


 オーガ(白垣根)「兄さんもそうですし、皆さんがいたからこそです」


 オーガ(白垣根)「本当に最初は絶望の瞬間が頭を過ぎりましたから・・・」


 イドゥン(知果)「でも、ロケットを消す事が出来たなんて、すごいですね・・・」


 キュアダイヤモンド(海美)「それくらい出来て当然じゃないの」


 ダークカブト(垣根)「未元物質に不可能はねぇからな」


 オーガ(白垣根)「ええっ。・・・さて、後は風紀委員や警備員の方々の範疇ですね」


 ダークカブト(垣根)「丁度よく治安維持組織の1人が居てくれてるし」
 

 ダークカブト(垣根)「俺らが関与してた事は無かった事にしようぜ」


 キュアダイヤモンド(海美)「そうね。それがいいわ」


 イドゥン(知果)「・・・でも、私はキチンと人命を奪った罪を償いますよ」


 イドゥン(知果)「>>887
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:12:48.35 ID:it0gCFcRO
ここで人のせいにして向き合わないのはあの人と変わらない気がしますから…
私のしたことはキチンとした分だけ向かい合わせてもらいます
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:13:22.03 ID:f0hGv5epO
林檎ちゃんが元気に生きてて私のことを覚えてくれていただけで私にとって幸せでしたから
889 :1 [saga]:2022/03/28(月) 22:21:45.36 ID:530TcZoG0
 ダークカブト(垣根)「律儀なもんだな。別に俺らが何も見てないって事にすれば」


 キュアダイヤモンド(海美)「そういう問題じゃないのよ」ベシッ


 ダークカブト(垣根)「ってぇな・・・」


 イドゥン(知果)「・・・ここで人のせいにして、自分がした事と向き合わないのは」


 イドゥン(知果)「あの人と変わらない気がしますから・・・」


 イドゥン(知果)「私のした事はキチンとした分だけ向かい合わせてもらいます」


 オーガ(白垣根)「・・・そうですか。ですが、私達は第三者からの情報として」


 オーガ(白垣根)「貴女を必ず支えてあげます」


 キュアダイヤモンド(海美)「ええっ。そうしないと、刑が長くなるし」


 キュアダイヤモンド(海美)「林檎と一緒に居られる時間が短くなってしまうもの」


 イドゥン(知果)「そうですね。・・・でも、林檎ちゃんが元気に生きていてくれて」


 イドゥン(知果)「私の事を覚えてくれていただけでも・・・」


 イドゥン(知果)「私にとって幸せでしたから」クスッ


 ダークカブト(垣根)「それだけでか?・・・はぁー、欲が無さ過ぎだろ」


 オーガ(白垣根)「そうですね。貴女と林檎さんのこれからは、まだ続くのですから」


 キュアダイヤモンド(海美)「>>890
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:27:00.35 ID:it0gCFcRO
あなたが戻ってくるまで林檎を支えないとね…
それにあなたの仕事や行く場所も考えないといけないし…贅沢な悩みかしらね
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:27:57.59 ID:f0hGv5epO
時間を埋めたいっていう気持ちは本物なのだから頑張るのよ
その力もこれからは林檎やみんなを守るために使わないとね
892 :1 [saga]:2022/03/28(月) 22:40:33.45 ID:530TcZoG0
 キュアダイヤモンド(海美)「時間を埋めたいっていう気持ちは本物なのだから頑張ってね」


 キュアダイヤモンド(海美)「その力もこれからは林檎や皆を守るために使わないと」


 イドゥン(知果)「・・・そうですね。あの人から貰った物ですけど・・・」


 イドゥン(知果)「この2つ自体に悪意はありませんから、そうします」コクリ


 キュアダイヤモンド(海美)「貴女が戻ってくるまで林檎を支えないとね・・・」

 
 キュアダイヤモンド(海美)「それに貴女の仕事や行く場所も考えないといけないし」


 キュアダイヤモンド(海美)「・・・それはそれで、贅沢な悩みかな」クスッ


 イドゥン(知果)「あ、あの・・・海美さん。私、まだ中学生くらいなので・・・」


 キュアダイヤモンド(海美)「・・・あ、そういえばそうだった」


 オーガ(白垣根)「成人となった体を戻せないか、林檎さんの体内を調べる際」
 

 オーガ(白垣根)「一緒に診察してもらいましょう」

 
 ダークカブト(垣根)「そうしとけ。出費は俺が出しといてやる」


 イドゥン(知果)「え?あ、ありがとうございます・・・」


 キュアダイヤモンド(海美)「あら、貴方にしては寛容的ね」


 ダークカブト(垣根)「その言い草クソムカつく」


 

 ―スタンッ
 
 林檎「ともか!ていとく!かいび!」


 イドゥン(知果)「林檎ちゃん!」

 
 木場「皆・・・無事でよかったよ」ホッ


 白垣根「木場さん。林檎さんを守っていただき、ありがとうございました」


 木場「うん。・・・これで、終わったんだね」


 キュアダイヤモンド(海美)「ええっ」




 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:44:04.82 ID:it0gCFcRO
ここで奇数出るんだろうなあ…
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:44:34.89 ID:f0hGv5epO
メルモちゃん的に大人と子供を自由にできればいいけどそれはトールの領分よねー
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/28(月) 22:44:42.11 ID:kHlAOXDaO
そい
896 :1 [saga]:2022/03/28(月) 23:08:22.07 ID:530TcZoG0
 ベルデ(絹旗)「それにしても随分と暴れ回りましたね・・・」


 黒夜「ま、半分は木原相似の・・・っ!!」


 ―パァン!

 林檎「・・・」


 知果「・・・」


 ―ポロ・・・

 白垣根「・・・おや、あれで死ななかったのですか」


 垣根「やっぱ化け物か、アイツ」


 相似「キヒヒッ、アハハハッ・・・!」


 キュアダイヤモンド(海美)「本当に何であれを喰らって生きてるのよ・・・!?」


 デューク(唯一)「・・・!。そうだった、ロックシードじゃダメだったんですよ!」


 アナザーアギト(木原)「あのベルトが奴の本体だったな、そういや」


 相似「アッハハハハ・・・!」


 白垣根「貴方、しつこい男だって言われませんか?」


 垣根「いい加減懲りろよ」


 相似「い、いひひひ!いいえ!あははっ!懲りません!」


 相似「自分は研究者なんでっ、カハハッ!諦めるとかないんですよ!」


 相似「アハハハッ!その翼は未元物質の能力と胴関係してるんですか!?」


 ―パンッ! パンッ!

 ―コンッ コンッ


 相似「キヒヒッ!銃弾がまるで無意味ですね!アハハ・・・!」


 相似「もう一度、アハハ!もう一度見せてくださいよ!今度は理解します!」



 ―ザシュッ!


 相似「・・・えへへ・・・?」


 ―バキィンッ!!

 ―ガラガラッ ガシャンッ・・・


 相似「あ・・・あははっ・・・!」


 「残念だけど、もうお勉強会はおしまいよ」


 相似「ヒヒヒ・・・クソッタレ・・・」


 
897 :1 [saga]:2022/03/28(月) 23:21:57.17 ID:530TcZoG0


 
 「貴方の生き様もね」

 
 『ブラッドオレンジスパーキング!』


 ―ズバァァアアアアアッ!!


 相似「・・・ははは・・・」


 ―ジュウウゥゥッ・・・

 
 「・・・ふーん。中々の性能ね?これを渡すのは惜しいけど・・・」


 「ま、ビジネスだから仕方ないわね」


 白垣根「・・・」


 林檎「・・・誰?」


 「・・・」


 ベルデ(絹旗)「・・・?」


 ―キュリリリリ・・・



 薬味「久しぶりじゃない、最愛」ニコリ




 ベルデ(絹旗)「・・・。・・・」


 ―ヘタリ・・・

 黒夜「最愛ちゃん!?」


 ベルデ(絹旗)「・・・」


 デューク(唯一)「薬味久子・・・!?」


 アナザーアギト(木原)「あの女も死んだって言われてなかったか?」



 キュアダイヤモンド(海美)「貴女・・・何者なの・・・?」


 
 薬味「ふふっ・・・そこで腰が抜けてる私の娘に聴いてみなさい」


 薬味「>>898
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 05:19:11.14 ID:NIxz5BZTO
私も夢を追う純粋な研究者よ
また強くなったわね最愛
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 05:43:40.66 ID:E/qxjffjO
愛しの母親とあえて嬉しさをあらわすところで腰を抜かすなんて失礼よね
900 :1 [saga ]:2022/03/29(火) 08:50:12.03 ID:4GCY/m0D0
 薬味「愛しの母親と会えて、嬉しさを表すところで腰を抜かすなんて失礼しちゃうわ」


 薬味「まぁ、喜びのあまりなら、嬉しいわね?」クスッ


 ベルデ(絹旗)「っ!」


 ―ヒュルルルルッ!

 ―ヒュンッ!


 ―ドカァアッ!

 ベルデが投げ飛ばしたバイオワインダーは薬味の体をすり抜け、背後の倉庫に直撃する。
 その光景に驚愕する一同を尻目に、薬味はスッと移動して自身の心臓部を貫通しているワイヤーから
 離れる。


 薬味「随分なご挨拶ね?生身の体だったらまた死んでたわよ」


 デューク(唯一)「まさかっ、貴女も相似君と同じように・・・!?」
 

 薬味「違うわよ。私は彼とは違う方法で怪人に喰われてる最中、生き延びたわ」


 薬味「濃淡コンピュータに意識を移す事でね」


 アナザーアギト(木原)「あの次世代型コンピュータになりそうだった、あれか」


 薬味「それに意識を移す事で私は情報生命と化し、AIM拡散力場を演算媒体する」


 薬味「AIM思考体になったのよ。だから、AIM拡散力場さえあれば私は永遠に生きていられて」


 薬味「殺す事は出来ないわよ?最愛」クスッ


 ベルデ(絹旗)「・・・すね」 


 薬味「んん?ごめんなさい、聞こえなかったからもう1回」


 ベルデ(絹旗)「>>901
901 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 10:12:55.29 ID:hnqrQyZMO
超クソって言ってるンですよ!
902 :1 [saga ]:2022/03/29(火) 11:33:09.19 ID:4GCY/m0D0
 ベルデ(絹旗)「超クソな存在になったンですね、つったンだよッ!!」


 ベルデ(絹旗)「お前なンか死ンで、地獄に落ちてろォッ!」


 ―ダンッ!

 ベルデ(絹旗)「アァアアアアアアアアアアアッ!!!」


 ―ギュ ォ オッ !!

 窒素装甲を纏わせた拳を突き出し、薬味の顔面を殴りつけようとするベルデ。
 しかし、その拳もすり抜けてしまいベルデは勢い余ったせいで、足が縺れそのまま薬味の後の方へと
 転がった。
 舗装されていたコンクリートを砕きながらベルデはうつ伏せに倒れる。


 ベルデ(絹旗)「クッ、ソォ!」 

 
 薬味「あらあら、怒りっぽいのはカルシウムが足りてないからかしら?」


 薬味「あ、だから胸も小さいチビのままなのね。可哀想に、撫でてあげたいわ」


 ベルデ(絹旗)「誰が、人間の屑でしかないお前のクソ穢れた手なンかでッ!」


 薬味「ふーん?そんなに嫌なの?お母さん悲しいわね」エーン


 薬味「まっ、もっとも、そんな汚い口調しか口がきけない娘を撫でるなんて願い下げよ」


 ベルデ(絹旗)「>>903
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 12:11:25.23 ID:hnqrQyZMO
こっちは売女をいくらでもぶん殴ってやりたいのに出来ないのが超超腹立たしいですけどね!
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 12:13:11.46 ID:hnqrQyZMO
あんたはただ生物学的な親であって本当の親とは超思ってないですよ
せいぜいその力場の中で実態も持たず漂ってくださいよ
905 :1 [saga ]:2022/03/29(火) 13:01:25.26 ID:4GCY/m0D0
 ベルデ(絹旗)「こっちは売女をいくらでもぶン殴ってやりたいのに出来ないのが」


 ベルデ(絹旗)「超超腹立たしいンだよォッ!」


 ベルデ(絹旗)「それに、オマエはただ生物学的な親であって本当の親とは超思ってもない!」


 ベルデ(絹旗)「精々、力場の中で実態も持たず漂ってろよ、クソがァッ」


 薬味「実態を持たず?・・・ぷふっ。ふふふっ、ならどうやってこれを持つ事が出来てるのかしら?」


 ベルデ(絹旗)「っ!?」


 薬味「それを宿題にしてあげるから、この辺で私は失礼するわね」


 ベルデ(絹旗)「逃がす訳ねェだろうがァッ!脳みそぶち撒けて殺してやらァッ!」


 薬味「あら、物騒な発想な事」




 × 偶数
 × 奇数
 
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
906 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 13:13:31.99 ID:aNa9Xur7O
ぐおお
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 13:13:37.75 ID:hnqrQyZMO
つよい
908 :1 [saga ]:2022/03/29(火) 18:26:02.56 ID:4GCY/m0D0
 薬味「・・・あ、そうだった」


 薬味「知果ちゃん、お疲れ様。彼の代わりにそう言っとくわ」


 ―カチッ


 知果「え・・・?」

 ―ドクン

 知果「かはっ」


 林檎「知果・・・?」


 ―ドシャッ

 知果「っ・・・」


 林檎「!?。知果!?どうしたのっ!?知果!」


 白垣根「っ!?」 

 
 キュアダイヤモンド(海美)「知果・・・!?」


 垣根「あの女っ!何しやがった!」


 
 薬味「事が済んだらあの子は用済みだったのよ。まぁ、計画は全部失敗に終わったから」


 薬味「事が済むも何もないけど、木原相似に呪われるのも嫌だし代替として」


 薬味「死んでもらうわ。悪く思わないでね」クスッ


 ベルデ(絹旗)「死に腐れェエエエエエエッ!!」


 ―ギュオオオッ!!

 薬味「ふふふっ・・・じゃあ、さよなら」


 ―フッ・・・

 ベルデ(絹旗)「・・・っ!うあああああああああああっ!!」


 ―ドスンッ!!




 知果「・・・っ、ぁ・・・」


 林檎「知果ぁ!知果あっ!」ポロポロ


 木原「唯一!どこをどうしやがったんだ!?」


 デューク(唯一)「・・・わかりました。心臓の動脈と静脈を強制的に塞いでいます」 


 デューク(唯一)「この塞がり方からして磁力によって外側から締め付けているようです」


 キュアダイヤモンド(海美)「・・・っ、知果!しっかりして!」


 知果「・・・>>909
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/29(火) 18:57:10.99 ID:20agWHFQO
あーあ…ここまでか…
せっかく林檎ちゃんやその友達に会えたのに…
私も頑張ったけど…
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