他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【安価・コンマ】ンニカの秘宝【TRPG風ファンタジー】
Check
Tweet
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/14(月) 21:58:00.97 ID:ENaT+cto0
・名前 シア
・性別 女
・生い立ち、冒険者になる理由など
平穏でのどかな村で魔法使いの弟子をしながら育った18歳の少女
世界のいろいろなところを旅して、いろんなことを知りたいため冒険者に
素朴ながらもかわいらしい顔立ちでスタイルは良い
・技能
《精霊》100
《採集》70
《話術》70
《学問》80
《医術》80 ※オリジナル
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/14(月) 21:58:32.85 ID:lAxKr2m6O
考え中ですが22時には間に合いませんのでもう少し時間下さい。
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/02/14(月) 21:58:52.21 ID:0EooVi030
名前 ジゼ
性別 女
来歴 野生圏に片足突っ込んでる狩人の家系。親から教わったことは人との交渉のみ、野外生活は本能と感覚で全てこなす。
次女だが、家業は他の子達が継いでくれそうなので何の憂慮もなく、若いうちからよその道へ出ることを決めた
技能 《格闘》40 《重量武器》60(斧の中でもナタのような『先端に重量が偏った剣』や、片手用草刈り鎌など)
《精霊》60
《気配》70 《採集》40 《踏破》90 《話術》40
25 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 22:01:05.30 ID:3YpQaqO50
>>23
さんが出来るまで待ちます
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/14(月) 22:01:38.60 ID:WpOLE4/40
やさしい
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/14(月) 22:11:52.36 ID:lAxKr2m6O
ありがとうございます!
・名前:リタ
・性別:女
・生い立ち
現在14歳の心優しい少女。小柄で幼い顔立ちながら発育のいい体つき。
修行中の錬金術師だが、自力で学費を捻出している苦学生でもある。
将来的には街の薬屋を目指しており錬金術関連はそれなりだが戦闘力はからっきし。
・技能
錬金100
話術70
採集50
学問80
機転(オリジナル)100:咄嗟の判断や土壇場で最適解を導き出す頭脳と度胸。
28 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 22:16:19.74 ID:3YpQaqO50
キャラの投稿ありがとうございます!
1〜20 オットー
21〜40 レッカ
41〜60 ナスカ
61〜80 シア
81〜00 ジゼ
6の倍数 リタ
これでコンマします
↓1
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/14(月) 22:18:27.77 ID:upkWzWoDO
はい
30 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 22:22:17.56 ID:3YpQaqO50
「シアさん(
>>22
)ですね。魔法と医術にお詳しいと。将来有望ですね」
「これで登録の完了です。がんがんクエストをこなして組合員ランクを上げればいろんな優遇が受けられますよ!」
「さて、早速ですがあなたにはパーティへ所属してもらいます」
「ソロでの活動? まあ実績があれば、いずれはそういうのも認められますが、今はダメです」
「丁度メンバーを募集しているところがあるのでそこで冒険者の基礎を学んでくださいね」
31 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 22:23:14.62 ID:3YpQaqO50
シアは《ランク1》と書かれた組合員証のタグを首にかけると、案内された席へ向かった。
そこでは四人の人物がテーブルを囲んでいた。
昼食を取っているようで、和気あいあいとした雰囲気を感じる。
その中の一人があなたの視線に気が付くと、声をかけてきた
32 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 22:24:35.50 ID:3YpQaqO50
「もしかして新規メンバーの人!?」
その声に反応して残りのメンバーもあなたを見つける。
シアが新規メンバーであると肯定すると、テーブルに呼ばれた。
「ようやく求めてた人材が来たわね。条件付きで新規メンバーを募集するとなかなか補充されなくて苦労したわ」
そういうと一見小さな子供に見える女性が溜息をはいた。
小人族であろう。見た目は子供だがこれで成人している。
どうやらシアの持つ技能を求めてメンバーを募集していたようだ。
33 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 22:25:27.55 ID:3YpQaqO50
「自己紹介するわね。私はミルラ。このパーティのリーダーよ。ついでにスカウトでもあるわ」
最初にシアに気が付いた小人族の女性だ。
彼女は簡潔に自己紹介すると、じゃあ時計回りに、と言ってほかのメンバーを促した。
34 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 22:26:26.56 ID:3YpQaqO50
「僕はマルキンだにゃ。魔法が使えるにゃ。よろしくにゃ〜」
テーブルに並んでいる料理を片端から口に放り込んでいた猫人族が名乗った。
猫人は人間の子供程度の背丈で、見た目は二足歩行した猫である。
毛皮を見ればある程度性格が分かると言われていて、彼は茶トラだった。
温厚で食いしん坊である。
傍らに杖が転がっているので魔法使いというのは一応本当なのかもしれない。
35 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 22:28:29.86 ID:3YpQaqO50
「あ、オラはゾナっていいます。一応パーティで前衛やらせてもらってます」
田舎訛りのある人間の女の子が名乗った。
「す」は「ず」にも聞こえるし、イントネーションも垢ぬけない。
気の合いそうな人がいてシアは少しほっとした。
とはいえ、革の軽装と剣盾を使うようだがこの子が先頭を切って戦えるのだろうか?
疑問の視線を向けるとゾナは「そうですよね……」という顔をした。
36 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 22:30:13.19 ID:3YpQaqO50
「ゾナはすげえぞ。センスがあるんだ」
フォローしたのは巨人と見まがう筋骨隆々の男だ。
むしろ前線を張るならこの人だろうと思える。少し気圧されてしまいそうだ。
白い肌とくすんだ金髪。壮年と思われる。
「俺はオドベント。いっとっけど戦えねえぞ、運動音痴だからな。荷物持ちで料理番だ」
何かの冗談かと思ったが本当らしい。
彼は料理に舌鼓を打ちながら、太い指でメモを取っていた。
料理の研究手帳のようだ。
37 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 22:35:22.72 ID:3YpQaqO50
リーダー ミルラ
魔法使い マルキン
戦士 ゾナ
料理番 オドベント
この四人がこれからシアと冒険するパーティらしい。
「聞きたいことがあったら何でも聞いてね」
最後にミルラがそう締めた。
安価↓45分まで
聞きたいことをなんでも
例:〇〇の処理はどうなるか
:〇〇のもっと細かい描写がほしい
:昼食のメニューは何か
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/14(月) 22:41:34.44 ID:ENaT+cto0
求めていた人材とは?
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/14(月) 22:42:13.22 ID:WpOLE4/40
このあたりにはどんな探索場所が?
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/14(月) 22:42:45.11 ID:nU3ZiZyRo
このパーティでの私の役割は?
このパーティのこれからの目的は?
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/02/14(月) 22:44:15.46 ID:0EooVi030
町から町を渡り歩くのが普通なのか、この町が仮の拠点なのか
42 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 22:51:34.44 ID:3YpQaqO50
>>38
求めていた人材とは?
>>40
このパーティでの私の役割は?
「うちのパーティにはいざって時に応急処置とかできる人がいなかったのよ」
「ですね、オラとかよくケガするもんで、ご迷惑おかけすると思いまず」
「あと出来れば《採集》の得意な奴な。これまでの冒険でどれだけ食材を逃してきたか」
ミルラ、ゾナ、オドベントが答えた。
43 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 22:58:04.99 ID:3YpQaqO50
>>40
このパーティのこれからの目的は?
>>41
町から町を渡り歩くのが普通なのか、この町が仮の拠点なのか
「ちなみにパーティを発足した私の目的は『ンニカの秘宝』を見つけること」
ミルラが言った。
『ンニカの秘宝』
今は滅びた古代魔導文明の絶対的統治者。サンステット・ヘルベチ・ンニカの残した遺産のことである。
吟遊詩人の詩や演劇ではよく題材に上がるが、それを実際に手に入れられるのは世界でも一握りの冒険者だけだ。
「ほかの皆はそれぞれ目的を持っているわ」
「僕はおじいちゃんを探してるにゃ」
「オラは孤児院にお金入れねとですから、稼げればなんでも」
「俺は世界中の料理と食材を研究できればいいんだ」
「そういうわけだから、基本はスタットを拠点に、ンニカの秘宝の手がかりがつかめたら移動って感じね」
44 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 23:02:04.90 ID:3YpQaqO50
>>39
このあたりにはどんな探索場所が?
「今は弱小パーティだけどね。この辺も探索場所って言ったらトーヴの森くらいだし」
逆に言えば、だからこそここで力をつけるのが良いと、ミルラは考えているようだ。
「それに湖を渡ればもっと大きな街もあるみたいだけど、私たちみたいな弱小だと仕事にありつけないもの」
どことなく、ミルラが歯がゆそうな顔をしている気がした。
45 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 23:04:14.34 ID:3YpQaqO50
「早速だけど丁度受注しているクエストがあるの」
ミルラがあなたの前に羊皮紙を出してきた。
そこには『マッシュボアの納品』と書いてある。
シアもマッシュボアについて少しなら聞いたことがあった。
確か菌糸類に寄生されたイノシシの総称だ。
その肉は生きながらに熟成され、鮮度と旨味の両立を果たした貴重な肉だとか。
46 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 23:05:02.46 ID:3YpQaqO50
「一頭で二十万円。五頭までなら買い取るそうよ」
「店売りの単価を考えたらぼったくりだな。まあ戦うのは俺じゃねえから、みんなの意見に従うけどよ」
「切れ端のお肉とかもらえないかにゃ〜」
「あ、オラもちょっと食べてみてぇです」
ほかのメンバーに反対する様子はない。
シアにも異存なかった。
47 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 23:06:59.95 ID:3YpQaqO50
「マッシュボアはトーヴの森にいると言われているわ。もしかしなくても野宿が必要ね」
ミルラがクエスト中の動きを確認し始めた。
子供のような外見の彼女が取り仕切っている姿には微笑ましさを感じざる負えない。
シア以外のメンバーは昼食を取りながらそれを聞いていた。
結構ゆるい雰囲気のパーティらしい。
早く馴染めそうで肩の力が抜けた。
オドベントに促されて、昼食をいただきながら作戦会議を聞くことにした。
48 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 23:18:52.66 ID:3YpQaqO50
ミルラの作戦会議をまとめるとこうである。
・マッシュボアは余裕がある限り五匹討伐を目指す
・野宿は最大三日
・マッシュボアは状態異常攻撃を使うらしい
・パーティはマッシュボアとの戦闘経験がない
「以上。何かクエスト前に準備したいことがあったらいうのよ」
▼
本来なら準備フェーズに入るのですが、まだ探索の雰囲気や流れが分からない段階だと思うので、今回は省かせていただきます。
今日はここで区切らせていただきます。
明日20:00頃、再開しようと思います。
安価↓自由
クエストや追加で描写の欲しい部分。
その他くだらない質問でもどうぞ。
時間があるときにレスします。
49 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/14(月) 23:19:40.87 ID:3YpQaqO50
お付き合いありがとうございました
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/14(月) 23:21:38.65 ID:WpOLE4/40
乙
とりあえずクエストの全体像もよくわからないから、そういう指摘はこのクエスト終わった後にするよ
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 00:04:28.53 ID:7L0HGD+lo
SS速報避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 00:38:52.07 ID:HHI19EdAo
おつ
きたい
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 01:17:33.02 ID:H9TknS5z0
小人族とか亜人が普通にたくさんいるっぽい世界だけど、化物との境界線は?
下はゴブリンから上はヴァンパイアまで、そういう知恵や社会性を持つ魔物はしっかり存在する世界?
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 09:18:30.90 ID:VaCnm7EAO
乙です
回復魔法ってあったりする?
ある場合、シアは使える?
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 17:27:08.25 ID:YwK3pAlE0
回復魔法と言えば、この世界で死はどの程度のものなんですか?
絶対に生き返らない?気軽に蘇生できる?蘇生はできるけど忌避される?限られた秘薬や秘術を使わないと無理とかそういうレベル?
56 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 20:03:24.25 ID:MDokV/cu0
>>53
人類に敵対的か、意思疎通が可能か、価値観のすり合わせが可能か。
その度合いで「化け物」か、「不仲な種族」なのかが分かれます。
ゴブリンは設定を二通り考えてますが、どちらも完全に敵対的なモンスターの予定です。
ヴァンパイアは世界観的にすり合わせが難しいので出さないかもしれません。
57 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 20:09:32.24 ID:MDokV/cu0
>>54
回復魔法的な力はありますが希少特性です。
ちぎれた腕が巻き戻しのように治るレベルだと世界に一人程度の予定。
民間で一番知られているのは錬金術で作る魔法薬です。
シアの技能は《医術》とのことなので、外科手術のように完全に物理で治す技能だと解釈してました。
ただ麻酔や透析などを魔法みたいな力で代用するのはありかなと思ったりします。
58 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 20:19:09.52 ID:MDokV/cu0
>>55
蘇生はまずできない世界観です。奇跡が起きればあるいは。
アンデッドはいます。これは完全に敵対的なモンスターです。
霊体は善悪両方います。
人を襲う怨霊もいれば、遺された人を見守る守護霊もいます。
死に際の強い思いが必要なので数は多くありません。
最も有名な霊体はナヴニア王国の歴代王家の祖霊です。
正当な後継者は祖霊の加護を受け、その力を行使することもできます。
技能的には《祈祷》180です。
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 20:20:07.10 ID:H9TknS5z0
死にシビアな世界観は好き
60 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 20:23:00.38 ID:MDokV/cu0
昨日の続きからです。
▼
宿屋を出ると、ミルラは「ちょっと待ってて」と言って裏手に向かった。
少しして、ミルラは駆竜にまたがって戻ってきた。
駆竜は人間とともに歴史を作ってきた獣脚類の益獣である。
狼のような顔と毛皮を持っているが、人懐っこく従順。
農耕や交通手段に使われるほか、貴族には血統の良い駆竜を愛玩する文化もある。
61 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 20:24:07.07 ID:MDokV/cu0
「この子はパラス三世。私の相棒よ」
「クォ〜!」
ミルラがパラス三世の毛皮を撫でると、気持ちよさそうに目を細めた。
パラスには荷鞍がつけられており、そこにパーティの野営道具や薬が詰めてあるらしい。
荷物持ちはオドベントだったのでは?と思い視線を向けると、「俺は料理道具と納品物担当だぜ」と答えてくれた。
62 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 20:26:11.71 ID:MDokV/cu0
一行は街を出た。
湖畔の街スタットから近い森と言えばトーヴの森しかない。
薄く霧の漂う針葉樹の森は大陸西部の典型的な森だ。
トーヴとは子豚ほどの大きさを持つ毛皮の生き物で、口先が豚の陰部のような螺旋状をしている。
それで朽ち木や地面の中にいる虫を食べるのだ。
また母乳が好物で家畜小屋に忍び込むことでも知られている。
『トーヴの森』の由来はお察しの通りである。
63 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 20:27:55.13 ID:MDokV/cu0
トーヴの森手前にある砦に辿り着いた。
森は資源の宝庫であり、危険なモンスターの徘徊する魔境だ。
勝手に森に入る不届者、森から出てくる魔物がないよう管理する必要がある。
基本的に森の領有権はその土地の統治者が持っている。
トーヴの森の場合、スタット男爵だ。
しかし冒険者は、商会がスタット男爵と契約を結んでおり、クエストを受けていれば容易に出入りすることができる。
64 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 20:31:47.49 ID:MDokV/cu0
ミルラがパーティを代表して、詰所の兵士に許可を求めに行った。
「うーむ、一応許可は出すが、気を付けたほうがいいぞ」
兵士は難しそうな顔をした。
なんでも、数日前に森の巡察へ出た兵士が帰っていないのだという。
死体なども見つかっていないらしい。
「もし手がかりを見つけられたら報告してくれ。少しだがお礼が出せるかもしれない」
《話術》の要求値-20でさらに詳しい話が聞ける。
安価↓1 《話術》70-20=判定50
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 20:32:51.94 ID:HHI19EdAo
ほい
66 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 20:36:36.96 ID:MDokV/cu0
判定50 コンマ94 失敗
「すまないが巡回経路は一応、軍事機密なんだ」
シアが詳しいことを聞き出そうとしたが、兵士は答えてくれなかった。
職務上の責任を優先されたこともそうだし、事態をあまり重く見ていないのかもしれない。
彼らにとって死人が出ることは間々あることなのだろう。
67 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 20:38:06.30 ID:MDokV/cu0
▼
ここから探索パートに入ります。
探索のルール
・コンマの数字とイベント表を照らし合わせて進行します
・三回コンマ判定をしたら一日経過したことにします
(今回は三回×三日=9回)
・原則「???」のイベントはコンマで当てないと発生しません
・探索技能を使うことでコンマ判定に頼らずイベント表を捲れることがあります
・開示されたイベントは任意で選択することができます
68 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 20:38:54.73 ID:MDokV/cu0
イベント表
1〜10 ???
11〜20 ???
21〜30 ???
31〜40 ???
41〜50 巨大なオブジェが見える
51〜60 ???
61〜70 ???
71〜80 ???
81〜90 ???
91〜00 ???
69 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 20:41:10.64 ID:MDokV/cu0
質問タイム挟みます
・探索パートのルールについて
・これ以前の描写の中で、こういう行動を取ることはできないか
など、何でもどうぞ
安価↓自由 今から15分間
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 20:45:43.04 ID:YwK3pAlE0
特にないかな
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 20:46:48.29 ID:HHI19EdAo
大丈夫
72 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 20:47:54.11 ID:MDokV/cu0
なさそうなら先に進めちゃおうと思います
73 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 20:49:54.34 ID:MDokV/cu0
探索安価↓1
1:コンマ判定する
2:41〜50 巨大なオブジェが見える を選択する
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 20:54:19.62 ID:H9TknS5z0
あ
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 20:54:53.50 ID:H9TknS5z0
間違えた1
76 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 20:57:50.31 ID:MDokV/cu0
ルールに追記するの忘れてたので加えてください
ミルラは《気配》50
ゾナは《刀剣》50
マルキンは《占術》50
があるものとして扱います
77 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 21:00:11.93 ID:MDokV/cu0
>>62
のコンマを採用します
61〜70
《気配》があれば先にコンマ判定。
探索安価↓ ミルラ《気配》50
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 21:01:20.92 ID:KTr13br30
えい
79 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 21:06:40.06 ID:MDokV/cu0
ミルラ《気配》50 コンマ92 失敗
シアたちが森を歩いていると、荒い鼻息が聞こえてきた。
さらに土を蹴る音もする。
見ればオドベントとタイマン張れそうな大きさのイノシシが突進してきていた。
白濁した瞳と背中に生やした茸。
マッシュボアである。
「ごめん皆、気付けなかった……!」
ミルラが謝罪を口にしているがそれどころではない。
強制戦闘かつ先制攻撃を受けます
80 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 21:12:04.99 ID:MDokV/cu0
戦闘について
・コンマで先行・後攻を決めます
・交互に技能で攻撃判定をします
・防御判定、回避判定はありません
・不意打ちで先制攻撃出来たり、されたりします
・戦闘技能か魔法技能で攻撃判定を行います
・成功したらダメージです
・基本的にダメージは1です。
・スキルや相性、装備でダメージは増減します(今後様子を見て実装予定)
・戦闘メンバーはミルラ、マルキン、ゾナ、シアの四人です
・体力は全員5とします
81 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 21:15:49.87 ID:MDokV/cu0
今回はマッシュボアが先に一回攻撃します
安価↓1 《突進》50
成功した場合↓2
1〜25 ゾナ
26〜50 マルキン
51〜75 ミルラ
76〜00 シア
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 21:21:41.82 ID:HHI19EdAo
あ
83 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 21:26:30.68 ID:MDokV/cu0
《突進》50 コンマ82 失敗
シアたちはマッシュボアの攻撃をかわした。
針葉樹の影に隠れて全員が突進をやり過ごしたのだ。
開けた場所でなくてよかった。
シアは《学問》を持っている。
コンマ成功でマッシュボアの詳しいステータスが開示できる
↓1 シア《学問》80
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 21:30:12.95 ID:KTr13br30
えい
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 21:31:45.77 ID:H9TknS5z0
ゴブスレ1話を思い出す
86 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 21:34:29.23 ID:MDokV/cu0
シア《学問》80 コンマ95 失敗
聞いたことがあるだけで、実際にマッシュボアを初めて見たシアには、詳しいことは分からなかった。
マッシュボアは太い幹に牙を突き刺して身動きできなくなっている。
攻撃するには絶好の機会だ。
攻撃判定↓1,2,3
ゾナ《刀剣》50
マルキン《幻惑》50
シア《精霊》100
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 21:36:19.07 ID:H9TknS5z0
あ
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 21:39:32.91 ID:HqCmrY6QO
あ
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 21:54:57.16 ID:HHI19EdAo
お
90 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 22:06:31.94 ID:MDokV/cu0
ゾナ《刀剣》50 コンマ7 成功 1ダメージ
マルキン《幻惑》50 コンマ91 失敗
シア《精霊》100 コンマ16 成功 1ダメージ
ゾナの剣撃がマッシュボアを切り裂き、シアの精霊魔法が打ち据えた。
もともとマッシュボアは傷を負っていたのか、それだけで息の根を止めることができた。
獲得【マッシュボアの肉】
91 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 22:07:45.67 ID:MDokV/cu0
戦闘については今回試して貰ったのが一番システムが複雑なパターンです。
実はあと2パターン考えていて、冗長になりそうなら変更しようと思っています。
1:シアと敵以外の体力管理や判定を省き、パーティメンバーの戦闘は地の文で表現する。
2:パターン1に加え、敵の攻撃判定もなくす。戦闘技能、魔法技能を一つ選んでコンマ判定し、成功したら勝利。失敗できる回数を体力とする。戦略性はスキルなどで補う
変更したほうがいいとか、こうしたほうがいいという意見はありますか
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 22:10:12.72 ID:H9TknS5z0
基本コンマとるだけだから参加してる身としては楽よ。特に不便は感じなかった
93 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 22:17:27.44 ID:MDokV/cu0
了解です。しばらくこのシステムで行きます。
94 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 22:21:20.38 ID:MDokV/cu0
探索安価↓1
1:コンマ判定する
2:41〜50 巨大なオブジェが見える を選択する
3:61〜70 マッシュボア強襲 を選択する。
《気配》判定に成功で【マッシュボアの肉】獲得、失敗で全員の体力-1
1〜10 ???
11〜20 ???
21〜30 ???
31〜40 ???
41〜50 巨大なオブジェが見える
51〜60 ???
61〜70 マッシュボア強襲
71〜80 ???
81〜90 ???
91〜00 ???
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 22:23:11.93 ID:Lt1/2Wzp0
1
96 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 22:28:41.01 ID:MDokV/cu0
91〜00
地響きが聞こえた。
ミルラの「隠れて」という指令にパーティは針葉樹の根本へ身をひそめた。
尋常ではない雰囲気を感じる。
マルキンがしっぽを丸めておびえていた。
ゾナは顔色が悪い。
オドベントもその巨体を何とか縮めようとしている。
地響きが近い。
霧の向こうに巨大な影が見えた。
でっぷりとした下半身と細長い頭部を持つ何かが歩いている。
《気配》判定で詳しい外見が判別できる。
恐怖心で要求値-10
《学問》判定で正体を予想できる
霧が濃い要求値-10
安価↓1 ミルラ《気配》50-10=40
安価↓2 シア《学問》80-10=70
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 22:30:26.82 ID:H9TknS5z0
あ
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 22:31:14.51 ID:TaqmAxeDO
はい
99 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 22:35:58.98 ID:MDokV/cu0
安価↓1 ミルラ《気配》50-10=40 コンマ82 失敗
安価↓2 シア《学問》80-10=70 コンマ51 成功
ミルラは目に涙を浮かべて必死に声を押し殺していた。
スカウトの活動をするどころではない。
シアは霧の奥に見えるシルエットを見て、もしかしてと思い当たるモンスターがあった。
森の奥に潜むワイバーンの一種。
ジャバウォックかもしれない。
今のシアたちでは到底勝てる相手ではなかった。
幸い、ジャバウォックはシアたちに気が付くことなくどこかへ向かった。
「し、死ぬかと思ったぜ……」
「うにゃあ、帰りたくなってきましたニャ〜……」
100 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 22:37:34.22 ID:MDokV/cu0
探索安価↓1
1:コンマ判定する
2:41〜50 巨大なオブジェが見える を選択する
3:61〜70 マッシュボア強襲 を選択する
《気配》判定に成功で【マッシュボアの肉】獲得、失敗で全員の体力-1
1〜10 ???
11〜20 ???
21〜30 ???
31〜40 ???
41〜50 巨大なオブジェが見える
51〜60 ???
61〜70 マッシュボア強襲
71〜80 ???
81〜00 ???
101 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/15(火) 22:38:58.40 ID:MDokV/cu0
今日はこの探索安価で区切ります。
明日は夜に用事があるのでお休み。
次は17日の20:00ごろ予定です。
例のごとく質問や提案があったらお願いします。
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 22:46:54.41 ID:K+reDxO90
3
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/15(火) 23:07:17.01 ID:HHI19EdAo
おつ
104 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/17(木) 19:57:56.29 ID:1yYO7lKX0
おとといの続きからです。
▼
《気配》判定に成功で【マッシュボアの肉】獲得、失敗で全員の体力-1
↓1
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/17(木) 19:58:44.51 ID:3v6A+oFrO
あ
106 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/17(木) 20:05:08.20 ID:1yYO7lKX0
ミルラ《気配》50 コンマ51 失敗 全員の体力−1
▼
シアたちは先ほどマッシュボアと邂逅した場所を探索した。
獣道や地面を掘り返した跡がある。
「きっとこの辺が縄張りなのよ」
ミルラが探索していると、そばの草むらががさりと揺れた。
むくりと巨体が姿を現す。
本日二度目、マッシュボアであった。
「デジャブ、だぜ」
「こりごりだニャ」
一行はさんざんマッシュボアに振り回されてしまった。
107 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/17(木) 20:09:36.25 ID:1yYO7lKX0
一日目の探索が終わり、シアたちは小川のほとりに拠点を張った。
と言っても地面を均して焚火をつけただけだが。
ミルラはパラス三世に持たれて体を休めていた。
オドベントは全員分の料理を作っている。
マルキンがゾナに背中を揉んでもらってゴロゴロ喉を鳴らしていた。
本当に仲がいいパーティだ、とおもいながら、シアも明日に向けて体を休めた。
108 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/17(木) 20:10:17.84 ID:1yYO7lKX0
二日目、探索1/3
探索安価↓1
1:コンマ判定する
2:41〜50 巨大なオブジェが見える を選択する
3:61〜70 マッシュボア強襲 を選択する
《気配》判定に成功で【マッシュボアの肉】獲得、失敗で全員の体力-1
1〜10 ???
11〜20 ???
21〜30 ???
31〜40 ???
41〜50 巨大なオブジェが見える
51〜60 ???
61〜70 マッシュボア強襲
71〜80 ???
81〜00 ???
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/17(木) 20:16:07.27 ID:JEplhQtgo
2
110 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/17(木) 20:17:52.76 ID:1yYO7lKX0
41〜50
森の入り口から見えていた巨大なオブジェの近くまで来た。
見上げるほど巨大な円環だ。山より大きな巨人の指輪があったらこんな感じだろうと思わせるそれが、大地に突き刺さっていた。
「サンステット・ヘルベニ・ンニカの遺跡ね」
ミルラが呟いた。
かつて魔導文明の力で世界を統一したと言われる伝説の男である。
ンニカと文明の滅亡については謎だが、ンニカの残した遺跡は世界各地にある。
111 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/17(木) 20:21:29.33 ID:1yYO7lKX0
いまでも秘境の奥地にはンニカの遺産があるのではないかと噂され、おとぎ話にもなっているのだ。
時計でいうところの九時から十二時にあたる部分が大きく欠けており、それ以外にも所々風化している。
《踏破》があればオブジェに昇って森を俯瞰できたかもしれない。
(《踏破》があったらコンマ成功でイベント表の好きなところを一つ開示できる)
112 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/17(木) 20:23:05.42 ID:1yYO7lKX0
二日目、探索2/3
探索安価↓1
1:コンマ判定する
2:61〜70 マッシュボア強襲 を選択する
《気配》判定に成功で【マッシュボアの肉】獲得、失敗で全員の体力-1
1〜10 ???
11〜20 ???
21〜30 ???
31〜40 ???
41〜60 ???
61〜70 マッシュボア強襲
71〜80 ???
81〜00 ???
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/17(木) 20:27:15.06 ID:/FOgF90T0
1
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/17(木) 20:27:29.25 ID:3v6A+oFrO
1
115 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/17(木) 20:32:30.16 ID:1yYO7lKX0
1〜10
森をゆく一行をトーヴが遠巻きに見ている。彼らは自分たちより大きな生き物を襲うことはない。
臆病な生き物なのだ。
パラス三世がじっとトーヴを見つめていたが、ミルラが手綱を引いて咎めた。
「トーヴなんて食べてもおいしくないわよ」
しかしパラス三世は何かが気になるようだ。
ずっとトーヴを見つめている。
シアもトーヴをじっと観察してみた。
探索コンマ↓ シア《採集》70
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/17(木) 20:48:56.59 ID:qCAqh6Ct0
えい
117 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/17(木) 21:04:10.87 ID:1yYO7lKX0
シア《採集》70 コンマ59 成功
▼
シアはトーヴの口元で何かがきらりと光ったのを見逃さなかった。
突然追いかけても逃げられてしまうだろう。
だからシアは優し気な声音を意識して、おいでおいで〜、とトーヴを誘った。
狙い通り、トーヴはシアに近づいてきた。
シアがわしわしと首元を撫でてやるとトーヴは気持ちよさそうに目を細めた。
そして、その特徴的な螺旋の口に引っかかったものを落とした。
118 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/17(木) 21:05:14.06 ID:1yYO7lKX0
「紋章、みたいだにゃ」
「これはナヴニア王国兵のものね」
「ち、血がついでまず。これって」
「いなくなった兵士のだろうな。たぶんジャバウォックに襲われたんだろうぜ」
四人がシアの手元にあるそれを見つめてそれぞれの意見を述べた。
「シア、ちょっとパラス三世にもそれを見せてあげて」
シアがパラス三世の前に紋章を差し出すと、パラス三世が紋章を匂った。
そして、ある方向を見つめた。
119 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/17(木) 21:07:15.41 ID:1yYO7lKX0
二日目、探索3/3
探索安価↓1
1:コンマ判定する
2:61〜70 マッシュボア強襲 を選択する
《気配》判定に成功で【マッシュボアの肉】獲得、失敗で全員の体力-1
3:81〜00 パラスの見つめた先 を選択する
1〜20 ???
21〜30 ???
31〜40 ???
41〜60 ???
61〜70 マッシュボア強襲
71〜80 ???
81〜00 パラスの見つめた先
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/17(木) 21:10:21.36 ID:/FOgF90T0
3
121 :
◆ph3KAUsK1Q
[saga]:2022/02/17(木) 21:19:45.93 ID:1yYO7lKX0
80〜100
パラスの見つめる先へ向かうと、風に乗って鉄くさい香りが漂ってきた。
《医学》の心得があるシアにはすぐに分かった。
血の匂いだ。
「酷いわね」
「うう、オラ、目瞑ってていいですか?」
そこには人だったものが転がっていた。
巡回の兵士だろう。
湿った土に血がしみこみ、木の幹にたたきつけられた肉片がくっついている。
激しく損壊していて見るに堪えない光景だ。
《医学》でより詳細な情報が判明する。
探索二日目で要求値-10
《気配》で魔獣の痕跡をたどることができる。
探索二日目で要求値-10
▼
探索コンマ↓1,2
1.シア《医学》80-10=70
2.ミルラ《探索》50-10=40
68.84 KB
Speed:0.2
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)