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真・恋姫夢想【凡将伝Re】5
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180 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/10/04(火) 21:55:00.41 ID:v+VS7v4j0
「は?何を言っているんだお前は」
「なに、簡単さ。失禁馬超ということよ。
聞いたぞ、未だに夜尿症(おねしょ)が治まらないらしいじゃないか!
いかにも幼稚くさい貴様にお似合いだと思わんか」
かぁ、と馬超の顔に朱が差す。
馬超のその様子を見て。
公孫賛は、はっはは!声高らかに笑う。
穏健、良識の人と評される公孫賛であるが。
その気になればいくらでもこのような口は叩けるのだ。
「まあ、騎兵最強とか言うだけ言えばいいのさ。
色に狂った失禁馬超!」
「吐いた唾、後悔しろおおおおおおおお!」
熱、熱く。馬超は突撃する。鳳統も制御できないくらいのその熱量。
「貫けええええ!」
馬超の指揮官先頭。それに引きずられるように従う騎兵たち。
待ち構える公孫賛の陣をあっさりと割る。まっぷたつに。そして騎兵の弱点である背後に襲い掛かろうとする。
「なかなか、やるじゃないか!」
公孫賛は、ニヤリと笑う。中央突破、背面展開。既視感がある。なるほど。受けると、こういう感じだったのか。
それは韓浩との模擬戦で幾度も試されたのだ。そして韓浩はさらりと受け流してくれたものだ。そして!
「喰らい付けぇ!」
中央突破しつつある軍を背後から襲う。騎兵の弱点は背後にあるのだ。突撃する軍の後背を襲う。
「なに!」
馬超からすれば思いもよらない事態。そんな、非常識な!
慌てる馬超に構わず鳳統は指示を飛ばす。これ故に自分は馬超に随行しているのだ。
乾坤一擲の一撃。それを確実なものにするために。必死に!
「もっと追ってください!」
鳳統の指示は簡にして単である。陣を追うその背を追うのだ。
結果、ぐるりと円を描くような陣になる。それは公孫賛にとってはいつの日かの再現。
「なるほど、やはりこうなるか!」
ちい、と舌打ちする。このままでは千日手。
かつてはそうして引き分けていた。だが。
「速い方が勝つ!分かり易いな!」
騎兵の尻をごりごりと押す馬超に公孫賛は苦笑する。
そのままであればじりじりと馬超率いる軍が勝ったかもしれない。だが、何のために膠着状態を作り出しているのか、という話である。
そして現状に違和感を覚え、打開すべく献策しようと鳳統が口を開こうとする。
それを阻むのは、銀の閃光。
「あ……」
眉間、喉、胸。三条の光が鳳統を貫く。
一矢一殺。それの三乗。
その智謀の真価を発揮することなく、鳳統はその命を散らす。胸に秘めた幾百幾千、或いは幾万の策。それは遂に発揮されることなく霧散する。
そして、そのことにより、其処の地名は後世、落鳳破、と名付けられることになる。
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