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かのん「甘えんぼスイッチ」恋「そんなのありませんっ」
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2 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 22:57:09.47 ID:5HPKiJ3W0
かのん「ねーえー、休憩しようよー。退屈だよー、疲れちゃうよー」グイグイ
恋「どうしてかのんさんが駄々を捏ねているんですか……」
かのん「だって恋ちゃん、私が終わってからもずっと新しいのやってるんだもん」
かのん「せっかく二人きりなのに、寂しいよ……」
恋「……はぁ。分かりました」
恋「今進めている分で終わりにしますから。もう少しだけ待ってて下さい」
かのん「……ほんと?」
恋「はい」
かのん「やっぱりこれもとか言って、続きやらない?」
恋「しませんよ」
かのん「そういえば忘れてたとか言って、教科書出して復習始めたりしない?」
恋「しませんって」
かのん「今日やらない課題の代わりにとか言って、予習始めたりしない?」
恋「どれだけ信用ないんですか」
3 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 22:58:00.77 ID:5HPKiJ3W0
かのん「じゃあ証拠出してよ、しょーこ」
恋「ないですよ、そんなの……」
かのん「むぅーっ」
恋「……もう、仕方ないですね」クイ
かのん「わ……」
恋「んっ……」
恋「……ぷぁ。これで終わるまで大人しく待っててください」
かのん「……ん」ギュ
恋「……どうしてくっつくんですか。構いませんけど」
4 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 22:58:45.24 ID:5HPKiJ3W0
恋「ふぅ」
かのん「終わった?」パアア
恋「何回目ですか、それ……今終わりましたよ」
かのん「やたっ。ね、こっち来てこっち」
恋「わ、もう。引っ張らないでくださいっ」
恋「いきなりベッドに引っ張って来なくてもいいじゃないですか」
かのん「ここなら、思う存分恋ちゃんとくっつけるから」
恋「先程までは思う存分くっつけていなかったと」
かのん「うん」ナデナデ
恋「そうですか……ってどうしたんですか、急に頭を撫でて」
5 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 22:59:32.69 ID:5HPKiJ3W0
かのん「んー?これはね、恋ちゃんおつかれさまーって意味」
恋「なる、ほど……?ありがとうございます」
かのん「もっと撫でてあげるね」
恋「ん……」
かのん「ちょっと、力抜けてきた?」
恋「どう、でしょうか」
かのん「抜けてきてるねー。あともうちょっとかな」
恋「何がもうちょっとなんです?」
かのん「恋ちゃんが甘えんぼさんになるまで」
恋「そんなすぐにはなりませんよ」
かのん「なるなる。私知ってるよ、恋ちゃんの甘えんぼスイッチ」
6 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:00:13.61 ID:5HPKiJ3W0
恋「甘えんぼスイッチって、なんですかそれ」
かのん「恋ちゃんが甘えんぼさんになるスイッチ」
恋「そのままですね」
かのん「うん。でも、本当だから」スル…
恋「ってちょっと、服の中に手を入れないで……っ」
かのん「ふふ。こうやって、直に優しく撫でてあげるの」
恋「んぅ……」モジ…
かのん「こうしてるとね?ちょっとずつ、ちょっとずつ……ほら、目がとろんってしてきた」
恋「ん……なってませんから……」
かのん「なってるなってる。あとそんなに身体擦り付けたらくすぐったいよー」
恋「違いますっ、これは……かのんさんが触るから……」
かのん「そうだねー、私のせいだねー。そのまま、こうやって……ほら」
7 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:00:42.25 ID:5HPKiJ3W0
恋「ん……えっち、です……っ」
かのん「えっちじゃないよ、頭と背中撫でてるだけ。……ね、こっち見て?」
恋「……っ」フイッ
かのん「あ、そういうことしちゃうんだ?……だったら私も、徹底的にやっちゃうんだから」サワサワ
恋「ひゃ……っ、もうっ。やめ……」
かのん「くすぐったいねー。かわいい?」
恋「はぁ、ふぅ……」クタ…
かのん「大丈夫?」
恋「全然大丈夫じゃない、ですよ……ふー……」
かのん「そっか。でもさ、気付いてる?恋ちゃん、さっきから私のことぎゅーってしてるんだけど」
恋「え……っ、あっ」
かのん「……ホントに気付いてなかったんだ。必死だったもんね」
恋「こ、これは違うんですっ。その……」
かのん「なら、離れてみる?」
恋「ぅ……えっ、と……」
8 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:01:27.53 ID:5HPKiJ3W0
かのん「ごめんごめん、いいよ離れなくて。ほら、ぎゅーっと」ギュ
恋「ぁ……」
かのん「恋ちゃんはかわいいね、頑張り屋さんだね。もーっと甘えてくれてもいいんだよ?」
恋「……ん」
かのん「……ふふ、そうそう。好きなだけ甘えてくれていいからねー」
かのん「でもほら、あったでしょ?甘えんぼスイッチ」
恋「……ずるいです。こんなことされたら……甘えたく、なってしまうではありませんか」
かのん「ずるくてごめんねー。ほら、よーしよし」ナデナデ
恋「んぅ……」ギュー
9 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:02:03.10 ID:5HPKiJ3W0
かのん「あ、そうだ。喉渇かない?」
恋「……少し」
かのん「何か淹れてこようか。紅茶でいい?」
恋「やです」
かのん「ん、珍しいね。コーヒーとかカフェオレとかの気分?それとも……」
恋「そうじゃなくて」
かのん「……あー、そういう」
恋「はい」ギュー
かのん「そっかぁ。でも、起き上がらないと飲み物も準備できないよ?」
恋「そうですね」スリスリ
かのん「喉渇いてるのに飲まないのも良くないからさ、起きて淹れて来ようと思うんだけど」
恋「やです。ダメですっ」
かのん「ダメかぁ」
恋「そもそも、かのんさんが悪いんですからね。私をこんな甘えんぼにしたんですから」
かのん「そうだねー。うーん、どうしようかなぁ」
恋「このまま私を甘えさせてくれればいいんですっ」
かのん「それもそっか」ナデナデ
恋「……むふー?」
10 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:02:47.41 ID:5HPKiJ3W0
かのん「んー」ナデ…
恋「ん……」スリスリ
かのん「わ、すごい。もうとろとろ」
恋「変な言い方しないでください……」
かのん「でも本当じゃん。目にハート見えるよ、ハート」
恋「見間違いでは?」
かのん「ほんとだって。なんなら写真撮っておきたいくらい」
恋「……それはやめてください」
かのん「ちぇ。かわいいのになぁ」
恋「……。写真なんかなくても、本物を見ればいいじゃないですか」
かのん「撮っておけばいつでも見れるかなーって」
恋「写真に残さなくてもいいくらい、見飽きるまで甘やかしてくれればいいんですっ」
かのん「……もー、かわいいんだから」ナデナデ
恋「むふーっ♪」
かのん「まぁでも、そろそろ限界かな。よっ……と」
恋「わわっ」
かのん「ほら、行くよー。しっかり捕まっててね」
恋「でも、この体勢は……っ」
かのん「だって離れるのいやなんでしょー?おんぶしててあげるからほら、キッチンまで行くよー」
恋「……はい?」コテン
11 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:03:50.87 ID:5HPKiJ3W0
恋「うぅー……絶対変な目で見られました……」
かのん「あはは、ありあとお母さん、目丸くしてたね」
恋「いるならいると教えてくださいよぉ……どうしてこんな恥ずかしい目に……っ」
かのん「だって恋ちゃんが離れようとしなかったんだもーん」
かのん「それよりほら。紅茶、淹れて来たけど」
恋「はい……」ギュー
かのん「座らなきゃ飲めないけど、どうしよっか」
恋「……、……」
かのん「おっと、すごく真剣に考えてる」
恋「……座るので、かのんさんがぎゅってしててください」
かのん「はーい、分かりましたよーっと」ポスッ
12 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:04:59.40 ID:5HPKiJ3W0
かのん「ほら、ぎゅーっと。でも飲みにくくない?」
恋「これでいいんですっ」
かのん「そっかぁ。……どう?美味しい?」
恋「……はいっ」
かのん「良かった。……恋ちゃんの好みの味、段々覚えてきたと思うんだよね」
恋「……確かに最近、少し味が似てきたと思ってはいましたが」
かのん「恋ちゃんのお家にお邪魔したときにね、色々教えてもらってるんだー」
恋「そんなことが……へ、変なことは聞いてないですよね?」
かのん「変って?」
恋「そ、それは……幼少期の話、とか」
かのん「……、どうだったかな」メソラシ
恋「絶対聞いてるじゃないですか!」
かのん「わー、冗談冗談。……いや聞いたのは聞いたけど、たぶん恋ちゃんが思ってるようなことは聞いてないよ」
恋「……信じていいのでしょうか」
かのん「だいじょーぶ、たぶん私嘘つかない」
恋「本当ですか?」
かのん「うん。きっと……おそらく、めいびー」
恋「はぁ、物凄く不安です……帰ったら何を話したのか聞いてみなくては」
かのん「……でも、ちょっと気になるなぁ。幼少期の恋ちゃんの恥ずかしエピソード」
恋「ダメですからねっ」
かのん「あはは、わかってるって」
13 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:05:40.21 ID:5HPKiJ3W0
かのん「ところで、そろそろ私も飲みたいんだけど」ギュー
恋「だめです」
かのん「えぇー。……なら、今度は恋ちゃんがぎゅーってしてよ」
恋「……それなら」ギュ
かのん「ん。……、……あ、今日のは上手く出来てるかも」
恋「そうなんですか」
かのん「うん。恋ちゃんに飲んでもらうためだから……かな」ナデナデ
恋「……もう。すぐそうやって格好良いことを言うんですから」
かのん「あはは。確かに、今のはちょっと格好付けちゃったかな」
かのん「……でも、本当だよ?恋ちゃんが美味しいって言ってくれるとね、頑張って良かったって思えるんだ。また一歩、近付けたんだなって」
恋「……そうですか」フイ
かのん「あ、照れてる。ね、こっち向いてよー」
恋「絶対イヤですっ」
かのん「恋ちゃんのかわいい顔がみたいなー?」
恋「私は見せたくありませんっ」
かのん「ちぇー」
14 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:06:15.37 ID:5HPKiJ3W0
恋「……」コト
かのん「……」ナデナデ
恋「……、なんですか」フイ
かのん「飲んでる時に撫でたら危ないかなーって」
恋「そういうことではなくてですねっ」
かのん「イヤになっちゃった?」
恋「それは……違います、けど」
かのん「ねぇ……やっぱり、お顔見せてよ」
恋「……っ」
かのん「私の想像通りならさ、多分すっごくかわいい表情だと思うんだけど」
恋「イヤです……絶対変な顔してます、かのんさんには見せられません」
かのん「そうかな?私はかわいいと思うけどなぁ」
恋「……」
15 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:06:42.71 ID:5HPKiJ3W0
恋「……信じても、いいですか」
かのん「うん。結構自信あるよ」
恋「ちゃんとかわいいって、言ってくれますか」
かのん「お顔見せてくれたら、きっと自然に言っちゃうだろうなぁ」
恋「……目、瞑っててください」
かのん「……うん。これでいいかな」
恋「私が良いって言うまで、絶対そのままですからね……」
恋「……、っ」ギュ
恋「目……開けても、いい……ですよ」
かのん「うん……」
16 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:07:19.27 ID:5HPKiJ3W0
恋「……〜〜っ」
かのん「……ふふ、やっぱり。とってもかわいい顔してる」
恋「ほ、本当……ですか」
かのん「うん、ほんと。……かわいいよ、恋ちゃん」ナデ…
恋「すごく……ものすっごく、恥ずかしいですけど……」
恋「……かのんさんがかわいいって言ってくれるなら……いいかなって、思えます」
かのん「……、……」
恋「かのんさんが私のことをかわいいって、すきって言ってくれるたびに……胸がぽかぽかってするんです。他のことなんてどうでもよくなってしまうくらい、嬉しくて……」
恋「あなたがそう言ってくれるだけで、私……なんでも出来る気がするんです」
17 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:07:59.08 ID:5HPKiJ3W0
かのん「な、なんでもは言いすぎじゃない?」
恋「本当、ですよ?私は、かのんさんのためならきっと……なんでもしますよ」
かのん「……、……」
恋「だから……放っておいたら、何しちゃうか分からないんですからね」
かのん「……ふふ、そうだね」
恋「かのんさんは……こんな私は、イヤですか?」
かのん「ううん、そんなことないよ。むしろ……こんなに私のことがすきなんだって分かって、ちょっと安心した」
恋「今までは、伝わっていませんでしたか?」
かのん「ちゃんと伝わってるよー。でも恋ちゃんってば、あまり声に出して言ってくれないから」
恋「……もっと声に出して言うようにした方が、かのんさんは嬉しいですか?」
かのん「んー?うーん……確かに、その方が嬉しいけど」
恋「そう、ですか」
18 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:08:29.08 ID:5HPKiJ3W0
恋「……、……」
恋「……すき、ですよ」コソ
かのん「っっっ」
恋「……どうかしましたか?今、身体がびくっと跳ねましたが」
かのん「い、いきなり耳元で囁かれたから、びっくりしちゃって。でも、どうして突然?」
恋「もっと普段から伝えるようにしようかな、と」
かのん「……ちゃんと分かってるから、無理はしなくていいからね?」
恋「いえ。考えてみれば、私だけ伝えていないのは不公平だったかもしれませんから」
恋「これからは、きちんと伝えるようにしますね?」
かのん「そ、そっか」
恋「……。もしかして、照れてます?」
かのん「……そんなこと、ないし」
恋「ふふ。かのんさんも、そんな顔をするんですね」
かのん「っ……あーもう、調子狂うなぁ……」フイ
恋「いつもからかってくる仕返しですっ」
19 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:09:10.07 ID:5HPKiJ3W0
かのん「れ、恋ちゃんをそんな子に育てた覚えはないよっ」
恋「そうですか、それなら……これから私のこと、かのんさん好みに育ててくださいね?」
かのん「もう何言っても反撃されるぅ……」プシュー
恋「……ふふ。もちろん、イヤならやめますよ?」
かのん「……、分かってるくせに……恋ちゃんのいじわる」
恋「誰に似たんでしょうかね?」
かのん「もぉー……もぉーっ!」グイッ
恋「きゃっ……♪」
かのん「そんないじわるばかり言う子は、こうしちゃうんだからっ」
恋「!?んぅ……!」
かのん「ん……っ」
20 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:09:40.20 ID:5HPKiJ3W0
かのん「……ぷは。わかった?」
恋「はぁ、ふぅ……何が、ですか?」
かのん「からかうのきーんーしっ」
恋「……んー」
恋「……、……イヤです……?」
かのん「んなっ……!?」
恋「なーんて、いじわるばかり言う子はどうなっちゃうんです?」
かのん「……ふーん。ふぅーん……」
恋「またさっきみたいに……ひゃっ!?」ポスッ
かのん「んっ……ちゅ……」
恋「ん……今度は首、ですか……?」
かのん「ちゅ、ちゅ……んー……」
恋「……唇はここ、ですよ……?」
21 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:10:09.17 ID:5HPKiJ3W0
かのん「んちゅ……」
恋「ん……はぁ、はぁ……かのんさぁん……」
かのん「……ぷは。なぁに?」
恋「唇に、しないんですか……?」
かのん「そうだねー……ん……」
恋「ひゃ……んぅ……」
かのん「ちゅ……」
恋「ん……はー、はー……うぅ……」
かのん「……そんな顔して、どうしたの?」
恋「だってぇ……」
かのん「だってもなにもなーいっ。ん……」
恋「あ、ま、待ってっ、待ってくださいっ」
22 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:11:57.48 ID:5HPKiJ3W0
恋「も、もういじわる言いませんからっ。だから……」
恋「唇に、ください……お願いっ……!」
23 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:12:50.72 ID:5HPKiJ3W0
かのん「……ふふ、よく言えました。えらいえらい」ナデナデ
恋「はぅ……」
かのん「そうだなー……ちょっとお耳触るね?」
恋「んー……」
かのん「こうして耳を塞ぎながら……ってなーに唇差し出してるの」
恋「ん、ん」
かのん「あ、そっか。耳塞いでるから聞こえてないのか……そんなに急かさなくても、今してあげるってば」
かのん「……ん、ちゅ」
恋「!?」
かのん「……ぷぁ。どう?」
恋「ん……頭の中で、音が響いて……」
かのん「ね、いいでしょ」
恋「はぁ、はぁ……続き、早くぅ……さっきの、もう一回ください……」
かのん「すっかりとろけちゃって……わかってるってば。ほら、もう一回お耳触るよー……」
恋「んぅ……」
24 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:13:48.09 ID:5HPKiJ3W0
かのん「……恋ちゃーん?」
恋「んふー……」スリスリ
かのん「わ、すごい顔。そんなに良かったの?」
恋「ん……すごく気持ち良かったです……?」
かのん「そ、そっか……」
恋「こんな感じで、ぐいっと近付けて……」
かのん「わわ……っ!?」
恋「んぅ……ちゅ……」
恋「……ぷぁ。こうやって、ずーっとキスしてくれるんです……はぁ、幸せ……?」
かのん「れ、恋ちゃん……?」
恋「かのんさぁん……」
かのん「な、なにかな……ひぁ……っ!?」
恋「ん、ちゅ……すき、ですよ……?んー……」
かのん「ま、待っ、んぅっ!?」
恋「ちゅ、ちゅ……かのんさん、すきぃ……」
25 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:14:41.27 ID:5HPKiJ3W0
かのん「す、すとっぷ、たんま、待って恋ちゃん」
恋「……むぅ、なぜ止めるんですか……?」
かのん「いや、その……ね?いきなり来られると、その……えっと……!」
恋「いじわるなのは、この手ですか……?」
かのん「そういう意味じゃな……ひぅ!?」
恋「ん、ちゅ……」
かのん(て、手のひらに直接……っ)
恋「どうしてダメなんですか……?」
かのん「ほんと、まって……んぅ……!」
恋「ちゅ……私は、こんなにもかのんさんがすきなのに……」
かのん「だ、め……っ」
恋「まだ、伝え足りませんでしたか……?もっと伝えれば、いじわるしないでいてくれますか……?」
26 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:16:03.19 ID:5HPKiJ3W0
恋「……やっと手、よけてくれましたぁ……?」スル…
かのん「さっきからほんと、やば……ひぁっ!?」
恋「んー……ふふ……かのんさん、すきですよー……」サワサワ
かのん「ひゃんっ!?どこに手入れて……」
恋「かのんさんだって、してくれたではありませんか?こうやって頭を撫でながら、背中に手を……」ツツー…
かのん「し、してないしてない!こんな手つき……ひぅ……!」
恋「……でも、これではかのんさんをぎゅっとできません……。あ、手を貸してくださいっ。こうして……」
恋「できましたっ。手を繋いでいれば、代わりにこちらをぎゅっとしていられますね……?」キュ…
かのん「な……」
恋「ぎゅっとしていたら、伝わりますか……?私の気持ち、伝わっていますか?」スリ…サワサワ…
かのん「ひ、ぁ……」
かのん(さ、さっきから何なの……!?いつの間にか脚も絡み付いてるし……!)
恋「ふふ……?」コショ、コショ…
かのん(繋いだ手だって、時折指先でくすぐってくるし……これ、全部無意識なの……!?)
かのん(もう片方の手で早く振り解かなきゃ、やばいっ。でも……)
恋「すき。すーきっ。……かのんさん、すき……?」
かのん(さっきから、身体も手も全然動かせない……っ。動いて、動いてよ……!)
27 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:16:48.02 ID:5HPKiJ3W0
恋「かのんさん、かのんさーん……?」
かのん「っ……」フイ
恋「……あ、目を閉じるなんてズルいですっ」
かのん「だって……!」
恋「ほら、早く目を開けて……もっと私を見てください」
かのん「んぅ……っ」
恋「……おねがい?」キュ…
かのん「〜〜っ」
恋「……ふふ。かのんさんと目が合っていると……はぁ、とっても幸せです……?」
かのん「ほんと……も、だめ……」
恋「……まだ、そんないじわるを言うんですか……?何か、違うことを考えていませんか……?」
かのん「ちが……んんっ……」
恋「ん、ちゅ……そんなの、ダメですっ。私のことだけ考えて、私のことで頭をいっぱいにしていてください……?」ギュ
かのん「ふぁ……れん、ちゃ……っ」
28 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:17:16.64 ID:5HPKiJ3W0
恋「ねぇ、かのんさん……?」ジィ…
かのん「ぁ……ぁ……」
恋「……だーいすき……です?」
かのん「〜〜……っ」
29 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:18:39.07 ID:5HPKiJ3W0
恋「……かのんさん?」
恋「……、眠ってしまいました……」
恋「ふふ。眠っていても、可愛らしい顔……はぁ、すき……すきです……?」
恋「あなたはどうして、そんなに私を魅了するのですか……?すきすぎて、もう何も考えられなくなってしまいます……」
恋「夢でも、私のことだけを考えて……私のことを見つめていてくださいね。約束ですよ」
恋「ずーっと手、繋いでますから。違うこと考えてたら、夢でもすぐに分かっちゃいますよ?」
恋「……ふふ。かのんさーん……かのんさーん……?」
恋「ぁ……、はい?私も、だいすきです……?」
30 :
◆bncJ1ovdPY
[sage saga]:2022/03/02(水) 23:20:32.75 ID:5HPKiJ3W0
無限に終わらないので終わり
例によってハートが?(半角はてな)になってるのは許して……
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/03/02(水) 23:59:09.78 ID:uo9ape4v0
単純によみにくい
今時の小学生が書く作文の方がまだしっかりしてる
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/03/05(土) 03:09:02.76 ID:3e07Se8jo
恋ちゃんの甘えんぼ感すごい
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